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  • セバスチャン・ベッテル 「メルセデスとの差は0.5秒もない」

    セバスチャン・ベッテル 「メルセデスとの差は0.5秒もない」

    フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、メルセデスのテストでのパフォーマンスを重要視しておらず、F1オーストラリアGPでは優勝争いに絡んでいくと確信していると語る。

    F1バルセロナテストを終え、ルイス・ハミルトンはフェラーリがメルセデスに対して0.5秒以上のアドバンテージを築いているとの感想を述べていた。

    しかし、メルセデスとの間にそこまでの差があるかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「そうは思わない」とコメント。

    「彼らはテスト2週目にとても強く見えた。1回の走行だけでなく、全ての走行でね。正直、彼らが1週目に何をやっていたかはわからない。もしからしたら、家にいいたのかもしれないね」

    「でも、彼らはとても強いと思う。彼らは今週末ポールと優勝を争うことになるだろう。

    とは言え、セバスチャン・ベッテルはここまでのフェラーリの仕上がりは“とてもいい感じ”だと認める。

    「すべてのハードワークが成果を挙げているように思う。それが事実であれば、ここで確認できるだろう。でも、ここまでのクルマの感触はとてもいい」

    「僕たちが実際にどの位置にいるかはわからない。良い状態であることを期待しているけど、トップ3チームはとても接戦になるだろう」

    2017年と2018年をルイス・ハミルトンに次ぐ2位で終え、5シーズンでチャンピオンシップから遠ざかってるセバスチャン・ベッテルはタイトル獲得に“飢えている”と語る。

    「もちろん、F1でいうものは勝者が偉大であり、すべてだ。2位でフィニッシュすることに意味はない。残念ながら、僕は今、2年連続でそれを経験している」

    「それでも、過去数年でポジティブな要素はたくさんあった。チームは成長していると思う。ページをめくって『今年はすべてが違う。去年は酷かった』というのは間違っている。それは間違ったアプローチだ」

    「僕たちは素晴らしいことをたくさんやってきたと思うし、できないこともあった。それらは変更する必要がある。でも、僕はポジティブだ。今年は新しいチャンスがあると思うし、チームは気合が入っている。また頑張ろうってね。僕もクルマに乗って、レースをすることをとても嬉しく思っている」

    関連:2019年 F1オーストラリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • F1史上初となるシーズン開幕イベントがメルボルンで開催

    F1史上初となるシーズン開幕イベントがメルボルンで開催

    F1は、2019年シーズンの開幕戦オーストラリアGP直前の3月13日(水)にメルボルンで特別なシーズン開幕イベントを開催することを発表した。

    このイベントは、メルボルンの中心部にあるフェデレーション・スクエアで行われ、全20名のドライバー、10名のチーム代表が参加。地元のプロモーターであるAustralian Grand Prix Corporationと協力して運営され、過去のF1スターやミュージシャンによるライブも行われるという。

    イベントは、ソーシャルメディアプラットフォームを介して世界中にライブストリーミングされる。

    この発表は、F1プロモーター協会がリバティメディアの対応と方向性について異議を唱える声明に続いて発表された。

    F1のコマーシャルディレクターを務めるショーン・ブラッチズは「メルボルンの観客の情熱、知識、そして熱意は、特別な感謝に値するものであり、これが我々がスポーツ史上初めてのシーズン開幕イベントを開催することを決めた理由である」と述べた。

    「我々はファンのためにそのようなスペクタクルを見せることができて非常に興奮している。彼らを我々のすべての活動の中心に据えることが非常に重要だ。このイベントはローカルだけでなく、グローバルにファンと繋がるためのラットフォームを提供する」

    「また、2019年シーズンは今年後半に中国で開催される1000回目のグランプリを祝うためスポーツにとってもう1つの歴史的瞬間を迎える。我々は全チームが集まってシーズンを開幕するのを楽しみにしている」

    イベントではF1のグローバルパートナーであるロレックス、エミレーツ、ハイネケン、DHL、ピレリがサポートし、ファンが参加できる様々なアクティビティを主催する。

    2019年の開幕戦オーストラリアGPは、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで3月18日(日)に決勝レースが行われる。

  • MotoGP | スズキ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    スズキは、MotoGP オーストラリアGPの決勝レースで、アンドレア・イアンノーネが激しいトップグループ争いを2位でフィニッシュした。

    海を見渡すオーストラリア・ビクトリア州・フィリップアイランドサーキットは、週末の不安定な天気を一蹴し、午後から太陽に照らされ、シーズン17戦目となるオーストラリアGPが現地時間午後4時に幕を開けた。

    チームスズキエクスターライダーのアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスは共に金曜、土曜と素晴らしいパフォーマンスを見せ、大きな期待と共に迎えた決勝日の朝のウォームアップでもイアンノーネがトップタイムをマーク。リンスも6番手タイムにつけ、決勝での勝負にさらに期待を高めた。

