カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 レッドブルF1でマルコ続投なら「まだ終わっていなかった」可能性

    角田裕毅 レッドブルF1でマルコ続投なら「まだ終わっていなかった」可能性

    角田裕毅は、カタールGP後にアブダビGPがレッドブル・レーシングのドライバーとして最後のレースになると伝えられていた。シーズン最終戦でマックス・フェルスタッペンをどのように、どれだけ助けようとも、その決定が覆ることはなかった。

    そこに「誰が」「なぜ」「どうして」といった説明は存在せず、ただ一方的に「角田は外れ、アイザック・ハジャーが入る」という結論だけが示された。

    角田裕毅はレースシートを失った
    レッドブルおよびレーシングブルズは、シーズン最終戦を前に角田裕毅、アイザック・ハジャー、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドの4人に対して決定を通達した。

    2026年シーズンに向けて、ハジャーはマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルに昇格。リアム・ローソンはレーシングブルズのシートを維持し、リンドブラッドはF2からF1へステップアップする。

    その一方で、最大の敗者となったのが角田裕毅だった。

    開幕戦はレーシングブルズで迎え、第3戦からレッドブルに昇格したものの、2026年F1開幕時点ではリザーブドライバーという立場に追い込まれた。

    フェルスタッペンという“世代の才能”との比較
    公平に見れば、角田裕毅は自らの手を尽くし、フェルスタッペンの隣のシートを目指して戦った。しかし、立ちはだかったのは「世代を代表する才能」と評されるマックス・フェルスタッペンだった。

    その結果、F1 2025年シーズンは、フェルスタッペンがタイトルに2ポイント届かず、角田裕毅はフルタイムドライバーの中で下位に沈む形で終わった。

    マルコは「まだ終わっていない」と語る
    それでも、レッドブルでの角田裕毅の物語は終わっていないと、ヘルムート・マルコは語っていた。

    2026年シーズンに向けて、角田裕毅はレッドブルおよびレーシングブルズのリザーブドライバーとして契約を結んだ。4台体制のリザーブという立場は、将来的な復帰の可能性を残すものでもある。

    今季限りでレッドブルを去るマルコは、アブダビでPlanetF1.comを含む認定メディアに対し、次のように語った。

    「彼は非常に失望していたので、説明は難しかった」

    「しかし、4台分のリザーブドライバーとしてファミリーに残るべきだと説明した。それは常にチャンスを意味する」

    「それに、レーシングブルズはジュニアドライバーのためのチームだ。彼にとっては6年目になり、その点が合わなくなっていた」

    マルコ退任で影響力は低下か
    ただし、このマルコの見解が今後どこまで影響力を持つかは不透明だ。マルコ自身もF1 2025年シーズン終了とともにレッドブルを去る予定であり、チームは新たな体制へと移行しつつある。

    角田裕毅にとって、2026年は厳しい立場からの再出発となる。しかし、完全な終幕ではなく、リザーブという形で可能性だけは残されたシーズンになる。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1のRB21は「愛憎入り混じった関係」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1のRB21は「愛憎入り混じった関係」

    マックス・フェルスタッペンは、2025年シーズンのレッドブルのマシンについて「愛憎入り混じった関係だった」と認めつつも、タイトルを獲得した昨年よりも、今季を終えた現在の方がポジティブな気持ちでいると語った。

    フェルスタッペンは、アブダビGPでマクラーレンのランド・ノリスに2ポイント差で敗れ、ドライバーズタイトルを逃した。シーズンを通じての勝利数では新王者ノリスを1勝上回ったものの、あと一歩届かなかった。

    レッドブルはシーズン前半にパフォーマンス面で苦戦し、オランダGP終了時点では、当時の選手権首位だったオスカー・ピアストリに対して104ポイント差をつけられていた。しかし、イタリアGP以降に投入されたアップグレードによって大きく状況を改善した。

    「今季について後悔はまったくない」とフェルスタッペンは語る。

    「パフォーマンスは強かったと思っている。このクルマを嫌いになったこともあったし、逆に好きだったこともあった。でも、難しい週末も含めて、常に最大限を引き出そうとしてきた。これまで言ってきた通り、このクルマとは本当にジェットコースターのような一年だった。ただ、幸いにも最後の8〜9戦は全体的にかなり楽しかった」

