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  • リンドブラッド F1イギリスGP無線激怒の真相 標的はローソンではなかった

    リンドブラッド F1イギリスGP無線激怒の真相 標的はローソンではなかった

    レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドがF1イギリスGPで発した無線メッセージは、チームメイトのリアム・ローソンへの不満ではなかったことが明らかになった。

    レース中継では放送されなかった無線が公開されたことで、ローソンによるオーバーテイクに対する怒りではないかとの見方も広がった。しかし実際には、1周目に発生したバッテリーのデプロイメント(エネルギー展開)の不具合が原因だったという。

    リンドブラッドの怒りはローソンではなくデプロイメント不具合
    レーシングブルズはシルバーストンでも好調を維持し、リアム・ローソンが6位、アービッド・リンドブラッドが7位でフィニッシュ。チームとして4戦連続で2台が1ポジション差という安定した結果を残した。

    ただし、その舞台裏では1周目に小さなトラブルが発生していた。

    リンドブラッドはスタート直後、ビレッジでマックス・フェルスタッペンと6番手争いを展開した際にコース外へ押し出され気味となり、その後ウェリントン・ストレートでローソンの攻撃を受けることになった。

    ブルックランズではステアリングを修正しながらアウト側を走行したもののコース外へ膨らみ、ローソンに加えてオスカー・ピアストリにも先行を許した。

    その直後、リンドブラッドは無線で「くそったれ。本当に勘弁してくれ」と不満を口にした。

    これに対しレースエンジニアのピエール・ハムランは「取り返そう。本来のポジションを取り戻そう。集中だ」と応じていた。

    このやり取りが公開されたことで、ローソンのオーバーテイクへの怒りと受け止められていた。

    レース後にチームが謝罪「1周目はこちらの責任」
    チェッカーフラッグ後も、この出来事はリンドブラッドの頭から離れていなかった。

    無線では次のようなやり取りが交わされた。

    リンドブラッド:「みんなおめでとう。また素晴らしい結果だった」

    ハムラン:「1周目については申し訳ない。こちらの責任だ」

    リンドブラッド:「正直に言うと、あれは本当に悔しい」

    ハムラン:「私も同じ気持ちだ」

    リンドブラッド:「あなたに怒っているわけじゃない。ただ本当にフラストレーションがたまる。でもチームとしてはいい仕事だった。これからも改善していこう」

    ハムラン:「チームとしては良い一日だった。でも十分ではない。必要な武器をすべて与えられるよう改善する。本当に申し訳ない」

    この無線だけを見ると、ローソンに先行されたことへの不満とも受け取れた。

    しかし実際には、チーム側も認めたデプロイメントのトラブルについて話していたことが後に判明した。

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    リンドブラッド「問題がなければローソンの前を維持できた」
    レース後、リンドブラッドは取材に対し、無線の真意を説明した。

    「チームにとっては本当に良い一日だった」

    「ただ僕たちのガレージ側としては完全には満足していない。1周目にまたデプロイメントの問題が起きたからだ」

    「あれがなければリアムの前にいられたと思う。それでもチームとしては本当に良い結果だった」

    一方のローソンも自身のレースを振り返った。

    「本当に良いレースだった。最初から最後まで順調だった」

    「1周目も良かったし、スティント後半のペースがとても強かった。タイヤマネジメントもうまくできた」

    「ここ数戦ずっとその点は良くなっていて、とても励みになっている」

    誤解を招いた無線の真相
    前戦オーストリアGPではチームオーダーを巡る騒動もあったことから、今回の無線もローソンへの不満と受け止められていた。

    しかしレース後の本人の説明とチームとの無線内容を合わせると、リンドブラッドが問題視していたのはチームメイトではなく、1周目に発生したデプロイメントの不具合だったことが分かる。レーシングブルズはダブル入賞という成果を手にした一方で、スタート時のシステム運用には改善すべき課題を残した。

  • アービッド・リンドブラッド F1カナダGP決勝DNS「ギアが入らなかった」

    アービッド・リンドブラッド F1カナダGP決勝DNS「ギアが入らなかった」

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は2026年F1カナダGP決勝をスタートすることができず、無念のDNSに終わった。

