カテゴリー: F1レース結果

  • 2026年F1バーレーンテスト2日目 メルセデス連日首位 アントネッリが最速

    2026年F1バーレーンテスト2日目 メルセデス連日首位 アントネッリが最速

    2026年F1バーレーンテスト第2週2日目は、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがトップタイムを記録した。前日にジョージ・ラッセルが最速をマークしたのに続き、今度はチームメイトのアントネッリがタイムシートの最上段に名を刻んだ。

    マクラーレンのオスカー・ピアストリが2番手、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが3番手に続き、上位勢の拮抗ぶりが改めて示される一日となった。

    午後3時(現地時間)に後半セッションがスタートすると、最初にコースインしたのはフェラーリのルイス・ハミルトンだった。午前中はわずか5周にとどまっていたこともあり、走行距離を稼ぐ狙いがあったとみられる。

    やがて各車がコースへ姿を現し、午後からドライバーを交代したチームもあった。ピアストリ、アントネッリ、そしてハースF1チームのオリバー・ベアマンらがステアリングを引き継いだ。

    開始から1時間足らずでフェルスタッペンがノリスの午前中のタイムを上回って首位に立ったが、その直後、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソがコース上でストップ。赤旗が提示される展開となった。

    AMR26が回収された後、残り約3時間でセッションは再開。各陣営はプログラムを継続し、ハミルトンは周回を重ねて遅れを取り戻す一方、アントネッリも着実にラップ数を積み上げていった。

    日没が近づき、より実戦に近いコンディションとなる中でアタックも本格化。ハミルトンやアルピーヌのフランコ・コラピントがロックアップを喫する場面もあった。

    終盤にはウィリアムズのアレクサンダー・アルボンとキャデラックのセルジオ・ペレスがソフトタイヤを投入。タイムシートの最上位はセッション中に何度も入れ替わり、ピアストリがフェルスタッペンを上回った後、最終的にはアントネッリが最後の1時間に記録した1分32秒803で首位を奪取した。

    この日も締めくくりには新たなスタート手順のプラクティスが実施された。終了間際にはピアストリが一時コース脇にマシンを止める場面もあったが、再走している。

    タイム結果は、アントネッリの1分32秒803が最速。ピアストリが0.058秒差の2番手、139周とこの日最多周回を記録したフェルスタッペンが約0.3秒差で3番手となった。

    ハミルトンは4番手、午前最速のノリスが5番手。以下、フランコ・コラピント、アウディのニコ・ヒュルケンベルグ、ジョージ・ラッセル、ハースF1チームのエステバン・オコン、レーシングブルズのリアム・ローソンがトップ10を構成した。

    11番手はアルボン、続いてアウディのガブリエル・ボルトレト、ベアマン、ペレス、アロンソの順。アロンソは68周を走行したものの、ストップ後はセッションに復帰していない。キャデラックのバルテリ・ボッタスが最後に名を連ね、6名のドライバーはこの日走行を担当していない。

    これで2026年F1プレシーズンテストは残り1日。チームとドライバーは、3月6日から8日に開催されるオーストラリアGPを前に、最終日の走行へ臨むことになる。

    バーレーングランプリ

    2026 F1 第2回バーレーンテスト2日目 総合結果

    1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分32秒803 / 79周
    2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分32秒861 / 86周
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分33秒162 / 139周
    4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分33秒408 / 78周
    5.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分33秒453 / 72周
    6.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分33秒818 / 120周
    7.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) – 1分33秒987 / 73周
    8.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分34秒111 / 77周
    9.エステバン・オコン(ハース) – 1分34秒201 / 58周
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分34秒532 / 106周
    11.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分34秒555 / 117周
    12.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) – 1分35秒263 / 29周
    13.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分35秒279 / 69周
    14.セルジオ・ペレス(キャデラック) – 1分35秒369 / 50周
    15.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分37秒472 / 68周
    16.バルテリ・ボッタス(キャデラック) – 1分40秒193 / 58周

  • 2026 F1 第2回バーレーンテスト2日目 総合結果・タイムシート

    2026 F1 第2回バーレーンテスト2日目 総合結果・タイムシート

    2026年第2回F1バーレーンテスト2日目は、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが1分32秒803で最速タイムを記録し、オスカー・ピアストリ、マックス・フェルスタッペンが続く形で幕を閉じた。午前はランド・ノリスがトップに立ち、終日にわたって上位勢が僅差で入れ替わる展開となった。

    一方で、フェルナンド・アロンソのコース上ストップによる赤旗、新スタート手順の反復テスト、フェラーリの“反転”リアウイング機構など、技術面・運用面でも多くのトピックが浮上。

    開幕戦メルボルンを前に、各チームのポテンシャルと課題がより鮮明になった一日となった。

    ■ アントネッリ最速 1分32秒803で2日目トップ
    2日目の最速はメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリで、1分32秒803を記録し、同じC3タイヤのオスカー・ピアストリを0.058秒差で抑えて首位に立った。夜間に向けてコンディションが整うなかでのアタックで、縁石を使いながら明確にプッシュしてタイムを出し切った点が印象的だった。

    ■ 午前はノリス最速 ビッグ4の僅差構図が継続
    午前セッションはランド・ノリスが1分33秒453でトップに立ち、マックス・フェルスタッペン、ジョージ・ラッセルが続いた。燃料量やモードが読めないテスト特有の前提はあるものの、上位は一貫してマクラーレン、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングが近い位置に並び、僅差のまま2日目も推移した。

    ■ レッドブル・レーシングはフェルスタッペンが139周 走行量で存在感
    フェルスタッペンは2セッション合計で139周を走り切り、周回数でも目立った。タイムは3番手でトップから0.3秒台後半という位置づけだったが、報じられた「非常に速いレースシミュレーション」も含め、ロングランの厚みと信頼性を強く印象づけた一日になった。

