カテゴリー: F1レース結果

  • 角田裕毅は9位 … F1オランダGP 決勝:結果・タイムシート

    角田裕毅は9位 … F1オランダGP 決勝:結果・タイムシート

    2025年F1オランダGP 決勝の結果・タイムシート。8月31日(日)にザントフォールトで2025年のF1世界選手権 第15戦 オランダグランプリの決勝レースが行われた。

    優勝はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にはアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は9位でフィニッシュして久々のポイントを獲得した。

    タイトル争い激震:ピアストリ優勝、ノリスはLap65で痛恨リタイア
    ポール発進のオスカー・ピアストリが3度のSCと霧雨の不確実性の中でも主導権を維持して優勝。終盤はソフトのフェルスタッペンにDRS圏まで迫られたが、再開直後にギャップを開き逃げ切った。一方でランド・ノリスはLap65にマシントラブルで停車しSC発動、選手権の流れを左右しかねない一戦となった。

    母国で5年連続トップ2:フェルスタッペンは2位で猛追
    スタート直後にP2へ。ミディアム→終盤ソフトで再開直後はDRSを得てプレッシャーをかけたが届かず2位。荒れた展開でも着実にポイントを積み、勝機をうかがう内容だった。

    アイザック・ハジャー、堂々の初表彰台
    再開のたびに落ち着いてリスタートをさばき、追撃してきた強豪勢を抑えてP3フィニッシュ。スタートから「崩れない」走りでレーシングブルズに大戦果をもたらした。

    フェラーリに暗雲:ハミルトンがクラッシュ、ルクレールは接触後にDNF
    ルイス・ハミルトンはLap23にターン3のバンク立ち上がりでスナップし壁にヒットしてSC。シャルル・ルクレールはその後の攻防でメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリと接触、タイヤ損傷からリタイアへ。流れをつかめない週末となった。

    アントネッリはペナルティ重ねてP16に後退
    レクレールとの接触で10秒、さらにピットレーン速度超過で5秒。レース中は上位圏に顔を出す周回もあったが、合計15秒加算でチェッカー後にP16まで順位を落とした。

    中団勢の敢闘:アルボン5位、ベアマン6位、アストンは7・8位
    ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが堅実に5位。ハースのオリバー・ベアマンは粘りの走りで6位チェッカー。アストンマーティンはランス・ストロール7位、フェルナンド・アロンソ8位とダブル入賞でポイントを重ねた。

    角田裕毅はトラブル抱えつつ9位入賞
    「パワーダウン」を無線で訴える場面がありながらも、荒れた終盤と再開の混戦をまとめて9位フィニッシュ。レッドブルにポイントをもたらし、難しいコンディションで仕事を果たした。

    2025年F1オランダGP 決勝 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン     - 0 2
    2 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1.271 1.271 ↑ 1 2
    3 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 3,233 1.962 ↑ 1 2
    4 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 5.654 2.421 ↑ 1 2
    5 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 6.327 0.673 ↑ 10 2
    6 87 オリバー・ベアマン ハース 9.044 2.717 ↑ 14 1
    7 18 ランス・ストロール アストンマーティン 9.497 0.453 ↑ 12 2
    8 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 11.709 2.212 ↑ 2 2
    9 22 角田裕毅 レッドブル 13.597 1.888 ↑ 3 2
    10 31 エステバン・オコン ハース 14.063 0.466 ↑ 8 1
    11 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 14.511 0.448 ↑ 5 3
    12 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 17.063 2.552 ↓ 4 3
    13 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 17.376 0.313 ↓ 4 4
    14 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 19.725 2.349 ↑ 3 2
    15 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 21.565 1.840 ↓ 2 2
    16 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 22.029 0.464 ↓ 5 3
    17 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 23.629 1.600 ↓ 3 1
    DNF 4 ランド・ノリス マクラーレン     ↓ 16 2
    DNF 16 シャルル・ルクレール フェラーリ     ↓ 13 2
    DNF 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ     ↓ 13  
  • F1オランダGP 予選:ピアストリがPP獲得 ハジャー4番手 角田裕毅12番手

    F1オランダGP 予選:ピアストリがPP獲得 ハジャー4番手 角田裕毅12番手

    2025年F1オランダGPの予選で、オスカー・ピアストリがマクラーレンのチームメイトであるランド・ノリスとの激しい戦いを制し、ポールポジションを獲得した。予選終盤まで続いた接戦の末に勝利を収めた。

    週末を通じて全3回のプラクティスで首位を守ってきたノリスに対し、ピアストリはQ1で最速タイムを記録し反撃を開始。Q2ではノリスが再びペースを握ったが、Q3の争いでピアストリが1分08秒662を叩き出し、暫定ポールを獲得した。

    最終アタックでノリスは更新を狙ったが両者ともタイムを改善できず、0.012秒差でピアストリがポールを手にした。地元ファンの声援を受けたマックス・フェルスタッペンは、レッドブルで3番手につけた。

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、キャリア自己最高位となる4番手を獲得。5番手にはメルセデスのジョージ・ラッセル、6番手と7番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが続いた。レーシングブルズのリアム・ローソンも健闘し8番手、9番手にウィリアムズのカルロス・サインツ、10番手にアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが入り、トップ10を締めくくった。

    メルセデスのキミ・アントネッリは11番手でトップ10進出を逃し、レッドブルの角田裕毅も12番手に終わった。キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトは13番手、アルピーヌのピエール・ガスリーは14番手だった。15番手にはウィリアムズのアレックス・アルボンが入り、タイヤに苦しんだ末に不満を示した。

    アルピーヌのフランコ・コラピントは16番手でQ1敗退、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグも17番手と苦しい予選となった。ハースのエステバン・オコンとオリー・ベアマンは18番手と19番手に沈み、アストンマーティンのランス・ストロールはQ1序盤にバリアに接触し再走できず最下位の20番手となった。

    Q1 – ピアストリがノリスを上回り、ストロールがクラッシュ
    3回のプラクティスすべてでトップに立ち「全セッション最速」を記録したランド・ノリス。その流れを維持してポールポジションを獲得できるのか注目が集まったオランダGP予選は、現地時間15時に乾いた路面と晴天のもとスタートした。最初にコースに出たのは角田裕毅で、全車がソフト(C4)タイヤを装着しての走行となった。

    序盤に黄旗が掲示されたのはランス・ストロールのスピンによるものだった。前日のFP2でも大クラッシュを喫したストロールは、今回はグラベルを横切ってバリアにヒット。幸い自力でピットに戻れたが、そのままガレージに留まり走行を終えた。

    残り数分となると各車がタイム更新に殺到。ここまで最速のノリスを、オスカー・ピアストリが1分09秒338で上回った。シャルル・ルクレールは15番手ギリギリから9番手へ浮上。さらにリアム・ローソンが5番手に躍進する一方、フランコ・コラピントは一時的に脱出するも再び16番手に沈み脱落。ガブリエル・ボルトレトは15番手でぎりぎり突破した。ニコ・ヒュルケンベルグ(17番手)、エステバン・オコン(18番手)、オリバー・ベアマン(19番手)、ストロール(20番手)はここで姿を消した。

