カテゴリー: ザウバーF1チーム

  • アウディ 2026年F1エンジン開発は順調と強調「信頼性を最優先」

    アウディ 2026年F1エンジン開発は順調と強調「信頼性を最優先」

    ウディF1代表のジョナサン・ウィートリーは、2026年のフォーミュラ1参戦に向けた開発状況について「信頼性を最優先している」と最新の進捗を明かした。アウディは来季からザウバーを母体としたワークスチームとしてF1に参戦し、新時代のレギュレーションに挑む。

    現在、独自開発したパワーユニットはすでにダイナモでのテスト段階にあり、年末には初めてシャシーとパワートレインを組み合わせる予定だという。

    ウィートリーは「エキサイティングな時期」と表現しつつ、実際の性能評価は2026年の開幕戦まで待つことになると強調した。

    ヒンウィルを拠点とするチームは、来季からワークス体制のアウディへと変貌を遂げ、スポーツの新たな時代を迎える準備を整えている。アウディだけでなく、キャデラックも11番目のチームとしてF1に加わる予定であり、新規則と新規参入に対する期待は自然と高まっている。

    レッドブルのスポーティングディレクターを離れ、ドイツの自動車メーカーによるプロジェクトを率いる立場となったウィートリーは、アウディのエンジンプログラムの進捗について次のように語った。

    「今はすべてのF1チームにとって非常に忙しい時期であり、誰もが当然のように2026年に焦点を向けている。我々はダイナモプログラムを予定通り進めている。エンジンはすでにダイナモにかけられてしばらく経っている」

    さらにウィートリーは、2026年がアウディにとってF1で自社製パワーユニットを設計・製造する初年度であることを踏まえ、パフォーマンスよりも信頼性を優先していると強調した。

    「今の焦点は信頼性だ。というのも、非常に短期間でマシンを走らせなければならないからだ」

    アウディ F1

    今季は残り7戦となり、多くのチームはすでに2026年規則に照準を合わせている。パドックでの大きな話題のひとつは、シャシーとパワートレインの統合である。新規則のもとで両者は大幅に刷新され、メルセデスやフェラーリからエンジンやギアボックスを供給されるカスタマーチームは、その設計を適合させる必要がある。

    しかし、アウディはワークス体制であるため、製造においてはより効率的なプロセスを進めることができる。ウィートリーは、チームが年末までにパッケージ全体を結合し始める見込みであると述べた。

    「アウディF1プロジェクトにとってエキサイティングな時期だ。12月には初めてシャシーとパワートレインを組み合わせることになる。シミュレーターのプログラムも自然と2026年に向かっている。しかし、どちらのプログラムにおいてもパフォーマンスについて語るのはまだ少し早すぎるだろう」

    「そしてもちろん、我々が本当にその全貌を知るのは、最初の予選とメルボルンでの開幕戦になるだろう」

  • ボルトレト F1バクー初日にアントネッリに怒り「ライン上をクルージング」

    ボルトレト F1バクー初日にアントネッリに怒り「ライン上をクルージング」

    2025年F1アゼルバイジャンGPのフリー走行2回目セッションで、キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトは同じルーキーのメルセデスドライバー、キミ・アントネッリの走りに不満を示した。両者にとって2025年シーズンは対照的な一年となっている。

    イタリア人のアントネッリは開幕から強さを見せ、特にメルボルンやマイアミで印象的なパフォーマンスを披露したが、その後は経験豊富なチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグに対してペース不足が目立った。

    一方、F2王者のボルトレトはヨーロッパラウンドの開幕以降、徐々に差を縮め、週末によってはヒュルケンベルグを上回る場面も見せてきた。

    しかしアントネッリはジョージ・ラッセルの成績に食らいつけず、重要なポイントを獲得できないレースが続いている。

    バクーでのFP2序盤、アントネッリが走行ライン上で減速していたことで、ボルトレトはファステストラップを妨害された形となり、チームラジオで怒りをあらわにした。

    「そうだよ、いいね。彼はレーシングライン上をただクルージングしてる」と20歳のボルトレトは吐き捨てた。

    だがセッション終了時には、アントネッリが4番手を獲得し、ボルトレトは15番手に沈む結果となった。

    ガブリエル・ボルトレト、アゼルバイジャンGPを前に意気込み
    週末を前にF1.comのインタビューで、ボルトレトはバクー市街地サーキットについて「最も難しいサーキットのひとつ」と語った。長いストレートと壁に近いレイアウトがその理由だという。

