カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1カナダGP初日談話「Q3には確実に入らないといけない」

    角田裕毅 F1カナダGP初日談話「Q3には確実に入らないといけない」

    角田裕毅が、2025年F1カナダGP初日のフリー走行後にF1TVの取材に応じ、「Q3には確実に入らないといけない」と語った。

    角田裕毅(レッドブル)は、FP1を11番、FP2を15番手で終了。FP2でのマックス・フェルスタッペンとのタイム差は0.273秒。セットアップには一定の進歩があったと語りつつも、Q3進出が「絶対に必要な目標」だと強調した。

    Q:角田選手、タイムシートでは15番手でしたが、初日の全体的な感触はいかがでしたか? セットアップ面ではいくつか改善できましたか? 実際に走っていてのフィーリングは?

    フィーリングはまあまあ良かったと思います。明日に向けて何かの改善策があるのは分かっているので、それはいいことだと思います。

    それが、少しでもラップタイムの向上につながってくれるといいですね。いわば“フリー”のラップタイムになると思うので。

    それ以外の部分では、セットアップに関しては良い進歩があったと思います。

    もちろん、最終的にはまだ十分ではなかったので、明日に向けてしっかり改善しないといけないです。

    Q:セットアップの進歩が不十分だったとのことですが、今夜作業するにあたって明確な方向性は見えてきていますか? Q3争いに加わるという意味では、自信はありますか?

    そうですね、Q3には確実に入らないといけないです。それが目標です。

    あとは、明日どうなるか見ていきたいですさっき言ったように、明日には何か加わる予定があるので、それがどういう挙動をするか見ていきたいと思います。

  • 角田裕毅 F1カナダGP インタビュー「もう4位が自己最高とは言わせたくない」

    角田裕毅 F1カナダGP インタビュー「もう4位が自己最高とは言わせたくない」

    角田裕毅が、今週末の2025年F1カナダGPでキャリア通算100戦目のグランプリを迎える。2021年の開幕戦バーレーンGPでデビューして以来、紆余曲折を経ながらも着実にステップアップを続けてきた角田は、節目のレースを前に心境を語った。

    前戦スペインGPでは厳しい週末を過ごしたが、角田は「常に何かを学んでいる」と前向きな姿勢を崩さない。

    レース間のテスト走行では2026年仕様タイヤの試用も行っており、今大会に向けてはリセットされた気持ちで臨んでいる。記憶に残るレースと新たなベストリザルトを目指し、100戦目のスタートラインに立つ。

    スペインでは少し難しい週末になりましたが、そこから学んだことはありましたか?それから、その間にテストにも参加していましたよね?カナダに来るにあたって、今はどんな気持ちですか?

    ええ、クルマに乗っている時はいつも何かを学んでいます。

    バルセロナでは、そこそこの周回数をこなせましたし、RB19とRB21の比較がしっかりできたのは良かったです。特に同じサーキットで両方のクルマをドライブできたのは貴重でしたし、2026年仕様のタイヤのテストもできました。

    いろいろなフィードバックが得られたのと同時に、学びもたくさんありました。バルセロナではタフな週末でしたけど、もう忘れてリセットしました。あまり気にしすぎずに前向きに考えています。

    F1での100戦目、おめでとうございます。これは大きな節目ですね。昨年のブラジルGPでは予選3位という素晴らしい結果でした。ふと、ベストレースリザルトは?と思って調べたら、それはアブダビ2021の4位でしたね。

    そうですね、あのレースは特別でした。ただ、あまり知られていないかもしれません。あのときは一時的にP1やP2を走っていたので、良いショーだったとは思います。

    でも、そろそろまたいい結果を出したいですね。新しい記録を作りたいという気持ちがあります。

    正直に言うと、『自己最高が4位』って言われ続けるのにはちょっと飽きてきました。だから“僕の最高順位はこれとこれ”って言えるようにしたいですね。

    チーム無線で叫んだこともありました。今年は思うようにいかない場面もありますが、そういう中でどうやって冷静さを保っているのでしょうか?

