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  • F1オランダGP 2023年:開催スケジュール&テレビ放送時間

    F1オランダGP 2023年:開催スケジュール&テレビ放送時間

    2023年F1第14戦オランダGPの開催スケジュールとテレビ放送時間。2023年オランダグランプリの決勝が8月25日(金)~8月27日(日)の3日間にわたってザントフォールト・サーキットで開催される。

    夏休みを終えてF1後半戦がスタート。2021年に36年ぶりにF1カレンダーに復活したオランダグランプリ。ザントフォールトは、多くの標高の変化に加えて、速くて狭いターンで、明らかにオールドスクールな雰囲気を持っている。

    だが、1985年にF1を最後に開催したトラックとは多少異なっている。特に、ターン3と14(元サーキットディレクターのジョン・フーゲンホルツとオランダ人ドライバーのアリー・ルイエンダイクにちなんで名付けられた)は現在、約19度でバンクされている。これはインディアナポリスのバンク(約9度)の約2倍となる。つまり、マシンは以前よりもはるかに速くこれらのコーナーを通過でき、タイヤにかかるエネルギーが増加する。

    ザンドフォールトはビーチ近くの砂丘のエリアにあり、通常、バーレーンのような場所で問題となる、風がトラックに砂を吹き付けてグリップに影響を与えることがある。
    日本とオランダの時差は7時間。F1オランダGP 決勝は、8月27日(日)の22時(現地時間15時)からフォーメーションラップが行われる。

    2023年 第14戦 F1オランダGP 開催スケジュール
    ■8月25日(金)
    フリー走行1: 19:30~20:30(12:30~13:30)
    フリー走行2: 23:00~24:00(16:00~17:00)
    ■8月26日(土)
    フリー走行3: 18:30~19:30(11:30~12:30)
    予選 : 22:00~23:00(15:00~17:00)
    ■8月27日(日)
    決勝: 22:00~(15:00~)
    ※日本時間(現地時間)

    2023年 F1オランダGP テレビ放送時間(フジテレビNEXT)
    ■フリー走行1
    8月25日(金) 19:20~21:10
    ■フリー走行2
    8月25日(金) 22:50~24:40
    ■フリー走行3
    8月26日(土) 18:20~20:10
    ■予選
    8月26日(土) 21:50~26:00
    ■決勝
    8月27日(日) 21:10~26:50
    ※時間はいずれも日本時間

    2023年 F1オランダGP ネット配信(DAZN)
    ■フリー走行1
    8月25日(金) 19:25~
     <解説>柴田久仁夫 <実況>笹川裕昭
    ■フリー走行2
    8月25日(金) 22:55~
     <解説>小倉茂徳 田中健一
    ■フリー走行3
    8月26日(土) 18:25~
     <解説>浅木泰昭 田中健一
    ■予選
    8月26日(土) 22:00
     <解説>中野信治 田中健一
    ■決勝
    8月27日(日) 21:10~
     <解説>中野信治 <実況>サッシャ
    ※時間はいずれも日本時間

    ザントフォールト・サーキット
    FORMULA 1 HEINEKEN DUTCH GRAND PRIX 2023
    2023 オランダグランプリ
    サーキット名: ザントフォールト・サーキット
    コース全長: 4.259km
    周回数:72
    レースディスタンス:306.587km
    ラップレコード:1分11秒097(ルイス・ハミルトン / 2021年)

  • MotoGP:マルク・マルケス、負傷悪化によりオランダGPを欠場

    MotoGP:マルク・マルケス、負傷悪化によりオランダGPを欠場

    MotoGP:レプソル・ホンダ・チームは6月25日(日)、マルク・マルケスが先週末の前戦ドイツGPで負傷した後、今週末の第8戦TTアッセンでさらに悪化したことから『UNFIT(不適切)』と宣告され、決勝レースを欠場すると発表した。

    前日のスプリントで、マルケスはオープニングラップにトップ10に迫ったが、レースが進むにつれて、前戦ドイツGPで痛めたろっ骨の痛みのために思うような走りができず、次第にポジションを落とし、最終的に17位でフィニッシュしていた。

    マルク・マルケスは「知っての通り、身体的に100%の状態でアッセンに到着したわけではない。足首の捻挫と指の骨折に加えて、肋骨の骨折もあり、とても痛みを感じている。今朝起きてから、かなりの痛みを感じ、検査の結果、症状の悪化を防ぎ、数週間後に回復できるようにするため、今日のレースに出走しないことを医療チームと一緒に決断を下した」と欠場する理由をソーシャルメディアを通じて発表した。

  • F1オランダGP開催のザントフォールト 「グラベルトラップは残す」

    F1オランダGP開催のザントフォールト 「グラベルトラップは残す」

    2020年にF1オランダGPを開催するザントフォールトは、レースまでにコース改修を実施するが、グラベルトラップはそのまま残すことになると語る。

    ザントフォールトは、F1オランダGPを13年ぶりに開催する歴史的なサーキットだが、現在のグランプリレースのお由権を満たすためにレイアウト調整を含めたいくつかの改修を計画している。