    「間違いなく年間で最も難しいサーキットのひとつ。ローダウンフォースの市街地サーキットはいつもタフだと思う。これまでのレースのようにポイント圏内で戦えることを願っている。ポイントを争えるのは良いことだし、それはチームや僕自身にとって自信につながる」

    また2025年シーズンの中団グループの接戦についても触れ、次のように語った。

    「僕たちが仕事をしっかりやり、結果を出せばそこにいけるのは明らかだ。でもすべては僕たちがトラック上で発揮できるパフォーマンス次第だ。パッケージ、クルマ、ドライビング、すべてを最大限に引き出すことができれば、彼らと戦えると信じているし、ぜひそのポジションを達成したい」

    オーストリアで初ポイントを獲得して以来、ボルトレトはコンスタントに入賞を重ねてきた。シルバーストンでヒュルケンベルグが表彰台を獲得して以降は、多くのレースでチームの先頭を走っている。

  • オリバー・ベアマン F1デビュー前にボルトレトと確執「嫌いだった」

    オリバー・ベアマン F1デビュー前にボルトレトと確執「嫌いだった」

    オリバー・ベアマン(ハース)とガブリエル・ボルトレト(ザウバー)は2025年にそろってF1フルタイムデビューを果たしたが、両者の関係は最初から良好だったわけではない。ベアマンは、まだ直接会う前から互いに「嫌っていた」理由を明かした。

    2人はF4時代からライバル関係にあり、その後シミュレーター「iRacing」でのクラッシュをきっかけに険悪な関係となったという。しかし現在はグリッド上でも親友と呼べる存在に変わっており、F1パドックで注目の若手コンビとして話題を集めている。

    両者はF1ルーキーとして2025年にデビュー
    オリバー・ベアマンとガブリエル・ボルトレトは、シングルシーター・モータースポーツのキャリアの大半で互いに競い合ってきた。現在では親しい友人関係にある2人だが、ベアマンは、まだ正式に出会う前に互いを嫌っていた理由を明かした。

    両者は2025年シーズンにF1にフルタイムのルーキーとしてステップアップした。ボルトレトは2024年のF2チャンピオン獲得を経て、ベアマンはカルロス・サインツの欠場によりフェラーリから鮮烈なデビューを果たした。

    ボルトレトはF1デビューイヤーで好調を維持しており、ザウバーのチーム代表ジョナサン・ウィートリーは若きブラジル人ドライバーを絶賛してやまない。

    一方ベアマンは、その才能と16歳から所属してきたフェラーリ・アカデミーでの地位から、将来的にフェラーリでルイス・ハミルトンの後任になると目されている。チーム代表フレデリック・バスールは、現在ベアマンをハースにレンタル移籍させ、伝統あるスクーデリアのドライバーとしての大きな注目から離れつつ経験を積ませていると説明している。

    iRacingでのクラッシュが原因で互いを嫌っていた
    ベアマンは最近のFormula1.comのインタビューで、ボルトレトを「F1グリッド上での親友」と表現し、その感情はボルトレト本人も別のインタビューで同じように語っている。

    しかしベアマンはポッドキャスト「Quadcast」で、最初は良好な関係ではなかったと明かし、実際に出会う前から互いを嫌っていたことを打ち明けた。

    「彼はF4にいて、僕もF4初年度で、彼はレースに勝っていたけど僕は勝てなかった。数年後にiRacingで出会ったんだ」とベアマンは振り返った。

    「ロックダウン中にシルバーストンで大クラッシュしたんだ。iRacingで全開走行していて、それ以来しばらくは互いを嫌っていた。直接会ったこともなかったのにね」

    「一度iRacingでクラッシュしただけで、だからお互い目も合わせなかったし話もしなかった。でも去年F2で会って、『ああ、彼は意外と悪い奴じゃないな』って気づいて、そこから友達になったんだ」

    F1パドックでの友情は、いずれ両者がF1ワールドチャンピオンを目指して争うようになれば終わるのが常だ。ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが典型的な例であり、幼少期からの友人関係は、メルセデスでの熾烈なライバル関係を経て決裂し、現在でも完全には修復されていない。

