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  • 佐藤琢磨 「ロングビーチに戻ることに興奮している」 / インディカー

    佐藤琢磨 「ロングビーチに戻ることに興奮している」 / インディカー

    佐藤琢磨が、今週末のインディカー 第2戦 ロングビーチにむけて、ホンダとアンドレッティによってなされた改善などについてMotorsports Tribune のコラムで語った。

    「ロングビーチに戻ることに本当に興奮しています」と佐藤琢磨はコメント。

    「正直、去年から今年にかけて空力パッケージに変更はないので、ロードとストリートコースで苦戦を強いられることはわかっていました」

    「スーパースピードウェイでは理想的なパッケージを得られると思っています。去年と比較して今年がタイトなバトルになると予想していた人は多くなかったと思います。それはホンダが冬の間に行ったハードワークを示しています」

    「去年の序盤は改良された新しい空力パッケージが持ち込まれましたが、開幕戦の直前に到着したので、シーズン序盤は誰も最適化することはできませんでした。エンジンに関しては、2015年仕様を2016年に持ち越さなければなりませんでした。パワーなどが劣っていたわけではありませんでしたが、新シーズンにむけてアップデートはありませんでした。それを考えると、今年、ホンダはエンジン開発に多くのコミットメントをしたと思います。2017年仕様を得ることができましたし、このパッケージで多くの経験を積んでいるので理解度は去年と比較してかなり異なっています。全てのハードワークが初レースで成果を挙げ、競争力を確認することができました。それについては満足しています」

    「ロングビーチは、最高のストリートコースのひとつですし、大きな歴史、非常に熱狂的なファン、素晴らしい雰囲気があります。美しい会場です。面白いことに、クルマのセットアップはセント・ピーターズバーグとそれほど違わないので、同じような競争力があると思っています。アンドレッティはロングビーチで良い記録がありますし、もちろん、僕も2013年に優勝した素晴らしい思い出があります。まだ多くの準備と作業をしていますが、あの場所に戻ることにとても興奮しています」

    「バーバー、セブリング、ソノマのテストの間にシミュレーター作業やミーディングなどで忙しくしていました。チームは多くの会議だけでなく、ショップでも全力で作業しています。今週末は僕たちにとって興味深く、エキサイティングな週末になるでしょう。ロングビーチの後、僕たちの旅はまだ続きます。テストのためにテキサス(モータースピードウェイ)に向かいます。そのあと、数日、日本に帰るチャンスがあるので、楽しみにしていますが、その前にロングビーチに戻るのがとにかく待ち切れません」

  • インディカー、2018年マシンのデザインイメージを公開

    インディカー、2018年マシンのデザインイメージを公開

    インディカーは、2018年マシンで使用されるユニバーサルエアロキットのデザインイメージを公開した。

    今年1月にはコンセプト示唆する図面が公開されていたが、今回公開されたレンダリング画像では、より多くの詳細が明らかにされた。

    画像では、2018年インディカーマシンを現在のマシンのアウトラインと比較することができる。

    「作業は進行中だが、2018年マシンの開発状況は励みになっている」とインディカーの競技委員長を務めるジェイ・フライはコメント。

    「クルマのルックスは大胆なものであり、シミュレーションによるパフォーマンスデータは目標としているゴールに到達している。デザインに組み込まれている安全性の強化も相当なものだ」

    2018年マシンの鍵は、後続マシンへの乱気流を減少させ、オーバイテイクの機会を増加させるためにマシンの上部ではなく、下部からダウンフォースを最大限に発生させることにある。

    インディカーのエアロ開発ディレクターのティノ・ベリは「我々はアンダーウィングからより多くのダウンフォースを生み出すことに取り組んできた」とコメント。

    「ロードコースとショートオーバルでは(今年のマシンのアンダトレイの)フロアの穴は塞がれるが、スーパースピードウェイではオープンになる」

    2018年マシンの最も目立つ特徴は低いエンジンカバーを含めた“より伝統的なインディカーのルックス”にあるとティノ・ベリは述べた。

    IndyCar 2018インディカー画像

  • 【インディカー】 バーバーオープンテスト:ウィル・パワーがトップタイム

    【インディカー】 バーバーオープンテスト:ウィル・パワーがトップタイム

    インディカーのオープンテストが21日(火)、バーバー・モータースポーツ・パークで行われた。

    午前と午後の2回のセッションでテストは行われ、2回目のセッションではウィル・パワー(ペンスキー)がトップタイムを記録。2番手にはマックス・チルトン(ガナッシ)が続いてホンダ勢のトップ、3番手にはジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)が続いた。

