カテゴリー: F1スペインGP

  • F1スペインGPがレアル・マドリードと提携 マドリンク隣接施設を大会運営に活用

    F1スペインGPがレアル・マドリードと提携 マドリンク隣接施設を大会運営に活用

    レアル・マドリードが、2026年F1スペインGPの「ローカル・イベント・サポーター」に加わることが発表された。

    9月11~13日に初開催されるマドリンクとクラブのトレーニング拠点「シウダー・レアル・マドリード」が隣接していることを生かし、施設の一部がグランプリ運営に活用される。

    F1がスペインの首都マドリードで開催されるのは45年ぶり。新設されたマドリンクは全長約5.4km、22コーナーで構成され、IFEMA(マドリード見本市会場)周辺とバルデベバス地区、公道区間を組み合わせたハイブリッド型のサーキットとなっている。

    マドリンクとレアル・マドリードの距離はわずか200メートル
    今回の提携で大きなポイントとなるのが、両施設の近さだ。

    マドリンク北側の入口とシウダー・レアル・マドリードの正門は、わずか約200メートルしか離れていない。サーキット北部には、最大24%のバンク角を持つ新コースの象徴的なコーナー「ラ・モヌメンタル」も設けられている。

    大会主催者は公式声明で、「レアル・マドリードは、9月11日から13日まで開催されるマドリンク初開催のF1スペインGPにローカル・イベント・サポーターとして加わる」と発表した。

    「この合意は、最も多くのタイトルを獲得してきたサッカークラブと、国際的に最も権威があり、多くのファンを持ち、大きな影響力を備えたスポーツイベントのひとつを結びつけるものだ」

    「さらに興味深い偶然がある。シウダー・レアル・マドリードとマドリンク北部は、バルデベバスで隣り合っている。サーキット北側の入口からシウダー・レアル・マドリードの正門までは、わずか200メートルしか離れていない。この近さはグランプリ週末に特に大きな意味を持つことになる」

    シウダー・レアル・マドリードは約120ヘクタールの敷地を持ち、男子トップチームだけでなく、女子チーム、下部組織、バスケットボール部門などが活動している。また、アルフレッド・ディ・ステファノ・スタジアムも敷地内にある。

    この立地条件を生かし、F1スペインGPの開催期間中にはレアル・マドリードが所有する一部施設を大会運営に組み込む。主催者側にとっては、サーキットに隣接する大規模施設を利用することで、マドリンクの運営能力を拡大できるメリットがある。

    レアル・マドリードのレジェンドや選手がF1スペインGPに登場へ
    提携は施設提供だけにとどまらない。レアル・マドリードはマドリンク内の複数のホスピタリティエリアにも登場する予定で、クラブのレジェンドや著名な関係者の参加も計画されている。

    主催者は今回の提携について、「15度の欧州制覇を達成した唯一のサッカークラブであり、ブランド価値、ソーシャルメディアのフォロワー数、評価においてトップに立つレアル・マドリードが加わることで、世界中に何百万人ものファンを持つ2つのスポーツを結びつける」と説明している。

    開催週末にはレアル・マドリードの選手たちがF1スペインGPを訪れる可能性もある。スペイン『MARCA』によれば、同じ週末に予定されるレアル・マドリード対ラージョ・バジェカーノ戦の日程はまだ確定していないものの、翌週にUEFAチャンピオンズリーグが始まるため、リーグ戦が土曜日に組まれる可能性がある。その場合、ティボー・クルトワをはじめとする選手がグランプリを訪れる余地が生まれる。

    スペイングランプリの新会場となるマドリンク

    アトレティコ・マドリードともすでに提携
    F1スペインGPとマドリードのサッカークラブとの連携は、レアル・マドリードが初めてではない。

    アトレティコ・マドリードは2025年11月からF1スペインGPのローカル・イベント・サポーターとなっている。ホームスタジアムのメトロポリターノは大会の主要コンサート会場として使用されるほか、グランプリの物流拠点としても機能する。

    さらにファン向けの集合地点として、特別体験やVIPエリアを設置し、マドリンクへの直接移動手段も用意される計画となっている。

    これにより、マドリードを代表するレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードという2大クラブが、ともにF1スペインGPを支える形となった。

    45年ぶりにマドリードへ戻ってくるF1は、単に新しい市街地サーキットでレースを開催するだけではなく、周辺のスポーツ施設や既存インフラを大会運営に組み込む。そのなかでもマドリンクからわずか200メートルに巨大な拠点を構えるレアル・マドリードとの提携は、初開催となるスペインGPの運営面とプロモーション面の双方で重要な役割を担うことになりそうだ。

  • マドリンク F1スペインGP開催へ前進 F3テストで安全確認を完了

    マドリンク F1スペインGP開催へ前進 F3テストで安全確認を完了

    2026年F1スペインGPの舞台となる新サーキット「マドリンク(Madring)」で、FIA F3による2日間の公式テストが行われた。9月11~13日のF1開催を前に実施された重要な実走確認となり、FIAから安全要件やマーシャルの対応について問題は報告されなかった。

