カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • アイザック・ハジャーは「レッドブル昇格の準備万端」 レーシングブルズF1代表

    アイザック・ハジャーは「レッドブル昇格の準備万端」 レーシングブルズF1代表

    アイザック・ハジャーには、レッドブルのトップチームに昇格する準備ができている。

    そう語ったのは、レーシングブルズのチーム代表ローラン・メキース。20歳のルーキーであるハジャーは、モントリオールで「フェルスタッペンのチームメイトになる準備はまだできていない」と告白していた。

    ハジャーはこれまでのところ、2025年シーズンで最も印象的なルーキーとして活躍しており、レッドブルが角田裕毅を早期に放出するのではないかとの憶測が広がっている。

    「彼は驚異的なシーズンを過ごしている」とメキースはカナダでSky Italiaに語った。

    「これほどの活躍を予想していたのは、おそらくヘルムート・マルコだけだ」

    しかし、メキースの上司であるレーシングブルズCEOのピーター・バイエルは今週、ハジャーをもっと経験を積ませるために「ジュニアチームに手錠でつないでおきたい」と冗談めかして語っていた。

    「彼はいま非常に重要な成長段階にある」とメキースは認めた。「だが、ドライバーというのはいつだって、より速いクルマに乗る準備ができているものだ」

    アイザック・ハジャー レッドブル F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    仮にハジャーが早期に昇格することになれば、レーシングブルズの次のシートを得る筆頭候補はアービッド・リンドブラッドになるのは間違いない。今週、FIAはまだ17歳のリンドブラッドに対して、レッドブルが申請したスーパーライセンスの早期取得を承認した。

    「アービッドはF2で経験を積んでいる」とメキースは語った。「だがまだ発展途上にある。チャンスが訪れたときに、我々はそれを評価するつもりだ」

  • レッドブルF1 ホーナーがFIAに訴え「フェルスタッペンが標的にされている」

    レッドブルF1 ホーナーがFIAに訴え「フェルスタッペンが標的にされている」

    レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが他のF1ドライバーたちから「標的」にされているとの懸念から、カナダGPを前にFIAと話し合いを行ったことを明かした。

    フェルスタッペンは現在、F1での出場停止処分の瀬戸際に立たされており、スペインGPでメルセデスのジョージ・ラッセルと接触したことで、あと1点でペナルティポイントが累積上限に達する状況だ。

    4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、モントリオールの週末を無事に乗り切ったものの、6月末にペナルティポイントが期限切れとなる前に、次戦オーストリアGPを無傷で終える必要がある。

    そして今になって、レッドブルがFIAのレースディレクターであるルイ・マルケスに接触し、この微妙な状況にあるフェルスタッペンが「駆け引き」の標的にならないように保護を求めていたことが明らかになった。

    「ジョージの予選後の記者会見を聞けば分かると思う。彼の目的はかなり明確だった」とホーナーは語った。

    「見ての通り、ある程度の駆け引きが行われるのは避けられないと思う」

    「我々はドライバーズブリーフィングの後にレースディレクターと話をして、この件について彼らにも意識してもらえるように伝えた。なぜなら、そういったことが行われるのは明白だからだ」

    「でもマックスは週末を通して非常にクリーンに走っていたと思うし、今日は素晴らしいレースをしていた」

    レッドブルがマルケスに何を伝えたのか問われると、ホーナーはこう答えた。

    「メディアでそういうコメントが出ていることもあったので、『気を付けて見ていてほしい』とだけ伝えた」

    レッドブル、抗議は不発に終わる
    カナダGPの終盤、セーフティカー中のラッセルの走行に対してレッドブルが2件の抗議を行ったが、いずれも却下された。

    モントリオールでラッセルはフェルスタッペンを抑えて優勝を果たしたが、レッドブルはラッセルが2点においてレギュレーションに違反しており、故意にフェルスタッペンにペナルティを与えようとしていたと主張した。

    しかし、レーススチュワードは数時間にわたる調査の末、両方の訴えを却下。レース結果が正式に確定したのは、チェッカーフラッグから5時間以上経った後だった。

    この結果、フェルスタッペンは現在ランキング首位のオスカー・ピアストリから43ポイント差、2位ランド・ノリスとの差は21ポイントに縮まっている。

  • 角田裕毅は「レース自体は良い内容」レッドブルF1代表がカナダGPを総括

    角田裕毅は「レース自体は良い内容」レッドブルF1代表がカナダGPを総括

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2025年F1第10戦カナダGP決勝を終えて、マックス・フェルスタッペンの2位フィニッシュを「チームとしてできる限りの結果」と評価し、終盤に接触を起こしたマクラーレン勢や、健闘した角田裕毅についても言及した。

