カテゴリー: ビザ・キャッシュアップRB

  • リアム・ローソン F1ベルギーGP スプリント予選「細かいミスが命取りに」

    リアム・ローソン F1ベルギーGP スプリント予選「細かいミスが命取りに」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、F1ベルギーGPスプリント予選で11番手。SQ2で惜しくも敗退し、チームメイトのアイザック・ハジャーがトップ10入りを果たす中、わずか0.041秒差でSQ3進出を逃した。

    ローソンは、最終シケインでの問題が影響したと明かしている。

    「クルマは速かったんだけど、最後のシケインでちょっとしたトラブルがあった」

    「それが小さな差につながって、残念ながら突破できなかった。ほんのわずかな部分で差がつく世界だからね」

    「今日から学んで、明日に向けて修正していくつもりだ。いつも通り、クルマのポテンシャルを最大限引き出すことが重要。スパでは風向きの変化が影響を与えることがあるし、シルバーストンの時と同じように細かい変化が結果を左右する。だからこそ、チーム全体としてすべてをうまくまとめることがカギになるんだ」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 ベルギーグランプリ

    チーフレースエンジニアのマッティア・スピニは、ローソンについて「トラックエボリューションをうまく活かせなかった」と語っており、予選の最適なタイミングを逃したことも影響したようだ。

  • ローソン レッドブルF1新代表メキースを称賛「構想が信頼されれば成功する」

    ローソン レッドブルF1新代表メキースを称賛「構想が信頼されれば成功する」

    リアム・ローソンは、レッドブルF1チームの新代表に就任したローラン・メキースについて、そのリーダーシップと献身性を高く評価し、チームが彼のビジョンを信頼するなら「非常に良い仕事をするだろう」と述べた。

    メキースは今月初め、クリスチャン・ホーナーの後任としてレッドブルのCEO兼チーム代表に就任。ホーナーは、マックス・フェルスタッペン陣営や上層部の信頼を失ったことが原因とされ、突如としてチームを去っていた。

    レッドブル傘下のレーシングブルズを率いていたメキースの後任にはアラン・パーメインが就いた。

    ローソンは2025年シーズン序盤に2戦のみレッドブルでホーナーの下で走行し、その後レーシングブルズに戻されたが、今回の人事については「驚いた」と語っている。

    「そうだね、まったく予想していなかった展開だった」とローソンは今週末のベルギーGPを前にメディアに語った。

    「でもF1ではいろんなことが起きるからね。僕にとっても今回の変化は驚きだったけど、自分の目標が変わるわけじゃない」

    ホーナー退任の一報をどうやって知ったか尋ねられると、こう答えた。

    「みんなと同じように、報道で知ったと思う。いつ発表されたのか正確には覚えていないけど、その後で知った感じだったね」

    また、ホーナーとはニュースが出た後に簡単なメッセージのやり取りを交わしたことも明かした。

    ローラン・メキース(レッドブル・レーシング チーム代表)

    続いてローソンは、メキースの持つリーダーシップと現場での姿勢が、レッドブルにとって大きな財産になると語る。

    「ローランのような人物がレッドブルに来てくれるのは素晴らしいことだと思う」

    「彼は僕らのチーム(レーシングブルズ)でも本当に素晴らしい仕事をしてきたし、彼と一緒に働くのはすごく楽しかった。レッドブルにも多くのものをもたらしてくれると思うよ」

    ローソンはメキースを「エンジニアリングパートナー」とも表現し、その具体的な強みについてこう述べた。

    「アラン(パーメイン)が引き継いでくれたことで失ったものは特にないと思うけど、ローランがとても優れていた点は、チームを率いる力だと思う」

    「彼は人をまとめ、モチベーションを高め、チーム全体の働く姿勢を良くしてくれた」

    「彼は本当にハードワークする人で、毎週のように木曜日にはサーキット入りしていた。たぶん誰よりも早く現場に到着してたんじゃないかな。それはチーム全体にとっても大事な姿勢を示していたと思う」

