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  • 佐藤琢磨、インディ500に向けて弾み / インディカー 第5戦 レポート

    佐藤琢磨、インディ500に向けて弾み / インディカー 第5戦 レポート

    佐藤琢磨が、インディカー 第5戦インディアナポリスのレース週末を振り返った。

    インディアナポリスのロードコースで行われたインディGPは、当初、佐藤琢磨にとってあまり期待できる展開ではなかったが、結果的に多くのチャンピオンシップ・ポイントを獲得することに成功した。

    No.26 アンドレッティ・スポーツ・ダラーラ・ホンダは後方グリッドからスタートしながら、最初のピットストップを終えると佐藤琢磨は挽回を開始。レース中にイエローフラッグが提示されなかったにもかかわらず、スターティンググリッドよりも10ポジション上の12位でフィニッシュしたのである。

    「僕にとってもNo.26をつけたマシンにとっても難しい週末でした」と佐藤琢磨。

    「プラクティス以降、ずっとスピードが伸び悩んでいたのです」

    佐藤琢磨は2回のプラクティスをいずれも15番手で終えたものの、予選に向けては不安を感じていた。

    「チームメイトと比べても、僕のマシンはトップスピードが不足していました。状況は複雑ですが、僕のマシンはあまり速くない傾向がありました。ほかのロードコースに比べるとインディGPはペースが速いので、速度差はより顕著になります。しかも、僕たちはハンドリング面でも苦しんでいたのです」

    「今回は2デイ・イベントなので、プラクティスの段階からみんなで異なることを試しましたが、45分間のプラクティスを2回行っただけで予選に挑まなければいけません。1回目のプラクティスは昨年同様、ひどく寒く、みんな冬物のジャケットを着ているほどでした! 午後になると日差しが出てきて路面温度も上がりましたが、それでも寒い1日だったことには変わりありません。フリープラクティスではNo.98のマシンに乗るアレックス・ロッシが好調で、僕は真ん中くらいでした。ライアン・ハンター-レイとマルコ・アンドレッティはレッド・タイアを試すチャンスがありませんでしたが、レッド・タイアに履き替えれば速くなることはわかっていました」

    予選での佐藤琢磨はフリープラクティスよりもペースが遅くなり、グループ内の11番手でグリッドは22番手となった。

    「ブラック・タイアで臨んだウォームアップランでもグリップ・レベルが極めて低いことは明らかでした。その理由はダウンフォース不足にあると考えられたので、アタックに向けてダウンフォースを増やしましたが、状況は改善されませんでした。なぜなら、ストレートスピードが目に見えて下がったからです。全ドライバーのなかで、僕がいちばんストレートスピードが遅かったくらいです。そこで夜になってからマシンを分解してエンジン関連のハーネスを交換するなど、スピードを上げるためにできることはすべて行いました。ウォームアップ・セッションでは、100%とまではいかないまでも状況は改善され、10番手のタイムをマークしました。これは満足のいくもので、午後のレースに向けて士気も上がりました。前日よりは大幅に満足できる状況だったのです」

    予選を第1セグメントだけで終えていたため、佐藤琢磨は決勝レースで新品のレッド・タイアを2セット使うことができた。また、インディ・ロードコースは比較的オーバーテイクしやすいいっぽう、コースレイアウトの関係でレース序盤を中心にイエローが頻繁に提示されることで知られていた。

    「ところが今回はインディGP史上初めて、ターン1でなにもアクシデントが起きませんでした!」と佐藤琢磨は声を上げて笑う。

    「スーパースピードウェイの幅広い部分からコークボトル状にぎゅっとコース幅が狭まるうえ、このセクションがS字状になっているので、誰もがサイド・バイ・サイドになって通過するため、3ワイドになることも珍しくありません。おかげで、いつもここで絡んだりクラッシュが起きたりします。ところが幸か不幸か、今回は全ドライバーが何ごともなくここを通過したのです」

    このときすでに佐藤琢磨はいくつか順位を上げていた。「これに続くバックストレートでは、インディGPではお馴染みの4ワイドになり、あたり一面にホコリが舞い上がるとともにマシンは激しくボトミングしました! とっても楽しかったですよ。僕はターン7で1台をオーバーテイクし、続いてスピンしたトニー・カナーンを避けたので、順位を5つ上げることになりました」

