F1スペインGPで警察官がカメラマンを拘束か 表彰式直前に「首を絞める」騒動

F1スペインGPで警察官がカメラマンを拘束か 表彰式直前に「首を絞める」騒動

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2026年F1スペインGPで、長年F1を撮影してきた著名フォトグラファー、ピーター・フォックスが、表彰式へ向かう途中でスペイン国家警察の警察官に拘束される騒動が発生した。SNSに公開された写真には、警察官がフォックスの首付近に腕を回して押さえているように見える場面が収められている。

Getty Imagesで活動し、ウィリアムズとも契約しているフォックスは、FIAの認定を受けたフォトグラファーとして表彰式へ向かっていたとされる。

現場を捉えた動画では、ウィリアムズの公式チームウェアを着たフォックスが地面で拘束されている様子も確認できる。

FIA認定カメラマンと警察官が衝突
問題が発生したのは、初開催となったマドリンクでのF1スペインGP決勝終了後、表彰式が始まる直前だった。

フォックスは、認定フォトグラファーが表彰台へ移動するために用意された通路を使ってポディウムへ向かおうとしていたが、警備にあたっていたスペイン国家警察(Policía Nacional)の警察官に制止されたという。

スペインのモータースポーツフォトグラファー兼ジャーナリスト、ダニエル・アタンが撮影した写真はSNSで広まり、警察官がフォックスの背後から首付近に腕を回して拘束しているように見える場面が確認できる。

アタンはXで次のように状況を説明した。

「今日起きた完全にシュールな出来事。マドリードで、フォトグラファー用に用意された通路を通って表彰台へ行こうとしたカメラマンに、警察官がチョークホールドをかけた」

別のSNS投稿では、警察官が「クレデンシャルによって立ち入る権利がある場所へ行こうとしたフォトグラファーに暴行し、地面に投げ倒した」と主張されている。また、フォックスは当時、約1万5000ユーロ相当の撮影機材を所持していたとも伝えられている。

長年F1を撮影するピーター・フォックス
フォックスはGetty Imagesで活動するとともに、ウィリアムズとも契約しているベテランのF1フォトグラファーだ。

長年にわたってグランプリを撮影してきた人物で、Crash.netは代表的な作品のひとつとして、2016年F1日本GPで鈴鹿サーキットのデグナーを走行するニコ・ロズベルグを捉えた写真を挙げている。

今回の騒動が発生した際にも、フォックスはウィリアムズの公式チームウェアを着用し、認定フォトグラファーであることを示すクレデンシャルを身につけていた。

その後SNSに投稿された短い動画には、フォックスが地面で警察官に拘束されている場面も映っており、写真だけでなく映像でも現場の様子が拡散されている。


同業カメラマン「何十年もF1を取材してきたプロ」
F1フォトグラファーのジェイミー・プライスもSNSでフォックスについて言及し、長年F1の現場で活動してきた同僚を擁護した。

「ここで何があったのか、すべての事情を知っているわけではない。ただ、チョークホールドをかけられているフォトグラファーのことは知っている。彼は何十年にもわたってF1を取材してきた長年のプロフェッショナルだ」

そのうえでプライスは、自身もレース会場で警察や警備担当者と接してきた経験があるとして、「自分自身の豊富な経験から言えば、まったく驚いていない」と付け加えた。

ただし、プライス自身も「事情を知らない」と明記しており、警察官がフォックスを制止するに至った具体的な経緯について証言しているわけではない。

警察側が制止した理由は現時点で不明
一方、フォックスが認定フォトグラファー用の通路を進もうとしたにもかかわらず、なぜ警察官に制止されたのかは明らかになっていない。

公開された写真や映像は拘束が行われた場面とその前後を捉えたもので、そこに至るまでにフォックスと警察官の間でどのようなやり取りがあったのか、その全容までは確認できない。

Motorsport Weekも警察側がこの対応を取った「正確な理由はまだ分かっていない」と報じている。

FIAの認定を受け、ウィリアムズのチームウェアとクレデンシャルを身につけたベテランF1フォトグラファーが、表彰式へ向かう途中で警察官に拘束された今回の一件。SNSで写真や映像が広く拡散されるなか、主催者や警察側から経緯について説明が行われるかが注目される。