カテゴリー: SUPER GT

  • スーパーGT:ENEOS X PRIME GR Supraがポールポジション!

    スーパーGT:ENEOS X PRIME GR Supraがポールポジション!

    2022年 スーパーGT 開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の公式予選が4月16日(土)に岡山国際サーキット(1周3,703m)で行われ、GT500クラスは、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)の大嶋がポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスは、昨年のチャンピオンであるNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が、山内によるコースレコードの激走でクラス予選1位となった。

    金曜日こそ雨に見舞われた岡山国際サーキットだったが、予選日は朝から好天に恵まれたが、午後になっても気温は17度とそれほど上昇せず。さらにホームストレート上に強い向かい風が吹いて、少々肌寒さも感じられる。その中、2022シーズン開幕戦のGT500クラス予選Q1は、定刻から13分遅れの午後2時46分にスタート。15台が10分間でタイムアタックを行う。

    シグナルがグリーンとなると、No.37 KeePer TOM’S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ)を先頭に15台がコースインし、ウォームアップに入る。だが、1周のウォームアップを終えたところで、No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(大湯都史樹)がピットに戻ってしまう。エンジンが不調だということで、この後の走行を断念した。

    残り3分となると14台が、いよいよアタックへ突入。最初にNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(阪口晴南)が1分17秒201のトップタイムを記録。各車がそれをターゲットにアタックを行うが、17秒台前半は連発するも19号車を上回ることができない。このまま終了かと思われた。

    だが、チェッカーラップで、No.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔)が1分17秒177をマーク。わずかだが19号車を上回ってQ1をトップ通過した。以下は19号車、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(山下健太)、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛)と4位までがTOYOTA GR Supra GT500と、昨年の開幕戦岡山を彷彿させる(予選トップ5独占)速さを今年も感じさせた。

    デビュー戦で注目されたNissan Z GT500勢は、5位にNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹)が入り、No.12 カルソニック IMPUL Z(平峰一貴)が7位でQ1を通過した。Honda NSX-GT勢ではNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴)が、6位でQ2進出を果たした。

    Q1の上位8台によるQ2は、午後3時24分から10分間で行われた。開始とともに、各車がコースイン。タイヤのウォームアップを済ませると、残り4分を切ったタイミングでアタックに入る。Q1と同様No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資)が、まず1分17秒572のターゲットタイムを出してくる。直後にNo.100 STANLEY NSX-GT(牧野任祐)が1分17秒573の僅差で、2番手に浮上して、さらにアタックを続ける。

    そして、この2台を大きく上回ってきたのが、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也)だ。マシンを滑らせながらも1分17秒251の好タイムをマークしてトップを奪った。一方、もう1周のアタックをした100号車はベストを更新したが、1分17秒544でトップには届かず。

    さらにNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一)も1分17秒387まで自己ベストを更新。14号車には届かなかったが、予選2位を確定。ポールのNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraは昨年の開幕戦岡山の勝者で、連勝に向け大きく前進した格好だ。昨年のようにGR Supraでトップ5独占とはいかなかったが、それでも決勝スターティンググリッドのフロントローを独占し、予選上位8台中5台を占めて岡山で変わらぬ速さを見せつけた。

    予選3位はNo.100 STANLEY NSX-GTで、Q2進出ただ1台のNSX-GTとして奮闘。Z勢はNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Zが5位、No.12 カルソニック IMPUL Z(ベルトラン・バゲット)は7位だった。

    2022年開幕戦岡山の決勝レースは明日午後2時に火蓋が切られる。

    GT500 Class
    No.14 ENEOS X PRIME GR Supra

    大嶋和也
    「ほんとここ数年、ずっと惜しいところはあったんですが、毎回僅差の(予選)2位ということで。しばらくポールから遠ざかっていたので、久しぶりにポール(ポジション)が獲れてすごくうれしく思っています。去年からルーキーレーシングができて、新しいガレージも建ててもらいましたし、人材もかなり補強してもらって、去年に比べてチームもかなりレベルアップしました。テストも非常に有意義なテストができていましたし、ミスがなければ当然この位置に来られるだろうという自信を持って今回臨んできていました。実際走り出してからクルマのフィーリングがすごく良くて。多少アジャストしましたが、それもすべていい方向に行きました。予選でも思い通りのクルマになっていたので、ほぼ完璧な流れで来ているなという印象です。特にこの岡山はファンとの距離がすごく近くて応援してくれている姿も走りながらよく見えるので、しっかりとトップを走りながら皆さんが応援に来てくれているところも力にして気持ちよくレースができたらいいなと思いますし、皆さんにはそれを見て楽しんでもらえたらと思います」

    山下健太
    「今年は開幕前のテストから非常に好調で来ていて、開幕戦に向けても非常に調子が良く(公式)練習でも上位にいられたので、予選どうなるかなと思っていました。(自分が走った)Q1は、3番?で、あんまり速くはなかったですが、クルマの調子は良くて。もしかしたらQ2で大嶋(和也)先輩、ポール(ポジションを)獲ってくれるかな、と思っていました。(アタックを)見ていたらすごくセクターからタイムが速くて、これはいけるんじゃないかと。途中でセクター1かセクター2の時点で、『多分ポールいける(獲れる)な』みたいなタイムだったので、本当に大嶋先輩に感謝しています。レースは去年、非常に苦しいレースだったのでああいうのはもうイヤなんで(苦笑)、逃げ切って勝てるように準備したいと思います。レースを盛り上げられるように、という点では決勝をぶっちぎりでレースに勝ちたいと思います。去年みたいな(激しい攻防戦の)レースができればファンの皆さんにも楽しんで頂けると思うので、もしうしろから迫られるようなレースになったら、楽しんでもらえるようなレースができるようにがんばりたいと思います。

