カテゴリー: SUPER GT

  • 中野信治、チーム無限の監督を退任 / スーパーGT&スーパーフォーミュラ

    中野信治、チーム無限の監督を退任 / スーパーGT&スーパーフォーミュラ

    中野信治は、スーパーGTおよびスーパーフォーミュラに参戦するチーム無限の監督を退任したことを発表した。

    元F1ドライバーの中野信治は、2019年から2年間にわたり、スーパーGTとスーパーフォーミュラの両カテゴリーでチーム無限の監督を務めてきた。また、鈴鹿サーキットレーシングスクールの四輪部門(SRS-Formula・SRS-Kart)のVice Principal(副校長)を務め、2020年にはピレリスーパー耐久シリーズに参戦するなど多忙な日々を送っていた。

    「ご報告です。2020年をもってチーム無限の監督を退任させて頂くことになりました」と中野信治はコメント。

    「この2年間は私にとってとても密度の濃い2年間でした。この2年間でチームの空気は大きく変化し、本当に強くなりました」

    「SFでのチャンピオン獲得、そしてSGT500での初優勝を見届けることが出来なかったのは心残りですが。。今後のチーム無限の活躍を心から願っております。沢山の応援を有難うございました」

    2021年のチーム無限の両カテゴリーの監督には田中洋克が就任した。

  • スーパーGT:ホンダ – 最終戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    スーパーGT:ホンダ – 最終戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    RAYBRIG NSX-GTが劇的な逆転優勝でシリーズチャンピオンを獲得
    11月28日(土)~29日(日)、富士スピードウェイ(静岡県)で2020年度SUPER GTシリーズ最終戦第8戦が開催され、GT500クラスに5台の2020年型NSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走した。シリーズ最終戦では競技規則により参加全車がすべてのウエイトハンデを降ろし、車両本来の実力で戦うことになる。

    シリーズ最終戦としては例年よりほぼ1カ月遅い時期にレースを迎えた土曜日の富士スピードウェイは快晴となったが冷えた風が吹き、気温は13℃、路面温度は17℃と予想通りコンディションは低温だった。

    土曜日午前中の公式練習では、シリーズランキング4番手の#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が6番手、シリーズランキングトップの#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が7番手、シリーズランキング5番手の#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が8番手のタイムを記録した。

    午後の公式予選では、持ち込みタイヤの特性と路面コンディションがかみ合わずNSX-GT勢はタイムアタックに苦戦、最上位は#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)の5番手、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本/牧野)は7番手にとどまった。#8 ARTA NSX-GT(野尻/福住)、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越/バゲット)、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)はQ2進出ができず、それぞれ11番手、12番手、14番手に終わった。

    日曜日の富士スピードウェイは雲が多いながらも晴れたが気温は9℃で路面温度17℃というコンディションの中、午後1時に65周の決勝レースが始まった。オープニングラップの順位は#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)が7番手、#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野)が8番手、#64 Modulo NSX-GT(伊沢)が11番手だったが、#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)、#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野)はコーナーでの速さを活かしてじりじりと上位に迫り始めた。

    13周目、#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野)が#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)をかわしてNSX-GT最上位の4番手へ進出すると14周目には3番手、21周目には2番手へと順位を上げたが、この時点でトップを走る37号車との間隔は16秒以上に広がっていた。ここで#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野)はピットイン、山本へ交代した。

    トップを走る37号車は24周目にピットストップとドライバー交代を行いコースへ復帰した。全車がドライバー交代を行った段階でトップの37号車と#100 RAYBRIG NSX-GT(山本)の間隔は9秒弱あり、背後には36号車が迫っている状態だった。#100 RAYBRIG NSX-GT(山本)は36号車を振り切ると37号車との間隔を縮めようとスパートしたが、間隔はなかなか縮まらない。チャンピオン争いでは先にフィニッシュした方がシリーズチャンピオンを獲得する計算で、#100 RAYBRIG NSX-GTが王座を獲得するには37号車をオーバーテイクする必要がある。

    2車の間隔がわずかながら縮まり始めたのは50周を過ぎた頃で、1周に1秒弱ずつギャップが縮まり始めた。しかし最終ラップに突入した段階で2車の間隔は2秒7あり、勝負はついたかに見えた。ところがフィニッシュ目前の最終コーナーでトップを走る37号車が突然スローダウンした。

    #100 RAYBRIG NSX-GT(山本)はストレートを立ち上がったところで37号車に追いつき、ついに首位に躍り出ると、その直後にチェッカーフラッグを受けた。この結果、NSX-GTは前戦に続き連勝を果たし、劇的な逆転優勝を遂げた#100 RAYBRIG NSX-GT(山本/牧野)がシリーズチャンピオンに輝くこととなった。レースをフィニッシュした#100 RAYBRIG NSX-GT(山本)は、チェッカーフラッグを受けた後に燃料を使い果たしウイニングラップ途中でコース上にマシンを止めた。まさに薄氷の勝利、全力を絞り尽くした大激戦だった。

    #17 KEIHIN NSX-GT(塚越/バゲット)はシリーズランキング3位、#8 ARTA NSX-GT(野尻/福住)はシリーズランキング5位で2020年シーズンを終えた。

    山本尚貴(優勝)
    「今年はSUPER GTで11年目のシーズンだったのですが、今日ほど自分の経験がすべて活きて、すべて自分が思い描いた通りになったレースは過去にはありません。スピードだけを比べたら37号車の方がチャンピオンにふさわしいレースをしていたのかもしれませんが、僕たちも、タイヤのセーブ、燃費のセーブなどについて常に無線でチームと確認し合いながらペースアップのタイミングも計っていたので、そのがんばりが報われたのかなと思います。スポンサーのレイブリックさんが今年でブランドを終了なさるという締めくくりのレースで、牧野選手とチャンピオンになり高橋国光総監督に表彰台の高いところに上がってもらい恩返しすることもできて本当にうれしいです」

    牧野任祐(優勝)
    「富士に入る前にチームといろんなことを準備してきたので、それがチャンピオンという形になってよかったです。今回のレースではタイヤのウォームアップが厳しいけれども、その後のペースは悪くないとは想定していました。でも、マシンを尚貴さんに引き継ぐ直前の段階では37号車と15秒も離れていて、そこからは見守ることしかできませんでした。正直、想像もできない結末になったのでチェッカーの瞬間は、何が起きたのかよく分からない気分でした。レイブリックというブランドのラストランをチャンピオン獲得という形で締めくくれて本当にうれしいです」

