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  • インディカー:アレックス・パロウが2度目のチャンピオンを獲得

    インディカー:アレックス・パロウが2度目のチャンピオンを獲得

    インディカー:アレックス・パロウは、ポートランド・グランプリで圧倒的な勝利を収め、2度目のインディカー・チャンピオンシップを獲得した。

    アレックス・パロウは、2021年にチップ・ガナッシ・レーシングに加入したときに初めて獲得したチャンピオンシップを取り戻した。パロウの成功は、2008年のアメリカ・オープンホイール・レースの再統一以来、最終レース前にドライバーがチャンピオンシップを獲得したのは初めてのこととなる。

    アメリカの夏の終わりを告げるレイバーデイの週末を迎え、インディカー・シリーズ第16戦がオレゴン州ポートランドで開催された。会場のポートランド・インターナショナル・レースウェイは、太平洋に流れ込む大河、コロンビア川沿いに造られた全長1.964マイルのサーキット。平坦ながら中高速コーナーがバランスよく組み合わされたテクニカルコースで、110周のレースが行われた。

    最終戦の1つ前のレースとあって、チャンピオン争いは佳境を迎えていた。ポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)が2度目のタイトル獲得へ近づくのか、シリーズ最多に並ぶ7回目のタイトル獲得へ、スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が望みをつなぐのか。HondaエンジンユーザーのChip Ganassi Racingからエントリーする2人のバトルに注目が集まった。

    今シーズンすでに4勝を挙げているパロウは予選で5番手となり、3列目イン側のグリッドからハードコンパウンドのプライマリータイヤ装着でスタート。温まりの遅いタイヤながらも、パロウは1周目に2台をパスして3番手にポジションアップ。ソフトコンパウンドのオルタネートタイヤでスタートしていた前の2人が早いタイミングでピットに向かうと、パロウはトップに躍り出た。安定感が高く、摩耗も少ないプライマリータイヤで31周を走ってピットに滑り込んだパロウは、ソフトなオルタネートタイヤを装着してコースに戻ると、すぐにトップに返り咲いた。

    ディクソンは、予選4番手からパロウのすぐ後ろの2番手に浮上。2連勝中と勢いに乗る彼は、ハードタイヤの連投というパロウとは異なる作戦に打って出て、2回目のピットストップまでにレースの主導権を奪うことを狙った。しかし、パロウは丁寧なマシン操作で速く安定したラップを刻み続け、ディクソンとの差を拡大。前半からレースをリードしたパロウは、ミスなく淡々と周回を重ね、トップでゴール。来週の最終戦を残して、タイトル獲得を決定した。

    Hondaは今回が今シーズンの11勝目。ディクソンは3位でフィニッシュし、マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)が7位、デビット・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD Motorsports)が8位、カイル・カークウッド(Andretti Autosport)が10位でフィニッシュした。

    インディカー・シリーズ最終戦は今年もカリフォルニア州のラグナセカ・レースウェイで開催される。サンフランシスコの南西約110マイルに位置する、風光明媚なモンテレーの常設ロードコースは、ポートランドとは対照的にアップダウンの大きいサーキットとなる。

    インディカー アレックス・パロウ今季5勝目をマークしたパロウが自身2度目のシリーズチャンピオン。ディクソンは総合ランキング2位が確定

    アレックス・パロス(Chip Ganassi Racing)

    「信じられないほどすばらしい週末になりました。私たちのマシンは本当に速く、勝利を目指すべきだとわかっていました。これまでのシーズンでやってきたようにレースを戦い、こうしてビクトリーレーンに立てたことを誇りに思います。最高の気分です。インディカーでチャンピオンになれるなんて考えてもいなかったのに、2回目のタイトルを獲得できて、自分でも驚いています。夢のようです。チームのクルーたちは、勝つために必要な道具をすべてそろえてくれました。この勢いを保ち続けるべくがんばります。今日の私たちは、どんな戦い方でも力強いレースを披露できたと思います」

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「まず最初に、私たちのチームのカーナンバー10に関わったクルーたちを思いきり祝福します。パロウ選手は今日、2023年のシリーズチャンピオンとなりました。私たちのレースも非常にスムーズに進んでいました。最初のピットストップまでの走りはとてもいいものでしたが、その後のトラフィックの巡り合わせが悪く、最後のフルコースコーションが出た際にフェリックス・ローゼンクビスト選手(シボレー)の先行を許しました。そのまま彼の後ろを走って、3位で今日のレースは終わりました」

  • スコット・ディクソン、インディカーのハイブリッドエンジンは「大幅に前進」

    スコット・ディクソン、インディカーのハイブリッドエンジンは「大幅に前進」

    インディカー・シリーズは、2024年シーズンの開幕戦からエンジンに新しいハイブリッド・コンポーネントを導入することになっており、その前に数レースを残すのみとなった。

    ホンダとシボレーはこの1年、バッテリーをエンジンのベルハウジング内に搭載するユニークなレイアウトを採用したハイブリッド・システムを何度もテストしてきた。

    ホンダの担当者によると、メーカーが最も懸念しているのは、まったく新しい設計のコンポーネントを確実に調達することだという。しかし、それでも開発は着実に続けられ、この1年間でシステムの重量は大幅に軽減された。

