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  • 佐藤琢磨 「本当に悔しい幕切れだった」 / インディカー

    佐藤琢磨 「本当に悔しい幕切れだった」 / インディカー

    佐藤琢磨が、インディカー 第11戦 フォンタナのレース週末を振り返った。

    カリフォルニアのフォンタナ・スピードウェイで繰り広げられていたアイゾッド・インディカー・シリーズの500マイル・レースが残り10周、つまり20マイル(約32km)となったとき、佐藤琢磨は優勝に向けてひた走っていた。

    佐藤琢磨が乗るNo.14 AJフォイト・レーシング・ダラーラ・ホンダは、全ドライバーのなかでのファステストラップを記録したことからもわかるとおり、ほかのどのマシンよりも速く、ライバルたちをどこでも追い越すことができた。インディカーでの2勝目は目前に迫っていた。

    ところが、250ラップのレースの241ラップ目に歯車が狂う。イン側のスコット・ディクソンと、アウト側のウィル・パワーに挟まれる格好となったのだ。そして佐藤琢磨とパワーはコントロールを失ってウォールに接触。この瞬間、ふたりの希望も露と消えたのである。

    「本当にエキサイティングでした」と佐藤琢磨。

    「僕たちには勝てるマシンがありました。しかも、周回遅れからラップバックし、猛烈に追い上げるレースでした。すんでのところで勝てそうだったのに、それは実現しませんでした」

    金曜日に行われたフリープラクティスから佐藤琢磨は好調だった。

    「昨年も、僕たちはコンペティティブで、予選から力強く戦うことができました。でも、今年はもちろん新しいエアロパッケージを使うことになります。そして、どの空力セッティングがベストかは誰にもわかりませんでした。テキサスのパッケージと外観はとてもよく似ていますが、ここではインディのときと同じように、リアディフューザーにサイドウォールを取り付けることが認められていましたので、ダウンフォースの量はずっと大きく、しかもリアウィングのメインプレートは大型のものを使うことができました」

    「フリープラクティスでいくつかのテスト・アイテムを試したところ、いい感触を掴めましたが、それでもジェイムズ・ジェイクスがエンジンブロウをさせたために長く赤旗が提示されていたので、すべてが満足のいく展開だったわけではありません。このため、わからない部分を残したまま、僕たちは予選を迎えることとなりました。いずれにしても、強い手応えを感じるプラクティスでした。相対的にいって僕たちのマシンがコンペティティブなことは明らかでしたが、まだエアロのセットアップが最適化できているとは思えなかったのです」

    佐藤琢磨は予選で9番手となる。ホンダ・ドライバーのなかでは、マルコ・アンドレッティに続く2番手のポジションだ。チームの働き振りは素晴らしく、レースに向けて自信を深めていた。けれども、この一戦は、2011年にダン・ウェルドンが命を落としたラスヴェガス以来となるパックレース——密集した戦い——になることが予想されていた。

    「テキサスではダウンフォース不足だったほか、フォンタナでは、ここ数年、いつもナイトレースとして開催されており、陽が沈んで気温が下がると大きなダウンフォースが得られるようになりました。ただし、今回は日中のレースだったため、リーグは大きめのダウンフォースを認めることにしたのです。というのも、路面温度は華氏130度(およそ54℃)になると予想されていたからです。つまり、ほとんどバーベキューができるくらいの熱さで、このため急激なタイア・デグラデーションが起きると予想されました。ダウンフォースを発生できるものなら何でも使用が認められたのは、これが理由でした。そして、ほとんどのドライバーがこの方向でマシンをセッティングすると予想されていました」

    この結果として、インディカー・シリーズとしては史上最高となるリードチェンジを記録。佐藤琢磨も8度、合計31周にわたってレースをリードすることとなった。

    「レース序盤はペースに関してとても注意深くなっていました。テキサスでは、フロントタイアを労ればリアタイアが摩耗し、リアタイアを労ればフロントタイアが摩耗するといった状況でしたが、こうした事態だけはなんとしても避けたかったからです。そこで、ここではできるだけハンドリングをニュートラルにして、タイアに極力、負担をかけないようにしました。プラクティス中にフルスティントを試せなかったので、そうした思いをとりわけ強く抱いていたのです」

