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  • MotoGP | ヤマハ 第12戦 イギリスGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第12戦 イギリスGP 初日レポート

    MotoGP 第12戦 イギリスGPの初日、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスがフリープラクティスを好調にスタートし、総合3番手で終えた。チームメイトのバレンティーノ・ロッシも着実にペースを上げて8番手につけた。

    ビニャーレスは、第1セッションの序盤からトップに立って2番手以下に1秒以上の差をつける。その後、全体のペースが上がってくるとすぐに反応してペースアップを図ると、2分02秒165、さらに2分02秒073と連続でタイムを更新してトップでセッションを終了した。

    午後からの第2セッションでも開始早々から順調な走りを見せ、最初のアタックでトップに浮上した。その後は3番手に後退するも2分02秒台をキープし、セッション終盤で再度アタックを行い2分01秒446へと更新。最後までトップ浮上を狙っていたが一歩およばず、トップから0.016秒差の総合3番手で初日を終了した。

    ロッシの第1セッションは、少しずつペースを上げていく作戦をとり4番手で残り15分を迎えると、終盤になって全体のペースが上がってきた頃、ロッシもソフトコンパウンドのタイヤに履き替えてアタック。これでトップのビニャーレスに0.189秒差と迫り2番手に浮上してセッションを終了した。

    フリープラクティス2も同様の作戦で臨み、終盤に入ってからペースアップ。リアにミディアムタイヤを履いて2分02秒台前半を連発し、ついには2分02秒152でトップに浮上。そして残り5分までこのポジションをキープしたが、トップ10入りを目指す多くのライダーがソフトタイヤに履き替えるなか、ロッシもソフトをチョイスして最後のアタックを試みた。しかしタイムを更新することができず、トップから0.767秒差の8番手でセッションを終了し、総合順位も8番手となった。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンは、ウイーク初日のふたつのセッションで多くの確認を行い着実にペースを上げていった。そして第2セッションの終盤でザルコが、第1セッションのベストタイムを1.281秒短縮して7番手に浮上。一方のシャーリンも、YZR-M1で初めて走るシルバーストンで大幅な前進を見せて18番手につけた。強風に苦しみながらも難しい状況を克服し、コースの特徴をつかむと第1セッションのタイムを2.155秒も更新。明日の午前中に行われるフリープラクティス第3セッションで、もう一歩前進を目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合3番手/2分01秒446)
    「シルバーストンのすべてのコーナーが大好きなので、それが私を後押ししてくれたのだと思います。コースとマシンとの相性も抜群。今日はデータ上でも、前の何戦かと比べてよくなっていることがわかります。これはとても大きな成果です。ここまで非常に順調でフィーリングも十分なので、勝利を目指して挑むつもりでいます。ライン取り、ライディングスタイル、電子制御システムについてはまだ改善の余地があると思っているので、これらが明日以降の課題になるでしょう」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合8番手/2分02秒152)
    「このコースはM1とヤマハに合っているようです。マシンが順調に走ってくれていて、マーベリックも私もハイペースを維持することができました。タイヤについてはソフトとミディアムを前後に試しました。タイヤチョイスのためには状況をしっかり把握することが求められるため、いつも多くの作業が必要なのですが、現時点ではどうやら、去年までと大きな違いはなさそうです。アスファルトが新しくなり、グリップが少し良くなっています。以前はいろいろなタイプのアスファルトがあって戸惑ったのですが、今年は一種類だけになっているのでその心配はなさそうです。ただしバンプが残ってしまっているのは問題です。しかもかなりたくさんあるので、難しい状況です」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「予定通りにウイークをスタートすることができました。ふたりとも第1セッションからトップに上がってきたのです。先週のミサノテストを終えたときと同じセッティングで臨んだので、今日の好調はその成果のひとつだと思っています。YZR-M1がこのコースに合っていることはわかっていましたが、新しいアスファルトについては不安も残っていました。とくに今日は気温が低かったですし、路面のバンプが気になっていたのですが、ともに非常に気持ちよく乗れていたようで安心できました。タイヤについては様々なタイプを試しましたが、決勝でどのコンビネーションを採用するかはまだ決めていません。明日また調整し、天候変化も考慮しながら対応していきたいと思っています」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合7番手/2分01秒962)
    「今日はドライコンディションに恵まれラッキーでした。おかげで1日を通して予定通りに作業を進めることができました。午後には大幅に前進が見られ、とくに最後の3ラップはフィーリングがすばらしく、マシンがそれにしっかり応えてくれたことにも満足しています。7番手に入ったので、明日もしも雨が降ったとしてもQ2に進むことができます。コース自体は難しい状況で、風と路面のバンプでマシンが大きく振られてしまいました。でもそれが私たちに課題を与えてくれて、より一層、良い仕事ができたと思っています。いろいろな解決法を探るなかで、今後につながる成果が得られるものと確信しています」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合18番手/2分03秒293)
    「全体の感触はとても良かったのですが、フロントのフィーリングがもう少し必要だと思いました。バルセロナはもう遠い昔のことですが、あのときに感じたブレーキングの好感触を探し求めているのです。いつもハードワークを続け、ステップバイステップで前進できていると思っていますが、このコースはバンプが多いので、フロントが跳ねてしまうとコーナリングが難しくなります。この問題を解決しようと頑張っているところです。GPマシンで初めて走るコースなので、あらゆる面で理解を深めなければなりません。今日の成果を明日につなげられるよう期待しています」