    午前中にトップタイムを記録した佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は6番手タイムで午後のセッションを終えた。

    2017 インディカー バーバー合同テスト プラクティス2

      No Driver Team   Time Speed
    1 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:07.7518 122.211
    2 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:07.7591 122.198
    3 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:07.8402 122.052
    4 22 ファン・パブロ・モントーヤ Team Penske C 1:07.8406 122.051
    5 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:07.9464 121.825
    6 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:07.9835 121.794
    7 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:08.0255 121.719
    8 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:08.0935 121.598
    9 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:08.1172 121.555
    10 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:08.1876 121.430
    11 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:08.2235 121.366
    12 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 1:08.2308 121.353
    13 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:08.2488 121.321
    14 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:08.3366 121.165
    15 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:08.4217 121.014
    16 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:08.4951 120.885
    17 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 1:08.5943 120.710
    18 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:08.6138 120.675
    19 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:08.6952 120.532
    20 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:08.6957 120.532
    21 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:08.7088 120.509
    22 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:08.8144 120.324

    佐藤琢磨、バーバー合同テスト午前のトップタイム / インディカー
    佐藤琢磨、バーバー合同テスト午前のトップタイム / インディカー

  • 佐藤琢磨、バーバー合同テスト午前のトップタイム / インディカー

    佐藤琢磨、バーバー合同テスト午前のトップタイム / インディカー

    佐藤琢磨は、バーバー・モータースポーツ・パークで開催されたインディカー合同テストで午前中のトップタイムを記録した。

    佐藤琢磨は、1分8秒1705(121.460mph)を記録して、テストに参加した22名のドライバーのトップに立った。

    「ここまでとてもスムーズですし、とてもいい感じです」と佐藤琢磨はコメント。

    「これはテストに過ぎませんが、バーバーに戻ってこれて嬉しいです。この場所が大好きです。とにかくスピードがあって流れがいいです。今日はレースデイのようでした。とても暖かく、それは僕たちにとってとても良いことです」

    今年、佐藤琢磨はアンドレッティ・オートスポーツに移籍し、インディカー8年目のシーズンを戦っている。

    チームのエンジニアリングトランスポーターの中で取材に応じた佐藤琢磨は「スタッフやエンジニアと多くの時間を過ごしています」とコメント。

    「実際、これはエンジニアリングトラックですが、今週初めて使いました。優れた人々の集団ですし、僕たちのコミュニケーションはどんどん深くなっています」

    「レース週末のために多くのテストアイテムを調べていく必要があります。レース週末に良い状態になれることを期待しています。ここまで僕たちは4台のクルマで多くのテストプログラムを分けていますし、かなり満足しています。全てが順調に進んでいます」

    2017 インディカー バーバー合同テスト プラクティス1

      No Driver Team   Time Speed
    1 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:08.1705 121.460
    2 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:08.2163 121.379
    3 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:08.2997 121.230
    4 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:08.3340 121.170
    5 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:08.3353 121.167
    6 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 1:08.4181 121.021
    7 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:08.4264 121.006
    8 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:08.4424 120.978
    9 22 ファン・パブロ・モントーヤ Team Penske C 1:08.4640 120.939
    10 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:08.4883 120.897
    11 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:08.4949 120.885
    12 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 1:08.5238 120.834
    13 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:08.5767 120.741
    14 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:08.5916 120.714
    15 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:08.6135 120.676
    16 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:08.7351 120.462
    17 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:08.9572 120.074
    18 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:08.9870 120.034
    19 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:08.9836 120.029
    20 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:09.1807 119.687
    21 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:09.2271 119.606
    22 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:09.2792 119.506
  • 佐藤琢磨 「ハンターレイの協力なしにいい成績は残せなかった」