    フォーメーションラップ開始直前にクラッチトラブルが発生し、マシンがギアを選択できない状態となったことで、リンドブラッドはレースへの参加を断念。週末を通して高い競争力を見せていただけに、大きな落胆を隠さなかった。

    「ギアが入らなかった」
    「今日のフォーメーションラップ開始時にクラッチの問題が発生して、レースに参加できなかった」とアービッド・リンドブラッドはコメント。

    「スタート前のライトが点灯してギアを入れようとしたけど、ギアが入らなかった」

    混合コンディションでの決勝を楽しみにしていたという。

    「こういうコンディションで走るのを本当に楽しみにしていたから、そのチャンスが得られなかったのは本当に残念だ」

    “結果を残せる週末”だっただけに悔しさ
    リンドブラッドは、週末を通してマシンに強い手応えを感じていた。

    「それまでは本当にポジティブな週末だっただけに悔しい」

    「チームは週末を通して完璧な仕事をしてくれたし、投入したアップグレードもうまく機能していた」

    レーシングブルズは今大会で高い競争力を見せており、リンドブラッド自身も上位進出の可能性を感じていた。

    「今日の結果に値する力はあったと思う。それだけに結果を持ち帰れなかったのはフラストレーションが大きい」

    さらに、6位でフィニッシュしたフランコ・コラピントとの比較も口にした。

    「コラピントが今6位を走っているのを見ると、なおさら悔しい。僕たちは彼より前からスタートするはずだったからね」

    初モナコへ前向きな姿勢
    結果こそ残せなかったものの、リンドブラッドは次戦モナコGPへ前向きな姿勢を見せている。

    「次戦へ向けて持ち帰れるポジティブな要素はたくさんあるし、自信もある」

    「モナコで初めてF1マシンを走らせるのが今から楽しみだ」

    カナダGPでは不運に泣いたリンドブラッドだが、週末を通して示したスピードは確かなものだった。モナコの市街地コースで再び存在感を示せるか注目される。

  • アービッド・リンドブラッド F1カナダGP予選「マシンは週末ずっと快適」

    アービッド・リンドブラッド F1カナダGP予選「マシンは週末ずっと快適」

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は、2026年F1カナダGP予選で9番手となり、再びQ3進出を果たした。スプリントでも堅実な走りを見せており、初走行となるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで存在感を放っている。

    レーシングブルズは今大会にアップグレードを投入しており、リンドブラッドは週末を通してマシンへの高い信頼感を感じていると説明。雨予報となっている決勝についても前向きな姿勢を見せた。

    アービッド・リンドブラッド「マシンは週末ずっと快適だった」
    「マシンは週末ずっと快適だった」とアービッド・リンドブラッドはコメント。

    「今日も本当にポジティブな一日だったし、チームはアップグレードを投入して素晴らしい仕事をしてくれた」

    「そのおかげでマシンにすごく自信を持てているし、今週末に走ったすべてのラップで高い競争力があった」

    「Q3のラップにも満足している。まだ少しタイムを引き出せたかもしれないけど、トップチームがすべてをまとめてくると、やっぱり上位を持っていかれる」

    「それでも今日は、自分もチームも良い仕事ができたと思っている」

    予選後のインタビューでは、Q1とQ2で好位置につけていたこともあり、少し複雑な思いもあったと明かした。

    「Q1とQ2では何度も5番手とか6番手、7番手という無線が聞こえていたから、最終的に9番手だったのは少し悔しかった」

    「でも、トップチームがすべてをまとめればこうなるのは分かっていたし、今日可能だったベストな結果だったと思う」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) カナダグランプリ