    フェルスタッペンはジョージ・ラッセル(メルセデス)との優勝争いに挑んだが、序盤からタイヤの摩耗に苦しみ、2ストップ戦略で追い上げを図る展開となった。ホーナーはこの日のレース内容を次のように振り返る。

    「マックスは今日、スタートからフィニッシュまで競争力のある走りを見せてくれた。最終的にドライバーズ選手権にとっても良い結果となったし、マックスにとってはしっかりポイントを持ち帰る堅実な一日になった」

    「最後のスティントでは非常に良いパフォーマンスを見せていた。レース中、もっと攻めることができた場面もあったかもしれないが、あのスティントは本当に競争力があった。レース全体を通して、我々としてはポジティブな点が多く、しっかり自分たちの仕事に集中できていた」

    マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが終盤に接触してノリスがリタイアする波乱の展開についても、ホーナーは冷静に見守っていた。

    「マクラーレンは今日、最終的に厳しいレースになってしまったが、ああいった状況でも活かせるチャンスはある。結局のところ、レースでは自分たちのことに集中するしかない。2人のドライバーがハードに競り合っているなかで、10戦目にしてあのようなことが初めて起きたというのは、むしろうまくやってきたという証拠だと思う」

    「ただ、それがレースというもの。そういう日には、いかにチャンスをモノにできるかが重要になる。今回メルセデスは素晴らしい仕事をしたし、ラッセルの優勝も見事だった。こうして勢力図が変化しうることを示すレースになったと思う」

    角田裕毅 レッドブル F1 カナダグランプリ

    また、18番グリッドからスタートし12位でフィニッシュした角田裕毅についても、ホーナーは称賛の言葉を惜しまなかった。

    「裕毅は今日、1ストップ戦略でしっかりした走りを見せてくれた。ポイントに届かなかったのは運がなかったが、レース自体は非常に良い内容だったと思う」

    今後に向けて、ホーナーはマシンの課題にも言及しつつ、前向きな姿勢を示した。

    「今週末はチームとして非常に良い仕事ができたし、持てる力をすべて引き出せた。次のレースに向けては、タイヤマネジメントとデグラデーションの改善に取り組む必要があるが、今回の内容には多くのポジティブがあった」

    レッドブルF1は次戦、フェルスタッペンの“ホーム”ともいえるレッドブル・リンクでのオーストリアGPに挑む。巻き返しを期す王者チームが、再び表彰台の頂点に立てるか注目される。

  • 角田裕毅 レッドブルF1で苦戦続く フェルスタッペン「彼自身が示すしかない」

    角田裕毅 レッドブルF1で苦戦続く フェルスタッペン「彼自身が示すしかない」

    角田裕毅のレッドブルF1での苦戦はF1カナダGPでも続いた。マックス・フェルスタッペンはチームメイトが直面している問題を正確には把握していないが、励ましの言葉を送った。

    日本GP以降、レッドブル・レーシングに加わった角田裕毅だが、オーストリアの名門チームでの戦いは決して順調とは言えない。マックス・フェルスタッペンとのギャップは依然として大きく、これは予想されていたことでもあるが、ここ数週間はさらに深刻な問題が浮上している。

    角田裕毅自身その原因についてフェルスタッペンも明確には分からないものの、レーシングニュース365を含むメディアに対し、新たなチームメイトにエールを送っている。

    「うーん、難しいよね……。でも土曜日(予選)は少し良くなっていたと思う。もちろんギャップはまだかなり大きかったけど。僕がやっていること、たとえばマシンの操作やタイヤの温め方なんかについてアドバイスはしてる。そういう意味では、僕らはしっかり連携できていると思う。でも最終的には、彼自身が走りで示さなきゃいけないことだよね」とフェルスタッペンは語った。

    角田裕毅 マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング

    とはいえ、角田裕毅がメンタル面で問題を抱えているとは考えていないという。

    「少なくとも僕にはそうは見えない。そうじゃないといいんだけど、正直分からない。それは本人に聞くしかないよ。でも、彼は全力を尽くしている。今週末は僕らのマシンもいくらか安定しているから、彼にとっても良い方向に向かうといい。でも、このギャップがなぜ生まれたのかを説明するのは、本当に難しいね」、RB21のマシンの中でどうもしっくりこない感覚を覚えており、その原因が分からない状態なのだ。