    GT300 Class
    No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT

    井口卓人
    「(ポールポジション獲得に)『まさか!?』と思っています。ビックリしているのが本音です。昨シーズンが終わって、12月から今シーズンに向けてテストが始まりましたが、今日に至るまで本当に思い通りに走れない状況が結構多くて、まさかここまでうまくまとめられるとは思っていませんでした。チームのここまでの努力と、ダンロップさんがチョイスしてくれたタイヤが今日のコンディションにハマったと思いますし、最後は本当に山内(英輝)選手のQ2のアタックが素晴らしかったので、こういった結果になったと思います。去年の開幕戦ではQ1で落ちて山内選手につなぐことができなかったという苦い思い出もあるので、今回、山内選手につなげたことをうれしくも思いますし、明日に向けてまた気持ちを引き締め直してがんばりたいと思います。明日はいい位置からスタートできますし、今日、お昼のピットウォークでファンの方々と触れ合うことはできなかったですけど、近くで顔を見て、日常が戻ってきているわけではないですけど、どんどんドライバーとしては気持ちが昂る状況にはなってきているとは思います。ここ数年はこの岡山でいい結果を出せてなくて、速いBRZをたくさんのファンの方の前で見せられていないので、今年こそは最後までしっかり粘り強く走り抜いて、速くてカッコイイBRZをお見せしたいなと思います。

    山内英輝
    「井口(卓人)選手も言っていたように、(公式)練習ではいろいろあってなかなかタイムが出せなかったんです。今年、エンジニアが代わりまして、その井上(徳)さんとしっかりコミュニケーションをとって進めていった結果、このポールポジションを獲れたことがすごくうれしいです。なかなか苦戦していたなかで、この感覚が正しいかどうか不安でいっぱいだったんですけど、今日、その感覚が正しかったということが証明できたので、それがすごくうれしいなと思います。ずっと僕はSUBARUファンのみなさんの声援に応えたいという気持ちで一生懸命がんばっていますが、つい先日、集まりがあって、そこでGTAの坂東(正明)代表が『SUPER GTをこうやって盛り上げていきたい』という思いを、すごく強く、かなり口調的にも気持ちが乗ってお話しされていたことがすごく印象的でした。それだけに僕もレース自体を盛り上げていけるように、僕自身もがんばっていきたいなと思います。明日、SUPER GTを見てくれているみなさんに、たくさん気持ちが昂るようないいレースが見せられるように、全体的に盛り上げていけるようにがんばっていきたいなと思います。精一杯がんばります!」

    2022年 SUPER GT 開幕戦 岡山国際サーキット 予選

    Po No Machine Driver Q1 Q2 Tire
    1 14 ENEOS X PRIME GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    大嶋 和也
    山下 健太
    1’17.426
    1’17.251

    BS
    2 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    関口 雄飛
    中山 雄一
    1’17.460

    1’17.387
    BS
    3 100 STANLEY NSX-GT
    Honda NSX-GT
    山本 尚貴
    牧野 任祐
    1’17.509

    1’17.544
    BS
    4 38 ZENT CERUMO GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    立川 祐路
    石浦 宏明
    1’17.636
    1’17.729

    BS
    5 24 リアライズコーポレーション ADVAN Z
    Nissan Z GT500
    佐々木 大樹
    平手 晃平
    1’17.486

    1’17.812
    YH
    6 36 au TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    坪井 翔
    ジュリアーノ・アレジ
    1’17.177

    1’17.834
    BS
    7 12 カルソニック IMPUL Z
    Nissan Z GT500
    平峰 一貴
    ベルトラン・バゲット
    1’17.521

    1’17.859
    BS
    8 19 WedsSport ADVAN GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    国本 雄資
    阪口 晴南
    1’17.201
    1’17.572

    YH
    9 23 MOTUL AUTECH Z
    Nissan Z GT500
    松田 次生
    ロニー・クインタレッリ
    1’17.697

    MI
    10 8 ARTA NSX-GT
    Honda NSX-GT
    野尻 智紀
    福住 仁嶺
    1’17.717

    BS
    11 64 Modulo NSX-GT
    Honda NSX-GT
    伊沢 拓也
    大津 弘樹
    1’17.724
    DL
    12 17 Astemo NSX-GT
    Honda NSX-GT
    塚越 広大
    松下 信治
    1’17.822

    BS
    13 37 KeePer TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500
    サッシャ・フェネストラズ
    宮田 莉朋
    1’17.950

    BS
    14 3 CRAFTSPORTS MOTUL Z
    Nissan Z GT500
    千代 勝正
    高星 明誠
    1’17.993
    MI
    15 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
    Honda NSX-GT
    笹原 右京
    大湯 都史樹
    2’10.722
    DL
  • スーパーGT 2022年シーズンがまもなく開幕! / ホンダ プレビュー

    スーパーGT 2022年シーズンがまもなく開幕! / ホンダ プレビュー

    スーパーGTの2022年シーズン開幕戦が4月16日から17日にかけて、岡山国際サーキットで行われる。開幕戦を前に、今季のホンダ勢の参戦マシン、チーム、ドライバー体制について紹介する。

    2021年、スーパーGT GT500クラスに挑んだNSX-GTは、シーズン全体を通して安定した速さと強さを示し、#1 STANLEY NSX-GTがランキングトップで最終戦を迎えた。

    しかし、レース終盤のアクシデントにより、惜しくも2年連続のシリーズチャンピオンを獲り逃がしてしまった。王座奪還を目指す今季、開発陣は「より強いNSX」としてさらに磨き上げるために、ベース車両を昨年限定発売されたNSX Type Sへ切り替える決断を下し、2022年型NSX-GTを開発。NSX Type Sは、現行NSXの前後バンパーなどのデザインを改めた特別モデルで、従来モデルより全長が45mm延びている。また、フロントバンパー部分の形状は競技車両としたときに空力的な素性がいいと考えられている。

    SUPER GT ホンダ

    ただし、NSX Type SをベースにGT500車両を製作する場合、車両規則で定められている“スケーリングルール”に沿って、ボディ全体の形状を見直さなければならなかった。このルールはGT500参加車両の性能を均衡化するため、オリジナルベース車両のイメージを残したうえで、競技車両のサイズを基準の枠に収めるという規定。全長が延びた分、バンパー部分だけではなくボディ全体の形状を微調整し、デザインをやり直す必要があった。

    全面的にボディ形状が改められたNSX-GTだが、これまでのダウンフォースを重視する空力コンセプトはそのままに、昨年の課題だった直線スピード不足に対応する工夫を加える形で開発が行われた。

    ボディ以外の部分に関しては基本的に昨年型を踏襲したものとなった。エンジンについては、昨年シーズン後半に投入したパフォーマンス向上版の最高出力を維持しつつも、信頼性を高めた仕様でシーズン開幕を迎える。

