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  • アレックス・パロウ インディカー次世代車「IR-28」を評価「現行車にかなり近い」

    アレックス・パロウ インディカー次世代車「IR-28」を評価「現行車にかなり近い」

    インディカー・シリーズで5度のチャンピオンに輝くアレックス・パロウが、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で行われた2028年導入予定の次世代マシン「IR-28」のオーバル検証テストを完了した。

    チップ・ガナッシ・レーシングのホンダ陣営を代表して走行したパロウは、予定されていたテスト項目をすべて消化。セッション終了予定時刻を15分残して走行を切り上げるなど、順調なテストとなった。

    IR-28のオーバル検証をパロウが担当
    IR-28のオーバル検証テストは2日間にわたって実施された。初日の水曜日には、シボレー陣営を代表してエド・カーペンター・レーシング(ECR)のアレクサンダー・ロッシがステアリングを握り、木曜日の2日目をパロウが引き継いだ。

    2025年のインディ500ウイナーでもあるパロウは、ホンダ勢を代表する形でIR-28をドライブした。

    ロッシが走行した初日は気温が華氏90度(約32度)に達し、湿度も高い厳しいコンディションだった。一方、寒冷前線が接近した2日目は気温が約10度下がったことで、インディカーとシャシーを製造するダラーラは異なる環境条件でデータを収集することができた。

    今回のテストで重視されたのは、純粋なラップタイムではない。さまざまなエアロダイナミクス仕様を評価するとともに、車高を大幅に変化させた際のマシンの挙動を確認することが主な目的だった。

    それでもパロウによれば、IR-28は走行を重ねるにつれて自然にスピードを上げていったという。

    「天候を考えると、予想していたよりもかなり多くの周回を走ることができたし、マシンのフィーリングもよかった」

    「実際、かなりスピードも出た。1日を通して2mph(約3.2km/h)以上速くなったけど、そのためにそれほど多くの作業をしたわけではなかった」

    インディカー・シリーズ

    「現行車にかなり近い」
    パロウは、前月にIMSのロードコースでIR-28を初めて走らせた際との違いについても説明した。

    ロードコースでは現行マシンとは明確に異なる特性を感じていたが、今回のオーバル仕様については、現在インディカーで使用されているマシンにかなり近い印象を受けたという。

    「ロードコースでは、もっとマシンと格闘しているような感じで、かなり違っていた」

    「ここではスムーズに感じたし、現行車にかなり近いと思う」

    テスト終盤には、チームがドラッグを減らした仕様を試し、IR-28はさらに1mph(約1.6km/h)以上スピードアップした。

    パロウにとって意外だったのは、本格的な予選仕様に仕上げたわけではないにもかかわらず、セットアップ変更によって明確な速度向上が確認できたことだった。

    アレックス・パロウ

    ロッシが指摘したコックピットの暑さも改善
    今回のテストでは、初日にロッシが指摘していたコックピット内部の暑さについても対策が施された。

    IR-28には現行マシンにはない冷却機能が用意されており、パロウの走行ではそのシステムを利用。結果は良好だったという。

    「昨日はロッシにとって温度が問題だったと思う。でも、僕たちは変更を加えて、このマシンで利用できる冷却を開放することができた。現行車にはないものだ」

    「それはとてもよかった。だから、細かい部分はいくつかあるけど、ロードコースのときのようなパフォーマンス面の問題ではない」

    インディカーとダラーラにとって、今回のIMSテストでは異なる気温条件でエアロ、車高、冷却など幅広いデータを収集することに成功した。

    ロードコースでは現行車との違いを強く感じていたパロウだが、オーバルでは「現行車にかなり近い」と評価。2028年の実戦投入に向けたIR-28の開発は、重要なオーバル検証のひとつを順調に終えた。

