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  • ラッセルが接触寸前バトル制覇 アントネッリとの火花散るF1カナダGPスプリント

    ラッセルが接触寸前バトル制覇 アントネッリとの火花散るF1カナダGPスプリント

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)が2026年F1カナダGPスプリントを制し、今季初のスプリント勝利を挙げた。しかし、このレースの主役は単なる勝者ではない。メルセデス内部でついに表面化した、“エース争い”そのものだった。

    チームメイトのキミ・アントネッリは序盤から執拗にラッセルへ襲いかかり、接触寸前のバトルへ発展。コース外走行、ホイール同士の接触、無線での抗議。メルセデスのガレージには、これまで抑え込まれていた緊張感が一気に噴き出した。

    ここ数戦、流れは完全にアントネッリ側へ傾いていた。史上初となるデビュー3連続ポール・トゥ・ウインを達成し、ランキング首位へ浮上。マイアミではラッセルが完全に主役の座を奪われ、“メルセデスの未来はアントネッリ中心”という空気がパドックを支配していた。

    だが、モントリオールでラッセルは黙っていなかった。

    アップグレード投入でメルセデス復活
    今回のカナダGPでは、フェラーリとアストンマーティンを除くほぼ全チームがアップグレードを投入。その中で最も効果を見せたのがメルセデスだった。

    スプリント予選ではラッセルとアントネッリがフロントロウを独占。しかも2列目のマクラーレン勢にコンマ3秒以上の差をつけており、W17の進化は明確だった。

    カナダ特有のストップ&ゴー特性、縁石処理、低速トラクションでメルセデスは一歩抜け出した。これまで弱点だったタイヤの立ち上がりも改善されており、オープニングラップでポジションを守り切れたこと自体が今季のメルセデスとしては異例だった。

    だが、その直後からチーム内対決が始まる。

    “かなり危険だ” アントネッリが無線で不満
    アントネッリはスタート直後からラッセルのDRS圏内へ張り付き続けた。

    そして5周目、ターン1で勝負へ出る。

    ラッセルはイン側を厳しく閉じ、アントネッリはシケインをカットする形で回避。その後も押し出されるように芝生へ飛び出し、無線で不満を爆発させた。

    「かなり危険だ」

    アントネッリはラッセルへのペナルティを要求。しかし、この2台の争いで最も得をしたのはランド・ノリスだった。

    マクラーレンのノリスは2台の隙を突いて2番手へ浮上。するとトト・ヴォルフは即座に無線を入れる。

    「無線で文句を言うんじゃない。ドライビングに集中しろ」

    メルセデス代表自ら感情を抑え込もうとするほど、状況はヒートアップしていた。


    ノリスは再び“漁夫の利” ピアストリも大量得点
    トップ2の争いの背後で、マクラーレンは冷静だった。

    ノリスは終盤までラッセルの背後0.数秒差を維持。しかし、モントリオール特有の抜きにくさもあり、決定打には届かなかった。

    それでもマクラーレンはオスカー・ピアストリが4位に入り、再びダブル入賞。コンストラクターズ争いでは着実に大量得点を積み重ねた。

    ピアストリは終盤、ウォール・オブ・チャンピオンズで接触したルイス・ハミルトン(フェラーリ)を攻略。さらにシャルル・ルクレールもハミルトンを抜き、フェラーリ勢は終盤に順位を落とした。

    ルクレールは5位、ハミルトンは6位。フェラーリは決定的に崩れたわけではないが、メルセデスとマクラーレンの戦闘力には届かなかった。

    フェルスタッペン苦戦 リンドブラッドが最後の1点
    レッドブルは厳しい週末が続いている。

    マックス・フェルスタッペンは7位。トップ争いに絡むだけのペースを最後まで見せられなかった。RB22はバンプへの対応に苦しみ、フェルスタッペン自身も週末を通じてマシン挙動への不満を口にしている。

    その一方で、レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドはハードタイヤ戦略を成立させ、8位で最後のポイントを獲得。ルーキーながら非常に安定したレース運びを見せた。

    リアム・ローソンも18番手スタートから11位まで浮上。金曜は油圧トラブルでほぼ走れず、スプリント予選も未出走だったが、決勝では強いオーバーテイクを連発し存在感を示した。

    コラピントが9位 アルピーヌに光明
    アルピーヌではフランコ・コラピントが9位と健闘。ポイントには届かなかったものの、安定したペースで中団上位を維持した。

    一方、ピエール・ガスリーはピットレーンスタートから20位。週末を通じてマシンバランスに苦しみ、レースでも流れを作れなかった。

    ハースはエステバン・オコンが13位。FP1でクラッシュした影響もあり、本来の競争力を取り戻せないまま終わった。

    アウディは依然苦戦 ヒュルケンベルグにペナルティ
    アウディは今回も苦しい内容だった。

    ガブリエル・ボルトレトは12位。ニコ・ヒュルケンベルグは終盤に10秒加算ペナルティを受け15位に沈んだ。

    依然としてレースペース不足は深刻で、特にタイヤマネジメントとストレートスピードの両面で苦戦が続いている。

    ただ、ボルトレトは混乱の多い中団で安定して走り切り、少しずつ経験値を積み重ねている。

    キャデラックとアストンマーティンは“データ収集モード”
    セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)は14位。ソフトタイヤスタートというギャンブル戦略を採ったが、大きな順位上昇には繋がらなかった。

    アストンマーティンはさらに厳しい。

    ランス・ストロールはスタート直前にフロントサスペンション問題が発生し、修復後に16位完走。フェルナンド・アロンソはレース途中でピットへ戻り、データ収集を優先する形となった。

    週末を通じてアストンマーティンはドライバビリティ、エネルギーマネジメント、ギアボックス挙動に苦しんでおり、ホンダPUとのパッケージ最適化には依然時間が必要な状況が続いている。

    最後尾勢も波乱続き
    バルテリ・ボッタス、オリバー・ベアマン、アレクサンダー・アルボン、ピエール・ガスリーはピットレーンスタート。大きな順位回復はできなかった。

