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  • アイザック・ハジャー F1復帰を阻む手首骨折の負担 ロズベルグ「想像以上に過酷」

    アイザック・ハジャー F1復帰を阻む手首骨折の負担 ロズベルグ「想像以上に過酷」

    アイザック・ハジャーは、夏休み中のトレーニングで左手首を骨折して以来、レッドブル・レーシングのF1マシンに戻れていない。F1アゼルバイジャンGPでの復帰が期待されるなか、2016年F1王者のニコ・ロズベルグが、手首の負傷がF1ドライバーにとって特に厄介な理由を説明した。

    ハジャーは夏休み中に手首を負傷し、F1オランダGPを欠場。その後も復帰には至らず、イタリアGP、スペインGPと3戦連続で欠場した。

    レッドブルは「100%」を復帰の条件に
    スペインGPが行われたマドリンクで、レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、ハジャーの状態と本人の感覚を最優先していると説明した。

    「簡単な判断だった。彼は100%だと感じていなかった。それが我々が用いた唯一の基準だ。100%なのか? そこから先の判断は簡単だった」

    「我々は常に、100%健康な状態での復帰を最優先すると言ってきた。それに基づいて判断した」

    レッドブルは現在、ハジャーが次戦F1アゼルバイジャンGPに出場できるまで回復することを期待している。

    最終的な判断を下す前にはシミュレーターを使用し、F1マシンをドライブする際にかかる身体的な負荷に耐えられるかを確認する予定だ。

    現時点でバクーでの復帰は確定していない。市街地コースであるバクーはコース脇にウォールが迫り、ミスをした際の衝撃も考慮する必要がある。

    ロズベルグ「手首を負傷した状態でF1を運転するのは本当にひどい」
    ロズベルグは、ハジャーの復帰に時間がかかっている理由について、F1マシン特有の身体的な負荷を挙げた。

    比較対象となるのがランス・ストロールだ。ストロールは2023年、サイクリング中の事故で右手首を骨折したものの、わずか2週間後にはF1マシンに復帰した。

    ただし、ストロールは2025年にも手首の問題を抱え、詳しい内容は明らかにされなかったものの、再び手術を受けてスペインGPを欠場している。

    「手首を負傷した状態で運転するのは本当にひどい」とロズベルグは語った。

    「数年前にランス・ストロールがやってのけたのを見た。信じられないことだった。でも、ダウンフォースによる負荷などを考えると、本当に過酷なんだ。彼は痛みを乗り越えて走っていて、みんなが驚いていた」

    特に大きな問題になるのがブレーキングだという。ドライバーは減速時に大きな前後方向のGを受け、その力に対抗するためステアリングを強く支える必要がある。

    「そして、あまり考えないかもしれないけど、ブレーキングでは身体がシートベルトに対して前方へ押し出される」

    「そこでステアリングを使って身体を支えなければならない。そうしなければ身体が前へ行ってしまうし、当然ながらシートベルトだけに身体を預けたくはない」

    「だからステアリングにものすごく強い力をかけなければならない。でも、手首を骨折していたらそれはできない。痛みがあまりにも強すぎるからだ」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    バクー復帰はシミュレーターで最終判断
    F1スペインGPの週末にはハジャー本人もマドリンクを訪れていたが、負傷の回復状況について公の場ではコメントしなかった。レッドブルはメディアに対し、ハジャーの負傷について本人へ質問しないよう求めていた。

    一方、メキースは回復そのものに問題はなく、この種の負傷として通常の経過をたどっていると説明している。

    「アイザックの回復には何の問題もない。この種の負傷として、基本的には通常の回復期間だと理解している」

    「だから我々は同じアプローチを続ける。バクーに向けて状態を評価し、彼がどう感じているかを確認したうえでシミュレーターに乗せ、実際に近い負荷をかける」

    「100%に近いと感じられれば、挑戦する。まだ回復が完了していないと本人が感じるのであれば、我々はこれまでの方針を貫き、回復を最優先する」

    ハジャーにとって重要なのは、単に骨折箇所が回復することだけではない。強烈なブレーキングやステアリング操作を繰り返しても痛みなく走り切れる状態まで戻す必要がある。レッドブルはシミュレーターでその状態を確認したうえで、F1アゼルバイジャンGPでの復帰可否を決めることになる。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1は復帰を急がず「もう何も証明する必要はない」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1は復帰を急がず「もう何も証明する必要はない」

    レッドブル・レーシングは、左手首の負傷でF1を3戦連続欠場しているアイザック・ハジャーについて、復帰を急がせる考えがないことを改めて強調した。ローラン・メキース代表は「アイザックはもう我々に何も証明する必要はない」と語り、完全に回復するまで必要なだけ待つ姿勢を示した。

    ハジャーは次戦F1アゼルバイジャンGPでの復帰を目指しているが、出場できるかどうかはまだ決まっていない。

    レッドブルはバクー直前にシミュレーターで実際の走行に近い負荷をかけ、100%に近い状態まで回復していることを確認した場合にのみ復帰させる方針だ。

    「必要なだけ待つ」レッドブル
    ハジャーは夏休み中のトレーニングで左手首を負傷。その後、ザントフォールト、モンツァ、マドリンクで行われたF1スペインGPを欠場し、すでに3戦連続でレースから離れている。

