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  • キャデラックF1 イギリスGPに星条旗カラーで参戦 アメリカ独立250周年祝う

    キャデラックF1 イギリスGPに星条旗カラーで参戦 アメリカ独立250周年祝う

    キャデラックF1は、今週末のF1イギリスGPで使用する特別カラーリングを公開した。アメリカ独立250周年を記念し、星条旗をモチーフにした赤・白・青のデザインをマシンに施す。

    7月4日のアメリカ独立記念日に重なるシルバーストン大会で、アメリカ唯一のコンストラクターとして自国のルーツをアピールするとともに、チームはこの特別仕様を通じて新たなファン層への訴求も狙っている。

    アメリカ独立250周年を祝う特別カラー
    キャデラックは通常のブラックとホワイトを基調としたカラーリングから一転し、赤・白・青を全面に取り入れたスペシャルリバリーを披露した。

    デザインには星条旗をイメージした星やストライプがあしらわれ、ガレージ装飾やドライバーのヘルメット、チームウェアにも同じテーマが採用される。また、アメリカ・ニューオーリンズで開催される「Cadillac Formula 1 Team × Jim Beam Pit Stop BBQ at ESSENCE Fest」でも、この特別デザインがお披露目される予定だ。

    チームCEOのダン・タウリスは、今回の取り組みについて次のように語った。

    「7月4日の週末は、F1という世界的な舞台でアメリカを代表していることへの誇りを示す特別な機会だ」

    「この機会を通じて、新しいコミュニティにF1というスポーツを知ってもらい、私たちの情熱を共有したい」

    シルバーストンで巻き返しを狙う
    前戦オーストリアGPで厳しい週末を過ごしたキャデラックは、シルバーストンでの巻き返しを目指している。

    チーム代表のグレアム・ロードンは、次のように意気込みを語った。

    「オーストリアGPは私たちにとって厳しいレースだった。しかし、ピットレーンにいるどのチームも同じような困難を経験したことがあるはずだ」

    「私たちは問題を解決するため懸命に取り組んできた。シュピールベルクに投入したアップグレードには前向きな効果が見られており、シルバーストンではクリーンな週末を送り、マシンが持つパフォーマンスを最大限に引き出すことが目標だ」

    「オーストリアの直後ということもあり簡単な挑戦ではないが、あらゆる機会から学び、前進し、チームとして成長を続けていく」

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    ・2026年F1イギリスGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

  • キャデラックF1 電気系トラブル続出も前進実感「今夜はやるべき仕事が山積み」

    キャデラックF1 電気系トラブル続出も前進実感「今夜はやるべき仕事が山積み」

    キャデラックは2026年F1第8戦オーストリアGP初日のフリー走行で相次ぐトラブルに見舞われた。セルジオ・ペレスはFP1、FP2ともにマシンを止めるアクシデントが発生し、バルテリ・ボッタスもFP2でオーバーヒートに苦しむなど、十分な走行距離を確保できなかった。

    それでもチームは、今回投入した大規模アップグレードによってマシン性能が向上しているとの手応えを得ている。技術陣は一夜で信頼性の問題を解決し、予選でQ2進出争いに加わることを目指している。

    ペレスを襲った電気系トラブル
    キャデラックは今週末、F1初参戦マシンに大規模なアップグレードパッケージを投入。中団グループへの接近を狙ってレッドブル・リンクに乗り込んだ。

    しかし初日はマシントラブルが続出した。ペレスはFP1で電気系トラブルによりコース上でストップし、セッション終盤には赤旗の原因となった。

    FP2でも再びマシンを止め、この日はFP1で14周、FP2ではわずか2周しか走行できなかった。

    ペレスはそれでもアップグレードの効果について前向きな印象を語った。

    「少し不運な一日だった」

    「まず良かった点から言えば、僕たちは以前より近づいているように見える。バルテリは午前中にいいセッションを過ごしていて、そこには希望が見えた。でも僕自身は残念ながら今日はほとんど走れなかった」

    「僕のマシンで何が起きているのかはまだ分かっていない。だから明日に向けて電気系はほぼすべて交換する予定だ。クリーンな一日にしなければならないし、今夜はやるべき仕事が山ほどある」