  • マックス・フェルスタッペン F1カナダGP「勝てるだけのペースはなかった」

    マックス・フェルスタッペン F1カナダGP「勝てるだけのペースはなかった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年F1第10戦カナダGP決勝でポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセル(メルセデス)に対して終始プレッシャーをかけるも、最終的には2位でフィニッシュ。

    マシンのデグラデーションとペース不足に苦しみながらも「これが今日できる最大限の結果だった」と前向きな評価を下した。

    レース序盤、フェルスタッペンはラッセルの背後につけて接近を試みたが、前方の乱気流の影響でオーバーテイクには至らず、デグラデーションも進んだことから、レッドブルは早めのピットインを敢行。

    しかしミディアムタイヤでも状況は好転せず、最終スティントにようやくややペースを取り戻したものの、ラッセルに迫るには至らなかった。

    「今日は間違いなく、持てるものすべてを引き出せたと思う。序盤はかなりタイヤの摩耗が早くて厳しかったけど、最終スティントでは燃料が軽くなった分だけ楽になった」とフェルスタッペンは語った。

    「全体としてはこれが最大限の結果だった。勝てるだけのペースはなかったし、摩耗も多かったけど、チームとしてはうまくやれた。マシンのウィンドウも悪くなかった。今後はタイヤマネジメントとデグラデーション改善に注力していく」

    マックス・フェルスタッペン カナダGP F1 レッドブル・レーシング

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーも「マックスはスタートからフィニッシュまで競争力があった。最後のスティントはかなり良かったし、チームとしては今日やれることはすべてやりきった」と振り返りつつ、次戦での巻き返しを誓った。

  • 角田裕毅 F1カナダGP決勝「もっと前でスタートできるように予選をまとめたい」

    角田裕毅 F1カナダGP決勝「もっと前でスタートできるように予選をまとめたい」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1第10戦カナダGPの決勝を18番グリッドからスタートし、粘り強い走りで12位までポジションを回復した。前日の予選ではトラックリミット違反によりQ2進出を逃し、さらにペナルティでグリッド後退が決定。厳しい条件からのスタートとなった。

    レースでは1ストップ戦略を選択し、序盤をミディアム、後半をハードタイヤで走破。特に終盤はしっかりとタイヤをマネジメントし、複数台をオーバーテイクする力強いパフォーマンスを見せた。

    セーフティカーの導入タイミングが不利に働いたことでポイント獲得は叶わなかったが、クリーンなレース内容とマシンの改善を示す結果となった。

    これで角田裕毅は3戦連続ノーポイントとなったが、今季投入されたアップグレードのポテンシャルを感じさせる週末となり、次戦オーストリアGPへ向けて巻き返しに期待がかかる。

    「今日はマシンの感触も悪くなく、ペースは悪くなかったので、いくつかポジションを取り戻すことはできました」と角田裕毅はレース後にコメント。

    ミディアムタイヤでのスタート後は交通渋滞に巻き込まれ、「ダーティエアでなかなか自分の走りができませんでした」と振り返る。終盤にかけてはハードタイヤでじわじわと順位を上げたが、セーフティカーのタイミングが合わず、戦略的には厳しい展開を強いられた。

    「昨日のミスを取り返す意味でも、今日はクリーンなレースができましたし、今週末はマシンにもいくつかアップグレードを入れて前進できた感触があります。これが今日できるベストだったとは思いますが、もちろん満足はしていません」と悔しさものぞかせた。

    「次のオーストリアは僕も好きなコースです。チームとしっかりデブリーフして、クルマへの信頼をさらに高めたいです」

    角田裕毅 カナダGP F1 レッドブル・レーシング

    さらに、角田裕毅はレース後のインタビューでは次のように語っている。

    「前半はとにかく前のクルマが多くて、空気の影響で思うようにタイヤを使えなかったです。それでも、クルマのバランス自体はそこまで悪くなかったので、フリーエアに入れたときはラップタイムも安定していました。セーフティカーのタイミングがちょっと合わなかったのは残念ですが、そこはレースなので仕方ないです」