    脱落:コラピント、ヒュルケンベルグ、オコン、ベアマン、ストロール

    Q2 – ノリスが再びトップへ
    Q2開始時に最初にコースへ出たのはフェラーリ勢。ルクレールは走行中に「ターン10にキツネを見た」と無線で報告する場面もあったが、幸い無事に抜けていった。その後、各車が続々とタイム計測に入り、マックス・フェルスタッペンが1分09秒122で暫定トップ。2番手にキミ・アントネッリがつけるも、ノリスが1分08秒874でさらに更新。ピアストリも0.090秒差で続いた。

    一方でフェルスタッペンは走行中に前を走るノリスの動きに不満を漏らす場面もあった。中盤の順位では、アロンソ、ローソン、サインツ、ボルトレト、ガスリーらが脱落圏内に。

    二度目のアタックでは、ガスリーが10番手に浮上するもサインツが8番手へ上がり再び脱落。アレクサンダー・アルボンは13番手で改善できず無線で不満を訴えた。ローソンは8番手で突破、アロンソも7番手に入り突破成功。その結果、アントネッリ(11位)、角田裕毅(12位)、ボルトレト(13位)、ガスリー(14位)、アルボン(15位)がここで敗退となった。

    脱落:アントネッリ、角田裕毅、ボルトレト、ガスリー、アルボン

    Q3 – ピアストリが僅差でポール獲得
    Q3ではまずノリスとピアストリが先行出走。最初の計測でピアストリが1分08秒662を記録し暫定ポール。ノリスはわずか0.012秒届かず2番手に。ジョージ・ラッセルが続くも、フェルスタッペンが3番手に滑り込み観客を沸かせた。5・6番手はフェラーリ勢(ルイス・ハミルトンとルクレール)、続いてアイザック・ハジャー、アロンソ、サインツ、ローソンの順。

    最終アタックではノリスが先に出て、ピアストリがセクター1最速、ノリスがセクター2で最速と互いに譲らぬ攻防となったが、最終的に両者タイム更新ならず。ピアストリが僅差でポールポジションを守った。フェルスタッペンはセクター2全体最速を叩き出したが、最終的に3番手止まり。レーシングブルズのハジャーがキャリア最高の4番手を獲得する健闘を見せた。

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン/1位)
    「最高のタイミングで仕上げられたと思う。この結果を出せて本当にうれしいけれど、もちろんポイントは明日だからね。ここまでの週末は少し難しそうに見えていたから、なおさら満足している。少しずつ改善を重ねていった。まだ試してみたいこともあるけれど、全体的にはとても満足している。僕たちは毎週末お互いを倒そうと全力を尽くしているんだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン/2位)
    「週末を通して常に接戦で、どちらに転んでもおかしくなかった。だから、ポールを取れなかったことには少しがっかりしている。いいラップだったけれど、ストレートで小さな向かい風があって、ほんの0.01秒を失った。でも明日は楽しめるはずさ。去年は僕たち2人ともスタートがひどかったから、どうなるか見ものだね!」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル/3位)
    「ここまでの週末はかなりトリッキーだったけれど、予選はこの週末で一番いい感触だった。だからとても満足しているし、観客のエネルギーは本当に素晴らしかった。マクラーレンは週末を通してとても速かった。だから僕たちは自分自身のレースに集中することが何より大切なんだ」

    F1オランダGP オスカー・ピアストリオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が今季5度目のポールポジション獲得

    2025年F1 オランダGP 予選 結果

    1.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) 1:08.662
    2.ランド・ノリス(マクラーレン) 1:08.674
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:08.925
    4.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) 1:09.208
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス) 1:09.255
    6.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    7.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    8.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    9.カルロス・サインツ(ウィリアムズ)
    10.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    11.キミ・アントネッリ(メルセデス)
    12.角田裕毅(レッドブル)
    13.ガブリエル・ボルトレト(キック・ザウバー)
    14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    15.アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    17.ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)
    18.エステバン・オコン(ハース)
    19.オリー・ベアマン(ハース)
    20.ランス・ストロール(アストンマーティン)

  • 角田裕毅は12番手 … F1オランダGP 予選:結果・タイムシート

    角田裕毅は12番手 … F1オランダGP 予選:結果・タイムシート

    2025年F1オランダGP 予選の結果・タイムシート。8月30日(土)にザントフォールトで2025年のF1世界選手権 第15戦 オランダグランプリの公式予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2番手にランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がキャリアハイの4番手。角田裕毅(レッドブル)は12番手で予選を終えた。

    ■ マクラーレンがフロントロー独占、ピアストリが僅差でPP
    オスカー・ピアストリが1分08秒662を記録し、ランド・ノリスを0.012秒差で抑えてポールポジションを獲得。マクラーレンがフロントローを独占した。

    ■ ノリスは2番手、向かい風に泣き0.01秒届かず
    ランド・ノリスはQ1・Q2を通じて好調だったが、最後のアタックでストレートスピードをわずかに失い、0.012秒差で2番手にとどまった。

    ■ フェルスタッペンは3番手、母国で巻き返しへ
    マックス・フェルスタッペンは難しい週末の中で予選が最も好感触だったと語り、3番手を確保。地元観客の声援を背に決勝での逆襲を狙う。

    ■ ルーキーのハジャーがキャリア最高位の4番手
    アイザック・ハジャーが堂々の4番手を獲得。ラッセルやルクレールを抑え、ルーキーとして大きな躍進を見せた。

    ■ 角田裕毅は12番手でQ2敗退、惜しくもQ3届かず
    角田裕毅はQ2序盤に9番手につけたが、サインツやアロンソのタイム更新により後退。最後はローソンのアタックに弾き出され、12番手で敗退した。

    ■ Q1でストロールがクラッシュ、ハースはダブル脱落
    ハース勢はエステバン・オコン18位、オリバー・ベアマン19位とともにQ1で敗退。ランス・ストロールはターン3でのクラッシュにより計測できず、20位に沈んだ。

    2025年F1 オランダGP 予選 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分09秒338 1分08秒964 1分08秒662
    2 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分09秒469 1分08秒874 1分08秒674
    3 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル

    1分09秒696

    1分09秒122 1分09秒048
    4 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分09秒966 1分09秒439 1分09秒208
    5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分09秒676 1分09秒313 1分09秒255
    6 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分09秒906 1分09秒304 1分09秒340
    7 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分09秒900 1分09秒261 1分09秒390
    8 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分09秒779 1分09秒383 1分09秒500
    9 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分09秒980 1分09秒472 1分09秒505
    10 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分09秒950 1分09秒366 1分09秒630
    11 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分09秒845 1分09秒493  
    12 22 角田裕毅 レッドブル 1分09秒954 1分09秒622  
    13 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分10秒037 1分09秒637  
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分09秒894 1分09秒652  
    16 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分09秒792    
    16 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分10秒104    
    17 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分10秒195    
    18 31 エステバン・オコン ハース 1分10秒197    
    19 87 オリバー・ベアマン ハース 1分10秒262    
    20 18 ランス・ストロール アストンマーティン No Time    
  • F1オランダGP FP3:ランド・ノリスが全プラクティス最速 角田裕毅12番手

