カテゴリー: F1シンガポールGP

  • F1シンガポールGP 放送ディレクターへ批判殺到「彼女や家族ばかり映すな」

    F1シンガポールGP 放送ディレクターへ批判殺到「彼女や家族ばかり映すな」

    F1シンガポールGPの公式中継をめぐり、ファンの間で放送ディレクターへの批判が殺到している。レース中にドライバーの家族や恋人の映像を繰り返し映す一方で、中団の激しいバトルやオーバーテイクをことごとく見逃したとして、SNS上では「家族ショーか」「走りを見せろ」と非難の声が相次いだ。

    とくにフェルナンド・アロンソとカルロス・サインツのオーバーテイクシーンが生放送で映らなかったことが火種となり、ファンの怒りは頂点に。

    海外のF1アカウント @cytrusf1 も「家族を3回も映しておきながら、中団のレースを無視した」と痛烈に指摘し、F1公式中継の“選択眼”に疑問を投げかけた。

    中団争いを無視 「アロンソもサインツも映されなかった」
    シンガポールGPでは、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとウィリアムズのカルロス・サインツが、下位グリッドから見事にポイント圏へと浮上した。しかし放送ではそのほとんどのオーバーテイクシーンが流されず、ファンの不満は爆発。
    「サインツが18番手から10位に上がる過程も、アロンソがハミルトンを猛追する場面も、ほぼ映っていない」と怒りの声が続出した。

    海外のF1アカウント @cytrusf1 はこう投稿している。

    「シンガポールの放送ディレクターは、レース中にドライバーの彼女や家族を3回も映していた。その一方で、中団グループのバトルは何度も無視された。サインツとアロンソはポイント圏まで上がっていったのに、そのほとんどのオーバーテイクが生放送で映されなかったんだ。では、その見逃されたシーンを見てみよう」

    この投稿には多くのファンが同意し、「同感。F1公式放送は肝心なシーンを逃してばかり」「中継の優先順位が間違っている」と批判が殺到した。

    ファンの不満「2026年には改善を」
    レース後、SNS上では世界中のファンが怒りをあらわにした。

    「アロンソの走りがほとんど映らなかったのは悲しい」「2026年には改善されると信じたい」といった声に加え、「他カテゴリと違ってF1はアクションが少ないのに、後方のバトルを流さないのは言い訳できない」との意見も。

    さらにスペイン語放送でも「3周遅れてアロンソのオーバーテイクに気づくほど酷い」と指摘され、「結局いちばん良い映像はTwitterで見る羽目になる。ドメニカリはスプリント云々より、まず放送改善を」との声も上がった。
    「アロンソだけでなく、コラピントやサインツの好走も全く映されなかった」とのコメントも相次ぎ、F1の放送体制そのものへの信頼が揺らいでいる。

    アロンソ本人もSNSでF1公式を“直撃”皮肉
    こうした批判が拡大する中、当のフェルナンド・アロンソ本人も黙ってはいなかった。

    F1公式アカウントが、終盤のハミルトンとの攻防ではなく、アロンソの「怒りの無線」だけをSNSに投稿していたことを受け、彼はX(旧Twitter)でタイミングを見計らったかのように痛烈な皮肉を投稿した。

    「プライベート無線放送のポールポジションは確保できたようだから、次は本編の中継を微調整して、トラック上の興奮をもっとファンに届けよう!バモス!」

    この投稿は瞬く間に拡散され、「皮肉が完璧すぎる」「正論すぎて笑う」と称賛の声が広がった。

    遊び心と真実を絶妙に織り交ぜたアロンソらしい一撃で、ドライバー自身が放送体制の問題を突いた格好だ。

    シンガポールグランプリ

    「走りを見せろ」ファンの声は止まらず
    F1の放送演出に対しては近年も度々批判が上がっており、「演出優先でレースの本質が伝わらない」「中団バトルが軽視されている」といった声は少なくない。

    今回のシンガポールGPでは、特に“彼女・家族映像”が3回も放送されたことが象徴的に取り上げられ、ファンの不満が一気に噴出した。

    「もういい加減、ピットウォールや家族席よりも、コース上の戦いを映してほしい」

    「オーバーテイクの瞬間を逃す中継なら、意味がない」
    ──こうした声が、X上では今も拡散され続けている。

    アロンソ「いいレースだった。残りもポイントを重ねたい」
    一方、アロンソはレース後に冷静に振り返った。

    「いいレースだったし、クルマもよく走ってくれた。ここは体力的にもハードだけど楽しい。ミディアムを履く判断も正しかったし、ピットの遅れを取り戻すことができた。残りのレースでもポイントを積み重ねたい」とコメント。

    アストンマーティンは今季初めて、チームメイトのランス・ストロールをポイントで上回った。

    44歳のベテランは、ウィンクと笑みを添えながら、カメラが映していなくてもファンの心を再び掴んだ。

  • メルセデスF1代表 ラッセルの完璧な走りを称賛「今年の彼は本当に強力だ」

    メルセデスF1代表 ラッセルの完璧な走りを称賛「今年の彼は本当に強力だ」

    メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフは、シンガポールGPで優勝を飾ったジョージ・ラッセルの「完全にコントロールされた」走りを称え、「今年の彼は本当に強力だ」と絶賛した。

    ラッセルはマリーナベイ市街地サーキットでポールポジションからスタートし、終始主導権を握って今季2勝目を挙げた。2位のマックス・フェルスタッペンに5秒以上の差をつける完勝だった。

