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  • F1オーストラリアGP決勝 展開:VSC明暗 メルセデス1-2 フェラーリ惜敗

    F1オーストラリアGP決勝 展開:VSC明暗 メルセデス1-2 フェラーリ惜敗

    2026年F1シーズンの開幕戦となるオーストラリアGP決勝は、メルボルンのアルバート・パークで行われた。新レギュレーション時代の最初のレースは、序盤から激しいバトルと戦略戦が入り混じる波乱の展開となった。

    メルセデスのジョージ・ラッセルが優勝し、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが2位に入りメルセデスがワンツーフィニッシュ。フェラーリのシャルル・ルクレールが3位で表彰台を完成させた。ルイス・ハミルトンは4位、ランド・ノリス5位、マックス・フェルスタッペン6位となった。

    レース前から波乱 ピアストリがグリッド到達前にクラッシュ
    スタート前から大きな出来事が起きた。母国レースを迎えたオスカー・ピアストリが、グリッドへ向かうレコノサンスラップでクラッシュ。わずかに縁石に乗りすぎたことでマシンがスピンし、バリアにヒットした。

    マシンは大きく損傷し、ピアストリはスタート前にリタイア。母国ファンの前でのレースは開始前に終わるという悪夢の展開となった。

    さらにアウディのニコ・ヒュルケンベルグも技術的トラブルによりスタートできず、レース開始前から2台が消える異例の状況となった。

    序盤はラッセル vs ルクレール 激しい首位争い
    スタートではポールポジションのラッセルが出遅れ、ルクレールが電光石火のスタートでトップに浮上。ハミルトンも続こうとしたが芝生に押し出され3番手となった。

    その後、ラッセルはすぐに反撃。オーバーテイクモードを使いながらルクレールを何度も攻略しようとし、首位は数周の間に何度も入れ替わる激しいバトルとなった。

    ハミルトンもすぐ後ろにつけ、トップ3が他を引き離す形でレース序盤は三つ巴の争いが続いた。

    ハジャーのPUトラブルでVSC 戦略が大きく分かれる
    レースの流れを変えたのはアイザック・ハジャーのトラブルだった。レッドブルのパワーユニットから煙が上がり、マシンをコース脇に止めたことでバーチャルセーフティカー(VSC)が導入される。

    このタイミングでメルセデスを含む多くのチームがピットインしてハードタイヤへ交換。しかしフェラーリはルクレールとハミルトンをステイアウトさせ、1ストップ戦略を維持する判断を下した。

    この判断が後の展開を大きく左右することになる。

    2度目のVSCもフェラーリは活用できず
    さらにレース中盤、キャデラックのバルテリ・ボッタスがピット入口付近でストップ。再びVSCが導入される。

    本来ならフェラーリにとって絶好のピットタイミングだったが、ボッタスのマシンがピット入口近くに止まったため安全上の理由でピットレーンが一時閉鎖。フェラーリはピットに入ることができなかった。

    結果としてフェラーリは通常のグリーン状態でピットインすることになり、2台とも20秒以上を失うことになった。

    メルセデスは1ストップを成功させワンツー
    一方のメルセデスはVSC下でのピットストップにより有利なポジションを確保。ラッセルとアントネッリはハードタイヤで最後まで走り切る1ストップ戦略を実行した。

    終盤、フェラーリは差を縮めることができず、メルセデスは余裕を持ってレースをコントロール。ラッセルがそのままトップチェッカーを受け、2026年シーズンの開幕戦を制した。

    アントネッリも2位を守り切り、メルセデスは新時代の初戦で完璧なワンツーフィニッシュを達成した。

    中団争いはベアマンが制す ルーキー勢も躍動
    中団ではオリバー・ベアマンが7位に入りトップミッドフィールドを獲得。レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドが8位、アウディのガブリエル・ボルトレトが9位、アルピーヌのピエール・ガスリーが10位に入りポイントを獲得した。

    新レギュレーション初戦は、序盤の激しい首位争い、VSCによる戦略分岐、そして信頼性トラブルが入り混じる波乱のレースとなった。メルセデスがワンツーで最高のスタートを切った一方、フェラーリは戦略の綾で勝利を逃す形となった。

    2026年F1オーストラリアGP決勝 結果

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    2.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    3.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    5.ランド・ノリス(マクラーレン)
    6.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    7.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    8.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    9.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    11.エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    12.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    13.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    14.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    15.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    16.セルジオ・ペレス(キャデラックF1)
    DNF.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    DNF.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    DNF.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)
    DNF.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    DNS.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    DNS.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)

  • 2026年F1オーストラリアGP 戦略ガイド 決勝の鍵を握るタイヤ戦略

    2026年F1オーストラリアGP 戦略ガイド 決勝の鍵を握るタイヤ戦略

    2026年F1シーズンの開幕戦オーストラリアGPは、予選でメルセデスがフロントロウを独占する結果となったが、決勝は単純なグリッド順のレースにはならない可能性が高い。

    ジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得し、アンドレア・キミ・アントネッリが2番手に続いたが、3番手のアイザック・ハジャーはポールから約0.8秒遅れ。さらにマックス・フェルスタッペンはQ1でクラッシュし、最後尾からのスタートとなる。

    こうした状況に加え、2026年マシンはレースペースがより重要になる特性を持つとみられており、決勝は「最速のマシン」ではなく「最もミスの少ないチーム」が勝つ展開になる可能性がある。タイヤ戦略とピットタイミングがレース結果を大きく左右することになりそうだ。

    最有力は1ストップ ミディアム→ハード
    ピレリは2026年仕様として耐久性を強化したタイヤを導入しており、週末のプラクティスでも大きなデグラデーションは確認されなかった。フロントタイヤのグレイニングは若干見られたものの、3種類のコンパウンドはいずれも十分な耐久性を示している。

