カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • マクラーレンF1首脳 「フェルスタッペン抜きならレッドブルはVCARBより下位」

    マクラーレンF1首脳 「フェルスタッペン抜きならレッドブルはVCARBより下位」

    マクラーレンF1のCEOザク・ブラウンは、現在のレッドブルF1は「マックス・フェルスタッペンに支えられている」と述べ、彼の存在がなければレッドブルはジュニアチームのレーシングブルズよりも下の順位に沈んでいるはずだと語った。

    2025年のシーズン序盤から、ミルトンキーンズ拠点のレッドブルF1は苦戦を続けており、フェルスタッペンの2勝のみが唯一の明るい材料となっている。

    チームは2台目のシートの安定確保にも苦労しており、リアム・ローソンと角田裕毅のどちらもフェルスタッペンに匹敵するパフォーマンスを発揮できていない。

    RB21マシンは扱いが難しいことで知られており、それを乗りこなせているのは今のところフェルスタッペンだけだ。彼は今季、マクラーレン勢を除けば唯一と言っていい優勝争いの担い手となっている。

    一方、シーズン序盤2戦でローソンに代わって起用された角田裕毅は、オーストリアGPでアルピーヌのフランコ・コラピントと後方争いを繰り広げ、完走車の中で最下位という結果に終わった。

    レーシングブルズでは、ルーキーのアイザック・ハジャーが印象的な走りを見せ、角田裕毅やローソンの成績を上回っている。ローソンもチーム復帰後に一定の進歩を見せているが、まだトップチームレベルには届いていない。

    そうした状況を踏まえ、今週末のF1イギリスGPを前にブラウンはSky Sportsの取材に対し、「フェルスタッペンがいなければ、レッドブルはレーシングブルズより下にいるだろう」と発言した。

    「彼ら(レッドブルF1)は素晴らしい仕事をしていて、優れたマシンを持っているとは思う。けれど今はマックスが彼らを支えている」

    マックス・フェルスタッペン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ブラウン「フェルスタッペンのメルセデス移籍があっても驚かない」

    フェルスタッペンとメルセデスの接触に関する憶測は以前からあったが、チームメイトのジョージ・ラッセルが「交渉が始まった」と明かしたことで一気に現実味を帯びた。チーム代表のトト・ヴォルフもこの件について否定を避けており、Skyイタリアは「具体的な交渉」が進んでいると報じている。

    ブラウンはこの流れに対し、「火のないところに煙は立たない」との考えを示し、何らかの話し合いが実際に行われていると見ている。

    「全員が現状のシートにコミットしているなら、そう明言するはずだ。でも誰も明確に否定していない。ということは、会話が交わされている証拠だと思う」

    「以前から言ってきたが、マックスがメルセデスに移籍しても僕は驚かない」

    一方、今季マクラーレンでフェルスタッペンと優勝を争うランド・ノリスは、フェルスタッペンの去就に特に関心はないと述べた。

    「彼がどこに行こうと気にしない。競争相手としてのマックスはリスペクトしているし、彼はちょっと手強いけど、僕たちのバトルは楽しい」

  • フェルスタッペンとメルセデスF1交渉の真相とは 2027年移籍への布石か

    フェルスタッペンとメルセデスF1交渉の真相とは 2027年移籍への布石か

    マックス・フェルスタッペンとメルセデスF1が水面下で接触していることが明らかになり、F1パドックに衝撃が走った。だが、これが即座の移籍を意味するわけではなく、背景にはさらに複雑な意図があると考えられている。

    メルセデスが2026年に向けて電撃的な移籍を狙っているのか、それとも2027年以降を見据えた長期的な駆け引きなのか――あるいは単に交渉力を高めるための戦略的行動なのか。F1の内情に精通する情報筋の話をもとに、その真意を読み解く。

    主導権を握っているのはフェルスタッペン側?
    今回の交渉が注目を集める理由のひとつは、メルセデスのトト・ヴォルフ代表が今年4月には「マックスとは話していない。今のラインアップに満足している」と明言していたからだ。

    だが、最新の情報ではフェルスタッペン陣営の側からメルセデスに接触した可能性が高いという。F1チーム代表として他のドライバーの動向を把握しておくのは当然であり、ヴォルフがこのアプローチに応じたこと自体に大きな意味はないと見る向きもある。

    とはいえ、ジョージ・ラッセルとの契約更新を控えるメルセデスにとって、フェルスタッペンという「最大級の交渉カード」がテーブルに上がること自体が、内部的な緊張感を生んでいるのは間違いない。

    鍵を握るのは2026年のパワーユニット
    今回の駆け引きの裏には、2026年のF1大改革がある。レッドブルはこの年から自社製パワーユニットを投入するが、その性能は未知数だ。一方で、パドック内ではメルセデスのエンジンが最も期待されているとの声もある。

