タグ: オーストラリアGP

  • F1オーストラリアGP 分析:フリー走行データから読み取るチーム勢力図

    F1オーストラリアGP 分析:フリー走行データから読み取るチーム勢力図

    2026年F1シーズンがメルボルンのアルバート・パークで開幕し、11チームが金曜のフリー走行で初めて本格的な比較を行った。

    2026年は大幅なレギュレーション変更が導入されたこともあり、プレシーズンテスト後も勢力図は不透明なままだったが、2回のプラクティスによってある程度のヒエラルキーが見え始めている。

    2025年に圧倒的な強さを見せたマクラーレンを中心に、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングがトップグループを形成。各チームのデータ分析からは、予選ペースとレースペースの両面で僅差の争いが続いていることが明らかになった。

    オーストラリアGP

    マクラーレンは依然として優勝争いの中心か
    ホームレースを迎えたオスカー・ピアストリがFP2で最速タイムを記録し、マクラーレンは金曜日のタイムシートのトップに立った。チームのデータでは、予選シミュレーションとレースシミュレーションの双方で最速という結果が出ている。

    ピアストリはFP1でパワー喪失の兆候がありガレージに戻る時間が長かったが、FP2ではスムーズに走行を重ねてトップタイムをマークした。

    一方、2025年王者ランド・ノリスはトランスミッション制御の確認のためFP1の多くを欠場。それでも理想ラップのデータでは、ベストミニセクターを合計した場合に0.303秒を失っていたことが判明しており、まだ改善の余地を残している。

    ピアストリは土曜に向けて次のように語った。

    「目標はフロント数列に並ぶことだ。ポールになるかどうかは分からない。レースペースやロングランがどうなのかもまだ完全には見えていない」

    「周りの何チームかより良いとは言えないかもしれないが、悪くはないと思う。今は一貫性を作ることが一番重要で、FP2ではそれに少し近づけたと感じている」

    オーストラリアGP 2026年のF1世界選手権

    メルセデスはテストの速さを再び証明
    バーレーンテストで強さを見せたメルセデスは、FP1でトラブルを抱えた。トラックサイドエンジニアリング責任者のアンドリュー・ショブリンは、パワーユニット側の設定問題があり「かなり混乱したセッション」だったと説明している。

    ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリはマシンバランスに苦しみ、コーナリングスピードの低下がエネルギーデプロイメントにも影響するという連鎖的な問題が発生した。

    しかしFP2ではセットアップ変更が功を奏し、マシンの反応は大きく改善。両ドライバーはロングランも安定して行うことができた。

    アントネッリはトップ争いの接戦を強調した。

    「トップチーム同士の争いはかなり接近しているように見える。簡単な戦いにはならない。フェラーリ、マクラーレン、レッドブル・レーシングも強そうだ」

    「僕たちは自分たちの作業に集中して、さらに改善していく必要がある」

    データ上ではメルセデスは予選・レースの両方で2番手の位置につけている。

    オーストラリアグランプリ

    フェラーリは安定してトップ4圏内
    フェラーリはFP1でシャルル・ルクレールがトップタイム、ルイス・ハミルトンが2番手というワンツーを記録した。

    FP2ではルクレールが5番手、ハミルトンが4番手と順位を落としたが、チーム内部の雰囲気は依然として前向きだ。

    フェラーリはプレシーズン中、2026年の期待値を慎重に語ってきたが、金曜の走行ではトップ4の一角にいることを示した。

    ハミルトンはセッションを振り返り、「とても良い一日だった」と語り、チームが「できる限り最善の仕事をした」と評価した。

    一方ルクレールはFP2で異なるセットアップを試した結果、「うまくいかなかった」と認めつつも、予選は「かなり接戦になる」と見ている。

    データ分析ではフェラーリは予選・レースともに3番手だが、マクラーレンとの差は0.14秒しかない。

    オーストラリアグランプリ 2026年のF1世界選手権

    レッドブル・レーシングは金曜時点で4番手
    レッドブル・レーシングはプレシーズンから実力を隠しているのではないかという見方があり、ラッセルもテストデータからその可能性を示唆していた。

    FP1ではマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーがすぐに速さを示したが、FP2では状況がやや難しくなった。

    ハジャーはデプロイメントの一貫性に問題を抱え、バランスにも苦しんだ。

    フェルスタッペンは電子制御ボックスの問題でピットレーンで停止。エンジニアリング責任者のポール・モナハンは、ギアに入ったままクランキングできず「ギアを抜くことができなかった」と説明している。

    問題が解決すると走行を再開できたが、貴重なトラックタイムを失う結果となった。

    それでもレッドブル・フォード・パワートレインはプレシーズンと同様に信頼性面では安定しており、チームにとっては前向きな材料となっている。

    現時点のデータではトップ4の中で4番手と評価されているが、レッドブル・レーシングは過去数年間、金曜夜の作業で大きくパフォーマンスを向上させてきた実績がある。

    モナハンは次のように語った。

    「他チームが何をしているかは我々のコントロール外だ」

    「我々にできるのは明日、自分たちのマシンから最大限を引き出すことだけだ」

    「他チームより良い仕事ができれば、我々は競争力を持つことができる」

  • ジョージ・ラッセル F1オーストラリアGP FP3最速 メルセデスは明暗

    ジョージ・ラッセル F1オーストラリアGP FP3最速 メルセデスは明暗

    2026年F1オーストラリアGPのフリー走行3回目(FP3)がアルバート・パークで行われ、メルセデスのジョージ・ラッセルが1分19秒053を記録してトップに立った。