    当初はより早い段階での復帰も視野に入っていたが、レッドブルは一貫して完全回復を最優先してきた。

    メキースは、1戦でも早くハジャーをマシンに戻すことより、長期的に100%の状態を取り戻すことの方が重要だと説明する。

    「早すぎる復帰によって、彼が長期的に100%の状態へ戻れる可能性を損なうことは避けたい」

    そして、ハジャーには復帰を急いで自身の実力を示す必要もないと強調した。

    「アイザックはもう我々に何も証明する必要はない。必要なだけ待つつもりだ」

    ハジャーは負傷前からレッドブルでパフォーマンスを示しており、チームとしては無理に復帰させて左手首の状態を悪化させるリスクを冒す理由はない。

    バクー復帰はシミュレーターで判断
    次の焦点となるのがF1アゼルバイジャンGPだ。

    レッドブルはバクーに向けてハジャーの状態を改めて評価する予定であり、その重要な判断材料となるのがシミュレーター走行だ。

    「状況を評価する。彼をシミュレーターに乗せて、実際の負荷をかける。そこで100%に近い状態だと感じられれば、彼がドライブする」

    シミュレーターでは、単に手首の痛みがなくなっているかだけではなく、実際にF1マシンをドライブする際に近い負荷をかけた状態で問題が生じないかを確認する。

    そこで十分な回復が確認できなければ、アゼルバイジャンGPへの復帰も見送る。

    「まだ完全に回復していないと判断した場合には、これまでと同じように回復を最優先する」

    ハジャーがバクーを欠場すれば、ザントフォールトから4戦連続でグランプリを欠場することになる。それでもレッドブルは、欠場レース数を理由に復帰時期を前倒しする考えはない。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    回復は「予定通り」 腱損傷の噂も
    一方、欠場が長期化していることで、ハジャーの負傷が当初考えられていた以上に深刻なのではないかとの見方も出ている。

    パドックでは、当初伝えられた骨折に加えて腱にも損傷がある可能性が取り沙汰されている。ただし、これは未確認の情報であり、レッドブルやハジャー本人は腱の損傷を公式には発表していない。

    メキースはハジャーの回復について、想定された経過から遅れているわけではないと説明している。

    「アイザックの回復は予定通りに進んでいる」

    「彼が負っている怪我としては通常の回復期間だ。我々はこれまでと同じアプローチを続けていく」

    つまり、レッドブル側の説明では、3戦にわたる欠場は回復が想定外に遅れているからではなく、完全な状態になるまで復帰させないという方針によるものだ。

    ローソンもバクー直前まで待機
    ハジャーの復帰を急がない方針は、代役を務めているリアム・ローソンにも影響している。

    ハジャーの欠場中、ローソンはレッドブルでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務め、その間は角田裕毅がレーシングブルズに復帰している。

    ローソンによれば、アゼルバイジャンGPについても、自身がレッドブルとレーシングブルズのどちらをドライブするのか直前まで決まらない可能性がある。

    「バクーについても、おそらく水曜日か木曜日くらいになって決まる可能性がある」

    ハジャーが復帰すればローソンはレーシングブルズへ戻ることになる。一方、ハジャーの復帰が見送られれば、ローソンがレッドブルをドライブし、角田がレーシングブルズに残る現在の布陣が継続される可能性がある。

    ローソンにとっては準備の難しい状況が続くことになるが、レッドブルが判断を早めるつもりはない。ハジャー自身の回復状態を最優先し、バクー直前まで使える時間を最大限に使う。

    ハジャーがアゼルバイジャンGPで復帰するのか、それとも4戦連続で欠場するのか。最終判断は直前まで持ち越されるが、レッドブルの基準は明確だ。すでに「何も証明する必要はない」と評価しているハジャーだけに、100%に近い状態でなければ必要なだけ待つことになる。

  • レッドブルF1 アイザック・ハジャー負傷の“秘密”を否定「隠していることはない」

    レッドブルF1 アイザック・ハジャー負傷の“秘密”を否定「隠していることはない」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、左手首の負傷でF1を3戦連続欠場しているアイザック・ハジャーについて、チームが負傷の詳細を「隠している」との見方を否定した。

    パドックでは骨折に加えて「腱を断裂している可能性がある」との噂も浮上しているが、メキースは回復は予定通り進んでいると説明している。

    ハジャーは夏休み中、ボクシングを取り入れたトレーニング中に左手首を負傷。当初はF1イタリアGPでの復帰も視野に入れていたが、シミュレーターで状態を確認した結果、復帰は見送られた。その後のF1スペインGPも欠場し、ザントフォールトから3戦連続でグランプリを欠場している。

    「腱断裂」の噂にメキースが回答
    ハジャーの復帰が当初の見通しより長引いているなか、パドックでは骨折以外にも問題を抱えているのではないかとの憶測が広がっている。

    Motorsport.comイタリア版のジャーナリストであるベアトリーチェ・フランジョーネは、パドックでハジャーが「腱断裂」の問題を抱えているとの噂が出ていると伝えていた。

    「パドックでは腱断裂の問題があるという噂が出ている。このタイプの負傷がある場合、回復には当然ながら予想よりもかなり長い時間がかかる」

    ただし、これはあくまでパドックで流れている未確認情報であり、レッドブルもハジャー本人も腱の損傷について公式には発表していない。

    そうしたなか、メキースはSky Sports Germanyの取材に対し、チームがハジャーの負傷について何らかの情報を伏せているとの見方を明確に否定した。

    「何かを隠しているということではない。我々は単純に使える時間を使っているだけだ」

    「彼の回復は予定通り進んでいる。このような負傷では時間がかかる」

    レッドブル側の説明では、ハジャーの復帰が遅れているのは新たな問題が判明したからではなく、完全回復のために可能な限り時間を与えているためということになる。

    バクー直前に「最終検査」
    次の復帰候補はF1アゼルバイジャンGPとなる。メキースによれば、ハジャーはバクーのレースウイーク直前に最終的な検査を受ける予定だ。

