カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1イタリアGP木曜会見「トラブル続きの過去を断ち切る」

    角田裕毅 F1イタリアGP木曜会見「トラブル続きの過去を断ち切る」

    角田裕毅(レッドブル)は、F1イタリアGPの木曜会見に出席し、前戦ザントフォールトでのポイント獲得やモンツァでの意気込みを語った。シーズン途中からチームに合流した難しい状況の中でも着実に前進していると強調し、進歩の手応えを明かした。

    これまでモンツァでは苦戦が続いているが、「毎年リセットして臨んでいる」と語り、過去の不運を断ち切りたいと意気込む角田裕毅。新代表ローラン・メキースの下で結果を出すことの重要性を認めつつ、全力を尽くす決意を示した。

    前戦ザントフォールトで再びポイントを獲得し、マシンへの適応が進んでいるのではないかと問われた角田裕毅は「最初からこの車で進歩を感じていました。最初の数戦では結果に表れていなかったかもしれませんが、自分の感触としてはそうでした。自分が正しい方向に進んでいると確信していて、ただ一歩一歩でした」と答えた。

    「シーズン途中に飛び込むのは簡単ではありませんし、レッドブルチーム内でも多くの変化がありました。だから毎戦全力を尽くしてきました。でも特に直近数戦では、確実に近づいてきていると感じています。全てをまとめることが大事で、フィールド全体が非常にタイトなので、Q1、Q2、Q3のすべてでコンマ数秒が大きな差になります」

    「ザントフォールトでは全てをまとめることができました。週末を通じての進歩という点では、自分にとって最高の週末のひとつでした。セーフティカーなどもあって簡単ではなかったですが、ポイントを絞り出せたのはとても嬉しかったです」と振り返った。

    モンツァでの過去の不運について問われると、角田裕毅は「毎年リセットしています」と語った。

    「ただ、言われた通り、4回中3回はトラブルでリタイアしています。今年はそうならないことを願っています。このサーキットは今でもとても楽しいですし、自信があれば速いラップを出せます。レースも他と比べてオーバーテイクがしやすいトラックです。だから楽しみにしています」

    レッドブル・レーシングの新代表ローラン・メキースへのアピールについて角田裕毅は「それを毎戦やろうとしています」と強調。

    「できるだけ結果を出すことが必要です。期待を超えるように努めて、それを続けていきたいと思います。大きく変える必要はないと思っています。ローランが加わってからの自分の結果も悪くなかったです。もちろん、それで十分かどうかは自分が決めることではありません。でも全力を尽くします」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) F1 イタリアグランプリ 記者会見

    また、夏休みの過ごし方についても話題が及び、ルイス・ハミルトンと角田裕毅が偶然にも同じ時期にギリシャで休暇を過ごしていたことが明らかになった。

    ハミルトンが「実際には違う島だったと思う。隣同士の島だったのかもしれない。知っていたら会えたのに。ギリシャは美しい。ミコノスは人が多すぎたけれど、南の島々は本当に息を呑むほど美しかった」と語ったのに対し、角田裕毅も「実は僕もルイスが反対側の島にいたことを知りませんでした。どの島も海がすごくきれいで、食べ物は特に新鮮で、美味しいシーフードをたくさん食べました。とても楽しめましたし、トレーニングにも最適でした」と明かした。

    角田裕毅はさらに「天候もいつも安定していて、暖かいですが、心地よい風が吹いていました。僕にとっては最高の場所でした。島はあまり大きくないので、自転車に乗れば一周できて、その島の大部分を見て回れます。本当に素晴らしい場所でした」と締めくくった。

  • 角田裕毅 レッドブルF1残留の条件「フェルスタッペンとの差が鍵」とメキース

    角田裕毅 レッドブルF1残留の条件「フェルスタッペンとの差が鍵」とメキース

    角田裕毅(レッドブル)はオランダGPで9位入賞を果たし、7戦連続ノーポイントから脱出した。しかし同じレースで姉妹チームの新人アイザック・ハジャーが鮮烈な初表彰台を飾り、その成果はかき消される形となった。

    角田裕毅の去就は今季末で契約が切れることに加え、後ろ盾であるホンダもレッドブルとの提携を終了するため、不透明さを増している。

    レッドブルは2026年のドライバーラインナップをシーズン終了前に決断する方針を示しており、残るシートをめぐって角田裕毅とハジャーの評価が進められている。チーム代表ローラン・メキースは角田裕毅の成長に期待を寄せつつも、フェルスタッペンとの差を縮めることが最大の基準であると明言。さらに顧問ヘルムート・マルコは「小さなプロスト」と評するハジャーの潜在能力を高く評価しており、両者の明暗を分ける戦いが残り9戦で続くことになる。

