カテゴリー: F1サウジアラビアGP

  • F1 バーレーンGPとサウジGP見送り ドメニカリCEO「安全でいてほしい」

    F1 バーレーンGPとサウジGP見送り ドメニカリCEO「安全でいてほしい」

    F1のステファノ・ドメニカリCEOが、バーレーンGPとサウジアラビアGPの開催見送り決定を受け、選手権を追い続けるファンに向けてメッセージを送った。

    F1は公式声明のなかで「中止」という表現こそ使わなかったものの、すでに過密なカレンダーや物流面の事情を踏まえると、現時点で代替開催の可能性は極めて低い状況だ。中東情勢の改善が十分に見込めないなか、F1とFIAは安全を最優先に判断を下した。

    ドメニカリCEO「より大きな視点で考えなければならない」
    ドメニカリは、今回の判断についてその難しさを認めつつも、より大きな視点で決断する必要があったと説明した。

    「不運な状況だし、あの地域で起きていることを正確に考えれば、下さなければならない決断だった」とドメニカリは語った。

    「そして、こうした対応を取らなければならない時は、いつだって簡単ではない。より大きな全体像を考えなければならない」

    「だがまず何より、状況を完全に理解してくれたFIAとプロモーターに感謝したい。我々はスポーツの利益のために、ともに共同の決断を下した」

    中東のファンへ「まずは安全でいてほしい」
    ドメニカリはあわせて、特に影響を受ける中東のファンに向けて直接言葉を送った。

    「いつも我々をフォローしてくれているファンの皆さんへ。まず何より、安全でいてほしい。我々は皆さんのことを思っている。我々はできるだけ早く戻りたいと思っている」

    「バーレーンとサウジアラビアの両方で、我々が感じている愛情と情熱を感じている。引き続き注目して我々をフォローしてほしい。我々はすぐに戻ってくる」

  • F1 バーレーンGPとサウジアラビアGP4月開催中止を発表 中東情勢で決定

    F1 バーレーンGPとサウジアラビアGP4月開催中止を発表 中東情勢で決定

    2026年F1世界選手権のバーレーンGPとサウジアラビアGPが、4月には開催されないことが正式に決定した。中東地域で続く情勢を受け、慎重な評価を重ねた結果として、F1はこの判断を下した。

    代替開催も検討されたものの、4月に他会場を組み込むことは見送られた。あわせて、FIA F2、FIA F3、F1 ACADEMYの各ラウンドについても、当初予定されていた日程では実施されないことになった。

    F1は、この決定がFIAおよび各プロモーターとの全面的な協議のうえで下されたものだと説明している。

    ステファノ・ドメニカリ「現段階では正しい判断」
    F1の社長兼CEOを務めるステファノ・ドメニカリは、今回の決定について次のように述べた。

    「これは難しい決断だったが、中東地域の現在の状況を踏まえれば、残念ながら現段階では正しい判断だ」

    「この機会に、FIA、そしていつも通りのエネルギーと情熱で我々を迎える準備を進めてくれていた素晴らしいプロモーターの皆さんに、支援と全面的な理解を示してくれたことへの感謝を伝えたい。状況が許し次第、できるだけ早く再び彼らのもとへ戻れることを心待ちにしている」

    モハメド・ビン・スライエム「安全と健康を最優先にした」
    FIA会長のモハメド・ビン・スライエムも、安全面を最優先にした判断であることを強調した。

    「FIAは常に、我々のコミュニティと仲間たちの安全と健康を第一に考える。慎重に検討を重ねた結果、その責任をしっかりと踏まえたうえでこの決定を下した」

    「我々は引き続き、この地域に平穏と安全が訪れ、情勢が速やかに安定へ向かうことを願っている。今回の一連の出来事で影響を受けているすべての人々に思いを寄せている」

    「バーレーンとサウジアラビアは、我々のレースシーズン全体の仕組みにおいて極めて重要な存在だ。状況が許し次第、両国を再び訪れることを楽しみにしている。今回の決定に至るまで協力的かつ建設的な姿勢を示してくれたプロモーター、パートナー、そして選手権全体の仲間たちに心から感謝したい」

    F1 中東

    バーレーンとサウジ側も決定を支持
    バーレーン・インターナショナル・サーキットの最高経営責任者、シェイク・サルマン・ビン・イーサ・アル・ハリファは、F1の決定を全面的に支持すると述べた。

    「我々はF1による決定を全面的に支持している。そしてF1とFIAの支援、そして変わらぬパートナーシップに感謝している。F1が戻ってくる際には、世界中のファンを再びバーレーンに迎えられることを楽しみにしている。BICを代表して、この機会にF1コミュニティの皆さんが我々に寄せてくれた支援のメッセージに心から感謝したい」

    また、サウジ自動車・二輪車連盟会長であり、サウジ・モータースポーツ・カンパニー会長でもあるハリド・ビン・スルタン・アル・アブドゥラー・アル・ファイサル王子も、今回の判断に理解を示した。