    これまでラッセルのシンガポールでの最高成績は4位であり、2023年には最終ラップでクラッシュし3位表彰台を逃すなど苦い経験をしてきた。だが、今回はその雪辱を果たす完璧な週末となった。

    ヴォルフは、ラッセルがこの1年でどのように成長したかを問われ、今季18戦中17戦で入賞している安定感を評価した。

    「以前のジョージにはああいう瞬間もあったが、最近はもうそうしたことは起きていない。それが今年の彼の成長の証でもある」とヴォルフは語った。

    「彼は今日のレースを完全に掌握していた。マックスが少し近づいたときも、冷静に差を管理していた。彼の走りにリスクを感じる瞬間は一度もなかった」

    ヴォルフはさらに続けた。

    「彼は今年、本当に強力だ。ミスを見たことがない。もちろん彼自身が『今日はうまくできなかった』と言う週末もあったが、それはどのドライバーにもあることだ。マシンが完璧に仕上がり、ドライバーがそのすべてを引き出せたとき、それが支配的な組み合わせになる。まさに今回のようにね」

    メルセデスがなぜシンガポールでこれほど強力だったのか、その理由についてヴォルフは「説明がつかない」と率直に認めた。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリも好ペースを見せ、フェラーリのシャルル・ルクレールの後ろで多くの周回を費やしながらも5位でフィニッシュした。

    「ここはこれまで我々にとって得意な場所ではなかった。ドライバーにとっては素晴らしい街だけど、マシンのパフォーマンス的にはね」とヴォルフ。

    「もし誰かが“今日のように支配する”なんて言っていたら、信じなかっただろう。けれど序盤から終盤まで、両方のタイヤで、ドライバーとマシンが完全にシンクロしていて、誰にも負ける気がしなかった」

    また、アントネッリのレースについても触れた。

    「キミはいつも“コップの半分が空”に見えるタイプなんだ。彼はQ3で思うように走れず、フロントロウに並べたかもしれないチャンスを逃したことや、ターン1でのスタートが良くなかったことを気にしていた」

    「それが彼の正直な自己評価だよ。だから彼にとっては『5位を獲得した』というよりも『もっと上のポジションを逃した』という感覚なんだ」

    「でも、しっかり走り切ったし、ルクレールへのオーバーテイクも素晴らしかった。テレビには映らなかったが、我々のテレメトリーで確認したところ、ブレーキングの圧力が非常に高く、システムが振動し始めるほどの強烈な制動だった」

    「それもまた、今日の成果を支える良い要素だったと思う。他の場面で悔しい部分もあったけれど、これが少し慰めになったはずだ」

  • 角田裕毅 F1シンガポールGPで評価急落「チームメイト2位の中で周回遅れ」

    角田裕毅 F1シンガポールGPで評価急落「チームメイト2位の中で周回遅れ」

    F1シンガポールGPでの苦戦を経て、角田裕毅のレッドブルでの将来が再び注目を集めている。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得する一方で、角田裕毅は周回遅れとなり、BBCの解説者サム・バードから厳しい評価を受けた。

    初日のプラクティスで上位圏に入り手応えをつかんでいた角田裕毅だが、予選で15番手でQ2敗退を喫し、決勝でもスタート直後に後退。レース中盤以降は力強い走りを見せたものの、12位でフィニッシュした。

    レース中、フェルスタッペンが角田裕毅を周回遅れにした瞬間は、レッドブルにとって彼を起用し続ける正当性が揺らぐ決定的なシーンとなった。残念ながら、レッドブルの角田裕毅にとって、今回の週末も忘れたいものとなり、F1キャリアの終焉を告げる可能性すらある。

    レース中継で解説を務めたバードは「チームメイトが2位で走っている中で周回遅れになるのは、角田裕毅とレッドブルのガレージのあの側の仕事としてはまったく不十分だ」と指摘。世界王者フェルスタッペンの隣で戦うべき立場にありながら、そのパフォーマンス差は明確だとした。

    角田裕毅は昇格後も苦戦が続いており、ここ16戦でトップ10スタートを果たしたのはわずか6回。決勝でのベストリザルトはバクーでの6位にとどまる。一方でチームメイトのフェルスタッペンは既に4勝を挙げ、ドライバーズランキング2位を維持している。

    チーム内外では、来季のフェルスタッペンの相棒としてアイザック・ハジャーが最有力と見られており、角田裕毅、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドの3名は2026年にレーシングブルズでのシートを争う構図だと報じられている。

    関係者によれば、レッドブルは将来に焦点を移しており、100戦以上の経験を重ねた角田裕毅がこれ以上の成長を遂げる見込みは低いと判断しているという。
    角田裕毅にとってシンガポールは、キャリアの転機となり得る週末だった。

    レース後、チーム代表のローラン・メキースは「今日の1周目はショッキングだった」と述べつつも、「その後は非常に良いレースをした」と一定の評価を与えた。しかし、週末を通して結果を残せなかった事実は、チーム内での立場を一層厳しくしている。

    角田裕毅自身も「行くスペースがまったくなかった。1周目で多くのポジションを失ってしまいました」と振り返り、「正直、今回がレッドブルでのキャリアの中で一番いいペースだったと思います」と無念の思いを口にした。

