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  • マクラーレン、2019年のインディ500参戦のために専用チームを結成

    マクラーレン、2019年のインディ500参戦のために専用チームを結成

    マクラーレンは、2019年にフェルナンド・アロンソと参戦するインディ500では、昨年アンドレッティ・オートスポーツと提携したような体制ではなく、独自のチームを結成して挑むとしている。

    マクラーレンは11月10日(土)、フェルナンド・アロンソとともに2019年のインディ500に参戦することを発表。マクラーレン&アロンソのタッグは2017年に続いて2度目となる。

    2017年に参戦した際にはマクラーレンは、ニール・オートレイがオプザーバーとして参加したものの、基本的にアンドレッティ・オートスポーツのマシンにオレンジ色のカラーリングを施したものであり、当時F1でワークスパートナーと務めていたホンダも協力した“マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ”としてエントリーした。

    しかし、2019年は“マクラーレン・レーシング”として参戦。再びアンドレッティ・オートスポーツのサポートを受ける予定だが、マクラーレンが直接関与し、シボレーのエンジンを搭載すると考えられている。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、インディ500のプログラムが、F1チームに影響することはないと断言する。

    「間違いなく影響はない。完全に別のレーシングチームが結成される」とザク・ブラウンはコメント。

    「我々は多くのリソースを有する大規模なレースチームであり、かなりの自信をもっている。F1に最大限の努力を注いでおり、このインディ500の努力が他に妥協を強いることはないだろう」

    「現在、F1チームに関与していない人々になるだろう。我々が有しているリレーションシップで構築されることになる。そうだね、新しいマクラーレンのエントリーになるだろう」

    「我々はずっとマクラーレン・レーシングとして走りたいと思っていた。前回は非常に短い通知期間だったため、それは不可能だったと思う。発表とレースの間は6週間しかなかった。それほどすぐにレースチームを立ち上げることはできない」

    「株主、そして、我々自身、マクラーレン・レーシングとして走るこを望んでいる。今日発表したのは、独自のチームを持つためにリソースと人員をもたらす十分な時間を与えることが理由だ」

    ザク・ブラウンは、マクラーレンは、フェルナンド・アロンソの世界3大レースでの“3冠”達成という目標を成し遂げるために勝利を目指してインディ500に戻ると付け加えた。

    「フェルナンドと我々自身へのコミットメントは、彼と我々自身に競争力を発揮する機会を与えるためのものであり、我々はレースに勝つためのあらゆる可能性とともにそこに行く」とザウ・ブラウンはコメント。

    「機材、テスト、人員など、全てがフェルナンドがミルクを飲むための最高のチャンスを得られるように最高レベルのものにある」

    2台体制になる可能性については「この時点でそれについてコメントするつもりはない」と語るザク・ブラウンだが、今回のインディ500への参戦は、将来的なフルタイムでのインディカー・シリーズのプログラムのための有用な先駆けになる可能性があることを認める。

    「機材、人材、リソースが揃った立場になることは確かだ。最終的にフルタイムのエントリーを決断した場合、確実に有利なスタートを与えてくれるはずだ」

    「シリーズとして、インディカーはマクラーレン・レーシングにとって魅力的だ」

    「何よりもまず、我々にはF1レースに勝ち、世界選手権に勝つという大きな野心がある。だが、我々はインディカー・シリーズ、レースが行われている市場、彼らがモーターレーシングを行っている方法はマクラーレンにとって利益になると考えている」

    「長期的な視点で検討を続けていることであり、今後もフルタイムのエントリーを見据えていきたいと思っている」

    関連:マクラーレン&フェルナンド・アロンソ、2019年のインディ500参戦を発表

  • マクラーレン&フェルナンド・アロンソ、2019年のインディ500参戦を発表

    マクラーレン&フェルナンド・アロンソ、2019年のインディ500参戦を発表

    マクラーレンは、フェルナンド・アロンソとともに2019年のインディ500に参戦することを発表した。

    今年でF1からの事実上の引退を発表しているフェルナンド・アロンソが、インディ500に再挑戦することが発表された。F1モナコGPとル・マン24時間レースを制しているアロンソは、グラハム・ヒルに次ぐ、史上2人目の“3冠”達成をキャリアの目標に掲げている。

