カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • レッドブルF1とカストーレ 2025年ヘリテージコレクションを発表

    レッドブルF1とカストーレ 2025年ヘリテージコレクションを発表

    2025年F1イギリスGPを目前に控え、オラクル・レッドブル・レーシングはチームパートナーである英国の高性能スポーツウェアブランド「カストーレ(Castore)」とともに、新たなアパレルライン「ヘリテージ・コレクション」を発表した。

    このコレクションは、チームの歩みと象徴的な瞬間の数々を称えるものであり、「スピード」「スピリット」「レガシー(遺産)」をテーマに構成されている。

    製品には、ユニセックス仕様の半袖Tシャツ、ポロシャツ、フーディー、クォータージップスウェットシャツ、ジョガーパンツ、ワークジャケット、オーバーサイズTシャツなどが含まれており、パフォーマンスとライフスタイルを融合させたデザインが特徴だ。

    ヘリテージ・コレクションは、モータースポーツにおける数十年にわたるデザインと偉業を称え、太字のチームエンブレム、コントラストの効いたカラーリング、リラックスしたシルエット、高品質な生地によって仕立てられている。サーキット内外での着用を想定してデザインされており、現代のファッションにも適応した内容となっている。

    オラクル・レッドブル・レーシングの最高マーケティング責任者であるオリバー・ヒューズは、次のようにコメントした。

    「ヘリテージ・コレクションは、F1での我々の歴史、そしてレッドブルファミリーの一員であることの意味を真に表現したものだ。我々は常にファンを中心に据えて活動しており、今回のコレクションも、過去と現在のチームへのつながりを持てる新たな手段となる。今週末のシルバーストンに向けて、このコレクションを届けられることをとても楽しみにしている」

    2025年ヘリテージ・コレクションは、7月1日よりレッドブル公式オンラインストア、Castore.com、ならびに各店舗で販売開始されている。

    レッドブル・レーシング イギリスグランプリ

  • 角田裕毅の不振 「今ここで交代する意味はまったくない」とレッドブルF1首脳

    角田裕毅の不振 「今ここで交代する意味はまったくない」とレッドブルF1首脳

    2025年F1オーストリアGP決勝後、地元シュピールベルクでレースを終えたレッドブルF1のヘルムート・マルコは、レースを「完全なブラックサンデー」と総括し、マックス・フェルスタッペンのリタイアと角田裕毅の不振に言及した。

    「マックスはいいスタートを切ったが、ターン3の外側に膨らんで、リスクを避ける走りをしていた。ところが、どこからともなく(アンドレア・)キミ・アントネッリがロックした状態で突っ込んできて、完全に彼を吹き飛ばしてしまった」

    「タイム分析を見る限り、我々は表彰台を争えたはずだ。メルセデスとザウバーは速くなかったし、フェラーリも特別速いという印象はなかった。マクラーレンは手が届かない存在だったが、少なくとも3位は可能だった。残念ながら、スタート位置が後方だと、誰かが愚かなことをする可能性に常に備えなければならない」

    アントネッリについては、「フェルスタッペンの部屋まで来て、再度謝罪した。2人の間には非常にフェアな関係がある」と明かした。

    タイトル争いは「ほぼ絶望的」

    今後のタイトル争いへの影響について問われると、マルコは悲観的な見解を示した。

    「ほぼ耐えがたいほどのビハインドになった。何か特別なことが起きない限り、チャンピオンシップは終わったと考えなければならない」

    角田裕毅の不調と今後の立て直し

    フェルスタッペンがいなくなった後の1台を託された角田裕毅については、マシンのペース不足とメンタル面での課題を指摘。

    「彼は週末を通して苦しんでいた。予選でも明らかだったし、今日はフロントウイングにもダメージがあり、何もできなかった。ペースがなかった」

    「今の裕毅は自信を失っている。無理なオーバーテイクを仕掛けて接触し、10秒ペナルティを受ける。彼がフリー走行で見せる速さを週末全体で発揮できるよう、どうやって安定させるかを考えなければならない」