    ■ マクラーレンはピアストリが午後に上位も一時停止 トラブルの芽
    午後はピアストリが一時トップに立ち、タイムシート上でもマクラーレンの速さを裏づけた。一方で、終盤のプラクティススタートに向けて全車が出ていく局面でピアストリが退避路に止まり、黄旗が提示される場面もあった。その後は走り出して黄旗が解除されており致命的な停止には至らなかったが、「問題の芽」が見えた瞬間でもあった。

    ■ アストンマーティンはアロンソ停止で赤旗 依然として順調とは言い切れず
    この日の大きなアクシデントは、フェルナンド・アロンソがコース上でストップして赤旗が出た場面だ。リプレイではステアリングの表示が消えたように見え、さらに不穏な異音も伝えられた。車両回収にはチームのメカニックが出向く時間も必要となり、午後の貴重な走行時間が削られる格好になった。

    ■ 新スタート手順を反復テスト 青色LED5秒の「予告」が焦点
    2日目もレースコントロールのテストが組み込まれ、スタート手順のトライアルが終盤の見どころになった。青色ライトが5秒点灯してから赤信号の手順に入る新方式で、ドライバーがスタート準備を早めに進められるようにする意図が示された。さらに“追加フォーメーションラップ”もテストとして繰り返され、手順全体の運用確認が進められた。

    ■ フェラーリは走行中断を挟みつつ「好スタート」継続 反転リアウイングが話題
    フェラーリは午前にルイス・ハミルトンの走行が大きく遅れ、周回数が伸びない時間帯があったが、午後は巻き返して周回を重ねた。注目はアクティブエアロ作動時に上段要素が“反転”するように見えるリアウイング機構で、現地でも話題の中心になった。ウィリアムズのジェームス・ボウルズは、珍しいアイデアは「全チームが検討して捨てた」か「まだ検討していない」かの二択だとしたうえで、今回は後者の可能性を示唆し、各陣営が持ち帰って解析を進める流れを強調した。

    ■ 夕方以降はレースシミュレーションが活発化 追走の“実戦味”が戻る
    日没に向かう時間帯にはロングランが増え、フェルスタッペンをピアストリが数周にわたって数車身差で追う場面や、ピット後にハミルトンが前に入って同様の隊列が続く場面が伝えられた。燃料やモードの前提は崩れないが、単独走中心のテストのなかで、複数台が連なって走る“実戦の匂い”が濃いセッションになり、開幕が近いことを実感させる締めくくりになった。

    バーレーングランプリ

    2026年第2回F1バーレーンテスト 2日目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分32秒803   79
    2 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分32秒861 0.058 86
    3 6 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分33秒162 0.359 139
    4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分33秒408 0.605 78
    5 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分33秒453 0.650 72
    6 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分33秒818 1.015 120
    7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分33秒987 1.184 73
    8 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分34秒111 1.308 77
    9 31 エステバン・オコン ハース 1分34秒201 1.398 58
    10 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分34秒532 1.729 106
    11 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分34秒555 1.752 117
    12 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分35秒263 2.,460 29
    13 87 オリバー・ベアマン ハース 1分35秒279 2.476 69
    14 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分35秒369 2.566 50
    15 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分37秒472 4.669 68
    16 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分40秒193 7.390 58
  • 2026 F1バーレーンテスト2日目午前 ランド・ノリス最速 フェルスタッペン続く

    2026 F1バーレーンテスト2日目午前 ランド・ノリス最速 フェルスタッペン続く

    2026年F1プレシーズンテスト最終週の2日目午前セッションがバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、マクラーレンのランド・ノリスがトップタイムを記録した。

    ノリスは1分33秒453をマークし、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンをコンマ1秒あまり上回り、メルセデスのジョージ・ラッセルに対しては約コンマ6秒の差をつけた。

    ノリスとラッセルはともにレースディスタンスを上回る周回をこなすなど、生産的な走行を実施。午後のセッションでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリ、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリへとマシンが引き継がれる予定だ。5チームが昼休みでドライバーを交代し、6チームは終日同一ドライバーで走行を続ける選択を取った。

    ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンは4番手、ハースF1チームのオリバー・ベアマンは6番手、アルピーヌのフランコ・コラピントは7番手と、それぞれ十分な周回数を重ねた。アウディのガブリエル・ボルトレトがその間の5番手に入り、存在感を示した。

    一方、ボルトレトとレーシングブルズのリアム・ローソンは、マシン作業のため長時間ピットに留まり、走行距離はおよそレース距離の半分程度にとどまった。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソも57周の節目には届かなかった。

    午前セッションで最少周回となったのはフェラーリのルイス・ハミルトンだった。詳細不明の問題により走行プログラムが中断され、興味深いテストパーツを装着してコースインした後、わずかな周回に制限された。

    フェラーリはその技術的トライでパドックの注目を集めた。リアウイング上部エレメントが「ストレートモード」で上下逆に反転するように見え、アクティブエアロのさらなる可能性や、ストレートとコーナー間の移行特性を探る狙いがあるとみられる。

    キャデラックF1のバルテリ・ボッタスは最下位タイムとなり、ノリスから約6.7秒遅れだった。チームはこの日も開始から約1時間をガレージ内で過ごすなど出遅れたが、それでも最終的にはレースディスタンスを走破し、午後にステアリングを握るセルジオ・ペレスに向けて有用なデータを収集した。

    F1ドライバーと各チームはこの後ランチブレイクを挟み、現地時間15時から19時まで行われる午後セッションに臨む。日没とともにフラッドライトが灯る中、最終テストは終盤戦へと入っていく。

    バーレーングランプリ

    2026 F1バーレーンテスト2日目午前

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分33秒453 / 72周
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分33秒584 / 56周
    3.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分34秒111 / 77周
    4.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分34秒130 / 71周
    5.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) – 1分35秒263 / 29周
    6.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分35秒279 / 69周
    7.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分35秒506 / 54周
    8.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分36秒959 / 27周
    9.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分37秒472 / 40周
    10.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分39秒670 / 3周
    11.バルテリ・ボッタス(キャデラック) – 1分40秒193 / 58周