    佐藤琢磨 「ハンターレイの協力なしにいい成績は残せなかった」

    佐藤琢磨が、アンドレッティ・オートスポーツでの初戦となった2017年 インディカー 開幕戦 セントピーターズバーグのレース週末を振り返った。

    2017年ベライゾン・インディカー・シリーズの開幕戦セントピーターズバーグ。今季移籍した名門チームのアンドレッティ・オートスポーツからこの一戦に挑んだ佐藤琢磨は、数ラップをトップで周回した後に5位でフィニッシュするというエキサイティングなレースを演じた。

    AJフォイト・レーシングのNo.14をつけたマシンで戦い続けて4年。今季からはNo.26アンドレッティ・ダラーラ・ホンダでシリーズに臨むが、佐藤琢磨がいわゆる有力チームからインディカーに参戦するのはこれが初めてのこと。計4台をエントリーするアンドレッティで佐藤琢磨のチームメイトとなるのは、ライアン・ハンターレイ、マルコ・アンドレッティ、そしてアレクサンダー・ロッシの3人だ。

    「今回の挑戦は本当に楽しみですが、いっぽうでフォイトを離れることをとても淋しく思っています」と佐藤琢磨。

    「なにしろ4シーズンをともに過ごした家族も同然のチームですから、たくさんの思い出があります。また、AJとラリー・フォイト、それにチームの全員から受けたサポートは本当に素晴らしいものでした。最後の2シーズンはやや苦戦を強いられましたが、僕たちはこれまでに何度も素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。今年のセントピーターでも、顔を会わせるたびに互いにサムアップしました」

    「いっぽう、アンドレッティは仕事の進め方が異なるので、いまは新しいスタイルを学ばなければいけません。チームはここ何年間かにわてってたくさんの成功を収めてきましたが、とりわけインディ500でのパフォーマンスには目を見張るものがありました。また、アンドレッティは4台体制でインディカーにエントリーした最初のチームで、いまではガナッシやペンスキーも彼らに追随しています。その仕事ぶりはF1を彷彿とさせるものがあります。もちろん、F1はまた別世界ですが、チームのリソースや仕事のクォリティはバツグンに高く、マイケル・アンドレッティはチームに全力を投じています。もっとも高いレベルでインディカーを戦うという意味において、僕にとってはおそらく最高の環境だと思います」

    佐藤琢磨には新しいチームだが、そこには懐かしい顔もあった。佐藤琢磨がインディカーに挑んだ初年度と2年目に在籍したKVレーシングでエンジニアを務めたガレット・マザーシードと、アンドレッティで再びコンビを組むことになったのだ。

    「これは本当に素晴らしいニュースでした。なにしろ、あの頃に比べると、僕たちは互いにたくさんの経験を積んできましたから。また、チームは新しくても、そこに気心が知れたスタッフが在籍しているというだけでほっとします。インディカー・シリーズに活動の場を移してから、ガレット、ジェリー・ヒューズ(元スーパーアグリで、インディカーではレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングでエンジニアを務めた)、ドン・ハリデイ、ラウル・プラドス(最後のふたりはAJフォイトに所属)といったエンジニアたちと一緒に仕事ができて、僕は本当に幸運でした」

    まだアンドレッティとの契約が完了していなかったため、昨年12月にセブリングで行われたテストに参加できなかった佐藤琢磨は、フェニックスでのオーバル・テストに2日間臨んだほか、先ごろ実施されたセブリングで1日テストを行ったのみ。ただし、シミュレーターや様々な準備を行うことで「これまででもっとも充実したシーズンオフを過ごすことができました」と佐藤琢磨は語る。

    ただし、そうした成果が週末の滑り出しに反映されることはなかった。金曜日最初のプラクティスは16番手。その日の午後に行われた2回目のプラクティスではタイムを記録する前にクラッシュを喫した。

    「インディカーを戦うようになって、いちばん困難な金曜日だったかもしれません。とても過酷な1日でした。最初のセッションは、満足できるとはいえないものの、それほど悪くはありませんでした。僕たちのチームではセットアップのフィロソフィーを4人で分担して試すことになっていますが、僕はちょうど調子が出始めてきたところでした」

