カテゴリー: SUPER GT

  • スーパーGT:WedsSport ADVAN GR Supraが2戦連続ポールポジション

    スーパーGT:WedsSport ADVAN GR Supraが2戦連続ポールポジション

    2022年 スーパー GT 第3戦の公式予選が5月28日(土)に鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは鈴鹿のコースレコードを更新したNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)の国本が、GT500参戦10年目で初のポールポジションを獲得。GT300クラスは、No.7 Studie BMW M4(荒聖治/近藤翼)の近藤が初のクラス予選1位となった。2チームは、明日5月29日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

    GT500クラスの予選Q1は、直前に行われたサポートレースの遅れから定刻より10分遅れ、午後3時28分にスタート。午前中の公式練習終盤にトラブルが発生したNo.38 ZENT CERUMO GR Supraを除く14台が出走した。

    各車はラスト3分から周回ペースを上げ、4周目、5周目でタイムアタックに入る。ここでいきなり驚異的な速さを見せたのが、3週間前の第2戦決勝でクラッシュし、一からマシンを組み立てなおして鈴鹿に臨んでいるNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正)だった。1分44秒230はコースレコードで、その後次々と1分44秒台がマークされるも2位のNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛)でさえ約0.6秒差の1分44秒811がやっと。これで3号車がQ1をトップでクリアした。Honda NSX-GT勢ではNo.17 Astemo NSX-GT(塚越広大)がQ1の4位だった。

    Q1の上位8台でタイムを競うQ2でも、各車は終盤2分でのアタックとなった。ここでもNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(高星明誠)が、まず速さを見せ、Q1のタイムには僅かに及ばない1分44秒425でトップに立つ。それでも、これを上回るマシンはなかなか現れず、このまま3号車がQ2も制すると思われた。ところがチェッカー間際に、前戦のポールシッターであるNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra、今回は国本雄資が素晴らしいアタック周回を決める。Q1で出たレコードタイムを更新する1分44秒112を叩き出して、ポールポジションを確定。これには及ばなかったが、No.37 KeePer TOM’S GR Supra(宮田莉朋)も1分44秒269で予選2位に。これまでTOYOTA GR Supra GT500が苦手とした鈴鹿で、見事な予選ワン・ツーを決めた。同3位は3号車のNissan Z GT500。同4位にHonda NSX-GTのNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(大湯都史樹)がつけた。

    GT300クラスのQ1は前戦後のチームランキングによりA/Bの2組に分けられて行われ、A組ではNo.7 Studie BMW M4(荒聖治)が、B組はNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)がトップとなる。両組の上位8台、計16台で競ったQ2では、No.10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき)の大草がトップタイムを記録したが、予選後の車検で不合格(最低地上高)となり予選タイムが抹消。2番手タイムだったNo.7 Studie BMW M4の近藤翼が、初のクラスポールポジションとなった。

  • スーパーGT:ホンダ 2022年 第2戦 富士スピードウェイ レポート

    スーパーGT:ホンダ 2022年 第2戦 富士スピードウェイ レポート

    5月3日(火)~4日(水)、富士スピードウェイ(静岡県)で2022年度SUPER GTシリーズ第2戦が開催され、GT500クラスに5台の2022年型NSX-GT、GT300クラスに2台のNSX GT3が出走した。今大会は通常よりも走行距離が長い450kmで争われ、決勝では2回の給油が義務づけられていたため、通常とは異なる戦略が求められていた。

    3日(火)は、前日までの雨により朝のうちは路面にウエットパッチが残るコンディションだったが、天候は回復していき、公式予選はドライコンディションで行われた。

    Q1セッションには8号車 ARTA NSX-GT(福住仁嶺)、16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京)、17号車 Astemo NSX-GT(松下信治)、64号車 Modulo NSX-GT(大津弘樹)、100号車 STANLEY NSX-GT(牧野任祐)が出走。

    8号車 ARTA NSX-GT(福住)が3番手、100号車 STANLEY NSX-GT(牧野)が6番手でQ1セッションを突破すると、Q2セッションでは、8号車 ARTA NSX-GT(野尻智紀)がNSX-GT勢最上位の5番手、100号車 STANLEY NSX-GT(山本尚貴)が7番手から決勝レースをスタートすることとなった。なお、開幕戦のレース結果により8号車 ARTA NSX-GTには2kg、100号車 STANLEY NSX-GTには30kgのサクセスウエイトが課せられていた。

    決勝日の富士スピードウェイは朝から晴天となり、午後2時30分、フォーメーションラップから長いレースのスタートが切られた。オープニングラップで8号車 ARTA NSX-GT(福住)は一つポジションを落とし6番手、その背後の7番手に100号車STANLEY NSX-GT(山本)が続いてレースが始まった。

    37号車 GR Supra、36号車 GR Supra、3号車 Zが一団となってトップ争いを始めると、その約3秒後方で100号車 STANLEY NSX-GT(山本)が8号車 ARTA NSX-GT(福住)をかわして4番手に上がって、2台のNSX-GTが先頭集団を追いかける展開となった。

    27周目、100号車 STANLEY NSX-GT(山本)がピットインすると、タイヤ交換と給油を行い牧野へドライバー交代をした。一方、8号車 ARTA NSX-GT(福住)は37周まで引っ張ってから1回目のピットインを行い、野尻へドライバーを交代して100号車 STANLEY NSX-GT(牧野)の前でレースに復帰した。

    43周目、コース上でアクシデントが発生したためフルコースイエローが宣言され、その後セーフティカーが介入、結局49周目に赤旗が提示されてレースは仕切り直しとなった。この時点で8号車 ARTA NSX-GT(野尻)は5番手、100号車 STANLEY NSX-GT(牧野)は7番手となっていた。