    「1ストップにするという判断も良かったと思いますし、マネジメントの面では成長を感じています。もちろんポイントが取れなかったのは悔しいですけど、クリーンなレースを走り切れたのはポジティブに捉えています」

    「オーストリアでは、もっと前のポジションからスタートできるように、予選からしっかりまとめていきたいですし、アップグレードの理解もさらに進めて結果につなげたいです。ホームレースなので気合い入れていきます」

    レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表も「角田は今日ワンストップでいいレースをしました。ポイントには届かなかったが、内容は良かった」と評価。角田裕毅にとっては、手応えと課題が交錯するレースとなった。

  • F1カナダGP:レッドブルの抗議却下でラッセルの優勝確定 SC中騒動に決着

    F1カナダGP:レッドブルの抗議却下でラッセルの優勝確定 SC中騒動に決着

    2025年F1カナダGP後、レッドブルはレース終盤のセーフティカー導入時の一連の出来事に関連して、ジョージ・ラッセルに対する抗議を提出したが、スチュワードはこれを却下した。

    ラッセルはレース終盤、マックス・フェルスタッペンを従えて首位を走行していたが、67周目(全70周)にランド・ノリスがマクラーレンのチームメイトであるオスカー・ピアストリと激しく接触。この事故でノリスはリタイアを余儀なくされ、マシンはコース脇に停止した。

    この接触によりセーフティカーが導入され、マクラーレンの回収作業が行われたが、その間に波紋を呼ぶ出来事が起こった。隊列を先導していたラッセルが、セーフティカー中に急ブレーキをかけたことで、直後を走っていたフェルスタッペンが一瞬前に出てしまったのだ。

    フェルスタッペンはすぐさま無線で「ジョージが突然、攻撃的にブレーキをかけた」とレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼに報告。これに対してランビアーゼは「了解、異常な運転がなかったか確認する」と応じた。

    一方ラッセルも、レースエンジニアのマーカス・ダドリーに「フェルスタッペンがセーフティカー中に僕を追い越した」と伝えていた。

    数分後、公式映像にその場面が映し出されたことを受けて、ランビアーゼは再びフェルスタッペンに連絡。「そのラッセルとの件、映像に出ている。マックス、かなり明白に見える。駆け引きに引っかかるな」と注意を促した。

    このやり取りは、ラッセルが意図的に急減速することでフェルスタッペンを前に出させ、「セーフティカー中の追い越し」を誘発し、ペナルティによってライバルに不利な状況を作り出そうとしたのではないか、という疑念を呼ぶことになった。

    レース終了後、ラッセルがフェルスタッペンを抑えて今季初勝利を挙げたことを受けて、レッドブルは正式に抗議を提出。訴えの中では「セーフティカー中にラッセルが危険なドライビングを行い、さらにフェルスタッペンが追い越しをしたと主張することで、スポーツマンらしからぬ行為を働いた」と主張された。

    F1公式映像でも繰り返し取り上げられたこのシーンについて、ラッセル、フェルスタッペン、そして両チームの代表者がスチュワードの元に召喚され、詳細なヒアリングが行われた。

    しかし、約6時間にわたる審議の末、スチュワードはレッドブルの主張に根拠がないと判断。「抗議には正当な理由がなく、ペナルティを科すべき事実も存在しない」として抗議は却下され、ラッセルのカナダGP優勝は正式に確定した。

    動画の公開は終了しました

    ヒアリング後に公開された文書には、レッドブルの主張として「セーフティカー導入中、63号車のドライバーが12コーナーと13コーナーの間のバックストレートで不必要にブレーキをかけ、その結果として63号車の直後を走っていた1号車が63号車を一時的に追い越し、その後63号車が加速したことで再び後方に下がった」と記されていた。

    また、レッドブルは「63号車のドライバーが1号車がセーフティカー中に自分を追い越したと無線で訴えた行為は、『非スポーツ的な意図を示すもの』である」とも主張した。

    これに対し、メルセデス側の反論も提示された。ラッセルは、「タイヤとブレーキの温度を維持するために、セーフティカー導入中に断続的なブレーキングを行うのは一般的であり、予測される行為だ」と説明した。

    ジョージラッセルとマックス・フェルスタッペン 2025年のF1世界選手権 カナダグランプリラッセルとフェルスタッペンは、抗議に関するスチュワードヒアリングに出席した