  • 2026年第2回バーレーンF1プレシーズンテスト2日目午前 結果・タイムシート

    2026年第2回バーレーンF1プレシーズンテスト2日目午前 結果・タイムシート

    2026年F1バーレーンテスト第2週2日目の午前セッションは、新世代マシンの「実像」が徐々に浮かび上がる内容となった。ランド・ノリスが1分33秒453でトップタイムを記録した一方、各チームは単なるタイムアタック以上に、スタート手順の検証、アクティブエアロの作動確認、タイヤ幅縮小に伴うセットアップ探索など、開幕戦を見据えた実戦的なプログラムを消化した。

    セッション終盤には新スタート手順と追加フォーメーションラップのテストが行われ、フェラーリは“反転する”リアウイングという独自解釈のアクティブエアロを投入。レッドブルは大規模アップデートを持ち込み、マシン理解を優先した走行を重ねた。高温コンディションの中、冷却性能やタイヤ劣化、エネルギーマネジメントの確認も進み、周回数を稼いだチームとトラブルに足を取られた陣営との差が、データ量という形で明確に表れた午前セッションとなった。

    ■ ノリス最速 1分33秒453で午前トップ
    2日目午前セッションはランド・ノリスが1分33秒453を記録し首位。マックス・フェルスタッペンが約0.1秒差、ジョージ・ラッセルが3番手で続いた。ノリスはC4でアタック後、C2に履き替えてロングランも実施。57周とレース距離を消化しており、単なる一発タイムではなく、プログラム全体の安定感も示した。タイム自体はテスト特有の不確定要素(燃料搭載量・モード・走行目的)を含むが、マクラーレンは周回数・信頼性ともに順調な流れを維持している。

    ■ 新スタート手順と追加フォーメーションラップ
    セッション終盤にはレースコントロール主導のスタート関連テストが実施された。青色LEDによる5秒間の事前警告後に通常の赤5灯が点灯する新方式の確認に加え、追加フォーメーションラップも実施。ターボ立ち上がり時間を考慮した手順の有効性、アイドリング時の車両安定性、グリッド整列後のエンジン挙動などを確認する狙いがある。ハミルトン、ノリス、ラッセル、ベアマンが実地テストに参加し、実戦さながらのスタンディングスタートも試された。

    ■ フェラーリ“反転リアウイング”を試験
    フェラーリはアクティブエアロ作動時に上段エレメントが“反転する”ように見えるリアウイングを短時間投入。従来のフラップ開放型とは異なるアプローチで、直線時のドラッグ低減とコーナー進入時のダウンフォース復元の最適化を探る試みとみられる。また、排気周辺のウイングレット追加も確認され、リア安定性と荷重回復を狙った設計思想がうかがえる。導入直後に小トラブルが発生し、ハミルトンの走行は一時中断したが、データ収集自体は継続された。


    ■ レッドブル大規模アップデート投入
    レッドブルはRB22に大幅な空力パッケージを導入。新サイドポッド、新アンダーカット形状、新エンジンカバー、新フロアなど変更点は広範囲に及ぶ。初週のデータを踏まえた進化型というより、実質的な“別仕様”に近い改修で、今季の開発スピードを象徴する動きだ。フェルスタッペンはフロービズ塗布状態で周回を重ね、空力相関データ収集を優先。単純なタイム比較よりも、パッケージ理解が主目的とみられる。

    ■ アストンマーティン 周回回復も課題残す2日目午前
    初日に走行不足に苦しんだアストンマーティンは、2日目午前にフェルナンド・アロンソが40周超を記録し、前日からマイレージを大きく回復させた。2026年型マシンはダウンフォース低減とドラッグ削減が同時に進む新コンセプトとなり、チーム側は「より俊敏」とその特性を説明。アロンソは周回を重ねながら車両バランスとエネルギーマネジメントの適応を進めた。一方で細かな信頼性課題は依然として解消途上にあり、高温コンディション下での冷却確認も重要テーマとなっている。走行距離は改善したが、開幕へ向けては安定性とパフォーマンス両面の底上げが求められるセッションとなった。

    ■ タイヤ幅縮小とセットアップの再定義
    2026年型ピレリは前25mm、後30mm幅が縮小。これにより接地特性と空力相関が変化し、従来の“低車高前提”セッティングからの再構築が求められている。レーキ(前後車高差)をやや高めに設定する例も見られ、フロア後端を持ち上げたセットアップ検証が進行中。テストではアグレッシブなロングランに加え、各チームがセンサー付きエアロレーキを装着し、気流データ取得を重点的に行っている。

    ■ 高温コンディションでの冷却・劣化評価
    セッション開始時の路面温度30度から43度へ上昇。夕方18時スタートの本番とは条件が異なるが、冷却パッケージ確認やタイヤ劣化傾向把握には最適な環境となった。特に新パワーユニットは電力比率が50%に拡大しており、バッテリー管理・リチャージ戦略・熱対策の精度が成績を左右する。各チームは燃料負荷を変えながら長短距離を繰り返し、デグラデーションとエネルギーマネジメントの最適解を探っている。

    ■ 周回数明暗 キャデラックとフェラーリに課題
    キャデラックはセンサー関連の影響で走行が限定的。ボッタスはインストレーションラップ後に長時間ピット滞在を余儀なくされた。一方フェラーリも新型リアウイング試験後に小規模トラブルが発生し、ハミルトンは午前中の走行が極端に少なかった。対照的にラッセル、ノリス、アルボンらはレース距離前後を消化し、データ蓄積で優位に立っている。

