カテゴリー: SUPER GT

  • スーパーGT:ホンダ 第4戦 もてぎ 決勝レポート

    スーパーGT:ホンダ 第4戦 もてぎ 決勝レポート

    9月12日(土)~13日(日)、ツインリンクもてぎ(栃木県)で2020年度SUPER GTシリーズ第4戦が開催され、GT500クラスに5台の2020年型NSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走した。今回も新型コロナウイルス感染拡大対策として無観客開催となった。

    土曜日のツインリンクもてぎの上空には厚い雲がかかり、雨は時折り細かく降っては止むという状況。幸いにしてドライコンディションで行われた土曜午前中の公式練習で、NSX-GT勢は好調な走りをみせる。

    GT500では#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)が2番手、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)が3番手、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が4番手と、上位につけるタイムを記録した。

    午後の公式予選Q1セッションは、直前に降った小雨も上がりドライコンディションで始まったものの、ウォームアップが終わる頃にコースの一部で雨が降り始め、難しいコンディションとなった。各車ドライタイヤのままタイムアタックに入り、快調の#64 Modulo NSX-GT(大津)が2番手、#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)が3番手、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本)が4番手、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原)、#8 ARTA NSX-GT(野尻)が7番手。Q2に進出できる上位8台の中にNAX-GTの5台全車が残る結果となった。

    Q2セッションを前に霧雨が再び降り始めてコースコンディションは難しい状態になり、各車レインタイヤに履き替えてタイムアタックを行った。その結果、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)が2番手、#8 ARTA NSX-GT(福住)が3番手、#64 Modulo NSX-GT(伊沢)が5番手、#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野)が6番手、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤)と続き、NSX-GTは、開幕以降4大会全戦でフロントロウから決勝レースに臨むこととなった。

    日曜日のツインリンクもてぎは曇天ながらドライコンディションとなったが、レース終盤になると降雨の可能性もあると予報される中、決勝レースのスタートが切られた。2番手スタートの#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)は、ポールポジションからスタートして先頭を走る38号車の背後につけて攻め続けると、8周目のヘアピン立ち上がりから並びかかり、90度コーナーで先頭に躍り出た。38号車を挟んで、その後ろには、スタートで3番手に進出した#64 Modulo NSX-GT(伊沢)、#8 ARTA NSX-GT(野尻)、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤)が続いた。

    10周目にコース上で発生したアクシデントによりセーフティカーが介入したが、レース再開後も#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)は首位を守って2番手の38号車との間隔を開いていき、24周を走ってピットインすると給油、タイヤ交換を行い、レースに復帰した。一方、3番手につけていた#64 Modulo NSX-GT(伊沢)はペースが上がらず、トラブルを抱えた#8 ARTA NSX-GT(野尻)とともに少しずつ後退、代わって#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤)が順位を上げて3番手に進出した。

    GT500全車がドライバー交代を終えた段階で#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)は2番手の38号車に対し約4.5秒以上の差をつけて首位を守り、また少しずつ38号車を引き離し始めた。ドライバー交代を終えた#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原)は38号車の後方で3番手を守り、ハンデが重い#100 RAYBRIG NSX-GT(山本)はいったん9番手にまで順位を落としたものの、バックマーカーを巧みに利用しながらじりじりと追い上げを始めた。

    45周終了時点で再びセーフティカーが介入、レースは振り出しに戻ったものの、再スタート後も#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)のペースは衰えず、38号車との間隔を再び広げ始めた。結局#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)はそのままだれにも脅かされることなく63周のレースを首位のまま走りきって今シーズン2勝目を記録し、2点差でシリーズポイントランキング首位に立った。

    3位のチェッカーフラッグは、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原)が受け、NSX-GTが2台、表彰台に上がる結果となった。5位には重いハンディを背負いながら着実に追い上げた#100 RAYBRIG NSX-GT(山本)が続き、#64 Modulo NSX-GT(大津)は10位でレースを完走したが、#8 ARTA NSX-GT(福住)はアクシデントによりリタイアを喫した。次戦シリーズ第5戦は10月3日から4日、富士スピードウェイで5000名限定ながら一般観客を迎えて開催される。

    株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー 佐伯昌浩
    「今年1基目のエンジンはドライバビリティー向上に力を入れて用意したので、パーシャルを多用するこのコースでいい成果が得られたのだと思います。予選での一発ばかりではなく、レースでも粘り強く戦って、17号車が2勝目を挙げたばかりではなく、ほかのマシンも選手権ポイントを稼ぐことによって、ライバルに行くポイントをこちらへ持ってくることができ、17号車がランキングトップになれました。我々にとってはいいレースになりました。でも、これで我々もウエイトハンディが増していきますので、ここから先の戦いはより厳しいものになると考えています。富士スピードウェイに戻って開催される次戦には、気を引き締め直して臨みます」

    塚越広大(優勝)
    「予選でバゲットとお互いいい仕事をした結果、レースは2番手からスタートできました。前半バゲットがすごくいい走りをしてくれました。マシンを引き継いでからも調子がよかったので自信を持って走れました。第2戦の富士で勝ったときは『あ、勝っちゃった』というような気分だったのですが、今回は自分たちの力で勝ち取ったという手応えがあります。バゲットともチャンピオンを獲ろうね、と言い合っていて、今回はその通過点だと思っています。第5戦はウエイトが増えて楽ではないでしょうが、全力でがんばります。今年は2回も勝ったのにファンの皆さんがいらっしゃらなくて寂しい思いをしました。(入場者数が限られているとはいえ、次戦から)ファンの前でレースできるのが楽しみです」

    ベルトラン・バゲット(優勝)
    「46kgのハンディを背負っていたので、第2戦で勝ったときよりうれしいです。マシンの調子がよく、序盤のうちに前を行く38号車を抜いてしまいたかったのですが無理はできず、相手にプレッシャーを与えている間に少しフロントタイヤを使いすぎてしまいました。チャンスを見つけて前に出られてよかったです。ポイントリーダーにはなりましたが、今後のレースはタフになるでしょう。苦しい中でもポイントを確実に取るのが大事だと思っています。次回は、5000人限定とはいえ、ファンの皆さんの前でレースができるというのでスーパーハッピーです。これが、コロナ禍を克服するための第一歩だと思います。皆さんの前でベストを尽くしたいと思います」

  • スーパーGT:日産 第4戦 もてぎ 決勝レポート

    スーパーGT:日産 第4戦 もてぎ 決勝レポート

    SUPER GT第4戦がツインリンクもてぎで開催。開催時期やハンディウェイトの有無、レース距離など例年と異なったことから、決勝終盤は白熱した戦いとなった。そのなかで、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手 晃平 / 千代 勝正)が7位入賞。開幕戦から4戦連続でシリーズポイントを獲得した。

    レースウィークのツインリンクもてぎは設営日から不安定な空模様。晩夏の暑さは残っていながら、雷雨で気温や路面温度が下がるなど、コンディションはめまぐるしく変わっていった。

    決勝日の天候も全く読めない中、12日(土)午前中の練習走行では各車が予選・決勝に向けて精力的に走行メニューを消化していった。

    GT500クラスの公式予選は15時過ぎにスタート。直前に行われたGT300クラスのQ1セッション時に雨が降り出し、GT500クラスの予選もウェット宣言のもとでセッションが進んでいった。濡れて滑りやすい路面の中、じっくりとタイヤのウォームアップを行った各車は徐々にタイムアップ。まずは#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田 次生 / ロニー・クインタレッリ)が1分39秒695をマークすると、続いて#3 GT-Rが1分39秒620で#23 GT-Rを逆転しQ2圏内に滑り込む。2台は続けてアタックに向かい、それぞれ0.5秒ほど自己ベストタイムを更新したが、黄旗提示中のタイムのため採択されず、#3 GT-Rが10位、#23 GT-Rが11位となった。#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木 大樹 / 平峰 一貴)は12位、#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星 明誠 / ヤン・マーデンボロー)は15位だった。

    予選日から一夜明けたもてぎは、朝はまだ夏の日差しが照り付けていた。しかしスタート時刻が迫るにつれて雲の量が増え、次第に曇天に。気温27℃、路面温度34℃というコンディションで13時に決勝レースがスタートした。

