カテゴリー: SUPER GT

  • 立川祐路、SUPER GTドライバーを2023年シーズンを最後に引退

    立川祐路、SUPER GTドライバーを2023年シーズンを最後に引退

    トヨタは、SUPER GT GT500クラスのドライバーとして長きにわたりTGR TEAM ZENT CERUMOで活躍してきた立川祐路の今季限りでの引退を発表した。

    立川祐路は、国内のトップドライバーとして長年参戦を続けてきたが、これもファンの皆様の応援があったからこそと実感しており、引退する前にできるだけ多くの皆様に直接感謝の意を伝えたいと切望していることから、あえてシーズン中盤のこの時期に引退表明の実施を決定した。

    参戦中のSUPER GTの次戦、第4戦富士にて、本件に関する記者会見を行う。また、第4戦を含む今季の残り5戦のSUPER GTの各会場においてトークショーを開催し、各地のファンの皆様へ感謝を直接お伝えするとともに、過去の参戦車両、レーシングギアやトロフィーの展示などを行い、これまでの功績をファンの皆様と共に振り返る場を用意する。

    立川祐路は、1991年にレーシングカートを本格的に始めると、フォーミュラカーレースでステップアップを重ね、1994年にはフランスに渡り、フォーミュラ・ルノー・キャンパス・カップに参戦してシリーズ4位(2勝)。帰国後、1995年にはフォーミュラ・トヨタ西日本シリーズ に参戦して1位(3勝)を獲得。また同年から全日本F3選手権にも参戦し、1997年にはシリーズ2位を獲得。1997年~2009年(2005年を除く)には、現在のSUPER FORMULAの前身であるフォーミュラ・ニッポンに参戦し、優秀な成績を残した。

    一方で、ツーリングカーやGTカーレース活動も始め、現在のSUPER GTの前身である全日本GT選手権(JGTC)には1996年に日産フェアレディZで初参戦。1999年にはTOYOTA TEAM CERUMOのドライバーとして同シリーズに参戦を開始し、現在まで25年間にわたり、一貫してTEAM CERUMOのドライバーとして参戦を続けてきた。この間、2001年にはau CERUMO SUPRA(竹内宏典、立川祐路組)、2005年にはZENT CERUMO SUPRA(立川祐路、高木虎之介組)、2013年にはZENT CERUMO SC430(立川祐路、平手晃平組)で3度のドライバーチャンピオンに輝いており、GT500クラスの優勝回数も19回を数え、国内のトップドライバーとして輝かしい戦績を収めてきた。また、GT500クラスのポールポジション獲得数24回は、現在も歴代最多記録となっている。

    更に、トヨタのGT500車両の開発にも携わり、開発ドライバーとして歴代のSupra、LEXUS SC430、LEXUS RC F、LEXUS LC500、GR SupraのGT500車両開発に貢献してきた。フォーミュラカーのレーシングドライバーとしての活動は2009年を最後に終了したが、現在はSUPER FORMULAに参戦しているP.MU/CERUMO・INGINGのチーム監督として活動している。

    立川祐路
    「今シーズン限りでSUPER GTのドライバーを引退することをご報告させていただきます。まずは応援してくれている多くの方々に感謝します。どんな時も応援、そして力になっていただきありがとうございました。ここまでトヨタ、TCD(TRD)、セルモ、ZENT、ブリヂストンをはじめとする多くの仲間、家族に支えられてやってくることができました。そして最後まで自分の気持ちを尊重していただきありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。そしてSUPER GTという素晴らしい舞台をいつも提供してくれているGTA、この舞台で戦ってこられたことが自分にとっての財産です。シーズン中に発表というかたちをとらせていただきましたが、応援してくれる方々にしっかり最後の走りを見ていただきたいとの思いでこのタイミングにさせていただきました。残りのレースを全力で戦いますので、最後まで応援よろしくお願いします」

