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  • オスカー・ピアストリ F1予選の変化を説明「想定外のデータを見る必要がある」

    オスカー・ピアストリ F1予選の変化を説明「想定外のデータを見る必要がある」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2026年F1レギュレーションによって予選のアプローチが大きく変化したことを明かし、従来とはまったく異なる準備とドライビングが求められている現状を説明した。

    新世代マシンでは、単純に限界まで攻めるのではなく、エネルギーマネジメントを前提とした走りが必要となっており、結果として“全開で走ること”が最速につながらないケースが増えている。

    この状況はドライバーにとってもファンにとっても従来のF1とは異なる感覚をもたらしている。

    予選は“感覚”から“データ主導”へ
    ピアストリは、新レギュレーションへの適応について、これまでにない形での分析が求められていると説明する。

    「かなりエネルギーを使っていると思う。主に、これまで見てこなかったような予想外の領域を見ているからだ」

    「予選ラップを始めるときに、どのタイミングでフルスロットルにするべきかを探っている。これまでそんなことを気にする必要はなかった。どのコーナーでどうアクセルを踏み直すか、そのコーナーの速度によってバッテリーやパワーユニットの挙動が変わる。そういった、今までやる必要のなかったことをすべて理解しようとしている」

    従来であればブレーキングやライン取りといった“ドライバーの感覚”が中心だったが、現在はエネルギーの使い方がラップタイムの大半を左右している。

    「探すべきものが直感的ではない。ここで少し遅らせてブレーキを踏むといった、普通のドライバーの調整とは違う。クルマを限界まで持っていき、タイヤの感触を感じるようなものではなく、反応がすぐに返ってくるわけでもない」

    「すべてを試行錯誤で確かめなければならない。本当に正しくできているのかを理解するためにね。かなり大変だし、多くのエネルギーを使っているが、現時点ではそれがラップタイムの大部分を占めている」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1

    “全開で走れない予選”への不満と現実
    ピアストリは、本来のように限界まで攻める予選を望みつつも、現状ではこの新しいアプローチを受け入れるしかないと認める。

    エネルギー回収とデプロイの最適化が重要となることで、ドライバーは意図的にアクセルを戻したり、異なる区間でエネルギーを使う必要があり、その結果として一見遅く見える走りが最速となるケースもある。

    この特性は、従来の「一発の限界アタック」というF1予選の魅力を損なっているとの指摘も多い。

    マイアミでの調整が転機になる可能性
    こうした状況を受け、FIAはマイアミGPからエネルギー回収量の上限を8メガジュールから7メガジュールに引き下げる調整を導入する。

    これによりマシン自体の最高速度は低下するものの、リフト・アンド・コーストやスーパークラッピングの必要性が軽減され、より自然に限界を攻められる予選へと近づくことが期待されている。

    「これらの調整によって、そういったことにそこまで集中しなくてもよくなるといいね」とピアストリは語った。

    新レギュレーション下での予選は、ドライバーの“感覚”から“戦略とデータ”へと軸足を移している。マイアミでの変更が、そのバランスをどこまで取り戻せるかが注目される。

  • オスカー・ピアストリ 2026年F1マシンを酷評「予測不能な挙動がある」

    オスカー・ピアストリ 2026年F1マシンを酷評「予測不能な挙動がある」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1マシンについて「予測不能な挙動」があると厳しい見解を示した。FIAがマイアミGPに向けてレギュレーション修正の作業を進めるなかで、ドライバー側からも現行マシンの課題を訴える声が強まっている。

    マクラーレンにとって2026年シーズンの立ち上がりは厳しいものとなっており、新型MCL40は開幕3戦で複数の問題に直面した。

    ピアストリ自身もオーストラリアと中国でメルセデス製の新パワーユニットに起因するトラブルにより2戦連続でスタートできず、日本GPでようやく2位表彰台を獲得して流れを変えた。

    日本GPで見えた2026年マシンの特徴
    オスカー・ピアストリは、日本GPでの走りを振り返るなかで、2026年F1マシンはこれまで自身が経験してきたどのマシンとも大きく異なると語った。

    「全体として、これらのマシンは僕がこれまで乗ってきたどのクルマともまったく違う。ただ、新しいレギュレーションが示された時点で、そうなることは分かっていた」

    「これほど違うということは、ドライバーにとって新しい挑戦でもあるし、それ自体は悪いことではない」 📬

    さらにピアストリは、2025年型と比べて2026年型マシンが軽く、全長も短く、幅も狭くなったことに触れ、低速コーナーでは俊敏さや扱いやすさといった利点があると説明した。一方で、そのメリットを打ち消す問題も依然として残っているという。