    そのため、最速戦略として想定されているのは1ストップのミディアム→ハードだ。ピットウィンドウはおよそ20周目から26周目が目安となる。

    ピレリのモータースポーツディレクターであるマリオ・イゾラは、次のように説明している。

    「チームはフロントタイヤのグレイニングをうまく管理しており、我々が見ている限りデグラデーションは低い。これらの指標を見ると、1ストップ戦略が最速になると考えている」

    「ミディアム→ハードが理論上は最速だが、違う戦略を試したい場合はソフト→ハードも良い選択肢になる。ここではコンパウンド間のラップ差が約0.4〜0.5秒しかなく、3種類すべてがレースで使える」

    オーストラリアGP

    トップ10はソフトスタートの可能性
    メルボルンはオーバーテイクが容易ではないサーキットであり、スタートでポジションを確保することが重要になる。

    そのためメルセデスの後方に固まるマクラーレン、フェラーリ、そしてレッドブル勢にとっては、ソフトタイヤでスタートするアグレッシブな戦略も選択肢となる。

    この場合はソフト→ハードの1ストップとなり、ピットウィンドウは15周目から21周目に早まる。

    オーストラリアグランプリ

    後方グリッドは2ストップの賭け
    週末を通して赤旗が多発していることから、決勝でもセーフティカーが出る可能性は高いと考えられている。

    そのため後方グリッドのマシンにとっては、セーフティカーを利用した戦略が順位を上げる鍵になる可能性がある。

    20番手スタートのマックス・フェルスタッペンの場合は、ハード→ミディアム、あるいはハード→ソフトといった逆戦略が有力視される。

    一方で他の中団チームにとっては、2ストップを選択するギャンブルもあり得る。

    最速の2ストップは
    ミディアム→ハード→ミディアムで、ピットは14〜20周目と38〜44周目。

    ただしすべてのチームがこの戦略を使えるわけではない。レーシングブルズ、ハースF1チーム、アルピーヌ、ウィリアムズ、そしてフェルナンド・アロンソは、レース用タイヤとしてミディアムとハードを1セットずつしか残していない。

    そのため彼らの2ストップは
    ソフト→ミディアム→ソフトとなり、ピットウィンドウは12〜18周目と36〜42周目になる。

    オーストラリアGP 2026年のF1世界選手権

    天候は安定 戦略勝負のレースに
    メルボルンの天候は週前半に雨が降ったものの、決勝日は晴れ予報で降雨の可能性はないとされている。

    金曜日のロングランよりもやや気温は低くなる見込みで、これがグレイニングを多少増やす可能性はある。ただし週末を通して路面は十分にラバーが乗っており、タイヤへの負担は大きくないとみられている。

    つまり2026年F1シーズン開幕戦は、天候ではなく純粋な戦略とレースマネジメントが勝敗を左右するレースになる可能性が高い。メルセデスの優位がそのまま勝利につながるのか、それとも戦略とセーフティカーがレースをかき回すのかが大きな見どころとなる。

  • 2026年F1オーストラリアGP 予選:トップ10ドライバーコメント

    2026年F1オーストラリアGP 予選:トップ10ドライバーコメント

    2026年F1オーストラリアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。3月7日(土)にアルバート・パーク・サーキットで2026年のF1世界選手権 第1戦 オーストラリアグランプリの公式予選が行われた。

    メルセデスが2026年F1オーストラリアGP予選で圧倒的な速さを見せつけた。ジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得し、アンドレア・キミ・アントネッリも2番手に続いてフロントロウを独占。

    さらにアイザック・ハジャーが3番手に飛び込み、フェラーリ、マクラーレン、レーシングブルズ、アウディまでを含めた上位10台は、開幕戦らしい勢力図の揺らぎと新時代の手応えを強く印象づけた。一方で上位グループの中にも明暗はあった。フェラーリはポテンシャルを見せながらもメルセデスとの差を痛感し、マクラーレンも表彰台圏内をうかがいながら3列目にとどまった。レーシングブルズはリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドの2台をQ3に送り込み、アウディもガブリエル・ボルトレトが10番手を確保。開幕予選のトップ10は、速さだけでなく対応力と完成度が問われる結果となった。

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日はすべてがうまく噛み合ったし、チームも素晴らしい仕事をしてくれた。マシンを良い状態に仕上げてくれたし、僕たちは歴史的に涼しいコンディションで速いことも分かっている。すべてが僕たちに有利に働き、それをポールポジションに結びつけることができた。ただ同時に、今日のアドバンテージがライバルとの本当の差ではないことも分かっている。ブラックリーとブリックスワースのチームが僕たちに非常に強力なベースを提供してくれたが、このチャンピオンシップに勝ちたいならマシンをいくつかの分野で改善する必要がある。これはシーズン最初のレースの最初の予選に過ぎず、全員まだポイントはゼロだ。明日はP1とP2を強い結果に変えるためにベストを尽くす。長い午後になるだろうし、どんな挑戦が待っているか見てみよう。金曜日のロングランは良かったが、勝利を争うにはしっかり実行する必要がある。僕たちに何ができるか見てみよう」

    2番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「どうやら僕は自分の人生を難しくするのが好きみたいだ!FP3でのクラッシュの後は完全に不利な状況だったけど、今日のヒーローはメカニックとガレージのみんなだ。予選に間に合うようにマシンを修理してくれて本当に感謝している。時間がとてもギリギリだったから、マシンをきちんとセットアップすることすらできなかったけど、それでもフロントロウを独占できる速いマシンを与えてくれた。明日は良い結果を争うチャンスがある。土曜日にはポイントは入らないし、この新しいマシンでは長いグランプリになる。シーズン最初のレースだし、まだ未知のことや足をすくわれる要素もたくさんある。今日のポジティブな結果を良いポイント獲得につなげるため、明日は良い仕事をしなければならない。この挑戦にワクワクしているし、本当の意味でシーズンをスタートさせるのが楽しみだ」

