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    F1ハンガリーGP FP3展開:ランド・ノリス最速 ハミルトンとアントネッリが僅差

    マクラーレンのランド・ノリスが、2026年F1第11戦ハンガリーGPのフリー走行3回目でトップタイムを記録した。ノリスは終盤の予選シミュレーションで1分17秒939をマークし、フェラーリのルイス・ハミルトンを0.117秒差で抑えた。

    メルセデスのキミ・アントネッリも首位から0.129秒差の3番手につけ、シャルル・ルクレール、オスカー・ピアストリ、ジョージ・ラッセルが続いた。

    一方、金曜日に上位争いへ加わっていたレッドブル・レーシングは7、8番手に後退。上位3チームにレッドブルを加えた4チームによる予選争いは、依然として僅差になる可能性を残している。

    路面温度52度の厳しいコンディション
    現地時間12時30分に始まったFP3は、金曜日よりもさらに暑いコンディションとなった。路面温度は52度に達し、FP1の44度、FP2の34度を大きく上回った。

    金曜日は突風と低いグリップにより、ロックアップやコースオフが相次いだ。FP3でも風は残っていたものの、前日ほど不安定ではなく、各ドライバーは徐々に路面状況への理解を深めていった。

    最初にコースへ出たのはアルピーヌのフランコ・コラピントだった。コラピントは金曜日のFP2で最終コーナーからコースを外れ、リアからバリアに衝突していたため、失った走行時間を取り戻す必要があった。

    FP1で左リアサスペンションに問題が発生し、FP2を欠場したランス・ストロールも早い段階でコースイン。大幅なアップグレードが施されたアストンマーティンの挙動を確認しながら周回を重ねた。

    一方、レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは、パワーユニット関連の作業によりガレージ待機を余儀なくされた。チームは前夜、リアム・ローソン車に発生した同様の問題を修復するため夜間作業禁止時間を破っており、リンドブラッド車にも予防的なエンジン交換を実施した。

    序盤はノリスとマクラーレンがリード
    序盤はニコ・ヒュルケンベルグが1分20秒643でトップに立ったが、ソフトタイヤを履いたオスカー・ピアストリが1分19秒918へ更新した。

    その後、ランド・ノリス、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン、アイザック・ハジャーら上位勢がコースイン。ノリスは最初のアタックで1分19秒062を記録し、チームメイトのピアストリに約0.9秒差をつけて首位に立った。

    マクラーレンは金曜日、アップグレードパーツをノリス車だけに装着していたが、ピアストリ車にも土曜日から最新仕様を投入。両車が同一パッケージで走行するなか、それでも序盤はノリスが明確に先行した。

    フェラーリ勢はまだ本来の速さを完全には見せていなかったものの、ルクレールが上位に入り、ハミルトンも徐々にペースを上げた。金曜日にFP1とFP2を制したフェラーリと、改良型MCL40を投入したマクラーレンが中心となってセッションが進んだ。

    セルジオ・ペレスのトラブルで赤旗
    セッション開始から約20分後、キャデラックのセルジオ・ペレスが初めてピットを離れた直後にトラブルに見舞われた。

    ペレスはピット出口からターン2へ向かう途中でマシン後部を大きく振られ、そのまま減速してコース脇に停止。リア周辺から煙が上がり、赤旗が提示された。

    「エンジンを失った。それに強烈なブレーキがかかった。リアのブレーキが燃えているように見える」

    ペレスは無線でそう報告した。F1 TVの解説を務める元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、リアブレーキが固着し、リアアクスルがロックした可能性を指摘した。

    「リアアクスルのブレーキから煙が出ている。ピットを出てすぐに止まった。リアブレーキが固着したように見える。回転数が落ち、リアアクスルがロックしたため、クラッチを切ったのだと思う」

    ペレスのマシンが回収された後、セッションは残り約34分で再開された。ペレスはタイムを記録できず、そのままFP3を終えた。

    ベルギーGP セルジオ・ペレス

    アストンマーティン同士があわや接触
    赤旗中には、アストンマーティンの2台が接触寸前となった場面もリプレイで映し出された。

    前を走っていたストロールが、イン側にいたフェルナンド・アロンソに気づかないままコーナーへ進入。アロンソは激しくブレーキをロックさせて接触を回避したが、その際にマシンからボディワークの一部が飛散した。

    AMR26Bとも呼べる大幅改良型マシンでデータ収集を進めたいアストンマーティンにとって、同士討ち寸前の場面は避けたい出来事だった。

    ただし、金曜日に比べればマシンの挙動には改善が見られ、アロンソは一時11番手まで順位を上げた。最終的には他車のタイム更新によって17番手まで後退したが、改良型マシンがキャデラックやウィリアムズより一歩前に出た可能性を示した。


    メルセデスが復調 アントネッリが首位争いへ
    赤旗解除後、金曜日に苦戦していたメルセデス勢がようやく本格的な走行を開始した。

    ジョージ・ラッセルは最初の計測ラップでノリスに次ぐ2番手へ浮上。キミ・アントネッリはアウトラップで交通に引っかかり、タイヤを適正な作動温度に入れるため追加のウォームアップラップを選択した。

    アントネッリはその後、いったん6番手相当のタイムを記録したが、トラックリミット違反により抹消された。それでも再びアタックすると、ルクレールに次ぐ2番手へ上昇。ターン4の縁石にマシン底部を強く当てたため、チームにフロアの確認を求めた。

    終盤に入るとアントネッリは1分18秒254を記録して首位へ。金曜日はFP1をフレデリック・ベスティに譲った影響もあり、マシンへの適応に時間を要していたが、FP3終盤には一気に上位争いへ加わった。

    ただし、ラッセルはターン1で大きなロックアップを喫するなど、アントネッリほどスムーズにはまとめられなかった。最終的にラッセルは首位から0.602秒差の6番手となり、チームメイトには約0.47秒遅れた。

    フェラーリとノリスが終盤にタイムを更新
    残り15分を切ると、各車が2セット目のソフトタイヤを装着し、燃料を減らした本格的な予選シミュレーションに入った。

    アントネッリが1分18秒254で首位に立った直後、ノリスが1分18秒206をマークして0.048秒差でトップを奪回した。

    マックス・フェルスタッペンはノリスから0.450秒差の4番手にとどまり、ラッセルは6番手。レッドブルとメルセデスの一部には、まだ上位2チームとの差が残っていた。

    フェラーリ勢も新品ソフトタイヤでアタックを開始。ルクレールは首位に届かなかったものの、ハミルトンはセクター1でチームメイトを上回り、最終セクターもきれいにまとめて1分18秒056を記録した。

    ハミルトンはノリスを0.150秒上回ってトップに立ち、フェラーリによる全フリー走行制覇が現実味を帯びた。ハンガロリンクで通算9回のポールポジションを獲得しているハミルトンは、10回目のポールに向けて高い競争力を示した。

    しかし、ノリスは2周目のアタックでさらにタイムを短縮。最終コーナーでのスライドも抑え、1分17秒939を叩き出した。ハミルトンを0.117秒上回り、FP3のトップタイムを確定させた。

    フェラーリは低速区間で依然として強力
    ノリスは最終的に最速となったものの、セクターごとの比較ではフェラーリの強さも明確だった。

    F1 TVの実況を担当するアレックス・ジャックは、低速コーナーが連続する最終セクターについて「フェラーリはマシンのバランスとグリップを生かし、最終セクターで非常に大きな差を縮められる」と分析した。

    実際、ノリスのMCL40は最終セクターだけでハミルトンに約0.3秒を失っていた。それでも前半から中盤の高速区間で十分なアドバンテージを築き、総合タイムでは首位を守った。

    マクラーレンは過去2年間のハンガリーGPで勝利しており、ノリスは2025年大会の優勝者でもある。低速主体のハンガロリンクでもMCL40の総合力は高く、ノリス自身も自信を持ってマシンを走らせている様子だった。

    ピアストリとルクレールは4、5番手
    ルクレールは最初のソフトタイヤで一時トップに立ったものの、最終的にはノリスから0.352秒差の4番手となった。

    ピアストリは新品ソフトタイヤでタイムを縮めたが、ノリスには0.499秒届かず5番手。金曜日より差を縮めたものの、予選に向けてチームメイトのデータを確認する必要がありそうだ。

    ルクレールとピアストリ、ラッセルはそれぞれ上位3台のチームメイトに遅れ、4番手から6番手を占めた。特にラッセルはアントネッリから約0.5秒遅れており、ポール争いへ加わるにはセットアップやドライビングの改善が求められる。

    レッドブルは7、8番手に後退
    金曜日に比較的安定した走りを見せていたレッドブル・レーシングは、FP3では上位3チームから遅れを取った。

    フェルスタッペンは首位から0.717秒差の7番手。アタックラップで交通の影響も受け、完全にクリーンなラップをまとめることができなかった。

    ハジャーは1.004秒差の8番手。2セット目のソフトタイヤによるアタックではターン12でミスを犯し、最終セクターをまとめられずにラップを中断した。

    セッション終盤にはマシンについて「運転できない」と無線で訴える場面もあった。レッドブルは金曜日の時点ではフェラーリとマクラーレンに続く位置にいたが、FP3ではメルセデスにも先行を許した。

    ただし、両ドライバーとも完全なラップを記録できたわけではない。予選までに数十分のセットアップ調整を施し、数十分の1秒から数十分の数秒を取り戻せれば、ポール争いへ復帰する余地は残されている。