    それでも依然として26台が混戦を繰り広げており、続く数周で佐藤琢磨は数台に抜き返される。いっぽう、イエローが提示されなければレースは3ストップで走りきることになるので、最初のピットストップを行うまでに少なくとも15ラップは周回しなければいけない。このため、佐藤琢磨は硬めのブラック・タイアを履いたまま、必要なラップ数を消化しながら、なおかつ全力を投じなければいけなくなった。

    「グリップを確保する為にリア・タイアの空気圧をかなり低めに設定しなければいけないことはわかっていましたが、実際には少し低すぎたようです。おかげでタイア内圧が適正値まで上がらず、グリップも得られませんでした。タイアが発熱しないことが原因です。おかげでとても不安定な状態で、ひどいオーバーステアに苦しむことになりました」

    そこで、やや早めのピットストップを行ってレッド・タイアに履き替えると、佐藤琢磨はぐんぐんと順位を上げていくことになる。特にピットストップを終えた直後は、ピット作業を引き延ばしていたドライバーたちをごぼう抜きにするほど速く、15番手に浮上。14番手を走るミカエル・アレシンを追撃していた。そしてロシア人ドライバーをフロントストレートで追い越すのだが、このときはギリギリまでピットウォールに接近し、手に汗握るオーバーテイクを演じたのである。

    「タイアを交換すると、ラップタイムはすぐに1.5秒か2秒ほど速くなりました。レッド・タイアを履くとマシンの感触は大幅によくなり、このスティントでは本当に力強い走りができました。最初のラップから次のピットストップを行う直前まで、安定して速いペースを保つことができたのです。しかも、僕はリードラップに返り咲くことにも成功します。彼らが最初のピットストップを行うまで、ラップタイムは僕のほうが速いくらいでした」

    「アレシンは速いドライバーですが、ときに不必要なほどアグレッシブになります。彼がポジションを守ろうとしたのは理解できますが、僕をウォールに向けて幅寄せしようとしたことは危険極まりない行動でした。それでも十分なスピード差があったので、僕はスロットルを緩めずに走り続けました。あのときは本当にピットウォールが目前でした!」

    2回目のピットストップでは少々タイムをロスしたものの、佐藤琢磨よりもさらにピットストップが長引いたコナー・デイリーに先行すると、コース上でジェイムズ・ヒンチクリフをパスし、12番手へと駒を進める。そして3回目で最後となるピットストップが近づいた頃にはスペンサー・ピゴットに照準をあわせていた。ところが、ピット作業中にホイールナットに関連するトラブルが発生、佐藤琢磨はまたも数秒をロスすることになる。そして最後のスティントではジョセフ・ニューガーデンにドライブスルーペナルティが科せられた結果、佐藤琢磨は11番手に浮上したものの、その7周後にペンスキーのドライバーが追い上げてきたときには反撃のしようがなかった。

    「コースにはラバーがのってペースが上がっていました。ピットストップでのトラブルがなければ、もうふたつほどは上の順位でフィニッシュできたかもしれませんが、ニューガーデンだけは防ぎようがありませんでした。ヘアピンで彼にオーバーテイクされたときは、すぐに追い抜き返しましたが、その2周後に今度はストレート上でオーバーテイクされたのです。レース後半の2スティントについていえば、スティント前半の3/4はいい状態でしたが、最後の5〜8周はリア・タイアのグリップ低下に悩まされました。また、最初のスティントを短めにした影響で、燃費面でも苦しい状況に追い込まれました。そうした問題がありながら、一度もイエローが提示されなかったレースで22番手から12位まで挽回したのですから、チームは大健闘したといっていいでしょう」

    土曜日に決勝レースが終わっても、彼らがゆっくりと休むことは許されない。月曜日にはシリーズ中もっとも重要なインディ500のプラクティスがスーパースピードウェイで始まるからだ。

    「本当はインディGPを上位で終えたいところでした。けれども、少なくとも弾みはつけられたと思います。スーパースピードウェイで走らせるのは、同じマシンですが仕様はまったく異なります。それでも、僕たちは正しい方向に向かって進んでいけるでしょう! アンドレッティ・オートスポーツの強みはマシンの台数が多いことだけではありません。これまでの数年間にインディ500で残してきた結果を見てもわかるとおり、チームはとても速く、そして強力です。その実力は歴然としています」