    日差しはあるも気温の上がらない決勝コンディションに、イアンノーネ、リンスは共にフロント・ミディアム、リア・ハードのタイヤコンビネーションを選択。決勝はふたり揃って好スタートを切り、27周の長いバトルが始まった。イアンノーネ、リンスはスタート後、激しくプッシュしてどちらもフロントグループに食い込み、イアンノーネは3周目にファステストラップを記録。リンスはM・ビニャーレス(ヤマハ)とのバトルで一時ポジションダウンをするが、その後も粘りの走りで最終ラップまでトップグループにしがみつき、5位でレースを終えた。

    イアンノーネはレース序盤、J・ザルコ(ヤマハ)とM・マルケス(ホンダ)の接触アクシデントのすぐ後ろを走行していたが、ひるむことなく終始激しくプッシュ。数回オーバーランのミスで後続車にオーバーテイクを許すも、ラスト5周でふたたび2番手に浮上し、最後まで2位を死守。イアンノーネにとってスズキ移籍後のベストリザルトとなった。イアンノーネ、リンスの上位フィニッシュにより年間ランキングも接近戦となり、残り2戦にさらなる期待を高めることとなった。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「もてぎに続き、ここでも連続して表彰台を獲ることができました。非常に嬉しく思います。チームの皆、ライダー、そして本社で開発してくれているメンバーが素晴らしい仕事をしてくれたお陰だと、本当に感謝しています。その反面、今週我々は、特にアンドレアは十分勝てるだけのスピードがあったと思うので、勝てなかったことに悔しさも半々です。このレースで我々の強い点、弱い点が分かりましたし、まだまだ勝つためにはもっと開発していかなくてはいけないことも理解しましたので、引き続き進化を続け、少しでも早く表彰台の真ん中に立てるように頑張っていきたいと思います。応援ありがとうございました。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「2戦連続の表彰台、そしてアラゴンからオーストラリアまで4戦中3戦表彰台を獲得でき、今日はチームにとって、再び喜ばしい1日となりました。トップグループが大きな集団だったので、後ろを引き離すことは困難な状況でしたが、アンドレアがその激しい争いを2位で終えたことは素晴らしい結果だったと思います。アレックスも終盤に順位をひとつ上げて5位でフィニッシュし、ふたりのライダーがトップ5フィニッシュしたことも、チームにとってはとてもポジティブな要素でした。いよいよシーズンも残りわずか2戦となりましたが、最後までこの好調を維持して良いシーズンの締めくくりとなるよう、さらに気持ちを引き締めていくとともに、チームの皆やこのプロジェクトに関わっている全ての皆に、この成果への感謝の気持ちを伝えたいです。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「今週はウィークを通して常に上位を走れたし、結果にも満足しているよ。マシンのフィーリングを良くしていこうといくつかの改善を図り、その結果、攻めの走りでトップ争いができたしね。今日は優勝を狙っていたけど、思った以上に激しいバトルになって、グループから逃げ出すことができなかった。やっとグループから抜け出した時にはもうトップを走るビニャーレスには追いつけない状況だったから、気持ちを切り替えて、タイヤをセーブしながら最後に100%の力を出し切って2位を死守したんだ。好調だっただけに悔しさは残るけど、今日は良いレースができたよ。」

    アレックス・リンス
    「今日のレースは本当に面白かったし、学ぶことも多かった。序盤トップグループでバトルを続けている時はフィーリングも良かったし、上位でフィニッシュできる自信もあったんだけど、マーベリック(ビニャーレス)と絡んだ後に順位を落としたせいで、そこからの追い上げに手こずってしまったんだ。あとはミラーをオーバーテイクするのにもかなり苦労して、前とのギャップを広げてしまった。でも最後にロッシとのバトルを制して5位でゴールできたことに関しては満足しているよ。この数戦は安定した結果が出ているし、次のマレーシアでもまた今日のようなレースをしたいね。」

  • MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    ヤマハは、MotoGP オーストラリアGPの決勝で、マーベリック・ビニャーレスが今シーズン初優勝を成し遂げた。

    予選2番手フロントローに並んだビニャーレスは、スタート後の第1コーナーで10番手へ後退。1ラップ目が終わるころから少しずつ順位を挽回し、3ラップ目で8番手に上がったあとは、そのまましばらくポジションをキープした。

    6ラップ目にはヨハン・ザルコとM・マルケス(ホンダ)が接触するアクシデント。幸い、これに巻き込まれなかったビニャーレスは、その間にも順調にアタックを続けていた。そしてするするとすり抜けて、8ラップ目にはついにトップに浮上。そこからは身体を伏せて前日と同様の強さを再現し、1分29秒台で周回を重ねながら後続を引き離していった。
    レース終盤には4秒ものリードを築き、最後の5ラップは少しリラックスする余裕も。そしてひとつのミスもなくゴールまで走り切り、1.543秒のアドバンテージをキープして優勝を果たした。

