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  • ガブリエル・ボルトレト F1イタリアGPで入賞に自信「ポイントを争える」

    ガブリエル・ボルトレト F1イタリアGPで入賞に自信「ポイントを争える」

    ガブリエル・ボルトレトは、2026年F1イタリアGPの予選でわずか0.001秒差でQ3進出を逃したものの、決勝ではポイントを争えるだけの競争力があると自信を示した。

    アウディのボルトレトは予選Q2で11番手。Q3進出最後の枠となる10番手ルイス・ハミルトン(フェラーリ)との差は、わずか0.001秒だった。それでも、グリッド降格ペナルティを受けるキミ・アントネッリの影響により、決勝は10番グリッドからスタートする。

    「これ以上できることはほとんどなかった」
    モンツァでは前を走るマシンから得られるスリップストリームが重要な要素となったが、ボルトレトは自身のアウディからほぼ最大限のパフォーマンスを引き出せたと振り返った。

    「ラップでもう少しだけ足りなかったと思う。全体としてはいいラップだったし、あそこで僕にできることはそれほど残っていなかったと思う」

    「ターン8だけはリアが動いてしまう瞬間があって、そこで少し失った。でも、ああいうふうにマシンを限界までプッシュしていれば起こり得ることだ」

    アウディはここまで4戦連続でポイントを獲得しており、ボルトレトとニコ・ヒュルケンベルグがそれぞれ結果を残してきた。モンツァはアウディにとって容易なサーキットとは考えられていなかったが、予選でも中団上位を争える速さを示した。

    ガブリエル・ボルトレト(アウディF1)

    決勝は「ポイントを争える」
    10番グリッドからスタートするボルトレトは、53周の決勝でもポイント獲得が十分に可能だと考えている。

    「ポイントを争えると思う。でも、もちろん簡単ではない。周りには速いマシンもいるし、僕たちはベストを尽くさなければならない」

    「でも、今週末ここまではとても満足している。チームはいつものように素晴らしい仕事をしてくれている。僕たちが難しいと思っていたサーキットでも、まだとても競争力がある。それは、僕たちがそこに到達するためにどれだけ努力しているかの証明だと思う」

    一方、チームメイトのヒュルケンベルグは13番手でQ2敗退。決勝については、メルセデスやフェラーリのパワーユニットを搭載するマシンに対するストレートスピード不足を懸念している。

    「明日は簡単にはならないと思う」

    「トップスピードを比較すると、僕たちは少し足りていない。レースコンディションでは当然それが難しい要素になる。でも、ベストを尽くして何ができるか見てみるよ」

    予選ではQ3進出を1000分の1秒差で逃したボルトレトだが、ペナルティによる繰り上がりでポイント圏内の10番グリッドを確保した。4戦連続入賞中のアウディにとって、モンツァでもその流れを継続できるかが注目される。

  • ガブリエル・ボルトレト アウディF1との長期契約を明言「僕のシートは確保」

    ガブリエル・ボルトレト アウディF1との長期契約を明言「僕のシートは確保」

    ガブリエル・ボルトレトは、自身のF1での将来がアウディと強く結びついていることを明言した。ブラジル出身の21歳は、ドイツメーカーが進める長期的なF1プロジェクトにコミットし、チームをトップ争いができる存在へと成長させることを目指している。

    2025年にF2タイトルを獲得してザウバーからF1デビューしたボルトレトは、ルーキーシーズンに19ポイントを獲得。

    アウディのワークス体制初年度となった2026年は、ここまでチームの12ポイント中10ポイントを挙げ、ドライバーズランキング14位につけている。

    「来年だけではない」ボルトレトがアウディとの長期契約を明言
    アウディにとって2026年は、新しいマシンとパワーユニットを同時に立ち上げる基盤構築のシーズンだ。短期的な結果よりも長期的な成長を重視するプロジェクトのなかで、ボルトレトも自身の将来をアウディに託している。

    Motorsport.comブラジル版のインタビューで、ボルトレトは契約の詳細についてすべてを明かすことはできないとしながらも、アウディとの関係が複数年にわたるものであることを認めた。

    「機密事項だから言える範囲になるけど、条項はないとだけ言っておこう。僕はアウディと長期契約を結んでいる。すでに言っているけど、僕は来年もアウディにいる。来年だけじゃなく、その先の数年間もだ」