    F1オランダGP FP3:ランド・ノリスが全プラクティス最速 角田裕毅12番手

    ランド・ノリスは2025年F1オランダGPに向けたフリー走行最終セッション(FP3)でもトップタイムを記録し、全プラクティスを通じて最速を独占した。マクラーレンのチームメイト、オスカー・ピアストリに0.2秒以上の差をつけ、セッションを締めくくった。

    このマクラーレン勢のワンツーは予選前に存在感を見せつけるものとなり、後方との差も明確だった。ジョージ・ラッセルとカルロス・サインツが後続グループを率いた。

    一夜の豪雨により1時間のセッション開始時には路面が湿っており、数分間は誰もザントフォールト・サーキットに出て行かなかった。

    やがて最初にコースへ出たのはレーシングブルズのアイザック・ハジャーだった。前日のFP2で走行ゼロに終わったため、挽回を図る走行だったが、インターミディエイトでわずか1周のみを走行。「路面はとてもグリーンだ」と無線で報告し、ピットへ戻った。続いてキミ・アントネッリがミディアムタイヤでコースを走行した。

    アントネッリは1分13秒740で首位に立ち、その後、フランコ・コラピントとガブリエル・ボルトレトがハードタイヤでタイムを更新。FP2で大クラッシュを喫し、夜間にサバイバルセル交換を行ったアストンマーティンのランス・ストロールは、最初にソフトを使用して1分11秒854を記録し、1分12秒を切る初めてのタイムを出した。だがその後アントネッリ、さらにフェルナンド・アロンソが更新し、アロンソは1分11秒082を記録した。

    金曜の最速者ノリスはセッション20分過ぎにソフトで1分10秒262をマークして首位に立ち、マクラーレンのピアストリも最初のソフトで0.1秒未満の差に迫った。

    フェルスタッペンはミディアムで再び3番手に浮上し、ノリスから0.4秒遅れで続いた。路面コンディションは改善を続けたが、20台が走行していたためクリアラップを得るのは難しかった。

    ピアストリは2セット目のソフトで1分10秒120を記録し、ノリスを一時的に上回った。オーストラリア人は第1セクターで一貫してノリスより速かったが、残りの区間でタイムを失った。

    残り15分となり、全チームが予選シミュレーションに集中。ノリスは1分08秒972を記録し、金曜の自己ベストを大幅に更新するタイムを叩き出した。ピアストリはその次のアタックで0.242秒差にとどまり、両者のベストラップはここで確定した。

    フェルスタッペンのソフトでの最初のアタックは、ノリスからほぼ1秒遅れとなり、ラッセルがその前に割って入り3番手に入った。

    その後ラッセルは奇妙な場面に遭遇し、高速でピットレーン入り口へ向かう際にアロンソのアストンマーティンと接触しかける場面があった。この件は調査対象となった。

    サインツはウィリアムズでフェルスタッペンを上回り、フェルスタッペンは母国GPで5番手に終わった。6番手にはフェラーリのシャルル・ルクレール、7番手にはもう一台のウィリアムズ、アレックス・アルボンが入った。ストロール、ハジャー、アロンソがトップ10を締めくくった。

    レーシングブルズのリアム・ローソン、レッドブルの角田裕毅、キック・ザウバーのボルトレトが11〜13番手。フェラーリのルイス・ハミルトンは14番手にとどまった。ハースのオリバー・ベアマンとニコ・ヒュルケンベルグがアントネッリの前に位置。アントネッリは最終ラップでストロールと角田裕毅に妨害されてタイムを伸ばせなかった。

    エステバン・オコン(ハース)はアルピーヌ勢の前でフィニッシュし、ピエール・ガスリー、そしてコラピントが続いた。午後の予選を控え、セッションは終了した。

    F1 オランダGPラッセルはFP3で「ベスト・オブ・ザ・レスト」となった

    2025年F1 オランダGP フリー走行2回目 結果・ラップタイム

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分08秒972
    2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分09秒214
    3.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分09秒858
    4.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分09秒913
    5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分09秒925
    6.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分09秒938
    7.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分10秒999
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分10秒103
    9.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分10秒166
    10.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分10秒232
    11.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分10秒300
    12.角田裕毅(レッドブル) – 1分10秒349
    13.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分10秒361
    14.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分10秒373
    15.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分10秒595
    16.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分10秒599
    17.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分10秒697
    18.エステバン・オコン(ハース) – 1分10秒801
    19.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分10秒963
    20.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分11秒054

  • 角田裕毅は12番手 … F1オランダGP フリー走行3回目:結果・タイムシート

    角田裕毅は12番手 … F1オランダGP フリー走行3回目:結果・タイムシート

    2025年F1オランダGP フリー走行3回目の結果・タイムシート。8月30日(土)にザントフォールトで2025年のF1世界選手権 第15戦 オランダグランプリのFP3セッションが行われた。

    トップタイムを記録したのはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は5番手、角田裕毅(レッドブル)は12番手でセッションを終えた。

    ノリスが3連続トップ、圧巻の1分08秒972
    ランド・ノリスがFP1、FP2に続き最速。前年のポールタイムを0.7秒更新する1分08秒972をマークし、予選に向けて頭ひとつ抜けた速さを示した。

    ピアストリ2番手も0.242秒差
    オスカー・ピアストリは2番手を確保したが、ノリスとの差は0.242秒。すべてのセクターでわずかに劣り、予選で逆転が必要な状況となった。

    ラッセル3位、サインツ4位で接戦
    メルセデスのジョージ・ラッセルが3位、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.が4位に入り、両者の差はわずか0.055秒。2列目争いは大混戦となった。

    フェルスタッペン5位、フェラーリは復調気配
    母国のマックス・フェルスタッペンは5位にとどまり、完全には噛み合わない内容に。シャルル・ルクレールは6位に入り、フェラーリは前日の不振から改善を見せた。

    アストンマーティン後退、ストロール8位・アロンソ10位
    FP1・FP2で好調を示したアストンマーティンは、FP3でやや後退。ランス・ストロールが8位、フェルナンド・アロンソは10位にとどまった。

    角田12位、ハジャー9位と健闘
    角田裕毅は12位にとどまり上位争いに絡めなかったが、レーシングブルズのアイザック・ハジャーが9位と健闘。中団グループは依然として接戦となった。