    マドリードに建設されたマドリンクで公式カテゴリーのマシンが走行するのは今回が初めて。FIA F3のドライバーたちは新コースの評価を行うと同時に、サーキット側にとっても安全設備や運営手順を実戦に近い環境で確認する機会となった。

    F1スペインGPを前にマドリンクで初の公式テスト
    FIA F3のテストは月曜日と火曜日の2日間にわたって行われた。2026年F1スペインGPの開催まで3週間を切るなか、マドリンクにとっては本番に向けた重要な準備段階のひとつとなった。

    今回の走行では単にFIA F3各チームがマシンのテストを行っただけではなく、コースが求められる安全要件を満たしているかについても確認が行われた。

    さらに、コース上でインシデントが発生した場合のマーシャルの反応や各種手順についてもチェックされた。Mundo Deportivoによれば、FIAからこれらの安全面や運営面に関する問題は公式には報告されていない。

    F1開催に向けて最終的な準備が続く新設サーキットにとって、実際のフォーミュラカーを使った2日間のテストを大きな問題なく終えたことは重要なステップとなる。

    スレーター「走ったことがある中で最高のサーキットのひとつ」
    ドライバーからもマドリンクには好意的な評価が寄せられた。

    FIA F3選手権リーダーで、初日のテストで最速タイムを記録したアウディの育成ドライバー、フレディ・スレーターは、月曜日の最終セッションを終えた後、FIA F3公式サイトで新コースへの強い印象を語った。

    「全部が大好きだよ」

    「素晴らしいと思う。僕がこれまで走ったサーキットの中でも最高のひとつだと思う」

    スレーターは、マドリンクの特徴としてコースそのものが持つ「キャラクター」を挙げた。

    「マカオやモナコのような最高のサーキットには、どれもキャラクターがある。ここで彼らが作り上げたものの中で、それが一番特別な部分だと思う」

    「お気に入りの場所をひとつ選ぶことはできないけど、ターン5とターン6のシケインはすごく気に入っている」

    市街地コースとして独特の個性を持つマドリンクを、マカオやモナコと比較しながら高く評価した。

    マドリンク F1 スペイングランプリ

    ウゴチュクウが2日間の総合最速
    2日目となった火曜日は、カンポス・レーシングのウーゴ・ウゴチュクウが午前のセッションで1分49秒034を記録。このタイムが2日間を通じた最速タイムとなった。

    午後のセッションではトライデントのスレーターが1分49秒685でトップに立ったが、この日は午前中のコンディションの方が速く、1日の上位9タイムはいずれも午前のセッションで記録された。

    VARの山越陽悠が1分49秒227で2番手、同じくVARのエンツォ・デリニーが1分49秒501で3番手につけた。

    以下、4番手にカンポス・レーシングのエルネスト・リベラ、5番手にMPモータースポーツのトゥーカ・タポネン、6番手にVARのブルーノ・デル・ピノ、7番手にAIXレーシングのイェヴァン・デイビッド、8番手にARTグランプリのりー海夏澄、9番手に同じくARTグランプリの加藤大翔が続いた。

    スレーターのタイムはこの日の10番手だった。

    F1初開催へ実走によるチェックを完了
    マドリンクでは9月11~13日に2026年F1スペインGPが開催される。新設サーキットだけに、F1マシンが本格的に走行する前に、安全設備だけでなくマーシャルを含めた運営体制を実走環境で確認することは重要な意味を持つ。

    今回のFIA F3テストでは、ドライバーからコースレイアウトに好意的な評価が寄せられ、安全面や運営手順についてもFIAから問題は報告されなかった。

    FIA F3による史上初の公式テストを終えたマドリンクは、2026年F1スペインGP開催に向けて重要な事前確認をひとつ完了した。

  • F1スペインGP初開催のマドリンク ピレリがタイヤ選択を決定

    F1スペインGP初開催のマドリンク ピレリがタイヤ選択を決定

    F1は9月中旬、スペインの首都マドリードに新設された「マドリンク」で初のグランプリを開催する。スペインGPの新たな舞台となる市街地コースを前に、ピレリはC2、C3、C4の3種類を投入することを決定した。

    過去の走行データが存在しない新設サーキットだけに、タイヤの挙動やデグラデーションには多くの不確定要素が残る。ピレリは安全性と戦略の幅を確保するため、中間レンジのコンパウンドを選択した。

    初開催のマドリンクでタイヤ挙動は未知数
    マドリンクは、市街地道路とグランプリ開催のために新設された専用区間を組み合わせたコースで、マドリード市内を縫うようにレイアウトされている。

    F1カレンダーへの追加が正式発表されたのは約2年半前だが、実際のF1マシンによる走行実績はなく、ピレリにはタイヤ選択の基準となる過去のレースデータが存在しない。

    そのため、ピレリは最も硬い側から2番目のC2をハード、C3をミディアム、C4をソフトとして指定。極端に軟らかいコンパウンドを避けながら、各チームが複数の戦略を選択できる構成とした。