    佐伯昌浩 | 株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー
    「今日は、我々も燃料をギリギリまで使った厳しいレースでしたが、『クラス1』規定導入初年度にシリーズチャンピオンを獲得する結果となってたいへんうれしいです。コロナウイルスの影響で開発が遅れる中、よくここまで来られたと思います。シリーズチャンピオンは獲りましたが、1シーズン戦い終えて我々が勝っているところ、劣っているところが明らかになりました。勝っているところはさらにそれを伸ばし、劣っているところは解決するということをしなければ来年はたいへんなことになると今から気を引きしめています。来年も引き続きHonda Racingへの応援をよろしくお願いします」

  • スーパーGT:レイブリック NSX-GTが最終ラップで大逆転優勝&王座獲得

    スーパーGT:レイブリック NSX-GTが最終ラップで大逆転優勝&王座獲得

    2020年のスーパーGT 第8戦(最終戦)『たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE』の決勝レースが11月29日(日)に富士スピードウェイで行われた。

    GT500クラスはゴール直前の逆転劇でNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が優勝し、ドライバーとチームのタイトルも逆転で獲得。GT300クラスはNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)がポール・トゥ・ウインを決めたが、クラスのタイトルは2位に入ったNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が手にした。

    最終戦の舞台となる富士スピードウェイの天候は曇り。気温9度で路面温度17度というコンディションで定刻の午後1時に決勝レースがスタートした。

    スタート周こそ予選6位のNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)がアグレッシブなパッシングでトップを奪うが、スピードに勝るポールシッター(予選1位)のNo.37 KeePer TOM’S GR Supra(山下健太)が5周目にはトップに返り咲く。37号車は14周目には2番手のNo.36 au TOM’S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ)に10秒もの差をつけ、さらにリードを広げていった。

    義務付けられたドライバー交換を伴うピットインでは、優勝すればタイトルを獲得できるNo.14 WAKO’S 4CR GR Supra(大嶋和也/坪井翔)がタイヤ無交換の作戦で一時トップに立つが、やはりNo.37 KeePer TOM’S GR Supra(平川亮)がそのスピードを活かして二度トップに返り咲く。そしてレース残り25周で2番手のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)に約15秒もマージンを稼いでいた。だが、終盤に入ると37号車のペースがダウンして100号車と差が詰まり出す。大差と言えたリードがラスト8周では2秒台に。それでもラスト2周は37号車の平川もペースを上げて、このまま逃げ切りかと思われた。だが、ラストラップのパナソニック(最終)コーナーを立ち上がった37号車は、見る間にスローダウン。ゴール目前でNo.100 RAYBRIG NSX-GTが劇的な逆転を果たして今季初優勝。これで山本尚貴/牧野任祐が2020年のシリーズタイトル(チャンピオン)も獲得することになった。

    2位のゴールラインを切った37号車そのままコースサイドでストップ。NISSAN GT-R NISMO GT500勢の最高位は6位のNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)だった。

    GT300クラスは、ポールポジションのNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が逃げ、さらにタイヤ無交換作戦を成功させて大差でポール・トゥ・ウイン。また終盤に追い上げたNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が2位となり、この結果で2020年のGT300クラスのタイトル(チャンピオン)も獲得することになった。3位にはNo.6 ADVICS muta MC86(阪口良平/小高一斗)が入った。

    GT500優勝/GT500ドライバーチャンピオン
    No.100 RAYBRIG NSX-GT
    山本尚貴
    「最後まで何があるか分からないのがレースですね。最後まで諦めないで(追い上げて)良かったです。(今回でブランドが終了するチームスポンサーの)RAYBRIGさんの看板を背負ってシーズンを戦ってきましたが、最後にそれにふさわしい戦いが、(牧野)任祐とチームと一緒にできたと思います。それができたのも、この1年だけでなく、ずっと支援してくれたRAYBRIGさんのおかげ。そしてHondaさん、ブリヂストンさんも。でも最後の一押しをくれたのは、やはりRAYBRIGさんだと思いますね、ありがとうございます! こんな中でも応援に来てくれたファンの皆さんにも感謝します」

    牧野任祐
    「まだ、なんと言葉にしたら分からない気持ちです。レースは37号車がリードして、僕たち(100号車)のペースは良かったけれど、まさかこんな結末で終わると思ってみませんでした。もちろん(自身の)初優勝ができて、チャンピオンが獲れて本当に最高なんですが、37号車とも1年間レースしてきたので彼らの気持ちも分かる。この1年、僕としてはチームにも山本選手にもお世話になって頼りっぱなしだったけれど、チャンピオンが獲れて良かったです」

    GT300クラス優勝
    No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT
    吉田広樹
    「開幕戦と最終戦、2勝できたのが嬉しいですね。今年は新しいGR Supraにして、苦労もあったのですが、平沼オーナーが新型車での参戦を決め、それにチームが応え、ブリヂストンさんも素晴らしいタイヤを用意してくれた。今回は(川合)洸汰も予選でポール獲ってくれて、決勝も素晴らしかったし、もう最高ですね」

    川合孝汰
    「勝てましたが、強いて言えばスタートで61号車に抜かれたのが悔しかったです。でも自分のできる仕事はできたと思います」

    GT300ドライバーチャンピオン
    No.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R
    藤波清斗
    「僕はここまでいろんな人たちに支えてもらい、なんとしても結果でお返したかったんです……。今季はJP(デ・オリベイラ)選手と組ませてもらい、凄く勉強をさせてもらい、チームもみんながんばってくれて、本当に良い環境でやらせてもらいました。まだまだこれからもがんばりますが、本当に嬉しいし、ホッとしています」

    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    「今年の初め、僕は走るチームが無い状態でレースが出来るか分からなかったんです。近藤監督が呼んでくれて、このチームで走ることができて本当に良かった。パートナーの藤波選手も今季を通じて素晴らしい走りをしてくれました。エンジニアやメカニックたちのおかげで良いクルマができ、僕らも一生懸命走ってチャンピオン獲ることができました。本当に嬉しいです」

  • 近藤真彦、KONDO RACINGのチーム監督としてのレース参加を見合わせ

    近藤真彦、KONDO RACINGのチーム監督としてのレース参加を見合わせ

    KONDO RACINGは、監督であり、株式会社エムケイカンパニーの代表取締役を務める近藤真彦が、今シーズンのスーパーGTおよびスーパーフォーミュラの残りのレースにチーム監督して参加することを見合わせることを発表した。