    コンポーネントはこれまで以上に過酷なテストに耐えており、今のところ、2024年の導入スケジュールでシリーズを継続するのに十分な持ちこたえを見せているようだ。

    ホンダのテストドライバーに抜擢されたスコット・ディクソンは、最近のテストで大きな進歩を実感しているという。

    ディクソンは新しいハイブリッドシステムについて「間違いなくまだ発展途上だ」と語った。「ここ数回の改良は大きな前進だと思う」

    「マニュファクチャラーにとって重要なテクノロジーであり、世界規模でのメーカーの活動、特にホンダが生産している車には大きな関連性があると思う。ハイブリッドの状況は彼らにとって非常に大きい。彼らがそれに力を入れているのは知っている。インディカーも同じだ。彼らがコミットしていることだ」

    「来年の導入については、ある意味であやふやな時期があったと思う。最後のテストはセブリングでとてもうまくいった。多くの距離を走った。10月、11月、12月、そして1月にも多くのマシンが走った」

    「テクノロジーはかなりクールだ。IMSAや他のフォーミュラで見てきたような通常のシステムとは違う。自動運転にこだわらず、ドライバーのインプットの要素にこだわってほしい。それは僕たちのレースにも刺激を与えると思います。

    「正しい方向に向かっていると思う。時期が近づいてみないとわからないけどね。このために多くの努力が払われているし、彼らがもたらした技術を見るのはクールだ」

    インディカー ホンダディクソンは開発プロセスを通じてホンダのテストドライバーに指名されている。

    インディカーは当初、ハイブリッド・システムを新しい2.4リッター・エンジンとともに2023年シーズンに導入する予定だったが、開発の問題とパンデミック関連のサプライチェーンの問題が重なり、延期を余儀なくされた。

    大型エンジンの開発は一時中断され、その間にハイブリッド・コンポーネントをレースで使えるようにすることに集中した。

    時間が経つにつれてテストは頻繁に行われるようになり、秘密裏に行われることも少なくなったが、インディカーのファンは、新しいコンポーネントでもエンジン音に変化がないことに満足している。

    音がエンターテインメントとして重要な役割を果たすことを理解しているディクソンにとっては、この点もポジティブな要素だ。

    「そうだね。僕はレーシングカーのようなサウンドのマシンに情熱を注いでいる。インディカーの将来にとって、それは間違いなく重要なことだ」

    「繰り返しになるけど、テクノロジーにもスポットライトが当たるといいね。他のフォーミュラで見てきたものとは間違いなく違うと思う」

  • 元レッドブルF1育成のユーリ・ビップス、レイホールからインディカーに参戦

    元レッドブルF1育成のユーリ・ビップス、レイホールからインディカーに参戦

    ユーリ・ビップスは、昨年、ネット配信中の人種差別的発言でレッドブルF1のジュニアチームを解雇されてから1年以上を経て、今週末インディカーのレースに復帰する。

    レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、23歳のユーリ・ビップスとポートランドとラグナ・セカのシーズン最後の2戦に向けて契約を結んだ。ビップスは今後2週間、チームの30号車をドライブする。

    ジャック・ハーベイは30号車のエントリーでシーズンをスタートしたが、今年の最初の14レースで13位以下に終わった。彼とRLLRは先週末のゲートウェイでのラウンド前に袂を分かち、そのレースではコナー・デイリーが彼の代わりに招集された。

    ユーリ・ビップスは、機会を与えてくれたチーム共同オーナーのボビー・レイホールとマイク・ラニガンに感謝した。

    「RLLRで機会を得ることができてとてもうれしいし、ボビー、マイク、そしてチームのみんなにとても感謝している」とビップスは語った。

    「一年中ドライブしていないので、この機会に対する期待は非常に大きかったけど、再びドライブを始めるのを本当に楽しみにしている」

    今年F2に戻らないことが明らかになったとき、彼は最初にチームのテストを受けた。

    「2022年末にセブリングで一緒にテストをしたけど、意気投合したように思えた」とビップスは語った。

    「みんなと仲良くできたし、チームの雰囲気もとても気に入っている。

    「ボビーはセカンドチャンスを与えてくれる人だし、彼が僕にチャンスを与えてくれることにとても感謝している。彼とマイク、そしてチーム全体に良い結果をもたらしたいと心から願っている」

    ビップスは、彼の目標は、ウィナーズサークルの高額な報酬を受け取るフルタイムカーの上位22台にチームが入るのを助けることだと語った。

    「自分自身を証明し、ウィナーズ・サークルに入れることが最も重要なことだ。レースに向けて準備ができていると感じており、トラックは私の経験、ドライビングスタイル、そしてクルマにも合っていると思う」

    「今年はすでにチームに溶け込んでおり、シミュレーターで彼らのためにいくつかの作業を行っているので、すでにメンバーのことを知っており、全員と非常に快適に感じている。これは私にとっても大きな利点だ」