    「ところで、リーグが指定するブレーキは今季からブレンボではなくなりました。新しいブレーキは硬い素材を用いたもので、作動温度域が非常に限られていることが特徴です。このため、温度が低い状態では満足に作動しませんが、高温になると急激に減速Gが立ち上がります。このブレーキでレースが走りきれるかどうか、誰もが悩んでいたほどで、リーグは開幕直前にブレーキダクトのモディファイを認めることになったほどです。第2セッションが始まるとき、ペダルのフィーリングが驚くほどソフトだったので、走行前にブレーキのエア抜きを行いました。アウトラップの段階でブレーキとタイヤはしっかり準備が整っていると思えたので、ブレーキペダルを踏み込みましたが、まったく感触がありません。そしてタイヤがロックしてコントロールを失い、ウォールにヒットしたのです。これで走行時間を大幅にロスすることになると同時に、ソフトコンパウンドのレッドタイアを試す機会も失ってしまいました。今季より、2回目のプラクティスで1台あたり1セットずつレッドタイアが試せるよう、ルールが改正されていたのです」

    「チームのメカニックたちは最高の仕事でマシンを修復してくれましたが、土曜日に行われた3回目のプラクティスではまだチームメイトから大きく遅れている状態でした。けれども、3人のチームメイトとエンジニアたちが全力でサポートしてくれました。これは本当にこのチームの強みだと思います」

    その言葉どおり、佐藤琢磨は最初の予選グループで3番手のタイムをマーク。12台が進出する第2セグメントに易々と駒を進めた。ここで4番手につけた佐藤琢磨はファイアストン・ファスト6に挑み、5番グリッドを勝ち取ったのである。

    「マシンがあんなにいい状態になって、本当に最高の気分でした。思い切り攻めることができたうえに、とてもコンペティティブで、不満はなにもありません。もしかしたら、もっといい成績を残せたかもしれませんが、状況が状況だっただけに、この結果には心から満足できました」

    ところが、日曜日のウォームアップはあまりコンペティティブではなかったうえに、チームメイトのハンターレイにブレーキトラブルが発生、ウォールに真っ直ぐ激突するという事件が起きる。それでも佐藤琢磨は110周の決勝で好スタートを決めることができた。レースが始まると、ジョセフ・ガーデンを早々とパスして4番手に浮上。序盤のコーションが終わると佐藤琢磨はこのポジションを確固たるものとし、ウィル・パワーがピットストップを余儀なくされたところで3番手に順位を上げる。そして26周目にトニー・カナーンとミカエル・アレシンの接触で破片が散乱してイエローが提示されたとき、佐藤琢磨はトップを走るジェイムズ・ヒンチクリフのわずか5秒後方につけていた。

    もっとも、このイエローは予選を上位で終えたドライバーにとって最悪のタイミングだった。後方グループのドライバーたちは1回目のピットストップを終えていたため、コーション中にピットストップを行ったヒンチクリフ、スコット・ディクソン、佐藤琢磨のトップ3は集団の最後方に並ぶこととなり、佐藤琢磨は12番手に転落したのだ。しかし、リスタートが切られると佐藤琢磨は驚くべき手腕を発揮し、たった1周で7番手まで挽回してみせた。

    「僕たちはおよそ半年もレースから離れていました。しかもセントピーターは空港の滑走路を使っているためにスタート部分はとてもワイドですが、ターン2はコークボトルでコース幅は急激に狭くなります。つまり、とんでもなくリスキーなのです! でも、僕の周りにいたのは信頼のおけるドライバーばかりだったので、とてもいいバトルを演じることができました。ヒンチクリフは新品のレッドタイアで、僕たちはユーズドのレッドを履いていました。だから僕は“ディキシー”を抑えていられるだけで満足で、その後は後続を引き離しながらヒンチクリフに迫っていきました」