    「サウジ自動車・二輪車連盟は、2026年のレースカレンダーに関してF1が下した決定を尊重する。サウジアラビア王国のファンは、今年4月にジェッダで開催されるF1 STCサウジアラビアGPを再び楽しみにしていたが、我々はこの決定の背景にある事情を理解しており、引き続きF1と緊密なパートナーシップを維持していく」

  • F1バーレーンGPとサウジGP中止へ 中東情勢で今週末にも決定の見通し

    F1バーレーンGPとサウジGP中止へ 中東情勢で今週末にも決定の見通し

    2026年F1シーズンの中東ラウンドであるバーレーンGPとサウジアラビアGPが、中止される見通しとなった。上海で開催されている中国GPのパドック関係者によると、正式発表は今週末にも行われる可能性が高いという。

    両イベントは、2月28日に始まった米国・イスラエルによるイラン攻撃を契機とした湾岸地域の軍事衝突の影響で開催が危ぶまれていた。

    FIAとF1はこれまでバーレーンおよびジェッダの主催者と連携しながら状況を監視してきたが、安全面と物流面の両方を考慮し、最終判断が下される段階に入ったとみられている。

    代替開催は行わず 2026年F1カレンダーは22戦へ
    現時点では両レースの代替開催は予定されておらず、2026年F1世界選手権は当初の24戦から22戦に縮小される見込みだ。日本GPからマイアミGPまでの間には、4週連続の空白期間が生まれることになる。

    もちろん最優先は関係者の安全確保だが、グランプリ中止には複雑な商業面の問題も伴う。特にサウジアラビアの主催者は可能な限り開催を維持したい意向を示していたとされる。

    しかし、地域情勢の改善が見込めず航空輸送も依然として混乱していることから、数千便規模のフライトやホテル予約のキャンセルを含む物流調整のためにも、早期決定が必要だった。

    鈴鹿後のF1輸送計画が大幅変更
    重要な期限となっていたのは、日本GP終了後に予定されていたF1の航空貨物輸送だった。本来は鈴鹿からバーレーンへ、その後ジェッダへと輸送される予定だったが、今後はマイアミへ直接向かう形に変更される見込みだ。

    4週間の空白期間があるため、貨物を直接フロリダへ送るのか、途中で温度管理施設に保管するのかといった調整も検討されている。

    また、各チームはレース用シャシーを一度ヨーロッパのファクトリーへ戻して整備し、その後マイアミへ輸送する選択肢もある。この場合の輸送費用はコストキャップの対象となる。

    F2・F3や機材配置にも影響
    一方、F2とF3の機材は現在もメルボルンに残されており、本来はバーレーンとジェッダでレースが予定されていた。ジュニアカテゴリーの失われたラウンドが代替開催されるかどうかは未定だが、シーズン契約の問題などから代替イベントが設定される可能性が高いとみられている。

    さらに、F1チームの海上輸送機材の一部はバーレーンのサヒールに残されたままで、ガレージ設備もすでに完全に設営された状態だ。ピレリ、マクラーレン、メルセデスは、情勢悪化で中止となったタイヤテストのために追加機材を現地に残している。

    ジェッダにも一部の海上貨物が到着しているが、まだクレートに入った状態のため、別の開催地へ転送することは比較的容易だと考えられている。

    レース消滅で開発スケジュールにも影響
    2レースが消滅することで、各チームには約1か月間のファクトリー作業期間が生まれる。チームは開幕3戦のデータ分析や研究開発に集中でき、ドライバーもシミュレーター作業に多くの時間を割くことになる。

    また、当初バーレーンとジェッダに投入予定だったアップグレードパーツは、マイアミまで持ち越される見通しだ。

    さらに、6月1日にモナコGPから導入予定の圧縮比テスト変更も影響を受ける。本来は7戦後に導入される予定だったが、今回の中止により5戦後のタイミングで施行されることになる。

    F1 中東

    ウィートリー「FIAとF1の判断を信頼」
    チーム代表たちは現時点でこの問題について多くを語っていないが、FIAとF1の判断を信頼する姿勢を示している。

    アウディのチーム代表ジョナサン・ウィートリーは次のように述べた。

    「我々はいつも通りFIAとF1のガイダンスに従う。彼らは常に正しい方向へ導いてくれている」

    「誰もチームが不安を感じるような状況を受け入れることはない」

    「このビジネスで最も大きな要素のひとつが物流だ。パーツだけでなく、人の移動も含めて世界中を動かしている」

    「チームはそうしたことに非常に長けている。仮に何か起きたとしても、単なる小さな障害に過ぎない。対処するだけだ。大きな問題になるとは思っていない」

  • F1 中東2戦の開催判断保留 サウジアラビアGP主催者は開催に意欲

    F1 中東2戦の開催判断保留 サウジアラビアGP主催者は開催に意欲

    2026年F1カレンダーの行方を左右する可能性のある問題が浮上している。中東情勢の緊迫化を受け、バーレーンGPとサウジアラビアGPの開催可否が依然として不透明な状況となっている。