    ビップスのインディカーテストは両方ともRLLで行われた。1回目は昨年10月のセブリングで、2回目は今年3月のバーバー・モーターポーツ・パークで、負傷中のハーベイの代役を務めた。

    ビップスは2017年のADAC(ドイツ)フォーミュラ4でタイトルを獲得し、2つの異なるフォーミュラ3シリーズで4位、マカオGPで2位、そしてF2で2シーズン半にわたって3勝を挙げるなど、輝かしいジュニアキャリアを歩んできた。

    ビップスは、2018年後半から昨年夏まではレッドブルの支援を受けていた。昨年5月のスペインGPではプラクティス1回目にレッドブル・レーシングのためにドライブした。
    しかしその1カ月後、ビップスが同じレッドブルの後輩であるリアム・ローソンとコール・オブ・デューティーのゲームをライブストリーミングしているときに人種差別的な言葉を使ったため、チームはビップスと決別した。この事件によってビップスがF2のシートを失うことはなかったが、昨シーズンが終わって以来、インディカーのテストを除けばコックピットから遠ざかっていた。

  • 佐藤琢磨、インディカー今季ラストレースはリタイア

    佐藤琢磨、インディカー今季ラストレースはリタイア

    佐藤琢磨は、2023年のインディカーでのラストレースをリタイアで終えた。

    今シーズンはオーバルレースのみに出場している佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)は17番グリッドからスタートしましたが、120周目のアクシデントによりリタイアとなった。マシンセッティングがコースコンディションにマッチしていなかったのか、スタート直後から苦しい走りが続き、少し早めに1回目のピットストップを敢行した。

    その後にはトップグループと同じか、トップグループより速いペースで周回を重ねていたが、走行ラインをわずかに外れたときにタイヤのグリップが失われて壁にヒットし、マシンを降りることとなった。

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)

    「マーブルに乗り上げてウォールに接触しました。このような終わり方は、もちろん望んでいません。それまでにもマーブルには何度か苦しめられましたが、結果的にこれが致命傷となりました。ターン1で勢いに乗って、そのままターン2を目指したため、気付いたときには手遅れでした。チップとチップ・ガナッシ・レーシングには心からお礼を申し上げます。懸命に働いてくれたチームのメンバーにはお詫びの言葉もありません」

    インディカーディクソンがセントルイスで今シーズン2勝目。タイトル争いは2人のHondaドライバーに絞られる

    2023年のインディカー・シリーズも終盤戦に突入している。17戦がスケジュールされたうちの第15戦、今シーズン最後のオーバルレースがミズーリ州の大都市セントルイスの郊外にあるワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイで開催され、Hondaエンジン搭載マシンで戦うスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が圧巻の勝利を飾った。ハイスピードを保ちながらも燃料消費を抑える彼のドライビングスキルはライバル勢を寄せつけず、16番手スタートという不利をはねのけ、2位以下に大差をつけてチェッカーフラッグを受けた。

    曇り空と吹き付ける風により、真夏のセントルイスとは思えないほど快適なコンディションとなった今大会。多くのファンが見守る中で、ディクソンは6度のタイトルを獲得してきた類いまれなる才能を披露した。全長1.25マイルのコースを260周するこのレースを、3回のピットストップで走り切ったのはディクソンだけだった。多くのライバルたちは彼より1回、もしくは2回多いピットストップを行わなければ、ゴールまで走りきることができなかった。ディクソンは先々週の第14戦からの2連勝で、キャリア通算55勝目。2位でゴールしたドライバーに22.2秒という大差をつけての圧倒的勝利だった。

    ポイントスタンディング3番手につけていたジョセフ・ニューガーデン(シボレー)がレース終盤にリタイアしたことにより、チャンピオン争いは今回7位でフィニッシュしたポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)と、2連勝中のディクソンという2人だけに絞られた。残り2戦で獲得できる最多得点は108点、2人の差は74点で、まだ逆転の可能性が残されている。

    昨年、このコースで終盤に見事な追い上げを見せて2位フィニッシュしたデビッド・マルカス(Dale Coyne Racig with HMD Motorsports)が、今年はさらにアグレッシブにレースを戦い、2年連続の表彰台となる3位フィニッシュを達成した。まだインディカーにデビューして2年目のマルカスだが、初勝利の時が近いことを感じさせるパフォーマンスをオーバルコースで見せていた。

    そのほか、コルトン・ハータ(Andretti Autosport with Curb-Agajanian)は6位、ポイントリーダーのパロウは7位、マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)は10位でゴールし、Hondaドライバー5人がトップ10入りとなった。

    次のシリーズ第16戦は西海岸へと舞台を移し、オレゴン州ポートランドで開催される。残る2戦はどちらも常設のロードコース。ポートランドはフラットで、最終戦の行われるラグナセカ・レースウェイは非常にアップダウンの激しいコースとなる。