    角田裕毅 レッドブル F1

    ローソンとの対比と決断の正当性

    角田裕毅を昇格させ、リアム・ローソンをリザーブに戻した判断について問われると、マルコはこう答えた。

    「ローソンも一度は地に落ちた状態だった。数戦を経て立ち直ってきたところだ。今日も1ストップ戦略でアロンソを抑えきって素晴らしい6位を獲得した。マックスを除けば、他の誰にもあの走りはできなかったと思う」

    「裕毅については、イモラでの大クラッシュなど、負の連鎖が続いている。だが、スピードはある。プレッシャーがかかるときにどう対応するか、そこを解決しないといけない」

    交代は否定「今変える意味はない」

    角田の状況については「まだ我慢する」と明言。

    「今ここで変えるのは全く意味がない。我々は時間がないが、来週のシルバーストンに向けて全力で彼を立て直すつもりだ」

    なぜ誰もフェルスタッペンの隣で成功できないのか

    「マックスは間違いなく史上最高の1人だ。彼の凄みは、非常にドライブしにくいマシンでも、予選で突然驚異的なタイムを出せるところ。チームメイトはそれに絶望し、ミスやクラッシュに繋がる。そして自信を失っていく」

    「今はその状況をどう救うかを考えている。少なくとも、次戦以降は裕毅にポイントを取らせたい」

    フェルスタッペンのメルセデス移籍について

    最後に、ジョージ・ラッセルが言及したフェルスタッペンとメルセデスの交渉について、マルコは次のように否定した。

    「2028年までの契約がある。その契約にはパフォーマンス条項があるが、現時点では契約履行に疑いの余地はない」

  • レッドブルF1首脳 フェルスタッペンのメルセデス移籍噂流布のラッセルに憤慨

    レッドブルF1首脳 フェルスタッペンのメルセデス移籍噂流布のラッセルに憤慨

    メルセデスF1のチーム代表で共同オーナーでもあるトト・ヴォルフが、2026年のラインアップに向けてマックス・フェルスタッペンとの可能性を完全には否定していない。その背景には「メルセデスというブランドへのリスペクト」があるという。

    フェルスタッペンとヴォルフの間に再び接触があるのではないかという噂は、F1オーストリアGPの場で再燃した。きっかけとなったのは、メルセデスのジョージ・ラッセルの発言だ。

    これに対し、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは不快感を露わにした。

    「ラッセルが今度は何を言ったんだ?」とマルコはレッドブル・リンクで語り、「彼は喋りすぎだ。もう契約があると思っていたが」と皮肉を交えた。

    さらに、「あれはモントリオールの結果のせいだ。あの勝利が彼にとってはむしろマイナスだった。我々としては真剣に受け取るつもりはない。とにかく彼はよく喋りすぎる」と不満をにじませた。

    とはいえ、ヴォルフとフェルスタッペンがこうした噂を止めていないのも事実だ。フェルスタッペン自身も2026年以降のレッドブル残留を明言することは避けている。

    記者から「フェルスタッペンとの“フラート(いちゃつき)”はあるのか」と問われると、ヴォルフは次のように答えた。

    「“フラート”をどう定義するかによる。実際にはそういう意味でのフラートはない。ただ、どう振る舞うかによる話だ。フラートもできるし、普通に会話をすることもある」

    ヴォルフは、18歳のプロテジェ(育成ドライバー)であるアンドレア・キミ・アントネッリを1年限りで放出することは考えていないとも明言しており、イタリア人ルーキーを「将来のチャンピオン」と呼び続けている。

    しかし、ラッセルとフェルスタッペンのコンビも「あり得る」とする考えに変わりはない。

    「どんなラインアップでも想像できる」とヴォルフは語り、「私はニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンがチャンピオン争いを繰り広げたのを見てきた。だからそれ以降のことはすべて簡単だ」と自信を示した。

    レッドブル・レーシング マックス・フェルスタッペン F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    Skyイタリアのインタビューでも、ヴォルフはフェルスタッペンとの対話の可能性について開き直っている。

    「我々は現行のドライバーに満足している。ただ、メルセデスのような企業にとっては、すべての可能性を検討するのが当然だ。それが4度の世界チャンピオンであるなら、なおさらだ」と語った。