    3番手:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    「この結果にはとても満足している。最後のラップでフィニッシュラインを越えた瞬間、良いラップだと分かった。チームとのキャリアにとって完璧なスタートだ。予選に入る前はこういう結果は予想していなかったから、本当に嬉しい。走行を重ねるごとに改善していった。Q1の最初のラップから最後のラップまで、マシンも僕自身も毎回良くなっていった。昨日は欠けていた一貫性を見つけることができたし、シャシーとパワーユニットの両方で強いマシンを感じていた。明日に向けて強いポジションを手に入れたし、後ろのマシンを抑えられるか見てみよう」

    4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日は予想どおり、これらの新しいマシンでの最初の予選ということでいくつか課題があった。Q2ではエネルギー展開に問題があったが、ガレージに戻った時点ですぐに修正された。今日学んだことを次の予選に生かしていく。今は予測をするのは難しい。新しいレギュレーションサイクルの最初のレース週末であり、開発によって決まるチャンピオンシップだからだ。その戦いはまさに始まったばかりだ。僕たちはそこに非常に集中しているし、現在のパッケージからすべてを引き出すつもりだ。明日のレースで各チームがどう対応するかを見るのは興味深いだろう」

    5番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日の予選はまずまずだった。全体的にかなりスムーズだったし、パックの中で僕たちがいるべき位置にほぼいたと思う。ただ少しパフォーマンスが足りなかった。今日はP3も可能だったと思うけど、これらの新しいマシンでは毎回の走行でまだ学んでいる段階だから、まだラップタイムを見つけられる余地はある。良いベースはできたし、明日表彰台を狙えるか見てみよう」

    オーストラリアGP F1 2026年のF1世界選手権

    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「全体として、明日に向けたスタートポジションとしてP6は妥当だと思う。予選に入るまでいくつか問題があったからね。P6に満足しているわけではないし、デブリに当たってパフォーマンスを少し失ったことを考えるとP3も可能だったと思う。ただ昨日のFP1で多くの時間を失ったことや、この週末ここまで直面してきた他の課題を考えれば悪くないスタートポジションだ。僕たちは戦える位置にいるし、それが望んでいた場所だ。明日に向けて準備し、前に進むためにできることに集中する」

    7番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日の結果は僕たちが望んでいたものでも期待していたものでもない。主な理由は予選の重要な場面で実行を失ったからだ。ただマシンの感触自体は良かったし、最終順位が示す以上のポテンシャルがあるのは明らかだ。今は問題を理解し、落ち着いて、明日できる限りの結果を引き出すことに集中するだけだ」

    8番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「正直言って、この週末に僕たちが予想していた位置はここではなかったと思うから、とても嬉しい。僕にとって予選の序盤はかなり荒れていた。最後の方でようやくまとめることができたけど、僕の感覚ではかなり難しかった。実際、ラップをまとめるのは大変だった。ロックアップしたりミスをしたりしてしまったし、マシンはかなり速かったから正直言って自分の側のミスは少し無駄だった。でも終盤はうまくまとめられた。明日に向けて新品タイヤも1セット残しているし、それもポジティブだ。Q3では新品セットを使わなかったけど、周りはすでに使っていた」

    9番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「週末を通してかなり競争力があったと思う。昨日の後はあまり興奮しすぎないようにしていた。他のチームがまだ何か隠しているのか分からなかったし、状況がどう変わるかも分からなかったからだ。でもセッションに入る時点で僕たちが速いことは分かっていたし、自分のことに集中して仕事をすれば競争力を発揮できると思っていた。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。2台ともQ3に入れたのは本当に印象的だし、バーレーンでの状況を考えれば、僕やチームが期待していた以上の結果だったと思う。だからとても嬉しいし、明日が待ちきれない」

    10番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「チームにとって非常にポジティブな予選だった。アウディとしての最初のレース週末でトップ10に入れたのは誇れることだ。冬の間にこのマシンを完成させて競争力を持たせるために多くの仕事が行われてきたし、パワーユニットもゼロから作り上げてきた。もちろんQ3に進んだ後に走れなかったのは悔しい。予選の最後に何が起きたのかはまだ正確には分かっていない。ラップの途中でギアを失い始めてピットまで戻れなかった。チームと分析することになるが、今のところ大きな問題ではなさそうだし明日までに修正できることを願っている。マシンは良いポテンシャルを示している。これほど早くトップ10争いができるとは多くの人が予想していなかったと思うし、とても励みになるスタートだ。明日に集中する。P10からのスタートは良いチャンスだし、強いレースをして前のマシンと戦えればと思う」

  • 2026年F1オーストラリアGP 予選:11番手以下ドライバーコメント

    2026年F1オーストラリアGP 予選:11番手以下ドライバーコメント

    2026年F1オーストラリアGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。3月7日(土)にアルバート・パーク・サーキットで2026年のF1世界選手権 第1戦 オーストラリアグランプリの公式予選が行われた。

    中団から後方グループでは、わずかな差が明暗を大きく分ける予選となった。アウディのニコ・ヒュルケンベルグが11番手、ハースF1チームのオリバー・ベアマンとエステバン・オコンが続き、アルピーヌ、ウィリアムズ、アストンマーティン、キャデラックF1チームまでが僅差の争いを展開。

    Q3進出には届かなかったものの、決勝での巻き返しを狙える位置につけたマシンも少なくない。その一方で、予選結果以上に厳しい状況を抱える陣営も目立った。マックス・フェルスタッペンは異常な挙動によるクラッシュでタイムを残せず20番手、カルロス・サインツJr.とランス・ストロールも信頼性トラブルにより後方に沈んだ。決勝は新世代マシンならではの不確定要素が多く、完走と状況判断が大きな意味を持つ一戦になるだけに、11番手以下の各車にも入賞圏浮上の可能性は十分に残されている。

