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  • オスカー・ピアストリ、2026年は「自分のために走れ」 元F1王者の助言

    オスカー・ピアストリ、2026年は「自分のために走れ」 元F1王者の助言

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1シーズンに向けて、チームの「チームファースト」方針に対して、より自己中心的な姿勢を取るべきだと元F1世界王者から助言を受けた。

    オーストラリア人ドライバーのピアストリは、8月時点で築いていた34ポイントのリードを失い、最終的にチームメイトのランド・ノリス、そしてマックス・フェルスタッペンに次ぐランキング3位で2025年シーズンを終えた。

    シーズンを通して、マクラーレンが掲げる両ドライバー平等の原則が、いくつかの場面でピアストリに不利に働いた。モンツァでは、ピットストップのミスでポジションを落としたノリスを助けるため、2位を譲るよう指示されている。

    さらに、タイトル争いの行方を左右したのがカタールGPだった。レース序盤にセーフティカーが導入された際、ピアストリとノリスはステイアウトを選択。一方でフェルスタッペンはピットインし、1セット25周というタイヤ使用制限の中で優位に立った。この判断がピアストリの勝利を奪い、アブダビ最終戦での逆転タイトルの可能性も失わせる結果となった。

    こうした一連の出来事について、1996年のF1世界王者であるデイモン・ヒルは、ポッドキャスト番組でピアストリに同情を示している。

    「彼はカタールの後、おそらくこれ以上ないほど落ち込んでいたと思う。あそこで何が起きたのか、信じられなかったはずだ」

    「不運もあったし、マクラーレンが公平であろうとした判断のせいで、彼はチャンスを失った。例えばモンツァだ。ランドがピットストップで失敗して、彼はポジションを返すよう求められた」

    「タイトルを争っている相手にポイントを譲るなんて、相当な決断だ。あれを見て彼は、『もう二度とやらないかもしれない』と思ったはずだ」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1

    ヒル自身も、ウィリアムズ時代にはジャック・ヴィルヌーヴと平等な立場で戦い、またそれ以前にはアラン・プロストやアイルトン・セナの“ナンバー2”としての役割も経験してきた。

    その65歳の元王者は、2026年に向けてピアストリがマクラーレンのいわゆる「パパイヤ・ルール」を脇に置き、自分自身を最優先に考えるべきだと続けた。

    「来年、もし僕が彼の立場なら、『チームのことは大好きだし感謝している。でも、自分のことを考えなければならない』と言うだろう」

    「『これは僕のキャリアだ。もしポイントをチームメイトに返せと言われたら、なぜそうしなければならないのか考える必要がある』」

    「『去年はそれをやった。その結果、世界選手権を失った可能性があるんだから』」

    2026年シーズン、ディフェンディングチャンピオンとなるノリスを相手に、ピアストリがどこまで自己主張を強めるのか。その姿勢が、初タイトル獲得への鍵を握ることになりそうだ。

  • オスカー・ピアストリの私生活 髪を切るのは“あの”F1ライバルの母親

    オスカー・ピアストリの私生活 髪を切るのは“あの”F1ライバルの母親

    マクラーレンF1のオスカー・ピアストリが、F1のライバルにまつわる意外な私生活の一面を明かした。ピアストリは、同じモナコ在住のドライバーであるシャルル・ルクレールの母親に、定期的に髪を切ってもらっているという。

    ピアストリはF1公式YouTubeチャンネルの新シリーズ「Off the Grid」のインタビューに出演し、モナコでリラックスした様子を見せながら、F1ジャーナリストのローレンス・バレットと語り合った。

    その中で、フランス語の上達について質問を受けたピアストリは、思わぬエピソードを披露した。

    「僕はシャルルの母親に髪を切ってもらっているんだけど、彼女は英語を一言も話さないんだ」

    この何気ない一言が、ファンの間で大きな話題を呼んでいる。

    ルクレール家とモナコのつながり
    ピアストリが言及したのは、フェラーリF1のエースであるシャルル・ルクレールの母親だ。ルクレール一家はモナコ出身で、母親は地元でも有名なヘアスタイリストとして知られている。F1ドライバー同士がサーキット外でも自然に交流している様子を示す、象徴的なエピソードと言える。

