カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン効果で“作業困難” メルセデスAMG幹部が苦笑

    マックス・フェルスタッペン効果で“作業困難” メルセデスAMG幹部が苦笑

    マックス・フェルスタッペンのニュルブルクリンク24時間レース初参戦は、イベント全体に大きな注目を集めている。その一方で、現場では“フェルスタッペン効果”による予想外の課題も発生しているようだ。

    メルセデスAMGのカスタマーレーシング責任者を務めるステファン・ヴェンドルは、フェルスタッペンの参戦がGT3レース界にとって大きなプラスであると認めつつも、メディアや観客の集中によって現場作業が「かなり難しくなっている」と明かした。

    GT3レースに新たなファンを呼び込む存在
    ヴェンドルはDaily Sports Carに対し、フェルスタッペン参戦による影響について次のように語った。

    「一方では、こうした注目を集められるのは楽しいことだ」

    「GT3というカテゴリー全体にとって、そして全メーカーにとって、どれほど大きな意味を持つかを見ることができる。これまでGT3レースを見たことがなかった層から、新しいファンが来てくれている」

    「それを見るのは素晴らしいことだし、このプラットフォームにとっても非常に良いことだ。我々のプロモーターやメーカーすべてにとってプラスになる。だから、マックス・フェルスタッペンのようなF1ドライバーがGT3レースに参加し、純粋にレースを楽しんでいることを、我々は歓迎すべきだと思う」

    フェルスタッペンは以前からGT3や耐久レースへの関心を公言しており、今回のニュル24時間参戦には世界中から注目が集まっている。F1ファン層をGTレースへ引き込む効果は、主催者やメーカーにとっても非常に大きい。

    “30人の記者に囲まれる”異常なピット環境
    その一方で、ヴェンドルは現場スタッフにとっては状況が簡単ではないと認めた。

    「ただ、メカニックに聞けば違う答えが返ってくるかもしれない。周囲に非常に多くの人が集まり、メディア関係者も大量にいることで、作業がかなり難しくなることがあるからだ」

    「特にニュルブルクリンクでは、マシン周辺にスペースがほとんどない。ピットストップ中やプラクティスでは、マシンの周囲に30人ものジャーナリストが集まっている」

    「本来ならクルマに乗り込んだときに見えるはずなのはピットウォールだ。しかし実際にはジャーナリストやカメラばかり見える状態になっている。だから作業方法も適応していかなければならない」

    ニュルブルクリンク24時間は、もともとパドックやピットエリアのスペースが限られているイベントとして知られる。その中でフェルスタッペンへの注目が爆発的に高まり、通常のGT3イベントとは比較にならない数のメディアが押し寄せている。

    F1王者の参戦がGT3レースの価値を変える
    ヴェンドルは最後に、多少の混乱があったとしても、フェルスタッペン参戦がモータースポーツ界全体にとってプラスであるとの見解を示した。

    「とはいえ、これは我々のスポーツにとって良いことだと思う。我々がここで行っているすべてにとってプラスになる」

    「新しいファンやパートナー、スポンサーを惹きつけられることを願っている。我々と同じ情熱を共有してくれる人たちを増やせれば素晴らしい」

    フェルスタッペンはダニエル・ジュンカデラ、ジュール・グーノン、ルーカス・アウアーとともにTeam VerstappenのメルセデスAMG GT3をドライブ。予選では4番手を獲得しており、決勝では優勝争いを繰り広げている。

    F1世界王者の参戦によって、ニュル24時間は例年以上の熱気に包まれている。GT3レースにとって、その影響は単なる話題性を超えたものになりつつある。

  • アイザック・ハジャー F1マイアミGPでの激昂にピケJr.「少し子供っぽい」

    アイザック・ハジャー F1マイアミGPでの激昂にピケJr.「少し子供っぽい」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)に対する批判が、F1パドック内でさらに広がっている。