    特にウィリアムズは厳しく、アルボンはFP1クラッシュのダメージが尾を引いた。

    さらにレッドブルのアイザック・ハジャーはエンジントラブルを訴えて一度ガレージへ戻る展開に。それでも再びコースへ出て走行を継続し、決勝へ向けたデータ収集を優先した。

    “メルセデス復活”と“内部抗争”が同時に始まった
    今回のスプリントは、単なる短距離レースではない。

    メルセデスは確実に速さを取り戻した。アップグレードは機能し、W17は今季最高レベルの完成度を見せた。

    だが同時に、“誰を中心にタイトルを狙うのか”という新たな問題も生まれた。

    ランキング首位のアントネッリか。

    経験と実績を持つラッセルか。

    モントリオールで始まったこの内部対立は、2026年シーズン後半最大のテーマになる可能性がある。

    ジョージ・ラッセル「シーズンが再スタートした感覚」
    「正直、不安はまったくなかった。マイアミは僕にとって相性の悪いサーキットだったし、長いブレイクもあった。いろいろ言われていたけど、結局はまたレースに戻りたかっただけだ」

    「ここから8週間で6レースある。ようやくシーズンが再スタートした感覚だ。モントリオールに戻って来られて最高だし、ファンも本当に素晴らしい」

    カナダグランプリ 2026年のF1世界選手権

    2026年 F1カナダGP スプリント 結果

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    2.ランド・ノリス(マクラーレン)
    3.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    5.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    6.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    7.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    8.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    9.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    10.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    11.セルジオ・ペレス(キャデラック)
    12.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    13.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    14.エステバン・オコン(ハース)
    15.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    16.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    17.バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    18.オリバー・ベアマン(ハース)
    19.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    20.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    21.アイザック・ハジャー(レッドブル)
    DNF.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

  • F1カナダGP:各チームのアップグレード一覧 メルセデスは大型改良投入

    F1カナダGP:各チームのアップグレード一覧 メルセデスは大型改良投入

    2026年F1カナダGPでは、多くのチームがアップグレードパッケージを投入した。マイアミGPで改良を導入したフェラーリF1やマクラーレンF1に加え、今回はメルセデスF1も大規模なアップデートを持ち込んでいる。

    ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、ストップ&ゴー特性と高いブレーキング負荷を持つ特殊なレイアウトであり、各チームは空力効率、冷却性能、リアの安定性向上を中心に改良を進めた。

    ■ メルセデス
    メルセデスF1はフロントウイングを改良。エレメント高さを下げ、フットプレートへ接続する形状へ変更したほか、追加ストレーキを導入してリア方向への気流改善とダウンフォース増加を狙っている。

    さらにフロアスロット配置を変更し、気流コンディショニングを改善。フロントケーキティン上部リップのキャンバーも低減された。

    ブレーキング負荷対策としてブレーキダクト入口・出口も拡大。フロアボード、フロアボディ、リアコーナー周辺も局所荷重改善のため更新された。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ■ フェラーリ
    フェラーリF1はマイアミGPで投入したアップグレードの最適化に集中。カナダGPでは新たな変更は導入していない。

    ■ マクラーレン
    マクラーレンF1は新型フロントウイングとエンジンカバーを投入。空力フロー改善を狙い、リアサスペンションフェアリングやフロアエッジデバイスも細部変更を実施した。

    さらにヘイロー上部にウイングレットを追加し、コックピット周辺からセンターエンジンカバーへ向かう気流管理を改善。リアウイングエンドプレートも荷重配分変更のため調整された。

    冷却ルーバー仕様も複数用意され、幅広い気温条件に対応可能となっている。

    マクラーレン

    ■ レッドブル
    レッドブルは空力バランスと信頼性向上を重視。フロントウイングフラップ形状を変更し、今後のサーキットに向けた空力バランスレンジを調整した。

    また、モナコとカナダの両GPを見据えてブレーキ冷却性能を強化。出口ダクトを拡大したほか、エンジンカバーには新型ラジエーター出口パネルを採用した。

    さらにビブと前方フロアデバイスを最適化し、局所荷重を増加させている。

    レッドブル・レーシング

    ■ アルピーヌ
    アルピーヌはフロア形状を全面刷新。あらゆる作動条件下で空力性能と効率向上を狙う。

    リアウイングも局所荷重改善のため変更された。

    ■ ハースF1チーム
    ハースF1チームはサイドポッド入口とエンジンカバーを中心にボディワークを改良。高エネルギー気流をリアへ導き、新型フロアをより効率的に作動させる狙いがある。

    新型フロアにはフロアボード、フロアエッジスプリット、よりアグレッシブなディフューザーを採用。

    さらにリアサスペンションとリアコーナーも更新され、サスペンションフェアリング位置変更やインボードドラムフェイスのウイングレット形状変更が行われた。

    ハースF1チーム

    ■ レーシングブルズ
    レーシングブルズは新型フロア形状を投入。広い作動領域で効率的なダウンフォース増加を実現する狙いだ。

    リアコーナーデバイスも再設計され、気流管理性能を改善。テールパイプブラケット更新も同様の効果を狙う。

    さらにビームウイング変更によって、リアウイング全体から追加荷重を引き出す。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    ■ ウイリアムズ
    ウイリアムズはサーキット特化型アップグレードとして新型FBD形状を投入。ブレーキ冷却能力を向上させる。

    加えてフロントコーナー周辺の相互作用改善を狙った新型サスペンションクラッディングも導入。

    また、マイアミで投入したアップデートを発展させ、テールパイプ位置変更によって周辺空力部品との連携を改善する。

    ウィリアムズ・レーシング

    ■ アウディ
    アウディは前後ブレーキダクトを新設計し、高負荷ブレーキングへの対応を強化した。

    さらに新型ディフューザーによってリア空力荷重を効率的に増加。サイドポッドルーバーも刷新され、より効率的な冷却オプションを可能にしている。

    ■ キャデラックF1
    キャデラックF1はフロントコーナー前縁リップを改良し、空力荷重を向上。

    内部ダクトと出口形状変更によってブレーキ冷却能力も増強した。

    リアではディフューザーウイングレットカスケード下端トリムとハンガー形状を変更し、局所空力荷重を高めている。

    ■ アストンマーティン
    アストンマーティンはカナダGPで新規アップグレードを投入しない。

    フェルナンド・アロンソとランス・ストロールがマイアミGPで振動問題改善を報告しており、現仕様の最適化を優先する方針となっている。

  • 【動画】 2026年F1カナダGP スプリント予選 ハイライト

    【動画】 2026年F1カナダGP スプリント予選 ハイライト

    2026年F1カナダGPのスプリント予選では、メルセデス勢が圧巻の速さを披露した。ジョージ・ラッセルが1分12秒965を記録してポールポジションを獲得し、アンドレア・キミ・アントネッリとのフロントロウ独占を達成。ランド・ノリスが3番手につけ、マクラーレン勢も上位争いに加わった。