    高橋智也(GAZOO Racing Company プレジデント)
    「トヨタは1994年に開始された前身の全日本GT選手権含め、国内のモータースポーツ活動の主力レースのひとつとして、SUPER GTに参戦してきました。立川選手は1999年から現在までセルモチームのGT500ドライバーとして、3度のシリーズチャンピオンを獲得するなど、素晴らしい成績を残してくれました。また、長きにわたり、スープラや、SC430、LC500等、歴代のGT500車両開発にも携わっていただき、常に優勝争いができる速さを持ったクルマづくりに貢献いただきました。トヨタを代表するドライバーとして参戦を続け、トヨタのモータースポーツ活動を支え、育て続けてくださったことは、本当に大変だったと思いますし、その功績には感謝しかありません。立川選手を支え、一緒に頑張ってくださったご家族の皆様にも心から感謝の意を表します。長い間、GT500での活躍、本当にありがとうございました。とはいえ、まだシーズンは続きますので、最後まで一緒に頑張りましょう」

    記者会見のお知らせ
    ・日時:2023年8月4日(金)13:00~14:00
    ・場所:富士スピードウェイ(ピットビル2F)

    レース戦績(1999年以降の全日本GT選手権、SUPER GTのみ記載)
    1999年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズ14位(#38 FK/マッシモセルモスープラ)
    2000年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズ5位、1勝(#38 FK/マッシモセルモスープラ)
    2001年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズチャンピオン(#38 auセルモスープラ)
    2002年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズ3位、2勝(#1 auセルモスープラ)
    2003年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズ9位(#38 auセルモスープラ)
    2004年:全日本GT選手権・GT500クラスシリーズ5位、1勝(#38 auセルモスープラ)
    2005年:SUPER GT・GT500クラスシリーズチャンピオン、3勝(#38 ZENTセルモスープラ)
    2006年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ5位、1勝(#38 ZENTセルモSC)
    2007年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ7位、1勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2008年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ2位、1勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2009年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ10位、1勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2010年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ9位(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2011年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ6位、1勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2012年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ2位、2勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2013年:SUPER GT・GT500クラスシリーズチャンピオン、1勝(#38 ZENT CERUMO SC430)
    2014年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ8位、1勝(#1 ZENT CERUMO SC430)
    2015年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ4位(#38 ZENT CERUMO RC F)
    2016年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ6位、1勝(#38 ZENT CERUMO RC F)
    2017年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ4位、1勝(#38 ZENT CERUMO LC500)
    2018年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ4位(#38 ZENT CERUMO LC500)
    2019年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ4位、1勝(#38 ZENT CERUMO LC500)
    2020年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ10位(#38 ZENT GR Supra)
    2021年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ12位(#38 ZENT CERUMO GR Supra)
    2022年:SUPER GT・GT500クラスシリーズ13位(#38 ZENT CERUMO GR Supra)

  • ホンダ、2024年投入のSUPER GT車両「CIVIC TYPE R-GT」でテスト開始

    ホンダ、2024年投入のSUPER GT車両「CIVIC TYPE R-GT」でテスト開始

    ホンダ・レーシング(HRC)は、2024年シーズンSUPER GTシリーズGT500クラスに参戦予定の「CIVIC TYPE R-GT(シビック タイプアール ジーティー)」の初となる走行テストを7月25日~26日に岡山国際サーキットにて実施する。

    CIVIC TYPE R-GTは、究極のピュアスポーツ性能を追求し、圧倒的な速さと美しさを目指した「CIVIC TYPE R」をベースとし、HRCが国内最高峰カテゴリーで勝利するための高い空力性能と、その究極の走りを表現するデザインの両立を目指し開発したレース専用車両。

    また、レース参戦を通じて開発、研鑽を行ってきたレース専用の2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載している。

    渡辺康治(HRC 代表取締役社長)
    「CIVIC TYPE R-GTの初走行を迎えられることを大変うれしく思います。CIVIC TYPE R-GTは、HRCが国内外レースへの挑戦を通じて培ってきた、空力やエンジンなどの技術、知恵を結集したレーシングマシンです。2024年シーズンからこのマシンで、国内最高峰カテゴリーの1つであるSUPER GT GT500クラスに参戦し、勝利にこだわり、初年度からチャンピオン獲得を目指してまいりますので、これからのCIVIC TYPE R-GTの走りにどうぞご期待ください」

