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  • 佐藤琢磨、接触&ガス欠も18位完走 (インディカー)

    佐藤琢磨、接触&ガス欠も18位完走 (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー 第15戦ミッドオハイオの決勝レースを18位で終えた。

    21番グリッドの佐藤琢磨は、得意のスタートでポジションを上げたが、その直後に目の前でアクシデントが発生し、マシンにダメージを受けた。それでもピットでフロントウイングを交換してレースへと復帰。上位陣とピットタイミングを変えてチャンスを作り出す作戦だったが、32周目にガス欠でストップ。インディカーのセーフティクルーたちにけん引されてピットに戻った。

    給油を行うとマシンは息を吹き返し、1ラップ遅れでゴールまで完走。結果は18位だった。

    なお、レースは最後尾22番グリッドからスタートしたスコット・ディクソンが優勝。ミッドオハイオでのレースでは作戦が大きなインパクトを持つことが少なくないが、今日のレースではトップグループとピットタイミングをずらすために入った31周目のピットストップが大逆転を実現させるポイントだった。37周目にフルコースコーションが出されると、ライバル勢全員がピットに向かう中、ディクソン一人だけがコース上に残り、一台もコース上でパスすることなくトップに躍り出ることとなった。幸運も味方につけての勝利ではあったが、不利を有利へと変える作戦を利用した戦いもインディカーならではのレースと言える。

    佐藤琢磨(18位)
    「スタートで3台はオーバーテイクしたと思います。ところが、目の前でアクシデントが発生し、横にマシンがいたためにラインを変えることもできず、行き場を失って止まっていたマシンにぶつかりました。それでもウイングを交換してレースに復帰できました。その後は気を取り直して追い上げを開始するつもりだったのですが、マシンのハンドリングが万全ではなく、ペースが上がりませんでした。さらにはガス欠に陥ってストップ。あのイエローが出たラップでピットに入る予定にしていたのですが、少しだけ燃料が足りませんでした。午前中のファイナルプラクティスで速かったマシンが、決勝では少しスピードがなくなっていました。その点を次のロードコースでの戦いでは改善しなければなりません。次戦はショートオーバルのミルウォーキーです。そちらでももちろんがんばります」

  • 佐藤琢磨、プラクティス初日に3番手タイムをマーク (インディカー)

    佐藤琢磨、プラクティス初日に3番手タイムをマーク (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー第15戦 ミドオハイオのプラクティス初日に3番手タイムをマークした。

    ホンダ・インディ200のプラクティス初日は、晴天のもと、ミドオハイオ・スポーツカー・コースで行なわれた。

    午前中のセッションで12番手となった佐藤琢磨は、午後のセッションで3番手へと躍進。しかも、午前中からタイムを伸ばしたドライバーは佐藤琢磨を含めてたったの5人しかいなかった。

    午後のセッションで佐藤琢磨がマークしたスピードは121.495mph(約194.4km/h)で、トップとのタイム差は100分の8秒でしかなかった。

    佐藤琢磨
    「今日の路面コンディションはとても滑りやすく、グリップが低くて、先週行ったテストのときと比べると油が浮いているような印象を持ちました。それでも、僕たちは内容の濃いテストを行ない、たくさんのことを学びました。その結果が今日のプラクティスに現れていると思います。ABCのマシーンはこのようにトリッキーなコンディションでもとても好調でした。明日は天候もトリッキーなものになりそうですが、日曜日には間違いなくコース全体のグリップが上がるはずで、まったく状況は変わってくるでしょう。今日、グリップのやや低いコンディションで僕たちは少し苦しみましたが、いまはとてもいいポジションにいるので満足しています。明日もより高いスピードを追い求めて作業を続ける予定です」

  • 佐藤琢磨、今シーズンの自己ベストとなる5位 (インディカー)

    佐藤琢磨、今シーズンの自己ベストとなる5位 (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー第14戦トロントの決勝レースで今シーズンの自己ベストとなる5位でゴールラインを切った。