    スーパーGT ホンダ

    ドライバーラインアップに関してはほぼ昨年の体制を引き継いでいるが、昨シーズン1勝を記録し、シリーズランキング6位となった17号車Astemo NSX-GTには新たに松下信治が加入し、塚越広大のチームメートとなった。松下はホンダの育成プログラムであるホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)でFIA-F2にまでステップアップした経歴の持ち主で、塚越の後輩にあたるドライバー。ベテランとして安定した速さ・強さを備える塚越と、FIA-F2でアグレッシブな走りを学んできた松下の組み合わせは、ホンダ陣営の一つの核になりそうだ。

    昨年、2年連続シリーズチャンピオンの目前まで迫った100号車STANLEY NSX-GTは山本尚貴/牧野任祐組、昨シーズン2勝を記録しシリーズランキング2位に食い込んだ8号車ARTA NSX-GTは野尻智紀/福住仁嶺組、16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTは笹原右京/大湯都史樹組、 64号車Modulo NSX-GTは伊沢拓也/大津弘樹組が、昨年と同じコンビでシリーズに臨む。

    スーパーGTは4月16-17日に岡山国際サーキットで開幕し、国内6サーキットを転戦して全8戦が開催される予定。昨シーズンと異なるのは、ホンダ勢のホームコースであるモビリティリゾートもてぎでのレースが2回から1回に減り、同じくホームコースの鈴鹿サーキットでのレースが1回から2回に増えていること。NSX-GT開発陣はこの開催スケジュールと競技規則に基づき、エンジン/シャシーの開発を最適化してシーズンを戦う。

    2022年 SUPER GT ホンダ参戦体制

    チーム No ドライバー 2021年戦績
    ARTA 8 野尻 智紀 GT500 2位
    福住 仁嶺
    TEAM Red Bull MUGEN 16 笹原 右京 GT500 16位
    大湯 都史樹
    Astemo REAL RACING 17 塚越 広大 GT500 6位
    松下 信治 GT500 8位
    Modulo Nakajima Racing 64 伊沢 拓也 GT500 18位
    大津 弘樹
    TEAM KUNIMITSU 100 山本 尚貴 GT500 3位
    牧野 任祐 GT500 4位
  • 【訃報】 高橋国光さんが死去…日本のモータースポーツの第一人者

    【訃報】 高橋国光さんが死去…日本のモータースポーツの第一人者

    日本のモータースポーツの第一人者である高橋国光さんが亡くなった。享年82歳。

    高橋国光は、二輪・四輪合わせて489レースに出場し、通算71勝を挙げている。1960年にホンダへワークスライダーとして加入した高橋国光は、同年に二輪世界グランプリでデビュー、翌年の西ドイツグランプリで初優勝を遂げた。この勝利はホンダにとって世界グランプリ250ccクラスでの初優勝となり、二輪・四輪双方の世界選手権において日本人初の快挙となった。

    その後、四輪レースに転向した高橋国光は、国内のさまざまなカテゴリーで活躍し、1977年のF1日本グランプリではスポット参戦を果たし、9位完走という結果を残した。

    1995年には初代NSXをベースにしたマシンで参戦したル・マン24時間レースのGT2クラスで土屋圭市・飯田章とのトリオで優勝。1999年に59歳で現役を引退するまで第一線のレーサーとしての活動を続けた。

    2000年からは自身が率いる「チーム国光」の監督としての活動に専念し、国内のGTカテゴリーのレースに歴代のNSX-GTやHSV-010 GTで参戦。2018年と2020年にはSUPER GTシリーズGT500クラスでシリーズタイトルを獲得した。以前はSUPER GTを運営するGTアソシエイションの会長も務めていた。

    2020年には日本のモータースポーツの発展に長年に渡り大きく貢献した功績が認められ、「スポーツ功労者顕彰」を受章、7月27日に文部科学大臣より顕彰を授受した。

  • SUPER GT:鈴木豊 NISMO監督、闘病の末56歳で死去

    SUPER GT:鈴木豊 NISMO監督、闘病の末56歳で死去

    NISMO レース部部長で、SUPER GTのNISMOチーム監督兼GT500車両開発チーフエンジニアである鈴木豊が、かねてより闘病中のところ 12月19日に永眠いた。(享年56歳)

    鈴木豊は、1990年に入社後、グループCカーや全日本ツーリングカー選手権(JTCC)の車両開発を担当。1998年のル・マン24時間レースでは、開発エンジニアとして、また32号車のトラックエンジニアとしてNissan R390 GT1の3位表彰台獲得に大きく貢献した。

    2009年からはSUPER GTのNISMOチームの監督として指揮を執り、2014年、2015年にはシリーズ連覇を果たすなど、日産 / ニスモのモータースポーツ活動に大きな功績を残した。

    ここに生前のご厚誼に深謝するとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。

    SUPER GT:鈴木豊 NISMO監督、闘病の末56歳で死去SUPER GT:鈴木豊 NISMO監督、闘病の末56歳で死去

  • SUPER GT:日産/NISMO、2022年参戦マシン『Nissan Z GT500』を初披露

    SUPER GT:日産/NISMO、2022年参戦マシン『Nissan Z GT500』を初披露

    日産/ニスモは、2022年シーズンのSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦する「Nissan Z GT500」を富士スピードウェイで初披露した。

    日産は現在進めている事業構造改革「Nissan NEXT」に於いてブランド価値の再構築に取り組んでいる。競争の厳しいレースシーンへ挑戦することにより、この取り組みを加速するため、果敢にチャレンジする日産ブランドのDNAを象徴するNissan Zで2022シーズンよりSUPER GTシリーズに参戦する。

    日産は創業以来、「他のやらぬことをやる」との精神で、イノベーションを通じたワクワクをお客さまにお届けするためチャレンジを重ねて来た。1970年代初頭にアメリカのレースシーンでは無名の日産が、SCCA Cプロダクション選手権においてS30型240Zで連続優勝を飾ったことを皮切りに、90年代のZ32型300ZXでのIMSAシリーズにおける勝利、2000年代のZ33型でのJGTC/SUPER GTシリーズへの参戦及びシリーズチャンピオン獲得など、Zの名を確立して来たレース参戦の歴史は、日産のチャレンジ精神の表れだ。