    「チームの雰囲気も今は本当にいい。ポジティブなエネルギーがあって、信念や自信もある。来年に向かう上で、まさに理想的な状態だ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    ノリスのタイトル獲得によって、フェルスタッペンが2021年から続けてきた4連覇はここで途切れた。それでもフェルスタッペンは、タイトルを逃した今季の終わり方について、2024年よりも良い感触があると明かしている。昨年は、マクラーレンが勢いを増し始め、シーズン後半にかけて難しい戦いを強いられていたからだ。

    「もちろん、勝てた方がいいに決まっている」とフェルスタッペンは続ける。

    「でも正直に言うと、今こうして座っている気分は、去年のこの時期よりもいい。昨年も後半戦はかなり厄介な状況だったからだ」

    「我々は、昨年後半から今年前半にかけて、ほぼ1年にわたって苦しんできた。でも今は本当に気分がいい。タイトルを逃したのは残念だが、正直なところ、長い間タイトルのことを考える余裕すらなかった」

    「数戦前まで、自分がタイトル争いをしているという実感すらなかった。それは本当にクレイジーなことだ」

    「それでも、人はさまざまな形で誇りを持てる。自分自身には満足しているし、来年に向けて自分のスキルを心配するような状態でもない。だから、気分はいい」

  • セバスチャン・ベッテル レッドブルF1退団のヘルムート・マルコに感謝と敬意

    セバスチャン・ベッテル レッドブルF1退団のヘルムート・マルコに感謝と敬意

    4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが、長年レッドブルを支えてきたヘルムート・マルコの引退表明を受け、心のこもった賛辞を贈った。マルコの退任は、ベッテル自身のタイトル獲得の歩みを含む、F1での20年にわたる一つの章の終わりを意味する。

    レッドブルは今週初め、モータースポーツ部門を20年間率い、厳格なドライバープログラムで知られたマルコが、アドバイザー職から退くことを発表した。

    その間、82歳のマルコは20人のドライバーをF1に昇格させ、セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンがグランプリウイナーとなった。ベッテルとフェルスタッペンはさらにその先へ進み、2人で計8回のワールドタイトルと124勝を積み重ねている。

    マルコの後継者候補と噂されたこともあったベッテルは、このニュースに驚いたと認めた。

    「正直、誰よりも驚いた」とベッテルはF1 Insiderに語った。

    「ヘルムートの今後の人生に幸多からんことを願っているし、十分にふさわしい引退引退だと思う。彼はレッドブル・レーシングとトロロッソの成功を築いた設計者だ」

    「ドライバー選考だけでなく、チーム編成や人事、戦略に関する重要な決断も、すべて彼を通じて行われていた」

    マルコの苛烈とも言える才能発掘のパイプラインを通じて、ベッテルは有望なジュニアからレッドブル初のワールドチャンピオンへと成長した。その後に続いた4連覇により、2人の名前はF1の歴史の中で永遠に結び付けられることとなった。

    ベッテルの賛辞は、その絆を映し出している。感謝の念と同時に、現代のレッドブル体制に対するマルコの計り知れない影響力への認識が込められている。

    セバスチャン・ベッテルとヘルメット・マルコ(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペンへの連絡で明かされたマルコの胸中
    一方のマルコは、自らF1へ導き、レッドブルのもとで4度の世界王者となったマックス・フェルスタッペンに、この決断を伝えた時のことを語っている。

    フェルスタッペンは、アブダビで行われた会合で、マルコがレッドブルGmbHのCEOであるオリバー・ミンツラフに辞意を伝えたことを知らされていなかった。後にマルコは個人的にフェルスタッペンへ電話をかけたという。

    「普通の会話ではなかった」とマルコはORFに語った。

    「どこか物悲しさがあった。彼は、これほどの成功を収めるとは想像もしていなかったと言っていた」

    「すべてのものには終わりがあり、彼の将来の幸運を祈った。すると彼は、きっとどこかでまた会えるだろうと言ってくれた」

  • F1:マックス・フェルスタッペン、インフルエンザでFIA表彰式を欠席

    F1:マックス・フェルスタッペン、インフルエンザでFIA表彰式を欠席

    マックス・フェルスタッペンは、今夜ウズベキスタンで開催される年末恒例のFIA表彰式ガラを欠席する。レッドブル・レーシングのドライバーで、4度のワールドチャンピオンに輝いたフェルスタッペンは、体調不良のため出席できないという。

