カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • アイザック・ハジャー F1最優秀新人評も2026年レッドブル昇格は時期尚早?

    アイザック・ハジャー F1最優秀新人評も2026年レッドブル昇格は時期尚早?

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、2025年シーズンのF1で最も評価を高めたルーキーだ。オランダGPでの3位表彰台をはじめ、堅実な走りと冷静な判断力でチームに貴重なポイントをもたらした。専門家の間では“最優秀新人”との声も強まっている。

    しかし、そんな高評価の中で、2026年に向けたレッドブル昇格をめぐる議論も熱を帯びている。元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは「昇格はまだ早い」と警鐘を鳴らし、ハジャーのさらなる熟成を求めた。若き才能の成長をどう見極めるか──その判断はレッドブル陣営の未来を左右する。

    ハジャーが示した“完成されたルーキー像”
    オランダGPで予選4番手を獲得したハジャーは、決勝でもその順位を守り切り3位表彰台を達成した。荒れたコンディションの中で冷静に状況を見極め、戦略を的確に遂行した姿は新人離れした落ち着きを見せた。

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)やニコ・ヒュルケンベルグ(ハースF1チーム)も初表彰台を飾ったが、戦闘力の劣るレーシングブルズでの3位は特筆すべき成果といえる。

    ブランドル「2026年昇格はリスク。もう1年が理想」
    スカイスポーツF1のマーティン・ブランドルは『The F1 Show』でこう語った。
    「もし規則が許すなら、レッドブルは1台体制にしてレーシングブルズに3人走らせたいほどだ。なぜなら、誰がマックス・フェルスタッペンの隣に座っても、彼の速さに圧倒されてしまうからだ」

    さらに2026年の体制についても慎重な見方を示した。
    「ユウキ(角田裕毅)は十分なチャンスを与えられてきたと思う。ただし来年はパワーユニットもシャシーも史上最大の変革期。そんな時期に新人を昇格させるのはリスクが大きい。ハジャーはもう1年レーシングブルズで経験を積むべきだ」

    アイザック・ハジャー レッドブル F1

    データが裏づけるハジャーの安定性
    ■ 2025年ハジャー vs ローソン比較(第20戦終了時点)
    ・ポイント:ハジャー 39/ローソン 30
    ・決勝最高位:ハジャー 3位/ローソン 6位
    ・表彰台:ハジャー 1回/ローソン 0回
    ・完走ポイント獲得:ハジャー 8回/ローソン 5回

    数字が示すのは、ルーキーとは思えない安定感だ。ミスを最小限に抑え、堅実にポイントを積み上げる姿勢はチームにとって理想的な存在といえる。

    焦らず積み重ねる1年が未来を変える
    ブランドルが強調したのは、若手昇格の“タイミング”だ。過去にもフェルスタッペンの隣で苦戦し、キャリアの流れを失った才能は少なくない。角田裕毅も今季、チーム戦略の影響で結果を伸ばせず、立場が揺れている。

    2026年はパワーユニットと車体規則の大転換期。その変化に挑むチームにとって、経験豊富なラインナップを維持することは極めて重要だ。ハジャーにとっても、もう1年レーシングブルズで経験を積むことが、長期的な成功への最短ルートとなるだろう。

    ブランドルの言葉を借りれば、「焦る必要はない」。ハジャーが2026年の主役になるために、今は熟成の時だ。

  • 角田裕毅 レッドブルF1が離脱発表を遅らせる理由:賞金73億円の重圧

    角田裕毅 レッドブルF1が離脱発表を遅らせる理由:賞金73億円の重圧

    レッドブル・レーシングが角田裕毅の離脱発表を先送りにしている。その裏には、約73億円(3800万ポンド)もの賞金が懸かる“現実的な理由”があるという。

    現在、チームはフェラーリやメルセデスとコンストラクターズ2位を争っており、発表のタイミングひとつがシーズンの賞金配分を左右しかねない状況だ。

    一方で、角田裕毅の2026年シートは依然として未定。昇格候補のアイザック・ハジャーやリアム・ローソンとの競争が続く中、レッドブル内部ではローラン・メキースとヘルムート・マルコの間で意見が割れている。発表を遅らせる“沈黙の理由”は、政治と賞金の綱引きにほかならない。

    角田裕毅、2026年シートをかけた戦いの中で不透明な立場に
    角田裕毅は現在、2025年シーズン終了後にレッドブルとの契約が切れる予定で、来季のF1残留が危ぶまれている。2025年初頭、リアム・ローソンとのシート交換でレッドブル本隊に昇格したものの、十分な結果を残せず苦戦が続いている。

    レッドブル内では、角田裕毅の後任としてレーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーを昇格させる案が有力視されているが、一方でリアム・ローソンの残留やジュニアドライバーのアービッド・リンドブラッドの昇格も検討対象となっており、チームの判断を複雑にしている。

    ヘルムート・マルコは「メキシコGP後に2026年のドライバーを決定する」としていたが、チーム代表のローラン・メキースは「アブダビGP前後まで判断を遅らせる」と明言。両者の意見が割れていることも、決断の遅れに拍車をかけている。