    一方で、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)はSQ1でターン3のブレーキングでロックアップを喫してクラッシュ。赤旗中断となり、再開後は各車が最後の1周を巡って慌ただしい展開となった。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は苦戦しながらも7番手でSQ3進出。レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドはF1カナダGP初走行ながら9番手に入り、再び存在感を示した。

    F1公式サイトが公開したスプリント予選のハイライト動画では、ラッセルのポールラップ、アロンソのクラッシュ、赤旗後の混乱などを振り返ることができる。

    【動画】2026年F1カナダGP スプリント予選 ハイライト

    【動画】2026年F1カナダGP スプリント予選 ハイライト
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  • 2026年F1カナダGP:ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット&タイヤ戦略解説

    2026年F1カナダGP:ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット&タイヤ戦略解説

    2026年F1カナダGPは、モントリオールで初めてスプリントが実施される週末となる。舞台はセントローレンス川沿いのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで、例年より数週間早い時期に開催されることもあり、各チームは気温、路面変化、タイヤの温まりにこれまで以上に注意を払う必要がある。

    ピレリは今回、レンジの中で最も柔らかい3種類を持ち込む。C3がハード、C4がミディアム、C5がソフトに指定され、スプリントと決勝で異なる戦略判断が求められる週末になりそうだ。

    再舗装後の低摩耗路面と急速なトラックエボリューション
    ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは2024年に再舗装されており、路面は滑らかで摩耗性が低い。普段はF1開催週末以外にモーターレーシングで使用されないため、3日間を通じて路面状態は大きく変化し、各セッション内でもグリップが急速に向上していく。

    昨年は決勝日までグレイニングがタイヤに影響を与えたが、今年の新しいタイヤではその現象はより限定的になると見られている。路面コンディションの改善が進めば、金曜日の段階でグレイニングが解消される可能性もある。

    カナダグランプリ

    ストップ&ゴー特性がブレーキングとトラクションを左右
    全長4.361kmのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、14のコーナーと複数のストレートで構成される。最大の特徴はストップ&ゴー型のレイアウトであり、強いブレーキング時の安定性と、コーナー出口での最大限のトラクション性能が重要になる。

    実質的には市街地サーキットに近い性格を持つ一方で、オーバーテイクの機会もある。特に最終シケインへ向かうストレートエンドは勝負どころであり、その直前には1999年にデイモン・ヒル、ミハエル・シューマッハ、ジャック・ヴィルヌーヴが相次いでクラッシュしたことで知られる「ウォール・オブ・チャンピオンズ」が待ち構える。

    ソフトはスプリント向き 決勝は保守的な選択か
    モントリオールでは例年通り、天候も重要な要素となる。雨の可能性だけでなく、開催時期の変更により気温が通常より低くなる可能性があり、特に予選ではタイヤを適正作動温度まで引き上げる方法が大きな課題となる。

    3種類の中で最もウォームアップ性能に優れるのはソフトであり、1周のグリップでは最適な選択肢となる。そのため土曜日のスプリントでは有力な候補になり得るが、日曜日のグランプリではチームがより保守的なアプローチを取り、ハードとミディアムを中心に組み立てる可能性がある。

    マイアミで見られたように、決勝ではチームが慎重な選択を好む傾向がある。カナダGPでも今年は1ストップ戦略が再び優先される可能性がある。

    カナダグランプリ 2026年のF1世界選手権

    2025年は2ストップが最速 ハードが最も競争力を発揮
    2025年のカナダGPでは、1ストップを選んだのは主にグリッド後方からスタートしたドライバーに限られ、2ストップ戦略の方が速い結果となった。

    スタート時点ではミディアムとハードの選択がほぼ半々に分かれたが、最も競争力を発揮したのはハードだった。一方、ミディアムは初日より気温が高かった影響をやや受けた。終盤のニュートラライゼーション時には、4人のドライバーが最後のスプリントに向けてソフトを装着している。

    カナダGPは通算55回目 モントリオール開催は45回目
    今年のカナダGPは通算55回目の開催となる。現在のジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの開催は45回目であり、初期の大会はトロント近郊のモントランブランとモスポートパークで行われていた。

    最多勝はルイス・ハミルトンとミハエル・シューマッハの7勝で、ポールポジション記録も両者が6回で並んでいる。コンストラクターではマクラーレンが13勝で最多、フェラーリが12勝で続く。

    また、カナダGPはF1史上最長レースの記録も保持している。豪雨で中断された2011年のレースはジェンソン・バトンが制し、レース時間は4時間4分39秒に及んだ。この記録は、レギュレーションが変更されない限り破られることはない。

  • F1カナダGP 2026年からヨーロッパラウンド前の5月移動でカレンダー合理化

    F1カナダGP 2026年からヨーロッパラウンド前の5月移動でカレンダー合理化

    カナダグランプリの主催者は、F1のレースカレンダーを合理化し、より持続可能なものにするための取り組みを支援しており、今後のイベントを近年の慣例よりも早い時期に開催することに同意している。

    レースプロモーターのオクタン・レーシング・グループ、カナダ政府、ケベック州経済開発局、モントリオール市、ケベック州観光局、モントリオール観光局、ジャン・ドラポー公園などの主要な関係者が、このプロセスに関与した。

    新たな取り組みと協力体制により、2026年シーズンからは、グランプリは毎年5月の第3または第4週末に開催される予定である。今後のF1カレンダーはすべて、FIAの国際モータースポーツ評議会による承認を条件とする。