    近藤真彦は、今月12日発売の週刊文春で報じられた25歳年下の女性社長との不倫を認め、所属するジャニーズ事務所は11月16日(月)に近藤真彦が無期限で芸能活動を自粛することを発表。だが、レース活動については触れられていなかった。

    KONDO RACINGは11月17日(火)に声明を発表。近藤真彦が今シーズンの残りのレースでチーム監督としての参加を見合わせる方向で調整していると語った。

    「先日の週刊誌報道および本日の報道により、いつもKONDO RACINGを支えていただいている各社様にご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます」

    「この度の報道は皆さまに支えて頂いておりますKONDO RACING大補油として真摯に受け止め、今シーズンのKONDO RACINGが参戦しておりますスーパーGT最終戦およびスーパーフォーミュラ第5戦、第6戦、最終戦のサーキットにおけるチーム監督としての参加は見合わせる方向で調整に入らせていただきたいと思います」

    「つきましては、KONDO Racingを応援、支えて頂いている皆様のご期待にそえる、信頼と揺るぎないチャレンジスピリッツを大切にしてチーム一同全力でモータースポーツ活動に取り組んでまいりますので、引き続きご支援ご協力の程お願い申し上げます」

    すでに近藤真彦の不倫はチームにも影響を与えている。タイヤ・ホイール専門店「フジ」を経営する「フジ・コーポレーション」は11月17日付でCM契約を解除し、チームのスポンサーからも撤退している。

  • 近藤真彦、不倫認め無期限芸能活動自粛「自分を見つめ直し精進」

    近藤真彦、不倫認め無期限芸能活動自粛「自分を見つめ直し精進」

    近藤真彦が、一部で報道された25歳年下の女性との交際を認め、無期限で芸能活動を自粛することを所属事務所のジャニーズ事務所が発表した。

    近藤真彦は、今月12日発売の週刊文春で25歳年下の女性社長との5年越しの不倫が報じられていた。近藤は1994年に一般人女性と結婚。2007年に第1子となる男児が誕生している。

    シャニーズ事務所は「この度の報道を受けまして、近藤に事実確認をしましたところ、ご指摘の女性との交際は事実であると認めました。家庭を持つ一社会人による振舞いとして大変軽率であり、自覚と責任に欠ける行動であったと弊社といたしましては重く受け止めております」と公式サイトで説明。

    「報道により一番負担を掛けることとなったご家族と本人が話し合う為の時間を要してしまいましたが、昨日、近藤本人より『一連の出来事に対する責任を取り、芸能活動を自粛したい』と申し出があり、弊社としましても、最年長である近藤の処分として当然の結論だと受け入れました。これらを踏まえて、弊社といたしましては、近藤真彦を無期限芸能活動自粛処分といたしましたのでご報告申し上げます」

    また、近藤真彦はジャニーズ事務所を通じてコメントを発表。「この度の件では、家族、関係者の方々、なにより応援してくださっているファンの皆様を裏切ることになり、大変申し訳なく思っております。相手の女性にもご迷惑をお掛け致しました。家族とは、話し合い、謝罪し、理解してもらいました。昨日(16日)、芸能活動を自粛させていただきたい旨を事務所に申し入れました。皆様の信頼を回復できるよう、自分を見つめ直し精進いたします」と述べた。

    近藤真彦は、芸能活動以外にSUPER GTおよびスーパーフォーミュラに参戦するレーシングチーム「KONDO Racing」を運営する株式会社エムケイカンパニー代表取締役社長兼チーム監督として活動しているが、レース活動に関しては触れられていない。SUPER GTのGT300クラスでは日産自動車大学校との合同プロジェクトとして参戦しており、11月29日の最終戦富士を残してランキング首位に立っている。

  • スーパーGT:ARTA NSX-GTが待望の今季初勝利!NSX-GTがトップ5独占

    スーパーGT:ARTA NSX-GTが待望の今季初勝利!NSX-GTがトップ5独占

    2020年のスーパーGT 第7戦『FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE』の決勝レースが11月8日(日)にツインリンクもてぎで行われた。GT500クラスはNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が予選2位からトップに立つと独走で今季初勝利。GT300クラスはNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が今季2勝目を挙げた。

    ポールポジションのNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)の大津は序盤から後続を突き放し、4周目には2位のNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の野尻を4秒635と引き離す。だが次第にペースを落とし、5周目に3秒277、7周目に2秒414とNo.8 ARTA NSX-GTの接近を許し、9周目にはテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込まれてしまった。

    そして10周目に、8号車の野尻が1コーナーで64号車のインをついてトップに浮上。そこから一気に後続を突き放し、20周終了時点では10秒304ものリードを築き上げる。そして23周目にピットインし、福住仁嶺に後半を託した。64号車はNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)の牧野にも追い上げられ、12周目の90度コーナーでインをつかれて3位に後退。さらに21周目の90度コーナーでは、予選6番手から着実に順位を上げてきたNo.38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の立川にもアウトから抜かれる。すると、トップと同じ23周目にピットに飛び込んだ。

    2台のNSX-GTがピットに入った直後、マシントラブルでコースサイドに停止したNo.5 マッハ5G GTNET MC86 マッハ車検を回収するためにセーフティカーが導入され、27周目までピットレーンが閉鎖されることに。これにより8号車と64号車は、ライバルたちにかなりのアドバンテージを得ることになった。この時点でのトップは100号車。これに38号車、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)のクインタレッリ、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)のバゲット、No.37 KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/山下健太)の山下と続いていた。

    セーフティカーは28周目に退去し、29周目からレースが再開。即座に38号車、23号車、17号車、37号車らが相次いでピットイン。100号車も翌周にピット作業を行った。

    各車がピットインを終えると、再びNo.8 ARTA NSX-GT(福住)がトップに浮上し、No.64 Modulo NSX-GT(伊沢)も2番手に。3番手のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本)は、この時点で1分以上後方となっていた。

    その後も8号車の福住はハイペースで周回を重ね、64号車との差を35周目に5秒469、45周目には17秒420と着実に広げていく。63周を終えてゴールしたときには46秒238もの大差をつけて、No.8 ARTA NSX-GTは待ちにまった今季初優勝をものにした。福住はGT500クラス7戦目での初優勝。野尻にとっては昨年の第1戦岡山以来の通算5勝目となった。