    一方でチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリは終盤に大クラッシュを喫し、メルセデスにとっては明暗が分かれるセッションとなった。

    セッションはバリア修復で開始遅延
    FP3は、直前に行われたF3スプリントレースで発生した事故の影響によるバリア修復のため、開始が遅れて現地時間12時50分にスタートした。

    最初にコースへ向かったのはアルピーヌのフランコ・コラピントを先頭とするグループで、ルイス・ハミルトンやフェルナンド・アロンソらも続いた。

    走行開始直後にはウィリアムズのカルロス・サインツJr.がピット入口付近でマシンを停止。

    イエローフラッグの後にバーチャル・セーフティカーが導入され、その後マシン回収のため赤旗となった。サインツJr.はマシンを降りてピットへ歩いて戻る姿が確認された。

    ルクレールが中盤トップ
    再開後は多くのマシンがコースへ戻り、セッションは一気に慌ただしい展開となった。

    アストンマーティンはランス・ストロールのパワーユニット問題により修復作業が長引き、ストロールはこのセッションに参加できなかった。

    セッション中盤にはフェラーリのシャルル・ルクレールが1分20秒271を記録してトップに立ち、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリを0.053秒差で上回った。

    ハミルトンが3番手につけ、各車はソフトタイヤでのタイムアタックに移行していった。

    アントネッリがターン2で大クラッシュ
    セッション終盤、フレッシュなソフトタイヤを装着したマシンがタイム更新を狙う中、ターン2でアンドレア・キミ・アントネッリがクラッシュ。

    縁石に乗りすぎてリアを失い、メルセデスW17は大きくクラッシュした。

    アントネッリは無線で無事を報告してマシンから自力で降りたが、セッションは赤旗となり、マーシャルがデブリ回収と車両撤去を行った。

    ラッセルが最後にトップ奪取
    残り4分弱でセッションが再開すると、各車が最後のアタックへ。

    ランド・ノリスが一時5番手に浮上したが、その直後にジョージ・ラッセルが1分19秒053を記録しトップに立った。

    このタイムはシャルル・ルクレールに0.774秒差をつける圧倒的なラップとなり、セッションはそのままチェッカーフラッグを迎えた。

    最終的にハミルトンが2番手、ルクレールが3番手。

    地元オーストラリアのオスカー・ピアストリが4番手、アイザック・ハジャーが5番手となり、マックス・フェルスタッペンは6番手だった。

    レーシングブルズのルーキー、アービッド・リンドブラッドは11番手と引き続き好調を維持。

    リアム・ローソンが12番手、エステバン・オコン、ニコ・ヒュルケンベルグ、ピエール・ガスリー、フランコ・コラピントが続いた。

    アレクサンダー・アルボンは17番手、フェルナンド・アロンソは18周を走行して18番手。

    キャデラックのバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスが19番手と20番手となり、サインツJr.は走行再開できず21番手、ストロールはICE問題の疑いにより走行できなかった。

    この後、パドックの注目は現地時間16時に開始予定の2026年シーズン最初の予選へと移る。

    オーストラリアグランプリ 2026年のF1世界選手権

    2026年 F1オーストラリアGP FP3結果

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分19秒827(22周)
    2.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分19秒696(22周)
    3.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分19秒827(19周)
    4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分20秒087(17周)
    5.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) – 1分20秒137(14周)
    6.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) – 1分20秒197(14周)
    7.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分20秒324(18周)
    8.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分20秒443(22周)
    9.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) – 1分20秒459(18周)
    10.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) – 1分20秒778(17周)
    11.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) – 1分20秒838(15周)
    12.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分20秒890(13周)
    13.エステバン・オコン(ハースF1チーム) – 1分20秒983(18周)
    14.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) – 1分21秒067(22周)
    15.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分21秒071(25周)
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分21秒413(21周)
    17.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分21秒664(16周)
    18.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分22秒720(19周)
    19.バルテリ・ボッタス(キャデラック) – 1分23秒514(12周)
    20.セルジオ・ペレス(キャデラック) – 1分24秒397(20周)
    21.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 計測なし(1周)
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 計測なし(0周)

  • FIAが“直前撤回” F1オーストラリアGPのアクティブエアロゾーン騒動

    FIAが“直前撤回” F1オーストラリアGPのアクティブエアロゾーン騒動

    2026年F1シーズン開幕戦オーストラリアGPの土曜日、アルバートパークでFIAが下した決定がパドックに大きな混乱をもたらした。

    最終プラクティス(FP3)を目前に控え、FIAはアクティブエアロの「ストレートモード」ゾーンのひとつを突然削除。しかしチームとドライバーから強い反発が起こり、わずか1時間足らずでその決定を撤回するという異例の展開となった。