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  • SUPER GTで大クラッシュの松田次生が退院 「第4戦を楽しみにしている」

    SUPER GTで大クラッシュの松田次生が退院 「第4戦を楽しみにしている」

    2023年 SUPER GT 第3戦鈴鹿の決勝レースで大クラッシュに見舞われた松田次生が、退院したことを報告した。

    6月4日(日)に開催されたレースで、23号車 MOTUL AUTECH Z を駆る松田次生は、5番手を走行していた58周目にシケインの進入でクラッシュ。マシンは大破してレースは赤旗終了となり、松田次生はドクターヘリで病院に搬送された。

    怪我の詳しい状況は明らかにされていないが、6月7日(水)にはICU(集中治療室)を出て、一般病棟に移り、リハビリを進めていくことが報告されていた。

    NISMOは7月19日(水)にソーシャルメディアで松田次生が無事に退院したことを報告。松田次生からのメッセージ動画を投稿。第4戦富士(8月5日・6日)にむけてリハビリとトレーニングを続けていくと語った。

  • SUPER GTで大クラッシュの松田次生 「辛いリハビリに向き合っていく」

    SUPER GTで大クラッシュの松田次生 「辛いリハビリに向き合っていく」

    2023年 SUPER GT 第3戦鈴鹿の決勝レースで大クラッシュに見舞われた松田次生が、現在の容態についてSNSを通じでメッセージを発信した。

    6月4日(日)に開催されたレースで、MOTUL AUTECH Zを駆る松田次男は、5番手を走行していた58周目にシケインの進入でクラッシュ。マシンは大破し、レースは赤旗終了となった。

    車両は原型をとどめないほどのダメージを受け、松田次生はドクターヘリで病院に搬送。その時点で意識があることが伝えられていた。

    怪我の詳しい状況は明らかにされていないが、松田次生は6月7日(水)にICU(集中治療室)を出て、一般病棟に移ったことを報告。今後リハビリを進めていくと述べた。

    「本日、ICUから病棟に移り、メッセージをお届けする事ができるようになりました」と6月7日に松田次生は投稿。

    「この度は、多大なるご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。今は、1日も早く元気になり、また皆さまに走る姿を見ていただけるよう、リハビリに励みます。今後とも、ご声援くださいますよう、宜しくお願い致します」

    翌6日(木)には「ファンの皆様、ドライバーの皆様、チーム、レース関係者の皆様の、温かいお言葉に、感謝しております」と松田次生は投稿。

    「これほど沢山の方々が自分の事を心配してくれている!と、涙が止まりません出ました」

    「ニスモチームの皆様、医療機関の皆様、色々と、ご対応本当に、感謝しています。ありがとうございます」

    「今は、辛いリハビリにしっかりと向き合い、元気な姿をお見せできるよう頑張ります」

    「全ての皆さまに、返信をする事が出来ませんが、この場をお借りして、感謝の気持ちを伝えさせてください」

    「皆様、本当にありがとうございます」

  • SUPER GT:松田次生の大クラッシュで赤旗終了 暫定でWedsSportが優勝

    SUPER GT:松田次生の大クラッシュで赤旗終了 暫定でWedsSportが優勝

    2023年SUPER GT第3戦の決勝レースが、6月4日(日)に鈴鹿サーキットで行われた。終盤に大きなアクシデントがあったため、決勝レースは58周をもって終了となった。これによりGT500クラスはNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が優勝(6月4日時点での暫定結果)。GT300クラスはNo.7 Studie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)が、昨年の第3戦鈴鹿以来の勝利を挙げた。

    スタートでトップに立ったのはポールポジションのNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)の坪井、2番手はNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)の国本、3番手はNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)と上位陣は予選順位通りで1周目を終える。最後尾スタートとなったNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)はNo.38 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)を抜いて14番手になって戻ってくる。7周目のシケインではNo.1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)がアウトから100号車を抜いて3位に浮上した。