    伊沢も最後まで安定した走りで2位を守り切り、No.64 Modulo NSX-GTが今季初表彰台を獲得。3位にはNo.100 RAYBRIG NSX-GTが入り、2007年の第5戦スポーツランドSUGO以来13年ぶりにHonda NSXが表彰台を独占する快挙を成し遂げたばかりか、4位にもNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が5位と、参戦5台が上位を独占する快挙をHondaのホームコースもてぎで成し遂げた。

    またNo.37 KeePer TOM’S GR Supraが6位、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rも7位に入賞してポイントを獲得したため、ドライバーズランキングではNo.17 塚越/バゲット組(KEIHIN NSX-GT)とNo.37 平川(KeePer TOM’S GR Supra)が51ポイントで並び、優勝数の差で塚越組がトップとなった。同3、4位のNo.23 松田/クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)とNo.100 山本/牧野組(RAYBRIG NSX-GT)も同じ49ポイント、さらに今回優勝のNo.8 野尻/福住組(ARTA NSX-GT)が48ポイントで同5位に浮上。タイトルの可能性は10チームという大混戦で、最終戦富士(11/29決勝)を迎えることとなった。

    Po No Machine Driver Tire WH
    1 8 ARTA NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    野尻 智紀
    福住 仁嶺
    BS 28
    2 64 Modulo NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    伊沢 拓也
    大津 弘樹
    DL 15
    3 100 RAYBRIG NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    山本 尚貴
    牧野 任祐
    BS 38
    4 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    武藤 英紀
    笹原 右京
    YH 17
    5 17 KEIHIN NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    塚越 広大
    ベルトラン・バゲット
    BS 45
    6 37 KeePer TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    平川 亮
    山下 健太
    BS 46
    7 23 MOTUL AUTECH GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    松田 次生
    ロニー・クインタレッリ
    MI 45
    8 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    ヘイキ・コバライネン
    中山 雄一
    BS 39
    9 12 カルソニック IMPUL GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    佐々木 大樹
    平峰 一貴
    BS 18
    10 38 ZENT GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    立川 祐路
    石浦 宏明
    BS 36
    11 19 WedsSport ADVAN GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    国本 雄資
    宮田 莉朋
    YH 9
    12 14 WAKO’S 4CR GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    大嶋 和也
    坪井 翔
    BS 47
    13 36 au TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    関口 雄飛
    サッシャ・フェネストラズ
    BS 45
    14 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    高星 明誠
    ヤン・マーデンボロー
    YH 4
    15 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    平手 晃平
    千代 勝正
    MI 24
  • スーパーGT 第6戦:MOTUL AUTECH GT-Rが最後尾から大逆転優勝

    スーパーGT 第6戦:MOTUL AUTECH GT-Rが最後尾から大逆転優勝

    2020年のスーパーGT 第6戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』の決勝レースが10月25日(日)に鈴鹿サーキットで行われた。GT500クラスはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が予選クラッシュの最後尾スタートからピットインの好判断にも助けられて鈴鹿を連勝。GT300クラスはNo.21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太朗/近藤翼)が予選6位から逆転の勝利を挙げた。

    午後1時にフォーメーションラップをスタート。第6戦鈴鹿の決勝レース、52周の戦いが始まった。昨日の公式予選のQ1で激しいクラッシュに見舞われたNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rもチームスタッフの懸命の修復作業が間に合い、クラス最後尾から戦列に加わった。

    スタートでトップに立ったのはNo8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の野尻。序盤から快調なペースで後続との差を広げていく。7周終了時点で8号車のリードは3秒233、10周終了時点では5秒158まで広がった。その後方では予選4位のNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)の佐々木が、5周終わりのホームストレートでNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)の国本を抜いて3位に浮上。続いて12周目の1コーナーでNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)の伊沢も捕らえて2番手に浮上した。12号車の佐々木はその後もペースを緩めず、トップのNo.8 ARTA NSX-GTとの差を18周終了時点で3秒648まで詰めてきた。

    レースが動いたのは20周目。19周終わりでピット作業を行った8号車に対して、12号車は1周遅れてピットイン。ここで12号車(平峰一貴)は8号車(福住仁嶺)の前でピットアウトすることに成功する。平峰は冷えたタイヤで懸命に福住を押さえ込んだまま21周目を終了。これで12号車がピット済み車両のトップとなり、実質的にもトップになったかに思えた。

    しかし、このタイミングでアウトラップのGT300クラスのNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTがS字コーナーで飛び出してしまう。ここで素早く行動を起こしたのが最後尾から上位のルーティンピットが始まる前に11番手まで順位を上げてきたNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)だ。スタートを担当したクインタレッリが22周目の130Rを抜けたところでチームは無線でピットインの指示を出し、急遽ピットに戻らせる。すると22周目からセーフティカー(SC)が導入となる。その時点で23号車(松田次生)は、12号車の前でピットアウトすることに成功し、一気にトップに躍り出た。しかもペースの上がらないアウトラップはSC走行であり、抜かれることはない。SC走行は26周目まで続き、27周目からレースが再開となる。

    トップの23号車を懸命に追い上げる12号車だったが、その背後からは8号車も次第に接近し、35周目からテール・トゥ・ノーズの2番手争いとなる。このため12号車は8号車の追撃をかわすので手一杯の状況となってしまう。さらにNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)の千代やNo.38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の石浦も追い上げてきて、49周を終える頃には2番手争いは4台の団子状態に陥った。

    こうして後続が緊迫した戦いを繰り広げる間にトップのNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rは次第にリードをひろげ、最後は2位に4秒616の差をつけて52周を走り切り、第3戦鈴鹿に続いて今季2勝目を達成した。またドライバーランキングでも松田/クインタレッリ組は3位に浮上している。
    接戦を制して2位を死守したNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rは今季初めての表彰台を獲得。No.8 ARTA NSX-GTは3位でフィニッシュし、第5戦富士に続いて今季2度目の表彰台に上った。4位はNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R。5位にはTOYOTA GR Supra勢の最上位、No.38 ZENT GR Supraが入った。

    ドライバーランキングのトップで鈴鹿入りしたNo.14 WAKO’S 4CR GR Supra(大嶋和也/坪井翔)は、2度のピットストップを余儀なくされたことなどもあって12位とノーポイント。No.37 KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/ニック・キャシディ)はスタートから着実に順位を上げたものの、ピットストップの際にNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)にピットレーンで追突したためのドライビングスルーペナルティや追突のダメージもあって完走することなくレースを終えた。だが、それでもランキングの1、2位はそのまま変わらず。No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)は予選9番手から10位でフィニッシュして1ポイントを獲得し、ランキング4位と1つ下げた。