    ボルトレトにとって重要なのは、単に現在の契約期間を全うすることではない。アウディが掲げる長期的なビジョンそのものを信じているという。

    「狙いは、最初からずっと言っているように、これが長期的なプロジェクトだということだ」

    「マッティア(ビノット)はいつも2030年について話している。そういうふうに考えてもらえばいい。僕たちはこのプロジェクトを本当に信じている。僕は加入したときから信じていたし、彼らも僕のポテンシャルを信じてくれている。僕から言えるのはそこまでだけど、長期的なものだ」

    「すごく楽しみにしている。今年は新しいマシンと新しいエンジンを作る最初のステップだった。来年はまた次のステップになる。そして、そこからいろいろなものを実際の結果につなげていけるようになる」

    ヒュルケンベルグとのコンビを評価「僕のシートは確保されている」
    一方、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグの将来について、ボルトレトは具体的な発言を避けた。

    ヒュルケンベルグの豊富なF1経験は、ザウバーからアウディへと移行するチームにとって重要な財産となっている。ボルトレトも、その存在を高く評価している。

    「僕自身のシートが確保されていることは言える。他の人の契約について話すつもりはないけど、僕はニコと一緒に仕事をするのが本当に好きだ」

    「そこは言っておきたいし、はっきりさせておきたい。僕は彼のことが本当に好きだ。速くて経験豊富だし、チームに多くのポジティブなものをもたらしてくれている。将来がどうなるかは、これから分かるだろう」

    「でも、僕は満足している。自分自身を信じているし、自分のポテンシャルも信じている」

    ガブリエル・ボルトレト(アウディF1)

    F1デビュー時は「かなり未完成だった」18カ月で大きく成長
    ボルトレトは、現在の自信がF1参戦後の急速な成長によって築かれたものだと振り返った。

    F1昇格前に現行世代に近いマシンを走らせた経験は非常に限られており、2024年にオーストリアで旧型車テスト(TPC)を経験した程度だった。その年末にはアブダビでのテストにも参加したが、本格的な走行経験は乏しいままF1の実戦へと飛び込むことになった。

    また、マクラーレンのドライバー育成プログラムに所属していた期間もわずか1年だった。F2タイトル獲得後、ザウバーとアウディが獲得に動き、マクラーレンはボルトレトを契約から解放した。

    F1デビュー当時と現在の自分を比較し、ボルトレトは「まったく違う」と語る。

    「まったく違う。F1に来たときの僕はかなり未完成だった。すべてが本当に速いスピードで進んだ。F1のチャンスも突然やってきたし、テストもほとんど経験していなかった。TPCすらほとんどやっていなかった」

    「基本的には、そのままF1シーズンに入って、バーレーンでプレシーズンテストをやって、それだけだった。だから、その1年間で学んだことはものすごく多かった。今もまだたくさんのことを学んでいる。チームはずっと僕を支えてくれている」

    「昨年はいくつか素晴らしい瞬間があった。今年もここまで自分のシーズンにはとても満足している。一緒に多くのことを成し遂げてきたし、マシンもどんどん競争力を高めている」

    2030年を見据えるアウディのF1計画で中核を担うボルトレト
    アウディはF1参戦初年度から即座にトップ争いをすることではなく、複数年をかけてワークスチームとしての競争力を構築する方針を明確にしている。ビノットが繰り返し「2030年」をひとつの長期的な目標として挙げていることも、その姿勢を示している。

    そのなかで、ボルトレトが「来年だけでなく、その先の数年間も」と明言した意味は大きい。若手ドライバーを短期的な結果だけで評価するのではなく、チームとともに成長させるというアウディの方針が契約にも反映されていることになる。

    2025年のF1デビューから急速に経験を積み、2026年にはアウディの獲得ポイントの大半を担っているボルトレト。現在のポイント数はまだ大きくないが、アウディが長期的にトップチームを目指すうえで、21歳のブラジル人ドライバーはその計画の中核を担う存在となっている。

  • ガブリエル・ボルトレト アウディF1参戦で実感した変化「もう別のチーム」

    ガブリエル・ボルトレト アウディF1参戦で実感した変化「もう別のチーム」

    ガブリエル・ボルトレトは、アウディがF1に参戦してザウバーを引き継いで以降、チームが「まったく異なる状況」になったと語った。特に大きく変わったのは、資金面だけではなく、チーム全体のメンタリティだという。

    アウディは2026年のF1新パワーユニット規則導入に合わせてワークス参戦を開始。長年F1に参戦してきたザウバーを買収し、ヒンウィルのシャシー部門とノイブルクのパワーユニット部門を軸に、将来的なトップチーム入りを目指すプロジェクトを本格始動させた。