    インディカー・シリーズ

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「チームの人々全員による勝利です。船の舵はオーナーのチップ・ガナッシが取っています。すばらしいスタッフを誇りに思います。今日のように後方グリッド(16番手)からスタートする場合、何か独自の作戦を採用する必要があり、今日はHondaエンジンの燃費のよさをお見せできたと思います。チームが無線で伝えてくる数字を、私は難なく達成してマシンを走らせ続けることができました。今日の勝利はHondaによってもたらされたものです。そうした戦いを実現させてくれたチームのクルーたちに深く感謝します。残る2レースでも私たちはチャンピオンを目指し、全力を尽くして戦います」

    デビッド・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD Motorsports)
    「私たちのチームにとって、とてもいい1日となりました。今日のマシンは優勝も狙えるものに仕上がっていました。ポールスタートだったニューガーデン選手のすぐ後ろを走り続けました。集中力を保ってラップを重ねていまいたが、作戦がうまく機能しませんでした。ディクソン選手の採用した作戦が今日の正解です。燃費セーブにもトライしましたが、それによってペースが落ちたため、作戦を変更しました。マシンがよかったからこそできた作戦変更で、リカバリーして3位でゴールできました」

  • マーカス・エリクソン、2024年にアンドレッティ・オートポーツに移籍

    マーカス・エリクソン、2024年にアンドレッティ・オートポーツに移籍

    アンドレッティ・オートスポートは、マーカス・エリクソンが2024年のインディカーシーズンからチームに加わることを発表した。

    元F1ドライバーのエリクソンは、過去4年間ドライブしたチップ・ガナッシ・レーシングを離れ、アンドレッティで6年目のインディカーシーズンを戦う。

    チップ・ガナッシ・レーシングに在籍した過去4年間で、エリクソンは、4勝とインディ500での優勝を果たし、ペイドライバー以上のステータスに昇格した。

    新天地では、グリッドに並ぶ歴史的なチームのひとつでレースをしながら、さらなる勝利を獲得する新たなチャンスを得ることになる。

    「来シーズンからアンドレッティ・オートスポートに加わることができて、とてもうれしいし、誇りに思う」とエリクソンは語った。

    「アンドレッティはモータースポーツ界で最も伝説的なチームのひとつだから、このチームに加わることは僕にとって間違いなく夢のようなことだ」

    「僕を信頼してくれたマイケル(アンドレッティ)とダン(トウリス)に感謝したいし、組織の全員と会うが待ちきれない。これは僕のキャリアにおける非常にエキサイティングな新しい章であり、一緒に目標を達成するために取り組むことを本当に楽しみにしている」

    「エキサイティングな時間が待っている。この機会に感謝している」

    今回の発表で、コルトン・ヘルタ(26号車)とカイル・カークウッド(27号車)がエリクソンとともにレースに参戦することが確認されたが、チームの現ドライバーであるロマン・グロージャン(28号車)とデブリン・デフランチェスコ(29号車)はリリースから外された。

    この2人のドライバーの去就はまだ不明で、エリクソンがどのエントリーを運転するかは明らかにされていないが、おそらく28号車のエントリーを運転することになるようだ。

    マイケル・アンドレッティは「他の皆さんと同じように、我々はNTTインディカー・シリーズでのマーカスの成功に注目してきた。おそらく史上最も競争の激しいインディカー分野で、彼がトップランナーに属することを素早く証明したことに感銘を受けている」と語った。

    「我々がレースやチャンピオンシップに勝ちたいと思っているのは周知の事実であり、そのためにはマーカスのような天性の才能と決意の強い意欲を持ったドライバーが必要だ」

    「我々はマーカスがもたらす勝利の考え方に興奮しており、来シーズンが我々に何を待たらしてくれるかを楽しみにしている」

    エリクソンの現在のチームメイトであるアレックス・パロウの行く末が注目されるなかでのこの発表であり、おそらくパロウは将来的にチップ・ガナッシ・レーシングにとどまることを示唆している。

    エリクソンとパロウはともに高い年俸を要求しており、ガナッシが2人のうちどちらか1人しか引き留められないとすれば、それは妥当なことだろう。

    少なくとも、エリクソンのドライブしていた8号車のエントリーはインディーカーのシリーシーズンにおける重要なピースの1つであり、その空席によって他のドライバーの発表が始まるかもしれない。

  • コルトン・ハータ、インディカー最終戦で父親が勝利したカラーリング

    コルトン・ハータ、インディカー最終戦で父親が勝利したカラーリング

    コルトン・ハータは、2023年インディカー最終戦ラグナ・セカで、彼のNo.26 アンドレッティ・オートスポーツ・ホンダを特別なカラーリングで飾る。

    典型的なゲインブリッジ・スキームではなく、1998年に父ブライアン・ヘルタが同トラックで優勝したときのカラーリングと同じものが彼のマシンに施される。

    現代のインディカーは25年前のマシンと比べて形状が大きく異なるにもかかわらず、このカラーリングはこのスポーツのファンならすぐにそれと認識できる。

    サイドポッドとフロントウイングには、ブライアン・ハータのマシンにイエローのシェルロゴがあったのと同じ場所にイエローのゲインブリッジのシェブロンロゴを追加するなど、可能な限り小さなディテールが残されている。

