カテゴリー: ルノーF1チーム

  • ルノーCEO 「F1での44年の歴史を葬り去る男になりたくなかった」

    ルノーCEO 「F1での44年の歴史を葬り去る男になりたくなかった」

    2021年のF1世界選手権で、ルノーという名前はコンストラクターズとしてF1から姿を消し、新たにアルピーヌF1チームが登場した。だが、実際にはルノーとしてF1から完全に撤退することが検討されていた。しかし、ルノーのCEOに就任したルカ・デメオはそれを終わらせたくはなかったと語る。

    2020年はF1におけるルノーの最後のシーズンになっていた可能性があった。

    ルカ・デメオがCEOに就任したとき、ルノーはすでに高価なスポーツから撤退する計画を発っていた。財政的にルノーは苦労しており、アルピーヌというブランドさえ消滅の危機にあった。しかし、ルカ・デメオはそれを望んでいなかった。

    「私は44年のF1の歴史を葬り去る男になりたくなかった」とルカ・デメオは Auto Motor und Sport に明かした。

    その計画の背景に優れたビジネスモデルがあることを確認せねばならず、それは簡単な決定ではなかった。

    アルピーヌは何年もの間、ルノーのあまり知られていないスポーツブランドだ。車好きには、アルピーヌがラリーでアルピーヌA110を走らせていたことからその名前を知っているかもしれない。実際、アルピーヌはWECにも参加している

    ルカ・デメオは、F1を通じてアルピーヌというブランドの認知を新しいファンの間で高めたいと考えている。

    「私はアルピーヌをミニ・フェラーリミニ・テスラの組み合わせとして見ている」ルカ・デメオは語った。

    そのため、F1チームの名前はルノーからアルピーヌへと変更された。

    「ルノーは120年にわたって世界的に確立されたブランドだ。それを宣伝する必要はない。しかし、アルピーヌはイメージを磨くことができる。それは我々の革新的な芸術活動を行う集団だ」

  • ハースF1 「ルノーとパートナーシップについて数回話し合った」

    ハースF1 「ルノーとパートナーシップについて数回話し合った」

    ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、2020年にルノーの元F1チーム代表であるシリル・アビテブールとコラボレーションの可能性について数回話し合ったと明かす。

    唯一のカスタマーだったマクラーレンが2021年からメルセデスのF1エンジンに切り替えることになり、ルノーはカスタマーエンジンを供給するチームがいなくなった。

    元ルノーのF1チーム代表だったシリル・アビテブールは、適切な状況であれば、カスタマーチームではなく、パートナーチームを見つけることを検討すると述べていた。

    ルノーF1は、冬休みの間にアルピーヌF1へとブランド変更し、シリル・アビテブールはその役割を離れた。

    ギュンター・シュタイナーは、昨年、シリル・アビテブールと“彼らの計画がどのようなものであるかについて数回”話し合いの場を設けたと Formel1.de に語った。

    ハースF1は、2016年にF1に参加して以来、フェラーリのカスタマーであり、エンジンとパーツをフェラーリに大きく依存している。

    「交渉するまでには至らなかった。誰が何をしているのかを調べただけだ」とギュンター・シュタイナーは述べた。

    「それから、我々はそれに何しては何もないと言い、終わった。私は常にどのようなことが可能でどのようなことが不可能かについて見回していなければならない」

    ルノーF1と軽く話し合ったにもかかわらず、ギュンター・シュタイナーは、ハースとフェラーリの関係が“短期および中期”にわたって続くことを確認した。

    「今後数年間、短期および中期的には、この関係に何も変わらないと自信を持って言える」とギュンター・シュタイナーは語った。

    「我々はイタリアにデザインオフィスがある。それをすべて変えるだけの価値はなかっただろう」

    ギュンター・シュタイナーは、フェラーリへの忠誠心も非常に重要であると強調した。

    「私は忠誠心を信じており、ジーン(ハース/チームオーナー)も信じている。フェラーリがいなければ、我々はここにいなかっただろう」とギュンター・シュタイナーは語った。