  • アレックス・パロウ インディカー4連覇達成 史上3人目の通算5度目王者

    アレックス・パロウ インディカー4連覇達成 史上3人目の通算5度目王者

    アレックス・パロウが、2026年インディカー・シリーズのチャンピオンに輝いた。ミルウォーキー・マイルで行われたレースを10位で終え、最終戦を残して4年連続、通算5度目となるタイトルを確定させた。

    4年連続のシリーズ制覇は、セバスチャン・ブルデーが2004年から2007年にかけて達成した記録に並ぶものだ。さらに通算5度のタイトル獲得は、A.J.フォイト、スコット・ディクソンに続く史上3人目の快挙となった。

    パロウが4年連続でアスター・カップ獲得
    チップ・ガナッシ・レーシングのパロウは、日曜日に行われたミルウォーキーでの「Snap-On Makers and Fixers 250」を10位でフィニッシュ。これにより、カリフォルニア州ラグナ・セカで行われる最終戦を待たずして2026年のシリーズチャンピオンを決めた。

    29歳のスペイン人ドライバーは2021年に初タイトルを獲得。その後、2023年から2026年まで4シーズン連続で頂点に立ち、通算タイトル数を5に伸ばした。

    インディカー史上、5回以上のタイトルを獲得したドライバーはわずか3人。最多はA.J.フォイトの7回で、現チームメイトのスコット・ディクソンが6回、パロウが5回で続く。

    また、4年連続タイトルはセバスチャン・ブルデーがチャンプカー時代の2004年から2007年に記録して以来となる。ブルデーは4連覇を達成した翌年の2008年にF1へ転向している。

    2026年も圧倒的な安定感
    パロウは今季17レースで6勝を挙げ、トップ5フィニッシュ12回、トップ10フィニッシュ14回を記録した。

    ミルウォーキーでは土曜日に予定されていた250周のレースが、90周を消化したところで雨とウエットコンディションのため中断。残りのレースは日曜日に再開され、パロウは10位でフィニッシュした。

    さらに、同日に行われた当初の日曜日開催予定のレースでも5位に入り、過酷なダブルヘッダーを安定した成績で乗り切った。

    パロウの強さを象徴しているのが、その驚異的な安定感だ。過去2シーズンの33レースで、トップ10圏外が2戦連続したことは一度もない。

    前戦ワシントンD.C.のフリーダム250グランプリでは20位に終わったが、過去2年間で20位以下となったのはわずか3回だった。

    アレックス・パロウ インディカー・シリーズ

    2年間で14勝 インディ500制覇も達成
    2025年のパロウは8勝を挙げ、自身初となるインディアナポリス500制覇も達成した。2026年の6勝を合わせると、わずか2シーズンで14勝を挙げたことになる。

    ライバルたちも、パロウとチップ・ガナッシ・レーシングの完成度を認めている。

    ランキング3位につけるカイル・カークウッドは、ポートランドでパロウについて次のように語っていた。

    「彼らはすべてを正しくやっている。あいつには不運がほとんどないし、4年か5年にわたって、すべてを完璧にやり続けている。彼らには脱帽だ。本当に素晴らしい仕事をしている。僕たちにとっては地獄だけどね」

    ランキング2位のクリスチャン・ルンガードも、開幕戦セントピーターズバーグでパロウが優勝した際、その圧倒的な強さについて冗談交じりに語っていた。

    「僕が表彰台で2位か3位になるたびに、彼が1位にいる。かなり鬱陶しいよ」

    チップ・ガナッシも最多18度目のタイトル
    パロウのタイトル獲得によって、チップ・ガナッシ・レーシングにとっても歴史的な記録が生まれた。

    同チームのインディカーにおけるドライバーズタイトルは通算18回となり、17回で並んでいたチーム・ペンスキーを抜いて歴代最多となった。

    パロウは8月のポートランドで優勝した際、現在の成功が永遠に続くものではないと理解していることが、チーム全体のモチベーションにつながっていると話していた。

    「僕たちは、このポジションにいられることが本当に幸運なんだ。すべてが揃っている。これが次の週末に終わるのか、来年なのか、2028年なのかは分からない。いつかは終わる。永遠に続くことなんてあり得ないからね」