    マドリンクは低速のタイトコーナーと強いブレーキングを伴う区間が組み合わされており、タイヤには大きな熱負荷がかかると予想されている。

    さらに、新しく舗装された市街地コース特有の粗い路面によって、タイヤの摩耗やデグラデーションが高まる可能性もある。

    シルバーストンやスパに近いタイヤ負荷
    ピレリは事前シミュレーションの結果、マドリンクでタイヤにかかる負荷はシルバーストンやスパ・フランコルシャンに近い水準になるとの見解を示した。

    「マドリンクを分析した結果、タイヤにかかる負荷はシルバーストンやスパ・フランコルシャンで見られるものと同程度だと考えている」

    「コース特性を踏まえ、中間レンジのコンパウンドを選択した。これにより2ストップ戦略を促すとともに、高温条件で過度なオーバーヒートが発生するリスクに対する余裕を持たせることが狙いだ。最も軟らかいコンパウンドは、そのような状況では影響を受けやすい」

    ピレリは、決勝で1ストップ戦略に収束することを避け、タイヤ交換を含めた戦略的なレースを実現したい考えだ。

    一方で、新舗装の路面はグランプリ週末を通じて急速に変化する可能性がある。走行初日はグリップが低くても、F1やサポートレースのマシンが走行を重ねることで路面にラバーが乗り、タイヤの摩耗やラップタイムが大きく変化することも考えられる。

    ザントフォールトとモンツァの選択も発表
    ピレリは、マドリードでのスペインGPに先立って開催されるオランダGPとイタリアGPのタイヤ選択も明らかにした。

    ザントフォールトではマドリンクと同じC2、C3、C4を使用する。一方、高速コースのモンツァには最も軟らかい組み合わせとなるC3、C4、C5が持ち込まれる。

    初開催となるマドリンクでは、実際の路面状況や気温、タイヤのオーバーヒートがレース展開を左右する重要な要素となる。各チームが限られた走行時間の中でどこまで正確にタイヤを理解できるかが、スペインGPの勝敗を分けることになりそうだ。

  • ルイス・ハミルトン 新F1開催地マドリンクに注文「コンプレッションが強すぎる」

    ルイス・ハミルトン 新F1開催地マドリンクに注文「コンプレッションが強すぎる」

    フェラーリが実施したマドリード市街地サーキット「マドリンク」でのフィルミングデーを受け、ルイス・ハミルトンが新コースについて気になる点を指摘した。一方で、バルセロナ市のスポーツ担当者は「ドライバーも好んでいない」とまで発言しており、2026年スペインGPの新開催地を巡る議論はさらに熱を帯びている。

    フェラーリはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールを起用し、9月にF1スペインGP初開催を迎えるマドリンクでフィルミングデーを実施した。

    他チームに先駆けて新コースを走行したことには公平性を疑問視する声も上がったが、FIAによる制限はなくテストは予定通り行われた。

    ハミルトンが指摘したのは「コンプレッション」
    テスト後、マドリンクのゼネラルマネージャーを務めるルイス・ガルシア・アバド氏は、スペイン紙『Diario AS』に対し、両ドライバーから受けた感想を明かした。

    ルクレールは新コースを高く評価し、「予選は素晴らしいものになる」と語ったという。

    一方のハミルトンはコースレイアウトの一部について懸念を示した。

    「ドライバーたちは気に入っていた。彼らは路面温度73度を超えるコンディションで走行した。シャルル・ルクレールは『予選は素晴らしいものになる』と言っていたが、ルイス・ハミルトンはコンプレッションについて不満を口にしていた」

    ここでいう「コンプレッション」はマシンやタイヤではなく、コース形状によって生じる上下方向の強いGのことを指す。

    特に高速バンクコーナー「ラ・モニュメンタル」では、時速250kmで約4Gの圧縮荷重が約2秒間続くとされている。F1では4~6Gのコンプレッションは非常に大きな負荷とされており、ハミルトンが違和感を覚えた理由とみられる。

    バルセロナ市幹部「マドリンクは誰も好まない」
    こうしたハミルトンのコメントを受ける形で、バルセロナ市議会のスポーツ担当議員ダビド・エスクデ氏も、新サーキットに厳しい見方を示した。

    バルセロナは2026年からスペインGPの開催権をマドリードへ譲り、「バルセロナ・カタルーニャGP」として隔年開催へ移行する予定となっている。

    しかしエスクデ氏は、将来的にはスペインGPが再びカタルーニャへ戻ると考えているという。

    「時間が経てば、私たちが正しかったことが証明されると思う。これは国や州政府が主導しているプロジェクトであり、私たちも当然協力しているが、最終的には時間がすべてを正しい位置へ戻してくれるだろう」

    さらに、新コースについて次のように踏み込んだ。

    「マドリードのサーキットは誰も好んでいない。ドライバーたちもそうだ。それは事実だ。ドライバーの意見は非常に大きな影響力を持っている。フェルナンド・アロンソがバルセロナ・サーキットについて語っていた言葉も覚えている。経験を積めば、最終的には物事は元に戻ると信じている」