    カナダ最大の都市トロントでのダブルヘッダーは、土曜日に予定されていたシリーズ第13戦が雨で延期になり、日曜日に2レースが行われる異例のスケジュールとなった。

    どちらのレースも周回数は85周から65周に減らされたが、2レース目として開催されたシリーズ第14戦は途中から雨に見舞われ、フルコースコーションも多発。「80分を越えてからは新しい周回に入らない」というあらかじめ設定されていたルールが適用され、56周でゴールとなった。

    第13戦の決勝が日曜日に開催されたことにより、第14戦の予選は実施せず、代わりに第12戦アイオワ時点でのチャンピオンシップポイントの順でグリッドが決まった。夕方の4時過ぎ、メインストレート上に並んだ23台のマシンは、スタンディング方式でレースのスタートを切った

    全員がドライタイヤを装着して始まったレースは、10周を過ぎたところで小雨が降り始め、一転してウエットタイヤが有利な状況となった。そして、レースが終盤に入った40周目過ぎに路面が乾き、ドライタイヤの方が速く走れるコンディションに変わった。コース状況が大きく変化したレースは、アクシデントの多発によるフルコースコーションの影響で65周ではなく、80分間でゴールが迎えられることとなった。

    その結果、タイヤ交換をタイミングよく行う判断を下したチームと、グリップが低い路面でのドライビングで優れていたドライバーのコンビネーションが活躍した。ゴールを目前にして7台以上が絡む多重アクシデントが発生し、フルコースコーションのままゴールとならないよう、赤旗が出された。レースの最後は、残り3周でのスプリントが繰り広げられるエキサイティングでドラマティックな戦いとなり、後方22番グリッドからスタートした佐藤琢磨が、攻撃性と冷静さの両方を保ってバトルをし続け、今シーズンの自己ベストとなる5位でゴールラインを切った。

    佐藤琢磨 (5位)
    「不運がずっと続いていましたが、チームはモチベーションを失くすことなくがんばり続けてくれていました。そして今日、トロントでのレース2で私たちは力を取り戻し、よいレースを戦えたと思います。天候によって路面が変化し、ドライからウエットへ、そしてまたドライへとタイヤを交換しての複雑な戦いになっていましたが、レース中盤にポジションを上げ、ピットクルーたちの素早く確実な作業もあって、レース終盤にはさらに上位へと進出することができました。Honda勢のトップとなる5位でフィニッシュできたことをとてもうれしく、そして誇りに感じます。今日のこのレースで不運は完全に吹き飛ばせたでしょうから、次戦からのシーズン終盤戦では、さらに力強い戦いぶりを見せていきたいと思います」

  • 佐藤琢磨、多重アクシデントに巻き込まれて23位 (インディカー)

    佐藤琢磨、多重アクシデントに巻き込まれて23位 (インディカー)

    佐藤琢磨は、ダブルヘダーとして開催されるインディカー第13戦トロントの決勝レースを23位で終えた。

    第13戦は7月19日(土)の午後に決勝が行われる予定だったが、インディカーはコース上の雨量の多さから安全を確保できないと判断。赤旗を出してレースのスタートを遅らせ、その後にレースのスタートを2度試みたが、コンディションの改善は見られず、夕方6時過ぎにレース開催を翌日の20日(日)へと延期することに決めた。

    佐藤琢磨は予選15番手だったが、前日にトラブルのあった3台がグリッド後方に下がったため、12番手からスタートした。しかし、1周目のターン4で起きたアクシデントによって進路をふさがれ、左から急にラインを変えてきたマシン、さらには後方にいたマシンに次々とヒットされ、コンクリートウォールに激突した。

    そこでリタイアとなってもおかしくないダメージがあった佐藤琢磨のマシンだったが、クルーたちが入念な修理を施し、佐藤琢磨はレース終盤に10周を走行。順位は最下位の23位だったが、佐藤琢磨は午後の2レース目に備え、マシンの確認を行うことができた。