    アンドレッティのショップで初めてこのカラーリングを見たコルトン・ハートは「イカしてる!」「ワオ! ワルだね!」と興奮模様。

    「すごいね。見た目も良くなったと思う。誰もがそれを気に入るでしょう。すべてのファンがね」

    「あのレースでもっと勝ちたくなったよ。あそこでは3勝目になる。彼のカラーリングでトラックで勝てば、彼に1勝差で勝てるよ。ハータがラグナセカで勝ったという伝説を受け継ぐことができたら、最高にクールだろうね」

    ブライハン・ハータは、チーム・ラハールらCARTシリーズに参戦していた1998年と1999年にラグナセカで優勝している。

    今年初め、コルトンはこのクロスオーバーのインスピレーションとなったレースで優勝したマシンを家族の手に取り戻すため、その所有者を追跡した。

    コルトン・ハータ インディカー。シリーズ

    アンドレッティ・オートスポートのストラテジストであり、最近までコルトンの無線の声を担当していたブライアンは、この特別な機会が実現するようチームと協力した。

    「ラグナ・セカでは、今でも『あなたが1998年に優勝したとき、私はここにいた』というような人がたくさんいる。あるいは、97年にパスを持ってそこに来る人もたくさんいる」

    「年齢を重ねることのメリットはあまりないような気がする。でも、本当に大きなものが2つあることに気づいたんだ。私にとっては、キャリアを積み、自分の生涯をかけて好きなことをやり続けることができ、そして今、コルトンがそれをやっているのを見ることができる

    「アンドレッティ・チームでその一員となり、それに近づきたい。そして、我々は本当に絆が深まり、意味のある、素晴らしくて楽しいことができる。それができるなんて、とてもとても恵まれているというか、ラッキーなことだと思う」

    「人生において、このような経験が唯一無二のものであることを十分に理解しているということ以外に、どう言えばいいのかわからない。とても感謝している」

    コルトンはまた、ラグナセカの週末に着る特別なファイヤースーツも用意し、レトロなルックを完成させる。

    ファイアストン・グランプリ・オブ・モンテレーは2023年インディカー・シーズンのフィナーレで、9月8~10日に開催される。

  • インディカー:スコット・ディクソンがシーズン初優勝 / 2023年第14戦

    インディカー:スコット・ディクソンがシーズン初優勝 / 2023年第14戦

    インディカー:スコット・ディクソンが今シーズン初優勝を挙げてポイントランキング2番手へ浮上。ポイントトップのアレックス・パロウは7位でリードを広げる。

    インディカー・シリーズ第14戦は今年2回目となるインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースを使ったレース。1909年創業のこのサーキットには、全長2.5マイルの伝統あるオーバルコースの一部を利用したロードコースが2000年に完成し、近年のインディカーシリーズは1シーズンに2戦を行っている。

    今年の5月に行われたレースでは、アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)がシーズン初優勝を飾った。8月開催の最高気温が31℃まで上がった厳しいコンディション下での今シーズン2レース目は、彼のチームメートのスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が、1周回目で巻き込まれたアクシデントを乗り越えて、すばらしい勝利を収めた。

    スタート直後のアクシデントでマシンに小さなダメージを受けたディクソンは、ピットでクルーたちによる素早い修復作業を受けるとコースに戻り、85周のゴールまで2回だけのピットストップで走りきる作戦に打って出た。スタートでハードタイヤを装着していた彼は、1回目のピットストップで修理、燃料補給、さらにはタイヤをハードからソフトにスイッチし、その後の全周回をソフトタイヤで走る作戦を採用。これらが見事に的中し、レース終盤にポールポジションスタートだったグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)の猛追を受けながらも、それをギリギリで跳ね返して今季初優勝を飾った。

    この勝利はディクソンにとってはインディカー歴代2番手のキャリア54勝目。歴代最多の67勝という記録を持つAJ・フォイトにまた一歩近づいた。また、ディクソンは1シーズンに少なくとも1勝をマークする記録のインディカーレコードホルダーだが、今日の勝利で自身の記録を19年連続へと更新した。それを彼は319レース連続出場の新記録樹立のレースで達成した。

    ポールポジションからスタートしたレイホールは快調に周回を続け、最後の最後でディクソンの背後に迫った。85周で争われたレースの最終10ラップ、レイホールの追い上げは凄まじく、ファイナルラップの大逆転も十分考えられるスリリングな展開になった。しかし、コンマ5秒ほど届かず、2017年以来となる優勝にあと一歩の2位でフィニッシュした。これはレイホールにとって今シーズンのべストリザルト。そして、Hondaはナッシュビルから2戦続けて1-2フィニッシュを記録した。

    今シーズン4勝でポイントスタンディングのトップをひた走るアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は、予選9番手(グリッド降格となったドライバーがいたため、スタートは8番手)から7位でフィッシュ。ポイント2番手との差を84ポイントから101ポイントへと大きく広げた。なお、ポイント2番手はジョセフ・ニューガーデン(シボレー)から今日優勝したディクソンに代わっている。残るは3戦。