    「2回目のリスタートでの僕のマヌーバはもしかしたら数名のドライバーをアンハッピーにさせてしまったかもしれませんね。ディクソンが追い上げを図ってヒンチクリフのインサイドに飛び込み。僕はそのさらにイン側を刺し、4ワイドとなりながら全員をオーバーテイクしました。ライアンは僕より5つ上のポジションにいて、僕たちは互いに接近していきました。このとき勢いの付き過ぎていた僕を彼が避けてくれたので、2台は接触せずに済みました。彼の協力なしにいい成績は残せなかったでしょう。僕たちは引き続きレース戦略に従って走っていましたが、3番手になるのは難しくないと思っていました」

    このとき、佐藤琢磨はインディカーの新人でこのとき3番手のエド・ジョーンズが率いる集団の後方につけていた。エドのペースが上がらなかった為、トップ2のセバスチャン・ブールデとシモン・パジェノーははるか前方に逃げてしまっていた。やがて全ドライバーがピットストップを行うと、佐藤琢磨はトップに浮上。そのまま数周したところでNo.26のマシンもピットに舞い戻った。次のスティントを佐藤琢磨は4番手で走行していた。やがて徐々にパワーに接近していったが、ほどなくオーストラリア人ドライバーはピットストップを行った。

    これで3番手となった佐藤琢磨は、残り28周となったところでピットストップを敢行。このとき後続のドライバーに対しては十分なマージンを有していたが、ここで右フロント・ホイールの交換に手間取ってしまう。「僕たちには十分な余裕がありましたが、どうやらエアガンに問題があったようです」

    結局、佐藤琢磨は5番手となってコースに復帰。やがてパワーがスローダウンすると4番手に浮上した。けれども、後方からハンターレイが猛追を開始。最終ラップの最終コーナーでチームメイトの先行を許した佐藤琢磨は0.0528秒差で5位に終わった。

    「もちろん表彰台に上れれば嬉しかったと思いますが、苦しい状況のなかでメカニックたちは本当に素晴らしい働きをしてくれました。最終ラップに入ったとき、あと6秒分のプッシュ・トゥ・パスが残っているとダッシュボードは伝えていました。これは最後のストレートにとっておくつもりでしたが、その1周前にあるコーナーでP2Pボタンを押したところ、なにか想定外のことが起きて残り時間がゼロになってしまったのです。(のちにラスト10秒は何かトラブルがあり、P2Pのハイブーストが全く掛かっていなかったことが判明。HPDは原因究明に努めている)このため最終コーナーでライアンに仕留められてしまいましたが、これはあくまでもレースの結果なので気にしていません。そもそも、彼が今週末してくれたことを考えれば、僕が順位を譲るのは当然だったのかもしれません」

    「でも、僕は5番手に満足しています。こうした素晴らしいスタートが僕たちには必要だったのです。これはチーム・スタッフ全員が頑張った結果であり、これからの2017年シーズンを本当に楽しみにしているところです」

    次戦は佐藤琢磨が唯一インディカー・シリーズで優勝した経験を持つロングビーチが舞台。実は、1977年に開催された2回目のF1ロングビーチGPでマイケルの父であるマリオが優勝した経験を有しており、チームにとっては験のいいサーキットでもある。いっぽう、チームはバーバー・モータースポーツ・パークとソノマでテストを実施する予定だ。

  • 佐藤琢磨、アンドレッティの初戦で決勝5位 「ファンタスティック」

    佐藤琢磨、アンドレッティの初戦で決勝5位 「ファンタスティック」

    佐藤琢磨は、2017年 インディカー 開幕戦 セント・ピーターズバーグの決勝レースを5位でフィニッシュした。

    佐藤琢磨は、アンドレッティ・オートスポーツでの初レースで予選5番手という結果を掴み、レースでもトップ3を狙えるだけのスピードと安定感のある走りを披露。最後はチームメイトのライアン・ハンターレイに抜かれはしたものの、5位というリザルトを残した。