  • MotoGP | ホンダ 第12戦 イギリスGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第12戦 イギリスGP 初日レポート

    MotoGP 第12戦イギリスGPのフリー走行は、ときおり青空が広がるも、終日雲の多い天候となった。

    午後に行われたMoto3クラスのFP2は、セッション中盤に小雨が降り、Moto2クラスのFP2はセッション開始直後に本格的な雨になり、ウエットコンディションとなった。

    FP1、FP2ともにドライコンディションとなったMotoGPクラスは、ホームグランプリに気合十分のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)がFP1で4番手、FP2ではトップのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)と0.005秒差の2番手と好走を見せ、地元ファンからは大きな拍手が送られた。

    今年、路面の全面改修を行ったシルバーストンだったが、7月にはF1グランプリが開催されており、路面コンディションはあまりよくなかった。選手たちからは「昨年とほとんど変わらない。よりひどくなった箇所も」という声もあり、厳しい条件の中での走行となった。その中で順調にセットアップを進めたクラッチローには、16年以来、2年ぶりのポールポジション(PP)獲得と、それ以来の表彰台獲得と優勝への期待が集まっている。

    総合首位のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、昨年のデータを基に走行を開始したが、路面改修で条件が変わり、セットアップに苦労しました。そのためFP1ではフロントからのスライドで軽い転倒を喫し10番手と出遅れたが、FP2にかけて順調にセットアップを進め、最終的に4番手へと浮上。2日目のフリー走行と予選に向けてベースのセッティングを作ったマルケス。予選では2年連続5回目、シルバーストンでは通算7回目のPP獲得に挑む。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は11番手と、まずまずのスタートを切った。今大会は、ドイツGPで試した高速コーナーとブレーキングで安定するジオメトリーでスタートし、順調にコース攻略を果たした。2日目のフリー走行ではトップ10を目標に、ダイレクトでのQ2進出を目指す。

    今季初表彰台、初優勝を目指すダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、バンピーな路面と強い風に苦戦して15番手。前戦オーストリアGPでタイヤの選択に失敗してノーポイントに終わったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は14番手。トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は21番手と出遅れたが、ともに2日目のフリー走行と予選でのタイム短縮とポジションアップに挑む。

    カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
    「最高の日とは言えませんが、常に前進したいと思っています。今日のポジションにはもちろん満足していますが、マシンの感触に関しては、十分に満足しているわけではありません。しかし、レースウイークの取り組み方、そして、チームの仕事には満足しています。日曜日の天気が心配です。ドライコンディションで勝てるペースがあるので、どちらかといえば、ドライレースが望ましいです。シルバーストンのことを悪くは言いたくはありませんが、路面はよくありませんでした。それでもすばらしい仕事ができたと思うし、大会の運営も順調です。3カ月前にここを走ったときはフラットで完ぺきでした。今は、バンプがたくさんあります。特にMotoGPマシンのような馬力のあるバイクには乗りづらいです。今日は風も強く、みんなにとって難しい一日でした」

    マルク・マルケス(MotoGP 4番手)
    「レースウイークのスタートとしてはあまりうまくいかなかったので、FP2の最後のスティントにはとても満足しています。マシンはあまり快適ではありませんでした。少しスライドもありました。昨年のベースのセットアップがうまく機能せず、バンプと風、そして新しいアスファルトに苦戦しました。すべて見直し、FP1からFP2にかけて大きく前進することができました。方向性も見えたのでとてもポジティブでした。チームはすばらしい仕事をしてくれました。さらに改善しなければならないことがいくつかあるので、明日もこの調子で続けたいと思います。でも重要なことはトップからそれほど離れていないところにいるということです。明日はフロントロースタートを目指しがんばります。もしそれが不可能だったら、2列目より下がらないようにしなければなりません。なぜなら日曜日は雨になる可能性が高く、なるべくフロントローに近いところからスタートすることが重要になるからです」

    中上貴晶(MotoGP 11番手)
    「今日は順調でした。予想通り、Moto2で走っていたシルバーストンとは、かなり違う印象でした。今日はFP1でバレンティーノ(ロッシ)(ヤマハ)の後ろにつくことができて、MotoGPで走るシルバーストンの攻略が一気に進みました。ブレーキングポイント、マシンを起こすタイミングなど、いいヒントをもらいました。それがなければもう少し時間がかかったと思います。最後、トップ10で終われなかったのが残念でしたが、初日としてはいい順位だと思います。路面が改修されたことでグリップは上がっていると思いますが、バンピーな路面には変わりありませんでした。スピードが速いので、正直、かなりひどい感じがしました。風の影響もありました。明日はダイレクトでQ2に進出したいですが、それがかなわないときはQ1からQ2進出を目指したいです。最悪でも4列目までに並びたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 14番手)
    「MotoGPマシンでサーキットを学ぶ一日だったことを思えば、今日はいい日でした。まだいくつか調整しなければならないことはあります。自分のレースペースをほかの選手と比較して慎重に分析してみましたが、かなり戦闘的だと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 15番手)
    「新しいアスファルトの感触がもっといいことを願っていましたが、残念ながらまだバンプがありました。そして風もあり、マシンにかなり影響を受けました。午後は前進できて、トップ10まで追い上げましたが、セッションの最後までそれをキープできませんでした。明日はマシンのセットアップを進めなければなりません。テストをしなければならないスペックもあります。タイヤの選択にも取り組まなければなりません」