    最初のピットストップをやや遅めに行った琢磨は、その直前、2周にわたってレースをリード。そして第2スティントでは首位争いを3度繰り広げ、ファン-パブロ・モントーヤやディクソンと最後の最後まで鎬を削った。「第2スティントは全力で戦い、最終的にはトップに浮上しました。ペンスキーやガナッシのドライバーと戦うのは最高の気分です。しかも、まったくスムーズに不安なく戦えました。けれども、トップに立つと燃費は悪化し、後ろに回れば燃費面では有利になります。このため、レース中のある段階では、誰もが首位に立ちたがらないという状況もありました。ただし、トップを走っているとタイアをセーブできるというメリットもあります」

    「第3スティントでは、他のドライバーを先行させました。僕にとっては、5番手くらいがいちばん都合がよかったのです。必要とあらば、いつでもオーバーテイクできる自信はあったので、僕は落ち着いて、そして安心してウィングの角度やタイア空気圧の調整を行っていきました」

    第4スティントでは、もはやこの手のことでは有名になったセイジ・カラムと絡んだ後遺症に悩まされることとなる。「カラムは不必要な動きを見せました。彼はトウ(スリップストリーム)に入っていましたが、トウを使えば簡単に前に出られるのに、彼はわざわざ僕の直前を横切ってフロントウィングを踏みつけ、エンドプレートにダメージを負わせたのです。しかも、症状は徐々に悪化していき、フロントのダウンフォースが大幅に減少するとともに、ウェイトジャッカーも明らかにおかしなポジションを示すほどバランスが悪化し、グリップを失うようになってしまったのです」

    このため佐藤琢磨はピットに戻ると、給油、タイア交換、ノーズ交換を行ったのだが、AJフォイト・レーシングのメカニックたちが見せた早業により、これにはわずか13秒しか要しなかった。コースに戻った佐藤琢磨はパワーやトニー・カナーンとバトルを演じ、再びトップに立つと、再び接触を喫することになる。それも、カラムと!

    「本当に信じられませんでした。今度は後ろから接触してきたのですが、これもまったく不必要なことです。おかげで僕は難しい事態に追い込まれました。コーション中に並んでいたチームメイトのジャック・ホークスワースに後ろに回ってもらい、ダメージの状態を確認してもらうことにしました。残念ながら彼には見えなかったようですが、ピットインすると、バンパーに亀裂が入っていることにメカニックたちが気づきます。そこでこれを交換したのですが、おかげでラップダウンになり、懸命に追い上げなければいけなくなりました。けれども、この次のスティントでも速いペースで走ることができました。僕は集団から1/4ラップほど遅れていましたが、誰よりも速かったのです。これで自信を手に入れると、ターン3やターン4をいちばん下のレーン、つまり最短距離で走り抜け、より速いラップタイムで周回できました。よほどマシンの調子がよくない限り、こういう走りはできません」

    これが最後になると思われたコーションで他のドライバーたちがピットストップを行うと、佐藤琢磨はリードラップに返り咲いた。

    「フォンタナは素晴らしいオーバルコースです。たとえダウンフォースの量が不足していても、いくつものレーンを選択できるからです。このため、各マシンが密集したパックレーシングはさらに盛り上がることになります。4ワイドや5ワイドはまったく常軌を逸していますが、それでも僕たちはしっかりとレースを戦うことができたのです」

    悲しいことに、パワーと佐藤琢磨は241周目にウォールと接触してレースを終えることとなる。No.14のマシンはパワーとディクソンのふたりにサンドイッチされたのだ。2台の間隔は次第に狭まり、佐藤琢磨はまずディクソンと接触。この反動でパワーと絡んでしまったのだ。

    「本当に残念でした。ウィルはここまでとてもクリーンなレースを演じてくれていましたし、僕たちはハードに戦いながらも、彼を信頼していました。僕のイン側にはディクソンがいました。おそらく、グリッド上でもっとも尊敬されているドライバーのひとりです。このふたりに挟まれたということは、間違いなくいいレースを戦っていることを意味しています」