    だが、現在のレッドブルは将来を見据えた若手起用の流れを強めており、来季に向けたドライバー再編の波が角田裕毅に迫っている。

  • 2025年F1シンガポールGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    2025年F1シンガポールGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    2025年F1シンガポールGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。10月5日(日)にシンガポール市街地コースで2025年のF1世界選手権 第18戦 シンガポールグランプリの決勝レースが行われた。

    マリーナベイの夜を制したのは、ジョージ・ラッセル(メルセデス)。序盤から終盤まで完璧なコントロールを見せ、シンガポール初勝利を飾った。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はセットアップとギアシフトの問題に苦しみながらも2位を守り抜き、3位のランド・ノリス(マクラーレン)は“無駄のない走り”で再び強さを示した。オスカー・ピアストリも4位に入り、マクラーレンは史上最速ペースでコンストラクターズタイトル連覇を決めた。

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)はスタートで出遅れながらも冷静に立て直し、キャリア最高の5位を獲得。フェラーリ勢は苦戦が続き、シャルル・ルクレールが6位、ルイス・ハミルトンはブレーキトラブルとペナルティに見舞われ7位フィニッシュ。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が見事なオーバーテイクを披露して8位に入り、ハースのオリバー・ベアマンが再びポイントを獲得。カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)は最後にアイザック・ハジャーをかわして10位に滑り込んだ。

    1位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今夜の勝利には本当に満足している。このコースはこれまであまり自分に味方してくれなかったし、それは自分自身のせいでもある。週末のスタートも決して良くなかったけれど、昨日のQ3に入った時点でクルマの感触がとても良く、それが今日まで続いた。レースはとても長く感じたけれど、チェッカーフラッグが見えた時には本当にほっとした。最終的には全てをしっかりコントロールできていたと思う。僕たちの目標は今季コンストラクターズ選手権で2位を獲得すること。この結果はその目標達成に向けて大きな助けになるが、まだ6戦残っている。達成するためにはベストを尽くす必要があるし、この勢いをオースティンとメキシコシティの連戦につなげたい。マクラーレンのコンストラクターズタイトル、そしてメルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズにもおめでとうと言いたい。」

    2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「レースの序盤は難しかった。グリッドの自分側はグリップがあまりなく、ソフトタイヤを選んだのはスタートで少しでも良い発進をしてP1に上がるためだったけど、残念ながらうまくいかなかった。クルマのセットアップは思っていた位置にない感じだった。何が問題だったかは分かっているけれど、あとでしっかり分析する必要がある。最大の問題はシフトダウンとシフトアップで、それがブレーキングのたびにクルマを押し出すような感触を与えていた。市街地コースでそれは望ましくないし、正直とても運転しづらかった。ただ、バランスが完璧だったとしても、このコースではオーバーテイクが難しいから、2位という結果が取り得るベストだったと思う。最終スティントではタイヤが他より古くてマネジメントが大変だったけど、ランドを後ろに抑えられたのは良かった。マクラーレンのコンストラクターズタイトルは本当にお見事だし、彼らの努力が報われてうれしい。全体としては満足すべき週末だった。ここシンガポールは僕たちの得意なレイアウトではないが、それでも最大限の結果を引き出せた。マシンの理解は以前より進んでいるし、この数戦で確実に改善している。次の週末でもう少し上を狙いたい。」

    3位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「タフなレースだった。全力を尽くして近づいたが、今日はマックスがミスをしなかった。並走して良いバトルになった場面もいくつかあった。抜いてジョージにプレッシャーをかけたかったけれど、このサーキットではチャンスが非常に限られていた。結果には満足しているし、クルマは速かったし、僕たちは2年連続でコンストラクターズ選手権を制した。チームの皆に大きな祝福を送りたい。この素晴らしい成功に貢献した全員が本当に素晴らしい仕事をしてくれたし、僕たちは一緒にこの成果をつかんだ。チームとしてしっかり祝ってから、今季残りに向けてすぐに仕事に戻るよ。」

    4位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「このチームをとても誇りに思う。僕たちはコンストラクターズ選手権を連覇し、皆が誇りに思っている。ここまで本当に良いシーズンだし、この時期にタイトルを決められたのは大きな達成だ。チームのみんなに心からおめでとう、そしてハードワークに感謝したい。僕の側のレースは少し難しかったけれど、そこはチームで見直していく。今は少し休んでリセットし、アメリカへ向かう。」

    5位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「スタートの第2フェーズでホイールスピンが出て、それがターン1での位置取りに響いた。2つ順位を落とし、そこからは挽回のレースになった。フィジカル的にもきついレースだったけれど、うまく戦い抜けたと思う。ペースは良かったし、ルクレールを抜いてポジションを取り戻すことができた。もっと上を狙えたと思うけれど、5位も悪くない結果だ。ジョージの素晴らしい勝利と見事な走りを祝福したい。チームにとって素晴らしい結果だし、コンストラクターズでも大きな助けになる。マクラーレン、そしてメルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズにもおめでとうと言いたい。」

    F1 シンガポールグランプリ

    6位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「本当に厳しいレースで、残念ながら週末全体の縮図のようだった。金曜からずっとクルマの正しいフィーリングを見つけられず、望んだ形で全てをまとめることができなかった。今日はトラフィックの中で前に出るのが不可能で、冷却の問題にも対処しなければならなかった。残念だが、フィニッシュした位置が今の僕たちの実力を反映している。ここ2戦で様々な困難に直面しているので、詳細に分析して改善し、2週間後のアメリカでは主要なライバルたちと戦えるよう準備したい。」

