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  • オスカー・ピアストリ F1イギリスGPの接触を説明「レーシングブルズに挟まれた」

    オスカー・ピアストリ F1イギリスGPの接触を説明「レーシングブルズに挟まれた」

    オスカー・ピアストリは、2026年F1第9戦イギリスGPでオープニングラップの接触によりフロントウイングを損傷し、11位でフィニッシュ。今季好調だったマクラーレンにとって厳しい週末となり、ポイント獲得を逃した。

    オスカー・ピアストリはレース後、「3ワイド」の接触がすべてを決定づけたと振り返った。一方でマクラーレン首脳陣も、今週末は純粋な速さでライバルに及ばなかったことを認め、ハンガリーGPで投入予定の大型アップグレードに期待を寄せている。

    スタート直後の接触でレースを失う
    ピアストリは好スタートを決め、チームメイトのランド・ノリスをかわして序盤を迎えた。しかしターン6へ向かうストレートで、レーシングブルズのリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドに挟まれる形となり、3台並びの接触でフロントウイングを損傷した。

    マクラーレンはオープニングラップ終了時点では損傷の程度を正確に確認できず、すぐにはピットへ呼び戻さなかった。しかし映像でダメージが明らかになると、2周目終了時にノーズ交換とハードタイヤへの交換を実施。これで最後尾まで順位を落とし、追い上げを強いられる展開となった。

    ピアストリは当時の状況について次のように語った。

    「ターン6へ向かう途中でレーシングブルズの2台に挟まれてしまった。ストレートで3台横並びになったけど、3台で1つのコーナーへ入るのはうまくいかなかった」

    その後はクリーンエアの中で堅実なペースを見せたものの、11位まで挽回するのが精一杯で、惜しくもポイント圏には届かなかった。

    マクラーレンは速さ不足を認める
    ピアストリは、接触がなくても今週末は優勝争いをするだけの速さはなかったと率直に認めた。

    「僕たちは明らかに速くなかった。それはかなり早い段階から分かっていた」

    「これほど差があったのは少し驚きだったけど、ある意味では予想していたことでもある。オーストリアではフェラーリが速いと思っていたけど、そうならなかった。でも今回は彼らが速いことは予想どおりだった」

    「優勝するほどだったのは少し驚いたけど、少なくとも僕たちより一歩前にいることは分かっていた。現状はそういうことだ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    ステラ代表「4位以上の結果だった」
    マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、ノリスの4位は実力以上の結果だったと評価する一方、ピアストリのレースは序盤の接触で終わってしまったと振り返った。

    「チームとして多くのポイントを持ち帰れたのは歓迎すべき結果だが、自分たちの立ち位置を勘違いしてはいけない。今週末のマシンは4番手の速さであり、他車の不運にも助けられた」

    「ランドの4位は純粋なペース以上の結果だった。戦略チームは終盤のピット戦略で素晴らしい仕事をし、ランドも訪れたチャンスを確実に生かした」

    「一方でオスカーはオープニングラップの接触でフロントウイングを壊し、ポイント獲得の可能性を失ってしまった」

    さらにステラは、最大の課題はマシン性能そのものだと認めた。

    「今週末で最も明確になったのは、マシンのパフォーマンスを改善しなければならないということだ。表彰台や優勝を争うためには、先頭グループとの差を縮める必要がある」

    「ハンガリーGPには大規模なアップグレードを予定している。それまでサーキットでもファクトリーでも全員が努力を続け、あらゆるチャンスを最大限に生かさなければならない」

    ノリスも「マシンはひどかった」と苦言
    4位でフィニッシュしたランド・ノリスも、結果以上にマシンの競争力不足を強く問題視した。

    「ポイントという意味では、とても良い週末だった。昨日の3位、今日の4位には満足している」

    「でも速さは本当にひどかった。今日のマシンにはまったく満足していない」

    「だからこそ4位で終われたことが余計にうれしい。トラブルを避け、ミスをせず、信頼性も問題なかった。その重要な部分は良かった。でもマシンは本当に扱いづらかったし、改善すべきことが山ほどある」

    マクラーレンはイギリスGPで堅実にポイントを積み重ねたものの、フェラーリ、メルセデス、レッドブル・レーシングとの差は明確だった。チームはハンガリーGPで予定する大型アップグレードによって巻き返しを図り、再び優勝争いに加わることを目指している。