    レッドブルは2026年のドライバーラインナップについて、今シーズンが終わる前に決定を下すことを示唆した。

    マックス・フェルスタッペンはすでに来季の残留を確定させているが、4度のワールドチャンピオンのチームメイトとして誰が2026年の新レギュレーション初年度を迎えるのかは不透明なままだ。

    レッドブルは過去10か月間でセカンドドライバーを2度変更しており、2024年にセルジオ・ペレスの後任となったリアム・ローソンはわずか2戦で切り捨てられ、その座を角田裕毅に譲った。角田裕毅はローソンよりは善戦しているものの、レッドブルの扱いにくいRB21に苦戦し、フェルスタッペンに大きく水をあけられている。

    チーム代表のローラン・メキースは、ドライバー計画についてシーズン終了まで待つことはしないと示唆した。

    「レースごとに感情が揺さぶられるのは好きだが、ブダペストではこう感じ、ここではまた違う気持ちになる。しかし真実は、レッドブルの視点から一歩引いて見れば、我々のドライバーは全員契約下にあるということだ」

    「つまり決定権は我々にある。我々、つまりレッドブル・グループだけが決めることで、なぜ一つの結果にプレッシャーを感じる必要があるのか? 単純な事実として、我々には時間がある。残り9戦だ。最後のレースまで待つつもりはない。なぜならドライバーには早めに知らせたいというダイナミズムもあるからだ。しかし我々にはまだ時間がある」とメキースは語った。

    角田裕毅はザントフォールトで9位入賞を果たし、7戦連続ノーポイントを脱出したものの、ハジャーの表彰台がその成果をかき消した。

    「最初に言えるのは、常にもっとできるということだ。彼はもっとできるし、我々ももっとできる。我々はあらゆる形で支援しようとしている」

    「角田にとっては依然としてポジティブな傾向だと思う。7戦ぶりにポイントを獲得したと聞いた。スパは前進だったし、チームとしては厳しかったブダペストもマックスとの差という意味では前進だった」

    「今日の9位も、8位や7位であった可能性もある。ペースの評価は難しいが。だから彼には引き続き成長し、マックスとの差を縮めてほしい。それが主なパラメータだからだ。そしてポイントを獲得し続けること、最終的にはそこに尽きる」とメキースは強調した。

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    アイザック・ハジャーは無視できない存在か?
    ハジャーはF1デビュー戦のオーストラリアGPでクラッシュを喫したが、その後見事に立ち直り、レッドブルの姉妹チームで印象的なルーキーシーズンを送っている。20歳のフランス人はローソンを上回る活躍を見せ、ザントフォールトでの3位表彰台によりドライバーズ選手権10位に浮上した。

    これは彼のこれまでの最高成績であるモナコGPの6位を更新するものであり、ハジャーのさらなる飛躍を示した。

    レッドブルの顧問ヘルムート・マルコは、次期レッドブルドライバーの最有力候補であるハジャーを高く評価している。

    「彼には特別なものがあると分かっていたからこそ選んだ。私は彼を初期の段階で“小さなプロスト”と呼んだ。人々はよく笑ったが、今や彼は結果を出している」

    「さらに印象的なのは、新しいサーキットに来ても3周で競争力を発揮することだ。金曜にエンジントラブルがあっても影響されなかった」

    「彼は『速さがある場所は分かっている。予選ではトップ5に入る』と言っていた。その自信がある。自信の強さも際立っている」とマルコはSky Sports F1に語った。

  • フェルスタッペン フェラーリF1移籍の可能性に言及「感情では決めない」

    フェルスタッペン フェラーリF1移籍の可能性に言及「感情では決めない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、将来的にフェラーリへの移籍の可能性を否定しなかった。ただしその決断は「感情」や「ブランドの魅力」だけではなく、勝利できるチャンスがあるかどうかにかかっていると強調した。

    イタリアGP(モンツァ)を前に記者団の質問に答えたフェルスタッペンは、ハミルトンのフェラーリでの苦戦についても言及。「簡単に結果を出せる環境ではない」とした上で、自身がもしフェラーリ入りを考えるなら「正しい場所だと感じた時だけ」と慎重な姿勢を示した。