    「バクーの前の週に最終検査を行い、そこでどうするかを判断する」

    さらに、スペインGP終了後にもメキースは、次戦までの2週間を最大限に使ってハジャーの状態を確認すると説明している。

    「次のレースまでは2週間あるので、時間を使う。バクーのレース、そしてバクーの週末のできるだけ直前にアイザックの状態をもう一度評価する」

    その判断材料のひとつとなるのがシミュレーターだ。

    「シミュレーターに乗せて、そこから判断する。ただし、考え方は変わらない。彼が100%の状態で復帰できるかどうか、それだけだ。完全に回復することが我々の最優先事項であり、その方針を貫く」

    ハジャーはイタリアGPを前にした段階でもシミュレーターで状態を確認したが、最終的にモンツァでの復帰は見送られた。今回も同様に、実際にF1マシンをドライブする際の負荷に左手首が耐えられるかどうかが重要な判断材料となる。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    ローソンは代役としてスペインGP6位
    ハジャーの欠場中、レッドブル・レーシングではリアム・ローソンがマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務め、その空いたレーシングブルズのシートには角田裕毅が復帰している。

    ローソンはレッドブル復帰戦となったオランダGPで7位に入り、同チームで初ポイントを獲得。イタリアGPではオープニングラップのダメージに苦しんだが、初開催となったマドリンクでのF1スペインGPでは6位に入った。

    メキースはローソンのスペインGPでのパフォーマンスについて高く評価している。

    「まず、リアムはいい仕事をした。6位はいいポイントだ。トップ4チームのグループと戦っていた。それこそ我々が彼に求めていることだ」

    「予選もよかったし、決勝もよかった。そこには満足している」

    ただし、ローソンの結果によってハジャーの復帰時期を調整するわけではない。レッドブルが示している判断基準は、あくまでハジャー自身が100%の状態まで回復しているかどうかだ。

    角田裕毅のバクー出場にも影響
    ハジャーの復帰判断は、角田裕毅のF1アゼルバイジャンGP出場にも直接関係する。

    ハジャーがバクーまでに100%の状態へ戻ればレッドブルのシートに復帰することになるが、復帰が見送られれば、ローソンが引き続きレッドブルでフェルスタッペンのチームメイトを務め、角田がアービッド・リンドブラッドとともにレーシングブルズを走らせる現在の布陣が継続される可能性がある。

    現時点でアゼルバイジャンGPのドライバーラインナップは正式発表されていない。だが、ローソンは代役としてすでに3戦を経験し、角田もレーシングブルズで実戦を重ねているため、レッドブルにはハジャーの復帰を急ぐ必要がない。

    腱断裂については依然として未確認の噂にすぎない。それでも、ハジャーの欠場が3戦まで延びたことで負傷の程度を巡る憶測が広がっているのは事実だ。

    これに対してメキースは「隠していることはない」と明言し、回復は予定通りだと強調した。次の焦点はバクー直前に予定される最終検査とシミュレーター走行。そこでハジャーが「100%」と判断されるかどうかが、本人のF1復帰だけでなく、ローソンと角田裕毅を含むレッドブル陣営のアゼルバイジャンGPの布陣を決めることになる。

  • アイザック・ハジャー 手首負傷に「腱断裂」の噂 F1復帰さらに遅れる可能性

    アイザック・ハジャー 手首負傷に「腱断裂」の噂 F1復帰さらに遅れる可能性

    アイザック・ハジャーのF1復帰時期をめぐり、新たな懸念材料が浮上している。夏休み中のトレーニングで左手首を負傷して欠場が続いているハジャーについて、パドックでは骨折に加えて「腱を断裂している可能性がある」との噂が流れているという。

    レッドブル・レーシングはハジャーの回復が順調に進んでいるとしているものの、具体的な復帰時期は明らかにしていない。腱の負傷についてもチームから公式な発表はなく、現段階ではあくまで未確認情報だ。

    ただし、事実であれば当初考えられていた以上に復帰まで時間を要し、次戦F1アゼルバイジャンGPでも現在のドライバー体制が継続される可能性が出てくる。

    ハジャーの左手首に「腱断裂」の噂
    ハジャーは夏休み中、ボクシングを取り入れたトレーニング中に左手首を負傷した。その影響でザントフォールトとF1イタリアGPを欠場し、初開催となったマドリンクでのF1スペインGPにも出場できなかった。

    ハジャーに代わってレッドブル・レーシングではリアム・ローソンが引き続きマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務め、それに伴い角田裕毅がレーシングブルズのレースシートに復帰している。

    ハジャーの負傷について、Motorsport.comイタリア版のジャーナリストであるベアトリーチェ・フランジョーネは、パドックで骨折以外の問題が取り沙汰されていることを明かした。

    「パドックでは腱断裂の問題があるという噂が出ている。このタイプの負傷がある場合、回復には当然ながら予想よりもかなり長い時間がかかる」

    「もちろん、彼ができるだけ早くマックスの隣のシートに戻ってくることを願っている」

    現時点でレッドブルやハジャー本人から腱断裂についての発表はなく、フランジョーネも「パドックの噂」として紹介している。そのため、ハジャーが実際に腱を損傷していると断定できる情報ではない。

    モンツァ復帰計画からすでに延期
    ハジャーは当初、F1イタリアGPでの復帰を視野に入れていた。しかし、モンツァを前にシミュレーターで走行した段階で、まだレース復帰には時間が必要だと判断された。

    その結果、モンツァでの復帰は見送られ、さらに翌戦のF1スペインGPについても欠場が決定。これでハジャーは3戦連続でグランプリを欠場することになった。

    レッドブルはスペインGPを前に発表した声明で、ハジャーについて「回復は引き続き順調に進んでいる」と説明。また「非常に近いうちに」F1マシンのステアリングを再び握るとしているが、具体的な復帰戦については明言していない。