    オリバー・ベアマン F1

    「狂気のようだった」フェラーリでのデビュー
    ベアマンはまた、2024年サウジアラビアGPでのフェラーリ・デビューにつながった出来事についても振り返った。サインツがFP1後に虫垂炎で欠場を余儀なくされ、急遽代役に指名されたのだ。

    「そう、本当に狂気のようだった」とベアマンは述懐した。「カルロスが週末に入る前から体調が良くないと感じていたから、何か起こるかもしれないと予感していたんだ」

    「木曜の時点でフェラーリに行って、もしもの場合に備えて準備を整えていた。それからF2を走り始めて、カルロスがFP1に出たから何も起きないと思った」

    ベアマンはF2でポールポジションを獲得し、リバースグリッドで10番手からスタートするスプリントを楽しみにしていたという。「ジェッダは本当に素晴らしいサーキットで、レースをするのがとても楽しみだったんだ」

    「でも次の瞬間、マネージャーにフレデリック(バスール)から電話が入ったんだ」

    その結果、ベアマンはデビュー戦で6ポイントを獲得した。これは2025年のフェラーリデビュー戦でハミルトンが成し遂げられなかった成績だ。

    その後もベアマンは2024年中にもう1度F1に出走。ケビン・マグヌッセンがペナルティポイント累積で出場停止となった際、ハースから代役参戦を果たした。

  • 「まるでマシン」 ヒュルケンベルグがザウバーF1新人ボルトレトの能力を評価

    「まるでマシン」 ヒュルケンベルグがザウバーF1新人ボルトレトの能力を評価

    ニコ・ヒュルケンベルグは、ルーキーのチームメイト ガブリエル・ボルトレトがザウバーで徐々に主導権を握っていることを認める。

    今季シルバーストンで悲願の初表彰台を獲得したベテランのヒュルケンベルグ,だが、予選成績ではこれまでボルトレトに10対6で後れを取っている。モンツァでも、38歳のヒュルケンベルグは12番手に終わった一方で、ブラジル人ルーキーは見事8番手につけた。

    「もっと上に行けたと思う」とヒュルケンベルグは語った。「Q3の1回目のアタックでミスをしてしまったから、最後の走行では脆弱になってしまった。タイムを取り戻そうとしなければならなかったので、それが結局タイムロスにつながった」

    それでもヒュルケンベルグは、元F1最高責任者のバーニー・エクレストンの後押しでF1入りを果たし、フェルナンド・アロンソのマネジメントを受けるボルトレトを惜しみなく称賛している。

    「彼は本当に素晴らしい仕事をしている」とヒュルケンベルグは認めた。

    「まるでインクが切れないプリンターのように、次から次へとラップを刻んでいくマシンだ」と笑顔で語った。「ルーキーなのにほとんどミスをしない。急激に成長しているけど、間違いなく将来有望なドライバーだ」

    20歳のボルトレトは、経験豊富なチームメイトと対峙することに不安を抱いていたことを明かした。「正直に言うと、『これは大変だぞ』と思った」と彼は語った。「僕はF2やF3の頃からニコを尊敬していた。『あの人は本当に速い』といつも思っていた」

    「今年は自分を追い込まなければならない、自分の人生を懸けて走らなければならないと思った」

    ガブリエル・ボルトレト ザウバーF1チーム

    それでも20歳のボルトレトは、戦いは見た目ほど一方的ではないと強調する。「正直に言えば、データを見ればかなり接近している」とボルトレトは説明した。

    「今年のミッドフィールドは本当に僅差で、ミリ秒単位が勝負を分ける。僕たちは互いにアドバイスを求め合うことはないけれど、互いのデータをチェックしている。僕たちは二人ともクルマに同じものを求めていて、それがチームにとって役立っている」

    モンツァでは、元ウィリアムズ代表のヨースト・カピートがSkyドイツでボルトレトを「シーズン最高のルーキー」と評する場面もあった。

    一方、チーム代表のマッティア・ビノットは、このブラジル人の台頭は偶然ではないと強調した。「彼と契約できたことを本当に喜んでいる」とラ・ガゼッタ・デッロ・スポルトに語った。「今日ではF3やF2で優秀だったと言うのは簡単だが、彼と契約したのは我々だ」