    佐藤琢磨 (5位)
    「チームのスタッフ全員が本当にすばらしい仕事をしてくれました。新しいシーズンの開幕戦で、私は史上最も厳しい状況に置かれました。大変難しい週末となっていましたが、チームメートたちとエンジニアたちが助けてくれました。私たちはそうした状況下で予選でも決勝でも望み得る最良の結果を手にすることができたと思います。私はその点にとても満足しています。大変なレースでしたが、私たちアンドレッティ・オートスポーツは4、5位でのゴールを達成しました。これはファンタスティックだと喜んでいい結果です。今日のレースは私にとっては移籍したばかりのチームでの初めての戦いでしたから、こうして予選5番手、決勝5位という結果を残すことができ、とてもよかったと思います」

    【インディカー】 セバスチャン・ブルデーが優勝
    インディカー 開幕戦 結果

  • 【動画】 インディカー 開幕戦 セント・ピーターズバーグ 決勝ハイライト

    【動画】 インディカー 開幕戦 セント・ピーターズバーグ 決勝ハイライト

    2017年 インディカー 開幕戦 セント・ピーターズバーグの決勝レースが12日(日)に行われた。

    優勝は、予選でクラッシュを喫して最後尾スタートとなったセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング)。今年、チームを移籍したブルデーは、財政難でテストもままならない状態でのスタートだったこともあり、下馬評は低かった。

    しかし、レースがスタートすると素晴らしいパフォーマンスを見せ、戦略も的中し、見事なレース運びで優勝。2017年の開幕戦で大きな結果を手にした。

    今年、アンドレッティ・オートスポーツに佐藤琢磨は、一時はリードラップも記録。しかし、最後のピットストップでフロントタイヤのインパクトレンチが壊れて12秒のロス。それでも4位を走行していたが、プッシュ・トゥ・パスを2回押すというミスがあり、最終ラップでライアン・ハンターレイに抜かれて5位でフィニッシュした。

    [INDYCAR] 2017 St. Petersburg Race Day Highlights

    【インディカー】 セバスチャン・ブルデーが優勝、佐藤琢磨は5位
    インディカー 開幕戦 結果

  • 【インディカー】 セバスチャン・ブルデーが優勝、佐藤琢磨は5位

    【インディカー】 セバスチャン・ブルデーが優勝、佐藤琢磨は5位

    2017年 インディカー 開幕戦 セント・ピーターズバーグの決勝レースが現地時間12日(日)に行われた。

    優勝はセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング)。予選ではアクシデントを起こしてしまったセバスチャン・ブルデーだったが、マシンのセッティングは非常に高いレベルまで到達させていた。

    レースで採用した作戦も見事なもので、最後尾グリッドからのスタートでありながら、1度目のピットタイミングが絶妙で、トップグループが揃ってピットストップに向かったことによって2番手まで浮上することに成功した。

    セバスチャン・ブルデーは37周目にトップに躍り出て、そこから先はライバル勢につけ入るすきをいっさい与えることなく、10秒もの大差をつけて今シーズン初勝利、キャリア36勝目のゴールへと飛び込んだ。11年シーズンをともに戦ったチームへ復帰したセバスチャン・ブルデーは、同時にHondaファミリーへの復帰も果たしたが、その最初のレースですばらしい優勝を最後尾グリッドから成し遂げた。

    2位にシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、3位にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が続いた。

    アンドレッティ・オートスポーツでの初レースとなった佐藤琢磨は、最終ラップまで4位を走っていたが、最終コーナーでチームメイトのライアン・ハンターレイに抜かれ、5位で開幕戦をフィニッシュした。だが、リスタート時にハンターレイが接触を避けてくれたこともあり、レース後は「問題ないです。チームとして4位と5位でフィニッシュできてよかったです」と佐藤琢磨は語った。

    Hondaドライバー4人がトップ5でのゴールを達成。そして、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オーストポーツ)が7位、ジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が9位、ルーキーのエド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)が10位でゴールしたことから、17年シーズンの開幕戦において、7人のHondaドライバーがトップ10でのゴールを記録した。