    「現実として今はまったく違う状況」
    ボルトレトは、過去18カ月ほどでザウバーからアウディへと移行していく過程を間近で見てきた。そのなかで最も強く感じているのが、チーム内部の意識の変化だ。

    「そうだね、本当に違いを感じる。特にメンタリティは大きく変わった」

    「昨年までのチーム、そしてそれ以前の長い歴史に対しては大きな敬意を持っている。でも、実際のところ、僕たちは今まったく違う状況にいる」

    ザウバーは長いF1参戦歴を持つ一方、近年はトップチームと比較して予算やリソースに制約があり、競争力を高めるうえで厳しい状況に置かれていた。

    しかし、アウディという大手自動車メーカーが全面的にプロジェクトを支える現在、その前提自体が変わったとボルトレトは説明する。

    「僕たちにはアウディの支援がある。メーカーとして参戦していて、自分たちでエンジンも作っている。アウディから多くの資金的なサポートも受けている」

    「だから、過去のザウバーが経験していたかもしれないような意味で、僕たちは苦しんでいるわけではない。そして、メンタリティも変わる。僕たちは将来、大きなことを成し遂げたいと思っている」

    明確になったアウディF1の目標
    潤沢な資金やメーカーとしての技術基盤だけでなく、それによって働くスタッフの姿勢にも変化が表れているという。

    アウディはF1参戦を単なるブランド活動として位置づけているわけではない。将来的にタイトルを争うことを目標に掲げ、そのためにヒンウィルとノイブルクの両拠点で体制強化を進めている。

    ボルトレトは、その目標がチーム内部で明確に共有されていることが重要だと考えている。

    「チーム内では目標が明確になっている。そして、その目標を達成するために取り組んでいる」

    「昨年から今年にかけて、本当に違いを感じる。みんなの振る舞い方もそうだし、仕事への取り組み方も変わっている」

    アウディへの移行によって変わったのは、マシンに投入できる予算や設備だけではない。チームが何を目指し、そのためにどう働くのかという組織文化そのものが変化しつつあるとボルトレトは感じている。

    ガブリエル・ボルトレト(アウディF1)

    初のF1パワーユニット開発を評価
    アウディF1プロジェクトの大きな特徴が、パワーユニットを自社開発する完全なワークス体制であることだ。

    ドイツ・ノイブルクではF1用パワーユニットの開発が進められており、ヒンウィルのシャシー部門とともにアウディのF1活動を支える重要な拠点となっている。

    ボルトレトは、前年までは直接一緒に仕事をしていなかったノイブルクのスタッフが加わったことで、組織の規模と可能性が大きく広がったと語る。

    「今ではノイブルクにも素晴らしいチームがある。昨年は基本的に一緒に仕事をしていなかった人たちが、そこでパワーユニットを作っている」

    「新しいレギュレーションの初年度に、しかも初めてF1エンジンを作って、彼らが成し遂げたことは、僕の意見では本当に素晴らしいことだ」

    2026年のF1ではパワーユニット規則が全面的に刷新され、アウディにとってはその新規則への対応とF1用パワーユニットの初開発を同時に進めるという大きな挑戦となった。

    その状況を考えれば、初年度から実戦で戦えるパワーユニットを完成させたこと自体をボルトレトは高く評価している。

    「まだ遅れている」課題も冷静に認識
    一方で、ボルトレトは現在のアウディがすでに目標とするレベルへ到達したとは考えていない。

    チームには改善すべき部分が残されており、特にトップ勢とのギャップを縮めるには継続的な開発が必要になる。

    「もちろん、まだ改善しなければならないことは分かっている。もっと良くしていく必要がある。僕たちが遅れていることも分かっている」

    それでも、F1参戦初年度に自社製パワーユニットを投入するという仕事の難しさを考えれば、現在までの成果を過小評価すべきではないと強調した。

    「彼らがやったことは簡単ではない。本当に称賛したい」

    「これからもプッシュし続けて、このやり方で仕事を続けていく。そして将来、僕たちは大きなことを成し遂げられると思っている」

    ザウバー時代には予算やリソース面で制約を抱えていたヒンウィルのチームだが、アウディのワークス参戦によって置かれた環境は大きく変わった。ボルトレトが強調するのは、単に資金が増えたという変化ではなく、それによって目標と働き方、そしてチーム全体の意識まで変わったという点だ。