    アシュワニ グプタ 日産自動車COO
    「日産DNAのチャレンジャー・スピリットを象徴するNissan Zで再びレースに挑戦し、お客さまやファンの皆さまに、ワクワクをお届けします。70年代のアメリカに於いて240ZでSCCAの選手権に参加した頃と同じ気持ちで、我々はレースを通じ、革新的なクルマを世に出し続けるとともに、レースでは勝利を目指して戦っていきます」

    片桐 隆夫 ニスモCEOコ
    「2022年シーズンのSUPER GTに、日産DNAを象徴する新型Zの車両で熱い気持ちを持って挑戦してまいります。引き続き日産系チームへのご愛顧、ご声援を賜りますようよろしくお願い申し上げます」

    SUPER GT:Nissan Z GT500SUPER GT:Nissan Z GT500SUPER GT:Nissan Z GT500SUPER GT:Nissan Z GT500SUPER GT:Nissan Z GT500

  • SUPER GT:日産/ニスモ、2022年の新型GT500車両を12月5日に発表

    SUPER GT:日産/ニスモ、2022年の新型GT500車両を12月5日に発表

    日産/ニスモは、2022年のSUPER GTのGT500に参戦する新型車両を12月5日(日)に発表。アンベールイベントをYoutubeで生中継する。

    日産は、2008年シーズンからGT500仕様のNISSAN GT-Rでの参戦を開始。デビューシーズンには9戦7勝を挙げ、14シーズンで通算41回の優勝を飾た。これは、GT500クラスに参戦した車両の中で、歴代最多となる優勝記録となる。

    だが、今季までのR35型のNISSAN GT-RをベースとしたGT500仕様車での参戦は、11月28日(日)に富士スピードウェイで開催される2021年シーズン最終戦をもって終了。2022年シーズンの参戦車両については、後日発表するとしていた。

    日産/ニスモは、2022年のSUPER GTのGT500に参戦する新型車両を12月5日(日)に発表。12時からアンベールイベントをYoutubeで生中継する。

  • レッドブル、『Red Bull Race Day』のテレビCMを公開!

    レッドブル、『Red Bull Race Day』のテレビCMを公開!

    レッドブルは、都心型複合モータースポーツイベント「Red Bull Race Day」のテレビCMを12月5日(日)からオンエアする。

    CMでは、TEAM Red Bull MUGENのドライバー笹原右京が、マットネイビー&メタリックレッドに身を包んだ「Honda NSX-GT」に乗り込み、目の前に立ちはだかる24枚の壁を文字通り”体当たり”で突き破る!

    壁にはイベントに出場する、SUPER GT、スーパーフォーミュラ、MotoGPの3台が轟音で疾走する様子が漫画で描かれており、車内から通しで見ると、実はパラパラ漫画になっている、という驚き企画。

    リアルさを追求して、失敗の許されない一発撮りで収録しており、またRed Bull Race Dayのコンセプトである「轟音東京」を体現するため、現場での突き破る音などをそのまま使用!

    新CMの楽曲タイアップは、レッドブル・アーティストのKing Gnu!12月1日発売のNEW SINGLE「BOY」にカップリング収録される新曲「F.O.O.L」をRed Bull Race Day テーマソングとして提供。また、今回CMとしては、「F.O.O.L」の中から2か所のメロディをそれぞれ使用し、異なる2タイプを制作した。

    King Gnuからは、Red Bull Race Dayのテーマソングとして制作した「F.O.O.L」に込めた思いとして「このハードな世の中を自由に、パワフルに生きていこうぜ!という想いを込めて創ったこの曲が皆さまの翼になれるなら我々も更にみなぎることでしょう。”F.O.O.L”を是非とも、皆さまの日々の闘いの御供に」(King Gnu 勢喜遊)とコメントを寄せている。

    テレビCMに関連して、「Behind the Scenes of Red Bull Race Day TVCM Shooting」も12月5日に公開予定!失敗の許されない撮影をどのように完遂したのか、その設営から撤去までの舞台裏に迫るスペシャル映像。さらに、ドライバーの笹原右京のインタビューや、ここでしか見られないドライビングテクニックも限定収録する。

  • SUPER GT:トヨタ 2021年 最終戦 富士スピードウェイ レポート

    SUPER GT:トヨタ 2021年 最終戦 富士スピードウェイ レポート

    富士スピードウェイでSUPER GTの今季最終戦が行われ、関口 雄飛/坪井 翔組 au TOM’S GR Supra 36号車が今季初優勝。GR SUPRAがトップ5を独占する速さを見せ、関口/坪井組36号車は16点差を跳ね返しての大逆転シリーズチャンピオンを獲得した。GT300クラスでも吉本 大樹/河野 駿佑組 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 60号車が勝利を飾り、2021年シーズンをGR SUPRA両クラス制覇という有終の美で締めくくった。

    SUPER GT第8戦「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 300km RACE」が11月27日(土)、28日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

    全8戦で争われる2021年シーズンのSUPER GTも最終戦を迎えた。今季のGR SUPRA勢は、開幕戦でトップ4を占めるなどシーズン序盤戦は速さを見せたものの、その後はサクセスウェイトの重さに苦しむ展開が続いた。

    この最終戦ではポール・トゥ・ウィンで最大21ポイント獲得が可能なため、チャンピオン獲得の可能性を残すのは、首位と16ポイント差の5位につける関口/坪井組 36号車と、同20ポイント差の大嶋 和也/山下 健太組 ENEOS X PRIME GR Supra 14号車。どちらもややポイント差が大きく、厳しい戦いとが、サクセスウェイトが全車ゼロとなりイコールコンディションで争われるこの最終戦。「ホーム」富士で今季の締めくくりを好結果で終えるべく、GR SUPRA勢全チームが気合いを込めて臨んだ。

    今大会も新型コロナウイルス感染拡大防止策を十分に配慮した上で、有観客で開催された。イベント広場には「TGRブース」が開設され、レゴブロックで再現されたレゴトヨタGRスープラ実物大レプリカ、実車のGR SUPRAに加え、先日発表された新型BEV「bZ4X」も展示され、集まったモータースポーツファンの皆様の注目を集めていた。