    GT500 Class
    No.23 MOTUL AUTECH GT-R
    松田次生
    この鈴鹿は予選からクルマの調子が良くて“久々に行ける”と実感していました。昨日は自信があり過ぎたせいもあって(公式予選Q1でクラッシュしてしまい)、チームとロニー(クインタレッリ)さんには申し訳なかったです。だから今日は何とか結果でみんなに感謝を伝えたかった。ロニーさんがポジションを上げて来ていたのは分かっていましたが、ピットアウトしたらバックミラーに12号車(カルソニック IMPUL GT-R)と8号車(ARTA NSX-GT)が映っていたので、最初は『周回遅れにならなくて良かった』と思ったんです。でもピットから『トップだ』と(無線で)言われてちょっとビックリしました。ただセーフティカーランが続いていたので、リスタートをうまく決めれば逃げ切れる、と自分に言い聞かせました。GT300のバックマーカーと出会うとピックアップに悩まされてペースも落ちてしまいます。それで平峰選手(No.12 カルソニック IMPUL GT-R)に迫られたところもありましたが、目の前がクリアになったところでペースを上げていくと(ピックアップを)取ることができたので、後は心配せずに走っていました。この鈴鹿がチャンピオン争いでは重要になることはもちろん分かっていて、良くて優勝、悪くても表彰台、と目標を立てていました。そして残り2戦も簡単じゃないことは分かっていますが、チームとドライバーが一丸になって、あとはやるだけです。通算22勝(最多勝記録)の印象ですか? 今年何とか21勝目をと思っていて8月の鈴鹿で21勝目が達成できましたが、正直言って今シーズンのうちに22勝目を挙げることができるとは思ってなかったです。ただここまで来たらもう1回勝って23勝にすると(語呂合わせが)日産になるので、ぜひとも目指したいですね」

    ロニー・クインタレッリ
    「今日の展開が奇跡すぎて、まだ勝ったことが実感できていません。このレースでは最後尾スタートでしたが、このところ毎戦のように、レース中にセーフティカー(SC)が出ていますから、どんな展開になっても対処できるようにチームとはコミュニケーションを重ねてきました。クルマの調子は良くて、前方がクリアになったところで数ラップ、プッシュしました。130Rを走っているときに無線が入ってきたのですが、あそこでは上手く(通話が)繋がらないんです。だからシケインで僕の方から『どうしたの?』って聞いたら『SCが入りそうだからピットインしてください』と言われたんです。ピットロードの入り口では信号が“(ピットクローズの赤に)変わらないように”と祈りながらピットに戻ってきました。それで(松田)次生さんがピットアウトしていったときには出口の信号が(これも赤に)ならないように祈っていました。そうしたら12号車(カルソニック IMPUL GT-R)と8号車(ARTA NSX-GT)の前でコースインできたので、ピットのみんなと抱き合って喜びました。鈴鹿に来る前にはしっかり準備していました。そして優勝すれば、タイトル争いでも大きく進歩する。その狙い通りに優勝することができました。これで(ドライバー)ランキングは3位です。ただ、次戦のもてぎでは皆がウェイトハンディ半分になるし、最終戦の富士ではハンディがゼロになります。やはり実力で前に行かないとチャンピオンを手繰り寄せることは難しい。だからがんばります」

    GT300クラス
    No.21 Hitotsuyama Audi R8 LMS
    川端伸太朗
    SUPER GTには参戦を始めて3年目になりますが、最初のレースは鈴鹿1000㎞でした。トップを走っていたのですが、100周目辺りでトラブルからリタイアしてしまいました。それがトラウマになったわけでもないのですが、そこからなかなか結果が出せずに来ましたが、今日の結果でがんばったことが報われたように思います。前半は近藤(翼)選手が引っ張る予定でいたのですが、11号車(No.11 GAINER TANAX GT-R)に蓋をされた格好でペースを上げることができなかったので、作戦を変更して早めにルーティンのピットインを行いました。それで早めにドライバー交代して、確かその2周後にセーフティカーがコースインしてきました。これは結果論かもしれませんが、本当にベストなタイミングでピットインを行うことができたんです。また近藤選手がハイペースで走っていたことで、クルマには自信を持つことができました。いいクルマを用意してくれたチームに感謝しています。僕の後半の最後は燃費(がギリギリ)でハラハラドキドキしましたが、走りきることができてよかったです。僕もSUPER GT初優勝なので、とても嬉しいです。シーズンが始まった時にはクルマとタイヤのマッチングが今一つで、何とかクルマとドライビングで合わせこんできました。今年からチーム・ルマンでメンテナンスしているのですが、この事前データと実際のアウディのデータとマッチしていなくて苦労しました。でも前戦の富士辺りからうまく整合性が取れ始めたのかクルマの調子も少し良くなり、今回はすごくよくなっていました。もてぎは第4戦で最後尾から追い上げて5位入賞しているので、次戦も表彰台、できれば優勝を狙っていきたいです。

    近藤翼
    「SUPER GTではこのレースが初優勝で、とても嬉しいです。最高のクルマを用意してくれたチームと川端(伸太朗)選手に感謝したいと思います。今日のレースではスタートと前半の走行を担当しました。最初の予定ではもっと前半を引っ張る(ピットインを延ばす)予定だったので、タイヤを労わりながら走っていました。最後の方は少し厳しくなりましたが何とか川端選手に繋ぐことができてよかったです。今シーズン、チームは当初、クリストファー・ミース選手がドライブする予定だったのですが、彼が新型コロナ感染拡大防止の水際対策から来日できなくなって、僕が乗せてもらえることになりました。それもあって、クルマのセットアップは川端選手とチームに任せっきり。僕は、みんなが仕上げてくれたクルマを信じて、ただ乗っているだけなんです。今回優勝したことは、まだ実感が湧いてこないのですが、チームの雰囲気は間違いなく上がっていると思います。その勢いに乗って次戦のもてぎでもいいレースをしたいと思います。