    その間も36号車はトップを快走していたが、8周目に入ったところでGT300車両のリアタイヤが外れて、NISSINブレーキヘアピンでストップするアクシデントが発生。このためFCY(フルコースイエロー)が宣言され、全車がペース落として追い抜き禁止に。さらに次の周でセーフティカーが導入されて、いったん全車がメインストレートでクラス別に隊列組み直しとなる。これで36号車が築き上げたリードは失われてしまった。

    13周目にレースが再開されると、36号車は再び後続との差を広げにかかるが、29周目に最初のピット作業とドライバー交代を行ってコースに戻った際に、26周目に最初の作業を終えていた19号車、19周目に終えていた1号車の先行を許してしまった。さらにアウトラップで23号車も36号車をオーバーテイク。これにより全車が最初のピット作業を終えた時点で36号車は4番手に後退した。

    これで19号車がトップに浮上。追うのは2台のZで2、3番手の1号車と23号車となった。

    その後は19号車と1号車の間隔が徐々に詰まり、いよいよトップを賭けたバトルかと思われた。だが、1号車は42周目に2度目のピット作業を行い、ここでバゲットから平峰一貴に交代した。

    トップの19号車と23号車は46周目に2度目のピット作業を行う。これにより36号車は、再びトップに戻った。その36号車も、48周目に2度目のピットへ。ここで29周目から36号車は19号車と1号車そして23号車の前でピットアウト。直後の1コーナーではタイヤがまだ温まらないため、19号車の先行を許したが、タイヤのグリップが十分になってからは猛然と19号車の阪口晴南を追い上げにかかり、一時6秒以上あった差は、規定周回の75%となる57周目には2秒強まで縮まった。

    ところがトップ集団が58周を終え、59周目に入ったところ、それまで4位につけていた23号車が並走する2台のGT300車両を抜こうとした時に接触。23号車は姿勢を乱して、タイヤバリアにクラッシュするアクシデントが発生した。これにより、セーフティカーが導入され、さらに赤旗も提示されてレース一時中断となった。

    ドライブしていた松田次生は救出され、幸いにも大きな負傷はなかったが精密検査のために病院へ搬送された。また、このアクシデントでタイヤバリアやガードレールなどコース設備も破損。修復には時間が掛かり、このままでは競技の安全が損なわれるため、これをもってレースは終了となされた。

    決勝レースは58周終了時点の順位で暫定結果となり、GT500クラスは2度目のピットストップをまだ行っていなかったNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が優勝とされた。だが暫定結果に対して10チームから抗議が出され、大会審査委員会はこの抗議を正当と認めた。これにより改めてGT500クラス暫定結果が出され、2度のピットイン義務を行っていない3号車には60秒加算のペナルティが課されて4位に下がった。

    これで優勝はNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)となった。2位はNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)、3位はNo.1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)。Honda NSX-GT勢では4位にNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が入った。

    なお3号車のNDDP RACINGは、この改定の暫定結果に大会審査委員会に異議を申し立てたが却下された。この抗議裁定に対し、同チームは控訴を行う意思を表明。このため、このGT500クラスの競技結果は控訴結果が確定するまで留保されることになった。

  • SUPER GT:au TOM’S GR Supraの坪井がGT500初ポールポジション

    SUPER GT:au TOM’S GR Supraの坪井がGT500初ポールポジション

    2023年 SUPER GT 第3戦の公式予選が6月3日(土)に鈴鹿サーキットで行われた。GT500クラスはNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)の坪井が、GT500クラスでは初となるポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスは、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)も山内英輝がGT300クラス最多タイとなる予選1位を手にした。2チームは、明日6月4日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

    ■Q1ではWedsSport ADVAN GR Supraが今季初のトップタイムを記録
    前日の豪雨が嘘のように晴れ上がった、この日の鈴鹿サーキット。GT500クラスの予選Q1は、FIA-F4選手権第3戦の進行が長引いたため、当初の予定より20分遅れの午後3時58分より10分間で行われた。

    今回もアウトラップに続いて何周目にアタックに入るかの判断がチームによって分かれた。まずはNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也)がウォームアップ2周でアタックに入り、1分45秒441と午前の公式練習におけるトップタイムをいきなり上回ってきた。続いてウォームアップ1周でアタックに入ったNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹)が1分44秒443とこの日最初の1分44秒台を記録し、この時点でのトップに立つ。