    「これらのマシンの大きな違いのひとつは、2025年より軽く、ずっと短く、狭くなっていることだ。その結果、低速コーナーでは少し俊敏になり、より扱いやすく感じることもある」

    「ただ、ダーティエアに関する課題は依然として残っていて、その恩恵の一部を打ち消してしまっている。後方で追うのは、まだ問題なんだ」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン

    「予測不能な挙動」がドライバーの負担に
    ピアストリはさらに、2026年F1マシンについてより踏み込んだ表現を使い、「予測不能」だと断じた。ドライバーとして車内で考えなければならないことも増えており、とくにパワーマネジメント面で戦術的な負担が大きくなっているという。

    「ドライバーとしては、マシンの中で考えなければならないこともずっと増えている。とくにパワーマネジメントの面では、かなり多くのことを戦術的に考えなければならない」

    そのうえでピアストリは、マシンの出力特性そのものに不安定さがあると指摘した。オーストラリアGPでグリッドへ向かう途中にリタイアを強いられた問題も念頭にあるとみられる。

    「これらのマシンは、より予測不能でもある。見ていて分かったと思うけど、パワーが急に跳ね上がることがよくあって、それがクルマに予想外の動きを引き起こすんだ」

    「これは、かなり多くある問題点のうちのひとつに過ぎないし、ここまでのシーズンで起きたいくつかの異なるインシデントによって、近い将来に見直して変更すべき部分だということがさらに明確になっている」

    FIAとの協議で求められる“安全で楽しいレース”
    ピアストリは、こうした問題への対応に向けて、FIA、F1、そして他チームと連携して見直し作業が進められていることも明かした。安全性を確保しながら、観客にとっても魅力的なレースを実現する必要があるというのが、ピアストリの考えだ。

    「僕たちはFIA、F1、そして他のチームと緊密に連携しながら、こうした問題がきちんと検討されるよう取り組んでいる。それによって、誰にとっても安全で、なおかつ楽しくてエキサイティングなレースになるようにしたい」

    日本GPで2位に入り、ようやく2026年シーズンの足掛かりを得たピアストリだが、その復調ぶりはメルセデスにとって警戒材料となるはずだ。一方で、ドライバーの立場からは、現行レギュレーションに対する改善要求がなお強いことも、今回の発言ではっきりと示された。

  • マクラーレンF1再建の鍵はオスカー・ピアストリ ステラがカリスマ性を評価

    マクラーレンF1再建の鍵はオスカー・ピアストリ ステラがカリスマ性を評価

    開幕から3戦で3度のスタート不能という厳しい状況に直面したマクラーレンだが、チーム内部では立て直しへの兆しが見え始めている。オスカー・ピアストリの存在が、その中心にある。

    アンドレア・ステラ代表は、苦境の中でも揺るがないピアストリの姿勢とリーダーシップがチーム全体に影響を与えていると強調。マクラーレンは今後のアップグレードによって競争力の回復を目指す構えだ。

    苦境の中で際立つピアストリの存在感
    開幕戦オーストラリアGPではグリッドへ向かう途中でクラッシュを喫し、中国GPではパワーユニットの電子系トラブルにより、ランド・ノリスとともにスタートすらできなかった。

    それでも日本GPでは3番手からスタートし、序盤にトップへ浮上。ジョージ・ラッセルを抑え込む走りを見せたが、セーフティカーの影響でキミ・アントネッリに首位を譲り、最終的には2位でフィニッシュした。

    シーズン序盤の混乱の中でも、ピアストリは着実に結果を残し、チーム内での存在感を強めている。

    ステラ「チームに力を与えるカリスマ性」
    ステラはピアストリについて、その安定感と精神的な強さがチームに波及していると評価する。

    「むしろ我々が見てきたのは、彼の落ち着きと強さだ。それをチームに伝えることができている」

    「ドライバーが発揮するカリスマ性のあるリーダーシップから、チームは多くのインスピレーションを得ている。それが今回の困難な状況の中で、確実にチーム全体を押し上げている」