    Po No Machine Driver Laps Best Lap Diff.(km/h) Tire WH
    1 23 MOTUL AUTECH GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    松田 次生
    ロニー・クインタレッリ
    52 1’49.284 1:46’27.742 MI 50
    2 12 カルソニック IMPUL GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    佐々木 大樹
    平峰 一貴
    52 1’49.272 4.616 BS 6
    3 8 ARTA NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    野尻 智紀
    福住 仁嶺
    52 1’48.387 5.342 BS 32
    4 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    平手 晃平
    千代 勝正
    52 1’50.358 6.256 MI 32
    5 38 ZENT GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    立川 祐路
    石浦 宏明
    52 1’49.730 8.044 BS 60
    6 64 Modulo NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    伊沢 拓也
    大津 弘樹
    52 1’48.566 13.842 DL 20
    7 36 au TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    関口 雄飛
    サッシャ・フェネストラズ
    52 1’50.294 15.726 BS 82
    8 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    高星 明誠
    ヤン・マーデンボロー
    52 1’50.754 25.490 YH 2
    9 19 WedsSport ADVAN GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    国本 雄資
    宮田 莉朋
    52 1’49.439 26.038 YH 14
    10 17 KEIHIN NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    塚越 広大
    ベルトラン・バゲット
    52 1’50.600 35.379 BS 88
    11 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    ヘイキ・コバライネン
    中山 雄一
    52 1’50.593 43.821 BS 78
    12 14 WAKO’S 4CR GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    大嶋 和也
    坪井 翔
    52 1’50.758 1’26.237 BS 94
    13 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    武藤 英紀
    笹原 右京
    52 1’50.770 1’32.326 YH 34
    100 RAYBRIG NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    山本 尚貴
    牧野 任祐
    32 1’50.625 20 Laps BS 76
    37 KeePer TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    平川 亮
    ニック・キャシディ
    31 1’50.337 21 Laps BS 92
  • スーパーGT 第5戦 結果:DENSO KOBELCO SARD GR Supraが逆転優勝

    スーパーGT 第5戦 結果:DENSO KOBELCO SARD GR Supraが逆転優勝

    2020年のスーパーGT 第5戦『たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE』の決勝レースが10月4日(日)に富士スピードウェイで行われた。

    GT500クラスはNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)が予選5位から逆転して終盤は独走で今季初勝利を挙げた。GT300クラスはNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が、チーム初となるクラス優勝を果たした。

    第5戦の決勝レースは午後1時30分にフォーメーション開始。天候は曇り、路面はドライ、気温21度で、66周の戦いが始まった。

    今季初の観客を迎えてのレースだからか、スタート直後から戦いはヒートアップ。TGR(第1)コーナーでNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)の佐々木がポールから逃げるNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の福住にアウトから並びかける。8号車がトップを死守し、12号車は2コーナー立ち上がりでアウトに膨らんで5番手に後退。だが8号車にはNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)の高星が、ダンロップコーナーでアウトから襲いかかってパスし、トップを奪った。

    その攻防の後続では、TGRコーナーでアクシデントが発生。No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)の武藤とNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)の千代が接触。その影響からか3号車はフロントカウルが飛び、そのまま100Rのアウト側でストップした。これにより2周目からセーフティカーが導入された。この時点での順位はトップ24号車、その後ろに8号車、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)のクインタレッリ、12号車が続いていた。

    レースは5周目から再開されたが、トップの24号車は後続を引き離せず、10周目からトップ3台がテール・トゥ・ノーズに。レースが動いたのは13周目。周回遅れに詰まった24号車をすかさず8号車が捉えてトップを奪い返す。そして12号車は1周目に第13コーナーでSCボードが提示されているにも関わらず追い越しをしたため、ドライビングスルーペナルティとなり上位から脱落した。

    代わって3位に浮上したのがNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)のコバライネンだ。予選5番手の39号車は、1周目にNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)の国本に先行されるも10周目にこれを抜き返し、13周目には23号車も捉えて4番手に浮上していたのだ。

    そして25周目から上位陣のピットストップが始まる。まず2番手の24号車、4番手の23号車、8番手のNo.14 WAKO’S 4CR GR Supra(大嶋和也/坪井翔)の大嶋がピットイン。26周目にはトップの8号車と3番手の39号車、そして6番手のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)の牧野がピットインした。このとき8号車(野尻)は24号車(マーデンボロー)の前でピットアウトしたが、アウトラップからペースが上がらず。あっという間に39号車(中山)、100号車(山本)、24号車らに抜かれたばかりか、27周目にピットインしたNo.37 KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/ニック・キャシディ)の平川の先行も許してしまった。

    GT500クラスの全車両がピットを終えた時点で、39号車がトップに立ち、2番手以降は37号車、100号車、24号車で、8号車は5番手まで下がってしまう。だが、8号車は29周目からペースを取り戻して100号車をパス。24号車のマシントラブルもあって、3番手まで挽回。さらに2番手の37号車も追い上げて、その背後まで迫っていく。

    また、このさらに後方からハイペースで追い上げてきたのが14号車の坪井だ。予選12位の14号車は大嶋がレース前半で8番手まで上げると、後半を担当した坪井もトップの39号車と遜色のないペースで周回。27周目に23号車(松田)を抜き、実質6番手に。そして100号車をも抜いて37号車と8号車の背後に迫ってきた。そして52周目。坪井はダンロップコーナーで8号車をインから抜くと、ホームストレートで37号車のインに並び一気に2番手を奪取する。8号車もこの隙に14号車のスリップストリームをうまく使って37号車を捉えて3番手に上がった。

    2番手以下が激しいバトルを繰り広げている間に、トップの39号車の中山は着実にリードを広げ、最後は2位に10秒以上の大差をつけて66周を走り切った。これでNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)が昨年の第6戦オートポリス以来、今季初の勝利を掴み取った。2位はNo.14 WAKO’S 4CR GR Supra(大嶋和也/坪井翔)。No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)は3位で今年初の表彰台を得た。

    ドライバーランキングでは、No.14 WAKO’S 4CR GR Supraの大嶋/坪井組が47点としてトップに浮上。同2位に第5戦4位のNo.37 KeePer TOM’S GR Supraの平川/キャシディ組、このレースで貴重な10位1点を加えたNo.17 KEIHIN NSX-GTの塚越広大/ベルトラン・バゲット組が3位となっている。