    フェラーリで走るという魅力は抗いがたいものがある。だがその一方で、そこには常に大きな重荷が伴ってきた。プレッシャー、内紛、 relentless(容赦ない)メディアの注目──これらすべてが情熱や感情、そしてF1界最高の社用車とともに付随してくる。

    この“型”を作り上げたのはフェラーリの創始者、エンツォ・フェラーリだ。彼は自らを「人を扇動する者」と称し、特別なドライバー以外は単なる雇われ人と見なしていた。

    1961年のF1ワールドチャンピオン、フィル・ヒルはこう書き残している。

    「フェラーリのパフォーマンスに対する期待は組織全体に強い影響を与えており、ドライバーも例外ではなかった。レースはチーム全体で勝利する努力の集大成というより、まるで君というドライバーが渋々この珠玉のマシンを託されたような感覚だった。この天才の結晶を、君の本来持つ愚かさで壊してしまわないように願うしかなかったのだ。僕たちの誰かが勝っても、フェラーリがドライバーに祝福や感謝を示すことには消極的な雰囲気があった。むしろ勝利は二重にフェラーリのものだと感じていた。彼は他の全てのクルマよりも優れたマシンを作っただけでなく、ドライバーの破壊的な性質すら打ち負かすほどのマシンを作り上げたのだ、というように」

    2025年、ルイス・ハミルトンはフェラーリで相当なプレッシャーの下にあるが、ここまでのところ期待通りの成果を出せていない。中国のスプリント勝利を除けば、チームメイトのシャルル・ルクレールに速さで優位に立つことができず、マシン自体もフロントランナーどころか勝てるポテンシャルを示すことさえ難しい状況にある。

    今週、チーム代表のフレデリック・バスールは、ハミルトンをチームに統合する難しさを過小評価していたかもしれないと認めた。

    そんな中、イタリアGP(モンツァ)を前にマックス・フェルスタッペンは、唯一まだ噂されていないトップチームであるフェラーリについて、そしてハミルトンのマラネロでの苦闘について質問を受けた。

    「彼ら(フェラーリ)には来年も2人のドライバーが契約している。だから議論はない」とフェルスタッペンは英オートスポーツ誌などの取材陣に語った。
    「可能性はあるか? もちろん、人生にはあらゆる決断のチャンスがある。今のところ視野にはないけど、誰にも分からない。僕自身、F1でどれくらい走り続けるかも分からない。未知のことがまだ多いんだ」

    「正直、彼(ハミルトン)がメルセデスでどうだったのか、彼が個人的にどう感じているのか、フェラーリで今何が起きているのか、僕には何の情報もない。彼はすでに非常に強力なドライバーであるシャルル(ルクレール)がいるチームに加入したわけだから、すぐに入ってチームメイトを打ち負かすのは簡単じゃない。彼はチームに深く馴染んでいて、チームをよく知り、言語も話せるからね」

    「でもF1のマシンは時にかなり複雑で、自分がなぜ速いのか、あるいは速くないのかを完全に理解するのは簡単じゃない」

    マックス・フェルスタッペン F1 スクーデリア・フェラーリ

    エンツォ・フェラーリは戦前の超危険なサーキットで名声を築き、その名を冠したチームは1950年の世界選手権初年度からF1の一部を成してきた。初戦には参戦しなかったが、それもブランドの本質に関わる事情からだった。当時は資金難で、イギリス遠征費用をどうするかを巡ってRAC(英国王立自動車クラブ)と合意できなかった。その往復書簡は今もシルバーストン博物館で見ることができる。

    それほどの魔力を持つフェラーリには多くの人々が心を奪われ、冷静なキャリア志向を持つドライバーでさえ、勝てる体制ではないと分かっていてもマラネロに移籍してきた。だがフェルスタッペンは違う。

    「フェラーリはとてつもなく大きなブランドだ。全てのドライバーが『フェラーリで走りたい』と自分を重ね合わせる。でもそれが間違いの元になる。ただフェラーリで走りたいから行く、ということになってしまうんだ」

    「もし僕がいつかフェラーリに行きたいと思うなら、それは“フェラーリで走りたいから”じゃなく、“勝てるチャンスがある”と見ているからだ。そしてフェラーリで勝てたら、それはさらに特別なことになる。でもブランドの情熱や感情だけに流されてはいけない。そこが正しい場所だと感じるからこそ行くべきなんだ」

    これはフェラーリへの暗号めいたメッセージと受け取れるだろうか。もしかするとフェルスタッペンは、かつてクリスチャン・ホーナーがトト・ヴォルフに言い放った言葉を借りてこう告げているのかもしれない──「クルマをちゃんと直せ(そしたら僕が乗ってやる)」と。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格に意欲「2026年なら話は別」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格に意欲「2026年なら話は別」