    オランダ紙『De Telegraaf』によれば、本来は出席が義務付けられているFIAガラに、フェルスタッペンは今夜出席しない。

    F1ドライバーズランキングの上位3名は原則として表彰式への出席が求められるが、正当な理由がある場合は例外が認められている。

    フェルスタッペンは、タイトルが決したアブダビGP後にインフルエンザに苦しんでいると伝えられている。同レースでは、史上最多タイとなる5年連続ドライバーズタイトルをわずか2ポイント差で逃していた。

    表彰式ではノリスがF1トロフィーを受賞
    今夜のガラでは、ランド・ノリスがF1ワールドチャンピオンとしてトロフィーを授与される予定で、本来であればフェルスタッペンとオスカー・ピアストリも、それぞれランキング2位と3位として表彰されるはずだった。

    さらにフェルスタッペンは、イモラでのレース序盤1コーナーにおけるピアストリへのオーバーテイクにより、F1部門の「アクション・オブ・ザ・イヤー」にもノミネートされている。

  • 角田裕毅「フェルスタッペンが最も優れたF1ドライバーなのは否定できない」

    角田裕毅「フェルスタッペンが最も優れたF1ドライバーなのは否定できない」

    2025年の最終戦アブダビGPを終えた角田裕毅が、チームメイトとして戦ったマックス・フェルスタッペンについて率直な評価を語り、「最も優れたドライバーであることは否定できない」と明かした。

    今季、角田裕毅はレッドブル・レーシングに昇格し、4度のF1王者と同じマシンで激しいシーズンを戦い抜いた。

    来季はテスト兼リザーブドライバーとしてレッドブルに残る角田裕毅だが、トップレベルの環境で得た経験は大きいとし、極めて競争の激しい2025年のF1フィールドの中で自身がどれだけ成長できたのかを実感したシーズンだったと振り返っている。

    ヘルメット交換で交わしたメッセージ
    アブダビGPの週末、角田裕毅とマックス・フェルスタッペンはヘルメット交換を行い、互いにメッセージを書き込んだ。ヘルメット交換はF1パドックで長く続く敬意の証として知られている。

    フェルスタッペンは角田裕毅のヘルメットに「ありがとうユウキ」と記した。

    角田裕毅はフェルスタッペンに「一緒に走れてめちゃくちゃ楽しかったよ。いい思い出ばっかりだし、いろいろ教えてくれてありがとう」と書き込んだ。

    角田裕毅 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    角田裕毅のフェルスタッペン評
    角田裕毅は、2026年にF1シートを失う悔しさを抱えながらも、レッドブルでの経験が自身にもたらした成長を強調した。

    「彼がグリッドで最も優れたドライバーだということは否定できないです」

    「一方で、このレベルからかなり早く追いつくことができたのは嬉しかったです。特に今年のような、F1史上でも最も僅差と言われる非常にタイトなフィールドの中では、それを実感しました」

  • リアム・ローソン 赤裸々な本音「レッドブルF1での時間は“最低”だった」

    リアム・ローソン 赤裸々な本音「レッドブルF1での時間は“最低”だった」

    レッドブル・レーシングでの短い参戦からレーシングブルズでの来季残留確定まで、浮き沈みの激しいシーズンを過ごしたリアム・ローソンが、ついに2025年シーズンの本音を語った。

    開幕直後のオーストラリアと中国でレッドブルのシートを託されたものの、結果を残せず即座に降格。そこからレーシングブルズで再起を目指し、最終17戦中7回のポイント獲得と確かな成長を示した。

    短期レッドブル起用は「チャンスですらなかった」ローソンは開幕2戦のみの起用で、雨のオーストラリアでクラッシュリタイア、中国では12位。十分な準備期間もないまま評価され、すぐにレーシングブルズへ戻された。