    ローソンが中団トップ アウディ勢もQ3候補
    中団グループでは、レーシングブルズのリアム・ローソンが首位から1.149秒差の9番手に入り、トップ4チームに続くベスト・オブ・ザ・レストを獲得した。

    レーシングブルズがハンガリーへ持ち込んだアップグレードは、金曜日に続いて機能している様子だった。ローソンはミディアムタイヤでの走行でも中団上位を維持し、ソフトタイヤでもQ3進出候補としての速さを示した。

    アウディのニコ・ヒュルケンベルグが1.221秒差の10番手、ガブリエル・ボルトレトが11番手。アウディはFP1で2台がトップ10入りし、FP2でもヒュルケンベルグが10番手に入っており、レーシングブルズとともに中団のQ3枠を争う構図が鮮明になった。

    リンドブラッドは残り約5分でようやくコースイン。限られた時間で2周のフライングラップを走り、13番手まで順位を上げた。ローソンからは約0.8秒遅れたが、パワーユニット交換の影響で大半を欠場したことを考えれば、貴重なタイムを記録した。

    アルピーヌは改善もQ3には不足
    アルピーヌはピエール・ガスリーが12番手、コラピントが14番手となった。

    ガスリーは赤旗直前にコースへ出たばかりで、再開後に本格的な走行を開始。最終的には首位から1.784秒差まで縮めた。

    コラピントはFP2でクラッシュし、さらにFP1もポール・アロンにマシンを譲っていたため、週末を通じて走行時間が不足している。その状況を考えれば14番手は一定の前進だったものの、Q3進出を争うレーシングブルズやアウディとはまだ大きな差がある。

    ベルギーGP アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アストンマーティンはキャデラックとウィリアムズを上回る
    ハース勢はエステバン・オコンが15番手、オリバー・ベアマンが16番手。続いてアロンソが17番手、ストロールが18番手となった。

    アロンソはノリスから2.454秒差、ストロールは2.994秒差だった。順位だけを見れば上位争いには届いていないものの、大幅アップグレードを投入したアストンマーティンは、少なくともキャデラックとウィリアムズより前に位置した。

    ストロールはFP2を完全に欠場しており、改良型マシンでの走行経験が不足している。予選までにデータを精査し、アロンソのセットアップを参考にすることになりそうだ。

    バルテリ・ボッタスは19番手。ウィリアムズはカルロス・サインツJr.が20番手、アレクサンダー・アルボンが21番手となり、タイムを記録したドライバーのなかでは最後尾に沈んだ。

    4チームによるポール争いの可能性
    FP3の結果では、ノリス、ハミルトン、アントネッリの上位3台が0.129秒以内に収まった。ルクレールも0.352秒差につけており、フェラーリ、マクラーレン、メルセデスの3チームは明確にポール争いの射程圏内にいる。

    レッドブルは7、8番手に終わったものの、フェルスタッペンとハジャーはいずれも完全なラップをまとめられていない。予選でコンディションやトラックエボリューションが変化すれば、4チームが最前列を争う展開も十分に考えられる。

    ハンガロリンクは「壁のないモナコ」と表現されるほど予選順位が重要なサーキットであり、追い抜きも容易ではない。トップ3台の差がわずか0.129秒だったFP3を踏まえれば、ポールポジション争いは週末最大の見どころとなる。

    2026年F1ハンガリーGP フリー走行3回目結果
    1番手 ランド・ノリス(マクラーレン)1分17秒939
    2番手 ルイス・ハミルトン(フェラーリ)+0.117秒
    3番手 キミ・アントネッリ(メルセデス)+0.129秒
    4番手 シャルル・ルクレール(フェラーリ)+0.352秒
    5番手 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)+0.499秒
    6番手 ジョージ・ラッセル(メルセデス)+0.602秒
    7番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)+0.717秒
    8番手 アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)+1.004秒
    9番手 リアム・ローソン(レーシングブルズ)+1.149秒
    10番手 ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)+1.221秒
    11番手 ガブリエル・ボルトレト(アウディ)+1.399秒
    12番手 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)+1.784秒
    13番手 アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)+1.956秒
    14番手 フランコ・コラピント(アルピーヌ)+2.116秒
    15番手 エステバン・オコン(ハース)+2.356秒
    16番手 オリバー・ベアマン(ハース)+2.373秒
    17番手 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)+2.454秒
    18番手 ランス・ストロール(アストンマーティン)+2.994秒
    19番手 バルテリ・ボッタス(キャデラック)+3.360秒
    20番手 カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)+3.467秒
    21番手 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)+3.574秒
    22番手 セルジオ・ペレス(キャデラック)タイムなし

    ノリスがフェラーリのフリー走行全セッション制覇を阻止した一方、ハミルトンとアントネッリも0.1秒台の差に迫った。予選ではノリス、ハミルトン、アントネッリ、ルクレールを中心に、復調を狙うレッドブル勢も加えた僅差のポール争いが予想される。

  • F1ハンガリーGP フリー走行3回目 結果・タイムシート:アロンソは2.4秒差で17番手

    F1ハンガリーGP フリー走行3回目 結果・タイムシート:アロンソは2.4秒差で17番手

    2026年F1ハンガリーGP フリー走行3回目の結果・タイムシート。7月25日(土)にハンガロリンクで2026年のF1世界選手権 第11戦 ハンガリーグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが17番手、ランス・ストロールが18番手だった。

    ■ ノリスがFP3最速 ハミルトンに0.117秒差
    ランド・ノリスが1分17秒939を記録し、F1ハンガリーGPのフリー走行3回目でトップに立った。2番手ルイス・ハミルトンとの差は0.117秒、3番手アンドレア・キミ・アントネッリとの差は0.129秒という僅差だった。マクラーレンは過去2年にわたってハンガリーGPを制しており、2025年の勝者ノリスは今週末も自信に満ちた走りを見せている。

    ■ ハミルトン2番手 フェラーリは最終セクターで速さ
    金曜FP2最速のハミルトンは、終盤の予選シミュレーションで一時トップに浮上したものの、最後はノリスに逆転されて2番手となった。フェラーリは特に最終セクターでバランスとグリップの良さを発揮しており、ハミルトンは自身10回目となるハンガロリンクでのポールポジションを狙える位置につけた。シャルル・ルクレールは0.352秒差の4番手だった。

    ■ アントネッリが3番手 メルセデスも上位争いに浮上
    アントネッリはセッション前半にトラフィックやトラックリミット違反で苦戦したが、終盤に1分18秒068を記録して3番手に浮上した。ノリスとの差はわずか0.129秒で、金曜日に精彩を欠いたメルセデスが予選を前に上位争いへ加わった。ジョージ・ラッセルは0.602秒差の6番手だった。

    ■ ピアストリ5番手 マクラーレン勢の差を縮小
    オスカー・ピアストリは2セット目のソフトタイヤで予選シミュレーションを行い、0.499秒差の5番手となった。FP1を欠場した影響もあり金曜日はノリスに後れを取っていたが、FP3では差を縮めた。マクラーレンは高温の路面でも速さを示し、予選に向けて有力候補の一角となった。

    ■ レッドブルはフェルスタッペン7番手 ハジャー8番手
    マックス・フェルスタッペンは0.717秒差の7番手、アイザック・ハジャーは1.004秒差の8番手だった。金曜日よりマシンの挙動は安定し、スライドやロックアップも減ったものの、フェラーリ、マクラーレン、メルセデスの上位勢には届かなかった。予選までにさらなる改善が必要な状況となっている。

    ■ ペレスのリアブレーキに異常 赤旗中断
    セルジオ・ペレスはセッション開始から約20分後に初めてコースへ出た直後、ターン2でマシンを止めた。リアから煙が上がり、本人は無線でエンジンを失ったことと、リアブレーキが燃えているようだと報告した。元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、リアブレーキが固着して後輪がロックした可能性を指摘しており、セッションは赤旗中断となった。ペレスはタイムを記録できず、1周のみで終えた。

    ■ アストンマーティン同士が接触寸前
    赤旗中断前には、ランス・ストロールとフェルナンド・アロンソが接触寸前となる場面もあった。前を走っていたストロールがアロンソの存在に気づかないままターンインし、アロンソは急ブレーキをかけて回避した。この際にアロンソのマシンからボディワークの一部が飛散した。アロンソは17番手、ストロールは18番手でセッションを終えた。

    ■ リンドブラッドはPU作業で走行わずか5周
    アービッド・リンドブラッドのマシンには、前夜にリアム・ローソン車で発生したものと似たパワーユニットの問題が見つかった。レーシングブルズは修復作業を続け、残り5分でようやくリンドブラッドをコースへ送り出した。走行はわずか5周にとどまったが、1分19秒895で13番手に入り、予選前に最低限のソフトタイヤ走行を確保した。

    ■ 路面温度52度 高温下で予選序列を確認
    FP3は晴天のもと、路面温度52度という金曜日を大きく上回る高温条件で行われた。序盤は燃料搭載量が異なっていたためタイム差を読みづらかったが、終盤に各車が2セット目のソフトタイヤを装着し、予選シミュレーションを実施した。上位3台は0.129秒以内、5番手までが0.499秒以内に収まり、予選はマクラーレン、フェラーリ、メルセデスによる接戦が予想される。