    フェルナンド・アロンソは、昨年のF1モナコGPを欠場してインディ500に参戦。27周をトップで走り、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得する走りを見せたが、179周目にエンジントラブルによってリタイアしている。

    マクラーレンとフェルナンド・アロンソは2019年のインディカーへのフル参戦は否定していたものの、インディ500へのスポット参戦の可能性を示唆していた。

    昨年はF1でエンジンパートナーだったホンダ、アンドレッティとの提携によって“マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ”として参戦したが、現時点ではどのチームと組むのか、ホンダとシボレーのどちらのエンジンを走らせることは発表されていない。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは「ブリックヤードとこの素晴らしいレースへの帰還を楽しみにしている」とコメント。

    「マクラーレンはインディ500と長く親密な関係を築いており、フェルナンドと我々にとって未完成のビジネスだった。インディ500は簡単な仕事ではないし、大きなチャレンジだ」

    「我々はレースとコンペティターを最大限にリスペクトしている。我々は幻想は抱いていない。だが、マクラーレンは、フェルナンドと同じように何よりもまずレーサーだ。全力を尽くすつもりだ」

    フェルナンド・アロンソは「しばらくの間、3冠を達成したいという僕の願望を明らかにしてきた。2017年のインディアナポリスは信じられないような経験だったし、あの場所に戻る機会があるなら戻らなければならないことは心の中でわかっていた」とコメント。

    「マクラーレンと一緒に戻ることができることを特に嬉しく思う。チームがやると決めた場合、それがずっと僕のファーストチョイスだったし、彼らが進めることを決めてくれたことを嬉しく思ってる」

    「タフなレースだし、僕たちはベストと対戦することになる。大きなチャレンジだ。でも、僕たちはレーサーだし、それが僕たちがレースをしている理由だ。最も楽しみにしていることのひとつは再びファンに会えることだ。彼らは本当に素晴らしいからね」

  • NHK、佐藤琢磨の2018年 インディ500に密着したドキュメント特番を放送

    NHK、佐藤琢磨の2018年 インディ500に密着したドキュメント特番を放送

    NHKは、佐藤琢磨の2018年のインディ500に密着したドキュメンタリー特番「世界最速レースインディ500 佐藤琢磨ライバルたちとの戦い」を7月14日(土)の20時からNHK BS1で放送する。

    世界界3大レースのひとつ、インディ500。佐藤琢磨は2017年大会で優勝。アジア人として初めての快挙を成し遂げた。2018年、佐藤琢磨はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに移籍して連覇に挑むが、その前には強力なライバルたちが立ちはだかった。

    1911年に第1回目のレースが行なわれ、今年が102回目の開催となったインディアナポリス500マイルは、最高気温が32℃に達し、路面の温度は50℃を超える過酷なコンディションで争われた。

    今年から新型マシンが導入され、インディ500の長い歴史でも記録的に暑くダウンフォースが減少していたために、マシンをコントロールするのが難しい戦いが展開された。アクシデントが頻発し、フルコースコーションが続けざまに出されたため、半分ほどのチームが燃費をセーブして1回少ないピットストップでゴールすることを目指していた。

    16番手グリッドからスタートした佐藤琢磨は、1回目のピットストップには33周を終えたところで入った。暑さ対策としてマシン・セッティングに変更を加え、終盤のバトルに向けて徐々にマシンを向上させて行くベテランらしい戦いで上位進出、さらには優勝争いをと考えていた佐藤琢磨だったが、46周でのリタイアとなった。周回遅れのマシンがコーナーの中でバランスを崩し、大きく減速してレーシングラインに戻って来たため、佐藤琢磨は行き場を失って追突した。

    NHKは2018年の佐藤琢磨のインディ500への挑戦を密着ドキュメント。NHKが開発してきた超高精細8Kと高速度カメラでインディ500のレースを撮影。8K映像とレースデータ、専門家の分析を組み合わせて、勝負の決め手を探る。

    BS1スペシャル『世界最速レース インディ500 佐藤琢磨 ライバルたちとの戦い』
    放送日時:7月14日(土)20時00分
    放送局:NHK BS1
    出演:佐藤琢磨
    語り:小田切千、出田奈々