    アイザック・ハジャーは、今季中のレッドブル・レーシング昇格には関心を示さない一方で、全チームが次世代マシンを投入する2026年のレギュレーション刷新を見据えれば魅力的な選択肢になると認めた。

    先週末のザントフォールトでF1初表彰台を獲得したばかりのハジャーは、近い将来、4度のF1世界王者マックス・フェルスタッペンのチームメイト候補として有力視されている。

    しかし当面のところ、このフランス人は新人シーズンの勢いを固めることに集中しており、木曜にモンツァで記者団に語った。

    「正直に言うと、シーズン序盤に『今年レッドブルに飛び込む準備はできているか』と聞かれたけど、その答えは今でもノーだ。今はそうする意味があるとは思っていない」とハジャーは説明した。

    2026年は新たなスタート
    ハジャーはシーズン途中での移籍を考えていないが、2026年の大規模な技術レギュレーション刷新は変化の自然なタイミングだと捉えている。

    「でも『26年は別の話だ。チームにとって全く新しいスタートになるからだ。『セカンドカー』の話なんて出ないだろう」とハジャーは続けた。

    「なぜなら全員にとって新しいマシンだからだ。クルマを正しい方向に導く必要がある段階に入る。だから、これは本当に面白いと思う」

    20歳の彼は、レッドブルのシートは常に頭の片隅にあるものの、焦点はあくまで2025年残りのレースにあると付け加えた。

    「もちろん頭の中にはある。まだ9レース残っていて、良い仕事を続けられることを証明しないといけない」と語った。

    アイザック・ハジャー F1 レッドブル・レーシング

    レッドブル首脳との会話はまだなし
    レッドブルは近年、大幅なドライバー入れ替えを行ってきた。2024年末でセルジオ・ペレスと袂を分かち、2025年にリアム・ローソンを起用。その後、ローソンの短い在籍を経て角田裕毅をトップチームに昇格させた。

    好調なパフォーマンスを見せているにもかかわらず、ハジャーはレッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコやレーシングブルズのチーム代表ローラン・メキースと将来の昇格についてまだ話していないことを明かした。

    「僕自身は(会話を)していない。近いうちに始まるとは思うけど、正直急いではいない」と彼は認めた。

    ハジャーのルーキーシーズンはここまで37ポイントを獲得しランキング10位につけるなど、2025年の新人の中でも際立つ存在となっている。

    オランダでの表彰台はその潜在力を証明した一方、キャリアの進め方を慎重に見極める姿勢も示した。

    2026年にF1の次世代マシンが登場すれば、ハジャーの忍耐は実を結ぶかもしれない。今後の活躍次第では、レッドブルの長期的な将来における中心人物となる可能性が高い。

  • 角田裕毅 F1イタリアGP展望「自信回復しホームのようなモンツァへ」

    角田裕毅 F1イタリアGP展望「自信回復しホームのようなモンツァへ」

    角田裕毅(レッドブル)は、F1イタリアGPを前に「モンツァはホームレースのように感じる」と意気込みを語った。先週のオランダGPで9位入賞を果たし、7戦ぶりにポイントを獲得したことで自信を取り戻したと強調している。

    イタリアに生活の拠点を持つ角田裕毅にとって、モンツァは特別な場所。地元の雰囲気や食事を楽しみながら、欧州シーズン最後のレースに向けてクルーとともに臨む姿勢を示した。

    「先週のザントフォールトでポイントを獲得できたのは、本当に前進できた感覚がありましたし、再び戦いの中に戻れたことが嬉しかったです。その自信を持ってモンツァに臨みたいと思います」と角田裕毅はコメント。

    「僕にとってモンツァは間違いなくホームレースのように感じます。年間の一部はイタリアで生活していますので、少しは家のような快適さを楽しめますし、もちろん食事も楽しみです!」

    「チームのみんなからはすでに地元のおすすめを聞かれていますし、レースウィークが始まる前にクルーをピザに連れて行くつもりです」

    「モンツァはカレンダーの中でもクラシックなサーキットのひとつで、どのドライバーも楽しみにしている場所です。僕たちはレースごとに少しずつ進歩を重ねてきていますので、引き続きクルマとパフォーマンスの改善に全力を尽くし、ヨーロッパラウンドをいい形で締めくくりたいと思っています。」