    その後、角田裕毅がレッドブルへ昇格し、ローソンは再び妹チームで戦うことになった。

    「とてもタフな一年」
    「タフな一年だった。まだしっかり振り返れていないから、休暇の間に時間を取って考えたいと思っている」

    「今年得たすべての学びを来年につなげるつもりだ。再びチャンスをもらえることに感謝しているし、来年はもっと良いシーズンにしたい」

    リアム・ローソン レッドブル F1

    レッドブルでの経験を問われ「本当に“最低”の時間だった」
    「正直、もうかなり昔のことに思える。ほとんど覚えていない。あの時期は、本当に“最低”の時間だった」

    「振り返ろうとは思っているけれど、まだできていない。今季はただ忙しすぎたんだ」

    2026年のシート確保で再起へ
    最終戦前のカタールとアブダビの合間、ローソンは2026年もレーシングブルズ残留が決定。開幕直後の失意とは対照的に、シーズン終盤には安定した走りでポイントを重ね、来季に向けて確かな手応えを残した。

  • ヘルムート・マルコ アストンマーティンF1加入説は「馬鹿げた噂」

    ヘルムート・マルコ アストンマーティンF1加入説は「馬鹿げた噂」

    レッドブルがヘルムート・マルコ(82歳)のモータースポーツアドバイザー退任を正式発表した翌日、マルコ本人がオーストリア紙『Kleine Zeitung』の取材に応じ、自身の言葉で“20年の終止符”の理由を明かした。

    チーム側は今回を「解任ではなくマルコの意思による退任」と説明。オリバー・ミンツラフは「ヘルムートから年末で役職を終えたいと申し出があった。彼の決断を深く残念に思う。これは特別な時代の終わりだ」とコメントしている。

    ■ 決断の引き金は「フェルスタッペンの逆転タイトル逸」
    マルコは、最終戦アブダビでの僅差の敗北が決断を左右したと明かした。

    「今季、私は最初に、そして後にはジャンピエロ・ランビアーゼとともに、チームの中で最後までタイトルを信じていた存在だった。大きな熱意とコミットメントをもって取り組んでいただけに、うまくいかなかったことは非常に大きな失望だった。この失望が、今が退くのに良いタイミングだと思わせたのだ」とマルコは語った。

    ■ 「良好な関係のまま離れる」
    マルコは今回の別れが円満であることを強調する。

    「レッドブルとは最良の関係のまま離れるし、今後もサーキットで時々姿を見ることになるだろう。チームは非常に良い体制が整っているし、混乱を残していくわけではない。全体がうまく機能しており、いくつかの分野では必ずさらに良くなるはずだ」

    ■ 後任人事は「レッドブルが決めること」
    レッドブルはすでに「後任ポジションは置かない」と発表しているが、セバスチャン・ベッテルの名前が噂として取り沙汰され続けている。

    「それはレッドブルが決断すべきことで、私がコメントする立場にはない。私は月曜日にドバイで退任を伝えただけだ。彼らは急ぐ必要はないし、最良の解決策を探すことになるだろう」

    ■ フェルスタッペンは「少し悲しんでいた」
    ジュニア時代にマルコが発掘し、強力な関係を築いてきたマックス・フェルスタッペンは、今回の知らせに感情を揺らしたという。

    「彼は少し悲しんでいたと言えるだろう。我々はこれまで共に過ごしてきた素晴らしい時間を思い返していた」

    フェルスタッペンは後にInstagramで「僕たちは夢見たすべてを共に成し遂げた」と投稿している。

    ■ 「マックスの将来が不安定になることはない」
    マルコはフェルスタッペンがチーム残留に揺らぎはないと強調する。

    「いや、まったくない。マックスは成功したいだけでなく、調和のとれた環境で成功したいと願っている。それを失えば、彼は翌日にでも辞めるだろう。しかし彼はまだそんな年齢ではない」

    一方で、マルコが独断で動いたとか、アストンマーティンに接触したなどの憶測は明確に否定した。

    「そんなことはしていない。他チームに関わるつもりもない。それらはすべて馬鹿げた噂で、主に英国メディアが流しているだけだ」

    ■ “黄金の握手”と報じられた退職金
    ドイツ『Bild』は、マルコが2026年までの契約を満額支払われると報道。退職金は1,000万ユーロ規模の“ゴールデンハンドシェイク”であり、ベッテルとフェルスタッペンを発掘した功績への評価だとしている。