    この措置により、カナダグランプリはマイアミグランプリの次に開催されることになり、F1シーズンのヨーロッパでのレースはヨーロッパの夏の間、連続した期間に集約されることになり、F1関係者が毎年大西洋を渡る必要がなくなるため、関連する二酸化炭素排出量を大幅に削減できる見込みである。

    この発表は、より合理化されたスケジュールを作成するために近年F1がカレンダーにすでに行った変更に基づいている。

    日本グランプリはアジア太平洋地域のレースと時期を合わせるために春に移動され、アゼルバイジャンは選手権が東に向かってシンガポールへと向かうため秋に移動し、カタールはシーズン終了時にアブダビと密接に時期を合わせるように変更された。

    すでに発表されているように、カレンダーのより広範な合理化の一環として、モナコグランプリは2026年から毎年6月の最初の週末に開催されることとなる。

    カナダグランプリ F1 カナダGPF1は1978年シーズンからモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでレースを行っている。

    「プロモーターと、地方政府、州政府、中央政府に至るまで、カナダグランプリに関わっているすべての政府関係者パートナーに心から感謝している」とF1の社長兼CEO、ステファノ・ドメニカリは述べた。

    「イベントの仮設工事を加速し、これまでよりも早くF1コミュニティをホストする準備を整えるために関係者全員が尽力してくれたことに、私たちは拍手を送る。この変更により、今後のカレンダーの流れがより持続可能になるだけでなく、チームやスタッフにとってもロジスティックス的にもより合理的になる」

    「2030年までにネットゼロを達成するという我wレの取り組みは、スポーツ界として引き続き優先事項であり、このような変化のおかげで私たちは目標達成に向けて順調に進んでいる」

    オクタン・レーシング・グループのCEO、ジャン=フィリップ・パラディは「このスケジュール変更は、より持続可能な未来に向けた当社、そしてF1の取り組みにおける大きな一歩だ。これは、スポーツパフォーマンスとイベント運営を環境責任と組み合わせたいという当社の願いを表している」

    「我々は、モントリオールの夏季シーズンを延長するだけでなく、ファン、コミュニティ、忠実な観客にユニークで充実した体験を提供しようと決意している」

    「日程変更は、より持続可能で包括的な環境で素晴らしいカナダグランプリ体験を提供することに全力を注いでいる、ステークホルダーの協力のもと、我々のチームが策定したダイナミックな戦略的ビジョンに完全に統合されている」

  • F1パワーランキング:2024年第9戦カナダGP終了時点

    F1パワーランキング:2024年第9戦カナダGP終了時点

    Formula1.comが2024年F1第9戦カナダGP終了後のF1パワーランキングを発表。角田裕毅(RB)は総合7位に入っている。

    カナダグランプリは大盛況で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがジル・ヴィルヌーヴ・サーキットのウェットとドライの混戦を克服し、ランキングトップのリードを広げた。しかし、先週末、審査員に最も感銘を与えたのはどのドライバーだったのだろうか?

    F1パワーランキングは、Formula1.comの5人の審査員がグランプリ終了後に各ドライバーを評価し、週末を通してのパフォーマンスに応じて10点満点で採点。専門家のスコアを平均してレーススコアを作成し、そのスコアは総合パワーランキングのリーダーボードでシーズンを通して集計される。

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    モントリオールであれだけの混乱が起きたにもかかわらず、フェルスタッペンは勝利への道を見つけた。しかし、これは往年のフェルスタッペンが勝利を収めたときのようだった。チームメイトのセルジオ・ペレスが2戦連続でQ1敗退とDNFに終わった週末に、フェルスタッペンはそのスキルすべてを駆使してシーズン開幕当初のように無敵のクラスとは程遠い車をレースで戦える位置にまで引き上げた。

    2.ランド・ノリス(マクラーレン)
    ランド・ノリスは、2024年のグランプリでこれまで全戦入賞を果たした唯一のドライバーであり、マクラーレンと自身がともに結果を残せば、表彰台、さらにはその先の大きな飛躍も夢ではないことを知り、毎週末のレースを楽しんでいる。F1ファンにとっては、エキサイティングな時代となっている。

    3.ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    ジョージ・ラッセルの見事なポールポジション獲得は、メルセデスにとって2023年のハンガリー以来、ラッセルにとっては前年の同レース以来の快挙であり、厳しいスタートを切った今年、メルセデスのチーム全員の心を癒すような出来事だったに違いない。新しいフロントウイングが機能しているようで、ラッセルは勝利に繋げられなかったことに悔しさを感じていたが、今後のレースでさらなる成功を収める意欲を掻き立てられたはずだ。

    4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    カナダの週末、オスカー・ピアストリがマクラーレンの2番目に優れたドライバーだったことは、ノリスの現在の好調さを考えれば、決して軽視されたことではない。ピアストリは、他の多くのドライバーと同様、土曜日にポールポジションを獲得できるチャンスがあると感じていた。レース当日、ピアストリはノリスのきらめくようなペースには及ばなかったが(マクラーレンはこのオーストラリア人ドライバーと引き続き取り組んでいる)、彼は最後に5位を獲得する上で決定的な役割を果たし、マクラーレンが週末にチーム最多のポイント(メルセデスと同点の28)を獲得するのに貢献した。

    5.ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)
    一方、アルピーヌにとって2024年のポイントは極めて少ない。しかし、進歩はあり、ピエール・ガスリーの9位を筆頭に、チームは2024年最初のダブルスコアを獲得した。つまり、過去4回のレースのうち3回でポイントを獲得したことになる。

    6.ダニエル・リカルド(RB・フォーミュラワン・チーム)
    1997年のチャンピオン、ジャック・ビルヌーヴが「なぜリカルドがF1に残っているのか」と疑問を呈し、レッドブルとVCARBがセルジオ・ペレスと角田裕毅に契約延長を申し出た週にリカルドは気持ちを奮い立たせ、予選で素晴らしい走りを披露し、5番グリッドを獲得した。レース当日はより厳しいものとなったが、それでも彼は8位で今シーズン初のグランプリポイント(マイアミのスプリントで5ポイント)を獲得した。彼はこの結果は「必要だった」と認めている。

