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  • オスカー・ピアストリ 開幕2戦DNS F1史上初の不名誉記録

    オスカー・ピアストリ 開幕2戦DNS F1史上初の不名誉記録

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1中国GPでスタートできず、開幕2戦連続DNSという不名誉な記録を残した。これにより、F1世界選手権の歴史上、シーズン最初の2戦でいずれもDNSとなった初のドライバーとなった。

    さらにこの結果は、マクラーレンの創設者であるブルース・マクラーレンが1969年アメリカGPとメキシコGPで記録して以来となる、同チームにとっての連続DNSという形でも並ぶものとなった。

    ピアストリは母国ラウンドのオーストラリアGPで、グリッドへ向かう途中のクラッシュによってスタートできなかった。そして上海で行われた中国GPでは、パワーユニットの電気系トラブルによりグリッド上からマシンを下ろされ、再びDNSが記録された。

    これによりピアストリは、これまでF1世界選手権のグランプリに参戦した782人のドライバーの中で、シーズン開幕2戦を連続してスタートできなかった初の存在となった。F1世界選手権はここまで通算1,151戦を数えているが、その記録の中でも前例のないケースとなった。

    なお、1964年にはトニー・マグスがオランダGPとベルギーGPで連続DNSを記録している。ただし、マグスはその年の開幕戦モナコGPにエントリーしておらず、カレンダー上の最初の2戦でDNSを喫したわけではなかった。

    今回のピアストリの連続DNSは、マクラーレン創設者のブルース・マクラーレン以来の出来事でもある。ブルース・マクラーレンは1969年のアメリカGPでエンジントラブル、続くメキシコGPで燃料噴射系の問題に見舞われ、2戦連続でDNSとなっていた。

    一方でチームメイトのランド・ノリスも、中国GPではガレージからグリッドに向かうことができなかった。ノリスは、ピアストリとは別系統ながら同様にパワーユニットの電子制御系トラブルに見舞われ、自身のキャリアで初めてDNSを記録した。154回目のエントリーでの初DNSとなり、スタート数は153のままとなっている。

    マクラーレンにとってダブルDNSは、2005年アメリカGP以来となった。この時はキミ・ライコネンとファン・パブロ・モントーヤが、ミシュランタイヤの安全性への懸念によってレースを走ることができなかった。

    また中国GPは、マクラーレンにとって2017年バーレーンGPとロシアGP以来の連続DNSにもなった。当時はストフェル・バンドーンとフェルナンド・アロンソが、それぞれ別の週末でスタートできなかった。

  • オスカー・ピアストリ F1中国GP欠場で自虐「2戦続けてテレビ観戦は久々」

    オスカー・ピアストリ F1中国GP欠場で自虐「2戦続けてテレビ観戦は久々」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1中国GPで電気系トラブルによりスタートできず、開幕2戦連続のDNSという厳しいシーズン序盤を迎えることになった。中国GPでは5番手グリッドを獲得していたものの、決勝はグリッド上でマシンに問題が発生し、そのままガレージへ押し戻された。

    開幕戦オーストラリアGPでは偵察ラップ中のクラッシュでスタートできず、中国GPではパワーユニット関連の電気系トラブルで欠場。

    土曜のスプリントで6位に入り3ポイントを獲得したとはいえ、グランプリ本戦ではまだ1周も走れていない状況だ。

    チームメイトのランド・ノリスも同じ中国GPでDNSとなったが、マクラーレンによれば両車の不具合は別々の問題だった。

    2戦連続DNSに見舞われたピアストリ
    ピアストリは、中国GP決勝前の状況について、グリッドに向かうまでは問題がなかったと説明した。

    「グリッドに向かうまでは大丈夫だった」とピアストリはメディアに語った。

    「パワーユニットの電気系の問題だったと思う。ランドと同じ系統だったと思うけど、同じ電気系トラブルではなかった」

    「だから、もちろん残念だ」

    中国GPでは、マクラーレン勢2台に加えてガブリエル・ボルトレト、アレクサンダー・アルボンもスタートできなかった。マクラーレンの2台はともにパワーユニットに関連する電気系トラブルで、アルボンは油圧漏れ、ボルトレトは技術的問題とだけ説明されている。