    【関連】
    ・F1イギリスGP 決勝展開:ルクレール今季初勝利 幻となった最終ラップ決戦

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1離脱説を一蹴「チームは僕を信頼している」

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1離脱説を一蹴「チームは僕を信頼している」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリが、マックス・フェルスタッペン加入の噂によって自身のシートが危うくなるとの見方を否定した。

    フェルスタッペンとマクラーレンを結ぶ移籍報道が過熱するなか、ピアストリはチームから繰り返し信頼を示されていると明かし、長期契約も結んでいることから「僕にとっては何も変わらない」と強調した。

    マクラーレン移籍説で浮上した“ピアストリ放出論”
    ここ数週間、フェルスタッペンがマクラーレンへの移籍を検討しているとの報道が相次いでいる。報道では、フェルスタッペン陣営がマクラーレン側と接触したとも伝えられており、実現すれば現F1ワールドチャンピオンのランド・ノリスとコンビを組む可能性があるとされている。

    その場合、シートを失う候補としてピアストリの名前が取り沙汰されてきた。しかし、チーム在籍4年目を迎えたオーストラリア人ドライバーは、そうした憶測を意に介していない。

    「チームは僕を信頼している」
    ピアストリは『RacingNews365』などのメディアに対し、チームから十分な信頼を得ていると説明した。

    「僕にとっては特に大きな意味はないです」

    「もちろん、マックスは誰もが認める才能の持ち主ですし、いろいろな可能性を探っているのでしょう」

    「でも、僕は今の環境にとても満足しています。チームからも何度も『僕の仕事ぶりに満足している』と言われていますし、その言葉を信じています」

    長期契約が将来への安心材料
    マクラーレンは2025年シーズン開幕前、ピアストリとの複数年契約延長を発表している。

    ピアストリは、この契約自体が将来への安心材料になっていると語り、フェルスタッペン移籍説が自身の立場に影響を与えることはないと断言した。

    「僕にとっては何も変わりません。僕にも契約がありますからね」

    「だから状況は何も変わりません。僕はこれまでチームと築いてきた成功をさらに積み重ねていくだけです」

    憶測よりもマクラーレンでの結果に集中
    F1ではトップドライバーを巡る移籍報道が絶えないが、現時点でマクラーレンはフェルスタッペン獲得を正式に認めていない。一方で、ランド・ノリスもフェルスタッペン加入の可能性について「誰がチームメイトになっても歓迎する」と語るなど、チーム内には動揺は見られない。

    ピアストリも移籍報道に振り回されるつもりはなく、自身の役割はマクラーレンで積み重ねてきた成功をさらに発展させることだと改めて強調した。

  • オスカー・ピアストリ「フェラーリに勝てたのは少し驚きだった」

    オスカー・ピアストリ「フェラーリに勝てたのは少し驚きだった」

    オスカー・ピアストリは、2026年F1第8戦オーストリアGPで4位に入賞し、マクラーレンがフェラーリ勢を上回る結果を残せたことについて「少し驚きだった」と振り返った。

    7番グリッドからスタートしたピアストリは、レース序盤から順位を上げると、37周目にはシャルル・ルクレールとの接近戦を制して4番手へ浮上。そのままポジションを守り切り、マイアミGP以来となる自己最高位の4位でチェッカーを受けた。

    フェラーリを上回れたのは予想以上
    レース後、ピアストリはフェラーリとの戦いを制したことが予想以上の結果だったと明かした。

    「ほぼできることはすべてやれたし、フェラーリに勝てたのは少し驚きだった。少なくとも僕の場合は本当に僅差だった」

    「もう少し近くで走れたことが大きかったと思う。以前はDRSの効果がとても大きかったけど、今はオーバーテイクモードの効果はそれほど大きくない」

    「その代わりスリップストリームの効果は大きかったし、シャルルとのようにタイヤの差があれば仕掛けることができた。でも、それがなければ抜くのは難しかった」

    ピアストリは、戦略もレース結果に大きく貢献したと評価しながらも、マクラーレンのレースペース自体もフェラーリをわずかに上回っていたと分析した。

    「戦略にも助けられたと思うけど、レースペースも彼らより少し良かった。ただ、メルセデスに対抗できるほどではなかったし、フェルスタッペンも予想以上に速かった」

    バルセロナの反省を生かした週末
    ピアストリは、前戦バルセロナ・カタルーニャGPで苦戦した原因を分析し、オーストリアでは週末への取り組み方を大きく変えたことが今回の結果につながったと説明した。