    「私たちには世界でも最高レベルのサーキットがある。もちろん近代化のための投資は必要だが、素晴らしいレースを開催できているし、最終的にはあるべき姿に落ち着くと信じている」

    マドリンク

    開幕前から続くマドリンクへの逆風
    マドリンクを巡っては、建設工事の進捗が遅れているとの報道や、開幕までに完成が間に合うのかという懸念が相次いできた。

    さらにフェラーリによるフィルミングデーについても、他チームより先にコースデータを得られるとして議論を呼んだが、最終的に実施は認められた。

    ルクレールはコースに好印象を抱いた一方、ハミルトンは強いコンプレッションを指摘。そこへバルセロナ市側から「誰も好まないサーキット」との厳しい発言も飛び出し、9月のF1スペインGP初開催を前にマドリンクを巡る論争は一段と加熱している。

    9月の初開催でドライバーやファンから高い評価を得られるかどうかは、マドリンクの将来だけでなく、スペインGP開催地を巡る議論にも大きな影響を与えそうだ。

  • マドリンクがF1開催へ始動 FIA F3が実戦テストで最終検証

    マドリンクがF1開催へ始動 FIA F3が実戦テストで最終検証

    2026年にF1スペインGPの新たな開催地となる市街地サーキット「マドリンク」が、本格的なデビューへ向けて最終準備に入る。FIAフォーミュラ3(F3)は8月に同サーキットで2日間の公式インシーズンテストを実施し、施設や運営体制を実戦形式で検証することが決まった。

    さらに9月のF3最終戦では通常の2レース制ではなく3レース制を採用。中止となったバーレーン大会の代替措置として追加レースを実施するとともに、F1開催を前にマドリンクの完成度を確認する重要なイベントとなる。

    F1初開催へ向けマドリンクを実戦検証
    F3は8月24日から25日にかけて、マドリンクで2日間のインシーズンテストを実施する。

    ドライバーにとっては新設コースの特性を把握する貴重な機会となる一方、主催者側にとってはF1初開催を前に、安全設備や運営体制、競技運営が計画どおり機能するかを実際のレース環境で確認する重要なリハーサルとなる。

    F3 CEOのブルーノ・ミシェルは次のように語った。

    「マドリンクでF3テストを実施できることを非常にうれしく思う」

    「新しい会場で開催される2026年シーズン最終戦を前に、チームとドライバーにとって、この新たな挑戦を評価する非常に価値ある2日間になる」

    最終戦は異例の3レース制へ
    F3は2026年第2戦としてバーレーン大会を予定していたが、中東情勢の悪化を受けて開催中止となった。F1、F2、F1アカデミーも同時期にサウジアラビア大会をカレンダーから外している。

    F2はマイアミとモントリオールを追加して走行機会を補い、F1アカデミーもフォーマット変更で対応した一方、F3だけは代替イベントが設けられていなかった。

    その不足分を補うため、マドリンクで開催されるシーズン最終戦では通常の2レース制から3レース制へ変更される。

    金曜日は45分間のフリー走行後に20分間の予選を2回実施。最初の予選でスプリントレースと土曜日のフィーチャーレースのグリッドを決定し、日曜日午前には2回目の予選結果を反映した追加フィーチャーレースが行われる。

    追加レースには通常どおり選手権ポイントが与えられ、タイトル争いの決着を左右する一戦となる可能性もある。

    F1開催前の重要なチェック
    スペインGPディレクターのルイス・ガルシア・アバドは、今回のテストの目的について次のように説明した。

    「私たちは当初から、グランプリ開催時にはサーキットが完全に検証され、実証済みの状態で臨みたいと考えていた」

    「マドリンクのような完全な新設プロジェクトでは、安全性、運営体制、競技運営に関わるすべての要素が計画どおり機能するかを、実際のレース環境で確認することが不可欠だった」

    さらに、F3の協力に感謝を示した。

    「ブルーノ・ミシェルとの最初の話し合いから、F3はこのテスト実施に全面的に協力してくれた。その協力のおかげで、F1デビュー前に必要な検証をすべて実施できるだけでなく、選手権に追加レースを組み込み、その結果がマドリードで決まるというスポーツ面での魅力も加えることができた」

    マドリンク スペイングランプリ

    F3最終戦の開催地も正式決定
    今回の発表により、マドリンクが予定どおり2026年F3シーズン最終戦の舞台となることも改めて確認された。

    一部では、F1が10月初旬にバーレーンGPをカレンダーへ復帰させた場合、F3もシーズン延長する可能性が取り沙汰されていた。しかし主催者は、マドリンクでシーズンを締めくくる計画に変更はなかったと説明している。

    声明では、「2026年F3シーズンをマドリードで終えることは、カレンダー発表時から決まっていた。メルボルン大会終了後、F3がサヒールでレースを行わないことが明らかになった時点で、マドリンク最終戦を強化する作業を開始した」としている。