  • フェルナンド・アロンソ 「インディ500制覇は非常に重要な目標」

    フェルナンド・アロンソ 「インディ500制覇は非常に重要な目標」

    ル・マン24時間レースで優勝して世界3大レースでの2冠を達成したフェルナンド・アロンソは、3冠のための残りのレースとなるインディ500での優勝は“とても魅力的”だと語り、3冠達成に意欲をみせている。

    フェルナンド・アロンソは、先週のル・マン24時間レースでToyota Gazoo Racingのトヨタ・TS050・HYBRID 8号車をドライブして優勝。20回目の挑戦となったトヨタに悲願の初優勝をもたらした。

    F1で2度のF1ワールドチャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソは、自分が“完成されたドライバー”であることを証明するべく、世界3大レース(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レース)のすべてを制覇することをキャリアの究極の目標に掲げている。

    これまで3冠を達成したのはグラハム・ヒルただ一人。F1モナコGPとル・マン24時間レースの2冠を達成したのは、タツィオ・ヌボラーリ、モーリス・トランティニアン、ブルース・マクラーレ、ヨッヘン・リント、そして、グラハム・ヒルに続く6人目の快挙となる。

    現在36歳のフェルナンド・アロンソは、F1で優勝争いに絡めなくなっている今、3冠達成に意欲をみせた。昨年、インディ500に参戦したアロンソは残り21周でエンジントラブルによりリタイアを喫している。

    「2017年にインディ500に出場したけど、特にこれといった目標はなかった」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「トップで終盤を迎えて、あと少しで優勝だったけど、土壇場で逃してしまった。」

    「インディ500は世界3大レースのひとつだし、本当に重要な目標になる。インディ500制覇はとても魅力的だし、誰よりも優れた完璧なドライバーであるかを確かめる証拠になる」

    フェルナンド・アロンソはまだ来季の去就を発表しておらず、F1引退も囁かれている。マクラーレンは2019年からインティカー・シリーズにフル参戦することを本格的に検討しており、その際はフェルナンド・アロンソがドライバーを務めると噂されている。

    関連:ル・マン24時間レース 結果:トヨタが悲願の初制覇!8号車が優勝!

  • 【インディカー】 ホンダ:第102回 インディ500 決勝レポート

    【インディカー】 ホンダ:第102回 インディ500 決勝レポート

    第102回 インディ500の決勝レースが5月27日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催され、ホンダ勢では燃費作戦で逆転を狙ったスコット・ディクソンが3位、ディフェンディング・チャンピオンの佐藤琢磨は序盤で遅いマシンと接触し、リタイア32位という結果に終わった。

    1911年に第1回目のレースが行なわれ、今年が102回目の開催となったインディアナポリス500マイルは、最高気温が32℃に達し、路面の温度は50℃を超える過酷なコンディションで争われ、チーム・ペンスキーのウィル・パワーが11回目の挑戦で初優勝を飾った。

    2008年ウィナーのスコット・ディクソン(Chip Ganasi Racing)は予選9位からトップグループでチャンスを待った。レースが進む中でHondaエンジンの燃費がライバルを上回っていると判明したこともあり、ディクソンのチームはレース終盤に燃費をセーブして勝利を目指すよう作戦を切り替えた。もうゴールまで50周を切ってから出されたアクシデントによるフルコースコーションを利用し、彼らはカーナンバー9をピットロードへと呼び込んだ。

    残り40周回を無給油で走り切る作戦で勝利へと逃げ切ろうとしたディクソンだったが、あと一歩及ばず。彼は3位でのゴールとなった。

    今年のレースデイはインディ500の長い歴史でも記録的に暑く、ダウンフォースが減少していたために、マシンをコントロールするのが難しい戦いが展開された。アクシデントが頻発し、フルコースコーションが続けざまに出されたため、半分ほどのチームが燃費をセーブして1回少ないピットストップでゴールすることを目指していた。その中には大ベテランのオリオール・セルビア(Rahal Letterman Lanigan Racing)がおり、彼はゴールまで20周でトップに躍り出た。しかし、残り3周でピットに向かわざるを得なかった。

    佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は16番手グリッドからスタートし、1回目のピットストップには33周を終えたところで入った。暑さ対策としてマシン・セッティングに変更を加え、終盤のバトルに向けて徐々にマシンを向上させて行く、ベテランらしい戦いで上位進出、さらには優勝争いを、と考えていた佐藤琢磨だったが、46周でのリタイアとなった。周回遅れのマシンがコーナーの中でバランスを崩し、大きく減速してレーシングラインに戻って来たため、佐藤琢磨は行き場を失って追突した。

    インディカーシリーズは休む間も無く次週はミシガン州デトロイトのストリートコースでダブルへダーを開催する。

    スコット・ディクソン(3位)
    レース終盤にフルコースコーションが出た際、リスタートの少し前にピットで燃料をできる限り積み、燃費作戦での優勝を狙いました。しかし、今日の私たちはライバル勢に比べてトラフィックでのハンドリングが苦しく、前を行くマシンをパスするのにとても苦労しました。ライバルたちとギヤ比が大きく違っていて、リスタートでのパフォーマンスも悪かったですね。1速だとリミッターが作動し、2速だと加速が悪くて後続にパスを許すしかありませんでした。それでも私たちは3位でゴールすることができました。これはチーム力の高さによるものです。燃費作戦は今回の私たちにとってはベストの作戦で、私は彼らの提示した数字を実現するよう務めました。ウィナーのパワーには、心からおめでとうと言いたいですね。

    佐藤琢磨(32位)
    ジェイムズ・デイビソンはスピードが上げられずに苦しんでおり、全速力で走っている私との速度差が大きかったため、彼のマシンを避けることができませんでした。彼の存在に気づいてアクセルを戻し、ブレーキまで踏んだのですが、間に合いませんでした。あのようなエアポケットに入ってしまっては空気抵抗がなく、一気に吸い寄せられてしまうのです。どちらにとっても不運なアクシデントでした。私としてはチームとファン、そしてサポーターに対して申し訳なく感じています。あの時は16番手を走っていたのですが、ロバート・ウィッケンズ(Schmidt Peterson Motorsports)とともに集団の先頭へと追いついて行っていたんです。彼がデイビソンに追いつき、横に並んだのが見えました。おそらくあの時、デイビソンはマシンをコントロールし切れない状況になっており、アクセルを戻したけれどレーシングラインから外れてしまったんです。彼は大きく減速し、こちらは全力で走っていたため、そのスピード差は非常に大きく、よけきれなかったんです。本当に残念です。次のデトロイトは昨年Rahal Letterman Laningan Racing)がダブルへダーの2戦両方で勝ったサーキットですから、今年もいい走りができることと期待をしています。今回のレースから気持ちを早く切り替えて、デトロイト、そしてシーズンの中盤戦以降に臨みたいと思います。

  • 【インディ500】 佐藤琢磨 「不運なアクシデント。よけきれなかった」

    【インディ500】 佐藤琢磨 「不運なアクシデント。よけきれなかった」

    佐藤琢磨は、第102回 インディ500の決勝レースで、序盤で遅いマシンと接触し、リタイア32位に終わった。

    1911年に第1回目のレースが行なわれ、今年が102回目の開催となったインディアナポリス500マイルは、最高気温が32℃に達し、路面の温度は50℃を超える過酷なコンディションで争われ、チーム・ペンスキーのウィル・パワーが11回目の挑戦で初優勝を飾った。

    佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、16番手グリッドからスタートし、1回目のピットストップには33周を終えたところで入った。

    暑さ対策としてマシン・セッティングに変更を加え、終盤のバトルに向けて徐々にマシンを向上させて行く、ベテランらしい戦いで上位進出、さらには優勝争いを、と考えていた佐藤琢磨だったが、46周でのリタイアとなった。周回遅れのマシンがコーナーの中でバランスを崩し、大きく減速してレーシングラインに戻って来たため、佐藤琢磨は行き場を失って追突した。

    インディカー・シリーズは休む間も無く次週はミシガン州デトロイトのストリートコースでダブルへッダーを開催する。

    「ジェイムズ・デイビソンはスピードが上げられずに苦しんでおり、全速力で走っている私との速度差が大きかったため、彼のマシンを避けることができませんでした」と佐藤琢磨はコメント。