    「けれども、ウィルのイン側への切り込み方はかなり急だったし、ディクソンは自然と上の車線にドリフトしてきました。ものすごくタイトな状況だったのです。僕はウィルを避けようとしましたが、まるでピンボールのようになって彼と絡んでしまいました」

    もしかしたら勝てたかもしれないレース、いや勝つべきだったレースがこのような結末を迎えたことは実に残念だったが、佐藤琢磨とフォイト・レーシングは2週間後にミルウォーキー・マイルで行われるレースを楽しみにしているところだ。

    「言葉にできないほど残念です。でも、あれほど素晴らしいマシンに仕上げてくれたチームには心からお礼をいいたいと思います。あれはたしかにレーシングアクシデントでしたが、勝てる自信があっただけに、本当に悔しい幕切れでした」

    「ホンダであろうとシボレーであろうと、ダウンフォースの量に違いはありませんでした。おかげで、ライバル勢にも追いついていくことができたし、ファステストラップもマークできました。このことからも僕たちのペースがトップクラスだったことがわかりますし、実際にこのレースではホンダのドライバーが優勝しています。つまり、パフォーマンスの点では非常に勇気づけられるレースで、実際、No.14のマシンは本当に好調でした」

    「もしかするとこれほどのパフォーマンスは望めないかもしれませんが、それでもポコノのようなスーパースピードウェイでは間違いなくコンペティティブでしょう。それに、僕が大好きなミルウォーキーでもきっと好調を維持できるはずです」

  • 佐藤琢磨、レース終盤でクラッシュ / インディカー

    佐藤琢磨、レース終盤でクラッシュ / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第11戦 フォンタナのレースをリタイアで終えた。

    9番グリッドからスタートした佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、47周目にトップに立つ。

    500マイルの長距離でありながら、スプリントレースのように息をつく間もない激しさで戦いが展開され、アンドレッティ、ブリスコー、佐藤琢磨、レイホール、そしてカルロス・ムニョス(Andretti Autosports)と、5人のホンダドライバーによってトップの座が争われた。

    白昼の高速バトルは緊迫したままクライマックスへと突入。レイホール、アンドレッティ、ブリスコーがトップを争い、佐藤琢磨は他車との接触によって1ラップダウンからリードラップに戻り、さらにはトップグループにまで復活してみせた。

    しかし241周目、佐藤琢磨はポジションを争っていた2台の間に挟まれてクラッシュ。これでレースには赤旗が出された。

    佐藤琢磨 (18位)
    「本当に残念です。アクシデントが起きたとき、私が戦っていた相手は経験が豊富なドライバー2人でした。しかし、彼らが両側から私のラインをせばめるように寄ってきたのです。私はすでにマシンの3分の2を彼らの間に突っ込んでいたため、接触を避けきれませんでした。今日のマシンは本当にすばらしいハンドリングになっていて、コースのどんなラインでも走ることができました。トップレベルのマシンの状態でした。イエローのタイミングの悪さから1ラップ遅れに陥りながらも、ばん回して優勝争いへと戻ることもできました。もう残り10周を切っていましたが、トップ5に食い込むことができればチャンスはあると考え、狙い通りにトップ5に進出できました。優勝するつもりで走っていただけに、非常に残念な結果です。しかし、今回のマシンのよさは大きな自信につながります。もうひとつ残された高速オーバル、ポコノでは再びトップ争いができるでしょう。次戦からの2レース、ミルウォーキーとアイオワというショートオーバルでの戦いも楽しみにしています」

  • 佐藤琢磨、フォンタナの予選は9番手 / インディカー

    佐藤琢磨、フォンタナの予選は9番手 / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第11戦 フォンタナの予選を9番手で終えた。

    カリフォルニア州ロサンゼルスの郊外にあるフォンタナ・オートクラブスピードウェイでの500マイルレースは、昨年まではシーズンの最終戦として開催されていたが、今年はシーズン中盤である第11戦目に、日中のレースとして開催される。

    佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、15番目にアタックを実施。予選直前のプラクティスで、4番手につけるスピードをみせていた佐藤琢磨だったが、そこからさらにセッティングに手を加えて予選に臨み、ウォーミングアップからアグレッシブな走りをみせた。