    11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「今日はかなり忙しい予選だった。序盤はいくつか対処すべきことがあったから、リズムをつかむまで少し時間がかかった。最終的にはQ2でクリーンな1回のラップをまとめることができてP11だ。堅実なスタートポジションだと思う。コックピットではエネルギー管理、タイヤ、トラフィックと多くのことが起きていて、毎ラップ完全に集中していなければならない。でも走るたびに学んでいる。チームにとって全体としてポジティブな日だ。昨日のロングランは励みになるものだったし、レースに向けて良いポジションにいる。新しいマシンではまだ未知の要素が多いから、明日はかなりオープンな展開になる可能性がある。どんなチャンスも最大限に生かしたい」

    12番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「差がとても小さかったから少し悔しい。でも全体としては、今日のマシンの状態に持ってくるまでのチームの努力をとても誇りに思っている。バーレーンで感じたこと、つまり僕たちにはしっかりしたベースラインがあるという感覚が確認されたのはポジティブだ。逃したのは悔しいけど、新しいレギュレーションの複雑さを考えれば非常に厳しい戦いだ。このチームがここまで成し遂げてきた仕事は本当に素晴らしいし、ここから前に進むだけだ」

    13番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「残念だ。もっとできたはずだと思う。マシンを降りた後にチームからリアダウンフォースを失っている可能性があると言われたし、それは自分が感じていたこととも一致していた。最後のランでは不安定さがかなりあった。もし最後のランで改善できていればQ3に入れた可能性が高かったから、今の位置は残念だ。調査して、次はもっと強く戻ってきたい」

    14番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日の結果にはみんなが失望しているし、もっと良い結果を期待していた。ここまでの週末は走行が限られるなど難しいものだったし、マシンもプレシーズンテストのときほど良い感触ではなかった。なぜそうなのか理解し、すぐに改善を見つけることが重要だ。予選のラップに関しては、限界まで攻めていたし、各プッシュラップでのスピードやアプローチには満足している。今年はタイヤ準備やエネルギー管理など大きな変化があり、まだ学ぶことが本当に多い。望んでいたシーズンのスタートではないし、前にいるマシンも多すぎる。明日はレースがあるし、新しい戦略やスキルが必要になるなど不確定要素が多い。スタートは重要になるし、今日の結果を改善するためにできるすべてを明日やるつもりだ」

    15番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「週末を通して信頼性の問題に苦しんでいたけど、今日はできる限り最大限の結果を出したと思う。プラクティスの走行時間が限られていたから、Q2に進めたのはまずまずの結果だ。やるべき仕事は多いし、一晩で解決できるものではないが、問題や限界は特定できているから解決に向けて取り組み続ける。明日のレースではカオスが起きる可能性もあると思う。特にスタートはそうだし、週末を通して赤旗が多くロングランをきちんとできていないチームも多いから興味深いレースになるかもしれない。僕たちの位置からすると少しカオスが欲しいし、クリーンに走ってチャンスを生かしたい」

    16番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日はトラック上で簡単な一日ではなかったし、ここまでの週末も簡単ではない。走り出した瞬間から苦しんでいる。バーレーンのテストは悪くなかったから、これは望んでいた位置でも期待していた位置でもない。他のチームが予想以上に強く、ここで一歩前に出てきたように見える。トラックサイドでもファクトリーでも多くの作業が進められていて、金曜日のスタート時点よりはすでに前進している。この新世代のマシンとレギュレーションは完全に新しいものだし、どのサーキットでもまだ多くのことを学び理解しなければならない。今は全体的に少し足りていないように見えるが、どこを優先して改善すべきかは分かっている。諦めるつもりはないし、明日のレースでは前進できると思う。オーバーテイクのチャンスもありそうだし、最後まで生き残ることが重要なレースになる可能性もある。良いスタートを決めて戦いに残れるように集中する」

    オーストラリアGP F1 2026年のF1世界選手権

    17番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「FP3ではトラブルなく走ることができたし、ラップを重ねることで予選では多くのラップタイムを引き出せたように思う。マシンにはポテンシャルがあるから、もっと走行距離が必要なのは明らかだ。バッテリーが不足しているため明日はあまりリスクを取れないが、できるだけ多くの周回を走れることを願っている。チームとホンダのみんながこの状況を改善するために全力で働いているし、この課題にはチーム全員で立ち向かっていく」

    18番手:セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)
    「今日は本当に特別な日だった。2台でここに来て、予選を高いレベルで戦い、自分たちができる最大限を引き出せたのはチームにとって大きな努力の結果だ。難しいセッションだったけど、バランスには満足しているし、ラップにも満足している。明日に向けては同じことをもう一度やるだけだ。とにかく前に進み、強いレースをして、もちろん目標は完走することだ」

    19番手:バルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)
    「チームとして初めての予選を走れたのは素晴らしいことだった。赤旗があって完全にスムーズなQ1ではなかったが、週末ここまでのすべてのセッションを完了できて嬉しい。僕たちはここにいて、明日のレースに向けて準備ができている。それも一つの成果だ。パフォーマンスはまだ不足しているが、これは進行中のプロジェクトだし、いずれ改善していく。まずはどこを強化すべきか、どの方向に開発を進めるべきかの方向性がかなり明確になった。明日に向けては戦略を最大限に生かし、チャンスがあればそれをつかみ、2台ともチェッカーフラッグを受けることを目指す」

    20番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「今日のクラッシュはとても奇妙だった。ターン1でブレーキペダルを踏んだ瞬間、リアアクスルが完全にロックしてしまった。僕自身は問題ないし、それが一番重要だ。メディカルセンターに行って手の検査を受けたが問題はなかった。チームと話してデータを確認し、何が起きたのかを調べる必要がある。こんな経験は今までなかった。アイザックにはおめでとうと言いたい。予選で素晴らしい仕事をした。明日は最後尾からスタートして前に進んでいくことになる。理想的ではないが、P6かP7を目指すことはできると思う。ただしオーバーテイクがどれだけ簡単かはまだ分からない」