    フェルスタッペンがもし2026年に現チームが競争力を失うと判断した場合、他チームへの移籍や別カテゴリー参戦といった選択肢も視野に入る。

    そのため2026年は現状維持しつつ、2027年に向けて自由な立場を確保するというのが、最も現実的なシナリオとされている。

    不満と「けん制」のバランス
    レッドブルの現状にもフェルスタッペンは満足していない。マクラーレンに対抗できる見通しは立っておらず、「チームは100%頑張っているが、それだけで十分か分からない」とコメント。マネージャーのレイモンド・フェルムーレンも、オーストリアGP期間中にレッドブルの首脳陣と立て続けに話し合う姿が目撃されている。

    これは単なる技術面の相談ではなく、レッドブルに改善を迫る政治的メッセージとも捉えられる。

    極秘プラン「2026年のサバティカル」説も浮上
    さらに一部では、フェルスタッペンが2026年にF1を一時離脱する可能性も取り沙汰されている。長年のF1キャリアに加え、父親になったばかりであることや、耐久レースへの興味が高まっていることが理由として挙げられている。

    本人はスパ24時間耐久レースへの参加を優先し、『F1/エフワン』の映画プレミアには姿を見せなかった。また、オーストリアGPの後も「レースはあまり見ていなかった。スパ24時間を観ていた」と語っており、F1以外への興味が高まっている兆しは確かにある。

    マックス・フェルスタッペン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    契約解除条項とタイムリミット
    フェルスタッペンの契約は2028年までとされているが、一定条件を満たせば途中解除できる「パフォーマンス条項」が存在するという説が有力だ。

    有力な条件としては「7月末時点でドライバーズ選手権3位未満であること」だが、現在フェルスタッペンは3位。ラッセルが追い抜くか否かでこの条項が発動される可能性がある。

    とはいえ、仮に条項が発動されても実際に離脱するかはフェルスタッペン自身の判断次第。逆にレッドブルにさらなる条件を引き出す材料として使われる可能性もある。

    メルセデスはラッセル残留へ、ただし「保険」は確保
    一方のメルセデス側は、トト・ヴォルフが「ドライバーを長く待たせるようなことはしない」と語るように、夏休み(8月)前には2026年のラインアップを確定させる意向だ。ラッセル残留が濃厚と見られているが、2027年のフェルスタッペン獲得に向けた布石は維持される見込みだ。

    ヴォルフは「全ての関係者に敬意を持って対応する必要がある」と語り、ラッセルにも情報を共有しながら、裏で動くつもりはないことを強調している。

    結論:移籍話は「けん制」と「布石」、決断は2026年の情勢次第
    現在のフェルスタッペン=メルセデス交渉は、即時的な移籍ではなく、2027年を見据えたポジション取りと、現チームへの圧力としての意味合いが強い。

    F1の将来像は2026年の新ルール施行で大きく変わる。そこに向けて、フェルスタッペンは“今すぐ動く”のではなく、“動ける状態にしておく”戦略を取っていると言えるだろう。

    今後の鍵は、夏休み前の成績、2026年の勢力図、そしてフェルスタッペン自身の人生観。数カ月後には、新たなドラマの幕が上がるかもしれない。

  • 角田裕毅 F1イギリスGP展望「結果を出して自分の力を示したい」

    角田裕毅 F1イギリスGP展望「結果を出して自分の力を示したい」

    角田裕毅が、2025年F1イギリスGPに向けての意気込みを語った。前戦オーストリアGPでは期待に反して苦戦を強いられた角田裕毅だが、マシンへの理解が進んでいる手応えもあり、予選での速さを武器に巻き返しを狙う。

    今季第3戦からレッドブル・レーシングに昇格して以降10戦目となる今週末のシルバーストンでは、週末を通して一貫したパフォーマンスを発揮し、ロングランでの改善を果たせるかが焦点となる。

    角田裕毅はチームとの連携をさらに深め、母国グランプリを迎えるチームに確かな貢献を果たしたいと考えている。

    「オーストリアは僕たちにとって厳しい週末でした。僕自身すごく期待して臨んでいただけに、思ったような結果にならなかったのは残念でした。でも、それを受け入れて前を向くしかないと思っています」と角田裕毅はコメント。

    「マシンに対する自信はどんどん高まってきているので、ロングランでペースを引き出せなかったのは本当に悔しかったです。チームと一緒に、週末を通して安定したパフォーマンスが出せるよう取り組んでいるところです」

    「ポジティブな点としては、予選では良いパフォーマンスができるという手応えもありますし、それを実際に見せることもできています。あとはセットアップをしっかり決めて、カナダのときのように良いラップをまとめられるようにしたいと思っています(あのときはグリッドペナルティがありましたが)」