    2026年F1マイアミGPでクラッシュを喫したアイザック・ハジャーは、マシンを降りる前から無線で激しい怒りを露わにし、コクピット内でステアリングを叩く姿も映し出された。週末を通してマックス・フェルスタッペンとの差に苛立ちを見せていたハジャーにとって、マイアミはフラストレーションの募る一戦となった。

    その感情的な反応については、すでにギュンター・シュタイナーやジェームス・ヒンクリフらが懸念を示していたが、今度は元F1ドライバーのネルソン・ピケJr.も厳しく批判。精神面での未熟さに疑問を投げかけた。

    ネルソン・ピケJr.「少し子供っぽい」
    ポッドキャスト『Pelas Pistas』に出演したネルソン・ピケJr.は、マイアミGPでのハジャーの振る舞いについて次のように語った。

    「この出来事を引きずりすぎなければいいと思う。でも、完全に自分自身のミスだったよね」

    「他に見るべき相手もいないし、責任を押し付ける相手もいない。彼自身の問題だ」

    ハジャーはターン14のイン側ウォールに接触してサスペンションを破損。そのままターン15出口でクラッシュを喫した。ダメージ自体は不運な側面もあったが、ピケJr.はその後の感情的な反応を問題視した。

    「彼にはこれからカナダとモナコという難しいレースが待っている。カナダも簡単なサーキットじゃないし、モナコはさらに厄介だ」

    「まだそのレベルには達していないと思う。同じことがカナダでも起きて、モナコでも起きれば、彼自身も目を覚ますだろう」

    「そこで初めて、心理的にそのプレッシャーに耐えられる準備ができているのかが見えてくる」

    さらにピケJr.は、F1で生き残るドライバー像についても言及した。

    「感情的になりすぎるのは、少し子供っぽい。成熟さが足りないということだ」

    「F1のボスたちは、ドライバーが次々と入れ替わる世界を見続けてきている。結局、最後に前方で戦い続けるのは冷静なドライバーたちなんだ」

    「頭に血が上らないタイプのドライバーだよ」

    レッドブル内でも試練の時期
    ハジャーは2026年シーズン序盤、開幕戦では速さを見せた一方で、ここ数戦はフェルスタッペンとの差に苦しんでいる。本人もマシンバランスやシャシー面への不満を口にしており、精神的な苛立ちが無線でも目立つようになってきた。

    レッドブル・レーシングはこれまでにも、セカンドドライバー側がマシン適応に苦戦するケースを繰り返してきた。そうした中で、ハジャーがプレッシャーの中でも冷静さを保てるかは、今後の評価を左右する重要なポイントになりそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン車が首位争い 雨のニュル24時間は激戦

    マックス・フェルスタッペン車が首位争い 雨のニュル24時間は激戦

    マックス・フェルスタッペンのニュルブルクリンク24時間デビューが、早くも大きな話題を呼んでいる。

    2026年のニュルブルクリンク24時間レースは6時間を経過した時点で、フェルスタッペンが所属する3号車チーム・フェルスタッペンのメルセデスAMG GT3が首位に浮上。雨が降り始める難コンディションのなか、ルーカス・アウアーが80号車メルセデスとの接戦を制し、トップで夜間セクションへ突入した。

    雨のタイミングが勝負を左右 フェルスタッペン陣営が首位奪取
    レース序盤、3号車はフェルスタッペン自身がステアリングを握り、混雑するトラフィックをかき分けながら着実にポジションを上げた。

    序盤には接触寸前のヒヤリとする場面もあったが、大きなミスなく走行を続け、スティント終盤には20秒以上のリードを構築。その後、ジュール・グーノンへ交代した。

    しかし、レースが進むにつれてニュルブルクリンク名物とも言える急変する天候が各車を襲う。

    6時間目に雨脚が強まると、各陣営はタイヤ選択に苦戦。34号車アストンマーティンがスリックタイヤでステイアウトを選択する一方、ウィンワード運営のメルセデス2台はウエットへ交換した。