    「バルセロナと比べると、今回はずっと満足している。レースには似ている部分もあったけど、自分にとっては昼と夜ほど違うものだった」

    「バルセロナがなぜあれほど難しかったのかを理解するために、本当に多くの努力を重ねた。そして今週末はかなり違うアプローチで臨んだ。その成果は今回の結果が証明していると思う」

    「その点では本当に満足している。でもトロフィーはもらえないし、もう少し上を目指したかった。それでも、あれが僕たちにできる最大限だった」

    4位入賞により、ピアストリはドライバーズランキングでランド・ノリスとシャルル・ルクレールを上回り4位へ浮上した。マクラーレンはフェラーリ勢を抑える結果を残した一方で、メルセデスとマックス・フェルスタッペンとの差も改めて浮き彫りとなり、さらなるパフォーマンス向上が今後の課題となる

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1に手応え「スペインでの課題に前進できた」

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1に手応え「スペインでの課題に前進できた」

    オスカー・ピアストリは、2026年F1第8戦オーストリアGP初日のフリー走行を終え、前戦バルセロナ・カタルーニャGPで浮かび上がった課題への対応が進んだと手応えを語った。

    メルセデス勢が金曜日の両セッションでトップタイムを記録するなか、ピアストリはFP1を3番手、FP2を2番手で終えた。首位のキミ・アントネッリとは0.237秒差だったものの、マクラーレンとしては収穫の多い一日だったという。

    バルセロナ・カタルーニャGPでの課題改善に手応え
    前戦バルセロナ・カタルーニャGPでは5位に終わったピアストリだが、オーストリアではセットアップ変更を重ねながらマシンへの理解を深めた。

    「かなり良い一日だったと思う」

    「メルセデス、少なくともキミには少し遅れている。それは予想していたことだ」

    「でも、とても有意義な一日だった。いろいろなことを試した」

    「スペインで僕自身に課題が残っていたので、それについて取り組むべき宿題があった。その点ではいろいろ試すことができたし、とても良い仕事ができたと思う」

    FP1のトラブルから巻き返し
    マクラーレンはFP1で技術的な問題に見舞われ、ピアストリとランド・ノリスの両車が長時間ガレージで作業を行う展開となった。

    それでもピアストリは3番手につけ、FP2では2番手まで順位を上げた。一方のノリスもFP2では3番手となり、アントネッリとの差は0.325秒まで縮めている。

    アントネッリの速さを警戒
    ピアストリは、一晩で大幅な改善を実現するのは簡単ではないとしながらも、チーム内でデータを共有して予選へ向けたパフォーマンス向上を目指す考えを示した。

    「どうなるか見てみないと分からない」

    「キミがソフトタイヤの2周目であのタイムを出したのは本当に印象的だった」

    「一晩で魔法のような解決策を生み出すことはできない」

    「でも、お互いに学べる部分は必ずあると思う。その成果を反映させて、最終的にどこまで行けるか見てみたい」

    金曜日はメルセデスが両セッションで最速を記録し、FP2ではアントネッリがトップタイムをマーク。2番手ピアストリ、3番手ノリスが続き、4番手マックス・フェルスタッペン、5番手ルイス・ハミルトンという結果となった。

    オーストリアGPは27日にFP3と予選、28日に決勝が行われる。マクラーレンが一晩でどこまでメルセデスとの差を縮められるかが注目される。

    【関連】
    ・F1オーストリアGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

  • ピアストリ マクラーレンF1逆転戴冠に望み「まだ自分たちを除外すべきではない」

    ピアストリ マクラーレンF1逆転戴冠に望み「まだ自分たちを除外すべきではない」

    オスカー・ピアストリは、2026年F1世界選手権でマクラーレンが厳しい状況に置かれていることを認めながらも、タイトル争いから脱落したとは考えていないと語った。パフォーマンス向上が不可欠としつつも、「昨年のように勢力図は急速に変わり得る」と逆転の可能性を信じている。