    「オスカーがこの状況にどう向き合ってきたかは本当に見事だ。だからこそ今度は、マクラーレンとしてランドとオスカーに勝てるマシンを提供する責任がある」

    勝利争いへ向けた課題は“数コンマ秒”
    マクラーレンが安定して勝利争いに加わるためには、まだ明確な課題が残されている。ステラはシャシー性能の底上げが不可欠だと語る。

    「将来的にこの位置に常にい続けたいのであれば、シャシーをコンマ数秒改善しなければならない」

    「それが、今後のレースに向けたアップグレードの目的だ」

    苦しいスタートを切ったマクラーレンだが、ピアストリのリーダーシップとチームの開発力が噛み合えば、シーズン中盤以降に巻き返す可能性は十分に残されている。

  • オスカー・ピアストリ ウェバーとの距離説を否定「自然な進化」

    オスカー・ピアストリ ウェバーとの距離説を否定「自然な進化」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、マネージャーでありメンターでもあるマーク・ウェバーとの関係が疎遠になったとの見方を否定し、自身のF1での経験値が増したことによる「自然な進化」にすぎないと説明した。

    2026年シーズン序盤のピアストリは、開幕から2戦でレースを始めることすらできない厳しい立ち上がりとなったが、日本GPの鈴鹿では2位に入り、「F1で最高の週末のひとつ」と振り返る力強い反撃を見せた。

    その復調の裏側に、ウェバーとの関係変化を巡る憶測が再び注目を集めている。

    2025年の緊張説を受けた憶測に反論
    2025年のタイトル争いの過程では、ランド・ノリスとのドライバー平等性をめぐるマクラーレンの対応に舞台裏で疑問の声が上がり、ピアストリとウェバーの関係が冷え込んだのではないかとの見方も出ていた。

    だが、ピアストリはオーストラリアのFox Sportsに対し、その変化は不和ではなく、自分自身がF1ドライバーとして成熟してきた結果だと明言した。

    「(ウェバーは)今でも非常に深く関わっているし、今年のスタートを通じてもたくさん話をしてきた」とピアストリは語った。

    「自分のキャリアの中で経験を積んできているし、その一方で、ただ単に僕自身の経験が増えたことで、こうした判断のいくつかを自分で下したり、こうした質問のいくつかを自分でできるようになってきた部分もある」

    「特に最初の数年間は、僕の頭にはまったく浮かんでいなかったような疑問を、マークはまるでそれが僕やチームにとって当然であるかのように投げかけていた」

    「でも今は、そのうちのいくつかの疑問が僕にとってずっと自然に出てくるようになったと思う。本当に、自然な進化というだけだ」

    経験の蓄積が自信につながった
    ピアストリは、現在の落ち着きや自信が結果とともに深まっていることも認めた。F1での時間を重ねるなかで、自分らしさを無理に変えない姿勢がより明確になっているという。

    「F1の1年目のときより、今のほうが確実に居心地がいいと感じている」とピアストリは語った。

    「僕にとってかなり重要なのは、いつだってただ自分らしくいることだった。自分ではない何かを無理に作ろうとしないことだ」

    開幕2戦でつまずいたあとに鈴鹿で2位表彰台を獲得した流れを見ると、ピアストリは単に結果を取り戻しただけではなく、ドライバーとしての立ち位置そのものをより強固にしつつあるように映る。

    ステラも“過去最強のオスカー”と評価
    マクラーレン代表のアンドレア・ステラも、鈴鹿での走りを経て、今のピアストリをこれまでで最も力強い状態にあると評価した。混乱した開幕ラウンドを経ても冷静さを失わなかったことが、高く評価された格好だ。

    序盤の混乱によって周囲ではさまざまな憶測も広がったが、ピアストリ自身の説明は明快だ。ウェバーとの関係は弱まったのではなく、経験を積んだ自身がより多くを担えるようになった。その変化こそが、鈴鹿で示した復調の背景にある。

  • オスカー・ピアストリ復活 マクラーレンF1ステラ代表「最高のピアストリ」

    オスカー・ピアストリ復活 マクラーレンF1ステラ代表「最高のピアストリ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は2026年F1日本GPで2位表彰台を獲得し、開幕2戦でレースすらスタートできなかった苦境から一気に巻き返した。

    オーストラリアではグリッドへ向かう途中でクラッシュ、中国ではメカニカルトラブルと、シーズン序盤は厳しい状況が続いたが、鈴鹿では予選3番手から決勝2位と結果で応えた。