    「僕たちは、自分たちがどれだけ恵まれているのかを理解しながら、すごくいい仕事ができていると思う。“僕たち”というのはチームも、10号車のみんなも、CGR全体も含めてだ。それが僕たちのモチベーションを維持しているんだと思う」

    マクラーレンとの訴訟を経てガナッシと長期契約
    2026年のパロウは、コース外では大きな問題を抱えた状態でシーズンを迎えていた。

    ロンドンの高等法院は、パロウがマクラーレン・レーシングとの2つの契約を履行しなかったことを巡る訴訟で、1200万ドル(約17億円)を超える支払いを命じた。

    それでもパロウはチップ・ガナッシ・レーシングに残留。2021年に同チームへ加入して以来、インディカーを代表するドライバーへと成長した。2026年5月には、それまで2027年末までとなっていた契約をさらに延長する複数年契約を結んでいる。

    4年連続、そして通算5度目のシリーズタイトル。2025年にはインディ500も制し、2シーズン続けて最終戦を待たずに王座を決めたパロウは、30歳を迎える前にインディカー史上最多タイトルを持つフォイトとディクソンに次ぐ位置まで到達した。

  • トランプ大統領 インディカー初のワシントン市街地戦でグリーンフラッグ

    トランプ大統領 インディカー初のワシントン市街地戦でグリーンフラッグ

    ドナルド・トランプ米大統領が、ワシントンD.C.の公道を舞台に初開催されたインディカー・シリーズ「フリーダム250グランプリ」でグリーンフラッグを振り、歴史的なレースのスタートを告げた。

    米国建国250周年を記念するイベントとして行われた一戦では、トランプ大統領が大統領専用リムジン「ザ・ビースト」でコースを走行するセレモニーにも参加。レースではアメリカ人のカイル・カークウッドが優勝し、約20万人の観客が見守った首都決戦を制した。

    トランプ大統領が「ザ・ビースト」でコースを周回
    8月23日(日)に開催されたフリーダム250グランプリは、インディカーとして初めて米国の首都ワシントンD.C.の市街地を走るレースとなった。

    レース前にはトランプ大統領が会場を訪れ、大統領専用リムジンとして知られる「ザ・ビースト」に乗ってコースを周回。その後、自らグリーンフラッグを振ってレース開始を告げた。

    米国を代表する政治都市の中心部で、大統領自らがモータースポーツイベントのスタートを演出する異例の光景となった。

    ナショナル・モールとペンシルベニア・アベニューを走行
    舞台となった市街地コースは、ナショナル・モールとペンシルベニア・アベニュー周辺を縫うように設定された全長1.7マイル(約2.7km)のレイアウト。アメリカを象徴する首都の景観を背景にインディカーが高速で駆け抜けた。

    主催者側は米国建国250周年を祝う大規模イベントのひとつとして開催し、約20万人の観客が集まることが見込まれていた。

    観戦チケットは無料で提供される一方、コースサイドのプライベートクラブには5000ドル(約73万円)のパスも設定された。ペンシルベニア・アベニューのストレートでは、最高速度185mph(約298km/h)に達すると予想されていた。

    当初の計画ではコースを米連邦議会議事堂の敷地内まで延ばす構想もあったが、実現には議会の承認が必要で、計画は議会で停滞。最終的には周辺道路を利用するレイアウトとなった。

    イベント開催に伴い、ワシントンD.C.警察は歩行者の移動や警備上の理由からダウンタウンの主要道路を閉鎖するなど、大規模な交通規制も実施した。

    インディカー トランプ大統領 ザ・ビースト

    カークウッドが歴史的な初開催レースを制覇
    レースでは、アンドレッティ・グローバルのカイル・カークウッドが序盤から主導権を握った。

    カークウッドは2周目にチャンピオンシップ首位のアレックス・パロウを抜いてトップに浮上。その後もレース中の中断やリスタートを乗り越えながら首位を守り、ワシントンD.C.で初開催されたフリーダム250グランプリのウイナーとなった。