    コースの改修は有名なF1サーキットデザイナーであるヘルマン・ティルケではなく、イタリアのドローモ・サーキット・デザインに委託される。

    「我々の仕事は、F1に要求される基準に合わせてサーキットを改修することだ」とドローモ・サーキット・デザインにの代表を務めるヤルノ・ザフェリは RaceFans にコメント。

    「ザントフォールト、FIA、FOM、そして、ドライバーとコースをどのようにベストの状態に整えることができるかについて検討するプロセスに専念している」

    「改修に関しては、目に見える部分とそうではない部分がある。詳細を詰めていくことが重要だ。一番の目標は、このサーキットを一流のサーキットとして維持することだ。私はザントフォールトの構成や伝統を破すつもりはまったくない」
    ザントフォールトは、アスファルトのランオフエリアの設置ではなく、グラベルトラップを残すとしている。

    「グラベルは維持することになる。これはすべての関係者からの要請のひとつだ」

    「FOMは、それがコースの伝統であるとして要請してきた。サーキットのオーナーもそう依頼してきた。アスファルトが不要だという考えであるのあれば、我々は喜んで代わりにグラベルを設置する」

    ヤルノ・ザフェリは、ザントフォールトのグラベルの多くはバリアに向かって上方に傾斜しており、F1マシンがコースオフした際にはおのずとスピードを落とすようになっていると語る。

    「11月に改修を始める。3月までに作業を終える計画だ。コース上やすべての場所においてやるべき必要があることを実施する時間は十分にある。期日については心配していないが、天気だけが懸念事項だ」

  • MotoGP | スズキ 2019年 第8戦 オランダGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 2019年 第8戦 オランダGP 決勝レポート

    オランダGP決勝はミルが8位、リンスは痛恨の転倒リタイヤ
    2019年MotoGP第8戦オランダGP決勝は、朝からサーキットに熱狂的ファンが次々と詰めかけ、決勝前には105,000人がTTサーキット・アッセンを埋め尽くした。午前のウォームアップセッションで、決勝に向けた最終確認を終えたチームスズキエクスターライダーのふたりはどちらも大きな手応えを感じ、午後2時の決勝スタートを待つ。

    アレックス・リンス、ジョアン・ミルはそれぞれ3番手、5番手のグリッドポジションからロケットスタートを切り、オープニングラップを1番手、2番手でレースをリード。しかしその後トップを走行するリンスが3周目の9コーナーで痛恨の転倒。リンスは再スタートを試みるもコース復帰は叶わず、スタートからわずか数周でまさかのリタイヤとなる。この週末は常に強いパフォーマンスをアピールし続け、表彰台への期待がかかっていたリンスにとっては悔しい結末となった。

    一方チームメイトのジョアン・ミルは、リンス転倒後数台にオーバーテイクを許し、5番手までポジションダウン。ドゥカティファクトリーの2台に一度はオーバーテイクを許したミルだったが、その後2台を執拗に追いかけ、再びオーバーテイクして4番手に。しかしラスト2周でミスを犯しオーバーラン。8番手までポジションを落としてそのままチェッカーを受けた。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「今日は強いレースを期待していたので非常に残念でなりません。アレックスに何が起こったのか、しっかりデータを調べて次に備えたいと思います。一方のジョアンですが、ラスト数周でポジションを落としてしまったことは残念でしたが、ムジェロ、カタルニアに続いてレースを完走できたことはポジティブでしたし、セカンドグループでしっかり戦えたということが、今日の唯一の良い点だったと思います。次のレースでまた仕切り直し、再びチャレンジしたいと思います。ありがとうございました。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「今日はアレックスとジョアンがふたり揃って素晴らしいスタートを決めてくれ、オープニングラップを1番手と2番手で帰ってきたのを見た時には本当に興奮しましたね。この週末、アレックスは常に快調だったのに、ほんのちょっとのミスを犯したせいで転倒、リタイヤという結果となってしまい残念でなりません。そして今日はジョアンも本当に強い走りを見せてくれました。終盤の数周はタイヤのグリップが落ちて、我慢を強いられることとなってしまいましたが、最後まで健闘し、全てを出し切ってくれた結果だと思っています。決勝結果は期待していたものではありませんでしたが、我々チームはレース毎に強くなっていますし、勝てる強さを持っていると信じているので、また次戦のドイツGPで再びチャレンジできるのを楽しみにしています。」

    ジョアン・ミル
    「決勝ではもっと上位フィニッシュを狙っていたから、結果に関しては残念な気持ちだけど、今週末は全般的にポジティブな良い仕事ができたと思っているよ。スタートからゴールまで全力で戦うことができたしね。レース終盤はリアタイヤのグリップが落ちてどうすることもできなかった。だから最後の数周はリスクを冒すより完走してしっかりポイントを獲得しようと思って走ったよ。この数戦色々な部分でかなり進化を感じているから、またすぐにレースできることがとにかく楽しみさ。来週はさらに上位を目指すよ。」

    アレックス・リンス
    「今日はスタートが決まって、転倒するまでは本当に無理なく走れていたし、快調だった。8コーナーの立ち上がりでフロントがいつもより浮いてしまったので、それを抑えようと強くブレーキを掛けた瞬間、フロントが切れ込んでそのまま転倒してしまったんだ。今週末は調子もかなり良かったし、ペースも安定していたから本当に残念な気持ちさ。転倒がなければトップグループで最後までバトルできていたと思うから悔しいけど、来週末にはまたすぐに次のレースがあるから、そこで必ずリベンジするよ。」