    セバスチャン・ブルデー(優勝)
    「セント・ピーターズバーグでのレースというのは、後方スタートの不利を跳ね返すのがシリーズ中で最も難しいレースです。コース上でのオーバーテイクは至難ですから。マシンの調子は上々と感じていたのですが、昨日の土曜日の予選中に私がミスを冒し、大きなチャンスをふいにしてしまいました。もう、どうしていいのかが分からなくなってしまったほどでした。その厳しい状況から今日をここまですばらしい一日へと変えられたことに対して、チームのスタッフやクルーに感謝の言葉を伝えたいです。Dale Coyne Racingに復帰し、以前にともに戦った人々との最初のレースを走り、優勝できたことに感激しています。復活を果たした私たちのメンバーは、今日と同じような成績を何度も獲得することになるかもしれません」

    2017 インディカー 開幕戦 セント・ピーターズバーグ 結果

      No Driver Team  
    1 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H
    2 1 シモン・パジェノー Team Penske C
    3 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H
    4 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H
    5 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H
    6 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C
    7 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H
    8 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C
    9 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H
    10 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H
    11 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H
    12 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H
    13 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C
    14 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H
    15 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C
    16 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H
    17 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H
    18 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H
    19 12 ウィル・パワー Team Penske C
    20 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C
    21 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C
  • 佐藤琢磨、アンドレッティでトップの5番グリッドを獲得 / インディカー

    佐藤琢磨、アンドレッティでトップの5番グリッドを獲得 / インディカー

    佐藤琢磨は、2017年 インディカー 開幕戦の予選でアンドレッティでトップの5番グリッドを獲得した。

    様々な出来事が起きた1日が幕を閉じ、明日フロリダ州の市街地コースで開催されるファイアストン・グランプリ・オブ・セントピーターズバーグのスターティンググリッドが決まった。

    トップ6のグリッドを決定するファイアストン・ファスト6には実に4名のホンダ・ドライバーが進出。

    このうちのひとりとして最終セグメントに挑んだ佐藤琢磨は5番グリッドを獲得し、アンドレッティ・オートスポーツとしては最上位のグリッドから110周の決勝レースに臨むこととなった。

    佐藤琢磨
    「昨日はとても難しい1日だったので、今日のこの結果は本当に嬉しいです。僕のクルーはマシンをまとめ上げるために最善を尽くしてくれました。3人のチームメイト、アレクサンダー(・ロッシ)、マルコ(・アンドレッティ)、ライアン(・ハンター-レイ)にも感謝しています。昨日は充分に走行できませんでしたが、彼らが手伝ってくれたおかげでエンジニアリング面の遅れを取り戻せました。今日はすべてがうまくいきました。昨日は不運に遭っていたので、短時間でクルマに馴染めるかどうか、今日のプラクティスを迎えるまで少し不安がありました。予選でのフィーリングはまた違ったものとなりましたが、マシンに関してはとても満足しています。今週末、ホンダは本当に素晴らしい仕事をしたと思います」

  • 【インディカー】 ウィル・パワーがポールポジション、佐藤琢磨は5番手

    【インディカー】 ウィル・パワーがポールポジション、佐藤琢磨は5番手

    2017年 インディカー 開幕戦 セント・ピーターズで予選が現地時間11日(土)に行われた。

    ポールポジションを獲得したのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。1分01秒0640を記録した通算45回目のポールポジションを獲得。2番手にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、3番手にはジェームス・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)が続いた。

    佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は、トップ6で争われる10分間のファイアストン・ファスト6(ラウンド3)に2015年のデトロイト大会以来となる進出を果たし、予選5番手から決勝レースに臨む。

    2017 インディカー 開幕戦 セント・ピーターズ 予選 結果

      No Driver Team   Time Speed
    1 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:01.0640 Fast Six
    2 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:01.2219 Fast Six
    3 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:01.3039 Fast Six
    4 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:01.7729 Fast Six
    5 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:01.9851 Fast Six
    6 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:02.0824 Fast Six
    7 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:01.3516 Top12
    8 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:01.5198 Top12
    9 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:01.6066 Top12
    10 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:01.6181 Top12
    11 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:01.7399 Top12
    12 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:03.1588 Top12
    13 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:01.5898 Group1
    14 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:01.6129 Group2
    15 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:01.6070 Group1
    16 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:01.7159 Group2
    17 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 1:01.7674 Group1
    18 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:01.7598 Group2
    19 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:01.8465 Group1
    20 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:02.2030 Group2
    21 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H   Group2