    さらにレースでは勝利を狙える位置にいながらセーフティカーの影響で優勝を逃したものの、ジョージ・ラッセルやシャルル・ルクレールを抑え切る走りを見せ、そのポテンシャルを示した。

    では、なぜピアストリはここまでのパフォーマンスを発揮できたのか。チーム代表アンドレア・ステラは、その理由を明確に語っている。

    ステラ「最高のピアストリ」
    ステラは、日本GPでのピアストリのパフォーマンスを受け、これまでで最も完成された状態にあると評価した。

    「オスカーはシーズン序盤の2レースでスタートすらできなかったが、テストやプラクティス、予選で見てきた内容、そして彼の姿勢や精神状態を踏まえると、我々は彼の最高の状態を見ている。F1参戦以来、最も強いオスカーだ」

    「ようやく日本でそれを示す機会を得て、彼はそれを最大限に発揮した。特に母国レースでスタートできないなど、避けられたはずの状況で2戦を経験すると精神的に落ち込む可能性があるが、むしろ彼の安定性と強さが際立っていた」

    その強さは個人のパフォーマンスにとどまらず、チーム全体にも影響を与えているという。

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1

    チームを引き上げる存在
    ステラは、ピアストリの精神的な強さと姿勢がチームに与える影響についても言及した。

    「ドライバーが発揮するカリスマ性あるリーダーシップはチームに大きな刺激を与える。それは間違いなくチーム全体の後押しとなっている」

    「このシーズン序盤を乗り越えてきたオスカーの姿勢は見事だった。今度はマクラーレンとして、ランドとオスカーに勝利を争えるマシンを提供する責任がある」

    マクラーレンは今回、優勝争いが可能なパフォーマンスを見せたことに手応えを得ている。

    見えた可能性と残る課題
    一方で、現時点での課題も明確だ。ステラは今後の改善点としてシャシー性能の向上を挙げた。

    「正直に言って、我々自身も勝利を争える状態にあったことに驚いた」

    「この状態を継続するためには、シャシーをコンマ数秒改善する必要がある。それが今後のアップデートの目標だ」

    ピアストリ自身もチームのパフォーマンスに満足しながらも、現状の差を冷静に見ている。

    「今回の週末は自分のパフォーマンスにもチームにも満足しているが、まだ改善すべき点がある」

    「すべてを完璧にこなしても15秒差で敗れている。埋めるべき差は大きいが、到達できる自信はある」

    開幕の躓きを乗り越え、ピアストリは再びトップ争いに名乗りを上げた。ただしメルセデスとの差は依然として存在しており、真の優勝争いに加わるためにはさらなる進化が求められている。

    Source: Sky Sports

  • オスカー・ピアストリ F1日本GP2位「セーフティカーがなければ…」

    オスカー・ピアストリ F1日本GP2位「セーフティカーがなければ…」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1日本GPで2位表彰台を獲得し、今季初めてフルレースを戦い切った。

    スタートで首位に立ちレースを主導しながらも、セーフティカーの影響で逆転を許す結果に。それでも「すべてをやり切った」と語り、現時点でのマクラーレンの最大限のパフォーマンスだったと手応えを示した。

    スタートで首位に立った場面について振り返ると、冷静な自己評価を示した。

    「悪くはなかったけど、特別すごいスタートだったとは思っていない。キミがすぐにホイールスピンしているのが見えたし、ジョージは見えなかったけど、キミを避ける必要があったから少し乱れた。でもトップに立つには十分だったし、それは良かった」

    レース全体については、ほぼ完璧に近い内容だったと評価している。

    「今週末は持っているものを最大限引き出せたと思う。プラクティスからいいウィンドウに入っていたし、予選でもそこに戻せた。パワーユニットの使い方もよく理解できていたし、スタートも練習の成果が出た。レースペースもポジティブなサプライズだったし、戦略も良かった。すべてをやり切った」

    それでも勝利には届かなかった理由については、明確に分析している。

    「セーフティカーがなければどうなっていたか見てみたかった。ジョージは抑えられていたし、ピット前には少し引き離していた。でもキミがフリーエアに入ってからは明らかに僕より速かった。勝てたかは分からないけど、確かめてみたかった」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1 日本GP