    予選
    27日(土)は好天に恵まれたものの、11月末の寒さの中でノックアウト方式の予選が行われた。午後2時半、気温は10度、路面温度12度というコンディション。

    Q1ではセッション開始と同時に先陣を切ってコースインしたDENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車の中山雄一がこれまでのコースレコードを破るタイムで2番手につけると、ZENT CERUMO GR Supra 38号車の石浦宏明がこれをかわし2番手に。逆転タイトルを目指す36号車は関口のアタックで5番手、14号車は大嶋が7番手。

    KeePer TOM’S GR Supra 37号車のサッシャ・フェネストラズは8番手に入り、GR SUPRA勢は5台がQ2進出。WedsSport ADVAN GR Supra 19号車は国本雄資の健闘叶わず11番手となった。

    Q2では各車さらにタイムアップしての激しい争いとなった。37号車を駆る平川が1分25秒台に入れ、その時点での2番手につけ、さらにタイムアップを目指したが最終ラップでの更新はならず。

    一方で、最後までアタックを遅らせた山下の14号車が、最後の最後に山下自身が昨年記録していたコースレコードを大きく上回るトップタイムをマーク。ポールポジションによる1ポイントを獲得し、逆転タイトルへの可能性を残して決勝に臨むこととなった。

    Q2は僅差の争いとなり、37号車が3番手、坪井の36号車が4番手、ヘイキ・コバライネンの39号車が5番手、立川祐路の38号車が7番手。ここまでのトップ7台が約コンマ5秒差で、全車従来のコースレコードを更新するという激戦の予選となった。

    GT300クラスは、Q1は2グループに分けて実施。A組では埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車が吉田広樹のアタックでトップ通過を果たした。

    B組は混戦となった。セッション終盤に激しく順位が入れ替わる展開の中、第2戦の富士大会で優勝を飾っている60号車が河野のアタックで2番手。逆転タイトルの可能性を残すたかのこの湯 GR Supra GT 244号車は三宅淳詞が4番手につけてQ2進出。早い段階で好タイムをマークしていた織戸学のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が5番手、ジュリアーノ・アレジのarto RC F GT3 35号車が6番手で前戦に続きQ2進出。

    一方でK-tunes RC F GT3 96号車は阪口晴南の健闘及ばず10番手、第6戦オートポリスで初優勝を飾ったTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車も11番手でQ1敗退となった。 Q2では川合孝汰の52号車が好走を見せ暫定トップに立ちますが、ラストアタックでライバルにかわされ、それでも最前列2番手グリッドを獲得。吉本の60号車が3番手、堤優威の244号車は9番手、35号車が10番手、30号車が16番手から決勝レースに臨むこととなった。

    決勝
    28日(日)も雲一つ無い快晴に恵まれた。決勝前には、エアレースパイロットの室屋義秀氏によるフライトパフォーマンス、『”Challenge for the future” Yoshi MUROYA × LEXUS Special Flight@ FUJI SPEEDWAY』が実施。このデモフライト時のメインストレート上では、先日世界耐久選手権(WEC)勇退を発表した中嶋一貴がLC500コンバーチブルで先導走行を務める中、スーパー耐久に参戦している水素エンジン搭載の「ORC ROOKIE Corolla H2 concept」、NSX(HEV)、EVレーシングカーの「NISSAN LEAF NISMO RC」によるデモ走行が実施され、集まったモータースポーツファンの皆様を沸かせた。

    そして午後1時、気温13度、路面温度22度のコンディションの下66周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

    ポールポジションの14号車は大嶋のドライブで順調なスタートを切り首位をキープ。その後方では、逆転タイトルには優勝しかない36号車の関口が、2列目4番手からチームメイトの37号車をかわし3位へと順位を上げると、その勢いのままに前を行くライバルもかわし2位へ。翌周にはフェネストラズの37号車もライバルをかわし、2周目にして早くもGR SUPRAが1-2-3体制となった。

    3周目には11番手スタートから9位へと順位を上げていた国本の19号車が、他車の接触に巻き込まれスピン。順位を落とすと共に、車両にもダメージを負ってしまった。

    36号車同様に逆転タイトルへ向け優勝しかない14号車大嶋は、序盤からハイペースで周回を重ね、6周目を終えたところで2位との差は4秒まで広げた。

    しかし、7周目にGT300クラスの車両が接触でコース脇にストップ。この車両回収のためにセーフティカーが導入され、14号車が築いたマージンは帳消しとなってしまった。

    13周目にセーフティカーが退去し再スタートが切られると、トップ3のGR SUPRAは団子になったままTGRコーナー(1コーナー)へと進入。このバトルを制した36号車が首位を奪取、続くヘアピンでは37号車も14号車をかわし、36号車、37号車、14号車へと順位が入れ替わった。

    今度は代わって首位に立った36号車の関口がハイペースで逃げる展開となり、後続との差を広げていくこととなった。3位の14号車は、タイトルを争うライバルから何度も激しい追撃を受けるも、ストレートスピードで勝るGR SUPRAの速さを活かして防戦。

    規定となるレース距離の3分の1を過ぎると、各車がドライバー交代、タイヤ交換と給油のために次々にピットへ。25周を終えたところでピットインした36号車は、ピットを終えたグループでのトップを守ってコースへ復帰。タイヤが暖まっていないアウトラップでは、先にピットインしていたライバルの猛追を受けましたが、ポジションを守った。

    一方、先にピットインし、ライバル2台の先行を許した14号車は、交代した山下が猛烈な追い上げを見せ、前を行くライバルの2台をパス。

    全車がピットを終えた時点で、再び36号車が首位、37号車が2位、14号車が3位とGR SUPRAの1-2-3体制に。その後では、立川から石浦へと交代した38号車が5位、コバライネンから中山雄一へと交代した39号車が8位で追い上げる形でレースは後半戦に入った。

    51周目、4位を走行していたランキング首位のNSX-GT 1号車が、TGRコーナー進入でGT300クラスの車両と接触し、ピットイン。これで1号車が上位争いから脱落したことで、36号車のタイトル争いのターゲットは、11ポイント差で追うNSX-GTの8号車となった。

    36号車が優勝した場合、8号車が4位以下であれば逆転タイトル獲得となる条件下で、GR SUPRA勢は着実に上位を走行。トップの3台に加え、38号車も8号車をかわして4位に浮上しており、また、62周目には39号車の中山雄一も8号車をかわし、スープラがトップ5を占めることとなった。