    まだトップ勢との差を認めるアウディだが、自社製パワーユニットを含む完全ワークス体制を構築した初年度を土台として、長期的な目標であるF1のトップチーム入りに向けたプロジェクトを進めている。

  • ガブリエル・ボルトレト アウディF1に自信「レーシングブルズの前に出れる」

    ガブリエル・ボルトレト アウディF1に自信「レーシングブルズの前に出れる」

    アウディF1のガブリエル・ボルトレトは、2026年F1ハンガリーGPの金曜フリー走行を終え、レーシングブルズを上回って中団勢の先頭を争える可能性があると自信を示した。

    ボルトレトはハンガロリンクで行われたFP1を6番手で終え、FP2では11番手に後退した。ただし、路面グリップの低さやタイヤのオーバーヒートに苦しみ、代表的なラップタイムを記録できなかったとして、順位以上の競争力があると考えている。

    FP2ではソフトタイヤのバランスに苦戦
    直近2戦で連続してポイントを獲得しているガブリエル・ボルトレトは、サマーブレイク前の最終戦に向けてアウディが正しい方向へ進んでいると評価した。

    「ポジティブな1日だった。FP2はソフトタイヤで少し難しく、クルマがあちこちに動いてしまって、バランスにはあまり満足できなかった」

    「でも、試すべきことや取り組むべきことがあったし、全体としては成功した1日だったと思う。多くの情報を集めることができたので、明日はすべてをまとめて、いい1日にしたい」

    FP2では満足できるアタックを完了できなかったものの、決勝に向けたセットアップ作業やタイヤの理解という点では、有益な走行になったという。

    レーシングブルズとの中団首位争いを予想
    今季の中団ではレーシングブルズが安定した競争力を発揮しているが、ボルトレトはアウディにも上回るチャンスがあると語った。

    「いつものように接戦になると思う。すべてをうまくまとめて、すべてがかみ合えば、僕たちは彼らより前に出られると思う」

    ハンガロリンクは予選順位が重要となりやすく、オーバーテイクも容易ではない。ボルトレトの発言は、アウディが単にポイント圏内を狙うだけでなく、中団グループの先頭を現実的な目標として見据えていることを示している。

    ガブリエル・ボルトレト(アウディF1)

    ヒュルケンベルグも両セッションでトップ10
    チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグもFP1を8番手、FP2を9番手で終え、両セッションでトップ10入りを果たした。アウディは金曜の走行で新たなアップグレードのテストも実施している。

    テクニカルディレクターのジェームス・キーは、低速コーナーが連続するハンガロリンクのレイアウトについて、「我々のクルマには比較的合っている」と説明。さらなるポイント獲得には、小さな部分を正確に仕上げる必要があると強調した。

    「本当に細かな部分を確認していくだけだ。新しいレギュレーションが始まってまだ数戦だが、すでに差は非常に小さくなっている。そこを詳しく見ていく」

    「ロングランのペースも悪くなかった。予選でいい位置を獲得できれば、その順位を維持できる可能性はあると思う」

    FP1では2台そろってトップ10圏内の速さを示し、FP2でもヒュルケンベルグが9番手につけたアウディ。ボルトレトがセットアップをまとめられれば、予選ではレーシングブルズを含む中団上位勢との僅差の争いに加わる可能性がある。

  • ガブリエル・ボルトレト アウディF1で2戦連続8位「チームの仕事は信じられない」

    ガブリエル・ボルトレト アウディF1で2戦連続8位「チームの仕事は信じられない」

    ガブリエル・ボルトレトは、2026年F1ベルギーGPで8位入賞を果たし、イギリスGPに続く2戦連続のポイント獲得を達成した。

    今季アウディでポイントを獲得しているのは依然としてボルトレトのみだが、予選Q3進出から決勝8位という結果を残したことで、中団争いにおけるチームの競争力向上を証明した。ボルトレトは、スタッフの努力を「信じられない仕事」と称賛している。

    2戦連続8位は「達成できるすべて」
    ボルトレトは開幕戦オーストラリアGPで9位に入り、アウディのF1参戦初年度に理想的なスタートをもたらした。

    しかし、その後は不運やあと一歩でポイントを逃すレースが続いた。モナコGP、スペインGP、オーストリアGPでは3戦連続で11位に終わり、チームはライバルとのポイント差を広げられていた。

    流れが変わったのはイギリスGPだった。ボルトレトはスタート位置から3つ順位を上げ、今季自己最高となる8位を獲得。続くベルギーGPでも再びQ3に進出し、決勝で同じ8位を手にした。