    角田裕毅 F1 イタリアGP

  • マックス・フェルスタッペン F1イタリアGP展望「ロングランでの速さが鍵」

    マックス・フェルスタッペン F1イタリアGP展望「ロングランでの速さが鍵」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、母国オランダGPで2位表彰台を獲得し、ファンの熱い声援を受けながら結果を残した。

    その勢いを持って挑むイタリアGPについて、チームとして改善すべき点を挙げつつ、モンツァでの戦いに意欲を示した。

    「ザントフォールトで2位に終わったのは僕たちにとって良い結果だったし、母国の観客の前で祝うことができ、そのサポートを感じられたのは素晴らしかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「モンツァに向けては、とても高速なサーキットであり、もちろん偉大な歴史と情熱的なファンがいる場所だ。チームとして改善すべき点はいくつかあり、特にタイヤのマネジメント方法だ。予選から決勝にかけてパフォーマンスを継続し、このサーキットでは特にロングランで速さを持つことが重要になる」

    「昔ながらのサーキットを走るのは楽しみだし、この週末がどうなるか見てみよう」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 レッドブルF1残留を最優先「契約はチームに任せて自分に集中」

    角田裕毅 レッドブルF1残留を最優先「契約はチームに任せて自分に集中」

    レッドブル・レーシングのF1ドライバー角田裕毅は、自身の契約が2025年末で終了するにあたり、チーム内での将来について語った。角田裕毅は今季、中国GP後に昇格し、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてシートを獲得した。

    過去1年でこのレッドブルのセカンドシートには3人のドライバーが起用されており、セルジオ・ペレス、リアム・ローソンに続き、角田裕毅は3人目となる。

    現在はRB21マシンへの適応に専念しているが、マシンの性能を安定して引き出す「最適なウィンドウ」を見つけるのに苦労しており、チーム全体で課題を抱えている状況だ。

    その難題はフェルスタッペンにとっても妨げとなっているが、角田裕毅にとってはさらに厳しく、先週のオランダGP(ザントフォールト)では9位に終わった一方、4度の世界王者であるチームメイトは2位を獲得している。

    レース前に他チームとの交渉について問われた角田裕毅は次のように答えた。

    「それはチームやマネージャーに任せていますし、僕は自分自身と自分のパフォーマンスに集中しています。僕の優先順位はレッドブルに残ることで、できるだけ良いパフォーマンスを示すことです。それが唯一の焦点です。だから、他のシートを探すのは僕の仕事ではありません。僕の仕事は速く走ってポイントを稼ぐこと、それだけに取り組んでいます」

    「彼らは彼らでやるべきことをやるでしょうし、僕のパフォーマンスはそのプロセスを助けるはずです。だからオランダGPのレースで、より良いパフォーマンスを示すことを楽しみにしています」

    角田裕毅 F1 レッドブル

    角田裕毅は、レッドブルのジュニアチームであるレーシングブルズから現在のシートに昇格してきた。2026年に古巣チームへ戻る可能性について問われると、決定権はレッドブル上級顧問ヘルムート・マルコにあると答えた。

    「どうなんでしょうね。もしかしたらヘルムートが裏で考えているのかもしれません。正直、彼が何を考えているのか僕には分かりません。ただ、今のところ彼は僕にパフォーマンスを示すことを求めていると理解しています」

    「実際、この2戦は、アップグレードを受けてからパフォーマンスが改善したと認められていると思います。それ以前とは大きく違っていて、それが彼にも僕にも時間を与えて、この状況をどう進めるかを見極める助けになっています」

    「彼は僕をかなりサポートしてくれていると思いますし、彼はとても率直な人です。彼はチームのために存在していて、できるだけ多くのポイントを望んでいます。だから僕は結果を出さなければなりません」

    「正しく理解していれば、彼はまだレッドブルにとって何が最善かを判断するのを少し待っているところです。そして、レーシングブルズがどうかという点も含め、現在とても良いパフォーマンスを発揮しています」

    「僕が長い間所属していたチームですし、もちろん僕の最終的な目標はレッドブルに残ることです。ただ、どうなるかは見ていきましょう」

  • 角田裕毅の後任最有力:アイザック・ハジャー F1デビュー戦の挫折から復活

    角田裕毅の後任最有力:アイザック・ハジャー F1デビュー戦の挫折から復活

    F1の最新表彰台フィニッシャーとなったアイザック・ハジャーは、すでに今季のルーキー・オブ・ザ・シーズンの座を確かなものにしつつある。しかし、その物語はオーストラリアでのデビュー戦後、まったく違うものになっていたかもしれない。