    シャルル・ルクレールの母親

    タイトル争いを経て迎える冬休み
    2025年シーズン、ピアストリは4月から10月にかけてドライバーズランキング首位を走り、ワールドチャンピオンに迫った。しかし最終的には、チームメイトのランド・ノリスに13ポイント差でタイトルを譲る結果となった。

    現在は冬休みを満喫しつつ、1月後半に予定されている5日間のプレシーズンテストに向けて英気を養っている。ライバルの母親に髪を整えてもらいながら迎える新シーズンは、ピアストリにとって新たな挑戦の始まりとなりそうだ。

  • オスカー・ピアストリ F1への道を分けた14歳の決断「全寮制か帰国か」

    オスカー・ピアストリ F1への道を分けた14歳の決断「全寮制か帰国か」

    オスカー・ピアストリは、10代の頃に父から突きつけられた決断について振り返り、多くの若者にとっては「かなり過酷」な選択だったと認めた。

    2025年シーズン、初のF1ドライバーズタイトルにわずかに届かなかったオーストラリア出身のピアストリは、14歳でモータースポーツの“頂点”を目指すため父とともにイギリスへ渡った。その挑戦は、結果的に彼が全寮制の学校へ通うことにつながり、6か月後には父がメルボルンへ戻るという形になった。

    その経験は、現在9勝を挙げるグランプリウィナーであり、マクラーレンのドライバーとして活躍する彼の人格形成に大きな影響を与えたという。

    FIA F3、F2を制覇し、F1グリッドでも屈指の冷静沈着な存在へと成長したピアストリは、その落ち着いた立ち居振る舞いを2025年のタイトル争いでも武器とした。チームメイトのランド・ノリスに13ポイント差で及ばなかったものの、そのメンタルの強さは高く評価された。

    「感情的になりすぎないように意識している一方で、感情や情熱を完全になくさないことも大切だと思っている」と、ピアストリはF1の番組『Off The Grid』で語った。

    「だって、まったく気にしていなければ、良いことは何も起こらないからね。どこが“ちょうどいい地点”なのかを見つけるのは、学びのプロセスだった」

    「それは、特にヨーロッパへ移ってからの成長過程とも関係していると思う。自分ひとりで生きていく方法や、人生の多くの教訓を学んだ」

    F1への道を分けた決定的な分岐点
    その道のりには、困難な選択も伴った。イギリスに渡ってから半年後、ピアストリは人生の大きな岐路に立たされる。

    「父は最初の6か月間は一緒に住んでくれて、その後で、こう言ったんだ。『ここに残って全寮制の学校に通い、夢を追い続けるか。それとも一緒に帰国するか』って」

    「ヨーロッパでレースをして、世界最高のドライバーたちと競う時間が本当に楽しかったし、ここで帰るのはもったいないと感じていた」

    「家を離れるのはもちろん寂しかった。でも同時に、夢を追いかけられることへのワクワク感もあったし、ヨーロッパに来ることが、その夢を叶える最善の方法だと分かっていた」

    この経験が、彼の最大の武器のひとつである「感情を切り離す力」を育んだ。

    「ある意味ではシンプルだった。これが夢を叶える道だ、と。だから、やっていることから感情を切り離す必要があったんだ」

    「ただ、時々はつらい週末や1週間もあった。家に帰りたくなったり、自分のベッドで眠りたくなったり、家族に会いたくなったりね」

    「それは確かにつらかった。でも常に、F1ドライバーになるという、もっと大きな目標を見据えていた」

    “かなり過酷”だった全寮制生活
    母国から遠く離れた全寮制の学校での生活について、ピアストリは多くの若者にとっては耐えがたいものだと率直に認めている。

    「ほとんどの子どもにとって、学校に住むという発想自体が、かなり過酷だと思う」

    「最初は正直、あまり乗り気じゃなかった。『これが欲しいなら、耐えるしかない』という感覚だったからね」

    「でも実際に行ってみると、ある意味では友だちと一緒に暮らしているような感覚でもあって、それは良かったし、レースのことから頭を切り替える助けにもなった」

    10代で下したその決断は、結果として、現在のピアストリの冷静さと強靭な精神力の礎となっている。

  • オスカー・ピアストリが語るアルピーヌF1契約騒動「あの時は笑えなかった」

    オスカー・ピアストリが語るアルピーヌF1契約騒動「あの時は笑えなかった」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2022年に起きたアルピーヌF1との契約騒動について振り返り、「今でこそ笑って話せるが、当時はまったく楽しいものではなかった」と率直な心境を明かした。