    スプリントではポイント獲得を果たしたが、本人としては『それ以上は難しかった』とレースを振り返った。

    「正直かなり満足している。今日のレースで達成できる最大限の結果だったと思う」

    「スタートでひとつ順位を上げられれば、その後は守り切る展開になると考えていた。でもそれは実現しなかった」

    「アイザック・ハジャーにトラブルもあったけど、それ以上はなかったと思う。ポイント獲得は本当に難しかった」

    また、スプリントから予選に向けては大きな変更は行わず、細かなセットアップ調整に留めたことも説明した。

    「正直に言えば、変更は本当に小さなものだけだった」

    「今週末は最初からかなり良い方向にまとまっていたから、大部分はそのまま維持して細かな調整だけをしていた」

    「ここは本当に難しいサーキットだし、僕にとっては初めて走るコースでもある。だから継続性を保ちながら、自分自身を積み上げていくことを重視していた」

    決勝は雨予報となっているが、リンドブラッドはむしろ歓迎している。

    「ウエットコンディションで走るのはいつも好きなんだ」

    「雨になれば、その場で起きることにしっかり対応していくだけだ。今は明日のレースが楽しみだよ」

  • アービッド・リンドブラッド F1で続く不運「重要な走行距離を失った」

    アービッド・リンドブラッド F1で続く不運「重要な走行距離を失った」

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は、2026年F1シーズン序盤で相次ぐ技術トラブルによって十分な走行距離を確保できず、自身の成長にも影響が出ていることを認めた。

    18歳のリンドブラッドは、開幕戦オーストラリアGPで8位入賞を果たし鮮烈なF1デビューを飾った。しかし、その後の中国GP、日本GP、マイアミGPではマシントラブルに苦しみ、特にスプリント週末で重要な走行機会を失う場面が続いている。

    「重要な走行距離を失っている」
    マイアミGPでは、今季2度目となるスプリントレース欠場を経験したリンドブラッド。週末を振り返り、走行不足がレース内容にも影響したと語った。

    「スプリントを逃したことで、走行距離が不足した状態で週末に入ることになるのは分かっていた。簡単ではなかった」

    「正直に言うと、最初のスティントはあまり良くなかった。ミディアムタイヤでかなり苦労したし、運転も簡単ではなかった」

    一方で、ハードタイヤへ交換後は状況が改善したという。

    「ハードに替えてからはかなり感触が良くなったし、ずっと運転しやすかった。全体的なペースもかなり改善していたと思う」

    「自分がもっと良くできたこと、チームとして改善できたことをしっかり分析する必要がある」

    そしてリンドブラッドは、走行距離不足が依然として大きな課題だと認めた。

    「結局のところ、僕自身まだ学ぶべきことがたくさんある。今回も重要な走行距離を失った週末になってしまったのは残念だった。でも、そういうものだ」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    “20周”で得た大きな学び
    スプリントレースを走れなかった影響は、決勝レース序盤にも現れた。ライバルたちがロングランデータを蓄積していた一方で、リンドブラッドは実戦の中で学習を重ねるしかなかった。

    それでも本人は、レース中に大きな収穫があったと明かしている。

    「最初の20周で本当に多くのことを学んだ」

    「もし今日のレースを20周目からスタートできていたら、大きな違いになっていたと思う」

    「でも最終的には、みんなベストを尽くしている。カナダでは同じことが起きないことを願っている」

    不運でも前向きな姿勢は崩さず
    開幕から数戦で相次ぐ技術トラブルに見舞われながらも、リンドブラッドは苛立ちを表に出さなかった。

    「フラストレーションだとは思っていない。僕が文句を言ったところで何か変わるわけじゃないからね」

    「現実を受け入れるしかないし、それも挑戦の一部だと思っている。僕はその挑戦を楽しんでいる」

    さらに、F1マシンそのものへの手応えについても前向きな言葉を残した。

    「最初の数レースは本当に楽しかったし、今もこのマシンを運転することを楽しめている」

    2026年型F1マシンは、電動比率がさらに高まった新世代パワーユニットへの適応が求められる難しいマシンとなっている。ルーキーであるリンドブラッドにとって、走行距離不足は経験値の蓄積を妨げる大きな痛手となっているが、その冷静な姿勢と学習能力は、パドック内でも高く評価され始めている。

  • アービッド・リンドブラッド F1唯一のルーキー「夢を生きている」

    アービッド・リンドブラッド F1唯一のルーキー「夢を生きている」

    アービッド・リンドブラッドは、2026年F1シーズン唯一のルーキーとして注目を集めているが、そのスタンスは極めてシンプルだ。「夢を生きている」と語る18歳は、過度なプレッシャーを感じることなく、自身の成長に集中している。