    「彼は努力家で、とても速く、すでに実力を証明している。トップドライバーになるだろう」

    さらにビノットは、2026年にチームを引き継ぐアウディも初年度については現実的な見方をしていると付け加えた──再びヒュルケンベルグとボルトレトのラインナップで臨む。

    「大きな成果を期待しているわけではないが、大事なのは成長し進歩を示すことだ。ニコは速く、一貫性があり、手本となる存在。ガブリエルは落ち着いてプレッシャーなく学んでいる。二人揃って、このプロジェクトに信頼性をもたらしている」

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1イタリアGPでスタート前にリタイア「本気か?」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1イタリアGPでスタート前にリタイア「本気か?」

    ザウバーのドライバー、ニコ・ヒュルケンベルグは2025年F1イタリアGPでレースが始まる前にメカニカルトラブルによりリタイアを強いられた。チームからリタイアの指示が出された際、ヒュルケンベルグは無線で「Oh man! You serious?(なんてこった!本気か?)」と4語の反応を示した。

    ヒュルケンベルグは今季序盤からチームのリードドライバーを務めてきたが、ここ数戦ではチームメイトのガブリエル・ボルトレトから強いプレッシャーを受けている。

    新人のボルトレトは直近3戦で予選・決勝ともに速さを見せており、今回のモンツァでも予選でQ3進出を果たしたのに対し、ヒュルケンベルグはQ2敗退に終わった。決勝ではP12からのスタートを予定していたが、フォーメーションラップ終盤でチームからリタイアの指示が出され、ピットレーンへ戻りレース前に戦線を離脱した。

    詳細な原因はまだ公表されていないが、F1TVの解説者で元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは油圧系のトラブルだったと指摘。センサーやソフトウェア関連の不具合ではなくメカニカルな故障であったため、さらなるダメージを避けるためにリタイアを選択したと見られている。

    一方でチームメイトのボルトレトはP7からスタートし、序盤で1つポジションを上げた。その後、ジョージ・ラッセルとP5を争う場面もあったが、最終的にはルイス・ハミルトンに抜かれ、メンターであるフェルナンド・アロンソに追われながらP7でレースを終えた。

    ヒュルケンベルグはシーズン前半戦を振り返り、スペインGP以降のアップグレードによるチームの進歩を称賛していた。スペインGPで投入されたフロア改良はチームの競争力を押し上げ、イギリスGPでは自身初のF1表彰台を獲得する快挙も果たした。

    「夏休み前までのシーズン前半はとてもポジティブだったと思う。バルセロナ以降、我々は本当に状況を好転させることができた。冬のテストの頃と比べて、今どこにいるかを見れば大きな進歩を遂げているし、それ以来多くのことが起こった」とヒュルケンベルグは語っていた(F1経由)。

    現在、ヒュルケンベルグはドライバーズランキング9位で37ポイントを獲得している。

  • ザウバーF1チーム 20年使用のモーターホームにモンツァで別れ

    ザウバーF1チーム 20年使用のモーターホームにモンツァで別れ

    20年にわたって使用され続けてきたザウバーのホスピタリティ施設が、今週末のイタリアGPを最後に幕を閉じる。これは、アウディがモータースポーツ活動全般に適用する新しいデザイン言語を発表した同じ週にあたる。

    ザウバーは今週末のモンツァを終えた時点でパドック最古のホスピタリティ施設を収納し、売却する予定だ。来季からはアウディが全く新しいホスピタリティ施設を導入することになる。

    ザウバーは2006年以来同じホスピタリティ施設を使用
    2025年F1シーズン最後のヨーロッパラウンドとなるモンツァでは、各チームが自前のホスピタリティ施設をトラック輸送で持ち込み、最後の使用となる。フライアウェイ戦では現地調達の仮設施設やサーキット常設建築を使用することになるためだ。

    いわゆる「モーターホーム」と呼ばれるこの施設は、チームのトラックサイド活動の拠点であり、エンジニアリング用トレーラーやガレージ横の構造物とは別に存在する。後者にはマシンの部品や工具、レース活動に必要なすべての機材が収められている。

    20年間にわたり、セルジオ・ペレス、キミ・ライコネン、小林可夢偉、ニコ・ヒュルケンベルグ、シャルル・ルクレールといったドライバーたちが、この施設をシーズン中の「家」としてきた。

