カテゴリー: 佐藤琢磨

  • 佐藤琢磨、13番手スタートも16位でゴール / インディカー

    佐藤琢磨、13番手スタートも16位でゴール / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第9戦 テキサスの決勝レースを16位で終えた。

    佐藤琢磨は、ダウンフォースを小さめに設定したマシンで13番グリッドからスタート。多くのマシンが作り出す乱気流の中で戦った序盤、佐藤琢磨はスピードが伸びずに18番手まで後退した。

    ピットストップのたびにセッティングを変更し、コンディションの変化にマシンを合わせようと頑張ったが、レースを通してダウンフォースが足りていなかったために思うような走りができず、16位でゴールした。

    佐藤琢磨(16位)
    「昨日のファイナルプラクティスとは違うウイングセッティングでレースに臨みました。昨日よりダウンフォースを小さくしてみました。レースが終盤になって気温や路面温度が下がったときにマシンが速くなるようにと考えてのことでした。しかし、ダウンフォースはスタートからゴールまで、全く足りていませんでした。序盤からタイヤの消耗が激しく、早めにピットストップを行ってタイヤを交換しましたが、周回遅れとなってしまいました。レースの後半はウイングを寝かせるセッティングに変更しましたが、全体的に大変難しいレースとなっていました。次のトロントはまたストリートレースですから、デトロイトのようにいいパフォーマンスを見せることができるようがんばります」

  • 佐藤琢磨、13番手からスタート / インディカー

    佐藤琢磨、13番手からスタート / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー第9戦テキサスの予選を13番手で終えた。

    先週とは打って変わって、テキサスのコースは全長1.455マイルの高速オーバル。バンクの傾斜がシリーズ最大となる24度もあり、インディカーは210mph(約337.96km/h)を超すハイスピードを保って周回し続けられる。

    佐藤琢磨は、第8戦で2位フィニッシュした勢いをテキサスに持ち込み、午前中のプラクティスで3番手につけた。

    予選での佐藤琢磨は1周目が216.839mph、2周目が216.533mphで、2ラップ平均は216.686mph(約348.72km/h)となり、予選順位は13番手と上位には食いこめなかった。しかし、プラクティスの走り出しからマシンのハンドリングがよく、チーム、ドライバーともにレースに向けて明るい展望を持っている。

    決勝レースは明日、土曜日の夜7時50分(現地時間)にスタートし、248周で争われる。

    佐藤琢磨(13番手)
    「今年もテキサス・モーター・スピードウェイのエキサイティングさを楽しんでいます。このコースはとにかくスピードが高い。また、バンピーなデトロイトの直後だけに、高速走行は全く違った感覚があります。今日はプラクティスで多くのものをトライしました。予選前に1回しか走行時間がなく、そこで予選用セッティングと決勝用パッケージを見出さねばならなかったからです。まだマシンの性能を最大限に引き出せてはいませんが、エンジニアやクルーたちのがんばりによって、マシンは速さを発揮しています。これから行なわれるファイナルプラクティスで、マシンをよい状態にできることを期待しています」

  • 佐藤琢磨 「テキサスはチームにとっては重要な一戦」 / インディカー

    佐藤琢磨 「テキサスはチームにとっては重要な一戦」 / インディカー

    佐藤琢磨が、ダブルヘッダーで行わえたインディカー 第7・8戦 デトロイトのレース週末を振り返った。

    佐藤琢磨は金曜日の走り出しから好調だった。フリープラクティスでは9番手で、改良されたエアロキットを持ち込んだホンダ勢のなかでは最速だった。

    「安全上の理由から、ホンダはフロントウィングを変更しなければならなくなりました」と佐藤琢磨。

    「見ておわかりのとおり、ホンダのフロントウィングはこれまで非常に複雑な形状をしていました。翼端板にもたくさんの空力パーツが取り付けられていたため、インディカー・シリーズはそれらを取り外してよりシンプルな形状にするように命じたのです。そうするとダウンフォースが減少するので、信頼性を向上させながら空力性能を取り戻すためにホンダは大変な作業をこなさなければいけませんでした。このためエアロバランスも変化したので、僕たちはたくさんのテストを行うこととなったのです」

    佐藤琢磨は、第1セグメントと第2セグメントを突破してファイアストン・ファスト6に進出し、第1レースの4番グリッドを手に入れた。

    「本当に嬉しいです。セットアップの面でも、コンパウンドが柔らかめで優れたグリップを発揮するファイアストンのレッドタイアの使い方という面でも、僕たちは正しい判断を下し、素晴らしいパフォーマンスを引き出すことができました。路面はとても滑りやすいように思われました。ソフトコンパウンドを装着するとグリップ・レベルが上がるので、たいていはアンダーステアを示します。僕たちのセッティングを施して第1セグメントに挑んだところ、ひどいオーバーステアを示し、最初のラップではひやっとする場面がありました。そのまま2ラップ目に臨まなくてはいけませんでしたが、幸いにも第2セグメントに進出できるいいタイムを記録できました」