    チーム代表のローラン・メキースも、ハジャーを中途半端な状態で復帰させる考えがないことを強調している。

    「彼が100%の状態になるまで復帰させることはない」

    アゼルバイジャンGP復帰もまだ不透明
    次戦はバクー市街地サーキットで開催されるF1アゼルバイジャンGPだ。ハジャーにとって次の復帰候補となるが、現時点で出場できるかどうかは確定していない。

    バクーは長いストレートを持つ一方、コースの大部分でウォールがすぐ近くに迫る高速市街地サーキットでもある。クラッシュやウォールとの接触によってステアリングに強い衝撃が加われば、回復途中の左手首を再び痛めるリスクがある。

    さらにその後に控えるシンガポールGPもウォールに囲まれた市街地レースだ。仮に腱にも問題を抱えているのであれば、単純に痛みがなくなっただけではなく、F1マシンを限界で操るために必要な強度や可動性まで完全に取り戻しているかが復帰判断の重要なポイントになる。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    角田裕毅のアゼルバイジャンGP出場にもつながる可能性
    ハジャーの復帰時期は、ローソンだけでなく角田裕毅の今後にも直接関係してくる。

    ハジャーの欠場を受け、レッドブルはローソンをレッドブル・レーシングに昇格させ、その空いたレーシングブルズのシートにリザーブドライバーの角田裕毅を起用してきた。ザントフォールト、モンツァ、マドリンクと同じ体制が3戦にわたって続いている。

    ハジャーがアゼルバイジャンGPまでに100%の状態に戻れなければ、レッドブルがローソンを引き続きフェルスタッペンのチームメイトとして起用し、角田がアービッド・リンドブラッドとともにレーシングブルズを走らせる現在の布陣を継続することも選択肢となる。

    もちろん、アゼルバイジャンGPのドライバーラインナップについて正式な発表はなく、すべてはハジャーの回復状況次第となる。

    ただ、レッドブルにとってはローソンが代役としてすでに3戦を経験し、レーシングブルズでも角田がすぐに実戦へ対応できる体制が整っている。ハジャーを完全回復前に急いで復帰させる必要性は低い。

    左手首に骨折以外の腱損傷があるとの情報は、現時点ではパドックで流れている未確認の噂にすぎない。一方で、当初期待されていたモンツァでの復帰がスペインGPまで先送りされ、次戦バクーへの出場もまだ確定していない。

    ハジャーの回復がさらに長引くことになれば、ローソンのレッドブル・レーシングでの代役参戦とともに、角田裕毅がF1アゼルバイジャンGPでもレーシングブルズのステアリングを握る可能性が浮上することになる。

  • アイザック・ハジャー F1復帰はバクーで再評価 メキース「回復は予定通り」

    アイザック・ハジャー F1復帰はバクーで再評価 メキース「回復は予定通り」

    アイザック・ハジャーは、左手首の負傷により2026年F1スペインGPも欠場する。レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、ハジャーの回復は予定通り進んでいると説明し、次戦アゼルバイジャンGPに向けて改めて状態を評価する方針を明らかにした。

    ハジャーはマドリードのパドックを訪れているものの、現在も左手首から前腕にかけて装具を着用している。

    レッドブルは復帰の条件を「100%の状態」としており、初開催のマドリンクで無理に復帰させることは避けた。

    ハジャーはまだ「100%ではない」
    ハジャーは夏休み終盤、トレーニングでボクシングを行っていた際に左手首を負傷。F1オランダGPを欠場すると、その後のイタリアGPにも出場できず、今回のスペインGPで3戦連続の欠場となった。

    イタリアGPではサーキットを訪れなかったハジャーだが、今回はマドリードのパドックに姿を見せている。ただし、左手首には現在も前腕の大部分を覆う装具を着けており、レッドブルはメディア対応も行わせていない。

    メキースは、スペインGPを欠場させるというチーム側の判断自体は難しいものではなかったと説明した。

    「簡単な決断だった。彼はまだ100%だと感じていない。それが我々が使っている唯一の基準だ。『100%なのか?』ということだ」

    一方、ハジャー本人にとって欠場を受け入れることは簡単ではなかったという。特に今回はF1初開催となるマドリンクだけに、新しいサーキットを走る機会を逃すことになった。

    「ただ、彼にとっては簡単な決断ではなかった。もちろん、彼はマドリンクを経験したかったからだ」

    「我々は常に、彼自身が100%だと感じられる状態での復帰を最優先すると言ってきた。体調が万全ではない状態でこのようなサーキットを走らせ、完全な回復を遅らせる可能性を冒すことに意味はない」

    次戦バクーを前に再評価
    レッドブルにとって幸いなのは、スペインGPから次戦アゼルバイジャンGPまで、ハジャーの回復に充てられる時間が確保されていることだ。

    メキースは、現時点でハジャーの回復過程に問題が生じているわけではないと強調。バクーに向けて状態を再評価するとともに、シミュレーターでの走行も予定している。

    「それが今回我々が下した判断だ。バクーまではもう少し時間があるし、率直に言って彼の回復に何か問題があるわけではない。回復は予定通り進んでいる」

    「こうした負傷には時間がかかる場合がある。我々は必要な時間をかけ、バクーの前に彼の状態を評価し、シミュレーターでも走らせる」

    したがって、現時点でアゼルバイジャンGPでの復帰が確定したわけではない。ハジャーが100%の状態に戻ったと判断できるかどうかが、バクーでF1マシンに復帰するための条件となる。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    代役ローソンをメキースが評価
    ハジャーの欠場中、レッドブルではリアム・ローソンが代役を務めている。ローソンがレーシングブルズから移ったことで、空いたシートには角田裕毅が復帰した。