    7位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「ここ数日はチャレンジングだったが、ポジティブな面も確かにあった。週末を通してクルマの感触は良かったし、レースの最後の3分の1は強かった。ソフトが素晴らしい攻撃的ペースをもたらしてくれて、前方のクルマとの差を大きく詰めることができたが、残念ながらブレーキの問題でオーバーテイクの機会と、より多くのポイント獲得を逃した。予選から含めて、もっと前で終われるポテンシャルはあったはずなので、オースティンに向けて持てるものを最大化し、クリーンに戦ってできるだけ多くのポイントを持ち帰ることに集中する。」

    8位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日は良いレースだったし、クルマの挙動も良かった。ここで走るのは好きだし、フィジカル的にもとても要求が高い。2つのスティントで良いペースを示せたし、遅いピットストップのあとに巻き返すうえでミディアムを選択したのはチームの良い判断だった。残りのレースでもポイントを重ねられるといいね。」

    9位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「本当にうれしい。1周目の接触でP10まで落ち、その後は速かったニコにプレッシャーをかけられていた。全体としては、最初のスティントでクルマのバランスに苦しんでいた。ピットストップ後に良いステップを踏めたし、(フェルナンド)アロンソの長いピットストップがあってP8を狙えそうだったけれど、残念ながら今日は彼の方が僕たちより速く、そのポジションは奪われた。とはいえポイントを取れて満足している。ここは厳しいトラックだし、僕たちは週末をしっかり戦い抜いた。」

    10位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「状況を踏まえれば、今日の僕たちのパフォーマンスには満足し、誇りに思うべきだ。セーフティカーなしのシンプルなレースだったが、P18スタートからでも前に進み、貴重な1ポイントをつかむことができた。ミディアムを誰よりも長く引っ張ることができ、ソフトに替えてからはとても速いスティントと力強いオーバーテイクを見せられた。もっと上で戦えたはずだが、総じてレースの遂行にはとても満足している。学びを持ち帰って、次のレースに向けて準備するよ。」

  • 2025年F1シンガポールGP 決勝:11位以下ドライバーコメント

    2025年F1シンガポールGP 決勝:11位以下ドライバーコメント

    2025年F1シンガポールGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。10月5日(日)にシンガポール市街地コースで2025年のF1世界選手権 第18戦 シンガポールグランプリの決勝レースが行われた。

    中団以降では、レーシングブルズのアイザック・ハジャーがマシントラブルに苦しみながらも11位完走。角田裕毅(レッドブル)は「キャリア最高のペース」を感じながらも1周目の不運が響き、わずかにポイント圏を逃した。

    アストンマーティンのランス・ストロールはソフトタイヤを長持ちさせたが13位に留まり、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンはデータ収集重視のレースを14位で終えた。

    レーシングブルズのリアム・ローソンは戦略の綻びで15位、アルピーヌのフランコ・コラピントは序盤の勢いを保てず16位。ザウバー勢はガブリエル・ボルトレトが17位、ニコ・ヒュルケンベルグがスピンで19位。ハースのエステバン・オコンは18位完走に終わり、アルピーヌのピエール・ガスリーはピットレーンスタートからの20位。全20台完走という珍しい展開の中、それぞれが次戦アメリカGPへの課題を持ち帰った。

    11位:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日は僕たちの日じゃなかった。ピットストップ直前にクルマの問題が出て、レースの後半ずっと続いてしまい、ポイントを逃す原因になった。後ろのドライバーたちがすぐに追いついてこないよう願っていたけれど、彼らは追いついてきたし、ブルーフラッグも助けにはならなかった。コーナーではかなり速かったけれど、ストレートですべてを失ってしまい、他にできることはなかった。今日は何が起きたのかをチームと一緒に確認し、そのうえでオースティンに向けて夏休み明けからの良い流れを取り戻すことに集中する。」

    12位:角田裕毅(レッドブル)
    「今日は1周目がこれまでで最悪でした。多くのポジションを失い、動くスペースがまったくありませんでした。動こうとするたびに別のクルマがいて、私のためのスペースが残っていませんでした。オーバーテイクを試みた1周目のあらゆるコーナーで同じでした。本当に悔しいのは、今日の私のペースが本当に本当に良く、チームに加入して以来で最高と言えるもので、間違いなくポイント圏内に入れる速さだったことです。ロングもショートもフィーリングがとても良く、バクー以前とは完全に逆でしたし、今日はクルマに少しダメージがあったにもかかわらず競争力を感じられたのは非常にポジティブでした。終盤、アイザックを抜くチャンスがありましたが、後ろからマックスがP2を争っていたので彼の邪魔をしたくなくて譲りました。チームにとって間違いなく正しい判断だったと思います。シーズン残りに向けては、ここ数戦で得た改善点をすべて結びつけていくこと、そして一貫性と1周のペースからグリップを引き出すことに注力します。」

    13位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日は僕たちにチャンスはなかった。セーフティカー待ちで引っ張ったが、結局来なかった。ソフトは38周をうまく持たせられたけれど、2番目のスティントのミディアムはトラフィック、オーバーヒート、他車とのバトルで想定より早くタレてしまった。もっと良くできたはずだが、できることはやり切った。次は2週間後のテキサスだ。」

