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  • 佐藤琢磨、2023年のインディ500は7位 「エリクソンを応援していた」

    佐藤琢磨、2023年のインディ500は7位 「エリクソンを応援していた」

    佐藤琢磨は、2023年のインディ500を7位でフィニッシュした。

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)は、序盤戦を8~10番手につけて戦っていた。折り返し点である100周目までに5番手に進出する戦略だったが、トラフィック内でのハンドリングが芳しくはなく、ポジションを上げて行けない苦しい戦いを強いられ続けた。

    それでもピットストップでセッティング調整を重ね、マシンのハンドリングを向上させて行った佐藤琢磨は、最後はピットタイミングをライバル勢と違える作戦で逆転を目指した。

    その思惑通りに上位へ進出はできなかった佐藤琢磨だったが、次々と出された赤旗中断後のリスタートでポジションアップを重ね、7位でのゴールを果たした。

    「苦しいレースでした」と佐藤琢磨は語った。

    「レース中盤には反撃も試みましたが、トップ争いを演じるところまでは行きませんでした」

    「マーカス・エリクソンはレース終盤に奮闘していました。たいへんな接近戦でしたが、私たちは皆エリクソンを応援していました」

    「自分たちに関していえば、激しい戦いを支えてくれたNo.11のスタッフ全員を誇りに思っています。皆さんの声援に心からお礼を申し上げます」

    予選10番手からスタートしたマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)は、折り返し点の100周目過ぎにトップ5へと進出し、4回目のピットストップを終えたところでトップに立つというすばらしい戦いぶりを見せた。しかし、レース終盤に連続して起こったアクシデントによって赤旗中断が3回も行われ、最後のグリーンフラッグは最終ラップに振り下ろされた。

    残り1周でのリスタートは2番手につけた方が有利だった。今年採用された空力パッケージではマシン同士が接近して走り続けることを可能としていたからだ。メインストレートでの加速では2番手以下を引き離して見せたエリクソンだったが、バックストレッチでジョセフ・ニューガーデン(シボレー)に先行された。

    それでも昨年のインディ500ウイナー、エリクソンはターン3、ターン4をライバルのすぐ背後につけて周り、メインストレートで抜き去ることを試みた。その逆転がなっていればエリクソンは2001~2002年以来となる2年連続優勝を達成するところだったが、0.0974秒差で2位フィニッシュした。

  • 【結果】 第107回 インディ500 決勝

    【結果】 第107回 インディ500 決勝

    第107回インディ500の決勝レースが5月28日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われた。

    優勝はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)。ファイナルラップでトップに立ち、自身初のインディ500優勝を成し遂げた。佐藤琢磨(チップ・ガナッシ)は7位でレースを完走した。

    2023年インディ500(第107回) 結果

    1.ジョセフ・ニューガーデン (Team Penske/Chevrolet)
    2.マーカス・エリクソン (Chip Ganassi/Honda)
    3.サンティノ・フェルッチ (A.J. Foyt Enterprises/Chevrolet)
    4.アレックス・パロウ (Chip Ganassi/Honda)
    5.アレキサンダー・ロッシ (Arrow McLaren/Chevrolet)
    6.スコット・ディクソン (Chip Ganassi/Honda)
    7.佐藤琢磨 (Chip Ganassi/Honda)
    8.コナー・デイリー (Ed Carpenter Racing/Chevrolet)
    9.コルトン・ハータ (Andretti Autosport/Honda)
    10.リーナス・ヴィーケイ (Ed Carpenter Racing/Chevrolet)
    11.ライアン・ハンター=レイ (Dreyer & Reinbold Racing/Chevrolet)
    12.カラム・アイロット (Juncos Hollinger Racing/Chevrolet)
    13.デブリン・デフランチェスコ (Andretti Autosport/Honda)
    14.スコット・マクラフリン (Team Penske/Chevrolet)
    15.エリオ・カストロネベス (Meyer Shank Racing/Honda)
    16.トニー・カナーン (Arrow McLaren/Chevrolet)
    17.マルコ・アンドレッティ (Andretti Autosport/Honda)
    18.ジャック・ハーヴェイ (Rahal Letterman Lanigan Racing/Honda)
    19.クリスチャン・ルンガー (Rahal Letterman Lanigan Racing/Honda)
    20.エド・カーペンター (Ed Carpenter Racing/Chevrolet)
    21.ベンジャミン・ペダーセン (A.J. Foyt Enterprises/Chevrolet)
    22.グラハム・レイホール (Dreyer & Reinbold Racing/Chevrolet)
    23.ウィル・パワー (Team Penske/Chevrolet)
    24.パトリシオ・オワード (Arrow McLaren/Chevrolet)
    25.シモン・パジェノー (Meyer Shank Racing/Honda)
    26.アグースティン・カナピーノ (Juncos Hollinger Racing/Chevrolet)
    27.フェリックス・ローゼンクビスト (Arrow McLaren/Chevrolet)
    28.カイル・カークウッド (Andretti Autosport/Honda)
    29.デイビッド・マルーカス (Dale Coyne with HMD/Honda)
    30.ロマン・グロージャン (Andretti Autosport/Honda)
    31.スティング・レイ・ロブ (Dale Coyne Racing with RWR/Honda)
    32.RC・エナーソン (Abel Motorsports/Chevrolet)
    33.キャサリン・レッグ (Rahal Letterman Lanigan Racing/Honda)