    F1 ハンガリーGP 2026年のF1世界選手権

    F1ハンガリーGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分17秒939   19
    2 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分18秒056 0.117 21
    3 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分18秒068 0.129 15
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分18秒291 0.352 23
    5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分18秒438 0.499 21
    6 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分18秒541 0.602 17
    7 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分18秒656 0.717 13
    8 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分18秒943 1.004 16
    9 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分19秒088 1.149 22
    10 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分19秒160 1.221 23
    11 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分19秒338 1.399 21
    12 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分19秒723 1.784 19
    13 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分19秒895 1.956 5
    14 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分20秒055 2.116 29
    15 31 エステバン・オコン ハース 1分20秒295 2.356 17
    16 87 オリバー・ベアマン ハース 1分20秒312 2.373 13
    17 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分20秒393 2.454 17
    18 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分20秒933 2.994 20
    19 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分21秒299 3.360 15
    20 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分21秒406 3.467 16
    21 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分21秒513 3.574 12
    22 11 セルジオ・ペレス キャデラック ノータイム   1
  • F1ハンガリーGP FP2展開:ハミルトン最速でフェラーリ1-2 コラピントがクラッシュ

    F1ハンガリーGP FP2展開:ハミルトン最速でフェラーリ1-2 コラピントがクラッシュ

    ルイス・ハミルトンが2026年F1ハンガリーGPのフリー走行2回目でトップタイムを記録し、シャルル・ルクレールとのフェラーリ1-2で初日の走行を締めくくった。ハミルトンは1分18秒729をマークし、ルクレールに0.148秒差をつけた。

    3番手のランド・ノリスは大規模なアップデートを投入したマクラーレンでフェラーリ勢を追ったが、ハミルトンとの差は0.499秒。

    マックス・フェルスタッペンが4番手、ジョージ・ラッセルが5番手となる一方、選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリはソフトタイヤでアタックをまとめられず13番手に沈んだ。セッションはフランコ・コラピントのクラッシュによって赤旗中断となった。

    フェラーリが序盤から主導権
    現地時間17時に始まった60分間のFP2では、FP1でルーキーにマシンを譲っていたアントネッリ、オスカー・ピアストリ、コラピント、オリバー・ベアマン、バルテリ・ボッタスがこの週末初めてコースに入った。

    風が強まり始めたハンガロリンクでは、キャデラックとアルピーヌ勢が先頭を切ってピットを離れた。路面はFP1より改善していたものの、依然としてグリップが低く、風向きの変化も加わって多くのドライバーがマシンバランスに苦しんだ。

    序盤はルクレールがミディアムタイヤで1分20秒103を記録して基準タイムを作った。これはソフトタイヤを使用したFP1の自己ベストより約1秒遅いタイムだったが、すぐにハミルトンが約0.4秒上回ってトップに立った。

    フェラーリ勢は走り出しから安定した速さを示した。ハミルトンはマシンへの不満が比較的少なく、周回を重ねながらタイムを更新。一方のルクレールは最初の20分間で3度のロックアップを喫し、一度ピットへ戻って調整を行った。

    それでもフェラーリの競争力は明らかだった。予選シミュレーションが始まると、ルクレールはソフトタイヤで1分18秒877を記録してトップに浮上。ハミルトンも最初のソフトタイヤ走行でルクレールから0.037秒差につけた。

    ハミルトンはさらにもう1周のアタックを実施し、1分18秒729までタイムを短縮。ルクレールとの差を0.148秒に広げ、このタイムがセッション最速かつ金曜日全体のベストタイムとなった。

    ハミルトンはハンガロリンクで過去8勝、9回のポールポジションを記録しており、F1史上最も同サーキットで成功しているドライバーである。その相性の良さを示すように、難しいコンディションのなかでもフェラーリのマシンを安定して走らせた。

    FP1ではルクレールがフェルスタッペンに約0.5秒差をつけてトップだったため、フェラーリは金曜日の両セッションを制したことになる。ルクレールはFP1終盤にピットレーンでマシントラブルに見舞われていたが、FP2には問題なく参加し、速さへの影響も見られなかった。

    ノリスが一時トップもフェラーリに届かず
    マクラーレンはハンガリーGPに大規模なアップデートパッケージを持ち込み、FP1ではピアストリに代わって出走したレオナルド・フォルナローリのマシンで新しい可変構造のリアウイングをテストしていた。

    チームは当初、FP1とFP2の間に新仕様を継続使用するか判断するとしていたが、FP2ではノリスとピアストリの両車に新しい「マカレナ」リアウイングを装着した。

    ソフトタイヤでの予選シミュレーションでは、ノリスが1分19秒228を記録して一時トップに立った。しかし、その後フェラーリ勢がタイムを伸ばし、最終的にはハミルトンから0.499秒差の3番手となった。

    ノリスはフェラーリに最も近い位置につけたものの、約0.5秒の差があり、少なくとも1周の速さではフェラーリが一歩抜け出した格好となった。

    ピアストリはノリスほどアップデートを引き出せず、ハミルトンから1.372秒遅れの8番手。FP1を欠場したことで走行開始が遅れた影響もあったが、同じマシンを走らせるノリスとの間には約0.9秒の差がついた。

    マクラーレンにとっては新しいリアウイングとアップデートパッケージが機能している兆候が見られた一方、セットアップやドライバーごとの適応については、さらに解析が必要な結果となった。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    フェルスタッペンはリアの硬さとグリップ不足を訴える
    レッドブル・レーシングでは、フェルスタッペンがハミルトンから0.692秒差の4番手となった。

    レッドブルは、イギリスGPでフェルスタッペンがクラッシュしたあと、ベルギーGPで一時的に取り外していた回転式のリアウイングをハンガリーで再び投入している。FP1ではフェルスタッペンが2番手、アイザック・ハジャーが4番手につけており、週末の滑り出しは悪くなかった。

    しかし、フェルスタッペンはFP2のミディアムタイヤによるロングランでリアアクスルが「ものすごく硬い」と訴え、リアグリップ不足も報告した。FP1でもギアシフトに不満を示しており、マシンの挙動は完全には整っていない。

    セッション残り約20分には、フェルナンド・アロンソのアストンマーティンから脱落したとみられるデブリをコース上で踏んだ。フェルスタッペンのマシンには破片が引っ掛かったものの、大きな損傷は報告されていない。

    それでもフェルスタッペンはフェラーリ勢とノリスに続く4番手を確保した。ハジャーも1.071秒差の6番手に入り、レッドブルは2台を上位6番手以内に送り込んだ。

    ハジャーはFP1でも4番手だったため、ハンガロリンクでは週末を通して安定した速さを見せている。ただし、トップのフェラーリとの差は1秒以上あり、予選に向けてはリアの挙動とタイヤの使い方を改善する必要がある。

    メルセデス勢はバランスに苦戦
    メルセデスは金曜日を通してフェラーリやレッドブルほど安定した速さを示せなかった。

    FP1で5番手だったラッセルは、トップのルクレールから約1秒遅れており、アタック中にはロックアップも喫していた。FP2でも状況は大きく改善せず、ハミルトンから0.933秒差の5番手となった。

    ラッセルは走行中、マシンが「ひどい」「完全にバランスが崩れている」と無線で訴えた。風の影響を受けるコーナーで挙動が安定せず、特にブレーキングからターンインにかけてマシンをコントロールすることに苦労していた。

    選手権首位のアントネッリは、FP1をフレデリック・ベスティに譲っていたため、FP2がこの週末最初の走行となった。

    アントネッリもリアの不安定さとブレーキング時のロックアップに苦しみ、「ブレーキングで2度もスピンしそうになった」とマシンの挙動を疑問視した。

    ソフトタイヤでの最初のアタックは、コラピントのクラッシュによる赤旗で中断された。再開後も複数のアタックをまとめることができず、最速タイムはミディアムタイヤで記録したものにとどまった。

    結果はハミルトンから約2秒差の13番手。FP2で自己ベストをソフトタイヤではなくミディアムタイヤで記録した唯一のドライバーとなった。

    選手権をリードするアントネッリにとっては、走行経験の不足に加え、セットアップの方向性を探る必要がある難しい初日となった。メルセデスはラッセルも約1秒差であり、今季上位を争ってきたチームとしては珍しく、明確にフェラーリの後方に位置している。

    コラピントが最終コーナーでクラッシュ
    セッション最大のアクシデントは、開始から約30分が経過する直前に発生した。

    FP1を欠場していたコラピントは、最終コーナーへの進入でアルピーヌのリアを失い、スピンしながら後ろ向きにバリアへ衝突した。

    低いグリップと風の影響を受け、マシンのリアが突然流れた形だった。コラピントは負傷することなくマシンを降りたが、アルピーヌはリア周辺を中心に大きな損傷を受けた。

    マシン回収のためセッションは赤旗中断となり、残り26分で再開された。中断時には複数のドライバーがソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始しており、アントネッリを含む何人かのアタックが途中で打ち切られた。

    再開時には、ソフトタイヤでのアタックを待つマシンがピットレーン出口に列を作った。限られた時間のなかで各車がタイムを出そうとしたため、トラフィックの影響も生じた。

    コラピントは有効なタイムを記録していたため21番手となったが、アルピーヌは翌日に向けて大規模な修復作業を強いられることになった。

    チームメイトのピエール・ガスリーもマシンに強い違和感を訴えていた。

    「マシンの何かがおかしい。ものすごくひどい。ターン12では壊れているように感じる。フロントに何か問題がある」

    ガスリーは14番手に終わり、アルピーヌにとっては速さと信頼性の両面で厳しいセッションとなった。


    レーシングブルズのローソンとリンドブラッドがトップ10
    レーシングブルズでは、アップデートを装着したリアム・ローソンが7番手に入った。ハミルトンとの差は約1.3秒だったものの、ピアストリやアウディ勢を上回った。