  • MotoGP | ドゥカティ 2019年 第8戦 オランダGP 決勝レポート

    MotoGP | ドゥカティ 2019年 第8戦 オランダGP 決勝レポート

    MotoGP第8戦のオランダGPでドヴィツィオーゾは4位、ペトルッチは6位フィニッシュ
    2019 MotoGP第8戦のオランダGPが、6月30日にTTサーキット・アッセンで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとダニーロ・ペトルッチは、このレースをそれぞれ4位と6位でフィニッシュした。

    ペトルッチは3列目から、ドヴィツィオーゾは4列目からのスタート。両ライダー共にスタートの混乱からうまく抜け出してわずか4周目にはトップ5の集団に迫り、その後ドヴィツィオーゾは第2グループの先頭となる4番手を走行、その背後をペトルッチがマークしていた。

    レース後半にドヴィツィオーゾとペトルッチは、ジョアン・ミル(スズキ)、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)とポジションを何度か入れ替えながらスリリングなバトルを展開。僅差となったフィニッシュラインで、ドヴィツィオーゾは4位のポジションを守り抜き、ペトルッチはチームメイトとわずか0.5秒差の6位でチェッカーを受けた。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 4位
    「良い面に目を向ければ、今日は可能な限り最高の結果を残せたことだ。予選では苦戦して4列目からのスタートとなり、スタートの混乱に巻き込まれてミスを犯すリスクが高まったが、うまく切り抜けてポジションを上げ、貴重なポイントを獲得することができた。残念ながら、アッセンのようなサーキットでは、自分たちの限界が露呈してしまい、あらゆることがさらに困難になってくる。最終的なトップとの差を考えるとハッピーと言える状況ではない。今後もハードワークを重ねて、もっとも弱い部分を進化させなければならない。できることなら来週のザクセンリンクから実践したい」

    ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) 6位
    「今週末は、好調なスタートを切って、フリー・プラクティスでも常に上位のタイムを出していたので、少し奇妙な展開となった。デスモセディチGPのフィーリングは非常に良かったのだが、気温が上昇して状況が複雑になった。グリップレベルが低下すると、ライバルよりも苦戦する場面が増え、トップグループについて行くことができなかった。レース後半に、アンドレアと僕は他のライダーを含めてバトルを楽しむことができたが、最終コーナーでポジションを一つ落としてしまった。明るい面に目を向ければ、ライダーズランキング3位に浮上してザクセンリンクに向かうことができることだ。昨年は、もう少しのところで表彰台を逃してしまったので、今年は確実に登壇したい」

    第8戦終了時点で、合計116ポイントを獲得したドヴィツィオーゾはライダーズランキング2位をキープしている。108ポイントのペトルッチはチームメイトとわずか8ポイント差でランキングを3位に上げている。マニュファクチャラーズ・ランキングでは、144ポイントのドゥカティは2位となっている。チーム・ランキングでは、合計224ポイントを獲得したドゥカティ・チームが引き続きトップに立っている。

    第9戦のドイツGPは、1週間後の7月5日~7日にザクセンリンクで開催される。

  • MotoGP | ホンダ 2019年 第8戦 オランダGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 2019年 第8戦 オランダGP 決勝レポート

    マルケスが粘り強い走りで2位。総合首位をキープし、リードを広げる。クラッチローは7位でフィニッシュ
    第8戦オランダGPは、終日、青空が広がったが、風が強く、前日より気温も路面温度も低くなったことからタイヤの選択が難しい状況となった。しかし、フリー走行、予選とタイヤテストをしっかりこなしてきたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、フロントに、ほとんどの選手が選択したミディアム、リアは数人の選手だけがチョイスしたソフトとした。

    今大会は、フリー走行、予選とヤマハ勢が強く、厳しい戦いになることが予想された。そこでマルケスは、今大会のターゲットを表彰台獲得に切り換え、金曜日、土曜日のデータから、最も転倒リスクの少ないタイヤ選択とした。その結果、今季5勝目は果たせなかったが、今季3度目の2位フィニッシュ。8戦を終えて4勝、2位3回というリザルトを達成した。今大会4位で総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に44点差、今大会6位で総合3位のダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に52点差とドゥカティ勢の2人を引き離し、今大会リタイアに終わった総合4位のアレックス・リンス(スズキ)との差を59点とした。

    次戦ドイツGPは、マルケスがMotoGPクラスにデビューしてから負け知らずの6連勝を果たしているザクセンリンクで開催される。第3戦アメリカズGPでは7連覇を逃したが、ドイツGPでは大会7連覇が期待される。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は7位でフィニッシュ。今大会はフロントにミディアム、リアにハードを選択した。そのため序盤はペースを思うように上げられなかったが、チームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)を従えて8番手前後を走行。中盤以降は、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)、そしてペトルッチ、ドヴィツィオーゾらを追撃し、最終的に7位でフィニッシュした。