    レース前半は、#12 GT-Rのスタートドライバーを務める平峰が果敢な追い上げを見せた。1つ前を走る#23 GT-Rのクインタレッリと共にオープニングラップで2つポジションを上げると、翌周には8番手のマシンのミスを見逃さずに2台でさらに順位を上げた。2台のGT-Rは1秒を切る差で接戦を展開していたが、8周目に平峰がわずかなスキをついてクインタレッリをかわし、8番手につけた。その後レースは、GT500クラスとGT300クラスの車両が接触するアクシデントが発生し、車両回収のためにセーフティカー(SC)が導入される。15周目にレースが再開すると、その周の90度コーナーで1台をとらえて6位浮上。5位とは3秒近いギャップが開いていたが、見る見るうちに追いついていった。3番手を走るマシンのペースが上がらず、3位以降は数珠つなぎのような状態で、#12 GT-Rはさらに2台をとらえて表彰台目前まで近づいていった。

    27周を終えるところでピットへ向かい佐々木にドライバー交代すると、5位でコースに復帰。その後4位に順位を上げますが、30周を過ぎるころから3位のマシンとの差が徐々に開いていき、逆に後ろから数台が集団になって差を詰めてきました。佐々木はなんとかポジションをキープしようと懸命に走行を続けますが、39周目に隙を突かれ、一気に9位にまで後退してしまった。その後もペースが上がらず苦しい終盤になってしまったが、佐々木は最後まで走り切り12位完走を果たした。

    #12 GT-Rに代わって日産勢の最上位に上がったのは#23 GT-Rだった。5位集団の中で6位まで順位を上げると26周を終えるところでピットイン。松田にドライバー交代し、暫定5位でコース復帰する。前半のクインタレッリ同様、前後共に間隔が縮まった集団の中で、松田はポジションアップを目指したが、46周目に2度目のSCが入り、51周目に再開したのちに6位に後退してしまい、最終的には8位となった。

    予選10位からスタートした#3 GT-Rの平手は、前のマシンとは1秒を切る差まで接近するも、なかなかオーバーテイクに至らず序盤は我慢の展開となった。順位が変動しないなか、26周を終えたところでドライバー交代のためにピットイン。暫定12位でレース後半をスタートする。フレッシュタイヤでの追い上げで前方の集団に追いつくと、接近戦のなかで8位まで順位を上げていった。46周目、コース上に落ちていたパーツを回収するために今大会2度目のSCが導入される。残り13周というところでレース再開。GT500クラスはトップから後方まで一気に間隔が縮まり、いたるところで激しいバトルが展開された。#3 GT-Rの後半スティントを託されていた千代は、最後までプッシュを続け最終ラップに#23 GT-Rをかわし7位でフィニッシュした。

    #24 GT-Rは最後尾からの追い上げに期待がかかり、スタートドライバーの高星が1つ順位を上げたが、後半スティントでマーデンボローが他車と接触してしまった。マシンにダメージを負ってしまったため、周回遅れで13位完走となった。

    平手 晃平
    「スタートで2つ順位を下げてしまいましたが、集団の中でチャンスがあれば取り戻そうとプッシュしました。僕の担当した前半スティントは苦しい状況でしたが、後半のタイヤ選択を含め全体としてはうまくいったと思います。ここまで4戦ポイントを獲れているのはいいことだと思いますが、なんとか大量得点ができるよう、次戦の富士も頑張ります」

    千代 勝正
    「もてぎはオーバーテイクがなかなか難しいコースですが、前半の平手選手がマシンをいい状態で渡してくれたので、僕のスティントでリスクを負ってプッシュができました。接戦の中で大変なレースでしたが、ポイントを獲れてよかったです。シーズンも折り返しを迎えるので、次戦こそ上位フィニッシュできるよう頑張ります」

    田中 利和 監督
    「今週末のレースは表彰台を狙っていましたので、目標に届かなくて残念です。予選のアタックラップに黄旗が出てしまい、レースは後方からのスタートとなってしまいました。抜きにくいコースレイアウトのもてぎで、1点でも多くのポイントを取ろうとしぶとくあきらめずに走って得た7位。このしぶとさはチームのいいところです。次のレースもまた頑張りますので、引き続き応援をお願いいたします」

    【GT300】
    GT300クラスは、予選で#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木 孝行 / 柴田 優作)がチーム初のポールポジションを獲得。決勝レースでは終盤までトップ争いを繰り広げましたが、残り数周のところでガス欠によりストップ。100kgのハンディウェイトを搭載した#11 GAINER TANAX GT-R(平中 克幸 / 安田 裕信)が6位フィニッシュでシリーズポイントをさらに積み重ね、ポイントリーダーを維持した。

  • スーパーGT 第4戦 結果:KEIHIN NSX-GTが今季2勝目

    スーパーGT 第4戦 結果:KEIHIN NSX-GTが今季2勝目

    2020年 スーパーGT 第4戦『FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE』の決勝レースが9月13日(日)にツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスはNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が第2戦富士と同様に独走で今季2勝目、GT300クラスはタイヤ無交換作戦を決めたNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)が予選13位から逆転優勝した。

    天候が心配された第4戦決勝だが、サーキット上空は雲が覆い尽くしているものの、雨の気配はない。コースはドライコンディション。所定の午後1時にフォーメーションラップがスタートし、その直前の気温は27度、路面温度は34度だった。

    レーススタートでトップに立ったのはポールシッターのNo.38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の立川。しかし予選2位のNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)のバゲットは38号車の背後にピタリとつけてチャンスを窺う。予選5番手のNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)の伊沢もスタートで3番手にジャンプアップ。2台のHonda NSX-GTが逃げる赤いTOYOTA GR Supra GT500を追いかけた。

    トップの38号車だが、明らかなリードを築くことができず、4周目に入ると64号車こそ徐々に遅れ始めたものの、38号車と17号車のテール・トゥ・ノーズでのトップ争いは激化する。そして8周目、ヘアピンで38号車がGT300クラスのマシンに詰まったところを、 17号車のバゲットは見逃さずにアウトから並ぶ。 そのまま抜いてトップに立った17号車は、38号車を一気に引き離しにかかり、翌周には1秒515までリードを広げてみせた。

    4番手をサイド・バイ・サイドで争うNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の野 尻とNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)の国本の2台。しかし 10周目のV字コーナー入り口でGT300クラスのNo.87 T-DASH ランボルギーニ GT3と8号 車と接触。そのままコーナーのインをショートカットするように弾かれた87号車とコーナー出口に差しかかった19号車が不幸にもクラッシュ。揃ってアウト側のグラベルで停止したため、セーフティカーが導入されることになった。

    これで17号車のリードは一旦失われてしまう。だが15周目にレースが再開されると再び17号車のバゲットがスパート。20周を消化した頃には2番手の38号車に4秒以上のリードを築き上げる。38号車も24周目には2秒強にまで詰め寄るが、17号車が25周目、38号車が27周目にピット作業を終えると、両者の差は4秒416に広がっていた。

    その後方では、No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)の武藤が3番手に上がっていた。予選7位の16号車は1周目に5番手、前を行く19号車のアクシデントもあって4番手、さらにペースの落ちた64号車も捉えて、ここまで上がったのだ。

    62周のレースも後半に入るが、依然トップを快走するのは17号車の塚越。追い上げたい2番手の38号車の石浦にまったく付け入る隙を与えずに周回を重ねていく。

    44周目には6番手のNo.36 au TOM’S GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)の関口をパッシングしようとしたNo.37 KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/ニック・キャシディ)のキャシディが接触するアクシデントが発生。2台は止まることはなかったが、コース上にパーツが脱落したために、46周目から2度目のセーフティカーとなった。

    この時、トップの17号車は38号車に対して10秒程のマージンを持っていたが、これでリセット。38号車に逆転のチャンスが巡ってきたかに思えたが、51周目にレースが再開されるや再び17号車の塚越は猛スパート。38号車は、そのペースについて行けなかった。

    No.17 KEIHIN NSX-GTは、最後は2番手に7秒796もの大差をつけてフィニッシュ。第2戦富士に続いて今季2勝目を挙げた。マシンを降りた塚越の目に第2戦の優勝時にはない涙が。栃木県今市に生まれ、ツインリンクもてぎは地元であり、Hondaのサーキットであるにもかかわらず、ここで結果が残せていないだけに感極まるものがあったのだろう。

    2位はNo.38 ZENT GR Supra、3位はNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTと共に今季初の表彰台だ。またNISSAN GT-R NISMO GT500勢の最上位は、No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)の7位だった。