    マドリンクはF3による公式テストと3レース制の最終戦を通じて、本番さながらの環境で施設や運営体制を検証することになる。F1初開催を成功させるための重要な準備段階として、サーキットにとっても大きな節目となるイベントになりそうだ。

  • フェラーリF1 ルクレールとハミルトンがマドリンク初走行 歴史的な第一歩

    フェラーリF1 ルクレールとハミルトンがマドリンク初走行 歴史的な第一歩

    2026年からF1スペインGPの開催地となる新設サーキット「マドリンク」で、フェラーリが現行F1マシンとして初めて走行を実施した。シャルル・ルクレールが記念すべきファーストラップを担当し、ルイス・ハミルトンも続いてコースを走行。フェラーリは新時代の幕開けを象徴する歴史的な役割を担った。

    今回の走行はF1の撮影日(フィルミングデー)として実施されたもので、走行距離やタイヤなどに制限はあったものの、新サーキットで最初に現行F1マシンを走らせたチームとして記録に名を刻んだ。

    フェラーリがマドリンクで歴史的な初走行
    フェラーリは7月9日、新たに建設されたマドリンクで現行F1マシン「SF-26」による走行を実施した。シャルル・ルクレールが最初にコースインし、マドリンクを走行した最初のF1ドライバーとなった。

    その後はルイス・ハミルトンもステアリングを握り、2026年からスペインGPの舞台となる新サーキットを体験した。

    今回の走行はF1のフィルミングデー規定に基づいて行われ、走行距離や使用タイヤには制限が設けられていた。そのため本格的なパフォーマンス評価は目的ではなく、プロモーション活動と初期確認が主な狙いだった。

    マドリンク スペイングランプリ

    2026年スペインGPの新開催地「マドリンク」とは
    マドリンクは公道区間と常設サーキット区間を組み合わせた全20コーナーのレイアウトを採用している。

    2026年9月11~13日に開催されるスペインGPでF1カレンダーに初登場する予定で、近年のF1開催地の中でも特徴的なストリート&常設複合型サーキットとして注目を集めている。

    フェラーリは走行映像や写真を公式SNSで公開し、現行F1マシンが初めてマドリンクを走る様子を世界へ発信した。

    フェラーリにとっても象徴的なイベント
    フィルミングデーでは本格的なセットアップ開発や性能比較はできないものの、ドライバーとエンジニアは路面状況やコースレイアウトの第一印象を確認する貴重な機会となった。

    フェラーリはイギリスGPでシャルル・ルクレールが優勝し、ルイス・ハミルトンも3位表彰台を獲得。好調な流れの中で迎えた今回のイベントは、2026年シーズン後半へ向けた象徴的な出来事となった。

    タイムアタックが目的ではなかったものの、フェラーリはマドリンクで現行F1マシンによる最初の走行を行ったチームとして歴史に名を刻んだ。2026年スペインGP開幕へ向け、新サーキットはここから本格的にF1の舞台として歩み始める。

  • フェラーリF1がマドリンクで撮影走行 ライバルに先駆けて新スペインGP攻略へ

    フェラーリF1がマドリンクで撮影走行 ライバルに先駆けて新スペインGP攻略へ

    フェラーリは今週、新たなF1スペインGPの開催地となるマドリード市街地サーキット「マドリンク」でプロモーションイベント(撮影日)を実施する。完成前のコースではあるものの、F1チームとして初めて実走データを得られることになり、2026年スペインGPに向けて一歩先んじる機会となる。

    ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールがSF-26を走らせる予定であり、走行距離はレギュレーションで定められた200kmまで。

    デモタイヤを使用するため本格的な性能評価はできないものの、新サーキットの特徴を実際に確認できる点は大きな意味を持つ。

    フェラーリがマドリンクで初走行へ
    フェラーリは7月9日(木)、2026年スペインGPの新開催地となるマドリンクでプロモーションイベントを実施する。

    F1のプロモーションイベントでは年間2回まで撮影日が認められており、各チームはデモ用のピレリタイヤを装着した現行マシンで最大200kmを走行できる。フェラーリは今季すでにモンツァで1回目を消化しており、今回が2回目となる。

    このイベントではハミルトンとルクレールがSF-26をドライブし、F1チームとして初めてマドリンクを走行することになる。

    完成前でも得られる貴重なデータ
    現時点のマドリンクは、まだFIA公認取得前の建設途中の状態にある。

    運営関係者はCrashに対し、「縁石もガレージもピットレーンも完成していない。ツーリングカーで周回できる程度だ」と説明している。

    そのため、本番と同じ条件での評価は不可能だ。

    さらに路面は新品で、使用するのはレース用ではなくデモタイヤであることから、タイムやグリップレベルを比較することに大きな意味はない。

    それでもチームはコースレイアウトや基本的なセットアップの方向性、高速バンクコーナー「ラ・モヌメンタル」の特性などについて実走から情報を収集できるとみられている。

    フェラーリ F1 スペイングランプリ(マドリンク)