    「インディ500を戦う為の特別なマシンは本来、2ヵ月ほどかけて作り上げます。様々な工程を経て、モディカウルの無駄な凹凸を取り除き、空気抵抗と機械抵抗を極限まで落としたマシンの仕様変更には非常に多くの作業量を必要とするからです。その為、これまでの僕の経験では、初日はマシンをシェイクダウンさせて、2日目にベースとなるセッティングをまとめ、3日目からはトラフィックのなかを走行します。ところが、アンドレッティでは走行初日の午後から6台でグループランを行うのです。マシンがすでにそのレベルにあるのは驚くべきことといえます。インディ500が本当に楽しみで仕方ありません」

  • 佐藤琢磨 「インディ500にむけていい勢いをつけられた」 / インディカー

    佐藤琢磨 「インディ500にむけていい勢いをつけられた」 / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第5戦 インディアナポリスの決勝レースを12位で終えた。

    予選ではマシンに苦しみ、最後尾からのスタートとなった佐藤琢磨だが、決勝では粘り強い走りをみせ、10ポジションアップの12位でフィニッシュした。

    「スタート厳しかったんですけど、いくつか力強いスティントもあったと思います」と佐藤琢磨は振り返る。

    「最後ちょっとリアがもう持たなくて、ペースが上げられなかったんですけども、結構、燃料も厳しかったので、そこら辺バランス取るのが難しかったです」

    マシンの状態については「予選でのトラブルというか、問題がだいぶ半分くらい解決したのかなと思いますし、クルマのスピードは戻ってきたので、多少は良かったなと思います」とコメント。

    次は伝統のインディ500。今年からアンドレッティ・オートスポーツに加入した佐藤琢磨にとっては最も楽しみなレースと言える。

    「シーズン前から楽しみにしてましたし、これまでのチームではプラクティスでグループランというのができなくて、アンドレッティは今回6台いますし、クルマも非常にコンペティティブだと思うので、月曜日からの走行楽しみです」

    インディ500では、チームメイトにフェルナンド・アロンソを迎える。

    「フェルナンドが500に挑戦するというのは、やっぱり世界でも大きなニュースだと思うし、F1で一緒に走っていた旧友がインディ500に来るというのは嬉しいですよね。特にチームメイトとして走るというのは僕らにとっても大きいと思うので非常に楽しみにしています」

    「いい勢いをつけられたんじゃないかなと思いますので、月曜からもプラクティス頑張りたいと思います」

    関連:【インディカー】 第5戦:ウィル・パワーが優勝、佐藤琢磨は12位完走

  • 【インディカー】 ホンダ:第5戦 インディアナポリス 決勝レポート

    【インディカー】 ホンダ:第5戦 インディアナポリス 決勝レポート

    アメリカの5月といえば、世界最大規模のレースであるインディ500が開催される“マンス・オブ・メイ”。世界で最も歴史あるレースのインディ500は、月末のメモリアル・デイ・ウイークエンドに行われるのが恒例となっている。

    インディアナ州インディアナポリスにある全長2.5マイルのオーバルコースは、インフィールドを含んで全長2.439マイルのロードコースとしても使用でき、4年前からは、それを使ったインディカーグランプリが5月初旬に開催されている。

    晴れわたった空と暖かな気温、初夏の到来を感じさせるコンディションに恵まれた土曜日の午後、インディ500とは逆の時計回りでコースを85周するレースは、スタートが切られた。

    ディクソンが今シーズン3度目の表彰台となる2位
    最後尾22番グリッドからスタートした佐藤琢磨は12位に

    今回のレースは、アクシデントなどによるフルコースコーションが一切出されず、クリーンなバトルが繰り広げられた。3回のピットストップを含む高速バトルとなり、予選4番手で、グリッド2列目アウト側からスタートしたスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は終盤にチャージ。ゴールまで10周を切った74周目にエリオ・カストロネベス(Team Penske)をオーバーテイクし、トップを走るウィル・パワー(Team Penske)を猛追。惜しくも逆転はならなかったが、開幕から5戦で、3度目の表彰台となる2位フィニッシュを果たした。ランキング2位でインディカーグランプリに乗り込んだディクソンは、そのポジションを保ちながら、ポイントリーダーとの差を18点から10点に縮めることに成功した。

    予選8番手だったライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)は、スタート直後のバトルで一気にトップ5入りを果たし、3回目のピットストップを終えた68周目に4番手へとポジションアップ。さらに、74周目にはカストロネベスをオーバーテイクして3位に浮上すると、そのままフィニッシュして今季初の表彰台に上がった。

