カテゴリー: F1レギュレーション

  • チャーリー・ホワイティング Q&A : 2011年 F1レギュレーション

    チャーリー・ホワイティング Q&A : 2011年 F1レギュレーション

    FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングが2011年のF1レギュレーションについて語った。

    今シーズンの大ニュースは、可変リアウイングの規約です。我々の理解が正しければ、システムはこのように機能します。リアウイングのフラップを動かす作動装置があり、作動装置は各F1ドライバーによって作動され、それはレースコントロールの管轄下にあります。レースコントロールは、どのようにしてこの手順を統制するのですか?
    各ウイングに作動装置があり、それは常にドライバーの管理下にある。しかし、車載エレクトロニクス(FIA ECU)がドライバーに通知した場合のみ使用することができる。

    ウイングを起動するストレートの直前で先行マシンとの接近が検地される。後続マシンが1秒以内の場合(トラックに設置されたタイミングループによって判断)にドライバーはシステムが「準備完了」であることを知らされる。しかし、彼は次のストレートの指定地点に到達しなければ使うことができない。その地点は、次のコーナーのブレーキングポイント前に600mになるだろう。だが、これはテストとフリー走行中に収集したデータによって調整される可能性がある。

    この新しい規約を導入した背景は?
    オーバーテイクの可能性を改善しつつ、容易にしないという唯一の目的でチームがFIAに提案したものだ。FIAは、常にスペクタクルを改善する提案に耳を傾けており、チームと観客の両方を満足させるソリューションを求めている。

    観客を混乱させるという心配はありませんか?
    観客が混乱すると考える理由はない。先ほど述べたように、ウイングの操作は単純だ。接近を検地するエリアを示すためにトラックには印(ライン)がつけられ、ドライバーがシステムを作動できる地点にもラインが引かれる。さらにシステムの準備されるごとにテレビ放送局に信号が送られ、それは視聴者にも表示される。

    レースコントロールがレース結果を左右するというコメントは気になりませんか?
    先程説明したように、レースコントロールはレースの結果に影響を及ぼさない。単純にマシンが先行マシンの1秒以内に近づくとシステムは自動的に準備され、ドライバーは予め定められた地点でそれを使うことができる。レースコントロールの介入は問題外だ。

    トップのぴったり後ろにつけたドライバーが、最終ストレートで“飛び出す”ことはどのように阻止するつもりですか?
    最終ラップの最終コーナーに入ろうとするリーダーの1秒以内につけているマシンが、フィニッシュライン前にオーバーテイクできる可能性は低い。他のマシンの1秒以内に近づいた場合、そのドライバーは相対順位にかかわらずチャンスがある。ドラッグ抑制システム(DRS)が使える距離は、後続ドライバーを支援のために調節されるのでり、オーバーテイクを保証しているわけではないことを忘れて欲しくはない。

    起動/操作は、マシンのスピードにどのような影響を与えますか? スピードの効果は時速6〜7kmくらいですか? それともそれ以上ですか?
    これまでのシミュレーション作業から考えると、DRSがあるマシンとないマシンの差はストレートの終わりでおよそ時速10〜12kmになる可能性が高い。

    信頼性の問題は計算に入れていますか? 電子システムは必ずしもうまく働くとは限りません。
    例えば何らかの理由で接近の検地が失敗した場合、システムよりもドライバーが優先されるようにソフトウェアが書かれている。これは、チームがレースコントロールからそうするように具体的に指示された場合のみ許可される。無許可での使用には重いペナルティが科せられる。

    この新システムの最終選択はいつになると予想していますか?
    最終テストで必要な情報を収集したので数日以内になるだろう。チームにはそれに沿って通知する。

    FIAはこの新しいシステムを評価するためにテストセッションを割り当てますか?
    議論はしているが決定はしていない。最初のフリー走行前日にメルボルンのフリー走行の一部を使う可能性についてチームと話し合う予定だ。

    可変リアウイングはKERSにどのような影響を及ぼしますか?
    DRSはKERSに全く影響を与えない。KERSは全てのドライバーがいつでも使える。もちろん、後続ドライバーは両方を使えるが、それらは独立したシステムだ。

    これらの新規約はマシンの取り扱いにそのような影響を及ぼすと思いますか? ピレリの初シーズンであることを考えれば、特にタイヤにはどのような影響があるでしょうか?
    タイヤに横方向に荷重がかかっている場合、ダウンフォースは正常レベルであるはずなので、タイヤにはほとんど、もしくはまったく影響を与えないだろう。だが、このシステムを搭載してより広範囲な走行してみなければ正確に評価できないだろう。