    2026年の新レギュレーションでは、コーナーではダウンフォース重視の「コーナーモード」、ストレートでは低ドラッグの「ストレートモード」を切り替えるアクティブエアロが導入されている。アルバートパークでは当初、このストレートモードを使用できるゾーンが5カ所設定されていた。

    しかしそのうちの1つ、ターン8出口から高速のターン9〜10のS字区間へ向かうセクションが問題となった。

    FP3直前にアクティブエアロゾーン削除
    週末前のシミュレーションでは問題ないと判断されていたが、金曜夜のドライバーズブリーフィングで一部ドライバーが安全面への懸念を提起した。特に他車の後ろを走行した場合、ダウンフォース不足によりクラッシュリスクが高まる可能性があるという指摘だった。

    この懸念を受けてFIAは土曜朝、FP3開始の数時間前というタイミングで「ストレートモードゾーン4」を無効化するとチームに通知した。

    しかしこの決定はチーム側にとって極めて大きな問題だった。金曜日の走行データをもとにセッティングを作り上げてきた各チームにとって、ゾーン削除はエネルギーマネジメントから車高、タイヤ圧まで大きな影響を与えるためだ。

    あるチーム関係者はその状況をこう例えた。

    「これはサッカーの審判がハーフタイムにゴールポストのサイズを変えるようなものだ」

    ストレートモードが使えなくなることでマシンは高ドラッグ状態のまま長いストレートを走ることになり、バッテリー消費の増加やタイヤ荷重の変化が発生する。さらにダウンフォース増加によって車体が路面に押し付けられ、プランク摩耗が増えて失格のリスクが高まる可能性もあった。

    FIAシングルシーター部門ディレクターのニコラス・トンバジスは、この決定が歓迎されないことは理解していると認めた。

    「これはかなり大きな変更だ。チームはマシンのセットアップを調整しなければならない」

    「彼らは金曜日とは異なる条件で走ることになる。だから不満を持つチームがいるのは確かだろう」

    「しかし我々は安全を最優先にする必要がある。今週末にとってそれが最も責任ある判断だ」

    F1 オーストラリアGP 国際自動車連盟

    チームとドライバーの反発でFIAが撤回
    しかしこの決定は、すぐにパドック全体の反発を招いた。チームとドライバーが連携してFIAに抗議し、ゾーン削除は不要だと主張したのである。

    問題のセクションの危険性を最初に指摘したのは、アウディのガブリエル・ボルトレトだったとされる。ボルトレトは単独走行でも全開で通過するのが難しいと述べ、レースで他車の後ろを走ると危険になる可能性があると説明した。

    ただし他の多くのドライバーはそこまで深刻な問題とは捉えておらず、ブリーフィング終了時点ではゾーン削除にまで発展するとは誰も予想していなかったという。

    ゾーン削除の影響は非常に大きく、チームは車高、サスペンション設定、タイヤ圧、エネルギーマネジメントなどをすべて見直す必要があった。あるチーム代表は、事実上すべての準備を「ゼロからやり直す」ことになると語った。

    またストレートモードが使えない場合、トップスピードが大幅に低下する可能性も指摘された。あるシミュレーションでは、ターン9進入速度がF3マシンよりも50km/h遅くなるという予測さえあったという。

    こうした状況を受け、チームとドライバーは一致してFIAに決定の見直しを求めた。

    そしてFP3開始まで1時間を切った段階で、FIAは方針を撤回した。

    FIAは声明で次のように発表した。

    「過去1時間にチームとドライバーから寄せられたフィードバック、およびチームから提供された追加分析を受け、アルバートパークのストレートモードゾーン4を削除する決定を撤回する」

    「この修正は直ちに有効となり、ストレートモードゾーン4はFP3で使用される」

    「FP3の走行中および終了後にさらなる評価を行う」

    ダウンフォース設定がチームごとに差
    今回の問題の背景には、チームごとの空力設定の違いもあった。

    トンバジスによれば、このセクションを安全に通過できるダウンフォース設定を持っていたのはわずか4チームだったという。残りのチームではフロントダウンフォースが予想より少なく、想定していた安全マージンを満たしていなかった。

    「11チームのうち約7チームがその問題を抱えていた」

    「前輪のダウンフォース量が我々の想定より少なく、安全だと思われた設定が実際には安全ではなかった」

    FIAは個別チームにセッティング変更を求めるという選択肢もあったが、短時間では現実的ではないと判断した。

    「この影響はすべてのマシンで同じではない」

    「しかし短時間で『このチームは変更しなければならないが、他は不要』という明確な基準を作ることはできなかった」

    結果として今回の騒動は、2026年F1の新技術であるアクティブエアロがいかにセッティングと戦略に大きな影響を与えるかを象徴する出来事となった。シーズン開幕戦の週末は、予想外の混乱とともにスタートすることになった。