    また、この施設は幾つかの大きな祝宴の場にもなった。小林可夢偉が2012年日本GPで表彰台を獲得した時、ヒュルケンベルグが直近のシルバーストンで表彰台に立った時、ペレスが2012年に3度の表彰台を獲得した時、そしてロバート・クビサが2008年カナダGPで唯一の優勝を飾った時などである。

    このユニットは2006年サンマリノGPで初めて導入された。BMWザウバーとしての最初のシーズンのヨーロッパ初戦であり、ドイツのBischoff + Scheck社によって建設された。クビサとニック・ハイドフェルドがドライバーとして、そして当時のチーム代表マリオ・タイセンがこの施設を拠点とした。

    このユニットは10チームの中で最古のホスピタリティ施設であり、マクラーレンの現行ユニットも2007年に初登場した「ブランドセンター」を大幅改修したものだ。

    ザウバー F1 アウディ

    アウディ、新ホスピタリティ導入へ コンセプトカー「C」が大きなヒントに
    来季、ザウバーはアウディのワークスチームとなり、それに伴い全く新しいホスピタリティ施設が登場する。その外観は大きく異なるものになる見込みだ。

    そのヒントとなるのが、今週ミラノで発表されたアウディの新型電動2シーター・スポーツカー「コンセプトC」だ。アウディは企業の根本的な再編の一環として、新しいデザイン哲学を採用したことを確認した。

    この車両のデザインは1936年のアウトウニオン・タイプCレーシングカーからインスピレーションを受けている。

    アウディは火曜日に次のように述べている。

    「明快さに重点を置いたデザインにより、アウディは競争が激化する時代においても差別化を維持する、大胆で簡素かつ時代を超越した美学へと踏み出す。新しいアプローチはブランドのアイデンティティを明確に体現するデザイン言語に表れている。アウディは独自のデザイン、妥協なき品質、そして洗練を象徴する」

    この新しいデザイン言語の最初の具体例となるコンセプトCの「アスレチック・ミニマリズム」は、来季F1チームおよびそのホスピタリティ施設がどのような装いとなるかを大きく示唆している。

    「F1参戦に向けた準備は全速力で進んでいる」とアウディのゲルノート・ドルナーは語った。

    「来年からF1で我々に何が期待できるのか、その具体的なプレビューをすべてのファンにお届けできることを楽しみにしている」

    現在、この新しい美学を取り入れたプロジェクトは進行中であり、早ければ11月初旬にも発表される見込みだが、まだ最終決定には至っていない。

  • ガブリエル・ボルトレト F1オランダGP予選「角田裕毅のダーティエアの影響」

    ガブリエル・ボルトレト F1オランダGP予選「角田裕毅のダーティエアの影響」

    ガブリエル・ボルトレト(キック・ザウバー)は、F1オランダGP予選で13番手に終わった。これまで連続でQ3進出を果たしてきたルーキーだったが、今回は惜しくもその流れをつなぐことができなかった。

    予選ではQ1でフロアの接触によるボトミングに悩まされ、タイムロスを強いられた。チームに調整を求めたものの、Q2では最終的に0.05秒差でQ3を逃す結果に。さらに最後のアタックでは角田裕毅のマシンから発生したダーティエアの影響もあり、自己ベストを更新することはできなかった。

    「予選は少し厳しかった。Q1で何度かボトミングしてしまってタイムを失ったし、全体的にコンディションも安定していなかった」とボルトレトは語った。

    「Q1の後にフロアの確認と調整をしてもらったけど、Q2のラップはQ3に届くものではなかった」

    「最後のアタックでは角田の後ろでダーティエアを浴びて中盤セクターで少しタイムを失ってしまった。すべてが完璧に噛み合っていればQ3に行けたと思うけど、今日はそうはならなかった」

    ガブリエル・ボルトレト 角田裕毅 F1 オランダGP

    それでも決勝に向けては前向きで、「明日は新しい日だし、与えられたチャンスを最大限に活かすことに集中する。昨日のロングランではいいレースペースを見せられたので、計画通りに実行できれば順位を上げられると思う」と語った。