    発表遅延の裏にある「賞金73億円」の現実
    英紙『Blick』によれば、レッドブルは2026年のレーシングブルズにアービッド・リンドブラッドを昇格させる予備契約をすでに結んでいるという。したがって、残る1席を巡って角田裕毅とリアム・ローソンが直接競う形になっている。

    しかし、レッドブルとレーシングブルズの双方は、どちらか一方の離脱を早期に発表することがコンストラクターズ選手権に悪影響を及ぼすと懸念している。特に、レッドブルは現在フェラーリに10点、メルセデスに9点差と、2位争いの真っただ中にある。

    もし角田裕毅の離脱を公式に認めた場合、ドライバーの士気低下やチーム内の不協和が発生し、残り4戦でのポイント獲得に支障が出る可能性がある。レッドブルが2位を逃せば、賞金でおよそ3800万ポンド(約73億円)を失う計算だ。

    コンストラクターズ順位(第20戦メキシコ終了時):
    1位 マクラーレン 713点
    2位 フェラーリ 356点
    3位 メルセデス 355点
    4位 レッドブル 346点
    5位 ウィリアムズ 111点
    6位 レーシングブルズ 72点
    7位 アストンマーティン 69点
    8位 ハースF1チーム 62点
    9位 ザウバー 60点
    10位 アルピーヌ 20点

    この構図の中で、角田裕毅はここまで25ポイントを獲得。第3戦からレッドブルに加わって以来、13戦中わずか3戦でしかポイントを挙げられていない。それでも、残りのブラジル、ラスベガス、カタール、アブダビの4戦で少しでもポイントを稼げば、チームの2位獲得に大きく貢献できる可能性がある。

    角田裕毅 レッドブル F1

    マルコとメキースの対立、そして角田裕毅の命運
    関係者によると、ヘルムート・マルコとローラン・メキースの間では角田裕毅の処遇をめぐって意見が対立しており、メキースは依然として角田裕毅の残留を支持している。一方でマルコはアイザック・ハジャーの昇格を推しており、最終判断はアブダビGP後に持ち越される見通しだ。

    リアム・ローソンもレーシングブルズで堅実な走りを続けており、アービッド・リンドブラッド昇格の確定により、2人の間で1席を争う直接対決となる。メキースはメキシコGP後、「シーズンの終盤にかけてすべての選択肢を慎重に検討する」と語っており、角田裕毅のパフォーマンス次第では局面が変わる可能性もある。

    分析:角田裕毅に残された「最後の4戦」
    角田裕毅にとって、この4戦はキャリアを左右するサバイバル戦だ。ローラン・メキースの支援を受けながらも、マックス・フェルスタッペンが孤軍奮闘するレッドブルの中で存在感を示す必要がある。

    角田裕毅が少しでもポイントを積み重ねることで、チームにとっては数千万ポンドの価値が生まれる。レッドブルがこのタイミングで去就発表を控えるのは、単なる政治判断ではなく、現実的なタイトル資金戦略でもある。

    アブダビまでに角田裕毅がどれだけ巻き返せるかが、彼自身のF1キャリアと、レッドブルの2位フィニッシュをも左右することになる。

  • フェルスタッペン5度目王座へ粘るレッドブルF1 メキース「アプローチは不変」

    フェルスタッペン5度目王座へ粘るレッドブルF1 メキース「アプローチは不変」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、F1メキシコシティGPでの表彰台獲得を受け、残り4戦に向けて「アプローチを変えるつもりはない」と語った。マックス・フェルスタッペンが5度目のドライバーズタイトルを目指す中、チームは一貫した方針を貫く姿勢を示している。

    メキシコGP前の時点でフェルスタッペンはオスカー・ピアストリとのポイント差を104まで詰めたが、今回は4番手スタートからペース不足に苦しみ、3位でフィニッシュ。それでもピアストリを上回り、首位ランド・ノリスを含めたトップ3が36ポイント差に収まる接戦となった。

    「チャンピオンシップのために戦っているわけではない」
    「我々のアプローチは変わらない」とメキースは語った。

    「5戦前もチャンピオンシップを意識していなかったし、オースティンの前もそうだ。オースティンの後も同じだ。重要なのはマシンパフォーマンスだ。今週末は100%満足できる内容ではなかったが、今すでにミルトン・キーンズで作業を進めている。明日からはブラジルに向けた準備だ」

    「何が学べるか、それがすべてだ。チャンピオンシップは結果としてついてくるものであって、我々のやり方を変えるものではない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    メキース「ノリスは手が届かなかった」
    フェルスタッペンはミディアムタイヤでスタートし、1ストップ戦略を採用。終盤はソフトタイヤでシャルル・ルクレールを猛追したが、カルロス・サインツのストップによるバーチャル・セーフティカー導入でチャンスを失った。

    「それもレースの一部だ」とメキースは述べた上で、「とはいえ、今回の我々は直近の数戦ほど強力ではなかった。明確な理由は見つかっていないが、マックスに“普段のようにプッシュできるクルマ”を与えられなかったのは事実だ」と分析した。

    「その分、少し遅れを取った。失った要素の一部は把握しているが、それでノリスに匹敵できたかといえば、正直難しかったと思う。彼は本当に速かった。今週末は完全に手が届かなかった」