    「2戦続けてテレビで見るのは久々」
    オーストラリアGPに続くDNSとなったことで、タイトル争いも期待されていたピアストリにとって、これ以上ないほど厳しいスタートとなった。

    「2戦続けてグランプリをテレビで見るなんて久々だ」とピアストリは冗談めかして語った。

    「先週はかなりきつかった。こういうことはレースでは時々起きるものだし、特に新しいレギュレーションの始まりには起こりやすい」

    「たぶん、すごく驚くようなことではない。ただ、それが2台ともに起きたのは残念だ」

    マクラーレンは、ノリスのマシンについては決勝へ向けた準備の中でエンジン始動時に問題を確認。一方のピアストリ車は偵察ラップを終えてグリッドに並んだ後で別の電気系トラブルが判明し、MCL40はそのままガレージへ戻された。マクラーレンとカスタマーエンジン供給元のメルセデスHPPは、いずれのマシンも決勝スタートに間に合わせることができなかった。

    複雑化した2026年F1パワーユニットへの見解
    中国GPでは、マクラーレンの2台だけでなく、アストンマーティン勢のリタイアやマックス・フェルスタッペンの戦列離脱もあり、2026年F1の新しいパワーユニット規則の複雑さに改めて注目が集まった。ピアストリは、その背景にある制御の難しさにも言及している。

    「とにかくものすごく複雑なんだと思う」とピアストリは語った。

    「パワーユニットには本当にたくさんのルールがあって、ひとつ変えると、別の場所でまったく意図しない結果が出ることがある」

    「それに、こういうサーキットはすごく回生量が多い。だから、スーパークリッピングやリフト・アンド・コーストが必要になるような問題はあまり出ないけど、一方で、どこでも好きなだけ回生できるわけではなくて、ドライバーとしてできることが何もない別の問題が出てくる」

    「だから、僕たちは学んでいる最中なんだと思う。難しいのは、たとえ何か違うことをしたいと分かっていても、それがプログラムされていなかったり、コード変更が必要だったりして、何もできないことがあることだ。すごく複雑なんだ」

    新レギュレーション元年の2026年F1は、開幕から信頼性面の課題が各陣営にのしかかっている。ピアストリにとっては2戦連続DNSという最悪の出足になったが、中国GPで示した冷静な受け止め方からは、長いシーズンを見据えて現実を受け入れながら前に進もうとする姿勢もうかがえる。

  • オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGPクラッシュ原因「予想外の100kW」

    オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGPクラッシュ原因「予想外の100kW」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2026年F1オーストラリアGP決勝のスタート前、グリッドへ向かうサイトラップ中にクラッシュを喫してレース不出走となった。アルバート・パークのターン3でマシンを失い、バリアにヒット。母国グランプリはスタート前に終わる結果となった。

    ピアストリはレース中にメディア対応を行い、クラッシュの原因について自身のミスを認めつつも、新しい2026年F1マシン特有のエネルギー展開が影響した可能性を明かした。想定していなかった追加の電力が発生したことで、マシン挙動が変化したという。

    ピアストリ「予想外の100kWが出てしまった」
    「もちろん失望している。ああいう状況は本来起きるべきじゃないし、実際に起きてしまったことにはがっかりしている」とオスカー・ピアストリは語った。

    「いくつかの要素が重なっていたと思う」

    「まず強調したいのは、かなり大きな部分で僕自身のミスだったということだ。タイヤが冷えていた」

    「週末を通してあの出口の縁石は毎周使っていた。でも、今回は使う必要はなかったのかもしれない」

    一方でピアストリは、2026年のパワーユニット特性による予想外のパワー供給があったことも明かした。

    「同時に、予想していなかった100kWの追加パワーが出ていた。これは小さなものではない」

    「厄介なのは、すべてが正常に作動していたことだ」

    「これはレギュレーションに基づくエンジンの動作特性の問題で、そこが予測しづらい部分だった」

    「もし冷えたタイヤで僕が少し楽観的だった、というだけならまだ理解しやすい。でもそこにこういう要素が加わると、さらに痛い出来事になる」


    マクラーレン「週末の流れ自体は悪くなかった」
    ピアストリは結果こそ残せなかったものの、週末を通してチームのパフォーマンスには一定の手応えを感じていたと語った。