    「信じられない。もう泣きそうだ。本当に厳しいレースだった」

    カークウッドはFOXのインタビューで、地元アメリカの観衆の前で歴史的な一戦を制した喜びを語った。

    2位にはアロー・マクラーレンのクリスチャン・ルンガード、3位にはアンドレッティ・グローバルのウィル・パワーが入った。

    ランキング首位パロウはペナルティとクラッシュで失速
    一方、6勝を挙げてチャンピオンシップ首位としてワシントン入りしたチップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウにとっては厳しいレースとなった。

    パロウはコーション中にピットボックスを離れる際にタイヤと接触したことでドライブスルーペナルティを科され、大きく順位を落とした。その後には時間のかかるピットストップもあり、さらに後退を強いられた。

    それでも21番手から7番手まで挽回したが、残り25周でターン4のウォールにクラッシュ。そこでレースを終え、最終的に20位となった。

    カークウッドはパロウのトラブルを尻目に首位を維持してチェッカーを受け、この勝利によってランキング首位パロウとの差を91ポイントまで縮めた。

    次戦は翌週にミルウォーキーで開催される。

    米国建国250周年を象徴するモータースポーツイベントに
    フリーダム250グランプリは、単なるインディカーの新規市街地レースではなく、米国建国250周年を祝うイベントのひとつとして開催された。

    トランプ大統領による「ザ・ビースト」でのコース周回とグリーンフラッグ、そしてナショナル・モールやペンシルベニア・アベニューを舞台にインディカーが走るという組み合わせは、初開催ならではの光景となった。

    トランプ大統領は建国250周年と自身の2期目を象徴するイベントとして、モータースポーツ以外の大型スポーツイベントにも積極的に姿を見せている。

    そして、記念すべきワシントンD.C.初開催の一戦を制したのはアメリカ人ドライバーのカークウッドだった。米国の首都を舞台にしたインディカーの新たな市街地レースは、大統領による華やかなセレモニーとカークウッドの勝利によって、その歴史の第一歩を刻んだ。

  • プレマ・レーシング 2025年からインディカー参戦を発表

    プレマ・レーシング 2025年からインディカー参戦を発表

    プレマ・レーシングは、2025年シーズンからインディカー・シリーズにシボレーから2台のフルタイムエントリーで参戦する計画を発表した。

    北米最高峰のオープンホイールチャンピオンシップへの進出は、40年にわたり80ものタイトルを獲得してきたジュニアフォーミュラ史上最も成功したプログラムのひとつであるプレマにとって特筆すべき動きだ。

    プレマの新しいインディカー組織は、カーリンがインディカー・シリーズに短期間参戦したのに続き、インディアナ州の新しい拠点から初めてインディアナポリス500に参戦することになる。

    「今日の発表は、プレマ・レーシングの歴史において極めて重要な瞬間だ」とチーム代表のルネ・ロザンは語った。

    「インディーカー・シリーズにステップアップし、世界的に有名なインディアナポリス500に参戦することは、我々のファミリーにとっても、我々のビジネスに関わるすべての人にとっても、夢の実現だ」

    「我々はインディカー、そのユニークな挑戦とセンセーショナルな歴史に多大な敬意を抱いており、その一員となることを楽しみにしている」

    「インディーカーに参戦するのは簡単なことではないが、我々はベストを尽くし、可能な限り早く学び、最初からトップコンテンダーになることを決意している」

    「勝利のために戦いたいという思いが我々の原動力であり、徹底した挑戦は成功へのモチベーションをさらに高めてくれるだろう」

    「この新しい章は、プレマ・レーシングとその従業員にとっても有益であり、素晴らしい学習の機会とノウハウの移転が生まれるだろう」

    「温かく迎えてくれたインディカーと、このプロジェクトをサポートしてくれたシボレーに感謝したい。インディアナの新しいショップで営業を開始し、一刻も早くコース上での走行を開始するのが待ちきれない」

