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  • 【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP 初日レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP 初日レポート

    MotoGP イタリアGPのフリープラクティスが行われ、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシが順調なペースを見せた。

    午前中の第1セッションではグリップ不足に悩まされ、午後からの第2セッションは様々なアクシデントもあったなかで、ふたりは着実に調子を上げそれぞれ2番手と7番手で初日を終了した。

    マーベリック・ビニャーレスは第1セッションで転倒があったが、幸い怪我はなくアタックを継続。全18周中7ラップ目で自己ベストの1分47秒995を記録して3番手につけたあとは、マシンのセットアップに集中して4番手でセッションを終えた。トップとの差は0.742秒だった。

    第2セッションはレッドフラッグが2度振られる展開。そのなかでマーベリック・ビニャーレスは、セッション終了3分前に1分47秒122へ更新。ライバルたちもペースを上げたが、マーベリック・ビニャーレスはトップから0.387秒差で2番手をキープし初日を終えた。

    一方のバレンティーノ・ロッシは第1セッションで早々に3番手に浮上するが、気温の低さによってグリップ不足が生じ、それ以上のタイムアタックを取りやめて、セッティングに集中した。ベストタイムは1分48秒218で、トップから0.965秒差の8番手でセッションを終了した。

    地元ファンの前で上位浮上を目指すバレンティーノ・ロッシは、第2セッション開始直後から積極的にペースアップ。気温の上昇も手伝って一気に2番手に上がったが、セッション終盤ではアクシデントが続いたため勢いをそがれてしまう。タイムアタック中も思うようにクリアラップがとれず苦戦したが、1分47秒445まで更新しトップから0.710秒差の7番手を獲得。両セッションの総合順位も7番手となった。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは、第1セッションを慎重にスタートしたあと、第2セッション終盤で一気にペースを上げて総合4番手を獲得。チームメイトのハフィス・シャーリンも、MotoGPマシンで初めて走るムジェロ・サーキットで順調にペースを上げて、第2セッションでは第1セッションのタイムを1.704秒も更新して総合14番手につけた。ザルコに0.581秒差まで近づく大健闘だった。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合2番手/1分47秒122)
    「先週のカタルニアテストで自信を取り戻し、今日も非常に順調でした。第1セッションでは転倒してしまいましたが、それ以外はとてもよかったので気分は晴れ晴れとしています。マシンもタイヤも、とくに午後の気温が上がったなかでフィーリングが良くなりました。ペースも悪くなかったので、日曜日の決勝も期待しています。セッティングについてはテストのときと大きく変えていないのですが、とても順調に仕上がってきているので、この調子をキープしてベストを目指します。第2セッションではアクシデントが多かったため、連続10ラップの走行も不可能でした。ミケーレ(ピロ)の怪我が大事に至らないよう願っています」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合7番手/1分47秒445)
    「ウイーク初日を順調に終えることができました。午前も午後もペースがよく、大きな問題もありませんでした。多くのマシン、多くのライダーがとても速かったのですが、私たちもその一員になれていたと思います。セッティングの作業も予定通りに進められていて、とくにペースは順調に上がってきています。ここからさらに向上させていくために、コーナー立ち上がりでのホイールスピンを解消していくことが明日以降の課題になるでしょう。ミケーレの無事を祈っています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「アクシデントが重なり、難しいプラクティスとなってしまいました。第1セッションでは序盤でマーベリックが転倒。第2セッションはレッドフラッグが2回も出され、そのたびに作業を中断することになりました。しかし以前にここで行ったテストと、先週のカタルニアテストの成果のおかげで、ベースができ上がっていたことはよかったと思います。午前と午後で、ペースは大きく変わりませんでした。それによって自分たちの現在の立ち位置を十分に確認することができたと思っています。セッションのなかでは様々なセッティングとタイヤスペックを試し、ライダーたちも好感触をつかんでいるようですが、リアのグリップと電子制御システムの調整については、もう少し改善の余地が残っています。ミケーレ・ピロに激しい転倒がありました。皆が非常に心配しており、チーム全員でよい知らせと早い回復を待っています」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合4番手/1分47秒365)
    「ムジェロの初日はとても順調。第2セッション終盤でラップタイムを更新できたこともうれしいです。これまでの他のサーキットとはまったく違うタイプのコースですが、チームとともに、よい仕事ができていると思っています。様々な経験のなかから、このコースに合うライディングスタイルもわかってきているので、そこに向かってマシンをセットアップしていくことが必要。明日もこの調子をキープし、まずユーズドタイヤで最大限のペースを追求したあと、ニュータイヤに履き替えて予選に臨みます」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合14番手/1分47秒946)
    「第2セッション最後の走りがとてもよく、大きく前進することができました。第1セッションのタイムと比較すると、2秒近い進歩です。第1セッションではナーバスになり過ぎていて、他のルーキー勢から大きく離されてしまいました。でも午後になると手ごたえをつかみ、チームとともに、あらゆることを試しながら自分のライディングも変えていきました。2台を乗り比べながら、少しずつセッティング変更と調整を行ううちに調子が上がっていったのです。明日もこの勢いをキープできるようがんばります。予選で自己ベストを目指し、モルビデリにしっかりついて行きたいと思います」

  • 【MotoGP】 第6戦 イタリアGP:A.イアンノーネが初日のトップタイム

    【MotoGP】 第6戦 イタリアGP:A.イアンノーネが初日のトップタイム

    MotoGP 第6戦イタリアGPのフリー走行2回目が6月1日(金)にムジェロ・サーキットで行われ、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が初日のトップタイムを記録した。

    気温25度、路面温度43度のドライコンディションの中、フリー走行1回目でもトップタイムを記録していたアンドレア・イアンノーネは1分46秒735をマーク。2016年6月の第8戦TTアッセン以来となる初日連続1番手で、第3戦アメリカズGP以来今季2度目となる初日総合1番手に進出した。