    彼らのほか、グレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)は予選20番手から6位と、大きくポジションを上げてゴール。マックス・チルトン(Chip Ganassi Racing)は予選14番手から自己ベストタイとなる7位でフィニッシュ。昨年度のインディ500ウイナーであるアレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)が8位と、Hondaドライバー5人がトップ10入りした。

    佐藤琢磨(Andretti Autosport)は、マシンの不調によって予選は最後尾の22番手となった。ストレートスピードが伸びない問題が発生していた。チームは原因究明に努め、マシンに対策を施して決勝に臨んだ。問題の完全な解決こそできていなかったが、決勝での佐藤琢磨には競争力が戻りつつあり、ファイティングスピリットにあふれる持ち前の走りを披露。10もポジションを上げた12位フィニッシュという成果を手にした。

    次に行われる第6戦は、第101回インディアナポリス500マイル。ドライバーたちは5月14日(日)に一日だけ休息をとり、月曜日からプラクティスが始まる。このレースには、F1世界選手権で2度のワールド・チャンピオンに輝き、現在はマクラーレン・ホンダの一員として戦っている、フェルナンド・アロンソが参戦する。マクラーレン・ホンダ・アンドレッティのドライバーとして挑戦するインディ500は、世界中から大きな注目を集めている。決勝レースは5月28日(日)の開催となる。

    スコット・ディクソン (2位)
    「厳しい戦いでした。リアタイヤのグリップを持たせるのが本当に難しかったのです。Hondaエンジンのパワーが出過ぎていたために、リアタイヤを空転させてしまいました。2位フィニッシュで、またしてもたくさんのポイントを獲得できました。Hondaにとってもいい一日になったと思います。優勝こそできませんでしたが、あと一歩まで迫ったレースでしたから。月曜日から、ここの2.5マイルオーバルで走るのが楽しみです」

    ライアン・ハンターレイ (3位)
    「力強いレースができました。今シーズンはすでに多くの不運に見舞われており、フラストレーションを抱えていました。しかし、私たちは目標に集中してがんばってきました。それが今日、最も大事なレース(インディ500)を目前に控えての表彰台フィニッシュにつながりました。さらに今日は、表彰台の頂点にあと少しという結果を得られました。頂点は、インディ500にとっておきます」

    佐藤琢磨 (12位)
    「まず最初に、チームメートのライアン・ハンターレイと彼のクルーたちに“見事な3位フィニッシュおめでとう”と言いたいですね。私たちにとっては、とても難しい週末となってしまいました。マシンに小さな問題が発生し、グリッドの最後尾からレースをスタートしなければなりませんでした。しかし、26号車のクルーたちのすばらしい働きにより、マシンは力を取り戻しました。最後のピットストップは少し長くなってしまいました。それは次戦までに修正のための対策が必要となるでしょう。レースは厳しいものでしたが、私たちは思いきり力強く戦いました。インディ500に向けて、勢いを得られたと思います。月曜日に始まるプラクティスが、今から楽しみです」

  • 【インディカー】 第5戦:ウィル・パワーが優勝、佐藤琢磨は12位完走

    【インディカー】 第5戦:ウィル・パワーが優勝、佐藤琢磨は12位完走

    インディカー 第5戦 インディアナポリスの決勝が13日(土)に行われ、ウィル・パワー(ペンスキー)が優勝。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は12位完走を果たした。

    今年で4度目の開催となるグランプリ・オブ・インディアナポリス。全長2.439マイルのコースを85周するレースで、ポールポジションからスタートしたウィル・パワーが今季初優勝。今週末の全てのセッションを制し、今季5人目のウィナーとなった。

    2位にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、3位にはライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)が続き、ホンダ勢がダブル表彰台を獲得した。

    最後尾22番グリッドからスタートした佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は、根払い強い走りで順位を上げ、12位でレースをフィニッシュした。

    2017 インディカー 第5戦 インディアナポリス 結果

      No Driver Team  
    1 12 ウィル・パワー Team Penske C
    2 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H
    3 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H
    4 1 シモン・パジェノー Team Penske C
    5 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C
    6 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H
    7 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H
    8 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H
    9 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C
    10 22 ファン・パブロ・モントーヤ Team Penske C
    11 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C
    12 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H
    13 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C
    14 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C
    15 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H
    16 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C
    17 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H
    18 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H
    19 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H
    20 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H
    21 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H
    22 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H
  • 【インディカー】 第5戦:ウィル・パワーがポール、佐藤琢磨は22番手