    「今、彼らは少し困っているが、これが短期的なものであることを願っている。フェラーリは毎回戻ってきた。最初の機会を利用して飛び降りるのは、あまり倫理的ではない」

    「我々は6年目を迎えるフェラーリとの関係を築いている。関係は良好だ。あらゆる点で問題はなんとか解決できる」

    ハースF1 フェラーリ

  • アルピーヌF1代表 「ブランド変更がルノーをF1に繋ぎとめた」

    アルピーヌF1代表 「ブランド変更がルノーをF1に繋ぎとめた」

    アルピーヌF1のCEOを務めるローラン・トッシは、アルピーヌとしてのブランド変更が、ルノ・グループがF1を継続することを正当化したと語る。

    2016年にワークスF1チームとしての活動を最下位したルノーだが、近年では撤退が囁かれていた。しかし、今年からアルピーヌF1へとブランドを変更し、鮮やかなブルーのカラーリングでグループのスポーツカーブランドを宣伝する。

    「ルノーとF1の背後にある考え方は、さまざまな理由で社内で常に疑問視されていた」と、ルノーのCEOであるルカ・デメオに直属ローランス・ロッシは Auto Hebdo に語った。

    「問題が発生し、コストを削減しなければならないとき、常に経営陣はF1プロジェクトに何の価値があるのかを疑問に思った。だが、それは理にかなっている」

    「何年もの間、F1に参加する価値があるかどうかが考えられてきた」

    ローラン・ロッシは、問題はF1が主に競技パフォーマンスに焦点を合わせたスポーツであり、多くの点でルノーの市販車販売と一致していないことだと述べた。

    「F1は我々の商用製品とはあまり関連性がなく、それがクリオスとメガーヌの販売に本当に役立つのか疑問視されていた」とローランス・ロッシは語った。

    「アルピーヌとF1は、はるかに論理的な組み合わせだ。ブランドはメディアの注目を非常にうまく利用できるようになるだろう」

    「2週間ごとに5億人がロゴを見る23戦グランプリ。それは間違いなく成果を挙げるだろう。アストンマーティン、メルセデス、マクラーレン、フェラーリといった良い企業のなかでは特にね」

  • アルピーヌF1首脳 「シリル・アビテブールの脱退はショックだった」

    アルピーヌF1首脳 「シリル・アビテブールの脱退はショックだった」

    アルピーヌF1のエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは、ルノーF1のチーム代表を務めていたシリル・アビテブールの離脱は“ショック”だったと語る。

    今年1月、長年エンストンのチームに従事してきたシリル・アビテブールがそのポジションを離れたことにモータースポーツ界は驚いた。彼はアルピーヌF1にブランドを変更する2021年もチームで重要な役割を果たすことが期待されていた。

    43歳のシリル・アビテブールの将来の計画は明らかになっていないが、 RaceFans は、アルファロメオ/ザウバーに向かう可能性があると報じている。

    一方、アルピーヌF1ではまだチーム代表の座が空席となっている。スズキMotoGPから加入したダビデ・ブリビオがレーシングディレクターとしてレース現場での運営を担当し、エグゼクティブディレクターのマルチン・ブコウスキーがシャシーとパワートレインの開発を担当している。

    今週、マルチン・ブコウスキーは、シリル・アビテブールがチームから脱退したことは、他のみんなと同じように驚いたと認める。
    「我々がそれを知ったときは明らかに驚きとショックだった」と、元FIAでテクニカルおよびスポーツコーディネーターを務めたマルチン・ブコウスキーは語る。

    「だが、新型コロナウイルスによってシリルは彼の役割を果たすために定期的にエンストンに来るのに苦労していた」

    「しかし、いずれにしろシーズンの準備はできており、プロジェクトは非常にコミットされていた」

    マルチン・ブコウスキーは、アルピーヌF1の新CEOとしてローラン・ロッシが任命されたことで、移行は迅速かつスムーズに行われるようになったと語る。

    「我々は非常に迅速に再編成し、新しいチームを作った。我々の目標は明確で変更されていない」とマルチン・ブコウスキーは説明した。

    「新しい経営陣が配置され、ローランの到着が発表された。ローランは最近数日間エンストンに来ていた。その間、彼は多くの人々に会い、マシンを見て、開発プロジェクトを見て、2022年にむけて我々が何をしているかについて説明を受けた」