    正直、そんなに“がっかりしている”という気持ちはないんです。今の状況は理解できているつもりですし、ベストを尽くすことが一番大切だと思っています。

    もし身体に不調があったり、メンタル的にきつかったりして100%の力を出せなかったら、きっと何かしらの言い訳をしたくなると思います。でも、レッドブル・レーシングでのレースでは、毎戦ちゃんと良い状態で走れているという自信があります。

    バルセロナでは確かに今季で一番厳しくて、本当に良くないレースでした。でも、それでも“今の自分のコンディションと自信の中で100%の力を出せた”という意味では、忘れられないレースでもあります。

    こういうのは慣れなんですよね。いつまでも前のレースのことを考えてはいられないし、次のレースのことや、どうすればもっと良くできるか、前回からどう改善するかを考えていくことが大事です。

    そのマインドセットは、だいたいレースが終わって3~4日後には自然と切り替わっています。

  • マックス・フェルスタッペン F1出場停止の危機にも「何も変えない」

    マックス・フェルスタッペン F1出場停止の危機にも「何も変えない」

    マックス・フェルスタッペンは、「レース出場停止の危機が迫っていることが今週末のアプローチに影響するか」という懸念を一蹴した。F1カナダGPを控えたモントリオールでの記者会見冒頭でのことだ。

    前戦スペインGPでジョージ・ラッセルと接触したことで、フェルスタッペンには累積で11ポイントのペナルティポイントが科されており、自動的な1レース出場停止まで残り1ポイントという危機的状況にある。

    レース後、フェルスタッペンはメルセデスのラッセルとの接触を「判断ミス」と語り、さらに翌日には「起きるべきではなかった」と自ら非を認める異例の声明を出した。

    しかし、カナダGPでのアプローチに何か変化はあるかと尋ねられると、フェルスタッペンの答えは簡潔だった。

    「いや。少し時差ボケがあるくらい。それ以外は何も変わってない」

    リスクを考慮してスタイルを変えるつもりはないのかと問われても、

    「さあ、なぜ変える必要がある?」

    と一蹴した。

    この姿勢はファンにとっては痛快であり、批判者にとっては苛立ちの種かもしれないが、これこそがフェルスタッペンという存在を象徴するものだ。率直で、取りつく島がなく、自信に満ちている。スペインGP後の殊勝な声明とは打って変わって、いつもの彼が戻ってきた格好だ。

    フェルスタッペンは、あの声明についても「ただ自分の見解を述べただけ」と語り、「レースがどうだったかについての意見を共有した。そのあとは一日を楽しんでいた」とさらりと述べた。

    一方で、ラッセルは「彼が責任を認めたのを見てちょっと驚いた。あまり彼らしくないから」と皮肉を交えたコメントを残している。

    フェルスタッペン自身は、もはやスペインGPの件を過去のものにしたいようで、記者会見の大半は、控えめかつ内容の薄い受け答えに終始した。「なぜそこまで出場停止に近づいているのか」について聞かれても、「知らない……人生ってそんなもんだろ」とあっさり。

    そして何度も繰り返したのは次の言葉だった。

    「僕はいつだって全力で走る。自分が正しいと思う方法でレースをする」

    フェルスタッペンは、今季のタイトル争いには自分が絡んでいないという姿勢を繰り返し示しており、現在ランキング3位ながら、首位のオスカー・ピアストリやランド・ノリスに大きく後れを取っている。特にスペインGPではラッセルとの接触で順位を落とし、ポイント差が一気に倍増した。

    それでもフェルスタッペンにとっては重要ではないという。

    「だからって何でも引き下がるわけにはいかない」と語り、「これまで通りにレースするだけ。自分の判断を信じている」と強調した。

    スペインでの苛立ちについては、やや詳細に語った。レッドブルがマクラーレンに対抗して戦略を工夫していたが、終盤のセーフティカー導入によりハードタイヤへ交換を強いられ、残っていたミディアムやソフトが使えなかったことが、再スタート後の苦戦に繋がったという。