  • 2023年インディ500(第107回大会) スターティンググリッド

    2023年インディ500(第107回大会) スターティンググリッド

    2023年インディ500のスターティンググリッド。第107回目となるインディ500が5月28日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで決勝を迎える。

    ポールポジションからスタートするのはアレックス・パロウ (Chip Ganassi/Honda)。今年はオーバル限定の参戦となる佐藤琢磨は(Chip Ganassi/Honda)は3列目8番グリッドからスタート。また、予選落ちを喫したグラハム・レイホールは、負傷欠場のステファン・ウィルソンの代役としてDreyer & Reinbold Racingから参戦。最後尾からスタートする。

    2023年インディ500(第107回) スターティンググリッド

    1.アレックス・パロウ (Chip Ganassi/Honda)
    2.リーナス・ヴィーケイ (Ed Carpenter Racing/Chevrolet)
    3.フェリックス・ローゼンクビスト (Arrow McLaren/Chevrolet)
    4.サンティノ・フェルッチ (A.J. Foyt Enterprises/Chevrolet)
    5.パトリシオ・オワード (Arrow McLaren/Chevrolet)
    6.スコット・ディクソン (Chip Ganassi/Honda)
    7.アレキサンダー・ロッシ (Arrow McLaren/Chevrolet)
    8.佐藤琢磨 (Chip Ganassi/Honda)
    9.トニー・カナーン (Arrow McLaren/Chevrolet)
    10.マーカス・エリクソン (Chip Ganassi/Honda)
    11.ベンジャミン・ペダーセン (A.J. Foyt Enterprises/Chevrolet)
    12.ウィル・パワー (Team Penske/Chevrolet)
    13.エド・カーペンター (Ed Carpenter Racing/Chevrolet)
    14.スコット・マクラフリン (Team Penske/Chevrolet)
    15.カイル・カークウッド (Andretti Autosport/Honda)
    16.コナー・デイリー (Ed Carpenter Racing/Chevrolet)
    17.ジョセフ・ニューガーデン (Team Penske/Chevrolet)
    18.ライアン・ハンター=レイ (Dreyer & Reinbold Racing/Chevrolet)
    19.ロマン・グロージャン (Andretti Autosport/Honda)
    20.エリオ・カストロネベス (Meyer Shank Racing/Honda)
    21.コルトン・ハータ (Andretti Autosport/Honda)
    22.シモン・パジェノー (Meyer Shank Racing/Honda)
    23.デイビッド・マルーカス (Dale Coyne with HMD/Honda)
    24.マルコ・アンドレッティ (Andretti Autosport/Honda)
    25.デブリン・デフランチェスコ (Andretti Autosport/Honda)
    26.アグースティン・カナピーノ (Juncos Hollinger Racing/Chevrolet)
    27.カラム・アイロット (Juncos Hollinger Racing/Chevrolet)
    28.RC・エナーソン (Abel Motorsports/Chevrolet)
    29.キャサリン・レッグ (Rahal Letterman Lanigan Racing/Honda)
    30.クリスチャン・ルンガー (Rahal Letterman Lanigan Racing/Honda)
    31.スティング・レイ・ロブ (Dale Coyne Racing with RWR/Honda)
    32.ジャック・ハーヴィー (Rahal Letterman Lanigan Racing/Honda)
    33.グラハム・レイホール (Dreyer & Reinbold Racing/Chevrolet)