    F1と関係機関は情勢を慎重に見極めているが、現時点では最終判断は下されていない。仮に両レースが中止となった場合、2026年F1シーズンは22戦となる可能性がある。

    サウジアラビアGP主催者は開催を強く希望
    中東の不安定な情勢を受け、F1界ではバーレーンGPとサウジアラビアGPが予定通り開催されるのかが大きな関心事となっている。

    公式ルートでは、関係当局と連携しながら状況を継続的に監視しており、その結果を踏まえて判断が下されると繰り返し説明されている。

    しかし、最終的な結論がどのようになるかは現時点では不透明だ。カタールで予定されていたWECのイベントが中止されたことを判断材料と見る向きもあるが、WECは3月末のイベントであり、F1の中東ラウンドは4月開催である点が異なる。

    関係者によると、サウジアラビアGPの主催者はジェッダ・コーニッシュ・サーキットでのレース開催を強く望んでおり、実現に向けてあらゆる努力を続けているという。

    ただし、仮にどちらか一方のレースが開催できない場合、もう一方も同時に中止となる可能性が高いとみられている。

    中止の場合は代替開催なしの見通し
    現時点で最優先されているのは、ドライバーやチーム、関係者を含むすべての関係者の安全だ。

    そのため、開催が困難と判断された場合には中止という決断が下される可能性がある。

    また、もしバーレーンGPとサウジアラビアGPが中止となった場合でも、代替レースを追加する計画は現段階では検討されていないとみられる。

    その場合、2026年F1カレンダーは22戦となる可能性が高い。もっとも、シーズン後半に予定されているカタールGPとアブダビGPについては、現時点では予定通り開催される前提となっている。

  • F1 バーレーンGPとサウジアラビアGP中止の可能性 中東情勢で今季22戦へ

    F1 バーレーンGPとサウジアラビアGP中止の可能性 中東情勢で今季22戦へ

    2026年F1カレンダーの第4戦バーレーンGPと第5戦サウジアラビアGPが、中東情勢の緊迫化により中止となる可能性が浮上している。フォーミュラワン・マネジメント(FOM)とFIAは現在も状況を注視しており、正式な判断はまだ発表されていない。

    報道によれば、両レースの開催可否については遅くとも3月20日までに決定される見通しだという。もし中止となった場合、代替レースは開催されず、2026年シーズンは全22戦で実施される可能性が高いとみられている。

    中東情勢の緊迫化で開催に影響
    問題の発端となったのは、先週末にアメリカとイスラエルがイランに対して実施した爆撃作戦だ。これに対しイランは報復攻撃を行い、周辺地域の米軍基地を標的としたミサイル攻撃を実施した。

    その攻撃の対象のひとつがバーレーンだったことから、来月開催予定のバーレーンGPとサウジアラビアGPの安全性に疑問が生じている。

    2026年F1カレンダーでは、バーレーンGPは4月10日から12日、サウジアラビアGPは4月17日から19日に開催される予定となっている。しかし両国はいずれもミサイル攻撃の影響を受けた湾岸地域に位置しており、開催は深刻な不確実性に直面している。

    チーム物流と日程が判断のカギ
    さらに、物流面の問題も決断を難しくしている。オーストラリアGP週末の時点ですでにF1チームは移動トラブルに直面しており、今週末の中国GP後には機材輸送がすぐにバーレーンへ向かう予定になっている。

    この輸送計画が実行可能かどうかが、両グランプリの開催判断に大きく影響するとみられている。

    英メディアによると、もし第4戦と第5戦が中止された場合でも代替レースは設定されない見込みだという。ポルトガルのポルティマオやイタリアのイモラが候補として名前は挙がっているものの、準備期間が極めて短く、実現は難しいとされている。

    F1 中東 バーレーングランプリ

    WECと同様の判断になる可能性
    今回の情勢を受け、FIAはすでに別カテゴリーで対応を取っている。世界耐久選手権(WEC)の2026年開幕戦として予定されていたカタール1812kmは、当初3月26日から28日に開催予定だったが、すでに延期が決定している。

    F1でも同様の判断が下される可能性があり、関係者の間では中止の方向に近づいているとの見方も出ている。

    モータースポーツ専門メディアの記者マット・コッチはSNSで「両レースは中止され、今季は22戦になると完全に予想している」と述べた。

    2027年にはポルトガルが復帰予定
    なお、ポルトガルGPの開催地ポルティマオは代替開催の候補として取り沙汰されたが、実際の代替開催は難しい状況だ。

    同サーキットはすでに2027年と2028年の2年間、オランダGPに代わってカレンダーに復帰することが決まっているが、現時点では2026年の緊急代替開催を準備する時間は残されていないとみられている。