    ピアストリは2020年シーズンに、当時のルノー・スポール・アカデミーに加入。フォーミュラ・ルノー・ユーロカップを僅差で制した後、F3、F2をいずれもルーキーイヤーで制覇するという圧倒的な成績を残した。

    しかし2022年、アルピーヌF1のレースシートは埋まっており、ピアストリはリザーブドライバーとして1年を過ごすことになる。

    「間違いなく大変な時期だった」とピアストリは、F1が公開した『Off The Grid』最新エピソードの中で語っている。

    「レーシングドライバーとして、やっぱりレースに出たいものだ。あの年は走れなかったのが本当にきつかった」

    「一方で、外から物事を見ることができたのも事実だ。週末の一員として、メディア対応やスポンサー対応、シーズン全体のリズムがどういうものかを理解できた。そういう点では学びもあったが、それでも大変な時間だった」

    「自分にできることはすべてやっている、という誇りは常に持っていたし、何かチャンスが来るという自信もあった」

    その「何か」は、思いがけない形で訪れることになる。エンストンを拠点とするアルピーヌF1は、フェルナンド・アロンソ、エステバン・オコン、そしてピアストリという3人の有力ドライバーを2つのシートで抱える難題に直面していた。

    一時はウィリアムズへのレンタル案も検討されたが、アロンソがアストンマーティンへ移籍することが判明。これを受けてアルピーヌは、ピアストリの昇格を発表する。

    しかし、その発表は当人の意思とは異なるものだった。

    「僕の同意なしに、アルピーヌF1が本日遅くにプレスリリースを出し、来季私が彼らのためにドライブすると発表したことを理解している」とピアストリは当時SNSに投稿した。

    「これは事実ではない。僕は2023年についてアルピーヌと契約を結んでいないし、来年アルピーヌで走ることはない」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) アルピーヌF1チーム

    実際には、ピアストリはすでにマクラーレンと契約を結んでおり、最終的にFIAの契約承認委員会(CRB)はマクラーレン側の主張を認める判断を下した。

    「あれが大きな話題になることは、ある程度分かっていた」とピアストリは振り返る。

    「理由があってやったことだったし、ただ世界に向けて“走らない”と宣言したかったわけではない」

    「今振り返れば笑える部分もある。でも、当時は全然笑えなかった」

    「最終的にはCRBに持ち込まれた。結果は自分に有利だったけれど、あれもかなり緊張する瞬間だった」

    こうしてピアストリは、アルピーヌではなくマクラーレンから2023年にF1デビューを果たすことになる。

    「信じられないような瞬間だった」と彼は語る。

    「同時に、それまで積み上げてきたことが、ある意味ですべてリセットされるような感覚もあった」

    現在、ピアストリはドライバーズタイトルこそまだ手にしていないものの、70戦でポールポジション6回、表彰台26回、うち9勝という印象的な戦績を残している。

    そして彼自身が語るように、「まだ学んでいる最中」だ。

  • オスカー・ピアストリはマクラーレンF1を離れるのか 別チーム協議説が浮上

    オスカー・ピアストリはマクラーレンF1を離れるのか 別チーム協議説が浮上

    オスカー・ピアストリ(マクラーレンF1)は、2025年シーズン終盤にかけて成績と評価の両面で難しい局面を迎えた。その背景について、元F1ドライバーのフアン・パブロ・モントーヤが、注目すべき見解を示している。

    モントーヤは、ピアストリとそのマネージャーであるマーク・ウェバーが、すでにF1パドック内の別チームと接触していると断言した。

    「オスカー・ピアストリとマーク・ウェバーが、すでに別のF1チームと話をしていることは保証できる。マークは、マクラーレンでのオスカーの成長の仕方に満足していないと思う。マクラーレンに対しても、あまり良い感情を持っていない。ただし、オスカー本人がどれほど不満を抱いているかは、まだ分からない。」

    この発言は、ピアストリがマクラーレンで置かれている立場に、内部的な緊張が生まれている可能性を示唆するものだ。

    分岐点となったチームオーダー
    ピアストリの流れが変わったと見られているのが、イタリアGPだった。このレースでマクラーレンは、タイトル争いをしていたランド・ノリスを優先する判断を下し、ピアストリにポジションを譲るよう求めた。