    この判断が大きく機能し、アウアーがドライブする3号車は36周目に80号車を抜き返して首位を奪還。6時間終了時点で、その差はわずか0.3秒という激しい攻防となっている。

    エストレとマスタングが同一箇所でクラッシュ
    レース中盤には有力勢にも波乱が襲った。

    911号車マンタイ・ポルシェのケビン・エストレは、グーノンとの差を急速に縮めていたものの、ブルンヒェンでスピン。別車両が撒いた液体に乗ったことでバリアへクラッシュし、車両後部を大破した。

    さらにその直後には、アルジュン・マイニがドライブする64号車ハウプト・マスタングも同じ箇所でクラッシュ。ニュルブルクリンクらしい過酷な路面状況が上位争いを大きく揺さぶった。

    “限界で走りながら生き残る” フェルスタッペンらしい初陣
    F1では4度の世界王者として知られるフェルスタッペンだが、ニュルブルクリンク24時間は今回が本格デビュー戦となる。

    それでも雨が絡む難条件のなかで即座に順応し、チームのリード構築に大きく貢献。走行後には、自身のスティントを冷静に振り返った。

    「うん、良かった」とフェルスタッペンは語った。

    「最初は少しトラフィックに詰まっていたから、車をかわしていくのが少し難しかった」

    「何台かクリアしてから天候が変わって、滑りやすいコンディションで何周か走った」

    「そこで差をつけられたと思う。それに車も良かった」

    「トラブルを避けようとしていたけど、同時にプッシュして限界に近いところで走らなければならない。そこはいつも見極めるのが難しい妥協点だ。でもうまくいった」

    “F1王者の適応力”を改めて証明した6時間
    ニュルブルクリンク24時間は、F1とはまったく異なる競技だ。トラフィック処理、天候変化、長時間の集中力、そしてグリーンヘル特有の危険性が常にドライバーへ襲いかかる。

    そのなかでフェルスタッペンは、わずか最初のスティントからレース全体の流れを変える走りを披露した。

    まだレースは18時間以上を残しているが、少なくとも現時点で“F1王者がGT耐久でも即座にトップレベルへ適応した”ことだけは、誰の目にも明らかになっている。

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  • マックス・フェルスタッペン参戦 ニュル24時間が公式YouTubeで全編ライブ配信

    マックス・フェルスタッペン参戦 ニュル24時間が公式YouTubeで全編ライブ配信

    マックス・フェルスタッペンが参戦する2026年ニュルブルクリンク24時間レースを、主催者であるADAC Nürburgring 24hが公式YouTubeチャンネルでライブ配信する。

    今年のニュル24時間は、4度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンが「Verstappen Racing」から参戦することで世界的な注目を集めている。

    F1ファンからの関心も高まっており、公式YouTubeによる無料ライブ配信には大きなアクセスが集まるとみられている。

    フェルスタッペンはメルセデスAMG GT3をドライブし、予選ではトップクオリファイングを突破。最終的にVerstappen Racingは決勝を4番グリッドからスタートする。

    ニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)とGPコースを組み合わせた全長25km超の超高速コースで争われるニュル24時間は、世界で最も過酷な耐久レースのひとつとして知られている。

    日本時間5月16日(土)22時スタート。レースの模様は以下の公式YouTube配信から視聴できる。

    動画の公開は終了しました
  • マックス・フェルスタッペン ニュル24時間でライバルも脱帽した「準備姿勢」

    マックス・フェルスタッペン ニュル24時間でライバルも脱帽した「準備姿勢」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2026年ニュルブルクリンク24時間レースで4番手グリッドを獲得し、耐久レース初挑戦ながら強烈な存在感を示した。