    優勝したディクソン、2位のレイホールのほかにも、クリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)が4位でゴールし、上記の通りパロウが7位。前戦ナッシュビルでキャリア2勝目を挙げたカイル・カークウッド(Andretti Autosport)が9位に入り、マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)が10位と、6人のドライバーたちがトップ10圏内でのフィニッシュを記録した。また、ナッシュビルでデビューしたばかりのルーキー、リヌス・ルンドクヴィスト(Meyer Shank Racing)が参戦わずか2戦目にして12位でのフィニッシュを達成。しかも、これは今日のレースでのルーキー最上位フィニッシュだった。

    これでHondaは今シーズン9勝目。ポールポジションは今週末のレイホールによるものが10回目で、インディカー・マニュファクチャラーズ・ポイントでHondaはライバルを暫定38ポイントリードしている。

    次戦はインディアナポリスから北米大陸を西進したミズーリ州セントルイスの郊外、イリノイ州マディソンにあるワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイで開催される。オーバルコースでのレースはこれが今シーズン最後となる。

    インディカー・シリーズスコット・ディクソンが今シーズン初優勝を挙げてポイントランキング2番手へ浮上。 ポイントトップのアレックス・パロウは7位でリードを広げる

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「この勝利はチームの力によって達成されました。私はファンタスティックなスタートを切ったのですが、1周目のターン7で接触されてマシンが真横を向き、そこにライバルのマシンがぶつかってきました。これで最後尾近くまでポジションを下げましたが、チームは絶対にあきらめない、という姿勢を崩しませんでした。Hondaエンジンはすばらしいパフォーマンスを発揮してくれました。今日のマシンは、燃料をセーブさせながらであっても、走らせるのが本当に楽しかったです。燃料消費を抑えながらも、必要なときに必要なだけ速いペースで走り続けることができました。今日問題があったとしたら、それは最後のピットストップ直後のアウトラップで、少々マシンをプッシュしすぎたことでした。グレアム・レイホールとの差を広げようと考えたからでしたが、そこでタイヤを幾分酷使してしまい、レース終盤土壇場になってグリップが怪しくなっていました。それでも私たちは集まってくれたファンの前でよいバトルをお見せすることができたと思います。こうしてまた表彰台の中央に立つために、これからも何事もあきらめることなく挑戦し続けます」

    グレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)
    「今日の私たちは勝利できませんでしたが、何も恥じる必要はないと思います。私たちのマシンは最高でした。Hondaエンジンも、いつもと同じように最高でした。今日の2位フィニッシュについて、私は腹立たしく思ってはいませんが、悔しいと感じているのは事実でしょう。私たちは今日、すべてをミスなく行いました。ただ、勝利の女神が私たちの側にいてくれませんでした。序盤のフルコースコーションが私たちに不利に働きました。あれが少し長過ぎたため、2回のピットストップでも走りきることが可能になりました。あのイエローが出た瞬間、私はディクソンが勝負に絡んでくるだろうと予測したのですが、まさにその通りになりましたね。最後の2周、私は”オーバーテイクボタン”を押し続けましたが、ディクソンもそれは同様だったため、差を縮め、アタックを仕掛けるところまでいけませんでした。しかし、それを恥ずかしいと考える必要は、私たちにはないと思います。私たちが戦った相手は、史上最高のドライバーとチームだったのですから。今後も私たちは集中力を保ち、実力を高めて行くことに専念します」

  • インディカー:カイル・カークウッドがナッシュビルでキャリア2勝目

    インディカー:カイル・カークウッドがナッシュビルでキャリア2勝目

    2023年 インディカー 第13戦がナッシュビルで開催され、カイル・カークウッドがキャリア2勝目でHondaがナッシュビル3年連続優勝。アレックス・パロウは3位フィニッシュでポイントリードを広げた。

    ミュージックシティ、ナッシュビルのダウンタウンで行われるインディカー・シリーズのストリートレースは今年が3回目の開催となる。

    テネシー州の州都でのレースイベントは2021年の第1回から大盛況で、来シーズンからはダウンタウンの中心部にコースを移し、シーズンの最終戦として催されることがこのレースウイークエンドに発表された。

    土曜日には大雨も降ったナッシュビルだったが、予選はスケジュールを変更したことでドライコンディションで争われた。決勝レースはアメリカ南部の夏らしい気温が30℃を超す天候となったが、集まった大勢のファンは地域に根付きつつあるインディカーレースに歓声を送っていた。

    カンバーランド川を渡る橋も利用した全長2.1マイルのストリートコースで優勝したのは、予選8番手だったカイル・カークウッド(Andretti Autosport)だった。今年の第2戦Acuraグランプリ・オブ・ロングビーチでキャリア初優勝を飾ったばかりのカークウッドは、蒸し暑い中での80周のファイトでもフィジカル面に問題はなく、キャリア2勝目のチェッカーフラッグを受けた。Hondaにとっては今シーズン8勝目で、今年のストリートレース5戦全勝を記録した。