    No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛)はウォームアップ2周で1分44秒881とこちらも1分44秒台に入ってきた。開幕戦優勝のNo.23 MOTUL AUTECH Z(ロニー・クインタレッリ)はウォームアップ1周でアタックに入ったが、タイムは1分45秒347にとどまる。

    そしてセッション終盤に入ったところで24号車と同じヨコハマタイヤを履くNo.19 WedsSport ADVAN GR Supraの阪口晴南が1分44秒366を叩き出し、24号車を上回る。続いてウォームアップ3周でアタックを行ったNo.17 Astemo NSX-GT(塚越広大)は1分44秒663、No.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺)は1分44秒876、第2戦優勝のNo.36 au TOM’S GR Supra(宮田莉朋)もウォームアップ3周で1分44秒966を記録した。

    その結果、19号車がQ1トップを決め、24号車が2番手となる。17号車が3番手、16号車が4番手、39号車が5番手、36号車が6番手とここまでが1分44秒台のタイムを記録。終わってみればトップから1秒以内に9台が入るという接戦となった。

    そうした中、開幕戦優勝のNo.23 MOTUL AUTECH Z(ロニー・クインタレッリ)は8番手にコンマ1秒及ばず、惜しくもQ1敗退となったほか、唯一のダンロップタイヤユーザーである64号車も10番手で予選を終えた。

    ■Q2は結果的にGR Supraがワン・ツーも、決勝はNSX-GTとZも2列目につける
    これにより予選Q2は装着するタイヤがブリヂストンとヨコハマの2つとなって、それぞれのタイムアタックへのアプローチに特性の差が見て取れた。コースオープン直後から2、3周のウォームアップ走行を行ってアタックに入ったブリヂストン勢に対し、ヨコハマの19号車と24号車は残り5分を切ったところでようやくコースイン。ウォームアップ1周でアタックするという作戦に出た。

    まずはウォームアップ2周でアタックに入った39号車の中山雄一が1分44秒924をマーク。続いて16号車の大津弘樹と17号車の松下信治がウォームアップ3周でアタックに入り、それぞれ1分44秒945、1分45秒275を記録する。No.100 STANLEY NSX-GTの山本尚貴はウォームアップ3周で1分44秒763、36号車の坪井翔もウォームアップ3周でこれを上回って1分44秒585を記録。これに対しウォームアップ1周でアタックに入った19号車の国本は1分44秒679と僅かに坪井に及ばなかった。

    しかし終了寸前にアタックに入った24号車の平手がウォームアップ1周で1分44秒320を叩き出し、一気にトップに躍り出た。だが、24号車はQ2後の車検で車体に違反があったと判定され、予選の全タイムが抹消となってしまった。

    この結果、前戦の勝者であるNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)がポールポジションを獲得。坪井にとってGT500クラスで初となる予選1位となった(GT300クラスでは2回を記録)。予選2位にはNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が入り、TOYOTA GR Supra GT500がワン・ツーと、スターティンググリッドの最前列を独占することに。同3位はNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)で、Hondaのホームコースである鈴鹿で、2018年第3戦以来のNSX-GT優勝を目指す。Nissan Z GT500勢ではNo.1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が同4位で、自身の鈴鹿連勝そしてNISSANの鈴鹿6連勝に挑むことになった。

  • SUPER GT:ミシュラン、2023年限りでGT500へのタイヤ供給を休止

    SUPER GT:ミシュラン、2023年限りでGT500へのタイヤ供給を休止

    ミシュランは、2023年シーズンをもってSUPER GTのGT500クラスへのタイヤ供給の休止することを発表した。

    タイヤ供給については2023年シーズン、シリーズ全8戦でGT500クラスの「#3 Niterra MOTUL Z (チーム名:NDDP RACING)」および「#23 MOTUL AUTECH Z(チーム名:NISMO)」の2台へのタイヤ供給を従来通り行う。