  • 佐藤琢磨、インディ500最終プラクティス“カーブデー”で最速ラップ

    佐藤琢磨、インディ500最終プラクティス“カーブデー”で最速ラップ

    世界で最も長い歴史を誇り、レースデーの観客数が世界ナンバーワンのスポーツイベントであるインディアナポリス500マイルが、いよいよ今週末に迫っている。

    今年のインディアナ州インディアナポリスは、先週火曜日のインディ500向けプラクティスの1日目を除いて好天が続いており、決勝を明後日に控えた今日も朝から青空が広がった。230mphで疾走するインディカーのファイナル・プラクティスを一目見ようと、今日のインディアナポリスモータースピードウェイにはとても多くのファンが押し寄せた。

    レースの決勝を控えた週の中頃に各エントリーがキャブレターの調整を行えるようにと設けられたのがファイナルプラクティスで、その開催日はカーブレションデーと呼ばれるようになった。現在では省略されたカーブデーという名称で親しまれている。金曜日が恒例のカーブデーには、決勝出場を決めた33エントリーが最後のマシン調整やピットストップの練習などを行うだけでなく、その後にはピットストップコンテストやミュージックコンサートも開かれることから、地元のファンに人気の高い1日として定着している。

    2時間の走行は午前11時にスタート。気温が18℃とやや涼し目のコンディションで始まり、セッション終了時は23℃に上がっていた。レースデーはもっと暑くなるとの予報だが、決勝の200周を想定したマシンチェックを行うのにほぼ適したコンディションに今日は恵まれたと言えつ。

    今年のインディ500決勝レースにHondaエンジン搭載マシンは16台が出場する。今日はその中から佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)が、全長2.5マイルの超高速オーバルコースで最速ラップとなる227.855mphをマークした。彼は86周という多くのラップをこなすことにより、マシンセッティングの最終調整を行うだけでなく、決勝に向けたデータ収集も重ねた。佐藤琢磨は、2017年と2020年に続くインディ500での3勝目に対する強い意欲を今日の最速ラップ記録によって示した。走行を終えてマシンを降りた佐藤琢磨は、大きな手応えをつかんだ、充実した表情を浮かべながら、沸き起こったファンの歓声に応えていた。

    佐藤琢磨のチームメートで、2008年のインディ500ウイナー、そして、6回ものシリーズタイトル獲得歴も持つスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は227.285mphの自己ベストマイルの2番手だった。さらに、今年のレースにポールポジションから出走する2021年インディカーチャンピオンのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)も226.945mphで4番手と、予選で活躍していたChip Ganassi Racing勢がファイナル・プラクティスでも力強いパフォーマンスを見せた。また、今年の第3戦でキャリア初優勝を飾ったばかりのカイル・カークウッド(Andretti Autosport)が226.872マイルで5番手と好調をアピールした。さらに、カークウッドのチームメートであるコルトン・ハータ(Andretti Autosport with Curb-Agajanian)とロマン・グロージャン(Andretti Autosport)が7、8番手のスピードをマークして走行を終えた。

    明日の土曜日はスピードウェイでドライバーズミーティングが行われ、その後に出場33人のドライバーたちによるインディアナポリスの中心部でのパレードが盛大に行われる予定。そして日曜日には、アメリカ中西部に夏の到来を告げる伝統のイベント、インディ500が華々しく開催される。

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)
    「私たちのカーナンバー11をつけたマシンは、今日のファイナル・プラクティスでとてもいいフィーリングで、まさに自分が望んでいたハンドリングになっていました。今日は80周以上を走り、用意していたプログラムのほぼすべてを行うことができました。インディカーシリーズではチーム間の実力がとても拮抗しており、戦いは年々激しさを増していますが、今年の私たちは、決勝レースに向けてマシンをとても高いレベルに仕上げることができたと思います」

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「ファイナル・プラクティスの始まりでは、正直なところあまりいい走りができていませんでした。マシンのバランスが整っていなかったんです。しかし、少しの調整を加えたことで、状況はかなり改善されました。今年のインディ500には非常に強力な競争相手がそろっています。今日のプラクティスでは、それらのライバルたちと接近した状態で走り続け、決勝レースがとても楽しみになりました」