    マックス・フェルスタッペンのチームメイト問題を抱えるレッドブルにとって、メキースは今求められている人物なのかという問いには慎重に答えた。

    「それを判断するのは難しいけど、彼がどんな状況でも非常に良い仕事をすることは間違いないと思う」

    「たぶんチームには一貫性が必要なんだろうけど、彼ならしっかりやってくれるはずだし、彼が得意とする仕事を任せてもらえることを願っているよ」

  • アイザック・ハジャー メキースのレッドブルF1代表就任は「僕の昇格に有利」

    アイザック・ハジャー メキースのレッドブルF1代表就任は「僕の昇格に有利」

    アイザック・ハジャーは、クリスチャン・ホーナーの後任としてローラン・メキースがレッドブルの新代表に昇格したことについて、自身のF1昇格のチャンスにとって「有利になる可能性がある」と語った。

    20歳のハジャーは今季レーシングブルズからF1に参戦しており、現在、成績面で苦戦している角田裕毅に代わって、来季マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル入りする有力候補のひとりと目されている。

    「もし彼(メキース)と一緒に仕事をすることになったら、絶対にやりやすくなる。親しみやすい感じになると思う」と、ハジャーはベルギーGPを前に記者団に語った。

    「隠すつもりもないけど、これは有利だと思う。でも、先はまだ分からない。あと12レース残ってるから、全力でプッシュし続けるだけ。結局、最後のレースでのパフォーマンスが全てだからね」

    ハジャーは7月9日にホーナーの突然の退任を知ったとき、チームファクトリーでシミュレーター走行をしていたという。メキースの後任としてはアラン・パーメインがレーシングブルズ代表に就任した。

    「正直、現時点では自分にとってはあまり変化はない」と彼は続けた。

    「アランは以前からよく知ってる人だ。普段は静かで目立たないが、これまでもチームの中核的な存在だった。彼はローランと非常に近い関係にあったし、この2年間でローランが築いてきた強固な体制を、そのまま引き継ぐ形だ。チームにも、自分の取り組みにも変化はない」

    アイザック・ハジャーとローラン・メキース元レーシングブルズ代表のローラン・メキース(左)は、レッドブルの新チーム代表に昇格した

    今季12戦で21ポイントを獲得し、モナコでの6位が最高成績のハジャーは、エンジニアリング出身のメキースとの仕事について「非常にやりやすかった」と振り返る。

    「ローランはチーム内でも本当に信頼されていた存在だった。彼がいなくなるのは少し寂しい」

    また、シーズン序盤に2戦のみレッドブルから出走し、その後レーシングブルズに戻ったリアム・ローソンもこの人事に言及した。

    「アランが(メキースの)後任になったことで、特に何かを失ったという感じはない」と語る一方で、「ローランはチームをまとめるリーダーとして本当に優れていた。みんなのモチベーションを非常に高く保ってくれていた」と称賛した。

    「彼は本当によく働いていたし、常に現場にいた」

    ローソンによれば、ホーナー退任の一報を知ったのはプレスリリースを通じてで、その後本人とメッセージをやり取りしたという。

    「ローランとのコミュニケーションは今後も変わらず続くと思う。彼は非常にサポートしてくれる人だ。ただ、自分の将来にとって今回の件がどう影響するかは、正直まだ分からない」

  • アイザック・ハジャー F1ベルギーGP展望「初勝利の地でポイント奪取目指す」

    アイザック・ハジャー F1ベルギーGP展望「初勝利の地でポイント奪取目指す」

    2025年F1第13戦ベルギーGPを前に、アイザック・ハジャーとリアム・ローソンがスパ・フランコルシャンへの思いと週末への意気込みを語った。

    アラン・パーメインが新たにチーム代表に就任したレーシングブルズは、チーフ・テクニカルオフィサーのティム・ゴスのもと、短縮されたスプリント週末に対応すべく事前準備を重ね、控えめながらも新たなパーツも投入する。

    アイザック・ハジャーは、かつての勝利の舞台であるスパに特別な感情を抱いている。

    「今週末またレースができるのを本当に楽しみにしている。スパ・フランコルシャンは自分のお気に入りのサーキットのひとつで、シングルシーターで初めて勝った場所だし、昨年のF2でも勝っている。ここ3戦ポイントが取れていないのはフラストレーションが溜まるが、我々のあるべき場所に戻ることを目指す。この週末はスプリント形式なので、自分にとっては楽しいフォーマットだ」