    2番手には0.387秒差でマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)、3番手には0.483差でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が続いた。

    以下、ヨハン・ザルコ、ジャック・ミラー、カル・クラッチロー、バレンティーノ・ロッシ、フランコ・モルビデッリ、ダニロ・ペトルッチ、ホルヘ・ロレンソがトップ10入り。

    フリー走行1回目で18番手だった中上貴晶は、1.166秒差の11番手につけた。

    フリー走行1回目に3番手タイムを記録していたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は、1コーナーの手前でテクニカルトラブルが発生したことから、バイク交換を強いられて1.167秒差の12番手だったが、5ラップ目に当地のトップスピードを更新する時速356.4キロメートルを記録した。

    フリー走行1回目で2番手のミケーレ・ピロは、6ラップ目の1コーナー手前でハイサイドから転倒。意識があり、精密検査を受けるために、フィレンツェの病院にヘリコプターで搬送された。

    2018年 MotoGP 第6戦 イタリアGP フリー走行2回目

    順位 No. Rider Team Time
    1 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分46秒735
    2 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分47秒122
    3 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分47秒218
    4 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分47秒365
    5 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分47秒403
    6 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分47秒433
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分47秒445
    8 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分47秒497
    9 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分47秒569
    10 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分47秒691
    11 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分47秒901
    12 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分47秒902
    13 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分47秒924
    14 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分47秒946
    15 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分47秒966
    16 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒113
    17 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分48秒221
    18 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒269
    19 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒458
    20 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒524
    21 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒926
    22 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分49秒044
    23 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分49秒082
    24 51 ミケーレ・ピロ ドゥカティ・チーム 1分49秒111
    25 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分49秒757
  • 【MotoGP】 第6戦 イタリアGP フリー走行1:A.イアンノーネがトップ

    【MotoGP】 第6戦 イタリアGP フリー走行1:A.イアンノーネがトップ

    2018年のMotoGP 第6戦イタリアGPのフリー走行1回目が6月1日(金)、ムジェロ・サーキットで行われ、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)がトップタイムをマークした。

    気温22度、路面温度29度のドライコンディションの中、アンドレア・イアンノーネは1分47秒253を記録した。第4戦スペインGPのフリー走行4以来今季3度目のトップタイムをマークした。

    2番手には、0.550秒差で今季初のワイルドカード参戦となるドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロ。3番手には0.708秒差でアンドレア・ドヴィツィオーゾが続いた。

    マーベリック・ビニャーレスは2ラップ目に今季初転倒を喫したが4番手。ジャック・ミラーは、プライベートテスト不参加組で1番手となる5番手。

    ポイントリーダーのマルク・マルケスは、0.782秒差の6番手。以下、フランコ・モルビデッリ、バレンティーノ・ロッシ、ホルヘ・ロレンソ、カル・クラッチローがトップ10入り。

    中上貴晶は、1.625秒差の18番手だった。

    2018年 MotoGP 第6戦 イタリアGP フリー走行1回目

    順位 No. Rider Team Time
    1 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分47秒253
    2 51 ミケーレ・ピロ ドゥカティ・チーム 1分47秒803
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分47秒961
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分47秒995
    5 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分48秒035
    6 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分48秒035
    7 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分48秒211
    8 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒218
    9 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分48秒219
    10 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分48秒229
    11 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分48秒272
    12 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分48秒274
    13 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分48秒304
    14 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒384
    15 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒570
    16 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒573
    17 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分48秒669
    18 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分48秒878
    19 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒920
    20 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分49秒086
    21 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分49秒181
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分49秒460
    23 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分49秒499
    24 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分49秒650
    25 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分50秒315
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    Movistar Yamaha MotoGPは今週末、イタリアはトスカーナ地方にあるムジェロ・サーキットで第6戦イタリアGPに臨む。

    マーベリック・ビニャーレスは前回のフランスGPで厳しい戦いを強いられたが、その後のテストのなかでは大きな手ごたえをつかんでおり、勢いをそのままに、チャンピオンシップ・リーダーとの差を詰めていくことが目標となる。ムジェロ・サーキットでは2012年にMoto3で優勝。2011年と2013年は、それぞれ125ccクラスとMoto3で3位表彰台に上り、2017年はMotoGPで2位を獲得している。

    イタリアのヒーロー、バレンティーノ・ロッシも、地元ファンの前で活躍を期す。前回のフランスGPでは3位表彰台を獲得し、チャンピオンシップ・ランキングで4位に浮上。今回はさらなる前進を目指す。ホームコースのムジェロでは2002年から2008年まで最高峰クラスで7連勝。その他2009年、2014年、2015年にはMotoGPで3位を獲得。1999年と1998年は250ccクラスでそれぞれ1位と2位、1997年には125ccクラスで優勝と数々の成功を残してきた。イタリアGPでは毎年、ファンのサポートへの感謝としてスペシャル・カラーのヘルメットが披露される。

    フィレンツェの北東、30kmのところに位置するムジェロ・サーキット。1976年に初めてグランプリが開催され、1991年に大規模な改修工事を終えたあとはグランプリ開催地として固定されてきた。アップダウンに富む全長5.2kmのコースには高速から低速まで様々なコーナーと長いストレートがあり、毎年、大勢のモータースポーツ・ファンが訪れてエキサイティングなバトルに熱狂する。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコとH・シャーリンが今週末、第6戦イタリアGPに臨む。前回はホームGPでポールポジションを獲得しながら悔しい結果に終わったザルコだが、カタルニア・テストを成功させて、再びトップを目指すために準備を整えてきた。1.141kmのロング・ストレートでは苦戦も予想されるが、いつも以上のハードワークに臨む。