    アービッド・リンドブラッドも1.524秒差の10番手に入り、レーシングブルズは2台そろってトップ10入りを果たした。

    ローソンのアップデート仕様が一定の効果を示しており、低速から中速コーナーが連続するハンガロリンクで中団上位を争える可能性を示した。

    アウディはニコ・ヒュルケンベルグが9番手、ガブリエル・ボルトレトが11番手。ヒュルケンベルグはピアストリからわずか0.02秒差につけた。

    ハースではエステバン・オコンが12番手、ベアマンが15番手。オコンはボルトレトと0.1秒以内の接戦だった。

    ウィリアムズはアレクサンダー・アルボンが16番手、カルロス・サインツJr.が17番手。風と路面コンディションの変化に対応しきれず、上位争いには加われなかった。

    アストンマーティンはアロンソ1台のみで走行
    アストンマーティンは、ハンガリーGPに今季最大規模となる16項目のアップデートを持ち込み、実質的なBスペック仕様のAMR26をデビューさせた。

    しかし、FP1でランス・ストロールのマシンに左リアサスペンションの問題が発生。チームはFP2開始までに修復を完了できず、ストロールはセッションを通してガレージにとどまった。

    そのため、アップデートの評価はアロンソ1台に委ねられた。アロンソのマシンにはセッション後半に大量の緑色のフロービズ塗料が塗られ、チームは新しい空力パーツ周辺の気流を確認した。

    アロンソはホンダ製パワーユニットから発生する振動も訴え、トップから約3秒遅れの19番手となった。走行中にはマシンからデブリが脱落したとみられ、その破片をフェルスタッペンが踏む場面もあった。

    大幅な改良を施したAMR26だったが、初日はストロールのサスペンショントラブルとアロンソの振動問題が重なり、純粋な性能を判断するには十分な走行を確保できなかった。

    ボッタスはキャデラックで18番手となり、アロンソを約0.3秒上回った。セルジオ・ペレスが20番手、クラッシュしたコラピントが21番手、走行できなかったストロールが22番手となった。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ロングランでもフェラーリが優位か
    予選シミュレーション終了後、各チームは燃料を積んだロングランへ移行した。

    ハミルトンの1分18秒729は最後まで破られず、フェラーリは1周の速さで明確な優位を示した。ルクレールも0.148秒差にとどまり、2台の間には大きな性能差がなかった。

    ノリスは約0.5秒差、フェルスタッペンは約0.7秒差、ラッセルは約0.9秒差であり、現段階ではフェラーリが予選に向けた最有力候補とみられる。

    一方で、風の強さや路面グリップの低さによって多くのドライバーがバランスに苦しんでおり、セットアップ変更によって土曜日に勢力図が変化する余地は残されている。

    特にメルセデスはアントネッリがソフトタイヤで有効なラップを記録しておらず、実際の予選ペースはFP2の順位ほど低くない可能性がある。マクラーレンも新しいリアウイングとアップデートの調整を進めることで、フェラーリとの差を縮めることを目指す。

    それでも金曜日の段階では、FP1をルクレール、FP2をハミルトンが制し、フェラーリが両セッションでトップに立った。低速から中速コーナーでの安定性とタイヤからタイムを引き出す能力でライバルを上回り、ハンガリーGPのポールポジションと勝利に向けて最も有力なチームとして初日を終えた。

    F1ハンガリーGP フリー走行2回目 結果

    1.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)1分18秒729
    2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)+0.148秒
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)+0.499秒
    4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)+0.692秒
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス)+0.933秒
    6.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)+1.071秒
    7.リアム・ローソン(レーシングブルズ)+1.312秒
    8.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)+1.372秒
    9.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)+1.396秒
    10.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)+1.524秒
    11.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)+1.745秒
    12.エステバン・オコン(ハース)+1.828秒
    13.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)+1.964秒
    14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)+2.087秒
    15.オリバー・ベアマン(ハース)+2.221秒
    16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)+2.244秒
    17.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)+2.697秒
    18.バルテリ・ボッタス(キャデラック)+2.713秒
    19.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)+2.990秒
    20.セルジオ・ペレス(キャデラック)+3.063秒
    21.フランコ・コラピント(アルピーヌ)+3.802秒
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン)ノータイム

  • F1ハンガリーGP フリー走行2回目 結果・タイムシート:アロンソは2.9秒差で19番手

    F1ハンガリーGP フリー走行2回目 結果・タイムシート:アロンソは2.9秒差で19番手

    2026年F1ハンガリーGP フリー走行2回目の結果・タイムシート。7月24日(金)にハンガロリンクで2026年のF1世界選手権 第11戦 ハンガリーグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン(フェラーリ)。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールはマシン修復が間に合わず走行しなかった。

    ■ フェラーリが初日を席巻 ハミルトンとルクレールでワンツー
    ルイス・ハミルトンが1分18秒729でFP2最速を記録し、シャルル・ルクレールも0.148秒差の2番手に続いた。FP1ではルクレール、FP2ではハミルトンがトップタイムを記録し、フェラーリが初日の両セッションを支配した。

    ■ ノリス3番手 フェルスタッペン4番手で追走
    ランド・ノリスが3番手、マックス・フェルスタッペンが4番手につけた。フェルスタッペンはシートポジションやリアの挙動、フロントウイングへのデブリ付着を無線で訴えながらも上位を確保。一方でマクラーレンはノリスがピアストリを大きく上回るタイムを記録した。

    ■ メルセデスは苦戦 アントネッリは13番手
    ジョージ・ラッセルは5番手にとどまり、FP1を欠場したアンドレア・キミ・アントネッリは13番手だった。アントネッリはブレーキングで「2回もスピンしかけた」と無線で訴えるなど終始苦戦し、メルセデスはフェラーリ勢に約1秒遅れる内容となった。

    ■ コラピントがクラッシュ 赤旗でセッション中断
    FP1を欠場したフランコ・コラピントは、最終コーナーでリアを失ってバリアへクラッシュ。赤旗の原因となり、リアウイングやギアボックスの損傷が懸念される中、わずか11周で走行を終えた。最終結果も21番手に終わった。

    ■ ストロールは修復間に合わずノータイム
    FP1で発生したリアサスペンションのトラブルによるダメージが大きく、アストンマーティンはランス・ストロールのマシンをFP2開始までに修復できなかった。ストロールはセッションを走れず、ノータイムで初日を終えた。

    ■ 強風と低グリップで各車がミス連発
    FP2はFP1より路面温度が低下し、さらに突風が吹く難しいコンディションとなった。アントネッリ、ピアストリ、ノリス、アルボンらがコースオフやロックアップを喫し、ドライバーからはマシンバランスやグリップ不足を訴える無線が相次いだ。

    ■ レーシングブルズとアウディが上位進出
    リアム・ローソンが7番手、アービッド・リンドブラッドが10番手に入り、レーシングブルズは2台揃ってトップ10入り。アウディもニコ・ヒュルケンベルグが9番手、ガブリエル・ボルトレトが11番手と存在感を示し、中団争いで好スタートを切った。

    ■ ロングランではタイヤ戦略にも注目
    セッション終盤は各チームが決勝を見据えたロングランへ移行。フェラーリとメルセデスは異なるタイヤを使い分けて比較を進め、摩耗の大きいハンガロリンクでソフトタイヤスタートが現実的な選択肢となるかも注目される。

    ハンガリーGP フリー走行2回目

    F1ハンガリーGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分18秒729   24
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分18秒877 0.148 28
    3 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分19秒228 0.499 29
    4 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分19秒421 0.692 25
    5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分19秒662 0.933 28
    6 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分19秒800 1.071 18
    7 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分20秒041 1.312 28
    8 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分20秒101 1.372 26
    9 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分20秒125 1.396 29
    10 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分20秒253 1.524 27
    11 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分20秒474 1.745 25
    12 31 エステバン・オコン ハース 1分20秒557 1.828 25
    13 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分20秒693 1.964 29
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分20秒816 2.087 23
    15 87 オリバー・ベアマン ハース 1分20秒950 2.221 26
    16 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分20秒973 2.244 32
    17 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分21秒426 2.697 30
    18 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分21秒442 2.713 29
    19 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分21秒719 2.990 23
    20 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分21秒792 3.063 26
    21 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分22秒531 3.802 11
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン ノータイム   0
  • F1ハンガリーGP FP1展開:シャルル・ルクレール最速も終盤にマシントラブル

    F1ハンガリーGP FP1展開:シャルル・ルクレール最速も終盤にマシントラブル

    2026年F1第11戦ハンガリーGPのフリー走行1回目が7月24日(金)、ハンガロリンクで行われ、シャルル・ルクレールが1分19秒075でトップタイムを記録した。ルクレールは2番手マックス・フェルスタッペンに0.484秒、3番手ルイス・ハミルトンに0.543秒の差をつけ、フェラーリの速さを印象づけた。

    一方で、ルクレールはセッション終盤にマシントラブルに見舞われ、ピットレーン入口でストップ。

    大規模アップグレードを投入したアストンマーティンも、ランス・ストロールの左リアサスペンションに問題が発生して赤旗の原因となるなど、各チームに多くの課題が残る波乱のFP1となった。