    佐藤琢磨 インディ500

  • 佐藤琢磨 「来年インディ500に戻ってこれる保証はない」

    佐藤琢磨 「来年インディ500に戻ってこれる保証はない」

    佐藤琢磨は、日曜日のレースが、また新たなインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる500マイルの素晴らしいレースになることを望んでいる。2度のインディ500ウィナーが知らないのは、それが最後のレースとなるかどうかということだ。

    2017年と2020年の『The Greatest Spectacle in Racing』の勝者である46歳の佐藤琢磨は、フルタイムドライバーとして13シーズンを終え、今年チップ・ガナッシ・レーシングとのパートタイム契約で復帰したことで、インディカーのキャリアが大きく変化した。

    17レースの完全なカレンダーからオーバルのみでの走行に移行したのは、自らの選択によるものではなかった。

    ロードコースで活躍するマーカス・アームストロングとチップ・ガナッシ・レーシングの11号車を共有するための交渉をまとめるには非常に忍耐が必要で、そのための資金調達と2023年のチームでの居場所を確保するために多大な努力が必要だった。

    インディ500を3度制覇するという人生最高の機会を与えられた佐藤琢磨は、ガナッシのために勝利し、フルタイムの地位を取り戻すための招待手に入れるというアイデアをとても気に入っている。

    「今、オーバルでレースしているという自分の立場は、チャンピオンシップに勝てないとしても素晴らしいチャンスであることに変わりはないし、インディ 500で優勝を目指して何が駄目なのか? 同じくらい驚くべき成果です」と佐藤琢磨はRACERに語った。

    「今でもチャンピオンを獲るという夢はまだありますが、現時点では現実的ではありません」

    「昨年末にすべての選択肢を書き出したとき、僕は自分に『自分は本当に何をしたいのか?本当に必要なことは何だろう?25年以上にわたるプロのレーシングカードライバーのキャリアで、これ以上何を達成したいと思うのか』と問いかけました。僕は本当に500で勝ちたい。『仕事が終わった』わけではありません」

    「チップとのこのチャンスは素晴らしいです。でも、僕の未来は完全にオープンです。何も保証されていません」

    佐藤琢磨 インディカー・シリーズ佐藤琢磨の将来の選択肢はインディカーで狭まっているかもしれないが、彼はガナッシで確保した機会を最大限に生かすことを決意している。

    2024年にインディ500に戻ってこられる保証はないが、佐藤琢磨はガナッシでのデビュー戦を、今のところビクトリーレーンでミルクを一口飲むための最高のチャンスと捉えている。

    「僕にとって大きなプレッシャーです。成功したいです」と佐藤琢磨は語った。

    「そして最終的には、成功を収めれば、未来はいつでも扉を開けることができると思っています。だから、今のところ将来の計画はゼロですが、本当にやる気がある限り、500に帰ってくるのは愛以外の何物でもありません。そう感じています。出場する準備はできています。機会があれば、また戻ってきたい。それだけです」

    コックピット内でホンダを代表して運転する生涯とは別に、佐藤琢磨はクルマの外でもホンダにとって大きく重要な役割を果たすよう求められている。ホンダの若手ドライバープログラムを開発し、主導するよう呼びかけられたのがここであり、F1やインディカーなど、ホンダが直接関与している選手権に参戦する未来の自分を創り出すために、佐藤琢磨の時間が強く求められている。

    「ホンダには、新たな世代が必要です」と佐藤琢磨は語った。

    「日本には、助けやサポートを必要としている潜在的な若いドライバーがたくさんいます。そして、そういったドライバーたちが、アメリカに渡ってくることはあまりありません。世界中のどこでも、そして、僕が長年のキャリアを過ごしてきたここでも、そういったドライバーにより多くの機会を提供する何かを開発したいと考えています」

    「F1を目指すヨーロッパだけでなく、アメリカにもスカラシップを広げる架け橋を作ることができれば、日本から新しいドライバーが出てくる可能性があります」

    もし、第107回インディ500が佐藤琢磨にとってスピードウェイでの最後のレースとなるなら、彼は寂しいだろうが、今後の可能性をオープンホイールレースに限定することはないだろう。IMSAのGTPクラスやル・マン24時間レースにも興味を持っている。

    アキュラ/ホンダがファクトリーエントリーしているGTPクラスについて、「ハイブリッドプロトタイプはまだ始まったばかりなので、機会があれば参加したいですね」と佐藤琢磨は語る。