    7.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)
    ほとんど意味のないフリープラクティス2で1位を獲得したほかは、アロンソにとっては、レッドブル、メルセデス、マクラーレンが上位を独占する中、またしても傍観するしかなかった週末となった。アストンマーティンが表彰台に上るにはまだほど遠い状況だが、アロンソが常に結果を残し、チームを牽引する能力は相変わらず素晴らしい。

    8.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)
    ジェームス・ボウルズは、アレックス・アルボンをチャンピオンシップレベルのドライバーだと以前から評価しており、博識なチームボスから高く評価されているアルボンは、モントリオールでもその実力を改めて証明した。2戦連続でQ3に進出したことは素晴らしい成果だが、アルボンはレース中盤にカルロス・サインツのスピンしたフェラーリに不運にも巻き込まれてしまうまでは、確実にポイントを獲得できると考えていた。

    9.エステバン・オコン(アルピーヌF1チーム)
    2025年に新天地へ向かうというニュースを耳にしたばかりのオコンは、チームメイトのガスリーにポジションを譲るよう求められ、レース終了時に不満げな表情を見せた。オコンは18番グリッドから8位まで順位を上げただけに、その悔しさは倍増したが、少なくとも貴重な1ポイントを獲得し、アルピーヌがウィリアムズを上回るコンストラクターズランキング8位に浮上することに貢献した。

    10.ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    モントリオールでの3回のプラクティスセッションを終え、サプライズを起こしそうなドライバーを1人選ぶとしたら、おそらくルイス・ハミルトンを選ぶだろう。モントリオールで7度優勝しているハミルトンは、金曜と土曜の朝、生まれ変わったかのような走りを見せた。しかしその後は苦戦し、予選ではラッセルがポールポジションを獲得する中、ハミルトンは7番手に留まり、決勝では4位という結果に終わった。ハミルトンはこのパフォーマンスを「これまでで最もひどいグランプリだった」と語った。

    惜しくも圏外
    ランス・ストロールも今週、地元モントリオールでのレースで7位となり、6.8ポイントを獲得した。しかし、パワーランキングの規定により、ハミルトンより下位だったため、ランキング入りを逃した。

    2024年のF1世界選手権 カナダGP

  • F1カナダGP 考察:ノリスはなぜセーフティカー中にピットインしなかった?

    F1カナダGP 考察:ノリスはなぜセーフティカー中にピットインしなかった?

    ランド・ノリスがトップに立っていたときに最初のセーフティカーでピットインしていたら、マックス・フェルスタッペンに次ぐ2位ではなく、F1カナダGPで優勝していた可能性が非常に高かっただろう。

    ランド・ノリスがピットレーン入口まであと300メートルというところで、セーフティカーのシグナルが点灯した。

    後続車のフェルスタッペンとジョージ・ラッセルがしたよにピットインする時間は十分にあった。1周にピットインしたノリスは、セーフティカーの後ろの列で彼らの後ろに並んだ。

    ノリスは、他のドライバーがセーフティカーのデルタ速度(通常はセーフティカー自体よりも速い)まで走行できたのに対し、先頭としてセーフティカーに追従しなければならなかったために10秒を失った。ピットストップが終わった後、その10秒は彼がリードを失うのに十分だった。

    「僕たちは間違った判断を下した。僕とチームに責任がある。ピットインする時間は十分にあったのにそうしなかった。僕たちはもう勝てた日に2位では満足できないほどの競争力レベルに達している」とノリスはレース後に語った。

    しかし、この奇妙な選択の背景には何があったのだろうか?

    それはすべて、マクラーレンのタイヤの使いやすさと天候の不確実性に関係していた。レースの最初のインターミディエイトタイヤ装着段階では、マクラーレンはタイヤの摩耗を最小限に抑えることを念頭にセットアップされていたが、これは最初は超高速ではないことを意味していた。

    通常、このようなセットアップにはタイヤ空気圧を高めることが含まれる。タイヤを長持ちさせればさせるほど、戦略上の柔軟性が高まる。特に、常に雨に見舞われると予想されるレースでは、この柔軟性が非常に重要となる。

    インターミディエイトが摩耗する前に走れるスティントが長いければ長いほど、新しいインターミディエイトに交換して、その少し後にスリックタイヤに交換することでピットストップ時間を20秒余分に失うのではなく、乾いたときにすぐにスリックタイヤに交換できる可能性が高くなる。

    塗装通り、ノリスとオスカー・ピアストリのドライブするマクラーレンは、ジョージ・ラッセルとフェルスタッペンがトップを走るペースには、当初は大きく及んでいなかった。10周目には、マクラーレンは10秒以上の差をつけられていた。

    しかし、そこから2台のマクラーレンは着実にコース上での最速車となった。さらに9周後には、ノリスは差を埋めるだけでなく、フェルスタッペンとラッセルを追い抜き、4周後には彼らから8秒近く引き離した。


    このポイントで、ローガン・サージェントのクラッシュしたウィリアムズのためにセーフティカーが導入された。ノリスは、前の2周のほとんどをレースエンジニアのウィル・ジョセフと、この先の小雨が降る間もオリジナルのインターミディエイトタイヤで走り続け、その後すぐにスリックタイヤに履き替えることができるかどうか、それとも新しいインターミディエイトタイヤに履き替えるためにピットインする必要があるかどうかについて議論していた。

    セーフティカーが導入されたときも、この議論は彼らの焦点であった。この時点では、ピットストップをせずに走行距離を稼ぐことも検討されていた。しかし、ピットレーンを通過した後も、ノリスが議論を続けたとき、実際にはオールドタイヤで走行し続けるのはあまりにもリスクが高いことが判明した。

    2024年F1 カナダGP ランド・ノリスランド・リスはカナダでも表彰台を獲得し、チャンピオンシップでルクレールとの差を縮めて2位となった。

    そのチャンスを逃したことが、おそらくノーリスにレースでの敗北をもたらした。彼は2回目のピットストップで、フェルスタッペンとラッセルよりも2周長くコースにとどまることで、後半のペースの良さを活かして、彼らが冷えたスリックタイヤで走ったときよりも暖かいインターミディエイトで速く走れることを期待した。その結果、ラッセルよりも前に出たが、フェルスタッペンには及ばなかった。