    レーシングブルズの一員としてF1にデビューしたリンドブラッドは、開幕戦メルボルンでいきなり8位入賞を果たすなど上々の滑り出しを見せた。

    だがその裏では、急激に変化した環境と複雑化した2026年型マシンへの適応という大きな課題にも直面している。

    “唯一のルーキー”が直面する現実
    2025年にキミ・アントネッリやアイザック・ハジャー、オリバー・ベアマンらがデビューしたのとは対照的に、2026年はリンドブラッドただ一人がルーキーとしてグリッドに立つシーズンとなった。

    それでも、彼の走りや振る舞いからは新人らしい硬さはほとんど見られない。開幕当初こそメディア対応に慎重な姿勢も見せていたが、わずか数戦で自信を深め、徐々に自らの言葉で状況を語るようになっている。

    開幕までの準備期間は非常にタイトだった。バルセロナとバーレーンでのテスト、ファクトリーでの作業を経て、オーストラリアと中国での連戦へ。その後、日本GPまでのわずかなインターバルが、ようやく一息つける時間となった。

    成長と休息の“バランス”を模索
    「自分にとっては初めてのF1シーズンだから、どう対応すべきか正確に分かるわけではない」とリンドブラッドは語った。

    「できるだけ多くを学び、自分自身を高めることと、しっかりとオフにすること、そのバランスを見つける必要がある。もし全力でやり続ければ、10戦目あたりでエネルギーが尽きてしまう。それではうまくいかない」

    「レース後は1日休みを取ったが、その後すぐにシミュレーターに戻って中国GPの振り返りと日本GPへの準備を始めた。今年のマシンやパワーユニットの特性を考えると、これはとても重要なことだ」

    「ただ、東京では数日休みも取ってリラックスすることができた。ここ数カ月は家に帰れていなかったが、この週末の後にはようやく戻れる予定だ」

    アービッド・リンドブラッド ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    結果と課題が共存する序盤戦
    中国ではスプリントフォーマットとトラブルが重なり苦戦したが、決勝予選ではチームメイトのリアム・ローソンに肉薄。日本GPでは初のQ3進出も果たすなど、着実にステップを踏んでいる。

    一方で、レースではセーフティカーのタイミングにより入賞のチャンスを逃すなど、経験不足ゆえの難しさも露呈した。

    「最初の数レースは自信を大きく高めてくれた。自分に才能があること、速さがあることは証明できたと思う」とリンドブラッドは振り返る。

    「同時に、改善すべき点も多くある。それは当然のことで、このクルマはこれまで経験してきたものとはまったく違う。ブレイクの間にしっかり取り組んで、もっと良い状態で戻ってきたい」

    “夢を生きている”というメンタリティ
    レッドブルの育成環境はしばしば“プレッシャーの温床”とも言われるが、リンドブラッドにとってはそれすら重荷にはなっていない。

    「考え方は変わらない。むしろ聞きたいくらいだ、なぜプレッシャーを感じる必要があるのかと」と彼は語る。

    「5歳の頃からF1に乗るのが夢だった。そのために人生をかけて努力してきた。そして今、そのチャンスを得られたことに感謝している」

    「僕は今、夢を生きている。世界中を回りながら最速のマシンを走らせているんだ。18歳で東京に来るなんて想像もしていなかった。同世代は大学に通っているけど、自分の人生はかなり特別だと思う」

    「だからこそ、ただ楽しんで、自分のベストを尽くすことに集中している」

    18歳のルーキーが見せる冷静さと自己認識は、単なるポジティブ思考ではなく、長いキャリアを見据えたマネジメント能力の表れでもある。急激に変化した2026年F1において、こうした“余裕”こそが安定した成長を支える鍵となる可能性がある。

  • アービッド・リンドブラッド F1でハミルトン級と評価 元コーチが比較

    アービッド・リンドブラッド F1でハミルトン級と評価 元コーチが比較

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)が2026年シーズンのF1で印象的なスタートを切り、かつて両者を指導したディーノ・キエーザからルイス・ハミルトンに近い存在だと評価された。

    F2をわずか1年で通過し3勝を挙げてF1昇格を果たしたリンドブラッドは、開幕戦オーストラリアGPでいきなりポイントを獲得。その後の中国、日本でも恐れを感じさせないアグレッシブな走りを見せ、早くも存在感を示している。