    結果的に、レッドブルが「コース外走行によってラッセルの前に出た」場面でペナルティを恐れて「譲るように」と指示。フェルスタッペンはその指示を誤って受け止めたことが、混乱の始まりだったと明かす。

    「どうすべきだったか、はっきり言うのは難しいけど、あの譲るという指示のコミュニケーションがそもそも正しくなかった。あのタイミングで普通に走り続けるべきだった」

    「終盤の数周は本当にフラストレーションが溜まる展開だった。それまではいいレースだった。戦略的にも良かったし、マクラーレンに多少プレッシャーをかけられていた。彼らは非常に速かったけどね」

    さらにこう続けた。

    「その後もフラストレーションが続いた。ハードタイヤで走っていたとき、ほとんどクラッシュしかけた後に、(シャルル・)ルクレールにストレートでぶつけられた」

    「その後ターン1でも当てられて、さらに無線で『ポジションを譲れ』って言われて。『意味がわからない』って思った」

    「いろんなことが重なったんだ」

    それ以上スペインの件を振り返るつもりはなかったようで、再び記者たちは出場停止リスクに話題を戻したが、返答はさらに簡潔だった。

    マックス・フェルスタッペン カナダGP F1 レッドブル・レーシング

    ――出場停止になったらどう思うか?

    「理想的じゃないね」

    ――回避するために何かするつもりは?

    「もちろん、出場停止になるためにここに来てるわけじゃない」

    ――オーストリアGP後もペナルティポイントは8点残る。話題はまだ続きそうだが?

    「それは君たちの話でしょ。僕は気にしてない」

    ――出場停止になったらF1にとって損失では?

    「それはF1に聞いてよ」

    サーキットでも、記者会見でも、フェルスタッペンの姿勢は一貫している――変えるつもりは一切ない。

  • マックス・フェルスタッペン F1カナダGP「メルセデスとの表彰台争いに集中」

    マックス・フェルスタッペン F1カナダGP「メルセデスとの表彰台争いに集中」

    レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンは、2025年のF1カナダGPにおいて「マクラーレンに太刀打ちできる可能性はない」と感じており、代わりにメルセデスとの表彰台争いに焦点を当てている。

    フェルスタッペンはこれまでにカナダで3連勝を飾っているが、今年のモントリオールでのレースはこれまでとは異なる展開になりそうだ。

    高速コーナーが少なく、リヤアクスルへの依存度が高いジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは、フェルスタッペンはレッドブルがマクラーレンと戦うには苦戦すると見ている。

    「今回はちょっと違う」とフェルスタッペンは認め、レッドブルの最大のライバルとしてメルセデスを挙げた。

    「でもフェラーリやメルセデスと表彰台争いができるなら、それはすでに良い成果だと思う」

    「(マクラーレンは)速い。彼らのことはもう頭の中にない。他のチームとの戦いに集中してる。去年もここではメルセデスがすごく強かったし、去年と比べると今の彼らの方がより競争力があるかもしれない」

    「だから、表彰台争いをするだけでも十分に厳しいだろうね」

    マックス・フェルスタッペン カナダGP F1 レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンは、バランスの問題に関しては一定の改善が見られると考えているが、モントリオールのようなリヤが限界になるサーキットでは、マクラーレンに対して明らかにパフォーマンスが劣ると認めている。また、縁石やバンプの処理能力についてもRB21は依然としてトップクラスではないという。

    「去年と比べれば、クルマは確実に扱いやすくなってるとは思う。バランス面での大きな問題はもうない」

    「もちろん、僕たちも自分たちの弱点は分かってる。低速コーナー、縁石、バンピーな路面は僕らにとって理想的じゃない」

    「去年よりは正しい方向には進んでるけど、全体的なパフォーマンスをもう少し上げる必要があるんだ」

  • 角田裕毅 レッドブルF1で成績不振に「このままではどうなるか分かっている」

    角田裕毅 レッドブルF1で成績不振に「このままではどうなるか分かっている」

    角田裕毅は、自身がレッドブルF1で苦戦を続ければ「何が起きるかは分かっている」と認めた。

    今季開幕2戦をレーシングブルズで戦ったのち、リアム・ローソンの代役として昇格した角田裕毅は、RB21とマックス・フェルスタッペンの隣での生活に適応するのに苦しんでいる。