    「今週はしっかり結果を出して、チームのみんなのためにも、自分がどれだけの力を持っているかをしっかり示したいと思っています」

    角田裕毅 F1 イギリスグランプリ レッドブル・レーシング

  • リンドブラッド F1イギリスGPでFP1出走「角田裕毅に有益なデータを提供する」

    リンドブラッド F1イギリスGPでFP1出走「角田裕毅に有益なデータを提供する」

    レッドブル・ジュニアドライバーのアービッド・リンドブラッドが、今週末のF1イギリスGPでついにF1デビューを果たす。フリー走行1回目(FP1)にレッドブル・レーシングから出走予定で、通常は角田裕毅がドライブするマシンを託される。

    17歳のイギリス人リンドブラッドにとって、母国シルバーストン・サーキットで、F1公式セッションに初めて臨むこの機会は、長年の夢の実現となる。初のF1走行を通じてチームに有益なデータを提供しながら、自身のポテンシャルをアピールする狙いだ。

    「F1公式セッションを走るのはとても特別な瞬間になる。ずっと夢見てきたことだったし、本当にワクワクしている」と語る17歳のリンドブラッドは初めてF1グランプリ週末についてコメント。

    「5年近く所属してきたレッドブル・ジュニア・プログラムの一員として、そのキャリアの延長線上でこうしたチャンスをもらえたのは本当に特別なこと。素晴らしい機会を与えてくれたチームに心から感謝している」

    「そして何より、英国人として、イギリスのサーキットで、イギリスのファンの前でF1デビューできるなんて、本当にすごいこと。できるだけ早くマシンに慣れて、角田選手にとって有益なデータを提供し、チームをいい方向に導く手助けをしながら、自分自身も速く走れるよう全力を尽くす」

    アービッド・リンドブラッド イギリスGP F1 レッドブル・レーシング

    F3・F2最年少ウィナーの記録を塗り替えた逸材
    2007年8月8日生まれのアービッド・リンドブラッドは、イングランド・サリー州ヴァージニア・ウォーター出身。カート時代から頭角を現し、2021年にはFIAヨーロピアン・カーティング選手権で年間3位。2023年にはイタリアF4で6勝を挙げて総合3位、ルーキーチャンピオンに輝いた。

    2024年にステップアップしたFIA F3ではプレマ・レーシングから参戦し、開幕戦バーレーンのスプリントで初優勝。16歳6か月21日でF3史上最年少ウィナーとなった。

    2025年は冬季にフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権を制覇し、現在はカンポス・レーシングからFIA F2に挑戦中。サウジアラビアのスプリントで初勝利を挙げ、F2史上最年少優勝記録(17歳243日)を樹立した。7ラウンド終了時点で2勝・3表彰台を記録し、ランキング6位につけている。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1残留の条件はホーナー更迭?

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1残留の条件はホーナー更迭?

    マックス・フェルスタッペンのレッドブルF1残留は、チーム代表クリスチャン・ホーナーの更迭または権限縮小を条件としている――。ドイツのAuto Motor und Sportによれば、契約解除条項が発動されない可能性がある中でも、フェルスタッペン陣営はチーム内の体制改革を強く要求しており、その焦点は絶大な権限を握るホーナーに向けられているという。2026年のメルセデス移籍の噂が根強く残るなか、フェルスタッペンの去就はチームの将来構想と密接に結びついている。

    ランキング3位以下で発動する“窓口”と噂される契約解除条項
    マックス・フェルスタッペンはF1で最も高額かつ最も優れたドライバーである。ジョージ・ラッセルでさえ最近、「彼が利用可能で、まだ空いているシートがあれば、どのチームでもマックスが最優先リストのトップに来るだろう」と語った。だが本来、フェルスタッペンは利用可能ではない。彼はまだ3年間レッドブルと契約を結んでいる。

    ただし、チームを離れるための小さな窓口は存在する。そのためには、フェルスタッペンがドライバーズランキングで7月末までに3位以下に沈まなければならない。現時点ではそれに該当していない。しかし、ラッセルはわずか9ポイント差で迫っており、マクラーレン勢は手の届かない位置にいる。この状況がパドック内での憶測をかき立てている。

    移籍をめぐる沈黙と揺さぶり
    数週間前から、フェルスタッペンがもしかしたらメルセデスに移籍するのではないかという議論がなされている。本人は「この話はもうやめよう。去年僕が言ったことを繰り返そうか?同じ答えだよ。僕は運転に集中している。そのうち来年について考える時が来るさ」とうんざりした様子を見せている。

    彼からレッドブルに対する明確なコミットメントを引き出すことはできず、また、メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフと話し合いをしているかどうかの確認も取れていない。ヴォルフもまた、「すべては計画通りに進んでいる。契約交渉は公開の市民集会のような場では行われない」と語り、それ以上の言及を避けている。

    ラッセルを排除する説得力は不足
    トト・ヴォルフはフェルスタッペンとの接触について明言を避けている。だが、当然そのような接触は存在している。あらゆる選択肢を検討しないチーム代表などいない。ただし、現時点でジョージ・ラッセルを排除するだけの説得力に欠けることも事実だ。

