タグ: インディカー・シリーズ

  • インディカー 第15戦 結果 | ウィル・パワーが優勝、佐藤琢磨は9位

    インディカー 第15戦 結果 | ウィル・パワーが優勝、佐藤琢磨は9位

    2018年のインディカー・シリーズ 第15戦の決勝レースが8月25日(土)にゲイトウェイ ・モータースポーツ・パークで行われた。

    優勝はウィル・パワー(ペンスキー)。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は9位でフィニッシュ。また、ホンダが2018年インディカー・マニュファクチャラー・チャンピオンを獲得した。

    米国中央部のミズーリ州にある大都市セントルイスからミシシッピ川を渡ってすぐ、イリノイ州マディソンにあるゲイトウェイ ・モータースポーツ・パークの1.25マイルオーバルに大観衆を集めて開催されたシリーズ第15戦ボマリト・オートモーティブ500では、スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)とアレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)がタイトル獲得に向けた激しい戦いを繰り広げ、ロッシが2位、ディクソンが3位でゴールした。その結果、リードは29点から26点に減りながらも、4度のタイトル獲得経験を持つディクソンがポイント・トップの座を守った。残るは2レース。

    土曜の夜に行われたゲイトウェイでのレースは、予選が雨のためにキャンセルにされ、ポイントスタンディング順のグリッドでスタートが切られた。

    ポールポジションからスタートしたディクソンは序盤トップを快走。ところが、248周のレースの150周目、燃費セーブをより進めたい状況からウィル・パワー(Team Penske)にトップを譲った。そこからのパワーはハイペースを保ってゴールを目指し、最後のピットストップで燃料を補給した後にロッシをパス。ディクソンも同じようにロッシの前に出ることを狙ったが、約1.5秒届かなかった。

    佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、レース序盤にして3ストップ作戦でいくことを決め、順調に周回を重ねた。レース序盤にはポジションを落とすこともあったが、ペースと燃費を両立させて優勝のチャンスを虎視眈々と狙っていた。しかし、4ストップ組の助けとなるフルコースイエローがレース終盤に出され、優勝のチャンスは遠のいた。それでも、佐藤琢磨は13番グリッドからのスタートで4つものポジションを上げ、9位でゴールした。

    18年シーズンはまだ2戦を残しているが、ゲイトウェイでのレース結果により、すでに今季9勝をマークしているホンダのマニュファクチャラー・タイトル獲得が決まった。

    アレクサンダー・ロッシ(2位)
    「残る週末もディクソンとパワーを倒すべく全力で戦っていますが、今日のパワーは驚くべきパフォーマンスでした。脱帽です。そんな状況で2位でゴールできたことに対しては感激で言葉もありません。一体どうやって2位フィニッシュを成し遂げたのか、まだ明確に把握はできていません。最後の70周、私はフルスロットルで走っていませんでした。ピットから出せれた燃費の目標数値は実現不可能とも思えるものでした。2年前のインディ500と同じだ、と私は考えました。私たちのマシン、そして Hondaエンジンだからこそ、その数字を達成することができました。今日のレースが燃費ではなくスピードでの勝負になっていたとして、私たちがパワーに対向してゴールまで接戦を続けることができたかは分かりません。しかし、重要なのは今日、こうしてディクソンより前のポジションでゴールし、ポイント差を少しですが縮めたことです」

    スコット・ディクソン(3位)
    「チームにとっていい結果が得られたと思います。ゲイトウェイで私たちは事前テストを行わなかったのですが、ハイペースでレースを多くの周回に渡ってリードできたことをうれしく思います。今日のレースでは作戦が2つに分かれました。どちらを選ぶか、その判断が遅く、ほんの小さな差でロッシにポジション争いで敗れました」