    「彼の存在に気づいてアクセルを戻し、ブレーキまで踏んだのですが、間に合いませんでした。あのようなエアポケットに入ってしまっては空気抵抗がなく、一気に吸い寄せられてしまうのです。どちらにとっても不運なアクシデントでした。私としてはチームとファン、そしてサポーターに対して申し訳なく感じています」

    「あの時は16番手を走っていたのですが、ロバート・ウィッケンズ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)とともに集団の先頭へと追いついて行っていたんです。彼がデイビソンに追いつき、横に並んだのが見えました。おそらくあの時、デイビソンはマシンをコントロールし切れない状況になっており、アクセルを戻したけれどレーシングラインから外れてしまったんです。彼は大きく減速し、こちらは全力で走っていたため、そのスピード差は非常に大きく、よけきれなかったんです。本当に残念です」

    「次のデトロイトは昨年レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングがダブルへダーの2戦両方で勝ったサーキットですから、今年もいい走りができることと期待をしています。今回のレースから気持ちを早く切り替えて、デトロイト、そしてシーズンの中盤戦以降に臨みたいと思います」

  • 第102回 インディ500 結果:ウィル・パワーが初優勝

    第102回 インディ500 結果:ウィル・パワーが初優勝

    第102回 インディ500の決勝レースが5月27日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われ、ウィル・パワー(ペンスキー)が悲願のインディ500初制覇を果たした。

    新たなインディ500ウィナーが誕生した。2018年のインディ500を制したのは、オーストラリア出身の37歳、ウィル・パワー。2014年のインディカー・チャンピオンであるパワーは11回目の挑戦でインディ500初優勝。オーストラリア国籍のドライバーとしても初優勝となる。

    最後のセーフティカーが退き、194周目にレースは再開。トップはステファン・ウィルソン(アンドレッティ)、2番手にジャック・ハーベイ(マイケル・シャンク・レーシング)が続き、ウィル・パワーは3番手で前の2台についていけなかった。

    しかし、196周目に前の2台が給油のために揃ってピットイン。トップに立ったウィル・パワーがそのままトップでチェッカーを受けるというある意味衝撃的なフィニッシュとなった。

    2位はエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)、3位にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、4位にはアレキサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)、5位にはライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)が続いた。

    佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は47周目にクラッシュを喫して32位。今回の引退レースとなったダニカ・パトリックを始め、エリオ・カストロネベス、トニー・カナーン、セバスチャン・ブルデーといったドライバーがリタイアを喫した。

    2018年 インディ500 決勝 結果

    P No Driver Team  
    1 12 ウィル・パワー Team Penske C
    2 20 エド・カーペンター Ed Carpenter Racing C
    3 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H
    4 27 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H
    5 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H
    6 22 シモン・パジェノー Team Penske C
    7 29 カルロス・ムニョス Andretti Autosport H
    8 1 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C
    9 6 ロバート・ウィッケンズ Schmidt Peterson Motorsports H
    10 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H
    11 66 JR.ヒルデブランド Dreyer & Rainbold Racing C
    12 98 マルコ・アンドレッティ Andretti Herta Autosport with Curb-Agajanian H
    13 4 マテウス・レイスト AJ Foyt Racing C
    14 88 ギャリー・チャペス Harding Racing C
    15 25 ステファン・ウィルソン Andretti Autosport H
    16 60 ジャック・ハーベイ Meyer Shank Racing with SPM H
    17 64 オリオール・セルビア Scuderia Corsa with RLL H
    18 23 チャーリー・キンボール Carlin C
    19 19 ザカリー・クラマン・デ・メロ Dale Coyne Racing H
    20 21 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C
    21 17 コナー・デイリー Dale Coyne Racing dba Thom Burns Racing H
    22 59 マックス・チルトン Carlin C
    23 26 ザック・ビーチ Andretti Autosport H
    24 7 ジェイ・ハワード Schmidt Peterson Motorsports H
    25 14 トニー・カナーン AJ Foyt Racing C
    26 24 セージ・カラム Dreyer & Rainbold Racing C
    27 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C
    28 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan H
    29 32 カイル・カイザー Juncos Racing C
    30 13 ダニカ・パトリック Ed Carpenter Racing C
    31 10 エド・ジョーンズ Chip Ganassi Racing H
    32 30 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing H
    33 33 ジェームス・デイビソン Foyt with Byrd / Hollinger / Belardi C
  • 第102回 インディ500 決勝:佐藤琢磨、クラッシュによりリタイア