    2024年F2ランキング2位のフランス人ハジャーは、フォーメーションラップのターン2でレーシングブルズのマシンをクラッシュさせ、レースが始まる前に週末を終えてしまった。

    厳しいコンディションのなか、開幕戦で壁に突っ込んだのは彼だけではなかったが、ハジャー自身はデビューを「ただただ恥ずかしい」と表現した。

    しかし、パドックに戻った際にルイス・ハミルトンの父アンソニーから温かい言葉をかけられたことで、ハジャーはすぐに大きな期待通りの潜在能力を示し始めた。

    フランス人は2025年シーズン、夏休みに入る前までに6度の入賞を果たし、常にトップ10争いを演じてきた。特にモナコ市街地での6位はシーズン前半のハイライトだったが、ザントフォールトでの驚きの初表彰台がそれをさらに上回る結果となった。そして、マックス・フェルスタッペンの隣のシートが来季も未定であるなか、ハジャーはすでにシニアチーム昇格への道を固めたのかもしれない。

    恥ずかしいデビューをどう乗り越えたか
    自ら「恥ずかしい」と表現したメルボルンでのデビューを経て、ハジャーはすぐに失望を乗り越え、結果を積み重ね始めた。続く中国ではポイントを逃したが、日本ではQ3に進出し、7番グリッドを獲得。憧れのハミルトンを予選で上回る快挙を果たした。

    決勝では8位入賞を果たして初ポイントを獲得したが、同じルーキーのキミ・アントネッリが史上最年少のレースリーダーとなり、その快挙に隠れる形となった。しかし、鈴鹿をきっかけに次の6戦で4度ポイントを獲得し、モナコではキャリアベストの6位をマーク。リヤム・ローソンがレッドブルから降格後の調整に苦しむなかでも、ハジャーはレーシングブルズをミッドフィールドの中で確実に競争力ある存在に保ち続けた。

    レッドブル昇格への大きな一歩?
    その後一時的に結果を落としたものの、ハジャーはオランダで衝撃の走りを見せた。トップ10に返り咲いただけでなく、予選Q3最終アタックでラッセルや2台のフェラーリを上回り、2列目4番グリッドを確保。すぐ隣にはレッドブルのフェルスタッペンが並んだ。

    決勝では序盤からルクレールのフェラーリやラッセルのメルセデスを退け、フェルスタッペンの背後についていく走りを披露。度重なるセーフティカーリスタートでも冷静に4位を守り続けた。そして、残り8周でノリスがマシントラブルによりリタイアすると、ハジャーは見事に表彰台を手にした。

    この結果、ハジャーは史上最年少で表彰台に立ったフランス人となっただけでなく、レッドブル支援ドライバーとしても最速での表彰台獲得記録を更新。従来の記録は2008年モンツァでの優勝(22戦目)だったセバスチャン・ベッテルのものだったが、ハジャーはわずか14戦でこの偉業を達成した。

    そしてフェルスタッペンの隣のシートを巡る議論が続くなか、ハジャーは角田裕毅の2026年残留の可能性に“とどめを刺した”との見方さえ広がっている。

    角田裕毅 F1 アイザック・ハジャー

    レッドブルの次なるスター候補?
    角田裕毅が8戦ぶりにポイントを獲得したザントフォールトの週末を経ても、角田の2025年以降の将来はレッドブル内では厳しいと見られている。

    一方、ハジャー自身はメディアに対し、現時点でレッドブル昇格の準備ができていないと率直に語っている。フェルスタッペンのチームメイトとして挑んだドライバーが次々と苦戦している現実を目の当たりにしてきたからだ。

    しかし、2026年にフロントランニングカーを得られる可能性を考えると、そのチャンスを断るのは難しいだろう。近年のレッドブルマシンはドライバビリティに問題を抱えてきたが、2026年の新レギュレーションで採用される従来型アンダーフロアへの回帰が、この問題を緩和する可能性もある。

    レッドブルはこれまでもフェルスタッペンやベッテルといった若き才能を頂点に導いてきた。ハジャーもその系譜に連なる資質を備えている。開幕戦で「終わった」と思った失望から、いまや“レッドブルの次なるスーパースター”候補にまで上り詰めたハジャーの逆転劇は、まさに驚くべきものだ。(文:ダニエル・ハリス)