    メルセデスとの差については現実的な認識を示した。

    「今日すべてを完璧にやっても15秒差で負けている。だからまだ大きなギャップがある。でも近づける自信はある」

    一方で、手応えも感じている。

    「ジョージをあれだけ長く抑えられたのは大きな収穫だった。メルセデスは倒せる存在だと思う」

    2026年マシンの特性による危険性についても触れている。

    「こういう速度差の問題は、レギュレーションが決まった時から予想されていた。パワーユニットの性質上、簡単に解決できる問題ではない。僕自身もフリー走行でかなり危ない場面があった。予想以上のスピード差で接近してくることがある。ドライバーとして学ぶ必要もあるけど、安全面では早急に見直す必要がある」

  • オスカー・ピアストリ F1日本GP予選3番手「規律ある走りが重要」

    オスカー・ピアストリ F1日本GP予選3番手「規律ある走りが重要」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1日本GP予選で3番手を獲得した。メルセデス勢がフロントロウを独占する中で、フェラーリ勢との争いを制し上位グリッドを確保した。

    2026年型マシン特有の難しさが際立つ中、ピアストリは「規律あるドライビング」が結果につながったと説明。エネルギーマネジメントが大きく影響する現行レギュレーションへの適応が、今回の鍵となった。

    マクラーレンは予選を通じて浮き沈みのある展開を見せたが、Q2以降にパフォーマンスを引き上げ、最終的にトップ3入りを果たした。

    ピアストリ「規律を守ることが重要だった」
    ピアストリは予選を振り返り、全体としてはうまくまとめられたとしつつも、最終アタックには課題があったと明かした。

    「かなりうまく実行できたセッションだったと思う。Q3最後のラップは少し乱れてしまったけど、それ以外はいい流れで組み立てられた」

    「FP3の後にはマシンに求めるものがはっきりしていたし、それをうまく実現できたと思う。それに加えて、どういう走らせ方をしないといけないかも理解していた。いくつか興味深いことをやる必要があるから、その中で規律を保つことがうまくいった要因だった」

    「予選中はみんな少しずつ変化していたと思う。僕たちはQ1では良くなかったけど、Q2で一気に良くなって、そのペースを維持できた。一時はフェラーリも同じくらいに見えたし、全体的に混戦だったけど、最終的に3番手で終えられて満足している」

    「速く走っているつもりが遅くなる」2026年マシンの難しさ
    ピアストリはQ3最終ラップについて「少し乱れていた」としながらも、改善の余地がどれほどあったかは判断が難しいと語る。

    「ほんの少しは縮められたかもしれないけど、正直なところ分からない」

    「特にこのマシンでは、自分では速く走っているつもりでも、実際には遅くなっていることがある。エンジンがそれを好まないことがあるからね」

    「バランスがとても難しいけど、僕たちができた範囲ではかなりいいところまで来ていたと思う」

    さらに2026年の予選では、単純な限界アタックだけではなく、バッテリーの回生やデプロイメント管理が重要になる点にも言及した。

    「コーナーで速く走れたと感じても、デプロイメントの影響でストレートで問題が出ることもある。なぜラップタイムが変動するのか理解するのは簡単じゃない」

    「今回は単純に少しプッシュしすぎた。それが原因だと思う」

    オスカー・ピアストリ F1 日本GP

    「まだ大きな差がある」メルセデスとの差を認識
    ピアストリはチームの進歩を評価しつつも、メルセデスとの差は依然として大きいと強調した。

    「週末ごとにマシンとパワーユニットについて多くを学べている」

    「今回の鈴鹿では、S字でメルセデスより遅いことが必ずしも悪いわけではなかった。変な話だけど、それに少し助けられた部分もあったと思う」

    「全体としては競争力が上がってきている。でも、まだ大きなギャップがあるのは間違いない」

    決勝に向けた課題と“初スタート”への挑戦
    ピアストリにとって今回は、2026年シーズンで初めて決勝スタートを切るチャンスとなる。

    開幕戦オーストラリアではグリッドに向かう途中でクラッシュ、中国GPではバッテリー関連のトラブルによりマクラーレン2台ともスタートできなかった。

    そのため、レース経験の不足について問われたピアストリは、状況の中で学び続けていると説明した。

    「特にそうは思っていないけど、実際に経験しないと分からないこともある」

    「レースを見たり、プラクティスを通してできるだけ多くを学ぼうとしている。異なるスピードのクルマが混在する中で、いくつか興味深い場面もあった」

    「昨日はデグナー1でオーバーテイクもしたし、そういうのは新しい経験だった」

    「求められる認識レベルはかなり高い。でも最終的にはペースが結果を決めると思うし、スタートも重要になる。周りがこのメンバーだと簡単ではないけどね」

    着実に適応を進めるピアストリにとって、日本GP決勝は2026年マシンへの理解をさらに深める重要な一戦となる。

  • オスカー・ピアストリ F1日本GP初日最速も慎重「まだ序列は変わっていない」

    オスカー・ピアストリ F1日本GP初日最速も慎重「まだ序列は変わっていない」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1日本GPの金曜フリー走行2回目でトップタイムを記録し、厳しいシーズン序盤の中で明るい兆しを見せた。