    第102回 インディ500 決勝:佐藤琢磨、クラッシュによりリタイア

    佐藤琢磨は、第102回インディ500のレースをクラッシュによりリタイアで終えた。

    5月27日(日)、伝統のインディ500の決勝が開催された。前回大会のウィナーとして今大会に挑んだ佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は序盤はほぼその順位をキープして走行を重ねていた。

    しかし、47周目。佐藤琢磨はターン3とターン4の間でジェームス・デイビソン(Foyt with Byrd / Hollinger / Belardi)をインから抜こうとしてアンダーステアになり、追突する形でクラッシュ。リタイアでレースを終えることになった。

    佐藤琢磨は「目の前の空気が変化し、コントロールを失ってクラッシュを回避できなかった」と語っている。

    この事故により、レースで最初のセーフティカーが導入された。

  • ホンダF1 田辺豊治TD、佐藤琢磨とのインディ500制覇を語る

    ホンダF1 田辺豊治TD、佐藤琢磨とのインディ500制覇を語る

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、昨年、佐藤琢磨とともに優勝を成し遂げたインディ500について語った。

    昨年、今回と同じ週末にインディアナポリスとモナコで開催された2つの偉大なレース、インディ500とモナコGPは、これまでにない注目を集めた。

    なぜなら、フェルナンド・アロンソがインディ500でデビューを飾ったことで、F1とインディがさらに結び付けて語られるようになったからだ。

    昨年はHonda Performance Development(HPD)の一員としてインディ500に臨んでいたホンダF1 テクニカルディレクター、田辺豊治は「インディ500はインディカー・シリーズの1戦ですが、他のレースとはまったく違いますし、ただのレースではないのです」とコメント。

    「1993年に私がインディカー・プロジェクトを始めた時には、インディ500の偉大さを感覚としてよく理解できていませんでした。しかし、2014年に再び自身が担当となりインディ500で優勝したときには、その凄さを思い知らされました」

    「例えば、一般のファンの皆さんに2000年のインディカー・シリーズの年間チャンピオンについて聞いても多くの人は答えられないと思うのですが、2000年のインディ500の勝者が誰だったかについてはみんなよく覚えているのです」

    田辺豊治は1年前、HPDのシニア・マネージャーとしてインディ500の会場にいた。米国のHPDは、F1プロジェクトで言うところのミルトン・キーンズ拠点と同じ位置づけだが、彼は昨年までのHPDでも、現在と同じように世界でホンダのプレゼンスを上げるための努力を重ねてきた。そしてそのための最善の方法が、レースに勝つことだった。

    ホンダが過去13年間で11勝を挙げているインディ500は、田辺にとってもホンダにとっても特別なレース。そして昨年の佐藤琢磨の優勝により、インディ500は日本にとっても特別なレースになった。

    「インディカー・シリーズに参戦した日本人ドライバーは今まで何人かいましたが、インディ500で勝った日本人ドライバーは昨年の琢磨選手までいませんでした」と田辺豊治は語る。

    「琢磨選手の勝利は、それまでの他のドライバーの勝利とは違いました。日本でとても大きなインパクトがあったのです。日本におけるモータースポーツの人気向上に繋がったと思います」

    「昨年の勝利の後、日本や米国の知人から、沢山の祝福のメッセージが届いたのには驚きました」

    佐藤琢磨とホンダには深い結びつきがあります。彼は鈴鹿サーキットのレーシング・スクールを卒業すると、その後F1にステップアップしジョーダン、BAR、スーパーアグリなどのチームでキャリアを積んだ。

    田辺豊治は2004年と2005年にジェンソン・バトンのチーフ・エンジニアで、同時期には長谷川祐介がチームメイトの佐藤琢磨のエンジニアだった。田辺豊治と佐藤琢磨はインディカー・シリーズの前に、既にF1で同じチームで仕事をしていた。