    予選では早期敗退を繰り返し、決勝でもトップ10フィニッシュを果たすのが難しい状況が続いている。

    ミルトンキーンズを拠点とするチームに加入して以降、角田裕毅は7戦でわずか7ポイントを獲得しており、そのうち3ポイントはマイアミのスプリントレースによるものだった。

    レッドブルでの最悪の瞬間は、イモラでの衝撃的なバレルロール(横転)事故であり、このクラッシュは近年でも最大級の修復作業をチームに強いた。

    角田裕毅の苦戦は、レッドブルがコンストラクターズタイトル争いから事実上脱落する主因のひとつとなっており、バルセロナではマックス・フェルスタッペンも限界を超える場面があった。

    角田裕毅 レッドブル F1

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、角田裕毅のシートが今季末までは安泰だと明言しているが、角田裕毅自身はこれ以上の不振が許されないことを自覚している。

    「自分が本当に結果を出せなければ、どうなるかは分かっている」と角田裕毅は、RacingNews365を含む限られたメディアに語った。

    「自分でも分かっているんです。今の自分がいる場所は、本来いるべき場所じゃないと。でも…まあ、様子を見ましょう。自分には、強くなって戻れる自信はあります」

    「あなたたちは“レッドブルの2番手シート”の話ばかりするけど、それはそれとして。これまで数年間、そして今シーズン序盤のレースでも証明してきたことがあるし、まあ、いろんなことが起きてるんです」

  • フェルスタッペンがF1王座から陥落しても「彼の責任ではない」とアロンソ

    フェルスタッペンがF1王座から陥落しても「彼の責任ではない」とアロンソ

    マックス・フェルスタッペンが今年、5年連続でF1ドライバーズタイトルを獲得できなかったとしても、それは彼の責任ではない――フェルナンド・アロンソはそう語った。

    現在43歳のアロンソとフェルスタッペンは16歳の年齢差があるが、両者の関係は良好であることが知られており、アロンソはフェルスタッペンを深く尊敬している。

    スペインのメディア「DAZN」のインタビューで、アロンソはこう述べた。

    「彼は毎年、自身最高のシーズンを送っている」

    「昨年は最も優れたマシンではなかったのに、残り2~3戦を残してタイトルを獲った。今年は2番目でも3番目でもないマシンで戦っているのに、依然としてチャンピオン争いに加わっている」

    「彼は常にトップレベルにいる。だが今は、レッドブルが彼にタイトル争いできるマシンを与えられるかが問題だ。ただ、マックスを疑うことは決してできない」とアロンソは続けた。

    事実、2025年シーズンにおいて支配的な存在となっているのはマクラーレンであり、フェルスタッペンはドライバーズランキング3位。首位のオスカー・ピアストリとは約50ポイントの差がある。

    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンの今年のタイトル獲得に対して悲観的な見方を示している。

    「マックスが今年タイトルを獲るのは、もう現実的ではないと思う」とシューマッハはSky Deutschlandに語った。

    「マックスは違いを生み出せるドライバーだが、それも常にというわけではない。マシンはその役目を果たしておらず、チームもそうだ。マックス一人でこれだけのギャップを長期にわたって埋めることはできない」

    「マクラーレンの2人のドライバーが潰し合うようなことがない限り、彼に勝つチャンスはない」と続けた。

    今週末のF1カナダGPについても、シューマッハはマクラーレンが再び優位に立つと見ている。

    「もはや自滅でもしない限り、彼らは負けないだろう」

    「バルセロナでは圧倒的だったし、今回もマクラーレンが最有力だ。もちろんレッドブルはタイヤに対してシビアな挙動を見せるから、カナダではマックスがもう少し近づく可能性はある。だがそれでも“万能型”のマクラーレンが最強であることに変わりはない」と語った。