    14位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「ピットレーンスタートだったので、今日はテストセッションのようになると分かっていた。学習用のセットアップを試したが、うまく機能しなかった。ただ、そのデータは今後に生かせる。クリーンエアでは良いペースがあったが、ブルーフラッグに引っかかり、レースの大半でトラフィックにはまってしまった。新しいタイヤでも、前のクルマがさらに前の集団に追いつくのを待たなければならず、今日はあまりできることがなかった。特にセーフティカーもなかったしね。学びは多かったので、次のオースティンに向けて全てを整えていく。」

    15位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「レースの大半をミディアムで引っ張ったが、ピット後に不運にもクルマの列の後ろにはまってしまった。グリッドでより上からスタートできていれば、僕たちのペースならポイントの可能性もあったと思うけれど、予選が厳しかったので最初から難しい展開になった。コンディションが難しい週末だったけれど、今はオースティンに向けて切り替える。」

    角田裕毅 F1 シンガポールGP

    16位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「長いレースで、接近したバトルがたくさんあって楽しかったけれど、最終的にはペースが足りず、古いタイヤで終盤にポジションを落とした。スタートは良くて、オープニングのコーナーの連続でポジションを上げられた。ソフトでミッドフィールドの中ではうまく走れていて、このコースではオーバーテイクが難しいと分かっていたから、早めにピットに入ってアンダーカットでポジションを取ろうとした。タイヤマネジメントは最善を尽くしたが、オフラインを走るブルーフラッグ対応もあって、終盤に新しいタイヤの相手を抑えるのは難しかった。望んだ結果ではなかったけれど、前向きにいく。アメリカ大陸のラウンドは雰囲気が大好きだし、情熱的なファンがいるから楽しみだ。」

    17位:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「今日はベストなレースではなかった。1周目のターン1での接触でフロントウイングを壊してしまい、交換のためにピットに入らざるを得なかったので時間を失った。そこからは難しい展開になった。ペースは最強とは言えず、コラピントの後ろに下がってしまうと、ここはオーバーテイクが非常に難しいので戻るのが大変だ。大半の時間を彼の後ろで費やすことになり、後続にも追いつかれてしまった。今日は物事がうまく運ばない日だったが、ポジティブもある。学べることを学んで前に進む。チームはここでもファクトリーでも本当にハードワークを続けてくれているし、僕たちはポイント争いに戻ることに全力だ。」

    18位:エステバン・オコン(ハース)
    「今日は最初からタフなのは分かっていたけれど、スタートで少なくとも1つポジションを上げて、序盤の数周でさらにいくつか順位を上げることができた。レース中にランス(ストロール)に追いつけそうな展開だったが、僕たちはとても遅くまで引っ張って、ピットに入った時にすべてを失ってしまった。ピット後は前のDRSトレインに引っかかって、そこからはもう終わりだった。今週末はチャンスを逃した感覚がある。」

    19位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日は僕たちの日じゃなかった。トラックポジションがなければ、特にここみたいな市街地でオーバーテイクがほぼ不可能な場所では、僕たちには常に厳しい。終盤、(フランコ)コラピントに近づいた時、彼が少し早めにブレーキしたのに驚いて、僕は大きくリアダウンフォースを失い、強いロックアップからスピンしてしまった。戦略は見直す必要があるけれど、総じてこの週末はペースが足りなかった。それでも、こういう厳しい日でも学べることはあるし、次に生かしていく。」

    20位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日はピットレーンスタートで、難しくなるのは分かっていた。最近はクルマにあまり快適さを感じられていなかったので、いくつか理解を深めるためにセットアップとフロアを変更した。将来のためにはプラスになるはずだ。レースは難しかったし、ポイント圏ではなかったけれど、いくつかのバトルを楽しめた。チームが今すごくハードワークしているのは分かっているし、いまの僕たちがあるべき位置にいないのも皆が理解している。オースティンでは最近の何戦かよりも良い走りができると確信している。あそこはストリートに多い路面のバンプやグリップ不足が少ない、より一般的なサーキットだからね。僕たちは頭を下げてやるべきことを続けるだけだ。」

  • ルイス・ハミルトン「フェラーリは必ず前進する」ブレーキ問題で失速も前を向く

    ルイス・ハミルトン「フェラーリは必ず前進する」ブレーキ問題で失速も前を向く

    ルイス・ハミルトンは、F1シンガポールGPでブレーキのトラブルに見舞われたものの、「フェラーリは必ず前進する」と誓い、チームへの信頼を強調した。

    マリーナベイ市街地サーキットで行われた決勝で、ハミルトンは8位でフィニッシュ。レース中に発生したブレーキの問題によってパフォーマンスを大きく損ない、有望だった結果が台無しとなった。

    7度のワールドチャンピオンは、このトラブルで40秒以上を失い、6位を走っていたシャルル・ルクレールにポジションを譲る形となった。その後、ブレーキをいたわりながらトラックリミットを越えた際に5秒ペナルティを受け、フェルナンド・アロンソの後方に順位を落とした。

    この結果、フェラーリはサマーブレイク以降、ウィリアムズよりもわずか6ポイント多く獲得したにとどまり、不振の流れを断ち切れずにいる。

    一方でハミルトンは、愛犬ロスコーを失った直後の週末に多くの励ましを受けたことを、Instagramでファンに感謝した。

    「辛い1週間を経て、家に帰れてほっとしている」とハミルトンはInstagramに投稿した。「シンガポールからの旅を振り返る時間を持ち、今感じている一番の感情は感謝だ。ロスコーを失ってから受け取ったサポートと愛情は、たとえ時に物事が暗く見える時でも、この世界にはたくさんの善意があることを思い出させてくれた。探せば必ず見つかるんだ」。