    一方のロッシはグリッド7番手から好スタート。1ラップ目で好位置につけると、まもなくA・リンス(スズキ)をパスして5番手に上がった。早々に集団の先頭まで出たいところだったが、ザルコとJ・ミラー(ドゥカティ)の接触に巻き込まれて6番手へ後退。6ラップ目の第1コーナーでザルコとマルケスが接触して戦線を離脱すると、このあとトップ争いはますますヒートアップした。ビニャーレスが8ラップ目でトップに浮上したとき、ロッシもその後ろについて行こうとしたが、A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)とバトルする間にチャンスを逸して一歩、後退。さらにA・イアンノーネ(スズキ)とのバトルで時間を費やしたあとは、5台による2位争いのなかで懸命にポジションアップを図ることとなった。激しい接近戦のなかで5番手まで後退することもあったが、ロッシは決してあきらめることなくプッシュし続ける。そして残り8ラップでは、一旦グループの先頭まで出て2番手につけたものの、6番手へ後退してしまう。このあと最後の3ラップで再度トライしたがポジションアップはならず、ビニャーレスから5.132秒遅れて6位でチェッカーを受けた。

    この結果、ロッシはランキング3位をキープして2位に15ポイント差。ビニャーレスは4位をキープし、ロッシとの差を15ポイントに縮めた。コンストラクターズ・ランキングでヤマハは、2位に44ポイント差の3位をキープ。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPが、トップに16ポイント差と迫る2位につけている。
    次回は11月2日~4日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催される。

    Monster Yamaha Tech3 ポテンシャルをアピールするも結果につながらず
    予選で自己ベストのグリッドを獲得したハフィス・シャーリン。決勝では好スタートのあと13番手に後退したが、2ラップ目には上位グループを上回るスピードで追い上げ、ひとつ、またひとつとポジションを上げていった。そして6ラップ目には8番手へ浮上して今季最高の結果をつかみとるかに見えたが、19ラップ目に転倒を喫してリタイアとなった。

    一方、シャーリンのチームメイトのヨハン・ザルコは予選2番手、フロントローから絶好のスタート。しかしオープニングラップの混戦のなかで9番手まで後退してしまう。そこから懸命の挽回を試み、ついにはトップグループに追いついたが、M・マルケス(ホンダ)をとらえようとした第1コーナー進入でハードに攻めすぎて転倒。そのままリタイアを余儀なくされた。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (優勝)
    「まさにベスト・フィーリング! 最高の喜びです。今シーズンはずっと暗闇のなかを走ってきましたが、今日突然にそこを抜け出し、光に包まれました。今までは自分のポテンシャルを十分に発揮することができませんでしたが、今日はそれができたのです。ここオーストラリアでの優勝はいつも本当にうれしいもの。最高のサーキットだと思っているので、ここでトップを走るのは最高の気分なのです。長い間、優勝できなかったヤマハが、ここでそれを止められたこともとても¥良かったと思っています。今日の決勝は、昨日のフリープラクティス第4セッションと同じように好調に走ることができました。マシンのフィーリングが素晴らしかったので、中盤ではずっと1分29秒台をキープすることができました。タイヤが最後までもたないことはわかっていたので、この間にできるだけアドバンテージを広げようとしていたのですが、もちろんそう簡単なことではなく、何度か危ない場面もありました。それでも何とかトップをキープして走り切ることができ、今は本当に信じられないような気持ちです。チームのみんなにお礼を言わなければなりません。彼らがこの優勝のために懸命に努力してくれたのです。これからもベストを尽くし、良い方向へ進めるようトライを続けます。次のマレーシアでどんなことが待っているかわかりませんが、集中力とモチベーションを高くもち続けてがんばりたいと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (6位)
    「残念ながら、オープニングラップからすでにフロントがスライドし始めていました。できるだけスムースな走りを心がけてタイヤをコントロールしたかったのですが、15ラップ目ごろからは、左コーナーの立ち上がりでスピンが激しくなり、苦しい状況になってしまいました。この原因を究明し、解決しなければなりません。マーベリックの優勝は、チームとヤマハに大きなモチベーションを与えてくれました。最高にうれしいニュースです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「何というスリリングでドラマティックなレースでしょう! マーベリックはフィリップアイランドでいつも強さを発揮しますが、今年もそのようになりました。ウイークを通して好調をキープし、そのままの勢いで優勝を成し遂げたのです。チームはこの日のために、今までずっとがんばってきました。でもこの瞬間を待ちわびていたのは私たちだけではなく、ファンのみなさんも同様でしょう。だからこの喜びも、きっとみなさんと共有できるものと信じています。バレンティーノもほとんどの時間帯でベスト・ポテンシャルを見せてくれましたが、最終的に一緒に表彰台に上れず残念です。彼もそのチームも全力でプッシュしましたが、終盤はタイヤの消耗もあり、6位は考え得る最高の結果だったと言っていいでしょう。この週末はふたりとも最高の強さを見せてくれました。1週間後のマレーシアGPがとても楽しみです」