    ローソンにとってレッドブルでのF1参戦は今回が初めてではない。2025年には開幕から2戦に出場したものの、その後レーシングブルズへ戻され、角田裕毅と交代していた。

    今回はオランダGPからレッドブルに復帰し、すでに複数のレースを経験している。メキースは、ローソンがこれまで与えられた状況のなかで良い仕事をしていると評価した。

    「リアムはいい仕事をしている。ザントフォールトでは7位に入り、獲得できるポイントをすべて獲得した」

    イタリアGPでは14位に終わったものの、レース序盤にニコ・ヒュルケンベルグと接触してフロントウイングを損傷。交換のために余分なピットストップを強いられたことが結果に響いた。

    メキースによれば、純粋なレースペースではもっと上位を狙える内容だったという。

    「モンツァで我々が分析したレースペースは、実際にはかなり良かった。6位か7位、少なくとも7位でフィニッシュできるだけのペースがあった。ただ、フロントウイングを接触で傷め、追加のピットストップが必要になった。それは仕方がない」

    「ここまではいい仕事をしていると思う。マシンを乗り換えるのは決して簡単ではない。だから今週末がどうなるか見てみよう」

    ハジャーの復帰時期についてレッドブルは具体的な期限を設けず、あくまで完全回復を優先している。次戦バクーを前に行われる評価が、3戦連続でF1を欠場しているハジャーの復帰を判断する次の重要なポイントとなる。

  • アイザック・ハジャー F1スペインGP欠場が正式決定「まだ復帰できる状態ではない」

    アイザック・ハジャー F1スペインGP欠場が正式決定「まだ復帰できる状態ではない」

    アイザック・ハジャーが、2026年F1第14戦スペインGPを欠場することが正式に決定した。レッドブル・レーシングは、負傷からの回復は順調に進んでいるものの、ハジャーはまだF1マシンのコックピットに戻れる状態ではないと発表した。

    ハジャーの代役は引き続きリアム・ローソンが務め、今週末にマドリードで開催されるスペインGPでもマックス・フェルスタッペンとコンビを組む。ハジャー自身もマドリードを訪れ、チームに帯同する予定となっている。

    ハジャーは夏休み中のトレーニングで左手首を負傷し、オランダGPとイタリアGPを欠場。ローソンがレッドブル・レーシングで代役を務め、それに伴って角田裕毅がレーシングブルズのレースシートに復帰している。スペインGPでもこの体制が継続されることになった。

    ハジャーのスペインGP欠場をレッドブルが正式発表
    レッドブル・レーシングはスペインGPを前にドライバーラインナップについて「ザントフォールトとモンツァでチームのためにレースをしたリアムは、今週末マドリードで開催されるスペインGPでも、引き続きマックスとともに走る」と発表した。

    ハジャーについては、回復そのものは順調に進んでいると説明する一方、実戦復帰にはまだ時間が必要だと判断した。

    「この決定は、アイザックの回復が順調に進んでいる一方で、まだコックピットに戻れる状態ではないことを受けて下された。アイザックはマドリードを訪れ、チームをサポートする」

    「オラクル・レッドブル・レーシングの全員が、アイザックが近いうちに再びステアリングを握ることを楽しみにしている」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) スペイングランプリ

    リアム・ローソンが3戦連続で代役
    ハジャーの欠場により、ローソンはオランダGP、イタリアGPに続いて3戦連続でレッドブル・レーシングから出場することになった。

    また、ローソンがレッドブル・レーシングで代役を継続することに伴い、レーシングブルズでは角田裕毅が引き続きレースシートを担当する。レーシングブルズも「裕毅は今週末のマドリードでも引き続きチームから出場する」と正式に発表した。

    F1公式も、スペインGPではローソンと角田裕毅がそれぞれレッドブル・レーシングとレーシングブルズから引き続き出場すると発表している。

    ハジャーの具体的な復帰戦については明らかにされていない。ただし、スペインGPにはチームとともに参加する予定で、レッドブルも「近いうち」の復帰を期待している。まずはマドリードでチームをサポートしながら、F1復帰に向けて回復を続けることになる。

  • アイザック・ハジャー F1スペインGPも欠場か レッドブル代表「復帰は難しい」

    アイザック・ハジャー F1スペインGPも欠場か レッドブル代表「復帰は難しい」

    アイザック・ハジャーのF1復帰は、次戦スペインGPでも見送られる可能性が高まっている。レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表は、9月11~13日にマドリードで開催されるスペインGPについて、ハジャーの復帰目標とするには「おそらく難しい」との見通しを示した。

    夏休み中のトレーニングで左手首を骨折したハジャーは、オランダGPに続いて今週末のイタリアGPも欠場。

    レッドブルはリアム・ローソンを代役に起用し、レーシングブルズでは角田裕毅がローソンの代わりを務めている。メキースは復帰時期を急がず、医師の判断と本人の感覚を最優先すると強調した。

    メキース「マドリードを目標にするのは難しい」
    ハジャーは夏休み中、通常のトレーニングの一環として行っていたボクシングで手首を負傷した。当初から復帰時期は回復状況次第とされていたが、モンツァでメキースが示した見通しは慎重なものだった。

    「アイザックは大丈夫だ。今は運転できないから、もちろん本人が満足しているとは言えない。満足していないからね」

    「ただ、絶対的な最優先事項は彼の回復だ。リスクを冒す理由は何もない。彼はここまで素晴らしいシーズンを送っているし、まだとても若い。マシンに乗るたびに成長している。だからこそ、100%の状態になってから戻ることが重要だ」