  • マックス・フェルスタッペン「レーシングブルズF1と争う状況は異常」

    マックス・フェルスタッペン「レーシングブルズF1と争う状況は異常」

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブルがレーシングブルズとF1オランダGPで争う状況について「起こってはいけないことだ」と語った。

    フェルスタッペンとレーシングブルズのアイザック・ハジャーは、ザントフォールトでのレース中、大半の時間をマクラーレン勢の後方3番手と4番手で走行していた。そして、終盤にランド・ノリスがリタイアしたことで、両者ともに表彰台に上がることとなった。

    「もちろん表彰台に立てたことは嬉しいけど、スピードの面では良くなかった」とフェルスタッペンはオランダのF1放送局Viaplayに語った。「予選で3番手を獲れたから決勝でも3位になれたと思う。スピードの面では本当にダメだった」

    フェルスタッペンは決勝をソフトタイヤで走行したが、マクラーレン勢はハードタイヤを使用していた。それにもかかわらず、フェルスタッペンのファステストラップは優勝したオスカー・ピアストリより0.650秒も遅かった。「マクラーレンは別次元だ」と彼は嘆いた。「自分を彼らと比べることすらしない」

    フェルスタッペンはスタートで一時的にノリスから2番手を奪ったが、その後はハジャーに常に追随され、グリーンフラッグ下で両者のギャップは3秒を超えることがなかった。そのため、4度の世界王者は自らのパフォーマンス不足に懸念を抱いたのだった。

    「レース全体を通して、我々は基本的に純粋な速さで姉妹チームと争っていた」と彼は指摘した。「それは起こってはいけないことだ」

    「それは全く良くない。でもある意味、我々のクルマにそうした問題が存在することはわかっている」

    マックス・フェルスタッペン F1

    レッドブルは今季、RB21の潜在能力を十分に引き出すことに苦労しており、その原因は狭いセットアップの許容範囲にある。ザントフォールトでは、フェルスタッペンは金曜フリー走行でハードタイヤが「本当にひどい」と感じたため、レースでハードを使わないという戦略を取った。

    「メカニカルグリップが全くなかった」と27歳のフェルスタッペンは説明した。「でも他のみんなはそのタイヤで走れる。我々だけが走れない。つまり何かが間違っているということだ。だからソフトとミディアムを使ったんだ。そのタイヤは低速コーナーで少しはメカニカルグリップを与えてくれる。そこが僕たちが大いに苦しんでいた部分なんだ」

    「クルマは単純に速くない。それに高速コーナーでは多くをセーブしなければならなかった。他のみんながターン7やターン8をはるかに速く通過する中で、僕にはグリップがない。それは明らかに良くない。もちろん予選では1周の速さは良かったが、今シーズンは決勝でクルマが全く良くない」

    フェルスタッペンとレッドブルが2020年以来初めてタイトルを逃す可能性が高まる一方で、レーシングブルズはすでに60ポイントを獲得しており、これは2021年に記録したチーム最多得点に次ぐ好成績となっている。

    当時はピエール・ガスリーが18回ものQ3進出を果たし、トップ7フィニッシュを12回記録。チームの総得点142ポイントの大半を稼ぎ出していた。しかし当時のレッドブルはタイトル争いの渦中にあり、今年のように2つのチームが互いに競り合う状況にはなっていなかった。

    さらに事態を悪化させているのは、レッドブルの2台目のマシンが誰がドライブしても結果を残せずに苦戦していることだ。現レギュラードライバーの角田裕毅は、ザントフォールトで7戦ぶりに入賞を果たしたが、渋滞の影響があったとはいえ、ハジャーより常に1秒遅いペースで走っていた。

  • 角田裕毅の猶予はわずか レッドブルF1がハジャー昇格を本格検討

    角田裕毅の猶予はわずか レッドブルF1がハジャー昇格を本格検討

    レッドブルは2026年のF1ドライバーラインナップを、例年のようにシーズン終了後ではなく、シーズン中に決定する方針を固めている。結論は10月末のメキシコGP前後とみられ、角田裕毅に与えられた猶予はわずか9戦。残りのレースはすべて、彼にとって「生き残りをかけた試験」となる。