    53周目にレースが再開されると、第1コーナーにトップで進入した36号車 au TOM’S GR Supraと37号車 KeePer TOM’S GR Supraが交錯して36号車がオーバーラン。これにより8号車 ARTA NSX-GT(野尻)は4番手へ順位を上げて、そのまま上位3台に肉薄していった。ところが58周を終えるホームストレートで、2番手を走っていた3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zに乗る高星明誠が激しくクラッシュ、直後を走っていた8号車 ARTA NSX-GT(野尻)は間一髪のところですり抜けたが、レースは再び赤旗で中断された。この時点で8号車 ARTA NSX-GT(野尻)の順位は3番手へ繰り上がった。

    クラッシュのため破損したガードレールを修復した後、レースは午後6時10分にセーフティカー先導で再開されたが、レースは日没制限時間により18時20分に終了。8号車 ARTA NSX-GT(野尻)は3番手、100号車 STANLEY NSX-GT(牧野)は7番手でチェッカーフラッグを受けた。

    しかし、先頭にいた39号車 DENSO KOBELCO SARD GR Supraと2番手にいた37号車 KeePer TOM’S GR Supraがそれぞれ40秒加算のペナルティーを受けたため、最終結果では順位が繰り上がり、8号車 ARTA NSX-GT(野尻)が優勝、100号車 STANLEY NSX-GT(牧野)が5位という結果となった。また、17号車 Astemo NSX-GT(塚越)が9位、16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(大湯)が10位でレースを終え、それぞれ選手権ポイント(レース消化距離が75%未満だったため通常の半分のポイント)を獲得した。64号車 Modulo NSX-GTは、11位となった。

    佐伯昌浩(HRC SGT Large Project Leader)
    まず、高星選手に大きなケガがなかったことに安堵しています。本日のレースリザルトに対しては複雑な思いはありますが、粘り強くレース運びをした結果として優勝できたことはうれしく思います。テストを通してマシンの熟成を進めてきたチームの総合力がもたらした結果だと思います。また、我々の開発方向性に間違いがないことも確認できました。今シーズンに向けてアップデートした車両で、また新生HRCとしてスタートしたSUPER GTの2戦目で優勝できたことは自信に繋がります。まだ22年シーズンは始まったばかりですし、今日のレースを通して得た反省点を踏まえて残りのシーズンに取り組んで参りますので、引き続き応援をよろしくお願いします」

    野尻智紀(ARTA)
    「高星選手に深刻なことが起きなくて本当によかったと思います。たいへんなレースになってしまいましたが、遅くまでたくさんのお客様に応援していただいたことが心に響きました。ハーフポイントであるとはいえ、ポイントはポイントなので、このポイントが生きるように、次戦以降もがんばります。もっとマシンをよくしないといけないとは思いますが、今回は僕たちなりに進化したとは思っています。今日は、こういう形の優勝ということで終わりましたが、僕たちの複雑な気持ちから浮かぶ表情をお見せしてしまったかもしれません。次戦は僕と仁嶺とチームとファンの皆さん、全員で心から喜べるような優勝を勝ち取るため必死でがんばります」

    福住仁嶺(ARTA)
    「今日最初のスティントを走らせてもらいました。チームが準備してくれたマシンは多くの面でよくなっていました。こういう形の優勝にはなってしまいましたが、シーズンを考えると1ポイントでも大きな意味があると思うので、大きな収穫だったと思っています。たくさんの方にサーキットまで足を運んでいただき、たくさんの応援をいただきました。ありがとうございます。次回は皆さんに満足していただけるレースをしたいと思っています 」

  • スーパーGT:波乱が連続の展開でARTA NSX-GTが今季初優勝

    スーパーGT:波乱が連続の展開でARTA NSX-GTが今季初優勝

    2022年 スーパーGT 第2戦の決勝レースが5月4日(水)に富士スピードウェイで。アクシデントで2度の中断があり、62周で終了となる波乱の展開となる中、GT500クラスはNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が、GT300クラスはNo.10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が優勝した。

    気温20度、路面温度33度のドライコンディションで決勝レースはスタート。

    オープニングラップで、4番手スタートのNo.37 KeePer TOM’S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ)がトップに浮上。2位には3番手スタートのNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z (千代勝正)が浮上したが、2周目に8番手から猛追したNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔)がオーバーテイク。37号車と36号車、3号車が先頭を争う。序盤はこのトップ3台が4位以下を徐々に引き離す展開となり、24周目に36号車がトップへと躍り出た。

    このレースは450kmと、SUPER GTでは初開催となる距離で、各チームで異なる戦略になるかと思われたが、GT500クラスの1回目のピットインでは、給油とタイヤ交換、ドライバー交代を行うオーソドックスな戦略だったため、順位に大きな変動はなかった。そうした中、44周目にGT300クラスのマシンがクラッシュしたことでFCYが導入され、唯一直前にピットインしていたNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛)が3位にジャンプアップを果たした。

    FCYはクラッシュで生じたコースサイドの修復のため、セーフティカー・ランに、そして赤旗中断となった。修復が終了した約25分後に、3周のセーフティカー・ランを経て再開。リスタートでは冷えたタイヤの温まりに差があったのか上位4台のペースは異なり、39号車が一気にトップへ。2位には3号車(高星明誠)が続き、この2台がその後バトルを繰り広げる。

    トップ3台は58周目終わりのホームストレートをテール・トゥ・ノーズのまま進む。この時、ストレート上をトラブルでスロー走行していたGT300の車両があり、3台は回避を行うが、3号車がスピンを喫してしまい、コースサイドのガードレールにクラッシュ。大きなアクシデントとなったために、レースは再び中断となった。幸い3号車の高星は無事だったが、ガードレールのダメージがかなり大きかった。