    一方、マルコはフェルスタッペンの去就について心配していない様子だ。

    「事実として、マックスはキャリアを通じてずっと我々のマシンに乗ってきた。そして彼はこのチームに居心地の良さを感じている」と述べたうえで、「ただし、今の我々はマクラーレンに後れを取っている。マックスが自力で勝てるマシンを作らなければならない。とはいえ、現時点ではマックスは我々と共にある」と断言した。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーもViaplayに対して、フェルスタッペンの去就報道についてこう一蹴している。

    「こんな話には何の注意も払っていない。今のところはただの噂だ。我々はマックスとどこに立っているかを正確に把握している。残りはただの雑音にすぎない」

  • 角田裕毅は「酷いレースだった」とレッドブルF1代表酷評 「2台の差は大きい」

    角田裕毅は「酷いレースだった」とレッドブルF1代表酷評 「2台の差は大きい」

    角田裕毅の2025年F1オーストリアGPは「ひどいレースだった」とレッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは表現し、角田裕毅に対して厳しい言葉を投げかけた。

    予選ではQ1で0.25秒差にまでフェルスタッペンに迫った角田裕毅だが、最初のアタックは順調だったものの、2回目の走行でターン1でミス。これが響いて3戦ぶりのQ1敗退となった。

    決勝では後方集団を走行中にアルピーヌのフランコ・コラピントに接触し10秒ペナルティを受けた上、終盤までポジションを上げられず最後尾でチェッカー。ホーナーはこう振り返る。

    「裕毅にとってはひどいレースだった。昨日のQ1ですでに歯車が狂い始めた。最初のランは悪くなかったが、2回目でターン1をミスしてしまい、予選順位が悪くなった」

    「そのせいで決勝は渋滞に巻き込まれ、抜くこともできず、ペナルティも受けてしまい、それが悪循環となった」

    「もちろん、彼をサポートできる方法を模索していくが、2台の間には大きな差がある」

    角田裕毅 レッドブル F1

    レッドブルは2024年末にセルジオ・ペレスを放出し、その後継として当初はリアム・ローソン、続いて第3戦から角田裕毅を起用してきたが、どちらもフェルスタッペンに迫ることができていない。

    フェルスタッペンのリタイアにより、31戦連続のポイント獲得記録が途絶え、角田裕毅もノーポイントに終わったことで、レッドブルはホームGPをまさかの「無得点」で終えることになった。

    ホーナーは続けて語った。

    「当然ながら、我々の中では“なぜこうなっているのか”という問いが生まれている。間違いなく、みなさんと同じようにね」

    「何年もかけて進化してきたマシンだからこその特性はあるが、それでも裕毅を助けられるか、シルバーストンで彼の自信を取り戻させられるか、そこに取り組んでいく」

    角田裕毅はこの結果により、ドライバーズランキングでも17位に転落。第2戦終了後に交代したローソンにもポイント数で後れを取る形となった。

  • 角田裕毅「僕のミス」 F1オーストリアGPの不甲斐なさをレッドブルに謝罪

    角田裕毅「僕のミス」 F1オーストリアGPの不甲斐なさをレッドブルに謝罪

    2025年F1第11戦オーストリアGPの決勝で、角田裕毅はアルピーヌのフランコ・コラピントとの接触により10秒加算ペナルティを受け、「僕のミス」と責任を認めた。さらに、自身のペース不足や結果に対しても「チームに本当に申し訳ない」と語り、苦しいレース内容をレッドブルに謝罪した。

    レース中盤の31周目、角田裕毅はターン4で13番手争いを展開していたフランコ・コラピントに対しイン側からオーバーテイクを試みたが、接触が発生。

    角田裕毅はフロントウイングを破損してピットインを余儀なくされ、コラピントはスピンを喫しながらもレースを続行した。

    「フランコとの接触は僕のミスでした。あの状況であの動きは正直よくなかったと思います。完全に僕の判断ミスです」と角田裕毅はコメント。

    「チームには本当に申し訳ない気持ちです。こういう形で終わってしまったこともそうですし、それ以上にペース自体もかなり悪かったです。週末を通して苦しい展開が続いていて、自分でも非常に悔しいです」