    ボッタスもオーバーヒートに苦戦
    ボッタスも午後のFP2ではトラブルに見舞われた。

    マシンのオーバーヒートによってスロー走行でピットへ戻るしかなく、車体下から火花を散らしながら走行する場面も見られた。フィンランド人ドライバーもFP2ではわずか6周にとどまった。

    キャデラック F1 オーストリアGP

    性能向上には自信 Q2進出も視野
    それでもキャデラックのチーフテクニカルオフィサーを務めるニック・チェスターは、アップグレードの効果そのものには自信を示した。

    「難しい一日だったが、両マシンに大規模なアップグレードを投入した。FP1で得られたデータを見る限り、パフォーマンスは確実に一歩前進している。それは非常に良いことだ」

    「今夜はほかの問題を解決するために大量の作業が待っているが、それもこの仕事の一部だ」

    さらにチェスターは予選でのQ2進出にも期待を寄せた。

    「これまでも何度かQ2まであと一歩というところまで来ていた。モナコでは0.06秒差だったし、マイアミでもかなり近かった。十分に可能性はあると思う。ただ、そのためにはトラブルのないFP3が必要だ」

    キャデラックは初日の信頼性トラブルで十分な走行時間を失ったものの、アップグレードによる性能向上という収穫も得た。チームは電気系や冷却系の問題を一晩で解決し、予選で初のQ2進出を狙う。

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    ・F1オーストリアGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

  • キャデラックF1 オーストリアGPに大型アップデート投入 中団追撃へ勝負の一手

    キャデラックF1 オーストリアGPに大型アップデート投入 中団追撃へ勝負の一手

    キャデラックは、セルジオ・ペレスが以前から示唆していたパフォーマンス向上策について正式に認め、今週末のF1オーストリアGPで大規模なアップグレードパッケージを投入することを明らかにした。チームは中団グループへの接近を目指し、開発を加速させている。

    参戦初年度をグリッド後方でスタートしたキャデラックだが、ここ数か月の進歩は目覚ましいものがある。

    チームはレースごとに継続的なアップデートを投入し、ライバルとの差を少しずつ縮めてきた。今回のオーストリアGPは、その積極的な開発プログラムにおける新たな節目となる。

    キャデラックが開発の勢いを維持
    MAC-26は今季すでに複数回の重要な改良を受けている。

    モナコGPでは改良型リアウイングとエキゾーストパッケージが投入され、バルセロナでは冷却システムとリアウイング性能にさらなる改良が加えられた。

    その成果は予選にも表れており、ペレスはQ1最速タイムから1.9秒差まで接近し、アストンマーティン勢を上回るパフォーマンスを見せた。大きな話題にはならなかったものの、着実な前進だった。

    そして今回、キャデラックはさらに大規模な改良を携えてレッドブル・リンクへ向かう。

    チーム代表のグレアム・ロードンは次のように語った。

    「現在はレースが立て続けに開催されている。この時期は物流面への対応と競争力向上を両立させることが大きな課題のひとつだ」

    欧州ラウンドの過密日程はチームのあらゆる部門に負担をかけているが、キャデラックは新パーツの供給を継続している。

    そして今回のアップデートは小規模なものではない。

    「それでも今週末に新たな大規模アップグレードパッケージを投入できることを嬉しく思う」

    「新しいサイドポッドとフロアを導入する。非常に大きな作業であり、中団との差を着実に縮める流れを継続できることを期待している」

    新型サイドポッドと改良型フロアの投入は、大規模な空力開発への投資を示すものであり、キャデラックが現状維持ではなく積極的な進化を目指していることを物語っている。

    キャデラック F1 オーストリアグランプリ

    中団グループへの挑戦
    今回のタイミングは理想的とも言える。

    オーストリアGPと次戦イギリスGPは連戦となるため、キャデラックは性格の異なる2つのサーキットで新パッケージの効果をすぐに検証できる。

    ロードンは依然として慎重な姿勢を保っているが、チームの成長速度には自信を見せた。

    「オーストリアが簡単な挑戦になるとは考えていない。しかし我々は常に学び続けているし、今週末も再び前進できると確信している」

    その自信はペレスも共有しているようだ。

    ペレスは波乱のモナコGPで惜しくもポイント獲得を逃し、スペインGPではさらに厳しい週末を経験した。しかし彼は一貫してチームの急速な進歩を評価しており、大型アップデートが近く投入されると語っていた。