    F1世界王者として知られるフェルスタッペンだが、ライバルたちが注目したのは単なる速さではなく、その“取り組み方”だった。GT3マシン、夜間走行、変化の激しいコンディション――通常のF1とはまったく異なる環境に対し、フェルスタッペンが徹底した準備と現実的な姿勢で臨んでいることに、現地では高い評価が集まっている。

    フェルスタッペン「まずはトップ予選進出が目標だった」
    フェルスタッペンは、3段階方式で行われたトップ予選の第2セッションを担当。#3 メルセデスAMG GT3をトップ12入りへ導き、最終のトップ予選3ではダニエル・ジュンカデラが走行して2列目グリッドを確保した。

    フェルスタッペンは予選後、まずはトップ予選3進出を目標にしていたと明かした。

    「クルマには快適さを感じていた。もちろん、この競争の中でトップ予選3に進むのは簡単じゃない」

    「本当にタフだったし、速いクルマがたくさんいた。でも、なんとか滑り込めた。最後のラップは十分によかったし、うれしかった」

    「ドライコンディションだったのは幸運だった。クルマの感触も悪くなかったし、なんとか目標を達成できた」

    さらに木曜夜の難コンディション走行についても振り返った。

    「昨日はコンディションがどんどん変わっていたし、僕にとっては初めての夜間走行だった」

    「雨や霧もあって、たぶん最悪のコンディションだったと思う。でも、レース本番で起こり得る状況を知るにはいい経験になった」

    ライバルも驚いた“現実的なアプローチ”
    今回ポールポジションを獲得したレッドブル・チーム・アプトのランボルギーニ勢からも、フェルスタッペンの姿勢には称賛の声が上がった。

    トップ予選3で最速タイムを記録したルカ・エングストラーは、フェルスタッペンが「いきなりポールを狙うような考えではなかった」と語っている。

    「彼は本当に尊敬している存在だし、多くを学べるドライバーだ」

    「彼はここにいるドライバーたちと同じように、本当にこのレースを愛している。それが僕たちが共感できる理由でもある」

    「彼は、ここで何が求められるかを理解している。FP1からいきなり来て、そのままポールを獲れるなんて考えていなかったと思う」

    「GT3マシンも特殊だし、このレースも特別だ。彼の準備の仕方を見れば、本気で取り組んでいることがよく分かった。それを見るのは本当に素晴らしいことだ」

    “F1流”では通用しないニュル24の世界
    姉妹車で2番手となったマルコ・マペッリも、フェルスタッペンの姿勢を高く評価した。

    「彼にとっては普段の世界とは完全に別物だ。でも、この仕事への取り組み方を見るのは素晴らしい」

    「テストへの向き合い方を見ても分かるように、楽しんでいるだけじゃなく、結果を出すには大きなコミットメントが必要だと理解している」

    「このレベルでは、ただ来てすぐにトップタイムを出せるわけじゃない。準備が必要なんだ」

    今回のコメントから浮かび上がるのは、“F1王者だから速い”という単純な話ではない。むしろフェルスタッペンは、ニュルブルクリンク24時間レースという特殊な世界に対し、敬意を持って段階的に順応しようとしている。

    それが、GTレース界のドライバーたちから強い共感とリスペクトを集めている理由なのかもしれない。

  • マックス・フェルスタッペン ニュル24時間に本気「毎年やりたい」

    マックス・フェルスタッペン ニュル24時間に本気「毎年やりたい」

    マックス・フェルスタッペンが、ニュルブルクリンク24時間レースへの継続参戦に強い意欲を示した。

    4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、今週末に自身のフェルスタッペン・ドットコム・レーシングがエントリーし、チーム・ウィンワード・レーシングが運営するメルセデスAMG GT3で、伝統の耐久レースに初参戦する。

    ニュルブルクリンク24時間は、世界で最も過酷な耐久レースのひとつとされる。フェルスタッペンの参戦によって関心はかつてないほど高まり、チケットはほぼ全カテゴリーで完売。レース史上初めての状況となっている。