    「第2セグメントが始まる前に、僕たちはスプリング・セットを変更したほか、アライメントも一部見直しましたが、おかげでマシンのパフォーマンスを大きく向上することができました。続いてQ3のタイムアタックに臨んだわけですが、これもいいラップで、4番手になることができました。これはチームにとってもいい結果だったと思います」

    土曜日、ミシガンの空は厚い雲に覆われていった。

    「暗い雲がやってきて雨が降り始めたとき、僕は『イエス!』と声に出して言いました」

    「本当のところ、僕たちのマシンはドライでも速かったので、天候はどちらでも構いませんでした。僕が期待していたのは、もしも雨が降るならしっかりとウェットコンディションになって、周囲が濡れていて走行ラインだけが乾いているためにマシンが1列になって走るなんていう中途半端な降り方にならなければいいというものでした。実際、レースが始まったときはウェットでしたが、水しぶきのためにインディカーは1列になってスタートすることを決めたのです」

    「僕はいいスタートを切りましたが、目の前にはペンスキーの3台が巨大な壁のようになって立ちはだかっていました。背後に迫っていたパジェノーも同じペンスキーです。マシンのフィーリングは良好で、モントーヤが少し姿勢を乱した隙を突いて彼のスリップストリームに入り、ヘアピンのターン3でそのインに飛び込みました。続いてバックストレートを素早く駆け抜けた僕はエリオ・カストロネヴェスを攻略し、またもやポジションを上げました。残るはウィル・パワーだけです。ウィル、モントーヤ、そしてエリオとバトルをするのは、いつでも楽しいものです。いずれもタフなドライバーですが、リスキーなことをすることなく、見事なレースを見せてくれるからです! 2周目のターン1で素晴らしいチャンスを感じたので、僕はアウト側に回り込みました。4速で回るそのコーナーを最高の気分でクリアすると、ターン2ではサイド・バイ・サイドのまま今度は僕がイン側となりました。これでトップに立ちました。僕たちにとっては本当に嬉しい瞬間でした!」

    だが、新しいコンクリートの舗装はまたたく間に乾き始め、数台のマシンがスリックに交換するためピットインを行った。

    「No.14のメカニックたちはバツグンの働きをしてくれました。僕はいちばんにピットに飛び込み、誰にも抜かされることなくピットレーンから加速することができたのです」

    ジョセフ・ニューガーデンの後につけていた佐藤琢磨は、運悪く彼と接触してフロントウィングにダメージを負ってしまう。

    「僕はニューガーデンの強引なドライビングが好きではありません。僕はすでに彼と並んでいたのに、彼が覆い被さってきて、僕は縁石に乗り上げる形になりました。この縁石が高かったためにモノコックと接触し、路面に着地したときには十分なグリップを得ることができずに絡み、フロントウィングを引っかけてしまいました。この様子を後から見ていたエリオは、レース後に僕のところにやってくると、ニューガーデンはインディ・グランプリであれとまったく同じことを僕にしたと話してくれました」

    「フロントウィングの半分を失ったものの、僕はエリオに抜かされただけでした。やがてイエローになったので、チャンスとばかりにタイアを交換し、新しいノーズを装着することにしました」

    しばらくすると、再び上空は暗い雲に覆われていった。最初の雨粒がピットスタンドに舞い降りたとき、ほとんどのチームはドライバーにレインタイアへの交換を呼びかけたが、それはすぐに早計だったことが明らかになる。

    「あれは苦しい状況でした! ドライ路面をウェットタイアで走っている僕たちは、みんなタイアを滑らせながらレースをしていました。僕は何人かをオーバーテイクしましたが、スリックタイアを履いているドライバーを抑え込むのは不可能でした」

    やがて本格的な雨が降り始めると、佐藤琢磨は新しいレインタイアに履き替えるためにピットに飛び込み、イエローが提示される直前にコースに復帰することに成功する。

    「最後まで走りきれるだけの燃料を積んでいました。それに、僕が本当に順位を争っているドライバーは目の前の5人だけで、他のドライバーは全員、もう1度ピットストップを行わなければいけないこともわかっていました」

    だが、激しい雷鳴が轟くようになってレースは中断され、佐藤琢磨は11位でフィニッシュした。

    第2レースの予選は激しい雨のためにキャンセルとなり、その時点までの獲得ポイント順に整列してスタートする判断が下された。これで佐藤琢磨が駆るNo.14は15番グリッドからレースに臨むことが決まった。

    「僕がどのくらいガッカリしたか、想像できますか? 僕は雨の予選を楽しみにしていました。最初のグループが出走し、次は僕たちの番でした。そこで1周を走ったところで赤旗が提示されたのです。本当に残念でした!」

    「チームメイトのジャック・ホークスワースもウェットではとても速いドラライバーですが、彼は予選で走ったときのマシンのフィーリングには納得がいかなかったようです。そこで僕たちは頭をひねり、これまでとは異なるアプローチを試すことにしました。しかしながら、僕もジャックも、スタート時には気温が10℃台と低くグリップがまったく得られなかったために、とても苦しみました。まるでグリップせず、何をしても反応してくれなかったのです」