    今回の発表は、その見通しが正しかったことを裏付けるものとなった。

    新たな空力パーツの投入に加え、これまでのアップデートでも前向きな兆候が見られている。オーストリアGPはキャデラックの進化を測る新たなベンチマークとなりそうだ。

    中団グループとの差はまだ残されている。しかしキャデラックはもはやF1の開発競争を傍観する存在ではない。新たな大型パッケージをMAC-26に投入し、その挑戦は新たな段階へと突入する。

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    ・F1オーストリアGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

  • キャデラックF1 コルトン・ハータがバルセロナでFP1デビュー「準備はできている」

    キャデラックF1 コルトン・ハータがバルセロナでFP1デビュー「準備はできている」

    キャデラックF1の育成ドライバーであるコルトン・ハータが、今週末のF1スペインGP(バルセロナ・カタルーニャGP)で待望のグランプリセッションデビューを迎える。

    ハータはフリー走行1回目(FP1)でセルジオ・ペレスに代わってMAC-26をドライブする予定で、現行F1レギュレーション下のマシンを公式セッションで走らせるのは今回が初めてとなる。

    これまでハータはマクラーレンのTPC(旧型車テスト)プログラムを通じてF1マシンの経験を積んできたが、グランプリウイーク中の公式セッションへの参加は初となる。

    今回のFP1出走は、2026年シーズンにキャデラックF1で予定されている4回のルーキードライバー起用プログラムの第1弾。また、ハータにとってはキャデラックF1のカラーリングをまとって走る初めての公式セッションでもあり、将来的なF1昇格を目指す上で重要な機会となる。

    FP1デビューに向けて、ハータはチームの拠点であるシャーロットとシルバーストンを行き来しながら準備を進めてきた。シミュレーターでサーキット特性や手順を学ぶだけでなく、直近数戦では現場にも帯同し、F1チームのオペレーションを学んできたという。

    一方で、ハータにとって2026年シーズンは決して簡単なものではない。インディカーを離れてF1を目指す挑戦を続けるなか、現在はF2のハイテックから参戦し、開幕8戦終了時点でランキング13位、16ポイントにとどまっている。

    今週末はキャデラックF1でFP1を走るだけでなく、F2のレースウイークも並行して戦うことになり、多忙なスケジュールとなる。

    それでもハータはF1デビューに向けて十分な準備ができていると自信を見せた。

    「バルセロナが楽しみだ。マシンに乗る準備はできていると感じている」とハータは語った。

    「シャーロットのシミュレーターでコースやセッション中に従うべき手順を学んできた」

    「さらにシルバーストンや最近のレース現場でチームと仕事をしてきたので、できるだけ早く順応できるよう準備を進めている」

    「目標はクリーンなセッションをこなし、チームが必要とするデータ収集に貢献すること。そしてF1マシンに慣れることだ」

    「F2にも参戦するので忙しい週末になるが、プレッシャーは特権だ。だからこそ楽しみにしている」

    キャデラックF1は2026年にF1参戦初年度を迎えているが、将来を見据えた若手育成にも力を入れている。今回のFP1は、ハータがF1でのキャリア構築に向けて大きな一歩を踏み出す舞台となりそうだ。

  • キャデラックF1が最新DiLシミュレーター導入 ダイニスマと契約

    キャデラックF1が最新DiLシミュレーター導入 ダイニスマと契約

    2026年からF1に参戦するキャデラックF1が、チームの技術基盤強化に向けて重要な投資を発表した。キャデラックは英国のシミュレーター開発企業ダイニスマ(Dynisma)と契約し、最新鋭のドライビングシミュレーター「DMG-360XY」を導入することを明らかにした。