    午後6時10分にレースは再開となったが、最大延長時間まで残り10分しかなく、結局3周のセーフティカー・ランのまま、レースは終了。しかし、1、2番手でゴールした39号車と37号車は作業違反と接触のペナルティでタイム加算となり、3番手フィニッシュのNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が繰り上がって、今季初優勝となった。

    2位はNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)、3位はNo.12 カルソニック IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)となった。なお、このレースは予定周回数の75%に達しなかったため、シリーズポイントはハーフポイントとなった。

    Po No Machine Driver Tire SW
    1 8 ARTA NSX-GT
    Honda NSX-GT
    野尻 智紀
    福住 仁嶺
    BS 2
    2 36 au TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    坪井 翔
    ジュリアーノ・アレジ
    BS 10
    3 12 カルソニック IMPUL Z
    Nissan Z GT500
    平峰 一貴
    ベルトラン・バゲット
    BS 8
    4 23 MOTUL AUTECH Z
    Nissan Z GT500
    松田 次生
    ロニー・クインタレッリ
    MI 22
    5 100 STANLEY NSX-GT
    Honda NSX-GT
    山本 尚貴
    牧野 任祐
    BS 30
    6 19 WedsSport ADVAN GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    国本 雄資
    阪口 晴南
    YH
    7 14 ENEOS X PRIME GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    大嶋 和也
    山下 健太
    BS 42
    8 24 リアライズコーポレーション ADVAN Z
    Nissan Z GT500
    佐々木 大樹
    平手 晃平
    YH
    9 17 Astemo NSX-GT
    Honda NSX-GT
    塚越 広大
    松下 信治
    BS 4
    10 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
    Honda NSX-GT
    笹原 右京
    大湯 都史樹
    DL
    11 64 Modulo NSX-GT
    Honda NSX-GT
    伊沢 拓也
    大津 弘樹
    DL
    12 38 ZENT CERUMO GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    立川 祐路
    石浦 宏明
    BS 16
    13 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    関口 雄飛
    中山 雄一
    BS 6
    14 37 KeePer TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    サッシャ・フェネストラズ
    宮田 莉朋
    BS
    15 3 CRAFTSPORTS MOTUL Z
    Nissan Z GT500
    千代 勝正
    高星 明誠
    MI 12

    GT500クラス
    No.8 ARTA NSX-GT
    野尻智紀
    「大きなクラッシュがあったため、最後は走りたくなかったというのがホンネでした。でもチェッカー後にたくさんの観客が手を振ってくれたので、走って良かったなと思いました。今日は勝ちといわれますが、(ペナルティの繰り上がりで)勝ち切れたと言えませんので、次はきっちり勝つレースしたいと思います」

    福住仁嶺
    「優勝という立場で話をしていますが、嬉しい気持ちはまったくないというくらいです。でも今日はたくさんのお客様がきてくれて中で、ああいう大きなクラッシュもあって、僕も怖いと思いました。ただ、その中でも観客の皆さんには、最後まで応援してくれてありがとうございました」

    GT300クラスでは序盤にポールポジションのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)を、予選2位のNo.10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)の富田が抜いてトップに出る。各車が最初のピットインを終えても、トップは10号車(大草)がキープ。セーフティカー・ランもあってNo.34 BUSOU raffinee GT-R(柳田真孝/井出有治)と61号車が背後に迫るも、ルーキーの大草がそれを振り切って優勝を果たした。

    GT300クラス
    No.10 TANAX GAINER GT-R

    富田竜一郎
    「まずなによりこれだけ長いレースになっても、最後まで見てくれたお客様に感謝したいです。大きなクラッシュでしたので、最後はドライバーみんなが大変だったと思いますが、最後まで気持ちを切らさずに走ったと思います。まだ(僕も)心の整理が付いていません。勝った実感も十分得られたとは言えませんが、この結果は最後を走ってくれた大草選手のおかげだと思います。とにかく、良い一日で終わったと思います」 」

    大草りき
    「最後まで残ってくれたお客様に感謝します。富士のテストではクラッシュがあって(開幕戦に間に合わすため)クルマを直してくれたチームと、(ルーキーで)未熟な僕に指導してくれた富田選手には本当に感謝しています。最後のセーフティカー・ランに出るときは緊張しまくって、終わった時には嬉し泣きしました。デビューイヤーの2戦目で、正直勝てると思って本当に嬉しいです」

  • スーパーGT:WedsSport ADVAN GR Supraが2戦連続でポール獲得

    スーパーGT:WedsSport ADVAN GR Supraが2戦連続でポール獲得

    2022年 スーパーGT 第2戦の公式予選が5月3日(火)に富士スピードウェイで行われ、No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)の阪口がGT500クラスのポールポジションを獲得。GT300クラスは、開幕戦に続いてNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の山内がクラス予選1位となった。

    第2戦予選日の富士スピードウェイは朝から好天となり、昼前には気温は20度近くにもなった。だがGT500クラスの予選Q1の10分間が始まる午後3時33分頃には気温が16度まで下がったため、Q1出走の15台はすぐにコースインすると3~4周かけて入念にタイヤを温めていく。そして残り4分を切ったあたりからタイムアタックに入った。

    残り2分となって、まずアタックしたのはNo.12 カルソニック IMPUL Z(平峰一貴)で1分27秒940のターゲットタイムをマークする。その後、No.37 KeePer TOM’S GR Supra(宮田莉朋)が1分26秒340と大きく更新して、トップに浮上した。このまま37号車がQ1トップかと思われたが、チェッカーラップにNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔)が1分26秒301を記録してトップの座を奪い取った。3番手にはHonda NSX-GT勢のNo.8 ARTA NSX-GT(福住仁嶺)。4番手にはNissan Z GT500のNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹)が続き、5番手はNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正)と、3メーカーが拮抗したQ1となった。