    一方、MotoGPルーキーのシャーリン。カタルニアではミシュラン・タイヤのフィーリング向上を目的に1日のテストに参加。怪我の回復とM1の改善によってトップルーキーへの返り咲き狙っており、ウイーク初日の金曜日には現地時間9:55から第1セッションに臨む。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス
    「厳しい状況が続いていますが、そのなかでなんとか答えを見つけようと頑張っています。シーズン序盤でなかなかポイントが獲れていませんが、あきらめることなく、これからもハードワークを続けていきます。ランキングで2位に上がれたことが、そのための大きなモチベーションになっていると思います。ル・マンのあとスペインのカタルニア・サーキットでテストを行いマシンに良い感触が戻って来ているので、ここから一歩一歩トップを目指して上っていきます。ムジェロは好きなコースで、私のライディング・スタイルにもぴったり合っていて楽しんで走ることができます。自信を持ってイタリアGPに臨み、プラクティスのなかでパーフェクトなセッティングを見つけていきたいと思っています。そしていつものように優勝を目指し、ファンのみなさんに満足してもらえるよう100%の力を注ぎます」

    バレンティーノ・ロッシ
    「ムジェロを迎える前に、ル・マンで表彰台に上ることができたのはとても良かったと思います。基本的には、どのレースの前でも、獲得した表彰台はいいもの。気分の良いまま次のレースを迎えることができます。しかし少し前のテストのなかでは思っていたほどペースが上がりませんでした。マシンの状態を改善することが必要ですし、私自身もベストを尽くします」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「ムジェロは今季初めてのホームレース。わたしたちにとっては、とても特別なもので、ファンタスティックなファンが私たちを支えてくれます。この美しいサーキットのレイアウトはヤマハのマシンにとてもよく合っていますし、ふたりのライダーも良い印象を持っています。先週のカタルニア・テストも順調だったので、しっかり準備を整えて自信を持って臨むことができるでしょう。第1セッションから正しい方向へと進んで行くことが重要です。いつもタフな戦いが展開される場所ですが、決勝で好バトルができるようハードワークに努めます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ
    「ムジェロは高速でとても素晴らしいコース。昨年は苦戦させられましたが、今シーズンはしっかりマシンをコントロールできるようになっていますし、前回のル・マンで悔しい思いをしているので、なんとか雪辱を果たし、できるだけたくさんのポイントを取り戻したいと思っています。ル・マンでは、転倒はしてしまいましたが、そのなかで本当に多くのことを学びました。カタルニア・テストも非常に好調だったので、今回は高いモチベーションと喜びとをもって臨んでいます。表彰台を目指してトップライダーたちと戦うため、マシンを仕上げていけると確信しています」

    ハフィス・シャーリン
    「いつもと同じように、次のレースを楽しみにしています。モルビデリをはじめとしたルーキーのライバルたちがやる気十分で臨んでくるはずなので、私も同様に気持ちを高めています。カタルニアのテストは順調。マシンの感触が日に日に良くなり、いろいろなテストを通じて自信を持てるようになってきました。チームのために、自分のためにベストを尽くします。ムジェロ・サーキットをGPマシンで走るのは初めてですが、レイアウトをできるだけ早く覚えられるように頑張ります。トップスピードが求められる高速コースなので、フリープラクティスではそれに合わせてセッティングを行い、セッションごとにトップに近づいていきたいと思います。最高峰クラスの全員とバトルできるように、懸命にトレーニングに取り組んできました。身体のコンディションはかなり良くなってきているので、いいレースができると思います」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「私たちにとってとても重要なフランスGPが終わりました。土曜日の夜までまさに完璧だったヨハンに改めてお礼を言いたいと思います。残念ながら、決勝ではプレッシャーが大き過ぎて、私たち全員が望んでいた結果に結びつけることはできませんでした。そのように厳しいウイークだったので、そのあとでカタルニアの新しいコースと新しいアスファルトで手ごたえを得られたことはとても良かったと思っています。さらにそのあとは数日のオフ。私はコルシカ島でオフロード・ライディングを楽しみました。この場所を知らない人がいれば、ぜひ一度、行ってみるといいと思います。リラックス気分から戻って、ムジェロ・サーキットに話を移すと、ここは私たちにとっては決して楽な場所ではありません。昨年は思い通りに仕事を進めることができませんでした。私たちはここではテストをしていませんが、グリッド上にはドゥカティ勢がたくさんいて、彼らは間違いなく速さと強さを発揮してきます。美しいサーキットですし、イタリアのファンはとても熱狂的。ドライ・コンディションに恵まれれば素晴らしいレースになるでしょう。私たちもいつもと同様にベストを尽くすだけです。ヨハンはプレッシャーを背負うことなく、意欲だけを持って臨めるはずです。ハフィスはできるだけ多くの周回数をこなすことが重要なので、スペインでのテストは良いチャンスでした。フランスGPではベスト・ルーキーを獲得。その努力にはとても満足しています。ヨハンとハフィスが、それぞれの目標を達成できるよう願っています。トスカーナ地方のファンのみんな、再会はもうすぐです!」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    MotoGP 第6戦イタリアGPが、6月1日(金)~3日(日)までの3日間、フィレンツェ近郊のムジェロ・サーキットで開催される。イタリアGPは、5月もしくは6月の大会として定着しており、昨年に続き6月上旬での開催となった。

    ムジェロで初めてグランプリが開催されたのは1976年。以降、イモラ、モンツァなど、複数のサーキットでイタリアGPが開催されてきたが、1991年にサーキットの全面改修を受けてからは、ムジェロがイタリアGPの舞台として定着した。

    91年はサンマリノGP、92年はイタリアGP、そして93年は再びサンマリノGPとして開催され、94年以降はイタリアGPの舞台となり、今年で25年連続の開催となる。91年~93年の3大会を加えると28年連続となる。