    21番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「各セッションで信頼性の問題に見舞われ、本当に難しい週末になっている。テストでは問題がなかっただけに残念だ。ここに来てFP1とFP2の序盤しか走れず、今日は両方のセッションを逃してしまったのはフラストレーションがたまる。明日はレースをして経験と学びを得られることを願っている。すでに不利な状況にあるからね」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「ここまでの週末は難しく、必要な周回をこなせない問題がいくつかあった。ガレージのチームは本当に懸命に作業してくれたが、予選に間に合わせてマシンを組み直す時間が足りなかった。今は望んでいる位置にはいないが、これからもプッシュし続け、改善のために努力を続けていく」

  • 2026年F1オーストラリアGP 決勝スターティンググリッド

    2026年F1オーストラリアGP 決勝スターティンググリッド

    2026年F1シーズン開幕戦となるオーストラリアGPの決勝スターティンググリッドが決定した。メルセデスのジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリがフロントロウを独占し、新時代の初戦で圧倒的な速さを示した。

    予選ではメルセデス勢がライバルを大きく引き離し、3番手のアイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)に対して約コンマ8秒の差をつけた。

    一方でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)はマシントラブルによるクラッシュでQ1敗退となり、20番グリッドからのスタートとなる。

    昨年のワールドチャンピオンであるランド・ノリス(マクラーレン)は6番手。フェラーリ勢ではシャルル・ルクレールが4番手、ルイス・ハミルトンが7番手に並ぶ。また、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は17番手からのスタートとなった。

    なお、このグリッドはFIAの正式承認まで暫定扱いとなる。

    オーストラリアGP F1 2026年のF1世界選手権

    2026年F1オーストラリアGP 決勝スターティンググリッド

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    2.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    3.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    6.ランド・ノリス(マクラーレン)
    7.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    8.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    9.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    10.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)

    11.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    12.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    13.エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    15.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    17.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    18.セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)
    19.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)
    20.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    21.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン)

  • F1オーストラリアGP 予選 ハイライト動画:ラッセル開幕ポール 序盤から波乱

    F1オーストラリアGP 予選 ハイライト動画:ラッセル開幕ポール 序盤から波乱

    2026年F1シーズン開幕戦となるオーストラリアGP予選は、序盤から波乱に満ちた展開となった。

    アルバート・パークで行われた予選では、メルセデスのジョージ・ラッセルが圧倒的な速さを見せ、最終的に1分18秒518というラップでポールポジションを獲得。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリも2番手に入り、メルセデスがフロントロウを独占する完璧な結果となった。

    しかし、この予選で最も大きなニュースとなったのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンのクラッシュだった。Q1のアタックラップ開始直後、ターン1でリアがロックしコントロールを失ったフェルスタッペンのマシンはグラベルを越えてバリアへ衝突。セッションは赤旗中断となり、フェルスタッペンは代表的なタイムを記録できないままQ1敗退となった。

    さらに最終セッションのQ3でもトラブルが相次ぐ。アウディのガブリエル・ボルトレトは技術トラブルによりマシンをガレージへ戻すことになり、タイムを記録できないまま10番手に終わった。また、アンドレア・キミ・アントネッリがピットアウトする際、サイドポッドに取り付けられた冷却ファンを外し忘れるというハプニングが発生。コース上に落下したパーツをランド・ノリスが踏みつけたことで再び赤旗が提示されるなど、予選は慌ただしい展開となった。

    そうした混乱の中でもラッセルは安定した速さを発揮。最終アタックでアントネッリのタイムをコンマ3秒近く更新し、2026年シーズン最初のポールポジションを確定させた。

    3番手にはレッドブル・レーシングでF1デビューを果たしたアイザック・ハジャーが入り、いきなり表彰台圏内のグリッドを獲得する見事なパフォーマンスを披露。フェラーリのシャルル・ルクレールが4番手、母国レースのオスカー・ピアストリが5番手で続いた。

    2025年ワールドチャンピオンのランド・ノリスは苦しい予選となり6番手。ルイス・ハミルトンが7番手、レーシングブルズのリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが8番手と9番手に並んだ。

    一方でアストンマーティンは厳しい週末となり、フェルナンド・アロンソがQ1で敗退して17番手。チームはプラクティスからトラブルに見舞われており、開幕戦から苦しい状況が続いている。

    動画の公開は終了しました
  • F1オーストラリアGP予選 ジョージ・ラッセル開幕ポール メルセデス1-2

    F1オーストラリアGP予選 ジョージ・ラッセル開幕ポール メルセデス1-2

    2026年F1オーストラリアGP予選はメルボルンのアルバート・パークで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が圧倒的なパフォーマンスでポールポジションを獲得した。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが2番手に入り、メルセデスがフロントロウを独占した。

    一方で波乱も起きた。レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンはQ1でクラッシュして早々に敗退。さらにQ3では複数のトラブルや赤旗が発生し、開幕戦の予選は慌ただしい展開となった。

    ラッセルが圧倒的な速さで開幕ポール
    ジョージ・ラッセルは予選全体を通して最速の存在だった。各セッションでトップ争いを続け、最終アタックでは1分18秒518を記録。後続を大きく引き離してポールポジションを確定させた。

    アンドレア・キミ・アントネッリは2番手に入り、ブラックリー拠点のチームにとって完璧な1日を締めくくった。

    3番手にはレッドブル・レーシングでのデビュー戦となるアイザック・ハジャーが入り、4番手にフェラーリのシャルル・ルクレール、5番手に母国戦のオスカー・ピアストリが続いた。

    2025年ワールドチャンピオンのランド・ノリスは苦しい予選となり6番手。7番手にルイス・ハミルトン、8番手と9番手にレーシングブルズのリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが並んだ。

    Q2で好タイムを記録してQ3進出を果たしたガブリエル・ボルトレトは、インラップ中の技術トラブルによって最終アタックを行えず10番手となった。

    フェルスタッペンがQ1でクラッシュ
    予選最大の波乱はQ1で起きた。マックス・フェルスタッペンはターン1でブレーキング中にリアがロックし、グラベルを越えてバリアにクラッシュ。マシンは大きく損傷し、セッションは赤旗となった。