    最初のピットストップでタイアの空気圧を変更したところ、佐藤琢磨は次第にポジションを上げられるようになったが、今度はコースが乾き始めたためにスリックタイアへの交換が必要となった。

    「僕がスリックタイアに履き替えたいと強くリクエストしたところ、チームはロングランでも安定したタイムで走れるブラックタイアの装着を勧めました。けれども、ちょい濡れの路面にはレッドタイアがマッチするのです。そこで、ピットインまであと3つのコーナーを残すだけとなったとき、僕はレッドタイアの必要性を主張しました。チームにとっては間際になってからの変更でしたが、それでも彼らは驚くほど素早くピット作業を終えてくれました!」

    この後、何度かイエローコーションが繰り返される間に、佐藤琢磨はぐんぐんと順位を上げていった。

    「トップ10でも決して悪くないし、トップ5でも素晴らしい成績だと思っていたので、絶対に完走したいと考えていました。けれども、4番手になり、3番手になると、もっと上位を狙おうとする気持ちを抑えきれなくなるものなのです」

    佐藤琢磨は3番手を走るグレアム・レイホールへのアタックを開始が、レイホールがあまりに激しいブロックを続けたため、インディカーのオフィシャルは次にイエローが提示されたとき、佐藤琢磨にポジションを譲るようレイホールに指示した。

    「どうしてあんなことができるのでしょうか? 僕たちはお互いホンダ・ユーザーなのです! 僕は何度か引きましたが、そうでなければ壁に激突していたでしょう」

    これで佐藤琢磨はセバスチャン・ブルデーとファン-パブロ・モントーヤに続く3番手に浮上することになった。しかも、もう1度リスタートが行われる気配が濃厚だった。

    「セバスチャンは穏やかに加速せねばならないゾーンで減速するようなトリックを使いました。そんなことをするなんて想像もしていませんでしたが、とにかく、彼はそうやってリードを広げていったのです。その影響で僕たちはリスタートだというのにブレーキを使わなければいけませんでしたが、おかげでモントーヤが大きく姿勢を乱しました。これは僕にとって理想的な展開でした。このチャンスを使って彼を攻略すると、僕は2番手に浮上しました」

    これで佐藤琢磨の前を走るのはブルデーひとりとなったが、レース終盤のアクシデントで、インディカー・オフィシャルはリスタート後に3周のスプリントレースを確保する為に、赤旗を提示して競技を終わらせた。

    「ブルデーにはプッシュ・トゥ・パスが1回分しか残っていませんでしたが、僕は4回分を残していました。それに赤旗にならなければ6周も戦えたので、十分にチャンスはあったと思います。それどころか、ブルデーは6周を走る燃料を持ち合わせていなかったとレース後に聞きました。しかし、非情にもレースは残り5分のタイムレースとなり、3周を残してレースは終了となりました。ブルデーは最後のリスタートでも減速をしていました。コースの一部には、木の陰になって彼が何をしているのかカメラには移らない場所があるのです。ブルデーの減速の煽りを食らって僕が減速したところ、レイホールが僕に追突し、最良のタイミングでスタートダッシュを決めるチャンスを失う結果になりました。ターン6で姿勢を乱したブルデーを僕が追い詰めたこともありましたが、最後の2周は防戦するだけでした。さらに僕をウェット・パッチ上に追い込もうとしてきたので、とてもリスキーな状態でした。このような状況にもかかわらず、AJフォイト・レーシングは素晴らしい働きをしてくれました。バツグンの仕事ぶりだったうえに、ラリー・フォイトの戦略は的確だったので、僕は100%までプッシュすることができました」

    このレースが終われば、フォイト・チームのホームコースであるテキサス・モーター・スピードウェイでのレースまであと数日を残すのみとなる。

    「この冬は、AJが心臓のバイパス手術を受けたので、心が安まることはありませんでした。デトロイトは彼が復帰して3レース目だったので、彼のためにいい成績を残せてよかったと思います。テキサスのレースは楽しく、チームにとっては重要な一戦となります。そこでも上位でフィニッシュすることを楽しみにしています!」

  • 佐藤琢磨、今季初の表彰台となる2位フィニッシュ / インディカー

    佐藤琢磨、今季初の表彰台となる2位フィニッシュ / インディカー

    佐藤琢磨が、ダブルヘッダーで開催されたインディカー 第8戦 デトロイトで今季初の表彰台となる2位でフィニッシュした。

    日曜日に行われた第8戦は朝から雨が降り続け、気温も非常に低いコンディションとなった。午前中にスケジュールされた予選も、雨で2グループ目の走行が不可能なほどにコース上に水がたまったため、予選不成立となった。そのため、スターティンググリッドは第7戦終了時点のポイントスタンディング通りとなった。

    レースのスタートは午後3時40分過ぎで、もう雨はほとんど止んでおり、レースは路面が乾いていく中で戦われるものと見られていた。ところが、予報に反してスタート後間もなく、雨が弱いながらも降り始めた。レースが30周目を迎える頃になって雨はようやく止んだが、路面は濡れたままの状態が長く続き、グリップの低い路面でドライバーたちはマシンを必死にコントロールし続けた。