    今季2勝目を挙げたNo.17 塚越/バゲット組は、ドライバーズポイントを43に伸ばしてランキングのトップとなる。同2位はNo.36 関口/フェネストラズ組、同3位は決勝6位となったNo.37 KeePer TOM’S GR Supraの平川/キャシディ組と続いている。

    GT500クラス
    No.17 KEIHIN NSX-GT
    塚越広大
    「まずはHondaとブリヂストン、チーム、そしてもちろん(ベルトラン)バゲットに感謝します。このクルマでもてぎを走るのは、実は今回が初めてでした。しかし第2戦富士のセットがとてもイメージとして良かったので、それをベースにして持ち込み、そこから微調整して仕上げました。昨日は僕自身がコースアウトしたりして、ずいぶんドタバタしたんですが、午後の公式予選では良い流れを取り戻して、決勝レースでは2番手からのスタートになりました。決勝では“キラキラ輝くようなドライビングをしたい”と思っていましたが、最初のスティントで走ったベルトランが38号車(ZENT GR Supra)を抜く時に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたので、僕も何とかお返ししたいと思ってスタートしました。僕のスティント(走行)でもセーフティカーが導入され、築いたギャップがなくなってしまいました。でもペースとしては決して負けてないのが分かっていたので「リスタートしたら全力で走り切ろう」と思っていました。シリーズの前半で2勝できたことは、チームにとっても、もちろん僕自身にとっても嬉しいのは言うまでもありません。ただ細かい点を見ていくと、チームやスタッフ、それぞれに課題もあります。鈴鹿での課題を見直したことが、今回の優勝に繋がっています。バゲットとは「まず1勝しよう」「もう1勝したい」などと話したわけではなく、今回の2勝目も通過点でしかないと思っています。やはり目標はチャンピオンです。荒れた天候などに翻弄されるのではなく、それを味方にするような強さを、チームとしてもドライバーとしても手に入れたい。そしてチャンピオンを獲るためにベストを尽くしたいですね。ここまで無観客のレースが続きましたが、新しい形でファンの皆さんと繋がることができたと実感もしました。でもできればファンの皆さんに、実際にサーキットに来てレースを見てほしいです。皆さんの支えがあってこそのレースですから」

    ベルトラン・バゲット
    「素晴らしいレースになりましたね。今回は46㎏のウェイトハンディを載せていたので苦しかったのですが、その分、前回(第2戦富士)よりも嬉しい優勝になりました。僕のミッションは38号車(ZENT GR Supra)を抜くことでした。僕のスティント(走行)は短めだったのでタイヤを使い切ってもいいと思い、スタートからプレッシャーをかけ続けたのですが、相手もノーミスで簡単に抜くことはできませんでした。ただ、相手がわずかなミスをした隙を逃さず抜くことができ、ギャップをつくって(塚越)広大さんに繋ぐことができました。そうしたら広大さんもそのギャップを保ったまま走って、優勝することができました。Hondaとブリヂストン、チーム、そして広大さんに感謝します。シーズンも折り返しとなる今の時点でポイントリーダーになれたことは、チャンピオンを狙う上で非常にポジティブだと思っています。ただ、ウェイトハンディも増えてしまい、第5戦富士と第6戦鈴鹿は非常にタフな戦いになると覚悟しています。だから優勝だとか、ポディウム(表彰台)を狙うのではなく、着実にポイントを稼ぐようなレースを心掛けたいと思います。次戦の富士では観客が入るということで、楽しみですね。5,000人というのは少ない気もするけれど、それでもファンの皆さんの前で走れるのは最高です。そしてこれが一歩目のステップになって、少しずつでもファンを多く迎えることができるようになり、そんなファンの皆さんの前で良い結果が出せれば、なお最高ですね」

    GT300クラス
    No.65 LEON PYRAMID AMG
    蒲生尚弥
    「今シーズンはここまで勝てそうなレースが何度もあったのですが、あと少しで勝てない状況が続いていました。今回の優勝で、その悔しさを払拭することができ、ホッとしている、というのが正直なところです。最初のセーフティカーは、自分たちにとっていい方向に働き、作戦やピットでの作業もベストでトップに立つことができたのですが、2回目のセーフティカーは、さすがにドキドキしました。作戦としてはタイヤ無交換で走り切ったのですが、これは昨日の公式練習を終えたところでブリヂストンさんと相談して決めました。充分なロングランができた訳ではなかったけれど、なんとか行けそうだということで決断しました。次戦の富士では観客を迎えてのレースとなるので楽しみです。レースで走っていても、スタンドのファンが応援してくれるのは目に入ります。そんな光景が戻ってくるのは嬉しいですね。でも次戦の富士でも気を引き締めて、全員がミスなく最後まで走り切れるようがんばります」

    菅波冬悟
    これが僕のSUPER GT初優勝になりますが、まずは速いクルマを用意してくれたチームと、最後まで戦うことができたタイヤを用意してくれたブリヂストンさん、そしていつも応援してくれているファンの皆さんに感謝します。今回は走り始めから調子が良かったのですが、Q2ではコンディションが変わってきて、結局、決勝レースは13番手からのスタートになりました。それでもレースではまったくミスもなく、そして蒲生(尚弥)選手が、まるでお手本のような素晴らしいドライビングで追い上げてくれ、優勝することができました。今回の優勝でウェイトハンディも増えてしまいましたが、ここから気持ちを切り替えます。クルマの調子が良いのは分かっているので、最善を尽くし、チャンピオンを目指してがんばっていきます。ここまでは無観客のレースで寂しい思いをしてきました。でも次回の富士からはファンの目の前で走れるということで、大変楽しみにしています」

  • スーパーGT 第4戦 予選:ZENT GR Supraの立川が最多ポール記録を更新

    スーパーGT 第4戦 予選:ZENT GR Supraの立川が最多ポール記録を更新

    2020年のスーパーGT 第4戦『FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE』の公式予選が9月12日(土)にツインリンクもてぎで行われた。

    小雨が強くなったり弱くなったりと難しい状況の中、GT500クラスはNo.38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の立川が自身の持つ最多記録を更新するポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/柴田優作)の青木が獲得。

    この日午前に行われた公式練習から、ツインリンクもてぎは霧雨が立ちこめ、時に雨脚が強くなる状況。公式予選開始を前にウエット宣言(レイン用タイヤが使用可能)が出されているが、この時点の路面はほぼドライだった。

    GT500クラスの予選Q1は、GT300クラスQ1で赤旗中断があったため、予定より8分遅い午後3時11分より10分間で行われた。コース上は霧雨だったが、ほとんどのチームがドライ路面用のスリックタイヤを装着してコースイン。唯一の例外がNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(ヤン・マーデンボロー)だ。24号車は一旦ウエットタイヤ で走り始めたが、これは無理と判断したのか1周でピットイン。スリックタイヤに替えてコースに戻った。

    最初のタイムアタックではNo.38 ZENT GR Supra(石浦宏明)が、1分42秒127を記録してトップ。しかし2周目のアタックでNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(宮田莉朋)が1分37秒499を叩き出して、一気にトップを奪う。同じヨコハマタイヤを履くNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京)も1分38秒240を記録して2番手に続く。2人は共に今季がGT500初レギュラーで、皆の期待に応える走りを披露。しかし、笹原は最後のアタック周の90度コーナーで、強くなった雨に滑ったのかコースオフ。グラベルに捕まって、そのまま走行終了。その間にNo.64 Modulo NSX-GT(大津弘樹)が1分37秒598を記録して2番手に浮上。No.17 KEIHIN NSX-GT(ベルトラン・バゲット)も1分38秒192で3番手につける。しかし、それでも16号車のタイムは5番手に踏みとどまり、Q2進出を果たすことができた。

    一方、終了間際に7位のタイムを出したNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(千代勝正)、9位のNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)は、16号車がコースアウトして黄旗が出ている区間を通過してベストタイムを出したことで、このベストタイムが抹消になってしまう。これで予選Q1を10位で終えたNo.38 ZENT GR Supra(石浦宏明)が繰り上げで8番手となって辛くもQ2に駒を進めることになった。

    GT500クラスのQ2は午後3時51分より、10分間の走行で行われた。Q1を通過した8台は、まずスリックタイヤでコースイン。だが、Q1から降り続く霧雨は遂に路面をウエットコンディションに変えていた。このため1周でNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一)を筆頭に相次いでピットイン。慌ただしくウエットタイヤに交換してコースに飛び出して行った。その中、No.38 ZENT GR Supra(立川祐路)だけは1周でピットに入らず、もう1周してピットへ。これでタイヤを温める周回がライバルより1周減ったため、タイヤ本来のパフォーマンスをタイムアタックに活かせず上位進出は難しいと思われた。

