ニコ・ヒュルケンベルグの2017年のF1ヘルメット。
今年、複数年契約でルノーへと移籍したニコ・ヒュルケンベルグ。2017年はヘルメットデザインを一新。サイドからまるで旭日旗のようにラインが広がるデザイン。カラーリングはレッドとグリーンでファン投票を行い、最終的にレッドに決定した。
向って右側にはカーナンバーの“27”、左側にはヒュルケンベルグの愛称“Hulk”の文字が入る。シューベルト製。
ニコ・ヒュルケンベルグ 2017年 F1ヘルメット




ニコ・ヒュルケンベルグの2017年のF1ヘルメット。
今年、複数年契約でルノーへと移籍したニコ・ヒュルケンベルグ。2017年はヘルメットデザインを一新。サイドからまるで旭日旗のようにラインが広がるデザイン。カラーリングはレッドとグリーンでファン投票を行い、最終的にレッドに決定した。
向って右側にはカーナンバーの“27”、左側にはヒュルケンベルグの愛称“Hulk”の文字が入る。シューベルト製。




ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、プレシーズンテストで発生した新型パワーユニットのERSの不具合は修正できたとし、F1オーストラリアGPではルノー、レッドブル、トロ・ロッソに同じトラブルが繰り返すことはないと述べた。
昨年ワークスチームとして復活したルノーだが、3度の入賞しか果たせかった。しかし、今年はニコ・ヒュルケンベルグが加入。ジョリオン・パーマー共々、R.S.17は優れたパッケージだと述べている。
だが、F1プレシーズンテストではERSの不具合によってマシンのポテンシャルは覆い隠されており、同時にカスタマーであるレッドブルとトロ・ロッソのテストプログラムにも影響を与えた。
「バルセロナでのプレシーズンテストは生産的だったが、完璧ではなかった」とシリル・アビテブールはコメント。
「我々のクルマはコース上で実に美しく見えるが、サーキットではシャイなところもあった。我々は信頼性の懸念をもたらしたERSの問題に対処した。オーストラリアでそれが繰り返されることはない」
「パフォーマンスの解放と必要な信頼性の維持との間にはバランスがある。その秘訣は、それを踏み越えることなく、マージンを広げていくことだ」
おそらく大部分のチームが前年比でゲインを得ていると思われるが、シリル・アビテブールは、R.S.17が十分にコストラクターズ5位を狙えるポテンシャルのあるマシンだと自信を持っている。
「R.S.17に力強いベースがあることはわかっているし、それは我々が予想する厳しい開発レースに大いに役に立つと思う。チームにはシーズンを通してクルマを改善し、開発している能力があると自信を持っている」
「我々には2人の優秀でハングリーなドライバーがいる。ニコは我々を望んだ位置に導くために必要なドライバーであることをすでに示している。ジョリオンのことは良くわかっているし、新世代のマシンにすぐに適応した。決定的なのは、二人のドライバーがR.S.17に関して同じようなフィードバックをしていることだ。我々には進展していくためのクリアな方向性がある」
「アルバート・パークの目標は今年の全てのレースと同じだ。我々はシーズンを通してポイントを獲得したいし、最後に合計したときにコンストラクターズ選手権5位で終えたい。長い戦いだが、我々が何をする必要があるかをわかっている」