    「ものすごくうれしい。今週末に達成できるすべてを達成したと思う」

    「何と言えばいいのか分からないくらい、チームは信じられない仕事をしてくれた。スイス、ビスター、ノイブルクから500人以上のスタッフがここまで応援に来てくれた。その前で結果を出せたことも素晴らしい。間違いなく、とても良い結果だった」

    ベルギーGPは、アウディがF1参戦計画を初めて発表してからちょうど4年という節目のレースでもあった。ボルトレトの8位は、チームが積み重ねてきた進歩を示す結果となった。

    継続的にポイントを争える手応え
    今回の結果がチームに与える影響について問われたボルトレトは、自身にとって大きな自信になると語った。

    「チームにとっても大きな後押しになってほしい。少なくとも僕にとっては、とても大きな後押しになっている」

    「今はこうした結果を継続的に出せるようになって、ポイント争いができている。その感覚を持てるのは本当に素晴らしいことだ」

    ボルトレトとチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは、ベルギーGPでレーシングブルズやアルピーヌといった中団上位勢と戦えるペースを示した。

    一方、ヒュルケンベルグは予選中に突然の油圧漏れに見舞われ、後方からのスタートを余儀なくされた。決勝終盤にはフランコ・コラピント、ピエール・ガスリー、リアム・ローソンと激しく争ったものの、13位でフィニッシュ。今季初ポイントには届かなかった。

    ヒュルケンベルグは10戦を終えた段階で、まだポイントを獲得していない4人のドライバーのひとりとなっている。マイアミGP、スペインGP、イギリスGPでのリタイアを除けば、多くのレースでトップ10に接近しており、信頼性問題が結果を妨げる要因となっている。

    ガブリエル・ボルトレト(アウディF1)

    ヒュルケンベルグ「中団を戦う速さはある」
    ヒュルケンベルグは、ベルギーGPでポイントを逃した最大の要因として、後方スタートと1周目のポジションダウンを挙げた。

    「悪くはなかった。中団でたくさんバトルをしたけど、スタート位置が後ろすぎた代償を払うことになった」

    「1周目のスタートでは、僕たちの2台ともかなり順位を落としたと思う。それでさらに難しいレースになった」

    それでも、マシンの純粋な競争力については前向きな評価を示した。

    「それ以外ではパフォーマンスはあるし、中団争いをするための速さもある。見た限りでは、僕たちはレーシングブルズと並んでベスト・オブ・ザ・レストだったと思う。それはかなりポジティブで、励みになることだ」

    ボルトレトの2戦連続8位により、アウディは中団争いで安定してポイントを狙える段階に近づいていることを示した。今後はヒュルケンベルグ側の信頼性問題を解消し、2台で結果を残せるかがさらなる浮上への鍵となる。

  • ガブリエル・ボルトレト アロンソに異論「2026年F1は魔法を失っていない」

    ガブリエル・ボルトレト アロンソに異論「2026年F1は魔法を失っていない」

    ガブリエル・ボルトレトが、2026年F1マシンを厳しく批判した恩師フェルナンド・アロンソとは異なる見解を示した。アロンソが「ドライバーの才能が追い抜きに影響しなくなった」と主張する一方で、ボルトレトは「F1は魔法を失っていない」と反論し、新時代のレギュレーションへの適応が必要だと語った。

    アウディF1の若手ドライバーであるボルトレトは、アロンソが設立したマネジメント会社「A14マネジメント」に所属している。それでも、恩師への敬意を示しながら、自身の考えを率直に明かした。

    アロンソの批判に異論「F1は魔法を失っていない」
    シルバーストンでアロンソは、2026年型マシンではバッテリーのエネルギー展開が追い抜きの決定要因となり、ドライバーの技術や勇気が以前ほど重要ではなくなったと主張した。