    バーレーングランプリ

    2026年第2回F1バーレーンテスト 2日目午前 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分33秒453   72
    2 6 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分33秒584 0.131 56
    3 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分34秒111 0.658 77
    4 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分34秒130 1.677 71
    5 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分35秒263 1.,810 29
    6 87 オリバー・ベアマン ハース 1分35秒279 1.826 69
    7 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分35秒506 2.053 54
    8 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分36秒959 3.506 27
    9 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分37秒472 4.019 40
    10 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分39秒670 6.217 3
    11 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分40秒193 6.740 58
  • 2026年F1バーレーンテスト初日 ジョージ・ラッセルが0.010秒差で首位

    2026年F1バーレーンテスト初日 ジョージ・ラッセルが0.010秒差で首位

    ジョージ・ラッセルは、2026年プレシーズンテスト第2回目の初日をバーレーンでトップで終えた。メルセデスのドライバーは、マクラーレンのオスカー・ピアストリ、そしてフェラーリのシャルル・ルクレールを上回った。

    午前のセッションでルクレールが1分33秒739のラップで最速となった後、バーレーン・インターナショナル・サーキットで午後の走行が進むにつれてタイムは更新され、ラッセルが最終的に1分33秒459でP1の座を奪った。

    この日の第2セッションを前に、1チームを除くすべてのチームがドライバー交代を選択した。例外はレッドブルで、アイザック・ハジャーがRB22のステアリングを握り続けた。フランス人ドライバーは、チームがマシンに作業を行っていたため午前に走行時間を失っていた。

    午後の走行開始を示すグリーンライトが灯った際は静かな立ち上がりとなったが、数分後にハースのオリバー・ベアマンが最初にコースへ向かった。まもなくピアストリや、フェラーリのルイス・ハミルトンらも続き、多くのマシンが序盤の周回でフロービズペイントや空力レーキを装着していた。

    セッション開始から約1時間後、ランス・ストロールのアストンマーティンがターン11でグラベルにスタックした。カナダ人ドライバーはストレート終盤でリアを失っていた。停止したAMR26を回収するため赤旗が提示された。

    その後まもなくセッションが再開されると、数台がすぐに走行へ復帰した。3月6日から8日にオーストラリアで開幕戦が行われる前に、プレシーズンテストは残り2日半しかない中、各チームはそれぞれのプログラムを続行した。

    サヒールで日が傾き始め、より代表的なコンディションとなると、ピアストリが1分33秒469でタイムシートのトップに立った。オーストラリア人ドライバーはクリーンなラップをまとめ、ルクレールの午前のベンチマークよりコンマ3秒速いタイムを記録した。

    バーレーン・インターナショナル・サーキットに夜の闇が訪れる中、ストロールはコースへ復帰した。アストンマーティンは、午前セッションの一部でフェルナンド・アロンソがパワーユニットの問題によりガレージに留まっていたこともあり、さらなる走行距離を確保しようとしていた。

    さらに周回を重ねる中で、何人かのドライバーはプッシュしている様子を見せた。アルピーヌのフランコ・コラピントやメルセデスのラッセルはロックアップを喫した。一方で、最終1時間には他車を追走する練習の機会を活用するドライバーもいた。

    木曜日のチェッカーフラッグが振られる前には、新たなレーススタートライト手順の練習が行われ、セッションを締めくくった。すべてのマシンがピットレーンへ戻った後、フォーメーションラップ、さらに追加のフォーメーションラップを行い、模擬レーススタートのためグリッドに整列した。

    ストロールのアストンマーティンはグラベルにスタックし、赤旗を引き起こした。

    初日の終わり時点で、ラッセルはこの日最多の76周を重ね、1分33秒459の最速タイムを保持した。ピアストリのそれまでのタイムをわずか0.010秒上回った。ルクレールは午前のベンチマークで3番手を維持し、マクラーレンのランド・ノリスとメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがそれぞれ4番手と5番手につけた。両者のタイムもこの日の早い段階で記録されたものだった。

    ハジャーが6番手で続き、ハミルトン、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.、コラピント、アウディのガブリエル・ボルトレトがトップ10を完成させた。ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンは11番手。レーシングブルズのリアム・ローソン、ベアマン、アルピーヌのピエール・ガスリー、そしてストロールがその後に続いた。

    エステバン・オコンはハースF1チームで16番手。アロンソ、アウディのニコ・ヒュルケンベルグ、レーシングブルズのアービッド・リンドブラッド(この日75周で2番目に多い走行距離を記録)、そしてキャデラックのバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスが最後尾を占めた。

    バーレーンでの最終プレシーズンテスト初日が完了し、チームとドライバーは木曜日に2日目の走行へ戻る。レッドブルでは、マックス・フェルスタッペンがハジャーから交代してステアリングを握る予定である。

    バーレーングランプリ 2026年のF1世界選手権 バーレーン・インターナショナル・サーキット

    2026年 第2回 F1バーレーンテスト 初日

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分33秒459 / 76周
    2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分33秒469 / 70周
    3.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分33秒739 / 70周
    4.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分34秒052 / 54周
    5.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分34秒158 / 69周
    6.アイザック・ハジャー(レッドブル) – 1分34秒260 / 66周
    7.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分34秒299 / 44周
    8.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分35秒113 / 55周
    9.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分35秒254 / 60周
    10.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) – 1分35秒263 / 71周
    11.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分35秒690 / 55周
    12.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分35秒753 / 61周
    13.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分35秒778 / 42周
    14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分35秒898 / 61周
    15.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分35秒974 / 26周
    16.エステバン・オコン(ハース) – 1分36秒418 / 65周
    17.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分36秒536 / 28周
    18.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) – 1分36秒741 / 49周
    19.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) – 1分36秒769 / 75周
    20.バルテリ・ボッタス(キャデラック) – 1分36秒798 / 35周
    21.セルジオ・ペレス(キャデラック) – 1分38秒191 / 24周