  • F1オーストラリアGP フリー走行3回目:結果・タイムシート

    F1オーストラリアGP フリー走行3回目:結果・タイムシート

    2026年F1オーストラリアGP フリー走行3回目の結果・タイムシート。3月7日(土)にアルバート・パーク・サーキットで2026年のF1世界選手権 第1戦 オーストラリアグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが18番手、ランス・ストロールは走行を行わなかった。

    ■ ラッセルがFP3最速 メルセデスがポール最有力候補に浮上
    ジョージ・ラッセルがフリー走行3回目で最速タイムを記録し、メルセデスが一気にポールポジション候補として浮上した。ラッセルのタイムはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールを大きく上回り、予選に向けて有力な存在となっている。

    ■ アントネッリが大クラッシュ 赤旗でセッション中断
    アンドレア・キミ・アントネッリがターン2で縁石に乗りすぎてリアを失い、ウォールに激突する大クラッシュを喫した。ドライバーは無事だったがマシン後部は大きく損傷し、予選出走が危ぶまれる状況となっている。

    ■ チェッカー直前のアタック合戦 ラッセルがトップ維持
    セッション終盤には各車が最後のアタックラップを実施。最終的にラッセルがトップを守り、ハミルトン、ルクレール、オスカー・ピアストリ、アイザック・ハジャーが続いた。

    ■ ノリス渾身のアタックもトラフィックに阻まれる
    ランド・ノリスはトラフィックの影響を受けながらもアタックラップをまとめ、5番手に浮上。しかしその直後にラッセルがさらに速いタイムを記録し、トップに立った。

    ■ ヒュルケンベルグがトップ10入り アウディ中団争いへ
    ニコ・ヒュルケンベルグは最初のアタックで10番手につけ、アウディが中団上位争いに加わる可能性を示した。アウディ、アルピーヌ、レーシングブルズ、ウィリアムズ、ハースF1チームの5チームが接戦になるとみられている。

    ■ ストロールはICE疑いで走行せず
    ランス・ストロールは内燃機関のトラブルが疑われ、FP3を欠場。チームは予選に向けてマシン修復作業に集中することになった。一方フェルナンド・アロンソは走行を続け、データ収集を進めた。

    ■ サインツにPUトラブル セッション序盤にVSC
    カルロス・サインツJr.はセッション序盤にパワーユニットの問題でマシンを停止。バーチャルセーフティカーが導入され、その後回収作業のため赤旗が提示された。

    ■ F3クラッシュの影響でFP3開始が遅延
    この日のFP3はF3レースで発生した大クラッシュによるバリア修復の影響で開始が遅れた。結果として走行時間が限られ、各チームは短い時間で予選準備を進める必要に迫られた。

    ■ 路面温度37度 安定したコンディション
    メルボルンは晴天に恵まれ、路面温度は約37度、気温は20度前後と安定したコンディションとなった。風も弱く、タイムアタックには理想的な環境となっていた。

    オーストラリアグランプリ

    F1オーストラリアグランプリ フリー走行3回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分19秒827   22
    2 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分19秒696 0.616 22
    3 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分19秒827 0.774 19
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分20秒087 1.034 17
    5 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分20秒137 1.084 14
    6 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分20秒197 1.144 14
    7 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分20秒324 1.271 18
    8 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分20秒443 1.390 22
    9 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分20秒459 1.406 18
    10 87 オリバー・ベアマン ハース 1分20秒778 1.725 17
    11 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分20秒838 1.785 15
    12 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分20秒890 1.837 13
    13 31 エステバン・オコン ハース 1分20秒983 1.930 18
    14 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分21秒067 2.014 22
    15 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分21秒071 2.018 25
    16 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分21秒413 2.360 21
    17 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分21秒664 2.611 16
    18 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分22秒720 3.667 19
    19 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分23秒514 4.461 12
    20 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分24秒397 5.344 20
    21 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ     1
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン      
  • F1オーストラリアGP FP3展開:ラッセル最速 アントネッリ大クラッシュ

    F1オーストラリアGP FP3展開:ラッセル最速 アントネッリ大クラッシュ

    2026年F1オーストラリアGP フリー走行3回目は、メルボルンのアルバートパークで開催された。バリア修復による遅延や赤旗中断など波乱の多いセッションとなったが、最終的にはジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムを記録。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続き、予選に向けて接戦の様相を見せている。また、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがクラッシュを喫し、チームにとっては大きな打撃となる可能性も浮上した。

    バリア修復で開始遅延 セッションは不安定な立ち上がり
    フリー走行3回目は、F3での大きなクラッシュによるバリア修復の影響で開始が遅れた。アルバートパークは仮設サーキットのため、セッション序盤は路面グリップが低く、各チームは慎重に走行を開始する形となった。

    多くのマシンがガレージで様子を見ながらタイミングを待つ展開となり、コース上は断続的にトラフィックが発生。序盤はタイムよりもセットアップ確認とデータ収集が優先された。

    サインツがストップ ウィリアムズに信頼性問題
    セッション開始直後にはカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)がパワーユニット系トラブルとみられる問題でコース脇にマシンを止め、バーチャルセーフティカーが導入された。