    トーマス・ルティ(MotoGP 21番手)
    「新しいアスファルトになったシルバーストンを走るのをとても楽しみにしていましたが、まだいくつかバンプは残っていました。午前中のペースはよくて、誤ったセットアップの方向へ向かうこともなく、FP2ではさらに速く走ることができました。バンプに乗り上げたときに、もっと走りやすくなるような方法を見つけなければなりません」

  • MotoGP 第12戦 イギリスGP | A.ドヴィツィオーゾが初日総合1番手

    MotoGP 第12戦 イギリスGP | A.ドヴィツィオーゾが初日総合1番手

    MotoGP 第12戦イギリスGPのフリー走行が8月24日(金)にシルバーストン・サーキットで開幕し、2度のフリー走行が行われた。初日の総合1番手はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が記録した。

    気温17度、路面温度24度のドライコンディションの中、アンドレア・ドヴィツィオーゾは今季15度目のトップタイムをマーク。2戦連続4度目となる初日総合1番手に進出した。2番手には0.005秒差でカル・クラッチローは(LCR・ホンダ)、3番手には0.061秒差でマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)が続いた。

    マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は0.144秒差の4番手。以下、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)がトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、新人勢の最高位となる1.130秒差の11番手に進出した。

    2018年 MotoGP 第12戦 イギリスGP フリー走行2回目 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 2分01秒385
    2 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 2分01秒390
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 2分01秒446
    4 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 2分01秒529
    5 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 2分01秒782
    6 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 2分01秒819
    7 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 2分01秒962
    8 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 2分02秒152
    9 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分02秒231
    10 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 2分02秒448
    11 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 2分02秒515
    12 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 2分02秒616
    13 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 2分02秒704
    14 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 2分02秒759
    15 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分02秒864
    16 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分02秒938
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分02秒974
    18 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 2分03秒293
    19 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 2分03秒591
    20 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分03秒810
    21 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分04秒178
    22 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 2分04秒223
    23 76 ロリス・バズ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分04秒772
    24 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 2分05秒212
  • MotoGP | ヤマハ 第12戦 イギリスGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第12戦 イギリスGP プレビュー

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、シルバーストン・サーキットで行われる第12戦GoPro British Grand Prix出場のためイギリスへ向けて出発。 ふたりは先週、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでプライベート・テストに参加し、準備を整えて次戦に挑む。YZR-M1と相性の良い高速コースでのレースを楽しみにしている。

    第11戦終了時点でランキング2位をキープしているロッシは、ここシルバーストンで勝利を目指す。昨年は優勝争いの末に惜しくも逃しているため、今年は何としてもその雪辱を果たしたいところ。グランプリがシルバーストンで行われるようになった2010年は怪我で欠場したが、2015年に優勝、2014年、2016年、2017年は3位を獲得して表彰台に上っている。

    ロッシのチームメイトのビニャーレスは、シルバーストン・サーキットのファンであると自ら何度も語っている。そしてそれを裏付けるように、2012年にMoto3で優勝、2014年にMoto2で3位、2016年にはここでMotoGP初優勝を飾っている。昨年は2位を獲得して3位のロッシとダブル・ポディウムを実現。ランキング5位で迎える今年は、ランク・アップを目指して優勝を狙う。

    シルバーストンがMotoGP開催地として日程に組み入れられたのは2010年だが、レーシング・サーキットとしての歴史は60年を超える。この間に投資を受けて改良され、今日ではグランプリ・カレンダーのなかでも最も速いコースのひとつとして、ライダーたちから高く評価されている。その情熱はファンも同様で、多くの観客が素晴らしい雰囲気を作り出す必見のイベントとなっている。

    夏休み明けの2連戦からわずか数日、Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンはイギリスへ移動し、シルバーストンで開催される第12戦に臨む。

    前回のオーストリアGPで苦戦を強いられたザルコは、現地時間金曜日の9:55から始まるフリープラクティスを楽しみに待っている。序盤からハイペースを目指し、上位への復活を果たして実力をアピールしたいところ。シリーズポイントではトップ5にわずか9ポイント差のランキング7位につけている。

    一方のシャーリンは前回16位に留まりポイント獲得のチャンスを逃したが、今回こそはルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に向けてリード拡大を狙う。