    【インディカー】 第5戦:ウィル・パワーがポール、佐藤琢磨は22番手

    インディカー 第5戦 インディアナポリスの予選が12日(金)に行われ、ウィル・パワー(ペンスキー)がポールポジションを獲得。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は22番手予選を終えた。

    ウィル・パワーは、昨年自身が記録したトラックレコードを更新する1分7秒7704を記録してポールポジションを獲得。2番手にはエリオ・カストロネベス、3番手にはジョセフ・ニューガーデンが続き、ペンスキー&シボレーがトップ3を独占。

    Fast Sixには、復帰戦となるファン・パブロ・モントーヤを含めてペンスキーの5台中4台が進出。ホンダ勢ではスコット・ディクソンが(チップ・ガナッシ)が4番手、セバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング)が6番手だった。

    佐藤琢磨はGroup2で最下位タイムに終わり、最後尾22番グリッドから決勝レースをスタートする。

    2017 インディカー 第5戦 インディアナポリス 予選 結果

      No Driver Team   Time Stage
    1 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:06.9614 Fast Six
    2 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:07.1429 Fast Six
    3 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:07.5941 Fast Six
    4 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:07.5817 Fast Six
    5 22 ファン・パブロ・モントーヤ Team Penske C 1:07.5941 Fast Six
    6 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 1:07.2726 Fast Six
    7 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:07.3817 Top12
    8 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:07.6851 Top12
    9 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:07.7483 Top12
    10 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:07.8710 Top12
    11 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:07.5405 Top12
    12 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:08.0305 Top12
    13 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:07.2034 Group1
    14 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:07.9788 Group2
    15 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:08.0104 Group1
    16 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:07.9211 Group2
    17 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 1:07.9467 Group1
    18 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:07.7007 Group2
    19 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:07.7033 Group1
    20 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:08.0499 Group2
    21 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:08.4681 Group1
    22 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:07.6928 Group2
  • 【インディカー】 第5戦 フリー走行2回目:ペンスキーがトップ3独占

    【インディカー】 第5戦 フリー走行2回目:ペンスキーがトップ3独占

    インディカー 第5戦 インディアナポリスのフリー走行2回目が12日(金)に行われ、ウィル・パワー(ペンスキー)がトップタイムを記録。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は15番手で2回目のセッションを終えた。

    フリー走行2回目は、トップタイムのウィル・パワーに続き、ジェセフ・ニューガーデン、ファン・バブロ・モントーヤとペンスキー勢がトップ3を独占した。

    ホンダ勢のトップはアレキサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)の4番手。佐藤琢磨は15番手で予選前のセッションを終えた。

    2017 インディカー 第5戦 インディアナポリス フリー走行

      No Driver Team   Time Speed TL
    1 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:07.7684 129.565 22
    2 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:08.0632 129.004 21
    3 22 ファン・パブロ・モントーヤ Team Penske C 1:08.1897 128.764 18
    4 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:08.2290 128.690 21
    5 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:08.3780 128.410 20
    6 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:08.6391 127.921 20
    7 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:08.7208 127.769 18
    8 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:08.7439 127.726 20
    9 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 1:08.7836 127.653 22
    10 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:08.9820 127.285 21
    11 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:08.9866 127.277 10
    12 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:09.0567 127.148 23
    13 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:09.0763 127.112 18
    14 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 1:09.0988 127.070 17
    15 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:09.1446 126.986 18
    16 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:09.2144 126.858 20
    17 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:09.2532 126.787 19
    18 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:09.4666 126.397 21
    19 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:09.5893 126.175 18
    20 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:09.7777 125.834 19
    21 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:09.961 125.503 15
    22 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:10.1566 125.154 11
  • 【インディカー】 第5戦:ウィル・パワーがトップ発進、佐藤琢磨15番手

    【インディカー】 第5戦:ウィル・パワーがトップ発進、佐藤琢磨15番手

    インディカー 第5戦 インディアナポリスのフリー走行1回目が12日(金)に行われ、ウィル・パワー(ペンスキー)がトップタイムを記録。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は15番手で1回目のセッションを終えた。