    ルイス・ハミルトン F1 フェラーリ

    フェラーリでの苦戦、それでも「確実に進歩している」
    2025年シーズンは、ハミルトンとフェラーリの双方にとって期待外れの年となっている。コンストラクターズ選手権トップ4チームの中で、フェラーリは今季まだ1勝も挙げていない。ハミルトン自身もフェラーリ加入後まだ表彰台に立っておらず、最高位は4位だ。

    それでもハミルトンは、チームの前向きな取り組みに目を向けている。

    「僕はポジティブな面にも目を向けている」とハミルトンは語った。「メディアの見出しはひとつの物語しか伝えない。つまり、うまくいかなかったり、運に見放されたりした話だけだ」。

    「でも僕が過去数か月間注目してきたのは、もうひとつの物語なんだ。物事がうまくいかないときに、このチームがどう反応するかという物語だ。どうやって立ち上がり、再び挑戦するかだ」。

    「昨日のレースはその完璧な例だった。戦略は正しかったけど、ブレーキの問題が起きたことで momentum(勢い)がつき始めたところで後退してしまった。今はファクトリーに戻ってこのレースから学び、次の戦いに備えるだけだ」。

    「このチームを本当に誇りに思っているし、彼らとティフォシがふさわしい結果を届けたいと思っている」。

    「僕はチームが進歩しているのを感じているし、毎レースに向けた努力を見ている。でもここはフェラーリだ。進歩だけでは十分じゃない」。

    「偉大さを手にするには、さらに前へ進み、より良くならなければならない。僕たちには一緒に達成できることがたくさんある。もし成功を積み重ね、必要な変化を起こしていければ、必ず到達できると信じている」

  • マクラーレン ピアストリの不満受けてF1シンガポールGPの接触を社内レビュー

    マクラーレン ピアストリの不満受けてF1シンガポールGPの接触を社内レビュー

    マクラーレンは、F1シンガポールGP決勝スタート直後に起きたランド・ノリスとオスカー・ピアストリの接触について、社内でレビューを行う予定だ。

    ノリスは日曜の決勝で5番グリッドからスタートし、ターン2の進入で強引にポジションを奪いに行く際にピアストリと接触。結果的に3番手に浮上した。

    このアグレッシブな動きに対して、選手権リーダーであるピアストリは怒りをあらわにし、マクラーレンがポジションを元に戻さなかった判断に不満を示した。これにより、両者のタイトル争いに新たな緊張が生まれた。

    最終的にノリスが3位でフィニッシュし、ピアストリはその後方の4位。残り6戦となった時点で、ピアストリのドライバーズ選手権リードは22ポイントに縮まった。

    マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、スカイスポーツF1に対して次のように語った。

    「すべてのレース週末と同様に、我々はあらゆる事象を振り返る。マックス(フェルスタッペン)とランドが接触したか、あるいはブレーキをかけざるを得なかったようにも見えた。明らかにターン2ではエキサイティングな場面だった。レーシングだ、ハードレーシングだ」

    「3台も4台も密集していれば、こうしたことは時々起こるものだ。だから我々は月曜日にもう少し詳しく検証するが、明らかにこれはハードなレースだった」

    マクラーレン、タイトル獲得後も方針は変えず
    マクラーレンはシンガポールGPで2025年コンストラクターズタイトルを確定させたが、その快挙はチーム内のドライバー同士の接触騒動によって一部かすんだ形となった。

    チーム代表のアンドレア・ステラは、タイトル確定後もドライバーたちの戦い方に関するチームの方針は変わらないと強調した。

    「我々の2人のドライバーはすでに、自分たちの目標を追求できる状態にある。今後もこの方針を継続する。毎レースを通じて少しずつ学び、微調整を加えていくが、それは細部の話だ」

    「ドライバーズ選手権を追うという点では一貫性がある。コンストラクターズタイトルを獲得したからといって、そのアプローチが変わるわけではない」とステラは説明した。

    さらに、ピアストリの不満をどう受け止め、チームとしてどう支えるかを問われると、ステラはこう答えた。

    「まずは全体を俯瞰して物事を見なければならない。F1マシンの中にいるドライバーのコメントには、その瞬間の感情や限られた情報しか反映されていない」

    「いつも通り我々はよい会話を重ねる。そこから学び、さらに強くなっていく。それこそが、ドライバーたちを重要な基盤とする強いチームを築き上げてきた我々のプロセスなんだ」

  • 角田裕毅の発言に元F1ドライバーが辛辣「自分は十分じゃないと認めるべき」

    角田裕毅の発言に元F1ドライバーが辛辣「自分は十分じゃないと認めるべき」

    角田裕毅はF1シンガポールGPでは再びノーポイントに終わった。レッドブル・レーシング加入後も浮き沈みが続き、本人も「人生で最悪のスタートだった」と振り返っている。

    しかし、その自己分析に対し、元F1ドライバーのギード・ヴァン・デル・ガルデが「彼は完全に迷子だ」「自分は十分じゃないと認めるべきだ」と辛辣に批評。角田裕毅の発言が再び議論を呼んでいる。