    また、ラッセルは「今回ブレーキをかけたのには2つの理由があった。第一に、セーフティカーとの間隔を保つため。第二に、ブレーキとタイヤの温度を保つため」と語った。メルセデスはさらに、「63号車のドライバーがチームラジオで発言した内容は、事実を述べただけである」とも主張した。

    FIAを代表して出席したスポーティングディレクターのティム・マリオンは、この出来事について「レースコントロールが監視しており、スチュワードへの報告が必要と判断されるものではなかった」と説明した。

    さらに彼は、「セーフティカー中の断続的なブレーキングは一般的であり、予測される行為である」とし、「10台分の車間距離ルールについても、ブレーキングや加速に一定の寛容さを設けている」と述べた。

    この証拠を考慮したうえで、スチュワードは「ラッセルがブレーキをかけた場所やその程度について、危険な運転を行ったとは認められない」と判断し、「1号車が自分を追い越したと報告した行為についても、非スポーツ的とは認められない」とした。

  • 角田裕毅 F1イモラのクラッシュ尾を引く ホーナー「自信を取り戻さねば」

    角田裕毅 F1イモラのクラッシュ尾を引く ホーナー「自信を取り戻さねば」

    角田裕毅はレッドブル・レーシングにとって依然として懸念材料となっている。トップチームでの有望なスタートを切ったものの、モナコとスペインではポイントを逃した。その原因は何なのか?「イモラでのクラッシュは過小評価すべきではない」と、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは語る。

    角田裕毅はイタリアでの予選中、ミスによってタイヤバリアに突っ込み、激しく横転するクラッシュを喫した。

    身体に怪我はなかったものの、この事故が精神面に影響を及ぼしたようだ。「ここ数戦で彼の自信を少し揺るがしたと思う」とクリスチャン・ホーナーは述べた。

    イモラ戦のあと、角田裕毅はバルセロナで「TPC(Testing of Previous Car)」と呼ばれる旧型マシンでのテストに参加し、リズムを取り戻し自信を回復するための時間を確保した。「彼にとって非常に良いことだったと思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    イモラのクラッシュが角田裕毅を後退させた
    「今週末は再び自信を取り戻せることを願っている。彼が好むサーキットだから、良い流れに乗ってくれるといいね」

    しかし、予選では角田裕毅は11番手にとどまり、まだ明確な改善は見られなかった。一方、マックス・フェルスタッペンは2番手を獲得し、再びフロントローからのスタートを決めた。

    4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンのチームメイトたちがレッドブル・レーシングのマシンにうまく順応できない理由について、クリスチャン・ホーナーは「時に速いクルマというのは運転が難しいものなんだ」と説明する。

    過去5年間でマシンは急速に進化しており、「持てる情報すべてを活用して最速のマシンを作ろうとしている」とクリスチャン・ホーナーは言う。「マックスには、そのマシンから最大限を引き出す並外れた能力があるんだ」

    角田裕毅も当初は順調な滑り出しを見せていたとクリスチャン・ホーナーは評価する。「ただ、先ほど言ったように、イモラでの事故が自信に影響を与えてしまった。でも、データを見れば、彼は実際にマックスに近づいてきている」

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅のマシンも最新仕様へ
    「そして、時間が経って自信が戻ってくれば、パフォーマンスもついてくる」とクリスチャン・ホーナーは確信している。イモラでのクラッシュ後、角田裕毅にはフェルスタッペンと同じ仕様のマシンが与えられていなかったという不利もあった。「あのクラッシュの後、すべてのアップデートを搭載したクルマを使えなかったからね」とクリスチャン・ホーナーは明かす。

    では、今週末のカナダGPでようやくフェルスタッペンと同じ最新仕様が与えられるのか?「まだ完全には同じではない」とレッドブル・レーシングのチーフエンジニア、ポール・モナハンは説明する。「今週末に実現を目指しているけど、すべてが計画通りに進むかどうかにかかっている」

    「もし可能であれば、当然実現させるつもりだ。彼に最良のマテリアルを与えることは我々の利益にもなるからね」これまで実現しなかったのは「不運な事情」が重なったためだと語る。

    だが、近くその状況も解消され、角田裕毅がイモラでのクラッシュ以来、ようやくフェルスタッペンと同じ土俵に立てるかもしれない。

  • レッドブル F1カナダGP勝者ラッセルに抗議 セーフティカー中の挙動を問題視

    レッドブル F1カナダGP勝者ラッセルに抗議 セーフティカー中の挙動を問題視

    F1カナダGPで優勝を飾ったジョージ・ラッセル(メルセデス)に対し、レッドブル・レーシングが正式に抗議を提出した。対象となったのは、終盤のセーフティカー中に発生した“不可解な挙動”と見られている。