    ■ ランビアーゼは2026年も継続へ
    また噂されていたジャンピエロ・ランビアーゼ(GP)の将来については、関係者の見立てでは「2026年も引き続きレースエンジニアを務める見通し」とされている。

  • 角田裕毅とマックス・フェルスタッペン 2026年前に別れのF1ヘルメット交換

    角田裕毅とマックス・フェルスタッペン 2026年前に別れのF1ヘルメット交換

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2026年シーズンを前にリザーブドライバーへと役割を移すことになり、マックス・フェルスタッペンと別れを象徴するヘルメット交換を行った。

    レッドブルは2026年、新体制としてフェルスタッペンとアイザック・ハジャーを起用。レーシングブルズはリアム・ローソンとルーキーのアービッド・リンドブラッドを走らせるため、角田裕毅はF1の新レギュレーション初年度をリザーブとして迎える。

    フェルスタッペンと角田裕毅は、サイン入りクラッシュヘルメットを互いに贈り合い、別れのメッセージとともにSNSに写真を投稿した。キャプションには「Arigato Yuki-san」と添えられていた。

    2025年シーズンの苦戦が決断に影響
    角田裕毅は2025年シーズン序盤、リアム・ローソンに代わって第3戦からレッドブルのRB21をドライブしたが、期待されたパフォーマンスには届かなかったと評価された。記事は「ローソンよりは確かに上だったが、6度のコンストラクターズチャンピオンであるレッドブルが求めるレベルには届かなかった」と記している。

    レッドブルの“セカンドシート問題”は継続
    レッドブルの2台目のシートは、ダニエル・リカルドが2018年末に離脱して以降、一貫して安定しない状況が続いてきた。ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、そして最終的にはセルジオ・ペレスも十分な成果を残せず、チームは複数年にわたり解決策を模索している。

    角田裕毅とマックス・フェルスタッペン角田裕毅 レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 レッドブルF1代表が処遇に言及「リザーブを昇格させた例は多い」

    角田裕毅 レッドブルF1代表が処遇に言及「リザーブを昇格させた例は多い」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、アブダビGP金曜日の会見で2025年シーズンの巻き返し、タイトル決戦への心構え、そして2026年へ向けたドライバー体制について多岐にわたり語った。

    なかでも大きく扱われたのが、角田裕毅の評価と将来への見解、そしてフェルスタッペンの新しいチームメイトとなるアイザック・ハジャーへの期待だった。

    メキースは、今季のレッドブルを象徴する「歴史的な大逆転」がどのようにして実現したのかについても言及し、そこには「2,000人が決して諦めなかった事実」があったと強調した。

    「ユウキは再びチャンスを得る」 角田裕毅への評価と今後
    2026年のレースシートから離れることが決まった角田裕毅について、メキースは何度も「難しい決断だった」と口にした。

    「レッドブルのセカンドシートは簡単ではない。我々はユウキを支えるためにできる限りのことをしてきた。しかし、将来の数年をどう見通すかという点で、難しい判断を下さなければならなかった」

    それでも、メキースは角田の将来に対して悲観的ではなく、むしろ希望を込めて語った。

    「彼には再びチャンスがあると思っている。来年はリザーブドライバーだし、レッドブルが迅速にドライバーを昇格させた例は何度もある。彼が2024年末に非常に強かったこともよく覚えている」

    「誰にでも挫折はある。しかし、ユウキにはまた機会が訪れると信じている」

    2026年のチームメイト、アイザック・ハジャーへの期待
    フェルスタッペンの新チームメイトとして2026年に昇格するアイザック・ハジャーについても、メキースは大きな熱量をもって語った。

    「彼は信じられないシーズンを過ごした。スタート地点からして素晴らしかったし、そこからさらに進化し続けている。3戦前にはできなかったことを、今は自然にこなしている」

    レッドブルが求めているのは“天性の速さ”だけではない。

    「これは到達点ではなくスタートだ。2年目、3年目、4年目と、さらに成長し、我々を驚かせ続けると期待している」

    レッドブルがハジャーに早期の昇格判断を下した背景には、「伸び続けるドライバーであること」が明確に存在している。

    「世界はさらに凄いマックスを発見した」 今年のフェルスタッペン像
    今季のフェルスタッペンについて問われると、メキースは即座に「世界はさらに異次元のマックスを知ることになった」と語った。