    佐藤琢磨(23位)
    「今日のレースでは慎重にスタートをして、ターン3でもイン側にラインを取ってポジションを保っていました。序盤から無理をせず、ゴールまでにポジションを着々と上げていこうという目標を立てていました。ところが、ターン4でアクシデントが起こって、1台のマシンがコースをふさぐようにストップしたため、それを避けようとした1台が左から私にぶつかってきて、さらには後方からもヒットされました。その上、スピンしてストップしていたマシンがレースに戻ろうとしたとき、彼も私のマシンにぶつかりました。左フロントサスペンションが壊れていたため、レースに戻るのには時間がかかりました。それでも、新しいセッティングを施したマシンで何周かを走ることができました。残念なことに、新セッティングはよくなかったので、今朝の状態に戻して午後の2レース目を戦うことになると思います」

  • 佐藤琢磨、トロントのレース1は予選15番手 (インディカー)

    佐藤琢磨、トロントのレース1は予選15番手 (インディカー)

    佐藤琢磨は、ダブルヘッダーで開催されるインディカー第13戦トロントのレース1の予選第1セグメントで8番手となり、予選結果は15番手となった。

    グループ2なら第2セグメントに進出可能なタイムを出していたが、今回は組み入れられたグループに不運な面もあった。佐藤琢磨とチームは決勝に向けてマシンセッティングをもう一度徹底的に見直し、混戦をくぐり抜けての上位フィニッシュを目指す。

    ※決勝は雨天順延となった。20日23時30分(日本時間)にスタート予定。

    佐藤琢磨(15番手)
    「昨日のプラクティスでマシンのセッティングをあと一歩進めきれず、それが今日の予選に影響を及ぼしてしまいました。トップグループとの差は小さかったのですが、ごく僅かの差で予選の第2セグメントに進むことができませんでした。今日は自分たちの組み込まれていたグループ1の方が競争がより激しく、私たちのタイムでグループ2なら第2セグメント進出ができていました。しかし、グループ分けは自分たちでコントロールができるものではないので、仕方がありません。これからレースに向けたセッティングをどのようなものにするかエンジニアとデータを見て検討し、午後のレースではベストを尽くします」

  • 佐藤琢磨、2列目4番グリッドの好位置からスタート (インディカー)

    佐藤琢磨、2列目4番グリッドの好位置からスタート (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー第11戦ポコノの予選で4番グリッドを獲得した。

    昨年のポコノで予選8番手だった佐藤琢磨は、今年もプラクティス1回目から、上位につけるスピードをコンスタントに出し続け、予選ではアタック1周目に平均時速222.804マイル、アタック2周目に時速222.793マイルをマーク。その時点でのトップに立った。

    平均222.798マイルを記録した佐藤琢磨の予選結果は4番手。惜しくもフロントローは逃したが、2列目イン側という好位置から、明日の500マイルのレースに臨む。

    佐藤琢磨(4番手)
    「とてもいい一日でした。昨年も私たちは、このポコノで速かったので、パッケージをいいものにできていると考えていました。今年は最初のプラクティスからマシンの状態がとてもよく、十分に戦えるポジションにありました。そこからは細かなセッティング変更を重ねました。ポールポジションを獲得できていれば最高でしたが、そんなに欲張ってばかりもいられません。予選では大変安定した走りができ、それを大いにエンジョイしました。ターン1とターン3で性格が全く異なる、このポコノのコースを走るのは本当に難しく、毎ラップ、コクピット内ですべてのツールを操作しなければなりません。これだけマシンがよかったのは、クルーたち全員と、エンジニアのドン(ハリデイ)がいい仕事をしてくれたおかげです。明日もスピードと強さを保ち続けたいです」

  • 佐藤琢磨 「アンドレッティの青旗無視はまったく理解できない」

    佐藤琢磨 「アンドレッティの青旗無視はまったく理解できない」

    佐藤琢磨が、ダブルヘッダーで開催されたヒューストンでのレース週末を振り返った。

    昨シーズン終盤に開催されたヒューストン市街地コースでの一戦は、今年は初夏の時期に日程が早められたものの、佐藤琢磨と、ここをホームグランドとするAJフォイト・レーシングにとっては、昨年とほとんど変わらない展開となった。すなわち、トップクラスの速さを示しながらも、運には徹底的に見放されたのである。