    38号車を除く7台はアウトラップ、ウォームアップラップに続き、1周のみのタイムアタックに入る。まずはNo.8 ARTA NSX-GT(福住仁嶺)が1分45秒489でトップ。すぐにNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)がトップタイムを1分44秒079と更新する。

    だが、最後に笑ったのはウエットタイヤの交換で出遅れたはずのNo.38 ZENT GR Supraだった。立川は予選終了間際に1分43秒878とただ1人の43秒台を叩き出して、一気にトップを奪い去った。Q1を担当した石浦が「(黄旗が出て)安全の為にセクターでベストタイムを出していたのに諦めた。(その脇をアタックしていったクルマに)すごく腹が立った」という状況から、急にQ2走行が決まって慌ただしい走行だった立川だが、難しい状況を自らのテクニックで乗り越えて今季初のポールポジションを手にした。そして自身が持つ通算最多ポールポジション記録を24回に伸ばした。

    予選2位はNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)、同3位にNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)とHonda NSX-GT勢が続いた。NISSAN GT-R NISMO GT500勢はQ2に進めず、No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)の予選10位が最高位だった。

    GT500クラス
    No.38 ZENT GR Supra
    立川祐路
    「今日は朝から天候が不安定で、午後の公式予選もドライなのかウエットなのか悩むところでした。僕らは開幕戦から苦戦が続いていましたが、クルマ自体は前回の鈴鹿からフィーリングが良くなっていました。今回、ライバルたちは予選の一発タイムで有利なタイヤを選んでいるようでしたが、自分たちはレースを考えてタイヤを選んでいて、ドライに関してはもう少し暖かく(路面温度が高く)なった時を想定していたので温めるのが大変だろうと思っていました。ただ、実際にはウエットに変わって行って、これが自分たちにいい流れになりました。実は今回、ブリヂストンさんがダンプコンディション(乾いた部分と濡れた部分が入り交じる路面状況)向けの良いタイヤを用意してくれて、これが良いパフォーマンスを見せてくれました。このタイヤが温まりも良くてペースも早く上げることができ、前を走る19号車(WedsSport ADVAN GR Supraの国本雄資)に思いの外近づいてしまいました。でも、この周しかないと思い、彼にはちょっと申し訳なかったです。でも、自分では(ポールポジションの)自信がなくて、無線で獲ったと知らされてびっくりしたほどでした。これで(通算のポールポジション最多記録は)24回ですが、“23”という数字はゲンが良くない(常に競っているNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rのナンバー)ので、24になってホッとしています(笑)。確かにいい流れになってきたので、これを逃さないようにしたいと思います。新型コロナウイルス感染予防というわけではないけれど前戦までは“活動自粛”だったので(苦笑)、明日の決勝では活動を再開しますよ。もちろん優勝を狙ってがんばります」

    石浦宏明
    「予選のQ1は路面が濡れている中、スリックタイヤでスタートすることになり、精一杯アタックしました。ただ最後のアタックラップでイエロー(黄旗)が出ていたことでアタックを中止せざるを得なくなって『(Q1を)通過するのはギリギリじゃないかな』と思っていました。そうしたらそのイエロー区間でペナルティからタイム抹消されたクルマがあり、(10番手から)繰り上がって8番手になり、Q2を担当する立川(祐路)さんにバトンを渡すことができました。“ギリギリセーフ”と言ったところでしたね。イエロー区間に関してはヘアピンを立ち上がるところで、ピットから無線で知らされていたので、この周のアタックは無理だと判断して、(トラブルのあった)現場も確認しました。目の前を走っていた坪井(翔)選手(No.14 WAKO’S 4CR GR Supra)も慌ててブレーキを踏んでいましたね。チャンピオン争いを考えるなら、明日のレースでは絶対に勝ちたいという気持ちもありますが、いつもと同様ベストを尽くして走り、いい仕事をしたいと思います」

    GT300クラス
    No.360 RUNUP RIVAUX GT-R
    青木孝行
    「(ポールポールポジションは)随分久しぶりで(会見場の)風景も忘れてしまっていました。自分では(前回が)いつのことだったか忘れていましたが、11年ぶりと聞いて驚きました。本当に久しぶりのポールですが、とても嬉しいです。自分が担当したQ2は、雨が少し残った状況をスリックタイヤでアタックする状況となってしまいました。この状況ではタイヤをいかに効率よく温めるかが重要だってことは、充分に分かっていました。タイヤが温まるのに比例してタイムもよくなっていきましたが、やはり最後のラップでタイヤが十分に温まって発動領域に入り、満足できるアタックができました。今のクルマは、もともとスピードが速かった。でもトラブルとかもあって結果に結びつかなかっただけ。今日は歯車が噛み合って、ようやく結果に繋がりました。決勝レースはドライになるのかどうかわかりませんが、ドライになるとしたら(この週末は)誰も走ったことがないからセットアップやタイヤのマネージメントなど分からないことは多いですね。そこで一番前からスタートできるアドバンテージを最大限に生かして、良い結果を出したいと思います」

    柴田優作
    「今日は朝から不安定なコンディションの中、午後の予選に向けてチームが良いセットアップを見つけて素晴らしいクルマに仕上げてくれました。ランナップにとっては初となるポールポールポジションを獲ることができて嬉しいし、チームに感謝しています。昨年から新型車両を投入しているのですが、昨シーズン前半はクルマのセットアップを一生懸命やってきたので、それが速さに繋がっているのだと思います。これまで速さを見せることはできていても、予選でポールを獲ることなどなかった。それが今回、実際にポールポジションを獲ることができて、速くなったことを改めて証明できたと思います。明日の決勝レースでは最大限のポイントを獲得できるようがんばります」

    Po No Machine Driver Q2 Tire WH
    1 38 ZENT GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    立川 祐路
    石浦 宏明
    1’43.878

    BS 24
    2 17 KEIHIN NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    塚越 広大
    ベルトラン・バゲット
    1’44.079

    BS 46
    3 8 ARTA NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    野尻 智紀
    福住 仁嶺
    1’45.153 BS 8
    4 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    ヘイキ・コバライネン
    中山 雄一
    1’45.692 BS 34
    5 64 Modulo NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    伊沢 拓也
    大津 弘樹
    1’46.569

    DL 18
    6 100 RAYBRIG NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    山本 尚貴
    牧野 任祐
    1’46.944 BS 52
    7 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    武藤 英紀
    笹原 右京
    1’48.584

    YH 2
    8 19 WedsSport ADVAN GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    国本 雄資
    宮田 莉朋
    1’49.624

    YH 6
    9 14 WAKO’S 4CR GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    大嶋 和也
    坪井 翔
    BS 48
    10 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    平手 晃平
    千代 勝正
    MI 24
    11 23 MOTUL AUTECH GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    松田 次生
    ロニー・クインタレッリ
    MI 44
    12 12 カルソニック IMPUL GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    佐々木 大樹
    平峰 一貴
    BS
    13 37 KeePer TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    平川 亮
    ニック・キャシディ
    BS 66
    14 36 au TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    関口 雄飛
    サッシャ・フェネストラズ
    BS 82
    15 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    高星 明誠
    ヤン・マーデンボロー
    YH 2
  • スーパーGT 第3戦 鈴鹿:MOTUL AUTECH GT-Rが荒れたレースで優勝!

    スーパーGT 第3戦 鈴鹿:MOTUL AUTECH GT-Rが荒れたレースで優勝!