    佐藤琢磨は得意のウエットコンディションでの予選がキャンセルされたことを悔しがっていた。ポールポジションも狙えるはずだった予選がなくなり、ポイントスタンディングの15番手からスタート。序盤は雨、中盤からは徐々に乾いていく路面、そして終盤は完全に乾いていない路面ながら、ドライ用タイヤでの走行と、コンディションが大きく変化したレースを慎重に戦っていた。

    佐藤琢磨はアクシデントに巻き込まれないよう細心の注意を払いながら、それでもウエットコンディションでの戦いを得意とする佐藤琢磨ならではの走りが見られ、ポジションを徐々に上げていった。

    38周を終えた際に2回目のピットストップを行った時点で11番手につけていた佐藤琢磨は、41周目のリスタートで1台をパスし、次のリスタート後には3周で3台をオーバーテイクした。この後に先頭グループからピットインするドライバーが現れ、佐藤琢磨の順位は49周目に5番手、50周目には4番手に上がった。

    この後、佐藤琢磨に対するブロッキングを行ったドライバーにペナルティーが科せられ、佐藤琢磨は3番手に浮上。そして、64周目に切られたリスタートの際に、佐藤はポイントリーダーのファン・パブロ・モントーヤ(シボレー)のマシンを豪快にオーバーテイクし、2番手に上がった。

    もうゴールは目前だったたが、アクシデント発生でレースには赤旗が出され、いったんストップ。コースの清掃などがなされてリスタートが切られ、グリーンフラッグ下でゴールが迎えられることとなった。佐藤琢磨は最後の3ラップで残る1台を攻略すべく全力でアタックしたが、惜しくも届かず。それでも2位でチェッカーフラッグを受けた。今シーズンの佐藤琢磨にとってのベストリザルトであり、2013年のブラジル・サンパウロでの2位以来となる表彰台フィニッシュとなった。

    佐藤琢磨(2位)
    「本当に長いレースでした。しかし、ファンタスティックなバトルを戦えました。寒い中、サーキットでレースを最後まで見てくれていたファンの皆さんには、インディカーのバトルを楽しんでもらえたことと思います。今日は路面に油が出ていたのか、オーバーテイクが難しいコンディションになっていました。しかし、チームの考え出したピットタイミングがよかった上に、クルーたちがすばらしいピット作業を繰り返し施してくれたことで、1つずつ着々と順位を上げていくことができました。今日は何回リスタートを行ったのかを覚えていないぐらいですが、どれもエキサイティングでした。特に最後の数回でいいダッシュを決めることができ、何台かをパスしました。優勝まであと一歩でしたが、チームにとって大変よい結果を今日は残せたと思います」

  • 佐藤琢磨、ダブルヘッダー初戦は11位 / インディカー

    佐藤琢磨、ダブルヘッダー初戦は11位 / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー第7戦デトロイトの決勝レースを11位で終えた。

    決勝のスタート前に降った雨によって序盤は全車がレインタイヤを装着してのバトルとなった。

    ウエットタイヤでのレースは最長2時間でゴールというルールで始まったが、グリップの低い難しい路面コンディションであったために大小さまざまなアクシデントや接触が発生し、フルコースコーションが続出。

    コンディションはウエットからドライへ、そしてまたウエットへ、短い時間で目まぐるしく変化していった。

    47周目に1台のマシンがタイヤバリアに突っ込んでストップ。その少し前から雨脚が強くなり、コース上の水の量が危険なレベルに達したこと、雷などの気象状況から観客を守るためなどの理由により、インディカーは赤旗を出してレースをいったんストップさせた。レース時間はまだ33分が残されており、マシンをピットロードに停めて天候の回復が待たれたが、気象状況が悪く、インディカーはレース成立を宣言し、カルロス・ムニョスのキャリア初優勝を果たした。

    佐藤琢磨は、今シーズン自己ベストとなる4番グリッドから得意のウエットレースのスタートを切り、最初の3周でトップに躍り出た。14周目までトップを走った佐藤琢磨だったが、1回目のタイヤ交換を行うタイミングが最初のフルコースコーションとなったことで8番手まで後退し、その後には他車との接触があって18番手まで順位を下げた。

    それでも佐藤琢磨にはウエットコンディションでの速さという大きな武器があり、9番手にまでばん回してみせた。雨が続けばトップ争いへと再び返り咲く可能性もあった佐藤琢磨だったが、終盤のチャージに備えるべく行った4回目のピットタイミングが今度は早過ぎたため、赤旗が出されてレース終了となって順位ばん回のチャンスを与えられず、結果は11位だった。