    正式な決定は、FIAとF1による安全評価と物流状況の確認を踏まえ、今後2週間以内に発表される見通しだ。

  • F1中東戦消滅の可能性 バーレーンとサウジGP中止なら4月レースなし

    F1中東戦消滅の可能性 バーレーンとサウジGP中止なら4月レースなし

    中東情勢の急激な悪化により、2026年F1カレンダーの4月ラウンドが消滅する可能性が浮上している。バーレーンGPとサウジアラビアGPは、現在続く戦争の影響で開催が危ぶまれており、F1は難しい判断を迫られている。

    現地からの情報によれば、両レースが中止となった場合でも代替イベントは開催されない可能性が高い。結果として、2026年シーズンは4月にグランプリが行われない異例の事態となる可能性がある。

    中東戦2連戦が消滅する可能性
    中東では先週、アメリカ主導の軍事演習をきっかけにイスラエルとイランの衝突が激化し、全面的な軍事衝突に発展した。イランの報復攻撃により、クウェート、カタール、アブダビ、バーレーンなど湾岸地域の各地が攻撃を受けている。

    ミサイル攻撃が続くなかで中東上空は事実上の飛行禁止空域となっており、国際的な移動にも大きな混乱が生じている。

    この影響はモータースポーツにも及んでいる。世界耐久選手権はカタール・ルサイルで予定されていた開幕戦を延期し、MotoGPも同地で予定されているレース開催が困難になるとの見方を示している。

    F1も同様の状況に直面しており、4月12日に予定されているバーレーンGP、そしてその1週間後に予定されているサウジアラビアGPの開催は極めて不透明となっている。

    安全と物流が最大の障害
    FIAとF1は現在、関係当局と連携しながら状況を監視していると説明している。しかし問題は安全だけではない。

    仮に戦闘が短期間で沈静化したとしても、最大の障害となるのは物流だ。F1の機材輸送は航空輸送に大きく依存しており、飛行禁止空域が続く限り輸送計画そのものが成立しない。

    さらに、開幕前に行われたタイヤテストの中止後には、ピレリ、メルセデス、マクラーレンのスタッフがバーレーンから脱出する対応が必要になるなど、すでに現地では混乱が発生している。

    関係者の安全確保が最優先となる以上、開催判断は慎重にならざるを得ない状況だ。

    中東 F1

    代替開催の可能性は低い
    中止となった場合、イモラ、ポルティマオ、トルコなどが代替候補として噂されている。また、鈴鹿サーキットで日本GPの翌週に2週連続開催する案も一部で取り沙汰されている。

    しかし関係者の見方では、実際に代替レースを開催する可能性は低いとされる。

    最大の理由は時間だ。新たなグランプリを開催するにはサーキット準備、マーシャル確保、チケット販売、プロモーションなど多くの準備が必要になるが、数週間で整えるのはほぼ不可能とされている。

    加えて、F1は現在24戦カレンダーを採用しているが、22戦に減っても放映権やスポンサー契約の条件は満たされるため、無理に代替レースを開催する必要もない。

    10日以内に決断の可能性
    パドック関係者の間では、両レースの開催可否は今後10日ほどで判断される可能性が高いと見られている。

    チームの機材は日本GP後に鈴鹿からバーレーンへ輸送される予定になっているため、それまでに方針を決めなければ輸送計画の変更が間に合わないためだ。

    また、F2の機材は中国GPに向かわずオーストラリアから直接バーレーンへ輸送される予定となっており、この点でも早急な決断が求められている。

    4月はF1空白の月になる可能性
    もしバーレーンGPとサウジアラビアGPが中止となれば、日本GPからマイアミGPまで大きな空白期間が生まれる。

    その場合、チームは予定外の時間を利用してマシンをファクトリーへ戻し、大規模なアップデートやメンテナンスを行う可能性もある。

    さらにはヨーロッパでテストを追加する案も検討される可能性があり、2026年の新世代マシン開発にとって重要な時間になるかもしれない。

    ただし現時点では、すべては中東情勢の行方次第だ。F1は史上最大級とも言える地政学リスクの中で、2026年シーズンのカレンダー維持という難題に直面している。

  • F1中東2戦が開催危機 代替開催サーキット6候補

    F1中東2戦が開催危機 代替開催サーキット6候補

    中東情勢の緊張が高まる中、2026年F1カレンダーの早期スケジュールに大きな影響が出る可能性が浮上している。アメリカ・イスラエル・イランを巡る軍事的緊張の高まりを受け、4月に予定されているバーレーンGPとサウジアラビアGPの開催可否が不透明になっているためだ。

    FIAとF1は現時点で状況を「注視している」としているが、もし開催が不可能と判断された場合、カレンダーには早い段階で約1か月の空白が生まれる可能性がある。そのため、代替開催地の検討が水面下で進んでいるとみられている。