    Monster Yamaha Tech3
    ハフィス・シャーリン (DNF)
    「19ラップ目まで順調に走れていました。しかしもう一度ミラー(ドゥカティ)に近づこうとしたらフロントから転倒してしまったのです。ストレートではドゥカティ勢がとても速く、簡単に抜かれてしまいます。私はチームのみんなとともに懸命にマシンづくりに取り組んでおり、他のヤマハ勢とは少し違うものになっていたと思います。そして上位グループと戦っていましたが、どんなに激しくプッシュしてもやはり、彼らについて行くのは難しかったんです。19ラップ目に転倒してしまったことは本当に残念です。でもチームも私も、こうして決勝で力強く戦えるところまでがんばってきたので、これからもプッシュし続け、ハードワークに取り組み、自分たちの力を信じていきます」

    ヨハン・ザルコ (DNF)
    「今日は少し寒かったのですが、太陽に恵まれいい日になりました。グリッド3番手からのスタートは大きなアドバンテージでしたが、オープニングラップの第2コーナーで他の数台と同様にリアをスライドさせてポジションを下げてしまいました。でもその時点ではフィーリングがとても良かったので、挽回は可能だと考えていました。自分の好調ぶりと順調なパスにはとても満足しています。数ラップ後、フィーリングは依然として上々で、ジャック・ミラーのスリップストリームについて、マルク・マルケスもその近くにいました。3台がハイスピードで走行中、第1コーナーへのブレーキングでマルクのリアホイールに当たってしまい、完全に跳ね飛ばされてしまったのです。かなり激しい転倒だったにもかかわらず怪我をしなかったことは幸いで、これが最も大切なことだと思います。でもトップ・サテライトを目指すためには完走することも重要だったのに、それができませんでした。また、マルクがリタイアとなったことは大変申し訳なく思っています。今日のために素晴らしいマシンを作り上げてくれたチームには感謝の気持ちでいっぱいです。私がミスをしてしまったので、残りの2戦で埋め合わせなければなりません」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「目の前で起きた出来事が夢であってほしいと願うことがあるでしょう。しかし今日、私たちが見たことは、まさに現実なのです。ヨハン(ザルコ)はフロントロー、ハフィス(シャーリン)は自己ベストの予選10番手を獲得しており、私たちは高い望みを持っていました。スタートはいつものように難しい状況で、他の2クラスと同様、大きな集団のなかで必死に行き場を探さなければなりませんでした。ヨハンは非常にスピードがあり、前後ソフト・コンパウンドの優位性を生かそうとしているように見えました。そしてあの事故が起きるまでは、それがとても順調に機能していたのです。彼は時速280㎞のスピードで地面に叩きつけられました。あのような光景を見れば誰でも、その身に何か悪いことが起こらないことを祈るでしょう。ヨハンは痛みを感じながらも非常にリラックスしており、力強くピットまで歩いて戻り、しかもとても元気に次のレースに向けて準備をしているのです。これは本当に大変なことです。しかしレースファンとレースそのものにとっては、マルクとヨハンの離脱は残念なことでした。このあと私たちはハフィスのほうに集中しました。彼はトップグループから徐々に離されていましたが、ペース自体は順調で、依然として8番手をキープしていました。ところが突然に、何の前触れもなく転倒。原因はまったくわかりません。そしてここで、私たちの週末は終わりました。ふたりとも非常に順調だったにもかかわらず、ノーポイントに終わったことはとても残念です。常に”ネバー・ギブアップ”の姿勢を維持することが大切だということはわかっています。とにかくふたりが無事で良かった。来週またがんばります」

  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    青空が広がったフィリップアイランドで行われたMotoGP オーストラリアGPの決勝レースは、Honda勢にとって厳しい結果となった。今季6度目のポールポジション(PP)獲得から序盤トップを走り、今季9勝目が期待されたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、6周目の1コーナーで、後ろを走るヨハン・ザルコ(ヤマハ)がマルケスの後輪に接触したことで、ともにリタイアとなった。

    この接触で跳ね上がったザルコのマシンがマルケスのRC213Vのシートカウルに激しくぶつかり、シートレールが折れる大きなダメージで、ピットに戻りリタイアを決めた。300kmを越える最高速度からのブレーキングでの事故にサーキットに緊張が走ったが、幸いにも、両選手にケガはなかった。

    レース開始早々に起きた事故で、チャンピオンを決めたばかりのマルケスの豪快な走りを見ようとサーキットにつめかけたファンはがっかりすることになったが、レースウイークを通じてチャンピオンの走りを堪能することができたのではないだろうか。

    チームメートのペドロサ(Repsol Honda Team)も、予選18番手から12番手までポジションを上げたが、12周目の4コーナーで転倒し、リタイアに終わった。カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は金曜日のフリー走行の転倒で、右足を負傷して欠場した。その結果、Honda RC213Vのワークスマシンに乗る3選手がすべてノーポイントに終わるという厳しい結果となった。