    リアム・ローソンも、シーズン前半の締めくくりとなる今戦での巻き返しを誓った。

    「夏休み前の最後の2戦に向けて、シーズン前半を締めくくるために全力で臨む。スパは歴史ある象徴的なサーキットで、他のカテゴリーで走ったことがあるけど、F1マシンで挑むのがとても楽しみだ。毎年のことながら天気も興味深くなりそうだし、この短い休みのあとでまたマシンに戻れるのがうれしい。しっかりリセットできたので、シーズン前半の締めくくりとして良い結果を出せる準備はできている」

    チーフ・テクニカルオフィサーのティム・ゴスは、コース特性に応じた専用リアウイングと慎重なセットアップで挑む方針を説明した。

    「F1カレンダー第13戦は引き続きヨーロッパラウンドとなるベルギーGPだ。スパ・フランコルシャンは全長7.0kmの長いラップ距離、高速コーナーと長いストレート、そして大きな高低差を組み合わせた、シーズンの中でも際立ったチャレンジングなサーキットである。またアルデンヌの森に位置し、週末を通して天候が変わりやすいことでも知られている。雨になるセッションがある可能性も高く、その準備は不可欠だ」

    「タイヤへの要求が高いため、ピレリは最も硬いC1コンパウンドをプライムタイヤとして持ち込んでおり、2024年同様にC2はスキップされ、よりソフトなC3とC4が残りの2種類となる。スプリント週末として開催され、3日間で2回の予選と2回のレース(スプリントと決勝)が行われる」

    「マシンのセットアップは高速に対応するためリアウイングのダウンフォースを抑えた仕様となり、セッション数が限られている分、事前のシミュレーター準備がより重要となる。我々は控えめながらも性能向上のアップデートと、専用のリアウイングを投入する。準備は順調に進んでおり、多忙な週末に向けて挑戦するのを楽しみにしている」

  • アラン・パーメインがメキースを称賛「レッドブルF1は優れた人物を得た」

    アラン・パーメインがメキースを称賛「レッドブルF1は優れた人物を得た」

    新たにレーシングブルズのチーム代表に就任したアラン・パーメインが、レッドブルF1チームの新代表に抜擢された前任者ローラン・メキースを称賛した。

    今月初め、レッドブルは20年間チームを率いてきたクリスチャン・ホーナーの退任を決定。後任として、これまでレーシングブルズを率いていたローラン・メキースをチーム代表兼CEOに任命した。

    2026年に向けて自社製パワーユニットを開発するレッドブル・パワートレインズの指揮も担うことになるなど、メキースには極めて重責が課されている。

    「人の扱いに長けたレーサー」
    アラン・パーメインは英オートスポーツ誌のインタビューで、メキースの人物像と指導力を高く評価した。

    「本当に素晴らしい人物だと思う。人との接し方が上手くて、レースのことを理解している。彼はピュアなレーサーだよ。そして人との関わりに関しては非常に優れている」

    「F1で36年やってきて、数多くのチーム代表と仕事をしてきたが、彼はその中でも最高の一人だ」

    「私にとっても大きな挑戦」
    自身が引き継ぐ立場については、レーシングブルズのファエンツァとミルトンキーンズの2拠点を行き来しながらチームを率いることになると説明した。

    「非常に大きな靴を履くことになる。でも幸運なことに、ファエンツァとミルトンキーンズの両拠点には強力なマネジメントチームが揃っている。私もこの18カ月間その一員として働いてきたから、彼らのことはよく知っているし、移行を支えてくれている」

    レーシングブルズのチーム代表に就任したアラン・パーメインとレッドブルF1のチーム代表に就任したローラン・メキース

    メキース体制でシナジー継続
    レーシングブルズは2026年からレッドブル・パワートレインズ製エンジンの供給を受ける予定であり、メカニカル部品の共有も含めた両チームの連携がさらに重要になる。

    パーメインは、メキースがレッドブルで独自色を出しつつも、これまで築いた関係性がスムーズな連携を後押しすると見ている。

    「ローランとクリスチャンはうまく協力していた。今後もレギュレーションの範囲内で、両チームのシナジープログラムは継続される」

    「私もミルトンキーンズに行くことはあるし、ファエンツァにいることもある。その間は、ミルトンキーンズのテクニカルチームが連携業務を担ってくれるから、特に問題はないと思っている」