    今回、佐藤琢磨はウェットレースで首位に立つと、後続を大きく引き離していったが、マルコ・アンドレッティの執拗なブロックに行く手を阻まれてしまう。この行為により、マルコ・アンドレッティには罰金と保護観察の処分が科せられることとなった。これに続くピットストップで2番手に後退したものの、優勝する可能性を大きく残していた佐藤琢磨は、周回遅れのミハイル・アレシンによってそのチャンスを奪われた。

    ヒューストンでの佐藤琢磨は滑り出しから好調で、金曜日のフリープラクティスでは好タイムをマーク。続く予選でも最初のふたつのセグメントをトップで通過し、最終セグメントのファイアストン・ファスト6では昨年に続くポールポジションを獲得することが期待された。

    「僕たちには昨年まとめあげた良好なベースセットアップがあって、予選に向けては強力なパッケージを手に入れていました」と佐藤琢磨はコメント。

    「レースでのペースは期待したほどではありませんでしたが、それでも好調を保っていました。もっとも、今年はタイアが変わっていたので、昨年のセットアップをそのまま使えるわけではありません。けれども、市街地サーキットにはうまく対応することができました」

    「今回はダブルヘッダーレースだったので、土曜日はいきなり予選を戦うことになります。最初と2番目のセグメントでは僕たちはトップに立っていました。予選の戦いはものすごく厳しいもので、非常に僅差でしたが、結果はとても勇気づけられるものでした。2年連続でポールポジションを獲得する自信がありました」

    「でも、ファイアストン・ファイアストン6では期待したような結果を得られませんでした。週末を通じて使用できるレッドタイアは3セットだけです。もちろん、土曜日の予選で3セットを全部使うこともできますが、どのドライバーも日曜日のためにニュータイアを1セット残しておきたいと考えていました。このため土曜日は最初のセグメントでニュータイアを投入、2回目のセグメントで2セット目のニュータイアを使い、第3セグメントでは第2セグメントで使ったタイアをそのまま使用するという手法が一般的になっています。そうすれば、第3セグメントでもウォームアップされた状態のタイアを使うことができるからです」

    残念ながら、第2セグメントで佐藤琢磨はタイアにフラットスポットを作ってしまったため、ファスト6では最初のセグメントで使用したタイアを履いた。ただし、これでは望ましい結果は得られなかった。

    「タイムアタックでは十分なグリップ力を得られませんでした。ほぼ1秒の遅れをとっていました。タイアのヒートサイクルとなんらかの関係があったはずです」

    スタート前に雨が降ったことは、佐藤琢磨にとっていいニュースだった。ウェットコンディションで、佐藤琢磨はこれまで手をつけられない速さを示してきたからだ。今回も佐藤琢磨はいつもどおりの速さを発揮。6番グリッドからスタートしていながら、5周目にはトップに躍り出ていた。スタートでルカ・フィリッピやジェイムズ・ヒンチクリフとホイールをぶつけあう接戦を繰り広げた佐藤琢磨は、オープニングラップでフィリッピとスコット・ディクソンを攻略して4番手に浮上。続いてヒンチクリフとエリオ・カストロネヴェスをパスして4周目に2番手となると、5周目にはシモン・パジェノーのインを鋭くついて首位に立ったのである。

    「フロントロウを獲得できなかったのは残念でしたが、雨が降ったので、予選結果は関係なくなりました。僕たちはまったく新しいウェットタイアを履いていました。これはまだ誰も試したことがないものですが、僕は素早くスタートを切ることができました。僕はフィリッピとヒンチクリフの間をすり抜けようとしましたが、フィリッピがどんどんヒンチクリフに近づいてきたので、僕たちは接触することになります。2台が絡んできたために僕はスロットルオフを余儀なくされ、大きく遅れてしまいます。このときはどうしようもありませんでしたが、誰もダメージを負うことなく切り抜けられたのは不幸中の幸いでした」

    「その後は次々とライバルたちをオーバーテイクできたので、最高の気分でした! とにかくオーバーテイク、オーバーテイク、オーバーテイクを繰り返し、5周目にはパジェノーに襲いかかります。大きく回り込む高速コーナーのターン5出口で、彼の走行ラインが大きくアウト側にふくらみました。このとき、ちょうど1台分スペースが残されていたので、僕はそこに滑り込み、ヘアピンコーナーのターン6で彼のインを突いたのです。ブレーキングではマシーンが左右に振られました。最高に楽しかったですよ!」