    2011年のその他の規約変更について簡単に説明していただけますか?
    ・ ダブルディフューザーの禁止
    ・ Fダクト(ドライバーが操作するリアウイング・ストール・システム)の禁止
    ・ フロントウイングおよびフロア前部の負荷/たわみテストの厳格化
    ・ 各ホイールにホイールテザーを1本追加
    ・ ドライバーの足の回りのモノコックに耐貫通パネルの装着
    ・ 全シャシーにおけるドライバー座席位置下の負荷テストの追加
    ・ ギアボックスは、これまでの4戦に代わり、5戦でもたせなければならない
    ・ 予選タイムの最低限107%の導入

  • マニエッティ・マレリ 「KERS規約は記述が不十分」

    マニエッティ・マレリ 「KERS規約は記述が不十分」

    F1チームにKERSを供給するマニエッティ・マレリは、F1のKERS規約の記述が不十分だと述べた。

    コスト制限規約では、KERSユニット供給への支払いは100万ユーロで、追加の研究開発に400万ユーロしか支払えないと規定されている。

    「この500万ユーロが全体のためなのか、それぞれ個々のチームのためなのかは明白ではなかった」とマニエッティ・マレリのモータースポーツディレクターを務めるロベルト・ダーラはコメント。

    「チームに義務付けられる数字で、ソリューションに1500万ユーロをかけたと言う人もいるだろう」

    マニエッティ・マレリのKERSは、フェラーリとルノーが使用するKERSの基盤になっているとみられている。

    他にKERSを供給しているのはメルセデス・ベンツのみで、同社はメルセデスGP、マクラーレン、フォース・インディアにKERSを供給している。

  • ルカ・ディ・モンテゼーモロ、2011年のF1規約を批判

    ルカ・ディ・モンテゼーモロ、2011年のF1規約を批判

    フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロは、F1のステアリングが「火星」のようになったとし、可変リアウイングを含めた2011年のF1規約を批判した。

    「火星」という表現は、KERSの復活や可変リアウイングのボタンにより、ステアリングに多くのボタンが並んでいることを指してのもの。

    ルカ・ディ・モンテゼーモロはジュネーブモーターショーで「現在の規約はF1とは無関係だ」と現在のテスト禁止も批判した。

    また、フェラーリが2010年にタイトルを失ったことについては「ゴールキーパーのいないペナルティキックを失敗した」ようなものだと述べた。

    だが、 New York Times によると、ルカ・ディ・モンテゼーモロは不況後の自動車産業をかなり楽観視していると報道。

    「数年前よりも雰囲気ははるかにいい」とルカ・ディ・モンテゼーモロは述べた。

  • アンソニー・デビッドソン 「2011年のF1規約はドライバーにとって困難」

    アンソニー・デビッドソン 「2011年のF1規約はドライバーにとって困難」

    アンソニー・デビッドソンは、2011年の新しいF1規約、特に可変リアウイングやKERSによって、F1ドライバーがコックピット内のコントコールを理解することがより困難になるだろうと語る。

    メルセデスGPのシミュレーターのテストに参加したアンソニー・デビッドソンは、F1ドライバーは2011年に操作しなければならないボタンの多さに苦労するだろうと述べた。

    「ドライバーにとって理解するのは難しくなるだろうし、マシンの中では片手運転が多くなるだろう」とアンソニー・デビッドソンはオートスポーツ国際ショーでコメント。

    「昨年、Fダクトによってドライバーがダクトを塞ぐためにホイールから手を話すのを見たよね。今後は(可変リアウイングによって)同じようなことをするためにステアリングホイールやマシンのどこかにスイッチやボタンが付くことになる」

    「(プラクティスや予選では)望めばほぼどこでもそれを使うことができるようになるし、ストレートで15km/hを得られるようになる。なのでスピードに大きな相違が出てくるだろうね」

    ドライバーは、可変リアウイングやKERSの操作に気を使わなければならないだけでなく、ブレーキバランスやディファレンシャルのセッティングといった通常の微調整も行わなければならない。

    フェルナンド・アロンソは、新しい規約がレースに役立ってくれるだろうことには満足しているが、たくさんのボタンを押すことの複雑さを懸念しているとWrooomで述べていた。

    「うまく働くと思っている。唯一の困難は、ステアリングホイールのボタンだろう。決定やボタンに反応しなければならない時間がとても短くなるけど、マシンを走らせなければならないからね」