    Honda勢最上位は、ルーキー・オブ・ザ・イヤーでライバルをリードするフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)で、予選15番手から今季ベストリザルトの8位でフィニッシュした。波乱の展開となった決勝レース。モルビデリは、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ブラッドリー・スミス(KTM)との戦いを制し、一段と自信をつけるレースとなった。

    予選14番手からシングルフィニッシュを目指した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、オープニングラップ11番手と好走をみせるが、2周目の1コーナーでオーバーランを喫し20番手にダウン。そこから追い上げて14位でチェッカーを受けた。

    初ポイント獲得に気合のトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は16位。ポイント獲得に今大会も一歩及ばなかった。

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 8位)
    「この結果はとてもうれしいです。MotoGPクラスで自己ベストとなりました。ライダーたちがレースをリタイアしていく厳しい状況の中で、いい仕事ができたと思います。タイヤの選択は正しく、レース中盤からは特にいいペースがありました。そしてトップ10に入ることができました。今週末、決勝に向けてセットアップを進めて素晴らしい仕事をしてくれたクルーに感謝したいと思います」

    中上貴晶(MotoGP 14位)
    「今日は厳しいレースでした。フロントにミディアム、リアにソフトをチョイスしました。タイヤ選択は多少悩みましたが、序盤からペースを上げたかったのでソフトを選びました。終盤厳しくなるのは想定していましたが、思っていた以上に厳しく、苦戦しました。今日はスタートがよく、いい位置にいたのですが、ストレートでスリップから抜けたときに風で大きく振られ、それでブレーキパッドがひらいてしまい、ブレーキが効かない状態になりオーバーランしてしまいました。それがなければシングルはいけたと思います。それだけに残念でした」

    トーマス・ルティ(MotoGP 16位)
    「最初の10周はいいリズムがあり、集団の中にいることができました。そのあとエッジグリップなくなり、高速の左コーナーでコーナリングスピードをキープできず、アンダーステアに苦戦して、かなりタイムをロスしました。今回も16位。チャンピオンシップポイントを逃して残念です」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
    「難しい週末でした。3日間を通していい感触を得られず、決勝では残念ながら転倒してしまいました。今日はいいポジションで走れず、ストレートのあとのブレーキングポイントでフロントから転倒してしまいました。速い場所なのでかなり大きな転倒でした。とにかく前へ進まなければなりません。次の日曜日にはいいレースができることを願っています」

    マルク・マルケス(MotoGP リタイア)
    「まず、なにが起きたのかよく分かりませんでした。でも後ろから接触されたことは分かったので、怒っていました。この接触でシートが壊れてしまい、レースを続けられませんでした。走ることが不可能でした。ピットに戻ってビデオを見て状況を理解しました。これは、レーシングアクシデントです。あの場所は、時速300キロを超えるとても速いスピードからのブレーキングになります。僕はジャック・ミラーの後ろにいて、通常より少し遅くブレーキングを掛けることになりました。その直後に衝撃を感じました。ザルコは僕たち2人のスリップストリームを使っていました。すでに彼と話しました。今日はとてもラッキーでした。最も重要なことは僕もヨハンも無事だということです。今日はとても集中できました。レースは思ったように進みました。数周レースをリードし、そのあと、集団の中にいることにして少し待ちました。いいペースはありましたし、優勝争いができる感触がありました。0ポイントとなってしまったのは不運でしたが、もし来年も日本でタイトルを獲得できて、またここでDNFになったら、 サインアップするしかありません。今は次のレースに集中したいと思います」

  • MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 結果 | M.ビニャーレスが今季初優勝

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 結果 | M.ビニャーレスが今季初優勝

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGPの決勝が10月28日(日)にフィリップアイランド・サーキットで行われ、マーベリック・ビニャーレスが、自身、そしてヤマハにとって今季初優勝を成し遂げた。

    気温13度、路面温度34度で26周のレースはスタート。序盤は上位スタートのマルク・マルケス(ホンダ)やダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)がコースオフするなどトップが目まぐるしく入れ替わる展開。

    そして、4周目に波乱。4番手を走行していたヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)がターン1でマルク・マルケスに追突。両マシンともリタイアとなった。

    残り20周。スタートで順位を落としていたマーベリック・ビニャーレスが首位に浮上。そのまま後続を引き離してトップでチェッカー。今シーズン、自身とチームにとって初勝利を挙げた。2位にはアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、3位にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が続いた。

    以下、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、フランコ・モルビデリ(エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS)、アレイシ・アスパルガロ(アプリリア)、ブラッドリー・ブミス(KTM)がトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は14位でレースをフィニッシュした。