    第3戦からリアム・ローソンに代わってレッドブルに昇格して以降、角田裕毅はトップチームとしてのプレッシャーの中で奮闘を続けているが、成績面では浮上のきっかけをつかめずにいる。今回のオーストリアGPでは予選18番手、決勝は16位と厳しいリザルトに終わった。

    「正直なところ、自分が何を間違えているのか全然分かりません。自分が目指すべきレベルと今の自分とのギャップがすごく大きいので、その原因を探ろうと努力はしてるんですけど、それでも見つけるのが難しいです」

    「データを見ても、エンジニアたちにとってもマックスとのドライビングスタイルの違いを分析するのはすごく難しいみたいです。だからと言ってあきらめるつもりはないですけど、やっぱり簡単にはいきません」

    「もしかしたら違う視点から考えないといけないのかもしれません。でも今のところは原因が分からないので、とにかく何としてでも見つけないといけません。自分のドライビングにどこか決定的な問題があるのかもしれないし、マシンとの適合の仕方に原因があるのかもしれません」

    角田裕毅 レッドブル F1

    さらに、現在使用しているレッドブルRB21のフィーリングについても、角田裕毅は自身の苦悩を正直に語っている。

    「マシンの感触自体は決して悪くないです。むしろ最初の数周は本当に素晴らしくて、自信を持って走れる感覚もありました。でも問題はそこからで、周回を重ねるたびにタイヤがどんどん“溶けていく”ような感覚になるんです」

    「何をしてもタイヤが持たなくて、毎周ごとにグリップが確実に減っていくのを感じます。コーナーひとつひとつでクルマの挙動が変わってしまって、どう合わせてもリズムが崩れるんです」

    「今回は複数回のピットストップを試すという戦略も取りましたけど、それも結果にはつながりませんでした。いろいろ手は尽くしてるつもりなんですが、それでも抜本的な改善にはなっていない。だから、根本的な原因を見つけるのは本当に簡単なことじゃないと痛感しています」

    レッドブル本隊というトップチームでの期待と責任を背負いながら、苦戦を続ける角田裕毅。彼がこの状況をどのように乗り越え、再び結果につなげることができるのか、今後のレースでの挽回に注目が集まる。

  • マックス・フェルスタッペン F1オーストリアGP決勝DNF「不運だった」

    マックス・フェルスタッペン F1オーストリアGP決勝DNF「不運だった」

    マックス・フェルスタッペンにとって、レッドブルリンクでの週末は忘れたいものとなった。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリとの接触により決勝はオープニングラップで終了し、フェルスタッペンは自身を「不運だった」と表現した。

    今シーズンを通してマクラーレン勢が一貫して強さを見せる中でも、フェルスタッペンはドライバーズランキングでタイトル争いに踏みとどまってきた。しかし、オーストリアGPでの結果は、その野望に大きな打撃を与えるものとなった。

    プラクティスでは好調なペースを示していたが、予選ではピエール・ガスリーのスピンにより黄旗が振られ、最終アタックを完了できず、ラップタイムを更新する機会を失った。

    この影響でフェルスタッペンは7番グリッドからのスタートとなり、2列後方の9番手にはアントネッリが並んだ。オープニングラップの混乱の中で、イタリア人ルーキーはリアタイヤをロックさせてコーナー進入に失敗し、フェルスタッペンのマシンに接触。両者ともリタイアとなった。

    レース後、フェルスタッペンは次のように振り返った。

    「不運だった。そういうことだと思う。キミとはホスピタリティで少し話をした」

    「誰にでもああいうミスはあるし、わざとやるものではない。だから大きな問題とは思っていない」

    「週末を通してペース面では期待していたような内容にはならなかった。予選では黄旗が出てしまい、もう少し前のグリッドからスタートできたはずだった」

    「そして決勝も不運だった。このような週末もある」

    この結果、フェルスタッペンにとっては2024年オーストラリアGP以来のリタイア。チームとしても無得点に終わった。角田裕毅は最下位でフィニッシュしており、アルピーヌのフランコ・コラピントとの接触を含む複数のインシデントに関与。コラピントをスピンさせた件で10秒ペナルティを科された。