    ラッセルは現在、キャリア最高のパフォーマンスを見せている。フェルスタッペンとラッセルが同じチームに並べば、マクラーレンやフェラーリに対抗する強力な布陣となる。だが、アレックス・アルボンがかつて表現したように、それは「花火」が起きる危険もはらんでいる。

    仮にラッセルがシートを失えば、メルセデスがフェルスタッペンを起用することで、アンドレア・キミ・アントネッリのキャリアを危険にさらす可能性がある。「マックスと比べると誰もが見劣りする。アントネッリにとって2年目でフェルスタッペンと組むのは早すぎる」とレッドブルのモータースポーツ顧問ヘルムート・マルコは語っている。

    “ホーナーの処遇”が鍵となる第2の脱出路
    基本的に、フェルスタッペンは自身をF1に導き、これまで11年にわたり所属してきたこのチームに留まりたいと考えている。しかし、それには条件がある。チームが戦略的に再編成されること。その中核にあるのが、クリスチャン・ホーナーの更迭、あるいは権限の大幅な縮小だ。

    現在、ホーナーはレースチーム、技術部門、レッドブル・パワートレインズ、マーケティングのすべてを掌握している。マクラーレンのように、これらの役割を複数の責任者に分担させる体制が求められている。

    株主間の圧力とイメージ悪化の懸念
    これまでホーナーは、筆頭株主であるタイのヨービディヤ家から強い支持を受けてきた。だが内部の声によると、同家も今や再編成に完全に反対する立場ではなくなっているという。ザルツブルクを拠点とするもう一方の株主グループはブランドイメージの悪化を懸念している。

    競争力の低下がチーム全体に不安をもたらしており、彼らはフェルスタッペンがいなければチームの価値が半減することを理解している。また、フェルスタッペンが2026年の新レギュレーション下で、レッドブル製エンジンよりメルセデス製PUに信頼を置いている可能性も無視できない。

    ホーナー交代は簡単ではないが…
    ただし、ホーナーを交代させるのは容易ではない。51歳のホーナーは単なる「名ばかりの代表」ではなく、毎日ファクトリーのオフィスに足を運ぶ実務家であり、21年の経験を持ち、政治的なネットワークにも優れている。

    そのため、現実的な案としては、チーム運営の「ワンマン体制」を終わらせ、各部門を別のマネージャーに任せる方式が検討されている。すでに複数の名前が挙がっており、レーシングブルズのピーター・バイエル、元マクラーレン代表で現アウディF1責任者のアンドレアス・ザイドルなど、レッドブルと良好な関係を持つ人物が候補に挙がっている。

    マックス・フェルスタッペン F1

    夏休み前に去就決定へ
    フェルスタッペンが2026年にどこで走るか、その決断は夏休みまでに下される見込みだ。トト・ヴォルフも、それ以上ドライバーを待たせたくないという考えを示しており、「我々はサディストではない。必要以上にドライバーを待たせることはしない」とオーストリアGP後に語っている。

    その一方で、現行ドライバー体制に対する信頼も強調している。「我々は今の体制にとても満足している。ジョージは勝てるドライバーであり、メルセデスのジュニアでもある。我々はここ3年間、彼にタイトルを狙えるマシンを与えられなかった。しかし、マシンが良ければ彼はその実力を証明している。キミもまた着実に成長しており、将来のチャンピオンとして必要な資質をすべて備えている」

    水面下の駆け引きとラッセルの忠誠
    ホーナーは、メルセデスがすでにドライバーと合意しているにもかかわらず、それを発表せずにレッドブルを揺さぶろうとしているのではないかと見ている。「それに、ジョージは市場で十分に動いていない。自分のシートを心配しているのなら、もっと選択肢を探っているはずだ」と語る。それを裏付けるように、ラッセルもこう明かしている。「他のチームからの打診はあったけど、僕は全てのチームにメルセデスが第一希望だと伝えた」

    レッドブル内戦の果てに待つ未来
    レッドブルはこれまで「制御された混沌」の中でこそ輝いてきたが、現在の状況はもはや「制御なき崩壊」に近い。ホーナーとフェルスタッペンの蜜月関係は完全に冷戦状態へと突入し、経営陣も疲弊しつつある。

    もしフェルスタッペン側の要求が通れば、ホーナーは華やかなセレモニーではなく、ひっそりとしたプレスリリースとともにチームを去ることになるだろう。

    その場合、レッドブルは2026年の大規模レギュレーション変更を前に、内部からの再構築を迫られることになる。

    すべては、マックス・フェルスタッペンのひとつの問いへの答えにかかっている。「残るか、去るか?」

    それは、クリスチャン・ホーナーの未来であり、レッドブルの未来であり、そして次なるF1ワールドチャンピオンの未来でもあるのだ。

  • フェルスタッペンの契約解除条項がF1オーストリアGP後に発動と報道

    フェルスタッペンの契約解除条項がF1オーストリアGP後に発動と報道

    マックス・フェルスタッペンが、2028年まで契約を結んでいるレッドブルから契約上の解除条項により自由の身になった可能性が浮上している。契約解除条項が、オーストリアGPの終了後に発動されたという。