    2018年 MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    2 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    4 19 アルバロ・バウティスタ ドゥカティ・チーム
    5 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    6 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    7 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    8 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    99 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    10 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    11 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    12 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    13 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    14 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    15 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
    16 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    17 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング
    18 7 マイク・ジョーンズ アンヘル・ニエト・チーム
      44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
      55 ハフィス・シャーリン モンスター・ヤマハ・テック3
      26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
      93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
      5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
  • MotoGP | スズキ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP オーストラリアGP土曜朝のFP3セッションは、強い風と寒さ、そして何度も変化する路面温度により難しいコンディションとなったが、アンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスは快調な走りで共にトップ10入りし、揃ってQ2行きを決める。予選を後に控えたFP4では、主に決勝を見据えたロングランにセッションの大半の時間を費やすも、イアンノーネはこの走行でもトップタイムをマークして好調ぶりをアピール。

    予選最後のステージとなるQ2は、セッション開始と同時に小雨が降り出し、コンディションが危惧されたが、チームスズキエクスターライダーのふたりは積極的にタイムアタックを続け、アンドレア・イアンノーネが4番手、アレックス・リンスもイアンノーネに続く5番手と、決勝に向けてより優位なポジションを獲得。マシンの仕上がり、決勝ペースにも自信を持つふたりは、明日の決勝で共にトップ争いを目指す。

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「総してポジティブな1日だったと言えるでしょう。フリー走行でアンドレアがかなり良いペースで安定した走りを見せてくれていたので、予選はもう少し良い結果を期待していたというのが正直なところではありますが、セカンドローからのスタートなので、決勝ではこれが大きなアドバンテージとなるでしょう。アレックスも徐々にタイムアップし、最終的にふたりのライダーが揃ってセカンドローを獲得できたので、明日の決勝では揃ってトップグループで戦ってくれると信じています。マシンもライダーもかなり良い状態なので、ぜひともさらに良い結果に繋げたいですね。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「予選開始直前に雨が降り出して路面のコンディションが変わり、全開でタイムアタックできなかったのが悔やまれるね。路面が完全に濡れているわけでも完全にドライでもなくて、いくつかのブレーキングポイントがかなり滑りやすかったから、慎重にプッシュしなくてはいけなかった。この週末、マシンのフィーリングもかなり良いし、いくつかのセッションではトップタイムもマークしていたから、ポールポジションを狙っていただけに、ちょっと残念だね。周りも皆かなりペースが良いし、決勝はトップグループが大きな集団になると思うけど、なんとか最後までトップ争いに加わっていたいね。」

    アレックス・リンス
    「予選の目標はセカンドロー以内だったから、まずは目標達成ってとこかな。予選のタイムアタック中はコース上のところどころで雨が降っていて、予測不可能なところがあったから、あまりリスクは背負えなかった。でもベストは尽くしたし、単独で5番手タイムが出せたから、今日のところはまずまず満足しているよ。GSX−RRは本当にこのサーキットと相性が良いから、決勝では良いパフォーマンスを見せたいね。速いライダーがたくさんいるからトップグループもかなりの数のライダーになるだろうけど、ともかくベストを尽くすのみさ。」

  • MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは、2日目も好調をキープして予選で2番手獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはQ2でアタック中に雨に降られて記録が伸びず、7番手となった。

    ビニャーレスとロッシは、フリープラクティス第4セッションでそれぞれ2番手と3番手を獲得する好調ぶり。ところがQ2の開始直前に雨粒が落ち始め、コース・コンディションがそれまでとは違ってしまった。そのなかでビニャーレスは数台を見送ってクリアスペースを確保してからコースイン。

    2回目のアタックで1分29秒824を記録して暫定3番手に上がり、残り8分でピットに戻って来た。すぐさま2台目のマシンに飛び乗りコースに復帰すると、雨が激しくなる前に1分29秒509に更新して4番手から2番手へ浮上。コンディションが悪化するなかでさらに3回のトライを行い、その最終ラップの第1セクションでは自己ベストを更新。しかし全体では伸ばせず、そのまま2番手で終了した。トップとの差は0.310秒。

    一方のロッシはフリープラクティスまでは好調だったが、予選セッションでは全力を出し切ることができなかった。序盤はタイヤを暖めるために慎重な走り。ほとんどのライダーがアタックを開始したあと、3回目のトライで1分30秒270を記録して6番手につけた。このあとピットに戻ってタイヤを交換し、残り5分強でコースに復帰してプッシュしていったが、雨が強まりポジションアップのチャンスを失った。この結果、トップから1.071秒差の7番手。