    佐藤琢磨の1ラップ目の平均時速は217.600mphで、2ラップ目には平均時速2176.621mphをマーク。アタックを通しての平均時速は217.109mphで、佐藤琢磨は予選9番手、5列目イン側から決勝レースに臨む。

    佐藤琢磨 (9番手)
    「2回のプラクティスで得たデータから、予選用のセッティングを考え出したところ、それがとてもうまくいきました。ウォームアップから思いきりスピードを上げていき、マシンの感触を確かめた結果、非常によいと感じることができたので、計測2ラップもターン3、ターン4で、ボトムまで降りる思いきった走りができました。予選結果は9番手で、昨年の4番手に比べると後方からのスタートとなりますが、上位陣のスピードの差は小さいですし、チームが力を出してくれた結果として得た今回の結果には、高い満足度を感じています。そして、決勝レースでの私たちは、予選以上の好パフォーマンスを見せることができるはずです」

  • 佐藤琢磨、今季初の表彰台となる2位フィニッシュ / インディカー

    佐藤琢磨、今季初の表彰台となる2位フィニッシュ / インディカー

    佐藤琢磨が、ダブルヘッダーで開催されたインディカー 第8戦 デトロイトで今季初の表彰台となる2位でフィニッシュした。

    日曜日に行われた第8戦は朝から雨が降り続け、気温も非常に低いコンディションとなった。午前中にスケジュールされた予選も、雨で2グループ目の走行が不可能なほどにコース上に水がたまったため、予選不成立となった。そのため、スターティンググリッドは第7戦終了時点のポイントスタンディング通りとなった。

    レースのスタートは午後3時40分過ぎで、もう雨はほとんど止んでおり、レースは路面が乾いていく中で戦われるものと見られていた。ところが、予報に反してスタート後間もなく、雨が弱いながらも降り始めた。レースが30周目を迎える頃になって雨はようやく止んだが、路面は濡れたままの状態が長く続き、グリップの低い路面でドライバーたちはマシンを必死にコントロールし続けた。

    佐藤琢磨は得意のウエットコンディションでの予選がキャンセルされたことを悔しがっていた。ポールポジションも狙えるはずだった予選がなくなり、ポイントスタンディングの15番手からスタート。序盤は雨、中盤からは徐々に乾いていく路面、そして終盤は完全に乾いていない路面ながら、ドライ用タイヤでの走行と、コンディションが大きく変化したレースを慎重に戦っていた。

    佐藤琢磨はアクシデントに巻き込まれないよう細心の注意を払いながら、それでもウエットコンディションでの戦いを得意とする佐藤琢磨ならではの走りが見られ、ポジションを徐々に上げていった。

    38周を終えた際に2回目のピットストップを行った時点で11番手につけていた佐藤琢磨は、41周目のリスタートで1台をパスし、次のリスタート後には3周で3台をオーバーテイクした。この後に先頭グループからピットインするドライバーが現れ、佐藤琢磨の順位は49周目に5番手、50周目には4番手に上がった。

    この後、佐藤琢磨に対するブロッキングを行ったドライバーにペナルティーが科せられ、佐藤琢磨は3番手に浮上。そして、64周目に切られたリスタートの際に、佐藤はポイントリーダーのファン・パブロ・モントーヤ(シボレー)のマシンを豪快にオーバーテイクし、2番手に上がった。

    もうゴールは目前だったたが、アクシデント発生でレースには赤旗が出され、いったんストップ。コースの清掃などがなされてリスタートが切られ、グリーンフラッグ下でゴールが迎えられることとなった。佐藤琢磨は最後の3ラップで残る1台を攻略すべく全力でアタックしたが、惜しくも届かず。それでも2位でチェッカーフラッグを受けた。今シーズンの佐藤琢磨にとってのベストリザルトであり、2013年のブラジル・サンパウロでの2位以来となる表彰台フィニッシュとなった。