    バレンティーノ・ロッシ
    「8月はとても忙しい月です。ブルノとシュピールベルクの2連戦を終えたあともたくさんの仕事がありました。日曜日にはミサノでテストを行い、様々なセッティングと電子制御システムを試したのですが、これは、間近に迫るサンマリノGPに向けて準備するためにとても重要なものでした。でもその前に、今週のレースに集中しなければなりません。シルバーストンは大好きなコースです。いつものように、チームのみんなと協力し合ってベスト・リザルトを目指します。速さを追求し、いいレースができるよう頑張ります」

    マーベリック・ビニャーレス
    「先週の日曜日にミサノでテストを行い、今週はポジティブな気持ちでシルバーストンに向かうことができます。ハードワークに満足し、今はとても良いフィーリングをつかんでいるのです。昨年までの成績からもわかるように、このコースの高速のレイアウトが私たちのマシンにとても適しているので、チームのみんながウイークのスタートを楽しみにしています。私にとってもここは、MotoGP初優勝を成し遂げた特別な場所です。たくさんの高速コーナーとたくさんのシケインが、私のライディング・スタイルにぴったり合っているので、グランプリ・カレンダーのなかでも最高のコースのひとつ、いつも楽しみにしているレースのひとつなのです。今回もベストを尽くし、自分の力をすべて注ぎ込んで、昨年と同じように、あるいはそれ以上を目指して表彰台に上りたいと思います。昨年は終盤で最速をアピールすることができました。今年はより速く、より強くなれるよう頑張ります」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「先週のミサノ・テストで多くの課題をこなし、今は次のシルバーストンに向けてしっかり準備が整っています。マーベリックはこのコースが大のお気に入りですし、バレンティーノも何度も好成績をおさめています。コース・レイアウトがヤマハのマシンに合っていて、ライダーたちもこの高速コーナーや流れるラインが大好きなので、イギリスGPではいつも、いい戦いができるのです。昨年はダブル表彰台を獲得しました。そして今年はそれ以上にハードに攻めていくつもりです。シーズンのなかでも、とても重要な時期を迎えているので、毎回、100%の力でプッシュしていかなければなりません」

    ヨハン・ザルコ
    「シルバーストン・サーキットは前回のオーストリアより大きなコースです。路面が新しくなっていると聞いているので、去年までのようなバンプはなくなっているかもしれません。オーストリアでは、私がマシンに手を焼いていたことが誰の目にも明らかだったと思いますが、チームとともに行ってきた仕事に自信を持っているので、今回もベストを尽くし、早い段階でフィーリングをつかみたいと思います。高速コースは大好きですから、ライバルたちに差をつけたり、表彰台に復帰したりできるような、他とは異なるラインを見つけられると考えています。それが実現できたら最高です」

    ハフィス・シャーリン
    「シルバーストンを楽しみにしています。ヤマハとの相性はそんなに悪くなさそうなので、前回は苦しんだフリープラクティスから予選までの進め方を改善していきたいと思っています。決勝はいいペースで走れるのですが、好成績を目指すならスターティング・ポジションを上げていくことが必要です。MotoGPマシンで初めて走るコースなので簡単ではないと思いますが、いいレースをするためにプラクティスからしっかり準備していくつもりです。そして予選で好位置を獲得し、ベテラン・ライダーから多くのことを学びたいと思います。好天を期待します」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「イギリスGPが行われるシルバーストンはハイペースのコース。ヤマハは前の2回よりも良いポジションを目指せると考えています。去年はヨハンが非常に好調で、トップグループのすぐ後ろについていきました。残念ながらグループに加わることはできなかったのですが、今年こそはグループ内で戦えるようにセッティングを決めていきたいと思っています。これについては去年の経験が役に立つはずです。流れるようなレイアウトを持つとても素晴らしい高速コース。でもそれ以上に、観客たちの雰囲気が最高なのです。イギリスのファンはとても熱心にグランプリの行方を追いかけていて、誰よりもよく状況を理解しています。木曜日にサーキットに入ると、毎年、同じ顔と出会うことができるし、それまでの12カ月に起きたことなどを話したりできるのです。天気さえ良ければ、ここは本当に素晴らしい場所です。エキサイティングなレースも期待できます。ハフィスはMotoGPマシンで初めてここを走ることになりますが、きっとレイアウトを気に入るでしょう。プラクティス開始が楽しみです」

  • MotoGP | ホンダ 第12戦 イギリスGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第12戦 イギリスGP プレビュー

    MotoGP 第12戦 イギリスGPが、8月24日(金)~26日(日)の3日間、ノーザンプトン郊外のシルバーストン・サーキットで開催される。後半戦のスタートとなった第10戦チェコGP、そして第11戦オーストリアGPと続いた2連戦の後に開催されるのはこれで2年連続。シルバーストンでイギリスGPが開催されるのは、これで9年連続となる。

    イギリスGPは、1949年から1976年までは「Tourist Trophy」として、マン島の公道コースで開催されていた。マン島は、ホンダが世界に初挑戦した舞台で、最高峰クラスでは、1966年と67年にマイク・ヘイルウッドが優勝している。その後、77年~1986年の10年間はシルバーストンへと舞台を移し、84年にはランディ・マモラ、85年にはフレディ・スペンサー、そして86年にワイン・ガードナーと、グランプリの歴史に名を刻む名選手たちが、Hondaのマシンで優勝した。