    フェルスタッペンが描く“F1の外”への挑戦
    フェルスタッペンは、フェルスタッペン・ドットコムを通じて、チームの目的について語った。

    「チームが主に表しているのは、他のドライバーにチャンスを作ることでもある」とマックス・フェルスタッペンは説明した。

    「自分自身がF1の外でレースをするという考えから始まったが、同時に、シムレーシングの世界を通じて、シムレーサーが現実の世界へ進む機会を作りたかった」

    「それはクリス(ルルハム)ですでにうまくいっている」

    フェルスタッペンにとって、ニュルブルクリンク24時間はこの期間で急速に大きな個人的目標になった。

    「今年最大級のレースのひとつが、もちろんニュルブルクリンク24時間だ。だから僕たちはここにいる」

    「僕たちはプロのラインアップで参戦し、そのラインアップに自分も入っている。それは本当にクールなことだ。これは毎年やりたいことでもある。1台でも、複数台でも」

    「主な目的と目標は、レースに勝つことだ」

    “グリーンヘル”が引き寄せる理由
    フェルスタッペンは、ノルドシュライフェそのものが大きな魅力だと語った。

    「一番刺激を受けたのは、ここが世界最高のコースのひとつ、あるいは良い意味で世界で最もクレイジーなコースのひとつであり、そこでレースができるということだ」

    準備は集中的に行われてきたが、フェルスタッペンはシムレーシングで大きな下地を作れたと説明した。

    「僕にとってはすべてシミュレーターから始まった」

    「コースを学ぶために何千周も走ったし、バーチャルのニュルブルクリンクで複数の24時間レースにも出場した」

    「だから、実際にここで初めて走ったとき、コースを知ることは問題ではなかった。新しい縁石やグリップレベルを理解すること、そしてもちろん、Gフォースやコンプレッションを伴う実車を理解することがすべてだった」

    フェルスタッペンは、25.3kmのノルドシュライフェを夜間に走ることを特に楽しみにしている。

    「おそらく最高の感覚になると思う」

    「夜に、ひとりでプッシュする」

    「クルマは通常、夜のほうが最速になる。だから楽しみにしている」

    目標は明確に「勝利」
    フェルスタッペンは、挑戦の大きさを認めながらも、成功の定義は極めてシンプルだと語った。

    「成功は勝利を意味する」

    「とてもシンプルだ。だから僕たちはここにいる。簡単ではないことは分かっているが、それが全員にとっての目標だ」

    「でも同時に、この全体の経験も楽しみにしている。チームメイトとクルマを共有し、その週末を通して一緒に取り組むことをね」

    コロネルとブリーケモレンが語る“最も過酷なレース”
    『Formule 1 Paddockpraat』ポッドキャストでは、ニュルブルクリンクで豊富な経験を持つトム・コロネルとイェロン・ブリーケモレンが、フェルスタッペンがこのレースに惹かれる理由を説明した。

    「これ以上に極限のレースはない」とトム・コロネルは語った。

    「だからこそ、マックスはこの挑戦に取り組んでいる。これは世界で最も極限のレースだからだ」

    「ル・マン、デイトナ、バサースト。そのどれも及ばない。これほど極限のものはない」

    2013年のニュルブルクリンク24時間勝者であるブリーケモレンも同意した。

    「ル・マンのほうが名声はあるかもしれない。最終的には、それが世界最大の24時間レースだ」

    「だが、ニュルブルクリンクは圧倒的に最大の挑戦を提供する」

    フェルスタッペンにとって、ニュルブルクリンク24時間は単なるF1外の活動ではなく、自らのレーシングチームの存在意義と、ドライバーとしての純粋な挑戦心が交差する舞台になる。初参戦で掲げる目標は経験ではなく勝利。その姿勢こそが、過酷な“グリーンヘル”に大観衆を引き寄せている。