    佐藤琢磨は26周目までトップを守り続けたが、この間、周回遅れになるのを懸命に避けようとしたアンドレッティに行く手を阻まれてしまう。

    「ピットアウトしてきた彼は僕の直前でコースに復帰しました。その後、彼はずっと自分のラインを守り、僕を抑え続けました。これにはまったく理解できませんでした。ブルーフラッグがそこらじゅうで振られていました。もう、すべてのコーナーで振られていたほどですが、それでも10周にわたって僕に進路を譲らなかったのです! 僕は無線でチームに状況を知らせ、彼らはレースコントロールとコミュニケーションをとるべく、ありとあらゆることをしてくれました」

    「レースコントロールは彼に警告を発しましたが、彼らはそれを無視したのです。マルコがようやく進路を譲ったのは、2度目のブラックフラッグが提示されてからのことでした。このとき、ヒンチクリフに対するマージンは、それまでの4秒強からコンマ数秒まで減っていました」

    コースが乾き始めていたため、フルコーションが出された際に佐藤琢磨はピットインしてスリックタイアに交換。同じタイミングでヒンチクリフもピットストップを行ったが、カナダ人ドライバーは佐藤琢磨の前でコースに復帰していった。そして、彼にかわって佐藤琢磨の後方に迫ってきたのは、3番手のドライバーとは別の人物だった……。

    「後ろを走っているミハイル・アレシンは周回遅れだったので、僕はヒンチクリフとのバトルに集中していました。ターン6でアレシンは僕のアウト側に飛び込んできましたが、そこで行き場を失い、僕と接触してしまいます。彼が何をしようとしていたのか、僕にはまったくわかりませんでした。そのコーナーでは、イン側からしかオーバーテイクできません。だから、どうしてそこに飛び込んでくるつもりになったのか、僕には見当もつきません。こうして僕のレース1は終わってしまいました。非常に落胆しました」

    続いて行われたのはレース2の予選。ここで佐藤琢磨は10番グリッドを手に入れる。雨が降ってからグリップ不足に苦しむようになり、予選グループ内での順位は5番手となった。そして決勝のオープニングラップではカルロス・ムニョスをパスして9番手に浮上。ただし、この行為はただちにオフィシャルによって検証されることとなった。コロンビア人ドライバーはターン2のシケインでアウト側にはらみ、佐藤琢磨をコースの外側に押し出す格好となる。コースに戻った佐藤琢磨はいったんムニョスにポジションを譲ると、これに続くコーナーで再度、抜き返していたのだが、オフィシャルはもう一度ムニョスを先行させるよう、佐藤琢磨に指示したのだ。このとき、ムニョスはさらに順位を3つ落としていたので、彼を先行させるためには、その前を走るドライバーすべてに進路を譲らなければならない。しかも、ここで勢いを失ったため、さらに順位を落とすこととなった。

    「これで15番手まで順位を落としたので、とてもフラストレーションを感じましたが、とにかく僕は戦い続けるしかありません。僕たちのペースはよかったし、レッドタイアもうまく使いこなすことができました。多くのドライバーがタイア交換のためにピットへ駆け込む姿を目にしましたが、僕たちはほとんど1スティントにわたって走り続けることができ、大きく順位を取り戻すことにつながりました。このスティントの終盤でスローパンクチャーが発生したため、僕は数ラップ早めにピットインすることになりましたが、運のいいことにこれは順位にほとんど影響を与えませんでした」

    佐藤琢磨はトップ10まで追い上げると、予定していた最後のピットストップを終えたときには6番手へと浮上していた。

    「とてもいい状況でした。何人かのドライバーは異なるレース戦略を選択していましたが、まずまずの成績を収められると期待していました」

    ここで再び、因縁のアンドレッティと出くわすこととなる。

    「マルコは僕をオーバーテイクすると決めると、ターン4で僕のインサイドに飛び込んできました。彼は僕のボディサイドに接触してきましたが、今回ばかりは運良くウォールと衝突せずに済みました。ただし、タイアにはマーブルやほこりがついてしまいました」