    Hondaは、93年のサンマリノGP以来、ムジェロでは13勝を挙げている。93年から98年までミック・ドゥーハンが6年連続優勝(イタリアGPとしては5年連続)。以降、アレックス・クリビーレ、ロリス・カピロッシ、アレックス・バロス、バレンティーノ・ロッシがHondaで優勝。そして、Repsol Honda Teamとしてはダニ・ペドロサが10年、マルク・マルケスが14年に優勝している。今年は4年ぶりの優勝を目指す。

    ムジェロは、一周5.245kmのハイスピードコースで、グランプリが開催されるサーキットでは、オーストラリアのフィリップアイランドに次いでアベレージスピードの高いコース。下り勾配の最終コーナーから約1.1kmのロングストレートで繰り広げられる超高速バトルが最大の見どころで、見ている観客を興奮させる。ムジェロは全体的にパッシングポイントが多く、目まぐるしくポジションを入れ替える競り合いになることがしばしばで、選手からも観客からも評価の高いサーキットになっている。

    この季節のムジェロは、好天の日が多く、2009年のウエットレースを最後に10年から17年まで8年連続で天候に恵まれた。過去、6月開催は30℃を超える猛暑になることが多かったが、昨年は雲が多い天候で最高気温は25℃と6月としては涼しいコンディションとなった。いずれにしても、ハイスピードコースのムジェロはタイヤに厳しい戦いとなる。そのためタイヤの選択がリザルトに影響することも多く、フリー走行、予選でのセットアップが重要になる。

    今年は第4戦スペインGP終了後にムジェロでプライベートテストを実施。午前中はドライコンディションも午後になって雨が降るあいにくの天候だったが、Hondaチームは、本番に向けてデータ収集を行った。

    5戦を終えて3勝。総合首位に立つマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、今年は4年ぶりのイタリアGP制覇に挑む。今年はウインターテストからセットアップが順調に進み、第3戦アメリカズGPでは6年連続優勝を達成。シーズンを通しどちらかと言えば苦手とする第4戦スペインGPと第5戦フランスGPも勝利した。それだけに今年のイタリアGPは4年ぶりの大会制覇に大きな期待が寄せられている。

    これまでマルケスは、125cc時代の10年にムジェロでグランプリ初優勝を達成した。Moto2クラスでは11年、MotoGPクラスでは14年に優勝。15年は転倒リタイアとなるも、16年は優勝争いを繰り広げて2位。17年はフロントのフィーリングに苦しみ6位という厳しいレースを強いられた。4月の合同テストでは、昨年の課題の修正に取り組み、非公式ながらも自己ベストを更新、昨年の大会のポールポジション(PP)タイムに匹敵する1分46秒台の好タイムをマークした。ムジェロは、ホームグランプリとするドゥカティ勢、そしてイタリア人選手たちが熱い走りを見せる。今年も超高速バトルが予想されるが、どんな戦いを見せてくれるのか、大きな注目が集まっている。

    シーズン前半、不運の転倒が続き、体調が万全ではない総合10位のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が今季初表彰台、初優勝に挑む。前戦フランスGPでは5位。表彰台には届かなかったが、復調を感じさせた。これまでムジェロでは、250cc時代の05年に優勝、MotoGPクラスでは、07年に2位、08年に3位、10年の大会ではポール・トゥ・ウインを達成。12年と13年は2位とコンスタントに表彰台に立ったが、14年から16年までは3年連続の4位と表彰台にあと一歩届かず、昨年は転倒リタイアに終わっている。今年は5年ぶりのイタリアGP表彰台と10年大会以来の優勝に挑む。

    5戦を終えて総合8位のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、今季2勝目に挑む。今年はシーズン序盤から好調で、第2戦アルゼンチンGPで2年ぶりの優勝を達成、第4戦スペインGPでは2年ぶりのPPを獲得するなど、随所ですばらしい速さを見せている。その一方、転倒も多くランキングでは総合8位だが、イタリアGPでは13年大会以来の表彰台獲得を目指し巻き返しに挑む。今大会はチームにとってホームグランプリ。クラッチローの熱い走りがファンが注目している。

    5戦を終えて総合15位のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、5戦を終えて4戦でポイント獲得と徐々にHonda RC213Vのパフォーマンスを引き出すことに成功している。今大会は地元ファンの声援の中で、第4戦スペインGPの9位をしのぐベストリザルトに挑む。Moto2クラスでタイトルを獲得した昨年の大会はチャンピオンシップを優先して4位でフィニッシュ。表彰台を逃したが、今年はニューチャレンジのシーズンとなり全力で挑む。

    総合17位の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、第2戦アルゼンチンGPからアメリカズGP、スペインGP、フランスGPと4戦連続でポイントを獲得した。今大会は目標とするシングルフィニッシュを目指し全力を尽くす。第4戦スペインGPの後に行われた合同テストに参加して準備はできている。チームにとってもホームグランプリとなるだけにベストフィニッシュを狙う。