  • 角田裕毅 F1カナダGPで100戦目を記念したスペシャルヘルメット

    角田裕毅 F1カナダGPで100戦目を記念したスペシャルヘルメット

    角田裕毅は、2025年F1カナダGPでF1参戦100戦目を迎えるにあたり、スペシャルヘルメットを用意した。

    2021年にF1デビューを果たした角田裕毅は、今季からレッドブル・レーシングでドライブ。今週末のモントリオールでは自身にとってF1通算100戦目(97スタート)という節目のレースを迎える。

    角田裕毅はF1カナダGPのレースに向けてスペシャルヘルメットを用意。大部分は今季のホワイトを基調にした紅葉が特徴のデザインだが、右側の側面は2021年のデビュー当時のデザインが復刻されている。

    「こんにちは、角田裕毅です。皆さん、お元気ですか? 僕は元気にしています」と角田裕毅はコメント。

    「それから、こちらが今週末モントリオールで使用する、F1での100戦目を記念したスペシャルヘルメットになります」

    「ぱっと見は、2025年シーズンのヘルメットと少し似ているかもしれませんが、こうして回してみるとまったく別のデザインなんです」

    「このデザインは、F1デビュー初日のヘルメットをもとにしていて、自分が本当に小さかった頃のことをよく思い出します」

    「ドライバーとしてだけでなく、人としても本当にたくさん成長できたと感じています」

    「それから、カナダの国旗をイメージした、かわいらしいメープルリーフもあしらわれています」

    「このヘルメットを今週末使えるのがとても楽しみです。サーキットでお会いしましょう」

    また、角田裕毅は、レッドブル・レーシングでF1カナダGPへの意気込みを次のように語っている。

    「今週のカナダをとても楽しみにしています。カレンダーの中でも特に好きなレースのひとつです。モントリオールの街も大好きで、雰囲気や食べ物、ショッピングなど、どれも最高ですし、とても楽しく過ごせる場所だと思っています」と角田裕毅はコメント。

    「そして今週末は、僕にとってF1での100戦目になります。正直ちょっと信じられない気持ちです。つい最近デビューしたようにも感じますし、同時にずっとこの世界にいたような感覚もあります。これまでの100戦はすべて特別でしたし、F1にいられることを本当に幸運だと感じています。この節目を記念する意味でも、良い結果を出したいと思っています」

    「スペインGPのあとにバルセロナで2日間しっかりテストを行いましたし、ミルトンキーンズのシミュレーターでも走り込んできました。チームと一緒にしっかり準備してきましたし、レッドブル・レーシングのマシンでもっと多くの距離を走れるようになりました」

    「スペインでは予選で課題が残ったので、今回はしっかりと改善して臨みたいです。そのための取り組みもしてきました。カナダの天気は予測が難しいところもありますが、今回は比較的ドライで安定しそうなので、僕たちの目標達成にはプラスになると思っています」

    角田裕毅 カナダGP F1 レッドブル

  • 角田裕毅の不調にFIAスチュワードが警鐘「レッドブルF1は誤った選択をした」

    角田裕毅の不調にFIAスチュワードが警鐘「レッドブルF1は誤った選択をした」

    FIAスチュワードのデレック・ウォーリックは、2025年シーズンにセルジオ・ペレスを放出したレッドブルの判断は「ミスだった」と断じ、代役として起用された角田裕毅が「ここ数戦で災難続きだ」と述べたうえで、チームはシーズン終了まで角田の起用を明言すべきだと主張した。

    2024年限りでレッドブルF1を離れたペレスに代わって、当初はレーシングブルズからリアム・ローソンが昇格したものの、中国GPでの予選最下位が続き、わずか2戦で降格。

    代わって角田裕毅がレッドブルF1のシートを獲得したが、ここ数戦は失速している。

    エミリア・ロマーニャGPでは予選でクラッシュし、直近のスペインGPでは予選Q1敗退かつ最下位という結果に終わった。ウォーリックはこれを受けて、「角田裕毅の最近のパフォーマンスは“災難”だ」と評し、次のように語った。