    ミシュランは「応援いただくファンの皆様のご期待に沿えるよう、チームのシリーズチャンピオンに向け最終戦、最終ラップまで邁進します」と述べた。

    「ミシュランは、SUPER GTの前身である全日本GT選手権(JGTC)で1999年から延べ24年間にわたり参戦し続け、その過酷なレース環境と熾烈なタイヤ競争の中で、タイヤ開発における様々なチャレンジをしてきまた。そこで鍛えられた経験と技術力はGT500クラスで4度のシリーズチャンピオンを獲得するという実績にも表れています」

    「ミシュラングループがレースサポート体制を再考する中で決定された今回の発表は、ミシュランがレース活動を通してより良い製品を提供することで、『継続的なモビリティの発展に貢献する』という企業理念に影響を与えるものではありません。ミシュランは引き続きレース活動を通して製品開発を進め、より充実したモビリティライフに貢献する製品の提供を推進していきます」

  • SUPER GT:au TOM’S GR Supraが予選6位から見事な逆転優勝

    SUPER GT:au TOM’S GR Supraが予選6位から見事な逆転優勝

    2023年のスーパーGTの第2戦の決勝が5月4日(木)に富士スピードウェイで行われた。

    GT500クラスは予選6位のNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が、中盤にトップに立つとそのまま逃げ切って優勝を飾った。GT300クラスはNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)が、最後は僅差の戦いを制してポール・トゥ・ウインを決めた。

    好天の下、富士スピードウェイでの決勝レースは48,600人もの観客を集めて開催されたが、450km/100周を一度の中断もなく、各所で激しいデットヒートを繰り広げた好レースとなった。GT500クラスでは、予選1位のNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がスタートからトップに立ち、これをNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が僅差で追い上げる展開で始まる。

    だが予選6位のNo.36 au TOM’S GR Supraがハイペースで追い上げて、20周目に3番手に浮上すると、その後もトップ2台との差を着実に詰め、30周目についに16号車を捉えて2番手となる。さらに36号車は2回が義務であるピットインの1回目を終えた時点でトップに踊り出る。その後も2番手の100号車との間隔を着実に広げ、最後は2位以下に28秒を超える大差をつけて100周を走り切り、今季初優勝を達成した。逃げ切れなかった100号車は2位となった。

    一方3位争いはゴール直前まで目まぐるしい展開となった。まずは予選5位のNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)がピットストップを引き伸ばす作戦を採り、終盤まで表彰台圏内を走っていた。残り僅か5周というところでトラブルが発生して、ゴールできず。代わって3番手にNo.8 ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)が上がるも、これにNo.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)やNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)などが追いつき、抜きつ抜かれつのバトルに。すると8号車はファイナルラップを目前に、なんとスローダウンの悲運に見舞われる。これによって17号車が3位でフィニッシュする結果となった。

     GT300クラスの前半戦はポールポジションのNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがトップをキープ。だが、中盤はピット戦略を駆使したNo.2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)が僅差で先頭に踊りでる。これを56号車の名取鉄平が追い上げてパス。それでも食い下がる2号車を、名取は0.5秒の僅差で振り切って、ポール・トゥ・ウインを成し遂げた。

    GT500クラス
    No.36 au TOM’S GR Supra
    坪井翔
    「予選6位だったので前を抜かないといけませんでした。僕の1回目、2回目の走行でトップに上がれて良かったです。最後は(宮田)莉朋がさらに差を広げてくれたので、これは今後のレースに活きてきますね。富士とGR Supraは相性が良いですし、僕自身も富士を得意としていますから。昨日の段階から決勝での速さがあると分かっていました。 今日は(トラブルでゴールできなかった前戦)岡山の借りを返すつもりで来たので、それを返せて、最高の結果ですね。」

    宮田莉朋
    「(後続車とは)大差にはなりましたが、それは(前半を走った)坪井選手ががんばってくれたおかげです。でも、本当に嬉しいです。実は4年前に36号車に代走で乗せていただいた時はトラブルで止まり、前戦もトラブルで完走率が0%だったんですよ(苦笑)。今回、大差をつけて勝ったので、これでようやく36号車で結果を残せたのが嬉しいです」