    レッドブルは安定を優先、ブラジルでの反撃狙う
    メキースの発言からは、タイトル争いよりもマシン開発と理解の深化を重視する姿勢が明確にうかがえる。フェルスタッペンはメキシコで苦戦しながらも表彰台を確保し、依然として逆転の可能性を残す位置にいる。

    ミルトン・キーンズのファクトリーではすでにデータ解析が進められており、ブラジルGPでは空力バランスの再調整が行われる見込みだ。フェルスタッペン、ノリス、ピアストリの3人によるタイトル争いは、いよいよ最終盤に突入する。

  • 角田裕毅 レッドブルF1内で意見対立:残留メキース vs ハジャー昇格マルコ

    角田裕毅 レッドブルF1内で意見対立:残留メキース vs ハジャー昇格マルコ

    レッドブル・レーシング内部で、角田裕毅の去就を巡る意見の食い違いが表面化していると報じられている。

    チーム代表ローラン・メキースは角田裕毅の残留を強く支持する一方、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコはアイザック・ハジャーの昇格を推進しており、判断は最終戦アブダビGP後に持ち越される見通しだ。

    レッドブル首脳陣の意見が分かれる中で迎える正念場
    角田裕毅は、今後数週間が自身のF1キャリアを左右する極めて重要な時期になることを理解している。

    レッドブルは長年にわたり「セカンドドライバー問題」の解決に苦心しており、マックス・フェルスタッペンが2016年に昇格して以来、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレスらがいずれもチームメイトとして結果を残せずに離脱してきた。

    2025年シーズン序盤、リアム・ローソンがわずか2戦で降格し、角田裕毅が昇格。しかし現状では十分な成果を挙げられず、ドライバーズランキング17位にとどまっている。今季限りで角田裕毅とローソンの契約はいずれも満了となる。

    メキースは角田裕毅を支持、マルコはハジャー昇格を主張
    報道によれば、ローラン・メキースは依然として角田裕毅の残留を強く支持しており、就任直後にはフェルスタッペンと同仕様のマシンを彼に与えたという。これは前任体制では実現しなかった措置だ。

    一方で、ヘルムート・マルコは育成プログラムの刷新を進める立場を取っており、アイザック・ハジャーのレッドブル昇格、そしてアービッド・リンドブラッドのレーシングブルズ起用を推している。

    マルコはメキシコGP後、『ServusTV』に対し「内部で協議した結果、今はタイトル争いに集中することに決めた」と発言。さらに「ドライバーの決定はドーハ(カタール)かアブダビ以降に延期する」と明かした。

    角田裕毅のメキシコGP、ペース光るもピットストップに泣く
    メキシコGPでは角田裕毅が一時4番手を走行しながらも、最終的に11位でフィニッシュ。ポイントには届かなかったが、フェルスタッペンとの差は今季最小で、単独の速さは評価された。

    ローラン・メキースはレース後、「今日の角田のペースは非常に速かった。特にミディアムタイヤでの第1スティントは印象的だった」とコメント。
    しかし「残念ながらピットストップで少し時間を失ってしまった。我々のピットクルーは非常に優秀だから、こうしたことは通常起きない」と語った。

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    角田裕毅の未来を決めるのは“パフォーマンス”か“政治”か
    現在、レッドブルはフェルスタッペンのタイトル争いを最優先にしており、ドライバー決定の発表は最終戦後に先送りされている。

    しかし、メキースとマルコの意見対立が明確になったことで、角田裕毅の将来は単なるパフォーマンス評価を超えた「組織の方向性」を映す鏡となっている。

    メキースは、角田裕毅を“フェルスタッペン体制の安定要素”と見ている。今季中盤以降、技術的な一貫性とフィードバック能力の向上を評価し、チーム運営の成熟を重視する姿勢を崩していない。

    対してマルコは、レッドブル・ジュニアプログラムの長期戦略を優先し、ハジャーやリンドブラッドら若手を早期にトップカテゴリーへ昇格させる方針を掲げている。彼にとって角田裕毅は「一定の成果を示したが次の段階に進むべき」存在と位置付けられている。

    こうした対立は、単にドライバー評価の差ではなく、チーム哲学の分岐点を示している。

    メキースは現場主導の技術安定化を重視し、マルコは育成階層の循環と若返りを志向。レッドブル・グループが2026年の新レギュレーション下でどちらの価値観を優先するかが、角田裕毅の命運を左右する。

    仮にハジャー昇格が実現すれば、角田裕毅はレーシングブルズへの“再配置”が最有力とみられるが、そこにもリンドブラッドという次世代の台頭が控えており、状況は一層流動的だ。

    ドーハとアブダビの残り2戦は、角田裕毅が自身の将来をコース上の結果で証明できる最後のチャンスとなる。

  • レッドブルF1上層部 アービッド・リンドブラッドは「すべての期待に応えた」

    レッドブルF1上層部 アービッド・リンドブラッドは「すべての期待に応えた」

    レッドブル・ジュニアのアービッド・リンドブラッドは、2025年F1メキシコシティGPの金曜フリー走行1回目(FP1)で注目を集めた。通常は大きな話題にならないFP1だが、18歳の英国人ルーキーがマックス・フェルスタッペンのRB21を駆り、6番手という見事な結果を残したからだ。