    「今日までは多くのことがうまくいっていたと思う」

    「改善すべき点や、もっと良くできる部分もいくつか見えてきた」

    「でもプラクティスと予選ではかなり快適だった。このマシンで可能な範囲では、かなり良い感触だった」

    「自分としても良い流れで積み上げていけていた。そこは12か月前とそれほど変わっていない」

    「今回の出来事から学ぶことを大事にしたいと思っている」

    2026年F1シーズン開幕戦となったオーストラリアGPは、メルセデスのジョージ・ラッセルが優勝し、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが2位に入りメルセデスのワンツーフィニッシュとなった。一方、マクラーレンは母国レースでの痛いアクシデントにより、厳しいスタートを迎える形となった。

  • オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGP グリッドへ向かう途中でクラッシュ

    オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGP グリッドへ向かう途中でクラッシュ

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が、2026年F1オーストラリアGP決勝を前に思わぬアクシデントに見舞われた。母国レースを前に、グリッドへ向かう途中のアウトラップでクラッシュを喫した。

    アルバート・パークでの決勝スタートを目前にした場面で、ピアストリはコース上の縁石にわずかに乗りすぎたことでマシンのコントロールを失い、バリアに接触。強い衝撃でマシンは大きく損傷した。

    当時ピアストリはプッシュしていたわけではなく、グリッドに向かう走行中だったが、ほんのわずかなミスが大きな事故につながった形だ。観客席には「PIASTRI」と書かれたシャツやキャップを身につけた多くのファンが詰めかけていたが、母国ドライバーの突然のアクシデントに場内は騒然となった。

    ピアストリはマシンを降りて自力で歩いてコースを後にしており、幸いにも大きな怪我はないとみられる。しかしマシンには大きなダメージがあり、地元ファンが期待した母国グランプリでの表彰台の夢は早くも遠のく形となった。

    ほんのわずかなスナップ、縁石にわずかに乗りすぎただけ――その小さなミスが、母国レースでの重い代償となった。

  • オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGP初日最速「学ぶことが多すぎる」

    オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGP初日最速「学ぶことが多すぎる」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1オーストラリアGP金曜日のフリー走行2回目で最速タイムを記録し、初日のタイムシート最上位でセッションを終えた。

    地元メルボルンのアルバート・パークで行われたセッションで、ピアストリは1分19秒729をマーク。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルを上回ったが、ドライバー本人は新世代マシンの複雑さを強調し、依然として学ぶべきことが多いと語った。

    「FP2は、少なくとも僕の側ではFP1よりずっとスムーズだったと思う」とオスカー・ピアストリは語った。

    「とにかく把握しなければならないことが本当に多い。去年までのクルマとはかなり違う。でもFP2というセッション自体はかなりスムーズだったと思う」

    FP1では「パワーがない」と無線で報告していたピアストリだったが、午後のセッションでは問題を解消。大きなミスもなく周回を重ね、安定した走行を続けた。

    「一貫性を築くことができたし、きちんと学び始めることができたのは良かった」

    「今日学んだことを明日にどう活かすかを見ていきたい。どのチームも一晩で大きく進歩してくると思うから、僕たちも同じように前進しないといけない」

    ただし、ピアストリはこの結果をもってポール争いの有力候補と断言することは避けた。マクラーレンやライバルチームが予選前にセットアップ変更を行う可能性があるためだ。

    ポールポジション争いについて問われると、ピアストリは次のように答えた。

    「前方数列には並びたいと思っている。ポールを狙えるかどうかはまだ分からない」

    「僕たちのレースペースやロングランがどうなのかもまだ見ていない。周囲のいくつかのチームほど良くない可能性もあるけど、悪くはなさそうだ」

    「今いちばん大事なのは一貫性を築くことだ。すべてが本来あるべき形で機能するようにすること。FP2ではそこにかなり近づけた感触があった」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 オーストラリアGP