    メキースは、復帰日を先に決めてそこへ回復を合わせるのではなく、必要なだけ時間を与える方針を明確にした。

    「必要なだけ時間をかける。本人の感覚と医師の助言を信頼し、必要な時間を与えるつもりだ。きっと近いうちに、このことを笑って振り返れるようになると思う」

    スペインGPまで1週間 復帰を急がせないレッドブル
    次戦スペインGPは9月11~13日にマドリードで開催される。イタリアGPからの間隔は短く、ハジャーが実戦復帰に必要な状態まで回復するための時間は限られている。

    メキースも、この日程を踏まえるとマドリードでの復帰は現実的に厳しいとの認識を示した。

    「マドリードまではあと数日しかないので、それは難しい。彼の状態をもう一度評価するが、マドリードを目標にするのはおそらく難しいだろう」

    「ただ、我々は1レースずつ考えているし、彼と一緒により合理的な形で状況を見ている。繰り返しになるが、判断に影響する最優先事項は、彼が100%の状態で、将来に対するリスクがゼロの状態で復帰できると確信することだ」

    現段階でスペインGP欠場が正式決定されたわけではない。レッドブルは今後あらためてハジャーの状態を評価したうえで最終判断を下すことになる。

    ローラン・メキース(レッドブル・レーシング)

    ハジャー欠場ならローソン続投 角田裕毅もレーシングブルズへ
    ハジャーがスペインGPに間に合わなかった場合、現在のドライバー体制が継続される見込みだ。ローソンがレッドブルでハジャーの代役を務め、レーシングブルズでは角田裕毅がローソンに代わって出場する。

    ハジャーの欠場はオランダGPから続いており、スペインGPも欠場すれば3戦連続となる。ただし、レッドブルは短期的なレース出場よりも、21歳のハジャーの今後を優先する姿勢を崩していない。

    ハジャー自身も負傷からの復帰について、MotoGPで数々の怪我を経験してきた7度の最高峰クラス王者マルク・マルケスから助言を受けている。マルケスは、復帰を急ぐことで負傷を悪化させないようハジャーに忠告したという。

    マドリードを逃せば次の目標はアゼルバイジャンGP
    スペインGPへの出場が難しい場合、次の現実的な復帰候補は9月24~26日のアゼルバイジャンGPとなる。マドリードを欠場すれば、ハジャーにはバクーまで約3週間の回復期間が確保される。

    アゼルバイジャンGPからは、2026年F1シーズン終盤に予定されている3回のトリプルヘッダーが始まる。過密日程に入ってから再び状態を悪化させれば影響はさらに大きくなるだけに、レッドブルが完全回復を条件としている意味は大きい。

    ハジャーにとっては一刻も早くマシンへ戻りたい状況だが、レッドブルの判断基準は明確だ。マドリードへの出場そのものではなく、「100%の状態」と「将来へのリスクがゼロ」であること。スペインGP出場の可能性を残しながらも、現状ではバクーまで復帰がずれ込むシナリオも現実味を帯びている。

  • アイザック・ハジャー F1スペインGPも欠場の見通し バクーで復帰を目標

    アイザック・ハジャー F1スペインGPも欠場の見通し バクーで復帰を目標

    レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーは、左手首の負傷により、モンツァに続いてマドリードで開催されるF1スペインGPも欠場する見通しだという。フランス紙『L’Équipe』が報じている。

    ハジャーはオランダGPを欠場し、今週末のイタリアGPも出場を断念。回復状況を確認しながら復帰を目指しているものの、次戦スペインGPへの出場も難しいとみられており、レッドブルとハジャー陣営は9月24~26日にバクーで行われるアゼルバイジャンGPでの復帰を目標としている。

    シミュレーターで復帰の可能性を確認
    ハジャーは夏休み中に左手首を負傷し、8月のオランダGPを欠場した。レッドブルは代役としてリアム・ローソンを起用し、ローソンはマックス・フェルスタッペンとともにレッドブルからレースに出場した。

    当初、ハジャーはイタリアGPでの復帰を目指していた。『L’Équipe』によると、ハジャーは今週、レッドブルの本拠地であるミルトンキーンズでシミュレーターを走らせ、負傷した手首がF1マシンをドライブする負荷に耐えられるかを確認した。

    しかし、イタリアGPへの出場許可を得られる状態には至らず、レッドブルは2戦連続でローソンを代役として起用することを決定した。

    レッドブルはハジャーの状態について「チームは彼の回復を注意深く見守っており、レース復帰に関して不必要なリスクを冒すことはない」と説明している。

    マドリードでのスペインGPも欠場濃厚
    さらにハジャーの離脱は、モンツァだけでは終わらない可能性が高まっている。

    『L’Équipe』の報道を引用したSport365によると、ハジャーは9月11~13日にマドリードで開催されるF1スペインGPも欠場する見通しだという。

    イタリアGPとスペインGPは2週連続で開催されるため、モンツァでレースを戦える状態まで回復していないハジャーにとって、わずか数日後に始まるマドリードでの週末も復帰には早すぎると判断される可能性が高い。

    現時点でレッドブルからスペインGP欠場について正式発表はなく、最終的な判断は今後の回復状況次第となる。ただし、チーム側が復帰を急がせない方針を明確にしていることから、ハジャーがマドリードを欠場する可能性は高いとみられている。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    バクーでの復帰が現実的な目標に
    次の復帰候補となるのが、9月24~26日に開催されるF1アゼルバイジャンGPだ。

    スペインGPからアゼルバイジャンGPまでは約2週間の間隔があり、ハジャーにとって手首の回復をさらに進める時間を確保できる。『L’Équipe』の報道では、レッドブルとハジャー陣営はバクーでの復帰を目標としているとされる。