    開幕2戦(オーストラリア、中国)でスタートできなかった状況から、ようやく迎えた実質的な初戦に向け、ピアストリは「前向きな一日だった」としながらも、勢力図そのものは大きく変わっていないとの見方を示した。

    マクラーレンはこの日、両車にエアロレーキを装着するなど実験的なプログラムを中心に走行。2026年レギュレーション下でのMCL40の理解を深める作業に重点を置いた。

    ピアストリ「良い進歩を感じられた」
    ピアストリは金曜の走行について次のように語った。

    「全体としては悪くない一日だった」

    「特にフリー走行2回目では良い進歩を感じられたし、ポジティブな手応えがある」

    「価値のあるデータも得られたし、良いポジションにいると思う」

    一方で、トップタイムを記録した結果については冷静な姿勢を崩さなかった。

    「まだやるべきことはあるし、特にメルセデスのようなライバルは非常に強い」

    「でも重要なのは自分たちのパフォーマンスに集中することだ」

    「今日の進歩をベースに、さらに競争力を高めていきたい」

    マクラーレン首脳「序列は変わっていない」
    マクラーレンのレーシング部門シニアディレクターであるランディ・シンも、チームの前進を評価しつつ現実的な見方を示した。

    「難しいスタートだったが、その中で最大限の成果を引き出すことができた」

    「FP1後にはランドのマシンに油圧系の問題があったが、チームは素晴らしい対応でデータ収集を継続できた」

    「オスカーがトップで終えたのは励みになるが、我々は現実的に見ている」

    「前戦から大きく序列が変わったとは考えていない」

    オスカー・ピアストリ F1 日本GP

    ノリスは油圧トラブルで苦戦
    一方、チームメイトのランド・ノリスは対照的に難しい一日を強いられた。

    FP2序盤に油圧トラブルが発生し、連続した走行ができない状況となり、セットアップの最適化に必要な周回数を確保できなかった。

    「難しい一日だった。必要な周回をこなせなかった」

    「FP2序盤は1周ずつしか走れない状態で、午前中もエアロ作業が中心だったから、実際のパフォーマンスを示す走行はほとんどできていない」

    最終的にノリスは4番手まで順位を上げたものの、ロングラン不足が大きな課題として残った。

    「このコースでは周回を重ねて自信を築き、セットアップを詰めることが重要だ」

    「でも今はロングランもなく、連続走行もほとんどできていないから、2〜3歩遅れている状態だ」

    「それでも最後にいくつかはまとめることができたし、多少は学べた」

    「今夜はリセットしてデータを見直し、明日は意味のある走行を取り戻したい」

    ピアストリのトップタイムは確かにポジティブな材料ではあるが、チーム内外ともに“本当の位置関係”を見極めるにはまだ早いというのが共通した認識だ。週末を通じてマクラーレンがどこまでパフォーマンスを引き上げられるかが注目される。

  • オスカー・ピアストリ F1日本GP「まずはスタートしたい」連続DNSから再出発へ

    オスカー・ピアストリ F1日本GP「まずはスタートしたい」連続DNSから再出発へ

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年シーズン開幕2戦で連続DNS(未出走)という厳しい状況に直面している。

    オーストラリアではグリッドへ向かう途中のクラッシュ、中国ではマシントラブルによりフォーメーションラップ前にリタイアを余儀なくされ、いまだ決勝レースに出走できていない。