  • 2026年第2回F1バーレーンテスト1日目 結果・タイムシート

    2026年第2回F1バーレーンテスト1日目 結果・タイムシート

    2026年F1プレシーズンテスト第2回目がバーレーンで開幕し、初日は午前・午後の2セッションで合計8時間の走行が行われた。午後にタイムを伸ばしたジョージ・ラッセルが総合最速を記録し、オスカー・ピアストリ、午前最速のシャルル・ルクレールが続く形で、上位勢の拮抗した構図が浮かび上がった。

    一方で、キャデラックやレッドブル、アストンマーティンなどが小規模なトラブルで走行時間を失う場面もあり、信頼性と周回数確保の重要性が改めて際立った。

    レースコントロールによる新スタート手順の確認も実施され、開幕戦オーストラリアGPへ向けた最終チェックが本格化している。

    ■ ラッセルが初日最速 ピアストリとルクレールが続く
    第2回プレシーズンテスト初日の総合最速はジョージ・ラッセル。午後セッションでタイムを伸ばし、オスカー・ピアストリを0.010秒差で抑えてトップに立った。午前最速のシャルル・ルクレールは3番手に入り、上位はメルセデス、マクラーレン、フェラーリが占める形となった。ランド・ノリスが4番手、アイザック・ハジャーが5番手で続き、初日から上位勢の顔ぶれは揃った一方、タイム差の小ささも相まって優劣の断定は難しい一日だった。周回数も上位3人がほぼ同程度を刻み、ロングランと性能確認を同時並行で進めた印象が強い。

    ■ 午前はルクレールが主導 フェラーリは周回数も確保
    午前セッションはルクレールが1分33秒739で最速。前週の最速と比較しても僅差のタイムで、燃料量やエンジンモードが不明なテスト特有の条件を踏まえても、滑り出しは安定していた。ルクレールは70周まで周回数を伸ばし、走行プログラムを大きく止めるような場面は見られなかった。フェラーリはリア周辺にフロー・ビズを広範囲に施し、空力の流れとパーツ変更の相関を確認する段階に入っていることがうかがえた。午後はルイス・ハミルトンが担当し、走行中のピットインを繰り返してラップタイムを意図的に刻まない場面も挟みながら、終盤に向けて代表的なコンディションでの周回を狙っていた。

    ■ レースコントロールが赤旗・VSC・スタート手順をまとめて検証
    初日の終盤はチームの走行だけでなく、レースコントロール側の手順確認が目立った。VSCの投入や赤旗提示を挟み、さらにフォーメーションラップを複数回行う流れで、2026年仕様に合わせた運用テストが実施された。特にスタート手順は、グリッド上で停止後に「追加フォーメーションラップ」を行うプロセスが組み込まれ、点灯前の表示手順も従来と異なる形で試されている。実戦前に、各車が整列・発進・再整列を安全に反復できるかを確認する狙いがはっきりしており、最終盤にはスタンディングスタートも実施。テストであることを優先し、無理に競り合わず全車が慎重に発進した。

    ■ 小さなトラブルが各所で発生 走行計画に影響
    一日を通して周回数は多かったが、複数チームで“軽微だが走行時間を奪う”タイプの問題が散発した。キャデラックは午前にセンサー問題を抱え、走行開始が遅れて大きく出遅れた。レッドブルも午前に水漏れ、あるいは冷却関連と見られる問題で走行が止まり、ハジャーは当初の周回数が伸びない時間帯が長かった。アストンマーティンも午前にパワーユニット問題でフェルナンド・アロンソが周回数を稼げず、さらに午後はストロールのオフによるチェックも必要になった。フェラーリも午後に「小さな問題」で一時作業時間を要し、最終盤の代表的条件での走行を確保できるかが焦点になっていた。

    ■ ストロールがターン11でスピン 砂利に乗り上げ赤旗
    午後セッション序盤、路面温度が下がり始めたタイミングでストロールがターン11でリアを失い、グラベルに進入してストップした。リプレイではストレートエンドでワイドラインを選んだ後、減速からコーナー進入にかけて挙動が乱れ、スライドしながら広いランオフを横切って砂利に入った形だ。深く刺さったわけではないが、あと一歩で脱出できない位置で車が“スタック”し、赤旗での回収作業となった。本人はコース外へ戻った後、車両はトラクターで搬送され、セッションは回収完了後に再開。テスト初日としては避けたいロスだったが、損傷が大きくなかった点は不幸中の幸いと言える。

    ■ アクティブエアロ関連の走行が増加 フロー・ビズと併用
    2026年の重要要素であるアクティブエアロは、初日から各車のデータ収集対象になっていた。リアウイングは従来のDRSではなく、形状変化で空気抵抗を減らす設計が中心となり、各チームは作動時の姿勢変化やストレートでの挙動を細かく確認している。レッドブルはリアウイングにフロー・ビズを施して走り、ウイング面の流れと作動の相関を確認する狙いが読み取れた。フェラーリもリア周辺に広く塗布しており、同じ“空力の見える化”でも、注目領域がチームごとに異なるのが興味深い。ストレートでの追い抜き補助としてはオーバーテイクモードも存在するため、アクティブエアロ単体ではなく、エネルギー運用や追走距離条件と合わせた評価が必要になる。

    ■ ピレリは全5コンパウンド解禁 C4・C5の使い方も差
    第2回テストではC1~C5の全ドライコンパウンドが使用可能になり、初日から選択の幅が広がった。各車はC2・C3を中心に周回を重ねつつ、ソフト寄りのC4を投入する場面も見られた。なかでも注目は、最柔らかいC5を持ち込むチームが限られている点で、週後半に向けて“短時間の低燃料ラン”を見据えるチームと、まずは走行距離とデータ取得を優先するチームで考え方が分かれている。初日は路面温度が高い時間帯が長く、代表的条件は日没後に訪れるため、タイム狙いは後半に寄る流れになりやすい。したがって、この日のタイムボード以上に、どの時間帯にどのタイヤで何を確認したかが重要になる。