    マックス・フェルスタッペン F1 オーストリアGP レッドブル・レーシングアントネッリは接触後すぐにフェルスタッペンに謝罪した

    一方、アントネッリにとっても今季3度目のリタイアとなった。レース後すぐにフェルスタッペンに謝罪し、スチュワードからは次戦シルバーストンでの3グリッド降格処分が下された。

    「スタートは通常通りだったと思う。T3へ向かう中でポジションを維持しようとしていただけで、前方にスペースがないことも分かっていたので何か仕掛ける意図はなかった。ただ、ブレーキを踏んだ際にリアがロックしてしまった」

    「リアがロックした時点でマシンのコントロールを失い、まずはレーシングブルズのリアム・ローソンを避けようとしたが、その後マシンを止めることができず、最終的にマックスに接触してしまった。チームに対しても、マックスに対しても本当に申し訳なく思っている」

    「すぐに謝罪した。すべて自分の責任であり、自分のレースを終わらせただけでなく、彼のレースも終わらせてしまったことを非常に残念に思っている」

    フェルスタッペンはその後、次のようにコメントしている。

    「1周目のキミとの接触は不運だったけど、誰かが故意にやることじゃないし、あれはただの事故だと分かっている。彼は一緒に歩いているときにも謝ってくれたし、その後も僕の部屋に来てもう一度謝ってくれた。僕たちは仲が良いし、彼は本当に才能ある素晴らしいドライバーだと思っている」

    「ローソンの6位は素晴らしい結果だが、僕らにとってはポジティブなことが少ない週末だった。予選ではイエローフラッグの影響でアタックできなかったし、決勝でもすぐにリタイアになってしまった。全体的にペースも足りていなかった」

    「チームがどれだけ努力しているかはよく分かっているし、今回のすべてをしっかり分析して、クルマをもっと理解する必要がある。このサーキットでは過去に素晴らしい結果をたくさん残してきただけに、ホームグランプリでこの結果だったのが一番悔しい。だけど、気持ちは変わらない。これからもベストを尽くしていく」

  • レッドブル F1オーストリアGPで77戦連続ポイント記録が途切れる

    レッドブル F1オーストリアGPで77戦連続ポイント記録が途切れる

    2025年F1オーストリアGPは、チャンピオンシップ争いの流れを大きく左右する波乱の一戦となった。マクラーレンが今季4度目となる1-2フィニッシュを達成し、チームとしての勢いを改めて証明した一方で、レッドブルは母国レースで無念のノーポイントに終わり、長年続いていたポイント獲得記録がついに途切れるという、対照的な結果に終わった。

    レースはオープニングラップから波乱含みの展開となり、終盤まで複数のポジション争いが激しく繰り広げられた。

    トップ争いの緊張感、ルーキーたちの台頭、そして歴史的記録の更新と崩壊――観る者を魅了する要素に満ちたグランプリでは、多くの印象的な数字とストーリーが生まれることとなった。

    ■ マクラーレンは今季4回目の1-2フィニッシュを記録し、これはチームにとって2007年以来最多となった。

    ■ ノリスにとってはこれがキャリア7勝目だった。

    ■ レッドブル・リンクで最後に勝利したマクラーレンのドライバーは、2001年のデビッド・クルサードだった。

    ■ マクラーレンでちょうど7勝を挙げているドライバーは2人だけ:ランド・ノリスとオスカー・ピアストリ。

    ■ ピアストリはオーストリアで2年連続の2位フィニッシュ。

    ■ フェラーリのシャルル・ルクレールは3位でフィニッシュし、直近4戦で3度目の表彰台。

    ■ ルクレールにとってレッドブル・リンクでの5回目の表彰台であり、これは彼にとって最多のサーキットとなった。

    ■ チームメイトのルイス・ハミルトンは今季自己最高位タイの4位を記録(イモラでも4位だった)。

    ■ ハミルトンは昨年の同レースでメルセデスから4位でフィニッシュしていた。

    オーストリアグランプリリアム・ローソンはキャリア最高位を記録した2人のドライバーのうちの1人

    ■ メルセデスのジョージ・ラッセルは5位に入り、今季ここまでモナコ(11位)以外すべてのレースでポイントを獲得している。

    ■ レーシングブルズのリアム・ローソンは6位でフィニッシュし、キャリア最高位を記録。

    ■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、カナダとオーストリアで2戦連続の7位フィニッシュ。

    ■ キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトは8位でフィニッシュし、キャリア初ポイントを獲得。