    また、昨年第2戦のポールシッターであるNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資)はギリギリの8位でQ1をクリア。一方、開幕戦岡山でポール・トゥ・ウインを決めたNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(山下健太)は、9番手でQ2に進出できず。開幕戦3位のNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生)も11番手と、ここで予選を終えてしまった。

    Q2も定刻の午後4時11分から10分間で行われた。Q1上位となった8台は、開始からすぐにコースイン。終盤のアタックに向けて、入念なタイヤウォーミングアップを行う。そして残り4分を切り、各車はアタックモードに。残り2分となってまずはNo.36 au TOM’S GR Supra(ジュリアーノ・アレジ)が1分26秒974のトップタイムを記録。続いてNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が1分26秒569で上回ると、各車が自己ベストを更新して争いは激しくなっていく。

    その中で、際だった速さを見せたのがヨコハマタイヤを装着する2台だ。No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(阪口晴南)は1分26秒149を記録してトップに出ると、No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(平手晃平)も1分26秒449と2番手につける。そして19号車の阪口はチェッカーラップに1分26秒137とベストタイムを更に縮めて、その座を確定した。TGR TEAM WedsSport BANDOHのポールポジションは昨年第7戦以来で、ゴールデンウィークに開催される第2戦の富士では連続獲得となる。また、阪口は昨年の開幕戦岡山以来の2回目だ。また、TOYOTA GR Supra GT500にとっては、富士で2020年最終戦からの4連続となった。

    予選2位は24号車で、ヨコハマタイヤの2台がワン・ツーを占める。3位はNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z (高星明誠)で、Z勢が続く形となった。Honda NSX-GT勢は1分26秒462までタイムを詰めた5番手の8号車が最上位だった。

    明日の決勝レースは今季最長となる450kmだ。長丁場の第2戦は何度もトップが入れ替わる激しいレースになりがちだ。気温や路面温度も予選と変われば、今日の順位通りには行かないだろう。どんなレースが繰り広げられるか? 第2戦富士の決勝は午後2時30分にスタートする。

    GT500クラス
    No.19 WedsSport ADVAN GR Supra

    国本雄資
    今の気持ちは本当にうれしいです。速いドライバーがチームメイトですごくうれしい! むちゃくちゃうれしいです! 今シーズン結構苦労も多くて、でもタイヤ開発ですごくいっぱいテストをさせてもらって……。こうやってみんなの、ヨコハマタイヤさんとTCDさん、チームのがんばりがこういう結果となって表れたのがうれしいです。あとチーム体制も大きく変わって、ドライバーも、チームのエンジニアも変わり、その中でマサさん(坂東正敬監督)が僕たちにやりやすい環境作りをしてくれました。そういうところでも、マサさんを喜ばせることができたのがうれしいです。とにかくポール(ポジション)を獲れたことがうれしい!今日を振り返ると、公式練習ではクルマの調子があまり良くなく、タイヤ選択で悩ましい部分があり、あとは天候の変化も結構難しくて、最後の最後まで悩んで予選に行きました。(自身が担当した)Q1はギリギリだったんですが突破することができて、そこからQ2に向けて(阪口)晴南くんがすごく集中してやってくれたので。すごく速いタイムが出ました。いい仕事したなと。すごくうれしいです!久々に(新型コロナウイルス禍の)行動制限がないゴールデンウィークなので(決勝日も)たくさんのお客さんが来ると思います。その中でGT500クラスのみんなとレースを盛り上げたい。最後、笑って終われるようにたくさんのお客さんの前でいいレースをしたいです。

    阪口晴南
    こんな気持ちいいアタックをさせてもらえたことに、まず感謝したいと思っています。公式練習からあまりうまく行ってなくて、その中で予選に向けてこうしたらいいんじゃないかとふたりで話し合って、うまく行ったと思います。最後(Q2で)、僕がアタックさせてもらいましたが、それまでにたくさんの人が関わって、携わってくださったので、こうやって気持ちいいアタックをさせてもらいました。今、全員名前をあげられるかわからないですが、TCDのみなさん、ヨコハマタイヤのみなさん、そしてチームのみなさんに感謝したいと思っています。国本(雄資)選手からも(発言が)ありましたが、坂東(正敬)監督がやりやすい環境……、ルーキーや若いドライバーにもやりやすい環境を作ってくださって、僕もチームに加入してまだ4、5ヶ月だと思わないくらい、ずいぶん前から一緒にいるような感じでお話しさせてもらっています。そこが大きくて、あとは結果でなんとしてでも返したいという気持ちでアタックして。それが実って良かったし、国本さんからも細かいアドバイスをしてくれたので自分のアタックに活きました。全員に感謝したいと思います。今日の予選もすごく気持ち良かったんですが、それはたくさんのお客さんがいるお陰。ファンの皆さんには感謝しています。多くのお客さんのいるグランドスタンドを見ると僕たちも“レースをやるぞ!”という気持ちになるので、明日も今日と同じように素晴らしい走りができるように、これからチームと話し合って最高の結果で終われるようにがんばりたいと思います。