    カークウッドはハードコンパウンドのタイヤでスタートし、1回目のピットストップをできる限り引き伸ばす作戦を採用、28周目にトップに立った。1回目のピットストップの後にはピットタイミングの違うドライバーたちが彼の前を走ったが、ソフトタイヤをいたわり、燃費のセーブもしながらチャンスを待ち、2回目のピットストップを終えた時点でトップに躍り出た。その後はライバル勢を突き放すハイペースを保ち続け、レース終盤の二度のリスタートでもトップの座を脅かされることなく、34周のリードラップも記録しての勝利を飾った。

    ポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は予選4番手から3位フィニッシュ。13戦で8回目の表彰台に上がった。これまでの全13戦でトップ10フィニッシュという驚異的な安定感を示して来ており、ポイントリードはレース前の80点から84点に広がった。

    ポイントスタンディングで3番手につけているスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、予選12番手から5位フィニッシュし、ロマン・グロージャン(Andretti Autosport)は予選順位と同じ6位でゴールした。また、マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)は予選20番手から大きく順位を上げ、7位でレースを終え、クリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)も予選13番手から9位と、Hondaドライバー6人がトップ10でゴールした。

    次戦は8月11、12日にインディアナポリスモータースピードウェイのロードコースで開催されます。

    インディカー・シリーズカイル・カークウッドのキャリア2勝目でHondaはナッシュビル3年連続優勝 アレックス・パロウは3位フィニッシュでポイントリードを広げる

    カイル・カークウッド(Andretti Autosport)
    「今日の勝利はAndretti AutosportとHondaのクルーたちによるものです。私の望むすべてを彼らは用意してくれました。私がコース上でパスしたのは2、3台で、チームが作戦などによって私を先頭へと引き上げてくれたのです。状況に応じた正しい決断が下された結果でした。私は昨年のナッシュビルでアクシデントによるリタイアをしたので、今日の勝利でリベンジができました。とてもうれしいです」

    アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)
    「今日の自分たちにはスピードがあったと思います。もっとフルコースコーションが出ると考えていたのですが、その予測は間違っていましたね。しかし、我々は生き残って成果を挙げました。序盤のフルコースコーションでピットストップをしたためにものすごい燃費セーブが必要になり、非常に難しい戦いになっていましたが、表彰台に上ることができました。シーズンを通じてチームが最高の仕事をしてくれています。これからも上位で戦って行きたいと思います」

  • 佐藤琢磨、アイオワの2戦目は25位 / インディカー

    佐藤琢磨、アイオワの2戦目は25位 / インディカー

    インディカー:佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)は、アイオアでの第2戦を25位で終えた。

    2023年インディカーシリーズの第11、12戦はアイオワ・スピードウェイでのダブルヘッダーとして開催された。決勝前のウォームアップセッションで2番手につける好タイムをマークし、マシンの仕上がりのよさを確認していた佐藤琢磨だが、レースが始まるとマシンのハンドリングが朝とは全く違っていた。

    気温、路面温度ともに上昇したコンディションにマシンが合っていなかったようで、ピットストップでのマシン調整でも状況は改善されず、レースのほぼ中間地点でマシンがラインを外れ、リヤホイールを壁にヒット。サスペンションが曲がったためにピットでの修理に時間を要し、コースに戻って完走はしたものの、結果は25位だった。

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)
    「私たちにとって非常に厳しい1日となりました。朝のプラクティスは本当にうまく行きました。マシンは路面に食いついており、昨日に比べてマシンのバランスがよく、すべてがうまくつながって機能していることを感じていました。しかし残念なことに、レースでは事態が全く逆になっていました。アンダーステアが大きく出ており、マシンがコンディションに合っていないことは明らかでした。チームメートのアレックス・パロウが表彰台に上る3位フィニッシュをしたことを讃えたいと思います。Chip Ganassi Racingは今日、力強い戦いを見せました。自分もチームに好結果をもたらすことができなかったことが残念です。それでも、私たちは今週末にとても多くを学びました。それらを今年の私たちにとって最後のオーバルレースとなるセントルイスで活かしたいと思います」

    インディカーポイントリーダーのアレックス・パロウが3位フィニッシュでアイオワ・スピードウェイの表彰台へ

    アイオワ州々都デモインの東40マイルほどにある全長0.894マイルのショートオーバル、アイオワ・スピードウェイを250周して争われたレースで、アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)が3位でフィニッシュした。

    今シーズンすでに4勝を挙げているパロウはポイントリーダーとしてアイオワ入りし、土曜日に行われていた1レース目を8位で終え、日曜日開催の2レース目は表彰台に上がった。開幕戦から12戦連続でのトップ10フィニッシュを果たした彼は、ポイントリーダーの座を守った。ランキング2番手のジョセフ・ニューガーデン(シボレー)はアイオワでの2レースを制したが、パロウはまだ彼に対して80ポイントという大きなリードを保っている。

    アイオワ・スピードウェイでのインディカーレースは、いまや真夏のビッグイベントとして完全にアメリカの中央部、アイオワの地に定着。ダブルヘッダーがスケジュールされた2日間が快晴に恵まれたこともあり、とても多くのファンが集まり、28台のインディカーが繰り広げるハイスピードバトルを楽しんでいた。