    チーム代表のジョナサン・ウィートリーも「Gabiは最終的に角田と同タイムで0.05秒差でQ3を逃した。小さなミスがなければ可能性は十分にあった。ザントフォールトはオーバーテイクが難しいが、我々はレースで追い上げられる力を持っている」とコメントしており、ボルトレトの決勝での巻き返しに期待を寄せている。

  • アウディF1プロジェクトは「まだベースキャンプ段階」とビノットが現状説明

    アウディF1プロジェクトは「まだベースキャンプ段階」とビノットが現状説明

    アウディのF1プロジェクトは、来年ザウバーを完全に引き継ぐ準備を進めているものの、まだ「ベースキャンプ」にいるとプロジェクト責任者のマッティア・ビノットは語った。

    「まだ多くの目標がある」とビノットはオランダGPを前にドイツ通信社SIDに語った。「さらに多くの表彰台、勝利も。最終的にはタイトルを獲得したい。そのためには彼にまだやるべきことがたくさんある」

    ここでビノットが言及したのは、最近F1で久々の表彰台を獲得したニコ・ヒュルケンベルグだ。彼はアウディの頂点への道のりにおいて重要な存在になると強調した。「ニコに前に出てもらいたい。そうなると願っているし、そうなると思っている」と語った。

    しかしイタリア人のビノットは、ワークスチームとしてはまだ初期段階にあることを認めた。「我々はまだ登り始めてはいないが、山頂までの道筋を定め、計画を立てた」と語った。「登り始めるのはもうすぐだ」

    ビノットはこの仕事をモータースポーツで最もエキサイティングなものと表現した。「ワークスチームをゼロから築き上げることは、F1で最もエキサイティングな仕事だ」と断言した。「巨大な挑戦であり、魅力的だ」

    「今後6カ月で多くのことを成し遂げなければならない。新しいマシンを最終決定し、新しいパワーユニットを最適化してホモロゲーションを通す必要がある。しかし、それだけでなくブランド、発表、マーケティング、スポンサーについても取り組まなければならない」

    「F1の挑戦はスポーツ面だけではない。我々は必要なことをすべて行い、正しい方向に進んでいる。しかし時間は迫っている」

    アウディ F1

    元F1最高責任者のバーニー・エクレストンも、これまでに「困難」があったことを認めつつ、アウディが前進していると語った。

    「その通りだ」とエクレストンはsport.deに語った。

    「彼らは現時点で良い仕事をしている。運の悪い部分もあったが、すべてがうまくいくだろう。大手メーカーがF1に参入するのを見るのは素晴らしいことだ。困難な段階は乗り越えた」

    ヒュルケンベルグのブレイクスルーとなった表彰台について問われると、エクレストンはこう述べた。「彼の不運は、長年正しいクルマに座れなかったことだった。その日はすべてが彼にとってうまくいった。彼は真のF1ドライバーだ」

  • ザウバーF1チーム Kick配信者の悲劇に「深く悲しんでいる」と声明

    ザウバーF1チーム Kick配信者の悲劇に「深く悲しんでいる」と声明

    フランスの配信者でKickプラットフォームで活動していたジャンポルマノーヴが今週、ライブ配信中に亡くなったことを受け、ザウバーは「深く悲しんでいる」との声明を発表した。

    フランス当局は、ジャンポルマノーヴとして知られていたラファエル・グラヴァン(46)の死について捜査を開始した。8月18日、フランス南部ニース北のコンテ村にある住居で死亡しているのが発見された。

    報道によれば、グラヴァンは共同配信者との配信中に暴力や睡眠不足を含む生理的・心理的な負荷を受けていたという。死去時には10日間連続で続けられていたライブ配信に参加しており、就寝中に亡くなった様子がカメラに映っていたとされる。

    地元検察官ダミアン・マルティネリは、死因を明らかにするため木曜日に解剖を行う予定だと発表した。警察は配信機材や映像を押収して状況を調査しており、関係者からの事情聴取も行っているが、現時点で死因の特定には至っていない。

    Kickで100万人以上のフォロワーを持っていたグラヴァンは、極端な挑戦企画で知られていた。今年初めには「弱者への暴力行為」をめぐって警察の捜査対象になったが、本人と共演者クードゥーは「暴力ではなく演出だ」と主張し、医師や精神科医による診察も拒否していた。