    「私たちはF1時代からの旧知の仲です。2013年にHPDに異動になった私は、ロングビーチのレースで琢磨選手と再開し、彼はそのレースで優勝しました」

    「インディ500で琢磨選手が優勝に向けて戦っている姿を、特別な思いで見ていました。また、プラクティス、そしてレース中にも他のマシンのHondaエンジンに不具合が続いていたので、最後の数周は本当にハラハラしながら見ていました」

    昨年のインディ500でに周囲の注目は、彼以外のホンダのドライバーに集まっていた。しかし実際のタイトル争いは、佐藤琢磨とインディ500で3度の優勝を誇るシボレーのカストロネベスとの戦いになった。

    「カストロネベスはインディカー・シリーズのトップ・ドライバーですし、インディ500でもとても強いので脅威でした。しかし、最後の2~3周のところでカストロネベスはオーバーテイクに失敗し琢磨選手との距離が広がったので、彼の勝利を確信しました」

    佐藤琢磨の優勝によって、ホンダは過去14年間での12勝目を手にした。ホンダと繋がりが強い日本人ドライバーが優勝により、その勝利はさらに特別なものになった。

    シーズン中で最も走行距離が短い市街地サーキットのモナコとスーパー・スピードウエイを500マイルに渡って走るインディ500だが、一般に想像されるよりも多くの共通点がある。

    HPDでの仕事について、田辺豊治は「日本とアメリカで、レースエンジンのキーとなるテクノロジーに関して情報の交換をしています。それぞれのパーツはそれぞれの拠点で開発をしているものの、ターボチャージャーやダイレクト・インジェクター、燃焼装置などに関しては、インディカーで使用しているものと、F1や日本のSUPER GTの間で、比較的類似したスペックのものを使用しています」と語る。

    つまり、これまでのさまざまな分野での田辺豊治の経験が、現在のF1プロジェクトでの仕事に繋がっている。インディ500で勝利した経験を、今週のモナコGPや今後のホンダ F1プロジェクトの成功に繋げるためにレースに取り組んでいる。

    「F1に限らず、ホンダがレースに参戦する時には、常に勝利を目指しています。冷静に現状を見つめることも大切ですが、勝利を目指して進化を続けることも大切なのです」

    トロロッソ・ホンダはモナコでのポイント獲得に全力を傾けるが、決勝が終わると田辺豊治も米国でのレースの行方を気に掛けることだろう。

    「インディ500も観戦すると思います。昨年に比べるとホンダのマシンは競争力がないようにも感じますが、インディ500は長いレースなので最後まで何が起きるかわかりません」

    ホンダは今週末二つの偉大なレースを戦う唯一のマニュファクチャラーになる。しかし、モナコとインディアナポリスのレースを続けて観戦するのは田辺豊治ひとりだけではないはずだ。

  • 【インディ500】 佐藤琢磨、決勝に意気込み 「準備はできている」

    【インディ500】 佐藤琢磨、決勝に意気込み 「準備はできている」

    佐藤琢磨は、第102回インディ500の決勝前最後のプラクティス“カーブデー”を6番手で終えた。

    1時間の練習走行では、全33台が決勝レース用のセッティングを施してコースに入り、ドラフティングを利用しながらレースを想定した練習走行を行った。

    カーブデーとは“カーブレーション・デー”の略であり、かつて決勝前にカーブレーター(キャブレター)を調整できる最後の時間であったためにこの名がついている。

    佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は224.083mhpを記録して6番手で最後のプラクティスを終えた。

    「今日のカーブデイは比較的短いセッションでした」と佐藤琢磨はコメント。

    「僕たちは走行プランを消化し、様々なことをチェックしました。トラフィックのなかではそれなりに満足できました」

    「まだそこに取り組む必要がありますが、もうレースデイは近づいています」

    「僕たちは準備はできていると思っています」

    1911年に始まった世界で最も長い歴史を誇るインディ500は、5月の第4週目のメモリアルデイ=戦没者記念日の週末に開催されるのが恒例。今年は5月27日(日)に決勝レースが行われる。スタートは現時間12時19分(日本時間29日1時19分)。

    前回大会のウィナーである佐藤琢磨は6列目16番グリッドからレースをスタートする。