    1983年にアンジェロ・ロジンが設立して以来、プレマは1997年のF1ワールドチャンピオンで1995年のインディ500ウィナーであるジャック・ヴィルヌーヴをはじめ、ライアン・ブリスコー、フェリックス・ローゼンクヴィスト、マーカス・アームストロング、カラム・アイロットといった元インディカードライバーや現インディカードライバーといった若い才能を輩出してきた。

    2024年のF1グリッドには、シャルル・ルクレール、オスカー・ピアストリ、エステバン・オコン、ピエール・ガスリーらプレマ出身のドライバーが9人いる。

    インディカーのジェイ・フライ社長は「プレマ・レーシングは、オープンホイール・レーシングにおける世界的なリーチと並外れた存在感をもっており、我々の成長する競争力の高いパドックに加わる素晴らしい存在となるだろう」と語った。

    「2025年にレネとプレマがインディカー・シリーズのグリッドに並ぶのを楽しみにしている」

    ゼネラルモーターズのモータースポーツ競技部門ディレクターのマーク・スティロウ「シボレーは、ルネ・ロシンとプレマ・レーシングを2025年のインディカー・シリーズに迎えることを嬉しく思う」とコメント。

    「プレマはチームシボレーと勝利の組織に世界的な成功をもたらす」

    プレマ・レーシングは間もなく2025年に向けた準備を開始するため、ドライバー、スポンサー、パートナーに関しては今後さらに発表する予定だ。

  • 佐藤琢磨、予選8番手「ファスト6に進出したかったけど素晴らしい奮闘」

    佐藤琢磨、予選8番手「ファスト6に進出したかったけど素晴らしい奮闘」

    佐藤琢磨は、第107回インディ500の予選2日目のトップ12クォリファイングで233.098mph(約372.957km/h)の平均スピードを記録し、8番グリッドから決勝レースに挑むことが決まった。

    同じチップ・ガナッシ・レーシングではアレックス・パロウがファイアストン・ファスト6に進出してポールポジションを獲得したほか、スコット・ディクソンも同じファイアストン・ファスト6で6番グリッドを確保。残るマーカス・エリクソンはトップ12クォリファイングで10番グリッドを手に入れた。

    これでチップ・ガナッシ・レーシングは3年連続のポールポジション獲得に成功するとともに、ポールポジションの通算獲得記録を8に伸ばした。

    なお、午前のセッションでは、インディアナポリス500史上、5番手となるスピードをパロウ(235.609mph、約376.974km/h)が、7番手となるタイムを琢磨(234.753mph、約375.605km/h)が、それぞれ記録した。

    チームは月曜日の13:00~15:00(アメリカ東部時間)に行われるプラクティスに臨んだ後、インディアナポリス500のレースウィークエンドを迎えることになる。

    佐藤琢磨は「チームにとって素晴らしい予選となりました。アレックスには『おめでとう』と申し上げます」と語った。

    「チームは驚くべきスピードを記録し、申し分のない成績を収めました」

    「今日はファスト6に進出したいと願っていましたが、チームとして素晴らしい奮闘だったと思います」

  • F1王者フェルスタッペン 「僕がインディ500に出場することは絶対にない」

    F1王者フェルスタッペン 「僕がインディ500に出場することは絶対にない」

    マックス・フェルスタッペンは、インディ500に参戦して「トリプルクラウン」を目指すかどうかについて、明確な答えを出した。

    インディ500は、2023年にF1モナコGPと同じ週末に開催される伝統的な枠で開催され、現役F1ドライバーがグリッドに並ぶ可能性はゼロになった。

    現役のF1ドライバーが最後にレースに参加したのは、マクラーレン・ホンダをドライブしていた2017年にシーズン中に参戦したフェルナンド・アロンソだった。

    また、元F1ドライバーのマーカス・エリクソンは昨年のインディ500で優勝して話題となり、2023年のレースではマクラーレンF1リザーブドライバーのアレックス・パロウがポールポジションからスタートするこ。

    しかし、フェルスタッペンは、いわゆる『Greatest Spectacle in Racing(レースにおける最大のスペクタクル)』に挑む気になるだろうか?