    ザルコがフロントロー獲得! シャーリンも自己ベスト
    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンがフィリップアイランドの予選で絶好調。難しいコンディションのなかで3番手を獲得したザルコは、明日(28日)の現地時間16:00、第17戦オーストラリアGPをフロントローからスタート。一方のシャーリンはフリープラクティス第3セッションで転倒があったが、初めてQ2に進出して10番手を獲得。グリッド4列目の先頭の位置から、さらにポジションアップを目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選2番手/1分29秒509)
    「予選セッションは順調でした。本当はもう少し伸ばせるかと思っていましたが、第4セクションに差し掛かったところで雨に降られて思い通りにはいきませんでした。マシンの状態にはとても満足しており、チームが頑張ってくれたおかげで2番手を獲得することができたのです。セッティングについては何も変更せずに、ひたすら周回数を重ねてマシンに慣れていきました。日本GPのあと調子が上がっていて、高速コーナーで安定した走りができるようになったのでハッピーです。しかしながら、決勝についてはまったく予測がつきません。前に出て差を広げたいと思いますが、とにかくベストを尽くすのみです。ポテンシャルは十分なので、タイヤの状態を見ながら少しはリスクをおかして1分29秒台をキープしたいと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (予選7番手/1分30秒593)
    「難しいコンディション。スリックタイヤを履いているのに雨が降ってきてしまったので、ちょっと勇気を出していかなければなりませんでした。このコースを高速で走っているときには、路面にどのくらい水が出ているのか判断しにくいのです。普通のコンディションだったら3番手か4番手に上がれていたと思いますが、3列目ということになってしまったので、また激しいプッシュが必須になります。今日はマシンのフィーリングもペースも向上させることができました。でもタイヤ・チョイスに関しては明日を待たなければなりません。明るい太陽を期待します」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「フィリップアイランドの2日目、マーベリックが素晴らしい走りを見せてくれました。すべてのセッションでハイペースを維持し、Q2では、雨で難しいコンディションになったにもかかわらず見事なタイムを記録しました。セッション終盤でさらにコンディションが悪化したため、ちょうど2回目の走行を始めようとしていたバレンティーノにとってはアンラッキーな展開となりました。フリープラクティス第4セッションでのペースを見れば、彼もまたフロントロウの候補のひとりだったのですから。それでも、何よりも重要なのはふたりがマシンの状態に満足していることです。あとは正しいタイヤ・チョイスを行うだけ。そして、悪天候に影響を受けるようなことがないよう祈ります」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選3番手/1分29秒705)
    「フロントローを獲得することができてうれしいです。予選中は雨粒が落ちるなど難しいコンディションになりました。路面は乾いているとわかっていても恐怖心はあるものですし、とくに最終ラップは十分なプッシュもできなかったのですが、そのなかでこうして好タイムを記録することができたのは良かったと思います。予選3番手は決勝で有利になります。それにトップグループで戦うためのポテンシャルを証明できたと思います。決勝ペースも悪くないので、上位を目指して頑張ります。日曜日の午後は好天に恵まれれば、より自信を高めて臨むことができるでしょう。表彰台の可能性も十分にあると確信しています」

    ハフィス・シャーリン (予選10番手/1分30秒593)
    「私にとって最高の一日になりました! とてもうれしいですが、同時に予選とフリープラクティス第4セッションでも高いモチベーションと忍耐力を持って走れるかどうか不安もありました。指、肩、肘の痛みに耐えなければならなかったのです。転倒のあとはいつも、非常に慎重にゆっくりとコースに戻るようにしているので、第4セッションの結果には自分でもとても驚きました。おそらく、成長したい気持ちが強かったせいだと思いますが、それが実際に実を結んだのです。今も指が痛くて曲げられない状態なので、今日はゆっくり休んで少しでも早く治し、明日の長いレースに備えたいです。それでも気分は上々。チームのみんなに感謝しています。午前中のセッションで大きく出遅れてしまったにもかかわらず、彼らが私のモチベーションを維持してくれて、多くを学ばせてくれました」

  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP 第17戦オーストラリアGPの予選は、断続的に雨が降る不安定な天候の中で行われた。その中でMotoGPクラスは、幸いにも、FP3、FP4、Q1、Q2ともにドライコンディションで行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2戦ぶり今季5回目のポールポジション(PP)を獲得した。

    ドライコンディションとは言え、気温も路面温度も低く、時折り小雨が降る厳しい条件となった。加えて、フィリップアイランド特有の強い風が終日吹いて、選手たちを悩ませた。その中でマルケスは、いつも通り、決勝に向けてのセットアップに集中した。

    FP3は、前日のタイムをなかなか更新できないコンディションだったが、その中でマルケスはタイヤテストに集中しながら前日のベストを更新。総合順位は6番手のままだったが、1分29秒台で連続ラップを刻み、セッションのトップタイムをマーク。上位5位までの選手が前日のタイムを更新できない厳しい状況の中で順調にセットアップを進めてQ2に進出した。その後に行われたFP4では、FP3で使用したタイヤで引き続きロングランを行い6番手だったが、ここでも1分29秒台から30秒台でラップを刻み、決勝のシミュレーションを行った。

    迎えたQ2では、セッション中に小雨がぱらつく難しい状況だったが、快調にタイムを刻んだマルケスが、2位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に0.3秒差をつけて今季5回目、大会5年連続のPPを獲得した。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、厳しいコンディションの中でタイヤテストに集中した。フリー走行では総合18番手。11番手以下で競うQ1では4番手までポジションを上げて14番グリッドが確定した。決勝ではシングルフィニッシュを目指す。

    ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に向けて着実に前進するフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、今大会、さらにステップを刻むためのトライを続けて15番手。決勝では追い上げのレースに挑む。