    今週末のオーストリアGPを前に、ピアストリはドライバーズランキング6位の68ポイントでシーズン第8戦を迎える。

    前年の同時期には146ポイントでランキング首位に立ち、すでに4勝を挙げていたことを考えれば、大きな後退となっている。

    今季はまだ優勝がなく、日本GPでの2位が最高成績。マクラーレン唯一の勝利も、マイアミGPスプリントでランド・ノリスが挙げたものだった。

    さらに開幕戦オーストラリアGPではグリッドへ向かう途中のクラッシュでスタートできず、第2戦中国GPでも両マシンがトラブルで決勝に出走できないなど、序盤から不運に見舞われた。

    「昨年のように流れは変えられる」
    オーストリアGPの記者会見で、夏休み前までに優勝できるマシンを手にしなければタイトル争いは厳しいのではないかと問われたピアストリは、現状の厳しさを認めつつも希望は捨てていないと強調した。

    「確かに僕たちにとって厳しい状況なのは間違いない」

    「でも、昨年は状況がどれだけ早く変わるかを示したシーズンだった。まだシーズンは長い」

    「改善しなければならないことは十分わかっているし、状況を変える必要もある。でも、自分たちをタイトル争いから除外すべきではないと思う」

    「もちろん多くの努力が必要だし、運も味方してほしい。でも、今年はどのチームにも信頼性の問題が起きているし、状況は本当にあっという間に変わる」

    「一方で、マシン性能や勢力図がこのまま変わらなければ勝てないのも事実だ」

    「ここ数年のように大きく改善できれば、まだ何でも起こり得ると思っている」

    「浮き沈みの激しいシーズン」
    ピアストリは今季前半戦を振り返り、「良いレースより悪いレースの方が多かった」と率直に評価した。

    「本当に浮き沈みが激しかった。残念ながら良かった時より悪かった時の方が多い」

    「速さを見せられた場面もあったし、周囲の状況をうまく生かして最大限の結果を得られたレースもあった」

    「一方で、ドライバーのミスだったり、信頼性の問題だったり、さまざまな理由でポイントを取り逃したレースも確実にあった」

    また、カナダGPやモナコGPではMCL40の弱点がより明確になったと説明した。

    「チームとしてパフォーマンス不足なのはわかっている。特にカナダの決勝とモナコでは、自分たちが苦戦している部分がはっきり見えた。それを改善しようとしている」

    「でも問題は一つだけではない。全体的に少しずつ足りていない。際立った強みもなければ、極端に弱い部分もない」

    「ある意味では良いことだけど、別の意味では難しいことでもある」

    「メルセデスに追いつくには、そしてフェラーリが今の勢いを維持するなら、その両方に対抗するには新しいアップグレードが必要だ」

    「マシンを速くしなければならないし、それを他チームより早く実現しなければいけない。このレギュレーション終盤では、どのチームも次々とアップグレードを投入してくる」

    「だから僕たちも改善する必要がある」

    序盤欠場の影響は「もうない」
    開幕2戦を実質的に失った影響については、現在はもう引きずっていないと否定した。

    「そうは思わない」

    「日本GPで戻ってすぐ2位に入れたことは、本当に良い結果だった」

    「ここ数戦はまた別の課題があった」

    「特にバルセロナでは、もう一度同じレースを走るなら違うアプローチを取るだろうという点がはっきりしている。でも経験不足が原因ではないと思う」

    「昨年とはいろいろな面で状況が違うし、それに適応するのは自分の役目だ」

    「すぐ順応できた部分もあるし、まだ十分に適応できていない部分もある」

    「まだ学ぶことはたくさんある」


    オーストリアGPでも即座の逆転は期待せず
    バルセロナGPで苦戦した原因については分析を終え、改善策も見つけたという。しかし、オーストリアGPですぐに勢力図が変わるとは考えていない。

    「バルセロナでなぜあれほど苦戦したのか、多くの分析を行った」

    「原因についてかなり明確な理解があるし、同じことを繰り返さないためのプランもある」

    「でもフェラーリはバルセロナで大きく前進したし、メルセデスは依然としてベンチマークだ。それにレッドブルも大規模アップグレードを持ち込むという話を耳にしている」

    「だから簡単な週末にはならない」

    「このコースは過去に相性が良かったけれど、突然僕たちが最速チームになるとは思っていない。そんな幻想は持っていない」

    「できるだけ前に近づいて、これまでのように他チームのトラブルを生かせる位置にいたい」

    「純粋な速さだけで勝負するのはかなり厳しいだろう。でも、良い意味で予想を裏切れたらうれしい」

    2025年のオーストリアGPでは、マクラーレンがランド・ノリス、オスカー・ピアストリのワンツーフィニッシュを達成し、24年ぶりのオーストリアGP制覇を飾った。ピアストリは今週末、マシンのエンジンサウンドの波形をモチーフにしたライトブルーとグリーンの特別ヘルメットを着用してレースに臨む。