    最有力候補とみられるイモラ
    最も現実的な代替開催地として挙げられているのがイモラだ。エミリア・ロマーニャGPとして2024年までF1を開催しており、比較的短期間で開催準備が可能とみられている。

    ヨーロッパに拠点を置く多くのチームにとって、機材輸送を陸路で行える点も大きな利点だ。4月の気温は15度前後とやや涼しいが、レース開催には十分対応可能な環境とされている。

    ポルティマオも現実的な代替案
    ポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキット(ポルティマオ)も候補のひとつだ。

    同サーキットは2020年と2021年にパンデミック対応としてF1を開催しており、ドライバーやファンからの評価も高い。さらに2027年と2028年にF1復帰が決まっているため、運営体制の整備も比較的スムーズとみられている。

    イモラとの連続開催(ダブルヘッダー)という形でスケジュールを組むことも可能と考えられている。

    中東 F1

    イスタンブールも候補だが天候が懸念
    トルコGPの開催地であるイスタンブール・パークも候補のひとつとして挙げられている。

    名物コーナー「ターン8」を持つ高速レイアウトはドライバーから高く評価されているが、4月のトルコ北西部は気温が低く雨も多い。2020年のF1復帰時にも路面コンディションが大きな課題となった。

    ドイツ復活の可能性
    ニュルブルクリンクやホッケンハイムも理論上は候補となり得る。

    ニュルブルクリンクは2020年に「アイフェルGP」としてF1を開催しており、ホッケンハイムは2019年が最後のF1開催となっている。いずれもヨーロッパに位置するため物流面の利点は大きい。

    ただし4月のドイツは寒冷で雨や雪の可能性もあり、タイヤや路面温度の管理が難しくなる可能性がある。

    ポール・リカールやセパンという選択肢
    フランスのポール・リカールも代替候補として名前が挙がる。最後にフランスGPが開催されたのは2022年だが、4月の南フランスは比較的温暖で天候も安定している。

    また、マレーシアGPの開催地として知られるセパン・インターナショナル・サーキットも候補に挙げられている。2017年以来F1開催はないものの、サーキット自体は現在も高い評価を受けている。

    ただし東南アジア開催となるため物流コストは大きく、突然の代替開催としては欧州サーキットよりハードルが高いとみられている。

    現実的には欧州サーキットの可能性が高い
    もし中東ラウンドが中止になった場合、最も現実的な選択肢は欧州の既存サーキットになる可能性が高い。

    チームの拠点の多くがイギリスやイタリアなどヨーロッパに集中しているため、輸送や運営の観点からも短期間で対応しやすいからだ。

    イモラ、ポルティマオ、ポール・リカールといった近年F1開催実績のあるサーキットが、代替開催の有力候補として浮上する可能性が高いとみられている。

  • F1とFIA 中東情勢の緊張激化を受けバーレーンとサウジアラビアを注視

    F1とFIA 中東情勢の緊張激化を受けバーレーンとサウジアラビアを注視

    F1とFIAは、中東での軍事的緊張が高まるなか、バーレーンGPおよびサウジアラビアGPへの影響について状況を綿密に監視している。現時点で、両イベントは予定通り開催される見通しだが、情勢の推移が注目されている。

    イランによる中東地域のアメリカ軍基地への軍事攻撃を受け、地域の緊張は急速に高まっている。

    バーレーンでは、マナーマのジュファイア地区にあるアメリカ海軍施設がイランのミサイル攻撃を受けたとされる。同地区は、湾岸ラウンド期間中にパドック関係者の多くが滞在するエリアでもある。

    アメリカのドナルド・トランプ大統領は、米国がイランに対して「大規模な戦闘作戦を開始した」と発表した。

    一方、イラン側も声明を発し、米国およびイスラエルによるイラン都市への攻撃に対し「歴史的な教訓を与える」として、さらなる緊張の可能性を示唆している。

    F1とFIAが情勢を監視

    F1およびFIAは状況を継続的に監視している。

    フォーミュラワン・マネジメントは声明で次のように述べた。

    「我々の次の3戦はオーストラリア、中国、日本であり、中東ではない。これらのレースはまだ数週間先だ」

    「我々は常にこのような状況を注意深く監視し、関係当局と緊密に連携している」

    タイヤテスト中止と移動への影響
    マクラーレンとメルセデスは、ピレリの2日間タイヤテストのためバーレーン入りする予定だったが、テストは中止となった。現地入りしていた関係者は英国への帰国、または開幕戦オーストラリアへの移動を検討している。