    予選12番手だったパロウは、スタート後の1周目にトップ10までポジションアップしたが、レース中盤は苦戦し、折り返し点の125周を終えた時点では13番手を走行していた。3回目のピットストップを早めに行う作戦が成功して順位を大きくゲインした彼は、周回を重ねる中でライバル勢とのバトルで前に出るドライビングに磨きをかけ、最後のリスタートを5番手で迎えた。残り3周でグリーンフラッグが振り下ろされるや、パロウは2台をパスし、3位でのゴールを果たした。

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)はダブルヘッダーの2レース両方で6位フィニッシュし、コルトン・ハータ(Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian)が7位。デイビッド・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD Motorsports)が8位でマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)が9位と、5人のHondaドライバーたちがアイオワでの2レース目でトップ10フィニッシュを果たした。

    次戦は1週のインターバルの後、テネシー州ナッシュビルのストリートコースで開催される。

    アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)
    「正直言って、私は今日このコースで表彰台に上ることができ、とてもハッピーです。スタートからの2スティントではマシンのバランスに問題を抱え、厳しい戦いを余儀なくされていました。しかし、ピットストップでセッティングを変更し、マシンのハンドリングをよくすることに成功しました。その後に採用した作戦もよく、ピットストップもすばらしかった。さらには、最後に最高のリスタートを切ることができ、表彰台に上ることができました。チームの全員のパフォーマンスを誇りに感じます。このコースに関して自分たちはまだ改善すべきことが多くありますが、今週末の戦いで大きな自信をつかんだのは確かです」

  • 佐藤琢磨、アイオワの1戦目は9位でフィニッシュ / インディカー

    佐藤琢磨、アイオワの1戦目は9位でフィニッシュ / インディカー

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)は、インディカーのアイオワのダブルヘッダーにエントリー。インディ500以来、今シーズンの3レース目に臨んだ佐藤琢磨は、予選11番手からレースを通してポジションを競い続け、順位を2つ上げた9位でのフィニッシュを記録した。

    久しぶりのレースではありましたが、インディアナポリス500で2勝、ショートオーバルでも1勝の実績を持つ佐藤琢磨は、レース序盤にトップを走り、250周を戦い抜いて集まったファンから喝采を浴びた。

    北米大陸のほぼ中央に位置するアイオワ州。その州都デモインの東40マイルほどの位置に2006年に完成したアイオワスピードウェイは、現在のインディカーシリーズでは最も全長の短い、1周が0.894マイルのショートオーバルコースで、「惑星最速のショートトラック」という異名を持っている。

    インディカー ホンダアイオワスピードウェイでのダブルヘッダー1戦目ではマーカス・エリクソンが4位でフィニッシュ

    コーナー部に12~14度と急なバンクがつけられ、ストレート部も10度のバンクとされているため、アイオワスピードウェイでのインディカーバトルは時速190マイルという高速で展開されます。接触ギリギリのサイドバイサイドでオープンホイールマシンが繰り広げるバトルはファンの間でも非常に人気が高く、ダブルヘッダーで週末に2レースを楽しめることでもファンから熱烈に支持をされている。

    金曜日の夕方にプラクティスが行われ、2レース分の予選は土曜日の午前中に開催。そして、レース1は午後2時過ぎにスタートした。予選は雨で遅れましたが、250周のレースは快晴の空の下、暑過ぎないコンディション下で繰り広げられ、予選10番手からマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)が4位フィニッシュを記録した。

    アクシデントによるフルコースコーションが一度しか出されなかったレース1では、多くのHondaドライバーたちが激しいバトルを戦い抜いて好成績を残した。

    予選4番手だったスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は6位でゴールし、カイル・カークウッド(Andretti Autosport)は予選18番手から大きく順位を上げての7位フィニッシュを達成した。また、ポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は、予選7番手から8位でゴール。開幕からの連続トップ10入りを11戦連続へと伸ばし、ポイントトップの座を守った。

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)
    「予選11番手から9位と、順位を上げてのゴールとできたのはよかったと思います。今日のマシンは空力とメカニカルグリップがちょうどバランスの取れたセッティングになっていなかったため、タイヤが新しいときには問題なかったのですが、タイヤが摩耗してくるとコーナーの入り口ではアンダーステア、コーナーの真ん中では曲がりにくく、コーナーの出口ではオーバーステアというハンドリングになっていて、苦しい戦いになっていました。それでも、コクピット内でウエイトジャッカーとスタビライザーというツールを毎周操作してゴールまで走り切りました。今日ゴールしてすぐにエンジニアと、明日のレースで走らせるマシンのセッティングをどうしたらよくできるのかを話し合いましたから、明日は高い戦闘力を発揮して上位で戦えると思います」

    マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)
    「アイオワのコースでのレースはいつも本当に楽しいものになります。誰かをオーバーテイクするか、誰かとサイドバイサイドで戦う状況がレース中ずっと続きます。マシンがよければ、今日の私のように大いにバトルを楽しむことができるんです。今日の私たちはとても力強い走りを見せることができていました。10番手スタートから4位でゴールできたのですから、とてもよい戦いができたと思います」