    佐藤琢磨(2位)
    「本当に長いレースでした。しかし、ファンタスティックなバトルを戦えました。寒い中、サーキットでレースを最後まで見てくれていたファンの皆さんには、インディカーのバトルを楽しんでもらえたことと思います。今日は路面に油が出ていたのか、オーバーテイクが難しいコンディションになっていました。しかし、チームの考え出したピットタイミングがよかった上に、クルーたちがすばらしいピット作業を繰り返し施してくれたことで、1つずつ着々と順位を上げていくことができました。今日は何回リスタートを行ったのかを覚えていないぐらいですが、どれもエキサイティングでした。特に最後の数回でいいダッシュを決めることができ、何台かをパスしました。優勝まであと一歩でしたが、チームにとって大変よい結果を今日は残せたと思います」

  • 佐藤琢磨、ダブルヘッダー初戦は11位 / インディカー

    佐藤琢磨、ダブルヘッダー初戦は11位 / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー第7戦デトロイトの決勝レースを11位で終えた。

    決勝のスタート前に降った雨によって序盤は全車がレインタイヤを装着してのバトルとなった。

    ウエットタイヤでのレースは最長2時間でゴールというルールで始まったが、グリップの低い難しい路面コンディションであったために大小さまざまなアクシデントや接触が発生し、フルコースコーションが続出。

    コンディションはウエットからドライへ、そしてまたウエットへ、短い時間で目まぐるしく変化していった。

    47周目に1台のマシンがタイヤバリアに突っ込んでストップ。その少し前から雨脚が強くなり、コース上の水の量が危険なレベルに達したこと、雷などの気象状況から観客を守るためなどの理由により、インディカーは赤旗を出してレースをいったんストップさせた。レース時間はまだ33分が残されており、マシンをピットロードに停めて天候の回復が待たれたが、気象状況が悪く、インディカーはレース成立を宣言し、カルロス・ムニョスのキャリア初優勝を果たした。

    佐藤琢磨は、今シーズン自己ベストとなる4番グリッドから得意のウエットレースのスタートを切り、最初の3周でトップに躍り出た。14周目までトップを走った佐藤琢磨だったが、1回目のタイヤ交換を行うタイミングが最初のフルコースコーションとなったことで8番手まで後退し、その後には他車との接触があって18番手まで順位を下げた。

    それでも佐藤琢磨にはウエットコンディションでの速さという大きな武器があり、9番手にまでばん回してみせた。雨が続けばトップ争いへと再び返り咲く可能性もあった佐藤琢磨だったが、終盤のチャージに備えるべく行った4回目のピットタイミングが今度は早過ぎたため、赤旗が出されてレース終了となって順位ばん回のチャンスを与えられず、結果は11位だった。

    佐藤琢磨(11位)
    「レース中に雨が降るのは分かっていましたが、どれぐらい降るかなどは分かりませんでした。ウエットタイヤでスタートしてから、すぐに前を行く3台をパスでき、トップを走れました。リードを広げていき、タイヤを交換しようと思ったタイミングでイエローが出てしまい、イエロー中のピットストップでタイヤをドライコンディション用に交換しました。あのイエローの前にピットしていたライバルたちが先行し、私たちは順位を下げました。そして、そこからのバトルでラインを締められ、縁石に乗り上げてバランスを崩したためにポジションを争っていた相手と接触し、フロントウイングを破損しました。ピットでウイングを交換してレースに戻り、そこから順位を上げていくことができましたが、赤旗が出る少し前に最後のピットインを行ったことにより、11位となりました。レースがあのまま続いていればトップグループはピットインしたはずで、そうなれば私たちは再び上位に返り咲くことができていたと思います。明日のレースは前進あるのみ。予選も行なわれますが、予選、決勝ともにウエットコンディションでもいいですね」

  • 佐藤琢磨、予選4番手を獲得 / インディカー

    佐藤琢磨、予選4番手を獲得 / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー第7戦デトロイトの予選で4番手を獲得した。

    今週末はデトロイトリバーに浮かぶ島、ベル・アイルに特設されるストリートサーキットでシリーズ第7戦、第8戦の2レースが行われる。今年のインディカー・シリーズでのダブルヘッダーは、このデトロイトだけとなる。