    「振り返ってみると、ミディアムスティントで頑張りすぎたかもしれない」とノリスは語った。

    「スティントの終わりに僕はとても速かったので、僕たちはコースに留まったけど、早めにプッシュしきれなかった。ピットストップの1、2周前にジョージを追い抜いてマックスとのギャップを縮め、彼をアンダーカット、またはオーバーカットするチャンスをもっと増やせたはずだ」

    ノリスは当然ながらがっかりしたが、苦々しい思いはなかった。「セーフティカーはマイアミで得たものを奪ってしまった」とノリスは語った。セーフティカーは彼の最初のグランプリ優勝を助けたが、今回は勝利のチャンスを失った。「マイアミでは助けになったので、文句を言うつもりはない。レースではそういうこともある」

  • 2024年 F1カナダGP 決勝:FACTS AND STATS

    2024年 F1カナダGP 決勝:FACTS AND STATS

    2024年のF1世界選手権 第9戦 カナダGPのレースはジェットコースターのような展開となり、天候がジル・ヴィルヌーヴ・サーキットを大混乱に陥らせ、順位が乱高下する中、バトルが絶え間なく続く、興味深い数字が生まれた素晴らしいレースとなった。

    ■ 今日はマックス・フェルスタッペンの通算60勝目であり、2021年に入ってからの直近75レースでの50勝目でもあった。

    ■ また、フェルスタッペンにとって3年連続のカナダグランプリでの勝利でもあった

    ■ この勝利により、レッドブルのコンストラクターズ選手権でのリードは2倍以上となった。決勝以前はフェラーリに24ポイント差をつけていたが、現在は49ポイント差となっている。

    ■ フェルスタッペンとマクラーレンのランド・ノリスは、過去5回のグランプリで4度目のワンツーフィニッシュを果たした。

    2024F1 カナダGP 決勝 ルイス・ハミルトンルイス・ハミルトンは2024年に初めてトップ5入りした。

    ■ マクラーレンは10年ぶりにカナダでポイントを獲得した。

    ■ ノリスは2024年のすべてのグランプリでポイントを獲得している最後のドライバーとなった。

    ■ チームメイトのオスカー・ピアストリは5位に入った。今シーズンのグランプリでポイントを獲得できなかったのはマイアミでの1回のみ。

    ■ 今日は、1968年にブルース・マクラーレンがスパでマクラーレン初のF1グランプリ優勝を果たしてから56年目にあたる。

    ■ ジョージ・ラッセルの3位は、メルセデスにとって今年初のグランプリでの表彰台となった。

    ■ ルイス・ハミルトンの4位は、今シーズンのグランプリで初のトップ5フィニッシュとなった。

    ■ ハミルトンは過去8回のカナダGPで、表彰台を逃したのは今回が2回目だった。

    ■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは6位となり、2レース連続のノーポイント記録を終わらせた。

    ■ チームメイトのランス・ストロールは、母国レースで5回目のポイント獲得となる7位でフィニッシュし、ジル・ヴィルヌーヴが保持していたカナダ人ドライバーの記録を更新した。

    2024F1 カナダGP 決勝 バルテリ・ボッタスバルテリ・ボッタスは今シーズン最高の結果を残した。

    ■ RBのダニエル・リカルドは8位で、2024年のグランプリで初めてポイントを獲得した(それ以前はマイアミ・スプリントで4位)。

    ■ ピエール・ガスリーの9位は、今シーズンアルピーヌにとって今シーズンのグランプリでの最高順位となった。

    ■ チームメイトのエステバン・オコンが10位に入り、アルピーヌは2024年に初めて2台でポイントを獲得した。

    ■ ニコ・ヒュルケンベルグ(11位)とケビン・マグヌッセン(12位)は、フルウェットタイヤでスタートした唯一のドライバーであり、レース序盤でハースの2台はトップ4を走行した。

    ■ バルテリ・ボッタスはキックスーバーで13位に入り、今シーズン最高の成績に並んだ。

    ■ RBの角田裕毅は14位でフィニッシュし、連続ポイント獲得は3戦で途絶えた。

    ■ フェラーリが2戦連続でノーポイントに終わったのは、2023年のオーストラリアGP以来のことである。

    ■ レッドブルのセルジオ・ペレスはモナコとカナダで連続DNFとなった。

  • 2024年 F1カナダGP 決勝:トップ10 F1ドライバーコメント

    2024年 F1カナダGP 決勝:トップ10 F1ドライバーコメント

    2024年のF1世界選手権 第9戦 カナダGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

    雨と2度のセーフティカーによる波乱に富んだレースでマックス・フェルスタッペンが今季6勝目。2位にはランド・ノリスが続き、3位のジョージ・ラッセルはメルセデスに今シーズン最初の表彰台をもたらした。

    1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「とても実りある優勝になった。今日のようなレースはなにが起こるか分からないので、楽しんでレースをすることができた。天候が悪かったため、簡単にミスをしやすい状況だった。走行ラインから少しでも外れると、コースアウトして壁に衝突してしまうので、より集中して走らなければならなかたt。それでも、チームは落ち着いていて、ベストなタイミングで正しい判断をしてくれた。過去のレースでは今日のようなコンディションでもいい結果を残しているので、自信を持って挑むことができた。セーフティカーは時に有利にも不利にも働くけど、今日は運がよかったようだ。終盤にスリックタイヤに変えてからはマシンのペースはとてもよく、最後まで維持することができた。タフなレースウイークだったけど、60勝目を挙げることができたことを誇りに思う」

    2位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「波乱に富んだレースだった!正直に言うと、最初から最後までいいレースができたと思う。車内のコンディションはすごくストレスフルだったけど、同時にすごく楽しかった。最初の2スティントはとてもよかったけど、セーフティカーのせいでちょっと運が悪かった。いいレースをし、ミスもしなかったマックス・フェルスタッペンはよくやった。2位で満足している。すごく楽しかったし、チームのためにいいポイントを獲得できた。週末ずっと車は最高だったから、マクラーレンのみんなに感謝する。また表彰台に上がれてすごくうれしい。トップに返り咲くために戦い続ける」