    佐藤琢磨(9位)
    「正直に言って、フラストレーションの溜まるナイトレースとなってしまいました。昨日の私たちはメカニカルトラブルでプラクティスセッション1回をほぼ無駄にしました。残る1回のプラクティスしか自分たちにはなく、追う立場に立たされました。予選は行われず、走行データもなかったため、決勝用セッティングは推測で決定しなくてはなりませんでした。そして、レースでは3ストップ作戦をトライし、順調に周回を重ねていきました。出場者中で最も多くの周回をこなし、最後にピットインする展開が続いていたのですが、最後のフルコースコーションが痛手となりました。あのコーションによって私たちの作戦は吹き飛びました。私たちは燃費セーブができていたものの、スピードは不十分だったため、最後のリスタート後にポジションを下げました。小さな可能性にかけて戦い、チームは素晴らしい仕事をしてくれました。スピードは不足していましたが、手堅い戦いの週末でした」

    2018 インディカー 第15戦 ゲートウェイ 決勝 結果

    Pos No Driver Team  
    2 12 ウィル・パワー Team Penske C
    1 27 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H
    3 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H
    8 22 シモン・パジェノー Team Penske C
    6 26 ザック・ビーチ Andretti Autosport H
    16 21 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C
    5 1 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C
    12 10 エド・ジョーンズ Chip Ganassi Racing H
    21 30 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing H
    14 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H
    22 19 ピエロト・フィッティパルディ Dale Coyne Racing H
    10 20 エド・カーペンター Ed Carpenter Racing C
    17 14 トニー・カナーン AJ Foyt Racing C
    7 98 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H
    20 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H
    11 4 マテウス・レイスト AJ Foyt Racing C
    13 59 マックス・チルトン Carlin C
    15 88 ギャビー・チャベス Harding Racing C
    9 23 チャーリー・キンボール Fucos Racinf C
    18 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H
    4 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H
  • インディカー | ロバート・ウィッケンズの容体を所属チームが発表

    インディカー | ロバート・ウィッケンズの容体を所属チームが発表

    インディカー 第13戦ポコノの決勝レースで大クラッシュを喫したロバート・ウィッケンズの容体を所属チームであるシュミット・ピーターソン・モータースポーツが発表した。

    ロバート・ウィッケンズは、ポコノでの決勝レースの7周目に3番手を争っていたライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)と接触。フェンスまで跳ね上がってクラッシュし、炎を上げながらコースに戻ってマシンは大破した。

    ロバート・ウィッケンズは、メディカルクルーによってマシンから救出され、ネックブレースをつけられてヘリで病院で搬送。インディカーは1時間ほど情報をシャットアウトしたことから最悪な事態も予想された。

    しかし、その後、ロバート・ウィッケンズに意識があることが発表され、コースの修復の後、事故から2時間後にレースは再開された。

    シュミット・ピーターソンはレース後にプレスリリースを発表。ロバート・ウィッケンズは、肺挫傷、下肢、右腕、背骨を負傷し、リーハイ・バレー病院で治療を受けていると述べた。

    「シュミット・ピーターソン・モータースポーツのドライバー、ロバート・ウィッケンズは、ポコノ・レースウェイでのABC Supply 500での事故で下肢、右腕、背骨を負傷して治療を受けています。彼はまた肺も挫傷しています。彼はリーハイ・バレー病院っでMRI検査を実施し、手術を受けることになると思います」

    関連:【動画】 インディカー | 大クラッシュで赤旗中断 … ウィッケンズが病院に搬送

  • マクラーレン 「アロンソはインディカーに非常に興味を持っている」

    マクラーレン 「アロンソはインディカーに非常に興味を持っている」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、2019年のフェルナンド・アロンソのプランはまだ未解決なままであることを認める。