    2025年F1 オランダGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分08秒972   16
    2 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分09秒214 0.242 15
    3 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分09秒858 0.886 17
    4 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分09秒913 0.941 23
    5 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分09秒925 0.953 20
    6 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分09秒938 0.966 23
    7 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分10秒999 1.127 22
    8 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分10秒103 1.131 24
    9 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分10秒166 1.194 21
    10 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分10秒232 1.260 20
    11 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分10秒300 1.328 17
    12 22 角田裕毅 レッドブル 1分10秒349 1.377 19
    13 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分10秒361 1.389 21
    14 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分10秒373 1.401 20
    15 87 オリバー・ベアマン ハース 1分10秒595 1.623 19
    16 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分10秒599 1.527 24
    17 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分10秒697 1.725 31
    18 31 エステバン・オコン ハース 1分10秒801 1.829 18
    19 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分10秒963 1.991 24
    20 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分11秒054 2.082 21
  • F1オランダGP FP2:連続トップのノリスにアロンソが迫る 角田裕毅7番手

    F1オランダGP FP2:連続トップのノリスにアロンソが迫る 角田裕毅7番手

    マクラーレンのランド・ノリスは、2025年F1オランダGPフリー走行2回目(FP2)でもトップタイムを叩き出し、金曜日のセッションを完全制覇した。このセッションは2度の赤旗中断により波乱含みとなり、ランス・ストロールとアレックス・アルボンがクラッシュで走行を終える展開となった。

    ドライコンディションながら雨の予兆が漂う中、ドライバーたちは一斉にザントフォールト・サーキットへと飛び出した。

    リーダーを務めたのはレーシングブルズのリアム・ローソン。FP1最速のノリスはミディアムタイヤで1分12秒615をマークして一時首位に立ったが、その後カルロス・サインツとフェルナンド・アロンソにかわされた。小雨が降り始める中、ノリスは次のアタックで1分11秒294を記録し、1分12秒を切る最初のドライバーとなった。アストンマーティンのランス・ストロールが2番手に食い込み、その裏でアロンソはメルセデスのキミ・アントネッリに妨害されたと無線で不満を漏らした。

    キック・ザウバー勢のガブリエル・ボルトレトとニコ・ヒュルケンベルグがソフトタイヤで2番手と3番手に入り、母国の英雄マックス・フェルスタッペンはミディアムでノリスから0.3秒差の4番手につけた。やがて開始10分過ぎ、ハースのオリバー・ベアマンが1分11秒113で首位に浮上した直後、ストロールがターン3で激しくクラッシュし赤旗となった。無線で無事を伝えたストロールのマシンが回収され、39分を残してセッションは再開。ここでレーシングブルズのアイザック・ハジャーが初めてコースに出たが、アウトラップでストップし、バーチャルセーフティカーで処理された。

    セッション中盤、ヒュルケンベルグがソフトで1分11秒080を記録して首位に浮上。ルイス・ハミルトンは最速セクター1を刻みながらターン9出口で再び360度スピン、金曜日2度目のスピンを喫した。その後天候が回復し、日差しが差し込むとタイムは急激に短縮。アロンソが1分09秒977を記録したが、ノリスがソフトで1分09秒890を叩き出し再びトップに返り咲いた。やがてアルボンがターン1でコースオフし、フロントウイングを損傷してグラベルに乗り上げ、2度目の赤旗が提示された。残り21分の時点でセッションは中断され、マシンが回収された後、残り16分で再開。雨の心配が消えたことで各チームはロングランに専念し、順位に大きな変動はなかった。

    最終的にノリスがアロンソを0.087秒抑えて金曜2セッション連続トップを確保。3番手にはチームメイトのオスカー・ピアストリが入り、ピットレーンでのジョージ・ラッセルとの接触が審議対象となった。4番手はラッセル、5番手はフェルスタッペンで、ノリスから0.6秒遅れだった。以下、ハミルトン、レッドブルの角田裕毅、フェラーリのシャルル・ルクレール、アルピーヌのフランコ・コラピント、ヒュルケンベルグがトップ10を締めた。

    11位にはベアマン、12位にアントネッリ。FP1でのクラッシュを取り返す走行を見せた。ボルトレトは13位、続くローソン、ハースのエステバン・オコン、ウィリアムズのサインツ、アルボン、ストロール、アルピーヌのピエール・ガスリー、そしてタイム計測できなかったハジャーが続いた。土曜日にはフリー走行3回目、そして予選が控えており、決勝に向けた本格的な戦いが始まる。

    オランダグランプリアロンソが2番手で2台のマクラーレン勢の間に割って入った

    2025年F1 オランダGP フリー走行2回目 結果・ラップタイム

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分09秒890
    2.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分09秒977
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分09秒979
    4.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分10秒274
    5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分10秒478
    6.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分10秒738
    7.角田裕毅(レッドブル) – 1分10秒795
    8.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分10秒834
    9.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分10秒957
    10.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分11秒080
    11.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分11秒113
    12.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分11秒185
    13.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分11秒320
    14.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分11秒339
    15.エステバン・オコン(ハース) – 1分11秒361
    16.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分11秒682
    17.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分11秒756
    18.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分11秒975
    19.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分12秒122
    20.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – No Time

  • 角田裕毅は7番手 … F1オランダGP フリー走行2回目:結果・タイムシート

    角田裕毅は7番手 … F1オランダGP フリー走行2回目:結果・タイムシート

    2025年F1オランダGP フリー走行2回目の結果・タイムシート。8月29日(金)にザントフォールトで2025年のF1世界選手権 第15戦 オランダグランプリのFP2セッションが行われた。

    トップタイムを記録したのはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、3番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は5番手、角田裕毅(レッドブル)は7番手でセッションを終えた。

    ノリスが連続トップ、初日を制す
    ランド・ノリスがソフトタイヤで1分09秒890をマークし、FP1に続いて首位。3戦3勝中の勢いを維持し、初日の両セッションを制した。

    アロンソ2番手、ピアストリは僅差の3番手
    フェルナンド・アロンソが0.087秒差の2位、オスカー・ピアストリも0.089秒差で3位とトップ3は僅差。マクラーレンとアストンマーティンが互角の速さを見せた。

    赤旗2回とVSC、多発するアクシデント
    ランス・ストロールが大クラッシュ、アレクサンダー・アルボンもターン1でバリアに接触し2度の赤旗。さらにアイザック・ハジャーはマシントラブルでVSCを引き起こし、セッションは度々中断された。

    フェラーリ改善、ハミルトン6位・ルクレール8位
    FP1で苦戦したフェラーリは両者がトップ10入り。ルイス・ハミルトンは再びスピンを喫したが6位、シャルル・ルクレールも8位と前進した。

    フェルスタッペンは5位、角田7位に健闘
    母国GPのマックス・フェルスタッペンは5位にとどまった一方、角田裕毅はトップから0.9秒差で7位に入り存在感を示した。