    現状ではマクラーレンはメルセデスやフェラーリに後れを取っていることを認めながらも、ピアストリはアップグレードによる巻き返しに期待を寄せている。オーストリアGPでは劇的な逆転は見込んでいないものの、着実に差を縮め、タイトル争いへの望みをつなぐ週末にしたい考えだ。

  • レッドブルF1 オスカー・ピアストリ獲得を注視? 契約解除条項の存在が浮上

    レッドブルF1 オスカー・ピアストリ獲得を注視? 契約解除条項の存在が浮上

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続くなか、レッドブル・レーシングが将来的な後任候補としてオスカー・ピアストリに注目しているとの報道が浮上した。さらに、ピアストリのマクラーレンとの契約には、一定の条件下で発動できる解除条項が含まれているとされている。

    現在のF1ドライバー市場は大きな動きを見せていないが、その背景にはフェルスタッペンの将来が大きく影響しているとみられている。

    2028年までレッドブルとの契約を結んでいるものの、契約には離脱を可能にする条項が存在するとされており、引退や他チームへの移籍の可能性がたびたび取り沙汰されている。

    ピアストリの契約解除条項に注目
    ドイツの『F1-Insider』のラルフ・バッハによると、ピアストリのマクラーレン契約には2028年までの長期契約が結ばれている一方で、2026年シーズンの夏休み時点でドライバーズランキング5位以内に入っていなければ契約を解除できる条項が盛り込まれているという。

    2026年の夏休みは7月24〜26日のハンガリーGP終了後に始まる。現在のランキングではピアストリは5位につけているが、6位ランド・ノリスとの差はわずか2ポイント。さらに7位のマックス・フェルスタッペンも17ポイント差に迫っており、順位争いは非常に接戦となっている。

    この状況から、もしピアストリがトップ5圏外へ転落した場合、契約解除条項が有効となる可能性があると報じられている。

    レッドブルはフェルスタッペン残留を最優先
    報道によれば、レッドブルは依然としてフェルスタッペンの残留を最優先事項としている。しかしチーム内部では離脱の可能性を完全には否定できず、有力な代替候補としてピアストリの状況を継続的に監視しているという。

    フェルスタッペンについては、夏休み時点でランキング2位以内に入っていなければ、8月から10月にかけて契約解除条項を発動できると考えられている。

    もしフェルスタッペンがレッドブルを離れる決断を下した場合、ピアストリが後任候補として浮上する可能性は十分にあるとの見方が広がっている。

    ノリス優遇疑惑も過去に浮上
    ピアストリの契約には、成績条件以外にも離脱の余地があるとの噂が以前から存在している。

    2025年シーズンには、マクラーレンがタイトル争いにおいてランド・ノリスを優遇しているとの指摘が一部で浮上した。これを受け、一部メディアはピアストリの契約に「チームがノリスを優先していると判断した場合に契約解除を検討できる条項」が存在すると報じていた。

    真偽は明らかになっていないものの、フェルスタッペンの将来が不透明な状況のなかで、レッドブルがピアストリの契約内容やチャンピオンシップ順位を注視していることは確かなようだ。

    現在のところ、フェルスタッペンの離脱もピアストリの移籍も現実化しているわけではない。しかし2026年夏のランキング次第では、ドライバー市場を大きく揺るがす展開へ発展する可能性がある。

  • オスカー・ピアストリに逆風 元F1王者2人が厳しい評価「誰も話題にしない」

    オスカー・ピアストリに逆風 元F1王者2人が厳しい評価「誰も話題にしない」

    2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP後、マクラーレンのオスカー・ピアストリに対して厳しい評価が相次いでいる。決勝で5位に終わったピアストリについて、元F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグとジャック・ヴィルヌーヴは、昨年と比較して存在感が薄れていると指摘した。