    GT300クラス
    No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R
    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    「この2日間、我々は完璧なレースをこなすことを目標に進めてきました。でもレースでは2号車がすごく良い戦略を使い、我々の前に出られてしまいました。逆転は難しいかと思いましたが、名取選手が見事なオーバーテイクを見せてくれて、クルマも最後までペースが良くて勝つことができました。ありがとうございました」

    名取鉄平
    「SUPER GT初優勝は、近藤監督はじめチームや応援してくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。最後、2号車と結構バトルをしましたが、向こうも同じくらいに速くて。(抜くときは)GT500車両との絡みで差を詰めて、ほんと一瞬の隙、チャンスがあったのでオーバーテイクすることができました。SUPER GTらしいレースができたと思います」

    2023年 SUPER GT 第2戦 結果

    GT500クラス
    1. No.36 au TOM’S GR Supra
    2. No.100 STANLEY NSX-GT
    3. No.17 Astemo NSX-GT
    4. No.14 ENEOS X PRIME GR Supra
    5. No.3 Niterra MOTUL Z
    6. No.37 Deloitte TOM’S GR Supra
    7. No.23 MOTUL AUTECH Z
    8. No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
    9. No.1 MARELLI IMPUL Z
    10. No.16 ARTA MUGEN NSX-GT
    11. No.8 ARTA MUGEN NSX-GT
    12. No.19 WedsSport ADVAN GR Supra
    13. No.38 ZENT CERUMO GR Supra
    14. No.64 Modulo NSX-GT
    15. No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z

    GT300クラス
    1. No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
    2. No.2 muta Racing GR86 GT
    3. No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT
    4. No.65 LEON PYRAMID AMG
    5. No.10 PONOS GAINER GT-R
    6. No.88 JLOC ランボルギーニ GT3
    7. No.6 DOBOT Audi R8 LMS
    8. No.31 apr LC500h GT
    9. No.96 K-tunes RC F GT3
    10. No.25 HOPPY Schatz GR Supra GT
    11. No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
    12. No.20 シェイドレーシング GR86 GT
    13. No.7 Studie BMW M4
    14. No.50 ANEST IWATA Racing RC F
    15. No.27 Yogibo NSX GT3
    16. No.244 HACHI-ICHI GR Supra GT
    17. No.11 GAINER TANAX GT-R
    18. No.30 apr GR86 GT
    19. No.360 RUNUP RIVAUX GT-R
    20. No.48 植毛ケーズフロンティア GT-R
    21. No.22 アールキューズ AMG GT3
    22. No.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号
    DNF. No.60 Syntium LMcorsa GR Supra GT
    DNF. No.18 UPGARAGE NSX GT3
    DNF. No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG
    DNF. No.87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3

  • SUPER GT:STANLEY NSX-GTの牧野任祐がポールポジション獲得

    SUPER GT:STANLEY NSX-GTの牧野任祐がポールポジション獲得

    2023年のスーパーGTの第2戦の予選が富士スポードウェイで行われ、No.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がポールポジションを獲得した。2番手にはNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)、3番手にはNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が続いた。

    SUPER GTの予選はQ1とQ2という2段階のノックアウト方式を採用しており、Q1を勝ち抜いたクラス上位同士がQ2で予選での最終順位を争った。

    GT500クラスはNo.100 STANLEY NSX-GT(TEAM KUNIMITSU)の牧野任祐が1分26秒420をマークして獲得。GT300クラスは、No.65 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R((ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平))がクラス予選1位となった。2チームは、明日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

    2023年 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ 予選

    1. No.100 STANLEY NSX-GT – 1分26秒420
    2. No.19 WedsSport ADVAN GR Supra – 1分26秒496
    3. No.16 ARTA MUGEN NSX-GT – 1分26秒609
    4. No.14 ENEOS X PRIME GR Supra – 1分26秒743
    5. No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z – 1分26秒779
    6. No.36 au TOM’S GR Supra – 1分26秒786
    7. No.8 ARTA MUGEN NSX-GT – 1分26秒816
    8. No.17 Astemo NSX-GT – 1分26秒953