    「この後、マシーンの状態が完全ではないように思われたので、僕は念のためピットストップを行うことにしました。このとき、僕たちは最後となるピットストップを行いましたが、残念なことにチームは給油リグをつなぐのに手間取り、およそ10秒を失ってしまいます。僕は全力で追い上げを図りましたが、あるとき深く縁石に乗りすぎたせいでマシーンが浮き上がってしまい、ウォールにヒットし、リタイアを余儀なくされました」

    つまり、スピードという面では多くの手応えを掴んだことになる。そしてインディカーの一団は続いて北に進路をとり、1週間後に開催されるポコノ・レースウェイでの一戦に挑むことになる。

    「ポジティブに感じられることもいくつかありました。しかも、チームの本拠地と極めて近い場所でレースが開催されたため、メカニックたちやその家族とお会いできたことも嬉しかったです。ABCサプライからも多くの方々が応援に駆けつけてくれ、AJフォイト・レーシングはたくさんの方々から声援を送っていただきました。本当に素晴らしい週末でしたが、僕たちの期待する成績だけは手に入れることができませんでした」

    「僕たちはミルウォーキーでテストを行っており、ポコノのベースセットアップも良好な仕上がりを見せています。ミルウォーキーとはだいぶコースの特性が異なりますが、セットアップの考え方は活用することができるので、来週末はいい結果が残せると期待しています」

  • 佐藤琢磨、クラッシュリタイア (インディカー第10戦)

    佐藤琢磨、クラッシュリタイア (インディカー第10戦)

    佐藤琢磨は、ダブルヘッダーで行われたインディカー第10戦ヒューストンの決勝レースをクラッシュリタイアで終えた。

    佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は予選10番手からスタート。シケインをショートカットしたという判定によって、序盤に15番手までポジションを落としたが、マシンの仕上がりは良好で、速いペースを保ったまま周回し、1回目のピットストップを終えるとポジションは10番手に復活した。

    ハードタイヤにスイッチしてからの佐藤琢磨は、リズムに乗って順位を着々と上げていき、90周のレースが50周を終えた時点で6番手にまでポジションを上げた。さらに上位を狙ってファイトを続けた佐藤琢磨は、タイヤがパンクする不運で後退。75周目に縁石へ乗り上げてバランスを崩し、アクシデントによるリタイアを喫しました。

    佐藤琢磨(19位)
    「悔しいレースになりました。スタートはよかったのですが、シケインに並んで入ったカルロス・ムニョスが寄せてきたため、私はショートカットを強いられました。私はそれによってポジションアップをしていませんし、ムニョスをパスしたのはその先のターン5でのことでした。私はさらに数台をパスしたのですが、レースコントロールは私がショートカットしたという判定をし、ムニョスの後ろまで下がるよう指示しました。多くの順位をここで失いましたが、再びアタックして失地をばん回し、トップ10へと返り咲きました。しかし、その後のリスタートでマルコ・アンドレッティがインから接触してきたため、アウト側のラインへ飛ばされた私はタイヤかすを拾い、また順位をいくつも下げました。ここでハンドリングに異常を感じたのでピットインしました。タイヤがパンクしている可能性が考えられたからです。そこからもう一度ポジションアップを重ね、トップ10に復活しましたが、縁石に高く乗り上げ過ぎてジャンプしてしまい、壁にヒット。レースを終えることとなりました。ヒューストンでは激しい戦いを繰り広げましたが、望む好結果をつかむことはできませんでした。マシンは好調なので、次のポコノでぜひともいいレースを戦いたいと思います」

  • 佐藤琢磨、ヒューストンの2レース目は10番手から決勝に挑む

    佐藤琢磨、ヒューストンの2レース目は10番手から決勝に挑む

    佐藤琢磨は、インディカー第10戦ヒューストンの予選を10番手で終えた。

    世界で最初の屋根付きスタジアム、アストロドームの周辺に作られた全長1.634マイルの特設コースでは、蒸し暑いコンディションのもと、2グループが10分間ずつの予選アタックを行った。