    ライバルより一歩リードする可能性
    マドリンクで最初に走行するF1チームとなることは、フェラーリにとって一定のアドバンテージとなる可能性がある。

    もちろん完成前の路面やデモタイヤという制約から得られるデータは限定的だが、シミュレーションでは得られないドライバーの感触やコースの実際の印象を把握できる点は貴重だ。

    一方で、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.は5月にプロモーション活動の一環として市販車で同コースを走行しているものの、F1マシンによる走行は今回のフェラーリが初めてとなる。

    勢いに乗るフェラーリ
    フェラーリは先週末のF1イギリスGPで通算250勝という節目を達成したばかりだ。

    シャルル・ルクレールはスタート直後にポールポジションのアンドレア・キミ・アントネッリをかわして主導権を握り、セーフティカー終了でフィニッシュした波乱のレースを制して今季初優勝、自身通算9勝目を挙げた。

    ハミルトンもスプリントでポールポジションを獲得したが、決勝終盤のセーフティカー導入時にフェラーリが2台ともピットへ入れる戦略を選択。ステイアウトしたジョージ・ラッセルに逆転を許し、3位でレースを終えた。

    今回のマドリンクでの撮影日は、完成前という制約はあるものの、フェラーリにとって新たなスペインGP開催地をライバルに先駆けて体験できる貴重な機会となる。実際の競争力へ直結するほどのデータは得られない可能性が高いが、ドライバーの感触やコース特性の把握は、9月のマドリード初開催へ向けた準備として価値ある一歩となりそうだ。

  • カルロス・サインツJr.も驚愕 マドリンクの24%バンクをFIAが承認

    カルロス・サインツJr.も驚愕 マドリンクの24%バンクをFIAが承認

    2026年からF1カレンダーに加わるマドリード市街地サーキット「マドリンク」の目玉コーナーについて、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.が率直な見解を語った。

    サインツJr.が特に注目したのは、「ラ・モヌメンタル」と名付けられた全長540メートルのバンク付きコーナーだ。FIA規則で許容される最大値となる24%の勾配が与えられており、F1マシンに極めて大きな負荷を与えるとみられている。

    FIA承認にサインツJr.も驚き
    マドリンクは現在も建設作業が続いているものの、主要な土木工事と舗装作業は完了した。約10万人規模の仮設グランドスタンドやホスピタリティ施設、安全フェンスなどの設置が残されているが、運営側は予定通りの完成に自信を示している。

    マドリンク運営責任者のカルロス・ヒメネスは「最も難しい工程は終わったので心配していない。ただし油断はできない」と語った。

    一方で最大の話題となっているのが、サーキット終盤に設けられた巨大バンクコーナー「ラ・モヌメンタル」だ。

    サインツJr.はこのコーナーについて、設計段階から驚きを感じていたと明かした。

    「デザインを初めて見たときから、F1がこのコーナーをカレンダーに加える決断をしたこと、そしてピレリが承認したことにとても驚いた」

    「タイヤにかかる負荷を考えると、F1マシンにとって簡単なコーナーではない。ほぼ180度のターンで、しかも勾配は非常に大きい」

    「チームやエンジニアにとっては頭痛の種になるだろう。どう対応するのか見ものだ」

    その一方で、「個性や特徴を与えてくれる存在」として歓迎している。

    200km/h近い全開コーナーになる可能性
    サインツJr.はまだシミュレーターで詳細な検証を行っていないものの、このコーナーが全開区間になる可能性が高いと予想している。