    2020年のスーパーGT 第3戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』の決勝レースが8月23日(日)に鈴鹿サーキット(1周5,807m×52周)で行われた。

    GT500クラスはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3度もセーフティカーが出る荒れたレースを見事に制して、今季初優勝を飾った。GT300クラスもNISSAN GT-RのNo.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が優勝した。

    第3戦の舞台、鈴鹿サーキットは今季初のビッグレースとなる。しかし、このレースも新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客で行われた。天気は晴れ、レース前の気温は32度と夏真っ盛りのコンディションだ。決勝レースは午後1時にスタートした。

    レースは1周目から接触してコースアウトするマシンが出たため、早々にセーフティカーが導入された。レースが再開した序盤は、ポールポジションのNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也)とNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)、No.38 ZENT GR Supra(立川祐路)の3メーカーマシンが三つ巴で激しくトップを争った。

    13周を過ぎてGT300クラスの集団に追いつくと、3台はこれを抜きながらの攻防となる。ここを見事に切り抜けた23号車のクインタレッリがトップを奪い、2番手には38号車が浮上する。この後に壊れたマシンの大きなパーツがコース上に落ちたため、2度目のセーフティカーとなる。ここからの再開時、38号車にマシントラブルが発生して、そのままリタイアしてしまう。その後、所定のピットインが終わると、トップ23号車(松田次生)を追うのはNo.100 RAYBRIG NSX-GT(牧野任祐から山本尚貴)だ。NISSAN GT-R NISMO GT500とHonda NSX-GTのトップ争いが激しくなったところで、GT300車両がコースアウトして3度目のセーフティカー導入に。レースが再開すると23号車の松田は、後続に対してリードを広げて逃げ切り体制に。結局、荒れたレースを見事に制したNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が今季初優勝。開幕戦、第2戦と不調だったNISSAN GT-R NISMO GT500だったが、見事な復活劇を鈴鹿で披露した。2位にはNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)、3位には予選12位から上がってきたNo.36 au TOM’S GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)で3戦連続の表彰台となった。

    GT300クラスはポールポジションのNo.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(中山友貴)が前半をリードするが、所定のピットインで時間が掛かって後退。レース後半は予選7位から着実に順位を上げてきたNo.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)がトップに立ち、そのまま逃げ切って優勝した。2位争いはクラッシュするマシンも出るほど激烈だったが、生き残ったNo.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/松浦孝亮)が入り、3位は第2戦優勝のNo.2 シンティアム・アップル・ロータス(加藤寛規/柳田真孝)となった。

  • スーパーGT 第3戦 鈴鹿 予選:Modulo NSX-GTがポールポジション

    スーパーGT 第3戦 鈴鹿 予選:Modulo NSX-GTがポールポジション

    2020年のスーパーGT 第3戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』の予選が8月22日(土)、鈴鹿サーキットで行われた。GT500クラスはNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)の伊沢が13年になるGT500キャリアで初となるポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)の嵯峨が獲得した。

    ここまでの2戦となった同様に無観客開催と鈴鹿サーキット。しかし、予選では夏の暑さに負けない熱い走りが展開された。予選開始時の午後2時20分時点で天候は晴れ、気温は33度に達していた。コース路面はもちろんドライで、路面温度も48度と非常に高かった。

    GT500クラスの予選Q1は午後3時3分にスタート。全15台が10分間の走行を行い、上位8台がQ2に進出する。高い気温と路面温度だけに、タイヤのベストグリップはわずか1周だろう。各車は1周のタイムアタックに賭ける。そして、午前の公式練習でもトップだったNo.64 Modulo NSX-GT(大津弘樹)が1分46秒160の最速タイムを記録して、Q1をトップで通過する。2番手に早くも2基目の新エンジン(年間8戦で2基まで)を投入したNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)。3番手にはNo.38 ZENT GR Supra(石浦宏明)と3メーカーが僅差で並んだ。

    Q2はQ1上位8台が出走し、10分間でポールポジションを目指す。ここでもNo.64 Modulo NSX-GTは絶好調。他を寄せ付けない走りで1分46秒239を叩き出した伊沢拓也が2007年のSUPER GT/GT500参戦以来、自身初となるポールポジションを獲得した。予選2位には、これも素晴らしいスピードが復活したNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリ。同3位には自身のポールポジション記録更新はできなかったが、久々に予選トップ3に食い込んだNo.38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の立川祐路が入った。明日午後1時にスタートする決勝レースでは、Honda NSX-GT、NISSAN GT-R NISMO GT500、TOYOTA GR Supra GT500が最初から競り合う戦いが見られそうだ。

    GT300クラスのQ1は前戦に続き、A組とB組に分かれて行われた。A組はNo.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(中山友貴)が、B組はNo.11 GAINER TANAX GT-R(安田裕信)がトップタイムを記録。

    Q2は各組の上位8台でタイムアタック。ここでNo.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの嵯峨宏紀が1分58秒189で、ポールポジションを確定。予選2位にはルーキー大湯がQ2をアタックしたNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)、同3位は今季初参戦のNo.244 たかのこの湯 RC F GT3(久保凜太郎/三宅淳詞)となった。

    GT500クラス
    No.64 Modulo NSX-GT
    伊沢拓也
    「長くやって来ましたが(GT500クラス13年目)、実は(自身の走りで撮った)ポールポジションは初めてで、なにより今年僕を起用してくれた中嶋(悟)総監督、本当に良いクルマを用意してくれたチーム、そしてダンロップさんのタイヤが素晴らしくて最高の走りができました。もちろん明日の決勝が一番大事です。でも、僕らのクルマが持っているスピードが速いのは間違いないし、チームは2017年に、一昨年は僕が鈴鹿で勝っているので、最後まで諦めず、(チームが)勝ったときのようなぶっちぎりの走りをしたと思います」

    GT300クラス
    No.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
    嵯峨宏紀
    「ポールポジションは、(2015年第8戦もてぎ以来と)久しぶりなので嬉しいです。中山(友貴)選手がQ1でトップタイムと良い走りをしてくれ、正直言うとプレッシャーでしたが(笑)、(Q2を)上手く走ることができました。無線では2番手と言われて悔しかったんですが、(トップタイムの56号車が)コース外走行だったようで、なんとかポールになることができました」

  • スーパーGT 第2戦 予選:ARTA NSX-GTが今季初ポールポジション!

    スーパーGT 第2戦 予選:ARTA NSX-GTが今季初ポールポジション!

    2020年のスーパーGT 第2戦『たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE』の公式予選が8月8日(土)に富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の野尻が、GT300クラスはNo.6 ADVICS muta MC86(阪口良平/小高一斗)の小高が、ポールポジションを獲得した。

    GT500クラスの予選Q1は午後3時3分より10分間で行われた。天候は曇り。コースはドライ。残り8分を切ったあたりからNo.64 Modulo NSX-GT(大津弘樹)を先頭に各チーム続々とコースイン。残り6分で最後に残ったNo.17 KEIHIN NSX-GT(ベルトラン・バゲット)が走行を開始した。

    アウトラップから2周目、さらに3周目をウォームアップに充てて4周目からアタックに入るチームが多い中、最後にコースインした17号車のバゲットは3周目で、1分28秒135を記録してトップに躍り出る。

     しかし、その直後にNo.100 RAYBRIG NSX-GT(牧野任祐)が1分27秒328を叩き出して、トップを奪った。開幕戦は精彩を欠いたNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(平峰一貴)が1分27秒634で2番手と続き、その後ろにはNo.36 au TOM’S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ)が1分27秒887で3番手と、3メーカーのマシンが上位に並んだ。17号車は最後に1分27秒952までタイムを上げるが、上位3台にはわずかに及ばない。

    さらにSUPER GTルーキー、2戦目のNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT(笹原右京)がQ2進出ラインのギリギリの8番手に。そうしてチェッカーフラッグ。そのチェッカーラップでNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一)が1分27秒602を叩き出して2位をさらっていった。

    この結果、No.100 RAYBRIG NSX-GTがQ1のトップ。2、3位にはNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR SupraとNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rがつけた。16号車は39号車がジャンプアップしたことで、9位に弾き出されて惜しくもQ1敗退。前戦優勝のNo.37 KeePer TOM’S GR Supra(平川亮)も10位で予選を終えた。午前中の公式練習でコース上にマシンを止めたNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)はエンジンの警告灯が点いたために大事をとってエンジンを停止したとのこと。実際にはトラブルは起きておらず、公式予選にも問題なく出走した。だが、宮田の健闘虚しく肝心のタイムが伸び悩んで14位に終わった。

    予選Q2は午後3時41分より10分間の走行で争われた。コースオープンから1分が経過したところでまずNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR SupraのGT500ルーキー、阪口晴南がコースイン。No.36 au TOM’S GR Supra(関口雄飛)、No.14 WAKO’S 4CR GR Supra(坪井翔)がそれに続き、TOYOTA GR Supra GT500勢は早めに動いた格好だ。そして、各車2周のウォームアップを終え、残り2分を切ったところで本格的なタイムアタックが始まった。

    まずはNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)が1分28秒119を記録する。それを上回る1分27秒300を叩き出したのはNo.8 ARTA NSX-GTの野尻智紀で、トップに浮上。2番手には1分27秒481のNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)、そして開幕戦は悔しい結果で終わったNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)が1分27秒811で、さらに、No.12 カルソニックIMPUL GT-R(佐々木大樹)が続く。