    走行不足のドライバーに不安残す
    ストロール、アルボン、ハジャーはいずれもアクシデントやトラブルで走行が限られ、初日のデータ収集に大きな遅れを抱えた。

    オランダグランプリ

    2025年F1 オランダGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分09秒890   28
    2 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分09秒977 0.087 20
    3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分09秒979 0.089 29
    4 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分10秒274 0.384 25
    5 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分10秒478 0.588 23
    6 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分10秒738 0.848 22
    7 22 角田裕毅 レッドブル 1分10秒795 0.905 26
    8 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分10秒834 0.944 23
    9 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分10秒957 1.067 26
    10 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分11秒080 1.190 25
    11 87 オリバー・ベアマン ハース 1分11秒113 1.223 27
    12 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分11秒185 1.295 21
    13 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分11秒320 1.430 25
    14 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分11秒339 1.449 25
    15 31 エステバン・オコン ハース 1分11秒361 1.471 23
    16 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分11秒682 1.792 30
    17 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分11秒756 1.866 16
    18 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分11秒975 2.085 7
    19 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分12秒122 2.232 28
    20 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ No TIme   1
  • 角田裕毅は16番手 … F1オランダGP フリー走行1回目:結果・タイムシート

    角田裕毅は16番手 … F1オランダGP フリー走行1回目:結果・タイムシート

    2025年F1オランダGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。8月29日(金)にザントフォールトで2025年のF1世界選手権 第15戦 オランダグランプリのFP1セッションが行われた。

    トップタイムを記録したのはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にはランス・ストロール(アストンマーティン)が続いた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は6番手、角田裕毅(レッドブル)は16番手でセッションを終えた。

    ノリスが首位発進、マクラーレン1-2
    ランド・ノリスが1分10秒278でトップ、オスカー・ピアストリが0.292秒差で2番手に続き、マクラーレンがワンツーでFP1を締めくくった。ノリスは途中グラベルに飛び出す場面もあったが問題なく走行を続け、週末の好調さを示した。

    アストンマーティン勢が3・4番手
    ランス・ストロールが3番手、フェルナンド・アロンソが4番手と、ともに上位を確保。特にストロールは終盤のクリアラップで大きく順位を上げ、週末に向けて上々の滑り出しを見せた。

    フェラーリ苦戦、ルクレール14位・ハミルトン15位
    シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンは揃ってソフトタイヤを試したが14位・15位と振るわず。ハミルトンはターン3でスピンを喫し、ルクレールも「全然ダメだ」と無線で不満を漏らすなど、不安の残る内容だった。

    角田とアントネッリがスピン、赤旗中断
    角田裕毅はスピンしグラベルに飛び出したが自力でピットに復帰。しかしアンドレア・キミ・アントネッリはターン1でオーバーランして砂利にスタックし、赤旗の原因に。走行はわずか6周にとどまり、大きな痛手となった。

    フェルスタッペンもコースオフ、ラッセルもヒヤリ
    母国GPのマックス・フェルスタッペンも練習スタート後にターン1でグラベルに突入。さらにジョージ・ラッセルもロックアップで砂利をかすめるなど、多くのドライバーが強風に翻弄された。

    中団勢は接戦、アルボン・ウィリアムズ勢が健闘
    アレクサンダー・アルボンが5番手、カルロス・サインツJr.が8番手とウィリアムズ勢が存在感を示す一方、ザウバーのガブリエル・ボルトレトも9番手と健闘。トップとの差は大きいが、中団グループは僅差の戦いとなった。

    2025年F1 オランダGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分10秒278   35
    2 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分10秒570 0.292 32
    3 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分10秒779 0.501 25
    4 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分10秒841 0.563 25
    5 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分11秒171 0.893 33
    6 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分11秒218 0.940 24
    7 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分11秒386 1.108 29
    8 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分11秒458 1.180 33
    9 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分11秒509 1.231 30
    10 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分11秒613 1.335 30
    11 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分11秒753 1.475 29
    12 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分11秒772 1.494 30
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分11秒875 1.597 30
    14 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分11秒951 1.673 32
    15 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分11秒960 1.682 28
    16 22 角田裕毅 レッドブル 1分12秒126 1.848 24
    17 31 エステバン・オコン ハース 1分12秒144 1866 29
    18 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分12秒276 1.998 27
    19 87 オリバー・ベアマン ハース 1分12秒564 2.286 30
    20 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分14秒275 3.997 6
  • F1 2025年シーズン前半戦を総括::角田裕毅、注目の新人、王座争い

    F1 2025年シーズン前半戦を総括::角田裕毅、注目の新人、王座争い

    2025年シーズンは波乱に満ちた前半戦となった。開幕戦から荒天の混乱、シルバーストンでの歴史的瞬間、そしてカナダでのサプライズ勝利と、見どころは尽きない。角田裕毅の奮闘、新人アイザック・ハジャーやガブリエル・ボルトレトの台頭も大きな注目を集めている。

    ドライバーズ選手権はオスカー・ピアストリとランド・ノリスのマクラーレン勢が激しく争い、わずか9ポイント差で後半戦に突入。フェルスタッペンやルクレールも食い下がり、各チームの今後の戦い方がシーズンの行方を左右することになる。

    2025年シーズンも折り返し地点を迎えた。F1は夏休みに入り、ここでこれまでの前半戦を振り返る絶好のタイミングだ。F1.comはローレンス・バレット、クリス・メドランド、デイビッド・トレメイン、アレックス・ジャック、ジェームス・ヒンチクリフの5人の筆者に、ここまでの印象と後半戦への大胆予想を聞いた。

    これまでで最高のレースは?

    ローレンス・バレット(F1特派員&プレゼンター):今年は素晴らしいレースがいくつもあったが、僕は開幕戦のオーストラリアに一票を投じたい。メルボルンの危険なコンディションは大きなドラマを生み出し、3回のセーフティカー、スタート中止、多数のクラッシュが発生した。ランド・ノリスがすべてを制して優勝し、一方で新人のキミ・アントネッリは16番手から4位にまで上がる走りを見せ、アレックス・アルボンもウィリアムズで5位に入る快走を披露した。

    クリス・メドランド(特別寄稿):オーストラリアも十分エンターテインメント性があったけど、僕が選ぶのはイギリスGPだ。最終的には優勝争いが少ししぼんでしまったのは残念だった──オスカー・ピアストリがとてもいい走りをしていたから──でも、他のところではたくさんのアクションがあった。そしてついにニコ・ヒュルケンベルグが表彰台を獲得したのは本当に素晴らしい出来事だった。最後のラップでもポイント圏内での争いが続くなど、全体を通して素晴らしいレースだった。

    デイビッド・トレメイン(殿堂入りF1ジャーナリスト):いろいろな意味で、僕はカナダGPが最も楽しめた。というのも、決して諦めないジョージ・ラッセルがフェルスタッペンを破って勝利しただけでなく、キミ・アントネッリが真の潜在能力を示して初表彰台を獲得し、史上最年少でその快挙を達成したからだ。さらに2人のマクラーレン・ドライバーが4位を争って激しいバトルを展開し、その結果接触するというスパイスも加わった。

    アレックス・ジャック(F1 TVコメンテーター):イギリスGPだ。これだけのアクションが詰まったレースはなかなかない。極端な天候、スピン、オーバーテイク、物議を醸したペナルティ、地元の優勝、そして最後のコーナーを回るときまで信じられなかったニコ・ヒュルケンベルグの表彰台。すべてが歴史に残る瞬間だった。

    ジェームス・ヒンチクリフ(インディカー優勝者/アナリスト):シルバーストン──今年のレースはまさにブロックバスターだった。変化する天候、物議を醸したペナルティ、そしてその国のトップタイトル候補による地元での初優勝で、記憶に残る一戦となった。チェッカーフラッグまで複数のエキサイティングなバトルが続き、239回目の挑戦でようやく表彰台に立ったヒュルケンベルグの姿はとてつもなく感動的だった。

    ここまでのトップ3ドライバーは?