    アルピーヌF1は、ダニエル・リカルドがフェラーリに移籍したカルロス・サインツの代わりにマクラーレンに移籍することを決定した後、エステバン・オコンのチームメイトとして2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソを迎える。

    「素晴らしいラインナップだ」とマルチン・ブコウスキーは語った。

    「フェルナンドのモチベーションは素晴らしく、昨年のアブダビテストで彼が運転し、エンジニアと一緒に仕事をしているのを見るのは印象的だった。彼は、経験豊富なドライバーのプロ意識と、若いドライバーのハングリー精神を兼ね備えている」

    フェルナンド・アロンソは、自転車でのトレーニング中の事故で負傷した後、アルピーヌF1の新車発表会の欠席を余儀なくされましたが、プレシーズンテスト参加にむけて準備は整っている語っている。

    「気分は最高だし、フィジカル的にもメンタル的にもこれまでで最高の状態にある」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「この復帰に向けてかなり前から準備をしてきたけど、新鮮なモチベーションがある。準備は整っている!」

  • アルピーヌF1 「必ずしもカスタマーチームを求めているわけではない」

    アルピーヌF1 「必ずしもカスタマーチームを求めているわけではない」

    アルピーヌF1チームのCEOを務めるローラン・ロッシは、ルノーが所有するチームがF1でカスタマーチームと提携することを切望しているとの報道を否定した。

    先週、La Gazzetta dello Sport は、カスタマーチームのいないルノーが、ジュニアチームと緊密な提携関係を築いているライバルに遅れをとることを懸念していると報じた。

    アルピーヌF1の提携先として、ウィリアムズF1が将来的にメルセデスからルノーにF1エンジンを切り替える可能性が報じられたが、アルピーヌF1のCEOを務めるローラン・ロッシはそのような取り決めの重要性を否定した。

    「確かに我々そういったアイデアにオープンだったが、必ずしもそれを求めているわけではない」とローラン・ロッシは formel1.de に語った。

    「我々がパートナーになることができるチームがいればいいが、スポーツでの我々の活動には確実に必要というわけではない」

    マクラーレンは冬にメルセデスのF1エンジンに切り替え、レッドブルの2つのチームは近年ホンダとチームを組んでおり、現在アルピーヌ、F1で唯一のルノーのF1エンジンを搭載するチームとなっている。

    ローラン・ロッシは、同盟にもメリットがあるとしつつも、ワークスチームのみの供給にもメリットがあると述べた。

    「我々は、完全な自律性、独立性、そして、自分たちへのコミットメントを必要としている」とローランス・ロッシは主張した。

    「しかし、そのようなカスタマーチームは、我々のスポーツとビジネスの目標を達成するのに役立つ」

    「私たちは自分たちのエンジンを開発して自分たちのマシンに搭載することに完全に集中することができる。これは他の活動に気を取られないので、大きな利点だ」

    「しかし、正直なところ、問題が発生した場合、それはすぐに無効になる可能性がある」

  • ルノー、2022年の新型F1パワーユニットでメルセデス型のレイアウトを検討

    ルノー、2022年の新型F1パワーユニットでメルセデス型のレイアウトを検討

    ルノーは、2022年のF1世界選手権で導入する新型F1パワーユニットでメルセデス型のエンジンレイアウトを採用するかどうかを検討している。

    現在のF1パワーユニット規則の下ですべてのタイトルを獲得しているメルセデスのF1パワーユニットは、2014年にルールが導入された際、デザイン面でライバルと異なっていた。メルセデスのF1パワーユニットは、ターボをコンプレッサーから分離してパワーユニットの前後に配置し、V6エンジンの2つのシリンダー間を走るシャフトで接続している。