    ハジャーがスペインGPも欠場すれば、オランダ、イタリア、スペインと3戦連続の欠場になる。

    その場合、レッドブルのドライバー編成にも影響が続くことになる。イタリアGPではローソンがハジャーに代わってレッドブルをドライブし、それに伴って角田裕毅がレーシングブルズで2戦連続のF1出場を果たす。

    スペインGPでも同じ体制が継続されるかについては現時点で発表されていないが、ハジャーの欠場が正式に決まれば、レッドブルは再び代役ドライバーを決定する必要がある。

    ハジャーの回復は進んでいるとされるものの、F1マシンをレース距離にわたって操るには手首への大きな負荷が避けられない。レッドブルは将来を担う若手ドライバーの復帰を急がせる考えはなく、現状ではバクーが現実的な復帰目標になりつつある。

    なお、ハジャーは負傷による欠場が続くなか、欧州宇宙機関(ESA)のフランス人宇宙飛行士ソフィー・アデノと国際宇宙ステーション(ISS)を結んだ特別対談にも参加。地上約400kmを周回するISSと交信し、F1と宇宙飛行という異なる世界におけるパフォーマンスや科学、幼少期からの夢について語り合った。

  • アイザック・ハジャー F1イタリアGP欠場が決定 手首の痛み続き復帰を断念

    アイザック・ハジャー F1イタリアGP欠場が決定 手首の痛み続き復帰を断念

    アイザック・ハジャーが、今週末にモンツァで開催される2026年F1第13戦イタリアGPを欠場することになった。夏休み中に負傷した手首の痛みが依然として残っており、オランダGPに続いて2戦連続の欠場となる。

    RacingNews365が報じたところによると、ハジャーはイタリアGPでの復帰を目指していたものの、負傷した手首の状態はレースに出場できる段階まで回復していないという。

    レッドブル・レーシングは長期的な健康を優先し、モンツァでも無理に復帰させない判断を下した。

    ハジャーの手首に痛み残る イタリアGP復帰を断念
    21歳のハジャーはF1のサマーブレイク中、トレーニング中のアクシデントで手首を負傷した。この影響で前戦オランダGPを欠場し、代役としてリアム・ローソンがレッドブル・レーシングのRB22をドライブした。

    ハジャー自身はオランダGPの週末にザントフォールトのパドックを訪れており、前腕には保護用のスリーブを装着していた。そこから2週間後のイタリアGPでの復帰に期待が集まっていたが、「スピードの神殿」と呼ばれるモンツァでの一戦は、ハジャーにとってまだ早すぎることになった。

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、ハジャーの負傷が明らかになった当初から、将来的な健康を犠牲にしてまで復帰を急がせる必要はないとの姿勢を示してきた。

    レッドブルとレーシングブルズには代役を務められるドライバーがそろっており、無理にハジャーを復帰させる必要がないことも判断を後押ししたとみられる。

    ローソンと角田裕毅がイタリアGPでも代役続行
    ハジャーが欠場したオランダGPでは、ローソンがレッドブル・レーシングに移り、マックス・フェルスタッペンとともにRB22をドライブ。決勝では7位に入り、6ポイントを獲得した。

    そのローソンのレーシングブルズでのシートには角田裕毅が入り、F1復帰を果たした。角田裕毅は決勝で11位となり、ポイント獲得にはわずかに届かなかったものの、チームメイトのアービッド・リンドブラッドを上回ってフィニッシュした。

    両者がそれぞれの代役として安定したパフォーマンスを見せたことから、イタリアGPでも同じドライバー編成が維持される。

    つまりレッドブル・レーシングはフェルスタッペンとローソン、レーシングブルズは角田裕毅とリンドブラッドという組み合わせでモンツァに臨むことになる。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) イタリアグランプリ

    復帰を急がせないレッドブル 長期的な回復を最優先
    今回の決定で重要なのは、ハジャーの状態が深刻化したというより、レッドブル側が復帰にリスクを取らない方針を貫いている点だ。

    F1マシンのステアリング操作では手首や前腕に大きな負荷がかかる。特にモンツァでは高速域からの強いブレーキングが繰り返されるため、十分に回復していない状態での出場は負傷を悪化させるリスクにつながる。

    さらに、オランダGPでローソンと角田裕毅がそれぞれ代役として一定の結果を残したことで、チームにはハジャーの復帰を急がせる理由がない。

    ハジャーにとっては2戦連続の欠場となるが、レッドブル・レーシングとしては目先の1戦よりも、その後のシーズンを万全の状態で戦えることを優先した形だ。

    イタリアGPでは再びローソンがレッドブル・レーシング、角田裕毅がレーシングブルズをドライブする。ハジャーの復帰時期については、手首の回復状況を見ながら改めて判断されることになる。

  • レッドブルF1 アイザック・ハジャーと2027年契約延長へ メキース体制で方針転換

    レッドブルF1 アイザック・ハジャーと2027年契約延長へ メキース体制で方針転換

    レッドブル・レーシングは、アイザック・ハジャーとの契約を延長し、2027年もチームに残留させる方針だと報じられた。2026年のF1でマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めるハジャーのパフォーマンスを、チームは高く評価しているという。

    その背景には、ローラン・メキース代表の下で進むレッドブルのドライバー運営の変化もあるとされる。

    従来のように一人のドライバーを明確に中心へ据えるアプローチから距離を置き、2台をより近い立場で戦わせる方向へチームが変化しているとの報道もあり、ハジャーの契約延長はその新たな方針を象徴する動きとなる可能性がある。

    レッドブルがハジャーとの契約延長へ
    ドイツの『Auto Motor und Sport』によると、レッドブルは21歳のハジャーが今季ここまで見せてきたパフォーマンスに満足しており、現在ではミルトンキーンズとザルツブルクの組織にとって重要な存在とみなしている。