    「レッドブルは2台目のクルマを速くする方法を見つける必要がある。明らかにフェルスタッペンと同じマシンを他のドライバーに渡しても、うまくいかない」

    「何人もドライバーを試したが、角田裕毅が速いことは我々も知っている。ただ、現時点ではうまくいっていない。ペレスは我々が思っていた以上に良い仕事をしていた可能性がある」

    「ペレスを放出したのはミスだったのか?今となっては、そう見えてしまう」

    角田裕毅 レッドブル F1

    ウォーリックはまた、角田裕毅に対する不確実な扱いがパフォーマンスに悪影響を与えている可能性があるとし、チームは明確なメッセージを出すべきだと強調した。

    「今こそ、チームは『角田裕毅は今季いっぱいこのシートにいる』とはっきり言うべきだ。そうしなければ、プレッシャーの中でブレーキを遅らせすぎたり、無理をしてしまう」

    「ドライバーにとって最大の安心材料は、自分がシーズン終了まで乗れるという信頼だ。それがあれば、もっと“柔らかい手”で走れる」

    「たとえ毎戦クラッシュしても、最下位でも構わない。彼を信じて支えると公言すれば、精神的に安定して走れるようになる」

    なお、レッドブル・ジュニアのアイザック・ハジャーがレーシングブルズで好成績を残しており、角田裕毅の後任候補として名前が取り沙汰されている。ハジャーは9戦中5戦でポイントを獲得し、モナコでは6位入賞という快挙を達成。ピーター・バイエルCEOはその実力を認めながらも、「2026年末まではF1の全体像を学ばせるべき」と語り、「手錠をかけてでも昇格を阻止したい」と冗談交じりにコメントした。

    一方、ペレスはF1復帰に向けた動きを進めており、アルピーヌや2026年デビューのキャデラックF1との交渉が報じられている。ただし、現時点ではいずれのチームとも契約合意には至っていないとされている。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格は「角田裕毅の苦戦を見ればリスク」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格は「角田裕毅の苦戦を見ればリスク」

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、2025年F1カナダGPを前にレッドブル・レーシングへの昇格について「まだ準備が整っていない」と語り、当面は現在のチームでの成長を優先したい意向を示した。

    昨年のF2選手権でランキング2位に入ったハジャーは、今季F1でのパフォーマンスが際立っており、ここまでドライバーズランキング9位、チームの獲得ポイント28点中21点を稼ぎ出している。

    この活躍により、早ければ来季にもレッドブルF1昇格の可能性が噂されているが、現時点で本人は慎重な構えを崩していない。

    「もちろん、自分が準備できていないのは事実だ」とカナダGPを前に語ったハジャー。

    「今いる場所で経験を積むことは良いことだと思っている。毎週末が本当に楽しいし、学びがたくさんある。ドライブするのが楽しいクルマでもあるし、将来どうなるか見てみよう。レッドブル・ジュニアドライバーとしては、そこへ進むのが自然な流れではあるけどね」

    また、これまでレッドブルのセカンドシートを経験してきた元および現チームメイトのリアム・ローソンや角田裕毅が苦戦した経緯を踏まえ、時期尚早の昇格はキャリアにとってリスクになり得ると認識している様子も見せた。

    「それはもっともな見方だと思う。リアムも角田も実力あるドライバーだから、そう考えるのは当然だ。マックスの隣で走るという点だけは、興味深いけどね」

    角田裕毅 レッドブル F1 アイザック・ハジャー

    自分にとって次のステップに進む上で何が不足していると感じているかという問いに対しては、こう答えた。

    「多分、自分はまだ“難しいクルマ”を経験していないんだと思う。今まで自分が乗ってきたクルマはすごく安定していて、そこまで扱いづらいと感じたことがなかった。週末を通じて、最初はひどい状態のクルマを、最終的に仕上げていくような経験はまだない」

    「技術的な側面でも、F1マシンが速くなるために必要なことを理解するという点では、まだ成長の余地があると思っている。速さそのものは持っているかどうかだけど、それ以外の部分が大事だと思う」