    ホンダF1は、2017年にF1パワーユニットを一新した際に同じ設計を採用。フェラーリも2022年に向けて同じソリューションを検討しているとされている。

    そして、ルノーもそれに追従するようだ。ルノーは、F1エンジン凍結に間に合うように開発している2022年に導入予定の次のF1パワーユニットでメルセデスと同じレイアウトを採用する可能性があることを認める。

    メルセデスF1のソリューションを採用する可能性について質問されたエンジン担当テクニカルディレクターのレミ・タフィンは「簡単に答えるとイエスだ」と語った。

    「我々はそのルートを進む可能性がある」

    ルノーのF1パワーユニットは、今年ルノーからブランド変更したハイパフォーマンスブランドのアルピーヌF1によって独占的に使用される。当初、ルノーは今年その新しいF1パワーユニットを導入する予定だったが、昨年の新型コロナウイルスのパンデミックによる混乱を受け、その計画を1年延期している。

    「昨年、2か月以上シャットダウンして、やらなければならないことを再計画しなければならなかったときに、この決定を下さなければならなかった」とレミ・タフィンは語った。

    「実際、その決断は昨年の3月に下した。実際にそのような決定を下すとき、それに従うことしかできない、それが我々が行ったことだ。昨年行っていたことに基づいて作業し、構築していくだけだ」

    「我々はうまくやれると思う。当然ながら、現在、我々が2022年のため開発しているエンジンを2021年のエンジンに適用したかった。だが、ある時点で計画を立て、それに従う必要がある。そのようなケースでは特にね」

    「実際、2022年に向けて大きな前進ができることにかなり満足している。我々は2023年の進化のいくつかを2022年さらに前倒ししようとしている。異なるゲームとなったが、全体として長いゲームを見れば、1年前の悪い決断ではなかったと思っている」

  • フェルナンド・アロンソ、2021年のヘルメットのデザインを公開

    フェルナンド・アロンソ、2021年のヘルメットのデザインを公開

    アルピーヌF1で復帰を果たすフェルナンド・アロンソが、2021年のF1世界選手権で着用するヘルメットのデザインを公開。配色的にタイトルを2連覇した2006年に近いデザインを復活させた。

    2018年にF1を離れていたフェルナンド・アロンソだが、今年2年ぶりにF1復帰。2005年と2006年にタイトルを獲得した古巣ルノーがブランド変更したアルピーヌF1に加入する。

    2017年にインディ500に出場した際にF1とは異なるレトロなデザインのヘルメットを着用したフェルナンド・アロンソは、2018年からそれをベースとしたデザインのヘルメットを着用してきた。

    フェルナンド・アロンソは、2021年のF1復帰に先立って新しいヘルメットのデザインを公開。かつて慣れ親しんだヘルメットのデザインに戻した。

    アルピーヌF1のブランドカラーであるブルーを盛り込んだデザインは、頭頂部に2006年にタイトルを獲得した際に着用していたヘルメットを彷彿とされる配色とデザインとなっている。

    2月に自転車でトレーニング中に事故に遭い、顎を骨折したフェルナンド・アロンソは、渡航制限の問題によってアルピーヌF1の2021年F1マシン『A521』の発表会を欠席したが、怪我は順調に回復しており、3月12日からスタートするプレシーズンテストには問題なく参加できるとしている。

    フェルナンド・アロンソ ヘルメット 2021年フェルナンド・アロンソ ヘルメット 2021年

    2006年のフェルナンド・アロンソ
    フェルナンド・アロンソ 2006年

  • アルピーヌF1 「我々のチームにナンバー1ドライバーは存在しない」

    アルピーヌF1 「我々のチームにナンバー1ドライバーは存在しない」

    アルピーヌF1のCEOを務めるローラン・ロッシは、2021年シーズンにフェルナンド・アロンソがエステバン・オコンに対してナンバー1のドライバーステータスを享受することはないと語る。

    2018年のマクラーレンとの選手権を最後にF1から離れていた2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、新たにブランド変更されたアルピーヌF1で2年ぶりにF1に復帰する。