    新シミュレーターは米国インディアナ州にあるキャデラックF1の拠点に設置される予定で、車両開発やセットアップ作業、ドライバー育成など幅広い分野で活用される。

    F1で重要性を増すシミュレーター開発競争
    近年のF1では、風洞試験やCFD(数値流体解析)に加え、ドライバー・イン・ザ・ループ(DiL)シミュレーターが開発競争の中心的な役割を担っている。

    ダイニスマはフェラーリやマクラーレンにもシミュレーターを供給しており、今回キャデラックが採用したDMG-360XYは同社の最上位モデルに位置付けられる。

    このシミュレーターは最新のLEDウォール映像技術を採用し、高速なデータ処理能力によって実車との高い相関性を実現。X軸とY軸方向に最大5メートル移動できるほか、ヨー方向(左右回転)は無制限に動作することで、実際のマシン挙動を極めて高精度に再現できるという。

    ニック・チェスター「重要な決断だった」
    キャデラックF1の最高技術責任者(CTO)であるニック・チェスターは、今回の決定について次のように説明した。

    「適切なシミュレータープラットフォームを選択することは、どのF1チームにとっても重要な決断だ」

    「ダイニスマの技術は、我々が求めていた忠実性、応答性、そして相関性を提供してくれる。チームの技術力を構築していく中で非常に重要な要素だ」

    「DMG-360XYの導入は、今後数シーズンにわたって我々のエンジニアリング活動とドライバープログラムを支えるツールやシステムを整備する上で重要な一歩となる」

    2028年以降を見据えたインフラ整備
    キャデラックF1は2026年と2027年はフェラーリ製パワーユニットを使用し、2028年から独自パワーユニット投入を目指している。

    そのため現在は人材獲得と施設整備を急ピッチで進めており、今回のシミュレーター導入もその一環とみられる。

    F1ではマクラーレン、メルセデス、レッドブル、フェラーリなど上位チームが大規模なシミュレーター施設を活用しており、キャデラックとしても参戦初年度から競争力を確保するためには不可欠な投資となる。

    ダイニスマ創業者のアッシュ・ウォーンも、「現代のモータースポーツにおいてシミュレーションはドライバーのフィードバックとエンジニアリング開発を結びつける中心的な役割を果たしている」と説明した。

    実車テストが厳しく制限されている現在のF1では、シミュレーターの性能が開発速度を左右する重要な要素となっている。キャデラックは今回の投資によって、F1参戦へ向けた技術基盤の整備をさらに加速させることになる。

  • キャデラックF1も歓迎 V8エンジン復活論が勢い「我々は作り方を知っている」

    キャデラックF1も歓迎 V8エンジン復活論が勢い「我々は作り方を知っている」

    2028年から自社製パワーユニット投入を目指すキャデラックF1が、F1で勢いを増しているV8エンジン復活論を歓迎していることを明らかにした。

    2026年から導入された新世代パワーユニットは電動出力への依存度が高く、多くのドライバーからエネルギーマネジメントの複雑さや走行特性への不満が出ている。こうした状況を受け、FIAやF1首脳陣の間では、よりシンプルなエンジン規則への回帰を求める声が強まっている。

    キャデラックF1にとって追い風となるV8構想
    その議論を歓迎しているのが、2026年からF1参戦を開始したキャデラックF1の親会社であるゼネラルモーターズ(GM)だ。

    GMのマーク・ロイス社長は、デトロイトで開催されたインディカー戦の場で、将来的なV8レギュレーションへの支持を表明した。

    「我々はV8エンジンの作り方を知っている」

    「GTPやGTDプロで長い歴史があるし、それらのエンジンはここミシガン州で製造している」

    「F1でこのような機会が議論されていることを非常に嬉しく思っている」

    一方でロイスは、現在進行中のF1パワーユニット開発計画に変更はないと強調した。

    「2028年投入予定の2.4リッターV6ツインターボの開発をさらに進めている」

    「それが変わるとは思わない。我々はすでに大きな投資を行ってきたし、それは素晴らしいプロジェクトだからだ」

    キャデラックF1は当初から単なるフェラーリ製パワーユニットのカスタマーチームではなく、将来的にワークスメーカーとなることを条件にF1参戦を認められている。

    GMはすでにノースカロライナ州にF1エンジン部門を設立し、ベテランエンジニアのラス・オブレネスを責任者に据えている。自社ユニットの供給開始前からエンジンメーカー会議にも参加しており、本格参戦への準備を進めている。