    バーレーンGPはシーズン第4戦として4月12日に開催予定であり、パドック関係者の多くは4月7日から8日にかけて現地入りする見通しだ。

    情報筋によれば、シーズン開幕戦に向けてオーストラリアへ向かう一部の関係者は、中東経由を避けるため代替便を模索しているという。

    通常、ヨーロッパからメルボルンへのフライトはドーハ、ドバイ、アブダビのいずれかを経由するケースが多い。

    国際自動車連盟

    過去にも影響を受けたF1
    今回が初めてではない。F1は過去にも地域紛争の影響を受けてきた。

    2011年には、国内の反政府運動が続くなかでバーレーンGPが開催された。

    また2022年のサウジアラビアGPでは、ジェッダ市街地サーキット近郊のアラムコ施設がミサイル攻撃を受けた。当時は現地当局からの安全保証を受け、大会は継続された。

    さらに昨年6月には、ドーハ郊外のアル・ウデイド空軍基地がイランのミサイル攻撃の標的となったが、その後のカタールGPは11月30日に予定通り開催されている。

    今後の展開は不透明
    最新の報道では、アブダビでイランの攻撃による破片落下で1名が死亡したと伝えられている。また、イラン国営メディアは南部地域でのミサイル攻撃により女子学生5人が死亡したと主張しているが、詳細は確認されていない。

    地域では緊急警報が発令され、「最寄りの安全な建物に直ちに避難し、窓やドア、開放空間から離れるように」との指示が出されている。

    2月9日にはバーレーンで緊急システムのテストが実施され、その前夜には同国の空域が一時閉鎖された。この影響で移動中のF1関係者の一部は目的地変更や数時間の足止めを余儀なくされた。

    公式には視界不良が理由とされたが、周辺では米空軍の活動も確認されていた。

    先週のF1プレシーズンテスト後には、出国時の遅延が懸念されたが、大きな混乱は報告されなかった。

    今後数週間で中東情勢がどのように推移するかは不透明であり、F1とFIAは引き続き状況を注視していく構えだ。

  • 角田裕毅は選外…2025年F1 サウジアラビアGP:WINNERS & LOSERS

    角田裕毅は選外…2025年F1 サウジアラビアGP:WINNERS & LOSERS

    2025年F1 サウジアラビアGPで、オスカー・ピアストリは、ライトアップされたサーキットで優勝し、2025年の最初の3連戦を見事な形で締めくくった。

    しかし、砂漠でのパフォーマンスが振るわなかった多くのライバルたちは、休養期間を待ち望んでいることだろう。F1.comのローレンス・バレットが、ジェッダでの勝者と敗者を選出した。

    勝者:オスカー・ピアストリ
    オスカー・ピアストリは、マクラーレンが2回目のプラクティスと3回目のプラクティスで1-2フィニッシュを果たしたにもかかわらず、ポールポジションを逃し、失望を隠せなかった。しかし、彼の言葉によると、P2からスタートした彼の素晴らしいスタートは「レースを勝ち取った」ものであり、フェルスタッペンと並んだところで、レッドブルのドライバーが2コーナーをカットし、5秒のタイムペナルティを課せられ、結局、リードを失った。ピアストリは、トップを独走してレースを快適にコントロールし、今シーズン、ポールポジション以外から優勝した最初のドライバーとなった。これは、オーストラリア人ドライバーにとって今年5戦目での3勝目となり、キャリア初めてドライバーズチャンピオンシップの首位に立った。

    サウジアラビアGP F1 オスカー・ピアストリピアストリは、サウジアラビアでの素晴らしいパフォーマンスで、今季3勝目を挙げた。

    敗者:ランド・ノリス
    ランド・ノリスは、サウジアラビアでも予選の苦戦が続き、Q3でクラッシュして10位でスタートし、日曜日に困難な状況に陥った。しかし、彼はこの挑戦に果敢に挑戦し、クラス最高のパフォーマンスを発揮するマクラーレンのマシンから最高のペースを引き出し、ハードタイヤでロングランを成功させ、一連のマシンを追い抜いて4位まで順位を回復した。しかし、チャンピオンシップの首位を明け渡し、チームメイトのピアストリに10ポイント差をつけられてマイアミへと向う。マイアミは、彼が昨年、自身初のグランプリ優勝を果たした場所だ。

    サウジアラビアGP F1 ランド・ノリスノリスは10番手から4位まで挽回しましたが、チームメイトの優勝をただ見守るしかなかった。

    勝者:シャルル・ルクレール
    シャルル・ルクレールにとって今シーズン最も印象的な走りだった。フェラーリのドライバーは、5戦中4戦で、より実績のあるチームメイトのルイス・ハミルトンを上回り、4位でスタートしまた。彼はミディアムタイヤを巧みに使い、最初のスティントを長く走り、よりフレッシュなタイヤで表彰台を争うことができた。これはフェラーリにとって今シーズン初の表彰台だった。

    敗者:ルイス・ハミルトン
    ハミルトンは、新しいチームであるフェラーリでの苦戦がサウジアラビアでも続き、マシンを思うように操ることができなkった。「グリップが欠けていた」と彼は語りました。「バランスが悪かった。コーナーごとにマシンと格闘し、何もうまくいかなかった」 7位は今年2番目の予選パフォーマンスだったが、チームメイトのルクレールより0.531秒遅れた。彼はノリスとできる限り戦い、2度追い抜いたが、最終的には前を走る2台のメルセデスを攻撃するペースがなく、7位でレースを終えた。