    レースは終盤になると、タイヤのバーストに見舞われる車両が続出し、上位を占めるGR SUPRA勢も慎重なドライビングを要求されることとなったが、首位を行く36号車の坪井は、後続とのマージンを保ちながらも着実に周回を重ね、トップを守りきってチェッカー。坪井にとってはGT500クラス初勝利となった。

    37号車が2位、14号車が3位、39号車が4位、38号車が5位で続き、GR SUPRAは「ホーム」富士での今季最終戦を、トップ5独占という最高の結果で締め括り、そして優勝した36号車の関口と坪井が、念願のドライバーズチャンピオンを獲得。参戦2年目のGR SUPRAにチャンピオンをもたらすとともに、36号車のTGR TEAM au TOM’Sもチームタイトルを獲得した。

    GT300クラスでは、2番手、3番手からスタートを切った川合の52号車と河野の60号車がGR SUPRA同士で序盤から激しい2位争いを展開。後方では、9番手からスタートしたアレジの35号車がトップ10圏内での好走を見せていたが、35号車は15周目に他者に接触されてスピン。大きく順位を落とすこととなってしまった。

    今大会、全車にタイヤ4本交換が義務づけられたものの、GT300クラスではピットタイミングで各チームが様々な作戦を採る中、終盤全車がピットを終えた時点で、52号車が首位、60号車は2位とGR SUPRAが1-2体制となった。しかし、首位を行く52号車は51周目の最終コーナーで突然左リアタイヤがバーストし、スピンからコースアウト。辛うじて接触無く自力でピットへと戻りましたが、大きく順位を落とすこととなってしまった。

    52号車の後退により首位に浮上した60号車がそのままポジションを守り切ってトップチェッカー。60号車は第2戦に続き今季2勝目を挙げました。244号車が7位でフィニッシュ。52号車は9位でポイント獲得を果たした。

    au TOM’S GR Supra 36号車 ドライバー 関口雄飛
    チャンピオン争いの権利は残っていたものの、条件としては厳しい状況だったので、チャンピオンを意識するというよりは、今年できていない、絶対に1勝をと思って最終戦に臨みました。もう停まりきれなくても良いから抜くくらいの強い気持ちで攻めて、1位で戻ってくることができました。後半は坪井選手が、かなり長いスティントで辛かったと思いますが、しっかりタイヤマネージメントしてミス無く、ずっと1秒2秒という差の中で耐えてくれて、感謝しています。今シーズンは、基本的に僕たちはミスなく素晴らしいシーズンを送れていると思っていました。今まで自分はポカすることもあったんですけど、今年は本当に完成度が高く、ノーミスで、しかも高い次元で走れていて、そこは胸を張っていいかなと思っていました。ただ優勝ができてなかったので、最後は何が何でも1勝したいという気持ちだったので、それが達成できて良かったです。やっとチャンピオンを取れましたが、自分はここに来るまでに色々遠回りをしてきたドライバーなので、それだけに本当に多くの人に支えていただき、いろんな方のおかげでここまで来られました。その中の誰か1人でも欠けていたらここに自分はいないだろうと思いますし、皆さんに本当に感謝すると共に、ようやくしっかり結果で返すことができて自分としてもとても嬉しいです。とはいえ、SUPER GTでチャンピオンを取ってそこで終わりではなく、目標は高く持って、2連覇3連覇を目指し、さらに良いドライバーになって、誰もが日本最速は関口だねと思われるように、今後も努力していきたいと思います。

    au TOM’S GR Supra 36号車 ドライバー 坪井翔
    第2戦で勝てなかった悔しさをずっとためてきたので、この富士で絶対優勝して取り返してやるという気持ちで臨んだ一戦でした。スタートから関口選手が魂のこもった熱い走りで、トップで僕にバトンを繋いでくれたので、これはこの位置を絶対守り切らないといけないなと思いましたし、守れる自信もありました。途中14号車に詰められるシーンもありましたが、自分をうまく冷静にコントロールして、タイヤをマネージメントしながら最後までプッシュし、優勝できて良かったです。まさかチャンピオンが取れるとは思っていなかったので、まだ実感はなく、本当に取ったんだろうかという感じで若干ふわふわしています。僕自身そもそもGT500で勝つのは今回が初めてですし、今回は勝つことが目標だったので、初優勝と共にまさかシリーズチャンピオンがついてくるとは思っていなかったという驚きはありますが、本当に嬉しいです。今シーズンは開幕戦で、優勝目前でバトルに競り負けて2位に終わってしまったところから始まり、2戦目で勝てるかと思ったら目前で勝てず、と正直すごい悔しい思いをしてきました。昨日の予選も14号車にポールを取られてしまったりとか、思うことはすごいたくさんあったんですが。その中でもミスなく、重い状態の時にしっかりポイントを重ねられて、最終戦に権利を残してこれたのはすごい大きかったです。最終戦で勝つことができて、チャンピオン獲得することができて、最後の最後に笑って終えることができて本当に嬉しいですし、今年頑張ってきたことが結果で報われたので本当に良かったです。

    TGR TEAM au TOM’S チーム監督 伊藤大輔
    限りなくチャンピオンの可能性が低く、本当に首の皮一枚残った状態でのレースだったので、とにかくチームとしては勝つことしか考えずに臨みました。本当に素晴らしい2人の走りのおかげでチャンピオンを取れたんだと思います。最後まで諦めず、チーム一丸となって挑んだことが形になって嬉しいです。今日のレースでは、関口選手のスタート直後のオーバーテイクや、リスタート後も彼らしいすごく力強い走りを見せてくれて、そのバトンを受け継いだ坪井選手も本当にクレバーな走りをしてくれました。結果的にいろんなことがあったレースですけども、諦めずにきちんと頑張った結果がちゃんとついてきたんだと思います。今季、2戦目で停まったこと以外はほぼ我々の中ではミスがなかったシーズンだったと思っていますが、優勝ができてなかったし、チャンピオンからも遠い位置にいたという状況の中、最終戦で優勝してチャンピオンを取ることができて本当に良かったです。毎戦毎戦細かい課題があったんですがそれをチーム、トヨタ、TCDとみんなが力を合わせて対策してくれました。その一致団結するということが結果に繋がったんだなと思います。