  • 角田裕毅が相撲観戦 F1日本GPと日本相撲協会の連携に続く話題

    角田裕毅が相撲観戦 F1日本GPと日本相撲協会の連携に続く話題

    角田裕毅が大相撲観戦に訪れ、日本相撲協会の公式Xがその様子を紹介した。

    F1マイアミGPからF1カナダGPまで約3週間のインターバル期間となるなか、現在レッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅は、日本で束の間の時間を過ごしているようだ。

    日本相撲協会公式Xは「<六日目の様子> 本日、F1ドライバーの角田裕毅選手が観戦にお越しくださいました。」と投稿。会場で観戦する角田裕毅の様子を公開した。

    F1ドライバーとして世界を転戦する角田裕毅と、日本の伝統競技である相撲の組み合わせには、ファンからも多くの反応が寄せられている。

    F1日本GPでは日本相撲協会とコラボ
    2026年F1日本GPでは、鈴鹿サーキットと日本相撲協会によるコラボレーションも実施された。

    鈴鹿サーキットは2月、「日本文化や日本の美しさ、モータースポーツ文化を世界へ発信する取り組み」の一環として、日本相撲協会との連携を発表。3月28日の予選日には大関・琴櫻関がオフィシャルステージに登壇した。

    さらに開催前日の3月26日には、F1と地域の子どもたち、日本文化の交流事業「Community Experience Programme」に複数の力士が参加。F1と日本の伝統文化を融合させる取り組みとして注目を集めた。

    今回の角田裕毅の大相撲観戦も、F1と相撲界のつながりを感じさせる話題として関心を集めそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン率いるVerstappen Racing ニュル24時間予選4番手

    マックス・フェルスタッペン率いるVerstappen Racing ニュル24時間予選4番手

    マックス・フェルスタッペン率いるVerstappen Racingが、2026年ニュルブルクリンク24時間レースの予選で4番手を獲得した。

    #3 メルセデスAMG GT3を走らせるメルセデスAMGチーム・Verstappen Racingは、トップ予選3でダニ・ジュンカデラが8分12秒005を記録。ポールポジションから0.882秒差で、土曜午後にスタートする24時間レースを2列目から迎える。

    トップ予選3で4番手に浮上
    ニュルブルクリンク24時間レース第54回大会のポールポジションをかけたトップ予選3は、残った12台によるシュートアウト形式で行われた。各車は1台ずつコースインし、クリアトラックで2周の計測ラップを行った。

    セッション前には雨が降っていたものの、路面は大部分が乾き、ところどころに湿った区間が残るコンディションとなった。

    Verstappen Racingは、最初のアタック終了時点で暫定9番手。トップから6.8秒遅れという位置だったが、ジュンカデラは2回目の計測ラップで8分12秒005までタイムを縮め、決勝グリッド4番手を確保した。

    マックス・フェルスタッペンもトップ予選2に出走
    トップ予選では各セッションで異なるドライバーを起用する必要があり、Verstappen Racingはトップ予選1をルーカス・アウアー、トップ予選2をマックス・フェルスタッペン、そしてトップ予選3をダニ・ジュンカデラが担当した。

    25.3kmのノルドシュライフェで、ポールから1秒以内に入ったことは、24時間の決勝に向けて十分な競争力を示す結果となった。

    ポールはレッドブル・チーム・アプトのランボルギーニ
    ポールポジションを獲得したのは、レッドブル・チーム・アプトの#84 ランボルギーニ・ウラカン GT3 Evo2。ルカ・エングストラーが8分11秒123を記録した。

    同じくレッドブル・チーム・アプトの#130 マルコ・マペッリが8分11秒468で2番手に入り、フロントロウを独占。3番手にはクリストファー・ハーゼのシェラー・スポーツPHX アウディ R8 LMS GT3 Evo IIが続いた。

    ティエリー・フェルミューレンもドライバーに名を連ねるリアライズ・コンドー・レーシング with リナルディの#45 フェラーリ296 GT3 Evoは、5番手から決勝をスタートする。