    3位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日は自分自身に失望している。ミスが多すぎて、後退し、勝利のチャンスを失ってしまった。限界ギリギリまで攻めていた。それでも3位という結果に失望できるのは素晴らしいことだ。ここ数レースで少しずつ進歩してきたし、カナダに来てポールポジションと表彰台を獲得できたことは本当に励みになる。週末を通してコース上での最速のマシンの一台だったし、間違いなく進歩している。ここから得られるポジティブな要素はたくさんある。路面コンディションは信じられないほど厳しかった。ホイールが1ミリでもラインから外れると、大変なことになる。残念ながら、僕が犯したミスは他の車に先行を許すという結果につながってしまった。他のドライバーもミスを犯したけど、僕たちほど大きな代償を払うことはなかった。それでも、自分たちのペースを守り、表彰台まで挽回することができた。今後も努力を続け、マシンを開発していく。バルセロナに行くのが楽しみだ」

    4位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「今日はチームにとって良い結果を残すことができた。また、今週末はトップに近づけたように感じられ、とても心強い。ブラックリーとブリックスワースのみんな、最近のアップデートを実現するために一生懸命働いてくれて本当にありがとう。正しい方向に進んでいるので、今後もその進歩を続けるために努力を続けていく。僕個人としては、最高の週末ではなかった。上位争いができるペースだったけど、最終的には4位で終わった。これから、もっと強くなって戻ってくるために何をすべきかを考えようと思う。全体的にミスが多すぎたけど、ポジティブな面としてはマシンのパフォーマンスが挙げられる」

    5位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「5位。もちろん、ガレージの僕の側としては望んでいた結果ではないけど、チームとしては良いポイントを獲得できたし、コンストラクターズ選手権でも前進できた。メルセデスがフレッシュタイヤで最終スティントで記録したペースは予想以上だったけど、レースは大混乱になる可能性もあったので、結果には満足できると思う。これからはトリプルヘッダーに全力を尽くす。何ができるか楽しみだ」

    F1 カナダGP 決勝 マックス・フェルスタッペン

    6位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「チームにとって良いレースだったし、非常に厳しいレースウィークエンドで6位と7位でフィニッシュできたのは良い結果だ。バルセロナに向けてもっと楽観的になれると思う。天候は不安定だったけど、僕にとっては孤独なレースになってしまった。トップ5のマシンは今日は少し速すぎたし、後方に脅威となるマシンもあまりなかったので、僕たちにできることはあまりなかった。天候が不安定でストレスフルなレースだった。ミスを避け、適切なタイミングでタイヤを交換する必要があった。最も重要なのは、2台とも完走し、チームにダブルポイントをもたらしたことだ」

    7位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日のパフォーマンスにはとても満足している。これまでで最も難しいレースのひとつだった。刻々と変わるコンディションに気を引き締める必要があったけど、うまく対応することができた。最初のスティントは、特に路面が乾き始めたため、タイヤの管理が本当に重要だった。そして、セーフティカーが導入された2回目の雨のときに、インターミディエイトタイヤに交換するためにピットインすることができた。ハードコンパウンドへの切り替えをうまく判断し、他のマシンが苦戦する中、コース上に留まるできた。このサーキットの特性は間違いなく僕たちのマシンに合っていたけど、集中力を保ち、チャンスを最大限に生かすために良い仕事をしたと思う」

    8位:ダニエル・リカルド(RB)
    「このレースウイークは、はじめからいいスタートを切ることができた。今日は荒れたレースとコンディションだったので、ポイントを獲得できてうれしい。ジャンプスタートでペナルティーを受けた時はすこし混乱してしまった。ライトが消える前にスタートしたつもりはないえkど、スタート中にマシンが動いた感覚があったような気がした。原因を追究していくけど、今日はこのことが足を引っ張ってしまった。ピットインしてインターミディエイトタイヤに変更したけど、ほかのマシンたちからポジションを奪われてしまい、ニュータイヤをうまく活かすことができなかった。ポイント圏外となってしまったけど、ミディアムタイヤに履き替えて走行していたレース終盤に路面がだんだんと乾いてきて、トップ10内までにポジションを取り戻すことができた。後方グループとの差を広げることができて、かなりうまく進められたのでいい週末になった」

    9位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日はチームとして非常に満足できる結果だった。今年初めて2台ともポイントを獲得。レースのスタート直後の第2コーナーでセルジオと接触し、数ポジションを失ってしまった。その後は挽回に専念した。今日は良い判断ができた。他のマシンがまだインターミディエイトを履いているときに、ハードタイヤに早めにピットインした。今思えば、もう1周待つべきだったかもしれないけど、結果的にうまくいき、ペースも安定し、スタートで失ったポジションを取り戻すことができた。今日はチームのために最大限の成果を上げようとし、レース終盤でダニエルと順位を入れ替えながら8位を狙おうとした。今日の獲得ポイントとチームの素晴らしいチームワークにはとても満足している」

    10位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
    「今日は2台でポイントを獲得できてチームとして嬉しい。グリッド最後尾からポイント獲得を目指して大レースを戦い、チームにとって素晴らしい結果となった。レース開始前にグリッド上で車の修理をしなければならなかったけど、チームの懸命な努力に感謝している。レース終盤はエネルギー管理が難しく、バッテリーの性能を十分に引き出せなかった。前を走るダニエル・リカルドに追いつくために、ピエールに2周先に行かせるよう指示されていた。ピエールに先行させ、2周前のラップで順位を下げてしまった。チームのために最善を尽くし、与えられた指示に従った」

  • 2024年 F1カナダGP 決勝:11位以下 F1ドライバーコメント

    2024年 F1カナダGP 決勝:11位以下 F1ドライバーコメント

    2024年のF1世界選手権 第9戦 カナダGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。

    角田裕毅は、入賞圏内を走行していた残り3周でスピンを喫してポイント争いから脱落して14位。雨と2度のセーフティカーが出動したジル・ヴィルヌーブ・サーキットでのレースは5台がリタイアするサバイバルレースの展開となった。