    今年を最後に引退を表明しているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、不安定な路面コンディションと強風に苦しめられ、思ったような走りができなかった。小柄なペドロサにとって、これまでもフィリップアイランドは苦戦するサーキットだったが、土曜日の予選は、厳しい条件がそろう一日となった。決勝は後方からのスタートになりますが、追い上げのレースに期待される。

    初ポイント獲得に闘志のトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は20番手。不安定なコンディションの中で、タイヤの選択など、なかなか思うようにセットアップを進めることができなかったが、決勝では初ポイント獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「ポールポジションを獲得するのは、とてもたいへんでした。天候がトリッキーだったので、いつプッシュすればいいのか、難しい判断を強いられました。降り方は小雨で、路面を十分に濡らせるほどではありませんでした。しかし、バイザーやスクリーンに雨粒がつくので少し怖い思いをしました。小雨が止んだときに、すぐにアタックしました。ポールポジションを獲得するのに十分なラップを刻むことができました。PPを獲得し、上位のライダーたちに近づくことができました。正直、思っていたほど快適ではないのですが、それでもレースウイークを通して前進してきたのでメンタルもいつものようにポジティブです。でも、明日のレースでは何を期待したらいいのかはっきりわかりません。昨日今日と、多くの転倒があり、僕も転倒しました。そして天候は本当に予測不能であり、タイヤの選択は重要になります。僕たちはコンストラクターズとチームのチャンピオンシップのことを考えなければなりません。もし優勝が無理ならば表彰台を狙います」

    中上貴晶(MotoGP 14番手)
    「通常ならセッションをこなすごとにコンディションがよくなるのですが、今日はあまりコンディションが改善されず、おまけに風も強く、厳しい条件の一日になりました。昨日は転倒で一日を終えたので、今日はFP3、FP4、そしてQ1と確実にセットアップを進め、タイヤテストに集中しました。昨日まではミディアムを使用していましたが、今日のコンディションでは、ライダーのほとんどが、ソフトとハードに分かれました。今日のようなコンディションならソフト。天気がよくなればハードを選ぶことになると思います。このコースは、ペースを落とすとすぐにタイヤが冷えるので、単独で走ることが多く、なかなか、MotoGPマシンでの走り方を学ぶチャンスが少なくて残念でした。明日はいいスタートを切ってグループについていき、フィリップアイランドを攻略したいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 15番手)
    「今大会はずっと試していることがあるのですが、昨日から少し前進することができました。よかったです。明日はもっと前進したいと思います。いい天気になってもらい、レースではポイント圏内を目指しアタックしたいと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 18番手)
    「路面コンディションと強い風のために今日はとても難しい一日となりました。特にセクター1とセクター3の高速コーナーでいい感触がつかめませんでした。ホイールを地面に接地させることに苦労しました。まるでセーリングをしているようでした。コーナリングスピードをうまく使えないのは、このサーキット特有のものがあります。なぜならコーナリングスピードとバンク角が重要だからです。あまりうまく走れず、予選は本当によくありませんでした。明日は風が収まり、今日よりうまく走れることを願っています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20番手)
    「最後のラップはセクター3までよかったのですが、セクター4でタイムを落してしまいました。今日は接戦だったので、このミスがなければもっといいポジションを獲得できたと思います。今日はセッティングがよくなったのですが、トリッキーなコンディションで簡単ではありませんでした。かなり後方からのスタートになり残念です。全体的には悪くありませんでした。レースに向けてまだタイヤの選択をしなければなりませんが、多くのことを学びました。フロントタイヤが最後まで持つかどうか確かではありません」

  • MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 予選 | マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 予選 | マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGPの公式予選が10月27日(土)にフィリップアイランド・サーキットで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温15度、路面温度25度のドライコンディションの中、2018年王者のマルク・マルケスは1分29秒199をマーク。今季6度目、最高峰クラスで51度目、当地で5年連続6度目、キャリア通算79度目のポールポジションを獲得した。

    2番手には0.310秒差でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が入り、今季4度目の1列目に進出すれば、3番手には0.506秒差でヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)が入り、2戦連続6度目の1列目を確保した。

    2列目にはアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、アレックス・リンス(スズキ)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、3列目にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が並ぶ。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、公式予選1で4番手となり、14番グリッドから決勝をスタートする。

    2018年 MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 予選結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分29秒199
    2 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分29秒509
    3 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分29秒705
    4 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分29秒712
    5 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分30秒026
    6 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分30秒140
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒270
    8 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分30秒328
    99 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分30秒519
    10 55 ハフィス・シャーリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分30秒593
    11 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒640
    12 19 アルバロ・バウティスタ ドゥカティ・チーム 1分32秒367
    13 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分30秒174
    14 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分30秒452
    15 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒518
    16 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒646
    17 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分30秒679
    18 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒770
    19 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分30秒911
    20 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒958
    21 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分31秒141
    22 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分31秒309
    23 7 マイク・ジョーンズ アンヘル・ニエト・チーム 1分32秒639