    ハミルトンと共通する“速さと適応力”
    カート時代にリンドブラッドを指導し、ルイス・ハミルトンやニコ・ロズベルグも育てたディーノ・キエーザは、そのドライビング特性を高く評価する。

    「彼はとてもスムーズで賢いドライバーだ。それは非常にポジティブな点だ。必要に応じてドライビングスタイルを変えられる」

    「学習が速く、テクニカルなドライバーでもある。タイヤやシャシーに合わせてブレーキングやスタイルを適応させることができる」

    「雨でも非常に速い」

    そのうえでキエーザは、リンドブラッドの性質がハミルトンに近いと明言した。

    「彼はルイスにより近いと思う。ニコは非常に礼儀正しく、ルイスやアービッドほど2位を受け入れないタイプではなかった」

    攻撃性とリスク管理のバランス
    リンドブラッドの特徴として強調されたのは、攻撃性と判断力の両立だ。

    「アービッドはレースで非常にアグレッシブだ。待ったり計算しすぎたりはしない。前にドライバーがいればすぐにオーバーテイクする」

    「ただし賢いので、大きなクラッシュやインシデントにはあまり関与しない」

    この“即断即決型”のレーススタイルは、現代F1においても武器となる一方で、経験不足の段階ではリスクにもなり得る。

    若さゆえの課題とF1で求められる振る舞い
    一方でキエーザは、リンドブラッドのメンタリティについても率直に言及している。

    「彼は14歳のとき、チームメイトに負けた後で『なぜ彼にベストエンジンを渡したんだ』と言ってきた」

    「そういう考え方をしているとキャリアはうまくいかない。与えられたものでベストを尽くす必要がある」

    さらに、F1という舞台における振る舞いの重要性も指摘した。

    「彼はレッドブルにとって良い存在になるだろう。ただ時には発言する前に一呼吸置く必要がある。情熱的すぎて間違ったことを言うこともある」

    「F1に来たばかりの段階では、もっと政治的である必要がある。フェルスタッペンやハミルトンのようになれば好きに言えるが、それまでは違う。アービッドは政治家タイプではない」

    若さゆえの率直さと攻撃性、そして高い適応力とスピード。その両面を併せ持つリンドブラッドは、すでに“ハミルトン型”と評される資質を示し始めている。

  • アービッド・リンドブラッド 鈴鹿F1タイヤテストでクラッシュも無事復帰

    アービッド・リンドブラッド 鈴鹿F1タイヤテストでクラッシュも無事復帰

    アービッド・リンドブラッドは、鈴鹿で行われたF1タイヤテスト中、ウェットコンディション下でアクアプレーニングを起こしてクラッシュを喫したが、幸い本人にケガはなく、その後コースへ復帰した。

    F1ルーキーのアービッド・リンドブラッドは、水曜日に鈴鹿で行われたピレリのタイヤテストに参加中、第2デグナーでスタンディングウォーターに乗り、コントロールを失ってコースオフした。

    鈴鹿で撮影された写真では、フロントウイングを失ったレーシングブルズのマシンからリンドブラッドが歩いて離れる様子が確認された。事故の詳細は明らかになっていないが、画像から判断する限り軽微なクラッシュにとどまっており、ドライバーにケガはなかったとみられる。

    その後、リンドブラッドはテスト最終日の午後に再びコースへ復帰し、走行を続けることができた。

    このテストは先週末の日本グランプリ後に実施されており、レッドブルとレーシングブルズの両チームが参加している。アイザック・ハジャーがRB22をドライブし、リンドブラッドとリアム・ローソンがレーシングブルズのマシンを交代で担当した。


    リンドブラッドは先週日曜日の鈴鹿での決勝を14位で終えたが、セーフティカーのタイミングによって順位を落とす不運に見舞われた。それでも、このサーキットを走った経験がない中で予選Q3に進出するなど、18歳のルーキーとして印象的なパフォーマンスを示していた。

    「最初の1〜2周で8番手を走っていたと思うが、最初のスティントでマックス(フェルスタッペン)とエステバン(オコン)とのバトルにおいて、エネルギーやバッテリーの使い方でもっと上手くやれた部分があったと思う」

    「それで2ポジションを失って、その後はピットストップ前にいいリズムに乗っていた。ピットストップは少し遅くて、そこでアイザック(ハジャー)に1つポジションを奪われた。その後セーフティカーが出て、さらに3〜4ポジションを失った」