    ここ数か月、2028年まで有効とされるマックス・フェルスタッペンの契約における解除条項の存在は繰り返し話題となってきた。条項の詳細が公にされたことはないが、その内容についてはさまざまな憶測が飛び交っている。

    F1パドックで長年取材を続けるジャーナリストのジュリアンヌ・セラゾリによれば、解除条項はオーストリアGP後に発動されたという。

    彼女は「選手権で4位以下であれば発動する」という以前からの噂を否定し、「実際にはトップ2に入っていない場合に発動する条項だと聞いている」と指摘。その判定は年に2回、6月末と12月末に行われるとされており、今回のオーストリアGPがその節目となった。

    「このレース、あるいはこの時期が彼の将来にとって重要になると私たちは考えています。6月末、つまり1年の最初の6か月が終わるタイミングで、契約解除条項が発動し、マックスはレッドブルとの契約から解放されるのです」とセラゾリは述べている。

    同様の見解は、元レッドブルF1ドライバーであり同じオランダ人のロバート・ドーンボスからも示されている。ドーンボスはポッドキャスト番組『Pit Talk』で、「シーズン中間時点で選手権2位以内にいなければならない」「それが今は満たされていない。つまり、解除条項はすでに発動された」と語った。

    この情報は、2026年にフェルスタッペンがメルセデスへ移籍するという噂の再燃と軌を一にする。すでに複数メディアが、トト・ヴォルフ率いるメルセデスがフェルスタッペン獲得に向けて動いていると報じており、事態は水面下で大きく動いている可能性がある。

    その背景には、父でありマネジメントにも関わるヨス・フェルスタッペンと、レッドブル代表クリスチャン・ホーナーとの対立があるとされる。Auto Motor und Sportによれば、フェルスタッペン陣営はホーナーの更迭や権限縮小を望んでいる可能性があるという。

    ヨス自身もRace Expressに対し、「他チームは進歩している。フェラーリは良いアップグレードを持ち込んだし、マクラーレンが常に先頭にいるのは分かっている。メルセデスはその中間くらいだ」と語り、レッドブルの開発停滞への不満をにじませた。

    さらに、オーストリアGPでのアップグレードについては「それほど大きな違いはなかったと思う。角田(裕毅)を見れば分かる。Q2にも進めなかった」「スピードがどこにも見当たらない」と厳しく指摘している。

    マックス・フェルスタッペン F1

    こうした状況の中で、マックス・フェルスタッペン自身は自身の去就について明言を避けており、De Telegraafは「世界王者は毎週の“謝罪ビンゴ”に飽きつつある」と表現した。

    フェルスタッペンはViaplayの取材に対して「言うことはあまりない」「何かを言えば言うほど、それが記事になる」「それをどう解釈するかは自由だ。ただ、これ以上は語りたくない」と述べた。

    これに対しホーナーは、メルセデスやジョージ・ラッセルがこうした噂の背後にいる可能性を示唆しつつ、「我々はマックスの契約内容を理解している。出ている話はすべてマックス自身から出たものではなく、あくまで憶測にすぎない」と強調している。

    ただし、ホーナーのコメントとは対照的に、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、「誰もが誰とでも話をしている」と認めたうえで、「マックスが2028年まで契約しているのは事実だが、満足してチームに残ってもらうためには、競争力あるマシンを提供しなければならない」と述べている。

    フェルスタッペン自身は、「僕は自分のやるべきことをやりたいだけで、誰かにプレッシャーをかけたいわけじゃない。ベストを尽くして、家に帰って次のレースに向かうだけ」「何を言われようが、僕にはあまり関係ない」「自分の将来は自分で決める」と、あくまで冷静な姿勢を崩していない。

    だが、契約解除条項の発動という「法的根拠」が明らかになった今、マックス・フェルスタッペンの進路は本人の意思次第という状況に変わりつつある。メルセデスとの交渉が進んでいるか否か、正式な発表が待たれる。

    すでにイタリアのF1公式放送局Sky Sport Italiaは、マックス・フェルスタッペンのメルセデス移籍が間近であり、現在は取締役会の最終承認を待っている段階だと報じている。

  • レッドブル 2025年型マシンの開発をF1イギリス後に終了か

    レッドブル 2025年型マシンの開発をF1イギリス後に終了か

    2025年型レッドブルF1マシンの開発は、次戦イギリスGP直後に打ち切られる可能性がある。

    今週末のF1は、レッドブルの“ホーム”サーキットであるツェルトベクのレッドブル・リンクで開催されるオーストリアGPを迎えた。レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは地元紙「Kleine Zeitung」に対し、レッドブル・リンクでのレースに向けてアップグレードを投入し、さらに翌週のシルバーストンでもいくつか新パーツを投入すると語った。