    だが、Q2終了間際にまたもNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(阪口晴南)が1分27秒729を叩き出して、一気に3位に飛び込んできた。阪口は昨年に続き開幕戦までGT300クラスを96号車で戦ってきたが、新型コロナウィルスの影響で来日が叶わなかったヘイキ・コバライネンの代役として、開幕戦の山下健太に続いて抜擢された期待の若手だ。

    そしてQ2が終了。トップタイムを更新するものは現れず、No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の今季初ポールポジションが決まった。野尻のポールポジション獲得は通算6回目で、2018年の最終戦もてぎ以来だ。そしてNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が2位と、公式練習に続いてHonda NSX-GTがフロントローを独占するという結果となった。

    3位はNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一/阪口晴南)。NISSAN GT-R NISMO GT500の最上位はNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)の4位。しかし、トップから4位までの差は僅か0.495秒と、3メーカーがほぼ互角という状況だった。

    Po No Machine Driver Q1 Q2 Tire WH
    1 8 ARTA NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    野尻 智紀
    福住 仁嶺
    1’27.991 1’27.300

    BS 6
    2 17 KEIHIN NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    塚越 広大
    ベルトラン・バゲット
    1’27.952 1’27.459

    BS
    3 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    中山 雄一
    阪口 晴南
    1’27.602

    1’27.729 BS 12
    4 12 カルソニック IMPUL GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    佐々木 大樹
    平峰 一貴
    1’27.634 1’27.795

    BS
    5 23 MOTUL AUTECH GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    松田 次生
    ロニー・クインタレッリ
    1’27.971

    1’27.799 MI
    6 36 au TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    関口 雄飛
    サッシャ・フェネストラズ
    1’27.887 1’27.863

    BS 30
    7 100 RAYBRIG NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    山本 尚貴
    牧野 任祐
    1’27.328 1’27.987

    BS 10
    8 14 WAKO’S 4CR GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    大嶋 和也
    坪井 翔
    1’27.959

    1’28.049 BS 22
    9 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    武藤 英紀
    笹原 右京
    1’28.089 YH
    10 37 KeePer TOM’S GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    平川 亮
    ニック・キャシディ
    1’28.094

    BS 42
    11 38 ZENT GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    立川 祐路
    石浦 宏明
    1’28.101 BS 16
    12 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    平手 晃平
    千代 勝正
    1’28.168

    MI 8
    13 64 Modulo NSX-GT
    Honda NSX-GT / HR-420E
    伊沢 拓也
    大津 弘樹
    1’28.197 DL
    14 19 WedsSport ADVAN GR Supra
    TOYOTA GR Supra GT500 / RI4AG
    国本 雄資
    宮田 莉朋
    1’28.236 YH 4
    15 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R
    NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20B
    高星 明誠
    ヤン・マーデンボロー
    1’29.073 YH 2
  • スーパーGT:ホンダ 2020年 開幕戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    スーパーGT:ホンダ 2020年 開幕戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    7月18日(土)~19日(日)に静岡県の富士スピードウェイで2020年度SUPER GTシリーズ第1戦が開催され、GT500クラスに5台の2020年型NSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走した。当初シリーズ開幕戦は4月第2週に岡山国際サーキットで開催される予定だったが、新型コロナウイルス蔓延にともなう緊急事態宣言発令を受けて年間スケジュールが見直され、無観客レースながらようやく開幕を迎えることになった。

    今シーズンのSUPER GTではGT500クラスにクラス1規定が導入され、NSX-GTはモノコックやサスペンションなど共通コンポーネントを使った上、エンジンをフロントに置く大改良を加えて2020年型に生まれ変わった。HONDAがFR形式のGT500車両を走らせるのは2013年まで走ったHSV-010GT以来7年ぶりとなる。

    今回は、土曜日夕方に練習走行、日曜午前中に公式予選、午後に66周の決勝レースという変則タイムスケジュールでイベントが進行した。日曜日は悪天候も予報されていたが幸いにも天候は回復し、ほぼドライコンディションで公式予選が行われた。

    GT500のQ1セッションでは、#8 ARTA NSX-GT(福住仁嶺)がベストタイムを記録、2番手に#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)、5番手に#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京)が続き、8台で争われるQ2セッションへ進出した。

    GT300クラスの予選を挟み、10分間で行なわれるQ2セッションではARTA NSX-GT(野尻智紀)が2番手、RAYBRIG NSX-GT(牧野任祐)が4番手、Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀)が8番手となった。#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)は9番手、#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)は13番手で予選を終えた。

    心配された天候は回復し、薄日がもれる下、午後3時に決勝レースが始まった。スタートダッシュでARTA NSX-GT(福住)は先頭の#37 KeePer TOM’S GR Supraに攻め寄りますが惜しくも押さえ込まれた。しかし、4番手スタートのRAYBRIG NSX-GT(山本)はTGRコーナーでインへ飛び込み、一つ順位を上げて3番手へ上がって福住に続いた。

    序盤、福住は前を行く37号車を攻めたが徐々にペースが上がらなくなって間隔を広げられ、12周目には山本とその後ろにいた#36 au TOM’S GR Supraの先行を許した。その後も福住のペースは上がらず、その後さらに順位を落とした。一方、2番手に上がったNo.100山本は後方の36号車とデッドヒートを繰り広げたが、23周目のAコーナーでインをとられ3番手に後退した。

    山本は30周を走ってピットイン、交代した牧野は3番手を守ってコースに復帰、追い上げてくる#38 ZENT GR Supra、#14 WAKO’S 4CR GR Supraと戦う展開となった。福住からマシンを引き継いだ野尻はその後ろに続いた。

    全車ドライバー交代のピットインを終えた37周目、13コーナーのコース上に停止した車両を回収するためセーフティカーがコースインし、レースは振り出しに戻った。43周目から再スタートが行なわれると、ペースが上がらなくなった野尻が順位を落とし、51周目にはそれまで3番手を守ってきた牧野がTGRコーナーで14号車、コカコーラコーナーで38号車に先行を許し5番手へ交代した。さらに牧野は63周目のTGRコーナーで順位を落としたが、NSX-GT勢最上位の 6位でレースを終えた。野尻は8位でレースを終えた。

    佐伯昌浩 | 株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー
    「テストの機会が十分にはなかったので、ロングランで苦しくなるのではないかとは予想していましたが、予想以上に苦しい結果になってしまいました。タイヤの選び方も含め、今回はライバルのコンビネーションが合っていたということだと思います。短い時間で仕上げたクルマとしては公式予選のように一発の速さは見えたので、次回のレースに向けてロングランでの安定性を車体とエンジンの両方で対応し、今回出し切れなかったパフォーマンスを出し切れるように備えます」

    山本尚貴(6位)
    「レース序盤はペースがよくてこのままいけるかなと思っていました。しかしこれだけ安定したコンディションでレースの距離をしっかりと走ってテストすることができなかったので、今回実戦で初めて走り、今まで感じたことのない症状なども出てペースが上がらなくなりました。第2戦まであまり時間はありませんが、同じ富士でのレースなので今回起きたことをしっかりチームと解析し、今回のような結果にならないよう表彰台を目指してがんばります。引き続き応援をよろしくお願いします」

    牧野任祐(6位)
    「待ちに待った開幕戦だったので、レースできる喜びを噛み締めながら走りました。土曜日から調子がよかったのでポールを狙って予選に臨みました。4番手、2列目の結果はまずまずだと思います。クルマを山本選手から引き継いだとき、後ろから38号車が来ているのは分かっていたので抜かれないようにがんばりました。当初は押さえることもでき、前に36号車が見えたりもしたのですが、セーフティカー明けからペースが上がらなくなりました。特別になにか問題があったわけではないのですが、周囲のペースについていけないという感じでした。残念な結果ですが、一発の速さは確認したので次は勝てるようにがんばります。応援をお願いします」

  • スーパーGT:日産 2020年 開幕戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    スーパーGT:日産 2020年 開幕戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    約3か月の延期を経て、いよいよ2020シーズンのSUPER GTが開幕した。富士スピードウェイが舞台となった第1戦は、土曜日の夕方に90分の公式練習を行い、日曜日に予選・決勝を行うというスケジュールになった。また、新型コロナウイルスの感染予防対策により無観客での開催に。これまでのレースウィークとは大きく異なる雰囲気の中、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手 晃平/千代 勝正)が7位フィニッシュした。