    「ウェットレースで視界が乏しい場合、そのようなことをチェックする必要がある。F1のイノベーションや新しいことはいつだって歓迎だ。それらもF1のひとつだ。全てが去年のままだったら、困難や問題になるだろう。言ったように、変化はすべてF1スポーツ、F1ショーを改善してくれるはずだ。現時点で試してはいないけど、僕たちはオープンでポジティブでいる必要があると思う」

    アンソニー・デビッドソンは、コックピットでやらなければならないことが増えたことによって、全開で運転するよりも冷静でインテリジェンスに対処できるドライバーがより大きな利益を得ることになると語る。

    「より能力があるドライバーが有利になると言える。早く走れるだけでなく、マシンで作動させるあらゆる装置を考えられるドライバーがね」

    「去年(ヴィタリー)ペトロフは、シンガポールのようなトラックではFダクトを走らせなかった。あまりに大変だったからね。シミュレーターにより多くの時間を費せて、よりキャパシティがあり、サーキットやクルマにリラックスできるドライバーが大きなアドバンテージを得るだろう」

    マクラーレンのテストドライバーを務めるゲイリー・パフェットもアンドニー・デビッドソンの意見に同意。2010年、Fダクトだけでもドライバーがコックピット内でやらなければならないことはとても多くなったと指摘した。

    「あなたが初めてシミュレーターを試したら、KERSボタンを押して、ウイングボタンを押して、ギアを変えられず、リミッターに当たり、コースオフしてしまうだろう」とゲイリー・パフェットはオートスポーツ国際ショーで述べた。

    「それら全てをしようとして、全てを行う時間がなくて、クラッシュしてしまうだろう。とても難しいよ」

    「それに加えて、調整しなければならないブレーキバランスやスイッチがある。去年、フェルナンド(アロンソ)がFダクトを操作しようとして手放し運転しているのを見たよね。今年は去年よりさらに難しくなりそうだよ。それはFダクトを禁止することで彼らが逃れたかったことでもあるんだけどね」

  • フェルナンド・アロンソ 「2011年の規約変更は成功する」

    フェルナンド・アロンソ 「2011年の規約変更は成功する」

    フェルナンド・アロンソは、2011年から導入される可変リアウィングとKERSによって、F1のオーバーテイク不足が解決すると確信している。

    可変リアウイングは、前方のクルマから1秒未満にいるマシンが使用でき、Fダクトのようにドラッグを減らすことでストレートスピードをおよそ15km/増加させるとみられている。先行するクルマがディフェンスのために使用することは許されない。

    2011年は、この可変ウイングとともに1年ぶりにKERSが再導入される。

    オーバーテイクを促進するために、これまでも2009年の大幅な空力変更をはじめ多くの試みがなされてきたが成功とは言い難い。しかし、フェルナンド・アロンソは2011年の新しい規約のパッケージは成功すると考えている。

    「もちろん、F1では毎年よりスペクタクルでオーバーテイクを増やし、良いショーを催すために規約を変更されている」とフェルナンド・アロンソは語る。

    「2011年は2つの大きなレギュレーション変更がある。KERSとリアウイングは、オーバーテイクの可能性があるときに仕掛けることができる。その2つの組み合わせによって、前のクルマよりもかなり大きなスピードアドバンテージが得られると思う」

    「来年の規約がオーバーテイクに役立ってくれると確信しているし、みんなのために良いショーを催すことができると思う」

    フェルナンド・アロンソは、KERS、可変リアウイング、そしてピレリタイヤの3つすべてを最大限に引き出せる2011年マシンを設計することはデザイナーにとって難題になるだろう付け加えた。

    「最も重要なひとつはタイヤだ。マシンの挙動を変えるものなので、僕たちはピレリタイヤをマシンに調和させなければならない」

    「それに2009年にあったKERSが復活する。2011年はオーバーテイクやパフォーマンスのためにとても重要なツールになる。可能な限りベストな状態でKERSを使えるようなマシンの準備の仕方を見つける必要がある」

    「可変リアウイングもある。良いショーを目指すだけでなく、パフォーマンスを実験して開拓する新しいエリアだね」

  • フェラーリ、新F1規約に不満 「4気筒のフェラーリを製造することない」

    フェラーリ、新F1規約に不満 「4気筒のフェラーリを製造することない」

    フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、4気筒1.6リッター ターボエンジンを導入するという2013年のF1エンジン規約に不満を述べている。