    全22台が開始直後からコースイン
    現地時間13時30分にセッションがスタートすると、全22台が早い段階でコースへ向かった。ハンガロリンクでは週末を通して多くのチームがアップグレードを投入しており、序盤はエアロレーキやフロービズ塗料を使用した空力確認が相次いだ。

    タイヤはピレリのC3、C4、C5が持ち込まれ、大半のドライバーがミディアムを選択。キャデラックとアストンマーティンの4台はハードタイヤで走行を開始した。

    路面温度は44.5度まで上昇しており、路面にはまだほこりが残っていた。特に最終コーナーはグリップが低く、複数のドライバーがリアを滑らせる場面が見られた。

    今回は5人の若手ドライバーがFP1に出走した。フレデリック・ベスティが選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリに代わってメルセデスをドライブ。レオナルド・フォルナローリがオスカー・ピアストリに代わってマクラーレン、ポール・アロンがフランコ・コラピントに代わってアルピーヌを担当した。

    さらに、平川亮がオリバー・ベアマンに代わってハース、コルトン・ハータがバルテリ・ボッタスに代わってキャデラックを走らせた。

    フェルスタッペンとサインツJr.が危険な接近
    序盤はジョージ・ラッセルがミディアムタイヤで1分22秒056を記録してトップに立ち、その後ルクレールが1分20秒884までタイムを縮めた。

    マックス・フェルスタッペンは最初のアタックで、ターン12のレーシングライン上を低速で走っていたカルロス・サインツJr.に追いつき、急ブレーキを強いられた。

    「信じられないよ、本当に危険だった。彼はブレーキまで踏んでいた」

    フェルスタッペンは無線で強い不満を示した。サインツJr.はその直後、無線ケーブルが外れて一時的にチームとの交信ができなかったと説明している。

    フェルスタッペンはその後、サインツJr.の前に出て減速したようにも見え、両者は「不規則な運転」の疑いで記録された。セッション終了後にスチュワードから事情聴取を受けることになった。

    サインツJr.はポール・アロンとの別のインシデントについても説明を求められ、チェッカー後には妨害行為で白黒旗を提示された。

    フェラーリが序盤から上位を形成
    序盤のタイム争いでは、フェルスタッペンが1分20秒788を記録してトップに浮上。ルクレールが0.1秒以内で続き、ラッセル、フォルナローリが上位につけた。

    しかし、ルクレールはターン12でチームメイトのハミルトンに一時的に引っかかった後、次のアタックで1分20秒287を記録して首位を奪回。ハミルトンも0.3秒差の2番手に上がり、フェラーリ勢が上位を占めた。

    ハミルトンは最終コーナーで路面の汚れた部分に乗り、リアを大きく滑らせたもののスピンは回避した。一方でマシンの乗り心地が硬すぎると訴え、アップシフトとダウンシフトの両方にも不満を示していた。

    フェルスタッペンも「ダウンシフトがひどい」と無線で訴えており、フェラーリとレッドブルの双方に変速面の課題があった。

    新型リアウイングを各チームがテスト
    今回のハンガリーGPでは、複数チームがいわゆる“反転型”のリアウイングをテストした。

    フェラーリは先行して導入していた仕様を2台に装着。レッドブルもベルギーGPで一度旧仕様に戻していたが、問題を修正した改良型を再投入した。

    マクラーレンも同様のコンセプトを持つ新型リアウイングを1台だけに装着し、フォルナローリがテストを担当した。チームはFP1のデータを分析したうえで、残りの週末に使用するかを判断する方針だった。

    フェルスタッペンとルクレールのリアウイング周辺にはフロービズ塗料が残り、アイザック・ハジャーのレッドブルには空力計測用のエアロレーキが取り付けられていた。


    ソフト投入でフェルスタッペンが首位
    セッションが折り返しに近づくと、ラッセルが最初にソフトタイヤへ交換。1分20秒066を記録し、ルクレールのミディアムタイヤでのタイムを約0.2秒上回った。

    しかし、その直後にフェルスタッペンが1分19秒559をマークし、ラッセルに約0.5秒差をつけて首位に立った。

    ランド・ノリスもソフトタイヤで第1セクター最速を記録していたが、ターン11で縁石を越えてコースを外れたためアタックを中断。結果として代表的なソフトタイヤのタイムを残せなかった。

    ノリスは最終的に11番手。マクラーレンの本来の競争力は、ピアストリが走行を開始するFP2まで判断しづらい状況となった。

    ルクレールが0.484秒差の最速タイム
    ルクレールはソフトタイヤで全セクターをまとめ、1分19秒075を記録。フェルスタッペンのタイムを0.484秒更新し、トップに立った。

    ハジャーは3番手に浮上したものの、ルクレールからは0.9秒以上の差があった。その後ハミルトンがソフトタイヤでタイムを更新し、フェルスタッペンから0.059秒差、ルクレールから0.543秒差の3番手に入った。

    高速ストレートの少ないハンガロリンクは、フェラーリの高ダウンフォース仕様に適しているとみられていた。パワーユニット性能の差も出にくく、事前にノリスが予想していた通り、フェラーリが序盤から速さを示した。

    ルクレールは2025年のハンガリーGPでポールポジションを獲得しており、低速から中速コーナーが連続するコースで再び好調なスタートを切った。

    ストロールの左リアサスペンションが破損
    残り約20分となったところで、ランス・ストロールがターン2からターン3にかけて突然スピン。マシンをコース脇に止めたことで赤旗が提示された。

    ストロールは無線でリアサスペンションの破損を報告。映像ではドライバーの操作ミスではなく、マシン後部の部品が突然機能を失ったように見えた。

    アストンマーティンはその後、「左リアサスペンションの問題が疑われる」と発表した。

    ストロールはバリアへの接触を回避したものの、11周で走行を終了。新型AMR26Bの実戦デビューは、早い段階で不安を残す形となった。

    今回のAMR26Bには16項目に及ぶ大規模アップグレードが投入され、パワーユニットやギアボックス、一部のサスペンションを除くほぼ全域が改良された。

    しかし、アストンマーティンは今週末に新仕様のスペアパーツを十分に持ち込んでいないと説明している。F1 TVの技術解説者サム・コリンズは、破損した部品によっては週末全体に影響する可能性があると指摘した。

    「アストンマーティンは今週末、スペアが多くないとはっきり言っている。壊れた部品によっては大きな問題になるかもしれない」

    ストロールのトラブル前には、フェルナンド・アロンソに縁石を避けるようチームから指示が出ていた。アロンソもセッションを通じて振動を報告しており、新型車の初日は完全に順調というわけではなかった。

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    アロンソは新型AMR26Bで13番手
    赤旗による中断は約6分間続き、残り17分でセッションが再開された。ピットレーン出口には多くのマシンが列をつくり、エステバン・オコンを先頭に一斉にコースへ戻った。

    アロンソもすぐに走行を再開し、ソフトタイヤで1分21秒550を記録。ルクレールから2.475秒差の13番手となった。

    絶対的な差は大きかったものの、直近数戦で後方に沈んでいたアストンマーティンにとっては、一定の前進を示す順位だった。

    ストロールはハードタイヤでのタイムしか残せず、トップから4.396秒差の21番手。サインツJr.が最下位となったため、ストロールは22台中21番手でセッションを終えた。

    ウィリアムズにブレーキトラブルの懸念
    再開後、サインツJr.はターン1で4輪をロックさせる大きなブレーキングミスを喫した。マシンはバリア直前で停止し、再発進までに時間を要した。

    タイヤには深刻なフラットスポットが生じ、周辺では黄旗が提示されたため、複数のドライバーのアタックにも影響した。

    アレクサンダー・アルボンも同じターン1でロックアップしており、F1 TVの解説者ジョリオン・パーマーは、ウィリアムズのブレーキに技術的な問題がある可能性を指摘した。

    「アルボンがなぜ長時間ブレーキを踏み続けていたのか理解できなかった。サインツも同じような挙動だった。ロックした後、ブレーキが固着し、停止するまで解除されていないように見える」

    サインツJr.はトラブルとインシデントが重なり、トップから4秒以上遅れた最下位でFP1を終えた。ウィリアムズはFP2までに2台のブレーキシステムを確認する必要がある。

    ルクレールが終盤にピット入口でストップ
    残り10分を切ったところで、首位を走っていたルクレールにもトラブルが発生した。

    ターン13の左コーナーに進入した際、ステアリング上で複数の警告灯が点滅。その後マシンは急激に速度を失った。

    「何かが壊れた」

    ルクレールは無線でそう報告し、低速でピットへ戻ろうとした。しかしフェラーリのガレージまでは到達できず、計量台の手前にあるピットレーン入口でマシンを止めた。

    クルーが駆け寄ってマシンをガレージまで押し戻し、ブレーキ周辺が高温になっていたことから消火器も使用された。

    当初はパワー系またはギアボックスの問題が疑われたが、セッション終了時点で正確な原因は発表されていない。

    ルクレールは19周にとどまり、トラブルで早期終了したストロールを除けば、FP1で最も周回数が少ないドライバーとなった。


    ラッセルは2度のミスで5番手
    ラッセルは1分20秒066で一時首位に立ったものの、ソフトタイヤでの最終的なアタックをまとめられなかった。

    最初のフライングラップは最終セクターがやや乱れ、2度目のアタックではターン1で大きくロックアップ。ルクレールから0.991秒差の5番手に終わった。

    ラッセルは2022年のハンガリーGPで自身初のポールポジションを獲得しており、ハンガロリンクを得意としている。しかし今回はマシンの乗り心地にも不満を示し、クリーンなアタックを完了できなかった。