    この決定は「ドライバー間の平等」を重視するチーム方針に基づくものだったが、結果的にピアストリには不利に働いた。その後、本人も「まだ頭から離れていなかった」と認めており、続くバクーではクラッシュとフライングを喫するなど、シーズン最悪の週末となった。

    アメリカGP、メキシコGPでもペースを取り戻せず、マシンを最大限に引き出せない状況が続いた。

    「ノリス優先」という印象
    さらに、シンガポールGPではノリスがピアストリを強引にオーバーテイクした場面で、チームが介入しなかったことも議論を呼んだ。こうした一連の出来事が重なり、マクラーレンが26歳のノリスを優先しているという印象が強まっていった。

    シーズン終盤9戦で未勝利に終わったピアストリは、かつて34ポイントあったリードを失い、最終戦アブダビGP終了時点では13ポイント差で逆転を許した。ランキングではマックス・フェルスタッペンにも先行を許している。

    ウェバーの過去が影を落とす可能性
    モントーヤは、ピアストリ本人の実力よりも、マネジメント面に注意が必要だと警鐘を鳴らす。ウェバーは現役時代、レッドブルでセバスチャン・ベッテルとコンビを組み、チーム内の緊張関係の中でタイトルを逃した経験がある。

    「ウェバーがドライバー時代に負った傷が、オスカーのキャリアに影響を与えてはいけない。そこは慎重であるべきだ。」

    ピアストリは依然として将来を嘱望される存在だが、マクラーレンとの関係がこのまま続くのか、それとも新たな選択肢を探るのか。2026年F1シーズンを前に、その去就は注目を集めるテーマとなりそうだ。

  • ランド・ノリス 「オスカー・ピアストリは将来F1ワールドチャンピオンになる」

    ランド・ノリス 「オスカー・ピアストリは将来F1ワールドチャンピオンになる」

    ランド・ノリスは、マクラーレンの同僚オスカー・ピアストリについて「将来F1ワールドチャンピオンになる」と高く評価した。シーズン最終戦で王座を決めた直後のコメントで、ノリスは今季の激しいタイトル争いを振り返りながら、チームメイトの実力を称えている。

    ピアストリは2025年シーズン、7勝を挙げて選手権争いを長くリードし、最終的にはランキング3位でシーズンを終えた。惜しくも初タイトルには届かなかったが、現王者ノリスはその戦いぶりを間近で見てきた立場から、将来の世界王者像を確信している。

    ノリスは、F1アブダビGP決勝で3位に入り、自身初のドライバーズタイトルを獲得した。ヤス・マリーナ・サーキットでの最終戦を終え、ランキング2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)に2ポイント差をつけて王座に就いた。

    ノリスはこれでF1史上35人目のワールドチャンピオンとなった。一方、同僚のオスカー・ピアストリはランキング3位でシーズンを終え、ノリスから13ポイント差だった。ピアストリはシーズンの大半で選手権をリードし、勝利数もノリスと同じ7勝を挙げていた。

    ピアストリはオランダGPでノリスがリタイアした後、一時は34ポイントのリードを築いたが、終盤に6戦連続で表彰台を逃したことが、初タイトルを逃す結果につながった。本人も「望んでいた結末ではなかった」と認めている。

    それでもタイトル獲得直後のノリスは、ピアストリとフェルスタッペンの2人を真っ先に称え、特にチームメイトの将来を高く評価した。

    「今年は、めちゃくちゃ速い2人がいて、正直かなり大変だった」とノリスは語った。

    「オスカーは開幕戦からずっと、たぶん一番手強い相手になるだろうと分かっていたし、マックスはマックスだ。彼を決して軽視することはできない。」

    「僕たちは彼を一度も見くびらなかったし、もしそうしていた人がいたなら、彼はその人たちが間違っていたことを証明した。4度のワールドチャンピオンであるマックスと戦えたことは光栄だった。」

    「彼とああいうバトルをして、必ずしも毎回楽しかったわけじゃないけど、いくつかは本当に楽しめた。別のワールドチャンピオンと同じコース上で戦えること、そして将来ワールドチャンピオンになるオスカーとも戦えたことは特別だった。」