  • SUPER GT:ホンダ 2021年 最終戦 富士スピードウェイ レポート

    SUPER GT:ホンダ 2021年 最終戦 富士スピードウェイ レポート

    11月27日(土)~28日(日)、富士スピードウェイ(静岡県)で2021年度SUPER GTシリーズ最終戦(第8戦)が開催され、GT500クラスに5台のNSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走した。このレースでは競技規則により全車両に対するサクセスウエイトが0kgにリセットされ、車両本来のパフォーマンスで戦うことになる。

    GT500クラスに出走するNSX-GT勢は、シリーズポイントランキングで#1 STANLEY NSX-GTの山本尚貴がトップ、牧野任祐が2番手(シリーズ序盤で牧野が欠場したため)、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が3番手、#17 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が4番手と上位を占めた状態でシリーズ最終戦を迎えたが、直線の長い富士スピードウェイは、敏捷なコーナリングを得意とするNSX-GTにとって必ずしも適したサーキットではない。

    週末は秋晴れながら寒冷前線の影響で冷え込み、気温、路温とも低下するコンディションとなった。土曜日に行われた公式予選でNSX-GT勢は、#1 STANLEY NSX-GT(山本/牧野)が2番手、#8 ARTA NSX-GT(野尻/福住)が6番手につけたものの、#17 Astemo NSX-GT(塚越/バゲット)は10番手、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)は12番手、#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)は15番手にとどまった。

    日曜日の決勝レースは午後1時にスタートが切られた。シリーズチャンピオンを目前にしている#1 STANLEY NSX-GT(牧野)は、ストレートスピードの伸びるライバル車に先行を許し序盤4番手に後退するが、その順位でも十分に王座を奪取できる計算だった。#1 STANLEY NSX-GT(牧野)は4番手のポジションを守って義務周回数となる22周を走ってピットイン、ドライバー交代を行った。

    マシンを受け継いだ#1 STANLEY NSX-GT(山本)は、事実上のポジションをいったんは一つ落としたが、レース折り返しとなる33周目までには4番手に復帰。チャンピオン奪取を視野にポジションを守って周回を重ねた。ところが、フィニッシュまで15周となった51周目の第1コーナーに進入したところ、GT300マシンに内側から押し出されるようなかたちで接触され、右フロント部を破損。緊急ピットインを余儀なくされた。

    一方、#8 ARTA NSX-GT(福住)は、スタート後ペースが思うように上げられない中、順位を一つ上げて5番手でドライバー交代のためピットインした。しかし、ピット作業中、ドアにトラブルが発生して約10秒ピットアウトが遅れ、事実上の順位は10番手まで下がってしまった。そこからの#8 ARTA NSX-GT(野尻)は猛然と追い上げ、オーバーテイクを繰り返してNSX-GT勢最上位の6位でレースを完走した。シリーズポイントランキングでは今回優勝して大量得点に成功した36号車に届かず、ランキング2位に終わった。

    アクシデントのあと、ピットインしマシンを修復してコースへ復帰した#1 STANLEY NSX-GT(山本)はシリーズチャンピオン争いから脱落、7周遅れの14位でレースを完走したが無得点に終わってランキングは3位に後退。シリーズチャンピオン連覇はならなかった。

    佐伯昌浩 (株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー)
    「1年間応援ありがとうございました。今回1号車は、チャンピオンを獲るために淡々とレースをしていたところ、避けようのないアクシデントで惜しくも戦いから脱落することになってしまいました。8号車はレースでのペースが悪くなかったのですが、ピットでのトラブルで遅れてしまったのが残念です。目の前にあったタイトルは逃がしてしまいましたが、この1年、NSX-GTには大きなトラブルが出なかったということを見ても信頼性についてはしっかり仕上がったと感じましたし、サクセスウエイトなしの真っ向勝負で富士のフロントローに並べるだけのパフォーマンスが発揮できたことなど、ポジティブな手応えもありました。来季に向けてもっと強いクルマに仕上げようと思います」

    野尻智紀(ARTA)
    「予選はポールポジションを狙っていたので悔しい結果になりました。ただ、直近2レースの連勝もポールポジションからではなかったので、レースさえしっかりやれば上がっていけるという自信はありました。実際、決勝では上がれるチャンスがあったと思うのですけど、ピット作業で手間取ってしまって大きく順位を落としてしまいました。そこから必死で追い上げたのですが、タイヤを使いきってしまい終盤はペースを落とさざるをえませんでした。でも、こういう厳しい戦いの中でこそ本当の強さが問われると思うので、もっともっと上を目指して強くなるためにがんばっていきます。この壁は必ず乗り越えられる壁だと信じています。1年間、応援ありがとうございました」

    福住仁嶺(ARTA)
    「土曜日午前中のフリー走行から、細かいところに修正しなければならない課題を感じていました。予選でも同じような問題が消えず、自分が担当したQ2では思ったとおりのタイムが出ず結果的に6番手に終わってしまいました。とはいえ、富士の決勝レースでは何が起きるか分からないので、気持ちを切り替えて土曜の夜はロングラン向けのセッティングについて、夜遅くまでエンジニアさんにもつきあってもらって考えました。その結果、いくらかは改善できたのですが問題は残っていて、最初のスティントで一つ順位を上げることはできたものの、それ以上は何もできないまま野尻さんにバトンタッチしました。ピット作業中にトラブルがあってそこでロスして遅れましたが、野尻さんが熱い走りで少しずつ順位を上げてくれて、結果的に6位でフィニッシュしてランキング2位で終われました。あともう少しでしたが、ライバルも本当に速かったので、来年に向けていろいろ考えて、自分自身ももっと強くなりたいと思います」

  • SUPER GT:日産/ニスモ 2021年 最終戦 富士スピードウェイ レポート

    SUPER GT:日産/ニスモ 2021年 最終戦 富士スピードウェイ レポート

    2021年SUPER GTシリーズ第8戦が11月27、28日に富士スピードウェイで開催された。秋晴れのもと、今シーズン2回目のレースとなった富士スピードウェイには、多くのファンが観戦に訪れた。今回はシリーズ最終戦で、規定によりサクセスウェイトは全車0kgとなる。