    GT300クラス
    No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT

    井口卓人
    今回、ダンロップさんが新しいタイヤを持ち込んでくれたということと、チームのセッティングを予選に向けて合わせ込む力がかなり光ったと思います。それよりも“宇宙人みたいな人(山内英輝)”が(Q2を)アタックしてすごく速いタイムを出してくれたので、本当に驚きを隠せないです(笑)。Q1はQ2につなげるためのステップだと思うんですけど、午前中の練習走行からなかなか思い通りのクルマの状態ではなくて。そのなかでタイヤの選択だったり、クルマのセッティングをずっと進めていくなかで、最後のFCY訓練くらいでものすごいいいフィーリングが出てきました。それを予選に向けてつなぐことができて、山内選手が最終的に素晴らしいアタックをしてポール(ポジション)を獲ってくれました。2戦連続のポールで『またまた』と言われているんですけど、今回こそは決勝をしっかり力強く走って“予選日だけのBRZ”じゃなくしたいので、精一杯がんばりたいと思います。明日はBRZらしいレース、SUBARUらしいレースをしたいと思います。苦しいなかでも最後まで、450km(後の)チェッカーを受けるまで、とにかく死にものぐるいでプッシュしたいと思いますし、大人数というかグランドスタンドが埋まっている状況を見るとドライバーとしてはものすごく気持ちが昂るので、そのたくさんのファンの方の前で『やっぱりBRZ、カッコイイや』と言ってもらえるようなレース展開に持ち込んで、またこの場所に明日、帰ってこられたらなというふうに思います。

    山内英輝
    まずこのポールポジションはとてもうれしいです。公式練習から予選にかけてチームのアジャストであったり、井口(卓人)選手のコメントであったり、すべてがうまく回ったからこそのポールだと思うので、本当にうれしいです。井口選手も言ったように“土曜日(予選)だけのBRZ”と呼ばれたくないので、明日も全力でがんばって、とにかく自分たちのベストを尽くせばいい結果が出ると思うので、優勝を目指してがんばりたいと思います。ポールを獲ってクルマを(車検場に)置いてからピットに戻るまで、本当にたくさんの方が拍手してくれて、今までお客さんが少なかったので、そう思うと、すごくうれしい……。今、全然頭が回らなくて言葉が出てこないんですけど……、本当にたくさんの人が拍手してくれたのでとてもうれしかったですし、明日の決勝もたくさんの声援や拍手を浴びられるようにがんばりたいと思います。えーっと、歯切れ悪いですね(苦笑)。あと、チームとのコミュニケーションはもちろんすごく大事なんですけど、そこにいくまでに999.9(フォーナイン)さんの目のトレーニングであったり、eau(オウ)さんの体のケアであったりトレーニングがあるからこそ、速さを持続できると思っているので、みなさんの協力があっての速さで、引き続き、その声援に応えられるように、またファンのみなさんの声援に応えられるようにがんばっていきたいと思います。

  • 本山哲のマネジメントがスポンサー費用未払いによる契約解除の噂を否定

    本山哲のマネジメントがスポンサー費用未払いによる契約解除の噂を否定

    本山哲がスーパーGTに参戦していたTeam LeMansから契約を解除された件で、マネジメントは、一部のインターネットメディアでスポンサー費用を持ち込めなかったことが原因とする事実誤認の報道がなされたとして、プレスリリースを発表した。

    今年、Team LeMansからスーパーGTのGT300クラスに参戦していた本山哲だが、第2戦を前にTeam LeMans側が「大幅な予算の見直しと体制変更が必要と判断した」ため、契約解除となった。

    この件について、一部インターネットメディアでスポンサー費用を持ち込めなかったことが原因で契約解除されたとの噂が広まったようだ。

    本山哲のマネジメント会社であるランブラスは、それらの噂は事実無根としてプレスリリースを発行して正式に否定した。

    「今回、スポンサー費用を持ち込めなかったことが原因で契約解除されたという事実無根の心無い噂が一部に広まったようですが、本山哲選手はその経験と能力に基づき、チーム側から対価をいただいているプロフェッショナルドライバーであることを、本人の名誉のために明言させていただきます」

    「今回の契約解除はチーム側からのリリースどおり経済的な見直しの結果だと弊社は理解しております」

    「本山哲選手の契約解除と第2戦エントリーリスト発表のタイミングが前後してしまったことでファンの皆さまや関係者の皆さまに誤解を招いてしまったことを深くお詫び申し上げます」

    「なお、本山哲選手の今後の活動につきましては、後日、改めて正式に発表させていただきます」

    「コロナ禍のもと、モータースポーツに対するスポンサードは大幅な減少傾向にあり、どのチームも厳しい状況の中でなんとか予算を捻出し、レース活動を継続しております。そのモータースポーツへの情熱に対して水を差すような事態となることを避けたく、弊社よりリリース発表をいたしました」

    「皆さまから愛され、楽しんでいただけるモータースポーツの発展のために、微力ではありますが誠心誠意努力していく所存です。今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」

  • 本山哲との契約解除の経緯をTeam LeMansが説明「大幅な予算の見直し」

    本山哲との契約解除の経緯をTeam LeMansが説明「大幅な予算の見直し」

    Team LeMansは、本山哲との契約解除に至った理由について「大幅な予算の見直しと体制変更が必要と判断した」と説明した。

    2022年のスーパーGT開幕戦に『Team LeMans with MOTOYAMA Racing』のチーム名で本山哲と片山義章を擁してクラス5位の成績を収めていたTeam LeMansだが、第2戦のエントリーリストでは、本山哲に変えて元F1ドライバーのロベルト・メルヒを起用し、チーム名も『Team LeMans』と記載されていた。

    本山哲は、プレスリリースでTeam LeMans側からの契約解除であることを報告。翌日、Team LeMansもプレスリリースを出し、今回の本山哲との契約解除は「大幅な予算の見直しと体制変更が必要と判断した」と説明した。

    「『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』として2022年SUPER GT GT300クラスにアウディR8 LMSでエントリーし岡山戦に参戦しましたが、第2戦以降の参戦継続に向けて、大幅な予算の見直しと体制変更が必要と判断いたしました」とTeam LeMansは説明。