    「でも、もう一度言いますが、私は、ホンダに何を返せるかということも考えています。20年間僕を支えてくれている人たちに何を返すことができるのか? これは僕にとってとても重要なことです」

  • レイホール 「ホンダがシボレーでの出場を許可してくれたのは驚き」

    レイホール 「ホンダがシボレーでの出場を許可してくれたのは驚き」

    ステファン・ウィルソンの不運な負傷により、インディアナポリス500への挑戦が復活したグラハム・レイホールは、ドレイヤー&ラインボルドとの契約が成立したことを「信じられない」と語った。

    火曜日にインディアナポリス・モータースピードウェイで行われた、ドレイヤー&ラインボルドが運営するキュージック・モータースポーツの24号車をドライブするという発表の中で、レイホールはチームオーナーのデニス・ラインボルド、父ボビー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングを運営)、エンジンサプライヤーのホンダとシボレーに賛辞を送った。

    レイホールは長年ホンダのパワーでレースをしてきたが、エンジンサプライヤーとスポンサーの双方と合意に達したため、シボレーを搭載したドレイヤー&ラインボルドに乗り換えることになった。

    彼は、日曜日のラストチャンス予選で、自分のレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのチームメイトであるジャック・ハーヴェイにバンプされ、インディ500の出場権を逃していた。

    「デニスから電話があったとき、僕は『あなたの時間を無駄にしたくないので、父と話すのが一番だろう』と言った」とレイホールJr.は語った。

    「とてもありがたかったが、ハードルが非常に高いことは分かっていた。これは僕が『イエス』と言えるような簡単なことではなかった」

    「昨日の夜10時半に一緒に座って、『こんなことが実際に起こるなんて信じられない』と心の中で思っていた。ホンダもシボレーもこんなことを許すなんてね」

    「課題は僕よりもはるかに大きいことはわかっていた。契約上、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとホンダ、そしてすべてのパートナーとの間に何があるかわからないので、身を引かなければならないことは分かっていた」

    「ラインボルドがハイクラスな人物であることは知っているし、彼と父がすぐに物事を解決したことも知っている。驚いているけど、昨夜遅く、これを実現できると知ったときは、本当にに興奮した」

    レイホールは、2008年にニューマン/ハース・レーシングで亡き弟ジャスティンとパートナーを組んでいたため、月曜の事故で脊椎骨折を負ったウィルソンの代役としてのオファーを「引き受けざるを得ない」と感じたと語った。ドレイヤー&ラインボルドからは、2010年のアイオワで1度だけ出走したことがある。

    「もし、それが違うものであったなら、自分がどの程度コンプレックスを抱いていたかわからない」とレイホールは決断について語った。

    「特にこの2~3日の後では『やるべきか、やらないべきか、それは適切なのか』と考えるのはほろ苦い瞬間だった。でも、この状況ではそれが正しいと感じた」

    「ホンダとシボレー、そしてスポンサーの皆様にはどれだけ感謝してもしきれないけど、僕をここに来るために解放してくれた彼らにとっては大変な一週間だった。本当に感謝している」

    ホンダとシボレーの両チーム間の交渉がどのようなものだったのか説明を求められたラインボルドは 「シボレーのメンバーとは彼らの感覚をつかむために私が話し合い、ホンダの話し合いはボビーが引き継いだ」と語った。

    「私たちはある意味で、このゴールを目指して、それが可能かどうかを探るために、別々の道を歩んでいった。そして、いくつかのハードルを越えた後、状況は良くなり始めた」

    「私たちはチェックリストで、この目標が可能になるために起こらなければならないものを消し続けた。たくさんのことが関係していて、昨日から昨夜にかけて、それらのことを検討するのに多くの時間を費やした」

  • グラハム・レイホール、負傷したウィルソンの代役でインディ500出場が決定

    グラハム・レイホール、負傷したウィルソンの代役でインディ500出場が決定

    グラハム・レイホールは、負傷したステファン・ウィルソンの代役として、キュージック・モータースポーツから2023年のインディ500に参戦する。

    火曜日の朝、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで、ウィルソンが2023年のインディ500で予選25位だったマシンのドライビングをレイホールが担当する契約が発表された。

    レイホールは、予選でレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのチームメイトであるジャック・ハーヴェイによって、インディ500のフィールドからはじき出された。