    ■ 周回数は上位勢が安定 一方で後れたチームは巻き返しが課題
    初日を通じて走行距離をしっかり稼いだのはフェラーリやマクラーレンなどで、周回数の多さがそのままプログラム遂行度の高さを示す一日になった。一方、キャデラックは午前の出遅れが響き、午後担当のバルテリ・ボッタスも含めて取り戻しに追われる形となった。レッドブルはハジャーが終日担当する体制だったが、午前の停止で流れが途切れ、想定より周回数が伸びない時間帯が発生。アストンマーティンも午前のPU問題と午後のストロールのオフでロスが重なり、まずは“走れる状態”を継続させることが最優先のテーマとして浮かび上がった。テストは残り2日で、失った周回数をどこまで回収できるかが各陣営の焦点になる。

    バーレングランプリ 2026年のF1世界選手権 バーレーン・インターナショナル・サーキット

    2026年第2回F1バーレーンテスト 1日目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分33秒459   76
    2 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分33秒469 0.010 70
    3 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分33秒739 0.280 70
    4 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分34秒052 0.593 54
    5 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分34秒158 0.699 69
    6 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分34秒260 0.801 66
    7 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分34秒299 0.840 44
    8 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分35秒113 1.654 55
    9 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分35秒254 1.795 60
    10 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分35秒263 1.804 71
    11 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分35秒690 2.231 55
    12 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分35秒753 2.294 61
    13 87 オリバー・ベアマン ハース 1分35秒778 2.319 42
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分35秒898 2.439 61
    15 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分35秒974 2.515 26
    16 31 エステバン・オコン ハース 1分36秒418 2.959 65
    17 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分36秒536 3.077 28
    18 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分36秒741 3.282 49
    19 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分36秒769 3.310 75
    20 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分36秒798 3.339 35
    21 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分38秒191 4.732 24
  • 2026年第2回F1バーレーンテスト初日午前 シャルル・ルクレールが最速発進

    2026年第2回F1バーレーンテスト初日午前 シャルル・ルクレールが最速発進

    2026年F1バーレーンテスト第2週が2月18日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開幕した。午前の4時間セッションでは、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムを記録し、マクラーレンのランド・ノリス、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが続いた。

    最終プレシーズンテストの初日とあって、多くのチームが空力計測用レーキを装着しながらデータ収集を進めるなど、開幕戦に向けた本格的な詰めの作業が始まっている。

    ルクレールは午前セッションを通じて徐々にタイムを縮め、1分33秒739を記録。ノリスに0.3秒差、アントネッリにさらに0.1秒差をつけてトップに立った。3人はいずれも午後にはチームメイトへとマシンを引き継ぐ予定で、この日はレッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーのみが終日走行を担当するスケジュールとなっている。

    現地時間10時のピットレーン出口グリーンライト点灯と同時に、最初にコースインしたのはハースF1チームのエステバン・オコンだった。多くのマシンには貴重な空力データを取得するための大型レーキが装着され、各車が順次コースへ向かった。

    一方、キャデラックのセルジオ・ペレスはセンサー系トラブルへの対応により序盤はガレージに留まり、セッション開始から約75分後にようやくインスタレーションラップを行った。

    走行が進み各車がペースを上げ始めると、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグがスライドからグラベルに片輪を落とす場面が見られたほか、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソ、そして2026年唯一のルーキーであるレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドも最終コーナーで挙動を乱す場面があった。

    トップ3のルクレール、ノリス、アントネッリに続いたのは、バルセロナでのシェイクダウン欠席からの挽回を図るウィリアムズのアレクサンダー・アルボンで4番手。アルピーヌのピエール・ガスリー、そしてレッドブル・レーシングのハジャーがトップ6を構成した。ハジャーはマシン作業の影響で一部走行時間を失ったが、精力的に周回を重ねた。

    7番手は序盤から走行を開始したオコン。以下、アロンソ、ヒュルケンベルグ、リンドブラッドと続き、リンドブラッドはレース距離相当を走破して午前最多周回を記録した。ペレスはセンサー遅延の影響を受けながらも徐々に周回を重ね、最下位で午前を終えている。

    各チームはこの後パドックで午前データを分析し、昼休みを挟んで午後セッションに備える。11チーム中10チームが午前・午後でドライバーを分けるスプリット体制を選択しており、午後も引き続き多くのプログラムが予定されている。

    バーレングランプリ 2026年のF1世界選手権

    2026年第2回F1バーレーンテスト初日午前

    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分33秒739 / 70周
    2.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分34秒052 / 54周
    3.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分34秒158 / 69周
    4.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分35秒690 / 55周
    5.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分35秒898 / 61周
    6.アイザック・ハジャー(レッドブル) – 1分36秒188 / 13周
    7.エステバン・オコン(ハース) – 1分36秒418 / 65周
    8.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分36秒536 / 28周
    9.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) – 1分36秒741 / 49周
    10.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) – 1分36秒769 / 75周
    11.セルジオ・ペレス(キャデラック) – 1分38秒191 / 24周

  • 2026年第2回バーレーンF1プレシーズンテスト1日目午前 結果・タイムシート

    2026年第2回バーレーンF1プレシーズンテスト1日目午前 結果・タイムシート

    バーレーンで行われている2026年F1プレシーズンテスト第2回初日は、フェラーリのシャルル・ルクレールが午前最速タイムを記録し、安定した周回数も重ねる好スタートとなった。1分33秒739をマークし、70周を走破するなど、マシンの信頼性とパフォーマンスの両面で順調さを印象づけている。一方でレッドブルは、アイザック・ハジャーが序盤の走行後にマシントラブルに見舞われ、13周でガレージに留まる展開となった。キャデラックもセンサー問題で出遅れるなど、各チームの状況にはばらつきが見られ、テスト初日から明暗が分かれている。

    ■ ルクレールが午前最速、フェラーリは70周で順調
    フェラーリは第2回テスト初日午前も安定した滑り出しとなり、シャルル・ルクレールが70周を走破。信頼性面で目立ったトラブルは見られず、タイムでもトップに立った。