    「その結果として、誠に遺憾ではありますが、チームのナンバーワンドライバーであった本山哲選手との契約を解除する結論に至りました」

    「今回の一件で、ファンの皆さまやスポンサーの皆さま及びレース関係者の皆さまには多大なご迷惑をおかけすることとなってしまったことを深くお詫び申し上げます」

    Team LeMansの代表取締役をつと得る太田雅文は「昨年、『Team LeMans with MOTOYAMA Racing』としてチームを立ち上げ、レーシングドライバーとしての偉大な実績と経験をもとに、ドライバーとして、チームの戦力アップにご尽力していただいた本山哲選手には心より感謝の意を表すると共に、これからも同じレース業界を盛りあげていく盟友として、一緒に業界全体の発展のために力を合わせて前へ進んでいきたい所存です」と述べた。

    「今後は2021年に本山選手と培ったチーム力を発揮できるよう、再び原点に立ち戻り、“Team LeMans”としてSUPER GT GT300クラスに参戦いたします。 引き続き、皆さまの応援よろしくお願いいたします」

    本山哲は「自分の古巣でもあるTeam LeMansと再び仕事を始め、1シーズンと1レース、GT300を戦うことができました。こういう形でチームを去るのは自分を応援してくださっているファンの皆さまやスポンサーの皆さまには不本意かも知れませんが、プロとして現実を受け止め、前へと進んでいくしかありません」

    「Team LeMans で共に戦ったスタッフ全員に感謝の意を表し、さらなる発展を願うと共に、レーシングドライバー本山哲として新たな道を模索していく所存です」

  • 本山哲、Team LeMansからの“契約解除”を発表 / スーパーGT

    本山哲、Team LeMansからの“契約解除”を発表 / スーパーGT

    本山哲は、2022年のスーパーGTの開幕戦に出場したTeam LeMansから“契約解除”されたことを発表した。

    今季、本山哲は、彼の名前を前面に押し出した『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』からGT300クラスに参戦。開幕戦岡山ではNo.6 Team LeMans Audi R8 LMSを走らせ、クラス5位入賞を果たしていた。

    しかし、4月19日(火)に発表された第2戦富士のエントリーリストに本山哲の名前はなく、元F1ドライバーのロベルト・メルヒが片山義章のチームメイトしてNo.6 Team LeMans Audi R8 LMSを走らせ、チーム名も『Team LeMans』となっていた。

    この発表と同時に本山哲は自身のTwitterに自身のTwitterに「謎過ぎる事が起きました。調査します」と投稿し、多くの憶測を呼んでいた。

    4月20日(水)、本山哲はプレスリリースを発表し、「チーム側からの契約解除によって急遽、スーパーGT第2戦を欠場することとなりました」と発表した。

    プレスリリースでは「『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』よりGT300クラスに参戦中の本山哲は、チーム側からの契約解除によって急遽、スーパーGT第2戦を欠場することとなりました」と報告。

    「応援してくださっているファンの皆さまや、スポンサーの皆さまには納得のいかない結果となってしまいましたことを、心よりお詫び申し上げます」として、本山哲のコメントを発表した。

    本山哲
    「昨年、GT300クラスに新たなチームを立ち上げ、若手ドライバーの片山義章選手とともに『Team LeMans with MOTOYAMA Racing」として戦った初シーズンは様々なトライ&エラーを繰り返しながらも着実に成長した1年間だったと思います。GT300クラス特有の難しさや、マシンやBoPの違い、タイヤの違いなど多くのファクターが複雑に絡み合うカテゴリーだけに、なかなか期待していた結果が出せず、苦しい日々を過ごしたことも事実です」

    「そして迎えた2022年シーズンは、新たに『MOTOYAMA Racing with TeamLeMans』として組織構成を変更し、マシンのアップデートをし、可能な限りのプライベートテストで様々なセットアップを試し、ベストな体制で臨みました。そして自らに課したハードルで、開幕戦では予選Q1突破、そして昨年のベストリザルト以上を掲げて不退転の決意でレースに臨み、チームが一丸となってそれを達成、5位入賞で初ポイントを獲得するベストレースとなりました」

    「1シーズンと1レースかかりましたが、念願の初ポイント獲得を果たし、若手ドライバー、片山義章選手がプロとして自信を持って攻めきってくれたことで、当初の目的は達成できたと思います。支えてくださった多くファンやスポンサーの方々、そして一緒に戦い続けたチームスタッフの全員に心から感謝の意を捧げます」

    「今回、自分が第2戦に参加することができなくなったことは、結果として応援してくださっているファンのみなさまやスポンサーのみなさまの期待に沿えないことかもしれませんが、自分がプロフェッショナルドライバーである以上、現状を受け入れ、新たな道を模索することとさせていただきます」

    「今回の一件で、関係各位にご心配をおかけしたことをお詫びするとともに、新たな状況が決まり次第、ご報告させていただくことをお約束いたします。もちろん自らのチーム『TEAM MOTOYAMA」として参戦するTCRジャパンシリーズには、これまで同様にチームと協力しながらモータースポーツの楽しさを伝えつつ、新たなドライバー育成をテーマに監督として参戦し続けますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」

  • 本山哲が意味深投稿。元F1ドライバーのロベルト・メルヒとの交代に関連?

    本山哲が意味深投稿。元F1ドライバーのロベルト・メルヒとの交代に関連?