    「少し残念だが、それでも学ぶべきことはたくさんあるし、自分が改善すべき点も多い。そこに集中していくつもりだ」

    リンドブラッドはF1初年度の開幕3戦で4ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権で11位につけている。

  • アービッド・リンドブラッド F1日本GP予選10番手「頭を空にして全開でいった」

    アービッド・リンドブラッド F1日本GP予選10番手「頭を空にして全開でいった」

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は2026年F1日本GP予選で10番手に入り、鈴鹿でQ3進出を果たした。週末序盤はギアボックスの問題でフリー走行2回目の大半を走れず、フリー走行3回目でも十分な周回を重ねられなかったが、予選ではその不利をはね返した。

    ジュニア時代に鈴鹿を走った経験がないルーキーにとって、走行不足は大きな痛手だった。

    それでもリンドブラッドはQ2最後のアタックでマックス・フェルスタッペンを上回り、トップ10入りを実現。予選後には、自身の思い切ったアプローチとチームへの感謝を率直に語った。

    リンドブラッド「何も考えずに全開でいった」
    アービッド・リンドブラッドは、予選で10番手を獲得したあと、ここまでの週末は決して簡単ではなかったと振り返った。

    「正直に言うと、ここまでは簡単な週末じゃなかった。FP2はほとんど全部を逃したし、FP3もトラブルでかなりの時間を失った。だから、このセッションに入る時点ではかなり期待は低かった。Q1を突破できればという話をしていたくらいだった」とリンドブラッドはスカイスポーツF1に語った。

    「すごくうれしいし、僕が自信を持てるマシンを用意してくれたチームには本当に感謝している。走行距離を失った状態で、ルーキーがこういうコースに来るのは簡単じゃない」

    「ここは自信が求められるコースだから、たくさんの周回を逃しながら、それでもすぐ限界まで持っていけたのは、彼らのおかげという部分が大きい」

    「それに正直に言って、自分自身のこともすごく誇りに思っている。Q2で僕がやった仕事はかなり印象的だったと思う。あのラップは本当に楽しかった。1回目のランを終えたあと、完璧な仕事ができれば、ぎりぎりで通過できるかもしれないと分かっていた」

    「自分に言い聞かせたんだ。何も考えずに、うまくいくことを願って、全開でいこうって。こういうコースでマシンと一体になって走るのは、本当に高揚感があったし、すごく楽しかった」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 日本GP

    走行不足の週末でつかんだQ3進出
    今回の結果は、リンドブラッドにとって流れを取り戻す意味でも大きかった。デビュー戦のオーストラリアGPでは印象的な走りでポイントを獲得した一方、中国GPでは苦戦し、スピンもあって12位以上を狙えなかった。

    それだけに、鈴鹿でフェルスタッペンを11番手に押し下げる形でQ3進出を決めたことは、さらに価値のある内容となった。フェルスタッペンはその後、レッドブルが依然としてバランスの問題を解決できていないと認めており、そのなかでリンドブラッドは0.153秒差で上回った。

    「こういうセッションをテレビでたくさん見てきた。恐れずにただ1周をまとめて、すべてを懸けるチャンスを得ることを夢見ていた」とリンドブラッドはF1のメディアに語った。

    「ウォールに当たるなら当たるでいい。でも、すべてを完璧にできれば、Q3の可能性はあると分かっていた」

    Q3には課題も残した
    一方で、リンドブラッドはQ3の内容についてはまだ改善の余地があったことも認めた。トップ10に入れた満足感はありつつも、最後の走りを完璧にまとめられた感覚ではなかったという。

    「Q3ではもう少しうまくやれたと思う」とリンドブラッドはスカイスポーツF1に語った。

    「完璧には決めきれなかったと思う。少しうれしくなりすぎてしまって、もう少し集中している必要があった。でも結局のところ、まだ僕は3戦目なんだ。こういうことから学ぶことはたくさんある。ただ、Q3に入れたことがうれしかった。正直なところ、僕たちは完全にそこにいるべき位置ではないかもしれないから」