    アントネッリに代わって走行したベスティは、ミディアムタイヤで記録したタイムにより7番手。ラッセルから約0.4秒差につけた。

    選手権首位のアントネッリはFP2からマシンに戻る。メルセデスの本来の位置関係は、アントネッリとラッセルがそろって走行してから明らかになる。

    ハジャー4番手 アウディ勢も上位
    アイザック・ハジャーはルクレールから0.922秒差の4番手に入り、レッドブル勢2台をトップ4に入れた。

    フェルスタッペンはルクレールに大差をつけられたものの、レッドブルは大きな混乱なくプログラムを進め、安定した初回セッションを終えた。

    6番手にはアウディのガブリエル・ボルトレトが入り、トップから1.285秒差。チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグも8番手につけた。

    アウディは序盤に2台で細かなトラブルを調査していたが、その後は走行時間を取り戻し、揃ってトップ10入りを果たした。

    9番手はレーシングブルズのアービッド・リンドブラッド、10番手はリアム・ローソン。レーシングブルズは前戦ベルギーGPでリンドブラッド車だけに搭載していたアップグレードを、今回から2台に装着している。

    マクラーレンの実力は判断できず
    ノリスは11番手に終わったが、ソフトタイヤでのアタックでは第1セクター最速を記録していた。

    ターン11でワイドになってアタックを中断したため、最終順位は本来の速さを反映したものではない。チームメイトのピアストリもFP1を欠場しており、マクラーレンの競争力は未知数のままだ。

    フォルナローリは新型リアウイングを装着したMCL40を走らせ、若手ドライバー勢最上位の16番手。前年のF2王者として2度目のF1公式セッションに臨み、空力評価を中心としたプログラムを進めた。

    マクラーレンは過去2年間、ハンガリーGPで勝利している。FP2ではピアストリがマシンに戻り、ノリスもクリーンなソフトタイヤでのアタックを狙う。

    ルーキー勢はベスティが最上位
    5人の若手ドライバーでは、ベスティが7番手で最上位となった。

    フォルナローリが16番手、平川亮が17番手、アロンが19番手、ハータが20番手だった。

    平川亮はハースでオコンに続く17番手。アロンはアルピーヌで19番手、ハータはキャデラックで20番手に終わった。

    各チームはFP2に向け、ベスティからアントネッリ、フォルナローリからピアストリ、アロンからコラピント、平川亮からベアマン、ハータからボッタスへとシートを戻す作業を進める。

    フェラーリ優勢も信頼性に課題
    チェッカーフラッグ時点のトップ3は、ルクレール、フェルスタッペン、ハミルトン。フェラーリが2台をトップ3に送り込み、ハンガロリンクでの高い競争力を示した。

    ただし、最速のルクレールが機械的トラブルでストップし、ハミルトンも変速と乗り心地に不満を抱えている。単純にフェラーリ優勢と結論づけられる内容ではなかった。

    レッドブルはフェルスタッペンが2番手、ハジャーが4番手と安定したスタート。メルセデスはラッセルが5番手、ベスティが7番手だったが、アントネッリ不在のため全体像はまだ見えていない。

    大規模アップグレードを投入したアストンマーティンは、アロンソの13番手に一定の前進が見られた一方、ストロールのサスペンション破損が大きな懸念材料となった。

    FP2は現地時間17時、日本時間24時に開始される。各チームは短いインターバルの間に、フェラーリの機械的問題、アストンマーティンのリアサスペンション、ウィリアムズのブレーキ、各車の変速トラブルを調査し、予選と決勝に向けたロングラン評価へ移行する。

    F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果

    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ)1分19秒075
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)+0.484秒
    3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)+0.543秒
    4.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)+0.922秒
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス)+0.991秒
    6.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)+1.285秒
    7.フレデリック・ベスティ(メルセデス)
    8.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    9.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    11.ランド・ノリス(マクラーレン)
    12.エステバン・オコン(ハース)
    13.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)+2.475秒
    14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    15.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    16.レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン)
    17.平川亮(ハース)
    18.セルジオ・ペレス(キャデラック)
    19.ポール・アロン(アルピーヌ)
    20.コルトン・ハータ(キャデラック)
    21.ランス・ストロール(アストンマーティン)+4.396秒
    22.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)

  • F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:アロンソは2.4秒差で13番手

    F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:アロンソは2.4秒差で13番手

    2026年F1ハンガリーGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。7月24日(金)にハンガロリンクで2026年のF1世界選手権 第11戦 ハンガリーグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、3番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが13番手、ランス・ストロールが21番手だった。

    ■ フェラーリがFP1を支配 ルクレールがトップタイム
    シャルル・ルクレールが1分19秒075でトップタイムを記録。フェルスタッペンに0.484秒差をつけ、ハミルトンも3番手に入り、フェラーリがハンガロリンクで好スタートを切った。

    ■ ストロールがサスペンショントラブルで赤旗
    ランス・ストロールがターン2でマシンを止め、セッションは赤旗中断。アストンマーティンは左リアサスペンションの不具合が原因と説明し、バリア接触は免れた。

    ■ アストンマーティン新仕様は前進の兆し
    今季初の本格アップグレードを投入したアストンマーティンは、アロンソがソフトタイヤで13番手を記録。F1 TVでもパフォーマンス向上の兆しが見られるとの評価が出た。

    ■ ルクレール終盤にマシントラブル
    セッション終盤、ルクレールが「何か壊れた」と無線で報告。ピットへ戻る途中で停止し、パワーユニット系のトラブルが疑われたものの、トップタイムは守り切った。

    ■ サインツJr.が大ロックアップ
    カルロス・サインツJr.はターン1で4輪をロックさせ、寸前でバリアを回避。大きなフラットスポットを作り、ウィリアムズのブレーキにも懸念が示された。

    ■ フェルスタッペンとサインツJr.が審議対象
    序盤に両者が絡む走行妨害のような場面が発生。「不規則な走行」としてスチュワードが審議対象に指定した。

    ■ リアウイング開発競争が続く
    フェラーリは反転リアウイングを継続使用。レッドブルは改良版を投入し、マクラーレンも新型をテストするなど、各チームの空力開発競争が続いている。

    ■ レーシングブルズがアップグレードを2台投入
    前戦はリンドブラッド車のみだったアップグレードを、ハンガリーではリンドブラッドとリアム・ローソンの両車に投入。パフォーマンス向上を狙う。

    ■ 金曜ドライバー5人が走行
    フレデリック・ベスティ、レオナルド・フォルナローリ、ポール・アロン、平川亮、コルトン・ハータがFP1を担当。それぞれレギュラードライバーに代わって走行データを収集した。

    ハンガリーGP

    F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分19秒075   19
    2 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分19秒559 0.484 25
    3 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分19秒618 0.543 23
    4 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分19秒997 0.922 25
    5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分20秒066 0.991 21
    6 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分20秒360 1.285 30
    7 72 フレデリック・ベスティ メルセデス 1分20秒467 1.392 24
    8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分20秒623 1.548 28
    9 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分20秒760 1.685 28
    10 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分20秒866 1.791 28
    11 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分21秒024 1.949 26
    12 31 エステバン・オコン ハース 1分21秒051 1.976 24
    13 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分21秒550 2.475 20
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分21秒704 2.629 29
    15 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分21秒819 2.744 28
    16 67 レオナルド・フォルナローリ マクラーレン 1分21秒890 2.815 29
    17 50 平川亮 ハース 1分22秒001 2.926 25
    18 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分22秒089 3.014 22
    19 61 ポール・アロン アルピーヌ 1分22秒168 3.093 27
    20 25 コルトン・ハータ キャデラック 1分23秒118 4.043 28
    21 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分23秒471 4.396 11
    22 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分23秒734 4.659 23

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  • 2026年F1ポイントランキング:第10戦ベルギーGP終了時点

    2026年F1ポイントランキング:第10戦ベルギーGP終了時点

    2026年F1第10戦ベルギーGPが終了し、ドライバーズおよびコンストラクターズランキングが更新された。

    キミ・アントネッリ(メルセデス)が今季6勝目を挙げて25ポイントを加算し、ランキング首位を204ポイントまで伸ばした。一方、チームメイトのジョージ・ラッセルはオープニングラップでリタイアを喫して無得点に終わり、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が4位入賞でランキング2位に浮上した。

    アントネッリが50ポイント差で首位を独走
    ベルギーGPを制したアントネッリは204ポイントとし、ランキング2位との差を50ポイントに拡大。ハミルトンは12ポイントを加算して159ポイントとなり、無得点だったラッセル(154ポイント)を逆転した。

    2位入賞のシャルル・ルクレールは18ポイントを獲得して126ポイントとなり4位を維持。ランド・ノリスは7位で6ポイントを加え103ポイント、オスカー・ピアストリは5位で10ポイントを獲得して92ポイントとなった。

    マックス・フェルスタッペンは3位表彰台で15ポイントを加算し91ポイントまで伸ばしたものの、ランキング7位に留まっている。

    コンストラクターズはメルセデスがさらにリード拡大
    メルセデスはアントネッリの優勝により25ポイントを積み上げ、358ポイントで首位を堅持。フェラーリもルクレール2位、ハミルトン4位で30ポイントを獲得し285ポイントまで伸ばしたが、その差は73ポイントとなった。