    佐藤琢磨(11位)
    「レース中に雨が降るのは分かっていましたが、どれぐらい降るかなどは分かりませんでした。ウエットタイヤでスタートしてから、すぐに前を行く3台をパスでき、トップを走れました。リードを広げていき、タイヤを交換しようと思ったタイミングでイエローが出てしまい、イエロー中のピットストップでタイヤをドライコンディション用に交換しました。あのイエローの前にピットしていたライバルたちが先行し、私たちは順位を下げました。そして、そこからのバトルでラインを締められ、縁石に乗り上げてバランスを崩したためにポジションを争っていた相手と接触し、フロントウイングを破損しました。ピットでウイングを交換してレースに戻り、そこから順位を上げていくことができましたが、赤旗が出る少し前に最後のピットインを行ったことにより、11位となりました。レースがあのまま続いていればトップグループはピットインしたはずで、そうなれば私たちは再び上位に返り咲くことができていたと思います。明日のレースは前進あるのみ。予選も行なわれますが、予選、決勝ともにウエットコンディションでもいいですね」

  • 佐藤琢磨、予選4番手を獲得 / インディカー

    佐藤琢磨、予選4番手を獲得 / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー第7戦デトロイトの予選で4番手を獲得した。

    今週末はデトロイトリバーに浮かぶ島、ベル・アイルに特設されるストリートサーキットでシリーズ第7戦、第8戦の2レースが行われる。今年のインディカー・シリーズでのダブルヘッダーは、このデトロイトだけとなる。

    3段階で争われる予選は、幸いにも雨が止んで晴れ間が広がったコンディションで繰り広げられ、ホンダドライバー11人の中から佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)が最速ドライバー6人で競われるファイナルセグメントに進出し、4番手となった。

    昨年のデトロイトでは、レース2の予選でポールポジションを獲得した佐藤琢磨が、得意のコースで実力を発揮。いきいきと予選アタックを行い、今シーズンの予選における自己ベストを記録した。

    開幕戦で、ほかのマシンやウォールに接触した際にフロントウイングのパーツが飛散するケースが続出したため、インディカーはエアロキットを供給するホンダとシボレーに強度を高めるための改良を求めた。対策済みウイングは第2戦から早くも実戦投入され、それ以上のルール変更はないものと思われた。ところが、第5戦グランプリ・オブ・インディアナポリスで再びパーツの飛散があったため、インディカーはウイング両端が重過ぎると判断し、ホンダにさらなる装着強度増、あるいはワイヤーの装着を要求し、それができない場合はエンドプレートを取り外さなければならないことと決定した。すでに強度増の対策を一度施しているホンダとしては、エンドプレートを取り外すこととなった。

    上記の理由から、ホンダチームは第5戦までと異なる空力パッケージでマシンセッティングを行う必要に迫られたが、難しい状況下でも佐藤琢磨とA.J. Foyt Racingがマシンのパフォーマンスを引き出し、奮闘を見せた。コースの大半の路面が改修されたデトロイトだが、昨年まで以上にバンピーさが激しくなっており、マシンセッティングもドライビングも難しくなっていた。しかし、デトロイトのコース攻略のポイントをつかんでいる佐藤琢磨は、予選第1セグメントのグループ1では3番手、予選第2セグメントは5番手でクリアし、ファスト6による予選ファイナルで1分16秒5363をマークして4番手、グリッド2列目外側からスタートする権利を獲得した。

    佐藤琢磨(4番手)
    「今日の予選で私たちのチームはとてもよい走りができ、ファイナルセグメントを戦うことができました。今シーズンの私たちは開幕戦セント・ピーターズバーグで一度トップ6入りをしており、今日こうして再びトップ6に入ることができ、とてもうれしかったですね。今日はマシンのハンドリングがよかったです。特に、予選の第1セグメントでのマシンがすばらしかった。ホンダとHPDがマシンを速くするべく努力を続けてきてくれているおかげです。その上、私たちのチームはレースに向けたマシンの準備も順調に進めることができています。土曜日に行われる今週最初のレースが楽しみです」

  • 佐藤琢磨 「起こるべきアクシデントではなかった」 / インディ500

    佐藤琢磨 「起こるべきアクシデントではなかった」 / インディ500

    佐藤琢磨が、インディ500のレース週末を振り返った。

    AJフォイト・レーシング・ダラーラ・ホンダがアウトにはらんできたサガ・カラムとターン1のウォールとの板挟みになったとき、佐藤琢磨のレースはインディ500ではなくインディ0.5にもならないのではないかと思われた。

    だが、素早い修復作業とチームのレース戦略、それに佐藤琢磨自身の懸命な追い上げにより、序盤の不運を乗り越えた彼は、優勝したファン・パブロ・モントーヤとわずか6秒差の13位でフィニッシュしたのである。

    レース中にホンダ勢の最速ラップを記録した佐藤琢磨のパフォーマンスは、オープニングラップでのアクシデントさえなければトップ6に入ってもおかしくないほど素晴らしいものだった。