    予選8番手から決勝に挑んだ中上は、まずまずのスタートを切ってチームメートのクラッチロー、ロッシらとグループを形成したが、5周目の8コーナーでロッシが転倒し、その巻き添えとなる形で転倒リタイアに終わった。今季ベストリザルトを目標に決勝に挑んだ中上だが、連戦となるドイツGPでその雪辱に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 2位)
    「今大会は、全体的にすばらしいレースとなりました。決勝は、リアにソフトタイヤを選び、目標を表彰台獲得へと切り換えました。その結果、チャンピオンシップのアドバンテージを広げることができて、まるで優勝したような気分となりました。今日はビニャーレスが速く、最後はクアルタラロとのバトルを避けるために彼についていくことにしました。数周はビニャーレスをピタリとマークしましたが、今日は彼の方が速かったのが分かりました。優勝した彼におめでとうと言いたいです。優勝を果たせなかったことは残念ですが、最も大事なことは、いつもなら苦戦するこのサーキットでチャンピオンシップのリードを広げられたことです。アッセンありがとう、また来年!という気持ちです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7位)
    「フリー走行、予選の内容を考えれば、この結果は悪くないと思います。序盤の3~4周はフィーリングがあまりよくなくて、かなりパスされてしまいました。そのあと、自分のペースをつかむことができて、前のライダーたちより速くなりました。レース中盤まで、ペースは速い方でしたが、前のグループに追いついたときにたくさんのミスをしてしまいました。3~4回コースから外れてしまい、ベストを尽くしましたがダメでした。これからも、ネガティブな部分の改善に取り組まなければなりませんが、今日は、バトルができるくらいまで前進したので、チームとしてはいい仕事ができたと思います。レース中盤のペースはかなりよかったので、序盤にもっと速くなれるように取り組まなければなりません」

    中上貴晶(リタイア)
    「今日はスタートもよくて、オープニングラップもグリッド通りの8番手で通過しました。ペース的にはそれほど速くはなく、クラッチロー、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、ロッシとバトルしていました。5周目にバレ(ロッシ)に抜かれ、すぐに抜き返したのですが、8コーナーのブレーキングでイン側に青いマシンが見えたと思った瞬間、足下をすくわれるように転倒しました。スピードも高く、グラベルでかなり転がったので全身が痛く、しばらく動けませんでした。医務室に運ばれ、検査した結果、骨折はないとのことで、まずはひと安心でした。ただ、左足首が痛いので、連戦となるドイツGPに向けてしっかり治療をしてザクセンリンクに挑みたいです」

  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第8戦 オランダGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第8戦 オランダGP 決勝レポート

    マーベリック・ビニャーレスがアッセンのハードバトルを制し優勝
    Monster Energy Yamaha MotoGPにとっては喜びと落胆が入り混じる結果。マーベリック・ビニャーレスが熾烈なトップ争いを制した一方で、バレンティーノ・ロッシは今回もまた不運に見舞われ、5ラップ目に転倒リタイアとなっている。

    グリッド2番手、フロントロウからスタートしたビニャーレスだが第1コーナーでマシンが振られて安定せず、4番手へ後退してオープニングラップを終了。そのあとM・マルケス(ホンダ)と競り合うが、その間にもトップ3台がアドバンテージを広げようとしていることに気づいて早めの対処を決断する。首位走行中のA・リンス(スズキ)の転倒でひとつ上げ、さらにJ・ミル(スズキ)をパスしてから再びマルケス、そしてファビオ・クアルタラロとのバトルが始まった。

    しばらくは3番手につけて後方から様子を窺い、パッシング・ポイントを探っていたビニャーレス。16ラップ目で仕掛けて初めてトップに立つが、マルケスがぴったりとついて離れない。さらに第1コーナーではらんで2番手へと後退してしまったが、ひるむことなくチャージを続け、ヤマハの敏捷性を生かして同ラップのうちにトップに返り咲いた。このあとはひたすら身体を伏せて全力走行。21ラップ目には自己ベストを更新する1分33秒720を叩き出すなどペースを上げ、後続を引き離しながら最後まで集中力を保って走り切った。トップでチェッカーを受け、2位のマルケスに4.854秒の大差をつけた。

    チームメイトのロッシはグリッド14番手から着実に挽回。午前中のウォームアップ・セッションでセッティングに手ごたえをつかんでおり、決勝でもそれが明らかに機能しているように見えた。ところが5ラップ目、果敢な攻めを続けるロッシを3戦連続でバッドラックが襲う。第8コーナーで中上貴晶(ホンダ)をパスしようとして高速から転倒し、不運にも中上を巻き込んでしまった。幸い怪我はなく、ロッシはすぐさま立ち上がって中上の様子を見に行っている。しかしレースはここで終了となりノーポイントが決定した。

    この結果、ロッシはランキング5位をキープしているもののトップとの差は88ポイントに拡大。ビニャーレスはランキング11位から7位へ上がり、トップとの差を95ポイントに縮めている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキング3位をキープ。Monster Energy Yamaha MotoGPはチーム・ランキングをひとつ上げて3位となっている。