    ピアストリは2025年にタイトル争いを演じ、マクラーレンのエース候補として高い評価を受けていた。

    しかし2026年は苦戦が続いており、チームもコンストラクターズランキング3位に後退。ドライバーズランキングでも6位にとどまっている。

    ロズベルグ「市場価値が下がっている」
    2016年F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグは、ピアストリが新世代マシンへの適応に苦しんでいるとの見方を示した。

    「最近はあまりうまくいっていない。ここ数週間から数か月で彼の市場価値は少し下がってしまった」

    「少し意外だ。昨年は常にランド・ノリスと同等のレベルにいたが、今年はノリスが少し前に出ている」

    「新しいレギュレーション、新しいマシンになって、オスカーはまだ快適に感じられていないようだ。少し奇妙な状況だし、彼は本当に改善しなければならない。今は順位を落としているからだ」

    ヴィルヌーヴ「誰も彼について話していない」
    1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、さらに踏み込んだ評価を下した。

    ヴィルヌーヴは、昨年中盤までパドックで最も注目を集める若手のひとりだったピアストリが、その後急速に存在感を失ったと指摘する。

    「昨年からその傾向は見えていた。シーズン前半の彼はパドックの話題の中心だった。F3やF2で見せた才能を証明していたし、マクラーレンが契約したのは正しかったと言われていた」

    「だが、その後に失速した。パフォーマンスが落ちてしまい、そこから回復できていない。本当に奇妙だ」

    「そして今では誰も彼について話していない。それがたった6か月ほどの間に起きたことだ」

    「スポーツの世界では最後のレースの結果で評価される。そこが厳しいところだ」

    「ルイス・ハミルトンのように何度もチャンピオンを獲得しているなら別だ。そういう実績を拠り所にできる」

    「だが普通は2、3レース悪い結果が続けば、人々は次の話題へ移ってしまう」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    数字上はノリスと互角の戦い
    もっとも、数字だけを見るとピアストリが大きく劣勢というわけではない。

    今季ここまで予選成績はピアストリが4勝3敗、決勝成績も4勝3敗でノリスを上回っている。獲得ポイント差もわずか5点で、表彰台回数もともに2回と拮抗している。

    ただしバルセロナでは苦しいレースとなった。序盤はフェルスタッペンを追走したものの攻略できず、その後はフェラーリ勢のペースと戦略に苦戦。最終的にはルイス・ハミルトンの優勝を許し、自身は5位に終わった。

    ピアストリ「フェラーリは明らかに前進した」
    レース後のピアストリは、自身のパフォーマンスだけでなくマクラーレン全体にも改善が必要だと認めた。

    「そう思う。シーズン序盤から僕たちとフェラーリは非常に接近していた」

    「ただ、ここ数戦は彼らの方が一歩前にいたと思う」

    「そして今週末は新しいパーツを投入していたが、それが明らかに機能している」

    「今日のようにグリップが低くてタイヤの扱いが難しいレースでは、彼らのマシン特性が強みになったと思う」

    「彼らはおそらく全チームの中で最もダウンフォースが大きい。ただしドラッグも大きい」

    「でもタイヤを守る必要がある状況では、それが有利に働く」

    「だから僕たちにも改善すべき点があるし、僕自身にも改善すべき点がある。簡単なレースではなかった」

    マクラーレンは現在、コンストラクターズランキング首位のメルセデスに121ポイント差、2位フェラーリにも49ポイント差をつけられている。2025年のタイトル争いから一転して苦戦が続くなか、ピアストリが再び評価を取り戻せるかに注目が集まっている。

  • オスカー・ピアストリ ガスリー処分撤回でFIAを批判「F1に危険な前例を作った」

    オスカー・ピアストリ ガスリー処分撤回でFIAを批判「F1に危険な前例を作った」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、モナコGPでピエール・ガスリーに科された速度違反ペナルティが取り消され、3位が復活した件について「信じられない」と強い不満を示した。