    「前のクルマを追い抜くのに、ドライバーの技術や才能は必要ない」

    「誰かをブレーキングで抜く必要もないし、アウト側から仕掛ける必要もない。リスクを負う必要もない」

    「ただボタンを押すだけだ」

    しかし、ボルトレトはこうした見方に同意しなかった。

    「このスポーツが魔法を失ったとは思わない」

    「今でもコプス・コーナーは時速280kmで走っているし、そこで一瞬アクセルを戻さなければならない」

    「確かに、以前のグラウンドエフェクト以前のマシンのように全開で駆け抜ける感覚とは違う。でも、それは単に違うというだけなんだ」

    「文句を言っても2030年まで続く」
    ボルトレトは、2026年から始まった新時代を受け入れるべきだと強調した。

    「2026年型マシンで、僕たちは新しい章を開いた」

    「それでもまだ不満を言う人がいるなら、もう慣れるしかないと言いたい。だって、このルールは2030年まで続くんだから」

    「つまり、3年間ずっと文句を言い続けるつもりなのかい?」

    「これが現実なんだ」

    「マシンは今でも十分に楽しい。ただ以前とは違うだけだ。僕たちは適応しなければならない。それが人生というものだ」

    ガブリエル・ボルトレト

    恩師アロンソへの感謝は変わらず
    ボルトレトはアロンソ率いるA14マネジメントに所属しており、今回の発言は恩師と異なる立場を示したことで注目を集めている。

    それでも、アロンソへの感謝の気持ちは変わらないと強調した。

    「アロンソとA14は、僕にとって本当に大きな存在だった」

    「彼らは僕に良いチームでF3へ参戦する機会を与えてくれたし、その後はF2でも良いチームを用意してくれた。そしてF1への扉も開いてくれた」

    「僕は彼らにいつまでも感謝し続ける」

    さらに、現在のF1で最も知性的なドライバーとしてアロンソの名を挙げた。

    「その点では、フェルナンド・アロンソは誰よりも先を行っている」

    ボルトレトは恩師の功績を高く評価しつつも、2026年レギュレーションについては異なる考えを示した。新世代ドライバーらしく「変化を受け入れ、適応することが重要だ」との姿勢を鮮明にしている。

  • ガブリエル・ボルトレト F1モナコGP予選クラッシュを謝罪「リスクを取りすぎた」

    ガブリエル・ボルトレト F1モナコGP予選クラッシュを謝罪「リスクを取りすぎた」

    アウディは2026年F1モナコGP週末を通じて好調なペースを示していたが、予選では期待した結果を残せなかった。ガブリエル・ボルトレトはQ1終盤にクラッシュを喫し、ニコ・ヒュルケンベルグもQ2敗退。金曜から見えていた“ベスト・オブ・ザ・レスト”争いの勢いを決勝グリッドにつなげることはできなかった。

    特にボルトレトはFP1から一貫してトップ10圏内を走行し、FP3でも7番手を記録。Q3進出も十分狙える状況だっただけに、自らのミスによるクラッシュを強く悔やんでいる。

    好調だった週末で痛恨のQ1クラッシュ
    モンテカルロの金曜日、アウディは先頭4チームに続く位置につけていた。ボルトレトとヒュルケンベルグは両プラクティスでトップ10入りを果たし、予選でも上位進出が期待されていた。

    その流れは土曜日も続き、ボルトレトはFP3で7番手、ヒュルケンベルグも10番手を記録。しかし予選Q1でボルトレトはヌーベルシケイン付近のバリアに接触。サスペンションを破損してマシンを止め、赤旗の原因となった。

    幸いにもそれまでのタイムでQ2進出は決まっていたが、マシン修復は不可能で予選は終了。最終的に16番手に分類された。

    「予選では良い仕事ができなかったと思う。正直、それ以外に言うことはあまりない」

    「Q1であれほどリスクを取る必要はなかったと思う」

    「FP1からトップ10のペースがあることは分かっていた。それなのにリスクを取りすぎてしまった。壁に触れてサスペンションを壊してしまった」


    チームへの謝罪を口にしたボルトレト
    モナコではオーバーテイクが極めて難しいため、後方グリッドからの挽回は簡単ではない。

    それでもボルトレトは諦めるつもりはないとしながら、自身のミスによってチームの努力に応えられなかったことを申し訳なく感じていると語った。

    「モナコはモナコだ。ここで追い抜くのは難しい」

    「僕たちは諦めない。でもチームにふさわしい位置へマシンを持っていけなかったのは残念だ」

    「申し訳なく思うのはチームに対してだけだ。彼らは今週末、本当に素晴らしい仕事をしてくれた」

    「予選トップ10に入るだけの力があったことは理解している。でも僕はそれを実現できなかった」

    ガブリエル・ボルトレト(アウディ) F1 モナコGP

    ヒュルケンベルグも期待外れの13番手
    一方のニコ・ヒュルケンベルグはQ2進出を果たしたものの、13番手に終わった。

    予選終盤のアタックではトラフィックの影響も受けたと明かしたが、それだけが原因ではないと認めている。

    「何が起きたのか分からない」

    「最後のランではトラフィックの影響を受けて少し不運だった。タイミングとしては最悪だったが、それについてはどうすることもできない」

    「それ以外については分からない」

    「僕たちはラップタイムやグリップをさらに引き出すことに苦労していた。他のチームがさらにペースを上げられたのに対し、僕たちは、あるいは僕自身がそれを見つけられなかった」