    「シミュレーターで確認する必要はあるが、とても印象的に見える」

    「進入速度は200km/h近くになるはずだし、おそらく全開のまま走り抜けることになると思う」

    もし予想通りとなれば、現在のF1カレンダーでも類を見ない超高速バンクコーナーとなる。

    高速コーナーでありながら長時間にわたり横Gが継続するため、ドライバーの負担だけでなくタイヤやサスペンションにも大きな影響を与える可能性がある。

    マドリンク / スペイングランプリ

    市街地と常設サーキットが融合した独特のレイアウト
    サインツJr.はマドリンク最大の特徴として、1周の中で性格が大きく変化するレイアウトを挙げた。

    「最初のセクターは長いストレートを持つ市街地コースで、バクーに似ている」

    「だが7〜8コーナーを過ぎると雰囲気が一変する。壁は遠ざかり、コーナーは広く高速になり、常設サーキットのようになる」

    「そして第3セクターでは再び市街地コースへ戻る」

    サインツJr.は、このように異なるタイプのコース特性を1周の中に併せ持つサーキットは現在のF1カレンダーでも珍しいと評価した。

    「現在のカレンダーにはない特徴だと思うし、サーキットに個性と魅力を与えている」

    タイヤ負荷とセットアップが最大の焦点
    ラ・モヌメンタルが実際にどのような影響をもたらすかは、2026年の初開催まで未知数な部分が多い。

    ただし24%という大きな勾配と長い旋回区間は、タイヤの摩耗や温度管理に大きな課題をもたらすと考えられている。

    チームはサスペンション設定や空力バランス、タイヤマネジメントを含めて、この特殊なコーナーに対応するための新たなアプローチを求められる可能性が高い。

    2026年F1の新たな名物コーナーとなるか
    マドリンクは2026年9月に初めてF1を開催する予定となっている。

    完成までにはまだ作業が残されているものの、ラ・モヌメンタルはすでにパドック内で大きな話題となっている。

    サインツJr.自身が「驚いた」と語るほど大胆な設計だけに、レースではオーバーテイクポイントとなるのか、それともタイヤ戦略を左右する難所となるのか。

    2026年シーズン後半戦における最大の注目ポイントのひとつになりそうだ。

  • マドリンクの象徴「ラ・モニュメンタル」 F1史上屈指の巨大バンク誕生へ

    マドリンクの象徴「ラ・モニュメンタル」 F1史上屈指の巨大バンク誕生へ

    2026年からF1スペインGPの開催地となるマドリード市街地コース「マドリンク」で、最大の注目を集めているのが巨大バンクコーナー「ラ・モニュメンタル」だ。

    高さ10メートル、全長550メートル、そしてFIAが許可する最大24%のバンク角を備えるこのコーナーは、単なる話題作りではなく、コース全体の個性を象徴する存在として設計された。

    だが、その真価は派手な見た目だけではない。ドライバーの視界、エネルギー管理、そして追い抜きの可能性まで考慮された、現代F1ならではの挑戦的なレイアウトとなっている。

    ラ・モニュメンタルは何が特別なのか
    ラ・モニュメンタルは、進入速度が300km/h近くに達すると予想される超高速バンクコーナーだ。コーナー中央では約250km/hで2秒間にわたり4G前後の圧縮荷重が続くと見込まれている。

    しかし最大の特徴は、その出口にある。

    ドライバーはバンクを駆け上がる過程で視界を遮られ、出口付近ではアスファルトの壁しか見えない状態になる。頂点を越えた瞬間に初めて次のターン13へ向かう下り区間が現れるため、「見通せない出口」を持つ極めて珍しいコーナーとなる。

    マドリンク運営責任者のカルロス・ヒメネスは「次のコーナーへ向かう出口には死角があり、ドライバーに大きな挑戦を与える」と説明している。

    ウィリアムズのカルロス・サインツJr.も試走後に強い印象を受けた。

    「人生で見た中でも最もユニークなコーナーのひとつだ」

    「180度近いバンクコーナーを抜けると圧縮変化があり、何も見えなくなる。その後はバンクしながら下っていく。かなり大胆な設計だ」

    ザントフォールトとは似て非なる存在
    ラ・モニュメンタルはしばしばオランダGPの開催地であるザントフォールト・サーキットのバンクコーナーと比較される。

    実際、バンク角はほぼ同等だが、ヒメネスによれば「ザントフォールトに似ているが、より長い」という。

    さらにラ・モニュメンタルは約6秒間にわたって走行する超ロングコーナーであり、途中で視界が消える高低差変化も加わる。そのためドライバーが体感する負荷や感覚は、現在のF1カレンダーに存在しない独自のものになると考えられている。

    安全対策が生んだ追い抜きの可能性
    当初の設計では、ターン8~9からの下り区間を経て、そのまま全開状態でラ・モニュメンタルへ飛び込むレイアウトが検討されていた。

    しかしFIAやFOMは、あまりにも高い進入速度やタイヤへの負荷、さらにはドライバーが長時間高Gにさらされる危険性を懸念。結果としてターン10~11に緩やかな右左のシケインが追加された。

    一見すると派手さを削ぐ変更に思えるが、現代F1マシンにとってはむしろ好材料になりそうだ。

    現在のパワーユニットでは連続高速区間が続くとバッテリーが枯渇しやすく、「スーパークリッピング」と呼ばれる出力低下現象が発生する。一方でラ・モニュメンタルの手前には低速・中速コーナーが連続しており、回生によるエネルギー回収が容易だ。

    さらに安全対策として追加されたターン10~11が、バンク区間へ向けたエネルギー充電ポイントとして機能する可能性がある。

    ヒメネスは「ターン9から11の下り区間でバッテリーエネルギーを回収できる。そのため追い抜きのチャンスが生まれる区間になるかもしれない」と語っている。

    マドリンク / スペイングランプリ

    ラ・モニュメンタルだけではないマドリンクの魅力
    マドリンクはラ・モニュメンタルだけのサーキットではない。

    ターン13以降には高速コーナー区間が続き、進入が見えない高速シケイン「ザ・バンカー」も配置されている。さらに複数の低速テクニカルコーナーも組み込まれ、ドライバーがタイムを稼ぐ場所と失う場所が明確に存在するレイアウトとなっている。

    運営側は「シンガポールやラスベガスのような典型的な市街地コースではない」と強調しており、公道区間と常設サーキット的な高速セクションを融合させた複合型サーキットとして位置付けている。