    5戦を終えてポイント獲得にあと一歩に迫るトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、得意とするサーキットで初ポイントを目指す。Moto2時代は12年に3位、昨年の大会でも2位になっている。得意とするサーキットで初ポイント獲得が期待される。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「チャンピオンシップでアドバンテージのある状態でムジェロを迎えます。しかし、シーズンはまだ序盤戦であり、どの大会も接戦です。引き続き、いい感触をキープしなければなりません。フランスグランプリの前にムジェロでテストを行っているので、走り出しから安定した走りができると思います。これはいいことですが、決勝に向けてしっかり、自分のいる状況を見定めなければなりません。タイヤの選択やセットアップ、気温など、ムジェロはいつも予測がつきません。テストをしたときに比べて、今週は気温が高くなるかもしれません。そのためにも集中力を維持して、レースに向けていいことも悪いこともうまくこなしていきたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合8位)
    「ル・マンは簡単な週末ではなかったのでムジェロが楽しみです。ここなら決勝に向けてかなり力強さを感じられると思います。数週間前にはここでテストをしたので、いいスタートが切れると思います。いつものようにチームはすばらしい仕事をしてくれています。そしてHRCのサポートにも感謝しています。ムジェロは僕にとって少し難しいサーキットですが、2013年には表彰台に立つことができたし、今週末、トップ3にチャレンジできない理由がありません。自分のことはわかっています。今回は戦闘的なラップタイムを刻めることはわかっているので、あとは一生懸命取り組んで、レースでそれを発揮するだけです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合10位)
    「カタルニアのテストのあと1週間休みがありました。次のムジェロがとても楽しみです。ムジェロはいいサーキットです。高速コースでシケインが多く、いいセットアップを見つけるために一生懸命取り組まなければなりません。すべてのコーナーエントリーでいい感触があることがとても重要になります。5月の初めにムジェロでテストを行っているので、FP1からいいスタートが切れることを楽しみにしています。僕は、イタリアやイタリアのファンとすばらしい関係があります」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合15位)
    「ムジェロをMotoGPマシンで初めて走ります。Moto2のタイトルを獲得してから、ワールドチャンピオンとして初めてムジェロを訪れる特別な週末になります。ムジェロは高速でとてもテクニカルなサーキットなので、MotoGPマシンで走ることは最高の気分だと思います。今回のレースでは、ここ数レースで学んできたことを、さらに積み上げられることを願っています。そしてホームの観客の前で戦えることをとても楽しみにしています。コースに出ると彼らの応援を感じることができます。一生懸命取り組んで、いつものように集中して日曜日へ向けて正しい選択をしていきたいと思います」

    中上貴晶(MotoGP 総合19位)
    「ムジェロをMotoGPマシンで走ることはライダーにとっては夢だと思うので、今週末はとても楽しみです。ここ4戦はポイントを獲得してきました。この流れをキープしたいです。またトップとのギャップを縮められるように一生懸命取り組みたいです。シーズンはまだ3分の1も消化してませんが、この進歩をうれしく思います。そして、さらに上を目指して行きたいと思っています。Moto2クラスではムジェロでフロントローからスタートしたことがあるので、どうすれば速く走れるかはわかっています。3日間、チームのサポートを信頼し、しっかり走ることがベストだと思います」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合24位)
    「昨年はMoto2クラスで2位になりました。すばらしい結果でしたが、今年のイタリアGPは全く違うものになると思います。すばらしいサーキットです。このサーキットが大好きなライダーはたくさんいます。またここで走ることをとても楽しみにしています。ここをMotoGPのマシンで走る秘訣を学んでいきたいと思います。初めてのポイント獲得にだんだん近付いていることはわかっています。そしてそれが日曜日の目標になります」

  • モンツァ・サーキット 「F1イタリアGPの将来は決して安泰ではない」

    モンツァ・サーキット 「F1イタリアGPの将来は決して安泰ではない」

    モンツァでのF1イタリアGPを主催するイタリア自動車クラブ(ACI)会長のアンジェロ・スティッチ・ダミアーニは、決してモンツァでのF1イタリアGPの将来は安泰ではないと語る。

    過去数年、F1イタリアGPの将来は不確実な期間が続いていたが、2016年に開催契約を2019年まで延長。2018年も第14戦としてモンツァ・サーキットで開催される。

    しかし、アンジェロ・スティッチ・ダミアーニは「状況が変わらなければ、我々はモンツァでのグランプリの将来を保証できなくなる」と La Gazzetta dello Sport にコメント。

    「2022年に100周年を迎えるにあたり、サーキットを適応させなければならないことのは当然のことではあるがね」

    アンジェロ・スティッチ・ダミアーニは、F1イタリアGP開催を妨げる大きな問題のひとつに“安定法”として知られるイタリアの規則を挙げた。

    「我々は国には1ユーロの負担もかけていないし、我々の邪魔をしないことを以外は何も求めていない」とアンジェロ・スティッチ・ダミアーニは述べた。

    モンツァの代表団は、他の20のレースプロモーターと同様に先週開催れたリバティメディアとの主要会議に出席した。

    「私が気付いたのは、全体的に苦しんでいるということだ。リバティは巨額の投資が行われており、現在、それを回収しなくければならない状態にある。それはチーム側にとっても同じことだ。コストはさらに上昇している。我々オーガナイザーも首を絞められている」

    昨年、リバティメディアがF1の新オーナーになって以降、プロモーター側とリバティメディアとの契約条件を巡る駆け引きが続いている。

    昨年7月にはシルバーストン・サーキットを所有するBRDCがF1イギリスGP開催についての契約解除条項を行使。現在の契約下では2019年のF1イギリスGPが最後のレースとなり、BRDCは新しい契約についてリバティメディアと交渉を重ねている。

    モンツァは、イモラで開催された1980年を除き、1950年のF1世界選手権となってから毎年グランプリを開催している。

  • フォース・インディアとハース、グリッドペナルティの撤廃に反対

    フォース・インディアとハース、グリッドペナルティの撤廃に反対

    F1イタリアGPで物議を醸したグリッドペナルティだが、フォース・インディアとハースは継続を支持している。

    F1イタリアGPではパワーユニット交換とギアボックス交換によって9名のドライバーがグリッド降格ペナルティを受けた。それにより、予選と同じグリッドから決勝に挑んだのはポールポジションのルイス・ハミルトンのみという奇妙な状況となった。

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、現在のグリッドペナルティは管理できていないとして撤廃を検討しており、その意見にレッドブルやマクラーレンも同調している。

    だが、フォース・インディアとハースは、現行のルールに問題はないと思っており、代替案を見つけるのは難しいと考えている。

    ハースのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは「現行ルールにはコストを抑制するというしかるべき理由がある」とコメント。