    勝者:ウィリアムズ
    ウィリアムズは、カルロス・サインツが8位、アレックス・アルボンが9位と、今季2戦連続で2台ともポイントを獲得した。昨年は虫垂炎の手術のためサウジアラビアでのレースを欠場したサインツは、シーズン最高の6位で予選を通過した。その後、サインツは、終盤、アルボンをDRS(ドラックリダクションシステム)の範囲内に留めて、アイザック・ハジャーからタイ人ドライバーを守った。アルボンは今年5戦目で4度目のポイント獲得となり、この2人のポイントにより、ウィリアムズはチーム選手権で5位に浮上した。

    サウジアラビアGP F1 カルロス・サインツJr.サインツは、ジェッダのストリートコースで今季2度目のトップ10フィニッシュを達成した。

    敗者:マックス・フェルスタッペン
    フェルスタッペンは予選で0.010秒差のポールポジションを獲得し、その実力を再び示した。しかし、1コーナーでの行動によりペナルティを課せられ、結局、今季2勝目を逃して失望を隠せなかった。2位でチャンピオンシップ争いは12ポイント差と、まだ可能性を残しているが、4連覇を目指す世界チャンピオンにとって、本当に望んでいたのは勝利だったため、それはほとんど慰めにはならなかった。

    サウジアラビアGP F1 マックス・フェルスタッペンフェルスタッペンは日曜日の夜のレースをポールポジションでスタートしたが、それを勝利に結びつけることはできなかった。

    勝者:アイザック・ハジャー
    アイザック・ハジャーは、今年初めてリアム・ローソンに予選で敗れ、シーズン最低の14位でグリッドスタートとなったため、土曜日はあまり良い気分ではなかった。しかし、このフランス人ドライバーは、重要な場面で10位に入り、最終ポイントを獲得した。これは、2022年以来のジェッダでのチーム初のポイント獲得であり、ハジャーにとっては過去3回のグランプリで2度目のポイント獲得となった。

    敗者:メルセデス
    メルセデスが最近どれほど進歩したかを物語っているのは、グランプリで5位と6位に終わったことにチーム内部が失望したことだ。予選は、ジョージ・ラッセルがポールポジションからわずか0.113秒差の3位、キミ・アントネッリが自己最高の5位でスタートと好調だった。しかし、マクラーレンやフェルスタッペンのレッドブルと戦うためのレースペースは持ち合わせておらず、ルクレールのフェラーリも抑えることができなかった。

    サウジアラビアGP F1 ジョージ・ラッセルラッセルは、サウジアラビアで表彰台を争うペースを持っていなかった。

    勝者:フェルナンド・アロンソ
    フェルナンド・アロンソは、トップ10以外でのフィニッシュは祝わないが、アストンマーティンがせいぜい9番目に速いマシンであることを考えると、11位でフィニッシュした彼のドライビングは、彼の最高のパフォーマンスのひとつだった。2度の世界チャンピオンは、レースで14位から3順位を挽回し、2025年の初ポイント獲得に一歩近づき、シーズン最高のフィニッシュタイを記録した。チームメイトのランス・ストロールにとっては厳しい週末だった。予選ではQ1で75回目の記録的な敗退となり、セーフティカーの出動を期待して最初のスティントを長引かせたが、その期待は叶わなかった。

    サウジアラビアGP F1 フェルナンド・アロンソアストンマーティンのアロンソは、ハースの2人のドライバーを上回り、11位でフィニッシュした。

    敗者:ハース
    ハースは、3戦連続ポイント獲得でサウジアラビアに臨んだが、4戦連続ポイント獲得を達成するペースはまったくなかった。アメリカのマシンは、ジェッダに多くある高速コーナーで苦戦し、Q3進出を逃した。2台はレースで順位を上げたものの、オリバーー・ベアマンは、フェラーリに代役としてデビューし、ポイントを獲得した昨年の活躍を繰り返すことはできず、エステバン・オコンの1つ前の13位でレースを終えた。今シーズン2戦連続のノー0ポイントにより、チームはチーム選手権で6位に順位を落としたが、ウィリアムズとは5ポイント差、アストンマーティンとは10ポイント差と、依然として追撃可能な位置につけている。

  • 角田裕毅は圏外:2025年F1 サウジアラビアGP パワーランキング

    角田裕毅は圏外:2025年F1 サウジアラビアGP パワーランキング

    2025年F1 サウジアラビアGPで、オスカー・ピアストリはシーズン3勝目を挙げ、強い印象を残した。

    しかし、ジェッダの市街地で他に印象的な活躍を見せたドライバーはいたか? 角田裕毅とピエール・ガスリーは1周目の接触で姿を刑した。最新のパワーランキングスコアと総合リーダーボードをF1.comが公開した。