    フェルナンド・アロンソの時間は限られてきており、キャリアの目標の掲げる世界3大レースでの“3冠”を達するためにインディカーに転向する可能性も噂されている。

    ザク・ブラウンは、マクラーレンがもっと成功を収めていれば、フェルナンド・アロンソはパパイヤオレンジのクルマでF1を続けることを望んでいただろうと認める。

    「我々はもっと成功していれば、彼は間違いなくF1で留まりたいと思っただろうね」と Speedweek にコメント。

    「レース結果を見れば、彼に合意するだろう。彼は自分自分を奮い立たせたがっているし、インディ500やインディカーシリーズ全体に参加すれば燃料を補給できるかもしれない」

    「フェルナンドは、インディカー・シリーズに非常に興味を持っている。彼はこのチャンピオンシップのために戦っているが、まだ何をやりたいかは決めていない」

  • フェルナンド・アロンソのインディカー参戦にアンドレッティが言及

    フェルナンド・アロンソのインディカー参戦にアンドレッティが言及

    フェルナンド・アロンソは、2019年にF1を続けるか、もしくはインディカーに転向するかという決断を下すプレッシャーに直面している。

    アンドレッティ・オートスポーツの代表を務めるマイケル・アンドレッティは、フェルナンド・アロンソが2019年に同チームでインディカーにフル参戦することを希望するのであれば、8月中旬までにそれを伝える必要があると述べた。

    「我々は重要な時を迎えており、来週くらいにはいくつかのことを完了させなければならない」とマイケル・アンドレッティは Autoweek にコメント。

    マイケル・アンドレッティは、2019年のフルタイムエントリーを編成するには8月19日の次戦ポコノでのレースはもう“遅すぎる”と語る。

    「まだ多くのことが宙に浮いている状態だ。まだ多くのことを実現させていかなければならない」とマイケル・アンドレッティは認める。

    昨年、アンドレッティ・オートスポーツはマクラーレンとタッグを組んで“マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ”としてフェルナンド・アロノソを擁してインディ500に挑戦した。

    マイケル・アンドレッティは、フェルナンド・アロンソとより恒久的に仕事をする機会を歓迎すると語る。

    「彼は我々との仕事を楽しんでいたので、私としては彼を起用したい」とマイケル・アンドレッティはコメント。

    「我々はインディで多くの楽しみを得たし、その1年を通してその多くの楽しみを得られると思っている」

    「フェルナンドは会いたかったなかでも最高の男だ。カメラの前だけでは彼のことはあまりわからないだろう」

    「チームはインディで彼のことを大いに助けることができたと思っているし、もし彼がここに来るなら、彼は初レースからペースを掴むだろう」

    「それは話題を生み出すだろう。話題はお金で買うことのできないものだ」と語るマイケル・アンドレッティは、ナイジェル・マンセルがCARTに参戦するためにアメリカにやってきたときと比較していた語った。

    「1990年代序盤にインディカーが立ちあがったときのような気分だ。フェルナンドがインディカーに来るタイミングはその再現のようになるかもしれない」

    マイケル・アンドレッティは、2019年にフェルナンド・アロンソがインディ500に再びスポット参戦する可能性について除外はしていないが、アロンソ自身はそれはないと言っており、インディカーで走るならば、“フルシーズンか参戦しないか”のどちらかだと語っていると述べた。

    昨年、F1モナコGPとインディ500は日程が重なったため、フェルナンド・アロンソはインディ500に参戦するためにモナコGPを欠場しなければならなかった。

    フェルナンド・アロンソは、エンジン故障によって残り20周っでリタイアを余儀なくされるまで、複数周にわたってトップを走行するパフォーマンスを披露している。

    その後、フェルナンド・アロンソはトヨタからル・マン24時間レースに参戦して勝利。2006年と2007年のモナコGP2連覇とあわせて、これまでグラハム・ヒルだけしか達成したことのない世界3大レースでの“トリプルクラウン”を成し遂げるにはインディ500での勝利が必要となっている。