    24時間レースは土曜15時にスタート
    第54回ニュルブルクリンク24時間レースは、5月16日(土)15時00分(CEST)にスタートし、5月17日(日)にフィニッシュを迎える。

    Verstappen Racingにとって、4番グリッドは勝負権のある位置だ。フェルスタッペン自身が関わるチームとして注目を集めるなか、24時間の長丁場では序盤の速さだけでなく、雨、交通量、トラブル対応、夜間走行での安定性が結果を左右することになる。

  • ザク・ブラウン FIA会長に書簡 “レッドブルF1の2チーム体制”に異議

    ザク・ブラウン FIA会長に書簡 “レッドブルF1の2チーム体制”に異議

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンが、FIA会長モハメド・ビン・スライエムに対し、F1における“複数チーム所有”の規制強化を求める書簡を送っていたことが明らかになった。

    現在、レッドブル社はレッドブルとレーシングブルズの2チームを所有しており、ブラウンは以前からこの体制について「スポーツの公正性を損なうリスクが高い」と批判を続けてきた。RacingNews365が確認した書簡では、近年の具体例を挙げながら、現行ルールへの問題提起を行っている。

    “チーム間連携”を問題視したシンガポールGP
    ブラウンが特に問題視したのは、2024年F1シンガポールGPでの出来事だ。

    当時レーシングブルズに所属していたダニエル・リカルドは、レース最終盤にファステストラップ狙いのピットストップを実施。その結果、マクラーレンのランド・ノリスからボーナスポイントを奪う形となり、タイトル争いを展開していたマックス・フェルスタッペンに有利な状況を生み出した。

    結果としてフェルスタッペンは、残りレースでノリスに次ぐ順位でもタイトル獲得が可能な条件を維持することになり、ブラウンはこの件を“系列チームによる競技介入”の象徴例として挙げた。

    マイアミGPのローソン指示も槍玉に
    ブラウンはさらに、先日のF1マイアミGPで発生したレーシングブルズの対応についても言及した。

    レース序盤、ターン2で360度スピンを喫したマックス・フェルスタッペンは順位を落としたが、その後リアム・ローソンとの争いの中でコース外へ押し出したように見える場面があった。

    その後、レーシングブルズはローソンに対してフェルスタッペンへポジションを返すよう指示。ブラウンは、この対応が結果的にレッドブル側を利するものだったとして、競技の独立性に疑問を投げかけている。

    ローレン・メキース移籍問題も指摘
    書簡では、人材移動の扱いについても問題視された。

    2025年7月、レーシングブルズ代表だったローラン・メキースは、解任されたクリスチャン・ホーナーの後任として即座にレッドブルへ昇格。当時、一般的に適用される“ガーデニング休暇”は課されなかった。

    ブラウンはこれに対し、マクラーレンがレッドブルからロブ・マーシャルを引き抜いた際には、9か月のガーデニング休暇と高額補償が必要だったと比較。さらに、レーシングブルズからアンドレア・ランディがレッドブル入りした件も挙げ、「本当に独立した競争相手同士で許容されるレベルのファイアウォールが機能しているとは思えない」と主張した。

    また、風洞利用やソフトウェア開発などにおいても、複数チーム所有による潜在的な優位性が存在する可能性があると指摘している。

    FIA会長も“2チーム所有”に疑問
    こうした問題提起に対し、FIA会長モハメド・ビン・スライエムも、F1マイアミGPでRacingNews365などに対して見解を示していた。

    「2チーム所有については、その理由が正しいものである限り問題ないとも言える。だが、“正しい理由”とは何か?」

    「他チームに買われたくないから保有する、あるいはレギュレーション投票で影響力を得るためという理由であれば問題だ」

    「個人的には、2チーム所有は正しい形ではないと思っている。ただ非常に複雑な問題なので、現在FIA内部で調査を進めている。可能なのか? 許されるべきなのか? 本当に正しいのか? を検討している」