    ピアストリ自身もレース中に同様の速度違反でペナルティを受けており、その裁定を消化するために予定外のピットストップを実施。その結果、ガスリーの後方に下がった。

    「なぜ一人だけ裁定を覆せるのか」
    ピアストリはCrash.netに対し、ガスリーの順位復活について率直な思いを語った。

    「正直、その決定には本当に驚いた」

    「最終的に間違った裁定だったとしても、同じ理由で他のドライバーたちもペナルティを受け、それをレース中に消化していた」

    「それなのに一つのペナルティだけを覆すというのは信じ難い。おそらく過去5〜6戦にも影響が及んでいることを分かっていながらそうしたのだから驚きだ」

    ピアストリは自身が順位を失っただけでなく、同じく影響を受けたジョージ・ラッセルの立場にも言及した。

    「僕は順位を失ったけれど、ジョージがどう感じているかを考えればなおさらだ。本当に自分の目を疑った」

    「今の前例では裁判に持ち込む者が得をする」
    今回の決定によって、F1の競技運営に危険な前例が生まれたとピアストリは警鐘を鳴らした。

    「僕はペナルティを消化したことでピエールの後ろに落ちた。だから理屈上は僕が3位であるべきだ」

    「でも同じ理屈ならジョージが3位であるべきだし、結局すべてが混乱している」

    「どうやってこの状況を収拾するのか分からない」

    さらに今回の裁定変更が今後のレース運営に悪影響を与える可能性を指摘した。

    「今の前例だと、ペナルティを受けても消化せず、異議申し立てをして数カ月後に結果を決めればいいという話になる」

    「そんなレースを誰が望むんだ?」

    「困惑しているというのが一番適切な表現だ」

    従来は全員が同じ扱いだった
    ピアストリは、仮に裁定そのものが誤りだったとしても、これまでは全員が同じ基準で扱われていたと主張した。

    「これまでは『運が悪かった』『裁定は間違っていた』と言えたとしても、全員に同じ基準が適用されていた」

    「でも今はどう判断すればいいのか非常に曖昧になってしまった」

    「もちろんレース結果そのものが取り消されるとは思わない。でも本当に厄介な状況になった」

    予選7番手もレースペースには自信
    一方、バルセロナ・カタルーニャGP予選で7番手に終わったピアストリは、マクラーレンの競争力が失われたとは考えていない。

    「他のチームが少し競争力を上げてきただけだと思う」

    「今年のメルセデスは練習走行で少し手の内を隠していることが多かったから驚きはない」

    「まだ少しタイムを残していたと思うし、最終セクターでどこを失ったのか確認したい。ラップ自体はかなり良かったからね」

    決勝ではメルセデスとフェラーリを警戒
    タイヤマネジメントが鍵となる決勝について、ピアストリはメルセデスとフェラーリを強力なライバルとして警戒している。

    「決勝は厳しい戦いになると思う」

    「予選ではメルセデスに近づけると思っていたし、フロントローやトップ3争いも可能だと思っていた」

    「でも決勝距離になると隠せるものは何もない」

    「メルセデスは非常に強いと思う。フェラーリも全コーナーでとても速かったし、直線で少し苦しんでいただけだった」

    「彼らを抜くのも簡単ではないだろう」

    そのうえで、「とはいえ、F1では何が起こるか分からない」と逆転への期待も口にした。

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1苦戦認める「何をしても7番手だった」

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1苦戦認める「何をしても7番手だった」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1モナコGP予選を7番手で終え、ライバル勢との大きな差に落胆した様子を見せた。

    マクラーレンは週末を通じて苦戦が続き、予選でもメルセデス、フェラーリ、レッドブルの上位勢に太刀打ちできなかった。ピアストリは全セッションで7番手に終わり、ポールポジションを獲得したアンドレア・キミ・アントネッリから0.574秒差をつけられた。

    「グリップ不足は簡単に解決できない」
    ピアストリは、金曜日から続いているグリップ不足が最大の課題だったと説明した。

    「僕たちは他と比べてグリップが足りない」とピアストリはコメント。

    「昨日と比べると、クルマはかなり運転しやすくなっていた。それは良かったと思う」

    「でも、それだけ改善してもこれだけ離されているのは良くないことだ」

    「少し近づくことはできたし、感触も良くなった。でもグリップが足りないと、その差を埋めるために使える手段はあまり多くない」

    予選後の別のインタビューでも、結果について率直な評価を下している。

    「たぶん、もう少しラップタイムは残っていたと思う。でも今日は何をしても7番手だったと思う」

    「昨日はバランスに苦しんでいた。今日はクルマの感触は少し良くなっていたけど、他と比べるとグリップが足りないように見える。できることはあまり多くなかった」

    「間違いなく少し驚きだった。ここで僕たちがすごく良いとは思っていなかったけど、ここまで悪いとも思っていなかった。間違いなく調べるべきことがある」

    限界まで攻めた代償
    Q3ではラスカスで大きく姿勢を乱す場面もあったが、ピアストリはそれもマシンの限界を超えて攻める必要があった結果だと説明した。

    「あれはQ3最初のラップだった」

    「そこまではかなり良かった。でも僕たちはかなりプッシュしていたし、他と戦うためにはかなりタイムを見つけなければいけない状況だった。そうなるとミスや危ない瞬間は起こるものだ」