    「そういう理由もあって、このシーズンは本当に楽しかった。彼らは多くの場面で僕の人生を地獄みたいにしたけど、実はそういう瞬間こそが、いちばん楽しめた部分でもあったんだ。」

    マクラーレンにとっては、ノリスの初タイトルとともに、ピアストリという次なる王者候補の存在感が改めて際立つシーズンとなった。ノリスの言葉どおり、ピアストリが近い将来に世界王者の座に就く日が来ても不思議ではない。

  • ピアストリ、マクラーレンの方針信頼「ノリスがF1王者でも何も変わらない」

    ピアストリ、マクラーレンの方針信頼「ノリスがF1王者でも何も変わらない」

    オスカー・ピアストリは、僅差でタイトルを逃した2025年シーズンを経て、来季もマクラーレンが「完全な公平性」と「平等」を維持することを期待していると語った。

    2025年、ピアストリは最多日数で選手権をリードしながらも、最終的にはランド・ノリス、マックス・フェルスタッペンに続くランキング3位でシーズンを終えた。

    マクラーレンは今年、両ドライバーに同じ機会を与える“パパイヤ・ルール(Papaya Rules)”を掲げ、平等を強調してきたが、ノリスへの贔屓があるという指摘は絶えなかった。

    ピアストリは、それでもチームの姿勢は2026年も変わらないと信じている。

    「それで何かが変わるとは思っていない」とピアストリはアブダビでの最終戦後に語った。

    「彼は素晴らしいシーズンを過ごし、ふさわしいチャンピオンになった。でも、ランド・ノリスはランド・ノリスのままだ。スーパーマンになったわけじゃない」

    ピアストリは、4月のサウジアラビアから10月のメキシコGPまで選手権をリードする期間もあり、タイトル争いの主役として存在感を示した。

    「なので、その点で何かが変わるとは思っていない。チームにはこれまで通りの“完全な公平性”と“平等”を期待しているし、それが変わる心配はまったくしていない。明らかに、ランドは今年とても強いシーズンを送ったし、最終的には彼の方が良い仕事をした」

    “Papaya Rules”は時に緊張を生んだが、互いを強くした
    ピアストリは、チームが今季のタイトル争いで両ドライバーを対等に扱おうとした姿勢が、時に難しい状況を生んだと認める一方、それが互いを成長させたと強調した。

    「コンストラクターズとドライバーズの両タイトルを、実力が拮抗した2人のドライバーで争うのは簡単じゃない。でも、それはシーズン当初から分かっていたことだ」

    「最終的には、そこから得られる良いことがたくさんある。確かに難しい瞬間や緊張があったのは事実だけど、ランドと僕は、お互いを限界までプッシュし合ったことで、より良いドライバーになれた。ときにはチーム全体にとって居心地の悪い場面もあったけれど、結局のところ、それは良い方向に働いた」

    「1年を通してたくさん話し合ってきたし、オフシーズンにも来年に向けて少し変えたいことがあれば議論するつもりだ。でも結局、チームは僕たち2人がフェアに世界選手権を戦えるよう、できる限りの機会を与えてくれた。それ以上求めるものはない」

  • オスカー・ピアストリ父 マクラーレンF1陰謀論を一蹴「ノリスを優遇?全くない」

    オスカー・ピアストリ父 マクラーレンF1陰謀論を一蹴「ノリスを優遇?全くない」

    2025年F1タイトル争いをめぐり、「マクラーレンはランド・ノリスを望まれた王者に仕立てた」とする憶測が一部で拡大する中、オスカー・ピアストリの父クリスがこの“陰謀論”を強く否定した。

    スイス紙『Blick』は「マクラーレンは望みのチャンピオンを得た」と報じ、シーズン終盤の戦略論争も相まって噂は加速していた。

    だが、クリスは「舞台裏に何かがあるとは全く思わない」と語り、オスカー本人も“不当な扱いを受けた”とは一切考えていないという。マクラーレンのザク・ブラウン、アンドレア・ステラも両ドライバーへの完全な公平性を改めて強調した。

    ピアストリ父が陰謀論を否定「裏では何も起きていない」
    噂の背景には、ピアストリ陣営とマネージャーのマーク・ウェバーがシーズン後半の幾つかの戦略判断に不満を抱き、他チームと接触しているのではという憶測があった。