    公式練習が行われた18日(土)は雨と霧に悩まされる一日だったが、一夜明けた19日(日)は朝から日差しも差し込むほどに天候が回復。GT300クラスの予選ではWET宣言も出されていたが、続いて10時3分から行われたGT500クラスの予選はほぼ完全に乾いた路面状態で各車が予選に向かった。

    #3 GT-Rは同じミシュランタイヤを装着する#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田 次生/ロニー・クインタレッリ)と揃って、セッション開始と同時にコースイン。Q1担当の平手は序盤2周で丁寧にタイヤを温め、計測3周目からペースアップ。4周目には特に難しいとされるセクター3をうまくまとめ、1分27秒022をマークして暫定2位に上がった。セッション終盤に入りライバル勢もペースアップしてきたことから、最終的には3位でQ2へと駒を進めた。#23 GT-Rは1分27秒435で10位、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木 大樹/平峰 一貴)は1分27秒968で14位、#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星 明誠/ヤン・マーデンボロー)は1分28秒137で15位となった。

    Q2では、セッションが2分を経過したところで#3 GT-Rの千代がコースインした。ウォームアップからハイペースで周回すると、1分27秒521で暫定トップタイムを更新。しかし、同じタイミングでアタックに臨んでいたライバル勢がこのタイムを塗り替え、6番手まで後退する。千代は2周連続でアタックに挑み、セクター1,2と好タイムを並べ、1分27秒439まで自己ベストタイムを短縮したものの、順位を上げるには届かず、#3 GT-Rの予選結果は7位となった。

    昼頃から天候は一気に回復。日差しも強まり、決勝レーススタート時には気温は26℃、路面温度は40℃を上回るほどに上昇した。#3 GT-Rは平手がスタートドライバーを務め、オープニングラップは一旦9位にポジションダウン。混戦のうちに挽回を図ろうとしたが、レースは序盤からセーフティカー(SC)が導入される。100Rコーナーで#12 GT-Rと#64 NSX-GTが接触してしまい、#12 GT-Rがマシンに大きなダメージを負ってコースサイドにストップしたためで、#12 GT-Rはここでレースを終えることになった。

    5周を終えたところでレース再開。再スタート直後、#3 GT-Rは前を行く#39 GR Supraと#16 NSX-GTを追い立て接近戦を展開した。周回数が進むにつれ、前後のマシンとの差も少し広がり、#3 GT-Rは10位をキープして中盤戦に入った。前日に比べ急激な気温上昇に、トラブルから戦列を離れるマシンが出る中、#3 GT-Rはタイヤマネージメントを意識しながら順調に周回を重ね、レース距離が約半分となる32周を終えたところでピットイン。千代にドライバー交代してコースに復帰した。2周前にピット作業を終えタイヤのウォームアップも済んでいた#23 GT-Rにいったんかわされたものの、36周目には8位に浮上。38周目から2度目のSCが入ると、そのリスタート後はペースの落ちてきた#8 NSX-GTに近づき64周目の最終コーナーで逆転に成功した。最終ラップまで粘り強く走り続けた#3 GT-Rは7位でチェッカーを受けた。

    #23 GT-Rはクインタレッリがスタートドライバーを務め、10位からスタート。30周を終えたところで松田にドライバー交代し8位までポジションを上げていたが、36周目にGT300の車両と交錯し、1秒以内の差で争っていた#3 GT-Rにかわされ9位に後退した。接触の影響で50周目にいったんピットに戻り、車両を確認。再びレースに復帰し11位でチェッカーを受けた。15位からスタートした#24 GT-Rは着実に走行し10位にポジションを上げてフィニッシュした。

    平手 晃平
    「2020シーズンの初戦でデータがまだ揃わない中、ドライバーとしてのベストはつくせたと思います。ロングスティントのテストがなかなかできない状況で、少しでもタイヤを持たせようと、常にタイヤと会話するような形で頑張りました。後半スティントに向けてもいろいろと情報を集めて、千代選手に託しましたが、最後に抜いてきてくれました。今シーズンの初戦としてはいいレースができたと思っています。今回得られたデータをもとに、次戦以降もさらに強くなっていけるよう頑張ります」

    千代 勝正
    「ドライバー交代直後の23号車との攻防は結構頑張ったんですが、向こうが2周早くタイヤを交換していて温まり具合の差で一度前に出られてしまいました。平手選手からのインフォメーションで、タイヤをいたわりつつプッシュするという感じで走りました。大変なスティントでしたが、チームといいコミュニケーションをとれたおかげで、自分なりにいいペースで走れました。最終的にペースの落ちてきた8号車を、300が絡んだところでうまく抜くことができました。最後に一つポジションを上げて帰ってこられて良かったです」

    田中 利和 監督
    「今シーズンはテストでも安定した天候でロングランをする機会がほとんどなく、ドライでレース距離を走るのはこれがほぼ初めてという状況。ドライバー達にはタイヤマネージメントに気を付けながら走るように言っていましたが、その甲斐あって千代が終盤にライバル車を抜いてきました。今自分たちが持っているものを考えると、精いっぱいできたという感じです。当然このポジションで満足しているわけではないので、さらに上を目指して頑張ります。引き続き、応援をよろしくお願いします」

    【GT300クラス】
    GT300クラスは、予選2位の#11 GAINER TANAX GT-R(平中 克幸/安田 裕信)が、スタート直後にトップに浮上し、レース序盤17周までは、レースをリードしたが、3位に後退し、22周目にピットイン。迅速なピット作業で1台を抜き返すことに成功する。気温と路面温度が予想以上に上がり、タイヤにもマシンにも厳しい状況だったが、最後まで粘り強く走り、2位表彰台を獲得した。

  • スーパーGT:トヨタ 2020年 開幕戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    スーパーGT:トヨタ 2020年 開幕戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    大きくスケジュールが変更されて開幕したSUPER GTの第1戦は富士スピードウェイで無観客戦として行われ、ポールポジションからスタートを切った平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM’S GR Supra 37号車が圧巻のレースでポール・トゥ・ウィン。今季より新型車両として参戦するGRスープラでの初勝利を飾った。また、2位から5位もGRスープラが続き、記念すべきデビューレースでトップ5独占という圧倒的な速さを示した。GT300クラスでも、今大会がデビュー戦となった吉田 広樹/川合 孝汰組 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車が4番手スタートから初勝利を飾った。

    2020年 SUPER GT 第1戦「たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE」が7月18日(土)、19日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

    新型コロナウイルスの影響により延期が続き、開幕が待ち望まれていた国内のモータースポーツシーン。国内最大の人気を持つSUPER GTが先陣を切っての公式戦開催となった。

    今大会は無観客で、チームスタッフ等関係者も参加人数を絞り、感染防止対策を充分に実施した上で行われた

    今季よりSUPER GTのGT500クラスはClass1規定に則った車両へとフルモデルチェンジ。TOYOTA GAZOO Racingは、新たにGRスープラをベース車両とし、6台が参戦初年度でのチャンピオンを目指し戦う。

    GT300クラスでも、新たにJAF-GT車両としてGRスープラが1台参戦。プリウスPHVが2台、FIA-GT3のLEXUS RC F GT3は1台増えて4台がシリーズに参戦する。

    今大会は通常とは異なるスケジュールとなり、通常予選が行われる土曜日(18日)は午後の公式練習走行のみ、予選は決勝日19日(日)の午前中に行われた。

    なお、外国人の入国制限が続いている関係で、DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車のドライバーとしてシリーズエントリーしているヘイキ・コバライネンに代わり、今大会は山下 健太が39号車をドライブ。また、GT300クラスのarto RC F GT3 35号車はドライバー及びエンジニア等チーム関係者の入国が困難なことにより、今大会は欠場となる。

    予選
    19日(日)の午前中は雨の予報もありましたが、早朝のうちに雨は止み、予選が開始される頃には雲の合間から日差しも見えるほどに天候が回復。午前9時30分、気温24度、路面温度29度のコンディションでノックアウト方式の予選が開始された。

    GT500クラスの予選Q1は、午前10時3分より10分間で開始。路面はほぼ乾いている状況で、全16台のうち上位8台がQ2へと進出する。

    セッション終盤、タイム更新により目まぐるしく順位が入れ替わる展開となる中、37号車を駆るキャシディがGRスープラ勢最上位の4番手タイムをマーク。石浦 宏明のZENT GR Supra 38号車が6番手、今大会助っ人参戦で39号車のQ1担当となった山下が7番手。関口 雄飛のau TOM’S GR Supra 36号車も8番手に入り、4台のGRスープラがQ2進出を果たした。