    新しいエアロキットが導入された影響もあって、今年のインディ500に向けた準備はいつも以上に慌ただしいものとなった。

    「気持ち的には、インディ・グランプリがフィニッシュした段階でレースは始まっていました」と佐藤琢磨。

    「ロードコース用マシンからスーパースピードウェイ用マシンにエンジンを積み替え、メカニックたちはたった1日で準備を終わらせなければいけませんでした。例年、インディ500用の“インディカー”は、2ヶ月か3ヶ月をかけて、ボディカウル全体の立て付けや歪みなどを修正し、とても丁寧にマシンを組んでいきます。けれども、今年は新しいエアロパッケージが導入されたため、僕たちには十分な時間がなく、プラクティスが始まった段階では、パーツの一部はまだ塗装のされていないカーボンむき出しの状態で走らざるを得ませんでした」

    「けれども、今年は少し涼しくて風も強かったものの、全般的にはプラクティスを通じて安定したいい天候に恵まれました。最初の数日はエアロパッケージについて学んで、続いてトラフィックのなかでマシンがどのような挙動を示すかを確認しました。ひとりで走るのと集団のなかで走るのとでは、マシンはまったく違う動きをするものなのです。そしてファスト・フライディを迎えると僕たちは予選の準備を始めます。ここではよりアグレッシブなターンインときれいなラインでコーナーをクリアすることに集中します。昼の12時から夕方の6時まで走り続けるなんて、ものすごい量のプラクティスだと多くの人たちは思われると思いますが、十分だったことは1度もありません。気温や風向きなど細部に関わることが山ほどあり、それらをまとめてマップを作っているのです。本当に、エンドレスな作業といってもおかしくありません」

    チームの3台目を駆るアレックス・タグリアーニが佐藤琢磨とジャック・ホークスワースのチームメイトになったことはボーナスというべき出来事で、予選までにしっかりマシンを進化させられると佐藤琢磨は自信を抱いていた。

    しかし、マシンが宙を舞うアクシデントが何度も起きたことから、インディカー・シリーズは予選も決勝レースと同じエアロパッケージで走行することを決定。これがホンダ勢にとっては大きな障害となって立ちはだかった。しかも、雨のため予選が日曜日1日に持ち越された結果、全ドライバーは4ラップのタイムアタックを1度だけしか行えないことになったのだ。

    「予選直前にハイブーストで走行したファスト・フライディはとてもスムーズなものでした。しかし、予選当日のプラクティスでアクシデントが起きた為、インディカー・リーグはレギュレーションの変更を決めたのです。ラップレコードを更新して平均230mph(約368km/h)の壁を破ることを誰もが楽しみにしていましたが、ブーストはレース用の低い状態に戻さなければならなかったほか、空力コンフィギュレーションはウィングを寝かせられたものの、レース用と同じものを使わなければいけませんでした。シボレー勢は、レース用と予選用でまったく異なるふたつのサイドポッドを用意していましたが、ダウンフォースが十分ではなかったためにドライバーはナーバスになっていました。ホンダは1種類のサイドポッドですが、ウィングレットなどが追加できるようになっていました。予選ではこれらの空力付加物を取り外して低ドラッグ化したパッケージを想定していましたから、決勝同様に取り付けて走らなければならないのは少々不利となったのです。しかし、安全性は何よりも優先されなければいけないので、僕たちはこの判断に従うことにしました」

    「ギアレシオをぴったりあわせることができなかったため、予選は残念な結果に終わりました。もっとスピードは伸びると予想していたのですが、ドラッグが大きかったようです。ギア比がハイギアードだったうえ、メインストレートとバックストレートでは風が大きく変わっていたことに対応できなかったのも、かなりのマイナス要因でした」

    佐藤琢磨の記録は27番手。ただし、数名のドライバーが変更されたことにより、佐藤琢磨は24番グリッドからスタートすることが決まる。インディ500のグリッドでは3台が横並びになるので、佐藤琢磨は8列目グリッドのアウト側からレースに挑むことになるわけだ。予選では満足のいくスピードを発揮できなかったものの、レースに向けたシミュレーションを繰り返し行った月曜日のプラクティスでは好調で、この結果に佐藤琢磨は満足げな表情を浮かべていた。

    「バランスがよかったので、かなりの手応えを掴んでいました。月曜日から金曜日のカーブデイまでセッティングをほとんど変更しなかったのは今回が初めてでした。だから、このときはレースが楽しみで仕方ありませんでした」

    その思いは、早くもターン1でフラストレーションに転じることになる。まず、佐藤琢磨が8列目のアウト側に位置していたことをご記憶だろうか?スタート直後はほとんど各車が横並びになっているものだが、イン側のライアン・ハンター-レイとの間にスペースをおいていたカラムは、アウト側に膨らみ、佐藤琢磨のマシンをウォールとの間に挟み込んでしまったのだ。

    「まず、彼はミラーをまったく見ていなかったし、スリーワイドになって僕がアウト側にいることを彼のスポッターは伝えなかったようです。彼はライアンの動きに集中していて僕は見ていなかったといっています。サンドイッチ状態になった僕は壁とカラムの間に挟み込まれてしまいました。これは残念でした。レーシングアクシデントとも言えますが、起こるべきアクシデントではありませんでした。これは500マイル・レースで3台が横並びになっているのです。僕は走行ラインを守っていて、彼はターンのイン側に切れ込んでいくように見えたので、僕はこのチャンスを見逃さずに彼のアウト側から並び掛けていったのです。しかし、彼は膨らんできて2台は接触しました」