ニコ・ヒュルケンベルグが、2017年F1開幕戦オーストラリアGPへの意気込みを語った。
ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「オーストラリア、そして、メルボルンに行くのは大好きだ。素晴らしい人たちがいるワンダフルな場所だし、雰囲気がとてもリラックスしていて、本当に快適だ。アルバート・パーク自体、とにかく美しい。ファンで満員にいっぱいになっている午前中にコースを走っているときは特にね」
「本当に多くのサポートを得られる場所だ。多くの人たちが来てくれて、僕たちがやっていることを見てくれるのは素晴らしいことだ」
「多くのことが新しいけど、ゲームはまだ同じままだ。新しいホームに満足している。テスト中には新しい名前や顔、新しいステアリングホイールなど学ぶことがたくさんあったけど、全てがポジティブだ。重要なのはクルマが物凄く速くてとても楽しいことだ!」
「シーズン開幕戦はとてもエキサイティングなものになるだろう。クルマはとても速いし、ジェットコースターを運転しているみたいだ。以前よりも要求は多いし、今はクルマと格闘しなければならない! タイヤは全てのラップでハードにプッシュできるし、限界まで引き出すことができる。仕事は多くなっているし、要求も高くなっている」
「パフォーマンス面では、僕たちは現時点でミッドフィールにいると見ているけど、ペースはいいし、ここから段階的に改善して、仕上げていくことができる。僕たちの周りにはとても速くて確立されたチームがいるのでタフな戦いになるだろうけど、僕たちにはポイントを争うために必要な全てが揃っている。良いシーズンになるはずだ」
「トラック自体、かなりクールで素晴らしいし、チャレンジングだ。いつもシーズンのキックオフだし、全員が新車がどのようなレースをするかを知ることにとても興奮している。速くなりそうだし、そこは興味深い点になりそうだ。ドライバーにとってだけでなく、観客にとってもいいことだ。彼らは去年からの違いを生で見ることができるだろう」
「クルマに座って、ライトを見れば、それは通常通りの仕事だ。かかってこい!」

ジョリオン・パーマーが、2017年F1開幕戦オーストラリアGPへの意気込みを語った。
ジョリオン・パーマー (ルノー)
「気分はいいし、完全なグランプリでR.S.17でレースをするのが待ち切れない。クルマの新しいレギュレーションは、ドライブしていて本当に物凄いし、僕たちにはシーズン中に力強い前進をする素晴らしい機会がある。プレシーズンテストではクルマを運転するのが楽しかった」
「チームはR.S.16で改善が必要だった全てのエリアに対処してくれたからね。新しいレギュレーションによって全てに改善が加えられたときは良い位置にいるはずだ。満足しているし、ポジティブだし、レースが待ち切れない」
「去年初めてアルバート・パークで走ったけど、かなり僕の好みのサーキットでとても満足だった。トラックはセミ・ストリートだし、クルマは大きく、速くなっているので、大変だろうけど、素晴らしいシーズン開幕戦になると思う。アルバート・パークはかなりクールなサーキットだ。ちょっとバンピーだし、それなりにチャレンジだ。去年到着したときは物凄い反応があったし、また街に繰り出すのが待ち切れない。オーストラリアは本当に興味深い特徴があって、素晴らしい国だ。去年は本当に温かい歓迎を受けた」
「チームは12ヶ月前とは非常に異なるし、多くの点であらゆる改善が見られている。去年のクルマも良い仕事をしていたけど、今年は多くのエリアでリアルに改善を果たしている。エンストンを訪れたときに本当に多くの仕事がなされているのを見れたのは素晴らしいことだったし、もっと多くのポテンシャルがあることはわかっている。チーム内には同じ方向で一体となって作業をしているという素晴らしいフィーリングがある。去年のアルバート・パークから僕たち全員がかなり成長し、発展している。トラックで良いショーを示せることを願っている」
「F1ドライバーとしての2シーズン目だし、昨シーズンのあらゆる経験を生かせるのは素晴らしいことだ。トラックをわかっているし、F1カーでどのようなことが可能かをわかっている。可能なときはいつでもポイントを争いたいし、それがチームの目標であることもわかっている。僕の周りには素晴らしいクルーがいるし、チームにニコがいるのも素晴らしいことだ。僕たちはシーズンを通してうまく仕事をしていけると思う。開幕数戦は本当に興味深いものになるだろう。レースコンディションでクルマがどのような走りをするかを学び、ライバルと比較して僕たちがどれくらい競争的かがわかるからね」

ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーでF1ワールドチャンピオンを争うために2年間待つ気があると語る。
ニコ・ヒュルケンベルグは、9月のF1イタリアGPまでにトップ3フィニッシュを達成できなければ、エイドリアン・スーティルが記録している3位以上の表彰台を一度も獲得したことがないドライバーの歴代最多記録を更新する。
だが、今年フォース・インディアからルノーのワークスチームに移籍したニコ・ヒュルケンベルグは、移籍に満足していると語る。
「ルノーは過去に彼らに何ができるかを証明している。彼らは数回ワールドチャンピオンになっているし、プロジェクトを提示されたとき、決断ははっきりしていた」とニコ・ヒュルケンベルグは Sport Bild にコメント。
しかし、チャンピオンチームであるメルセデスのシートを獲得したバルテリ・ボッタスとは異なり、ニコ・ヒュルケンベルグはタイトルにチャレンジするまで準備が必要であることをわかっていると語る。
「僕に何ができるか? このプロジェクトをサクセスストーリーに変えることだ」とニコ・ヒュルケンベルグは主張。
今年、ミラクルを期待することはできない。このスポーツを理解できない人はいない。でも、今年僕たちがミッドフィールドのトップに入れることを期待している。2019年から、あと2~3年でタイトルのための準備を整えたい」
ニコ・ヒュルケンベルグは、シーズン終了直後のニコ・ロズベルグの電撃引退を待たずに“あまりに早く”ルノーと契約したことに後悔はないと語る。
「あまりに早かった? その間に3ヵ月あったよね!」とニコ・ヒュルケンベルグは叫んだ。
「メルセデスが魅力的ではないと言ったら嘘になるけど、今回のタイミングは単純に現実的ではなかった。僕はルノーと長期契約を結んでいた」
「それに僕はここで何かを造り上げたいんだ。これは僕にとって大きなチャレンジだ。メルセデスのような確立されたチームに行くよりも、ここで戦って、確立させたい」
「何も後悔はしていないよ」

ルノーは、新型F1エンジンのプレシーズンテストのプログラムは信頼性トラブルの影響を受けたものの、パフォーマンス目標を上回っていると語る。
ルノーは、ライバルエンジンメーカーであるメルセデスとフェラーリとのギャップを縮めるために、2017年にパワーユニットに完全に新しいコンセプトを導入した。
バルセロナテストではERS周りの若干の信頼性トラブルに悩まされ、保守的なエンジンモードでの走行を余儀なくされたルノーだが、2017年にむけたポテンシャルについては楽観的に考えている。
「狙い通りであり、信頼性の影響もあったので、目標を上回ってさえいるかもしれない」とルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは Autosport にコメント。
「我々はまったく新しいエンジン構造を導入した。内燃エンジンだけでなく、ERSもね」
「特に信頼性に関しては、大きなチャレンジであり、それはサプライズではない。いくつかの困難に遭遇すると思っていた。実際、いくつかの困難が形となって表れた」
「だが、良いニュースは、ただでそれをやっているわけではないということだ。引き出そうと思えば、パフォーマンスはそこにある」
「頻繁にそれが起こっているわけではなかった。我々はエンジンパーツの距離と寿命を本当に管理しており、それはクリティカルな状況だった」
「だが、我々が望んでいたパフォーマンスは明らかにそこにあるのがわかった」
現在、ルノーは、パワーと信頼性のバランスをとりながら、オーストラリアGPの仕様選択を評価している。
「メルボルでは何が起こるかわからない。我々はメルボルンでは良いことしか起こらないようにあらゆる手を尽くしている」
「状況はおおよそコントロールできていると思っているが、パワーユニットはコントロールするのが非常に複雑であり、まだメルボルンまでに下さなければならない決定はたくさんある。最終順位だけでなく、メルボルンのフィニッシュラインにたどり着けるかどうかに影響を与えるものだ」
「我々は本当に重大な過程にいるし、集中したままでいることが重要だ。保証はどこにもない」
ルノーの状態は、今年チャンピオンシップに挑むレッドブルにとっても極めて重大になるが、シルル・アビデブールは、ルノーのエンジンが“明らかにチャンピオンシップを争えるポジションにいる”と自信をもって断言した。

ニコ・ヒュルケンベルグは、F1バルセロナテスト最終日の午前にルノー R.S.17で45周を走行し、6番手タイムとなる1分19秒885を記録した。
ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「多くの作業を完了できて生産的なテスト最終日の午前だった。ここ数日で抱えていた疑問のいくつかの答えが得られたし、クルマでさらに前進することができた。それは望むことができる全てだ」
「僕たちは2回のテスト中に多くのセットアップを試した。良かったものもあれば、それほどでもないものもあったけど、その結果、クルマをどこに進めていけばいいかが分かった。パフォーマンス向けの走行ができて楽しかったけど、僕達にはもっと多くのポテンシャルがあるこてはわかっている」