    Po No Machine Driver Tire WH
    1 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    ヘイキ・コバライネン
    中山 雄一
    BS 38
    2 14 WAKO’S 4CR GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    大嶋 和也
    坪井 翔
    BS 64
    3 8 ARTA NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    野尻 智紀
    福住 仁嶺
    BS 8
    4 37 KeePer TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    平川 亮
    ニック・キャシディ
    BS 76
    5 100 RAYBRIG NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    山本 尚貴
    牧野 任祐
    BS 64
    6 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    武藤 英紀
    笹原 右京
    YH 24
    7 19 WedsSport ADVAN GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    国本 雄資
    宮田 莉朋
    YH 6
    8 12 カルソニック IMPUL GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    佐々木 大樹
    平峰 一貴
    BS
    9 38 ZENT GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    立川 祐路
    石浦 宏明
    BS 56
    10 17 KEIHIN NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    塚越 広大
    ベルトラン・バゲット
    BS 86
    11 23 MOTUL AUTECH GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    松田 次生
    ロニー・クインタレッリ
    MI 50
    12 36 au TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    関口 雄飛
    サッシャ・フェネストラズ
    BS 82
    13 64 Modulo NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    伊沢 拓也
    大津 弘樹
    DL 20
    14 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    高星 明誠
    ヤン・マーデンボロー
    YH 2
    3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    平手 晃平
    千代 勝正
    MI 32
  • SUPER GT代表、ホンダのF1撤退と日本のモータースポーツの今後に言及

    SUPER GT代表、ホンダのF1撤退と日本のモータースポーツの今後に言及

    SUPER GTのプロモーターであるGTアソシエイションの坂東正明代表が、第5戦富士の決勝に先立って定例会見を開催。ホンダのF1撤退、そして、日本のモータースポーツの今後について語った。

    SUPER GTにも参戦するホンダは、10月2日(金)にF1撤退を発表。SNS上では、モータースポーツファンから“レースはDNA”と語ってきたホンダの撤退に失望と怒りの思いが続々とつづられている。

    これまで“レース”のイメージが強かったホンダだが、『カーボンニュートラルの実現」を大々的に掲げ、“環境もホンダのDNA”と宣言してのF1からの撤退は、そのブランドイメージを失わせ、ホンダだけでなく、国内のモータースポーツ活動への感心にもさらに影響を与える可能性もある。

    「ホンダの八郷さん(八郷隆弘社長)の記者会見は見ました。会社としてのホンダがF1をやり、そこの社長がF1を終わらせると発表するのは、八郷さんとしては断腸の思いで決められたのだろうと感じました」と坂東正明代表は語った。

    「仮に自分が八郷さんの立場だったと考えれば、自分が決めたこととはいえ、それを終わらせるというのは悔しいのだろうなと感じました」

    坂東正明代表は、モータースポーツは、企業の営業戦略のひとつだとし、新型コロナウイルスの影響によって今後の日本のモータースポーツは変化のときを迎えるのではないかと語る。

    「我々も『モータースポーツを営業戦略の中のひとつのコンテンツ』として企業に提案しているおり、八郷さんがおっしゃられたことには意味があると思います」と坂東正明代表はコメント。

    「その意味で日本のモータースポーツ界への影響として、コロナという状況の中で、今後モータースポーツが変わるときが来ると思います」

    「化石燃料から、EV、水素への移行もあるかもしれないし、自動車の販売に関しても変わってくると思います。その中で、SUPER GTに関しては2023年までは今のレギュレーションで行ないたいと昨日マニファクチャラーと会議を開いて確認しています」

    「特に来季に関しては、開発の凍結もひとつの考え方であると話も上っています。11月28日に最終戦が終わってから、来年3月の岡山での公式テストが始まるまで、シーズン外に行なわれるプライベートテストやタイヤメーカーのテストをGTAでコントロールするという話をしています」

    「こういう厳しい状況の中で迎えることとなるので、きとんと中長期のビジョンに結びつくようにしないといけない。その上で来年を迎えて、2023年まで今の規則という話をしています」

  • スーパーGT:トヨタ 第4戦 もてぎ 決勝レポート

    スーパーGT:トヨタ 第4戦 もてぎ 決勝レポート

    SUPER GTの第4戦がツインリンクもてぎで行われ、立川祐路/石浦宏明組 ZENT GR Supra 38号車が2位表彰台を獲得。ランキング上位につける大嶋和也/坪井翔組 WAKO’S 4CR GR Supra 14号車が4位、平川亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM’S GR Supra 37号車が6位フィニッシュを果たした。

    SUPER GT第4戦「FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE」が9月12日(土)、13日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

    3か月遅れて開幕した2020年シーズンのSUPER GTも、全8戦の前半戦最後となる第4戦を迎え、舞台はツインリンクもてぎへと移った。今大会も前戦同様無観客で、スタッフの感染防止対策を充分に実施した上での開催とる。

    今季より新型車両としてSUPER GTに参戦しているGRスープラは、開幕戦で圧倒的な速さを見せデビュー戦を上位独占で制した。第2戦、第3戦では勝利こそ逃したものの、上位争いを繰り広げ、ランキングではトップ2を占める活躍を続けている。

    タイトなスケジュールでの激戦が続く今季のSUPER GTで、GRスープラはデビューイヤーでのチャンピオン獲得を目指す。観客を入れての開催が予定されている次戦からのシーズン後半戦へ向け勢いをつけるべく、GRスープラにとって初となるもてぎラウンドに臨んだ。

    【予選】
    予選が行われる12日(土)は朝から弱い雨が降ったりやんだりの不安定な天候。午後2時半の時点で気温は25度、路面温度29度。路面はやや乾いてきている、悩ましいコンディションでノックアウト方式の予選が開始された。

    先にQ1を行ったGT300クラスの走行時には若干雨が強まり、レインタイヤで走行した車両もあったが、続いて行われたGT500クラスのQ1は、全車スリックタイヤでコースイン。この難しいコンディションのQ1セッションで、WedsSport ADVAN GR Supra 19号車を駆る宮田莉朋が素晴らしいアタックを見せてトップタイムをマーク。この日30歳の誕生日を迎えた国本雄資にQ2へのバトンを渡してみせた。

    ヘイキ・コバライネンがアタックしたDENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が6番手、石浦の38号車が8番手に入りQ2進出。一方でランキング4位、48kgのウェイトハンデを課された14号車は坪井が健闘するも及ばず9番手。ランキング1-2につけるau TOM’S GR Supra 36号車と37号車も重いハンデに苦しみ14番手、13番手に終わった。