    グランプリ・オブ・インディアナポリスは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ内にあるロードコースを使用して2014年から開催されている。

    世界最大のレースであるインディ500は、全長2.5マイルの伝統あるオーバルコースを使って毎年5月に開催されるが、5月初旬にインディアナポリスの全長2.439マイルのロードコースで、もう1レースを行うことにより、5月の1カ月間にわたって全米の注目をスピードウェイに集めている。

    トップタイムを記録したのはウィル・パワー(ペンスキー)。2番手にホンダ勢のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)を挟み、3番手にジョセフ・ニューガーデン、4番手にシモン・パジェノーとペンスキーが速さをみせた。

    佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は15番手でセッションを終えた。

    2017 インディカー 第5戦 インディアナポリス フリー走行

      No Driver Team   Time Speed TL
    1 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:09.3172 126.670 19
    2 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:09.4096 126.501 12
    3 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:09.4279 126.468 13
    4 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:09.4607 126.408 19
    5 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:09.4628 126.404 16
    6 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:09.5561 126.235 17
    7 22 ファン・パブロ・モントーヤ Team Penske C 1:09.7074 125.961 13
    8 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:09.7732 125.842 13
    9 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:09.7770 125.835 14
    10 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:09.7849 125.821 16
    11 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:09.8241 125.755 13
    12 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:09.8246 125.749 15
    13 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:09.9168 125.584 16
    14 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 1:09.9194 125.579 18
    15 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:09.9395 125.543 17
    16 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:10.0090 125.418 6
    17 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 1:10.1336 125.195 16
    18 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:10.1871 125.100 12
    19 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:10.2063 125.066 13
    20 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:10.2221 125.038 19
    21 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:10.3210 124.862 5
    22 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:10.6479 124.284 13
  • ダリオ・フランキッティ 「アロンソの初テストでの走りに驚いた」

    ダリオ・フランキッティ 「アロンソの初テストでの走りに驚いた」

    3度のインディ500ウィナーであるダリオ・フランキッティは、先週のフェルナンド・アロンソのインディカー初テストでのパフォーマンスに“驚いた”と語る。

    今年、F1モナコGPを欠場して、インディ500に参戦することを電撃発表したフェルナンド・アロンソは、3日にインディアナポリスでインディカー初テストを実施。インディ500参戦に必要なルーキー・オリエンテーションを難なくパスした。

    ダリオ・フランキッティは、フェルナンド・アロンソがキャリアで伝統的なトラックでしかレースをしていないことを考えれば、オーバルでの初めてのパフォーマンスに感銘を受けたと語る。

    「オーバルを走ることは、ロードコースとストリートコースで成長してきたドライバーにとっては非常に不自然なことだ」とダリオ・フランキティはコメント。

    「それにインディアナポリスは、さらに慣例を無視するものだ。多くのプラクティスデイがあるのは良いニュースだ。得目が降れば、状況が少し異なる可能性がある。アロンソが得ていく全てのラップが役立つだろう」

    「驚いたし、彼は信じられないくらい速く予備知識を得たと思う。ルーキーテスト全体をじっくり見ていた。彼はうまく予備知識を得て、素晴らしい仕事をしたと思う」

    「彼には素晴らしいチーム、素晴らしいチームメイトがいることもプラスの点だ。彼らは彼の手助けをしていくだろうし、チームメイトがそのような手助けをしてくれることは彼にとってかなり不思議に感じられることだろう。チームメイトを倒したいものが、ライバルを倒すために全員が協力する。クルマは基本的に同じであり、チームが小さな差を理解することが、成功と失敗の違いになり得る」

    2007年、2010年、2012年にインディ500を制しているダリオ・フランキッティは、フェルナンド・アロンソが克服しなければならない最大の挑戦はレース自体だと指摘する。

    「インディアナポリスのスピードウェイで私がわかった最も大変なことは、レースのやり方だ。単独で走る分にはそれほど難しくはない。集団のなかにいかにクルマを置けるかだ。その一部は経験から生まれるものだ」

    「先行するドライバーが自分が行きたい特定のポジションにクルマを動かす。そうすると隣にドライバーがいたり、いろいろなことが起こる。どのようにそれを抜き、勢いを維持するかだ。そのようなあらゆることが続いていく」