    マクラーレンはピアストリ5位、ノリス7位で計16ポイントを加え195ポイント。レッドブルはフェルスタッペン3位とハジャー6位で23ポイントを獲得し、151ポイントで4位を維持した。

    5位争いではアルピーヌがガスリー無得点ながらコラピントの8位入賞で61ポイントに到達。ハジャーの6位入賞でレーシングブルズも61ポイントとなり、両チームが同ポイントで並ぶ接戦となっている。

    2026年F1ドライバーズランキング(第10戦ベルギーGP終了時点)
    1.アンドレア・キミ・アントネッリ(204)
    2.ルイス・ハミルトン(159)
    3.ジョージ・ラッセル(154)
    4.シャルル・ルクレール(126)
    5.ランド・ノリス(103)
    6.オスカー・ピアストリ(92)
    7.マックス・フェルスタッペン(91)
    8.アイザック・ハジャー(60)
    9.ピエール・ガスリー(42)
    10.リアム・ローソン(39)

    2026年F1コンストラクターズランキング(第10戦ベルギーGP終了時点)
    1.メルセデス(358)
    2.フェラーリ(285)
    3.マクラーレン(195)
    4.レッドブル(151)
    5.アルピーヌ(61)
    6.レーシングブルズ(61)
    7.ハース(21)
    8.ウィリアムズ(11)
    9.アウディ(10)
    10.アストンマーティン(1)
    11.キャデラック(0)

    2026年のF1世界選手権 ベルギーGP アンドレア・キミ・アントネッリ

  • F1ベルギーGP 決勝展開:アントネッリが今季6勝目 ルクレールとの激闘を制す

    F1ベルギーGP 決勝展開:アントネッリが今季6勝目 ルクレールとの激闘を制す

    2026年F1第10戦ベルギーGP決勝は、スパ・フランコルシャンで44周にわたって争われ、ポールポジションからスタートしたキミ・アントネッリ(メルセデス)が今季6勝目を挙げた。

    レースはオープニングラップから波乱が相次ぎ、セーフティカーや2度のバーチャル・セーフティカー(VSC)が勝負の流れを大きく左右。それでもアントネッリは終盤にシャルル・ルクレール(フェラーリ)をコース上で攻略し、モナコGP以来となる勝利を飾った。

    フェラーリは戦略面でアントネッリを逆転する場面を作り出したものの、最後はルクレールが2位、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が3位で表彰台を獲得。タイトル争いではアントネッリが再び主導権を握る結果となった。

    スタート直後から大波乱 ラッセルは1周目リタイア
    ポールのアントネッリはまずまずのスタートを決めたものの、フェルスタッペンがオー・ルージュからケメルストレートで強烈なトウを利用してトップへ浮上。しかしアントネッリは冷静さを失わず、ストレートエンドまでに抜き返して首位を奪還し、レースの主導権を取り戻した。

    その背後ではさらに大きなドラマが待っていた。ストレートでフェラーリ勢に先行されたジョージ・ラッセルは、ターン6でルイス・ハミルトンのアウト側へ並びかけた際に接触。マシンはグラベルトラップに飛び出し、そのままレースを終えることになった。このアクシデントでセーフティカーが導入され、ハミルトンには5秒のタイムペナルティが科された。

    ラッセルはリタイア後、「ストレートで3台に抜かれてしまった。レーシングインシデントだったと思う。もっと外へ行けたかもしれないし、彼がもう少し早くブレーキを踏めたかもしれない。今は言葉がない」と無念さをにじませた。


    リスタート後は5台が優勝争い
    リスタート後もアントネッリは首位を守ったが、後続との差はなかなか広がらない。フェルスタッペン、ルクレール、ハミルトン、オスカー・ピアストリがわずか数秒以内に連なり、優勝争いは5台による接近戦となった。

    フェラーリ勢はレースペースで存在感を見せ、ルクレールはフェルスタッペンを攻略。ハミルトンもピアストリへプレッシャーをかけ続ける。一方でピアストリはルクレールとの接触でフロアにダメージを負い、「十分なスペースを残してくれなかった」と無線で不満を口にした。

    それでもアントネッリは安定したペースを維持し、周回を重ねるごとにフェルスタッペンとの差を少しずつ拡大。フェルスタッペンの背後ではルクレールとハミルトンによるフェラーリ勢のプレッシャーが続き、トップ4は互いをけん制しながらピット戦略のタイミングを探る展開となった。

    VSCでフェラーリ逆転 絶妙なダブルスタック成功
    レース中盤、デブリ回収のため最初のVSCが導入される。これを受けてフェラーリはルクレールとハミルトンを連続でピットへ呼び込むダブルスタックを敢行。通常より短いタイムロスでタイヤ交換を終えたルクレールは、アントネッリの前でコースへ復帰することに成功した。

    さらに2度目のVSCもフェラーリに味方し、アントネッリは首位を失うことになる。レース終盤へ向け、ルクレールがトップ、アントネッリが追う構図となり、勝負は完全に一騎打ちの様相を呈した。

    一方、ハミルトンはピット作業でフロントウイング調整が完了しないまま送り出される不運にも見舞われ、無線ではマシンバランスへの不満を訴えた。さらにアンセーフリリースについても審議対象となり、表彰台争いに向けて厳しい状況に追い込まれた。

    アントネッリが勝負を決める鮮やかな逆転劇
    首位を奪われてもアントネッリは焦らなかった。新品タイヤのアドバンテージを生かしながら毎周コンマ数秒ずつ差を縮め、ルクレールをDRS圏内へ捉える。

    ルクレールはギアシフトの違和感を訴えながらも懸命に首位を守り続けたが、残り11周、ケメルストレートエンドでアントネッリが満を持して仕掛ける。ブレーキング勝負を制したメルセデスが首位を奪還し、その瞬間、勝負の流れは完全にアントネッリへ傾いた。

    逆転後のアントネッリはファステストラップ級のペースで一気にリードを拡大。終盤にはトラックリミット警告を受けながらも冷静にレースをコントロールし、ルクレールの反撃を許さないままチェッカーフラッグへ向かった。


    アントネッリは「数戦は難しいレースが続いたので、こうして優勝に戻って来られて本当にうれしい。厳しい戦いだった。VSCで一度首位を失ったけど、追い抜き返すことができたし、シャルルは本当に速かった」と、激戦を振り返った。

    ルクレールも最後まで勝利を諦めず、「最後まで勝てると信じていた。VSCは僕たちに味方したし、ペースも強力だった。マシンは確実に前進している」と、惜敗ながらもマシンの進歩に手応えを示した。

    3位のフェルスタッペンはスタート直後こそ首位を奪ったものの、その後はメルセデスとフェラーリのペースについていくことができず、終盤は表彰台を守るレースへ切り替えた。

    レース後、フェルスタッペンは「できることはすべてやった。僕たちはVSCで少し不運だったけど、この状況で表彰台なら良い結果だ」と受け止めた。

    ベルギーGP

    ハジャーとノリスが追い上げを披露
    上位3台の激しい優勝争いの陰では、中団でも見応えあるバトルが繰り広げられた。

    30グリッド降格ペナルティを受けて最後尾からスタートしたハジャーは、ハードタイヤを生かした戦略が的中。VSCも味方につけながら着実に順位を上げ、終盤まで力強いペースを維持して6位入賞を果たした。

    一方、13番グリッドからスタートしたノリスも追い上げを開始。ボルトレト、コラピント、リンドブラッドを次々に攻略し、終盤にはファステストラップを記録しながらハジャーとの差を1秒台まで縮めた。しかし残り周回数が足りず、7位でチェッカーを受けた。

    ガブリエレ・ボルトレトは巧みな戦略で8位を確保し、アウディに貴重な4ポイントをもたらした。アービッド・リンドブラッドは自己最高位となる9位で入賞し、フランコ・コラピントも10位に入りポイントを獲得した。

    最後まで続いたポイント争い
    11位争いもチェッカーまで続き、ピエール・ガスリー、リアム・ローソン、ニコ・ヒュルケンベルグが僅差でポイント圏に届かなかった。

    ハース勢はオリバー・ベアマンが14位、エステバン・オコンが17位。ウィリアムズはアレクサンダー・アルボンが15位、カルロス・サインツJr.が16位でフィニッシュした。

    また、バルテリ・ボッタスが18位、フェルナンド・アロンソが19位で完走。リタイアはジョージ・ラッセルのほか、リアサスペンション系統のトラブルが発生したセルジオ・ペレス、クラッチトラブルに見舞われたランス・ストロールの3台となった。

    メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングによる三つ巴の戦いに加え、セーフティカーやVSC、戦略、そしてコース上での直接対決まで、スパ・フランコルシャンらしいドラマが詰まった44周だった。その激戦を制したアントネッリは、今季6勝目を挙げるとともに、ドライバーズタイトル争いでも再び大きな主導権を握ってハンガリーGPへ向かうことになった。

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    ・F1ベルギーGP 決勝 結果・タイムシート:アントネッリが優勝

  • F1ベルギーGP 決勝 結果・タイムシート:アントネッリが優勝

    F1ベルギーGP 決勝 結果・タイムシート:アントネッリが優勝

    2026年F1ベルギーGP 決勝の結果・タイムシート。7月19(土)にスパ・フランコルシャンに2026年のF1世界選手権 第10戦 ベルギーグランプリの決勝レースが行われた。

    優勝はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。2位にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが19位、ランス・ストロールがリタイアだった。