  • SUPER GTとDTMのプロモーターがクラス1マシンの後継車を議論

    SUPER GTとDTMのプロモーターがクラス1マシンの後継車を議論

    SUPER GTとDTMのプロモーターは、モータースポーツや自動車業界の状況が変化する中、共同で策定したクラス1レギュレーションの後継を検討するための予備会議を開催した。

    SUPER GTのプロモーターであるGTアソシエイションの坂東正明代表は、2月28日にドイツ・フランクフルトのADAC本部を訪れ、現在のGT3マシンの上に位置する新カテゴリーを提案した。

    北米のIMSAを含む世界中の選手権にとって魅力的なレギュレーションを策定することで、各シリーズのメーカーがより実行可能にするというアイデアだ。

    SUPER GTとDTMは、以前はクラス1(Class 1)のレギュレーションで協力し、2019年には富士スピードウェイで合同レースを開催して成功を収めたが、2020年以降のアウディの撤退により、DTMは安価なGT3ベースのカスタマーフォーミュラに切り替えることになり、SUPER GTだけがクラス1マシンを使用する選手権となった。

    しかし坂東は、2028年もしくは29年にSUPER GTのトップクラスを形成するGT500マシンの後継として、将来的に同じような国際提携を行う可能性があると感じている。

    「ヨーロッパ(DTM)ではGT3がベースになっていますが、その上にGT500、つまりかつてクラス1と呼ばれていたものがあります」と坂東は語った。

    「現状では、海外のメーカーがGT500車両を生産することないと思いますが、新しい環境規制や安全規制の話が進めば、GT3の上に『新GT500』のようなカテゴリーを作れないことはないでしょう」

    「クラス1 は基本的にITRからの提案で、それに乗っかって一緒にやっていたのですが、その後、GT3車両にルールが変わって、そのまま我々のGT500レギュレーションになりました」

    「しかし、コストを上げずに二酸化炭素を減らす方法が見つかれば、GT3より一段上のものが作れる。それがみんなの考えであり、それが我々全員が考えていることであり、将来一緒に検討したいことです」

    ADAC Mortorsportのツディレクターのトーマス・ヴォスは、世界中の複数のシリーズでレースができるのであれば、メーカーが新しいレギュレーションに合わせて車を製造するさらなる推進力になると語る。

    これは、世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権がルールの収束に合意し、それぞれのトップクラスが同じLMDhとLMHのマシンを走らせることになったことを受けてのことだ。

    「孤立したソリューションはもはや意味をなさない」とヴォスは語った。

    「メーカーがDTMにしか出られないようなクルマを作ることはないだろう」

    「同じクルマでIMSAやSUPER GT、そしてオーストラリアにも参戦できるのであれば、それはメーカーにとってまた新たな挑戦となる。だからこそ、世界中のプロモーターが、『あなた方は何をやっているのか』と問いかけるのは、とても意味のあることなのだ」

    「現在、自動車メーカーは、FIAとともに将来の枠組み条件を提案するプロモーターのグループを待っている」

    「自動車メーカーからは『各選手権のために別々のクルマを作るつもりはないので、合意に達してください』という明確なシグナルが出ている。それが、今後数年間の課題のひとつだ」

    自動車産業が電気自動車に毎年数十億の投資を続ける一方で、ヴォスは、モータースポーツにおいて内燃機関が引き続き主役であることを期待するが、その際には二酸化炭素排出量を削減するための対策が必要となる。

    SUPER GTはすでに2023年にカーボンニュートラル燃料に移行しており、ETS Racing Fuelsが今シーズンに3万リットルのバイオマス由来燃料を供給している。

    「SUPER GTから連絡があり、『我々はホンダ、日産、トヨタが互いに戦うメーカー指向のシリーズでもある』と言われた」とヴォスは説明した。

    「そこでも、メーカーはサステイナビリティ(持続可能性)の方向へ向かっている。我々はより環境に優しくならなければならないと言っている。そして、単にショーのために何かをするのではなく、テクノロジーの最前線に立ちたい」

    「それがモータースポーツにとってのチャンスだ。そして、アメリカ人、日本人、フランス人、そして私たち全員が同じ問題を抱えている」