    しかし、レイホールのファミリーチームがホンダを走らせ、キュージック/ドレイヤー&ラインボルドがシボレーエンジンを走らせるという事実にもかかわらず、ウィルソンの負傷が彼のグリッド再参加の扉を開いた。

    チームオーナーのデニス・ラインボルドは「グラハムをマシンに乗せることができて興奮している。これは難しい取引だ。ステファンは今日病院でさらなる評価を受ける予定だ」と語った

    「たくさんのハードルがあった。たくさんの衝突があった。だが、これがインディ 500 であり、人々が団結してこのイベントを特別なものにしている」

    グラハム・レイホールは「まず、ステフに同情している。彼の身に起こったことを見るのは、決して良いことではない。僕は彼が今、感情的にジェットコースターに乗っていることを知っている。そしてウィルソン一家は、私の人生に非常に強い影響を与えた」

    「昨日の午後、デニスから電話をもらったとき、僕はここにいて、手助けをしなければならないと思った。これは明らかに、ステフの車であり、彼のシートだ。だから、この電話を受けるのは名誉なことだ」

    ウィルソンは、月曜日のプラクティスで高速走行中にクラッシュし、椎骨を骨折した。ターン1で先行車がスタックした後、キャサリン・レッグのレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのマシンに後ろから追突された。

    2台ともスピンし、その後、異なる角度で壁に激突した。レッグのマシンは横から壁にぶつかり、怪我はなかったが、ウィルソンのマシンはSAFERバリアに正面からぶつかった。

    33歳の彼はメディカルセンターに運ばれ、さらに地元の病院に搬送され、高度な画像診断を受けた結果、第12胸椎の骨折と診断された。第12胸椎は、背骨の中で最も体重がかかり、最も強い骨である一方、ストレスによる損傷を受けやすい部位でもある。

    ステファン・ウィルソンは、2015年シーズンの第15戦ポコノのレースでの事故で逝去したジャスティン・ウィルソンの弟。

  • 佐藤琢磨、予選8番手「ファスト6に進出したかったけど素晴らしい奮闘」

    佐藤琢磨、予選8番手「ファスト6に進出したかったけど素晴らしい奮闘」

    佐藤琢磨は、第107回インディ500の予選2日目のトップ12クォリファイングで233.098mph(約372.957km/h)の平均スピードを記録し、8番グリッドから決勝レースに挑むことが決まった。

    同じチップ・ガナッシ・レーシングではアレックス・パロウがファイアストン・ファスト6に進出してポールポジションを獲得したほか、スコット・ディクソンも同じファイアストン・ファスト6で6番グリッドを確保。残るマーカス・エリクソンはトップ12クォリファイングで10番グリッドを手に入れた。

    これでチップ・ガナッシ・レーシングは3年連続のポールポジション獲得に成功するとともに、ポールポジションの通算獲得記録を8に伸ばした。

    なお、午前のセッションでは、インディアナポリス500史上、5番手となるスピードをパロウ(235.609mph、約376.974km/h)が、7番手となるタイムを琢磨(234.753mph、約375.605km/h)が、それぞれ記録した。

    チームは月曜日の13:00~15:00(アメリカ東部時間)に行われるプラクティスに臨んだ後、インディアナポリス500のレースウィークエンドを迎えることになる。

    佐藤琢磨は「チームにとって素晴らしい予選となりました。アレックスには『おめでとう』と申し上げます」と語った。

    「チームは驚くべきスピードを記録し、申し分のない成績を収めました」

    「今日はファスト6に進出したいと願っていましたが、チームとして素晴らしい奮闘だったと思います」

  • F1王者フェルスタッペン 「僕がインディ500に出場することは絶対にない」

    F1王者フェルスタッペン 「僕がインディ500に出場することは絶対にない」

    マックス・フェルスタッペンは、インディ500に参戦して「トリプルクラウン」を目指すかどうかについて、明確な答えを出した。

    インディ500は、2023年にF1モナコGPと同じ週末に開催される伝統的な枠で開催され、現役F1ドライバーがグリッドに並ぶ可能性はゼロになった。

    現役のF1ドライバーが最後にレースに参加したのは、マクラーレン・ホンダをドライブしていた2017年にシーズン中に参戦したフェルナンド・アロンソだった。

    また、元F1ドライバーのマーカス・エリクソンは昨年のインディ500で優勝して話題となり、2023年のレースではマクラーレンF1リザーブドライバーのアレックス・パロウがポールポジションからスタートするこ。

    しかし、フェルスタッペンは、いわゆる『Greatest Spectacle in Racing(レースにおける最大のスペクタクル)』に挑む気になるだろうか?