    F1パワーランキングは、F1.comの5人の審査員がグランプリ終了後に各ドライバーを評価し、週末を通してのパフォーマンスに応じて10点満点で採点。専門家のスコアを平均してレーススコアを作成し、そのスコアは総合パワーランキングのリーダーボードでシーズンを通して集計される。

    1.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    オーストラリアでのレース終盤のミス以来、オスカー・ピアストリは使命感に燃える男へと成長した。直近4レースのうち3レースで優勝し、残りの1レースでは3位を獲得している。サウジアラビアGPでは、1コーナーでマックス・フェルスタッペンと激しい攻防を繰り広げ、フェルスタッペンのペナルティ後にクリーンエアに出た際に冷静なパフォーマンスを発揮し、頂点に立った。

    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    フェルスタッペンはレース後、苛立ちを露わにし、ターン1でのピアストリとのバトルとそれに続くペナルティが勝利を逃した可能性を認めた。それでも、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、いつものように粘り強い走りを見せ、チャンピオンシップ争いに大きく貢献している。

    3.シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
    シャルル・ルクレールはジェッダでの予選4位に終わった後、失望を隠せなかった。マシンの力を十分に発揮したと感じていたにもかかわらず、ポールポジションからは程遠い位置にいた。しかし、ミディアムタイヤでの第1スティントを非常に長く走ったことで、決勝では表彰台争いに加わることができ、その好機を活かしてジョージ・ラッセルをかわして3位に入り、スクーデリアにとって2025年初の表彰台を獲得した。

    4.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ・レーシング)
    カルロス・サインツJr.はシーズン最初の数ラウンドを、ウィリアムズでの順応過程や、ベストコンディションに戻るまでにどれくらいの時間がかかるのかといった質問に答えることに費やした。サウジアラビアでは、予選でチームメイトのアレックス・アルボンを上回り6番グリッドを獲得する好走を見せ、決勝ではチームのダブルポイント獲得の先頭に立った。

    5.アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)
    アイアック・ハジャーは、ジェッダ・コーニッシュ・サーキットでの予選で初めて新チームメイトのリアム・ローソンに敗れたが、それが決勝日に向けてこのフランス人選手を奮い立たせたようで、決勝では形勢を逆転してトップ10に食い込み、レーシングブルズのチャンピオンシップにおいて貴重なポイントをもう1ポイント加えた。

    6.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)
    フェルナンド・アロンソは日曜夜、サウジアラビアで行われたF1キャリアで最も厳しいポイント獲得争いの一つとなるはずだったレースを、苦戦するアストンマーティンのマシンを限界まで追い込んだものの、惜しくも逃した。「コース上では全力を尽くした」と、2度のワールドチャンピオンであるアロンソはレース後に語り、今シーズンこれ以上のポイント獲得は難しいと認めた。

    7.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)
    サインツが存在感を示す一方で、アルボンは土曜日の予選でQ3進出を惜しくも逃し、決勝スタート時には中団に留まった。そこから果敢に戦い、新しいチームメイトと共にポイント圏内にとどまった。レースが進むにつれ、サインツはアルボンがドラッグ・リダクション・システム(DRS)にアクセスできるよう、そしてハジャルを抑えるために惜しみなく後退した。

    8.ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    F1では1日で状況が一変する。ラッセルは予選で3番グリッドを獲得し、ポールシッターのフェルスタッペンとわずかコンマ1秒差という好タイムを叩き出し、スター選手の一人となった。しかし、メルセデスは決勝レースでは同じような好成績を残すことができず、終盤は摩耗したタイヤをケアする中で、ルクレールと回復しつつあるランド・ノリスに次ぐ5番手に後退した。

    9.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    ラッセルのルーキーチームメイト、キミ・アントネッリも同様の展開で、ジェッダの市街地コースで5番グリッドから6位でフィニッシュした。シルバーアローの2台はレース優勝者のピアストリから約30秒遅れており、チーム代表のトト・ウルフはチームのパフォーマンスを「今年ここまでで最悪」と評したが、2人のドライバーの努力は称賛に値した。

    10.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    オリバー・ベアマンは昨年、サウジアラビアでフェラーリのスーパーサブとして驚異的なパフォーマンスを見せ、F1界にその名を知らしめた。現在はハースでフル参戦しているが、あの英雄的な活躍を再現するのは容易ではないと思われていた。しかし、ベアマンはクリーンな週末を送り、3連戦を通して多くの収穫を得た。

    惜しくも圏外
    ノリスはポールポジション獲得を狙っていたが、Q3で劇的なクラッシュを喫し、10番手スタートを余儀なくされた。その後4位まで順調に挽回したものの、このミスが総合スコアに響いて、パワーランキングのトップ10圏内には入らなかった。オープニングラップでピエール・ガスリーと接触してリタイアを喫した角田裕毅も圏外だった。

    2025年のF1世界選手権 サウジアラビアGP