    今季、全チームはルーキードライバーに年間2回ずつ走行機会を与える義務があり、今回のメキシコGPではザウバーを除く9チームが新人を起用。リンドブラッドはその中でも最年少だった。

    しかもフェルスタッペン仕様の最新アップデートが施されたマシンを任されており、タイトル争い中のエースカーを扱うという大きなプレッシャーの中での走行となった。

    興味深いのは、チームメイトの角田裕毅(レッドブル・レーシング)が同仕様を使用していなかった点だ。経験豊富な角田よりも、リンドブラッドが“最新スペック”を託されたことは、チームの信頼を物語っている。

    メキース「非常に落ち着いていた。何ひとつ間違わなかった」
    FP1を終えたレッドブル・チーム代表ローラン・メキースは、リンドブラッドの仕事ぶりを高く評価した。

    「彼は本当に素晴らしい仕事をした。FP1に飛び込むのはとても難しいことだ。タイヤも少なく、周回数も限られている。でも彼は非常に良い仕事をしてくれた」

    「タイムシートを見ればわかる通り、非常に落ち着いていたし、正しいフィードバックを返してくれた。何ひとつ間違わず、車を壊すこともなかった。正直、我々は非常に感銘を受けている。次の機会を年末にも設けたいと思っている」

    このコメントの通り、リンドブラッドはFP1で6番手のタイムを記録。大きなミスをすることなく走り切り、チーム首脳陣に「完璧な仕事」と評価された。

    リンドブラッドのF1昇格判断は“保留中”
    英『Motorsport』の報道によると、リンドブラッドは「すべての期待に応えた」とチーム上層部から評価されている。今季の彼は、開幕時にニュージーランドで行われたフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権を制覇し、スーパーライセンスに必要なポイントをすでに獲得している。

    8月に18歳を迎えた彼は、F1参戦資格を完全に満たした状態で、現在はF2に参戦中。序盤にはジェッダでスプリントレース優勝、カタルーニャでは初のフィーチャーレース勝利を挙げ、アレックス・ダン(レッドブル系)とタイトルを争っていたが、終盤のミスでチャンピオン争いからは脱落した。

    ただし、レッドブルはF2成績だけで判断していないという。報道によれば、チームは「エンジン差が大きく純粋な速さを測れない」として、F1セッションでの走りをより重視している。現在までの評価は「満足できる内容」とされており、2026年の昇格は依然として可能性が残る。

    アブダビFP1で再登場へ 角田の枠を引き継ぐ見込み
    角田裕毅はまだルーキー走行義務を2回とも消化しておらず、シーズン最終戦アブダビGPのFP1でリンドブラッドが再び走行する見込みだ。もし順調に走行を終えれば、レーシングブルズ昇格がほぼ確実になるとも見られている。

    ただし、レッドブル内部ではまだ最終決定には至っていない。ローラン・メキースとヘルムート・マルコの間で、角田の扱いを含めて議論が続いているとも報じられており、リンドブラッドの昇格は“ほぼ決まりつつも、まだ公式発表を待つ段階”にある。

    アービッド・リンドブラッド レッドブル F1

    2026年F1シート状況(現時点)
    ■ レッドブル・レーシング:マックス・フェルスタッペン/未定
    ■ レーシングブルズ:未定/未定
    ■ フェラーリ:シャルル・ルクレール/ルイス・ハミルトン
    ■ メルセデス:ジョージ・ラッセル/アンドレア・キミ・アントネッリ
    ■ マクラーレン:ランド・ノリス/オスカー・ピアストリ
    ■ アルピーヌ:ピエール・ガスリー/未定
    ■ ウィリアムズ:アレクサンダー・アルボン/カルロス・サインツJr.
    ■ ハースF1チーム:エステバン・オコン/オリバー・ベアマン
    ■ アストンマーティン:フェルナンド・アロンソ/ランス・ストロール
    ■ アウディ:ガブリエル・ボルトレト/ニコ・ヒュルケンベルグ
    ■ キャデラックF1チーム:バルテリ・ボッタス/セルジオ・ペレス

    分析:レッドブルの世代交代が加速するか
    リンドブラッドのFP1での安定した走行は、チーム内での評価を確実に高めた。18歳という年齢ながら、メキースが語るように「落ち着き」と「正確さ」を兼ね備えており、レッドブルの将来像における重要なピースになりつつある。

    一方で、角田裕毅がまだルーキー義務走行を残している点は、今季末のチーム構成に関する判断を象徴している。つまり、2026年に向けた“レッドブル育成体制の再構築”が進んでいるということだ。リンドブラッドの昇格が実現すれば、リアム・ローソン、アイザック・ハジャーと並ぶ「新世代トリオ」が完成し、レッドブル体制は完全に若返る。