    マクラーレンのチーフデザイナーを務めるロブ・マーシャルも、チームがセッションを通じて改善していった点を強調した。

    「我々は最初から順調だったわけではない」とロブ・マーシャルは語った。

    「依然としてかなり競争は激しい。速いクルマがたくさんあるので、現時点で結論を出すつもりはない。この週末はまだ長い」

    さらにマーシャルは、新レギュレーション下のマシンではエネルギーマネジメントが大きな課題になっていると説明する。

    「こうしたクルマを適切に仕上げるのは難しいし、エネルギーマネジメントを正しく行うのは非常に難しい」

    「特にその点については、今夜多くのチームが作業を行うことになると思う。従来の意味でのセットアップに関しては、クルマがきちんと挙動する合理的な位置は見つけられていると思う」

  • オスカー・ピアストリ“ワークス優位説”否定 マクラーレン2026年F1王座へ自信

    オスカー・ピアストリ“ワークス優位説”否定 マクラーレン2026年F1王座へ自信

    2026年F1シーズンに向けて、ワークスチームとカスタマーチームの差が改めて注目されている。そんな中、マクラーレンのオスカー・ピアストリは、自身のチームが不利な立場にあるとの見方を否定した。

    2026年F1は新パワーユニット規則が導入され、エンジン開発の自由度が再び広がったことで、メルセデス、フェラーリ、レッドブルといったワークス勢が優位に立つのではないかとの声も上がっている。しかし、ピアストリはその見方に冷静だ。

    「ワークスチームであることには明らかに利点がある。特にエンジン側の開発が再び動いている今はなおさらだ」とピアストリは語った。

    「でも、僕たちはメルセデスHPPと非常に近い関係を築いている。それは僕たちにとって大きなメリットだし、バルセロナテストで起きた初期トラブルも、ワークスチームでないことが原因ではなかった」

    マクラーレンは2026年もメルセデスHPP製パワーユニットを搭載するカスタマーチームとして戦う。一方で、メルセデス、フェラーリ、レッドブルは自社製パワーユニットを持つワークス体制を敷く。

    ピアストリは、統合面でワークス勢が先行している可能性は認めつつも、それが決定的な差になるとは考えていない。

    「彼らはこのレギュレーションを自分たちのマシンに統合するために何年もかけてきたという点では、多少の先行はあるかもしれない」

    「でも、僕たちも長い間そのプロセスに取り組んできた。だから必ずしも不利だとは思っていない」

    2026年F1は“エンジン差”より総合力の勝負へ
    ピアストリは、タイトル争いの行方を左右するのはパワーユニット単体ではなく、空力開発と全体の完成度だと強調する。

    「重要なのは、この12か月間の空力テストをどう活かせたか、そしてチームとしてどれだけ物事を整理できたかだ」

    2026年のF1グリッドには複数のカスタマーチームが存在するが、その中でマクラーレンは優勝争いに最も近い存在と見られている。ワークス優位が囁かれる中でも、ピアストリは冷静に現実を見据え、自信を崩していない。

    新レギュレーション初年度の勢力図はまだ未知数だが、少なくともマクラーレン陣営は“エンジン供給形態”を言い訳にはしない構えだ。

  • オスカー・ピアストリ 2026年F1開幕前の決断 マーク・ウェバー帯同を縮小

    オスカー・ピアストリ 2026年F1開幕前の決断 マーク・ウェバー帯同を縮小

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は2026年F1バーレーンテストを終え、自身のサポート体制に小さな変化があったことを明かした。レース週末におけるマーク・ウェバーのトラックサイドでの関与が減る一方で、新たな体制でシーズンに臨むことになる。

    マクラーレンは6日間の走行で合計817周を記録し、最多周回数でプレシーズンテストを締めくくった。新レギュレーション初年度を前に十分なデータを確保し、開幕戦オーストラリアGPへ向かう。

    ピアストリは、ウェバーの現場帯同が減る理由について次のように語った。

    「特別な理由があったわけではない。ただ、体制を少し違った形にしようという決断をしただけだ」とピアストリは語った。

    「マークは今も本当に深く関わっているし、この数週間もたくさん連絡を取っている。ただ、これまでほど頻繁にはトラックサイドに来なくなるだけだ」

    「それがすべてだ。何か特定の出来事がきっかけになったわけではない」

    2021年にフォーミュラ2タイトルを共に獲得した元レースエンジニアのペドロ・マトスが、今季は多くのレースでトラックサイドを担当する見込みだとされる。マトスはマクラーレンに直接雇用される形ではなく、週末を通じてピアストリを支える立場となる。また、スポーツ心理学者のエマ・マレーとも引き続き連携する。