    「インディカーを見るのは好きだ。そこには多くの素晴らしいドライバーがいると思うし、僕がレースで対戦した人たちもいる。彼らと良い関係を築いているし、彼らの活躍を見るのが好きだ」とフェルスタッペンはメディアに語った。

    「でも、僕がインディ500をドライブする? 絶対にない。現地に行って観戦するかもしれないけど、レースはしない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング F1フェルスタッペンはアロンソを見習いたいと考えている

    2018年シーズン終了後にマクラーレンと決別したアロンソは、2年間のF1サバティカルでル・マン2冠とデイトナ24時間耐久レースでの勝利を獲得した。

    アロンソは、2006年のF1モナコGP、そして、2018年と2019年のル・マン24時間レースでの勝利で、トリプルクラウンの3分の2を獲得している。

    フェルスタッペンは、2028年にレッドブルとの契約が切れる際に機会があればアロンソを見習いたいと語ったが、競争力のあるクルマでなければF1復帰の意味はほとんどないと考えている。

    「僕はまだ若いけど、フェルナンドがやったように、ある意味で他の競技もやってみたいといつも言っている」とフェルスタッペンは語った。

    「でも、たくさん勝っているとき、あるいは少なくとも上位を走っているときは、戻ってくるだけの価値があるものでなければならない」

    「だって、もし復帰しても勝つ見込みがなかったら、モチベーションを上げるのはもっと難しいだろうからね」

  • アレックス・パロウ、インディ500初PP獲得「世界最速マシンを作ってくれた」

    アレックス・パロウ、インディ500初PP獲得「世界最速マシンを作ってくれた」

    アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は、第107回インディアナポリス500マイルの予選2日目、1909年に完成されたスピードのメッカで最も勇猛果敢な走りを見せ、ポールポジションを獲得した。

    ホンダにとってインディ500で4年連続の獲得となるポールポジションは、見事なまでの快晴に恵まれ、最高気温が27℃まで上がったコンディション下での極めて激しい戦いとなった。

    気温が今年一番高くなり、照りつける日差しによってコース路面の温度も上昇。時速230マイルを超える高速で走るインディカーにとって、ダウンフォースの確保が難しくなるコンディションでしたが、驚くべきマシンコントロール能力を発揮して戦った。

    ポールウイナーとなったパロウと、予選2番手のリナス・ヴィーケイ(シボレー)との間にあったのは、わずか0.006マイルという小さなスピード差でした。インディカーの長い歴史において最も僅差の予選1、2位となった。

    昨年のパロウは、チームメートのスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)に僅差で敗れての予選2番手だったが、今年は6人の間で争われた予選ファイナルに空気抵抗をできる限り減らすようセッティングされたマシンで挑んだ。ぎりぎりのダウンフォースしか発生していないマシンでアクセル全開の走行を続けるのは至難の業だが、パロウはほぼ完ぺきと言っていい4周連続走行によるアタックを行い、時速234.217マイルの4ラップ平均を記録した。

    これは昨年のディクソンによるポールポジションスピードを上回るもので、インディ500史上で2番目に速いポールポジション獲得スピードとなった。

    「今日の予選結果は自分にとって最高のものだ。それはカーナンバー10のマシンを担当するクルーたちと、チームスタッフ全員にとっても同じことだと思う」とアレックス・パロウはコメント。

    「予選がし烈な接近戦になることは分かっていた。そして実際に驚くべき接近戦になった」

    「僕のマシンについてくれているクルーはすばらしい仕事をしてくれた。今日は彼らが世界最速マシンを作り上げてくれた。今月の最初から彼らがしている仕事を誇りに感じる」

    「予選アタックでは攻撃的に走らないとならない。それは事前に分かっていた。超高速のアタック1ラップを実現し、後は安定感の確保を目指す。それが今日の目標だった」

    「アタック4周目のコーナリングでアクセル全開を保つのが極めて難しくなっていたけど、僕たちはそれをやってのけました。今晩はPP獲得をお祝いして、その後には来週のレースに向けた準備を進めたいと思う」