    しかし、フェルナンド・アロンソが2019年もF1に留まることに決めた場合、インディ500への挑戦は少なくとも1年以上は待たなければならなくなるだろう。

    「彼らはドライバー状況をまとめなければならないだろう」とマイケル・アンドレッティはフェルナンド・アロンソとマクラーレンのCEOであるザク・ブラウンに決断を促した。

    「フェルナンドは残留するのか? 彼は出ていくのか? 彼はここに来るのか? F1に留まるのか? 彼は引退するのか? 彼は何をするつもりなのか?」

    「ザクは彼のF1計画に取り組まなければならないし、彼にはやらなければならないことがたくさんある。だが、我々は何が起こるか見ていくつもりだ」

  • インディカー | F1スーパーライセンス型の参戦資格を導入

    インディカー | F1スーパーライセンス型の参戦資格を導入

    インディカー・シリーズは、2019年からレースに参戦する資格があるかを判断するための新しいガイドランドとしてF1のスーパーライセンスのような独自のシステムを導入する。

    今年、インディカーは、4つの新チームが参戦を果たして再興しているが、それが新しいガイダンスを導入するひとつの理由になったと理解されている。

    また、もう一つの理由として、マツダが、2018年のレースシーズンの終了時点でUSF2000、プロマツダおよびインディライツチャンピオンシップを含むマツダ・ロードトゥインディ・プログラムを段階的に縮小すると発表したことが挙げられる。2010年に正式に発足したマツダ・ロードトゥインディプログラムは、USF2000からインディカシリーズとインディ500レースまで、これまでに250人以上の若いドライバー達にキャリアの道を開いてきた。

    新しいガイダンスでは、F1とNASCARカップ・シリーズで参戦していたドライバーには自動的にインディカー参戦の対象となる。

    また、インディ・ライツの競技者は、1年フルシーズンを戦い、選手権を3位以内で終えれば、参戦資格が与えられる。

    その3つのカテゴリー以外のドライバーは、2年間で最低30ポイントが必要なグローバルなモータースポーツでの実績によって評価される。

    仮に2018年にこのガイダンスが導入されていれば、元メルセデスのDTMドライバーであるロバート・ウィッケンズ、F2出身のジョーダン・キング、シングルシーターで実績を積んできたレネ・ビンダーはその資格を満たしていないことになる。

    また、F2転向を検討しているサンティノ・フェルッチも参戦するには資格を免除される必要がある。

    またインディカーは、テストライセンスも導入も予定。インディー・ライツの現行シーズンで2勝を挙げていない限りは8戦の出場が条件となる。インディ・ライツの下位カテゴリーだったプロマツダのドライバーは、3勝を挙げなければテストに参加することはできない。

    また、インディライツは強化されていくことになり、参戦予算を10万ドル削減し、賞金は増加。インディ・ライツのチャンピオンへのスカラシップは110万ドルに増加し、翌年にインディ500を含む3レースの参戦が確約される。

  • マツダ、ロードトゥインディ・プログラムを段階的に縮小

    マツダ、ロードトゥインディ・プログラムを段階的に縮小

    マツダブランドの継続的な進化の一部として、マツダUSAは2018年のレースシーズンの終了時点でUSF2000、プロマツダおよびインディライツチャンピオンシップを含むマツダ・ロードトゥインディ・プログラムを段階的に縮小すると発表した。

    「この発表をすることはとても惜しいのですが、我々のモータースポーツプログラム資源を新しい方向に集中させる時が来たのです」とマツダUSAのモータースポーツ担当ダイレクターであるジョン・ドゥーナンは語る。

    「と言っても、マツダUSAは草の根のクラブレース支援から、GLOBAL MX-5 CUP、マツダ・ロードトゥ24プログラム、マツダ・チームヨーストなどのモータースポーツプログラムはこれまで同様に真剣に続けていきます。最後のマツダ・ロードトゥインディドライバー達が2019年シーズンを戦う姿が楽しみです。今シーズン末のシュートアウトで勝者を表彰することを楽しみにしています」