    「インディカーを見るのは好きだ。そこには多くの素晴らしいドライバーがいると思うし、僕がレースで対戦した人たちもいる。彼らと良い関係を築いているし、彼らの活躍を見るのが好きだ」とフェルスタッペンはメディアに語った。

    「でも、僕がインディ500をドライブする? 絶対にない。現地に行って観戦するかもしれないけど、レースはしない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング F1フェルスタッペンはアロンソを見習いたいと考えている

    2018年シーズン終了後にマクラーレンと決別したアロンソは、2年間のF1サバティカルでル・マン2冠とデイトナ24時間耐久レースでの勝利を獲得した。

    アロンソは、2006年のF1モナコGP、そして、2018年と2019年のル・マン24時間レースでの勝利で、トリプルクラウンの3分の2を獲得している。

    フェルスタッペンは、2028年にレッドブルとの契約が切れる際に機会があればアロンソを見習いたいと語ったが、競争力のあるクルマでなければF1復帰の意味はほとんどないと考えている。

    「僕はまだ若いけど、フェルナンドがやったように、ある意味で他の競技もやってみたいといつも言っている」とフェルスタッペンは語った。

    「でも、たくさん勝っているとき、あるいは少なくとも上位を走っているときは、戻ってくるだけの価値があるものでなければならない」

    「だって、もし復帰しても勝つ見込みがなかったら、モチベーションを上げるのはもっと難しいだろうからね」

  • 佐藤琢磨 「グリッドとバランスの満足のいくポジションが見つかった」

    佐藤琢磨 「グリッドとバランスの満足のいくポジションが見つかった」

    佐藤琢磨は、第107回インディアナポリス500マイルに向けた公式プラクティス3日目を7番手で終えた。

    2日目にトップだった佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)は、レースに向けたマシン作りを重視して98周を走り込み、66周目に227.818mphをマークして木曜日の7番手につけた。

    夕方になってガレージに戻された佐藤琢磨マシンは、クルーたちによって予選用にマシンセッティングを変更。佐藤琢磨は走行時間終了まで10分を切ってからコースインし、予選シミュレーションを行い、今日のプログラムを終えた。

    「今日もすばらしい1日で、たくさんのことを学びました」と佐藤琢磨はコメント。

    「午後の早い時間帯は、いいグリップとバランスを見つけ出すのに少し苦労しましたが、ロングランの終わりに向けて満足のいくポジションが見つかりました。こうした様子を目にすると、本当に勇気づけられます」

    「そして最後には、あまり天候がよくなかった場合に備えて、予選シミュレーションを1回だけ行いました。けれども、全般的には、チームの4台はどれもコンペティティブで、とてもいい1日だったと思います」

    佐藤琢磨 インディ500(インディカー・シリーズ)

  • インディ500:雨天によりプラクティス初日は中止

    インディ500:雨天によりプラクティス初日は中止

    降り続く雨のため、インディカーのインディ500のプラクティス初日は中止となった。

    インディアナポリス・モーター・スピードウェイでは、現地時間(東部時間)午前9時にサーキット走行が開始され、プラクティス1は午前11時15分まで行われる予定であった。しかし、早朝の雨は2.5マイルのオーバルは水浸しになった。

    午前中のセッションが雨で中止となった後、コースは乾き、現地時間の午後1時50分に各チームがピットレーンにクルマを持ち込むことが許され、プラクティス2が行われるはずだった。