    ■ これはザウバーにとって、キミ・ライコネンが2001年に4位でフィニッシュして以来、レッドブル・リンクでの最高成績。

    ■ ボルトレトのチームメイト、ニコ・ヒュルケンベルグは最後列スタートから9位に入りポイントを獲得。

    ■ ヒュルケンベルグは、2022年のバルテリ・ボッタス以来となる3戦連続でポイントを獲得したザウバーのドライバーとなった。

    ■ ザウバーにとっては、2023年カタールGP以来のダブルポイントフィニッシュとなった。

    ■ ハースのエステバン・オコンは10位でフィニッシュし、今季5度目のポイントを獲得。

    F1オーストリアGPキック・ザウバーにとって好調な一日 2025年初のダブル入賞を達成

    ■ 角田裕毅が16位完走で最下位、マックス・フェルスタッペンが1周目にリタイアとなったことで、レッドブルの77戦連続ポイント獲得記録は終わりを迎えた(これはフェラーリが保持する歴代最多記録=81戦に4つ届かなかった)。

    ■ アレックス・アルボンとカルロス・サインツがいずれも完走できなかったことで、ウィリアムズは2024年サンパウロGP以来となるダブルDNF/DNSとなった。

    ■ アルボンにとっては3戦連続のリタイアとなった。

    ■ フェルスタッペンの直近2回のリタイアはいずれも1周目にメルセデスのマシンと接触したものだった。前回は2021年シルバーストン。

    ■ フェルスタッペンにとっては、31戦連続ポイント獲得の記録がここで終了。また、過去75戦中74戦でポイントを獲得していた。

    ■ キミ・アントネッリは今回がF1で初めての1周目リタイアだった(メルセデスとしての前回の1周目リタイアは2023年カタールGPのルイス・ハミルトン)。

    ■ アントネッリは直近5戦でカナダGPの表彰台以外にポイントを獲得できていない。

  • 角田裕毅 F1オーストリアGP最下位に困惑 「何が悪いのか分からない」

    角田裕毅 F1オーストリアGP最下位に困惑 「何が悪いのか分からない」

    角田裕毅(レッドブル)は、F1オーストリアGP決勝を最下位16位で終えた後、RB21に対する深い困惑を口にし、「何がそんなに悪いのか本当に分からない」と苦しい胸の内を明かした。

    予選ではQ1で敗退し18番グリッドからのスタートとなった角田裕毅。決勝ではアルピーヌのフランコ・コラピントとの接触により10秒のタイムペナルティとペナルティポイント2点を科されるなど、厳しい一日となった。

    さらに、アストンマーティンのランス・ストロールをコース外に押し出した疑いで調査を受けたものの、こちらは裁定なし。しかしながらレースを通じて上位進出の兆しは見られず、16位でフィニッシュ。過去4戦連続でのノーポイントとなった。

    レース後、マシンを降りた角田裕毅はこう振り返った。

    「正直、フランコへの仕掛けはちょっと不要だったと思います。あと1周待てばよかった。自分にとってかなり悪い動きでした」

    「それ以外でも、ペース自体がかなり悪かったです。自分が何を間違えているのか正直分かりません。もっとよく見直す必要がありますが、本当に本当に、なぜこんなに遅いのか理由を見つけるのが難しいです」

    角田裕毅 F1 オーストリアグランプリ レッドブル・レーシング

    次戦は連戦となるF1イギリスGP。間もなく訪れるシルバーストンでの一戦に向けて、限られた時間の中でどのように対処していくかを問われると、角田裕毅は次のように答えた。

    「もっと見直すつもりです。自分のドライビングスタイルで何か変えられることがあるのか、それともマックス(フェルスタッペン)と自分で何が違うのか、なんでも試してみます。右から左まで全部やって、改善し続けていきたいです」

    なお、チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリとの1周目の接触によりリタイア。アントネッリには次戦イギリスGPでのグリッド3番降格ペナルティが科された。レッドブルF1にとっては、チーム全体としても非常に厳しい週末となった。