    3段階で争われる予選は、幸いにも雨が止んで晴れ間が広がったコンディションで繰り広げられ、ホンダドライバー11人の中から佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)が最速ドライバー6人で競われるファイナルセグメントに進出し、4番手となった。

    昨年のデトロイトでは、レース2の予選でポールポジションを獲得した佐藤琢磨が、得意のコースで実力を発揮。いきいきと予選アタックを行い、今シーズンの予選における自己ベストを記録した。

    開幕戦で、ほかのマシンやウォールに接触した際にフロントウイングのパーツが飛散するケースが続出したため、インディカーはエアロキットを供給するホンダとシボレーに強度を高めるための改良を求めた。対策済みウイングは第2戦から早くも実戦投入され、それ以上のルール変更はないものと思われた。ところが、第5戦グランプリ・オブ・インディアナポリスで再びパーツの飛散があったため、インディカーはウイング両端が重過ぎると判断し、ホンダにさらなる装着強度増、あるいはワイヤーの装着を要求し、それができない場合はエンドプレートを取り外さなければならないことと決定した。すでに強度増の対策を一度施しているホンダとしては、エンドプレートを取り外すこととなった。

    上記の理由から、ホンダチームは第5戦までと異なる空力パッケージでマシンセッティングを行う必要に迫られたが、難しい状況下でも佐藤琢磨とA.J. Foyt Racingがマシンのパフォーマンスを引き出し、奮闘を見せた。コースの大半の路面が改修されたデトロイトだが、昨年まで以上にバンピーさが激しくなっており、マシンセッティングもドライビングも難しくなっていた。しかし、デトロイトのコース攻略のポイントをつかんでいる佐藤琢磨は、予選第1セグメントのグループ1では3番手、予選第2セグメントは5番手でクリアし、ファスト6による予選ファイナルで1分16秒5363をマークして4番手、グリッド2列目外側からスタートする権利を獲得した。

    佐藤琢磨(4番手)
    「今日の予選で私たちのチームはとてもよい走りができ、ファイナルセグメントを戦うことができました。今シーズンの私たちは開幕戦セント・ピーターズバーグで一度トップ6入りをしており、今日こうして再びトップ6に入ることができ、とてもうれしかったですね。今日はマシンのハンドリングがよかったです。特に、予選の第1セグメントでのマシンがすばらしかった。ホンダとHPDがマシンを速くするべく努力を続けてきてくれているおかげです。その上、私たちのチームはレースに向けたマシンの準備も順調に進めることができています。土曜日に行われる今週最初のレースが楽しみです」

  • トニー・カナーン、テイラー・スウィフト仕様のカラーリングで参戦

    トニー・カナーン、テイラー・スウィフト仕様のカラーリングで参戦

    トニー・カナーンは、インディカーの次戦デトロイトで歌手のテイラー・スウィフト仕様のカラーリングが施されたマシンを走らせる。

    テイラー・スウィフトが所属するビッグ・マシン・レコードは、チップ・ガナッシのスポンサーを務めている。

    複数のグラミー賞受賞歌手であるテイラー・スウィフトは、ニューアルバル『1989』のワールドツアーを行っており、5月30日にデトロイト中心部のフォード・フィールドでコンサートを行う。

    そのプロモーションのため、トニー・カナーンが走らせるカーナンバー10のシボレーにテイラー・スウィフトの画像と“THE 1989 WORLD TOUR”を告知するカラーリングが施される。

    ビッグ・マシン・レコードは、カンバー8のセイジ・カラムの共同スポンサーも務めており、セイジ・カラムのマシンには、カントリー・ミュージックバンドであるラスカル・フラッツのカラーリングが施される。

    トニー・カナーン テイラー・スウィフト

  • 佐藤琢磨 「ようやくまともにレースを完走できた」 / インディカー

    佐藤琢磨 「ようやくまともにレースを完走できた」 / インディカー

    佐藤琢磨が、インディカー 第5戦 インディアナポリスのレース週末を振り返った。

    ベライゾン・インディカー・シリーズ第5戦インディ・グランプリの予選で不本意な22位となったとき、佐藤琢磨は決勝レースにもこの不運が持ち越されるだろうと思わずにはいられなかった。