    年末アブダビでのFP1が、レッドブルの未来を決定づける重要なセッションとなりそうだ。

  • 角田裕毅 レッドブルF1との関係は「すでに壊れかけている」とF1評論家

    角田裕毅 レッドブルF1との関係は「すでに壊れかけている」とF1評論家

    レッドブル・レーシングの角田裕毅について、スカイスポーツF1の評論家ジェイミー・チャドウィックが「関係はすでに壊れかけている」と指摘した。メキシコGPで再び厳しい週末を迎えた角田裕毅は、12秒ものピットストップによりポイント圏を逃す結果に終わった。

    チャドウィックは、レース後の角田裕毅の発言から「チームへの信頼が崩れつつある」と分析。1997年F1王者ジャック・ヴィルヌーヴも「彼は幸せそうではなかった」とコメントしており、レッドブルとの関係悪化が一層現実味を帯びている。

    ジェイミー・チャドウィック「角田裕毅とレッドブルの関係はすでに“壊れかけている”」角田裕毅は、12秒という長いピットストップによってレースが台無しとなり、ポイント圏外でフィニッシュした。

    チームメイトのマックス・フェルスタッペンと同様、角田裕毅もミディアムタイヤでスタートし、ソフトタイヤへと交換した。

    角田裕毅は他車とのバトルで貴重な時間を失い――おそらくフェルスタッペンのレースを助けるためでもあった――その後、遅いピットストップの後に大きく順位を落としてコースに復帰した。

    レース後、角田裕毅のコメントを聞いたチャドウィックは、彼の離脱がもはや避けられないと感じた理由を説明した。

    「正直、そうなると思う」とチャドウィックは語った。「そして、彼の発言の中で、チームやマシンに問題があるような言い方をしていた点も気になる。もしそれがレッドブル加入から2〜3戦目の彼だったら、チームを守るためにあらゆる努力をしていただろう。

    でも今では、関係がすでに壊れかけているのが伝わる。彼はフラストレーションを感じていて、私にはもう終わったように見える」。

    1997年のF1ワールドチャンピオン、ジャック・ヴィルヌーヴもこう付け加えた。

    「彼はあまり幸せそうには聞こえなかった。言い訳を探しているようで、自分がコントロールできる部分では素晴らしかったと強調していたが、実際のところ彼がそのマシンに乗ってから、そうではなかった」。

    角田裕毅 F1 レッドブル

    レッドブルは決断を延期
    角田裕毅は、今シーズンの終了まで自らの去就を待たねばならない。

    ヘルムート・マルコはメキシコで、ドライバーズタイトル争いが終結するアブダビGP後に決定が下されると確認した。

    角田裕毅とアイザック・ハジャーの2ショット写真が示すように、来季は角田裕毅がアイザック・ハジャーにシートを譲るとの見方が強い。

    ハジャーは今シーズンを通じて安定した走りを見せ、リアム・ローソンをしばしば上回っている。

    角田裕毅は現在、ローソンおよびアービッド・リンドブラッドとともにレーシングブルズの2つのシートを争っている。

    しかし、F1での豊富な経験を持つ角田裕毅が再びRBに戻る可能性は低いとみられている。

    RBの目的は次のフェルスタッペン、あるいはトップチームで戦えるドライバーを発掘することにあるからだ。

    角田裕毅はその能力を証明できていない。

    その結果、角田裕毅は2026年シーズンにリザーブドライバーの役割を探す必要があるかもしれない。

    崩壊が表面化した“信頼関係”と将来への影響
    今回のジェイミー・チャドウィックとジャック・ヴィルヌーヴのコメントは、角田裕毅とレッドブルの関係が内部的に冷え切っていることを示唆している。

    メキシコGPでの12秒ピットストップや、戦略面でチームメイトの援護に回ったような展開も、チーム内での優先順位の低下を印象づけた。

    特にチャドウィックの「守る姿勢がなくなった」という指摘は、角田裕毅の近年の発言トーン――特にマシンや運営への不満が滲む部分――と一致している。

    レッドブルとしても、フェルスタッペン中心の体制を維持する中で、角田裕毅のような経験値を持つが主張の強いドライバーは扱いづらい存在になりつつある。

    アイザック・ハジャーの台頭、リアム・ローソンの安定した走り、アービッド・リンドブラッドの育成枠としての期待など、後進の存在が角田裕毅の立場を一層難しくしている。

    仮に角田裕毅が2026年にF1シートを失った場合、レッドブルとの関係修復はほぼ不可能となり、他チームでのリザーブ起用か他カテゴリーでの再起を模索する現実的な局面に入るだろう。

  • 角田裕毅『Sparrow Tsunoda Edition』 ジャパンモビリティショー2025で初公開

    角田裕毅『Sparrow Tsunoda Edition』 ジャパンモビリティショー2025で初公開

    RDSは、F1レーシングドライバーの角田裕毅(レッドブル・レーシング所属)とのパートナーシップのもと、“モータースポーツの可能性を世界に示す”取り組みを展開している。

    その一環として、10月30日(木)~11月9日(日)に開催される「ジャパンモビリティショー2025」にて、3輪プラットフォーム型モビリティ「Raptor(ラプター)」の特別仕様『Sparrow Tsunoda Edition』を初公開する。