    角田裕毅はオランダGPで7戦ぶりのポイント獲得となる9位を得たが、その同じ週末にアイザック・ハジャーが予選4位、決勝3位の鮮烈な走りで初表彰台を獲得。

    レッドブル首脳陣は「理想は角田裕毅残留」と語る一方で、現実的にはハジャーの昇格を本格的に検討し始めており、シート争いの情勢は一変している。

    メキシコGPで決断か ─ レッドブルの早期方針
    ザントフォールトでの快走後、アイザック・ハジャーは「何にでも準備ができている」と自信を語った。これは強がりではなく、実際にチームが2026年昇格を真剣に検討している証左でもある。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコはオランダGPのORF放送で「メキシコGP頃に決断を下す」と発言。チーム代表ローラン・メキースも「最後のレースまでは待たない」と明言し、ドライバーに早く知らせたいという意向を示した。昨年はクリスマス直前まで決断を遅らせたが、今年は事情が違う。残り4戦を待たずに判断するというのは、チームが早期に体制を固めたい意思の表れだ。

    この方針は角田裕毅にとって厳しい現実を意味する。つまり、残り9戦がすべて評価対象となり、1戦ごとの結果が直接来季のシートに結びつく状況に追い込まれたのだ。

    角田裕毅 F1レッドブル・レーシング

    角田裕毅に突きつけられた課題
    レッドブルにとって最良のシナリオは、角田裕毅が後半戦で結果を積み上げ、シートを守ることだ。それによりチームに安定をもたらし、アイザック・ハジャーにはレーシングブルズでさらなる経験を積ませ、将来的な昇格をより確実なものにできる。だが現実はそう甘くない。

    角田裕毅は今季ここまで13戦でわずか9ポイント。オランダGPの9位入賞は、7戦ぶりにポイントを獲得した意義ある結果だったが、上位陣のリタイアやセーフティカーの巡り合わせに助けられた側面が大きい。さらに最終スティントでは誤ったスロットルマップに固定され、40%以上踏み込まなければ加速できないというトラブルに直面した。これはチームの設定ミスか、角田裕毅自身の操作ミスかは判然としないが、いずれにせよ確実な上位入賞を逃したのは事実である。

    メキースは「角田裕毅は依然としてポジティブな傾向にある」と評価しながらも、「フェルスタッペンとの差を縮め、安定してポイントを獲得し続けること」が必要条件だと強調した。つまり、角田裕毅に課された課題は単純明快でありながらも極めて重い。「安定して速さを示すこと」こそが、彼の生き残りを決める唯一の鍵なのだ。

    アイザック・ハジャーの鮮烈な躍進
    一方でアイザック・ハジャーは、短期間で一気に評価を高めている。ザントフォールトではルクレールやラッセルを抑えて堂々と3位表彰台を獲得。フェルスタッペンとの差はわずか数秒にとどまり、その走りは偶然ではなく純粋な速さと安定感の賜物だった。

    マルコは「彼は小さなアラン・プロストだ」と称え、「数周でどのサーキットでも競争力を発揮できる」とその適応力を高く評価。これはトップドライバーに共通する特質であり、マルコが好む典型的な資質でもある。メキースも「 extraordinary race(非凡なレース)」と評し、昇格を真剣に考慮すべき内容だと認めた。

    1年前にはF1昇格すら危ぶまれていたハジャーだが、今では「フェルスタッペンの次の相棒」の最有力候補として議論の中心にいる。その急成長ぶりは、レッドブルが「2026年昇格は予定より早いが、現状では最良の選択肢」と考えざるを得ないほど説得力を持っている。

    角田裕毅 F1 レッドブル

    シーズン中の交代も視野に
    レッドブルは過去にもガスリーやアルボン、さらにはペレスに対してもシーズン中の交代を断行してきたチームであり、その強引さはよく知られている。今回も例外ではない。

    もし「ハジャー昇格、角田裕毅降格」という方針が固まれば、それを2026年からではなく今季終盤に前倒しして実行する可能性もある。その場合、レーシングブルズでアービッド・リンドブラッドをデビューさせ、翌シーズンに向けた準備を進めるというシナリオが現実味を帯びる。

    これは角田裕毅にとって、残りのレースすべてが「生き残りをかけたオーディション」となることを意味する。精神的にも肉体的にも、これまで以上に厳しい戦いを強いられるだろう。

    刻一刻と迫るタイムリミット
    残り9戦。角田裕毅は一戦ごとに存在価値を証明しなければならない。オランダGPでの9位入賞は確かに前進だったが、ハジャーの表彰台があまりにも鮮烈で、その影に隠れてしまった。

    レッドブルが早期決断を下すのはほぼ確実であり、メキシコGPが運命の分岐点となる。角田裕毅が課題を克服しシートを守れるのか、それともハジャーの勢いに押し流されるのか──。答えは目前に迫っており、F1ドライバー市場全体を揺るがす決断になる可能性もある。