    クアルタラロが3位表彰台獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのルーキー、ファビオ・クアルタラロが2戦連続の表彰台。チームメイトのフランコ・モルビデリも5位獲得と健闘した。YZR-M1に初めてPETRONAS Sprintaのエンジンオイルを使用した今回、同チームにとって今季最高の結果が生まれている。

    ポールシッターのクアルタラロは絶好のスタートを切り、MotoGPで初めてレースをリード。そのまま12ラップにわたってトップをキープし、最後まで安定したペースで走り切って3位でチェッカーを受けた。この結果シリーズポイントを67まで伸ばし、サテライト勢トップのランキング6位。

    チームメイトのモルビデリはグリッド3列目から果敢に挽回。最終ラップでは激しい競り合いを展開し、最終シケインでクレバーなオーバーテイクを見せて5位に浮上した。シリーズポイントでは合計45ポイントのランキング12位。

    次回、第9戦ドイツGPは、1週間後7月5日~7日、ドイツのザクセンリンクで開催される。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (優勝)
    「まるで夢を見ているみたいです。このところずっと不運続きで、とくにマシンとの相性に自信があった3つのコースでリタイアとなり本当に苦しい思いをしていました。でも前回のカタルニアではマシンに良いフィーリングをつかむことができていたので、その勢いを何とかキープしようと全力で臨みました。そして一対一のブレーキング競争においても強さを発揮することができ、パスは可能だとわかっていたのです。チームのみんなには心から感謝しています。彼らの素晴らしい仕事のおかげで、終盤でしっかり戦えるマシンが出来上がったのですから。ポテンシャルの高さは確信していましたが、これまでそれを証明することができず苦しい思いをしてきました。今回の優勝によってプレッシャーから少し解放され、チーム全体がリラックスできたことがとても重要。ようやく表彰台の中央に立ったフィーリングは最高でしたが、それ以上に、ヤマハに勝利をもたらし本来のルートに戻すことができたことをうれしく思います。すべてはチーム、ライダー、マシンのコンビネーションから生まれるものなのです。ザクセンリンクは得意なコース。今回同様、ベストを尽くします」

    バレンティーノ・ロッシ (DNF)
    「私自身、非常に好調でハイペースで走れていたので、何とかポジションを挽回したいと考えていました。中上と競り合い、第8コーナー進入でパスしようとしたときにラインを外し過ぎてしまったのです。コーナーに入ったところでフロントから転倒し、不運にも彼を巻き込んでしまいました。本当に申し訳なく、彼に謝らなければなりません。昨日までなかなかペースが上がらず苦しんできましたが、今日になってようやく何かをつかみ、非常に良いフィーリングで走れていただけに、このミスはとても残念です。悔しい気持ちでいっぱいですが、同時に思うことは、昨日までの経過も含めて必要以上に多くのものを失ったということに気づかなければならないということ。私たちはもっと強くならなければなりません」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「私たちは非常にポジティブでした。マーベリックが前回カタルニアから自信を維持しており、今週もずっと好調が続いていたからです。彼が本来いるべき上位でバトルし、あのような素晴らしい形で優勝するのを見て本当にうれしく思いました。とくに今日は非常に暑く、これまでならかなり苦戦したコンディションでもありましたからね。この勝利は私たちが正しい方向へ進んでいることを証明してくれるもので、そのことがマーベリック、チーム、ヤマハにとってとても重要なのだと思います。カタルニアでの不運をいくらか埋め合わせてくれるものにもなったでしょう。マーベリックについては最大限の喜びを感じていますが、その一方でバレンティーノは残念な結果になりました。グリッド後方からのスタートはいつでもとても難しいものですが、彼は午前中のウォームアップ・セッションのなかで何かをつかみ、着実にポジションを上げている途中で転倒してしまいました。しかも非常に運の悪いことに中上を巻き込んでしまったのです。今回のことからしっかり学び、もう一度、最大限までモチベーションを高めて次回、ザクセンリンクに臨みたいと思います」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ (3位)
    「非常に厳しい戦いでしたが、素晴らしい週末を過ごすことができました。レースをリードしたときは人生最高の気分! 子どもの頃に見ていたMotoGPで、今日はトップを走ったのです。でもその座を譲り渡したあとは、腕の痛みもあり、どうすることもできないことが分かっていました。後続グループとはある程度の差があったので、距離を保ちながら表彰台を確実にすることを選択。コース上にはバンプが多く、風も強かったのでマシンが激しく振られ、腕への負担が増していたため無理はできませんでした。昨日はポールポジションを獲得し、今日は2度目の表彰台に上りました。これ以上の幸せはありません。開幕時の目標はできるだけ多くトップ10に入ることでしたが、少しずつターゲットが上がってきています。次のドイツも楽しみです」