    2010年に正式に発足したマツダ・ロードトゥインディプログラムは、USF2000からインディカシリーズとインディ500レースまで、これまでに250人以上の若いドライバー達にキャリアの道を開いてきた。そのうち7人のドライバーがインディライツチャンピオンシップタイトルを獲得し、そしてインディアナポリス500デビューのための奨学金を提供してきた。マツダ・ロードトゥインディプログラムは、この3カテゴリーで計20人のチャンピオンを生み出している。マツダUSAがオープンホイールレースに投資した1200万ドル以上のサポートによって、彼らはドライバーキャリアを磨いている。このように、マツダ・ロードトゥインディは成功を収めたプログラムだったが、マツダブランドは進化し続けており、そのためにマツダUSAは、他のモータースポーツ活動計画に資源を集中させる決定に至った。

    「マツダ・ロードトゥインディは、マツダの長いモータースポーツ活動の歴史の最先端プログラムです」とドゥーナンは述べる。

    「私たちは、明確なビジョンを持っていました。そのビジョンを共有する非常に特別なパートナーと手を携え、世界で唯一のオープンホイールレース奨学金プログラムを実行しました。マツダ・ロードトゥインディの設立と若いドライバーの育成は、マツダUSAにとって、そしてマツダ・ロードトゥインディでキャリアを磨いた若いドライバー達、チームやエンジニア、スタッフ、その他の人々にとって大きな福音をもたらしてきたのです。マツダ・ロードトゥインディのすべてのパートナーに心から感謝しています」。

    マツダUSAのインディへの関与は今シーズン末に終わりますが、2018年のUSF2000、プロマツダとインディライツのチャンピオンは2019シーズンにマツダ育成奨学金を受けることができる。そして$200,000賞金を提供するマツダ・ロードトゥインディ・グローバルシュートアウトは、今年12月に開催される。

  • インディカー 第13戦 結果 | A.ロッシが今季2勝目、佐藤琢磨は17位

    インディカー 第13戦 結果 | A.ロッシが今季2勝目、佐藤琢磨は17位

    インディカー・シリーズ 第13戦 ミッドオハイオの決勝が7月28日(日)に行われ、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)がポール・トゥ・ウィンで今季2勝目。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は追突された影響で17位に終わった。

    Hondaインディ200アット・ミッドオハイオは、今年もアメリカ東部オハイオ州コロンバス郊外で、インディカー・シリーズ第13戦として開催された。

    全長2.258マイルのツイスティーでテクニカルなロードコースを90周するレースでは、予選トップでポールポジションからスタートしたアレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)がライバル勢を寄せ付けない走りを披露。2ストップ作戦も功を奏して今シーズン2勝目、キャリア4度目の優勝を飾った。ホンダはこれで今シーズン8勝目。アイオワ、トロントに続く3連勝を記録している。

    金曜から快晴続きだったミッドオハイオ。決勝日は雲が多めで雨の心配もあったが、レースは最後までドライコンディションで争われた。午前中から日照時間は短く、日中の気温は上がらなかったので、コースサイドに陣取った多くのファンは快適にレース観戦を楽しめた。ミッドオハイオ・スポーツカー・コースはホンダのオハイオ工場に近く、今年も1万1000人以上のHondaアソシエイツが夏の一日を家族とともにサーキットで過ごしていた。

    バックストレート先のターン4からピット前のメインストレートまで、右に左にとバラエティに富むコーナーが連続するミッドオハイオ。そこをリズミカルに走り抜けるためには、マシンセッティングが高いレベルに仕上げられている必要があり、ドライビングでは小さなミスがラップタイムに大きく影響する。このコーナーが連続するセクションは、ドライバーたちにとっては体力的にハードで、まったく気の抜けないところでもあり、精神面にもタフなレースが毎年開催されている。