    ■ アントネッリが逆転で今季6勝目
    ピット戦略で一時はルクレールに首位を奪われたものの、34周目のケメルストレートで鮮やかにオーバーテイク。その後はギャップを築き、ベルギーGPを制して選手権リードをさらに広げた。

    ■ フェラーリは戦略成功も優勝届かず
    フェラーリはVSCを活用したピット戦略でルクレールを首位へ送り出すことに成功。終盤まで粘り強く抵抗したが、アントネッリの速さには及ばず2位となった。

    ■ フェルスタッペンが3位表彰台
    スタート直後は首位争いを演じたものの、その後はメルセデスとフェラーリのペースに届かず。それでも後続を抑え切り、3位で貴重な表彰台を獲得した。

    ■ ラッセルは1周目リタイア
    スタート直後にハミルトンと接触してグラベルに飛び出し、そのままリタイア。セーフティカー導入のきっかけとなり、選手権争いでも大きな痛手を負った。

    ■ ハミルトンは波乱の末に4位
    ラッセルとの接触で5秒ペナルティを受けたほか、アンセーフリリースでも調査対象となる苦しい展開。それでも最後まで上位を守り抜き4位でフィニッシュした。

    ■ ノリスは異なる戦略で7位まで挽回
    ハードタイヤスタートから追い上げを図ったが、終盤のピットストップでタイムを失った。それでもファステストラップを記録するなど猛追を見せ、7位まで順位を回復した。

    ■ ピアストリは接触ダメージを抱えて5位
    ルクレールとの接触でフロアを損傷し、ダウンフォース不足に苦しむ展開。それでも粘り強い走りで5位入賞を果たした。

    ■ ハジャーが戦略を成功させ6位
    早めのタイヤ交換で最後まで走り切る戦略が的中。終盤はノリスの猛追をしのぎ切り、レッドブルに大きなポイントをもたらした。

    ■ ペレスとストロールはマシントラブルで姿を消す
    ペレスはリアサスペンション系統、ストロールはクラッチのトラブルでリタイア。ともに完走を果たせず、厳しい週末となった。

    ベルギーGP 2026年のF1世界選手権

    F1ベルギーGP 決勝 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス ― ― - 0 1
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ +1.952 +1.952 ↑ 2 1
    3 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング +11.586 +9.634 ↓ 1 1
    4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ +17.245 +5.659 ↑ 1 1
    5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン +18.988 +1.743 ↑ 1 1
    6 6 アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング +23.307 +4.319 ↑ 15 3
    7 4 ランド・ノリス マクラーレン +24.014 +0.707 ↑ 6 1
    8 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ +49.140 +25.126 - 0 1
    9 17 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ +50.406 +1.266 ↓ 2 1
    10 43 フランコ・コラピント アルピーヌ +76.037 +25.631 ↑ 1 1
    11 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ +76.991 +0.954 ↓ 1 1
    12 30 リアム・ローソン レーシングブルズ +77.523 +0.532 ↓ 3 1
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ +78.348 +0.825 ↓ 1 1
    14 87 オリバー・ベアマン ハース +94.465 +16.117 - 0 2
    15 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ +104.684 +10.219 - 0 1
    16 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ +105.856 +1.172 ↑ 3 1
    17 31 エステバン・オコン ハース +110.925 +5.069 ↓ 1 2
    18 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1L +61.954 ↓ 1 2
    19 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 2L +72.665 ↑ 3 2
    DNF 18 ランス・ストロール アストンマーティン RETIRED ― - 0 2
    DNF 11 セルジオ・ペレス キャデラック RETIRED ― ↓ 3 3
    DNF 63 ジョージ・ラッセル メルセデス STOP ― ↓ 19 0

    【レポート】
    ・F1ベルギーGP 決勝展開:アントネッリが今季6勝目 ルクレールとの激闘を制す

  • F1ベルギーGP予選 アントネッリ今季6回目PP フェルスタッペンを0.317秒差で撃破

    F1ベルギーGP予選 アントネッリ今季6回目PP フェルスタッペンを0.317秒差で撃破

    アンドレア・キミ・アントネッリが圧巻の走りで2026年F1第10戦ベルギーGP予選を制し、今季6回目のポールポジションを獲得した。メルセデスの若きエースは最終アタックで1分44秒361を記録し、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)に0.317秒差をつける快走を披露した。

    予選はメルセデス、レッドブル・レーシング、フェラーリ、マクラーレンによる激しいポール争いとなったほか、赤旗中断やQ3開始の遅延、複数のグリッド降格など話題に事欠かないセッションとなった。

    3番手タイムを記録したランド・ノリス(マクラーレン)はパワーユニット交換に伴う10グリッド降格を受けるため、決勝は13番グリッドから追い上げを図ることになる。

    ■ Q1:ノリス最速 アストンマーティン勢は揃って敗退
    気温、路面温度ともに上昇したコンディションの中、18分間のQ1がスタート。序盤はマックス・フェルスタッペンが1分45秒930を記録してトップに立つと、アイザック・ハジャーやアービッド・リンドブラッドが好タイムを刻む。

    その後、ランド・ノリスが1分45秒865でフェルスタッペンを0.065秒上回りトップタイムを記録。メルセデス勢はアンドレア・キミ・アントネッリが5番手、ジョージ・ラッセルがその直後と、やや慎重な滑り出しとなった。

    終盤のアタックでは各車がタイムを更新し、ピエール・ガスリー、フランコ・コラピント、ニコ・ヒュルケンベルグらがQ2進出を決める一方、アレクサンダー・アルボンはわずか0.007秒差で敗退。エステバン・オコン、バルテリ・ボッタス、セルジオ・ペレス、フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールとともにQ1で姿を消した。

    ■ Q2:ローソンは0.038秒届かず ヒュルケンベルグにトラブル
    Q2ではアントネッリがいきなり1分45秒142を記録し首位へ浮上。ルクレール、ノリス、ハミルトンが続き、フェルスタッペンは約0.45秒差の5番手につけた。

    残り時間ではガブリエル・ボルトレトやハジャーがタイムを伸ばし、最後までQ3進出争いは大接戦となる。

    リアム・ローソンは渾身のアタックを披露したものの、ボルトレトとの差はわずか0.038秒。惜しくも11番手となりQ3進出を逃した。

    Q2敗退はローソン、ガスリー、コラピント、ヒュルケンベルグ、カルロス・サインツJr.、オリバー・ベアマンの6人となった。

    さらにセッション終了直後にはQ3開始の遅延がアナウンスされた。ヒュルケンベルグのマシンに油圧系トラブルが発生し、コース上でストップ。マーシャルによる車両回収のため、Q3開始は約14分遅れることになった。

    ■ 四つ巴となったQ3 赤旗で最後の一発勝負へ
    16時50分にスタートしたQ3では、ハジャーが使用済みタイヤで先行し、フェルスタッペンのスリップストリーム役を担当する戦略を採用した。

    1回目のアタックではフェルスタッペンがトップに立ったものの、直後にアントネッリがこれを更新。さらにルクレールが2番手へ浮上すると、最後にノリスが全体トップタイムを記録し、アントネッリ、ルクレール、フェルスタッペンまで4人が0.2秒以内にひしめく大接戦となった。

    しかし残り7分、オスカー・ピアストリがスタブローでグラベルにタイヤを落としたことで砂利がコース上へ飛散。赤旗が提示され、全車に最後の1アタックだけが許される展開となった。

    ■ アントネッリが圧巻の最終アタックで今季6回目のPP
    セッション再開後、再びハジャーがフェルスタッペンを牽引。レッドブル・レーシングはケメルストレートでスリップストリームを最大限活用し、フェルスタッペンは1分44秒678を記録して暫定トップへ浮上した。

    しかし、その直後だった。

    アントネッリは全セクターをまとめ切る完璧なラップを披露し、1分44秒361を記録。フェルスタッペンを0.317秒突き放し、一気にポールポジションを奪い返した。

    ラッセルは最終セクターでタイムを失い4番手、ルクレールも更新できず5番手。ノリスは13コーナーで右タイヤをグラベルへ落としたことでアタックを断念し、タイム更新はならなかった。

    結果としてアントネッリが今季6回目のポールポジションを獲得。フロントローにはフェルスタッペンが並び、ノリスの10グリッド降格により決勝はラッセルが3番手、ルクレールが4番手からスタートする。

    2026年F1 ベルギーGP 予選

    ■ アントネッリ「最後は本当にクリーンなラップだった」
    ポールポジションを獲得したアントネッリは「最高だ。簡単な予選ではなかった。路面コンディションは大きく変化していたけど、周回ごとに改善することができた」と振り返った。

    「最後のラップは本当に良かった。とてもクリーンにまとめることができたので、とても満足している。明日はフェルスタッペンが隣にいるので、良いスタートを決めて先行することが重要になる」

    フェルスタッペンは「トウは間違いなく助けになった。なければ6番手くらいだったかもしれない。ハジャーは素晴らしい仕事をしてくれた。明日は後ろを気にしながら走ることになるだろう」と語った。

    一方、ノリスは「マシンのフィーリングには満足している。本来なら前方から戦いたかったが、明日もいいレースができるはずだ」とコメント。13番グリッドからの追い上げに自信を見せた。

    決勝は19日15時(現地時間、日本時間22時)にスタート。スパ・フランコルシャン名物のオー・ルージュからケメルストレートまでの攻防が、ベルギーGPの行方を大きく左右することになりそうだ。