    コンストラクターズタイトルはすでに諦められているものの、マックス・フェルスタッペンがマクラーレンに対してポイント差を詰める望みは、まだ完全には捨てていない。

    「コンマ3秒差を詰めるのは不可能ではない」とマルコ。「でも、それが起きるなら“今”しかない」

    事実、各チームは2025年型マシンの開発をいつ終了し、2026年の大幅なレギュレーション変更に向けた開発へ移行するかという共通の課題に直面している。

    「どこかの時点で“これで開発は打ち切りだ”と言うことになる」とマルコは認めた。

    「理由は2つあって、ひとつは“時間”。新しいパーツを生産するには時間がかかる。そしてもうひとつは“予算制限”。リソースをどこに割くかが問題になる。

    私は、シルバーストンか遅くともスパの後には、新型マシンに全面的にシフトするという決断が下されると見ている」

    現在のレッドブルにとっては極めて重要な時期だ。2026年からホンダのワークスサポートを失い、フォードと共に自社開発した新パワーユニットに切り替わることになっているからだ。

    「メルセデスはすでに自分たちが本命だと名乗りを上げている」とマルコは言う。「でも、そうだという証拠はどこにもない」

    「2026年型マシンにとって重要なのは3〜4点ある。まず、内燃エンジンはうちの芝刈り機より小さいが、これについては問題ないと思う。信頼性に問題がなければ、決定的な差にはならないはずだ」

    「重要なのはバッテリーだ」とマルコは続けた。「うちはまず“常識的な”ソリューションからスタートしている。そして燃料も非常に重要な要素になる。この分野については、パートナーのエクソンとともに順調に開発が進んでいる」

    レッドブル・レーシング

    ドライバーの問題もレッドブルにとっては大きな課題だ。現在、シニアチームではマックス・フェルスタッペンに頼り切っており、彼と肩を並べられるチームメイトを見つけるのに苦労している。

    2026年の角田裕毅の後任としては、アイザック・ハジャーが有力視されている。

    ハジャーについて尋ねられたマルコは「今シーズンは冷静に終わらせる。夏休み以降にしっかり考える」と語った。「リアム・ローソンや角田裕毅とは、長期契約を延長できる条項もある」

    「すべてが100%揃わないとマクラーレンに対抗するのは難しい。なぜなら、実質的に我々にはドライバーが1人しかいないからだ」

    「そして誰を選んでも意味はない。2016年にマックスがチームに加入して以来、2人目のドライバーはことごとく、いずれは“辞める”か“失敗する”か“マックスに潰される”かのいずれかだった」

    さらに、フェルスタッペンがレッドブルから突然離脱するという噂も消えていない。一部の関係者は、彼が最近F1への集中力をやや失っているように見えるとも語っている。

    「マックスがサーキットに来てしまえば、彼は完全に集中している」とマルコは断言した。

    「確かに彼は以前ほどシミュレーターを使っていないけど、それは周知の事実だ。彼はGT活動、つまり自身の“Verstappen.comチーム”と一緒にレースを楽しんでいる。あれは巨大な組織で、彼自身も深く関わっている。それが彼の気分を良く保ってくれている」

    マルコ自身は現在82歳。自身の後継者としてセバスチャン・ベッテルの名前も浮上している。

    「私の契約は2026年末まで続く。今の焦点は、チームを再び勝てる状態に戻すことだ」とマルコは語った。

    ベッテルの起用の可能性については、「そのポジションについて話してはいないが、彼はすべてを非常に熱心に追っている」とマルコは述べた。

    「後継者の問題は、いまの議題のひとつだ。まあこう言っておこう、“後任になりたがっている人”はたくさんいる」

    「でも、少なくとも夏休みまでは“差を縮める”ことに集中している。うちには2人の株主がいて、マーク・マテシッツとチャレム・ユウウィッディヤがそれぞれの考えを持っている。でも、片方が望むことを、もう片方が望まないこともある。それもまた簡単ではない」と笑って付け加えた。

  • 角田裕毅 レッドブルF1ドライバーとして16年ぶりの最長ノーポイント記録

    角田裕毅 レッドブルF1ドライバーとして16年ぶりの最長ノーポイント記録

    角田裕毅は2025年F1オーストリアGPで16位に終わり、これで4戦連続ノーポイントとなった。レッドブル・レーシングのレースドライバーとして出走する角田にとって、この成績は2009年のマーク・ウェバー以来となる、レッドブルF1ドライバーとしての最長ノーポイント記録である。

    フェルスタッペンのリタイアによってレッドブルの連続ポイント記録は77戦で途切れ、チームに残された唯一の望みは角田裕毅だったが、得点圏には届かず、状況の厳しさを改めて露呈する結果となった。