    古豪ベネトンからのキャリア
    パーメインは1989年にベネトンでF1キャリアを開始し、その後ルノー、ロータス、アルピーヌとチームが変わる中で中核スタッフとして活躍。2023年夏、オトマー・サフナウアーと共にアルピーヌを離れた後、2024年1月にレーシングブルズのレーシングディレクターとして復帰していた。

  • アラン・パーメイン レーシングブルズF1代表抜擢に「衝撃」も方針転換は否定

    アラン・パーメイン レーシングブルズF1代表抜擢に「衝撃」も方針転換は否定

    レーシングブルズF1の新チーム代表に就任したアラン・パーメインは、自身の抜擢に「衝撃」を受けたと語りつつも、大きな方針転換は行わない考えを示した。

    レッドブルがクリスチャン・ホーナーを解任し、ローラン・メキースを後任に据えたことにより、同グループ傘下のレーシングブルズに空席が生じた。以前、フランツ・トストの後任として外部からメキースを起用したのとは対照的に、今回はチーム内部のベテラン、パーメインが選ばれた。

    エンストンを拠点とするチームにて30年以上にわたり様々な名称・形態で勤務してきたパーメインは、2024年からレーシングブルズに加わっていた。

    「今回の知らせには多くの感情があった。衝撃もあったし、誇りもあった」とパーメインはAutosportに語った。

    「彼らが私にその能力があり、このチームを率いる可能性があると感じてくれたことは本当に驚きだ。レッドブル・オーストリアのシニアマネジメント、オリバー・ミンツラフとヘルムート・マルコ、そして推薦し後押ししてくれたローランに心から感謝している」

    アラン・パーメインは、ローラン・メキースとピーター・バイエルが築いた基盤を引き継ぐ構えだ

    目指すはミッドフィールドの頂点、2026年へ弾みを
    レーシングブルズは、2023年のリブランディング以降、メキースとCEOピーター・バイエルの下でコンスタントにポイントを獲得するチームへと成長しており、2026年の新レギュレーション導入を見据えて体制を固めている。

    パーメインはチームの流れを維持する意向を明確にした。

    「基本的には現状維持が行動計画だ。ローランとピーターは過去18カ月で素晴らしい仕事をしてきた。チームの競争力が一気に高まったし、私の役目はその流れを継続させることだ」

    「このチームは本当に優れていて、レッドブルのシニア陣も運営に非常に満足している。われわれの目標はミッドフィールドのトップを取ることであり、今年もその戦いを続けていく」

    「私にとっては、出張が増えることになるだろう。これまで主にミルトンキーンズにいたが、今後はイタリアとの往復が増える。特にファエンツァにはチームの大半が拠点を置いている」

    アラン・パーメイン レーシングブルズアラン・パーメインは複数のレースウィナーと共に戦ってきた経験を持つ

    豊富な経験でスムーズな移行に自信
    チーム運営の責任者としての経験も長いパーメインは、新たな役職へのスムーズな移行にも自信を見せた。

    「スポーティングディレクターという職務は、いい準備になる。もちろんチーム代表はもっと大きな役割だけどね」

    「スポーティングディレクターは60~70人の部門を管理し、FIAの委員会にも参加する。レギュレーション、ペナルティ、抗議といった面でFIAやスチュワードとも協力する。そういった経験がこの仕事に役立つのは間違いないが、もちろん新たに学ぶべきこともある」

    「とはいえ、自分はこの役割に挑む準備ができているし、うまくやれると確信している」

    アラン・パーメイン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チームレースディレクター職は空席のまま運営へ
    また、パーメインは自身の昇格に伴い、レーシングディレクター職を新たに任命しない方針も明かした。

    「現時点ではその役職を埋めるつもりはない。すぐに何かを変えることはない」と述べた。

    「マッティア(スピーニ)がステップアップする。彼は優秀なチーフレースエンジニアで、もっと多くの責任を担いたいという意欲もあるし、それができる能力もある」

    「私はその面でもローランよりも多く関わることになるだろう。特に最初のうちは移行がスムーズに進むようにね。でも、その点で心配はしていない。ミルトンキーンズとファエンツァのトラックサイドチームはとても強固だ」