    そのため、もし将来的によりシンプルなV8規則へ移行すれば、キャデラックF1がフルワークスメーカーとして参入するハードルは大きく下がることになる。

    ドメニカリが描くF1の未来像
    V8復活論を強く後押ししているのがF1のステファノ・ドメニカリCEOだ。

    ドメニカリはフランス紙『レキップ』の取材で、持続可能燃料を活用した内燃機関中心の将来像を語った。

    「個人的には、グリーン燃料が中心的な役割を果たす未来を思い描いている」

    「電動部分との現在のバランスを変え、内燃機関を再び主役に戻すことができる」

    「それこそがモータースポーツの基盤だ」

    ドメニカリは、こうした方向転換によって現在のマシンが抱える重量問題の解決にもつながると考えている。

    「マシン全体の重量を大幅に削減する機会になる」

    「より俊敏でコンパクトなマシンを取り戻し、限界まで攻められるクルマに戻すことができる」

    さらに、長年のF1ファンからも支持を得られるとの見方を示した。

    「この進化は、伝統的なファンたちを喜ばせると確信している」

    2030年頃の大転換は現実味を帯びるか
    V8復活構想は、以前までは一部関係者の理想論として扱われていた。しかし現在は状況が変わりつつある。

    FIA会長のモハメド・ビン・スライエムも2030年から2031年頃を目標に、より軽量でシンプルかつ迫力のあるパワーユニットへの回帰を支持している。

    F1は2026年レギュレーション導入からわずか数か月で、その次の世代のエンジン像を巡る議論を本格化させている。ドメニカリ、FIA、そして新規参入するキャデラックF1までが同じ方向を向き始めたことで、V8復活構想はこれまでになく現実味を帯びつつある。

  • キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説が浮上 セルジオ・ペレスにも移籍の噂

    キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説が浮上 セルジオ・ペレスにも移籍の噂

    2026年F1カナダGPの週末で、ドライバー市場の噂が一気に加熱している。マックス・フェルスタッペンを巡るトップチームの動向が注目を集める一方、新規参戦チームのキャデラックにも不穏な空気が漂い始めた。

    伊Sky Italiaのロベルト・キンチェロによると、バルテリ・ボッタスはセルジオ・ペレスに対して予選で大差をつけられたことで、すでにチーム内で立場が揺らいでいるという。

    さらに、ペレス自身にも他チームへの関心があるとされ、2027年に向けてキャデラックのラインアップが大きく変わる可能性が浮上している。

    ボッタスに厳しい視線 予選0.8秒差が波紋
    モントリオールでの予選で、バルテリ・ボッタスはセルジオ・ペレスに対して2回の予選セッションともコンマ8秒差をつけられた。

    「ブレーキに問題があったのかは分からない」とロベルト・キンチェロは語った。

    「だが、コンマ8〜1秒差というのは大きい。彼の立場が安泰だとは思えない」

    キャデラックは参戦初年度、経験豊富なドライバーラインアップでプロジェクトを安定させる方針を取ってきた。しかし、開幕から苦戦が続く中で、早くも将来に向けた方向転換が議論されているという。

    「まだ5月だが、ドライバー市場はすでに本格化している」

    「キャデラックではボッタスのポジションについて議論が始まっている」

    ペレスにも移籍説 キャデラック残留は不透明
    一方で、セルジオ・ペレス自身も長期的にキャデラックに留まる考えではない可能性があるとされる。

    「ペレスは他チームに問い合わせを行っている」とキンチェロは明かした。

    「はっきりしているのは、彼がおそらく引退を望んでいないということだ。彼は走り続けたいと思っている」

    そのためキンチェロは、2027年には少なくとも1席、場合によっては2席とも空席になる可能性があると予測している。

    「おそらく2人のうち少なくとも1人は来年いないと思う」

    「もしかすると、2人ともいないかもしれない」

    キャデラックの次世代候補にハータ浮上
    もしラインアップ刷新が現実となれば、キャデラックは“生き残り”重視の体制から、将来を見据えた若手育成路線へ舵を切る可能性がある。