    ランド・ノリスにとって、これは自身6度目の1-2フィニッシュであり、マクラーレンという唯一の所属チームにおいて初めて自身が1位となる1-2だった。これまでオスカー・ピアストリとともに4回、2021年モンツァではダニエル・リカルドの後ろで2位に入っている。

    今回の勝利により、ノリスはグランプリ通算7勝でピアストリと再び並んだ。これはフアン・パブロ・モントーヤやルネ・アルヌーと同じ勝利数となる。また、キャリア通算12回目のポールポジション獲得も達成し、ゲルハルト・ベルガーやデビッド・クルサードと肩を並べた。

    しかし、ピアストリがファステストラップを奪取したことで、ノリスの今季4度目の「ハットトリック(三冠:ポール・優勝・ファステスト)」達成は阻止された。これでピアストリのファステストラップ数は6に到達し、エマーソン・フィッティパルディ、マイク・ホーソン、フィル・ヒル、ホセ・フロイラン・ゴンザレス、ダン・ガーニー、カルロス・ロイテマン、ハインツ=ハラルド・フレンツェンと並んだ。

    フェルスタッペンはアンドレア・キミ・アントネッリとの接触によりリタイアし、これが31戦ぶりのリタイアかつノーポイントとなった。この記録は自身最長の連続ポイント獲得記録(43戦)には届かなかったが、それでも大きな記録が途切れた形だ。F1史上最長の記録はルイス・ハミルトンの48戦連続である。

    レッドブルとしても、2022年バーレーンGPでのダブルリタイア以降、77戦連続でポイントを獲得していたが、今回のオーストリアGPでついにこの記録が途切れた。なお、史上最長はフェラーリの81戦(2010年ドイツGP〜2014年シンガポールGP)で、あと4戦に迫っていた。

    フェルスタッペンのリタイア後、チームの得点記録をつなぐ最後の望みは角田裕毅に託されたが、厳しい予選結果とレース展開が続いている。今回の予選も含めて、角田はレッドブル育成ドライバーとして過去18年間で最悪となる5戦連続Q1敗退を記録している。

    レースでは16位フィニッシュに終わり、これで4戦連続ノーポイント。これは2009年のマーク・ウェバー以来、レッドブル所属ドライバーとして最長のノーポイント連続記録となる。

    ただし、当時のポイント制度では8位までにしかポイントが与えられず、ウェバーはその連続記録中に9位を記録していた(現在の制度では2ポイント相当)。加えてその後のインテルラゴスでは優勝している。一方で、トップ10フィニッシュを4戦連続で逃したレッドブルドライバーは、2008年のデビッド・クルサード以来となる(ハンガリー~イタリアで11位、17位、11位、16位)。

    角田裕毅 レッドブル F1

    ちなみにマクラーレンがオーストリアで最後に優勝したのは2001年、クルサードによるもので、当時はまだ「A1リンク」と呼ばれていた。現在の「レッドブル・リンク」に改称される前の話だ。

    フェルスタッペンは、レッドブル・リンクで5戦連続ポールポジションを記録していたが、今回はその記録も途切れた。ただし、そのうち1回は2021年のシュタイアーマルクGP(オーストリアGPとは別名)でのものである。

    さらに追い打ちをかけるように、角田がかつてレッドブルで起用された際にシートを奪ったリアム・ローソンが、F1キャリア22戦目で自身最高の6位フィニッシュを記録。これにより、角田はレッドブル支援を受ける4人のドライバーの中で選手権最下位となった。

    ニュージーランド人ドライバーがここまで上位に入ったのはほぼ50年ぶり。最後にそれを達成したのは、1976年のスペインGPで5位に入ったクリス・エイモンだった。

    また、ガブリエル・ボルトレトも8位フィニッシュでF1初ポイントを獲得し、自己最高位を更新。チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグとともにダブル入賞を果たしたが、これはチームがまだアルファロメオと呼ばれていた2023年カタールGP以来のことだった。チーム名がザウバーだった時代の最後のダブル入賞は2018年メキシコGPで、当時はシャルル・ルクレールが7位、マーカス・エリクソンが9位だった。

  • マックス・フェルスタッペン メルセデスF1移籍で合意とSky Sport Italiaが報道

    マックス・フェルスタッペン メルセデスF1移籍で合意とSky Sport Italiaが報道

    マックス・フェルスタッペンのメルセデス移籍が間近であり、現在は取締役会の最終承認を待っている段階だとイタリアのF1公式放送局Sky Sport Italiaが報じた。

    この報道によれば、フェルスタッペンはメルセデスF1代表のトト・ヴォルフからのオファーに同意したという。フェルスタッペンは現在、2028年までレッドブルとの契約を結んでいるが、特定の条項により早期離脱の可能性も残されている。

    同報道では、メルセデスの現レースドライバーであるジョージ・ラッセルがチームを去り、キミ・アントネッリとフェルスタッペンのコンビが2026年のラインアップになるとされている。ラッセルはまだ来季の契約が決まっておらず、ヴォルフはラッセルに満足しているとしながらも、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンの獲得は極めて魅力的だとされている。