    フェルスタッペンは無事だったが、無線で次のように報告した。

    「リアアクスルがロックした。最高だね」

    この結果、フェルスタッペンは代表的なタイムを残すことができず、Q1敗退となった。

    Q1 ハジャーとメルセデスが速さを示す
    3回のプラクティスを終えた後、予選では2026年レギュレーションの新マシンに各ドライバーが対応する必要があった。

    2026年からはキャデラックF1チームが参戦したことで、予選ではQ1とQ2で6台ずつが脱落する新フォーマットが採用されている。

    最初にタイムシートのトップに立ったのはアウディのガブリエル・ボルトレトで、オスカー・ピアストリ、ルイス・ハミルトンが続いた。

    その後ジョージ・ラッセルが登場すると、ボルトレトのタイムをコンマ6秒も更新。最初に1分19秒台へ突入し、ポール候補としての存在感を示した。

    この直後、フェルスタッペンのクラッシュで赤旗が出される。セッションは一時中断された。

    赤旗によって時間ができたことは、FP3で大クラッシュを喫していたアンドレア・キミ・アントネッリにとって救いとなった。メルセデスは短時間で修復を完了し、彼は残り時間で走行することができた。ただしピットレーン違反の可能性で調査対象となった。

    最終的にトップはラッセル、続いてハミルトン、ピアストリ、ノリス、ハジャー。アントネッリは6番手でQ2へ進出した。

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは僅差で17番手となり敗退。キャデラックF1チームのセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスも脱落した。

    また、フェルスタッペンに加えてカルロス・サインツJr.とランス・ストロールは予選で走行できず、最後尾グループとなった。

    ■Q1敗退
    ■17位 フェルナンド・アロンソ
    ■18位 セルジオ・ペレス
    ■19位 バルテリ・ボッタス
    ■20位 マックス・フェルスタッペン
    ■21位 カルロス・サインツJr.
    ■22位 ランス・ストロール

    Q2 ラッセルが再び最速
    予選が荒れた展開となったこともあり、Q2では各チームが早めにコースへ出る戦略を取った。

    ジョージ・ラッセルは1分18秒934を記録し、このセッションでもトップに立つ。

    フェラーリは最初のアタックで苦戦。ルイス・ハミルトンはチームメイトを先に行かせるため最初のラップを中断し、シャルル・ルクレールは7番手に留まった。

    その後ハミルトンは6番手まで上昇したが、ルクレールは終盤のラップでタイムを改善。アントネッリを3番手へ押し下げた。

    レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドとリアム・ローソンは好タイムを記録してQ3進出を決めた。ガブリエル・ボルトレトもチームメイトを上回るタイムで突破し、ニコ・ヒュルケンベルグはQ2敗退となった。

    ハースF1チームのオリバー・ベアマンとエステバン・オコンもここで脱落。アルピーヌ勢も苦戦し、ピエール・ガスリーが14番手、フランコ・コラピントが16番手となった。

    その間にアレクサンダー・アルボンが15番手に入り、ウィリアムズの唯一の出走車としてQ2を終えた。

    ■Q2敗退
    ■11位 ニコ・ヒュルケンベルグ
    ■12位 オリバー・ベアマン
    ■13位 エステバン・オコン
    ■14位 ピエール・ガスリー
    ■15位 アレクサンダー・アルボン
    ■16位 フランコ・コラピント

    Q3 トラブル続出の最終決戦
    Q3開始直後にはアービッド・リンドブラッドがピット入口でロックアップし、危うく接触するところだった。

    さらにガブリエル・ボルトレトのマシンに技術トラブルが発生。ガレージへ押し戻され、最終セッションに参加できなくなった。

    その直後、アンドレア・キミ・アントネッリがピットアウトする際にサイドポッドに取り付けた冷却ファンを外し忘れるミスが発生。ファンはコース上に落下し、ランド・ノリスが踏みつけたことで赤旗となった。

    コースがクリアされるとポール争いが再開。最初のアタックではラッセルが1分19秒084で暫定トップに立つ。

    ランド・ノリスはデプロイメントの問題を抱えながら2番手につけたが、ラッセルからは0.5秒以上遅れていた。

    終盤のアタックでアントネッリが1分18秒811を記録してトップに浮上。しかし直後にラッセルがさらにタイムを更新し、コンマ3秒近く速いラップでポールポジションを確定させた。

    アイザック・ハジャーはレッドブル・レーシングでのデビュー戦で3番手という見事な結果を残し、シャルル・ルクレールとオスカー・ピアストリが続いた。

    ランド・ノリスは6番手、ルイス・ハミルトンが7番手。レーシングブルズのリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが8番手と9番手となり、ガブリエル・ボルトレトが10番手で予選を終えた。

    オーストラリアグランプリ

    2026年 F1 オーストラリアGP 予選

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    2.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    3.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    6.ランド・ノリス(マクラーレン)
    7.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    8.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    9.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    10.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    11.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    12.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    13.エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    15.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    17.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    18.セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)
    19.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)
    20.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    21.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン)

  • F1オーストラリアGP 予選:結果・タイムシート ラッセルがポール獲得

    F1オーストラリアGP 予選:結果・タイムシート ラッセルがポール獲得

    2026年F1オーストラリアGP 予選の結果・タイムシート。3月7日(土)にアルバート・パーク・サーキットで2026年のF1世界選手権 第1戦 オーストラリアグランプリの公式予選が行われた。

    ポールポジションを記録したのはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手にアイザック・ハジャー(レッドブル)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが17番手でQ1敗退、ランス・ストロールはICEの問題で走行を行わなかった。

    ■ メルセデスがフロントロウ独占 ラッセルが2026年初ポール
    ジョージ・ラッセルが1分18秒518を記録し、2026年シーズン最初のポールポジションを獲得。キミ・アントネッリが2番手に入り、メルセデスがフロントロウを独占した。シーズン前から有力視されていた速さを、開幕戦予選で証明する形となった。