    87年~2009年の23年間は、ドニントンパークで開催された。そして、2010年には再び、コースの全面改修を終えたシルバーストンで、グランプリが開催されるようになった。

    シルバーストンは、1周5.9km。現在、グランプリが開催されているサーキットでは、最も長いコース。アベレージスピードは時速175km前後。オーストリアGPのレッドブル・リンク、イタリアGPの開催地であるムジェロ、オーストラリアGPが行われるフィリップアイランドと並び、カレンダー屈指の高速サーキット。ホンダは過去8度の大会では、11年にケーシー・ストーナーが、14年にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が優勝している。それ以降、優勝がないホンダ勢としては、今年は4年ぶりの大会制覇を目指す。

    過去、シルバーストンでマルク・マルケスは、10年に125cc(現Moto3)クラスで優勝、12年にはMoto2クラスで3位。MotoGPクラスにステップアップした13年は2位になり、14年の大会では優勝した。以後、雨のレースとなった15年は優勝争いに加わるも転倒リタイア。16年はタイヤの選択がベストではなく4位、昨年はエンジントラブルでリタイアと不運のレースが続いている。

    シルバーストンは不安定な天候になることが多く、選手たちを悩ませる。マルケスは過去8回の大会において、フリー走行で転倒を喫した影響でポールポジション(PP)を逃したMoto2時代の12年、最高峰クラスでは、ウエットコンディションの予選となった16年は転倒を喫し5番手だったが、それ以外はすべてトップタイムをマークしている。今年はMotoGPクラスで2年連続5回目、シルバーストンでは通算7回目のPPを目指し、予選の速さを結果につなげる意気込みだ。

    3年連続5回目のタイトルを狙うマルク・マルケスは、11戦を終えて5勝を含む9回の表彰台獲得で、2位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に59ポイント差と大きなリードを築いた。13年に史上最年少20歳で初優勝とシリーズチャンピオンを獲得。それ以降、シーズン史上最多優勝、PP、タイトル獲得など、史上最年少記録を数多く塗り替えてきた。今年は25歳で最高峰クラス5回目のタイトル獲得という偉業達成に向けて大きく前進。ここからの8戦、チーム一丸となってタイトル獲りに全力を尽くす。

    前戦オーストリアGPを終えて総合8位。第2戦アルゼンチンGP以来、今季2度目の優勝を目指すカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、ホームGPに闘志を燃やします。クラッチローが、チェコGPでMotoGP初優勝を達成した16年は、シーズン2勝を挙げる大活躍だった。イギリス人が最高峰クラスで優勝したのは1981年のバリー・シーン以来、35年ぶりの快挙。その勢いで迎えた16年のイギリスGPでは、77年のバリー・シーン以来、39年ぶりに英国人ライダーがホームGPでPPを獲得するという偉業に地元ファンは大喜びだった。そして決勝では2位。昨年の大会は4位と表彰台を逃したが、後半戦のスタートとなったチェコGPとオーストリアGPでトップグループに加わって5位、4位と安定しているだけに、今大会は2年ぶりの母国GP表彰台獲得と念願の母国GP制覇を目指す。

    今年を最後に現役を引退することを表明しているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、最後のイギリスGPに気合いを入れている。11戦を終えて総合11位とペドロサにとっては不本意なシーズンとなっている。今大会では、今季初表彰台、初優勝に挑む。これまでシルバーストンでは、12年と13年に3位表彰台に立っている。14年は4位、雨のレースになった15年と16年は5位。昨年は7位と表彰台争いから遠ざかっているが、念願のシルバーストン初制覇に挑む。

    11戦を終えて総合17位。ルーキー勢で2番手につけるフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、前戦オーストリアGPでタイヤの選択に失敗して19位に終わった雪辱に挑む。また、総合21位で前戦オーストリア大会で6戦ぶりにポイント獲得の中上貴晶(IDEMITSU LCR Honda)が、2戦連続ポイント獲得に挑む。シルバーストンは、昨年、Moto2クラスで優勝している。相性のいいサーキットで今季ベストを目指す。トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も11戦を終えて依然としてポイント獲得を果たせていない。今大会は念願のポイント獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「シルバーストンは高速で、テクニカルなサーキットですが、僕たちのマシンにはとても強い点があるので、いつものようにベストを尽くします。コースは再舗装されたので、パフォーマンスがよくなると思うので様子を見たいです。雨の中で走る機会が今年は長いことありませんでしたしたが、前戦オーストリアではウエットコンディションでも速く走れることが確認できました。これはイギリスでのレースを考えればとてもいいことです。シルバーストンでは天候もまた最大の敵となりますが、どのようなコンディションになっても再び表彰台争いができることを願っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合8位)
    「ブルノとオーストリアでいい結果を出してからシルバーストンへ向かいます。過去2戦の結果からも、ホームレースでは全力を出せます。Hondaは今年、エンジンにおいてすばらしい仕事をしました。シルバーストンは高速サーキットなので、これは重要なことです。家に戻る前のミサノのテストでは一生懸命取り組みました。このテストが役に立つことを願っています。ホームレースではいつも2つのことが頭にあります。表彰台を目標にトップ5に入るいいレースをするか、全力を尽くすかです。でもシンプルに今年は優勝したいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合11位)
    「シルバーストンはこれまでとてもバンピーで、加えて天候がいつも不安定なので、得意なサーキットではありません。でもアスファルトが再舗装されたので、感触がよくなったかどうかを確認したいです。そしてレースに向けて金曜日の午前中からうまく仕事をこなして準備を整えたいです。天候はいつものように予測不可能なので、それにも備えなければなりません」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合17位)
    「レースウイーク中はマシンを理解するための時間がなかなか取れないので、ミサノのテストは貴重な時間となりました。自分にとってもよかったです。MotoGPマシンでコースを学び、データを収集できたので、本当に重要なテストでした。たくさん周回し、本当に楽しく走れました。そしてシルバーストンを見据えてテストを行うことができました。シルバーストンはコースが長いですが、とても速く、MotoGPマシンのポテンシャルをフルに引き出せるチャンスがあるので、今週が本当に楽しみです。目標は明確です。FP1から戦闘的になり、再びポイント圏内争いをすることです」