    ラ・モニュメンタルはマドリンクの象徴となるか
    近年の新規開催地では、施設は豪華でもコースレイアウト自体が印象に残らないケースが少なくなかった。

    その代表例として挙げられるのが、かつてヨーロッパGPの舞台となったバレンシア市街地コースだ。港湾エリアという舞台は魅力的だったが、象徴的なコーナーを持たず、レースファンの記憶には残りにくかった。

    その点でラ・モニュメンタルは、マドリンクの名前を世界中のファンに印象付ける“顔”になる可能性が高い。

    高低差、長時間の横G、複数の走行ライン、そして見通せない出口。空撮映像でマシンの集団がバンクを駆け抜ける姿は、間違いなく新スペインGPの象徴的なシーンになるだろう。

    ただし本当に重要なのは、ラ・モニュメンタル単体ではなく、それを活かす前後のコーナー構成にある。もし設計通りに機能すれば、マドリンクは単なる話題先行の新設コースではなく、現代F1でも屈指のレース向きサーキットへ成長する可能性を秘めている。

    Source: The Race / Jon Noble

  • フェルナンド・アロンソ 母国F1ファンへの責任感「国中が結果を気にしている」

    フェルナンド・アロンソ 母国F1ファンへの責任感「国中が結果を気にしている」

    フェルナンド・アロンソは、今週末のバルセロナ・カタルーニャGPを前に、自身がスペイン国内のF1人気拡大に果たした役割と、その重圧について率直に語った。アロンソは、自身の成績がファンの週末の気分を左右するほどの存在になったことに誇りを感じる一方で、大きな責任も背負っていると明かした。

    現在ではスペインで高い人気を誇るF1だが、アロンソがキャリアをスタートさせた当時は状況が大きく異なっていたという。

    カート時代にはF1参戦は現実味のない夢であり、自身や家族は将来的に地域レベルのモータースポーツ活動やメカニックとしての道を想像していたと振り返った。

    憧れだったカルロス・サインツと運命的な出会い
    アロンソは幼少期に大きな影響を受けた存在として、ラリー世界選手権(WRC)で活躍したカルロス・サインツの名前を挙げた。

    当時、スペイン人ドライバーは非常に少なく、サインツは国内モータースポーツ界最大のスターだった。アロンソは地元で開催されたイベントでサインツのコ・ドライバー役を務めた経験を振り返り、「スペインで最も重要なモータースポーツ選手と一緒に座れた特別な瞬間だった」と語った。

    また、国際的な憧れの存在としてはアイルトン・セナを挙げる一方、スペイン国内ではサインツこそが最大のインスピレーションだったと説明した。

    F1を身近なスポーツに変えた存在
    アロンソは、自身の活躍によってスペインにおけるF1人気が劇的に変化したことも振り返った。

    デビュー当時は国内での注目度が低く、家族はドイツのテレビ局を通じてレースを視聴していたという。しかし好成績を残し始めると、国全体がF1に関心を持つようになり、短期間で大きな変化が起きたと語った。

    さらに、ペドロ・デ・ラ・ロサやマルク・ジェネの存在も大きかったと明かした。自身が下位カテゴリーで戦っていた頃、知っているスペイン人ドライバーがF1で活躍する姿を見たことで、「F1は特別なエリートだけの世界ではない」と感じられるようになったという。

    『アロンソマニア』が生んだ責任感
    アロンソは、スペイン国内で絶大な人気を集めるようになったことで感じているプレッシャーについても率直に語った。

    「国中の人たちがF1そのもの以上に僕を追いかけているように感じるし、僕の結果次第でその人たちの午後が良いものになるかどうかが決まることもある」

    そう語ったアロンソは、サッカーファンが競技そのものよりも応援するクラブの結果を重視する感覚に近いと説明した。

    2006年スペインGPで感じた最大の重圧
    アロンソは、自身初の母国優勝となった2006年スペインGPを特に印象深いレースとして挙げた。

    予選でポールポジションを獲得したものの、当時は決勝スタート時の燃料搭載量で予選を戦うレギュレーションだったため、実際には優勝を保証する内容ではなかったという。

    しかし国内では優勝確実との期待が高まり、アロンソは「勝てなかったら国全体を失望させてしまうのではないか」と不安を抱えながら一夜を過ごしたと明かした。

    結果的には決勝日に気温が変化し、チームのタイヤに有利な状況となったことで優勝を達成。「大きな安堵だった」と振り返った。

    今も忘れられないファンの支え
    アロンソは最後に、長年にわたって応援を続けてくれたファンへの感謝を語った。

    20代前半の頃には、故郷アストゥリアスをはじめ、マドリードやバレンシアなど各地から大勢のファンがバスを連ねてバルセロナへ駆けつけていたという。

    「そんなことが起こるとはまったく予想していなかった」

    アロンソはそう振り返り、多くのファンから受けた支援が今も特別な思い出として残っていると語った。