    現在のF1ではマックス・フェルスタッペンが累積ペナルティポイントでレース出場停止の瀬戸際に立たされており、万が一の場合には代役としてハジャーが抜擢される可能性もゼロではない。しかし、本人は「焦らずに着実に力を蓄えること」を優先したい考えのようだ。

  • 角田裕毅「まだマシンを信頼できていない」 レッドブルF1で続く苦戦

    角田裕毅「まだマシンを信頼できていない」 レッドブルF1で続く苦戦

    角田裕毅はレッドブルのトップチームへ移籍して以来、厳しい注目を浴び続けている。2025年のF1シーズンは、単なるスポーツ面での挑戦にとどまらず、日本人ドライバーにとっては順応力や精神的な成熟、技術的な繊細さも問われる内容となっている。これまでのところ、期待には応え切れていない。

    今季ここまで9戦中わずか3戦でしかポイントを獲得できておらず、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとはすでに127ポイントもの差が開いている。バルセロナでの厳しい週末をP13という結果で終えた角田裕毅は、カナダGPでの巻き返しに望みを託している。

    スペインGP後、角田裕毅は厳しい自己評価を下した。

    「正直なところ、今回の週末より悪くなることはないと思います」

    グリッドに向かう段階ですでに改善が感じられなかったといい、レース前に施されたセッティング変更も効果は限定的だったという。

    「最後に加えた変更はあまり効果がなかったです。でも、狙っていたレベルには届きませんでしたが、ミッドフィールドと比べればペースは悪くなかったですし、もっと引き出せる可能性もあったと思っています」

    ピットレーンスタートとなったことについては悔やんでいない。

    「むしろあれで良かったのかもしれません。少なくとも、学べることがありましたし。チームが全面的にサポートしてくれて、この変更に同意してくれたことには感謝しています。ただ、結局のところ、あまり大きな違いは感じられなかったです」

    マシンへの信頼感、いまだ十分とは言えず
    角田裕毅のコメント全体を通じて浮かび上がるテーマは、RB21に対する信頼感の欠如だ。

    「前のクルマでは、バックグラウンドで何が起きているかがわかっていましたし、マシンの挙動も把握できていました。だからこそ、もっと限界まで攻めることができました。でも今は、まだ完全に信頼しきれていません。それはある意味、自然なことだと思います」

    この不安感は特に予選で如実に表れる。

    「コンマ何秒、数ミリ秒っていう世界で争っていますので、こういうわずかな差が決定的になります。そして、マックスは僕よりもそういった部分を引き出せていると思います」

    とはいえ、角田裕毅は明るい兆しも感じているという。

    「浮き沈みはありましたけど、いくつかのセッションでは自分の示したペースには満足しています。マックスのレベルに到達するには、まだ多くのステップを踏まないといけませんが、何回かのセッションでは少なくともある程度はついていけました。だから気持ちは複雑ですね」

    角田裕毅 レッドブル F1

    カナダでの新たな希望 シミュレーターと新方向性
    改善の鍵を握るのは、シミュレーター作業だとされるが、角田裕毅はその限界も理解している。

    「シミュレーターっていうのは、僕にとってというよりは、どちらかというとチームがサーキットで試したいことをテストするためのものです。使える時間も限られているので、すべてのセットアップを試すことはできません」

    「とはいえ、いくつか試してみたいことはありますし、エンジニアが僕のドライビングスタイルに合う方向性や特性を見つけてくれればいいなと思っています」

    実際、レッドブルは角田裕毅との緊密な協議を経て、カナダGPに向けた新たなアプローチを準備している。

    「カナダで試してみたいことがあるんです。チームが全面的にサポートしてくれているのはすごく嬉しいです。自分が試したいとリクエストしたことを用意してくれていますし、それが違いを生んでくれたらいいなと思っています」

    最後に、カナダGPの舞台であるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットについて聞かれると、こう語った。

    「自分がそこでポイントを取ったことがあるかどうかは覚えていませんけど、去年は終盤までポイント圏内だったのにスピンしてしまいました」

    複雑な記憶を抱えつつも、サーキット自体への好印象は変わっていないという。

    「基本的には、結構好きなコースなんです」