    「アクシデントにより、ステアリングアームが破損、マシンの右半分は壁に押し当たって擦り傷のような状態になってしまいました。けれども、メカニックたちはイエローが出されている数分の間に素晴らしい作業で修復をしてくれました」

    2周遅れでレースに復帰した佐藤琢磨は、少し経ってから予定されていたピットストップを行うと、1/4周ほど後方を走行していたスコット・ディクソンに抜かれて3周遅れとなる。

    「辛い状況でした。普通のレースだったら、もう結果は見えているところですが、これは500マイル・レースですし、チャンスはあります。諦めるわけにはいきませんでした」

    その後はグリーンの状態が長く続いたが、やがてイエローが立て続けに提示されるようになる。イエローは周回遅れを脱出したい佐藤琢磨にとっては必要なものだった。レースリーダーたちがピットしても佐藤琢磨はコース上にステイすることで1周ずつ周回遅れを取り戻し、その後に佐藤琢磨はピットストップを行って最後尾から追い上げるという展開が繰り返された。このため、70周目を迎える前にブライアン・クローソンがクラッシュしたときには2周遅れに、続いて120周目までにエド・カーペンターとオリオール・セルヴィが接触すると1周遅れとなっていた。しかも、この頃になると佐藤琢磨は上位陣と互角のスピードで周回を重ねていたのである。そしてついに残り周回数が30周目となったところでコース上にマシンの破片が飛び散ってイエローが提示され、佐藤琢磨はリードラップに返り咲くこととなった。もっとも、これはギャビー・シャヴェスが佐藤琢磨のマシンに追突したために起きたもの。ただし、No.14をつけたマシンにダメージが及ばなかったのは不幸中の幸いだった。

    「イエローが出てきたときのために、スティントをできるだけ伸ばすというのが基本的な戦略でした。3周の遅れを取り戻すには170周もかかりましたが、なんという挽回でしょうか! 本当に素晴らしいレース戦略で、クルーたちは最高のピットストップ作業をしてくれました」

    これに続いてイエローが提示されたのは、チームメイトのホークスワース、セバスチャン・サーヴェドラ、ステファノ・コレッティが関係する大事故が起きたときのことだった。

    「まるで爆発したように、至る所に破片がいたるところに散乱していました」

    この事故はターン4に差し掛かったときに佐藤琢磨の目前で発生したのだが、この結果、19番手を走る佐藤琢磨が残り15周でどこまで順位を上げられるかに注目が集まった。ここで佐藤琢磨は1周で3つポジションを上げると、シャヴェスを抜いて15番手、タウンセンド・ベルをパスして14番手に浮上。その後、シモン・パジェノーに攻略されて15番手へと後退したものの、佐藤琢磨のレースはまだ終わっていなかった。ジャスティン・ウィルソンを仕留めて14番手に駒を進めると、フィニッシュ間際にカルロス・ムチョスがピットストップを行ったおかげで13位フィニッシュを果たすことになったのだ。

    「終盤はスプリントレースでした。もちろん、結果は残念なものでしたが、僕たちは力強く戦うことができました。ペースもよかったと思います。最初の何スティントかはダウンフォースが不足気味でしたが、中盤までにはバランスもよくなり、タイアの空気圧変更もプラスに作用しました。けれども、カラムの態度には納得ができません。彼はレース後に謝りにくるのではなく、ケンカをしかけにきたのです。SNSにもナンセンスでバカげた書き込みがあるようですね。彼はライアンがアウト側にきたと言っていますが、僕は改めて映像を見ました。ライアンはターン1を抜けた後は直進してアウト側にきていないし、カラムの左側にはラインを守るための十分なスペースがありました。しかも、これはインディ500マイルの伝統、3ワイドでスタートするレースなのです。僕自身、何度も3ワイドの素晴らしいレースを見てきました。とても残念なことです」

    いずれにせよ、全体的なパフォーマンスは今後に期待を抱かせるもので、来週デトロイトのベルアイランドで開催される市街地レースに向けた“よき兆候”といえるだろう。

    「この勢いを次のレースにも生かすつもりです!」 佐藤琢磨は元気いっぱいにそう語った。

  • 佐藤琢磨、3周遅れを取り戻してトップと同一周回の13位 / インディ500

    佐藤琢磨、3周遅れを取り戻してトップと同一周回の13位 / インディ500

    佐藤琢磨は、インディ500の決勝レースを13位でフィニッシュした。

    佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、スタート直後のターン1で他車と接触し、コーナー外側の壁との間に挟まれてサスペンションを壊した。修理には2周が必要となり、1回目のピットストップを終えた後に3周遅れに陥ったが、ピットタイミングを的確に選んだ作戦のよさと、佐藤琢磨自身の果敢な走りによって1つずつポジションをばん回。それが周回の遅れを取り戻すことにもつながった。