    11位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
    「角田のスピンに反応して、ストップして何とか彼を避けるようにしたけど、数ミリの差だったと思う。衝撃に備えていた。最初の10周はとても順調だったけど、その後トラックが乾いてしまい、これまでの努力が水の泡になってしまった。でも、そのようなシナリオは予測していた。ミスなくクリーンなレースだったと思うけど、セーフティカーの1台が出たのは少し運が悪かった。チャンスを逃した感じだ。終盤、最初のセクターでコース上でのスリックタイヤのグリップを維持するのが難しかったので、スリックタイヤに履き替えるタイミングを少し遅らせたのは良かった。そこで数ポジションを上げることができたけど、その後は他のマシンとトレインを組んで走ることになった。ハイダウンフォースで走っていたので、ストレートでは無防備な状態だった。DRSも使えず、かなり遅いスピードしか出せなかった」

    12位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
    「レースで多くのチャンスがあったにもかかわらず、今日はベストを尽くせなかったように感じた。そのチャンスを生かしきれなかったのは残念だ。今はまだすべてが曖昧なので、見直して理解しようと思うけど、チャンスはたくさんあったのは確かだ。ピットストップは1回が非常に遅く、もう1回も中くらい遅かった。また、フルウェットからインターに早すぎるタイミングでピットインしたと思う。レースの序盤で何かが起きるような気がしたけど、結局何も起こらなかった」

    13位:バルテリ・ボッタス(ザウバー)
    「今日は簡単な一日ではなかった。この天候条件に適したマシンにするためにセットアップを変更したのは正しい判断だったと思う。いつも通り、試してみることは良いことだ。ダウンフォースを少し多く引き出すことができた。インターミディエイトタイヤを装着したままコースにとどまるのは正しい判断だった。その後、スリックタイヤでアグレッシブに走ろうとしたけど、おそらくピットインは1周早かったかもしれない。結局、今日はトップ10に入れなかったけど、このペースではこれ以上の結果は望めなかったように思う。コース上での進歩は、他の車がミスをしたりリタイアしたりしたことによるものだった。今後については、マシンを速くするためにアップデートを投入し続ける必要がある。より大きなアップグレードが控えており、それが進歩の鍵になると確信している。バルセロナも接戦になるだろう。それまでにやるべきことは分かっている。Q2に返り咲くことが第一歩であり、そこからさらに上を目指す」

    14位:角田裕毅(RB)
    「今日は自分のミスでした。チームに申し訳ないと思っています。古いインターミディエイトタイヤで走るのは簡単ではありませんでしたが、悪くはなかったと思います。チームは正しい戦略を立てて、すばらしい仕事をしてくれました。タイヤを交換するタイミングの判断もよかったと思います。少なくとも、フリー走行から予選までは状況がよかったと思いますが、残念な結果になってしまいました。とにかく結果を出したかったです」

    15位:周冠宇(ザウバー)
    「今日は、全体的に厳しい週末だった上に、またしても厳しいレースとなった。レース中は様々なことが起こったけど、特に後半は孤独なレースだった。モナコ同様、ブレーキやコーナリングに関して、マシンにあまり自信を持てなかった。このような週末を終えた今、僕たちは腰を据えて問題を調査し、バルセロナを前にしてそれらに対処する必要がある」

    F1 カナダGP 決勝 角田裕毅

    DNF:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
    「チームにとって忘れたいレースだ。週末ずっとグリップとハンドリングに苦しんでいたので、今日は難しいレースになることは分かっていた。レース全体を通してギリギリの展開だったけど、DRSゾーンで追い越しを試みた際に縁石でミスをしてしまった。チームとアレックス(・アルボン)に謝りたい。スペインまでに、今週末に何が起こったのかを把握し、今後のレースで同じ状況に陥らないよう対策を立てる必要がある。僕たちは前に進む」

    DNF:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日のレースは残念な結果に終わった。ポイント獲得のチャンスは十分にあったし、コンディションの変化に合わせてどのコンパウンドでもクルマの感触は良かった。不必要なリスクは冒さず、チームのレースプランも完璧に遂行していた。天候を考えると、常に生き残りをかけた戦いになることは明らかだったけど、結局のは他人のミスに巻き込まれてしまった。それがレースというものだし、自分には他にできることはなかったと思う」

    DNF:セルジオ・ペレス(レッドブル)
    「最近の流れがあまりよくないので、今後の数週間で調子を取り戻せるように努力する。1周目にピエール・ガスリー(アルピーヌ)と接触してフロントウイングにダメージを負って、最初のスティントで勢いを失ってしまった。レースの大半は乾いた走行ラインが1本しかなく、追い抜くことが難しい状況だった。後半に路面が乾きはじめたけど、装着していたインターミディエイトタイヤを少し使いすぎてしまった。新しいインターミディエイトタイヤに変更しフロントウイングを交換するとペースを取り戻すことができたけど、それでも追い抜くのは困難だった。第6コーナーで濡れていた箇所にタイヤが乗ってしまい、ブレーキを踏むことができずマシンを制御できまなかった。ここ数週間はとても厳しいレースウイークになっているけど、気持ちを切り替えてこのような週末から学んでいきたいと思う。予選後にいくつか問題を見つけたので、それがなければもっと上位を狙えたと思う。次戦のスペインGPでは、シーズン序盤のころのような調子を取り戻すことを願っている。今後は相性のよいサーキットでのレースもあるので、前向きに取り組んでいく」

    DNF:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日のレースで問題となったのはエンジンだ。他のマシンよりも大幅にラップタイムが遅れていたので、ポイント獲得のチャンスはこれしかないと思い、スリックタイヤで走ることにした。失うものは何もなかったし、後悔もしていない。これは痛手だし、2人とも完走できなかったことでチームにとっては大きなポイントロスだ。同じことが起きないように、問題の原因を調査するつもりだ」

    DNF:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
    「コースコンディションは、特にレースの序盤は水たまりが多くて難しかった。アクアプレーニングも多発していたので、それをうまくコントロールしようとしていた。今日はミスが多すぎて、特に2つのミスは痛かった。リアがすぐに滑ってしまい、どうにもならなかった。今週末はうまく走れていると感じていたので、自分自身にがっかりしている。クリーンなラップを刻むことができたときはペースも良かった。前を向いて進んでいくよ」