    その筆頭候補として名前が挙がっているのが、アメリカ人インディカードライバーのコルトン・ハータだ。

    現在はF2でスーパーライセンス獲得に必要なポイントを積み上げており、条件を満たせばキャデラック入りへの道が開けるとみられている。

    「コルトン・ハータがいる」とキンチェロは語った。

    「もしスーパーライセンスを確保できれば、彼にはキャデラック入りへの明確な道筋があると思う」

  • キャデラックF1 カナダGPで進歩示すも無得点 ペレスはサスペンション破損

    キャデラックF1 カナダGPで進歩示すも無得点 ペレスはサスペンション破損

    キャデラックF1は2026年F1カナダGP決勝で、バルテリ・ボッタスが16位、セルジオ・ペレスがリタイアという厳しい結果に終わった。

    チームは2台ともインターミディエイトタイヤでスタートする戦略を選択したが、路面は想定以上に早く乾き、序盤から苦しい展開に。ボッタスはピットレーン速度違反のペナルティも受け、ペレスは追い上げを見せていたなかでサスペンショントラブルによりレースを終えることになった。

    グレアム・ロードン「今季もっとも競争力のある週末だった」
    チーム代表のグレアム・ロードンは、結果以上に内容面での前進を強調した。

    「厳しいレースであっても、有益な学びを得られることはあるし、それが今週末から持ち帰れるものだ。全体として、今季ここまでで最も競争力のある週末だった」

    「さらなるアップグレードを投入し、パフォーマンス面でももう一歩前進できた。実際にミッドフィールドのペースで戦うこともできていた。オペレーション面で改善すべき点があることも理解しているが、我々が行っていることはすべて初めての経験だ」

    「ヨーロッパラウンドに向けて、その課題には対処していく。モナコはこれまでとはまったく異なる挑戦になるので、しっかり振り返り、立て直し、さらに強くなって戻ってきたい」

    ペレス「大きな前進を感じている」
    セルジオ・ペレスは、リタイアこそ喫したものの、マシンの進歩を実感していると語った。

    「順調だったよ。もちろんスタート時のインターミディエイト選択は間違っていたが、どちらへ行くかは50対50だった」

    「そこから挽回して争いに加わり、エステバンと戦い、ハースを抜いた後は良いペースもあった。だが残念ながらサスペンションにトラブルが起きてリタイアせざるを得なかった」

    「それでも、この週末はシーズン開幕以来もっとも競争力のある週末だったし、大きな前進を果たせた。ポジティブな要素はたくさんある。あとはオペレーション面を整理し、進歩を結果につなげていくだけだ」

    ボッタス「少しずつ前進している」
    バルテリ・ボッタスは、依然として課題は多いと認めつつも、チームの成長を強調した。

    「長くて厳しい1日だった。バランスに本当に苦しんだ。レースを通してオーバーステアをまったく改善できず、それが最大の問題だったし、調査する必要がある」

    「結果だけを見ると、進歩があまり見えないこともあるかもしれないが、改善しているのはクルマのペースだけではない。僕たちはあらゆる面で前進を続けている」

    「少しずつだが確実に前へ進んでいるし、時間がかかることは最初から分かっていた。次のレースは2週間後なので、さらに一歩前進できることを願っている」

    キャデラックF1は結果こそ無得点に終わったが、チーム首脳陣とドライバーの双方が“今季最高の競争力”を口にした週末となった。アップグレードによる前進も見え始めており、低速コースのモナコGPでさらなる改善を示せるかが注目される。