    11月17日、日産/ニスモ陣営は来シーズンからSUPER GT GT500クラスの参戦車両変更を発表。

    2008年から参戦を続けたR35型NISSAN GT-RはこのレースがGT500クラスでの最後の戦いとなり、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田 次生 / ロニー・クインタレッリ)、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手 晃平 / 千代 勝正)、#12 カルソニック IMPUL GT-R(平峰 一貴 / 松下 信治)、#24 リアライズコーポレーションADVAN GT-R(高星 明誠 / 佐々木 大樹)の4台が有終の美を飾るべく、シリーズ最終戦に挑んだ。

    予選
    11月27日午後3時3分から10分間のQ1が始まった。天候は晴れ、気温10度、路面温度13度と温度の低いコンディションで、タイヤ選択とウォームアップが難しい状況となった。GT-R勢は入念にタイヤのウォームアップを行い、セッション終盤にタイムアップを狙う。GT-R勢で最初にタイムを出したのは#3 GT-Rで、千代が4周目に1分26秒513をマークし、6位でQ2進出を果たした。#23 GT-Rは4周目に1分26秒770をマークし、5周目にもアタックを行ったがタイムアップは果たせず、コンマ1秒差で9位となりQ2進出を逃した。佐々木がアタックした#24 GT-Rが1分27秒096で13位、#12 GT-Rは平峰がアタックし1分27秒145で14位となっている。

    午後3時41分から10分間のQ2が開始された。#3 GT-Rをドライブする平手は、5周目に1分26秒820のベストタイムをマークしたが、コンディションの変化によりQ1のタイムを更新できず、8位で予選を終えた。

    決勝
    翌日の決勝日も気温14度の秋晴れとなり、好コンディションの下、午後1時にフォーメーションラップが開始された。2周のフォーメーションラップの後にスタートが切られ、直後から激しいポジション争いが展開された。第1コーナーでの混乱の後、9番手スタートの#23 GT-Rは6番手に浮上、予選8位の#3 GT-Rは7番手、14番手スタートの#12 GT-Rは10番手にポジションを上げている。激しいポジション争いは続き、3周目には最終コーナーで3台が絡むアクシデントが発生。これによりGT-R勢のポジションも変動して、3周終了時点では#3 GT-Rが6番手、#23 GT-Rが8番手、#24 GT-Rが11番手、#12 GT-Rが12番手となった。

    1周目の激しいポジション争いにより接触があり、#12 GT-Rにドライブスルーペナルティが科され14番手にダウン。レースは中盤に入り、ピットインのタイミングとなった。GT-R勢で最初にピットインしたのは#3 GT-Rで、23周目に入りドライバーが千代から平手にチェンジした。24周目には#23 GT-Rが、26周目には#12 GT-Rがピットイン。GT500クラスの最後までピットインを引き伸ばした#24 GT-Rは33周目にドライバー交代を行い、全車がピットインを終えた34周目の時点で、#3 GT-Rが6番手、#23 GT-Rが7番手、#24 GT-Rが12番手、#12 GT-Rが13番手となっている。

    レース後半に入り、#3 GT-Rと#23 GT-Rは接近したポジション争いを展開する。40周目に#23 GT-Rの松田が#3 GT-Rをパスして6番手に浮上。この争いに他車も絡んで41周目には#3 GT-Rは9番手にポジションを落とす。46周目には#23 GT-Rが後続にパスされて7番手にダウン。レース終盤には再び#23 GT-Rと#3 GT-Rの激しい7番手争いとなった。55周目に#3 GT-Rが前に出て7番手を奪うと、56周目には再び#23 GT-Rが7番手を奪い返す白熱のバトルを展開。その差1秒以内の接近した戦いは66周のチェッカーフラッグまで続き、#23 GT-Rがポジションを守り切り7位、#3 GT-Rは8位となった。レース後半に追い上げた#12 GT-Rは9位まで挽回して入賞を果たし、#24 GT-Rは11位でフィニッシュした。

    2021年シーズン全8戦が終了し、GT-R勢は2勝を挙げた。また第3戦鈴鹿では表彰台を独占する活躍を見せ、R35型NISSAN GT-RによるGT500クラス参戦は幕を閉じた。2008年から参戦したGT-Rは14シーズンを戦い、ポールポジションを36回獲得、優勝41回の輝かしい実績を挙げ、日産/ニスモ陣営はこのR35 GT-Rによってドライバーチャンピオンを5回、チームチャンピオンを4回獲得した。

    松田 次生
    「第2戦の富士では苦しい状況でしたが、今回はなんとかいいレースができ、23号車はGT-R勢トップでレースを終えることができたので、それが自分としては良かった点ですね。2008年からGT-Rでレースをやってきましたが、僕としてはGT-RとともにSUPER GTをしっかりと戦うことができたと思います。GT-Rでチャンピオンを2回獲り、計17勝を挙げさせてもらったので、本当に感謝しかありません。GT-Rの新たな伝説に貢献できたと思います。僕自身もこれからもっともっと良いレースができるように頑張ります」

    ロニー・クインタレッリ
    「予選から決勝まで、最後までみんな頑張ってベストを尽くして走ることができました。もちろんGT-Rでのレースが最後なので表彰台に乗りたかった思いはありますが、最終的に7位でのフィニッシュになりました。2レースぶりのポイントゲットでシーズンを終えることができて、自分としては本当に悔いのない最終戦でした。ファンの皆さんが最後まで応援してくれましたし、たくさんのファンがサーキットに来てくれて、とても感謝しています」

    松村 基宏 日産SUPER GTチーム総監督
    「今シーズン序盤は悔しいレースもありましたが、シーズンが進むにつれてマシンを進化させて戦闘力を上げたことで、拮抗した良いレースをすることができました。その成果としてシーズン2勝を挙げ、3勝目にも手が届くところまで到達できましたが、満足のいく結果とは言えませんでした。この開発の進化と成果をもとに、さらに速いマシンづくりを目指しますので、ご期待いただきたいと思います。R35型NISSAN GT-RによるGT500での戦いはこれで幕を下ろします。多くのご声援をいただいたファンの皆さまには、心より感謝申し上げます。また、今後も日産/ニスモのSUPER GT活動への応援をよろしくお願いいたします」