    「天候はかなり変化しそうだ。スピードウェイで天候が変化すると、ターン4は大仕事なのがわかる。天候や気温、湿度や風向きの変化はトラックの状態や路面の感触を完全に変えてしまう。彼はその全てを経験していくことになるし、メンタル的な側面もある。ピットを離れる毎に225mph以上で走るし、ミスをする余地はない。綱渡りのようなものであり、踏み外すことができない。そこには安全バリアが待っているからね」

  • インディカー代表 「アロンソのインディ500参戦はF1にも有益」

    インディカー代表 「アロンソのインディ500参戦はF1にも有益」

    インディカーのCEOを務めるマーク・マイルスは、フェルナンド・アロンソのインディ500参戦は、インディカーだけではなく、F1にとっても有益だと考えている。

    今週、F1グループのCEOを務めるチェイス・キャリーは、フェルナンド・アロンソのF1モナコGPを欠場することについて「素晴らしいF1ドライバーが異なる形でアメリカのオーディエンスにリーチするのは我々に間接的な利をもたらす」とコメント。

    「だが、理想的な状況ではない。私が選択することができるならば、モナコで彼を観る方を選ぶだろう」

    インディ500とインディカーの責任者であるマーク・マイルスは、チェイス・キャリーの立場を理解できると語る。

    「1ヵ月前に我々のチャンピオンである(シモン)パジェノーがF1でレースができるかと尋ねてきたら、同じことを考えただろう」と Marca にコメント。

    「だが、今は異なる見方をしている。両方のスポーツの拡大に役立つとね。我々にとっては、商業面ではなく、大きな意味がある。その貢献はわずかだからね。だが、我々のシリーズを知らない多くの人々を引きつけることができる」

    ライブ配信されたフェルナンド・アロンソの初テストは200万人のアクセスがあった。

    「放送がこれほどのインパクトを持つとは予想していなかった。誰も見ないだろうと考えていた者もいるくらいだ。だが、素晴らしかった。まだ始まってもいないのにね」とマーク・マイルスは述べた。

  • フェルナンド・アロンソが感じたF1とインディカーの違い

    フェルナンド・アロンソが感じたF1とインディカーの違い

    フェルナンド・アロンソは、F1ほど複雑ではないインディカーがいつくかの点でより楽しさを感じさせてくれていると述べた。

    フェルナンド・アロンソは3日(水)にインディナポリスでインディカーを初テスト。今月のインディ500参戦のためのルーキー・オペレーションをクリアし、合計で110週を走り込んだ。

    閉ざされたガレージで延々と行われるF1テストでのセットアップ変更とは異なり、アロンソのパパイヤオレンジのインディカーマシンはピートロードで比較的シンプルな調整やタイヤ交換が行われた。

    相対的なインディカーマシンの単純さは、F1よりも楽しさを感じさせるのではないかとの質問にフェルナンド・アロンソは「そうだね」とコメント。

    「クルマに乗って『準備はできるか』と聞かれて『イエス』と答える。クルマのスイッチを入れて、走る。燃料を入れて、タイヤを変えて、走る」

    「F1では、クルマの始動に6分くらいかかる。チェックして、再チェックする必要があるからね。あまりに多くのテクノロジーがあるし、電気系やハイブリッドシステムがエンジン、ブレーキ・バイ・ワイヤと連携している必要がある。多くのことが走行を遅らせ、クルマでの感覚を鈍らせる」

    「こっちの方がその意味で楽しいかもしれない。エンジンのスイッチを入れてレースをするだけだからね」

    テストで最高スピード222.548mphを記録したフェルナンド・アロンソは、インディアナポリスの4つの高速コーナーとF1で最も速いコーナーとを比較するよう求められた。

    「F1での最速コーナーはたぶん鈴鹿の130Rだね。320~330km/h(198~205mph)くらいだ。感覚は違う。F1ではパワーステアリングなどいろいろな助けがあると感覚がある。それにダウンフォースレベルやF1の複雑さによって、若干グリップは多いし、クルマもより予測しやすい」

    「ここではもっと生だ。全てがよりレーシングだ。明らかに速いし、異なっている。でも、結局のところ、僕たちはカートからスタートする。僕たち全員が小さなカテゴリーからスタートするけど、F1にたどり着いたときにはそのような感覚を失ってしまっているかもしない。全てがコントロールされている。数ミリメートル、コンマ数秒単位でね」

    「ここはコーナーの異なるフェースや走行の違い毎にもっとドライバーのインプットがあるね」