    中上貴晶(MotoGP 総合21位)
    「昨年のシルバーストンではMoto2クラスで優勝しました。ほかの年も表彰台を獲得したいるので、僕にとっては特別な場所です。また、カルのホームレースなので、チームにとっては特別なレースになります。2人ともいい結果を出せたらとてもうれしいです。高速コーナーが好きなので、シルバーストンを走るのは楽しいです。今年はMotoGPマシンで走るので、とても楽しみです。最高の気分だと思います。シルバーストンへ行く前にミサノでテストを行い、感触とスピードを上げるためにがんばりました」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合24位)
    「ミサノのテストはポジティブでした。9月の大会に向けていろいろ経験できたのでボーナスのようなものでした。ミサノは非常に暑かったですが、今後のレースでもっと強くなれるようにいろいろ試すことができます。シルバーストンはコースが幅広く、高速で、天候が大きな役割を担うので、いつも厳しいチャレンジになります。シルバーストンのような高速で歴史あるサーキットで走ることはうれしいです。天気がよくなることを願っています。日曜日の目標は、前のライダーたちとのギャップを縮められるように努力して、ポイント圏内に入ることです」

  • FIA 「F1イギリスGPでのDRSでのクラッシュはドライバー側の責任」

    FIA 「F1イギリスGPでのDRSでのクラッシュはドライバー側の責任」

    FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、F1イギリスGPでの新しいDRSゾーンでの事故は、フラップをオープンするという“ドライバーの選択”に責任があるものだと考えている。

    F1イギリスGPが開催されたシルバーストンでは、ホームストレートからターン2までコーナーを含む区間に新たに3つ目のDRSゾーンが追加された。

    通常、DRSはストレートエンドでブレーキを踏めば自動的に解除されることになるが、この新しいDRSゾーンではドライバーはDRSをオープンにして進入しつつ、コーナーではダウンフォースを回復させるためにマニュアルで一旦DRSを閉じ、再びオープンにすることで対応していた。

    金曜フリー走行では、ロマン・グロージャン(ハース)がDRSを閉じるボタンを押すことができず、オープンにしたままでターン1でコースオフでバリアに激しくクラッシュ。ダメージはモノコックまで及び、午後のセッションには参加できなかった。

    決勝でもマーカス・エリクソン(ザウバー)が同じようにボタンを押せなかったことでバリアに高速でクラッシュしている。幸いにもエリクソンに怪我はなかった。

    チャーリー・ホワイティングは、すでに全開だったターン1とターン2に新たに追加されたDRSゾーンをチャンスを得るかどうかの“選択”をするのはドライバーの手に委ねられていたと語る。

    「ターン1でコントロールを失ったドライバーの事故があったと思う。彼らはマシンに対する他の操作と同じように、自身のターン1でDRSをオープンにすることを選択していた」

    「どんなクルマであろうとドライバーにとってはチャレンジングだ。彼らは全開で走れないような状況でも全開で走ろうとしてスピンを喫することがある」

    「それと同じだ。彼らの選択だ。彼らはできると思ったら試すことができるが、そうすることは必須ではない。チームやドライバーが他の選択するのと同じようにね」

    しかし、チャーリー・ホワイティングは、シルバーストンに追加した新しいDRSゾーンは、オーバーテイクには役立たなかったと認める。

    「実際には(追加のDRSゾーンが)オーバーテイクに役立ったとは思っていない。ドライバーたちがこれまでよりも少し近づくことができ、ターン5と6の間のストレートでの攻撃するためにより良いポジションにいるというアイデアだった」

    また、チャーリー・ホワイティングが、ドライバーに自分たちの意志でDRSを使用する自由が与えられたことには反対だと語った。

    「意味があることだとは思わない。なぜなら、ただ単に速いラップタイムを出すためだけのものになってしまうらだ。DRSの本質は、レース中にドライバーが使用可能な場所で使ってオーバーテイクを促進していくことにある。