    「なぜなのか考えなければならない。もっと有望に見えていただけに、確かに失望している」

    アウディはプラクティスで示した競争力を予選結果につなげることができなかった。しかしボルトレトとヒュルケンベルグのコメントからは、マシン自体のポテンシャルへの手応えもうかがえる。追い抜きが難しいモナコだけに決勝は厳しい戦いが予想されるが、セーフティカーや戦略によるチャンスを待ちながらポイント獲得を目指すことになる。

    【関連】
    ・F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

  • ガブリエル・ボルトレト アントネッリとフェルスタッペン比較は「公平ではない」

    ガブリエル・ボルトレト アントネッリとフェルスタッペン比較は「公平ではない」

    ガブリエル・ボルトレト(アウディ)は、2026年F1シーズン序盤でランキング首位に立つキミ・アントネッリについて、マックス・フェルスタッペンと比較するのは時期尚早だと語った。

    アントネッリは開幕4戦を終えた時点でメルセデスのチームメイトであるジョージ・ラッセルに20ポイント差をつけ、F1史上初めて自身初の3回のポールポジションをすべて連勝につなげたドライバーとなった。

    「彼には時間を与える必要がある」
    カナダGPを前にアントネッリについて問われたボルトレトは、同世代の才能を認めながらも、フェルスタッペンとの比較には慎重な姿勢を示した。

    「キミは非常に才能がある」とボルトレトは語った。

    「フェルスタッペンのレベルか? 彼には時間を与える必要がある。マックスと比較すること自体、あるいは誰かをマックスと比較すること自体が公平だとは思わない。まず年齢が違うし、F1での時間も違う。マックスはすでに多くのことを成し遂げている」

    「少し落ち着いて見るべきだと思う。それに、僕が同世代の誰かを評価する立場ではない。公平ではないと思う。僕は彼と年齢も近いし、彼とレースをしてきた。だから、自分が競うべき相手だと感じている誰かについて話したくはない」

    若手世代の力を示すアントネッリの快進撃
    それでもボルトレトは、アントネッリが好調なメルセデスで結果を出していることを高く評価した。

    「今の彼には良いマシンがあり、良い仕事をしている。シーズン序盤としては信じられないようなスタートを切り、3連勝している」

    「彼のことはうれしく思っている。オリバー・ベアマン、アイザック・ハジャー、僕、そして1年上下の他のドライバーたちを含めて、僕たちの世代に才能があることを示しているからだ」

    「若いドライバーがうまくやっているのを見るのは素晴らしいことだし、僕たち全員が良いマシンを手にして、そういう戦いができるチャンスを得られればいいと思う。彼は間違いなくチャンピオンシップを争えると思う。実際にランキング首位にいるのだから、勝つことはできる」

    アンドレア・キミ・アントネッリ

    アウディでの自分の道を重視するボルトレト
    一方で、ボルトレトはアントネッリの成功を自分の状況と重ね合わせることは避けた。アウディは開幕戦オーストラリアGPでボルトレトが9位に入って以降、ポイントを獲得できていない。

    アントネッリの活躍がモチベーションになるかと問われると、ボルトレトはこう答えた。

    「それがモチベーションになるとは言わない。なぜなら、その状況にいるのは僕ではないからだ。彼が信じられない仕事をしていることはうれしいし、彼にはその資格がある。才能もある。僕は彼のことをずっと前から知っている」

    「彼はとても良いマシンに乗っていて、やるべき仕事を果たしている。完璧なシーズン序盤を過ごし、今ランキング首位にいるのは当然のことだ。でも、それが僕のモチベーションになるかと言えば、何も変わらない。もっと頑張ろうという意味で変化があるわけではない」

    「僕には自分の仕事があり、自分の優先事項があり、自分の前にあるプロジェクトがある。将来的には僕たちもうまくやれると確信している。ただ、時間と忍耐が必要なんだ」

  • ガブリエル・ボルトレト F1日本GP後のピットで“珍事” メカニックと接触し転倒

    ガブリエル・ボルトレト F1日本GP後のピットで“珍事” メカニックと接触し転倒

    ガブリエル・ボルトレト(アウディ)は2026年F1第3戦日本GPで13位フィニッシュとなり、チームはポイント獲得には至らなかった。

    レース自体は大きな波乱なく進んだものの、チェッカー後のピットレーンで思わぬ“ハプニング”が発生した。レース後、ボルトレトはマシンを止めたあと、コックピットから飛び降りる形で降車しようとした。