    ■ アントネッリ躍動も調査対象に ピットレーン違反の疑い
    アントネッリはQ3で一時ポールタイムを記録するなど圧巻のパフォーマンスを見せたが、Q1でのピットレーンでのリリース手順などを巡り審議対象となっている。結果次第ではペナルティが科される可能性もあり、決勝グリッドに影響が出る可能性がある。

    ■ ハジャーがレッドブル初予選で3番手 鮮烈デビュー
    レッドブルのルーキー、アイザック・ハジャーが3番手タイムを記録。メルセデス勢には及ばなかったものの、トップから約0.8秒差でフェラーリのシャルル・ルクレールを抑える好結果となり、チーム加入初戦で存在感を示した。

    ■ フェラーリはルクレール4番手 デプロイメント問題に苦戦
    フェラーリはルクレールが4番手に入りトップ争いには加わったが、Q2ではエネルギーデプロイメントに関する問題を訴える場面も見られた。ルイス・ハミルトンは7番手にとどまり、決勝に向けてセットアップの改善が求められる。

    ■ マクラーレンはピアストリ5番手 ノリスはチームメイトに敗北
    母国グランプリのオスカー・ピアストリが5番手となり、ランド・ノリスを上回った。2025年王者ノリスは6番手にとどまり、メルセデス勢との差を詰めきれなかった。

    ■ レーシングブルズ躍進 ローソンとリンドブラッドがQ3進出
    レーシングブルズはリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドの両ドライバーがQ3進出。リンドブラッドは最後のアタックでトラブルの影響を受けたとみられ、チームメイトから大きく離される結果となったが、チームとしては開幕戦で上々の内容となった。

    ■ フェルスタッペンがQ1敗退 クラッシュで波乱
    最大の衝撃はマックス・フェルスタッペンのQ1敗退だった。最初のアタックラップでリアがロックし、グラベルを越えてバリアに接触。これにより赤旗が提示され、王者は20番手スタートという厳しい状況に追い込まれた。

    ■ アストンマーティン苦戦 アロンソもQ1で姿消す
    アストンマーティンは週末を通してトラブルに苦しみ、フェルナンド・アロンソは17番手でQ1敗退。ランス・ストロールもICE関連の問題で走行が限られ、チームにとって厳しい開幕予選となった。

    ■ アウディとハースF1チームはQ3届かず 中団争いは接戦
    ニコ・ヒュルケンベルグ、オリバー・ベアマン、エステバン・オコン、ピエール・ガスリーらがQ2で敗退。中団勢は僅差の争いとなり、アレクサンダー・アルボンやフランコ・コラピントも含めてわずかなミスがQ3進出を分ける結果となった。

    オーストラリアグランプリ

    F1オーストラリアグランプリ 予選 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分19秒507 1分18秒934 1分18秒518
    2 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分20秒120 1分19秒435 1分18秒811
    3 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分20秒023 1分19秒653 1分19秒303
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分20秒226 1分19秒357 1分19秒327
    5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分19秒664 1分19秒525 1分19秒380
    6 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分20秒010 1分19秒882 1分19秒475
    7 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分19秒811 1分19秒921 1分19秒478
    8 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分20秒491 1分20秒144 1分19秒994
    9 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分20秒409 1分19秒971 1分21秒245
    10 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分20秒495 1分20秒221  
    11 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分21秒024 1分20秒303  
    12 87 オリバー・ベアマン ハース 1分21秒138 1分20秒311  
    13 31 エステバン・オコン ハース 1分20秒758 1分20秒491  
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分21秒200 1分20秒501  
    15 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分21秒051 1分20秒941  
    16 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分21秒247 1分21秒270  
    17 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分21秒969    
    18 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分22秒605    
    19 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分22秒244    
      3 マックス・フェルスタッペン レッドブル      
      55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ      
      18 ランス・ストロール アストンマーティン      
  • F1オーストラリアGP 予選Q1:フェルスタッペンがクラッシュ脱落 アロンソ敗退

    F1オーストラリアGP 予選Q1:フェルスタッペンがクラッシュ脱落 アロンソ敗退

    026年F1開幕戦オーストラリアGPの予選は、アルバート・パークでQ1から大きな波乱となった。マックス・フェルスタッペンがクラッシュにより敗退する衝撃の展開となり、開幕戦からグリッドの勢力図を揺るがす結果となった。

    このセッションではキャデラックの参戦によりグリッドが22台に拡大したため、Q1では6台が脱落する新フォーマットが採用された。18分間のセッションの中で、各チームはQ2進出を懸けた激しいタイムアタックを展開した。

    フェルスタッペンがクラッシュで赤旗
    セッション中盤、フェルスタッペンが最初のアタックラップでマシンのリアを失い、コーナー進入前にスピン。そのままグラベルを横切ってバリアにクラッシュし、赤旗が提示された。

    フェルスタッペンは無線で「リアがロックした。最高だね」と皮肉めいたコメントを残した。マシンは大きく損傷し、セッション再開後も走行できずQ1敗退が決定。メディカルセンターでチェックを受けるためマシンを降りた。

    赤旗中断によってタイマーが停止したことで、クラッシュ前にタイムを記録できていなかったドライバーにとっては救済となった。


    ラッセルがトップタイム
    再開後のセッションではジョージ・ラッセル(メルセデス)が最速タイムを記録。2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続いた。

    ラッセルはセッション残り時間のアタックでトップタイムを更新。ピアストリとの差は0.157秒と僅差ながら、今週末のポールポジション争いで優位な位置につけた。

    ランド・ノリスは4番手、アントネッリはクラッシュからの修復後に走行し3番手タイムを記録する粘りを見せた。

    終盤にQ2進出争いが激化
    セッション終盤はQ2進出ラインを巡る攻防が激しくなった。フェルナンド・アロンソは一時的にQ2圏内に入っていたが、最後のアタックでフランコ・コラピントがタイムを更新。アロンソは17番手に押し出され、Q1敗退となった。