    ブラウンは書簡の中で、FIAとのさらなる協議にも前向きな姿勢を示している。

    “レッドブルモデル”への包囲網は強まるのか
    これまでF1では、レッドブルとレーシングブルズの関係性についてたびたび議論が巻き起こってきた。

    特に2026年F1シーズンは、新レギュレーションやPU勢力図の変化により、チーム間協力や技術共有への視線がこれまで以上に厳しくなる可能性がある。ザク・ブラウンの書簡は、単なる政治的牽制ではなく、F1全体の競技構造そのものに一石を投じる動きとなりそうだ。

  • オスカー・ピアストリ レッドブルF1移籍説に警鐘「今より弱いチームへ行くのか?」

    オスカー・ピアストリ レッドブルF1移籍説に警鐘「今より弱いチームへ行くのか?」

    オスカー・ピアストリの将来的な移籍をめぐり、レッドブル移籍説がF1パドックで再び注目を集めている。

    2026年シーズンのピアストリは、開幕から2戦連続DNSという不運に見舞われながらも、日本GPでは2位表彰台を獲得。マクラーレンF1の有力ドライバーとして存在感を示している。

    一方で、マックス・フェルスタッペンが2026年F1レギュレーションへの不満を繰り返し口にしていることから、レッドブルが後任候補としてピアストリに関心を寄せているとの見方が浮上している。

    “今より弱いチーム”への移籍に警鐘
    こうした状況について、元フェラーリのレースエンジニアであるロブ・スメドレーは、ピアストリがマクラーレンを離れることに慎重になるべきだと語った。

    「もし君がそのチームにいて、チームメイト相手に苦戦しているとする。私はフェラーリ時代を振り返って話しているんだ」とロブ・スメドレーは『High Performance Racing』ポッドキャストで語った。

    「そのときの選択肢は何だ? 実際にはワールドチャンピオンを獲得する可能性がない、今より弱いチームに移籍したほうがいいのか? ただ、そのチームでは自分のほうが優れたドライバーになれるかもしれない」

    「私はそういうケースを何度も見てきた。ドライバーがそういう選択をするのを何度も見てきた。でも、それがうまくいった例は見たことがない。ドライバー本人が幸せになったケースも見たことがない」

    スメドレーは、トップ争いが可能なチームを離れ、“絶対的エース”の立場を求めて移籍することの危険性を強調した形だ。

    レッドブルF1復活にも“不確定要素”
    さらに、元アルピーヌF1チーム代表のオトマー・サフナウアーも、レッドブル移籍には大きなリスクがあると指摘している。

    「そうだね。なぜなら、そこには2つの条件があるからだ」とサフナウアーは語った。

    「まず、自分が移籍先でナンバーワンドライバーになれること。そして、そのチーム自体がベストチームに上がっていかなければならない」

    「でも、その2つが同時に成立するケースはかなり珍しい」

    「特に、そのチームが3番手からトップに上がるというのは簡単じゃない。通常はメルセデスの時代が6〜7年続き、レッドブルの時代が4〜5年続き、フェラーリとミハエル・シューマッハの時代は10年近く続いた」

    「だから、その10年間にフェラーリでナンバー2だったドライバーが、『別の場所でナンバー1になりたい』と思って移籍したとしても、結局その移籍先はベストチームではなかったということになる」

    “マクラーレン残留”か“レッドブルのエース”か
    現在のピアストリにとって最大の選択肢は、最強マシンを持つマクラーレンで“対等なエース”として戦い続けるか、それともレッドブルで絶対的ナンバーワンになる道を選ぶかという点にある。

    前者はタイトル争いを継続できる可能性が高い一方で、チーム内競争は避けられない。後者はチームの中心になれる魅力があるが、レッドブルが再びF1最強チームへ返り咲ける保証はない。

    ピアストリにとって、キャリアを左右する重要な判断になる可能性がありそうだ。