    ■ 午前終了、ルクレール1分33秒739で首位
    午前セッションはチェッカーで終了。ルクレールが1分33秒739でタイムシート最上位を確保し、ランド・ノリスが0.313秒差の2番手で続いた。

    ■ レッドブルは不運、ハジャーが13周でストップ
    レッドブルは序盤にエアロレーキ走行を行った後、アイザック・ハジャーが13周のままガレージに留まる展開となった。時計が進むなか、昼休み前に再走行できるかが焦点になった。

    ■ 周回数の明暗、リンドブラッドが最多68周
    周回数ではアービッド・リンドブラッドが68周で最多を記録。ルクレールは58周でレース距離を超え、アンドレア・キミ・アントネッリが57周、エステバン・オコンが59周と続いた一方、ハジャーは13周に留まった。

    ■ キャデラックは出遅れ、ペレスが走行を積み上げ
    キャデラックはセンサー問題で序盤の走行を失い、セルジオ・ペレスは遅れてコースイン。最終的に22周まで周回を伸ばしたが、このセッションではタイム追いの様子は薄く、後半の本格的なアタックは別のタイミングが示唆された。

    ■ ペレスがロックアップ、難しいコンディションを示す場面
    実況中継では「マシンは手強い」とのコメントが出るなか、ペレスがフロントをロックさせてコースオフ気味に外へ。グリップの低さが各車の挙動に影響していることを示す一幕となった。

    ■ ノリスもロックアップ連発、タイヤが厳しい状態に
    ランド・ノリスはロックアップを複数回喫し、特にピットレーン進入で大きくスモークを上げる場面があった。硬めのコンパウンドで周回を重ねた後の挙動で、タイヤにダメージが入ったことがうかがえる。

    ■ ローリングスタート手順を確認、4台が隊列走行
    コース上ではローリングスタート手順の確認が行われ、4台が数珠つなぎで走行。アレクサンダー・アルボンが先頭で隊列を作り、アントネッリがノリスの横に並ぶ場面もあったが、直後にイエローフラッグが提示され、テストは区切られた。

    ■ レースコントロールもテスト、VSCと赤旗を実施
    チーム側だけでなくレースコントロールも運用確認を実施し、VSCや赤旗の手順テストが行われた。各チームは事前に把握したうえで走行計画を組み、セッション運用に織り込んで対応していた。

    バーレーングランプリ

    2026年第2回F1バーレーンテスト 1日目午前 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分33秒739   70
    2 81 ランド・ノリス マクラーレン 1分34秒052 0.313 54
    3 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分34秒158 0.419 69
    4 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分35秒690 1.951 55
    5 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分35秒898 2.159 61
    6 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分36秒188 2.449 13
    7 31 エステバン・オコン ハース 1分36秒418 2.679 65
    8 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分36秒536 2.797 28
    9 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分36秒741 3.002 49
    10 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分36秒769 3.030 75
    11 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分38秒191 4.452 24
  • 2026年F1バーレーンテスト初回総括 レッドブル躍進とアストンマーティン失速

    2026年F1バーレーンテスト初回総括 レッドブル躍進とアストンマーティン失速

    2026年F1プレシーズンテスト最初の3日間がバーレーンで終了した。限られた走行時間の中で確かな手応えを得たチームがある一方、信頼性問題や走行不足に苦しみ、次回テストでの巻き返しを誓う陣営もあった。

    F1公式のローレンス・バレットは、最初のプレシーズンテストにおける「勝者5」と「敗者2」を挙げている。

    勝者:レッドブルとそのパワートレイン
    バーレーンのパドックで、レッドブル・フォード製パワーユニットに感銘を受けなかった者を探すのは難しかった。

    バルセロナのシェイクダウン初走行から高い信頼性を示していたこのパワーユニットは、バーレーンではストレートでのエネルギー展開性能が際立ち、大きな優位性を見せた。

    もちろん、他メーカーがどのようなプログラムで走っていたかは分からない。しかし新型パワーユニットはレッドブルとレーシングブルズの2チームで合計670周を走破し、強烈な印象を残した。

    敗者:アストンマーティン
    アストンマーティンは、シェイクダウン終盤にバルセロナへマシンを持ち込むだけでも大きな努力を要した。バーレーンではスムーズなテストで準備を進めることを期待していた。

    しかし3日間を通じて信頼性に苦しみ、走行距離はわずか206周。全チーム中最少であり、バルセロナを欠席したウィリアムズの半分にとどまった。

    フェルナンド・アロンソは100周に届かなかった2人のドライバーのうちの1人であり、ランス・ストロールも108周と辛うじて大台を超えたに過ぎない。

    チームはすでに後手に回っていることを認めており、来月の2026年F1開幕戦オーストラリアGPに向けて多くの課題を抱えている。

    勝者:ウィリアムズ
    ウィリアムズは生産遅延の影響でバルセロナのシェイクダウンを欠席し、2026年F1シーズンの出足は厳しかった。

    しかしシルバーストンとバーレーンでのフィルミングデーを経てマシンを整え、初回テストでは一気に走行距離を稼いだ。

    カルロス・サインツJr.とアレクサンダー・アルボンは422周を走破。この数字に並んだのはマクラーレンのみであり、遅れを取り戻す形となった。

    今週はパフォーマンス追求よりも基礎固めが目的であり、真の実力はまだ不透明だが、信頼性を維持できれば次回テストで本格的な評価が下されることになる。

    敗者:アンドレア・キミ・アントネッリ
    アンドレア・キミ・アントネッリにとっては厳しい1週間となった。複数の信頼性トラブルにより、最初の2日間でわずか30周強しか走れなかった。