    2025年シーズン、ピアストリは自身初のタイトル争いを展開したが、シーズン終盤に調子を落とし、3分の2経過時点で34ポイントのリードを築きながらもランド・ノリスとマックス・フェルスタッペンに逆転を許した。

    2026年F1レギュレーションへの移行により、ドライビングにも変化が求められている。ピアストリはその適応についても率直に語っている。

    「間違いなく学習曲線はある」とピアストリは説明した。

    「去年とは明らかに違うやり方をドライバーとして求められている部分がまだいくつかある」

    「でも、その走らせ方の最適化については、まず僕たちドライバーが新しいことを理解し始めているし、チームも今のドライビングスタイルに合わせた対応を進めている」

    「改善はしてきている。以前とはかなり違うけれど、自然とパフォーマンスは見つけられていると思うし、そのパフォーマンス向上によって、いくつかの扱いやすさも少し良くなってきている」

    「進歩はしていると思う。あとはメルボルンがどうなるか見てみよう」

  • オスカー・ピアストリ 2026年F1スタートに警鐘「6〜7ポジション失う可能性」

    オスカー・ピアストリ 2026年F1スタートに警鐘「6〜7ポジション失う可能性」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1マシンのスタート手順について強い懸念を示し、開幕戦メルボルン前に対応が必要だと訴えた。

    バーレーンでのプレシーズンテスト最終日、ドライバーたちはピットレーンでスタート練習を行った後、グリッドに整列。その挙動は波乱を予感させるものだった。

    2026年型パワーユニットではMGU-Hが廃止され、低回転域でターボラグを補う仕組みが消えた。その結果、発進時に理想的な状態へ持ち込むまでの時間が大きく伸びている。

    ジョージ・ラッセルは「簡単ではない」と語り、エステバン・オコンは「ターボラグは非常に大きな話題だ」と指摘。ピエール・ガスリーも「オーストラリアでは忘れられない瞬間になるかもしれない」とファンに警告した。

    ピアストリもまた、この問題が深刻なポジションロスを招く可能性があると明かした。

    「全員がスタートで必要とするものは違うだろうし、正直なところ、僕たちの誰もがまだ正確に何が必要なのか分かっていないと思う」とピアストリは語った。

    「大まかなアイデアはあるし、きちんとしたスタートを決める方法は見つけられるはずだ」

    「ただ去年は、良いスタートと悪いスタートの違いは、少しホイールスピンしたか、反応が悪かったか程度だった」

    「今年は実質的にF2のレースのようになる可能性がある。アンチストールに入るような状況だ。5メートル失うどころか、失敗すれば6〜7ポジションを失うかもしれない」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン

    ピアストリはこの状況について、F1側が対処すべきだと強調した。今後開催されるF1コミッション会議でも議題に上る見込みだ。

    「スタートは対処される必要がある。安全なスタートを切るだけでも、かなり複雑なプロセスになっている。競争力あるスタートを決めるのはなおさらだ」

    「メルボルンまでに話し合われるはずだ」

    さらに彼は、スタート以外にも議論すべきテーマがあると続けた。

    「話し合うべきテーマはたくさんある。スタート、オーバーテイク」

    「オーバーテイクも確実に違ったものになるだろう」

    関係者の間では、スタートライト手順の見直しや、最後尾の車両がグリッドに整列してからの最小時間に遅延を設ける案などが検討対象になるとみられている。

    チームメイトで現王者のランド・ノリスも懸念を共有した。

    「ターボやさまざまな要素の影響で、スタートはより難しくなっている」とノリスは語った。

    「1周あたりに使えるバッテリーも少ない」

    「確実に大きなチャレンジだし、ドライバーにとって要求は高くなっている」

  • オスカー・ピアストリ、マクラーレンF1 MCL40に自信「想定外はなかった」

    オスカー・ピアストリ、マクラーレンF1 MCL40に自信「想定外はなかった」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2026年F1バルセロナ・プレシーズン・シェイクダウン最終日に80周を走行し、ベストタイム1分17秒446で4番手につけた。3日間の総走行周回数は128周に達し、新型MCL40への適応を着実に進めた。