  • ローソン レッドブルF1での短命昇格に「試す機会すら与えられなかった」

    ローソン レッドブルF1での短命昇格に「試す機会すら与えられなかった」

    リアム・ローソンは、レッドブル昇格中に自身が取り組んでいた改善策を試す機会すら与えられなかったことに対し、悔しさをにじませた。

    ニュージーランド出身のローソンは、オーストラリアGPと中国GPの2戦のみでレッドブルから降格となった。特にデビュー戦となったメルボルンでは混乱の中で2番手のファステストラップを記録するも、全体的なパフォーマンスにはチーム側の期待に応えることができなかった。

    この決断について、当時のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ペレスの後任としての起用が「時期尚早だった」と認めており、F1フルシーズン経験のないローソンにとっては厳しい昇格だった。

    当時を振り返りながらローソンは、改善に向けた取り組みが進行中だったことを明かしたうえで、実戦投入の機会がなかったことを残念に思っている。

    「僕は、その2戦では行ったことのないサーキットだったし、マシンを本当に理解するにはまったく時間が足りなかった」とローソンはRacingNews365を含むメディアに語った。

    「マシンがどれだけ速いかなんて言えるほどの感触も得られていなかった。僕にとって乗りやすくするために色々と改善策を進めていたけど、それを試す前に終わってしまった。だからコメントできるのは、僕がほとんどの時間を費やしているレーシングブルズのマシンについてだけなんだ」

    「僕らは常に学び、開発し、試している。みんながマシンを進化させている中で、1回のアップグレードで0.3秒もタイムが短縮されるなんてことはない。0.05秒を見つけるような世界なんだ」

    「そしてこれは僕にとって初めてのフルシーズン。学ぶべきことはまだまだたくさんある」

  • フォーミュラE王者 愛弟子リンドブラッドを激推し「F1に行くべき逸材」

    フォーミュラE王者 愛弟子リンドブラッドを激推し「F1に行くべき逸材」

    フォーミュラE王者のオリバー・ローランドが、自身の長年の教え子であるアービッド・リンドブラッドに惜しみない称賛を送っている。17歳のリンドブラッドは将来のF1スターと目されており、レッドブルはF1昇格を視野に入れた「広範なプログラム」を水面下で進めているという。

    ローランドは元ルノーおよびウィリアムズのF1開発ドライバーであり、リンドブラッドがわずか7歳のカート少年だった頃からメンターとして成長を見守ってきた。

    そして今月初め、リンドブラッドがF1イギリスGPのFP1(フリー走行1回目)で公式F1デビューを果たす姿を誇らしく見つめていた。

    このセッションでリンドブラッドはマックス・フェルスタッペンとともにレッドブルのマシンをドライブし、F2チーム「カンポス・レーシング」所属ながらP14(14番手)という結果を記録。トップのフェルスタッペンとの差はわずか0.5秒だった。

    誇り高き瞬間
    「本当に誇らしい瞬間だったよ」とローランドはオランダの『RacingNews365』に語った。

    「7歳の少年だった彼が、マックスと一緒にレッドブルのF1マシンに乗っている姿を見るなんてね。本当に感慨深いよ」

    週末前は感情的になっていたと明かす一方で、実際のセッションが始まると二人とも“仕事モード”だったという。

    「週末前は感情が込み上げていたけど、いざガレージに入るといつも通りでね。やるべき仕事があった。彼は本当に良い仕事をしてくれたし、チームも彼の走りには満足していたと思う。必要なものはすべて出し切っていたよ」

    アービッド・リンドブラッド レッドブル・レーシングフォーミュラE王者であり、アービッド・リンドブラッドのメンターでもあるオリバー・ローランド

    F1昇格へのプロセスはすでに始動
    F2ルーキーイヤーのリンドブラッドはすでに2勝を挙げており、F1評価走行と並行して実力を着実に示している。彼はレッドブルのTPC(旧型車テスト)プログラムにも積極的に関わっており、今後も複数のFP1セッションへの出走が予定されている。

    「F1に入るだけの才能は十分にある。これは最も重要なことだ」とローランドは太鼓判を押す。

    「ただ、FP1というのはなかなか難しい。注目度が高く、周回数も限られるからね。我々としては“チェックボックスに印を付ける”ような目的だった。チームが必要とするフィードバックを提供し、彼にとっては初めての経験を積むことが目的だったんだ」