  • GMの“総力戦” キャデラックF1を支えるシミュレーション技術の全貌

    GMの“総力戦” キャデラックF1を支えるシミュレーション技術の全貌

    キャデラックF1チームは2026年のF1参戦に向け、わずかな準備期間の中で異例とも言えるスピードで体制構築を進めてきた。

    その背景にあるのが、親会社ゼネラルモーターズ(GM)が長年培ってきたモータースポーツ技術とシミュレーション基盤だ。単なるブランド支援ではなく、NASCAR、インディカー、スポーツカー開発で蓄積された技術資産をF1へ直接投入することで、キャデラックは“ゼロからの新規参戦”という最大の弱点を埋めようとしている。

    既存インフラがキャデラックF1の立ち上げを加速
    通常、新規F1チームはシミュレーター、解析ソフト、データ基盤、車両モデルなどをゼロから構築しなければならない。しかしキャデラックには、GMシャーロット・テクニカルセンターという既存施設が存在していた。

    ノースカロライナ州コンコードにあるこの施設には、複数のドライバー・イン・ザ・ループ(DIL)シミュレーターや空力解析設備、サスペンション解析ツールなどがすでに整備されており、キャデラックF1はそれらを即座に活用することができた。

    GMグローバル・モータースポーツ競技担当副社長のエリック・ウォーレンは、GMが単なるスポンサーとして参入したわけではないと説明する。

    「我々はただのステッカーでありたかったわけではない。本当にチームの一部になりたかった」

    この言葉どおり、GMはキャデラックF1を“広告プロジェクト”ではなく、“企業全体の技術戦略”として扱っている。

    GM キャデラック

    キャデラックは2025年のF1を“仮想参戦”していた
    キャデラックが特に重視したのは、シミュレーターを単なる車両開発だけでなく、組織全体の運営訓練にも利用した点だった。

    チームは2025年シーズン中、複数のグランプリを対象に“仮想11番目のチーム”としてレースをシミュレート。戦略判断、ピット運営、データ処理、エンジニア同士の連携まで含め、本番さながらのレースオペレーションを繰り返していた。

    シニアエンジニアリングコンサルタントを務めるパット・シモンズは、その重要性を強調している。

    「正直に言って、昨年GMの施設がなければ我々はここにいなかっただろう」

    「我々はそのシミュレーターをレーシングカーのように使っていた。それは非常に貴重だった」

    新規参戦チームにとって最大の課題は経験不足だ。しかしキャデラックは、シミュレーターを使った“事前実戦訓練”によって、そのギャップを埋めようとしている。

    NASCAR技術がF1開発を支える
    今回の記事で特に興味深いのは、GMが「F1だけが最先端」という見方を否定している点だ。

    GMはNASCARで培われたタイヤモデルや熱解析、車両ダイナミクス、空力熱モデリング技術が、F1でも十分に通用すると考えている。

    ウォーレンは、「多くの人はNASCARの車は技術的ではないと思っている。しかし重要なのは車そのものではなく、その背後にあるエンジニアリングだ」と説明した。

    さらに、キャデラックのタイヤサイエンス責任者ヘザー・ボビット博士について、パット・シモンズは「おそらく私が一緒に働いた中で最高のタイヤ科学者だ」と高く評価している。

    欧州型F1開発とは異なるアプローチを持つGMが、独自の知見を持ち込もうとしていることは非常に興味深い部分だ。

    キャデラック F1

    F1はGMにとって“研究開発の場”でもある
    もっとも、技術移転は一方向ではない。

    GM側は、F1から得られる技術的利益も極めて大きいと考えている。特に、リアルタイム相関解析、大量データ処理、クラウド管理、高密度センサー解析、AIや機械学習などは、GM全体の技術開発にも応用できるという。