    最終日は前半2日間と比べてスムーズな走行が可能となり、レースウィークエンドを想定した構成やセットアップを試す段階へと移行。ダウンフォース特性の変化やパワーユニット理解を含め、バーレーンに向けた準備が計画どおり進んでいることを示した。

    「今日は最初の2日間に比べて、かなりスムーズな一日だった。十分な周回数を重ねて、良いリズムをつかめた。マシンが本来どんな特性を持っているのかが分かり始めているし、レース週末を想定して、さまざまな構成や設定も試している。今週の最優先事項は、マシンを理解し、改善することだった」

    「まだ学ぶべきことは多く、とくにパワーユニットに関しては理解を深める必要がある。HPPと協力しながら、最大限のパフォーマンスを引き出すための作業を進めている。僕とランドのフィードバックは有益なものになっているし、昨年よりもダウンフォースが増したシャシー特性に慣れることが重要な焦点になっている」

    「バーレーンに向けては、良い準備ができていると感じている。ドライビング面で大きな驚きはなく、すべてが想定どおり機能するかを確認することが最大のポイントだ。これまでに得た内容を整理し、次につなげていく」

    「総合的に見て、シーズンのスタートとして正しい方向への一歩だった。クルマを準備し、この機会を実現してくれたチーム全員に感謝したい」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1“パパイヤ・ルール”変更の可能性を示唆

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1“パパイヤ・ルール”変更の可能性を示唆

    マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、2026年F1シーズンに向けて、チーム内で議論を呼んだいわゆる「パパイヤ・ルール」に変更が加えられる可能性があることを示唆した。

    24歳のピアストリは、2025年シーズン最終戦のアブダビGPでチームメイトのランド・ノリスがタイトルを決めたことで、自身初のF1ワールドチャンピオン獲得のチャンスを逃した。

    ランキングではノリスに次ぐ2位ではなく、4度の世界王者であるマックス・フェルスタッペンがノリスの後方につけ、ピアストリは首位から13ポイント差の3位でシーズンを終えている。

    2026年F1シーズンに向けた大規模なプレシーズンテストを前に、ピアストリはオーストラリアのテレビ番組『The Today Show Australia』に出演し、2025年にタイトル争いに迫った経験について振り返った。その中で彼は、昨シーズンから「良い面も悪い面も含めて多くの教訓を得た」と認めている。

    「パパイヤ・ルール」は必要に応じて調整
    2025年シーズンの15戦にわたってドライバーズランキング首位に立っていたにもかかわらず、ピアストリは振り返りたくない場面も多かったと明かした。その多くは、マクラーレンのチームオーダーを巡る判断が原因だったという。

    F1においてチームオーダー自体は珍しいものではないが、マクラーレンの対応は2025年イタリアGPで特に大きな反発を招いた。このレースでは、ピアストリがノリスにポジションを譲るよう指示を受けた。

    モンツァでのレース終盤、47周目にノリスはピットインしたが、ピットストップに大きな遅れが生じ、その間にピアストリがトラックポジションを逆転した。しかし、ノリスがピアストリの後方でコースに復帰すると、ピアストリは自身に非がないにもかかわらず、順位を戻すよう求められた。結果的にマクラーレンはレース勝利をフェルスタッペンに奪われ、ノリスとピアストリはそれぞれ2位と3位でフィニッシュしている。

    最近のインタビューで、ピアストリは「パパイヤ・ルール」が自分に与えた影響を過度に強調すべきではないとしつつ、チーム内では今なお議論が続いていることを明かした。

    「これは舞台裏ではよく話し合われている。世間で言われているほど大きな問題でも、大きな議論でもないと思っている。でも、僕たちにはレースの進め方があって、それは常に進化している」とピアストリは語った。

    「レビューは行うし、すでに行っている。まったく同じやり方を続けたいのか、少し変えたいのか。だから、次にレースをする前に、その点は完全に整理するつもりだ」

    さらにピアストリは、チームの意図についても次のように述べている。

    「僕にとっては、常に意図は正しい方向にあったと思っているし、もし必要だと感じれば、少し手直しをして、僕たち自身の負担を軽くすることになると思う」

    マクラーレンF1が2026年F1シーズンでどのような形でチームオーダーを運用するのか、今後も注目が集まりそうだ。