    ウィリアムズは前日から信頼性問題に悩まされており、この停止によってセッションは赤旗中断へ。序盤からチームにとって厳しい状況となった。

    トップ争いは大混戦 ピアストリやハミルトンがタイム更新
    セッションが再開されるとタイムは一気に更新されていく。ルイス・ハミルトンが1分20秒176を記録してトップに立ち、フェラーリの速さを示した。

    その後、地元オーストラリアのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が古いソフトタイヤながらさらに上回るタイムを記録。トップ争いはフェラーリ、マクラーレン、メルセデスが拮抗する展開となった。

    アントネッリが大クラッシュ メルセデスに衝撃
    しかし終盤、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がターン2で縁石を踏みすぎたことでリアを失い、ウォールに激突。大きなクラッシュとなり赤旗が掲示された。

    ドライバー本人は無事にマシンを降りたものの、マシン後部は大きく損傷。予選までの短い時間での修復は難しい可能性もあり、メルセデスにとって大きな懸念材料となった。

    再開後のアタック合戦 ラッセルが圧巻のトップタイム
    残り数分でセッションは再開され、各ドライバーはほぼ1回限りのアタックへ。

    その中でジョージ・ラッセルが圧巻のラップを記録しトップに浮上。ルイス・ハミルトンを0.6秒以上上回る圧倒的なタイムで、ポールポジション争いの最有力候補として存在感を示した。

    予選は四強対決の様相 接戦のポール争いへ
    最終結果はラッセルがトップ、2番手ハミルトン、3番手ルクレール、4番手ピアストリ、5番手アイザック・ハジャー。

    フェラーリ、メルセデス、マクラーレンの3チームに加え、レッドブル勢も僅差に控えており、2026年シーズン最初の予選は混戦となる可能性が高い。

    メルセデスの速さが際立つ一方で、フェラーリとマクラーレンも十分に対抗できるペースを示しており、ポールポジション争いは最後まで目が離せない展開となりそうだ。

    オーストラリアグランプリ

    2026年 F1オーストラリアGP FP3結果

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分19秒827(22周)
    2.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分19秒696(22周)
    3.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分19秒827(19周)
    4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分20秒087(17周)
    5.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) – 1分20秒137(14周)
    6.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) – 1分20秒197(14周)
    7.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分20秒324(18周)
    8.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分20秒443(22周)
    9.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) – 1分20秒459(18周)
    10.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) – 1分20秒778(17周)
    11.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) – 1分20秒838(15周)
    12.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分20秒890(13周)
    13.エステバン・オコン(ハースF1チーム) – 1分20秒983(18周)
    14.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) – 1分21秒067(22周)
    15.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分21秒071(25周)
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分21秒413(21周)
    17.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分21秒664(16周)
    18.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分22秒720(19周)
    19.バルテリ・ボッタス(キャデラック) – 1分23秒514(12周)
    20.セルジオ・ペレス(キャデラック) – 1分24秒397(20周)
    21.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 計測なし(1周)
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 計測なし(0周)

  • F1オーストラリアGP初日 ピレリ総括「3種類すべてが戦略候補」

    F1オーストラリアGP初日 ピレリ総括「3種類すべてが戦略候補」

    2026年F1シーズンの開幕戦オーストラリアGPは、金曜日のプラクティスから地元のヒーローが主役となった。アルバート・パーク・サーキットで行われた初日の走行で、マクラーレンのオスカー・ピアストリが最速タイムを記録し、母国ファンを沸かせた。

    ピアストリは1分19秒729をマークし、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリにコンマ2秒以上の差をつけてトップに立った。アントネッリは1分19秒943で2番手、チームメイトのジョージ・ラッセルが1分20秒049で3番手に続いた。

    メルボルンは昨年、変わりやすい天候に見舞われたが、今年のオーストラリアGPは比較的安定したコンディションで週末を迎えている。予報によれば、土曜・日曜ともに雨の可能性はなく、午後の気温は22〜24度前後となる見込みだ。

    一方で、決勝が行われる日曜日は雲量が増える可能性があり、土曜日よりも路面温度がやや低くなる可能性があるとみられている。

    タイヤ選択とレースシミュレーション
    ピアストリの最速タイムは、ピレリのC5ソフトタイヤで記録された。セッション後半には各チームがレースシミュレーションを開始し、ドライバーたちは週末に用意された3種類すべてのコンパウンドを使用して走行を行った。

    初日の走行では燃料を多く積んだ状態でのロングランを行うチームも見られ、レース戦略に向けたデータ収集が進められた。

    オーストリアグランプリ 2026年のF1世界選手権

    路面進化とタイヤの傾向
    ピレリのチーフエンジニアであるシモーネ・ベラは、メルボルン特有の路面進化が週末の重要な要素になると説明した。

    「トラックエボリューションは、今週末の最初のF1レースを考える上で確実に重要な要素になる」とシモーネ・ベラは語った。

    「初期段階ではグリップが低かったが、今週初めに技術スタッフが測定した時点と比べても、すでにコンディションは改善していることが確認できた。日曜日に向けてさらに進化していくはずで、それはマシンのパフォーマンスにも影響する」