    オーストリアGPの週末、ヴォルフはこの件について質問を受けると次のように述べた。

    「ジョージは我々の育成プログラムに10年ほど関わってきた。彼は常に我々の期待に応えてきたし、今もそうだ。我々がこの3年で彼にチャンピオンを狙えるマシンを提供できなかったのは完全に我々の責任だ。だが、マシンが良ければ彼はレースに勝っている」

    「夏の始まりになると、こうした契約交渉がメディアに加速されて報じられることがあるが、それは情報の欠如が原因だ。すべては計画通りに進んでいる」

    しかし、ラッセル自身はヴォルフとフェルスタッペンの交渉が自らの契約更改の妨げになっていると示唆しており、次のように語っている。

    「メルセデスは再びトップに返り咲きたいと願っている。そのためには最高のドライバー、最高のエンジニア、最高のピットクルーが必要だ。そうした中でフェルスタッペンとの交渉があるのは自然なことだ。だけど、僕の今のパフォーマンスを見れば、心配する理由はまったくない」

    なお、ラッセルはカナダGPで優勝しており、ドライバーズランキングではフェルスタッペンに9ポイント差の4位につけている。

    ヴォルフはラッセルの発言に関して具体的なコメントは避けつつも、次のように述べた。

    「人は話をするし、探ることもある。だが我々の組織では透明性が大事だ。それによってジョージの評価が変わることは一切ない」

    メルセデスの2026年のドライバーラインアップ決定については、ヴォルフは「夏休み中の数カ月以内に決める」としている。

    マックス・フェルスタッペン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    一方でフェルスタッペンは、将来についての質問に苛立ちを見せた。オーストリアGP前の記者会見では次のように述べた。

    「それ、前にも聞かれたよね。去年なんて言ったかも覚えてない。でも、同じ答えだ。今はパフォーマンスに集中してるだけ。来年のことはそのあと考える」

    レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーは、こうした報道は「ただの雑音」だと一蹴している。

    「マックスはこういう話に苛立っていると思う。我々は2028年まで契約を結んでいることに非常に自信を持っている。だから、こうした憶測にはあまり注意を払っていない」

    なお、Sky Sports F1の取材でヴォルフは、フェルスタッペン獲得の可能性は「極めて低い」とも語っている。

    「我々にはキミとジョージという完璧なラインアップがある。だが、フェルスタッペンという4度のチャンピオンが将来についてどう決めるかを見守る必要はある」

    「とはいえ、我々が望んでいるのはジョージとキミとの体制だ。だが長期的な視野で計画を立てるためには、他の選択肢も理解しておく必要がある」

  • 角田裕毅 レッドブルF1で苦悩「今のレースペースはF1初走行時のよう」

    角田裕毅 レッドブルF1で苦悩「今のレースペースはF1初走行時のよう」

    角田裕毅は、2025年F1オーストリアGPでの厳しいレースを経て、自身の不振について「F1を初めて運転したときのような感覚だ」と語り、現状に対する深い危機感を示した。

    角田裕毅はレース中にフランコ・コラピントとの接触でフロントウイングを破損し、10秒のタイムペナルティも受けた結果、完走者中最下位の16位でフィニッシュ。唯一2周遅れでチェッカーを受けるなど、レッドブル移籍後でも最も厳しい週末となった。

    今季ここまでの11戦で、角田がポイントを獲得したのはわずか3回。レッドブルでのスタートは困難続きだ。

    レース後、角田裕毅は次のように振り返った。

    「正直、レースペース自体もすごく悪かったです。自分が目指すレベル、到達したい位置からは完全に外れていました」

    「自分がすべて間違っているとは思いたくないですが、ライバルとのペース差が大きすぎます。なぜこうなっているのか、理由を見つけないといけない。現時点ではその原因を見出すのが本当に難しいです」

    「データを確認します。マックスと比べて自分が何を間違っているのか、まだ見えていません。違うアプローチや視点が必要かもしれない。今のレースペースはまるでF1で初めて走っているかのようです。それぐらい差があります」

    「自分が間違っているとは思いたくない。シーズン序盤は違うマシンで良いレースをできていたし、同じF1マシンである以上、原因を突き止める必要があります」

    角田裕毅 レッドブル F1

    また、接触の責任についても角田裕毅は潔く認めた。

    「完全に僕のミスでした。彼(コラピント)には申し訳ない気持ちです。チームにも大きな迷惑をかけてしまいました。本当に申し訳なく、許されない内容でした」

    この厳しい展開に対し、レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表も厳しい言葉を口にしている。

    「裕毅にとってはひどいレースだった。すべてはQ1から崩れ始めた。最初のランは良かったが、2回目でミスをして予選順位が悪くなった」

    「その結果、渋滞にはまり、オーバーテイクもできず、さらにはペナルティも受けた。悪循環だった」とホーナーは語った。