    ピアストリは鈴鹿でのメディア対応で、今週末の目標について次のように語った。

    ピアストリ「少なくともスタートシグナルを見たい」
    「それはいいね、そうなればいいよ」とピアストリは笑いながら語った。

    「明らかに今年のスタートは良くなかったけど、今週は少なくともスタートシグナルが点灯するところまでは行きたいし、そこからだと思っている」

    「自分たちがどの位置にいるかはだいたい分かっているし、大きな驚きは期待していない。ただ、しっかりとした週末を実行できればいい」

    連続DNSにも冷静な姿勢
    2戦連続でスタートできなかったことについても、ピアストリは感情的になるのではなく、学びに変える姿勢を強調した。

    「怒りはあまりなかった。最初のDNSでは多少の怒りや信じられない気持ち、失望はあった」

    「でも中国の後は、そういうものだと受け止めた。すべてが思い通りにいくわけじゃないし、怒ったり落ち込んだりしても意味はない」

    「何も変えられないからこそ、目の前のことに集中して、その状況からできるだけ多くを学ぶことが重要だ」

    「レースを見て、どういう展開になるのか、どのマシンが良さそうか、何か気づけることがないかを探した。それが自分にできることだった」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 日本GP

    レース不在でも変わらない準備
    2026年はまだ決勝を走れていないものの、準備の進め方自体は変えていないという。

    「レースを見ながらできるだけ多くを学ぼうとしている」

    「今のレースのやり方はかなり変わっているから、そこからできるだけ多くを吸収しようとしている」

    「でもシミュレーターに関しては特別に何かできるわけではないし、簡単に遅れを取り戻す方法もない。実際にレースでベストを尽くすしかない」

    見えている課題と現状の立ち位置
    週末を笑顔で終えるために必要なことを問われると、ピアストリは現実的な目標を口にした。

    「まずはレースにスタートすること。それができれば大きい」

    「最初の2戦はああいう形だったけど、僕にできるのは良いパフォーマンスを発揮することだけだ」

    「今年の予選には満足しているし、自分でコントロールできる部分ではうまくやれていると思う」

    「新しいマシンやレギュレーションにも適応できているし、理解も進んでいる」

    「ただ、それをレースで示す機会がなかった」

    「現状としては、メルセデスやフェラーリの後ろにいるのは明らかだ。だからこそ、コースに出たときに自分ができることを見せるだけだ」

  • ピアストリ「少なくともグリッドには着いた」発言が裏目 マクラーレンF1の悪夢

    ピアストリ「少なくともグリッドには着いた」発言が裏目 マクラーレンF1の悪夢

    マクラーレンは2026年F1シーズン序盤で深刻な問題に直面している。中国GPでは2台とも決勝スタートを切ることができず、チームの不振がより鮮明となった。

    その中で注目を集めたのが、オスカー・ピアストリの何気ない一言だった。結果的にその発言は、わずか数分後に皮肉な形で現実となる。

    デビッド・クルサードが明かした“皮肉な一言”
    元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、自身の古巣マクラーレンの状況について言及し、現状を厳しく評した。

    「我々はマクラーレンについて話さなければならない。僕の元チームだ。ここ数年で到達した高みから……まあ、かなり厳しい状況だと言わざるを得ない」

    「完全に歯車が外れてしまったような状態で、2台ともグランプリのスタートすら切れなかった」

    中国GPでは、ランド・ノリスのマシンはガレージから出ることすらなく、ピアストリのマシンも決勝前にトラブルが発生。結果として両車ともDNSとなった。

    「少なくともグリッドには着いた」が現実に
    ピアストリはグリッドに並ぶこと自体には成功していたが、その直後に思わぬ展開が待っていた。

    「僕はオスカーと、彼がグリッドを離れてトイレに向かうときに話したんだ。そのとき彼は『まあ今回は少なくともグリッドには着いたよ』と言っていた」

    「だが彼は、自分がトイレから戻ってきたときにマシンがリタイアしているとは思ってもいなかったはずだ」

    「明らかにマシンの信頼性に問題がある。彼らはエンジンサプライヤーであるメルセデスを指摘しているが、状況は非常に速く変わるものだ」

    なおピアストリは開幕戦オーストラリアGPでもスタート前にアクシデントに見舞われており、これで2戦連続の未出走となった。

    問われるドライバーの忍耐と将来
    クルサードは、こうした状況が続いた場合のドライバー心理にも言及した。

    「短期的な将来だけでなく、長期的に見て他にどんなチャンスがあるのかという疑問が必ず出てくるだろう」

    「レーシングドライバーは電球のようなものだ。強く輝いているときは使われ、そうでなければ外される。そしてチームがドライバーに対してそれをするように、ドライバーもチームに対して同じことができる」

    マクラーレンの不振が続けば、ピアストリを含むドライバーの将来にも影響を及ぼす可能性がある。序盤2戦で露呈した信頼性問題は、今後のシーズンの行方を左右する大きな要素となりそうだ。