    バクーでの6位という短い歓喜の後、シンガポールで再びノーポイントに終わった角田裕毅に対し、「もはや十分ではないことを認める時が来た」との声が上がっている。

    レッドブルに加入し、日本GPでリアム・ローソンに代わって以降、14戦にわたって中団争いに苦しんできた角田裕毅だったが、アゼルバイジャンGPで突破口を見出したように見えた。

    角田裕毅のF1での日々は終わりに近づいているのか?
    予選でチームメイトのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得する中、角田裕毅は6番手に入り、レッドブル・レーシングのドライバーとして自己最高位を記録した。

    チーム代表のローラン・メキースは称賛を惜しまなかった。

    「今年の彼にとってベストレースだったと思う。予選でも強かったし、レースでも非常に強かった。彼は実力でその位置にいたし、ランド(・ノリス)も後ろにいてあまりプレッシャーをかけなかった。だからこれは結果だけでなく、レースペースとしても彼にとって最高のものだった」と語った。

    メキースはまた、アイザック・ハジャーが来季彼に代わって昇格するとの噂が流れる中で、角田裕毅の将来に良い兆しがあることをほのめかした。角田裕毅はグリッドに残るため、レーシングブルズでの継続、またはホンダが支援するアストンマーティンでのリザーブ就任を争う立場にあると見られている。

    「我々が最も求めていたのは、ああいうクリーンなサンプルを得ることだった。それが最も重要だった。そして彼はちゃんとそれを理解していた。いいことだ」とメキースは語った。

    しかしその2週間後、再び「限界と苦戦」という言葉が聞こえてきた。しかも今度は角田裕毅自身の口からだった。

    マリーナベイでマックス・フェルスタッペンがポールポジション争いを繰り広げる一方、角田裕毅は予選Q2で敗退。レッドブル系2チームの中で最も遅い13番手に沈んだ。

    「何がリミテーション(制限)なのか理解できなかった。ただ全体的にグリップが足りなかった。それが主な原因です」と角田裕毅は嘆いた。

    「何とも言えません。単に全体的にグリップがなくて、不運でした。グリップを引き出すのに苦労しました。」

    日曜の62周レースでは1つ順位を上げたものの、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに周回遅れにされるという屈辱を味わった。

    角田裕毅はオープニングラップで大きく苦戦し、前を走るライバルたちを抜くことができず、逆に複数ポジションを失った。その後のレースで挽回を見せたが、ドライバーズランキングでの20ポイントに加えることはできなかった。

    「間違いなく人生で最悪のスタート、最悪の1周目でした。まだ何が起きたのか信じられません」と角田裕毅は語った。

    「本当に最悪のスタートでした。何をすべきだったのか自分でも分かりません。きっと何かもっとできたことがあったはずです。間違いなくそのせいでレースがすごく厳しくなりました。正直言って、ペース自体はレッドブルで走ってきた中で最高の部類でした。あんなことが起きたのは残念です。」

    角田裕毅 F1

    しかし角田裕毅が「ベストペース」と感じたその走りについて、元F1ドライバーのギード・ヴァン・デル・ガルデは「もし彼がそう思っているなら、それは大きな問題だ」と語った。

    「うわっ!なんて痛々しいインタビューだ」と彼はViaplayで語った。「彼は完全に迷子になっている。」

    「まず第一に、彼はチームメイトに周回遅れにされた。」

    「第二に、彼は“ペースはとても良かった、速かった”と言えるかもしれないが、実際には本当に遅かった。第三に、オープニングラップは完全な惨事だった。」

    2013年にケータハムからF1に参戦したオランダ人のヴァン・デル・ガルデは、今こそ角田裕毅が自らを厳しく見つめ直す時だと述べた。

    「彼のインタビューを見れば分かる。何を言えばいいか、どこを見ればいいか分かっていない。完全に迷っている。誰のせいにもできない。自分を見つめて“自分は十分じゃない”と認めるしかない」と彼は語った。

    報道によれば、角田裕毅はレッドブルのシートをアイザック・ハジャーに譲ると見られており、レーシングブルズでの残留、もしくはホンダ・エンジンを搭載するアストンマーティンでのリザーブドライバー就任という選択肢が残されているという。

  • レッドブルF1代表「ソフトスタートはリスク承知の積極策だった」

    レッドブルF1代表「ソフトスタートはリスク承知の積極策だった」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、F1シンガポールGP決勝でマックス・フェルスタッペンが2位を獲得したことについて、チームの進歩を実感できる週末だったと語った。

    フェルスタッペンは序盤からトップ争いを繰り広げ、ソフトタイヤスタートという攻めの戦略を採用しながらも、終盤までメルセデスとマクラーレンを抑えて表彰台を確保した。

    「まずはマクラーレンにコンストラクターズタイトル獲得の祝福を送りたい。チャンピオンシップを勝ち取ることがどれだけ難しいか、私たちはよく理解しているからね。彼らの努力には心から敬意を表したい」

    そう切り出したローラン・メキースは、レッドブルのレース内容についても手応えを語った。

    「我々としては、マックスが非常に力強いレースをしてくれた。ジョージ(ラッセル)と接近したペースで走り続け、マクラーレン勢をしっかり抑え込むことができた。今日は勝利を狙ってすべてを試した。トリッキーなコンディションの中で、スタート時にソフトタイヤを選んだのはリスクを承知のうえでの積極的な判断だった」