    「最初の1時間は、このサーキットでのマシンの挙動を評価することが主な目的だった。新しいパワーユニットに関するエネルギーマネジメントも含めた評価だ。一方、2時間目にはいくつかのチームが高燃料でのレースシミュレーションに焦点を当てていた」

    メルボルン特有のグレイニング
    タイヤに関しては、メルボルンでよく見られるグレイニングも今年再び確認された。

    「メルボルンではよく知られている現象だが、今週末に選ばれた3種類すべてのコンパウンドでグレイニングが確認された。特にフロントタイヤで顕著だった」

    「ただし、現時点で特定のコンパウンドだけが不利になる傾向は見られていない。そのため、3種類すべてがレース戦略の選択肢として残っている」

    「ラップタイムの差はシミュレーションと一致している。C3とC4の差は約コンマ3〜4秒、C4とC5の差はおよそコンマ5秒だ」

    「タイヤのデグラデーションは限定的で、ドライバーにとって十分にマネージ可能な範囲に収まっている」

  • F1オーストラリアGP 初日フリー走行:トップ10ドライバーコメント

    F1オーストラリアGP 初日フリー走行:トップ10ドライバーコメント

    2026年F1オーストラリアGP初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。3月6日(金)にアルバート・パーク・サーキットで2026年のF1世界選手権 第1戦 オーストラリアグランプリのフリーラクティスが行われた。

    初日はフェラーリ勢がワンツー発進を決め、シャルル・ルクレールがトップタイムを記録した。ルイス・ハミルトンが2番手、マックス・フェルスタッペンが3番手で続いた。

    アイザック・ハジャー、アービッド・リンドブラッドといった若手勢も上位に食い込むなど、新レギュレーション初戦らしく勢力図の一端が見えるセッションとなった。

    その一方で、マクラーレン、メルセデス、アウディも上位10番手以内に名を連ねており、単純な序列はまだ見えない。各陣営ともトラブル対応やセットアップの見極めを進めながら周回を重ねており、上位グループのコメントからは手応えと課題の両方がにじむ初日となった。

    1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「週末のスタートとしてはポジティブだった。FP1は安定していて、FP2では異なるセットアップを試したが、それはうまくいかなかった。ただ良い学びになった。少しずつ各チームが本当の力を見せ始めていると思うし、特にレースではまだ何かがあると思う。明日の予選はかなり接戦になると思うので、今夜はベストな状態に持っていけるようにしっかり作業していく」

    2番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「本当に良い一日だった。トラックに戻り、シーズンを本格的にスタートできてうれしい。ここに来られて本当に素晴らしいし、今日も多くのファンが来てくれていて感謝している。トラック上では難しい場面もあったが、できる限り多くの周回をこなし、できる限りのことを実行して、良い情報を得ることができた。まだやるべきことは多いが、明日またクルマに戻るのが楽しみだ」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「FP1では多くの周回を走ることができたが、FP2ではいくつか問題に直面した。クルマのセットアップをうまく整える作業をしているところで、グリップに少し苦しんだし、グラベルにも行ってしまった。クリーンに走れた一日ではなかったが、ペースに関しては僕たちが想定していた位置にいる。まだやるべきことは多く、今夜は何がうまくいったのか、何を改善できるのかを分析する。それが今の現実だ」

    4番手:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    「シーズン最初のセッションとしてはすべて順調だった。パワーユニットの信頼性も良く、一日を通して安定していた。FP2ではデプロイメントに苦しんでしまい、安定したラップを刻むのが難しかった。初日がすべてスムーズにいくことはないので、原因を調べて明日に向けて解決していく」

    5番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「ここメルボルンで良い初日になった。今朝クルマに乗る前は少し緊張していた。グランプリで公式F1ドライバーとして初めての日だったからだ。でも本当に楽しめたし、チームと一緒にプログラムを進めることができた。ショートランもハイフューエルランも試して、明日に向けて準備を進めることができた。ポジティブな一日だったし、初めての予選が本当に楽しみだ」

    6番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「これで初日が終わった。多くの学びがあり、全体としてはまずまず良い一日だった。FP1は少し難しく、序盤にパワーユニットのキャリブレーションの問題がいくつかあったが、セッション中に解決できた。FP2はスムーズに進み、より安定した走りができ、クルマの挙動も僕たちが想定していたものに近づいた。それは良かった。今日学んだことを見直して、今年最初の予選に向けて明日さらに前進できるようにしたい」

    7番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「シーズン最初の金曜日としてはあまりスムーズではなかった。FP1は難しいセッションで、バッテリーの回生とデプロイメントの最適化に苦しんでいた。その問題に多くの時間を取られたので、セットアップ作業に本格的に取りかかれたのはかなり遅い時間になってしまった。クルマには強いアンダーステアもあり、ロングランもまとめる時間がなかった。幸いFP2では良いステップを踏めて、ずっと良いセッションになった。クルマのまとまりも良くなり、シングルラップとロングランの作業をしっかり行うことができた。週末の残りに向けては悪くない位置だ。トップ争いはとても接戦に見えるし、ポール争いに加わるには今夜もう一歩前進する必要がある。何ができるか見てみよう」