  • アービッド・リンドブラッド F1日本GP鈴鹿デビューへ「勇気が必要なコース」

    アービッド・リンドブラッド F1日本GP鈴鹿デビューへ「勇気が必要なコース」

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は、鈴鹿でのデビューに向けて準備を進めている。「特定のポイントでは勇気が必要なサーキットのひとつだ」と語った。

    2025年の鈴鹿では、レーシングブルズのラインアップはシーズン開幕からわずか2戦で変更された。リアム・ローソンは2025年にセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルに昇格した後、ファエンツァのチームへと戻され、そこでF1デビューを果たしていたアイザック・ハジャーのチームメイトとなった。

    一方、鈴鹿の観客は、2人のドライバーによる事実上の“交換”の形で、角田裕毅がレッドブルのステアリングを握る姿を見ることになった。

    現在、レッドブルとレーシングブルズはシーズン開幕時からの変更は行っていないが、2025年の日本GP時点のラインアップとは一致していない。ミルトンキーンズではアイザック・ハジャーが角田裕毅の後任として加入し、ファエンツァではローソンが新たなチームメイトとしてアービッド・リンドブラッドとコンビを組んでいる。2007年生まれのイギリス人であるリンドブラッドは、今季唯一のルーキーであり、オーストラリアでのデビュー戦では8位入賞を果たして周囲を驚かせた。そして今、これまで一度も走ったことのない鈴鹿での週末に臨もうとしている。

    リンドブラッドは、日本GP週末に向けて特別リバリーが施されたVCARB-03をドライブする予定であり、他に類を見ないレースを前にして次のように語った。

    「日本GPに向けて、すでにとても良いスタートを切ることができている。先週は東京に行って、レッドブル・スプリングエディションの缶にインスパイアされた特別リバリーを公開したし、レッドブル・トーキョードリフトのイベントにも参加した。本当にユニークなイベントで、日本の自動車文化を祝うもので、まるで映画の中にいるようだった」

    「ドリフトでは同乗する機会があって、本当に信じられない体験だったし、思っていた以上に怖かった。あれほどのスピードでタイトなコーナーを走るのは、自分なら慣れていると思っていたけど、実際はそうではなかった」

    「僕たちVCARBがクリエイターを支援していることのさらなる証でもあって、書道アーティストともコラボレーションした。今回のリバリーはこれまでで最も美しいもののひとつだと思うし、特にクロームレッドが気に入っている。数日後にトラック上でそれを見せるのが待ちきれない」

    「オーストラリアと中国はどちらもまったく異なるレースで、すべてが自分にとって新しい経験だった。だからこそ、今週の鈴鹿に向けて持ち込める多くの学びがある」

    「この象徴的なサーキットを初めて走るのがとても楽しみだ。とても速くて流れるようなトラックだし、きっと素晴らしいドライブになると思う」

    「特定のポイントでは勇気が必要になるサーキットのひとつだと思うし、それがとてもエキサイティングなんだ。僕たちが愛している、純粋なレーシングの感覚を与えてくれる」

    アービッド・リンドブラッド ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム F1 日本GP

  • アービッド・リンドブラッド F1中国GPスプリント「あんなスピンは経験がない」

    アービッド・リンドブラッド F1中国GPスプリント「あんなスピンは経験がない」

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は2026年F1中国GPスプリントの序盤でスピンを喫し、厳しいレースとなった。ターン11でマシンをスピンさせ、その後はデータ収集を続けたものの、最終的にはレース終盤にピットへ戻りリタイアとなった。

    リンドブラッドはフリー走行で十分な周回をこなせていなかったこともあり、スプリントはタイヤの挙動を確認するテストのような走行になったと振り返った。

    序盤にスピンがあったが、あの場面について説明してもらえる? その後のレース展開はどうだった?

    正直あまり言うことはない。残念ながら僕にとってはとても短いレースになってしまった。

    1周目は悪くなくて、いくつかポジションを上げて戦っていた。でもターン11でスピンしてしまった。ちょっと奇妙だった。人生であんなスピンをしたことはほとんどない。

    何が起きたのか、何が間違っていたのかを調べる必要がある。その後はP1で十分に走れていなかったし、ロングランもしていなかったから、僕にとってはほとんどテストセッションのような感じだった。

    明日のためにタイヤの感触を理解しようとしていた。そして最後は少し早めにピットへ戻ることになった。