    FIAは、オーバーテイクを促進するために次戦F1ドイツGPにも3つ目のDRSゾーンを追加する。

    「ピットストレートに検知ポイントとDRSゾーンが追加され、ターン1とターン2に続く。ターン6へのメインのDRSゾーンは少し長くなる」とチャーリー・ホワイティングは語った。

  • セバスチャン・ベッテル 「イギリスGPでの勝利はアップグレードの効果」

    セバスチャン・ベッテル 「イギリスGPでの勝利はアップグレードの効果」

    セバスチャン・ベッテルは、フェラーリがF1イギリスGPに持ち込んだアップグレードが、レースでメルセデスに勝てた重要な一部だったと考えてる。

    フェラーリは、F1イギリスGPに新しいフロアを含めた空力アップグレードを導入。近年、シルバーストンはルイス・ハミルトンが4連勝、メルセデスとしては5連勝するなど、メルセデスが得意とするサーキットだった。

    だが、予選ではセバスチャン・ベッテルが首に痛みを抱えていたにも関わらず、ポールポジションまで0.044秒まで迫り、レースでは第1スティントで印象的なペースを示した。

    セバスチャン・ベッテルは、そのパフォーマンスの中心にあったのはアップグレードだと考えている。

    「まぁ、もちろん、今年のシルバーストンはこれまでとちょっと異なっていた。近年と比較してとても暑かったし、ここではあまりないことだ」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    「それに風も少なかったし、アスファルトも新しくなるなど、いくつか目新しいことがあったけど、銃ううようなのは僕たちには過去にはなかった競争力があったことだ」

    「トリッキーなサーキットだし、ダウンフォースとドラッグの正しいバランスを得る必要がある。僕たちには非常に優れたクルマがあると思うし、僕たちがもたらしたパーツは機能していたように思う。とても満足できる結果だったと思う。もちろん・・・そうだね、僕たちにとっては厳しいトラックだった。今年は僕たちに合っていたね」
    「レースの様々な段階でまだ弱点だったかもしれない。第1スティントの最後はバルテリの方が全体的に少し速かったと思う。でも、僕たちはレースを維持して、第2スティントを管理し、レースもうまく管理できたと思う。それは速いクルマがある場合に実現できることだと思う。それが僕たちが成し遂げたことだ」

    首の痛みによってFP3の終盤に走れなかったセバスチャン・ベッテルは、予選出走も危ぶまれたが、予防措置としてヘッドレストに改良を加えてセッションに挑んだが、レースではまったく苦しくはなかったと語る。

    「グリッドに向かうラップから感触は良かったし、ヘッドレストにつけていたパーツをいくつか外した。予選はあまり楽しいものではなかった。ほとんど走れなかったし、ターン8のような楽に全開でいけるコーナーで首をサポートするために詰め物をしていて頭が固定されていた。レースでは必要なかったし、感触は良かった。レースではまったく問題なかった」

  • セルジオ・ペレス 「ピエール・ガスリーへのペナルティは妥当」

    セルジオ・ペレス 「ピエール・ガスリーへのペナルティは妥当」

    フォース・インディアは、F1イギリスGPで自分に接触してポジションを上げたピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)にペナルティを科したスチュワードの判断を称賛している。

    ピエール・ガスリーは、F1イギリスGP終盤に10位をかけてセルジオ・ペレスとバトルをしていた際に接触。さらにコース外に押し出したように見えた。

    レース後、スチュワードはピエール・ガスリーに10秒加算ペナルティを科してガスリーは13位に降格。セルジオ・ペレスは10位に昇格して1ポイントを獲得した。

    ピエール・ガスリーは、ペナルティは“馬鹿げている”と不満を述べてが、セルジオ・ペレスはペナルティが科せられたことに満足していると語る。

    「残り2周でガスリーは僕をコース外に押し出した」とセルジオ・ペレスはコメント。

    「僕は彼に十分なスペースを与えていたけど、それでは十分ではなかた。僕たちは接触し、僕は順位を失った」

    「あれはアンフェアな動きだったと信じている。FIAがレース後にガスリーにペナルティを科したことを嬉しく思っている。それによって僕はポイントを取り戻せたからね」

    1ポイントを獲得できたセルジオ・ペレスだが、レース内容には満足していないと語る。

    「レースについてはまったく満足できない」とセルジオ・ペレスはコメント。

    「スタートでのインシデントで僕のレースは妥協を強いられた。リアのコントロールを失って、前で起こったインシデントを避けようとしてスピンした。いきなりフィールドの後方に下がってしまった」

    「その後、僕たちのレースはかなり強かった。僕たちには良いペースがあったし、多くのクルマをオーバーテイクすることができた。僕たちはセーフティカーを最大限に生かして、ポイント圏内に戻ることができた」

    【動画】 ピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスの接触

    関連:ピエール・ガスリー、ペナルティに不服 「退屈なレースを助長するだけ」

  • ロス・ブラウン 「F1はシルバーストンを失ってはならない」

    ロス・ブラウン 「F1はシルバーストンを失ってはならない」

    F1のマネジングディレクターを務めるロス・ブラウンは、今年のイギリスGPに詰めかけた大観衆が、F1がシルバーストンに背を向けられることができないことを証明していると語る。