    フランコ・モルビデリ (5位)
    「MotoGP自己ベストタイの成績を獲得でき、とてもハッピーです。完走することが何より大切ですが、今回はより上の順位でゴールすることができました。トップグループについて行くだけのスピードはないと感じていたなかでの戦いは厳しいものでしたが、終盤になってフィーリングが良くなってきて、前を走るライダーたちより速くなっていたのです。そして少しずつ順位を上げ、ついには5位でチェッカーを受けることができました。結果にはとても満足しており、チームとスタッフに感謝しています」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ (チーム・マネジャー)
    「チーム始まって以来の最高の成績です。ふたりのライダーが3位と5位に入るとは、なかなか予想できないことでした。このあともこのようなことがあるとすれば、また確実に勝ち取りたいと思っています。ファビオ(クアルタラロ)は12ラップにわたってレースをリードし、チームにとって2度目となる表彰台を獲得。フランコ(モルビデリ)は非常に安定したレース運びを見せ、好スタートのあと序盤はペース不足で苦戦しましたが、終盤になるとライバルたちがペースを落とすなか彼はスピードを維持して順位を上げました。彼自身、手ごたえをつかみ自信を得ていることでしょう。私たちチームはこの結果から大きなエネルギーを与えられ、すでに次のレースに気持ちを向けています。ドイツGPの目標はファビオが万全の体調でウイークをスタートすることと、フランコがもう一歩前進することです。もちろん、ふたりのこれまでの成長にはとても満足していますが」

    ラスラン・ラズリ (チーム代表)
    「なんという素晴らしいレースでしょう! チーム初の表彰台に続いて、すぐまた2度目が実現したのです。チームの誕生からわずか8レースでこのような成果を得られたことに衝撃を受けています。ファビオはウイークを通じて見事な走りを維持。チームも素晴らしい仕事でそれを支えました。フランコも懸命に努力し、その結果として5位という好成績を手に入れました。
    PETRONASは今回、Sprintaエンジンオイルを初めて投入。それがポールポジションと表彰台獲得につながりました。われわれチームに対するサポートに報いるとともに、彼らの技術力を証明することができたと思います。今日は本当にうれしい一日です。でもここからさらに前進を目指し、私たちにできる最大限の成果を発揮し続けたいと思っています」

    鷲見崇宏 (MS開発部モトGPグループリーダー)
    「ビニャーレス選手が昨年オーストラリアGP以来の優勝を成し遂げてくれました。金曜からセッティング・タイヤ選択の作業を積み重ね、YZR-M1の持ち味である高速コーナーでのスピードと切り返し区間でのハンドリングを高いレベルでまとめられたことで、ライダー・チーム共に自信を持ってレースを迎えました。スタート後は手ごわいライバル選手との争いのなかでミスもありましたが、最後まで集中力を失わず自身の強みを活かしてきっちりと勝負を決めてくれました。クアルタラロ選手もスタートから果敢に攻めた走りを見せ3位を獲得。ルーキーとは思えないパフォーマンスと安定性を発揮しヤマハのダブル表彰台を達成してくれました。モルビデリ選手は、スタート後に一時低迷しましたが、その後リズムを取り戻して追い上げ、最終ラップ・最終コーナーでオーバーテイクするなど粘り強く戦いきって5位を獲得。一方ロッシ選手は下位グリッドスタートから、ペース良く追い上げ中にコーナーでミスをし転倒リタイヤという残念な結果となってしまいました。プラクティスからリアのグリップ不足の問題解決に難航してしまったことが悔やまれますが、レースセッティングで良い傾向も得られていますので、今後改善につなげたいと思います。やっと今季初勝利の報をみなさんに届けることができ、本当に嬉しく思います。ライバルとの真っ向勝負の末に優勝できたことは、ライダー・チーム・開発陣全てにとって自信につながります。引き続きYZR-M1の車両性能を磨き上げ、次なる優勝を目指して戦って行きます。ご声援ありがとうございました」

  • MotoGP | 第8戦 オランダGP 予選:クアルタラロが2戦連続PP獲得

    MotoGP | 第8戦 オランダGP 予選:クアルタラロが2戦連続PP獲得

    MotoGP 第8戦 オランダGPの公式予選が6月29日(土)にTT・サーキット・アッセンで行われ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)がラップレコードを更して2戦連続3度目のポールポジションを奪取した。

    気温30度、路面温度49度のドライコンディションの中、ファビオ・クアルタラロはラップレコードを更新する1分32秒0172をマーク。2戦連続となるポールポジションを獲得した。

    2番手には0.140秒差でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が入り、第2戦アルゼンチンGP以来6戦ぶり3度目の1列目を獲得。3番手には0.441秒差でアレックス・リンス(スズキ)が入り、昨年11月の最終戦バレンシアGP以来今季初めて1列目に進出した。

    マルク・マルケス(ホンダ)は0.714秒差の4番手。ジョアン・ミル(スズキ)が自己最高位の5番手。カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)は6番手。ダニロ・ペトルッチ((ドゥカティ)は7番手。

    フリー走行総合5番手の中上貴晶(LCR・ホンダ)は1.265秒差の8番手。フランコ・モルビデリ(ヤマハSRT)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)が続き、アンドレア・ドヴツィオーゾ(ドゥカティ)は11番手だった。

    バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は、今季5度目の公式予選1止まりとなり、明日の決勝レースを5列目14番グリッドから迎える。