    フェルナンド・アロンソにとって、2005年と2006年にタイトルを連覇したエンストンを拠点とするチームでの第3期となる。

    アルピーヌF1は3月2日(火)に2021年F1マシン『A521』を発表。アルピーヌF1のCEOであるローラン・ロッシは、2021年のF1世界選手権でどちらかのドライバーが優遇されることはないと主張した。

    アルピーヌF1はドライバーとの契約内容にナンバー1やナンバー2の記載があるかと質問されたローラン・ロッシは「そのようなものは存在しない」といコメント。

    「正直、そのようなものが存在するチームは多くないと思うし、少なくとも我々のチームには存在しない。ドライバーはできる限り速く走らなければならず、お互いに挑戦する」

    「それは健全な競争のようなものであり、それだけのことだ。指示もナンバー1のドライバーもいない」

    2020年にルノーF1は、ワークス参戦してから初となる表彰台を獲得。17戦で3つの表彰台を獲得し、コンストラクターズ選手権を5位で終えた。

    アルピーヌF1は、2022年に抜本的なレギュレーション変更が施工される前の1年の“移行期間”となる2021年に定期的に表彰台を争うことを目指している。その後、F1の新時代に勝利の道に返り咲くという野心を描いている。

    「我々だけでなく、実際にはすべての人にとって移行の年であることは明らかだ」とローラン・ロッシは説明した。

    「今年は、昨年の改良版だ。もちろん少し違うが、エンジン側とシャシー側の両方のデザインの面は、途絶するのではなく、進化となる」

    「だから、少なくとも昨年と同じくらいの結果を出したい思っている。つまり、コンスタントな表彰台候補となり、レース中に素晴らしい結果を出すために良い戦いをすることだ」

    「F1の新時代の我々の目標はかなり積極的だ」とローラン・ロッシは付け加えた。

    「我々は高い野心を持って新しい時代に取り組みたいと考えており、中期的にまずは表彰台をトップを争うためのプロセス、チームを決断力を持って設計した」

    「その後、長期的には、レースだけでなく、チャンピオンシップ、つまりドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権のタイトルを競いたいと思っている」

    「これがその時代の終わりまでに我々が達成したいことだ。うまくいくことを期待してフィールドに入るのではなく、勝つことを期待してフィールドに入る」

    アルピーヌF1は、3月3日(水)にシルバーストンでA521のシェイクダウンを計画しており、エステバン・オコンが初走行を行う予定となっている。

  • アルピーヌF1 A521:2つの開発トークンはリアエンドの改良に使用

    アルピーヌF1 A521:2つの開発トークンはリアエンドの改良に使用

    アルピーヌF1は、2021年の2つの開発トークンを新車『A521』のリアエンドに使用したことを明らかにした。

    新型コロナウイルスによる財政的な影響を鑑みて、2021年のF1世界選手権ではコスト削減のために昨年マシンの大部分の技術開発を凍結した。つまり、2020年のマシンの大部分が2021年に持ち越される。

    空力変更は自由だが、シャシーの開発に関して、各F1チームには2021年F1マシンをアップグレードするために2つの開発トークンが割り当てられている。

    今年、ルノーからブランド変更したアルピーヌF1チームは、2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソとエステバン・オコンがドライブするA521のリアエンドにトークンを使用することを選択した。

    アルピーヌF1のエグゼクティブディレクターであるマルチン・ブコウスキーは、火曜日のチーム発表会で「トークンはマシンのリアエンドで使用した。これが我々が焦点を当てているエリアだからだ」と説明した。

    「エンジンに関しては、新車に合わせて新しいエンジンアーキテクチャも2022年に延期しているため、今年のエンジンは昨年のエンジンの進化形だ」

    マルチン・ブコウスキーは、F1の“広範”な空力レギュレーションの変更(マシンの速度を落とし、ダウンフォースのレベルを下げるために導入された)により、冬の期間が短縮されたチームに大きな作業負荷がかかったと述べた。