    これまでフェラーリは、6気筒以下の市販車を製造していない。

    「節約を強調するべきではない。やりすぎるべきではない。我々はすでにテストを禁止している」とルカ・ディ・モンテゼーモロはコメント。

    スペインの El Pais 「フェラーリが4気筒の(市販)車を製造することはない」というモンテゼーモロのコメントを掲載。

    「彼ら(FIA)が望んでいることはコスト削減だが、5分毎に規約が変化するようでは、コストを引き上げているに過ぎない」

    「これはF1なんだ。技術開発の最先端でいるべきだ」

  • 2011年F1レギュレーション:メカニックの作業時間を制限

    2011年F1レギュレーション:メカニックの作業時間を制限

    F1チームのメカニックは、2011年からプラクティス前夜に徹夜でマシンをいじることができなくなる。

    これは、FIAが発行した2011年のF1スポーティング規約で新たに定められていたもの。

    シーズン序盤、24時間態勢での作業が続いた新規チームからの懸念を受け、FIAは2011年から作業時間を制限することに合意した。

    これにより、フリー走行が午前10時から始まる場合は深夜0時から午前6時まで、フリー走行が午前11時から始まる場合は午前1時から午前7時までメカニックは作業することができなくなる。

    規約には「マシン運営に関わるチームメンバーは、P1およびP3のスタート時間の10時間前から6時間の間、サーキット内に留まることはできない」と定められた。

    「しかし、各チームはチャンピオンシップ・シーズンで4回の例外を認められる」

  • フォルクスワーゲン、2013年のF1規約を歓迎

    フォルクスワーゲン、2013年のF1規約を歓迎

    フォルクスワーゲンのモーターレーシング責任者を務めるハンス・ヨアヒム・シュトゥックは、2013年に急進的なF1エンジン形式を歓迎している。

    フォルクスワーゲンと同グループ傘下のポルシェは、F1が現行のV8エンジン形式から変更になれば、近い将来F1に参戦するとされている。

    FIAは10日(金)、2013年の小型化されたエネルギー効率の良い1.6Lターボエンジンを特徴とする新しいF1エンジン形式を承認した。

    「フォルクスワーゲン・グループが参戦する可能性のある条件は整った」とハンス・ヨアヒム・シュトゥックは Welt am Sonntag にコメント。

    また、 rp-online.deには「何も決めてはいないが、FIAの決定を非常に歓迎している」と語っている。

    さらにハンス・ヨアヒム・シュトゥックは、「エンジン規約はフォルクスワーゲンにとってF1の良い出発点だ」と Bild am Sonntagは述べた。

    メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグは、新しいF1エンジン規約にとってエンジン予算が「少なくとも4分の1」に大幅削減になるだろうと述べた。

  • FIA、2011年のF1レギュレーション変更を承認

    FIA、2011年のF1レギュレーション変更を承認

    FIAは、2011年のF1レギュレーションの変更に合意。可変リアウイングなどが承認された。

    金曜日にモナコで世界モータースポーツ評議会が開催され、FIAはF1委員会によって提案された改正を承認した。

    まず可変リアウイングのアイデアが採用された。可変リアウイングはオーバーテイクを助長するデバイスとして導入される。

    またボディワーク規約についても強化。今シーズン、レッドブルとフェラーリのフロントウイングのたわみが違法だとして論争になっていたが、これはそれを防ぐためのもの。

    マシンのフロント部分の車体歪曲テストだけでなく、基準面に関する規約もより厳しくなる。

    その他、ドライビングとドライバー行為、ピットレーンの追い越し車線の幅が改訂。

    さらにレースディレクターには、安全を理由にレース中にピットレーンを閉鎖する裁量が与えられ、またドライバーは状況に応じてセーフティカーを追い抜くことが指示されるようになる。

    またギアボックスは、現在の4戦連続での使用から5戦連続使用へと変更なる。

  • FIA、2013年の新F1エンジン規約に合意

    FIA、2013年の新F1エンジン規約に合意

    FIAは、2013年の新しいF1エンジン規約に合意した。

    金曜日にモナコでFIA世界モータースポーツ評議会が開催され、FIAは現在の2.4リッター V8エンジンを2013年から新しい形式に変更することに合意。

    新しいパワーユニットは、1.6リッター 4気筒 直噴エンジンとなる。最高回転数は12,000rpmとなり、燃費はおよそ35%改善されると期待されているが、KERSシステムを使用することでパワーは現在のレベルが維持される。

    またドライバーは、2013年から1シーズンにつき5基のエンジンに制限され、2014年からは4基となる。