    順位 ライダー マシン 国籍 タイム
    1 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’32.017
    2 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’32.157
    3 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’32.458
    4 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’32.731
    5 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’33.085
    6 C・クラッチロー LCR Honda CASTROL Honda 1’33.228
    7 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati 1’33.282
    8 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’33.295
    9 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’33.314
    10 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati 1’33.323
    11 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati 1’33.692
    12 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’33.762
    13 F・バニャイア Pramac Racing Ducati 1’33.221
    14 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’33.466
    15 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’33.547
    16 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati 1’33.583
    17 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’33.706
    18 J・ザルコ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’33.776
    19 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’33.869
    20 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’33.960
    21 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati 1’34.580
  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第8戦 オランダGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第8戦 オランダGP 予選レポート

    マーベリック・ビニャーレスが2番手フロントロー、バレンティーノ・ロッシは14番手5列目からスタート
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが前日の好調ぶりを維持してQ2で2番手を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは思い通りの走りができず、Q2に進出することなく5列目からのスタートが決定した。

    ビニャーレスは終日、ハイペース。Q2ではクリアスペースを確保して最後尾からスタートし、1ラップ目で4番手につけた。一旦、5番手へ後退したあと再び上げて3番手。ここで7分強を残してピットに戻り、タイヤ交換を行った。素早く作業を終えてコースに復帰したビニャーレスは、一気に1分32秒157へ短縮して2番手以下に0.304秒差をつけて暫定ポール。しかしこのあとファビオ・クアルタラロが上回り、ビニャーレスは0.140秒届かず2番手となった。

    一方のロッシは悔しい結果。フリープラクティス第3セッションを終えて一旦はQ2進出が決まっていたが、コースオーバーによりベストラップを取り消され、Q1に出場することに。Q1ではほとんどのライダーを見送ってから後方からコースに入り、最初のラップで暫定3番手につけたものの、全体のペースが上がるとともに5番手に後退。タイヤ交換後、約3分半を残して2度目の走行に臨み、Q2進出の条件となる2番手を目指したが、一時3番手まで浮上したあと4番手に後退した。この結果、決勝グリッドは14番手。5列目からのスタートとなり厳しい戦いが予想される。

    ファビオ・クアルタラロが今季3度目のポールポジション獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが2戦連続でポールポジションを獲得。MotoGPルーキーとしては最年少記録となる快挙を成し遂げた。
    クアルタラロはフリープラクティス第3セッションで1分32秒471を記録してトップ。Q2セッションでは2スティントの作戦を取り、その最終走行で2015年にバレンティーノ・ロッシが出したラップレコード・1分32秒627を塗り替える1分32秒017をマークした。MotoGP初参戦の今季はこれまでに、スペインGPとカタルニアGPでもポールポジションを獲得している。

    クアルタラロのチームメイトのフランコ・モルビデリも好調を維持しており、毎回、Q2進出を果たしてきた。今回はフリープラクティス第3セッションで1分32秒913の6番手につけ、Q2では9番手を獲得。決勝はグリッド3列目からスタートする。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(予選2番手/1分32秒157)
    「非常に満足しています。ウイーク初日からチーム全員でハードワークを続けていて、とくに今日のフリープラクティス第3セッションでは、1ラップの速さよりも決勝用セッティングに集中しました。決勝では1ラップ目から最終ラップまでプッシュして’ノーマル’でクリーンなレースをすることが重要。失うものは何もないので、110%の力を注ぎます。また、どのコーナーでもミスが出ないようにするためにコース上では安定性と精確性もとても重要になります。自分のラインを走りたいので、ベストの状態を維持してトップに立ちたいと思っています。フロントローからハード・ファイトを目指します」

    バレンティーノ・ロッシ(予選14番手/1分33秒466)
    「午前中まで順調だっただけに、とても悔しい結果です。Q2進出を目指して最終ラップで好タイムを記録しましたが、最終シケイン出口でグリーン・ラインに乗ってしまったのです。これでベストラップが取り消され、Q1を走ることとなりました。それでも、午前中の好調があったのでQ1もきっとうまくいくと信じていましたが、気温上昇によるグリップ低下もあってペースが落ち、Q2に進出することができませんでした」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「ふたりのライダーが明暗を分けました。明るいほうでは、マーベリックが素晴らしいスピードを発揮。ほとんどのセッションでトップに立ち、しかもその強さは1ラップの速さだけでなく、全体のペースに及んでいました。フロントロー・スタートがトップ争いに加わるチャンスを与えてくれるはずですし、私たちとしては第3セクションでもう少しペースを上げられると考えています。バレンティーノも一旦はQ2進出の権利を得ましたが、フリープラクティス第3セッションでのコースオーバーによりQ1を走ることになってしまいました。さらに悪いことに、最初のタイムアタックで好フィーリングをつかむことができなかったのです。2回目の走行は少し良くなりましたが、Q2進出には不十分でした。予想をはるかに超える後方からのスタートとなってしまったわけですが、ここアッセンは上位で大勢がバトルすることで知られています。バレンティーノも好スタートと序盤のペースアップを狙っています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(予選1番手/1分32秒017)
    「話すことは多くはありません。ただただ、ハッピーです。アッセンは世界選手権のなかでも最も伝統あるコースのひとつです。そこでポールポジションを獲得し、コースレコードを塗り替えたことに感動していますし、チームが成し遂げた仕事にも誇りを感じます。セッション終盤でのタイム更新は簡単なことではありませんでしたが、2ラップにわたってハイペースをキープして、ついにこの記録を出すことができたのです。とくに最終セクションのフィーリングは最高でした。昨日も今日も決勝用セッティングに取り組んできたので、明日もきっとうまくいくと信じています。前回のカタルニア以上に厳しいコースなので腕への負担も大きくなっていますが、そのなかでポールポジションを獲得することができて本当にうれしいです」