    しかし、その着地地点にメカニックが歩いていたため、両者は接触し、ボルトレトはそのまま地面に転倒した。

    幸いにも、この接触によるケガはなく、ドライバーとメカニックの双方に問題はなかったとみられている。

    テレビには映らなかった“もうひとつの出来事”
    レース中は大きな接触やトラブルが注目を集めた日本GPだったが、この出来事は中継には映らなかった。

    ピットレーンでの一幕はユーモラスな“珍事”として受け止められる一方で、レース後の動線管理や安全面の観点からも興味深いシーンとなった。

  • ガブリエル・ボルトレト アウディF1のウィートリー離脱は「驚きではない」

    ガブリエル・ボルトレト アウディF1のウィートリー離脱は「驚きではない」

    ガブリエル・ボルトレト(アウディ)は、2026年F1日本GPを前にジョナサン・ウィートリーがチーム代表の職を離れたことについて、「完全な驚きではなかった」と受け止めている。ウィートリーは2026年シーズン開幕からわずか2戦で、アウディF1チームを即時離脱することになった。

    中国GP直後にアウディは、かつてキック・ザウバーとして参戦していた同チームのウィートリーが「個人的な理由」により退任すると発表した。後任の役割は、アウディF1プロジェクトを率いるマッティア・ビノットが引き継ぐ。

    ボルトレト「完全に打ち込める状況ではなかった」
    ガブリエル・ボルトレト(アウディ)は、木曜のメディアデーで次のように語った。

    「彼は公にした個人的な事情があって、プロジェクトに完全にはコミットできなかったのだと思う。個人的に整えなければならないことがあるなら、それが最優先になる」

    「驚きだとは言わない。もちろん期間としては短いし、まだ2レースしかしていない。でも、彼は去年から僕たちと一緒にいたので、単に2レースだけという話ではない」

    ボルトレトは、ウィートリーが在任中にチームへ前向きな変化をもたらしたとも評価した。

    「彼は去年、とてもいい仕事をしたし、今年もそうだったと思う。すべてはかなりスムーズに進んでいた」

    「彼はみんなをいい状態に置いてくれたし、僕たちは多くの面で改善していた。彼はチームにポジティブさをもたらしたと思う。でも、このチームの中で僕たちが常に目指していることのひとつは、ひとりの人だけでなく全員でチームとして機能することだ。僕たちはひとりに依存しない」

    「彼が去年やってきたこと、今年やってきたことは、ひとりだけに依存するものではない。この方向性のまま進み続けていくはずだ」

    アウディ F1 ジョナサン・ウィートリー

    ビノット新体制への信頼
    ウィートリーの職務は、フェラーリでチーム代表を務めた経験も持つマッティア・ビノットが引き継ぐ。ボルトレトは、その新体制にも強い信頼を示した。

    「起きたことは起きたことだけど、僕たちは前に進む。マッティアが僕たちを正しい方向へ導いてくれることをうれしく思っている」

    「マッティアは完全に引き継ぎ、全面的な責任を担う。僕が全面的に信頼している人だし、僕にF1へ来る機会を与えてくれた人でもある。本当に感謝しているし、より大きな責任を担うことで彼がもたらすものにとても楽観的だ」

    ヒュルケンベルグ「レースウイークだから仕事に戻るだけ」
    一方でチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは、指揮系統の変化があっても、日本GPで結果を出すことに集中していると強調した。

    ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)は次のように語った。

    「雰囲気はいい。レースウイークだから、仕事に戻るだけだ」

    「目の前の仕事に集中している。僕もその話が出始めた時に、ほとんど世間と同じように知った。言われるべきことはもうすべて言われたと思うし、僕から新しく話せる情報はない。起きたことは起きたことだ。チームとして自分たちの役割を果たし、仕事を続けていくだけだ」

    アウディは、ウィートリーの突然の離脱という動きを抱えながら鈴鹿に乗り込むことになった。ただ、ボルトレトもヒュルケンベルグも、チーム内部の機能そのものは維持されるとの見方を示しており、日本GPではビノット新体制のもとでの立て直しが注目される。