    だが、今回は違った。それどころか、佐藤琢磨は幸運にも恵まれて今シーズン初のトップ10フィニッシュを果たし、AJフォイト・レーシング・ダラーラ・ホンダを9位入賞に導いたのである。

  • 佐藤琢磨、今季初のトップ10となる9位 / インディカー

    佐藤琢磨、今季初のトップ10となる9位 / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第5戦 インディアナポリスの決勝レースを9位でフィニッシュした。

    グリーンフラッグの1時間ほど前に小雨が降り、レース中に雨が降る可能性も予報では伝えられていたが、幸いにも好天が保たれ、ハイスピードでの激しいバトルが大勢のファンの前で繰り広げられた。

    スタート直後のターン1では多重アクシデントが発生し、佐藤琢磨は22番グリッドからスタート後の1周で13番手まで大きく順位を上げた。

    1度目のピットストップでソフトタイヤにスイッチしてから佐藤琢磨はペースをさらに上げ、速いラップタイムをコンスタントに記録し続けて着々と順位を上げていく。

    タイヤの摩耗を少なくするためのドライビングと、それを支えるバランスの取れたマシンセッティングによって、佐藤琢磨は今シーズン初のトップ10入りを果たした。

    佐藤琢磨(9位)
    「とてもいい一日にできました。レースを楽しめました。1周目のアクシデントに巻き込まれなかったのはラッキーでしたね。あのときの私は、目の前で起こっていることのすべてを冷静に見ていました。そのおかげで大きくポジションを上げることができました。リスタートのあとはマシンが少し滑っていたためにポジションを落としましたが、タイヤのラバーが乗って路面状態がよくなってきてからは、マシンのハンドリングもよくなって、ハイペースで走り続けることが可能になりました。今日のレースでは、クルーたちがピットストップですばらしい仕事をしてくれて、コース上で何台かをパスすることもできました。その結果、今年初のトップ10フィニッシュを、ようやく達成できました。今日の私たちはトラブルなし、ミスもなしのレースを今日の私たちのチームは戦えました」

  • 佐藤琢磨、不運に見舞われて予選22位 / インディカー

    佐藤琢磨、不運に見舞われて予選22位 / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第5戦 インディアナポリスの予選を22位で終えた。

    グランプリ・オブ・インディアナポリスは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ内にあるロードコースを使用して昨年から開催されている。世界最大のレースであるインディ500は、全長2.5マイルの伝統あるオーバルコースを使って毎年5月に開催されるが、5月初旬にインディアナポリスのロードコースで、もう1レースを行うことにより、5月の1カ月間にわたって全米の注目をスピードウェイに集めている。

    佐藤琢磨は、木曜日からマシンのセッティングを順調に進め、プラクティス1で6番手、プラクティス2では8番手。予選前のプラクティスでも11番手と、予選でファイナル進出を狙えるポジションにつけていた。

    しかし、第1セグメントのグループ2に組み入れられた佐藤琢磨は、ハードタイヤでマシンを確認した後にソフトタイヤに交換してコースインすると、アタック中にブロッキングを受けたこともあってベストが1分10秒7391。第2セグメントへの進出はならず、明日のレースは22番グリッドからスタートすることになった。

    佐藤琢磨 (22番手)
    「開幕から4戦を戦ってエアロキットに対する理解度も深まり、今回のレースには新しいセットアップを取り入れました。その結果、最初のプラクティスからマシンの状態はよく、予選では問題なく第2セグメントに進めるものと考えていました。しかし、予選でのマシンはバランスのよさが少し失われていた上に、ソフトタイヤ装着でのアタック中にブロックを受け、第1セグメントで終了となりました。とても悔しい結果です。チームメートとほぼ同じセッティングで臨んだ予選でしたが、違ったフィーリングになっていたので、なにが起きていたのかをチェックする必要があります。明日のレースは、後方のグリッドから追い上げとなりますが、プラクティスでコンスタントに速かった私たちのマシンは決勝用セッティングでも高いレベルにあると捉えてよいはずなので、一つでも上のポジションでゴールできるように戦います」