    最終日は61周を走破し、テスト最速タイムも記録したが、3日間合計94周は全ドライバー中最少である。

    「今週はフラストレーションの溜まる内容だったが、レースウイーク中ではなく今の段階で問題が出た方がいい」とアントネッリは語った。

    バーレングランプリ 2026年のF1世界選手権

    勝者:キャデラック
    2026年F1デビューを控えるキャデラックは、バーレーンで堅実かつ安定した走行を続けた。

    走行距離は1700km以上に達し、約5レース分に相当する。バランス調整、セットアップ最適化、エネルギーマネジメントの理解、レース手順の確認に重点を置いた。

    セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスはそれぞれレースシミュレーションを実施。小さなトラブルはあったものの、迅速に対処し走行ロスを最小限に抑えた。

    依然として開幕戦では後方に位置する可能性が高いが、急速な進歩は将来への好材料と言える。

    勝者:メルセデス
    メルセデスはバルセロナで順調な走行を終えてバーレーン入りしたが、初日はサスペンション、続いてパワーユニットの問題に見舞われ、走行距離が制限された。

    それでも最終日に139周を記録し、失った時間をある程度取り戻した。トラックサイド責任者のアンドリュー・ショブリンは、寒冷だったバルセロナに比べ、バーレーンの高温条件でマシンを「理想的なウインドウ」に保つのに苦労したと認めている。

    それでも依然として上位争いに加わる位置にあり、来週の最終テストに向けたベースラインは確立できている。

    勝者:フェラーリ
    フェラーリはSpec-A仕様のマシンをバルセロナとバーレーンに投入し、2026年F1新世代マシンの理解を深めることに集中した。

    大規模アップグレードは最終テストに持ち込む予定であり、現段階ではデータ収集が最優先である。

    「これまでのところ運用面ではすべて順調だ。信頼性も良く、多くの周回を重ねられたことは準備において重要だ」とフレデリック・バスールは述べた。

    走行距離は420周で3番手。首位のウィリアムズとマクラーレンにわずかに届かなかったが、データ収集という目的は達成された。次はパフォーマンスの追求が焦点となる。

  • 2026年F1バーレーンテスト3日目:アントネッリが最速 メルセデスが1-2締め

    2026年F1バーレーンテスト3日目:アントネッリが最速 メルセデスが1-2締め

    2026年F1バーレーンプレシーズンテスト第1週最終日は、メルセデスがタイムシートの最上段を独占する形で幕を閉じた。午前にジョージ・ラッセルが最速タイムを記録し、午後にはアンドレア・キミ・アントネッリがそれを更新。シルバーアローが1-2体制を築き、2026年レギュレーション下での有力候補との見方を強めた。

    アントネッリは1分33秒669をマークし、午前最速だったラッセルの1分33秒918を0.249秒上回った。両者は今週唯一、1分34秒を切ったドライバーとなった。

    前日にはパワーユニットの問題で走行時間を失っていたメルセデスだが、最終日はその不安を払拭する内容となった。

    フェラーリはルイス・ハミルトンが終日走行を担当。午前に1分34秒209を記録し、メルセデス勢に次ぐ最速タイムを残した。ハミルトンはロングランプログラムを消化し、150周を走破したが、終盤にターン8でコースオフ。燃料系トラブルの可能性が指摘され、セッション終了を待たずに走行を終えた。

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは終日走行で161周を記録し、今週最多周回を達成。タイムは総合4番手だった。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが5番手、アイザック・ハジャーが6番手に続いた。ハジャーは新パワーユニットについて前向きな評価を示している。

    ハースF1チームはエステバン・オコンとオリバー・ベアマンが走行を分担し、それぞれ7番手と10番手。間にアルピーヌのフランコ・コラピントが入り8番手となった。アウディはニコ・ヒュルケンベルグがトップ10を締めくくったほか、ガブリエル・ボルトレトが14番手だった。

    ウィリアムズはアレクサンダー・アルボンが終盤にロックアップを喫する場面もありながら11番手。リアム・ローソンが12番手、カルロス・サインツJr.が続いた。

    アストンマーティンとキャデラックは引き続き課題を抱えた。バルテリ・ボッタスは冷却系トラブルにより序盤にマシンを止め、赤旗の原因となった。修復後に再走行したが、チームは105周にとどまった。セルジオ・ペレスは午後に交代し、レース距離以上を走破した。

    アストンマーティンはランス・ストロールが多くの時間をガレージで過ごし、72周にとどまった。ストロールは現時点でトップから約4.5秒遅れているとの見解を示している。

    周回数ランキングでは、ピアストリ(161周)、ハミルトン(150周)、コラピイント(144周)、ローソン(119周)が100周超を記録。チーム別ではマクラーレンが最多走行距離を確保し、フェラーリ、ウィリアムズ、ハース、アルピーヌ、メルセデスが続いた。メルセデスはアントネッリが午後序盤を失った影響がなければ、さらに上位に位置していた可能性もある。

    今回の3日間は2026年体制で行われる最初の公式テストであり、各チームは収集した膨大なデータを解析した後、2月18日から20日に同じバーレーンで行われる最終テストに臨む。その後、3月の開幕戦メルボルンへと向かう。

    2026 F1 バーレーングランプリ

    2026 F1 バーレーンテスト 3日目 結果

    1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分33秒669 / 49周
    2.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分33秒918 / 78周
    3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分34秒209 / 138周
    4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分34秒549 / 153周
    5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分35秒341 / 61周
    6.アイザック・ハジャー(レッドブル) – 1分35秒610 / 53周
    7.エステバン・オコン(ハース) – 1分35秒753 / 68周
    8.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分35秒806 / 137周
    9.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分35秒972 / 70周
    10.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) – 1分36秒291 / 49周
    11.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分36秒793 / 71周
    12.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分36秒808 / 119周
    13.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分37秒186 / 68周
    14.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) – 1分37秒536 / 60周
    15.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分38秒165 / 69周
    16.バルテリ・ボッタス(キャデラック) – 1分38秒772 / 37周
    17.セルジオ・ペレス(キャデラック) – 1分39秒251 / 62周