    公式テストや前日の練習走行でも好調だったWAKO’S 4CR GR Supra 14号車は坪井 翔がアタックするも11番手、WedsSport ADVAN GR Supra 19号車はルーキーの宮田 莉朋がアタックを担当し、12番手となった。

    10時41分から10分間で行われたGT500クラスのQ2では、GT500クラスのルーキーであるサッシャ・フェネストラズの36号車が開始と同時にコースイン。セッション開始時よりもさらに天候が回復し、気温、路面温度も高まる中での熱いタイムアタックが展開された。

    フェネストラズの36号車が、昨年までのコースレコードを更新する、1分26秒台に入れる好走でその時点での2番手につけると、これを上回るトップタイムをマークしたのは37号車の平川 亮。このタイムを破るものは現れず、平川はGRスープラにとって初レースでのポールポジションを獲得した。平川のポールポジションは通算5度目。

    フェネストラズの36号車も2列目3番手と、GT500クラスのルーキーとして好位置をマーク。立川 祐路の38号車が5番手、中山 雄一の39号車が6番手と3列目に並び、僅か4時間後に待つ決勝レースに臨む。

    GT300クラスは、2グループに分けてQ1を実施。それぞれ上位8台がQ2へ進出するシステムで実施された。

    Q1グループAでは吉本 大樹がドライブするSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が8番手でQ2進出。コースオフを喫するなど苦戦した織戸 学のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車は13番手でQ1敗退となった。

    Q1グループBでは、今季より新たにGRスープラで参戦する52号車の川合が好走を見せ4番手。同じく速さを見せた中山 裕貴のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車が5番手。K-tunes RC F GT3 96号車は阪口 晴南のアタックで8番手に入り、3台がQ2へ進出。今季よりSUPER GTへと参戦開始、チームスポンサーが今大会の冠スポンサーも務めるたかのこの湯 RC F GT3 244号車は、久保 凜太郎のアタック及ばず12番手でQ2進出はならなかった。

    GT300クラスのQ2では、吉田 広樹の52号車が4番手で2列目グリッドを確保。嵯峨 宏紀の31号車も5番手と好位置に付けました。新田 守男の96号車は8番手、河野 駿佑の60号車が14番手から決勝レースに挑むこととなった。

    決勝
    予選後、天候はさらに回復し、強い日差しが差す好天となった。気温26度、路面温度39度というコンディションの下で午後3時、66周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

    ポールポジションの37号車はニック・キャシディがスタートを担当し、好ダッシュを決めてトップを堅守。3番手スタートの36号車は4位へとひとつポジションダウンするも、他に大きな順位変動はなかったが、後方で接触があり、1周目にしてセーフティカーが導入。車両回収を終えた6周目から本格戦が再開された。

    セーフティカー走行からの再スタートでライバルにやや迫られるものの、37号車のキャシディは首位をキープすると、その後は徐々に2位以下との差を広げていきました。一方、4位へ落ちた36号車フェネストラズは、今大会がGT500クラスデビュー戦とは思えない積極的な走りで前車を追い、12周目には3位へ。23周目にも激しいバトルの末にライバルをパスし、2位へと浮上。GRスープラの1-2体制となった。

    レースは中盤に入り、各車ピットへ向かってドライバー交代。折り返しとなる33周目に、最後に19号車がピットを終えたところで、平川へと交代している37号車が再び首位に、関口の36号車が2位へと順位が戻った。

    37周目、接触によりコース上に停まってしまった車両が出たため、この日2度目となるセーフティカーが導入。この時点で20秒以上も開いていた首位37号車と2位以下とのマージンはこれで帳消しとなってしまった。

    43周目に残り3分の1で再スタートが切られ、トップ2はポジションを堅守。その後方では、11番手スタートからじりじりとポジションを上げた大嶋から6位でバトンを受けとった14号車の坪井が猛追を見せ、44周目のストレートで5位へ。前を行く4位の38号車石浦と共に、3位の車両に襲いかかり、激しい3位争いを展開。49周目のストレートでは3ワイド(3台が横一線でのバトル)からTGRコーナー(1コーナー)進入で一気にポジションを上げると、続くコカコーラコーナーで石浦も4位へと浮上し、GRスープラが1-2-3-4体制となった。

    また、この時点で7位を走行していた39号車の山下も終盤猛烈な追い上げを見せ、55周目に6位、残り5周でさらに前車とテール・トゥ・ノーズになるまで追い詰めると、残り4周でパス、ついにGRスープラがトップ5を占めることとなった。

    終盤、14号車の坪井は前を行く36号車の関口を攻め、激しいバトルが繰り広げられたが、順位変動は無くチェッカー。

    37号車はポールポジションから盤石なレース運びでポール・トゥ・ウィン、そしてレース中のファステストラップも記録し完勝でGRスープラにデビューウィンをもたらした。36号車、14号車、38号車、39号車がこれに続き、GRスープラはSUPER GTデビュー戦をトップ5独占という圧倒的な速さで締めくくった。

    GT300クラスでは、4番手からスタートを切った、ルーキーの川合が駆る52号車が、6周目のセーフティカー解除後に3位へと浮上。その後も好走を見せて上位争いを繰り広げました。52号車は中盤のピット作業で、タイヤ無交換作戦を選択し、事実上の首位に立った。

    その後、2度目のセーフティカー導入で後続との差が無くなったものの、52号車の後半を担当した吉田が逃げ切り、見事トップでチェッカー。今季から新たにGT300クラスに参戦するGRスープラにデビューウィンをもたらすとともに、チームに取っても初優勝をもたらした。

    トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 豊田 章男
    3ヶ月遅れで、ようやく2020年の日本のレースシーズンが始まり、ついにGRスープラがスーパーGT初戦でデビューを果たしました。待望のデビューWINです!それもGT500では表彰台を全て獲得。GT300も優勝です。優勝したTGR TEAM KeePer TOM’S、2位のTGR TEAM au TOM’S、3位のTGR TEAM WAKO’S ROOKIE、そこに続いたTGR TEAM ZENT CERUMOも、TGR TEAM SARDも、そしてポイント獲得したTGR TEAM WedsSport BANDOHも、GT300で初優勝を果たした埼玉トヨペット Green Braveもみんなおめでとう!みんなありがとう!スープラという車名のサーキット復帰を最高の形で果たしてくれました。ドライバーのみんな、チームのみんな、スポンサーの皆さま、応援してくださったファンの皆さま、本当にありがとうございました!最後になりましたが、非常に難しい環境の中でレースを安全に開催いただいた主催者の皆さま、中継でもレースの魅力を十分に伝えていただいた放送関係者の皆さまにも心から感謝いたします。開催は3ヶ月遅れましたが、例年以上にファンの心を沸かせる2020年シーズンにしていきましょう!よろしくお願いいたします。

    KeePer TOM’S GR Supra 37号車 ドライバー 平川 亮
    優勝できてとても嬉しいです。去年からGRスープラGT500の開発にも携わって、一緒に車を作り上げてきた関係者の皆さんの苦労をたくさん知っているので、それがこういう形で実って本当に良かったです。セーフティカーで大きなマージンが無くなりましたが、その後もしっかり集中して走り、GRスープラのデビューウィンを飾れて良かったです。ただ、まだ始まったばかりで、課題も見えてますし、GRスープラはポテンシャルがあると思うので、もっと速いクルマに仕上げていきたいです。次戦はまた富士ですが、ウェイトが乗ることで厳しくなるとは思いますが、去年チャンピオンを逃したことで、我々もさらに強くなっていると思うので、重い状況でもその強さを見せたいと思います。

    KeePer TOM’S GR Supra 37号車 ドライバー ニック・キャシディ
    最高の気分です。今日は朝の予選でポールポジションを獲得し、レースでもファステストラップをマークして勝つことができ、完璧な一日でした。セーフティカーが良くないタイミングで入ってしまい、リードを失うことになりましたが、亮が素晴らしい走りで首位を守ってくれました。TCD(トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)やトヨタ、チーム、タイヤメーカーなど、オフシーズンからハードワークを続けてくれた皆様に感謝します。彼らの努力が今日の結果に繋がりました。ただ、今日はまだスタートです。このペースをキープするのは大変ですが、プッシュを続け次戦以降も良いレースを戦い、結果を出して行くべく頑張ります。