    8番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「FP1は主にバッテリーのデプロイメント改善に集中しなければならず、難しいスタートになった。そのためセットアップに取り組む時間が少なく、クルマのバランスも良くなくてアンダーステアが強かった。セッション間でチームがしっかり作業してくれて、FP2はかなり良い内容になった。週末の残りが楽しみだ。フロント争いに加われる位置にはいると思うが、すべてのチームが毎周回、毎セッションごとに多くのことを学んでいるので、今正しいことが明日も正しいとは限らない。クルマの力を最大限に引き出すために努力を続け、明日の予選と日曜日のレースでどうなるかを見ていきたい」

    9番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「FP1はとても安定していてスムーズだったし、良いベースラインを作ることができた。FP2ではいくつかの点で少し苦しんだが、これだけ新しいレギュレーションのクルマではプロセスの一部だ。今の段階では基本を改善し、基礎を築くことに集中している。そのあとで細かい部分に取り組むことになる。クルマやパワーユニットにはまだ多くの改善点があり、その理解はデータと時間を重ねていくことでしか得られない。まだシーズン序盤なので、学びながら改善していくことが最優先だ」

    10番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「ほとんどクリーンな走行ができ、多くの周回をこなせた。週末序盤ではそれがいつも重要だ。いくつか小さな問題はあったが、それもプロセスの一部だ。新しいクルマでここを走るのは初めてなので、今夜は多くの情報を見直す必要がある。すべてを分析して、明日に向けてどこを改善できるか見ていくが、まずは堅実なスタートだ」

  • F1オーストラリアGP 初日フリー走行:11番手以下ドライバーコメント

    F1オーストラリアGP 初日フリー走行:11番手以下ドライバーコメント

    2026年F1オーストラリアGP初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。3月6日(金)にアルバート・パーク・サーキットで2026年のF1世界選手権 第1戦 オーストラリアグランプリのフリーラクティスが行われた。

    11番手以下では、ハースF1チーム、ウィリアムズ、アルピーヌ、キャデラックF1、アストンマーティンが入り混じる形となり、新レギュレーションへの適応度や信頼性の差がそのままタイムに表れた。

    11番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「多くのことを学び、多くのことを発見できたという意味でポジティブな一日だった。ここはバーレーンとはまったく違うサーキットなので、注意すべき点が多い。僕たちは進歩できたと思うし、それが目標だ。今夜はすべてを整理して、明日に向けて一歩前進できるようにすることが重要だ。それがターゲットだ」

    12番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    (コメントなし)

    13番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日はとても生産的な一日だった。ほぼ予定していたランプランを完了できたし、全体としてスピードにも満足している。もちろん改善したい点はあるが、シミュレーションと限られた走行から開発された強いクルマを持ってオーストラリアに来られたことは、良いポジションだと思う。新しいクルマの分析はこれまでよりずっと深く、今年はドライバーとしてやるべきことが多い。僕たちは常に学び続けている。アービッドも良い一日を過ごし、両方のクルマから多くの有益なデータを得ることができた。強いパッケージを作り上げ、この状態までクルマを仕上げてくれたチームに大きな感謝を伝えたい」

    14番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「多くのことが起きていて、たくさんの情報を消化しなければならない。別のサーキットで走り、クルマの感触を見るのは興味深かった。バランスは悪くないが、いくつか細かい部分を修正する必要がある。ただ、まったく遠いわけではない。エネルギーの供給を最適化する必要があり、そこにはまだ大きな改善余地がある。現時点では簡単ではないが、エンジニアと一緒に最大限に引き出せればチャンスはある。明日どうなるか見てみよう」

    15番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「新しいレギュレーションでの最初のレース週末は常に難しくなると分かっていたが、今日はあまりスムーズな一日ではなかった。データ面で少し苦しみ、クルマとの感覚をつかむのにも時間がかかった。両方のフリープラクティスから得たことを見直し、明日にどう活かすかを検討する必要がある。このサーキットでのデプロイメントと回生の理解にはまだ課題がある。今夜はシミュレーターチームと多くの時間をかけて作業し、より良いセットアップを見つけたい。予選に向けてまだ改善できることは多いし、それも学習プロセスの一部だ」

    16番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「ここメルボルンでの週末はあまりスムーズなスタートではなかったが、明日に向けてパフォーマンスを改善するための十分な学びは得られたと思う。まだプラクティスにすぎないし、修正すべき重要なポイントや改善できる点もいくつか見えている。完全に新しいクルマとシステムを理解する必要がある中で、アルバートパークのような特殊なサーキットでは難しさもある。多くの周回を走れたので、分析できる材料はたくさんある。今夜改善を見つけられることを期待している。僕自身はFP2の最後にドライアイスの破片が目に入るという小さな問題があったが、幸い深刻なものではなく心配する必要はない」

    17番手:バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)
    「まずトラックに出られてうれしいし、クルマを準備してくれたチーム全員に感謝したい。クルマの組み立てではいくつか課題があったが、夜間作業の制限がなかったことでチームは最大限の努力をしてくれた。だからこそトラックに出られたこと、そして自分自身もF1のレース週末に戻ってこられたことが本当にうれしかった。そしてキャデラックF1チームとして、グランプリ週末で初めての一日を終えられた。完全に問題のない一日ではなかったが、周回ごとに学びがあった。初日で良いデータも得られたし、明日はさらに良くしていきたい」