    角田裕毅コラボモデル『Sparrow Tsunoda Edition』とは
    「Sparrow Tsunoda Edition」は、軽快さと俊敏さを象徴する「Sparrow」をベースに、角田裕毅をイメージして開発された特別モデルだ。

    レーシングマシンを思わせるカラーリングに加え、日本の紅葉をモチーフにしたグラフィックを採用し、日本らしい力強さとスピード感を融合させたデザインとなっている。

    未来のモビリティ「Raptor」
    「Raptor」は、株式会社ROIDZ TECHが開発した“プラットフォーム型モビリティ”。

    ベースユニット(下部)とデザインユニット(上部)が分離・合体できる構造を持ち、デザインユニットを交換することで車体の形状と機能を自在に再構成できる。

    3輪構造と前輪2つのリーン機能により、バイクの軽快さと車の安定感を両立。前輪独立懸架リーンサスペンションや可変式差動リーンダンパー、油圧ブレーキコンバータなどの高機能を備える。

    また、自動運転ユニットの実装も予定されており、物流や警備などへの応用も視野に入れて開発が進められている。

    角田裕毅 Raptor

    角田裕毅F1日本GP限定ヘルメットも展示
    会場では、角田裕毅が2025年F1日本GPで使用したオリジナルヘルメットも展示される。

    デザイン監修は歌舞伎俳優の市川團十郎氏が担当。歌舞伎十八番『暫(しばらく)』をモチーフに、隈取や仁王襷をあしらった和の意匠が施され、後頭部には市川團十郎直筆のカーナンバー「22」を記している。

    正面の口元にはRDSロゴも描かれ、まるで歌舞伎役者がサーキットに舞い降りたかのような演出となっている。

    角田裕毅 ヘルメット

    展示概要
    ■ 名称:Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー2025)
    ■ 会期:2025年10月30日(木)~11月9日(日)
    ■ 会場:東京ビッグサイト
    ■ 主催:一般社団法人 日本自動車工業会(JAMA)
    ■ URL:https://www.japan-mobility-show.com/

    ■ 展示場所:Tokyo Future Tour 2035 内「FUTURE DESIGN FACTORY」(西展示棟1階 西2ホール)

    「FUTURE DESIGN FACTORY」では、モビリティ製造の進化やデザインの自由度、拡張性を体験的に学べる展示を展開。未来の移動体験を通して、来場者一人ひとりが10年後のモビリティ社会を創造するインスピレーションを得る場となる。

  • マックス・フェルスタッペン F1王座争いに「心理戦を仕掛ける必要はもうない」

    マックス・フェルスタッペン F1王座争いに「心理戦を仕掛ける必要はもうない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、もはやライバルに対して心理戦を仕掛ける必要はないと語りつつも、マクラーレン勢とのタイトル争いが2021年のルイス・ハミルトンとの戦いを彷彿とさせるほど緊張感を帯びてきていると認めた。

    メキシコGPの会場でオランダ紙『De Limburger』の取材に応じたフェルスタッペンは、初タイトル争いを戦った当時との心境の違いを振り返った。

    「当時はそういう“ゲーム”をしていたね。でももうやる必要はない」と4度のF1世界王者は語った。

    「当時はまだタイトルを獲ったことがなかった。でも今は何度も経験しているし、彼ら(ピアストリとノリス)はそうじゃない。この段階でタイトルを持っていないドライバーのほうが、どうしても緊張するものなんだ」

    「もう証明する必要はない」──レースへの情熱は変わらず
    フェルスタッペンは、今季の巻き返し劇は他人への証明ではないと強調する。

    「人がどう思うかなんて気にしていない」と彼は語った。「でも時々、F1が単にマシンだけのスポーツじゃないってことを見せるのは悪くない。勝つにはいいクルマが必要だけど、常に最速じゃなくても勝てる」

    「このタイトル争いでは僕に失うものは何もない。全力で攻めるだけだ」

    ただし今季唯一の後悔は、バルセロナでのジョージ・ラッセルとの接触だという。

    「あの瞬間はよくなかったけど、もうどうにもならない」とフェルスタッペンは振り返る。「でも同時に、それが起きたのは良いことだったのかもしれない。なぜああなったか忘れちゃいけない。僕はフラストレーションを感じていた。つまり、それだけ本気だったということだ。どうでもよければ、『抜けばいいじゃん』で終わってた」

    「僕は常にモチベーションを持っている」──マルコ発言への反論
    「だからこそ、ヘルムート(マルコ)が“僕はF1に興味を失っている”と言ったことには賛成できない。僕は常にやる気がある。マシンに乗れば全力を尽くす。そうでなければ他の誰かに勝たれてしまう。中途半端な気持ちでF1をやることなんてできない」

    メディアとの距離と「変わらない自分」
    近年、発言が慎重になったとの指摘についてはこう答えた。

    「F1に来てもう11年くらい経つ。いちいち全部説明する気にならないこともある。まず、すべてが他人の知るべきこととは限らないし、時には余計なことを言わないほうがいい。今の世の中、F1に限らず、本当のこととフェイクの区別が難しいからね」