    共同配信者の「ナルト」はSNSでグラヴァンの死を報告し、「兄弟であり、相棒であり、仲間だった」と追悼の言葉を述べ、死亡時の映像の拡散を控えるよう呼びかけた。

    ザウバーF1チーム キック・ザウバー

    Kickの広報担当者はBBCに対し「ジャンポルマノーヴの死に深い悲しみを覚えている。ご家族、ご友人、そしてコミュニティに心よりお悔やみを申し上げる」と述べ、状況を緊急に調査しているとコメントした。フランス政府のクララ・シャパズ大臣も「恐ろしい出来事」と表現し、メディア規制当局アルコムに通報したことを明らかにした。

    ザウバーはタイトルスポンサーであるKickとStake(Kickの設立にも関与)の関係から、この件に反応する声明を出した。チームの広報担当者はPlanetF1.comに「この悲劇に深く悲しんでいる。Kickが必要な措置を講じ、クリエイターを守ることを信頼している」と述べた。

    なお、Kickは過去2シーズンにわたりザウバーのタイトルスポンサーを務めてきたが、2026年に向けてチームを完全買収するアウディは、オンライン銀行大手Revolutを新たなタイトルパートナーとして発表しており、このスポンサー契約は2025年シーズン限りで終了する見通しだ。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ 2026年F1新規則でアウディが避けるべき状況を指摘

    ニコ・ヒュルケンベルグ 2026年F1新規則でアウディが避けるべき状況を指摘

    ニコ・ヒュルケンベルグは、フォーミュラ1の2026年新規則下でアウディが競争から遅れを取らないことを望んでおり、フルワークス体制へと成長していく中で強固な基盤を築き続けることの重要性を強調した。

    ザウバーのドライバーであるヒュルケンベルグは、イギリスGPでの初表彰台をハイライトに、自身にとって最高のシーズンのひとつを送っている。しかし、来年チームが後退するのか、それとも前進を続けられるのかについてはまだ確信を持てないでいる。

    スペインでのアップグレード投入をきっかけに、復調したスイスのチームはミッドフィールドへと食い込み、ヒュルケンベルグはバルセロナ・カタルーニャ・サーキットでのグランプリ以来4戦連続でポイントを獲得している。

    しかし、チームがフルアウディ・ワークス体制へと移行するにあたり、37歳のヒュルケンベルグは、ファクトリーの改修、チームの結束強化、そして組織基盤の強化が、安定したミッドフィールド勢力として確立するための鍵だと強調した。

    記者から「来年は今季よりも状況が悪くなると予想しているか」と問われると、ヒュルケンベルグは慎重ながらも楽観的に答えた。

    「そうならないことを願っている」とヒュルケンベルグはMotorsport Weekを含むメディアに語った。

    「ただ、期待値に関して言えば、予測を立ててポジションや数字に落とし込むのは本当に難しいと思う。正直言って、ほとんど不可能だと思うけど、現実的である必要がある。依然として全員にとって大きなチャレンジだ。新しい規則は当然チャンスをもたらすけれど、保証は何もない」

    「重要なのは、正しいことをすべて整えていくこと。成長を続け、インフラを改善し、チームを改善し、より大きなファクトリーチームになるための基盤を固めていくことだ。そして、その過程にあるのは明らかだけど、やるべきことは常に存在する」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1 アウディ好調な近況で自信を深めるヒュルケンベルグ

    ハンガリーGPを前にしたヒュルケンベルグは、シーズン前半を振り返り、安定してポイントを重ね、初表彰台を獲得した流れを「おおむねポジティブ」と表現した。

    「振り返って考えると、間違いなくポジティブなことの方が多い」と彼は付け加えた。

    「冬季テストからシーズン序盤を考えると、その後バルセロナ以来、5戦連続でポイントを獲得し、表彰台もあり、いくつか非常に強い走りとパフォーマンスを見せられた。だからトレンドは正しい方向にある。本当は最初からそうありたかったけど、そうはならなかった。でも間違いなく最近は正しい方向へ進んでいる」

    「ただ、ミッドフィールドにおける状況は同じだ。基本的に5チームが非常に接近していて、その日の状況、サーキット、コンディションによって流れが入れ替わる」

    また、ヒュルケンベルグはすでに2026年規則に関するシミュレーションを完了しており、チームに早期のパフォーマンスの見通しを提供し、来季のマシン準備に役立てていることも明かした。