    18番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「シーズン最初の金曜日としては非常に難しい一日だった。新しいクルマでは学ぶことが多く、いくつかの分野で難しくなることは分かっていたが、今日は予想以上に厳しかった。FP2では予防的な理由で早めに走行を止めたため、セッションのランプランが制限された。こうした問題を今の段階で見つけられたのは良いことでもある。明日に向けて修正するために今夜やるべき作業がある。現時点ではクルマをより安定した状態に持っていく必要がある。一日を通してクリーンではなかったが、いくつかの点を解決して走行を最大化できれば、もっと良い位置に行けるはずだ」

    19番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「難しい初日だったが、新しいシーズンのスタートでクルマに戻れたのは良かった。今朝は信頼性の問題で思ったほど走れず、走行距離と学習という点で少し遅れている。新しいレギュレーションではクルマでの時間が非常に重要なので、今夜は遅れを取り戻すためにやるべき作業がある。FP2後半からは良いデータも得られているし、ライバルたちが何をしているのかからも学べることは多い。今夜はしっかり作業して、明日のFP3でクルマに戻るまでにその差を縮めたい」

    20番手:セルジオ・ペレス(キャデラックF1)
    「今日はすべての始まりだ。キャデラックF1チームとして初めてのプラクティスでトラックに出られたことをとても誇りに思う。まだ整理しなければならない細かい点は多いが、全体としてチームにとって大きな一歩だった。2台のクルマを走らせ、走行距離を重ねることができた。このチームが持つ精神と経験があれば、必ず前進できると思う。まずは一歩ずつ進むこと、そして明日はよりスムーズな一日にして予選に備えたい」

    21番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    (コメントなし)

    22番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日はパワーユニットの問題に苦しみ、多くの周回を走ることができなかった。このクルマについてできるだけ多くを学ぶ必要があるし、そのためにはもっと多くの周回が必要だ。信頼性とパフォーマンスを改善する大きな課題があるが、状況を改善するために全員が全力で取り組んでいる」

  • F1オーストラリアGP フリー走行2回目 ハイライト動画

    F1オーストラリアGP フリー走行2回目 ハイライト動画

    2026年F1オーストラリアGPのフリー走行2回目(FP2)は、地元オーストラリアのオスカー・ピアストリがトップタイムを記録し、アルバート・パークの観客を大いに沸かせた。

    ピアストリは1分19秒729をマークし、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルを抑えて初日の最速タイムを記録した。

    セッションはインシデントやトラブルが相次ぐ慌ただしい展開となった。ピットレーンではラッセルとレーシングブルズのルーキー、アービッド・リンドブラッドが接触。さらにアルピーヌのフランコ・コラピントがレーシングライン上で大きく減速し、ルイス・ハミルトンが回避行動を取る場面もあり、これらの出来事は審議対象となっている。

    走行面ではメルセデス勢の速さが際立ち、アントネッリが最初に1分19秒台へ突入。一方で終盤にはマックス・フェルスタッペンがターン10で高速コーナーのオーバーステアによりコースオフしてフロアを損傷する場面もあった。またキャデラックのセルジオ・ペレスは油圧系トラブルの疑いでマシンを停止させ、バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。

    アストンマーティンは厳しい一日となり、フェルナンド・アロンソはパワーユニット関連の問題によりスローラップのみで走行を終え、タイムを記録できなかった。2026年の新レギュレーション初戦となる週末は、各チームのパフォーマンスや信頼性の差が浮き彫りになるセッションとなった。

    動画の公開は終了しました
  • F1オーストラリアGP フリー走行1回目 ハイライト動画

    F1オーストラリアGP フリー走行1回目 ハイライト動画

    2026年F1シーズンがついに開幕。開幕戦オーストラリアGPのフリー走行1回目(FP1)がメルボルンのアルバート・パークで行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムを記録した。

    ルイス・ハミルトンが2番手に入り、フェラーリがセッションをワンツーで終える好発進。一方でレッドブル勢も僅差で続き、2026年新レギュレーション初の公式走行は接戦の幕開けとなった。

    セッションではさまざまな出来事も発生。キャデラックF1チームで復帰したセルジオ・ペレスがスピンを喫したほか、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンがマシントラブルでコース上にストップ。マクラーレンのランド・ノリスはギアボックス関連の問題により走行が制限された。

    またアストンマーティンはパワーユニット由来とみられる振動問題に苦しみ、フェルナンド・アロンソはFP1を欠場。ランス・ストロールも十分な周回をこなすことができなかった。

    一方で注目を集めたのは、レーシングブルズのルーキー、アービッド・リンドブラッド。序盤のトラブルを乗り越えながらも終盤に好タイムを記録し、トップ5に食い込む走りを見せた。

    2026年の新時代を告げる最初の公式セッションは、フェラーリが好スタートを切る結果となった。

    動画の公開は終了しました