    しかし、ドライバーたちが午後2時15分にインストレーションラップを行おうとした矢先、再び雨が降り出し、午後2時30分前にマシンはガレージに戻された。

    その後、さらに雨はコースを濡らし、インディカーは現地時間午後4時10分、コースが乾いて走行ができるようになることを正式にあきらめた。

    天気予報によると、明日からは雨雲が去り、晴天が予想されている。

    トラック活動は水曜日の午前10時に再開され、全車両を対象に5分間のインストレーションラップを行い、その後、午前10時15分から正午までRCエナーソンのルーキーオリエンテーションプログラムが実施され、全車両のプラクティスは正午から午後6時まで行われる予定となっている。

    インディ500のプラクティスと予選スケジュール
    水曜日、木曜日、金曜日は、正午から午後6時までマシンがコースに登場する。いわゆる「ファストフライデー」は、伝統的にレースのセットアップの優先度は低く、予選シミュレーション走行が優先される。

    ホンダとシボレーのエンジンに搭載されているボルグワーナーのターボは、1.3barのブーストから1.5barに上げられ、このレベルは日曜日の夕方の競技終了まで維持される。

    土曜午前11時に予選が始まる前に、フィールドは半分に分けられ、最後の30分プラクティスが2回行われる。土曜日の予選順位に含まれるすべての車両が少なくとも1回の予選チャンスを得た後、チームは2つのレーンから予選に挑むことができる。

    優先レーン(レーン1)にいる車両は、予選タイムを撤回しなければならないが、レーン2より先にコースに優先的にアクセスすることができる。第2レーンは、すでに予選を通過し、さらに順位を上げたいが、すでに設定した平均速度を失うリスクは避けたいというクルマのためのレーンである。

    午後5時50分に号砲が鳴ると、13位から30位までの順位が決まり、これらのドライバーは日曜日に再び予選に進むことはない。これで、3人ずつのフロント4列を争う12人のドライバーと、最後尾の3枠を争う4人のドライバーが決定する。

    5月21日(日)午前11時30分から、ポールポジションを争う12人のドライバーに1時間のプラクティスが行われ、その後、最終列を争う4人のドライバーに1時間のプラクティスが行われる。

    午後2時から3時まではトップ12予選が行われ、7位から12位までの順位が決定される。出走順は土曜日のタイムに基づき、遅い順から速い順となり、各車1回のアタックが保証される。最速の6台はFirestone ファスト6 シュートアウトに進出する。

    午後4時、ラストチャンス予選の4台が31~33位を争う。各車両には1回のアタックが保証され、午後5時の時間切れまで複数回のアタックを行うことができる。各車両の直近の予選速度は、時間切れまたは予選が終了するまで、スターティングラインナップの資格を維持する。

    午後5時15分、ポールポジションを決めるFirestone Fast Sixシュートアウトが行われる。1~6位が決定され、出走順は予選上位12台のタイムに基づき、遅い順となる。各車1回のアタックが保証される。

    スターティンググリッドの上位12名のドライバーにはインディカーシリーズのポイントが与えられ、ポールポジション獲得者は12ポイント、2番手は11ポイント、12番手は1ポイントとなる。

    5月22日(月)、午後1時から3時までの2時間のプラクティスで、エンジンはレース用のブーストレベルである1.3barのターボブーストに戻される。インディ500と同じような時間帯に行われるため、気温や路面コンディションも同等で、非常に有益なセッションになると、いくつかのチームやドライバーは語っている。

    5月23日(火)から25日(木)までは、サーキットでの走行はなく、ゲートも閉鎖される。ただし、火曜日と水曜日の午前11時から午後1時まで、チームはピットレーンでエンジンをかけない静的なピットストップ練習を行うことができる。