    バレット:ドライバーズランキングのトップ3は、真の序列をよく反映していると思う。オスカー・ピアストリは容赦のないほど一貫していて、6勝と6回の表彰台を挙げ、堂々と首位に立っている。チームメイトのノリスも輝きを放ち、直近4戦で3勝を挙げたことでタイトル争いの真っただ中にいる。そしてマックス・フェルスタッペンは、今のマシン性能を考えれば3位にいること自体が驚きだ。それでも彼の恐るべき才能によって2勝と他3回の表彰台を獲得し、例年通りレッドブルの大半のポイントを稼ぎ出している。

    メドランド:僕はオスカー・ピアストリ、アレックス・アルボン、ジョージ・ラッセルだ。その理由は3人とも共通していて、結果を最大化するのを妨げるような大きなミスをほとんどしていないからだ。ピアストリの場合はメルボルン──ほんのわずかな差だった──やシルバーストンでのセーフティカー違反くらいで、それ以外は常に高いレベルを維持している。アルボンも同様に、ウィリアムズで与えられた重要なチャンスをほとんどすべてものにしていて、シーズンが進むにつれてマシンの競争力が落ちてきた今、それは特に大きい意味を持つ。ラッセルはイモラ以降メルセデスのサスペンショントラブルに苦しんでいるが、それでもカナダでの優勝、ハンガリーでの表彰台、さらに3回のトップ5フィニッシュを記録した。3人目はラッセルかシャルル・ルクレールかで迷ったが、カナダの勝利がラッセルを選ぶ決め手となった。

    トレメイン:純粋なパフォーマンス、スピード、基本的な能力に基づけば、オスカー・ピアストリ、シャルル・ルクレール、マックス・フェルスタッペンだ。もちろん、ランド・ノリスもそのリストに入るべきで、トップ4になる。でも僕にとってはこうだ。ノリスは誰にも劣らない速さを持ち、スムーズで、大きなミスを滅多にしない(ただし本当に攻めすぎているときにはミスをすることもある。スパでそうだった)。ただ、彼はチームメイトの後ろにいる立場で戦略的に後にピットに入ることができ、その結果、少し幸運に助けられて勝利したレースもあると感じる。だから僕はピアストリを選んだ。彼は非常に速く、エラーを犯す傾向がより少ないからだ。ルクレールは操縦の難しいフェラーリから最大限を引き出しているし、フェルスタッペンも同じだ。イモラで彼がやったこと──非常に手強いマシンを完璧な方法で操り、マクラーレンに勝った──には本当に感銘を受けた。RB21をとても穏やかに、従順に見せたのだ。

    ジャック:1. オスカー・ピアストリ──シーズン前の予想を覆してマクラーレンの主役となった。2. マックス・フェルスタッペン──本来なら届かないはずの結果をつかみ取っている。3. ジョージ・ラッセル──キャリア最高のレベルで走っている。

    ヒンチクリフ:僕にとってはあまりひねりのないリストだが、オスカー、ランド、マックスだ。マックスは圧倒的に優位なマクラーレンに対して真正面から挑み、4回のポールと2回の勝利を挙げているのは驚異的だ。ランドとオスカーは今年ずっと互角にやり合っていて、両者ともタイトルを狙える初めてのチャンスに立ち向かっている。同じガレージのドライバー同士でこれをやるのは非常に難しいが、彼らは今のところプロフェッショナルに振る舞い、コース上で語っている。今のところは……。

    2025年のF1世界選手権ドライバーズ選手権ではピアストリとノリスがわずか9点差

    今年最も“目立たず活躍した”ドライバーは?

    ローレンス・バレット:アレックス・アルボンとニコ・ヒュルケンベルグの接戦だと思う。後者は239戦目でついに掴んだ表彰台に相応しい走りをしたけど、僕にとってはシーズンを通したアルボンの持続的な輝きがこの称号にふさわしい。高く評価されるカルロス・サインツが今年チームメイトに加わったことで、アルボンは確実にステップアップした。オーストラリア、マイアミ、イモラでの走りは見事だったし、スペインからオーストリアにかけて3戦連続でリタイアしたあとも、強い精神力で見事に立ち直った。

    クリス・メドランド:正直、アルボンのパフォーマンスはもう「目立たない」とは言えないだろう。だから僕は、ハースのどちらかを選びたい。特にエステバン・オコンだ。オリー・ベアマンが予選で見せた走りも印象的だったし、4戦連続でP11というリザルトを並べていた時期は、少し運があればもっと多くのポイントを得られたはずだ。それでも、オコンは要所で大きな結果を出した。彼はトップ10に入っていて、新しいチームで、しかもマシンは競争力があるときでも4番手か5番手がせいぜいだった。まだ本領を発揮していない面もあると思うけど、それは彼自身とハースにとってポジティブな材料だ。

    デイビッド・トレメイン:候補を挙げるなら、キック・ザウバーの2人、ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトだし、あるいはリアム・ローソンもそうだ。彼はレッドブルで結果を出せなかったというレッテルを見事に払いのけ、レーシングブルズで見事に立ち直っただけでなく、速いチームメイトのアイザック・ハジャーを予選でもレースでも上回る走りを見せている(このあと触れる)。さらにキミ・アントネッリも、期待よりは波のあるシーズンを過ごしているとはいえ、時折きらめきを見せている。だが、最終的に僕が選ぶのはアレックス・アルボンだ。彼についてわかっていることは三つある。いい奴だ、速い、そして真のレーサーだ。サインツという勝者をチームメイトに迎えながらも互角に戦っている。無線を聞けば、彼がただの“おとなしい猫”じゃなく、時には“虎”のように闘志を剥き出しにするのがわかる。ウィリアムズには失礼かもしれないが、僕は彼をトップチームのマシンで見てみたい。

    アレックス・ジャック:アルボンは新しいチームメイトのカルロス・サインツという脅威に見事に応えた。このシーズンは彼にとってキャリアの評価を決定づける一年になる可能性があったが、彼はほとんど常にポイント圏内を狙える走りをしている。多くのドライバーがタイムを接近させたスパで5番グリッドを獲得したのは際立った瞬間だった。シーズンを“移行期”と予想していた人が多かった中で、アルボンは素晴らしい走りを見せている。

    ジェームス・ヒンチクリフ:マシン以上の結果を安定して残しているドライバーが何人かいるが、あまり語られていない一人を挙げるならエステバン・オコンだ。ハースは不安定なマシンに苦しんでいて、時には速くても、そうでないことも多い。そんな中で、初年度の彼は経験を活かして貴重なポイントを積み上げている。ポイントランキングではトップ10にいて、アストンマーティンの2人や、非常に速いレーシングブルズのハジャーを上回っているのは立派だ。ヒュルケンベルグはシルバーストンの表彰台で前に出ているが、オコンもさらに上を目指せると思う。

    今年最も印象的な新人は?