    あとに走るグループ2のときの方が、グループ1が走ったときよりも路面のグリップが高まるため、グループ2で最速だったドライバーがポールポジション(PP)を奪取した。

    佐藤琢磨(10番手)
    「今日の私は先に予選を行うグループ1であり、路面が昨日と比べて悪くなっていました。路面をグリップしている感触が低く、グループの5番手、総合10番手という結果になりました。昨日の私はドライコンディションでのレースを戦っていませんが、予選を走った限りではマシンのセッティングを変更する必要がありそうです。しかし、グループ2でのベストが59秒1まで縮まっていたことを考えると、昨日の私のベストが59秒2〜3でしたから、路面は昨日とほぼ同じレベルまで回復をしているのかな、とも感じています。これからガレージに戻り、データをチェックしてマシンセッティングを決め、今日もトップ争いに食い込みたいと思います」

  • 佐藤琢磨、一時トップを走行も接触されてリタイア (インディカー第9戦)

    佐藤琢磨、一時トップを走行も接触されてリタイア (インディカー第9戦)

    佐藤琢磨は、ダブルヘッダーの1レース目が行われましたインディカー第9戦ヒューストンの決勝レースをリタイアで終えた。

    予選6番手だった佐藤琢磨は得意のウエットコンディションで目覚しい走りを見せた。3列目からロケットスタートを切った佐藤琢磨はわずか5周でトップに躍り出て、その勢いを保って2番手に4秒もの大差をつけた。

    しかし、スタート直後にタイヤがパンクしてバックマーカーとなったアンドレッティが佐藤琢磨の進路を塞ぎ、それを利用して接近してきたヒンチクリフがピットストップをしたため、トップの座を奪った。

    ドライコンディション用のスリックタイヤ装着でも佐藤琢磨は速く、ハイペースを保ってトップに返り咲くチャンスをうかがっていたが、32周目のリスタート直後、序盤のスピンで周回遅れに陥っていたルーキーのミハイル・アレシンが佐藤琢磨に強引なオーバーテイクを仕掛けたために2台は接触。絡み合うようにしてコンクリートウォールにヒットした彼らはそろってリタイアを喫した。

    佐藤琢磨(22位)
    「今日のようなフィニッシュは誰も望んでいません。本当にがっかりです。スタートはとてもうまくいき、2台をまとめてパスするところでしたが、その2台にサンドイッチにされてアクセルを戻さなければなりませんでした。それでも私のマシンはとても好調だったので、彼らを1台ずつパスし、トップに立つことができました。すべてが順調で、走ることを楽しんでいましたが、マルコ・アンドレッティがピットアウトして来て、温まっていいないタイヤで私の進路を塞ぎました。彼にはオフィシャルからブルーフラッグが長いこと提示され続けましたが、彼はそれを無視し続けました。私は彼の後ろを走ることで築いていたリードを失い、そこでようやくインディカーが彼に対してブラックフラッグを提示しました。すでに我々に対するダメージは十分に与えらえていました。ヒンチクリフは私のすぐ後ろまで迫っており、同じタイミングで行なったピットストップで彼にトップの座を奪われたのです。2番手で迎えたリスタートでは、ミハイル・アレシンが私の後ろにいました。彼は1周の周回遅れでしたから、私はヒンチクリフとのバトルに集中していました。そして長い高速コーナーであるターン5は、イン側からオーバーテイクをする以外は不可能で、そこはまだ路面が濡れていました。なので、ライン上を走り続けていましたが、彼はアウト側からコーナーへと深く進入し、2台が絡み合う結果となりました。いったい彼は何がしたかったのでしょうか。次のコーナーはヘアピンですから、アウト側からのパスなど不可能です。私たちのチームは素晴らしい仕事をしてくれ、レースでのマシンは本当に高い競争力を備えていました。難しいコンディションでのレースとはなっていましたが、私たちの下した判断は正しく、走ることを大いに楽しめていました。本当に残念でなりません。アクシデントで手首を少し傷めましたが、明日のレースへの出場に関しては問題ないと思います」