    このようなコースで本領を発揮するのがアレクサンダー・ロッシというドライバー。昨年のワトキンス・グレン・インターナショナルでの優勝を思い起こさせる目覚ましいスピードを見せつけ、それを90周にわたって保ち続けた。同時にロッシは燃費セーブも巧みにこなし、出場24台中で唯一となる2回の燃料補給とタイヤ交換でゴールまでを走りきった。

    2位はルーキーのロバート・ウィッケンズ(Schmidt Peterson Motorsports)。こちらは序盤の早い段階で最初のピットストップに入り、ロッシの前に出ることに成功した。しかし、2回目のピットストップ後、ハードコンパウンドのタイヤを装着したときにペースが上がらず、トップの座をロッシに取り戻され、2位でのゴールとなった。それでも、ルーキーイヤーにして4度目のトップ3フィニッシュ。前戦のトロントから2戦連続の表彰台には賞賛の声が上がっている。

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、予選9位から5位でフィニッシュしてポイントリーダーの座を堅持。セバスチャン・ブルデー(Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan)は予選の第1セグメントでアクシデントを起こしたために最後尾の24番手スタートだったが、ソフトコンパウンドのタイヤを1回目のピットストップから連続投入する作戦が見事成功し、6位まで順位を上げてゴールした。

    佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)の予選順位は8番手だった。第2セグメントでソフトタイヤを使ってのアタックラップ中に他車がアクシデントを起こしたためスローダウン。そのままセッション終了となったため、持てる力を発揮しきれずに予選を終えるしかなかった。しかし、金曜日のプラクティスからマシンのセッティングはよく、レースでは1周目にポジションを2つアップする好スタート。トップグループでチャンスを待つ戦いが可能と見られていた。ところが、2ラップ目に他車に追突されてスピンし、17番手まで後退。その後さらにポジションダウンした佐藤琢磨は、最終的に17位でのフィニッシュとなった。

    アレクサンダー・ロッシ(優勝)
    「私たちが望んでいたのは、今日のような勝利です。残り5レースで完全な仕事をする必要がある。そう自分たちで言ってきました。そのスタートを狙い通りに切ることができました。作戦もすばらしく、レース序盤の戦い方次第で、2ストップで走りきることは可能と分かっていました。そして、考えていた通りのレースを戦うことができました。チャンピオンになることを考えていますが、同時に各レースでの優勝も目指しています。次のレース、ポコノまでの間には少しの休みがあります。過去2シーズン、私たちはポコノで高い競争力を発揮していますから、今日と同じような戦いぶりを見せたいと思います」

    佐藤琢磨(17位)
    「コンペティティブな走りを続けてゴールできなかったことが大変残念です。スタートは非常によく、2台をオーバーテイクして6番手に浮上できたのです。すべて順調でした。2ラップ目のターン4、マックス・チルトンがプッシュ・トゥ・パスを使ってアタックしてきたのが見えたので、左側に1台分のスペースを空けてコーナーに入りました。すべてがうまくいっていると思っていましたが、ターン4出口で彼が僕のマシン後部にぶつかり、私はスピンに陥りました。そして、その後にレースでばん回することはできませんでした。残念ながら、レース中盤のスティントがよくなく、追い上げは困難でした。21番手まで落ちたポジションから、レース終盤にようやく何台かをオーバーテイクできましたが、非常に残念な結果となりました。今日は大きな期待を抱いていたのですが、期待通りのレースとはなりませんでした」