    「エンジンやギアボックスを交換して、1つしかグリッド位置が下がらないのであれば、ビッグチームははるか先に行ってしまうだろう。彼らは毎回全てを変更し、進化させ、より速くなるだろうからね。彼らはより速さを得るためにグリッドペナルティを利用することになるだろう」

    「フェルスタッペンやリカルドを見てみるといい。リカルドは35グリッド降格のペナルティを受けながら、最終的には4位でフィニッシュした。ビッグチームはグリッド後方からでも挽回することができる。ペナルティを減らすようなことをしても意味はない。我々、グリッドペナルティを心配することなく挽回できると分かればより多くの予算を費やすだろう」

    フォース・インディアのCOOを務めるオットマー・サフナウアーもギュンター・シュタイナーの意見に同意。現行のグリッドペナルティはF1を公平な状態に維持しており、撤廃するべきではないと述べた。

    「もし無制限に資金があるのであれば、ロスの意見に賛成だ。どのチームにも好きなだけ予算を使わせよう。まったく違ったフォーミュラになるだろう」とオットマー・サフナウアーはコメント。

    「だが、その種のものを設けずにコストを制限しなければならないなど無理だ。その二つの意見は矛盾する」

    「来年はドライバーあたり3基のエンジンになる。『3基になっても構わない、予算があるから6基用意しよう』というような動機をどのように取り除ける?」

    「ひとつの方法はグリッドペナルティだ。エンジン開発に資金を費やす動機を除くことができる。もしこれよりも良いやり方があるのであれば賛成するよ。このルールが書かれた時は、これがベストな方法だった」

    F1は変化を検討するべきなのかと質問されたギュンター・シュタイナーは「検討すべき部分はある」とコメント。

    「だが、変化のための変化ならば価値はない。エンジンが壊れれば、交換する際にペナルティが科されるべきだ。現状、それほど問題はない。少なくとも、このルールは機能しているし、ファンも徐々に慣れてきている。なぜ変える必要がある? 変えるとすれば、確実により良いルールにすべきだろう」

    ペナルティでグリッドを降格させるのではなく、チームがコンストラクターズポイントを失うという案がひとつのソリューションとして挙げられている。

    だが、ギュンター・シュタイナーは、伝統的にドライバーズ選手権の方がコンストラクターズ選手権よりも格式が高いとし、その案は資金の豊富なビッグチームには有利に働くと考えている。

    「ドライバーズ選手権に勝つために利用される可能性がある。コンストラクターズとドライバーズ、どちらの選手権がより価値が高いのか? 一部の人々はドライバーズがより価値あるものと考え、また別の人はコンストラクターズを重要視するだろう」

    「もしドライバーズ選手権の勝利を優先するならば、毎回新品のエンジンに積み替え、全てのパーツを新しいものに交換すればいい。コンストラクターズポイントは犠牲になるが、ドライバーはチャンピオンになれる。だが2つの異なる選手権、2つの焦点が存在することになり、レースの質を上げることにはならないだろう」

    ホンダのエンジンの信頼性問題によって、マクラーレンやそのドライバーが影響を受けているように、チームやドライバーのコントロールが及ばないペナルティは不公平なのではないかとの意見もある。

    しかし、ギュンター・シュタイナーは、F1に参戦するする者は、自らの選択が及ぼす結果を受け入れるべきだと語る。ギュンター・シュタイナーの立場に置き換えれば、エンジンやギアボックスが壊れたとしても、それはフェラーリから供給を受けるハースのようなカスタマーチームのせいではないということになる。

    「それは我々の間違いということになるだろう。間違ったサプライヤーと契約した我々が悪いということになる。自らの選択は受け入れなければならない」

    「戦略的な判断を間違えれば、ペナルティが科されるものだ。おかしな話に聞こえるかもしれないが、自分で下した選択には従わねばならない。料金の安さだけでサプライヤーを選んだ場合、その判断がもたらす結果にも責任を持つべきだ」

    「ワークスチームには何も問題も起きていないのに、自分のチームにはトラブルが頻発し、苦戦したとしても、ペナルティはきちんと科されるべきだ。現在、我々にそんな状況は起きていないがね。我々は規則を把握している。決して悪い規則ではない思う。ペナルティが科される背景には、チームの仕事が悪かったからという根拠がある。良い仕事をしなかったり、十分に良い仕事ができていないなら、ペナルティが科されるのは当然のことだ」

  • フェラーリ会長、F1イタリアGPでのパフォーマンスは「恥ずかしい」

    フェラーリ会長、F1イタリアGPでのパフォーマンスは「恥ずかしい」

    フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、地元で開催されたF1イタリアGPでのフェラーリのパフォーマスは“恥ずかしい”ものだったと語った。

    フェラーリのホームであるモンツァで、3位表彰台を獲得したセバスチャン・ベッテルを簡単に打ち負かして1-2フィニッシュを飾ったメルセデスのドライバーは、エンジン出力を抑えていたことを認めている。

    表彰台の頂点に立ったルイス・ハミルトンは「メルセデスのエンジンは間違いなくフェラーリのエンジンよりも優れている」とティフォシの前で語った。

    フェラーリは、F1ハンガリーGPで1-2フィニッシュを達成し、続く前戦F1ベルギーでは優勝は逃したおのの、メルセデスに匹敵する速さをみせていた。

    しかし、セルジオ・マルキオネ会長は「今日のメルセデスとフェラーリの差に見れば恥ずかしくなる」とコメント。

    「だが、我々の目標は変わっていない。今日ティフォシたちが目にしたのは本当のフェラーリではなかった」

    「何かがうまくいかなかったんだ」

    一方、メルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは、モンツァではメルセデスが圧勝したものの、2週間後のシンガポールのタイトでツイスティなレイアウトではフェラーリの“楽に勝てるはずだ”としている。