    レース終盤、マクラーレン同士の接触(ランド・ノリスとオスカー・ピアストリ)によりセーフティカーが導入された。その際、先頭を走っていたラッセルが突然減速し、2番手のマックス・フェルスタッペンが一瞬前に出る場面が映像に捉えられた。

    レッドブルの抗議はこの場面に関するものとみられるが、現時点で公式な抗議理由は明かされていない。

    フェルスタッペンはこの場面で即座に無線で「ラッセルが突然減速した」と報告。レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼも「今の件、フィードに映ってる。かなり露骨だ。挑発に乗るな、ありがとう」と注意を促していた。

    このやり取りから、メルセデス側がフェルスタッペンに故意に違反を誘発させようとした“ゲームプレイ”の可能性を示唆しているとも取れる。なお、フェルスタッペンは現在スーパーライセンスポイントの累積が11点に達しており、あと1点で1戦出場停止となる状況だ。

    レース後、レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表は「マックスは非常に明確に話していたし、ルールも明確。あとはスチュワード次第だ」と含みを持たせるコメントを残した。

    一方でフェルスタッペン本人は「セーフティカーが遅かったから、みんな速く行くように促してた。ラッセルも急に加速してから減速して、ちょっと混乱があっただけ」と、トーンを和らげている。

    ラッセル、フェルスタッペン、そして両チームの代表者は、モントリオール現地時間17時50分にスチュワードによる聴聞に呼び出されており、抗議の判断はこの場で下される見込みだ。

  • 角田裕毅 F1カナダGP「クルマの感触がちょっと普通に戻ったのはポジティブ」

    角田裕毅 F1カナダGP「クルマの感触がちょっと普通に戻ったのはポジティブ」

    角田裕毅は2025年F1カナダGP決勝で粘り強い走りを見せ、17番グリッドからスタートして12位でフィニッシュした。

    予選でのペナルティにより最後尾からの出走となったが、序盤から着実に順位を上げ、6つのポジションを挽回。レッドブル・レーシングが導入したアップグレードの初戦としては、一定の成果を感じさせる内容となった。

    序盤は後方の混乱を冷静にさばきながら、中団での戦略とタイヤマネジメントに専念。角田裕毅はオーバーテイクのチャンスを確実に活かし、レース中盤にはポイント圏が視界に入るまで浮上した。終盤のセーフティカー導入によって順位を上げる機会は限られたが、安定したペースを維持し続けた点は評価できる。

    最終的に角田裕毅は12位でチェッカーを受け、ポイント獲得には届かなかったものの、アップグレード後のマシンの感触やレースペースには改善の兆しが見られた。今後に向けてポジティブな材料を得た一戦となり、次戦以降の巻き返しに期待がかかる。

    角田裕毅 カナダGP F1 レッドブル・レーシング

    ――DRSトレインの中で、あのスタート位置からだと、今日の結果はベストだったと思いますか?

    そうですね、まあ、だいたいそんなところだと思います。ペース自体は悪くなかったですけど、すごく良かったというわけでもなくて。でも、そこまで悪くもなかったですし、全体的にはそれくらいかなと思っています。

    はい、まあ、そんな感じでしたね。少なくともポジティブだったのは、クルマのパフォーマンスというか、ここ最近のレースに比べるとクルマの感触がちょっと普通に戻ったというか、良くなった感じがありました。そこは少しモチベーションになっています。

    ――今のご自身の気持ちはいかがですか?本当に頑張っているのに、なかなかうまくいかないように見えるのですが。

    そうですね、昨日は正直きつかったです。あの10グリッド降格のペナルティも、ちょっと納得いかない部分があって…。それに、FP3では新しいアップグレードを入れたばかりだったので、本当はもっとクルマを学びたかったんですけど、あまり走れなくて時間を失ったのは痛かったです。

    それでも、自分たちのチームとしては、できるだけ上を目指したいと思っていますし、こういう状況でも前向きに取り組んでいます。プレッシャーも大きいですが、こういうチャレンジを楽しもうという気持ちもあります。

    もちろん、正直楽しめない瞬間もありますけど、それも含めて、自分を成長させるチャンスだと思っていますし、もっと自分を証明していける機会として捉えています。