    レッドブル・レーシング

    レース序盤の乾きかけた路面でスタートを賭けに出たレッドブルは、その後ハードタイヤに履き替えて耐久戦に転じたが、フェルスタッペンは最後まで冷静な走りを維持した。

    「一度ピットストップを終えた後は、レースの流れを大きく変えることは難しかった。だがマックスは素晴らしい守りを見せ、マクラーレン勢の猛攻を抑え込んだ。非常に厳しいレース状況のなかで、2位を守り切ったのは本当に見事な仕事だったと思う」

    さらにローラン・メキースは、今回のレースで見えたチームの進化を強調した。

    「このサーキットのような特性のコースで、これだけのパフォーマンスを発揮できたのは大きな自信になる。ミルトン・キーンズのファクトリー、そして現場で懸命に働く全員の努力の賜物だ。ここまでの数戦で確実にパフォーマンスを引き上げられている。今後のサーキットでは、さらに競争力を発揮できるはずだ」

  • F1シンガポールGP 決勝 FACTS & STATS:マクラーレンが連覇

    F1シンガポールGP 決勝 FACTS & STATS:マクラーレンが連覇

    マリーナベイ市街地サーキットの夜空の下、パパイヤオレンジのマクラーレン陣営は歓喜に沸いた。2025年F1シンガポールGPの決勝で、彼らは残り6戦を残して2年連続のコンストラクターズタイトルを確定。チーム全体がスタンドを巻き込む大規模な祝福ムードに包まれた。

    だが、今回のレースで生まれた注目すべき数字はそれだけではない。62周にわたる混戦の中では、記録ずくめの展開や歴史的なデータも多数生まれた。

    マクラーレンの戴冠とともに、統計で振り返るシンガポールGPの主要トピックをまとめる。

    ■ マクラーレンは1988〜1991年以来となるチーム選手権2連覇を達成した。

    ■ マクラーレンは残り6戦を残してチーム選手権を獲得し、レッドブルの2023年の記録に並んだ。

    ■ ドライバーズ選手権のトップ4が今夜の決勝でもトップ4を占めたが、その順番はチャンピオンシップ順位の逆順だった。

    ■ シンガポールでは2年連続でセーフティカーの出動はなかった。

    ■ 今回はシンガポールGP史上初めて、1台のリタイアもないレースとなった。

    ■ メルセデスのジョージ・ラッセルは、直近6回のシンガポールGPで6人目の異なる優勝者となった。

    ■ ラッセルはポールポジションからスタートし、これによりポールシッターが勝利したのはシンガポールGP16回のうち11回目となった。

    ■ ラッセルにとってキャリア通算5回目のレース優勝となった。

    ■ ラッセルにとって今シーズン8回目の表彰台であり、2022年に記録した自己最多のシーズン表彰台数に並んだ。

    ■ ラッセルはこれまでシンガポールで表彰台を獲得したことがなかった。

    ■ ラッセルにとって今シーズン2回目の優勝であり、前回の勝利はカナダだった。

    シンガポールGP今回もマリーナベイでの勝利を逃したマックス・フェルスタッペン

    ■ メルセデスにとって、これは2018年以来のシンガポールGPでの勝利となった。

    ■ メルセデスは現在チーム選手権で優勝したマクラーレンに次ぐ2位につけている。マクラーレンはメルセデスエンジンを使用しており、メルセデスパワーのチームが1位と2位を占めたのは史上初めてのこととなる。

    ■ レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2位を獲得し、マリーナベイは現行サーキットの中で彼がいまだに勝利を挙げていない唯一のコースであり続けている。

    ■ フェルスタッペンはこれでマリーナベイで3度目の2位フィニッシュを記録したが、まだ一度も勝利していない。

    ■ フェルスタッペンはタイトル争いで首位のオスカー・ピアストリから63ポイント差となった。

    ■ マクラーレンのランド・ノリスは3位を獲得し、過去4回のシンガポールGPで1位、2位、3位、4位のすべての順位を経験したことになる。

    ■ ノリスはチームメイトのピアストリとの差を22ポイント(1勝未満)に縮めた。

    ■ ノリスはこれで3戦連続でピアストリとの差を縮めている。

    シンガポールグランプリ最後尾スタートからウィリアムズにポイントをもたらしたカルロス・サインツ

    ■ ピアストリは4位に終わり、今シーズン初めて2戦連続で表彰台を逃した。

    ■ メルセデスのキミ・アントネッリは5位でフィニッシュし、F1キャリアで初めて連続してトップ5入りを果たした。

    ■ フェラーリのシャルル・ルクレールは6位となり、これで5戦連続で表彰台なしとなった。

    ■ チームメイトのルイス・ハミルトンはブレーキの問題に見舞われ、レース中は5位を走行していたものの、最終的に8位で完走した。

    ■ ハミルトンはフェラーリでの18戦において一度も表彰台を獲得しておらず、これはチーム史上最長記録となっている。

    ■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは7位でフィニッシュし、ランキングでチームメイトのランス・ストロールを上回った。

    ■ ハースのオリバー・ベアマンは9位に入り、今シーズン5回目のグランプリでのポイント獲得を果たした。

    ■ ウィリアムズのカルロス・サインツは10位でフィニッシュし、最後尾スタートからポイントを獲得した。

    ■ サインツはイモラとモナコ以来、今シーズン初めて2戦連続でポイントを獲得した。