    フランコ・モルビデリ(予選9番手/1分33秒314)
    「昨日と比べて格段に良くなっています。ペースでも1ラップの速さでも非常に速く走ることができました。とは言え、もっと速いライダーたちのタイムとの違いを見れば、やはり何かが欠けているのです。フリープラクティス第4セッションのペースは悪くなかったので、明日のウォームアップ・セッションでもう一度、様子を見て、決勝ではできればトップ5を目指したいと思っています。上位グループが大集団になれば、前へ出るチャンスもあるはずです」

  • MotoGP | ホンダ 2019年 第8戦 オランダGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 2019年 第8戦 オランダGP 予選レポート

    MotoGP 第8戦オランダGPの予選は、終日、青空が広がった。そのため、金曜日より気温が7℃上昇して30℃へ、路面温度も43℃から49℃まで上り、厳しい条件の中で行われた。その中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP3で総合3番手につけてダイレクトでのQ2進出を果たし、Q2では4番手タイムをマークした。

    2回目のアタックでマルケスは、転倒寸前のスライドを経験した。その後もなかなかクリアラップが取れず、1回目のベストを更新できなかった。こうして今季初めてフロントローを逃すことになったたマルケスだが、FP3、FP4 とタイヤテストに集中、決勝に向けて準備を進めた。

    FP3ではフロントにハード、リアにミディアムを組み合わせ、1分33秒台から34秒台で連続周回をこなしまた。そして、決勝レースとほぼ同じ時間帯で行われるFP4では、フロントにミディアム、リアにハードを装着して1分33秒台前半でラップをこなし、大会2連覇と今季5勝目を期待させる仕上がりとなった。

    初日のフリー走行で10番手だったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は6番グリッドを獲得した。FP3では総合9番手。予選では6番手へとポジションを上げたが、内容的には満足がいかず、決勝レースが厳しい戦いになることを予想した。昨年の大会も終盤まで6台前後が優勝を争うし烈な戦いとなり、クラッチローは6位でフィニッシュしている。クラッチローは決勝日のウォームアップで最後の調整を行い、今季2度目の表彰台獲得に挑む。

    初日のフリー走行で16番手と出遅れた中上貴晶(LCR Honda Idemitsu)は、セットアップの変更で1秒以上のタイム短縮を果たした。フリー走行では総合6番手にポジションを上げてQ2進出を決め、予選では8番グリッドを獲得。最後のアタックでマークしたタイムがキャンセルされなければベストグリッドとなる6番手だっただけに、悔しい結果だった。決勝日のウォームアップで最後の調整に挑み、第5戦イタリアGPで獲得したベストリザルトの5位以上を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 4番手)
    「レースペースには満足しています。いつもよりもライバルが多く、厳しい予選になることはわかっていました。午前中は少し不安定なコンディションでしたが、気温が上がった午後のセッションは、いいタイムを出すことができました。明日のレースは接近戦になると思います。いいペースがあるライダーが、4、5人います。このサーキットはいつも苦戦するところですが、相性がよくないムジェロで2位になり、モンメロでは優勝しているので、いい結果を残せる可能性はあると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 6番手)
    「予選では6番手を獲得できましたが、それほど良い内容ではありません。誰も2回目のアタックで僕をパスするペースがなかっただけのことです。現実的にはおそらく10番目の速さだと思います。昨年は一時は10人のライダーの戦いになりました。大接戦になると思うので、明日のウォームアップでセットアップを前進できるようにがんばらなければなりません。いつものように、できることはすべてやりましたが、今日はあまりマシンのフィーリングがよくなく、タイムが落ちていることは確かなので、その改善に取り組みました。ベストを尽くしました。なんとか2列目を獲得できてうれしいです」

    中上貴晶(MotoGP 8番手)
    「昨日からセットアップをかなり変更して、タイムを1秒以上も短縮、ポジションも大きく上げることができました。Q2では、これまでのベストグリッドとなる6番手タイムをマークしたのですが、最終シケインでコースをはみ出したという判定で、6番手タイムがキャンセルされ8番手に降格となりました。予選で2列目に並ぶことがこの数戦の目標だったので、とても残念です。自分としては、はみ出していないと思ったので、チームから抗議してもらいましたが覆りませんでした。8番手だったとしても、昨日から大きく前進することができたので、決勝では全力を尽くします。昨日から今日にかけて、セットアップは大きく改善されましたが、ハンドリングの重さはそれほど改善されていないので明日は体力的に厳しいレースになると思います。タイヤは、前後ミディアムを予定しています。今日のように暑くなればフロントにハードを選ぶかも知れません。明日のウォームアップで最後の調整をしっかりして決勝ではベストリザルトを目指します」