    しかしクリス・ピアストリは Code Sports に対し、こう断言した。

    「舞台裏に何かあるなんて全く思わない。指摘できるものは何もない」

    「もし何かあると感じるなら、一番の戦い方はレースで勝って疑いを吹き飛ばすことだ。チームに無意識のバイアスがあったとしても、関係なくなる」

    またオスカー自身も“不当にタイトルを奪われた”といった感情は一切持っていないという。

    「彼がそんな角度で物事を見ることは絶対にない。そもそも事実ではないからね」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン

    マクラーレン首脳陣も公平性を強調
    ザク・ブラウンは、ノリスが2026年にカーナンバー1をつけることについて「ピアストリは全く問題ない」と語り、両者への待遇に差があるとの見方を否定した。

    「ピアストリは将来の世界チャンピオンだ。2人は7勝ずつ挙げ、素晴らしいパフォーマンスでお互いを支え合った」

    アンドレア・ステラも次のように続けた。

    「今年のノリスとピアストリの差は非常に小さい。今日はワールドチャンピオン・ノリスだが、将来ピアストリがタイトルを獲る日が来ることを願っている」

    ノリスは比較論を一蹴「判断するのは皆さん」
    2025年の“最優秀ドライバー”論争では、フェルスタッペンこそが突出した存在だったとの声が多い。だがノリスはその議論自体に距離を置いた。

    「それを決めるのは皆さんだ。僕は毎週ベストを尽くすだけ。誰が良いとか、誰のマシンが悪いとか、好きに書けばいいさ。マックスが無敵か? そうは思わない。でも結局のところ誰にも分からないだろ?」

    ピアストリも冷静「ノリスはスーパーマンじゃない」
    ノリスが2026年にカーナンバー1をつけることも、ピアストリは気にしていない。

    「彼はランド・ノリスだよ。スーパーマンになったわけじゃない」

    一方で、シーズンを通して議論を要する点はあったと認める。

    「僕たちはシーズン中ずっと多くの話し合いをしてきたし、来年に向けてオフに話し合うこともあるはずだ。でもチームは僕とランドの両方に、世界選手権を公平に戦う最高の機会を与えてくれた。それ以上望むものはないよ」

  • オスカー・ピアストリ F1アブダビGP決勝「望んでいた結末とは少し違った」

    オスカー・ピアストリ F1アブダビGP決勝「望んでいた結末とは少し違った」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、アブダビGPを2位で終えて初のワールドチャンピオンを逃したものの、シーズン終盤で自身のパフォーマンスを立て直したチームの働きを称賛した。

    最終的にピアストリの獲得ポイントは410で、ランド・ノリスが423ポイントで初タイトルを獲得し、マックス・フェルスタッペンが421ポイントで続いた。

    24歳のピアストリは今季7勝を挙げたが、終盤戦での不振が響き、かつて握っていた大きなリードを失った。アブダビには16ポイント差で挑み、逆転タイトルには“星がすべて揃う必要がある”と自覚していたという。

    オープニングラップでノリスを抜くも、フェルスタッペンには届かず
    ピアストリは決勝をハードタイヤでスタート。オープニングラップでノリスをオーバーテイクして2番手に浮上したが、41周に及ぶハードスティントではフェルスタッペンを攻略する術はなく、前半で勝負権を掴むことはできなかった。

    レース後、2位で終えた心境を問われると、ピアストリは次のように語った。

    「正直、かなり良い気分だ。今日はチャンピオンになるために星が揃う必要があると分かっていた」

    「自分にできる限りのことをしたし、レースに勝つため、そしてチャンピオンになるための最善のポジションに身を置こうとした。でも、そうはならなかった。今季の僕たちの戦いには誇りを持てる」

    「個人的には、望んでいた結末とは少し違うけど、シーズン全体を見れば、自分が取り組んできたこと、そしてチームが昨年から大きく進歩するためにしてきた努力には、とても誇りを感じている。これから先、もっとたくさん戦う機会があるはずだ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    戦略分岐の結果、無敵の24秒差
    マクラーレンは2台で戦略を分け、ノリスをミディアム、ピアストリをハードでスタートさせた。これによりピアストリはスティントを長く伸ばせたが、最終的にピットアウト後にはフェルスタッペンの24秒差という“手の届かない”ギャップが立ちはだかった。