    そして、こう続けた。

    「彼をF1に備えさせるために、舞台裏ではもっと大きなプログラムが進行していると思う。僕は彼がF1に行くと信じているよ」

    早ければ2026年にレーシングブルズ昇格の可能性も
    レッドブルのモータースポーツ顧問ヘルムート・マルコもリンドブラッドを高く評価しており、早ければ来季にもレーシングブルズのシートを得る可能性が取り沙汰されている。

    ローランドの言葉通りなら、リンドブラッドは“将来のF1ドライバー”どころではない──“将来のスター”である。今後の動向から目が離せない。

  • レーシングブルズ 新F1チーム代表アラン・パーメインの歩みと人物像

    レーシングブルズ 新F1チーム代表アラン・パーメインの歩みと人物像

    レッドブルの人事再編により、レーシングブルズの新たなチーム代表にアラン・パーメインが就任した。ローラン・メキースの本家レッドブル昇格を受けての抜擢であり、F1で30年以上のキャリアを持つベテランエンジニアがついにチーム運営の最前線に立つことになる。

    ベネトン時代からF1の現場で長く実績を重ねてきたパーメインは、ルノー、ロータス、アルピーヌを通して数多くのドライバーと仕事をし、勝利と栄光を支えてきた縁の下の力持ちだ。今回はそんな彼の歩みと人物像を詳しくひもといていく。

    ベネトンで始まったF1キャリア
    エレクトロニクス技術の徒弟修行を終えたパーメインがF1界に飛び込んだのは1989年。ベネトン・チームに加わり、最初はファクトリー勤務からキャリアをスタートさせた。

    「22歳になったばかりで、F1で働く仕事に就けたんだ。夢のようだった」と、2020年のF1公式ポッドキャスト『Beyond The Grid』で当時を回想している。

    翌1990年にはテストチームの電子技術者として活動し、さらに同年のF1アメリカGP(フェニックス市街地)からレースチームに加わるなど、急速に現場経験を積んでいった。

    F1チーム代表1989年、ベネトンに加入したアラン・パーメイン。当時のドライバーはジョニー・ハーバートとアレッサンドロ・ナニーニだった

    レースエンジニアとしての躍進
    その後もベネトンとともに成功を重ね、1995年にはマイケル・シューマッハと共にコンストラクターズタイトルを獲得。1996年にはジュニアレースエンジニアとしてジャン・アレジを担当し、翌年からは正式なレースエンジニアとしてキャリアを積んでいく。

    この間、ジャルノ・トゥルーリやジャンカルロ・フィジケラらと仕事を共にし、2004年モナコGPでトゥルーリが優勝した際にはレースエンジニアとしての「特別な勝利」を経験したと語っている。

    また、ルノー時代の2005年・2006年にはチームとして2年連続のダブルタイトルを達成。フェルナンド・アロンソとは直接コンビを組んではいなかったものの、その栄光の一端を担っていた。

    チーフエンジニア、そして有名な無線交信
    2007年にはルノーのチーフレースエンジニアに昇格。2011年から2016年には、すべてのサーキットでのエンジニアリング業務を統括する立場となった。なお、2012年から2015年の間はチームが「ロータス」の名称で参戦していた。

    F1 チーム代表パーメインは数多くのドライバーと仕事を共にしてきた。写真はロータス時代のキミ・ライコネンと

    その間の名場面のひとつが2013年インドGP。ロマン・グロージャンを前に行かせるようキミ・ライコネンに指示を出す無線で、「くそったれ、どけ」と荒々しく叫んだやり取りは今も語り草だ。

    「今になって思えば対応の仕方を変えるべきだったかもしれない。ただ、当時はキミが自己中心的に振る舞い、チームに貢献できる状況を無視していたように感じたんだ」と後に振り返っている。

    スポーティングディレクターとしての時代、そして別れ
    2016年、ルノーがチームを再び買収すると、パーメインはスポーティングディレクターに任命される。2020年にはチーム名が「アルピーヌ」に変更されたが、その後も現場でのリーダー的存在として貢献を続けた。

    ハイライトの一つが2021年ハンガリーGPでのエステバン・オコンによる劇的勝利だったが、組織再編の波に飲まれ、2023年ベルギーGPを最後にチームを離脱。当時のチーム代表オトマー・サフナウアーとともに退任した。