    また、ウィリアムズはカルロス・サインツJr.のマシントラブルの影響もあり苦戦。アストンマーティンもランス・ストロールがICEトラブルの影響で十分な走行ができなかった。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ■ Q1敗退ドライバー
    17位 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    18位 セルジオ・ペレス(キャデラック)
    19位 バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    20位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    21位 カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    22位 ランス・ストロール(アストンマーティン)

    開幕戦の予選は、フェルスタッペンのクラッシュという予想外の出来事で幕を開けた。チャンピオン候補の一人がQ1で姿を消す異例の展開となり、決勝レースの戦略にも大きな影響を与えることになりそうだ。

  • F1オーストラリアGP 予選展開:ラッセル圧倒ポール フェルスタッペンQ1敗退

    F1オーストラリアGP 予選展開:ラッセル圧倒ポール フェルスタッペンQ1敗退

    2026年F1シーズンの開幕戦となるオーストラリアGP予選は、アルバート・パークで劇的な展開となった。メルセデスのジョージ・ラッセルが圧倒的な速さでポールポジションを獲得し、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリとともにフロントロウを独占。一方でレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがQ1でクラッシュして敗退する波乱も起きた。

    新レギュレーション時代の最初の予選は、赤旗、トラブル、そしてルーキーの躍進が入り混じる激しいセッションとなった。

    メルセデスが圧倒的なパフォーマンスを見せる一方、フェラーリやマクラーレン、そしてレッドブル勢がその背後で争う構図が浮き彫りとなった。ここではQ1からQ3までの重要局面を振り返る。

    Q1:フェルスタッペンがクラッシュ 波乱の幕開け
    予選最初のセッションからアルバート・パークは騒然となった。最も大きな出来事はマックス・フェルスタッペンのクラッシュだ。

    最初のアタックラップでコーナー進入時にマシンのリアが突然滑り、フェルスタッペンはグラベルを越えてバリアへヒット。赤旗が掲示され、レッドブルのエースはまさかのQ1敗退となった。

    「リアがロックした」と無線で語ったフェルスタッペンは無事に自力でマシンを降りたが、この事故によりレッドブルは序盤から苦しい展開となった。

    その混乱の中でもメルセデスのジョージ・ラッセルは圧倒的な速さを見せ、フィールドに約0.6秒差をつけてトップタイムを記録。シーズン前から有力視されていたメルセデスの速さを証明した。

    一方でフェラーリはミディアムタイヤという戦略を採用し、決勝を見据えた走りを見せた。

    ■Q1敗退
    17位 フェルナンド・アロンソ
    18位 セルジオ・ペレス
    19位 バルテリ・ボッタス
    20位 マックス・フェルスタッペン
    21位 カルロス・サインツJr.
    22位 ランス・ストロール

    Q2:フェラーリが苦戦 中団は接戦
    続くQ2ではトップチームの力関係がより明確になった。

    ジョージ・ラッセルが再びトップタイムを記録し、メルセデスが完全に主導権を握る展開となる。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリも上位に入り、メルセデスの2台が揃って速さを見せた。

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは2番手に入り、母国レースで存在感を示したが、ラッセルとの差は6コンマ以上。マクラーレン自身が語っていた「半歩遅れている」という評価を裏付ける結果となった。

    フェラーリは週末を通して速さを見せていたが、ソフトタイヤでのパフォーマンスが伸びず、特にルイス・ハミルトンは苦しいセッションとなった。

    中団ではレーシングブルズのルーキー、アービッド・リンドブラッドが印象的な走りを見せ、Q3進出を決めた。

    ■Q2敗退
    11位 ニコ・ヒュルケンベルグ
    12位 オリバー・ベアマン
    13位 エステバン・オコン
    14位 ピエール・ガスリー
    15位 アレクサンダー・アルボン
    16位 フランコ・コラピント

    Q3:メルセデス圧倒 ラッセルがポール
    最終セッションQ3はトラブルとドラマに満ちた展開となった。

    序盤にはアントネッリのマシンに冷却ファンが装着されたままピットから送り出されるというトラブルが発生。落下した部品をランド・ノリスが踏んでしまい、赤旗が提示された。

    セッション再開後、まず暫定トップに立ったのはアントネッリ。若きイタリア人が圧巻のラップを決めたが、その直後にジョージ・ラッセルがさらに0.3秒上回るラップを叩き出す。

    最後のアタックでも誰もラッセルのタイムを更新できず、メルセデスはフロントロウ独占を達成した。

    レッドブルのアイザック・ハジャーはデビュー戦で見事3番手を獲得。フェラーリのシャルル・ルクレールが4番手、母国の期待を背負うオスカー・ピアストリが5番手に続いた。

    ■トップ10
    1位 ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    2位 アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    3位 アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    4位 シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5位 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    6位 ランド・ノリス(マクラーレン)
    7位 ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    8位 リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    9位 アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    10位 ガブリエル・ボルトレト(アウディ)

    メルセデスが新時代の主役に
    この予選で最も印象的だったのはメルセデスの圧倒的なパフォーマンスだ。フロントロウ独占に加え、ライバルに約0.8秒差をつけるラップタイムは新レギュレーション初戦としては驚異的だった。

    フェラーリはレースペースに自信を見せており、決勝ではスタートや戦略で逆転の可能性を狙う。一方、マクラーレンは自ら認めていた通り、現時点ではトップ2チームの背後に位置していることが明確になった。

    そしてレッドブルはフェルスタッペンのクラッシュという予想外の事態に見舞われたが、アイザック・ハジャーが3番手を獲得する大健闘を見せた。

    新時代の勢力図が初めて明確になった2026年F1開幕予選。決勝ではメルセデスがその優位性を守り切るのか、それともフェラーリやマクラーレンが逆転劇を演じるのか、注目が集まる。