    ハジャーの契約は年ごとに見直される形になっているとされるが、レッドブルは2027年に向けて契約を延長する意向だという。

    フェルスタッペンはすでに2030年末までレッドブルとの契約を延長している一方、2027年のもうひとつのシートについては正式発表されていない。ハジャーとの契約延長が決まれば、レッドブルは早い段階で来季のドライバーラインナップを固めることになる。

    フェルスタッペンの隣で評価を高めたハジャー
    レッドブルにとって、フェルスタッペンのチームメイト選びは長年にわたる課題となってきた。

    ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、リアム・ローソン、角田裕毅らがその役割を経験してきたが、フェルスタッペンの隣で長期的にポジションを確立することは容易ではなかった。セルジオ・ペレスは比較的長くその座を務めたものの、レッドブルは安定して結果を残せるセカンドドライバーを求め続けてきた。

    そのなかで2026年にレッドブルへ加入したハジャーは、シーズン序盤から安定したパフォーマンスを披露。夏休み前には7戦連続でトップ6フィニッシュを記録するなど、フェルスタッペンのチームメイトとして存在感を示した。

    今季ここまでドライバーズランキング8位につけており、モナコGPでは表彰台圏内でフィニッシュ。アルピーヌによるピエール・ガスリーをめぐるレース後の異議申し立てによって最終的に表彰台を失ったものの、その走りはレッドブル内部で高く評価されている。

    メキース体制で変わるレッドブルのドライバー運営
    ハジャーの評価上昇と並行して、レッドブルのドライバーに対する考え方そのものにも変化が生じていると報じられている。

    ローラン・メキース代表は、従来のように一人のドライバーを明確に優先するアプローチを軟化させ、2台をより近い立場で戦わせる方向へチームを動かしているという。

    もちろん、4度のF1ワールドチャンピオンであり、2030年までの長期契約を結んだフェルスタッペンがレッドブルの中心的存在であることに変わりはない。

    一方で、セカンドカーを単なる補完的な存在として扱うのではなく、2人のドライバーがともにポイントを獲得できる環境を整えることは、コンストラクターズ選手権を戦ううえでも重要になる。

    メキース自身も夏休み前、ハジャーの存在についてこう語っていた。

    「かなり長い間いなかった強力なセカンドドライバーがいるというのは良いニュースだ」

    「アイザックは安定して結果を出しているし、チームやマックスから多くのことを学んでいる。我々の2台が少し近づいていることは、マックスにとっても良いニュースだ」

    この発言からも、レッドブルがハジャーの速さだけでなく、フェルスタッペンとの組み合わせそのものをポジティブに評価していることがうかがえる。

    メキースはすでに「論理的な決断」を示唆
    ハジャーの2027年残留について、メキースはハンガリーGP終了後の段階ですでに強いヒントを出していた。

    「将来についてはまだ話し合っていないが、アイザックが素晴らしい仕事をしていることは誰の目にも明らかだ。だから我々は論理的な決断を下すことになる」

    当時は正式な契約交渉について明言しなかったものの、ハジャーのパフォーマンスを考えれば継続起用が自然な選択になるとの考えを示した形だ。

    今回、『Auto Motor und Sport』がレッドブルによる契約延長の方針を報じたことで、メキースが語っていた「論理的な決断」の方向性がより明確になった。

    ハジャーの残留が正式決定すれば、フェルスタッペンのチームメイトが短期間で入れ替わってきた近年のレッドブルにとって、ドライバー面での安定を取り戻す重要な一歩にもなる。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    イタリアGP出場可否は契約とは別問題
    一方、今週末のF1イタリアGPにハジャーが出場できるかどうかは、2027年の契約問題とは切り離して判断される。

    ハジャーはトレーニング中に手首を骨折したため、前戦オランダGPを欠場。ザントフォールトではレーシングブルズのリアム・ローソンが代役としてレッドブルに復帰した。

    イタリアGPに向けてはハジャーの復帰が期待されているものの、モンツァで実際にマシンへ戻れるかどうかは手首の回復状態を確認したうえで最終決定される見通しだ。

    ただし、今回の契約延長報道を見る限り、イタリアGPへの出場可否がレッドブル内部におけるハジャーの長期的な評価を左右するものではなさそうだ。

    再建を進めるレッドブルにとって重要な残留
    ハジャーとの契約延長は、大規模な組織再編を進めているレッドブルにとっても重要な意味を持つ。

    近年のレッドブルからは、クリスチャン・ホーナー、エイドリアン・ニューウェイ、ジョナサン・ウィートリー、ヘルムート・マルコ、ロブ・マーシャルら黄金期を支えた主要人物が相次いで離脱。さらにフェルスタッペンのレースエンジニアを務めてきたジャンピエロ・ランビアーゼも、マクラーレンへの移籍が決まっている。

    その一方で、新たな体制づくりも進められている。メルセデスで若手育成を担当してきたグウェン・ラグルーを迎え、アストンマーティンからトム・マッカローを獲得。チーフエンジニアのポール・モナハンについても、キャデラックへの移籍を阻止して残留させたと報じられている。

    多くの主要スタッフが入れ替わるなか、ドライバーラインナップまで毎年変更することはチームにさらなる不確定要素をもたらす。

    2026年にフェルスタッペンのチームメイトとして結果を残し、チーム内部からも高い評価を得ているハジャーを継続起用することは、再建を進めるレッドブルにとって合理的な選択といえる。

    メキース体制でドライバー運営にも変化が生まれつつあるとされるレッドブル。ハジャーとの2027年契約延長が正式発表されれば、それは単なる若手ドライバーの残留にとどまらず、新体制が目指すチームづくりを示すひとつの象徴となりそうだ。