    レース終盤の169周目、佐藤琢磨はついにトップと同一周回のリードラップに復帰。そして、そこからの約30周で抜きつ抜かれつの激しいポジションを展開し、13位でチェッカーフラッグを受けた。アクシデントで傷んだマシンでありながら、トップグループに近いペースを保ち続けてゴールできたことを考えると、1周目の接触と後退が非常に悔やまれるレースとなった。

    佐藤 琢磨(13位)
    「あのスタート直後のアクシデントが本当に残念です。私はアウト側のラインを保っており、アウト側を回ってコーナーを抜けられるところでした。彼は私の方にラインを上げて来ましたが、こちらの前輪は彼の後輪より前に出ていましたから、もう何もできず、彼のマシンと壁とのサンドイッチになってしまいました。ピットに戻って、折れたサスペンションアームを交換し、2周遅れに陥りました。その後にさらに1ラップの遅れとなりましたが、150周をかけてリードラップに戻ることができました。クルーたちはピットストップをがんばってくれ、チームの作戦もよかったからこそ、最後のリスタートからリードラップでの戦いを演じることができました。最後のバトルでも2つほどポジションを上げることができました。とてもハードなレースであり、また、非常に残念なレースにもなりました」

  • 佐藤琢磨、インディ500の予選は27番手

    佐藤琢磨、インディ500の予選は27番手

    佐藤琢磨は、インディ500の予選を27番手で終えた。

    インディアナポリス500マイルレース=インディ500は今年で99回目の開催を迎える世界で最も長い歴史を持つ自動車レース。

    インディ500ではレースのスターティンググリッド決定も伝統に則った独特の方法で行わる。

    以前はプラクティスと予選だけに2週間以上を費やしていましたが、参戦経費を抑制する目的で近年ではスケジュールが短縮。それでも、土曜日と日曜日の2日間にわたる予選とされている。

    ところが、今年は土曜日が雨に見舞われ、日曜日だけで全33グリッドを決定することとなった。そして、その予選を行う直前のプラクティスで、スピンしたあとにマシンが宙へと舞い上がるアクシデントが発生したため、ファンやドライバーたちの安全を確保する目的でターボのブースト圧を下げるなどのルールが急きょ採用された。

    新ルール下で再び1時間のプラクティスが行われ、その後の午後3時15分から予選は始められた。

    インディ500の予選は、全長が2.5マイルと長いオーバルコースを4周連続でアタックし、その平均スピードを競い合う。予選開始が3時過ぎと遅くなった今年は、各エントラントに与えられるアタックのチャンスは1回だけとされた。金曜日にクジ引きで決めた順番でドライバーたちはアタックを行い、ポールポジションから30番グリッドまでが決定した。今年は34台のエントリーがあり、グリッドは33個と伝統的に決まっているため、最後列の3グリッドだけは夕方に特別な時間を設け、4人のドライバーたちが争うルールとされた。

    佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、予選用ブーストでの走行ではトップ9を狙えるスピードを実現していたが、急きょ採用されたルールの下での予選アタックは、強風が吹き荒れるコンディションの悪さも影響し、4周平均スピードが223.226mphとなり、予選結果は27番手となった。9列目アウト側グリッドからのスタートとなる。

    月曜日もインディアナポリス・モーター・スピードウェイではプラクティスが行われ、火曜日から木曜日までの3日間はインディカーの走行はなし。最終プラクティスは金曜日で、5月24日(日)に第99回インディ500の決勝レースは開催される。

    佐藤琢磨 (27番手)
    「本当に残念な予選結果です。スピード確保に苦しみ、自分たちの考えていたような予選アタックができませんでした。しかし、月曜日から続いたプラクティスで私たちのマシンは非常に力強い走りを実現していました。決勝用セッティングでのマシンにはスピードがあるはずです。決勝レースで速いことこそが重要です。明日のプラクティスでさらにマシンをよくして、日曜日のレースに備えたいと考えています」

  • 佐藤琢磨、ファストフライデイで229.808mphを達成 / インディ500

    佐藤琢磨、ファストフライデイで229.808mphを達成 / インディ500

    佐藤琢磨は、インディ500のファストフライデイに229.808mph(約367.7km/h)を達成し、総合の9番手につけた。

    1週間に渡るプラクティス走行の総まとめとなるファストフライデイでは、各チームはこれまでよりも高いブースト圧の使用が認められ、これに伴ってスピードも上昇した。

    土曜日は90分間のプラクティスを行った後、午前11時から予選が始まる。佐藤琢磨の出走順は、AJフォイト・レーシングのなかではもっとも早い11番手となる。

    佐藤琢磨
    「今日はここ数日とはコンディションが大幅に異なる、とても興味深い1日となりました。気温が高くなり、空気はずっと重く湿度も高く感じられます。このためグリップレベルは低下しましたが、僕たちはさらにダウンフォースを減らしたので、2重の意味で難しい1日となりました。テストは順調で、グリップレベルが低いためにローダウンフォースでメカニカルグリップを追究する形になりましたが、興味深い実験ができたと思います。僕たちは3台のデータをまとめて良好な進化を果たせたので、明日はこれらをすべてマシンに盛り込み、さらに速く走れるようになることを期待しています」