    本山哲がTwitterに意味深な投稿。スーパーGT 第2戦 富士のTeam LeMansのドライバー交代の発表のタイミングと重なっており、多くの憶測を呼んでいる。

    スーパーGTは、第2戦 富士のエントリーリストを発表。開幕戦でTeam LeMansの6号車のドライバーを務めていた本山哲の代わりに元F1ドライバーのロベルト・メルヒが名を連ねた。

    また、第1戦では『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』と記載されていたチーム名も第2戦のエントリーリストでは『Team LeMans』に変更されている。

    本山哲は、自身のTwitterに「謎過ぎる事が起きました。調査します」と投稿し、多くの憶測を呼んでいる。

    本山哲 Twitter

    ロベルト・メルヒは、2015年にマノーからF1に参戦。またTeam LeMansの第3ドライバーには、昨年GT300クラスで1勝を挙げている川端伸太朗が起用される。

    2022年 スーパーGT第1戦 岡山では、本山哲と片山義章のラインナップで6号車Team LeMans Audi R8 LMSは5位入賞を果たしていた。

  • スーパーGT:ENEOS X PRIME GR Supraが開幕戦の岡山を連覇!

    スーパーGT:ENEOS X PRIME GR Supraが開幕戦の岡山を連覇!

    2022年 SUPER GT開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の決勝レースが4月17日(日)に岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスはNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)が、GT300クラスはNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が、共に岡山戦での連勝を決めた。

    決勝スタート直前の気温は23℃、路面温度32℃と、ともに前日の予選よりもかなり高くなった。このため、予選で速かったタイヤを使用する上位陣に対して、下位に甘んじたチームの逆襲も十分に考えられる。そんな状況で、午後2時にレースが開始された。ポールポジションのNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也)に、スタートから果敢にオーバーテイクを仕掛けてきたのは予選2位のNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra。だが、そのポジションを守った14号車は、そこから後続とのギャップを徐々に広げていく。

    一方、2番手以下は接近戦となる。39号車の背後にはNo.100 STANLEY NSX-GT、No.38 ZENT CERUMO GR Supraが続く。その後方には、今回がデビュー戦のNissan Z GT500のNo.12 カルソニック IMPUL Zも上がって来た。熾烈になる2、3番手争いで、所定のピット作業前に2、3番手は38号車、39号車。この時点ではまたもTOYOTA GR Supra GT500勢の上位争いかと思われた。だが、100号車と12号車もまだ僅差で食い下がる。

    後方の激戦に対して、トップ14号車はマージンを17秒まで広げて、31周目にピットイン。予選をマシントラブルで走れなかったこともあり、ただ1台ピット作業を後半まで引っ張る作戦を採ったNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTを除いて、各車は30周前後でピットイン。それが終わると、14号車(山下健太)が実質トップ。これにアンダーカット(ピットインを利用して前に出る)に成功した12号車が2番手に浮上。だが、38号車、100号車、39号車も僅差で続き、その後方からNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL ZとNo.23 MOTUL AUTECH Zも猛烈な追い上げで迫ってきていた。

    後半になっても14号車は10秒ほどのマージンを保って、安定走行を続ける。一方、65周を過ぎると2番手の12号車のペースが悪くなり、72周目に背後に迫っていた38号車と100号車とでコース幅の狭い岡山でスリーワイドのバトルに。ここで前に出たのは100号車。そして38号車にも抜かれた12号車は徐々に後退した。

    12号車は下がったが、デビュー戦のNissan Z GT500の活躍は終わらない。代わって浮上してきたのは23号車だった。3番手の38号車も抜いて、予選9位のスタートから3番手まで盛り返した。

    トップの14号車は盤石な走りで、残り10周で2番手に12秒のリードと独走は変わらない。誰もが岡山連勝かと思い始めたところに、思わぬ状況が待っていた。GT300車両のトラブルから2度目のFCYがあり、それがレース残り4周で解除となると2番手の100号車が僅か2秒弱差まで14号車に迫っていたのだ。 FCY解除後の再スタートで、14号車の目前で車両がスピン。これを避けきれずに軽く接触して、タイムロスを喫したのだ。俄然、鞭が入る100号車だったが、14号車のダメージは軽かったようでその差はほとんど詰まってはいかない。

    結局、その差を山下が落ち着いてキープし、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)は昨年に続き開幕戦岡山の連覇を果たした。2位はNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)。3位はNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)で、Nissan Z GT500のデビュー戦を表彰台で飾った。レース前は、またもGR Supraが圧倒するかと思われた岡山だったが、3車種が表彰台を分け合って今シーズンのさらなる激戦を予感させることになった。

    GT500 Class
    No.14 ENEOS X PRIME GR Supra

    大嶋和也
    「去年も開幕戦を優勝して、チームとして1年間戦ってきてその間にかなり成長していましたし、去年よりいい結果が残せるだろうと思って(岡山に)来ていたものの、まさかここまでうまくいくとは思ってなかったのでほんとビックリしています。クルマも調子が良かったですし、タイヤも最後までグリップが落ちることなく走っていましたし、ほんと皆さんのおかげかなと思っています。僕のスティント(走行)としては、正直言うとちょっと想定よりも路面温度が高くて。(レースが)終わったから(言っても)いいのかなと思いますが、周りよりもちょっと高温になるとつらいタイヤを選んでしまっていたので、どうなることかなと不安を持ちながらの決勝スタートでした。(スタート前の)20分のフリー走行が終わってからエンジニアと相談してちょっとセット変更しました。それが非常にいい方向に働いてくれて、なんとか僕のスティントではすごくいいバランスのクルマに仕上がっていたので、ひとつのコーナーたりとも気を抜くことなくコンマ1秒でも多くマージンを作って(山下)健太に(クルマを)渡そうと思って。ピットに入ってくるところまでプッシュし続けて(交代した)。僕としては、非常にいいレースができたなと思います。(第2戦富士は)サクセスウェイトの影響で予選は厳しい戦いになると思いますが、距離も長い(450kmという)新しいレースフォーマットなので、僕らにはよりチャンスが増えてくるかなと思います。今回、反省点もいくつか出ているので、改善して2連勝できるように準備していきたいと思っています」