    2018 インディカー 第13戦 ミッドオハイオ決勝 結果

    Pos No Driver Team  
    1 27 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H
    2 6 ロバート・ウィッケンズ Schmidt Peterson Motorsports H
    3 12 ウィル・パワー Team Penske C
    4 1 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C
    5 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H
    6 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H
    7 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H
    8 22 シモン・パジェノー Team Penske C
    9 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H
    10 26 ザック・ビーチ Andretti Autosport H
    11 98 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H
    12 20 ジョーダン・キング Ed Carpenter Racing C
    13 21 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C
    14 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H
    15 10 エド・ジョーンズ Chip Ganassi Racing H
    16 23 チャーリー・キンボール Fucos Racinf C
    17 30 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing H
    18 14 トニー・カナーン AJ Foyt Racing C
    19 4 マテウス・レイスト AJ Foyt Racing C
    20 60 ジャック・ハーベイ Meyer Shank Racing with SPM H
    21 32 レネ・ビンダー Juncos Racing H
    22 88 コナー・デイリー Harding Racing C
    23 19 ピエロト・フィッティパルディ Dale Coyne Racing H
    24 59 マックス・チルトン Carlin C
  • インディカー 第13戦 予選 | A.ロッシがポール、佐藤琢磨は8番手

    インディカー 第13戦 予選 | A.ロッシがポール、佐藤琢磨は8番手

    インディカー・シリーズ 第13戦 ミッドオハイオの予選が7月28日(土)に行われ、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)がポールポジションを獲得。佐藤琢磨は8番手だった。

    アメリカ東部オハイオ州、その州都コロンバスの北にあるミッドオハイオ・スポーツカー・コースは、攻略の難しいテクニカルなサーキットとして、全米にその名を馳せている。シリーズ第13戦は、地形を巧みに利用して設計され、適度なアップダウンを備える全長2.258マイルのコースが舞台となる。

    ポールポジションを獲得したのはアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)。1分04秒6802をマークして、今シーズン3度目、自身4度目となるポールポジションを獲得した。

    2番手にはウィル・パワー(ペンスキー)、3番手にはライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)、4番手にはジェセフ・ニューガーデン(ペンスキー)が続き、アンドレッティとペンスキーが上位2列を独占した。

    佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はグループ2で走行。3番手でトップ12に進出するも、トップ6には届かず8番手。明日の決勝はチームメイトのグラハム・レイホールの隣の4列目からスタートする。

    また、今大会からピエトロ・フィッティパルティ(デイル・コイン・レーシング)がレース復帰。予選を22番手で終えている。

    2018 インディカー 第13戦 ミッドオハイオ 予選 結果

    Pos No Driver Team   Time Group
    1 27 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:04.6802 Fast 6
    2 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:04.8939 Fast 6
    3 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:04.9896 Fast 6
    4 1 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:05.1335 Fast 6
    5 6 ロバート・ウィッケンズ Schmidt Peterson Motorsports H 1:05.1747 Fast 6
    6 59 マックス・チルトン Carlin C 1:06.6172 Fast 6
    7 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:06.1804 Top 12
    8 30 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:06.3755 Top 12
    9 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:06.4187 Top 12
    10 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:06.5549 Top 12
    11 10 エド・ジョーンズ Chip Ganassi Racing H 1:07.0999 Top 12
    12 26 ザック・ビーチ Andretti Autosport H 1:07.2287 Top 12
    13 98 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:05.6353 Group1
    14 88 コナー・デイリー Harding Racing C 1:05.7260 Group2
    15 23 チャーリー・キンボール Fucos Racinf C 1:05.9471 Group1
    16 20 ジョーダン・キング Ed Carpenter Racing C 1:05.7699 Group2
    17 22 シモン・パジェノー Team Penske C 1:05.9630 Group1
    18 21 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:05.8133 Group2
    19 14 トニー・カナーン AJ Foyt Racing C 1:06.0520 Group1
    20 60 ジャック・ハーベイ Meyer Shank Racing with SPM H 1:05.9911 Group2
    21 4 マテウス・レイスト AJ Foyt Racing C 1:06.7354 Group1
    22 19 ピエロト・フィッティパルディ Dale Coyne Racing H 1:06.2138 Group2
    23 32 レネ・ビンダー Juncos Racing H 1:06.9555 Group1
    24 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H No Time Group2
  • フェルナンド・アロンソ、今秋にインディカーのテストに参加との報道