    「今年、世界は“さらに extraordinary なマックス”を発見したと思う。4度目のタイトル獲得後にもかかわらず、ここまでの巻き返しを引っ張ってきた。リラックスしながら、正しい精神でこの挑戦に向き合っている」

    フェルスタッペンのシーズン外での姿勢にも触れた。

    「彼が自由な週末にGTレースを楽しみ、新しい父親として時間を過ごしている姿を見て、我々の心をつかんだ人も多いはずだ」

    仮にタイトルを逃しても、この“巻き返しの規模”は確実に歴史に刻まれる、とメキースは断言する。

    角田裕毅について語ったローラン・メキース(レッドブル・レーシング代表)

    大逆転を支える“2,000人”の努力
    フェルスタッペンを語るとき、メキースは必ず「チーム全体」の存在を忘れない。

    「この歴史的な巻き返しは、ミルトンキーンズの2,000人のスタッフによるものだ。どれだけ厳しい前半戦でも、誰も諦めなかった」

    レッドブルは2025年序盤に苦戦し、2026年開発とのトレードオフにも直面したが、それでも開発を止めなかった理由をこう語る。

    「答えを求めていた。2026年は新レギュレーションだが、クルマを速くするために使うツールも分析も本質は変わらない。だから2025年型で何が足りなかったかを理解したかった」

    その積み重ねが、「後半戦のパフォーマンス解放」につながったという。

    フェルスタッペンの“ミスをしない男”としての強さ
    ザク・ブラウンが冗談で「ホラー映画の悪役のように何度でも戻ってくる」と表現したフェルスタッペンについて、メキースは笑いながらこう語った。

    「彼は本当にミスをしない男だ。スタートも、タイヤマネジメントも、オーバーテイクも外さない」

    こうした特性が、2,000人の努力とシンクロし、チーム全体の士気を押し上げたと締めくくった。

  • 角田裕毅、レッドブル退団のマルコに感謝「僕のF1キャリアを支えてくれた」

    角田裕毅、レッドブル退団のマルコに感謝「僕のF1キャリアを支えてくれた」

    角田裕毅が、2025年末をもってレッドブルF1のモータースポーツアドバイザー職を退くヘルムート・マルコに向け、心のこもった感謝のメッセージを発信した。

    F1デビューから現在に至るまで7年間、レッドブルの支援のもとでキャリアを築いてきた角田裕毅にとって、マルコは“F1への扉を開いた人物”であり、その存在は極めて大きい。

    角田裕毅がレッドブル・ジュニアプログラムに加入したのは2019年。当時からマルコは彼の才能を高く評価し、レーシングブルズでのレース経験を積ませながら、トップチーム昇格への道筋を描いてきた。

    角田裕毅はF1で100戦以上を走り、2025年の日本GPからついにレッドブル・レーシングのレースドライバーとしてステアリングを握った。ジュニア出身者としてチーム10人目のドライバーという節目も刻んでいる。

    そのキャリア形成の背後には常にマルコの後押しがあった。来季はリザーブドライバーに降格する角田裕毅だが、厳しさの中にも強い信頼を持って育成し続けるのがマルコのスタイルで、角田裕毅もその支えによってF1での地位を築いてきた。

    今回の退任発表を受け、角田裕毅は敬意と感謝を込めて次のように語った。

    「ヘルムートさん、これまでレッドブル・ファミリーに迎えてくださり、そして僕のF1キャリアを支えてくださって本当にありがとうございました。心から感謝しています」

    レッドブルはマルコの退任を正式発表しており、彼が率いてきたレッドブル・ジュニアプログラムは20年以上で20人のF1ドライバーを輩出した。その中には、レッドブルで8度のワールドタイトルを獲得したマックス・フェルスタッペンやセバスチャン・ベッテルも名を連ねる。

    数多くのトップドライバーを見抜き、F1へ送り出してきた人物がチームを去る節目に、角田裕毅が寄せた言葉は、単なる別れではなく、7年間の歩みと深い敬意を映し出すものとなった。