    山下健太
    「まずはほんとにいいクルマを作ってもらって、チームに感謝しています。前半スティントで大嶋(和也)選手がすごく速くて。(予選記者会見で)『(決勝では大嶋選手が後続車に対して)10秒離してくれたらすごくうれしいです』みたいなことを言ったのですが、17秒も離してくれて(笑)。これはもう勝つしかないなという感じでした。僕としては17秒差をもっと広げて勝ちたかったんですが、ちょっと自分が思っているよりもペースが上がらず……。あとGT300車両との巡り合わせも悪かったし、BMW(7号車)が飛んで行ったのも目の前だったし、2回目のFCYでは(リスタートで)前のクルマがハーフスピンして、それにぶつかったし……と、危うい場面がいろいろあってペースも良くなくて。最後は100号車にあそこまで迫られてしまったのは、ほんとに優勝したけれどあまりうれしくないというところではありますが、なんとか開幕戦で勝てて、(目標の)チャンピオンに向けてはいい開幕戦だったので、また次もがんばりたいと思います。(450kmレースとなる第2戦富士は)戦略のとり方はいくつかあると思います。なにが一番良いかよく考えて分析して(臨みたい)。富士のレース自体は去年40kg(のサクセスウェイト)を積んだ状態で2位に入っているので、目標は変わらず”優勝”。2連勝できるようにしたいと思います」

    GT300 Class
    No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R

    藤波清斗
    「今回は日曜日が暑いということでタイヤ選択に非常に迷いがありました。でもレースが始まってみたらタイヤもまったく問題なく、クルマも思っていた以上に良かったです。いつも通り予選は前にいけなかったけど、 テストの時からロングはすごく良かったので、それが結果として5位スタートからトップまで上がってJP(デ・オリベイラ)選手にバトンタッチすることができました。いつもJP選手に助けて(後半に追い上げて)もらってばっかりだったので、今日はちょっとでも役に立てて良かったと思います。次の富士の450kmは初レースということで、いろいろなことが起きたり本当に何が起こるか分からないので、サクセスウェイトも重いですが、淡々としっかりとミスなく着実に走って、なんとかポイントゲットできるように、そしてシーズンを通してしっかり獲りこぼしがないようにがんばっていきたいと思っています」

    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    「まずは藤波(清斗)選手が素晴らしいスタートを切ってくれました。クルマをコントロールできていたし、とてもスマートでチャンピオンらしい走りだったと思います。そして、藤波選手からの情報のおかげで後半に向けてとても良いタイヤを選ぶことができ、僕のスティントも非常にスムーズにいきました。また昨日、クルマのセッティングをいろいろ変更したことによって、とても良いクルマに仕上がりました。今日は本当に完璧なレースでした。次の富士ではたしか、同じドライバーが2スティント続けて走れるようになると思いますが、それによっていろいろな可能性や戦略が生まれると思います。タイヤをチェンジせず2スティント走るということも考えられるし、GT300だけでなくGT500も含めた両方のクラスでさまざまな要素が見られるので、いろいろ期待できるし、楽しみです」

  • 【速報】 スーパーGT:ENEOS X PRIME GR Supraがポール・トゥ・ウィン

    【速報】 スーパーGT:ENEOS X PRIME GR Supraがポール・トゥ・ウィン

    2022年 スーパーGT 開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の決勝レースが4月17日(土)に岡山国際サーキット(1周3,703m)で行われ、GT500クラスは、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)がポール・トゥ・ウィンで2年連続開幕戦優勝。GT300クラスは、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R((藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が優勝した。

    GT500クラス
    1. No.14 ENEOS X PRIME GR Supra
    2. No.100 STANLEY NSX-GT
    3. No.23 MOTUL AUTECH Z
    4. No.38 ZENT CERUMO GR Supra
    5. No.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z
    6. No.36 au TOM’S GR Supra
    7. No.12 カルソニック IMPUL Z
    8. No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
    9. No.17 Astemo NSX-GT
    10. No.8 ARTA NSX-GT
    11. No.37 KeePer TOM’S GR Supra
    12. No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
    13. No.19 WedsSport ADVAN GR Supra
    14. No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z
    15. No.64 Modulo NSX-GT

    GT300クラス
    1. No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R
    2. No.18 UPGARAGE NSX GT3
    3. No.65 LEON PYRAMID AMG
    4. No.9 PACIFIC hololive NAC Ferrari
    5. No.6 Team LeMans Audi R8 LMS
    6. No.10 TANAX GAINER GT-R
    7. No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG
    8. No.87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3
    9. No.55 ARTA NSX GT3
    10. No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
    11. No.11 GAINER TANAX GT-R
    12. No.34 BUSOU raffinee GT-R
    13. No.60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT
    14. No.30 apr GR86 GT
    15. No.20 シェイドレーシング GR86 GT
    16. No.50 Arnage MC86
    17. No.88 weibo Primes ランボルギーニ GT3
    18. No.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号
    19. No.31 apr GR SPORT PRIUS GT
    20. No.2 muta Racing GR86 GT
    21. No.360 RUNUP RIVAUX GT-R
    22. No.25 HOPPY Schatz GR Supra
    23. No.48 植毛ケーズフロンティア GT-R
    24. No.7 Studie BMW M4
    25. No.22 アールキューズ AMG GT3
    26. No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT
    27. No.96 K-tunes RC F GT3