  • 角田裕毅 レッドブルF1マシンで「マックスのようにラップ中に順応できない」

    角田裕毅 レッドブルF1マシンで「マックスのようにラップ中に順応できない」

    角田裕毅は、F1オーストリアGPの予選でQ1敗退を喫した後、レッドブルRB21の突発的な挙動変化にうまく対応できなかったことを明かし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンのように「ラップ中に順応するレベルにはまだ達していない」と率直に認めた。

    Q1ではフェルスタッペンとの差がわずか0.263秒だったが、ワールドチャンピオンは問題なくQ2へ進出。一方の角田裕毅は、これで3戦連続、直近5戦で4度目のQ1敗退となった。RB21のバランスが突如として変化したことが響いたと説明している。

    なお、フェルスタッペンもQ2で「ドライブできない」と訴えており、両者とも同様の挙動を感じていたようだ。

    「すごく悔しいです。2回目のプッシュラップで、うまく順応できませんでした。最初のラップは良かったですし、もちろん完璧なラップというのはいつもあるので、もっとできた部分もあったと思いますけど、バランスが1回目と2回目でまったく違っていて、驚きました」と角田裕毅はコメント。

    「予選でなかなか全部をまとめきれないことが多くて、それがすごくフラストレーションになっています。毎回というわけではないですけど、いろんな理由で予選をうまく仕上げられないのが悔しいです」

    「Q3に行けると思っていましたし、クルマのフィーリングも良かったです。最初のプッシュラップも手応えがありました。ただ、今の自分の段階では、だいぶ自信も戻ってきていますし、正しい方向に向かっているとは思っています。でも、このマシンはすごくウインドウが狭くて、その中で常に一貫性を保たないといけないんです」

    「マックスもQ2で同じことを言っていましたけど、彼はこのマシンをちゃんと理解していますし、予期せぬ挙動があっても、ラップ中にちゃんと対応できます。でも僕はまだそこまでのレベルには到達していないですし、ラップ中に順応したり、このマシンのパッケージを最大限に引き出すことはまだできていないと思います。それはレーシングブルズにいたときとは違います」

    また、RacingNews365からの質問に対し、角田裕毅はRB21について「これまで乗ってきた中で、いちばん作動領域が狭いクルマ」だと認めたうえで、「難しいクルマだとは思いますけど、ドライブできないっていうほどではないです」と付け加えた。

    角田裕毅 レッドブル F1

  • クリスチャン・ホーナー F1オーストリアGP予選「巻き返しのチャンスはある」

    クリスチャン・ホーナー F1オーストリアGP予選「巻き返しのチャンスはある」

    レッドブル・レーシングにとって、2025年のオーストリアGP予選は厳しい結果となった。母国グランプリにもかかわらず、マックス・フェルスタッペンはQ3で7番手、角田裕毅はQ1敗退と、両者とも想定を下回るグリッドに甘んじた。

    特にQ3終盤には、アルピーヌのピエール・ガスリーがスピンした影響でイエローフラッグが提示され、フェルスタッペンの最終アタックが中断。角田も好感触だった初回アタックからペースを維持できず、わずかな差でQ2進出を逃した。

    「マックスにとってはタフで不運な予選だった。ガスリーがスピンし、マックスはイエローフラッグに適切に反応した。それは正しい判断だったが、本当に残念だった。あのラップは1分4秒4が出そうだったし、うまくいけば3番手か4番手に並べていたはずだ」とホーナーは語る。

    「角田はQ1の最初のランが良かった。トップ10にも入っていて、かなり競争力がありそうだった。だが残念ながらその後はうまくいかなかった。Q2進出に必要なタイムをわずかに届かずに逃してしまった」

    それでもホーナーは、母国GPでの巻き返しに意欲を示す。「このサーキットは何が起きるかわからない。ターン1やターン3を乗り切る必要があるし、これまでのレースでもセーフティカーが展開に大きな影響を与えてきた。今日の結果にはフラストレーションもあるが、明日巻き返すチャンスは十分にある」

    本拠地でのグランプリで真価を問われるレッドブル・レーシング。予選での苦境を跳ね返すレース展開に注目が集まる。

    レッドブル・レーシング F1 オーストリアグランプリ