    バレット:アイザック・ハジャーだ。メルボルンでの不運なクラッシュから立ち直り、モナコでの見事な6位入賞を含む強力な結果を積み上げてきた。レッドブルの一員としてレースをするプレッシャーの中で、安定して好パフォーマンスを出している点は本当に評価できる。

    メドランド:最初はアイザック・ハジャーを選ぼうと思った。というのも、彼には驚かされたからだ。だが質問が「最も印象的な新人」なら、答えはガブリエル・ボルトレトだ。彼に対してはもともと高い期待を抱いていた。F3とF2を新人で連続タイトル獲得したブラジル人だから、F1で実力を見せてくれると信じていたが、まさにその通りだ。彼は学習が早く、序盤の難しいマシンをうまく操り、今ではしっかり結果を出している。シーズン後半にかけて自信が高まれば、さらにアグレッシブなレースクラフトを見せてくれるはずだ。ハジャーは速さは疑いなかったけど、即戦力かどうかは不透明だった。メルボルンで失望を味わったあと、見事に巻き返して前半戦を戦い抜いた。最近はやや結果が落ちているけど、それでも強い印象を残した。

    トレメイン:アイザック・ハジャーに間違いない。正直、彼をレーシングブルズに置いたときは驚いたし、角田裕毅との“無線バトル”を楽しみにしていたが、裕毅がレッドブルに昇格したことでそれは実現しなかった。しかし真面目な話、ハジャーは多くの場面で印象的なパフォーマンスを見せ、常に前向きだった。彼は冷静さを失わず、ミーティングの初日からすぐに全開で走れていて、慣れる時間を必要としない。間違いなく注目すべきドライバーだ。

    ジャック:メルボルンのあとハジャーを心配したが、その後のレースで見せた速さは際立っていた。モナコでの週末は、彼がF1ドライバーとしての潜在力を存分に発揮した。加えて、速さとコントロール、いつ戦うか・いつポイントを確保するかの判断を兼ね備えている点に感心した。

    ヒンチクリフ:これはハジャーに軍配が上がると思う。小さな注釈として、VCARB02はマクラーレンを除けば最も安定した相対性能を示したマシンだった。だから、ハースのベアマンやキック・ザウバーのボルトレトのように、好不調の波が大きく出なかったことが、彼の印象をより際立たせた部分もある。それでも3人とも後半戦の“最優秀新人”争いに残るだろう。

    角田裕毅 F1ハジャーとボルトレトは今季F1に昇格した新人の一人

    後半戦で最も注目を浴びるチームとドライバーは?

    バレット:3チームを一括りにして挙げるけど、それはマクラーレンを追う立場のフェラーリ、メルセデス、レッドブルだ。マクラーレンとの差は約300ポイントにもなり、後半戦ではその理由を分析し、来年以降に向けて差を埋める準備を進める必要がある。そしてドライバーに関しては、来季の契約が固まっていない者が注目を浴びる。角田裕毅もその一人だ。日本人ドライバーは時折スピードを見せており、難しいレッドブルのマシンに順応しつつあることを示しているが、2026年のシートを確保するには安定してポイントを取り始める必要がある。

    メドランド:フェラーリとルイス・ハミルトンだ。以前ならレッドブルとフェルスタッペンを挙げていたかもしれないが、最近の変化とコミットメントを考えると、注目はハミルトンだろう。ハンガリー後、彼は特に落胆し、苛立っているように見えた。12年過ごしたメルセデスからの移籍後、難しい時期になることは予想されていたが、昨年終盤の強さと比較してフェラーリが競争力を欠いていることが、状況をさらに悪化させている。モンツァを控え、このコンビは数戦にわたって大きな注目を浴びるだろう。

    トレメイン:全員だ!それがこのスポーツの本質だからね。でもトップから見ていくと、最も注目されるのはランド・ノリスだと思う。彼が自分の心境を率直に語ったのは尊敬できるが、同時にそれを200マイルでコーナーに飛び込むライバルたちにさらしてしまったとも言える。アメリカの名手ダン・ガーニーがスターリング・モスについて語ったことを思い出す。「もし近づいてプレッシャーをかけることができても、モスは必ず逆にプレッシャーをかけ返す側に回ってしまうから、彼が崩れる瞬間を見ることはできなかった」と。世界はノリスが“滅多に心の内を見せないピアストリ”とどう向き合うか、その一挙手一投足を注視することになるだろう。

    ジャック:レッドブルもフェルスタッペンに復調の兆しを見せる必要があるけど、現実的にはフェラーリとルイス・ハミルトンだ。プレシーズンの楽観ムードはすでに消え去り、ベルギーやハンガリーで非常に落胆した姿を見るのは辛かった。チームもドライバーも、昨年ちょうど今頃に見せていたようなフォームを取り戻す道を見つけなければならない。

    ヒンチクリフ:良くも悪くも、フェラーリは常に注目を浴びる存在だ。支配していない限り、常に期待と批判の目が注がれる。ハンガリー後は後半戦に向けてさらに注目が集まるだろう。フレデリック・バスールの将来が保証されたのは安定要素だが、ブダペスト後にハミルトンが語った落胆ぶりは極めて深刻で、このコンビがついに噛み合い、彼が表彰台争いに戻れるかどうかを誰もが注視している。

    ドライバーズタイトルを獲得するのは?