    「我々はこのパフォーマンスを可能な限り取り戻すために、冬の間、時間と戦ってきた」とマルチン・ブコウスキーは述べた。

    「マシンのリアエンドには多くの変更がある。そして、そこが我々が焦点を置いた部分だ。レギュレーションが影響を与える場所だからね」

    「しかし、全体として、再開発できるすべてのものに取り組んでいる。結局のところ、どこでも小さなゲインが得られるものだし、現在は競争がかなり激しいため、マシンのどの部分も無視することはできない」

    英国のエンストンとフランスのヴィリー=シャティヨンの間でF1オペレーションが分割されているアルピーヌF1は、新型コロナウイルスに関連した両国間の移動制限により、2021年F1マシンを時間どおりに完成させるために追加のハードルに直面した。

    しかし、これらの制限は、アルピーヌF1のシェイクダウンを妨げるものではなかった。チームが水曜日にシルバーストンでA521のシェイクダウンを実施。エステバン・オコンは新車を初めて走らせる。

    「これは誰もが国境で経験している通常のロジスティクスの問題だ。そのため、ヴァイリーとエンストンの間でエンジンかパーツに関わらず、様々なパーツが遅れた」とマルチン・ブコウスキーは説明した。

    「最大の課題は、ファイヤーアップのための準備と明日行うシェイクダウンのための準備だった。ヴィリーのエンジニアと技術者は、シェイクダウンを実行できるように検疫する必要があったためだ」

    「しかし、いつものように、我々はこれらの制限を回避しており、それが明日マシンを走らせることを妨げることはない」

  • アルピーヌF1、2021年のPUは昨年のBスペック版『ルノー E-Tech 20B』

    アルピーヌF1、2021年のPUは昨年のBスペック版『ルノー E-Tech 20B』

    アルピーヌF1の2021年F1マシン『A521』に搭載されるルノー製エンジンは、昨年モデルをベースに信頼性を向上させた『ルノー E-Tech 20B』となる。

    2020年のF1世界選手権は、新型コロナウイルスの影響によってエンジンメーカーを含めファクトリーが長期間にわたってシャットダウンされた。

    ルノーは今年からアルピーヌへとチーム名を変更するが、搭載するヴィリー=シャティヨンのエンジン部門が開発するF1エンジンは『RENAULT』のバッチが継続される。

    2021年シーズン限りでF1から撤退するホンダは、2022年に延期していた新型F1エンジンの開発を前倒しして2021年に投入することを決定しており、メルセデスも新型エンジンを開発した。

    しかし、ルノーはカスタマーがいなくなったにも関わらず、慎重なアプローチをとり、アルピーヌF1 A521に搭載するF1エンジンは23戦のカレンダーを最優先して昨年モデルの信頼性を向上させたBスペック版となる。

    アルピーヌF1のエンジン担当テクニカルディレクターを務めるレミ・タフィンは「2021年については、昨年のパワーユニット仕様に最小限を変更を加えたものになる。当初の2021年のプログラムを1年シフトしなければならなかったことで、我々は2022年に焦点を当てることにコミットしている」とコメント。

    「材料制限のコスト削減策として、パワーユニット全体の最小重量要件が5kg増加しました。計画は、すべてのレースで高いレベルのエンジン性能を維持しながら、信頼性を確保することだ。パッケージ全体を最大化するために、エンジンとシャシーを可能な限り統合し続けることを目指している」

    「我々は、バーレーンでの2021年のF1シーズンの開幕ラウンドからエンジンアップグレード『R.E.20B』を導入することを計画した。これにより、レースの週末ごとに一貫したパフォーマンスを提供できるようになる」

    「2020年の終わりから2021年の終わりまで有効なパワーユニットのアップグレードには制限があり、最初のレースからすぐに一貫して最大のパフォーマンスを引き出すことに重点が置かれている」

    「23戦が予定されている。我々はこの挑戦を十分に予想しており、我々のパッケージはすでにこの数字を達成できることを知っている」

    「これから、我々のドライバーにとって、すべての走行ごとにマシンを学び、ラウンド1から最大限に活用できるようにすることが重要になる」

    「今シーズンもレースを楽しみにしている。これまで以上に、レースを終えることが競技結果の鍵となるだろう」