ジョリオン・パーマーは、F1バルセロナテスト最終日の午後にルノー R.S.17で43周を走行し、8番手タイムとなる1分20秒205を記録した。
ジョリオン・パーマー (ルノー)
「R.S.17は運転していて物凄いクルマだし、まださらに多くのポテンシャルがある。望める全てのエリアでクルマの感触はいいし、全てのエリアでR.S.16から力強い改善を果たしている」
「僕の最後の午後はもペース的に有望だったし、クルマでほぼ午後をフルに走れたこともまたひとつの前進だ。このクルマでオーストラリアは本当に特別なものになるだろう。シーズにむけて非常にポジティブだ」

ルノーは、先週バルセロナに到着する前に認識していたF1エンジンの問題がプレシーズンテストで“拡大”していることを明かした。
第1回バルセロナテストでも、ルノー、およびカスタマーのレッドブルとトロ・ロッソに問題が発生しており、今週のテスト2日目にもルノーのジョリオン・パーマーが予防措置としてエンジンを交換して午前中の走行時間を失っている。
水曜日にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが2度のMGU-K問題に苦しみ、木曜日はジョリオン・パーマーが再びエネルギー回生システムのトラブルでストップしている。
「2017年は完全に新しいパワーユニットであり、今週はERS側のエレメントによってマイレージが制限されている」とルノーのエンジンテクニカルディレクタのレミ・タフィンは述べた。
「ダイナモでの開発中にも似たいような問題が発覚していたが、コース上のテストでそれが拡大した」
「修正はすでに進行中であり、メルボルンではきとんと修正できていると思う。ここバルセロナでの走行には影響を与えたが、シーズンスタートにむけて信頼性の適切なレベルを達成する」
トラブルによって、ワークスルノーは509周に制限されている。これは、マクラーレン・ホンダ、トロ・ロッソについて下から3番目の少なさだ。
ライバルメーカーと比較した場合、メルセデスは2314周、フェラーリは2171周を走破しているのに対し、ルノーは1274周にとどまっている。
ジョリオン・パーマーは、問題を管理し、意味のあるデータを収集することが“期待していたほど簡単にはいっていない”と認めている。
「僕たちはずっと改善するためのソリューションに取り組んでいるけど、現在、大きな修正はヴィリーで行われているし、メルボルンではかなりうまく把握できているだろう」
ジョリオン・パーマーは、午後にR.S.17をニコ・ヒュルケンベルグに引き継ぐ予定だったが、パーマーに走行時間を与えるために予定は変更された。
ニコ・ヒュルケンベルグは金曜日に単独で走ることになっていたが、スケジュールは変更され、ジョリオン・パーマーが午前中に走ることになった。
ルノーは、最終日に確実に走行し、シャシーに取り組むためにエンジンをデチューンするかと質問されたジョリオン・パーマーは「エンジンを強めるかどうかはあまり重要ではない」とコメント。
「僕たちはシャシー側のセットアップに取り組むために周回を重ねる必要がある」
「僕たちはエンジンパフォーマンスには自信を持っているし、解決できると思っているので、エンジンを強めたときのクルマのパフォーマンスを知ることが重要だ」

ジョリオン・パーマーは、F1バルセロナテスト3日目の午後にルノー R.S.17で53周を走行し、10番手タイムとなる1分22秒418を記録した。
ジョリオン・パーマー (ルノー)
「トラックでは他にも中断はあったけど、今日はむしろ自分たちによる中断にフラストレーションを感じた。僕たちは決してリズムを掴めていないように思うし、クルマに以前と同じ感触を得られなかった」
「僕たちはどこを改善する必要があるかを理解するためにデータを詳しく見ているし、その範囲とポテンシャルがあることはわかっている。明日のテスト最終日はもっと良い一日になることを願っている」