    フェルナンド・アロンソ、今秋にインディカーのテストに参加との報道

    マクラーレンのフェルナンド・アロンソが、今秋にインディカーのテストに参加すると報じられている。

    昨年、F1モナコGPを欠場してインディ500に参戦したフェルナンド・アロンソは、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得するパフォーマンスを見せており、2019年にF1を引退してインディカーにフル参戦するとも噂されている。

    だが、シーズン中盤のインディカーのテストに参加する計画があるかと質問されたフェルナンド・アロンソは、現在のスケージュールは圧迫されていることを強調しつつ、控えめに答えた。

    「1レースだけでなく、13~14レースあるからね」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「カレンダーにこれ以上収めるには難しいと思う。カートで何レースかする予定なのは確かだし、耐久レースもある。これ以上を収めるのは難しいと思う」

    しかし、マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、現在、今秋のインディカーテストに取り組んでいると述べた。

    しかし、ザク・ブラウンは、F1の夏休み中にシルバストーンでWECのレースがあることを挙げ、9月に開催されるポートランドでテストする可能性を否定。代わりにシーズン終盤にテストをすることを検討していることを示唆した。

    「彼は今秋後半にテストするかもしれない」とザク・ブラウンは RACER にコメント。

    「彼のカレンダーはかなり忙しいので、我々はギャップを見つけようとしている。彼はインディカーでも素晴らしいだおるし、彼はインディカーのレースを愛していると思う。インディカーも彼のことを愛していると思う」

    以前、マクラーレンのインディカーフル参戦を報じられた際には、インディ500でパートナーを組んだアンドレッティ・オートスポーツと提携すると報じられていた。しかし、その後、マイケル・アンドレッティは、2019年に新たなエントリーを編成する可能性は低くなったと主張している。

    フェルナンド・アロンソの来季の去就は不明なままであり、インディカーへの転向は引き続き報じられている。

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は6月にフェルナンド・アロンソの参戦の可能性を示唆している。

    「インディカーに関しては私はアドバイザーに過ぎません」と山本雅史はコメント。

    「すべてアメリカ・ホンダが決定することで、私はアドバイスすることしかできません。彼は素晴らしいドライバーだと思います」

  • 動画 | プロ・マツダのレースでマシンが宙を舞う大クラッシュ

    動画 | プロ・マツダのレースでマシンが宙を舞う大クラッシュ

    7月14日(土)にトロントで開催されたプロ・マツダ・ロード・トゥ・インディのレースでハリソン・スコットが高速で宙を舞う大クラッシュが発生した。

    プロ・マツダは、プロ・マツダ チャンピオンシップは、マツダが協賛しているインディ・ライツの下位に位置するカテゴリー。インディカー 第12戦 トロントのサポートレースとして開催された。

    英国出身のハリソン・スコット(22歳)は、ターン3への進入でアントニオ・セラヴィルに幅寄せされてウォールに接触。そのまま先行マシンのリアタイヤにヒットしたマシンは、高速で宙を舞ってエスケープゾーンで着地した。

    「セラヴィルが僕にぶつかってきた。彼はターン3にむかってアウトサイドに動いた後、インサイドのウォールに絞ってきた。僕はまだ彼のインサイドにクルマの半分があったし、後退することができなかった。彼は僕を圧迫し続けたし、もう隙間はなかった」とハリソン・スコットはコメント。

    「ウォールにヒットして、彼のクルマにヒットした。その後はコントロールできなかった。彼のクルマの後ろに乗り上げて、黄色いフラッシュが見えたのを覚えている。宙を舞ったまでは覚えているけど、その時点で僕は地面にいた。頭が下を向いていて、タイヤウオールにいた」

    ハリソン・スコットは、セーフティチームがクルマの向きを直したことで降りることができ、幸いなことに軽傷で済んだという。