    ウォーレンは、F1の膨大なデータ量こそが最大の価値だと説明する。

    「F1の素晴らしいところは、車に大量のデータが存在することだ」

    「より多くのデータ、より多くのエンジニア、より多くの解析によって、ツールをより速く成熟させることができる」

    つまりGMにとってF1は、単なるブランド露出の場ではなく、将来の量産技術にもつながる“研究施設”として機能している。

    キャデラックF1はまだ建設途中にある
    ただし、キャデラック自身も現在の体制がまだ完成形ではないことを認めている。

    現在はインディアナ州Fishersの新本部建設に加え、2027年稼働予定の最新シミュレーターや、2029年導入を目指す独自パワーユニットの開発も進行中だ。

    パフォーマンス分析責任者ジェームス・ナプトンは、現在の状況をこう表現した。

    「我々は航海しながら船を作っている」

    これはキャデラックF1の現状を非常によく表している。

    まだ基盤構築の途中段階にありながら、同時にF1という世界最高峰カテゴリーで戦わなければならない。その“同時進行”こそが、キャデラックF1最大の挑戦となっている。

  • キャデラックF1参戦記念の限定車 CT5-V Blackwing F1 Collector Series発表

    キャデラックF1参戦記念の限定車 CT5-V Blackwing F1 Collector Series発表

    キャデラックは、2026年F1マイアミGPを前に、F1参戦を記念した限定モデル「CT5-V Blackwing F1 Collector Series」を発表した。2026年にF1グリッドへ加わったことを記念し、生産台数はわずか26台に限定される。

    最高出力は685馬力、最大トルクは673lb-ft。キャデラックがこれまで生産したブラックウイングの中で最もパワフルなモデルとなり、6速マニュアルトランスミッションのみを採用する。

    F1参戦を記念した26台限定の特別仕様
    CT5-V Blackwing F1 Collector Seriesは、キャデラックのF1参戦初年度である2026年にちなみ、26台のみが生産される超限定モデルだ。キャデラックはこのモデルを、F1参戦の高揚感をロードカーに落とし込んだパフォーマンスセダンと位置づけている。

    ゼネラルモーターズ社長のマーク・ロイスは「CT5-V Blackwingは、キャデラックのサーキット対応パフォーマンスの最高峰を体現している。F1 Collector Seriesでは、F1のエネルギーとイノベーションを、公道で走れるセダンに注ぎ込んでいる」とコメントした。

    「26台のそれぞれは、どんなコレクションの中心にもなり得るように仕立てられており、キャデラックのF1における新時代を祝う真の1台だ」

    F1とFIAの意匠を車両各部に採用
    外装はミッドナイト・ストーン・フロストで仕上げられ、内外装はモノクローム基調で統一される。キャデラックF1チームのカラーリングを想起させる仕様として、カーボンフラッシュメタリックのホイール、ハーバーグレーメタリックのブレーキキャリパー、スイッチブレードシルバーのピンストライプを備えたカーボンファイバー製ロアボディワークを採用する。

    さらに、グロスブラックのエクステリアバッジやモノクロームのキャデラッククレストも装着され、レーシングイメージを強めている。

    車両各部には、F1およびFIA公認ロゴが配置される。ドライバー側ドアには新しい自動クラフト stamping 技術によるF1ロゴ、スポイラーにはF1とFIAのロゴ、カーボンファイバー製ロッカーパネルにはFIAロゴが入る。

    さらに、シルプレートには「Cadillac Formula 1 Team」ロゴ、スーパーチャージャーカバーにはCNC加工のF1ロゴとレーザー刻印のFIAロゴ、シートヘッドレストにはエンボス加工のF1ロゴが施される。

    685馬力のV8スーパーチャージャーを搭載
    CT5-V Blackwing F1 Collector Seriesは、通常のCT5-V Blackwingをベースに、さらに性能を高めたモデルとなる。6.2リッター・スーパーチャージドV8エンジンは、GMモータースポーツと共同開発されたアップグレード版スーパーチャージャーにより、最高出力685馬力、最大トルク673lb-ftを発生する。

    各車両には、GMモータースポーツが社内で製作したCNC加工のスーパーチャージャーカバーも装着される。

    トランスミッションは6速マニュアルのみ。さらに、サーキット志向を高めるPrecision Packageも標準装備され、ブラックウイングの中でも最もトラックフォーカスな仕様として仕立てられる。

    米国とカナダで販売、生産開始は2026年半ば
    CT5-V Blackwing F1 Collector Seriesは米国とカナダで販売され、生産開始は2026年半ばを予定している。販売台数は26台のみで、キャデラックのF1時代とオーナーを直接結びつけるコレクターズモデルとして展開される。