    公のイメージが変わったと言われても、本人は「自分は変わっていない」と断言する。

    「2021年の頃と今とで僕自身は何も変わっていない。人々は一度作り上げたイメージを持ち続けるだけだ。人の目を気にして自分を変えるつもりはない。自分に正直でいれば、時間が経てば本当の自分が伝わる。誰かのことを最初は嫌なやつだと思っても、1時間話してみたら良いやつだったってことがあるだろ。それと同じさ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    ローラン・メキース体制とレッドブルの再生
    クリスチャン・ホーナー退任後、ローラン・メキース体制となったレッドブルの復調についてもフェルスタッペンは言及した。

    「ローランがチーム代表になってから、毎週木曜日に話している。クルマのことだけじゃなくて、いろんなことをね。たぶん今は僕の意見を聞いてくれる人が増えたし、コミュニケーションも良くなった。でも影響を与えているのはチーム全体だ。セットアップの考え方に新しい哲学があるし、モンツァ以降の新しいフロアもすごく効いている」

    ホーナー退任がなければこの改善は起きなかったのかと問われると、フェルスタッペンはこう答えた。

    「それは誰にも分からない。でも今の状況にはとても満足している。ローランとも、チームとも、そしてオーストリアやタイの本部の皆ともね。みんなが一つにまとまっている。大きなブランドにとって、それはとても大事なことだ」

    「今はサーキットに向かう時、よりリラックスしているし、もちろんマシンが競争力を取り戻したのも大きい」

    「プレッシャーをかけるのは悪くない」──逆転への信念
    最後に、マクラーレン勢が彼の追い上げを恐れるべきかと問われると、フェルスタッペンは笑みを浮かべた。

    「少しくらいプレッシャーをかけるのはいいことだろ?」と語り、こう続けた。

    「もしタイトルを獲れたら最高だし、ダメでも泣くつもりはない。最初の14戦はひどかったのは明らかだ。でも今こうしてまだタイトル争いに残っていること自体が、すでに勝利なんだ」

    冷静さと闘志を両立する“成熟した王者”
    フェルスタッペンの発言からは、2021年当時の攻撃的な姿勢とは異なる「成熟した強さ」が感じられる。彼は心理戦を必要としない自信を持ち、同時にチームとの信頼関係の中で冷静に戦況を立て直している。

    一方で、「全力で攻める」「フラストレーションを感じるからこそ戦う」と語るその言葉には、依然として燃える闘志が宿る。マクラーレン勢にとって、彼の“プレッシャー”は単なる口先ではなく、確かな脅威になりつつある。

  • 角田裕毅の前進がレッドブルF1を迷わす 2026年ドライバー決定はアブダビ後

    角田裕毅の前進がレッドブルF1を迷わす 2026年ドライバー決定はアブダビ後

    レッドブルは2026年のF1ドライバー体制の決定をさらに先送りすることを決めた。当初はメキシコGP後にマックス・フェルスタッペンのチームメイトを発表する予定だったが、角田裕毅の最近の週末における好パフォーマンスが判断を難しくしている。

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、角田裕毅のメキシコGPを「長い間で最も良い週末」と称賛。予選ではフェルスタッペンとの差がわずか0.211秒、決勝でも強力なレースペースを示したことで、チームは当初予定していた発表時期を見直し、最終戦アブダビGP後まで決定を延期する構えだ。

    角田裕毅の走りが評価上昇 昇格候補ハジャーと拮抗
    F1界では、レッドブルが角田裕毅に代えてアイザック・ハジャーを昇格させ、フェルスタッペンにとって12カ月あまりで4人目となるチームメイトを迎えるのではないかとの見方が強まっている。

    一方で、セカンドチームであるレーシングブルズの体制については依然として不透明だ。角田裕毅が再び同チームに移されてリアム・ローソンと組むのか、それともどちらか一方がルーキーのアービッド・リンドブラッドと組むのかは明らかになっていない。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは以前、メキシコGP後に決定を下す意向を示しており、ブラジルGPまでの短い間に発表が行われる可能性もあった。しかし、もはやその計画はなくなった。

    アイザック・ハジャーが昇格の有力候補である状況は変わらないが、レッドブル・レーシングのチーム代表兼CEOであるローラン・メキースが「メキシコでは長い間で最も良い週末だった」と評した角田裕毅が、残留する可能性も残されている。

    メキースは英『The Race』に対し、角田裕毅の週末の出来と今後のシート争いへの影響について質問された際、「角田裕毅が前進していることが、我々がドライバーの決定に少し時間をかけたい理由のひとつだ」と語った。

    角田裕毅は、アメリカGPでの入賞に続く好結果をメキシコで残すことはできなかったが、それは確実なトップ10フィニッシュを逃す原因となったピットストップのトラブルによるものだった。

    彼は予選でフェルスタッペンにわずか数コンマ遅れるタイムを記録し、レッドブルにとって苦しい週末の中で不運にもQ2敗退となった。決勝では上位4チームには届かなかったものの、ここ数戦よりも強力なレースペースを見せた。

    メキースはこう語った。「予選ではマックスに本当に非常に近かった。最初のスティントもとても強く、同じく長いミディアムでのスティントでマックスとの差は2〜3コンマだった。その後の展開は我々側の問題だと思う」