    セルジオ・マルキオンは「そうだね、私はそう思う」とコメント。

    「だが、1週間前、我々は勝利まであと少しだったし、おそらく最強のクルマでさえあった。それは変わっていない。その後、何かが起きてしまった」

    「今シーズン、初めて我々はレースで期待を下回った。だから。やるべき仕事があるのは間違いない。モンツァはモンツァだが、世界選手権はまだ長い」

    「だが、他の人々は我々よりもほぼ1秒速かったし、そんなことがあってはならない。それではフェラーリとは言えない」

  • ポルシェ、2021年のF1参入を本格検討 … 上層部がF1イタリアGPを視察

    ポルシェ、2021年のF1参入を本格検討 … 上層部がF1イタリアGPを視察

    ポルシェは、2021年に改訂されるレギュレーションのもと、エンジンサプライヤーとしてF1に復帰することを本格的に検討していることをポルシェの執行役員副会長を務めるルッツ・メシュケは認めた。

    ポルシェの財務・IT担当役員でもあるルッツ・メシュケは、F1イタリアGPが開催されたモンツァ・サーキットを訪れ、ロス・ブラウンを含めたF1上層部と会談を行った。

    ポルシェは、2017年末でLMP1プログラムを終了。F1予算に相当するWECへの投資から十分なリターンを得られないと判断した。

    ポルシェは2019/2020シーズンからフォーミュラEにワークス参戦することを発表しているが、その一方で、2021年のF1エンジン規約を検討する会議に代表団を派遣している。

    F1は、2021年からより安価でシンプルなテクノロジーへの動きを奨励している。

    「F1は適切な場所のひとつだ」とルッツ・メシュケは Autosport にコメント。

    「皆さんがご存じのように、フォーミュラEは現在の我々にとって非常に重要だ。そして、F1は常に検討するに値するトピックだ」

    「我々は新しいエンジンに関してかなり良い議論をしていると思っている」

    ポルシェは、1991年にフットワークとの散々な戦いの後、F1グリッドから離れて言える。しかし、ポルシェはF1のサポートレースであるスーパーカップを開催しており、F1組織との商業的なリレーションを維持してきた。

    技術的な要素を低下させたツインターボV6に移行するというF1の計画はポルシェを引きつける可能性はあるかと質問されたルッツ・メシュケは「その通りだ。我々はF1のコストを削減しなければならない。そして、それはその目標に到達するための良い方法だ」とコメント。

    ルッツ・メシュケは、ポルシェ内でのF1での議論は“サプライヤーになることを中心”になされており、ワークスチームを構成することは議題には上がっていないと付け加えた。

    ポルシェの潜在的なパートナーとしては、ハイブリッドに関して技術的な関係を築いてきたウィリアムズ、そして、ポルシェの親会社であるフォルクスワーゲン・グループと広範囲にわたって関係を築いているレッドブルが挙げられている。

    マクラーレンは、1983年から87年までTAGターボを通じてポルシェと強い歴史を築いていたが、現在はスーパーカー市場で競合している。

    F1の商業面の責任者であるショーン・ブラッチズは、F1の新オーナーであるリバティ・メディアは、2012年にポルシェの参入を歓迎すると述べた。

    「最終的に我々はより多くのエンジンメーカーとブランド、そして、チームがこのスポーツに参入し、魅力的なビジネス提案を作り出せるプラットフォームと環境を作り出そうとしている」とショーン・ブラッチズは Autosport にコメント。

    「我々のスポーツに伝統的なレーシングブランドであるポルシェが加わることは非常に価値があることだ」

  • F1 イタリアGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    F1 イタリアGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    2017年のF1世界選手権 第13戦 イタリアグランプリの決勝が3日(日)にモンツァ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトンが優勝。メルセデスが1-2フィニッシュを成し遂げた。

    ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンは、スタートからトップを維持し、危なげないレース展開でトップでチェッカー。前戦F1ベルギーGPに続いて今シーズン初の2連勝、ポール・トゥ・ウィンで今季6勝目を挙げ、3ポイント差をつけてチャンピオンシップ首位に浮上した。

    2位にはバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが今季3度目の1-2フィニッシュを達成。3位にはセバスチャン・ベッテルが続き、フェラーリの地元イタリアでティフォシの前で表彰台に上がった。4位のダニエル・リカルド(レッドブル)は16番グリッドから12ポジションをアップしての入賞となった。

    高速のモンツァ・サーキット。メルセデスエンジンを搭載する全6台がトップ10入りするという、文字通り、エンジンパワーが物を言う展開となった。

    優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)

    「今年は信じられないくらいエキサイティングなシーズンだ。僕たちにとって過去2戦はチームとして本当に強かった。シーズン後半にすべてがいい方向に進んでいるのは並外れたことだ。今日のクルマの感触は素晴らしかった。第1スティントは特にね。後続に対して少し余裕があったので楽にタイヤの寿命を延ばすことができた。バルテリが素晴らしい仕事をしてこの1-2を得ることができた。久しぶりに連勝して、チャンピオンシップをリードできてとても嬉しい。でも、戦いは続いていくし、今シーズン、フェラーリは特にハイダウンフォースのトラックでとても速い。僕たちの接戦は続いていくだろうし、最後のチェッカーフラッグを受けるまで“ビーストモード”いくつもりだ」

    2位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    「4番手からスタートして2位でフィニッシュできたのでとても満足している。チームのために1-2フィニッシュできたのも本当に嬉しいよ! 序盤にポジションを失ってしまったけど、良いレースだった。幸いにも素早くポジションを取り戻し、その後ウィリアムズとフォース・インディアをオーバーテクスすることができた。その後のペースは素晴らしかったし、本当にそれを楽しんだ。表彰台は素晴らしかった。モンツァは間違いなくF1の表彰台ではベストのひとつだ。多くのノイズ、多くの人々がいて本当に素晴らしい雰囲気だ。是非、みんなに経験してもらいたい。先に目を向ければ、まだやるべき仕事はたくさんある。今後のレースもフェラーリとの接戦になるだろう」