    「2回目のラップは少しクリーンだった。完璧ではなかったけど、仮にそこをまとめられたとしても6番手に少し近づけた程度だったと思う。それでも7番手だっただろう」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    新フロントウイングより大きな問題
    マクラーレンは今週末、新しいフロントウイングの評価作業も続けていた。カナダGPで試験投入された後に一度見送られた仕様だが、モナコでも比較テストが行われている。

    しかしピアストリは、今回の苦戦の原因がフロントウイングにあるとは考えていない。

    「僕たちは以前のフロントウイングに戻した」

    「まだ評価を続けている段階だし、正直モナコは判断するのが簡単な場所ではない。だから今も作業は続いている」

    「でもコンマ6秒も遅れている状況であれば、問題はフロントウイングではない」

    決勝はモナコらしい展開を予想
    昨年のモナコGPでは、チームメイトのピットストップを助けるために意図的に隊列をコントロールする戦術が見られた。

    同様の展開が今年も起こる可能性について問われたピアストリは、状況次第だと語った。

    「可能性はあると思う。まだグリッド全体を見ていない」

    「本来いるべき位置にいないクルマがいたりすれば、そういうことは起きるかもしれない。でも僕たちにはできることがあまりないから、レースがどうなるか見てみよう」

    さらに2026年型パワーユニットの運用も決勝の鍵になると指摘した。

    「パワーユニットの管理は依然として重要になると思う。ペースや全開区間の長さ、ブレーキングの量にとても敏感なんだ。まるで朝起きた時の気分にまで左右されるみたいにね」

    「そこは重要な管理項目になる。でも誰かが大きく失敗しない限り、結局はいつも通りのモナコのレースになると思う」

    【関連】
    ・F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

  • オスカー・ピアストリ “1億年前のハチ”の学名に マクラーレンF1カラーが由来

    オスカー・ピアストリ “1億年前のハチ”の学名に マクラーレンF1カラーが由来

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1シーズンの活躍によって、思わぬ形で科学界にもその名を刻むことになった。

    研究者チームは、約1億年前の白亜紀中期に生息していた新種の寄生バチの化石に「Gwesped piastrii」という学名を与えた。この名称は、ピアストリのF1での実績と、“マクラーレン・オレンジ”を思わせる琥珀の色合いにちなんで名付けられたものだ。

    “Tレックスより古い”化石にピアストリの名
    この化石は、ミャンマー・カチン州のフカウン渓谷にあるノイジェ・ブム丘陵のサンプルから発見された。琥珀の中に保存されており、体長はわずか1.15ミリメートルだった。

    化石は約1億年前の白亜紀中期のものとされており、約6800万年前に生息していたティラノサウルスよりも、およそ3000万年古い時代の昆虫ということになる。

    今回の研究には、オックスフォード大学のコランタン・ジュオー、中国・南京地質古生物研究所の黄迪穎、ブラジルのエスピリトサント連邦大学のセルソ・O・アゼベドが参加した。

    研究チームは論文の中で、ピアストリへの命名理由について「F1での功績を称えるため」と説明。そのうえで、「琥珀の色が、筆頭著者にマクラーレンの象徴的なオレンジ色を想起させた」と記している。

    F1ドライバーとして異例の“学名デビュー”
    F1界ではドライバー名が限定モデルやコーナー名などに使われることは珍しくないが、1億年前の化石昆虫の学名として残されるケースは極めて異例だ。

    ピアストリは2026年シーズンもタイトル争いの中心人物として存在感を高めており、その活躍がモータースポーツの枠を超えて広がり始めていることを象徴するエピソードとも言える。

    今回命名された「Gwesped piastrii」は、将来的に古生物学の文献に残り続ける正式な学名となる。