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅がフェルスタッペンに対して記録した最小予選差(2025年)
    ・ハンガリーGP:0.163秒
    ・メキシコGP:0.211秒
    ・オーストリアGP:0.263秒
    ・ベルギーGP:0.381秒
    ・カナダGP:0.464秒

    今季末までにドライバー変更を決めれば、レッドブルにとってそれは昨季最終戦以降で3度目のドライバー交代となる。2024年末にセルジオ・ペレスを放出し、今季序盤にはその後任リアム・ローソンをわずか2戦で降格させたからだ。

    メキースは「我々には決定を急ぐ理由はない」と述べたが、最終的にはアブダビでのシーズン最終戦までに判断を下す計画であることに変わりはない。ただし、それをドライバーに伝えるか、あるいは公表するかについては不明だ。

    レッドブルは昨年のように、状況が12月中旬まで引き延ばされることを避けたいと考えている。チームの利益にもならず、ドライバーにとっても不公平だと見ているためだ。

    さらに状況を複雑にしているのは、フェルスタッペンの2025年ドライバーズタイトル争いの行方、そして2チームのコンストラクターズ選手権での戦いである。

    ドライバー変更の発表は、シーズン終盤の重要な局面でチームを動揺させる恐れがある。フェルスタッペンのタイトル争いの集中力を乱す可能性があるほか、レッドブルがコンストラクターズ2位を争い、レーシングブルズが6位争いに晒されている中で、関係する各ドライバーに影響を与える可能性もある。

    『The Race』の取材で、メキースはこうした要素が決定のタイミングを複雑にしている理由かどうか尋ねられ、こう答えた。

    「まさにその通りだ。言及しなかったが、我々の決定を遅らせている要因のひとつは集中力の問題でもある」

    「今は気を散らしたくない。賭けているものは、まさにあなたが述べた通りのことだ。パラメータはまさしくそれだ。我々は幸運にも、必要だと考えるものを自由に選ぶ立場にある。そして、考慮すべき要素はあなたが挙げたものに尽きる」

  • フェルスタッペンは「獲物を追うハウンドドッグ」 レッドブルF1マルコが絶賛

    フェルスタッペンは「獲物を追うハウンドドッグ」 レッドブルF1マルコが絶賛

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、2025年F1メキシコGPで見せたマックス・フェルスタッペンの怒涛の追い上げに賛辞を送った。彼はフェルスタッペンを「ハウンドドッグ(猟犬)のようだった」と形容している。

    フェルスタッペンは、オートドロモ・エルマノス・ロドリゲスでの決勝を5番グリッドからスタート。第1コーナーでは首位争いに加わったが、コース外へ押し出されて芝生を横切る形で再合流し、4番手に順位を落とした。

    その後ルイス・ハミルトンとのバトルで3番手を奪取したものの、ハミルトンがコース外での追い越しにより10秒ペナルティを受けたため、結果的にフェルスタッペンが前を走ることになった。

    中盤のミディアムタイヤでは苦戦したが、1回のピットストップでソフトタイヤに履き替えると本領を発揮。20秒以上離れていたシャルル・ルクレールを猛追し、驚異的なペースで差を縮めた。最終的にカルロス・サインツ(ウィリアムズ)のストップにより導入されたバーチャルセーフティカー(VSC)が、2位奪取のチャンスを奪う形となった。

    それでもレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼは、無線でフェルスタッペンの終盤の走りを「インサン(狂気的)」と称賛した。

    マルコはレッドブルが2位表彰台を「十分に射程圏内」と見ていたと明かし、次のように語った。

    「マックスは信じられないほどの追い上げレースを見せた。平均して1周あたり5〜6コンマ(0.5〜0.6秒)速く、我々は100%の確信を持って2位に届くと信じていた。だがカルロス・サインツがフェラーリへの“最後の贈り物”をしてしまったんだ」とマルコは独Skyに語った。

    フェルスタッペンはオスカー・ピアストリの前でフィニッシュし、ドライバーズランキングでは首位ランド・ノリスとの差を36ポイントに縮めている。

    マルコは、チームとしてフェルスタッペンのレースペースの強さを把握していたと強調した。

    「我々は知っていた。マックスはハウンドドッグのような男だ。レースペースが上がり、彼が完全に集中状態に入れば、すべてを忘れて全力で走り抜ける」とマルコは付け加えた。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    分析:VSCがなければ2位表彰台も現実的だったフェルスタッペンの走り
    メキシコGPでのフェルスタッペンは、序盤の接触と芝生走行によるポジションダウンを経ても、冷静かつ攻撃的な走りで順位を取り戻した。ミディアムタイヤではややペースに苦しんだが、ソフトタイヤに交換して以降のラップタイムは全ドライバー中でも際立っており、ルクレールとの差を1周あたり0.5〜0.6秒ずつ削っていった。

    終盤、サインツのVSCがなければ2位奪取も十分に可能だったと見られ、実際マルコもそのポテンシャルを認めている。タイトル争いではノリスとピアストリのマクラーレン勢が依然優位だが、フェルスタッペンは確実に差を縮めつつあり、残り3戦に向けてレッドブルの反撃は続く。