    Q2では、各車スリックタイヤを装着してコースインしたものの、やや強さを増した雨により想像以上に路面は濡れており、38号車を除く全車が1周で再ピットインしレインタイヤへと交換。翌周、38号車もピットへ向かい、タイヤをレインへと交換、全車がレインタイヤでのアタックとなった。

    38号車を駆る立川は、ライバルよりもタイヤを暖める距離が1周少ないにもかかわらず、計測1周目で1分43秒台に入れトップに浮上。その後このタイムを上回るライバルは出ず、38号車がポールポジションを獲得。立川は自身の持つGTでの最多ポール記録を24へと更新した。

    中山雄一がアタックした39号車は4番手、国本の19号車は8番手から決勝に臨むこととなった。

    GT300クラスは、Q1を2グループに分けて実施。15台のうち8台がQ2へと進むA組では、嵯峨宏紀がアタックを担当したTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車が3番手でQ2進出。吉本大樹がアタックしたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は、Q2進出ラインの8番手に僅か0.015秒及ばず9番手。75kgものウェイトハンデを負う埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車が12番手、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車は13番手でQ1敗退となった。

    Q1のB組は、セッション開始直後に強まった雨に足を取られた車両がコースオフ。赤旗中断となり、残り8分で再開されると、ここでレインタイヤとスリックタイヤの選択が分かれた。ここではスリックタイヤでのアタックを選択したLEXUS RC F GT3勢が速さを見せ、阪口晴南のK-tunes RC F GT3 96号車がトップタイムをマーク。久保凜太郎のたかのこの湯 RC F GT3 244号車が2番手、今大会も助っ人日本人ドライバーがドライブ、堤優威がQ1を担当したarto RC F GT3 35号車も4番手につけ、LEXUS RC F GT3は3台がトップ4入りでQ2進出を果たした。

    Q2は、セッション終盤に目まぐるしくタイムが更新される展開となったが、中山裕貴の31号車が2列目3番手を獲得。新田守男の96号車が6番手、三宅淳詞の244号車が8番手、佐々木雅弘の35号車は11番手グリッドを獲得した。

    【決勝】
    13日(日)、午前中は青空も見えたもてぎでしたが、昼過ぎには曇り空となり、気温27度、路面温度34度という暑さの和らいだコンディションで午後1時に300kmで争われる決勝レース(63周)のスタートが切られた。

    ポールポジションの38号車立川は絶妙なドライビングで序盤首位を守ったが、8周目、GT300クラスの周回遅れ車両が多く出てコース上が混雑する中で行き場を失い、ライバルの先行を許して2位へと後退。

    一方、8番手からスタートした国本の19号車は好走を見せ5位まで順位を上げていたが、10周目、前方で接触からコースオフした車両がコースに戻ってきたところを避けられずクラッシュ。車両前部を激しく破損し、不運なリタイアとなってしまった。

    このアクシデントによりセーフティカーが導入され、15周目に再スタート。38号車は2位で首位の車両を追う形となった。

    レース中盤、各車がピットへ向かいドライバー交代、タイヤ交換と給油を終えると、9番手スタートの大嶋から坪井へとステアリングを受けとった14号車が6位へとポジションアップ。坪井はなおもライバルとの激しいバトルを繰り広げ、38周目には4位へと浮上した。

    重いウェイトハンデに苦しみ後方グリッドからスタートした36号車と37号車もこの混戦の中で徐々に順位を上げ、トップ10圏内へ浮上する健闘を見せました。しかし、バトルでヒートアップした36号車と37号車は、44周目にコーナー進入で接触。これによりコース上にパーツが脱落し、この日2度目のセーフティカーが導入されることとなった。

    51周目、残り13周でレースが再開。それまでに開いていたマージンが無くなっての終盤のスプリント勝負となる中、2位の38号車石浦はポジションをキープ。4位の14号車坪井は、後続から激しい追撃を受ける展開となった。後方では関口の36号車、キャシディの37号車、中山雄一の39号車らを含むグループでの激しいポジション争いとなったが、10位でセーフティカーランからの再スタートを切ったキャシディの37号車が見事なパッシングを見せてポジションアップ。

    石浦の38号車は2位を守ってフィニッシュ。14号車坪井も後方からの猛追を凌ぎきって4位。キャシディの37号車が6位、中山雄一の39号車が9位、関口の36号車は11位でチェッカー受けた。

    GT300クラスでは、3番手スタートの31号車は嵯峨が上位争いを展開。タイヤ無交換作戦で中山友貴へとバトンを渡したが、後半ペースが落ちポジションダウン。

    6番手からスタートし、ベテラン新田から阪口晴南へとドライバーチェンジした96号車は、阪口が粘り強く上位での走行を続け、表彰台まであと一歩の4位でフィニッシュ。

    60号車が12位、31号車はタイヤ交換のために2度目のピットを強いられながらも追い上げ15位。35号車は19位。30号車が24位、52号車が25位、前半トップ10圏内を争った244号車は26位に終わった。

    ZENT GR Supra 38号車 ドライバー 立川祐路:
    スタートから17号車(KEIHIN NSX-GT)との争いになりましたが、ちょっと今日はペースで敵いませんでした。予選では一発前に行くことができましたが、レースでは正直ちょっと負けた感じです。ただGRスープラのフィーリング等は良かったので、なんとか食らいつこうと頑張ったんですが。そういう意味ではやりきった感はありますが、残念な気持ちも当然あります。今日は2位で終わりましたが、次の富士ではリベンジしたいです。

    ZENT GR Supra 38号車 ドライバー 石浦宏明:
    立川さんが走ってる前半スティントを見ていて、正直優勝を狙うには、ちょっと自分たちのペースが足りないなというのは分かっていたので、その中でどういうレースを組み立てるかというのを考えていました。ピットイン後、相手が選んだタイヤが変わったりして状況が急に逆転することもあり得るので、自分のできるペースで必死に食らいついて行きました。前に見えている17号車とは、しばらく同じ距離でずっとレースができていたので、これは終盤に向かってワンチャンスあるかもと思い、セーフティカー明けで一発狙いたかったんですが、逆にこっちがリスタート後、タイヤの内圧が下がった状態のバランスがあまり良くなくて、後続から迫られる展開になってしまいました。ただ、内圧がしっかり上がってからはまた引き離すことができ、しっかり2位を守ることができました。本当は勝ちたかったですが、苦しいシーズンになっていた中で、大事な2位ですし、この結果を無駄にしないように、しっかり最終戦まで毎戦良いレースを続けて行きたいと思います。