    レーシングブルズでの再出発、そして代表就任
    F1界を一時離れたパーメインだったが、2024年1月にローラン・メキース体制下のレーシングブルズにレーシングディレクターとして復帰。再びF1の最前線に戻った。

    F1チーム代表 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム2024年、パーメインはレーシングディレクターとしてローラン・メキース率いるRBに加入した

    それから1年半後、メキースのレッドブルCEO就任に伴い、チーム代表としての新たなチャレンジが始まる。

    「チーム代表という役割を引き受けられることを光栄に思う。オリバー(ミンツラフ)とヘルムート(マルコ)に感謝したい」とパーメインはコメント。

    「これまでピーター(バイエル)やローランが進めてきた取り組みを、今後も継続して前進させていく。新たな挑戦だが、このチームの全員が支えてくれると確信している」

  • リアム・ローソン 2026年もレーシングブルズF1残留とニュージーランド紙

    リアム・ローソン 2026年もレーシングブルズF1残留とニュージーランド紙

    リアム・ローソンは、2026年のF1シーズンにおいてもレーシングブルズでの現在のレースシートを維持する見通しだと、母国ニュージーランドの報道機関が伝えている。

    2025年シーズンの開幕時、ローソンはセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルのトップチームに昇格し、F1世界王者マックス・フェルスタッペンのチームメイトに抜擢された。

    しかし、その夢のような昇格は悪夢へと一変。連続してポイントを逃す苦戦が続き、わずか2戦で降格処分を受ける結果となった。

    代わってレーシングブルズに復帰したローソンは、新人アイザック・ハジャーに後れを取る形が続いているが、オーストリアGPで6位に入賞し、チームにとって今季最高成績をもたらしている。

    リアム・ローソンはオーストリアGPで6位入賞を果たし、レーシングブルズに今季最高成績をもたらした。

    レース後、ローソンは「良い週末を結果につなげられて安心した」と語り、この勢いを今後に生かしていきたいと述べた。

    「何かに応える一番の方法は、良いパフォーマンスを出すこと。それを目指して毎週末取り組んでいる」とローソンはMotorsport Weekなどのメディアに語った。

    「F1にはさまざまな変数があって、時にはすべてが揃っていても結果が出ないことがある。スピードはずっとあったと思うけど、それが必要なときに噛み合わなかった。オーストリアではうまくいったけど、それを続けていくことが大事だ」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チームアービッド・リンドブラッドはシルバーストンでF1週末デビューを果たした。

    ローソンのチームメイト候補は?

    『ニュージーランド・ヘラルド』によると、レッドブルは2026年シーズンに向けてローソンにフルシーズンの機会を与える方向で考えているという。ローソンは2023年にレーシングブルズ(当時はアルファタウリ)でF1デビューを果たしており、その経験値と将来性が高く評価されている。

    同紙は、2026年にF1のレギュレーションが大きく変わるなかで、ローソンがその技術的転換期におけるチームの主軸として理想的だとレッドブルが見なしていると伝える。

    一方で、ローソンのチームメイトとなる可能性のあるドライバーについては、角田裕毅の今後の成績次第だという。

    現在、角田はレッドブル昇格後に深刻なスランプに陥っており、ここ5戦連続でポイントを逃している。もし今季終了時点で放出されることになれば、ハジャーがトップチームに昇格し、その後任としてF2デビュー年から好成績を残しているアービッド・リンドブラッドが昇格するシナリオが現実味を帯びてくる。

    リンドブラッドはシルバーストンでレーシングブルズのRB21をドライブし、フェルスタッペンのFP1タイムからわずか0.5秒差というパフォーマンスを披露。レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコもその走りを高く評価している。

    「我々の見解では、彼は素晴らしい仕事をした」とマルコはSpeedweekに語っている。

    「彼のスピードは申し分なく、コメントも的確で、エンジニアたちも非常に満足していた。シルバーストンの翌週には再びRB21で100周以上を走り、優れた体力と競争力のあるラップタイムを示した」

    2026年に向けての体制再編において、ローソンを軸に据えた新たな布陣が着々と固まりつつあるようだ。レッドブルの決断が確定するのは、角田とハジャーの今後のパフォーマンス次第となる。