    3台すべてのタイトル候補が表彰台に入り、ピアストリはノリスに13ポイント及ばずタイトルを逃した。

    不振からの復調に手応え「痛い終わり方をせずに済んだ」
    シーズン後半はオースティン、メキシコ、ブラジルと低迷が続いたが、終盤2戦での復調についてピアストリは前向きに振り返る。

    「ここ数戦をパフォーマンス面で高いレベルで終えられたのは良かった。あの流れのままシーズンを終えていたら本当に痛かったと思う」

    「最終的に、今年は浮き沈みがあった。良かったところは誇りと喜びを持って振り返り、悪かったところからは多くを学ぶ。僕にはまだまだたくさんの年が残っているし、チャンスもきっとまた訪れるはずだ」

  • オスカー・ピアストリ F1アブダビGP予選「チームオーダーの話し合いはまだ」

    オスカー・ピアストリ F1アブダビGP予選「チームオーダーの話し合いはまだ」

    オスカー・ピアストリは2025年シーズン最終戦アブダビGPの予選を3番手で終え、週末序盤の苦戦を考えれば「ほぼ持てる力を出し切った」と語った。

    ピアストリは選手権争いに残る3名のうちの一人で、首位ランド・ノリスからは16ポイント、マックス・フェルスタッペンからは4ポイント差で日曜決勝に臨む。

    一方で、決勝で重要になる可能性があるマクラーレンのチームオーダーについては「まだ直接話し合っていない」と明かし、ノリスのタイトル獲得を援護するかどうかは日曜に向けて協議が必要だと語った。

    予選3番手に満足「これが僕たちの持てる力」
    ピアストリは予選を振り返り、次のように語った。

    「正直、かなり良かったと思う。Q1で良いラップをまとめられて、週末で初めて“ちゃんとした基準”を作れたのが大きかった。Q3でも感触は良くて、僕のラップもランドのラップも良かったと思う。それが僕たちの持てる力だったので、最終的には満足している」

    さらにピアストリは「今日は単純に速さが足りなかった」と認めつつ、「明日はエキサイティングな1日になる」と意気込んだ。

    「昨日のプラクティスと今日のプラクティスから改善できた部分があった。クルマの感触も良くなったし、自分自身もしっかり走れていた。それは助けになる。今日はマックスを倒すほど速くはなかったけれど、僕たちにできることはすべてやった」

    タイトル争いでの役割は「まだ話していない」
    予選トップ3はそのままタイトル争いの3名が並ぶ形となった。フェルスタッペンはノリスから12ポイント差、ピアストリは16ポイント差。ノリスは3位でフィニッシュすれば自力で王者となる。

    ピアストリがノリスを援護する可能性について質問されると、彼は次のように答えた。

    「話し合うつもりだよ。まだ直接その件について話していない。だけど、僕より前にマックスかランドがフィニッシュするまでは、僕にもまだチャンピオンのチャンスがある。明日どうするかは状況次第だね」

    フェルスタッペンがポールポジションから“バックアップ戦術”を仕掛け、ノリスを後方に押し下げようとする可能性も高いと言われる中、ピアストリは自分の立場について冷静に語った。

    「チャンピオンを獲るには、単にレースに勝つだけでは足りないのは分かっている。どうする必要があるかは、まだ考えていないけれど、明日どう展開するかを見て判断することになる」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) アブダビグランプリ

    なぜピアストリは“アウトサイダー”なのか
    ピアストリは一時、ノリスに34ポイント差をつけていた。しかしアゼルバイジャンでのクラッシュ以降、表彰台は2回のみ。ノリスに対して苦戦する週末が続き、ポイントリードを失った。

    カタールでは勝利可能なペースを持ちながら、マクラーレンの戦略ミスで優勝のチャンスを逸したことも響いた。

    そのため、最終戦に3人がタイトル争いを持ち込んだとはいえ、ピアストリは外部から“最も厳しい立場”と見られている。


    決勝への意気込み「まだ何が必要か分からない」
    日曜決勝について問われたピアストリは、タイトル獲得のためのシナリオについて深く考えていないと明かした。

    「まだ分からない。そこまで先のことは考えていない。チャンピオンを獲るには単に勝つだけでは足りないのは分かっているけれど、どうなるかは明日見てみないとね」

    チームメイトのノリスがタイトルを目前とする一方、ピアストリ自身も“まだ脱落していない挑戦者”として最終決戦に挑む。