    5月26日(金)はカーブデー。午前11時から午後1時まで、マシンはレース前のレース前最後のオーバル走行を行う。

  • 佐藤琢磨、2023年インディ500参戦車両のカラーリングを披露

    佐藤琢磨、2023年インディ500参戦車両のカラーリングを披露

    佐藤琢磨は、2023年のインディ500に参戦するマシンのカラーリングを公開した。

    46歳の佐藤琢磨は、名門チップ・ガナッシ・レーシングへの移籍が決まったが、14年目のインディカー・シリーズとなる2023年はオーバルのみの5レースへのスポット参戦という形になった。

    インディカー・シリーズには2010年から参戦を開始し、F1モナコGP、ル・マン24時間レースと並ぶ『世界3大レース』のひとつとして知られ、決勝日には35万人を超える観衆の前で最高速度380km/hにもなるスピードで争われるインディインディ500を2017年と2020年に制覇。今シーズンはチップ・ガナッシ・レーシングの11号車で自身3度目の優勝を目指す。

    佐藤琢磨の11号車はデロイト トーマツがスポサードする。マシンは同社のコーポレートカラーであるブラックとグリーンに飾られる。

    佐藤琢磨は「皆さん、お待たせいたしました。INDY500を走るDeloitteカラーリングの11号車のお披露目です。いよいよ明日からプラクティス始まります!」とソーシャルメディアでマシンのカラーリングを公開した。

    佐藤琢磨 インディ500 インディカー・シリーズ

  • インディカー、F1オーナーのリバティ・メディアによる買収の噂を否定

    インディカー、F1オーナーのリバティ・メディアによる買収の噂を否定

    ペンスキー・コーポレーション社長のバド・デンカーは、インディカーがF1オーナーのリバティ・メディアによる買収提案の対象になるという最近の噂を強く否定した。

    2017年にバーニー・エクレストンがF1の手綱を渡して以来、リバティ・メディアにとって米国市場の制覇は明確な目標の1つだった。

    現在F1カレンダーには米国でのレースが3つあり、Netflixのドキュメンタリー番組「Drive to Survive」が米国の視聴者の関心を大きく高めたことに感謝しており、リバティ・メディアはすでにこの目標を達成したと言うことができるだろう。

    しかし、最近F1の噂が流れたところでは、リバティ・メディアはさらに一歩進んでインディカーを投資対象に加え、オープンホイールのシングルシーターシリーズを「モータースポーツの最高峰」のための米国ベースのフィーダークラスにすることでF1との連携をより密にしようとしていることが明らかになった。

    F1アナリストのピーター・ウィンザーは、自身のYouTubeチャンネルで最近公開したビデオで、この噂にさらなる重みを与えた。

    「リバティが現在検討していることの1つは(これはかなり良いアイデアだが)、インディカーを買収して、事実上F1のためのアメリカのフィーダーシリーズにすることだ」とウィンザーは語った。

    「彼らがどうやってそれを行うのか、私にはわからないが…オーバルのいくつかを廃止して、さらにロードコース的にするのもいいかもしれない。カーボンブレーキにしろ、何にしろ、もう少しF1的なクルマにするかもしれない」

    「たぶんそれがザク(ブラウン/マクラーレン・レーシング CEO)がそこにいる理由かもしれない」

    「それは完全にばかげた考えではない」

    「F1には入れない優れた才能のあるドライバーを多く配置し、アメリカのシリーズに参加させることができる場所になるし、それは実際には非常にクールなアイデアだと思う」

    「それをすることは私にとって理にかなっている」

    しかし、ペンスキー社社長のデンカーはそのような主張を断固として否定し、インディカーは売り物ではないことを明らかにした。

    「そのどれにも真実はない」とデンカーは RACER に語った。

    「議論はしていないし、率直に言って、我々はそれを売ることはない。インディ500のスチュワードであることと、インディカー・シリーズのスチュワードであることは密接に関係している」

    「我々はこのシリーズを買い、2020年にスピードウェイを買った。我々がその両方を所有する限り、それらは一緒に残る」

    RACERのレポートでは、F1とリバティ・メディアの両陣営の情報筋が、この噂はあくまで「完全に間違っている」と述べていることにも触れている。