    3位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「今日はメルセデスほど速くはなかったけど、スタートした位置を考えれば、レースでベストな結果を得られたと思う。理想的ではなかったけど、僕たちは達成した結果のために懸命に頑張った。次のトラックは僕たちにとってOKなはずだ。僕たちはどこに取り組まなければならないかわかっている。サポーターのみんなとここに戻ってくれて嬉しい。あの表彰台では多くのアドレナリンが出た。もちろん、勝ちたかったけど、僕たちは正しい方向に進んでいると確信している。僕たちにとってそれほどいい一日ではなかったけど、同時にすべての情熱を感じることができて素晴らしかった。チャンピオンシップをリードすることは、チャンピオンシップに勝つことほど重要ではない。最後のレースでどこにいるかが重要だ。僕たちが行きたい場所、達成したことは明らかだ」

    4位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
    「結果にはとっても満足しているし、今日はそれを本当に必要としていた。とても楽しかった。今年はお気に入りの2レースが後方からのスタートになった。シルバーストンと今回のレースだ。レースで何度かいいオーバーテイクができたことで興奮したままでいられたし、最後は本当にペースがあった。セブが見えて、表彰台が頭をよぎったし、もちろん最後まで彼を捕えようと頑張った。スタッフは最速のピットストップをしてくれたし、僕も最速のラップを刻めた。とてもクールなことだ。ほぼ完璧な一日だったと言っていい。僕たちがスタートした位置からでは精一杯の結果だ。もちろん、表彰台に上がりたかった。幻想的だったね。でも、来年は上がれると信じている。今日は全員にとって本当に後押しになったし、シンガポールを楽しみにしている」

    5位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
    「レース全体でずっとクルマのバランスに苦しんでいた。本来の感触ではなかった。良くなった周回もあったけど、大部分でグリップとペースが足りなかった。楽な週末ではなかったし、僕たちは全てのコンディションで格闘していた。ドライでもそうだし、ウェットではさらに苦戦していた。そこはこの種のサーキットで修正しなければならない部分だ。望んでいた結果を得られず落胆している。純粋にトラックレイアウトを考えれば、僕たちにとって楽なコースではないのは確かだし、それがホームグランプリなのは残念だ。次のレースで同じストーリになったら驚くだろう。理論的にシンガポールでのレースは僕たちに適しているはずだからね。その場所でベストを尽くさなければならない」

    6位:エステバン・オコン (フォース・インディア)
    「本当にレースを楽しめたし、パフォーマンスには満足している。同時にちょっとがっかりしている。今日は本当に表彰台でフィニッシュしたかったからね。でも、現実的にならなければならないし、僕たちにはメルセデスやフェラーリに対抗するペースがなかった。なので、6位は達成できた最大限の結果だと思う。ある時点ではライコネンとレースをしていたし、彼を抑えられるかもしれないと考えていたけど、彼はちょっと速すぎた。レースの大部分でストロールとも良いバトルができたし、彼を抑え続けるために頑張らなければならなかった。昨日は力強い予選ができたし、今日は6位でフィニッシュできたので、素晴らしい週末だった。僕にこのような競争力のあるクルマを与えてくれたチーム全体のハードワークに心から感謝している」

    7位:ランス・ストロール (ウィリアムズ)
    「レースにとても満足しているし、良いレースだったと思う。本当に楽しんでいた。スタートでオコンにポジションを奪われたのは残念だった。ハミルトンのスタートが良くなくて、防御してきたので、バックオフしなければならなかった。3番手だったけど、そのあとフェラーリの2台とバルテリ・ボッタスのメルセデスに抜かれてしまった。レース終盤に大きなフラットスポットを作ってしまってオコンに対してタイムを失っていったし、フェリペから防御していた。全体的にとてもポジティブなレースだったし、7位フィニッシュは期待通りの結果だ」

    8位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
    「チームにとって間違いなく良い結果だったと思う。2台揃ってッポイントを獲得できるのはいつだって良いことだ。今日は2台で10ポイントを獲得した。レースと戦いには満足している。最後にランスとちょっと接触したけど、幸いにも何も起こらなかったし、僕たちは完走することができた。パフォーマンスとレースに満足している。チームにとって良い日曜日だった」

    9位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
    「まず何より、レースまでにクルマのギアボックスを変更するために素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。金曜日に苦戦して、昨日はQ3進出を逃し、レースがさらに難しくなってしまったことを考えれば、僕たちにとっては難しい週末だった。今日のクルマの良かったし、第1スティントではターン2で少しダメージを負ったにも関わらず、力強い走りができた。でも、ピットストップ後に状況は難しくなった。時間がかかってしまい、トラフィックに捕まってしまった。数秒失ったと思うし、そこが僕たちのウィリアムズとの差になった。彼らから順位を取り戻すために全力を尽くしたけど、抜くには周回数が足りなかった。圧2周あれば成功していたと思うけど、それがレースだ。もう少し良い結果を期待していたけど、それでも数ポイント獲得できたし、この結果には満足している」

    10位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
    「良いスタートを切って、すぐにザウバー勢の間に入れたし、ブレーキングで良いラインを選んで、ターン2の立ち上がりでもうひとつポジションを上げることができた。全てがいい感じに進んでいた。3周目にマッサと接触してタイヤがパンクしたことで僕のレースはほぼ終わった。タイヤとフロントウイングを交換するためにピットインしなければならず、それで2ストップ戦略に切り替えることになった。挽回するために頑張ったし、クルマはかなりうまく機能していたので、それについては不満は言えない。少なくともレースをフィニッシュすることはできたし、スタートでの出来事の後、入賞圏内に戻れたので、それほど悪くなかったと思う」

    関連:【動画】 F1 イタリアGP 決勝ダイジェスト