    今年のF1イギリスGPでは8日(日)の決勝日には14万人がシルバーストン・サーキットに来場。グランプリ週末全体では34万人の観客がサーキットを訪れた。

    しかし、昨年7月、サーキットオーナーとブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)はF1イギリスGP開催についての契約解除条項を行使。

    現在の契約下では2019年のF1イギリスGPが最後のレースとなり、BRDCは有利な条件の新しい契約を勝ち取るためにリバティメディアと交渉を重ねている。

    ロス・ブラウンは、F1イギリスGPを救済することに尽力し、長期契約を確保したがっているが、サーキットオーナーとBRDCの戦略が事態を複雑化していると明かした。

    「この事実を置き去りにはできないし、シルバーストンと解決策を見い出していくつもりだ。フラストレーションを感じるのは、交渉が公的な場で行われることだ」とロス・ブラウンは Sky Sports にコメント。

    「我々は契約する他のすべてのサーキットとは内々に対応している。だが、様々な理由があり、シルバーストンはすべてを公にしているおり、それが多くの困難を引き起こしている」

    「だが、解決策を見つけていくつもりだ。私はこの場所が好きだ。我々全員が非常に多くの素晴らしい思い出を持っている。F1にとって非常に重要なレースだ」

    シルバーストンは、1950年に初の世界選手権を開催した場所。F1の幹部は、2019年にシルバーストンでF1の1000戦目を開催できるようにF1イギリスGPの日程を4月に移動させることを検討していたが、その栄誉はF1中国GPが授かることになりそうだ。

  • トロロッソ、ブレンドン・ハートレーのサスペンション故障を調査中

    トロロッソ、ブレンドン・ハートレーのサスペンション故障を調査中

    トロロッソ・ホンダは、F1イギリスGPのフリー走行3回目にブレンドン・ハートレーの大クラッシュを引き起こしたフロントサスペンションの不具合を調査している。

    フリー走行3回目の開始直後、ターン6でブレーシングした際にブレンドン・ハートレーの左フロントサスペンションが突然破損。高速でのクラッシュによってモノコックまでダメージが及び、ハートレーは予選欠場を余儀なくされた。

    トロロッソ・ホンダは、F1イギリスGPでSTR13に新スペックのサスペンションを導入していたが、故障したコンポーネントは旧スペックと同じであり、直接的な関連性はなかった。

    予防措置として、トロロッソ・ホンダは、予選にむけてピエール・ガスリーのサスペンションを完全な旧スペックに戻しており、レースではまったく問題は発生しなかった。

    決勝ではブレンドン・ハートレーのためにスペアシャシーが組み立てられ、そこにも旧スペックのサスペンションが搭載されたが、レコノサンス・ラップでマシンにパワーユニットの組み付け作業での不具合が原因の異常が見つかり、レースまでに修復を試みましたが解決に至らず、ハートレーは1周走行したのみでレースをリタイアしている。

    「問題が発生したコンポーネントは新しいスペックではなかった」とトロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは Autosport にコメント。

    「故障とは関連してはいなかっがら、予防措置として、我々は以前のスペックのパーツに戻した」

    ジェームス・キーは、サスペンション故障はチームにとって完全な驚きだったと語る。

    「まだ調査中であり、理解しているところだ。これまでまったく問題はなかったし、そのような性質ではなかったのは確かだ」

    「まったく問題なく9レースを終えている。そうだね、オーストリアではトラックロッドにダメージがあったが、ほとんどの人々がマシンにダメージを負っていたし、特に我々はあの縁石のひとつで酷い衝撃を受けていた」

    「だが、あのようなものは何も見受けられなかった。左フロントサスペンションにかかっていた全ての負荷は、十分に設計の範囲内の負荷だった」

    「あのコーナーには歴史があるし、前日にも使用されていた。ビッグブレーキングのトラックであるカナダでも使用され、バーレーンでも使用されていた」

    「整備されていたし、品質管理もチェックされ、耐力試験など全てにおいて問題なかった」

    「完全に正常に見えていたパーツに突然問題が発生したことはむしろ奇妙なことだった。損傷があったかどうかを確認する必要がある」

    現在、ブレンドン・ハートレーのクラッシュ後に回収されたデブリが検査されている。

    「そららはファクトリーに変装され、すべてが検疫されている。今後、科学的調査が実施され、影響のあるダメージ、潜在的な故障、故障がどのように起こった手がかりが解明されるだろう」

    「それに我々にはいかなる結果の可能性にも対処するための様々な選択肢がある」

    「ピエールは何の問題もなく52周のレースを走っている。そのように憶測することはできないし、一連の環境を理解する必要はあるが、1回限りのものだったように感じている」

    「ブレンドンは本当に不運だったし、明らかに彼とは関係のないことだった。だが、それは彼の週末全体に非常に悪影響を与えた」

    また、ジェームス・キーは、ブレンドン・ハートレーがレコノサンス・ラップで見舞われたシステムの問題は、一晩でクルマを組み立て直さなければならなかったことによる“波及効果”だったと付け加えた。