    バレット:このドライバーズタイトル争いは最後まで縺れると思う。マクラーレンは2人を自由に戦わせていて、ノリスとピアストリはその戦略を最大限に活かして素晴らしいレースを見せている。僕はシーズン前にノリスをチャンピオン予想していたし、その予想を変えるつもりはない。

    メドランド:オスカー・ピアストリだと思う。ただし非常に接戦だ。ノリスはシーズンを通してベストの走りをできていないのに、たった9ポイント差で迫っているのは心強い。とはいえピアストリはこの状況でとても快適そうにしていて、彼のレベルは滅多に大きく落ちない。ピアストリの天井がまだ見えていない点もワクワクする要素だ。ノリスもさらに高いレベルで走れるが、同じことがピアストリにも当てはまる。

    トレメイン:オスカー・ピアストリだ。

    ジャック:オスカー・ピアストリだ。彼の2年目からの飛躍は本当に印象的で、2人とも優れたドライバーだが、ここまで14戦を見ればピアストリが才能を最大限に引き出せている回数が多い。ノリスのピークは素晴らしいが、2025年のマクラーレンではそのパフォーマンスを長く維持できていない。オーストリアやブダペストのようなノリスの得意地でピアストリが勝ったのは重要だったが、その勝ち方の差や内容が、2025年のピアストリの力量を示している。

    ヒンチクリフ:マクラーレンのどちらかだ。今はどちらかを選ぶことはできない。両者とも非常に高いレベルで走っていて、マシンの性能を最大限に引き出している。残り10戦でサーキットごとの相性と、最終的にはどちらがミスを少なくできるかにかかっている。前半戦と同じくらい激しく争われるなら、どちらがタイトルを取ってもふさわしいチャンピオンになる。

    自動車競技マクラーレンのライバルは現チームチャンピオンとの差を縮めたいと願っている

    後半戦の大胆予想は?

    バレット:ルイス・ハミルトンはハンガリーで落胆していたが、その前の3戦では一貫して改善を見せていた。僕は彼が後半戦で反撃し、今季すでに中国でスプリント勝利を挙げているけれど、フルグランプリでの優勝も加えると予想する。

    メドランド:キック・ザウバーがもう一度表彰台に上がると思う。直近6戦で45ポイントを獲得し、非常に印象的なレース運びを見せているチームだからだ。また、ルイス・ハミルトンもフェラーリでレースに勝つと予想している。彼が日曜のレースでまだ勝っていないこと、そして通算105勝のドライバーにしては“大胆さ”が足りないかもしれないが、それでも僕はそう考えている。

    トレメイン:ルイスは難しいフェラーリSF-25をついに理解し、中国GPスプリントで見せたようなフォームを取り戻すだろう。

    ジャック:2021年以来となる「最終戦決着」になると予想する。

    ヒンチクリフ:ルイス・ハミルトンが後半戦で表彰台に上がる。2026年へのリソース配分で各チームがアップグレードに注力しなくなる中、フェラーリは現行パッケージの最適化に集中できる。ルイスにとっては慣れ親しんだマシンが必要であり、アップグレードを重ねるよりも今のパッケージでセットアップを見つける方が重要になる。その結果、彼は“パパイヤ色のマシン”の後ろでベスト・オブ・ザ・レストに立つ瞬間がやってくるだろう。

  • 2025年のF1世界選手権前半戦を数字で振り返る 「驚きの統計」

    2025年のF1世界選手権前半戦を数字で振り返る 「驚きの統計」

    F1は今シーズンも必見のショーを展開している。タイトル争いは魅力的で、極めて僅差の戦いと予想外の結果が繰り広げられてきた。

    ドライバーとチームが夏休みを楽しむ中、残り10戦に向けて、ここまでのシーズンを象徴する統計を振り返る。最後まで目が離せないシーズンとなりそうだ。

    — 0.010 —
    最も小さなポールポジション獲得差はサウジアラビアGPで生まれた。Q3でランド・ノリスがクラッシュした後、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがマクラーレンのオスカー・ピアストリを0.010秒差で抑えてポールを奪った。

    — 0.126 —
    サウジアラビアだけでなく、今季は予選で僅差が多発している。直近のハンガリーGPでは、グリッド1位から6位までがわずか0.126秒に収まった。

    — 0.543 —
    ハンガロリンクでの予選は、F1史75年の歴史で最も僅差のトップ10結果となった。ポールのシャルル・ルクレールから10位のアイザック・ハジャーまでが0.543秒差だった。

    — 0.698 —
    マクラーレンは2025年を通じて主導権を握っているが、ノリスとピアストリの争いは熾烈だ。ハンガリー決勝では1ストップ戦略のノリスが、2ストップで猛追したピアストリを0.698秒差で振り切った。

    これはセーフティカー介入がなかったレースとしては今季最も接戦のフィニッシュだった。カナダGPではジョージ・ラッセルがフェルスタッペンを0.228秒差で抑えたが、その時はセーフティカー下でのチェッカーだった。

    2025年のF1世界選手権前半戦を数字で振り返る:マクラーレンマクラーレンのピアストリとノリスは今季ずっと激しい争いを続けている

    — 5 —
    ピアストリ、ノリス、フェルスタッペンがそれぞれ4回のポールポジションを獲得。さらにラッセルとルクレールが1回ずつ獲得しており、計5人のドライバーがフロントローを飾っている。

    スプリントを含めれば7人に増える。ルイス・ハミルトンが中国GPのスプリント予選でフェラーリに初のポールをもたらし、新人キミ・アントネッリはマイアミGPでサプライズのポールを決めた。

    — 7 —
    表彰台に上がったドライバーは7人、5チームにわたる。アントネッリ(カナダ)とキック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ(イギリス)は、感動的な初表彰台を飾った。特にヒュルケンベルグは239戦目での快挙だった。

    2025年のF1世界選手権前半戦を数字で振り返る:ニコ・ヒュルケンベルグヒュルケンベルグはシルバーストンで劇的かつ大歓声の初表彰台を獲得した

    — 8 —
    さらに多くのドライバーがレースをリードしている。最多はピアストリで、次いでノリス、フェルスタッペン、ルクレール、ラッセル、アントネッリ、ハミルトンが続く。ウィリアムズのアレックス・アルボンも中国GPでトップを走った。

    — 9 —
    14戦を終え、ドライバーズランキングでピアストリとノリスの差はわずか9点。残り10戦(スプリント3戦含む)が控えている。

    — 10 —
    F1の競争力を象徴するように、開幕からハンガリーまでの間に10チームすべてがポイントを獲得。それぞれ少なくとも5週末で得点し、最高位は6位以上を記録している。

    — 19 —
    今季グランプリに出走した21人のうち19人がポイントを獲得。無得点は、開幕6戦をアルピーヌで走ったジャック・ドゥーハンと、その後交代したフランコ・コラピントだけだ。

    2025年のF1世界選手権全10チームがポイントを獲得する、アクション満載のシーズンとなっている

    — 23 —
    マクラーレン勢のタイトル争いの差は最大でも23点だった。豪雨のオーストラリアGPでノリスが勝利し、ピアストリが2位走行中にスピンしてリタイアした際に広がった差だ。

    その後ピアストリが巻き返し、カナダGP終了時には22点差としたが、直近4戦でノリスが3勝を挙げたことで差は再び一桁に縮まった。

    — 35 —
    トップ争いの背後では、コンストラクターズ5位争いが激化している。現在、ウィリアムズ、アストンマーティン、キック・ザウバー、レーシングブルズ、ハースの間は35点差に収まっている。

    動画の公開は終了しました